JP4689099B2 - Surgical clip applier - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外科治療において身体組織にクリップを付与する外科用クリップ付与装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、内視鏡手術において、腹部に小さな切開を施し、その切開口に体内と体外とのガイドとなる細長いチューブやカニューレなどの医療用具を挿入し、それらを通して外科用クリップ付与装置を挿通させ、この外科用クリップ付与装置によって、体内の例えば、気管、血管、ダクト、それ以外の身体組織にクリップを付与し、止血することなどが行われている。
【０００３】
この種の外科用クリップ付与装置として、例えば、特開平１０−１１８０８３号公報に記載されたものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載された外科用クリップ付与装置は、多数の部品点数を要し、構成が複雑で、その組立が困難であり、結果として製造コストが高くなるという問題を有している。
【０００５】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みなされたもので、部品点数を減少させ、その構成を簡単にして、製造コストを低減することができる外科用クリップ付与装置を提供することをその目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、請求項１記載の発明は、ハンドル部と、ハンドル部から先端側に延びるシャフト部と、前記シャフト部内に固定されて、シャフト部内に直列に配置された複数のクリップを軸方向に誘導する誘導機構と、該シャフト部の先端部近傍に配置され離間位置と近接位置との間を移動可能となった一対のジョー要素を備えたジョーと、シャフト部内を伸びて前記ハンドル部の操作に応じて軸方向に移動可能となったプッシュロッドと、プッシュロッドの軸方向の移動に応じて前記ジョーのジョー要素を近接位置に移動させるためのジョー閉鎖部材と、シャフト部内に配設されて、前記ジョーの一対のジョー要素間に前記クリップを１個ずつ順番に押し込むクリップ供給機構と、を備え、身体組織にクリップを付与する外科用クリップ付与装置であって、前記クリップ供給機構は、シャフト部内を伸びて前記ジョー要素間にクリップを供給するクリップキャリーと、クリップキャリーを軸方向後方へと付勢する付勢手段と、プッシュロッドに取り付けられると共にクリップキャリーに係止する方向へ自己の弾性力によって弾発された係止部を有する弾性変形可能な係止部材と、前記係止部材より前方でシャフト部内で固定されて前記係止部材の係止部をクリップキャリーとの非係止位置へと移動させるリセット部材と、からなり、前記誘導機構は、クリップケースと該クリップケースの上側に被されるクリップケースカバーとから構成され、クリップケースとクリップケースカバーとが結合されてクリップケース内部空間を画成しており、クリップケース内部空間内には、クリップを前方へと付勢するクリップスプリングが配設され、該クリップスプリングの後端からのバネ力を、クリップケースとクリップケースカバーとのいずれか一方で受けると共に、該クリップケースとクリップケースカバーとは、前記クリップケースとクリップケースカバーとのうちの前記クリップスプリングの後端からのバネ力を受ける側のものを他方に対して相対的に後方へスライドさせることにより、結合され、前記クリップケースとクリップケースカバーとのうちの前記前記クリップスプリングの後端からのバネ力を受ける側のものを他方に対して相対的に前方へスライドさせることにより、結合が外れることを特徴とする。
【０００７】
ハンドル部を操作して、プッシュロッドをシャフト部内で前進させると、プッシュロッドに取り付けられたクリップ供給機構の係止部材が一体的に前進する。係止部材の係止部は、クリップキャリーに係止しているために、クリップキャリーも前記付勢手段に抗して前進する。そして、クリップキャリーは、誘導機構によって誘導されたクリップをジョー要素間に押し込む。次いで、シャフト部内をプッシュロッドと共に前進していた係止部材が、前方でシャフト部内に固定されたリセット部材の所まで達する。すると、リセット部材が弾性変形可能となった係止部材を変形させてその係止部を前記クリップキャリーとの非係止位置へと移動させるために、クリップキャリーは、係止部材から解放されて、付勢手段によって後方へと戻る。さらに、ハンドル部の操作を続けると、プッシュロッドの移動に応じてジョー閉鎖部材がジョーのジョー要素を近接位置へと移動させるために、クリップキャリーによってジョー要素間に押し込まれていたクリップがジョー要素間で圧し潰されて、身体組織に付与される。
【０００８】
係止部材自身を弾性変形可能な部材で構成するために、別部品としてのバネなどの構成部品を省略することができて、少ない部品で構成を簡単にすることができ、製造コストを低減することができる。
また、クリップケースとクリップケースカバーを結合するときには、クリップケースとクリップケースカバーのいずれか一方を他方に対して後方へスライドさせることによって行う。結合した後は、クリップスプリングからの後方へのスプリング力を受けるクリップケースとクリップケースカバーのいずれか一方が、そのスプリング力によって後方へスライドしようとしても、結合が外れることはない。こうして、クリップスプリングのスプリング力で、不用意にクリップケースとクリップケースカバーとの結合が外れることを防止することができる。
【０００９】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の前記係止部材が、「へ」字状をなしており、その頂上部に前記クリップキャリーに係止する係止部が設けられ、一方の辺部に前記プッシュロッドに枢着される枢着部が設けられ、他方の辺部に板バネ部が設けられ、前記リセット部材は、前記係止部材に作用して前記係止部を下方方向へと押圧するカム面を有することを特徴とする。
【００１０】
係止部材の頂上部に形成された係止部が、前記クリップキャリーに常時は係止されているが、リセット部材が係止部材によって作用することによって、係止部が下方方向へと押圧されて、係止部をクリップキャリーからの非係止位置へと移動させることができる。
【００１１】
請求項３記載の発明は、請求項１記載の前記係止部材が、自己の弾性力によって前記プッシュロッドの軸方向に平行な姿勢になるように付勢された平板状の板バネからなると共に、上下方向に起立した姿勢で左右方向に揺動可能に前記プッシュロッドに取り付けられており、その頂上部に前記クリップキャリーに係止する係止部が設けられ、前記リセット部材は、前記係止部材に作用して前記係止部を左または右方向へ押圧するカム面を有することを特徴とする。
【００１２】
係止部材の頂上部に形成された係止部が、前記クリップキャリーに常時は係止されているが、リセット部材が板バネによって作用することによって、係止部が左または右方向へと押圧されて、係止部をクリップキャリーからの非係止位置へと移動させることができる。
また、請求項４記載の発明は、ハンドル部と、ハンドル部から先端側に延びるシャフト部と、前記シャフト部内に固定されて、シャフト部内に直列に配置された複数のクリップを軸方向に誘導する誘導機構と、該シャフト部の先端部近傍に配置され離間位置と近接位置との間を移動可能となった一対のジョー要素を備えたジョーと、シャフト部内を伸びて前記ハンドル部の操作に応じて軸方向に移動可能となったプッシュロッドと、プッシュロッドの軸方向の移動に応じて前記ジョーのジョー要素を近接位置に移動させるためのジョー閉鎖部材と、シャフト部内に配設されて、前記ジョーの一対のジョー要素間に前記クリップを１個ずつ順番に押し込むクリップ供給機構と、を備え、身体組織にクリップを付与する外科用クリップ付与装置であって、前記クリップ供給機構は、シャフト部内を伸びて前記ジョー要素間にクリップを供給するクリップキャリーと、クリップキャリーを軸方向後方へと付勢する付勢手段と、プッシュロッドに取り付けられると共にクリップキャリーに係止する方向へ自己の弾性力によって弾発された係止部を有する弾性変形可能な係止部材と、前記係止部材より前方でシャフト部内で固定されて前記係止部材の係止部をクリップキャリーとの非係止位置へと移動させるリセット部材と、からなり、前記係止部材は、自己の弾性力によって前記プッシュロッドの軸方向に平行な姿勢になるように付勢ｈされた平板状の板バネからなると共に、上下方向に起立した姿勢で左右方向に揺動可能に前記プッシュロッドに取り付けられており、その頂上部に前記クリップキャリーに係止する係止部が設けられ、前記リセット部材は、前記係止部材に作用して前記係止部を左または右方向へ押圧するカム面を有することを特徴とする。
ハンドル部を操作して、プッシュロッドをシャフト部内で前進させると、プッシュロッドに取り付けられたクリップ供給機構の係止部材が一体的に前進する。係止部材の係止部は、クリップキャリーに係止しているために、クリップキャリーも前記付勢手段に抗して前進する。そして、クリップキャリーは、誘導機構によって誘導されたクリップをジョー要素間に押し込む。次いで、シャフト部内をプッシュロッドと共に前進していた係止部材が、前方でシャフト部内に固定されたリセット部材の所まで達する。すると、リセット部材が弾性変形可能となった係止部材を変形させてその係止部を前記クリップキャリーとの非係止位置へと移動させるために、クリップキャリーは、係止部材から解放されて、付勢手段によって後方へと戻る。さらに、ハンドル部の操作を続けると、プッシュロッドの移動に応じてジョー閉鎖部材がジョーのジョー要素を近接位置へと移動させるために、クリップキャリーによってジョー要素間に押し込まれていたクリップがジョー要素間で圧し潰されて、身体組織に付与される。
係止部材自身を弾性変形可能な部材で構成するために、別部品としてのバネなどの構成部品を省略することができて、少ない部品で構成を簡単にすることができ、製造コストを低減することができる。
また、係止部材の頂上部に形成された係止部が、前記クリップキャリーに常時は係止されているが、リセット部材が板バネによって作用することによって、係止部が左または右方向へと押圧されて、係止部をクリップキャリーからの非係止位置へと移動させることができる。
【００１３】
請求項５記載の発明は、請求項１〜４のいずれか１項に記載の前記誘導機構内に、最後のクリップがクリップキャリーによってジョー要素間に押し込まれると、クリップキャリーの後退を阻止する阻止手段が備えられており、クリップキャリーの後端には、前記プッシュロッドの後退を阻止するストッパー片部が形成されることを特徴とする。
【００１４】
最後のクリップをクリップキャリーがジョー要素間に押し込むと、阻止手段によってクリップキャリーの後退が阻止されるために、クリップキャリーの後端に形成されたストッパー片部によってプッシュロッドの後退を阻止させることができる。このような動きによって、操作者にすべてのクリップを使ったことを知らしめることができる。クリップキャリーが直接プッシュロッドの後退を阻止させるために、少ない部品で構成を簡単にすることができ、製造コストを低減することができる。
【００１５】
請求項６記載の発明は、請求項１〜５のいずれか１項に記載の前記ジョー閉鎖部材が、前記プッシュロッドに一体的に連結されることを特徴とする。または、ジョー閉鎖部材は、プッシュロッドと一体に形成することも可能である。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
【００１８】
図１は本発明に係る外科用クリップ付与装置の全体斜視図である。この外科用クリップ付与装置１０は、全体として、ハンドル部１２と、ハンドル部１２から先端側に延びるシャフト部１４と、シャフト部１４内に配設される誘導機構１６と、シャフト部１４の先端部近傍に配置されたジョー１８と、シャフト部１４内を伸びて前記ハンドル部１２の操作に応じて軸方向に移動可能となったプッシュロッド２０と、プッシュロッド２０の軸方向の移動に応じて前記ジョー１８のジョー要素を近接位置に移動させるためのジョー閉鎖部材２２と、シャフト部１４内に配設されて、前記ジョー１８の一対のジョー要素間にクリップを１個ずつ順番にセットするクリップ供給機構２４と、を備えている。以下に、各部の詳細説明を行う。
【００１９】
［１］ハンドル部１２
図１に示したように、ハンドル部１２は、グリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２とを有しており、これらのグリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２とで、グリップケース１２４を構成して、その内部にケース内部空間を画成している。グリップケース１２４には、操作者が握るのに適した握り部１２４ａが形成される。図２に示したように、ケース内部空間には、トリガ１２３が軸着されており、トリガ１２３のピン貫通孔１２３ａをグリップケース１２４のケース内部空間に突設されたピン１２４ｂが貫通している。トリガ１２３の下端部は、グリップケース１２４から突出して、握り部１２４ａに対して接近・離反可能に揺動運動するようになっている。握り部１２４ａを握った操作者は、トリガ１２３を引く操作によって、後述のように、クリップＣをジョー１８にセットし、クリップＣを締付けて、身体組織の所望部位に付与する一連の動作を行うことができる。
【００２０】
図２に示したように、トリガ１２３の上端部は、前記シャフト部１４と同一線上に配置されるプッシュバー１２６に形成された突起１２６ａに係合している。プッシュバー１２６は、ケース内部空間において、シャフト部１４の軸方向に移動可能に配設されており、トリガ１２３の揺動運動が、プッシュバー１２６のシャフト部１４軸方向の移動に変換される。図３に示したように、プッシュバー１２６の後端部には、下方に膨出した部分が形成されており、この膨出部分の下面にラチェット歯１２６ｂが形成されている。このラチェット歯１２６ｂの各歯は、直角二等辺三角形の形状をしている。ラチェット歯１２６ｂが形成された膨出部分の前側と後側は、逃げ部１２６ｃ、１２６ｄとなっている。プッシュバー１２６の先端部は軸部１２６ｅが伸びており、その先端には、後述のプッシュロッド２０のプッシュロッド・リア２０２の後端の被受部２０２ａを回転可能に収容する受部１２６ｆが形成されている。受部１２６ｆは、筒形の一部周面が切り欠かれた形状となっている。
【００２１】
さらに、ケース内部空間には、ラチェット部材１２８が軸着されており、ラチェット部材１２８のピン貫通孔１２８ａをグリップケース１２４のケース内部空間に突設されたピン１２４ｃが貫通している。ラチェット部材１２８は、図４に示したように、その先端頭部が山形状に形成されて、その山形の両斜面にそれぞれラチェット歯１２８ｂ、１２８ｃが形成されている。これらのラチェット歯１２８ｂ、１２８ｃは、前記プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂと噛合い可能となるべく、直角二等辺三角形の形状をしている。ラチェット部材１２８の下部は、可撓性を有する薄板状の板バネ部１２８ｄとなっている。ラチェット部材１２８の板バネ部１２８ｄは、グリップケース１２４のケース内部空間に形成されたゲート１２４ｄ内を通過しており、このゲート１２４ｄ内に板バネ部１２８ｄが存在する範囲で、ラチェット部材１２８は前記ピン１２４ｃを中心として回動可能となっている。
【００２２】
グリップケース１２４の先端口には、回転コマ１３０が回転可能に配設される。回転コマ１３０は、図５に示すように、ケース内部空間に配置される基部１３０ａを有している。前記基部１３０ａには、外径方向に伸びる複数のリブ１３０ｂが形成されており、これらのリブ１３０ｂの間に、グリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２のケース面にそれぞれ切り起こしにより形成された弾性片１２１ａと、１２２ａ（１２２ａのみ図１に示す）とが噛合うことが可能となっている。また、回転コマ１３０の基部１３０ａよりも先端側には、ネジ部１３０ｃが形成されている。
【００２３】
前記プッシュバー１２６の軸部１２６ｅの外周には、リターンスプリング１３２が巻回されており、リターンスプリング１３２の先端は、前記回転コマ１３０の内部に形成された段部１３０ｄ（図５（ｂ））に当接している。また、リターンスプリング１３２の後端は、プッシュバー１２６の段部１２６ｇに当接しており、プッシュバー１２６は、リターンスプリング１３２によって、常時後退する方向に付勢されている。また、前記プッシュバー１２６の受部１２６ｆ及び軸部１２６ｅの先端は、プッシュバー１２６をリターンスプリング１３２の付勢力に抗して前進させると、前記回転コマ１３０を挿通してハンドル部１２から突出可能となっている。
【００２４】
以上のように構成されるハンドル部１２のみの作用をまず説明する。操作者が前記握り部１２４ａを握り、トリガ１２３を引いて握り部１２４ａに接近させると、トリガ１２３の上端がプッシュバー１２６の突起１２６ａに係合していることから、プッシュバー１２６は、前進即ち、シャフト部１４の方へと移動する。これにより、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂに当たり、図６に示すように、その先端頭部が前側、即ちシャフト部１４側へと押し倒される。そして、ラチェット歯１２８ｂがプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂと噛合う。同時に、板バネ部１２８ｄはゲート１２４ｄの図６中右端にある柱に当たりつつ、図６中、右に凸となるように曲げられる。この板バネ部１２８ｄのバネ力によって、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂの方へ押し付けられ、特に図６の右上方へと押し付けられる。プッシュバー１２６の前進を続けると、ラチェット部材１２８の先端頭部が、図６の右上方と左下方との間を揺動して、そのラチェット歯１２８ｂがラチェット歯１２６ｂから適宜逃げながら、ラチェット歯１２６ｂに対して相対移動する。トリガ１２３の揺動運動を停止して、プッシュバー１２６の前進運動が停止すると、ラチェット部材１２８の先端頭部が右上方に向けてラチェット歯１２６ｂの方へと押圧されて、ラチェット歯１２８ｂとラチェット歯１２６ｂとの間の噛み合いが確保され、プッシュバー１２６の停止が保持される。このとき、プッシュバー１２６には、リターンスプリング１３２の付勢力によって、プッシュバー１２６を後退させようとする力が作用するが、ラチェット歯１２８ｂとラチェット歯１２６ｂとが噛み合っており、ラチェット歯１２８ｂは、プッシュバー１２６の後退を許容する方向に逃げることができないために、プッシュバー１２６の後退は禁止される。
【００２５】
トリガ１２３をさらに引いて、プッシュバー１２６がさらに前進すると、図７に示すように、ラチェット部材１２８のラチェット歯１２８ｂとプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂとの噛み合いがはずれ、ラチェット部材１２８の先端頭部は、逃げ部１２６ｄの所に入る。こうして、プッシュバー１２６は、ラチェット部材１２８から解放される。
【００２６】
トリガ１２３への力を解除すると、リターンスプリング１３２の付勢力によって、プッシュバー１２６は後退する。このとき、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂに当たり、図８に示すように、その先端頭部が後側、即ち反シャフト１４側へと押し倒される。そして、ラチェット歯１２８ｃがプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂと噛合う。同時に板バネ部１２８ｄはゲート１２４ｄの図８中左端にある柱に当たりつつ、図８中、左に凸となるように曲げられる。この板バネ部１２８ｄのバネ力によって、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂの方へ押し付けられ、特に図８の左上方へと押し付けられる。プッシュバー１２６の後退を続けると、ラチェット部材１２８の先端頭部が、図８の左上方と右下方との間を揺動して、そのラチェット歯１２８ｃがラチェット歯１２６ｂから適宜逃げながら、ラチェット歯１２６ｂに対して相対移動する。仮に、図８のような途中状態で、再びトリガ１２３を引いて、プッシュバー１２６を前進させようとすると、ラチェット歯１２８ｃとラチェット歯１２６ｂとが噛み合っており、ラチェット歯１２８ｃは、プッシュバー１２６の前進を許容する方向に逃げることができないために、プッシュバー１２６の前進は禁止される。
【００２７】
そして、プッシュバー１２６がさらに後退すると、図２の状態に戻り、ラチェット部材１２８のラチェット歯１２８ｃとプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂとの噛み合いがはずれ、ラチェット部材１２８の先端頭部は、逃げ部１２６ｃの所に入る。こうして、プッシュバー１２６は、ラチェット部材１２８から解放される。
【００２８】
以上のプッシュバー１２６とラチェット部材１２８との作用によって、トリガ１２３の完全な引き動作と完全な解除動作とからなる一サイクルの動作が確実に行われるようにして、中途半端な動作は阻止し、後述のようにクリップＣの付与と次のクリップＣの準備とが確実に行われるようにしている。
【００２９】
このハンドル部１２においては、ラチェット部材１２８自身が板バネ部１２８ｄを備えているために、別途のバネ部材を省略することができて、部品点数を低減させることができる。
【００３０】
尚、この実施形態のハンドル部１２は、リターンスプリング１３２を除き、すべてプラスチック製となっており、使用後は、リターンスプリング１３２を取り除くことで、分別処分が可能となっている。
【００３１】
［２］シャフト部１４
次に、シャフト部１４は、図１に示すように、回転ノブ１４２と、ガイドパイプ１４４とから構成される。
【００３２】
図９に示すように、回転ノブ１４２は、その内周面に前記ハンドル部１２の回転コマ１３０のネジ部１３０ｃに螺合するネジ部１４２ｂが形成されている。また、ガイドパイプ１４４の後端に形成された鍔部１４４ａが、回転コマ１３０の先端面と、回転ノブ１４２の内周面に形成された段部１４２ａとの間に挟着される。これで、回転ノブ１４２、ガイドパイプ１４４及び回転コマ１３０は一体的に結合される。従って、操作者が、回転ノブ１４２を回転することにより、ガイドパイプ１４４及び回転コマ１３０が一体に回転し、ガイドパイプ１４４内に配設される以下に説明する部品も一体に回転する。よって、操作者がクリップＣを付与する向きを回転させたい場合には、回転ノブ１４２を回転することにより、適宜調整することができる。
【００３３】
［３］誘導機構１６
次に、誘導機構１６は、シャフト部１４のガイドパイプ１４４の前方部分で且つ、ガイドパイプ１４４の円形横断面内において、そのほぼ上半分を占有しており、クリップケース１６２と、クリップケースカバー１６４とから構成される。
【００３４】
図１０及び図１１に示したように、クリップケース１６２は、複数のクリップＣが直列に載置される底面１６２ａと、該底面１６２ａの両側に形成された側部１６２ｂとを有しており、側部１６２ｂの上端は底面１６２ａとほぼ平行になるように屈曲されて、側部１６２ｂは、クリップＣの側部を包み込んでいる。クリップケースカバー１６４は、クリップケース１６２の上側に被されて、クリップケース１６２と共に、クリップケース内部空間を画成する。
【００３５】
このクリップケース内部空間内には、複数のクリップＣと、最後部のクリップＣよりも後方にあってクリップＣを押圧するクリップ押出しバー１６６と、クリップ押出しバー１６６を前方方向に付勢するクリップスプリング１６８とが収容される。クリップＣは、略Ｕ字形状をなしており、その基端部を後方に向けてクリップケース１６２の底面１６２ａに並べられる。
【００３６】
また、クリップケース１６２の側面１６２ｂには、軸方向に離間して、略逆Ｌ字状をした係止片部１６２ｃが複数形成されている。この略逆Ｌ字状の係止片部１６２ｃは、上方に伸びる垂直部１６２ｃ１と、垂直部１６２ｃ１から直角に曲がって後方へと軸方向に伸びる平行部１６２ｃ２とから構成される。
【００３７】
クリップケースカバー１６４の側縁端には、前記係止片部１６２ｃに対応して、軸方向に離間して複数の切欠部１６４ａと、この切欠部１６４ａに隣接して他の部分よりも低くなった支持面１６４ｂが形成されている。
【００３８】
クリップケース１６２とクリップケースカバー１６４とを結合するには、図１２に示したように、クリップケース１６２の係止片部１６２ｃの位置をクリップケースカバー１６４の切欠部１６４ａの位置に合わせて、係止片部１６２ｃを切欠部１６４ａに挿入する（図１２（ａ））。次に、クリップケースカバー１６４をクリップケース１６２に対して前方へスライドさせて（図１２（ａ）の矢印方向）、クリップケース１６２の係止片部１６２ｃの平行部１６２ｃ２が、クリップケースカバー１６４の支持面１６４ｂ上にくるようにする。これにより、支持面１６４ｂに係止片部１６２ｃが支持されて、クリップケース１６２とクリップケースカバー１６４とが一体化される。
【００３９】
クリップスプリング１６８の後端は、後述のクリップケース１６２の後端に連結されるリセットバー２４８に当接されるため、クリップスプリング１６８のスプリング力は、クリップケース１６２を相対的にクリップケースカバー１６４に対して後方へ押し出す力となって、クリップケース１６２に作用する。このような力をクリップケース１６２が受けたとしても、クリップケース１６２は、クリップケースカバー１６４に対して相対的に前進しなければ、クリップケース１６２とクリップケースカバー１６４との間の結合は外れないために、不用意にクリップケース１６２とクリップケースカバー１６４との結合が外れることはない。
【００４０】
図１０に戻り、クリップケースカバー１６４の先端部には、後述のクリップ供給機構２４のクリップキャリー２４２の先端が進入するための長孔１６４ｃが形成されている。また、クリップケース１６２には、このクリップケースカバー１６４の長孔１６４ｃに対応した部分に、先頭のクリップＣの基端部を抑えて、クリップＣが不用意に飛び出さないようにする爪部１６２ｅが形成されている。
【００４１】
さらに、クリップケース１６２の爪部１６２ｅよりも若干後方位置には、底面１６２ａから切り起こされた弾性片１６２ｆが形成されている。弾性片１６２ｆは、前記クリップ押出しバー１６６の底面に形成された凹部と係合可能となっている。この弾性片１６２ｆとクリップ押出しバー１６６とで、後述のように、最後のクリップＣがジョー１８へと押し出されたときに、後述のクリップ供給機構２４のクリップキャリー２４２の後退を阻止する阻止手段として機能する。
【００４２】
さらに、クリップケース１６２の後端には、後述のクリップ供給機構２４のリセットバー２４８と係合するための係合孔１６２ｄが形成されている。
【００４３】
［４］ジョー１８
次に、ジョー１８は、前記クリップケース１６２の下面にレーザー溶着などで一体に結合される。図１３及び図１４に示すように、ジョー１８の先端部は、二股状に割れており、それぞれが、クリップＣを挟み付ける一対のジョー要素１８ａ、１８ａとなる。これらのジョー要素１８ａ、１８ａは、その弾性を利用して、離間位置と互いに接近した接近位置との間を移動可能となっている。ジョー要素１８ａ、１８ａの上面側には、クリップＣを受け入れるための誘導傾斜面１８ｂが形成される。一方、ジョー要素１８ａ、１８ａの下面側には、それぞれカム面１８ｃ、１８ｃが形成される（図１４（ｃ））。カム面１８ｃ、１８ｃは、先端側に向かうに従って、互いの距離が離反するような傾斜面となっている。このカム面１８ｃ、１８ｃは、後述のジョー閉鎖部材２２のカム面２２ｃと関わり合うためのものである。
【００４４】
ジョー１８の後部側面には、複数の突起１８ｄ、１８ｄが形成されており、これらの突起１８ｄ、１８ｄは、シャフト部１４のガイドパイプ１４４に形成された開口１４４ｂ（図１及び図９参照）に嵌め込まれる。こうして、シャフト部１４のガイドパイプ１４４にジョー１８及び前記誘導機構１６が固定される。
【００４５】
ジョー１８の中央下面には、位置決め突起１８ｅ、１８ｅが形成され、後述のジョー閉鎖部材２２の誘導溝２２ｂ内に嵌め込まれる。
【００４６】
［５］プッシュロッド２０
次に、プッシュロッド２０は、シャフト部１４のガイドパイプ１４４の円形横断面内において、そのほぼ下半分に配置されており、図１５に示したように、プッシュロッド・リア２０２と、プッシュロッド・フロント２０４と、から構成される。これらのプッシュロッド・リア２０２とプッシュロッド・フロント２０４は、一体品で成形することにより、部品点数をより低減してもよく、または、この実施形態のように、成形性を優先させて別部品としてもよい。
【００４７】
プッシュロッド・リア２０２の後端には、前記プッシュバー１２６の受部１２６ｆに回転可能に嵌合可能となった円柱形の被受部２０２ａが形成されている。また、プッシュロッド・リア２０２の前端部には、軸方向に伸びる長孔２０２ｂが形成されており、該長孔２０２ｂには、後述の係止部材２４６が枢着される。このため、係止部材２４６の軸部２４６ａが嵌め込むための軸受凹部２０２ｄが長孔２０２ｂの側面に形成されている（図１６（ｂ）参照）。また、長孔２０２ｂの側面には、前記係止部材２４６の第２軸部２４６ｃを受け入れるための凹部２０２ｇが形成されている。
【００４８】
また、プッシュロッド・リア２０２の後部を軸方向に伸びる軸部２０２ｅは、断面十字形状をなしており、軸部２０２ｅと長孔２０２ｂとの間には、軸部２０２ｅの前端を規定する段部２０２ｆが形成されている。
【００４９】
プッシュロッド・リア２０２の前端部には、プッシュロッド・フロント２０４と連結するための凹凸形状の鉤部２０２ｃが形成されており、一方、プッシュロッド・フロント２０４には、プッシュロッド・リア２０２の鉤部２０２ｃと嵌合する凹凸形状の鉤部２０４ａが形成されている。また、プッシュロッド・フロント２０４の先端には、次のジョー閉鎖部材２２に係合する鉤部２０４ｂが形成されている。
【００５０】
［６］ジョー閉鎖部材２２
ジョー閉鎖部材２２は、前記プッシュロッド２０に連結されて、前記ジョー１８の下側に配設される。ジョー閉鎖部材２２は、前述のプッシュロッド２０と一体に形成することも可能であるが、この実施形態では、ジョー１８のジョー要素１８ａ、１８ａを確実に閉鎖させるために、プッシュロッド２０とは別部品にして金属製の板材としている。
【００５１】
図１７及び図１８に示したように、ジョー閉鎖部材２２の中央部には、係合孔２２ａが形成されており、この係合孔２２ａに前記プッシュロッド・フロント２０４の先端に形成された鉤部２０４ｂが係合される。また、その中央部の上面には、２条の誘導溝２２ｂが形成されており、この誘導溝２２ｂ内には、前記ジョー１８の位置決め突起１８ｅが挿入される。この誘導溝２２ｂに沿って前記ジョー１８の位置決め突起１８ｅが相対的にスライドすることにより、ジョー閉鎖部材２２は、ジョー１８に対して直線的に移動する。そして、ジョー閉鎖部材２２の先端部には、前記ジョー要素１８ａ、１８ａを閉鎖する方向へと移動させるためにジョー要素１８ａのカム面１８ｃと摺接するカム面２２ｃが形成されている。
【００５２】
図１９は、ジョー１８とジョー閉鎖部材２２との関係を表した図である。図１９（ａ）は、ジョー閉鎖部材２２のカム面２２ｃがジョー１８のジョー要素１８ａのカム面１８ｃよりも後方にある状態を表しており、図１９（ｂ）は、プッシュロッド２０（プッシュロッド・フロント２０４）の前進と共にジョー閉鎖部材２２が前進して、ジョー閉鎖部材２２のカム面２２ｃとジョー要素１８ａのカム面１８ｃとが関わり合って、ジョー要素１８ａ、１８ａを接近した位置へと移動させた状態を表している。
【００５３】
［７］クリップ供給機構２４
クリップ供給機構２４は、主として、図２０及び図２１に示すように、シャフト部１４の軸方向に伸びるクリップキャリー２４２と、クリップキャリー２４２を軸方向後方へと付勢するリセットスプリング２４４（付勢手段）と、リセットスプリング２４４がその周面に巻回されたスプリング軸２４５と、プッシュロッド・リア２０２の長孔２０２ｂに形成された軸受凹部２０２ｄにその軸部２４６ａが嵌め込まれて、その軸部２４６ａを中心として揺動可能となった係止部材２４６と、前記クリップケース１６２の後端に形成された係合孔１６２ｄに係合するリセットバー２４８と、から構成される。
【００５４】
クリップキャリー２４２は、シャフト部１４のガイドパイプ１４４の円形横断面内においてそのほぼ上半分を占有する誘導機構１６のさらに上側において、シャフト部１４の軸方向に伸びている（図１３参照）。そして、その先端は、図２２に示したように、前記誘導機構１６のクリップケースカバー１６４に形成された長孔１６４ｃ内へと進入しており、その先端の両側部に、誘導機構１６のクリップケース内部空間にある先頭のクリップＣをジョー１８へと押し出すための誘導片部２４２ａが形成されている。また、図２０に示したように、クリップキャリー２４２の中央後部には、垂直下方に切り起こされた切り起こし部２４２ｂが形成されており、切り起こし部２４２ｂは、前記リセットバー２４８に形成された軸方向に伸びる開口２４８ａを通り、スプリング軸２４５の後端に形成されたスリットを通りスプリング軸２４５の後端に係止されている。また、クリップキャリー２４２の後部には、係止部材２４６が係止するための係止孔２４２ｃが形成されている。さらに、クリップキャリー２４２の後端の両端部には、前記プッシュロッド・リア２０２の前記横断面十字形状をなした軸部２０２ｅを摺動するストッパー片部２４２ｄが形成されている（図２３参照）。
【００５５】
スプリング軸２４５は、前述のようにその後端にクリップキャリー２４２の切り起こし部２４２ｂが係止されると共に、その先端が、リセットバー２４８の先端部に形成された筒部２４８ｂの内部に挿入されている。そして、スプリング軸２４５の周囲に巻回されたリセットスプリング２４４は、前記リセットバー２４８の筒部２４８ｂと、クリップキャリー２４２の切り起こし部２４２ｂとに間に介挿されて、両者を常時離反する方向に付勢している。クリップキャリー２４２の切り起こし部２４２ｂは、リセットスプリング２４４を圧縮しつつ、リセットバー２４８の開口２４８ａ内を軸方向に前進可能となっている。
【００５６】
また、リセットバー２４８の筒部２４８ｂは、前記クリップケース１６２とクリップケースカバー１６４によって形成されるクリップケース内部空間の後端部に挿入されて、その筒部２４８ｂの先端は、前記クリップスプリング１６８を受けている。さらに、筒部２４８ｂの近傍には、クリップケース１６２の係合孔１６２ｄに係合する係合突起２４８ｃが形成されている。従って、リセットバー２４８は、誘導機構１６に固定される。
【００５７】
次に、係止部材２４６は、プラスチック等からなり、図２４に示したように、側面から見て「へ」字状形状をなしており、前述のように、その一方の辺部の端部において、横方向に突出する軸部２４６ａがプッシュロッド・リア２０２の長孔２０２ｂに形成された軸受凹部２０２ｄに嵌め込まれている。係止部材２４６には、その頂上部に、プッシュロッド・リア２０２からその上方へと張り出した張り出し部（係止部）２４６ｂが形成され、他方の辺部には、張り出し部２４６ｂの下方にあって、側方に突出する第２軸部２４６ｃと、第２軸部２４６ｃから下方へと伸びる板バネ部２４６ｄと、板バネ部２４６ｄの下端にある下端部２４６ｅとが形成されている。下端部２４６ｅは、ガイドパイプ１４４の内周面に当接している。板バネ部２４６ｄによって、係止部材２４６は、それ自身で弾性を有しており、図２１または図２３に示すように、張り出し部２４６ｂは常時上方へ張り出す方向、即ち、前記クリップキャリー２４２の方へと付勢されている。そして、通常時において、前記係止部材２４６の張り出し部２４６ｂは、クリップキャリー２４２の前記係止孔２４２ｃの中へと進入するように位置決めされている。
【００５８】
また、リセットバー２４８の後端には、前方に向かうに従って下方へと下がるカム面２４８ｄが形成されている。このカム面２４８ｄは、前記係止部材２４６と関わり合って、係止部材２４６の張り出し部２４６ｂを下方へと引き込ませて、クリップキャリー２４２を後退させる役割を果たすものである。
【００５９】
［８］全体作用
次に、クリップ付与装置１０の全体動作を説明する。まず、クリップを付与したい身体組織の部位へジョー１８のジョー要素１８ａ、１８ａを位置決めする。次いで、ハンドル部１２のトリガ１２３を引く操作を行う。既に［１］ハンドル部１２の項で説明したように、この操作により前記プッシュバー１２６がリターンスプリング１３２の付勢力に抗して前進する。これにより、プッシュバー１２６に連結されたプッシュロッド２０、即ち、プッシュロッド・リア２０２とプッシュロッド・フロント２０４とは、共にシャフト部１４内を前進する。
【００６０】
プッシュロッド・リア２０２の前進に伴い、プッシュロッド・リア２０２にその軸部２４６ａが軸着されている係止部材２４６が前進する。係止部材２４６の張り出し部２４６ｂが、クリップキャリー２４２の係止孔２４２ｃに進入して係止していることから（図２１参照）、クリップキャリー２４２も共に前進する。クリップキャリー２４２が前進すると、図２５に示したように、誘導機構１６のクリップケース内部空間に進入したクリップキャリー２４２の先端がクリップケース内部空間を前進する。これにより、クリップキャリー２４２の先端の誘導片部２４２ａが、クリップケース内部空間の先頭のクリップＣを押し出して、前方のジョー１８のジョー要素１８ａ、１８ａの間へと誘導する。
【００６１】
さらに、トリガ１２３を引く操作を継続すると、プッシュバー１２６に連結されたプッシュロッド２０及び係止部材２４６がさらに前進し、係止部材２４６の第２軸部２４６ｃが、図２６及び図２７に示すように、前記誘導機構１６の後端に連結されたリセットバー２４８の後端にあるカム面２４８ｄと干渉する。このカム面２４８ｄによって係止部材２４６は下方へと押し下げられて、係止部材２４６の張り出し部２４６ｂは、クリップキャリー２４２の係止孔２４２ｃから退却する。これにより、クリップキャリー２４２は、係止部材２４６から解放されるために、リセットスプリング２４４の付勢力により、後退する。
【００６２】
さらに、トリガ１２３を引く操作を継続すると、プッシュロッド２０に連結されているジョー閉鎖部材２２のカム面２２ｃが、ジョー１８のジョー要素１８ａ、１８ａのカム面１８ｃと関わり合って、ジョー要素１８ａ、１８ａを互いに接近した接近位置へと移動させる（図１９（ｂ））参照。これにより、ジョー要素１８ａ、１８ａは、先にクリップキャリー２４２によって誘導されたクリップＣを挟み付けて、クリップＣの付与作業は完了する。
【００６３】
次いで、トリガ１２３へ加える力を弱めると、前記プッシュバー１２６がリターンスプリング１３２の付勢力によって後退し、これに従い、プッシュバー１２６に連結されたプッシュロッド・リア２０２、プッシュロッド・フロント２０４、さらにはプッシュロッド・フロント２０４に連結されたジョー閉鎖部材２２が後退する。また、プッシュロッド・リア２０２に軸着された係止部材２４６も後退して、既に前に後退しているクリップキャリー２４２の係止孔２４２ｃに再び、係止部材２４６の張り出し部２４６ｂが係止する。
【００６４】
また、クリップケース内部空間では、クリップスプリング１６８によって次の先頭となったクリップＣがクリップケース内部空間の先端へと押し出される。尚、この先頭のクリップＣは、クリップケース１６２の先端部に形成された爪部１６２ｅに保持される。また、クリップキャリー２４２の誘導片部２４２ａは、先頭のクリップＣの基端部の後方に位置づけられて、この先頭のクリップＣの押し出しを待機している。
【００６５】
クリップケース内部空間内にある最後のクリップＣをクリップキャリー２４２がジョー要素１８ａ、１８ａの間に押し出すと、クリップＣを押圧していたクリップ押出しバー１６６が、前記クリップケース１６２の底面１６２ａの先端に形成された弾性片１６２ｆに係合して、クリップ押出しバー１６６は前進も後退もすることができなくなり、その位置で停止する。これにより、クリップ押出しバー１６６は、クリップケース内部空間先端部を占有するために、最後のクリップＣをジョー要素１８ａ、１８ａの間に押し出したクリップキャリー２４２の頭部が、クリップ押出しバー１６６とクリップケースカバー１６４の先端部との間に挟まれて、後方へと戻ることができなくなる。そして、最後のクリップＣを身体組織に付与した後、トリガ１２３の力を弱めると、前述のように、プッシュロッド・リア２０２が後退しようとするが、前記クリップキャリー２４２が後方へと戻っていないために、前記クリップキャリー２４２のストッパー片部２４２ｄにプッシュロッド・リア２０２の段部２０２ｆが当接して、それ以上プッシュロッド・リアも後退することができなくなる。これによって、トリガ１２３は引いた状態で維持されて、もはやトリガ１２３を操作することはできなくなる。
【００６６】
本発明によるクリップ付与装置は、各所において、部品の低減が図られており、その最も特徴的な部分は、クリップ供給機構２４の係止部材２４６である。板バネ部２４６ｄを有する係止部材２４６を使用することによって、従来品のように、バネを多用することなく、少ない部品で構成することができる。
【００６７】
また、本発明においては、部品の低減が図られており、構成が簡素化されているために、その組立性、特に非常に細いシャフト部１４内へ、誘導機構１６、ジョー１８、プッシュロッド２０、ジョー閉鎖部材２２及びクリップ供給機構２４の各部品を収容するのに優位性を有している。次にその組立手順について説明する。
【００６８】
［９］組立手順
まず、シャフト部１４内のガイドパイプ１４４内に部品を挿入する前に、予め、ジョー１８が溶着されたクリップケース１６２の内部に複数のクリップＣ、クリップ押出しバー１６６、クリップスプリング１６８をセットし、クリップケース１６２とクリップケースカバー１６４とを、既に説明したような図１２の手順で結合しておき、誘導機構１６を組み立てる。さらに、クリップキャリー２４２の切り起こし部２４２ｂを、リセットバー２４８の開口２４８ａに通して、スプリング軸２４５の後端のスリットに挿入し、スプリング軸２４５の外周にリセットスプリング２４４を配置して、スプリング軸２４５の先端をリセットバー２４８の筒部２４８ｂ内に挿入し、これらクリップキャリー２４２、リセットスプリング２４４、スプリング軸２４５、リセットバー２４８を一体的に組み付けておく。そして、さらにリセットバー２４８の筒部２４８ｂを、前記誘導機構１６の後端に挿入する。
【００６９】
また、プッシュロッド・リア２０２の長孔２０２ｂの軸受凹部２０２ｄには、係止部材２４６の軸部２４６ａを嵌め込んでおく。
【００７０】
次に、プッシュロッド・リア２０２をその後端から、ガイドパイプ１４４に挿入する。ある程度、プッシュロッド・リア２０２をガイドパイプ１４４内に挿入したところで、クリップキャリー２４２、前記誘導機構１６等と一体的に組み付けられたクリップキャリー２４２の後端をプッシュロッド・リア２０２の先端に上から被せる。このとき、クリップキャリー２４２の係止孔２４２ｃに、係止部材２４６の張り出し部２４６ｂが係止するように注意する。そして、プッシュロッド・リア２０２をクリップキャリー２４２と共にガイドパイプ１４４内へと挿入し、プッシュロッド・リア２０２がほとんどガイドパイプ１４４内に挿入されたところで、プッシュロッド・リア２０２とプッシュロッド・フロント２０４とを結合して、プッシュロッド・フロント２０４も一緒に、挿入する。また、クリップキャリー２４２と共に、予め一体に組み付けられたスプリング軸２４５、リセットスプリング２４４、リセットバー２４８、誘導機構１６及びジョー１８も一緒にガイドパイプ１４４内へと挿入する。そして、プッシュロッド・フロント２０４がほとんどガイドパイプ１４４内に挿入されたところで、前記ジョー閉鎖部材２２をプッシュロッド・フロント２０４に連結して、ガイドパイプ１４４内へと挿入する。そして、ジョー１８の突起１８ｄ、１８ｄをガイドパイプ１４４の開口１４４ｂに押し込んで固定する。ガイドパイプ１４４の後端からは、最初に挿入したプッシュロッド・リア２０２の被受部２０２ａが突出する。
【００７１】
以上のようにして、ガイドパイプ１４４内への挿入が簡単に終了する。次いで、予め組み立てておいたハンドル部１２のトリガ１２３を引いて、プッシュバー１２６を前進させて、その受部１２６ｆをハンドル部１２の先端開口よりも突出させる。そして、前記ガイドパイプ１４４の後端から突出したプッシュロッド・リア２０２の被受部２０２ａを、プッシュバー１２６の受部１２６ｆに連結して、トリガ１２３を解除すると、プッシュバー１２６と共に、プッシュロッド・リア２０２の後端が、ハンドル部１２内へと引き込まれる。最後に回転ノブ１４２をガイドパイプ１４４の前端から通して、前記ハンドル部１２の回転コマ１３０に螺合して、ガイドパイプ１４４の後端の鍔部１４４ａを回転コマ１３０と回転ノブ１４２とで挟着することで、完全にハンドル部１２とシャフト部１４とが連結される。以上の作業で、組立が終了する。
【００７２】
このように、従来品に比べて、部品点数が低減されており、さらに、小さなバネ部品などを削減して、構成を簡略化しているために、組立が非常に簡単となっている。
【００７３】
［１０］クリップ供給機構の変形例
図２７は、クリップ供給機構３４の別の構成を表す図である。この変形例におけるクリップ供給機構３４は、シャフト部１４の軸方向に伸びるクリップキャリー３４２と、クリップキャリー３４２を軸方向後方へと付勢するリセットスプリング２４４（付勢手段）と、リセットスプリング２４４がその周面に巻回されたスプリング軸２４５と、プッシュロッド・リア２０２に嵌め込まれて横方向即ち左右方向に揺動可能となった係止部材３４６と、前記クリップケース１６２の後端に形成された係合孔１６２ｄに係合するリセットバー３４８と、から構成される。尚、前述の構成と同一の部材は、同一の符号を付している。
【００７４】
クリップキャリー３４２のクリップキャリー２４２と異なる点は、係止孔２４２ｃではなく、側部が切り欠かれた切欠孔３４２ｃが形成されている点である。切欠孔３４２ｃは、後部にあってクリップキャリー３４２の左右方向の中心線よりも大きく切り欠かれた第１切欠孔３４２ｃ１と、第１切欠孔３４２ｃ１よりは、前方にあって、左右方向の中心線よりも小さく切り欠かれた第２切欠孔３４２ｃ２とからなる。その他の点では、クリップキャリー２４２とほぼ同様である。
【００７５】
係止部材３４６は、金属からなる板バネであり、プッシュロッド・リア２０２の長孔２０２ｂに嵌め込まれており、一端がプッシュロッド・リア２０２の長孔２０２ｂに取り付けられている。また、頂上部には、長孔２０２ｂから突出する係止部３４６ｂが形成され、該係止部３４６ｂは、長孔２０２ｂの範囲内で前記取付点を中心として左右方向に揺動可能となっている。係止部材３４６は、その板バネの弾性によって、常時は、長孔２０２ｂ内で軸方向に平行になるように付勢されており、前記係止部３４６ｂが、前記クリップキャリー３４２の切欠孔３４２ｃの第１切欠孔３４２ｃ１に係止している。
【００７６】
また、リセットバー３４８の後端には、前方に向かうに従って、左右方向に広がるカム面３４８ｄが形成されている。このカム面３４８ｄは、前記係止部材３４６と関わり合って、係止部材３４６の係止部３４６ｂを横方向、即ち左右方向へと移動させて、クリップキャリー３４２を後退させる役割を果たすものである。
【００７７】
以上のように構成されるクリップ供給機構３４においても、クリップ供給機構２４と同様に作用する。即ち、プッシュロッド・リア２０２が前進すると、係止部材３４６が共に前進し、係止部材３４６の係止部３４６ｂがクリップキャリー３４２の第１切欠孔３４２ｃ１に係止していることから、クリップキャリー３４２も共に前進する。クリップキャリー３４２が前進して、その先端が先頭のクリップＣを押し出してジョー１８のジョー要素１８ａ、１８ａの間へと誘導するのは、図２５に示した通りである。次いで、係止部材３４６の係止部３４６ｂがリセットバー３４８の後端にあるカム面３４８ｄと干渉する。図２９に示すように、このカム面３４８ｄによって、係止部材３４６は左右方向へと揺動されて、係止部材３４６の係止部３４６ｂは、クリップキャリー３４２の第１切欠孔３４２ｃ１から退却する。これにより、クリップキャリー３４２は、係止部材３４６から解放されるために、リセットスプリング２４４の付勢力により、後退する。
【００７８】
また、クリップＣの付与作業が完了して、プッシュロッド・リア２０２が後退すると、係止部材３４６も後退して、その係止部３４６ｂが、クリップキャリー３４２の第２切欠孔３４２ｃ２を通過して、既に前に後退しているクリップキャリー３４２の第１切欠孔３４２ｃ１に再び係止する。
【００７９】
こうして、クリップ供給機構２４と同様に、板バネからなる係止部材３４６を使用してクリップ供給機構３４を構成することもできる。
【００８０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、部品点数が少なくても済み、構成が簡単となり、組立も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のクリップ付与装置の全体斜視図である。
【図２】ハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見た内部構成を表す図である。
【図３】ハンドル部のプッシュバーの側面図である。
【図４】ハンドル部のラチェット部材の側面図である。
【図５】ハンドル部の回転コマの（ａ）は斜視図、（ｂ）は半縦断面図である。
【図６】（ａ）はハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見たトリガを引いている途中の内部構成を表す図であり、（ｂ）はプッシュバーのラチェット歯とラチェット部材のラチェット歯の拡大図である。
【図７】ハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見たトリガを完全に引いた状態を表す内部構成を表す図である。
【図８】（ａ）はハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見たトリガを戻す途中の内部構成を表す図であり、（ｂ）はプッシュバーのラチェット歯とラチェット部材のラチェット歯の拡大図である。
【図９】回転コマと、シャフト部の縦断面図である。
【図１０】誘導機構の分解の斜視図である。
【図１１】誘導機構の横断面図である。
【図１２】（ａ）はクリップケースカバーとクリップケースとを結合する前、（ｂ）はクリップケースカバーとクリップケースとを結合した状態を表す斜視図である。
【図１３】誘導機構、ジョー及びクリップキャリーの斜視図である。
【図１４】ジョーの（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は底面図である。
【図１５】プッシュロッドの分解斜視図である。
【図１６】プッシュロッド・リアの（ａ）は平面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図１７】ジョー閉鎖部材の斜視図である。
【図１８】ジョー閉鎖部材の（ａ）は平面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図１９】ジョーとジョー閉鎖部材との関係を表した図であり、（ａ）はジョー閉鎖部材のカム面がジョーのジョー要素のカム面よりも後方にある状態を表し、（ｂ）はジョー閉鎖部材のカム面がジョーのジョー要素のカム面と関わり合った状態を表している。
【図２０】クリップ供給機構の一部の縦断面図である。
【図２１】クリップ供給機構の一部の拡大縦断面図である。
【図２２】クリップキャリー、誘導機構及びジョーの先端付近を表す斜視図である。
【図２３】クリップキャリーの後端付近を表す斜視図である。
【図２４】係止部材の（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。
【図２５】クリップキャリー、誘導機構及びジョーの先端付近を表す斜視図であり、クリップキャリーが前進した状態を表す。
【図２６】クリップ供給機構の一部の拡大縦断面図であり、リセットバーのカム面に係止部材が干渉した状態を表す。
【図２７】クリップキャリーの後端付近を表す斜視図であり、リセットバーのカム面に係止部材が干渉した状態を表す。
【図２８】クリップ供給機構の変形例を表す要部斜視図である。
【図２９】クリップ供給機構の変形例のクリップキャリーの後端付近を表す斜視図であり、リセットバーのカム面に係止部材が干渉した状態を表す。
【符号の説明】
１２ ハンドル部
１４ シャフト部
１６ 誘導機構
１６２ クリップケース
１６４ クリップケースカバー
１６２ｆ 弾性片（阻止手段）
１６６ クリップ押出しバー（阻止手段）
１６８ クリップスプリング
１８ ジョー
２０ プッシュロッド
２２ ジョー閉鎖部材
２４ クリップ供給機構
２４２ クリップキャリー
２４２ｄ ストッパー片部
２４４ リセットスプリング（付勢手段）
２４６ 係止部材
２４６ａ 軸部（枢着部）
２４６ｂ 張り出し部（係止部）
２４６ｄ 板バネ部
２４８ リセット部材
２４８ｄ カム面
３４ クリップ供給機構
３４２ クリップキャリー
３４６ 係止部材
３４６ｂ 係止部
３４８ リセット部材
３４８ｄ カム面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a surgical clip applicator for applying clips to body tissue in surgical treatment.
[0002]
[Prior art]
For example, in endoscopic surgery, a small incision is made in the abdomen, a medical instrument such as an elongated tube or cannula serving as a guide between the inside and outside of the body is inserted into the incision, and a surgical clip applicator is inserted through them. With this surgical clip applying device, for example, a clip is applied to a body tissue such as a trachea, a blood vessel, a duct, and other body tissues to stop bleeding.
[0003]
As this type of surgical clip applying device, for example, a device described in JP-A-10-118083 is known.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the surgical clip applicator described in the above publication has a problem that it requires a large number of parts, has a complicated structure, is difficult to assemble, and results in an increase in manufacturing cost.
[0005]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and an object of the present invention is to provide a surgical clip applying device that can reduce the number of parts, simplify the configuration, and reduce the manufacturing cost. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to claim 1 includes a handle portion, a shaft portion extending from the handle portion toward the distal end side, and a plurality of pieces arranged in series in the shaft portion, fixed in the shaft portion. A guide mechanism for guiding the clip in the axial direction, a jaw having a pair of jaw elements arranged near the tip of the shaft portion and movable between a separation position and a proximity position, and extending in the shaft portion A push rod that is movable in the axial direction in accordance with the operation of the handle portion; a jaw closing member for moving the jaw element of the jaw to a close position in accordance with the axial movement of the push rod; And a clip supply mechanism that sequentially pushes the clips one by one between a pair of jaw elements of the jaw, and applies the clip to body tissue. The clip supplying device for medical use, wherein the clip supply mechanism includes a clip carry that extends in a shaft portion and supplies a clip between the jaw elements, an urging means that urges the clip carry rearward in an axial direction, and a push An elastically deformable locking member having a locking portion attached to the rod and elastically springed in the direction of locking to the clip carry, and fixed in the shaft portion in front of the locking member A reset member that moves the locking portion of the locking member to the non-locking position with the clip carry.The guide mechanism includes a clip case and a clip case cover that covers the clip case. The clip case and the clip case cover are combined to define a clip case internal space. A clip spring that urges the clip forward is disposed in the internal space of the case, and receives the spring force from the rear end of the clip spring in one of the clip case and the clip case cover. By sliding the clip case and the clip case cover on the side receiving the spring force from the rear end of the clip spring of the clip case and the clip case cover relatively backward with respect to the other, The clip is coupled to the clip case and the clip case cover. By sliding the one side which receives the spring force from the rear end of the spring to the relatively forward with respect to the other, coupling is disengagedIt is characterized by that.
[0007]
When the handle portion is operated to advance the push rod within the shaft portion, the locking member of the clip supply mechanism attached to the push rod advances integrally. Since the locking portion of the locking member is locked to the clip carry, the clip carry also moves forward against the biasing means. Then, the clip carry pushes the clip guided by the guide mechanism between the jaw elements. Next, the locking member that has moved forward together with the push rod in the shaft portion reaches the reset member fixed in the shaft portion forward. Then, the clip carrier is released from the locking member in order to deform the locking member that can be elastically deformed by the reset member and move the locking portion to the non-locking position with the clip carry. Then, it returns to the rear by the biasing means. Furthermore, when the operation of the handle portion is continued, the jaw closing member moves the jaw element of the jaw to the close position in accordance with the movement of the push rod. It is crushed between and applied to body tissues.
[0008]
  Since the locking member itself is composed of a member that can be elastically deformed, components such as a spring as a separate component can be omitted, the configuration can be simplified with fewer components, and the manufacturing cost can be reduced. be able to.
Further, when the clip case and the clip case cover are combined, one of the clip case and the clip case cover is slid rearward with respect to the other. After the coupling, even if one of the clip case and the clip case cover receiving the spring force from the clip spring backward slides by the spring force, the coupling is not released. In this way, it is possible to prevent the clip case and the clip case cover from being unintentionally disconnected by the spring force of the clip spring.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, the locking member according to the first aspect is formed in a “h” shape, and a locking portion for locking to the clip carry is provided at the top of the locking member. A pivoting portion pivotally attached to the push rod is provided at a portion, a leaf spring portion is provided at the other side portion, and the reset member acts on the locking member to move the locking portion downward. It has the cam surface which presses.
[0010]
Although the locking portion formed on the top of the locking member is normally locked to the clip carry, the locking portion is pressed downward by the reset member acting by the locking member. Thus, the locking portion can be moved to the non-locking position from the clip carry.
[0011]
  The invention according to claim 3 is characterized in that the locking member according to claim 1 isIt consists of a flat plate spring that is urged so as to be in a posture parallel to the axial direction of the push rod by its own elastic force.The push rod is attached to the push rod so as to be swingable in the left-right direction, and a locking portion for locking to the clip carry is provided at the top of the push rod, and the reset member acts on the locking member to lock the locking It has the cam surface which presses a part to the left or right direction, It is characterized by the above-mentioned.
[0012]
  The locking portion formed at the top of the locking member is normally locked to the clip carry, but the locking member is pressed left or right by the reset member acting by a leaf spring. And the locking part can be moved to the non-locking position from the clip carry..
According to a fourth aspect of the present invention, a handle portion, a shaft portion extending from the handle portion toward the distal end side, and a plurality of clips fixed in the shaft portion and arranged in series in the shaft portion are guided in the axial direction. A guide mechanism, a jaw that is disposed in the vicinity of the tip of the shaft portion, and that has a pair of jaw elements that can move between a separation position and a proximity position, and extends in the shaft portion according to the operation of the handle portion A push rod that is movable in the axial direction, a jaw closing member that moves the jaw element of the jaw to a close position in accordance with the axial movement of the push rod, and a shaft that is disposed in the shaft portion, A clip supply mechanism for sequentially pushing the clips one by one between a pair of jaw elements of a jaw, and a surgical clip applicator for applying clips to body tissue The clip supply mechanism extends in the shaft portion and supplies a clip between the jaw elements, an urging means for urging the clip carry axially rearward, and a clip attached to the push rod. An elastically deformable locking member having a locking portion that is elastically urged by its own elastic force in the direction of locking to the carry, and locking the locking member fixed in the shaft portion in front of the locking member And a reset member that moves the portion to a non-locking position with the clip carry, and the locking member is biased to be in a posture parallel to the axial direction of the push rod by its own elastic force. And is attached to the push rod so as to be able to swing in the left-right direction in an upright posture. Locking portion for locking is provided on Ppukyari, the reset member is characterized by having a cam surface for pressing the locking portion by acting on the locking member to the left or right direction.
When the handle portion is operated to advance the push rod within the shaft portion, the locking member of the clip supply mechanism attached to the push rod advances integrally. Since the locking portion of the locking member is locked to the clip carry, the clip carry also moves forward against the biasing means. Then, the clip carry pushes the clip guided by the guide mechanism between the jaw elements. Next, the locking member that has moved forward together with the push rod in the shaft portion reaches the reset member fixed in the shaft portion forward. Then, the clip carrier is released from the locking member in order to deform the locking member that can be elastically deformed by the reset member and move the locking portion to the non-locking position with the clip carry. Then, it returns to the rear by the biasing means. Furthermore, when the operation of the handle portion is continued, the jaw closing member moves the jaw element of the jaw to the close position in accordance with the movement of the push rod. It is crushed between and applied to body tissues.
Since the locking member itself is composed of a member that can be elastically deformed, components such as a spring as a separate component can be omitted, the configuration can be simplified with fewer components, and the manufacturing cost can be reduced. be able to.
Further, although the locking portion formed on the top of the locking member is normally locked to the clip carry, the locking member moves to the left or right by the reset member acting by a leaf spring. And the locking portion can be moved to the non-locking position from the clip carry.
[0013]
  Claim 5The invention ofClaims 1-4In the guiding mechanism according to any one of the preceding claims, there is provided a blocking means for preventing the clip carry from being retracted when the last clip is pushed between the jaw elements by the clip carry. Is characterized in that a stopper piece for preventing the push rod from retreating is formed.
[0014]
When the last clip is pushed between the jaw elements by the clip carry, the clip means is prevented from moving backward by the blocking means, so that the push rod can be prevented from moving backward by the stopper piece formed at the rear end of the clip carry. it can. This movement can inform the operator that all clips have been used. Since the clip carry directly prevents the push rod from retracting, the configuration can be simplified with fewer parts, and the manufacturing cost can be reduced.
[0015]
  Claim 6The invention ofClaims 1-5The said jaw closing member of any one of these is connected with the said push rod integrally, It is characterized by the above-mentioned. Alternatively, the jaw closing member can be formed integrally with the push rod.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The following embodiments do not limit the present invention.
[0018]
FIG. 1 is an overall perspective view of a surgical clip applicator according to the present invention. The surgical clip applying device 10 generally includes a handle portion 12, a shaft portion 14 extending from the handle portion 12 toward the distal end, a guide mechanism 16 disposed in the shaft portion 14, and a distal end portion of the shaft portion 14. The jaw 18 disposed in the vicinity, the push rod 20 that extends in the shaft portion 14 and is movable in the axial direction according to the operation of the handle portion 12, and the push rod 20 according to the axial movement of the push rod 20 A jaw closing member 22 for moving the jaw elements of the jaw 18 to a close position, and a clip supply which is disposed in the shaft portion 14 and sequentially sets clips one by one between the pair of jaw elements of the jaw 18 And a mechanism 24. Details of each part will be described below.
[0019]
[1] Handle portion 12
As shown in FIG. 1, the handle portion 12 has a grip right case 121 and a grip left case 122. The grip right case 121 and the grip left case 122 constitute a grip case 124. The interior space of the case is defined. The grip case 124 is formed with a grip portion 124a suitable for the operator to grip. As shown in FIG. 2, a trigger 123 is pivotally mounted in the case internal space, and a pin 124 b projecting from the pin internal hole 123 a of the trigger 123 into the case internal space of the grip case 124 passes therethrough. . The lower end portion of the trigger 123 protrudes from the grip case 124 and swings so as to be able to approach and leave the grip portion 124a. The operator who grips the grip portion 124a performs a series of operations for setting the clip C on the jaw 18 and tightening the clip C to be applied to a desired part of the body tissue, as will be described later, by pulling the trigger 123. be able to.
[0020]
As shown in FIG. 2, the upper end portion of the trigger 123 is engaged with a protrusion 126 a formed on the push bar 126 arranged on the same line as the shaft portion 14. The push bar 126 is disposed so as to be movable in the axial direction of the shaft portion 14 in the internal space of the case, and the swing motion of the trigger 123 is converted into movement of the push bar 126 in the axial direction of the shaft portion 14. As shown in FIG. 3, at the rear end portion of the push bar 126, a portion bulging downward is formed, and ratchet teeth 126b are formed on the lower surface of the bulging portion. Each tooth of the ratchet teeth 126b has a right isosceles triangular shape. The front side and the rear side of the bulging portion where the ratchet teeth 126b are formed are escape portions 126c and 126d. A shaft portion 126e extends at the tip of the push bar 126, and a receiving portion 126f that rotatably receives a receiving portion 202a at the rear end of a push rod rear 202 of the push rod 20 described later is formed at the tip. Has been. The receiving portion 126f has a shape in which a partial circumferential surface of the cylindrical shape is cut out.
[0021]
Further, a ratchet member 128 is pivotally mounted in the case internal space, and a pin 124c projecting from the pin internal hole 128a of the ratchet member 128 through the case internal space of the grip case 124 passes therethrough. As shown in FIG. 4, the ratchet member 128 has a tip portion formed in a mountain shape, and ratchet teeth 128 b and 128 c are formed on both slopes of the mountain shape. These ratchet teeth 128b and 128c are in the shape of a right isosceles triangle so as to be able to mesh with the ratchet teeth 126b of the push bar 126. A lower portion of the ratchet member 128 is a thin plate-like leaf spring portion 128d having flexibility. The leaf spring portion 128d of the ratchet member 128 passes through the gate 124d formed in the case internal space of the grip case 124, and the ratchet member 128 is within the range where the leaf spring portion 128d exists in the gate 124d. It can rotate around the pin 124c.
[0022]
A rotary piece 130 is rotatably disposed at the front end of the grip case 124. As shown in FIG. 5, the rotary piece 130 has a base portion 130 a disposed in the case internal space. The base portion 130a is formed with a plurality of ribs 130b extending in the outer diameter direction. Elasticity formed between the ribs 130b by cutting and raising the case surfaces of the grip right case 121 and the grip left case 122, respectively. The piece 121a and 122a (only 122a is shown in FIG. 1) can be engaged with each other. Further, a screw portion 130c is formed on the distal end side of the base 130a of the rotary piece 130.
[0023]
A return spring 132 is wound around the outer periphery of the shaft portion 126e of the push bar 126, and a tip end of the return spring 132 is a step portion 130d formed inside the rotary piece 130 (FIG. 5B). Abut. Further, the rear end of the return spring 132 is in contact with the stepped portion 126 g of the push bar 126, and the push bar 126 is urged by the return spring 132 in a direction that is always retracted. Further, the front ends of the receiving portion 126f and the shaft portion 126e of the push bar 126 can protrude from the handle portion 12 through the rotary piece 130 when the push bar 126 is advanced against the urging force of the return spring 132. It has become.
[0024]
First, the operation of only the handle portion 12 configured as described above will be described. When the operator grips the grip portion 124a and pulls the trigger 123 to approach the grip portion 124a, the push bar 126 moves forward, that is, because the upper end of the trigger 123 is engaged with the protrusion 126a of the push bar 126. And move toward the shaft portion 14. As a result, the tip head portion of the ratchet member 128 hits the ratchet teeth 126b of the push bar 126, and as shown in FIG. 6, the tip head portion is pushed down to the front side, that is, the shaft portion 14 side. The ratchet teeth 128 b mesh with the ratchet teeth 126 b of the push bar 126. At the same time, the leaf spring portion 128d is bent so as to protrude rightward in FIG. 6 while hitting the pillar at the right end in FIG. 6 of the gate 124d. The tip of the ratchet member 128 is pressed toward the ratchet teeth 126b of the push bar 126 by the spring force of the leaf spring portion 128d, and in particular, is pressed to the upper right in FIG. When the push bar 126 continues to advance, the tip head portion of the ratchet member 128 swings between the upper right and lower left in FIG. 6, and the ratchet teeth 128b escape from the ratchet teeth 126b as appropriate. It moves relative to 126b. When the swinging movement of the trigger 123 is stopped and the forward movement of the push bar 126 is stopped, the tip head portion of the ratchet member 128 is pressed rightward and upward toward the ratchet teeth 126b, and the ratchet teeth 128b and the ratchet. Engagement with the teeth 126b is ensured, and the stop of the push bar 126 is maintained. At this time, the push bar 126 is subjected to a force to retract the push bar 126 by the urging force of the return spring 132, but the ratchet teeth 128b and the ratchet teeth 126b are engaged with each other, and the ratchet teeth 128b are Since the push bar 126 cannot escape in a direction allowing the push bar 126 to move backward, the push bar 126 is prevented from moving backward.
[0025]
When the trigger 123 is further pulled and the push bar 126 is further advanced, the ratchet teeth 128b of the ratchet member 128 and the ratchet teeth 126b of the push bar 126 are disengaged as shown in FIG. Enters the escape portion 126d. Thus, the push bar 126 is released from the ratchet member 128.
[0026]
When the force to the trigger 123 is released, the push bar 126 moves backward by the biasing force of the return spring 132. At this time, the tip head portion of the ratchet member 128 hits the ratchet teeth 126b of the push bar 126, and the tip head portion is pushed down to the rear side, that is, the side opposite to the shaft 14 as shown in FIG. The ratchet teeth 128 c mesh with the ratchet teeth 126 b of the push bar 126. At the same time, the leaf spring portion 128d is bent so as to protrude leftward in FIG. 8 while hitting the column at the left end in FIG. 8 of the gate 124d. The tip of the ratchet member 128 is pushed toward the ratchet teeth 126b of the push bar 126 by the spring force of the leaf spring portion 128d, and in particular, is pushed toward the upper left in FIG. When the push bar 126 continues to retreat, the tip head portion of the ratchet member 128 swings between the upper left and lower right in FIG. 8, and the ratchet teeth 128c escapes from the ratchet teeth 126b as appropriate. It moves relative to 126b. If the trigger 123 is pulled again and the push bar 126 is advanced in the intermediate state as shown in FIG. 8, the ratchet teeth 128 c and the ratchet teeth 126 b are engaged with each other. The push bar 126 is not allowed to advance because it cannot escape in a direction that allows the advance.
[0027]
When the push bar 126 is further retracted, the state returns to the state shown in FIG. 2, and the ratchet teeth 128c of the ratchet member 128 and the ratchet teeth 126b of the push bar 126 are disengaged. Enter. Thus, the push bar 126 is released from the ratchet member 128.
[0028]
By the action of the push bar 126 and the ratchet member 128, the operation of one cycle including the complete pulling operation and the complete releasing operation of the trigger 123 is surely performed, and the halfway operation is prevented. As will be described later, the provision of the clip C and the preparation of the next clip C are surely performed.
[0029]
In the handle portion 12, since the ratchet member 128 itself includes the leaf spring portion 128d, a separate spring member can be omitted, and the number of parts can be reduced.
[0030]
In addition, the handle | steering-wheel part 12 of this embodiment is all made of plastics except the return spring 132, and after use, by removing the return spring 132, a separate disposal is possible.
[0031]
[2] Shaft portion 14
Next, as shown in FIG. 1, the shaft portion 14 includes a rotation knob 142 and a guide pipe 144.
[0032]
As shown in FIG. 9, the rotary knob 142 has a screw portion 142 b that is screwed into the screw portion 130 c of the rotary piece 130 of the handle portion 12 on the inner peripheral surface thereof. In addition, a flange 144 a formed at the rear end of the guide pipe 144 is sandwiched between the tip surface of the rotary piece 130 and a stepped portion 142 a formed on the inner peripheral surface of the rotary knob 142. Thus, the rotary knob 142, the guide pipe 144, and the rotary piece 130 are integrally coupled. Therefore, when the operator rotates the rotary knob 142, the guide pipe 144 and the rotary piece 130 rotate together, and the components described below disposed in the guide pipe 144 also rotate together. Therefore, when the operator wants to rotate the direction in which the clip C is applied, it can be adjusted as appropriate by rotating the rotary knob 142.
[0033]
[3] Guide mechanism 16
Next, the guide mechanism 16 occupies the front half of the guide pipe 144 of the shaft portion 14 and almost the upper half of the guide pipe 144 in the circular cross-section thereof, and the clip case 162 and the clip case cover 164 are occupied. It consists of.
[0034]
As shown in FIGS. 10 and 11, the clip case 162 has a bottom surface 162a on which a plurality of clips C are placed in series, and side portions 162b formed on both sides of the bottom surface 162a. The upper end of the side portion 162b is bent so as to be substantially parallel to the bottom surface 162a, and the side portion 162b wraps the side portion of the clip C. The clip case cover 164 is placed on the upper side of the clip case 162 and defines the clip case internal space together with the clip case 162.
[0035]
In this clip case internal space, there are a plurality of clips C, a clip pusher bar 166 that is behind the rearmost clip C and presses the clip C, and a clip spring that biases the clip pusher bar 166 forward. 168 are accommodated. The clip C has a substantially U shape, and is arranged on the bottom surface 162a of the clip case 162 with its base end facing rearward.
[0036]
In addition, a plurality of locking piece portions 162 c having a substantially inverted L shape are formed on the side surface 162 b of the clip case 162 so as to be spaced apart in the axial direction. The substantially inverted L-shaped locking piece 162c includes a vertical portion 162c1 extending upward and a parallel portion 162c2 that is bent at a right angle from the vertical portion 162c1 and extends rearward in the axial direction.
[0037]
At the side edge of the clip case cover 164, a plurality of notches 164a are spaced apart from each other in the axial direction corresponding to the locking pieces 162c, and are lower than other portions adjacent to the notches 164a. A support surface 164b is formed.
[0038]
To connect the clip case 162 and the clip case cover 164, as shown in FIG. 12, the position of the locking piece 162c of the clip case 162 is aligned with the position of the notch 164a of the clip case cover 164, and The stop piece 162c is inserted into the notch 164a (FIG. 12A). Next, the clip case cover 164 is slid forward with respect to the clip case 162 (in the direction of the arrow in FIG. 12A), and the parallel part 162 c 2 of the locking piece 162 c of the clip case 162 is moved to the clip case cover 164. It comes to be on the support surface 164b. Thereby, the locking piece 162c is supported by the support surface 164b, and the clip case 162 and the clip case cover 164 are integrated.
[0039]
Since the rear end of the clip spring 168 is brought into contact with a reset bar 248 connected to the rear end of the clip case 162 described later, the spring force of the clip spring 168 causes the clip case 162 to move relative to the clip case cover 164. On the other hand, it acts as a force to push backward, acting on the clip case 162. Even if the clip case 162 receives such a force, the clip case 162 does not move forward relative to the clip case cover 164 so that the coupling between the clip case 162 and the clip case cover 164 is not released. For this reason, the clip case 162 and the clip case cover 164 are not unintentionally disconnected.
[0040]
Returning to FIG. 10, a long hole 164 c is formed at the front end of the clip case cover 164 to allow the front end of a clip carry 242 of the clip supply mechanism 24 described later to enter. Further, the clip case 162 has a claw portion 162e that prevents the clip C from inadvertently jumping out by suppressing the proximal end portion of the leading clip C to the portion corresponding to the long hole 164c of the clip case cover 164. Is formed.
[0041]
Further, an elastic piece 162f cut and raised from the bottom surface 162a is formed slightly behind the claw portion 162e of the clip case 162. The elastic piece 162f can be engaged with a recess formed on the bottom surface of the clip push-out bar 166. The elastic piece 162f and the clip pushing bar 166 serve as blocking means for preventing the clip carry 242 of the clip supply mechanism 24 described later from retreating when the last clip C is pushed out to the jaw 18, as will be described later. Function.
[0042]
Further, an engagement hole 162 d for engaging with a reset bar 248 of the clip supply mechanism 24 described later is formed at the rear end of the clip case 162.
[0043]
[4] Joe 18
Next, the jaw 18 is integrally coupled to the lower surface of the clip case 162 by laser welding or the like. As shown in FIGS. 13 and 14, the tip of the jaw 18 is split into two forks, each of which forms a pair of jaw elements 18 a and 18 a that sandwich the clip C therebetween. These jaw elements 18a, 18a are movable between a separated position and an approach position approaching each other by utilizing the elasticity thereof. A guide inclined surface 18b for receiving the clip C is formed on the upper surface side of the jaw elements 18a, 18a. On the other hand, cam surfaces 18c and 18c are formed on the lower surfaces of the jaw elements 18a and 18a, respectively (FIG. 14C). The cam surfaces 18c and 18c are inclined surfaces whose distances are separated from each other toward the distal end side. The cam surfaces 18c, 18c are for engaging with a cam surface 22c of a jaw closing member 22 described later.
[0044]
A plurality of protrusions 18d and 18d are formed on the rear side surface of the jaw 18, and these protrusions 18d and 18d are formed in an opening 144b (see FIGS. 1 and 9) formed in the guide pipe 144 of the shaft portion 14. It is inserted. Thus, the jaw 18 and the guide mechanism 16 are fixed to the guide pipe 144 of the shaft portion 14.
[0045]
Positioning protrusions 18e and 18e are formed on the lower center surface of the jaw 18, and are fitted into a guide groove 22b of a jaw closing member 22 described later.
[0046]
[5] Push rod 20
Next, the push rod 20 is disposed in the lower half of the circular cross section of the guide pipe 144 of the shaft portion 14, and as shown in FIG. 15, the push rod rear 202, the push rod, And a front 204. These push rod rear 202 and push rod front 204 may be formed as a single part to reduce the number of parts, or, as in this embodiment, separate parts are given priority to formability. It is good.
[0047]
At the rear end of the push rod rear 202, a cylindrical receiving portion 202a that can be rotatably fitted to the receiving portion 126f of the push bar 126 is formed. A long hole 202b extending in the axial direction is formed at the front end of the push rod rear 202, and a locking member 246 described later is pivotally attached to the long hole 202b. For this reason, a bearing recess 202d into which the shaft portion 246a of the locking member 246 is fitted is formed on the side surface of the long hole 202b (see FIG. 16B). A recess 202g for receiving the second shaft portion 246c of the locking member 246 is formed on the side surface of the long hole 202b.
[0048]
Further, the shaft portion 202e extending in the axial direction at the rear portion of the push rod rear 202 has a cross-shaped cross section, and a step portion defining the front end of the shaft portion 202e between the shaft portion 202e and the long hole 202b. 202f is formed.
[0049]
The front end of the push rod rear 202 is formed with a concave and convex flange 202c for connecting to the push rod front 204. On the other hand, the push rod front 204 has a flange 202c of the push rod rear 202. An uneven flange portion 204a that fits with the portion 202c is formed. Further, a flange portion 204 b that engages with the next jaw closing member 22 is formed at the tip of the push rod front 204.
[0050]
[6] Jaw closing member 22
The jaw closing member 22 is connected to the push rod 20 and disposed below the jaw 18. The jaw closing member 22 may be formed integrally with the push rod 20 described above, but in this embodiment, the jaw closing member 22 is separated from the push rod 20 in order to securely close the jaw elements 18a, 18a of the jaw 18. The parts are metal plates.
[0051]
As shown in FIGS. 17 and 18, an engagement hole 22a is formed in the central portion of the jaw closing member 22, and a hook formed at the tip of the push rod front 204 in the engagement hole 22a. Part 204b is engaged. Further, two guide grooves 22b are formed on the upper surface of the central portion, and the positioning protrusions 18e of the jaw 18 are inserted into the guide grooves 22b. As the positioning protrusion 18e of the jaw 18 slides relatively along the guide groove 22b, the jaw closing member 22 moves linearly with respect to the jaw 18. A cam surface 22c is formed at the tip of the jaw closing member 22 so as to be in sliding contact with the cam surface 18c of the jaw element 18a in order to move the jaw elements 18a, 18a in the closing direction.
[0052]
FIG. 19 is a view showing the relationship between the jaw 18 and the jaw closing member 22. 19A shows a state in which the cam surface 22c of the jaw closing member 22 is located behind the cam surface 18c of the jaw element 18a of the jaw 18, and FIG. 19B shows the push rod 20 (the push rod 20). The jaw closing member 22 moves forward with the advancement of the front 204), the cam surface 22c of the jaw closing member 22 and the cam surface 18c of the jaw element 18a are engaged, and the jaw elements 18a, 18a are moved closer to each other. It represents the state that was made to.
[0053]
[7] Clip supply mechanism 24
As shown in FIGS. 20 and 21, the clip supply mechanism 24 mainly includes a clip carry 242 extending in the axial direction of the shaft portion 14 and a reset spring 244 (biasing means) that biases the clip carry 242 rearward in the axial direction. ), A spring shaft 245 around which the reset spring 244 is wound, and a shaft recess 246a formed in the long hole 202b of the push rod rear 202. The shaft portion 246a is fitted into the shaft recess 246a. And a reset bar 248 that engages with an engagement hole 162d formed at the rear end of the clip case 162.
[0054]
The clip carry 242 extends in the axial direction of the shaft portion 14 on the upper side of the guide mechanism 16 that occupies substantially the upper half of the circular cross section of the guide pipe 144 of the shaft portion 14 (see FIG. 13). Then, as shown in FIG. 22, the tip of the guide mechanism 16 is inserted into a long hole 164c formed in the clip case cover 164 of the guide mechanism 16, and the clip of the guide mechanism 16 is inserted on both sides of the tip. A guide piece 242a for pushing out the leading clip C in the internal space of the case to the jaw 18 is formed. Further, as shown in FIG. 20, a cut-and-raised portion 242 b vertically cut and raised is formed at the center rear portion of the clip carry 242, and the cut-and-raised portion 242 b is formed on the reset bar 248. It passes through an opening 248 a extending in the axial direction, passes through a slit formed at the rear end of the spring shaft 245, and is locked to the rear end of the spring shaft 245. Further, a locking hole 242c for locking the locking member 246 is formed in the rear portion of the clip carry 242. Further, at both ends of the rear end of the clip carry 242 are formed stopper piece portions 242d that slide on the shaft portion 202e having the cross-sectional shape of the cross section of the push rod rear 202 (see FIG. 23). .
[0055]
As described above, the spring shaft 245 has the cut-and-raised portion 242b of the clip carry 242 locked at the rear end thereof, and the tip thereof is inserted into the cylindrical portion 248b formed at the tip of the reset bar 248. Yes. The reset spring 244 wound around the spring shaft 245 is inserted between the cylindrical portion 248b of the reset bar 248 and the cut-and-raised portion 242b of the clip carry 242 so that they are always separated from each other. Is energized. The cut-and-raised portion 242b of the clip carry 242 can advance in the axial direction within the opening 248a of the reset bar 248 while compressing the reset spring 244.
[0056]
Further, the cylindrical portion 248b of the reset bar 248 is inserted into the rear end portion of the clip case internal space formed by the clip case 162 and the clip case cover 164, and the tip of the cylindrical portion 248b has the clip spring 168 attached thereto. is recieving. Furthermore, an engagement protrusion 248c that engages with the engagement hole 162d of the clip case 162 is formed in the vicinity of the cylindrical portion 248b. Accordingly, the reset bar 248 is fixed to the guide mechanism 16.
[0057]
Next, the locking member 246 is made of plastic or the like, and as shown in FIG. 24, has a “H” shape when viewed from the side, and as described above, the end of one side thereof. , A shaft portion 246 a protruding in the lateral direction is fitted into a bearing recess 202 d formed in the long hole 202 b of the push rod rear 202. The locking member 246 has a protruding portion (locking portion) 246b that protrudes upward from the push rod rear 202 at the top of the locking member 246, and the other side portion is below the protruding portion 246b. Thus, a second shaft portion 246c protruding sideways, a leaf spring portion 246d extending downward from the second shaft portion 246c, and a lower end portion 246e at the lower end of the leaf spring portion 246d are formed. The lower end 246e is in contact with the inner peripheral surface of the guide pipe 144. Due to the leaf spring portion 246d, the locking member 246 has its own elasticity, and as shown in FIG. 21 or FIG. 23, the overhang portion 246b always protrudes upward, that is, the clip carry 242 It is urged towards. In a normal state, the protruding portion 246b of the locking member 246 is positioned so as to enter the locking hole 242c of the clip carry 242.
[0058]
In addition, a cam surface 248d is formed at the rear end of the reset bar 248 so as to descend downward as it goes forward. The cam surface 248d plays a role of engaging with the locking member 246 and retracting the clip carry 242 by drawing the protruding portion 246b of the locking member 246 downward.
[0059]
[8] Overall action
Next, the overall operation of the clip applying device 10 will be described. First, the jaw elements 18a, 18a of the jaw 18 are positioned at the body tissue site to which the clip is to be applied. Next, an operation of pulling the trigger 123 of the handle portion 12 is performed. [1] As already described in the section of the handle portion 12, the push bar 126 moves forward against the urging force of the return spring 132 by this operation. As a result, the push rod 20 connected to the push bar 126, that is, the push rod rear 202 and the push rod front 204 both advance in the shaft portion 14.
[0060]
As the push rod rear 202 advances, the locking member 246 having the shaft portion 246a attached to the push rod rear 202 advances. Since the protruding portion 246b of the locking member 246 enters and locks into the locking hole 242c of the clip carry 242 (see FIG. 21), the clip carry 242 also advances together. When the clip carry 242 moves forward, as shown in FIG. 25, the tip of the clip carry 242 that has entered the clip case inner space of the guide mechanism 16 moves forward in the clip case inner space. As a result, the guide piece 242a at the tip of the clip carry 242 pushes out the leading clip C in the clip case inner space and guides it between the jaw elements 18a, 18a of the front jaw 18.
[0061]
Further, when the operation of pulling the trigger 123 is continued, the push rod 20 and the locking member 246 connected to the push bar 126 are further advanced, and the second shaft portion 246c of the locking member 246 is shown in FIGS. Thus, it interferes with the cam surface 248 d at the rear end of the reset bar 248 connected to the rear end of the guide mechanism 16. The locking member 246 is pushed downward by the cam surface 248d, and the overhanging portion 246b of the locking member 246 retracts from the locking hole 242c of the clip carry 242. As a result, the clip carry 242 is retracted by the urging force of the reset spring 244 in order to be released from the locking member 246.
[0062]
Further, when the operation of pulling the trigger 123 is continued, the cam surface 22c of the jaw closing member 22 connected to the push rod 20 is engaged with the cam surface 18c of the jaw element 18a, 18a, and the jaw element 18a, 18a is moved to the approach position which approached mutually (refer FIG.19 (b)). As a result, the jaw elements 18a and 18a sandwich the clip C previously guided by the clip carry 242, and the operation of applying the clip C is completed.
[0063]
Next, when the force applied to the trigger 123 is weakened, the push bar 126 is retracted by the biasing force of the return spring 132, and accordingly, the push rod rear 202, the push rod front 204 connected to the push bar 126, and further The jaw closure member 22 connected to the push rod front 204 is retracted. Further, the locking member 246 pivotally attached to the push rod rear 202 is also retracted, and the protruding portion 246b of the locking member 246 is locked again in the locking hole 242c of the clip carry 242 that has already been retracted forward. To do.
[0064]
Further, in the clip case internal space, the clip C that is the next top is pushed out by the clip spring 168 to the tip of the clip case internal space. The leading clip C is held by a claw 162e formed at the tip of the clip case 162. The guide piece 242a of the clip carry 242 is positioned behind the base end of the leading clip C, and is waiting for the leading clip C to be pushed out.
[0065]
When the clip C. 242 pushes out the last clip C in the clip case internal space between the jaw elements 18a and 18a, the clip push-out bar 166 that has pressed the clip C is attached to the tip of the bottom surface 162a of the clip case 162. Engaging with the formed elastic piece 162f, the clip push-out bar 166 cannot move forward or backward, and stops at that position. As a result, the clip push bar 166 occupies the tip end of the clip case internal space, so that the head of the clip carry 242 that pushed the last clip C between the jaw elements 18a, 18a It is sandwiched between the front end of the case cover 164 and cannot return to the rear. Then, after applying the last clip C to the body tissue, if the force of the trigger 123 is weakened, as described above, the push rod rear 202 tries to retreat, but the clip carry 242 does not return backward. Therefore, the step portion 202f of the push rod rear 202 abuts against the stopper piece portion 242d of the clip carry 242, and the push rod rear cannot be further moved backward. As a result, the trigger 123 is maintained in the pulled state, and the trigger 123 can no longer be operated.
[0066]
In the clip applying device according to the present invention, parts are reduced in various places, and the most characteristic part is a locking member 246 of the clip supply mechanism 24. By using the locking member 246 having the leaf spring portion 246d, it is possible to configure with a small number of parts without using many springs as in the conventional product.
[0067]
In the present invention, the number of parts is reduced and the configuration is simplified, so that the assembling property, particularly the very thin shaft portion 14, is guided into the guide mechanism 16, the jaw 18, and the push rod 20. The jaw closure member 22 and the clip supply mechanism 24 are housed in an advantageous manner. Next, the assembly procedure will be described.
[0068]
[9] Assembly procedure
First, before inserting components into the guide pipe 144 in the shaft portion 14, a plurality of clips C, clip push bars 166, and clip springs 168 are set in the clip case 162 to which the jaws 18 are welded in advance. The clip case 162 and the clip case cover 164 are coupled in the procedure of FIG. 12 as described above, and the guide mechanism 16 is assembled. Further, the cut-and-raised portion 242b of the clip carry 242 is inserted into the slit at the rear end of the spring shaft 245 through the opening 248a of the reset bar 248, and the reset spring 244 is disposed on the outer periphery of the spring shaft 245. The tip of 245 is inserted into the cylindrical portion 248b of the reset bar 248, and the clip carry 242, the reset spring 244, the spring shaft 245, and the reset bar 248 are assembled together. Further, the cylindrical portion 248 b of the reset bar 248 is inserted into the rear end of the guide mechanism 16.
[0069]
Further, the shaft portion 246a of the locking member 246 is fitted into the bearing recess 202d of the long hole 202b of the push rod rear 202.
[0070]
Next, the push rod rear 202 is inserted into the guide pipe 144 from the rear end. When the push rod / rear 202 is inserted into the guide pipe 144 to some extent, the rear end of the clip carry 242 and the clip carry 242 integrally assembled with the guide mechanism 16 and the like is placed on the front end of the push rod / rear 202 from above. Cover. At this time, care is taken that the protruding portion 246b of the locking member 246 is locked in the locking hole 242c of the clip carry 242. Then, the push rod rear 202 is inserted into the guide pipe 144 together with the clip carry 242. When the push rod rear 202 is almost inserted into the guide pipe 144, the push rod rear 202, the push rod front 204, And push rod front 204 is inserted together. Further, together with the clip carry 242, the spring shaft 245, the reset spring 244, the reset bar 248, the guide mechanism 16 and the jaw 18 which are assembled together in advance are also inserted into the guide pipe 144 together. When the push rod front 204 is almost inserted into the guide pipe 144, the jaw closing member 22 is connected to the push rod front 204 and inserted into the guide pipe 144. Then, the protrusions 18d and 18d of the jaw 18 are pushed into the opening 144b of the guide pipe 144 and fixed. From the rear end of the guide pipe 144, the receiving portion 202a of the push rod rear 202 inserted first protrudes.
[0071]
As described above, the insertion into the guide pipe 144 is easily completed. Next, the trigger 123 of the handle portion 12 that has been assembled in advance is pulled, the push bar 126 is advanced, and the receiving portion 126 f is protruded from the front end opening of the handle portion 12. When the receiving portion 202a of the push rod rear 202 protruding from the rear end of the guide pipe 144 is connected to the receiving portion 126f of the push bar 126 and the trigger 123 is released, the push rod 126 and the push rod The rear end of the rear 202 is drawn into the handle portion 12. Finally, the rotary knob 142 is passed from the front end of the guide pipe 144 and screwed into the rotary piece 130 of the handle portion 12, so that the flange 144 a at the rear end of the guide pipe 144 is sandwiched between the rotary piece 130 and the rotary knob 142. By wearing, the handle portion 12 and the shaft portion 14 are completely connected. With the above operation, the assembly is completed.
[0072]
As described above, the number of parts is reduced as compared with the conventional product, and the structure is simplified by reducing the number of small spring parts and the like, so that the assembly is very simple.
[0073]
[10] Modification of clip supply mechanism
FIG. 27 is a diagram illustrating another configuration of the clip supply mechanism 34. The clip supply mechanism 34 in this modification includes a clip carry 342 extending in the axial direction of the shaft portion 14, a reset spring 244 (biasing means) for biasing the clip carry 342 rearward in the axial direction, and a reset spring 244. A spring shaft 245 wound around the peripheral surface, a locking member 346 fitted in the push rod rear 202 and swingable in a lateral direction, that is, a lateral direction, and a rear end of the clip case 162 are formed. And a reset bar 348 engaged with the engagement hole 162d. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member same as the above-mentioned structure.
[0074]
The difference of the clip carry 342 from the clip carry 242 is that not the locking hole 242c but a notch hole 342c having a notched side portion is formed. The notch hole 342c is located at the rear of the first notch hole 342c1 that is larger than the center line in the left-right direction of the clip carry 342 and the first notch hole 342c1, and the center line in the left-right direction. And a second cutout hole 342c2 cut out to be smaller. The other points are almost the same as those of the clip carry 242.
[0075]
The locking member 346 is a plate spring made of metal, is fitted into the long hole 202b of the push rod rear 202, and one end is attached to the long hole 202b of the push rod rear 202. A locking portion 346b protruding from the long hole 202b is formed at the top, and the locking portion 346b can swing in the left-right direction around the attachment point within the long hole 202b. Yes. The locking member 346 is normally urged so as to be parallel to the axial direction in the long hole 202b by the elasticity of the leaf spring, and the locking portion 346b is notched in the notch hole 342c of the clip carry 342. The first notch hole 342c1 is locked.
[0076]
In addition, a cam surface 348d is formed at the rear end of the reset bar 348 so as to extend in the left-right direction toward the front. The cam surface 348d plays a role of engaging with the locking member 346 and moving the locking portion 346b of the locking member 346 in the lateral direction, that is, in the left-right direction, thereby moving the clip carry 342 backward. .
[0077]
The clip supply mechanism 34 configured as described above also operates in the same manner as the clip supply mechanism 24. That is, when the push rod rear 202 moves forward, the locking member 346 moves forward, and the locking portion 346b of the locking member 346 is locked in the first notch hole 342c1 of the clip carry 342. 342 also moves forward. As shown in FIG. 25, the clip carry 342 advances and the leading end pushes out the leading clip C to guide it between the jaw elements 18a and 18a of the jaw 18. Next, the locking portion 346 b of the locking member 346 interferes with the cam surface 348 d at the rear end of the reset bar 348. As shown in FIG. 29, the cam surface 348d swings the locking member 346 in the left-right direction, and the locking portion 346b of the locking member 346 retreats from the first notch hole 342c1 of the clip carry 342. . Accordingly, the clip carry 342 is retracted by the urging force of the reset spring 244 in order to be released from the locking member 346.
[0078]
When the push rod rear 202 is retracted after the clip C is applied, the locking member 346 is also retracted, and the locking portion 346b passes through the second notch hole 342c2 of the clip carry 342. Then, it is again locked in the first notch hole 342c1 of the clip carry 342 that has already been retracted forward.
[0079]
Thus, similarly to the clip supply mechanism 24, the clip supply mechanism 34 can be configured using the locking member 346 made of a leaf spring.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the number of parts can be reduced, the configuration is simplified, and the assembly can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a clip applicator according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an internal configuration of the handle portion viewed from the grip left case.
FIG. 3 is a side view of a push bar of a handle part.
FIG. 4 is a side view of a ratchet member of a handle portion.
5A is a perspective view, and FIG. 5B is a half vertical sectional view of a rotating piece of a handle portion.
6A is a view showing an internal configuration in the middle of pulling the trigger as viewed by removing the grip left case of the handle portion, and FIG. 6B is a view of the ratchet teeth of the push bar and the ratchet member of the ratchet member. It is an enlarged view.
FIG. 7 is a diagram illustrating an internal configuration representing a state in which the trigger is completely pulled when the grip left case of the handle portion is removed.
FIG. 8A is a diagram showing an internal configuration in the middle of returning the trigger viewed by removing the grip left case of the handle portion, and FIG. 8B is an enlarged view of the ratchet teeth of the push bar and the ratchet member. It is.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a rotary piece and a shaft portion.
FIG. 10 is an exploded perspective view of the guide mechanism.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the guide mechanism.
12A is a perspective view illustrating a state in which the clip case cover and the clip case are coupled, and FIG. 12B is a perspective view illustrating a state in which the clip case cover and the clip case are coupled.
FIG. 13 is a perspective view of a guide mechanism, a jaw, and a clip carry.
14A is a plan view, FIG. 14B is a side view, and FIG. 14C is a bottom view.
FIG. 15 is an exploded perspective view of a push rod.
16A is a plan view of a push rod rear, and FIG. 16B is a longitudinal sectional view thereof.
FIG. 17 is a perspective view of a jaw closing member.
18A is a plan view and FIG. 18B is a longitudinal sectional view of a jaw closing member.
19A and 19B are views showing a relationship between a jaw and a jaw closing member, in which FIG. 19A shows a state where the cam surface of the jaw closing member is behind the cam surface of the jaw element of the jaw, and FIG. The cam surface of the jaw closure member represents the cam surface of the jaw element of the jaw.
FIG. 20 is a longitudinal sectional view of a part of the clip supply mechanism.
FIG. 21 is an enlarged vertical sectional view of a part of the clip supply mechanism.
FIG. 22 is a perspective view showing the vicinity of the clip carry, the guide mechanism, and the tip of the jaw.
FIG. 23 is a perspective view showing the vicinity of the rear end of the clip carry.
24A is a plan view and FIG. 24B is a side view of a locking member.
FIG. 25 is a perspective view showing the vicinity of the clip carry, the guide mechanism, and the tip of the jaw, and shows a state in which the clip carry has advanced.
FIG. 26 is an enlarged vertical cross-sectional view of a part of the clip supply mechanism, showing a state in which the locking member interferes with the cam surface of the reset bar.
FIG. 27 is a perspective view showing the vicinity of the rear end of the clip carry, and shows a state where the locking member interferes with the cam surface of the reset bar.
FIG. 28 is a main part perspective view showing a modification of the clip supply mechanism.
FIG. 29 is a perspective view showing the vicinity of the rear end of a clip carry according to a modified example of the clip supply mechanism, and showing a state in which the locking member interferes with the cam surface of the reset bar.
[Explanation of symbols]
12 Handle part
14 Shaft part
16 Guide mechanism
162 Clip case
164 Clip case cover
162f Elastic piece (blocking means)
166 clip extrusion bar (blocking means)
168 Clip spring
18 Joe
20 Push rod
22 Jaw closing member
24 clip supply mechanism
242 clip carry
242d Stopper piece
244 Reset spring (biasing means)
246 Locking member
246a Shaft (Pivot)
246b Overhang part (locking part)
246d leaf spring
248 Reset member
248d Cam surface
34 Clip supply mechanism
342 clip carry
346 Locking member
346b Locking part
348 Reset member
348d Cam surface

Claims (6)

ハンドル部と、ハンドル部から先端側に延びるシャフト部と、前記シャフト部内に固定されて、シャフト部内に直列に配置された複数のクリップを軸方向に誘導する誘導機構と、該シャフト部の先端部近傍に配置され離間位置と近接位置との間を移動可能となった一対のジョー要素を備えたジョーと、シャフト部内を伸びて前記ハンドル部の操作に応じて軸方向に移動可能となったプッシュロッドと、プッシュロッドの軸方向の移動に応じて前記ジョーのジョー要素を近接位置に移動させるためのジョー閉鎖部材と、シャフト部内に配設されて、前記ジョーの一対のジョー要素間に前記クリップを１個ずつ順番に押し込むクリップ供給機構と、を備え、身体組織にクリップを付与する外科用クリップ付与装置であって、
前記クリップ供給機構は、シャフト部内を伸びて前記ジョー要素間にクリップを供給するクリップキャリーと、クリップキャリーを軸方向後方へと付勢する付勢手段と、プッシュロッドに取り付けられると共にクリップキャリーに係止する方向へ自己の弾性力によって弾発された係止部を有する弾性変形可能な係止部材と、前記係止部材より前方でシャフト部内で固定されて前記係止部材の係止部をクリップキャリーとの非係止位置へと移動させるリセット部材と、からなり、
前記誘導機構は、クリップケースと該クリップケースの上側に被されるクリップケースカバーとから構成され、クリップケースとクリップケースカバーとが結合されてクリップケース内部空間を画成しており、クリップケース内部空間内には、クリップを前方へと付勢するクリップスプリングが配設され、該クリップスプリングの後端からのバネ力を、クリップケースとクリップケースカバーとのいずれか一方で受けると共に、該クリップケースとクリップケースカバーとは、前記クリップケースとクリップケースカバーとのうちの前記クリップスプリングの後端からのバネ力を受ける側のものを他方に対して相対的に後方へスライドさせることにより、結合され、前記クリップケースとクリップケースカバーとのうちの前記クリップスプリングの後端からのバネ力を受ける側のものを他方に対して相対的に前方へスライドさせることにより、結合が外れることを特徴とする外科用クリップ付与装置。A handle portion, a shaft portion extending from the handle portion toward the distal end side, a guide mechanism fixed in the shaft portion and guiding a plurality of clips arranged in series in the shaft portion in the axial direction, and the distal end portion of the shaft portion A jaw provided with a pair of jaw elements arranged in the vicinity and movable between a separation position and a proximity position, and a push extending in the shaft portion and movable in the axial direction according to the operation of the handle portion A rod, a jaw closing member for moving the jaw element of the jaw to a close position in response to the axial movement of the push rod, and the clip disposed between the pair of jaw elements of the jaw disposed in the shaft portion. A clip supply mechanism that sequentially pushes one by one, and a surgical clip applying device that applies clips to body tissue,
The clip supply mechanism includes a clip carry that extends in a shaft portion and supplies a clip between the jaw elements, an urging means that urges the clip carry rearward in the axial direction, and is attached to the push rod and is associated with the clip carry. An elastically deformable locking member having a locking portion that is elastically urged by its own elastic force in a stopping direction, and a clip that locks the locking portion of the locking member fixed in the shaft portion in front of the locking member a reset member for moving into the unlocked position with the carry, Ri Tona,
The guide mechanism includes a clip case and a clip case cover that covers the upper side of the clip case, and the clip case and the clip case cover are combined to define a clip case internal space. A clip spring that biases the clip forward is disposed in the space, and receives the spring force from the rear end of the clip spring in one of the clip case and the clip case cover. And the clip case cover are coupled by sliding the clip case and the clip case cover on the side receiving the spring force from the rear end of the clip spring relatively backward relative to the other. The clip spring of the clip case and the clip case cover. By sliding the one side which receives the spring force from the rear end of the grayed to relatively forward with respect to the other, a surgical clip applier, wherein the coupling is disengaged. 前記係止部材は、「へ」字状をなしており、その頂上部に前記クリップキャリーに係止する係止部が設けられ、一方の辺部に前記プッシュロッドに枢着される枢着部が設けられ、他方の辺部に板バネ部が設けられ、前記リセット部材は、前記係止部材に作用して前記係止部を下方方向へと押圧するカム面を有することを特徴とする請求項１記載の外科用クリップ付与装置。  The locking member has a “H” shape, and a locking portion that locks the clip carry is provided at the top of the locking member, and a pivoting portion pivotally mounted on the push rod on one side portion The leaf spring portion is provided on the other side portion, and the reset member has a cam surface that acts on the locking member and presses the locking portion downward. Item 2. The surgical clip applier according to Item 1. 前記係止部材は、自己の弾性力によって前記プッシュロッドの軸方向に平行な姿勢になるように付勢された平板状の板バネからなると共に、上下方向に起立した姿勢で左右方向に揺動可能に前記プッシュロッドに取り付けられており、その頂上部に前記クリップキャリーに係止する係止部が設けられ、前記リセット部材は、前記係止部材に作用して前記係止部を左または右方向へ押圧するカム面を有することを特徴とする請求項１記載の外科用クリップ付与装置。The locking member is composed of a flat plate spring urged by its own elastic force so as to be in a posture parallel to the axial direction of the push rod, and swings in the left-right direction in an upright posture. The push rod is attached to the push rod, and a locking portion for locking the clip carry is provided at the top of the push rod, and the reset member acts on the locking member to move the locking portion to the left or right. The surgical clip applier according to claim 1, further comprising a cam surface that presses in a direction. ハンドル部と、ハンドル部から先端側に延びるシャフト部と、前記シャフト部内に固定されて、シャフト部内に直列に配置された複数のクリップを軸方向に誘導する誘導機構と、該シャフト部の先端部近傍に配置され離間位置と近接位置との間を移動可能となった一対のジョー要素を備えたジョーと、シャフト部内を伸びて前記ハンドル部の操作に応じて軸方向に移動可能となったプッシュロッドと、プッシュロッドの軸方向の移動に応じて前記ジョーのジョー要素を近接位置に移動させるためのジョー閉鎖部材と、シャフト部内に配設されて、前記ジョーの一対のジョー要素間に前記クリップを１個ずつ順番に押し込むクリップ供給機構と、を備え、身体組織にクリップを付与する外科用クリップ付与装置であって、
前記クリップ供給機構は、シャフト部内を伸びて前記ジョー要素間にクリップを供給するクリップキャリーと、クリップキャリーを軸方向後方へと付勢する付勢手段と、プッシュロッドに取り付けられると共にクリップキャリーに係止する方向へ自己の弾性力によって弾発された係止部を有する弾性変形可能な係止部材と、前記係止部材より前方でシャフト部内で固定されて前記係止部材の係止部をクリップキャリーとの非係止位置へと移動させるリセット部材と、からなり、
前記係止部材は、自己の弾性力によって前記プッシュロッドの軸方向に平行な姿勢になるように付勢された平板状の板バネからなると共に、上下方向に起立した姿勢で左右方向に揺動可能に前記プッシュロッドに取り付けられており、その頂上部に前記クリップキャリーに係止する係止部が設けられ、前記リセット部材は、前記係止部材に作用して前記係止部を左または右方向へ押圧するカム面を有することを特徴とする外科用クリップ付与装置。A handle portion, a shaft portion extending from the handle portion toward the distal end side, a guide mechanism fixed in the shaft portion and guiding a plurality of clips arranged in series in the shaft portion in the axial direction, and the distal end portion of the shaft portion A jaw provided with a pair of jaw elements arranged in the vicinity and movable between a separation position and a proximity position, and a push extending in the shaft portion and movable in the axial direction according to the operation of the handle portion A rod, a jaw closing member for moving the jaw element of the jaw to a close position in response to the axial movement of the push rod, and the clip disposed between the pair of jaw elements of the jaw disposed in the shaft portion. A clip supply mechanism that sequentially pushes one by one, and a surgical clip applying device that applies clips to body tissue,
The clip supply mechanism includes a clip carry that extends in a shaft portion and supplies a clip between the jaw elements, an urging means that urges the clip carry rearward in the axial direction, and is attached to the push rod and is associated with the clip carry. An elastically deformable locking member having a locking portion that is elastically urged by its own elastic force in a stopping direction, and a clip that locks the locking portion of the locking member fixed in the shaft portion in front of the locking member a reset member for moving into the unlocked position with the carry, Ri Tona,
The locking member is composed of a flat plate spring urged by its own elastic force so as to be in a posture parallel to the axial direction of the push rod, and swings in the left-right direction in an upright posture. The push rod is attached to the push rod, and a locking portion for locking the clip carry is provided at the top of the push rod, and the reset member acts on the locking member to move the locking portion to the left or right. A surgical clip applying device having a cam surface that presses in a direction . 前記誘導機構内には、最後のクリップがクリップキャリーによってジョー要素間に押し込まれると、クリップキャリーの後退を阻止する阻止手段が備えられており、クリップキャリーの後端には、前記プッシュロッドの後退を阻止するストッパー片部が形成されることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の外科用クリップ付与装置。The guiding mechanism is provided with blocking means for preventing the clip carry from being retracted when the last clip is pushed between the jaw elements by the clip carry, and at the rear end of the clip carry, the push rod is retracted. The surgical clip applying device according to any one of claims 1 to 4 , wherein a stopper piece for preventing the above is formed. 前記ジョー閉鎖部材は、前記プッシュロッドに一体的に連結されることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の外科用クリップ付与装置。The surgical clip applying device according to claim 1 , wherein the jaw closing member is integrally connected to the push rod.
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