JP4688998B2

JP4688998B2 - Airtight container

Info

Publication number: JP4688998B2
Application number: JP2000072123A
Authority: JP
Inventors: 幸知柚原
Original assignee: Yoshida Industries Co Ltd
Current assignee: Yoshida Industries Co Ltd
Priority date: 2000-03-15
Filing date: 2000-03-15
Publication date: 2011-05-25
Anticipated expiration: 2020-03-15
Also published as: JP2001258635A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体の収納部がヒンジを介して開閉される中蓋で閉止され、更に、該中蓋を包含するように外蓋が設けられて、該外蓋が容器本体の外周に螺合される気密容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の中蓋付き気密容器としては、例えば実用新案登録第２５２３７８５号に開示される化粧用コンパクトが従来存在する。この化粧用コンパクトは化粧料の収納部を設けた容器本体と、該収納部の上側を覆う中蓋と、該中蓋を更に覆う外蓋とを備え、該外蓋を容器本体に螺合してねじ込むことにより、外蓋で中蓋を押圧して該中蓋による上記収納部の密閉性を高めるようになっている。また、上記中蓋はヒンジを介して容器本体に開閉自在に蝶着されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記化粧料コンパクトでは中蓋を容器本体に蝶着するヒンジは、該容器本体の周縁部上端を切欠いて、この切欠部の両側間に跨って蝶番ピンを設ける一方、中蓋の周縁部から外方に保持部を突設し、該保持部を蝶番ピンに嵌合支持することにより構成されるようになっており、中蓋は蝶番ピンを中心として回動される。このとき、保持部は蝶番ピンによって位置決めされており、外蓋のねじ込み力が作用して中蓋が容器本体の収納部に圧接される際にも、該中蓋は該蝶番ピンを中心として、中蓋のヒンジの配置側とは反対側のみが押し下げられる。このため、中蓋が収納部を閉止する周縁部にスカート条弁を設けたといえども、その圧接状態に偏りが発生して密閉性が低下されてしまうという課題があった。
【０００４】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたもので、外蓋のねじ込み力が作用した際に、中蓋がその全周において均等に沈み込むようにして、該中蓋による密閉性を高めるようにした気密容器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は、
容器本体と、該容器本体にヒンジを介して開閉自在に蝶着される中蓋と、該中蓋を包囲しつつ該容器本体の外周に螺合される外蓋とを備え、該外蓋のねじ込み力を該中蓋に付加して当該中蓋を密閉方向に押圧するようにした気密容器において、上記中蓋の周縁部から該中蓋の密閉方向に沿って延長片を設け、上記容器本体の外周部分内方には、上記延長片が移動自在に挿入される通路を形成し、該延長片の中蓋側基端部に、当該延長片の一部を薄肉化した屈曲自在な折り曲げ部によって上記ヒンジを構成するとともに、上記延長片の先端部に形成した鈎部を上記容器本体の上記通路内部に形成した係止部に、上記外蓋のねじ込み力による上記中蓋の密閉方向に相対移動自在に係合させたことを特徴とする。
【０００６】
この構成によれば、容器本体を密閉するには、まずヒンジを中心として中蓋を閉動して閉止した後、該中蓋を覆うようにして外蓋を被せ、そして、該外蓋を容器本体に螺合させて、これをねじ込むようになっており、該外蓋のねじ込み力が中蓋に付加される。このとき、中蓋側基端部に上記ヒンジを設けた延長片の先端部に形成した鈎部が、容器本体の通路内部に形成した係止部に、外蓋のねじ込み力による中蓋の密閉方向に相対移動自在に係合されるため、上記ねじ込み力が付加された際に延長片は通路内で移動が可能で当該通路内に押し込まれて該中蓋をヒンジとともに全体的に押し下げることができ、ひいては、中蓋による密閉性が向上される。
【０００８】
また、この構成によれば、ヒンジが延長片の中蓋側基端部に形成した折り曲げ部によって構成され、該折り曲げ部は延長片の一部を薄肉化して形成されるため、該ヒンジをコンパクトに中蓋に備えることができる。また、該延長片は容器本体の外周部分内方の通路に挿入されるため、該延長片が容器本体の外周から突出することがない。従って、上記延長片や上記ヒンジが外蓋の螺合部分に何ら影響することなく、該外蓋を容器本体に螺合することができる。このため、外蓋の外径を小径化することが可能となり、気密容器を全体的にコンパクトに形成することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図１から図４は本発明の気密容器の一実施形態を示し、図１は要部断面して示す分解斜視図、図２は密閉状態の縦断面図、図３は開放状態の縦断面図、図４はヒンジ部分の動作説明図である。
【００１０】
本発明の気密容器１０は、外蓋１４を閉止した際に中蓋１３による容器本体１１の密閉性を高めるようにしたもので、容器本体１１と、該容器本体１１にヒンジ１９を介して開閉自在に蝶着される中蓋１３と、該中蓋１３を包囲して容器本体１１の外周に螺合される外蓋１４とを備え、外蓋１４のねじ込み力を中蓋１３に付加して該中蓋１３を密閉方向に押圧するようになっており、その基本とする構造は、上記中蓋１３の周縁部から中蓋１３の密閉方向である容器本体１１の母線方向に沿って延長片１８を設け、上記容器本体１１の外周部分内方には、上記延長片１８が移動自在に挿入される通路１６を形成し、該延長片１８の中蓋側基端部に、当該延長片１８の一部を薄肉化した屈曲自在な折り曲げ部１９ｂによって上記ヒンジ１９を構成するとともに、該延長片１８の先端部に形成した鈎部１８ａを上記容器本体１１の上記通路１６内部に形成した係止部１６ａに、外蓋１４のねじ込み力の作用による中蓋１３の密閉方向に相対移動自在に係合することにある。
【００１１】
即ち、本実施形態の気密容器１０は、図１，図２に示すように携帯用の化粧料容器として構成した場合を例にとって示し、中央部に凹部１１ａが形成される容器本体１１と、該凹部１１ａ内に収納される中皿１２と、容器本体１１の凹部１１ａを開閉する中蓋１３と、該中蓋１３を包囲しつつ容器本体１１の外周に螺合される外蓋１４とを備えた、いわゆるジャータイプの容器として構成される。
【００１２】
上記容器本体１１は円形状に形成され、その周縁部は一旦立ち上がって上記凹部１１ａを形成する環状壁１１ｂが設けられるとともに、その環状壁１１ｂの上端部から折り返して外壁１１ｃが垂下され、これら環状壁１１ｂと外壁１１ｃとによって二重壁構造となっている。このとき、外壁１１ｃの上端は環状壁１１ｂの上端より一段高く形成されている。また、外壁１１ｃの上端部外周には上記外蓋１４を螺合するための雄ねじ部１５が形成されるとともに、該雄ねじ部１５の形成部分下方は外方に膨出される拡径部１１ｄとなっている。更に、上記環状壁１１ｂと上記外壁１１ｃとの間の一部には、所定幅をもって下方に貫通される通路１６が形成される。該通路１６の内部には、環状壁１１ｂの外側に係止部１６ａが形成されるとともに、外壁１１ｃの上端部には該通路１６の形成幅をもって切欠部１６ｂが形成されている。
【００１３】
上記中皿１２は、容器本体１１の凹部１１ａの形状に沿った円形状に形成され、底面１２ａと、その周縁部に立ち上がる周壁１２ｂとによって皿状に形成される。そして、該中皿１２内には図２に示したように化粧料Ｐが充填され、容器本体１１の環状壁１１ｂで囲まれた凹部１１ａ内に着脱自在に嵌合されるようになっている。このとき、中皿１２の周壁１２ｂの高さは、環状壁１１ｂの深さより低く形成され、環状壁１１ｂの上端より周壁１２ｂの上端が若干下がった状態となっている。
【００１４】
上記中蓋１３は、容器本体１１の上記外壁１１ｃの上端部内側に嵌合される円形状に形成され、その周縁部上面には断面台形状に突出される環状座１３ａが形成されるとともに、底面には容器本体１１の上記環状壁１１ｂより若干大径の円形凹部１３ｂが形成され、この円形凹部１３ｂ内にパッキン１７が嵌め込まれて固定される。また、中蓋１３の周縁部には、これが閉止状態にあるときに上記外壁１１ｃの母線方向に沿って延設される、つまり、中蓋１３に対して略直角方向に垂下される延長片１８が一体に突設される。これら中蓋１３および延長片１８は、ＰＰ（ポリプロピレン）等の屈曲に対して耐久性のある材質で形成されるとともに、該延長片１８は上記容器本体１１の通路１６内に挿入される幅をもって形成され、その先端部には上記係止部１６ａに係合される鉤部１８ａが形成される。また、これら係止部１６ａおよび鉤部１８ａの位置関係は、上記パッキン１７が環状壁１１ｂに当接される程度に中蓋１３が軽く閉止された状態で、相互に係合されるようになっており、この係合状態から延長片１８は更に通路１６内への押込み方向の移動が可能となっている。
【００１５】
上記延長片１８の基端部（中蓋１３側端部）には、図４（ａ）に示すように内側に切り込み１９ａを形成して薄肉化し、この部分を屈曲自在な折り曲げ部１９ｂとしてヒンジ１９が構成される。また、該折り曲げ部１９ｂは延長片１８の外方に膨出され、この膨出された折り曲げ部１９ｂは、上記容器本体１１の外壁１１ｃに形成された切欠部１６ｂ内に配置されるようになっている。
【００１６】
上記外蓋１４は、円形状の天板１４ａの周縁部から面取り状の傾斜部分１４ｂを介して周壁１４ｃが垂下する断面逆Ｕ字状に形成され、該周壁１４ｃの内周には上記容器本体１１の外壁１１ｃに形成された雄ねじ部１５に螺合する雌ねじ部２０が形成される。また、上記傾斜部分１４ｂの内側には凸部１４ｄが形成され、この凸部１４ｄは、外蓋１４を容器本体１１に螺合して、ある程度ねじ込み方向に移動した際に、上記中蓋１３の環状座１３ａ上面に当接されるようになっている。更に、外蓋１４を完全にねじ込んだ状態では、周壁１４ｃの下端は容器本体１１の拡径部１１ｄの上端近傍で止まるようになっているとともに、これら外蓋１４と拡径部１１ｄとの外径を略等しくすることにより、容器全体の外観が向上されるようになっている。また、上記凸部１４ｄは連続した環状に形成してもよく、また、適宜間隔を設けて部分的に形成してもよい。
【００１７】
従って、かかる構成になる本実施形態の気密容器１０は、図２に示したように容器本体１１の凹部１１ａ内に、化粧料Ｐを充填した中皿１２を嵌合するとともに、該容器本体１１に中蓋１３を組み付け、更にその上方から中蓋１３を包含するように外蓋１４を螺着するようになっている。中蓋１３の組み付けは、これの延長片１８を容器本体１１の通路１６に差し込み、これの鉤部１８ａを通路１６の係止部１６ａに係合することにより行われる。また、図２に示したように上記外蓋１４を螺着した状態で、該外蓋１４と中蓋１３との間に所定のスペースが設けられ、このスペースにパフ２１が収納される。
【００１８】
上記気密容器１０は、化粧料Ｐを使用する際には図３に示すように、まず外蓋１４を取り外した後、中蓋１３をヒンジ１９廻りに開動することにより、容器本体１１の凹部１１ａが開放されて中皿１２が露出し、該中皿１２内の化粧料Ｐを上記パフ２１ですくい取って使うことになる。そして、化粧が終了して上記気密容器１０を閉じる場合は、中蓋１３を閉止した後に、その上から外蓋１４を被せて容器本体１１に螺合してねじ込むことにより、容器本体１１の凹部１１ａが中蓋１３および外蓋１４によって２重に閉止されるようになっている。
【００１９】
このように、中蓋１３および外蓋１４によって容器本体１１が閉止された状態では、上記凹部１１ａは中蓋１３のパッキン１７によって密閉されるようになっている。即ち、外蓋１４の雌ねじ部２０を容器本体１１の雄ねじ部１５に螺合し、これがある程度ねじ込まれた時点で外蓋１４の凸部１４ｄが中蓋１３の環状座１３ａの上面に当接する。この状態から更に外蓋１４をねじ込んで行くと、このねじ込み力が環状座１３ａから中蓋１３の周縁部に入力され、これによってパッキン１７が容器本体１１の環状壁１１ｂ上端に圧接される。
【００２０】
ところで、本実施形態では上記外蓋１４のねじ込み力を中蓋１３に作用させる際、該中蓋１３の延長片１８は通路１６内に押し込まれて、該中蓋１３を全体的に押し下げることができる。つまり、図４（ａ）に示すように中蓋１３が単に閉止された状態では、パッキン１７が環状壁１１ｂの上端に軽く当接されている。そして、外蓋１４のねじ込み力が中蓋１３に入力されると、図４（ｂ）に示すように延長片１８は通路１６内で下方に移動が可能であるため、該中蓋１３は全体的に押し下げられることになる。このため、パッキン１７は上記環状壁１１ｂの上端との間で、その全周に亘って均等に圧接力が付加されて密閉性が向上し、凹部１１ａの気密性が著しく高められる。
【００２１】
従って、このように凹部１１ａがパッキン１７によって密封されることにより、該凹部１１ａ内に収納された中皿１２の化粧料Ｐが外部にこぼれたり、また、該化粧料Ｐが揮発性の場合は、その劣化を防止することができる。更に、上記パッキン１７の片当たりも無くなることから、該パッキン１７自体の耐久性をも向上することができる。
【００２２】
また、本実施形態では上記ヒンジ１９を、上記延長片１８の一部を薄肉化した屈曲自在な折り曲げ部１９ｂによって構成したので、ヒンジ１９をコンパクトに中蓋１３に備えることができる。また、該延長片１８を容器本体１１の環状壁１１ｂと外壁１１ｃとの間、つまり、容器本体１１の外周部分内方に形成した通路１６に挿入するため、該延長片１８が容器本体１１の外周から突出されることはない。つまり、上記ヒンジ１９を外蓋１４の内側に配置した場合にも、延長片１８やヒンジ１９が外蓋１４の螺合部分に何ら影響することなく、該外蓋１４を容器本体１１に螺合することができる。このため、外蓋１４の外径を小径化することが可能となり、気密容器１０を全体的にコンパクトに形成することができる。
【００２３】
図５は他の実施形態を示し、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。即ち、図５は密閉状態の縦断面図で、この実施形態の気密容器１０は、中皿１２の周壁１２ｂの高さを、容器本体１１の環状壁１１ｂの深さより高く形成した場合で、中蓋１３のパッキン１７が該周壁１２ｂの上端に当接することにより密閉するようになっている。
【００２４】
従って、この実施形態にあっても上記実施形態と同様に、外蓋１４のねじ込み力が中蓋１３に入力された際に、ヒンジ１９を設けた延長片１８が通路１６内に押し込まれて、該中蓋１３を全体的に押し下げることができる。このため、上記パッキン１７が中皿１２の周壁１２ｂの上端全周に均等に圧接し、該中皿１２内の気密性を高めることができる。
【００２５】
図６は他の実施形態を示し、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。即ち、図６は密閉状態の縦断面図で、この気密容器１０は、中皿１２を用いることなく、化粧料Ｐを容器本体１１の凹部１１ａ内に直接充填するようになっている。
【００２６】
従って、この実施形態ではパッキン１７を凹部１１ａを囲繞する環状壁１１ｂの上端に当接させて密閉するようにしたもので、上記各実施形態と同様に延長片１８の押し込みによって中蓋１３を全体的に押し下げ、環状壁１１ｂの上端全周をパッキン１７によって均等に密閉することができる。
【００２７】
ところで、前記各実施形態では気密容器１０を化粧料Ｐの携帯用容器として用いた場合を開示したが、勿論、該化粧料Ｐに限ることなく該気密容器１０の収納物は特に限定されるものではない。また、パッキン１７は必ずしも必要ではなく、環状壁１１ｂ等の上端に中蓋１３の下面を直接圧接させるようにしてもよい。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の気密容器にあっては、中蓋の周縁部から中蓋の密閉方向に沿って延長片を設け、容器本体の外周部分内方には、延長片が移動自在に挿入される通路を形成し、延長片の中蓋側基端部に、当該延長片の一部を薄肉化した屈曲自在な折り曲げ部によってヒンジを構成するとともに、延長片の先端部に形成した鈎部を容器本体の通路内部に形成した係止部に、外蓋のねじ込み力による中蓋の密閉方向に相対移動自在に係合させたので、このねじ込み力が付加された際に延長片は通路内で移動が可能で当該通路内に押し込まれて中蓋をヒンジとともに全体的に押し下げることができ、ひいては、中蓋による密閉性を向上することができる。
【００２９】
また、ヒンジを、延長片の中蓋側基端部に、その一部を薄肉化した屈曲自在な折り曲げ部によって構成するとともに、容器本体の外周部分内方には、延長片が移動自在に挿入される通路を形成したので、ヒンジをコンパクトに中蓋に備えることができるとともに、延長片やヒンジが外蓋の螺合部分に何ら影響することなく、外蓋を容器本体に螺合することができ、これにより外蓋の外径を小径化することが可能となって気密容器を全体的にコンパクトに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の気密容器を要部断面して示す分解斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す気密容器の密閉状態の縦断面図である。
【図３】本発明の一実施形態を示す気密容器の開放状態の縦断面図である。
【図４】本発明の一実施形態を示すヒンジ部分の動作説明図である。
【図５】本発明の他の実施形態を示す気密容器の密閉状態の縦断面図である。
【図６】本発明の更に他の実施形態を示す気密容器の密閉状態の縦断面図である。
【符号の説明】
１０気密容器
１１容器本体
１３中蓋
１４外蓋
１５雄ねじ部
１６通路
１７パッキン
１８延長片
１９ヒンジ
１９ｂ折り曲げ部
２０雌ねじ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, the container body storage portion is closed by an inner lid that is opened and closed via a hinge, and further, an outer lid is provided so as to include the inner lid, and the outer lid is screwed around the outer periphery of the container body. It relates to an airtight container to be combined.
[0002]
[Prior art]
As this type of hermetic container with an inner lid, for example, a cosmetic compact disclosed in, for example, Utility Model Registration No. 2523785 exists. The cosmetic compact includes a container body provided with a cosmetic storage section, an inner lid that covers the upper side of the storage section, and an outer lid that further covers the inner lid, and the outer lid is screwed onto the container body. By screwing in, the inner lid is pressed with the outer lid to enhance the sealing of the storage portion by the inner lid. The inner lid is hinged to the container main body through a hinge so as to be freely opened and closed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the cosmetic compact, the hinge that hinges the inner lid to the container body has a notch at the upper end of the peripheral edge of the container main body, and a hinge pin is provided across both sides of the notch, while the peripheral edge of the inner lid A holding part projects from the outside, and the holding part is fitted to and supported by a hinge pin. The inner lid is rotated around the hinge pin. At this time, the holding portion is positioned by the hinge pin, and even when the inner lid is pressed against the storage portion of the container body due to the screwing force of the outer lid, the inner lid is centered on the hinge pin, Only the side opposite to the arrangement side of the hinge of the inner lid is pushed down. For this reason, even if the skirt valve is provided at the peripheral edge where the inner lid closes the storage portion, there is a problem that the pressure contact state is biased and the sealing performance is deteriorated.
[0004]
Therefore, the present invention has been made in view of such conventional problems, and when the screwing force of the outer lid is applied, the inner lid sinks evenly around the entire circumference so as to improve the sealing performance by the inner lid. An object is to provide an airtight container.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention
A container body, an inner lid that is hinged to the container body via a hinge, and an outer lid that surrounds the inner lid and is screwed onto the outer periphery of the container body. An airtight container in which a screwing force is applied to the inner lid to press the inner lid in a sealing direction, and an extension piece is provided from the peripheral portion of the inner lid along the sealing direction of the inner lid, and the container body A bendable bent portion in which a passage through which the extension piece is movably inserted is formed in the outer peripheral portion of the extension piece, and a part of the extension piece is thinned at the base end portion on the inner lid side of the extension piece And the hook portion formed at the distal end portion of the extension piece to the locking portion formed inside the passage of the container body relative to the sealing direction of the inner lid by the screwing force of the outer lid. It is characterized by being movably engaged.
[0006]
According to this configuration, in order to seal the container main body, first, the inner lid is closed and closed around the hinge, and then the outer lid is covered so as to cover the inner lid, and the outer lid is covered with the container. It is screwed into the main body and screwed in, and the screwing force of the outer lid is applied to the inner lid. At this time, the flange formed at the distal end portion of the extension piece provided with the hinge on the inner lid side base end portion seals the inner lid by the screwing force of the outer lid to the engaging portion formed inside the passage of the container body. Since it is engaged so as to be relatively movable in the direction, the extension piece can move in the passage when the screwing force is applied, and can be pushed into the passage to push down the inner lid together with the hinge. This can improve the sealing performance by the inner lid.
[0008]
Further , according to this configuration, the hinge is configured by a bent portion formed at the base end portion on the inner lid side of the extension piece, and the bent portion is formed by thinning a part of the extension piece. An inner lid can be provided. Further, since the extension piece is inserted into the passage inside the outer peripheral portion of the container body, the extension piece does not protrude from the outer periphery of the container body. Accordingly, the outer lid can be screwed to the container body without the extension piece or the hinge affecting the screwing portion of the outer lid. For this reason, the outer diameter of the outer lid can be reduced, and the airtight container can be formed compactly as a whole.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. 1 to 4 show an embodiment of an airtight container according to the present invention, FIG. 1 is an exploded perspective view showing a cross section of a main part, FIG. 2 is a longitudinal sectional view in a sealed state, and FIG. FIG. 4 is an explanatory view of the operation of the hinge portion.
[0010]
The airtight container 10 of the present invention is designed to enhance the sealing of the container body 11 by the inner lid 13 when the outer lid 14 is closed. The container body 11 and the container body 11 are opened and closed via a hinge 19. An inner lid 13 that is freely hinged, and an outer lid 14 that surrounds the inner lid 13 and is screwed onto the outer periphery of the container main body 11. The screwing force of the outer lid 14 is applied to the inner lid 13. The inner lid 13 is pressed in the sealing direction, and the basic structure thereof is an extension piece from the peripheral edge of the inner lid 13 along the generatrix direction of the container body 11 which is the sealing direction of the inner lid 13. 18 , a passage 16 into which the extension piece 18 is movably inserted is formed inside the outer peripheral portion of the container body 11, and the extension piece 18 is formed at a base end portion on the inner lid side of the extension piece 18. The hinge 19 is formed by a bendable bending portion 19b that is partially thinned. As well as, a hook portion 18a formed at the distal end of the extension piece 18 in the passageway 16 formed within the engagement portion 16a of the container body 11, sealing the direction of the inner lid 13 by the action of screwing force of the outer lid 14 It is in engaging relatively freely.
[0011]
That is, the airtight container 10 of the present embodiment is shown as an example of a portable cosmetic container as shown in FIGS. 1 and 2, and includes a container main body 11 having a recess 11 a formed in the center, An inner tray 12 accommodated in the recess 11 a, an inner lid 13 that opens and closes the recess 11 a of the container body 11, and an outer lid 14 that surrounds the inner lid 13 and is screwed onto the outer periphery of the container body 11. It is configured as a so-called jar type container.
[0012]
The container body 11 is formed in a circular shape, and the peripheral portion thereof is provided with an annular wall 11b that once rises to form the recess 11a, and is folded from the upper end portion of the annular wall 11b so that the outer wall 11c is suspended. The wall 11b and the outer wall 11c form a double wall structure. At this time, the upper end of the outer wall 11c is formed one step higher than the upper end of the annular wall 11b. Further, a male screw portion 15 for screwing the outer lid 14 is formed on the outer periphery of the upper end portion of the outer wall 11c, and a lower portion of the male screw portion 15 is a large-diameter portion 11d bulging outward. ing. Furthermore, a passage 16 that penetrates downward with a predetermined width is formed in a part between the annular wall 11b and the outer wall 11c. Inside the passage 16, a locking portion 16 a is formed outside the annular wall 11 b, and a notch portion 16 b is formed at the upper end portion of the outer wall 11 c with the formation width of the passage 16.
[0013]
The inner tray 12 is formed in a circular shape along the shape of the concave portion 11a of the container body 11, and is formed in a dish shape by the bottom surface 12a and the peripheral wall 12b rising at the peripheral edge. Then, the inner plate 12 is filled with cosmetic P as shown in FIG. 2, and is detachably fitted into the recess 11a surrounded by the annular wall 11b of the container body 11. . At this time, the height of the peripheral wall 12b of the inner tray 12 is formed lower than the depth of the annular wall 11b, and the upper end of the peripheral wall 12b is slightly lower than the upper end of the annular wall 11b.
[0014]
The inner lid 13 is formed in a circular shape fitted inside the upper end of the outer wall 11c of the container body 11, and an annular seat 13a protruding in a trapezoidal cross section is formed on the upper surface of the peripheral portion. A circular recess 13b having a slightly larger diameter than the annular wall 11b of the container body 11 is formed on the bottom surface, and a packing 17 is fitted and fixed in the circular recess 13b. Further, the extension piece 18 that extends along the generatrix direction of the outer wall 11c when the inner lid 13 is in a closed state, that is, extends downward in a direction substantially perpendicular to the inner lid 13 at the peripheral edge of the inner lid 13. Is integrally projected. The inner lid 13 and the extension piece 18 are formed of a material having durability against bending, such as PP (polypropylene), and the extension piece 18 has a width to be inserted into the passage 16 of the container body 11. is formed, at its distal end hook 18a to be engaged with the locking portion 16a is formed. The positional relationship of these locking portions 16a and hook 18a is adapted to the packing 17 is in a state in which the inner lid 13 is closed lightly to the extent that is brought into contact with the annular wall 11b, is engaged to one another From this engaged state, the extension piece 18 can further move in the pushing direction into the passage 16.
[0015]
As shown in FIG. 4A, the base end portion (end portion on the inner lid 13 side) of the extension piece 18 is formed with an incision 19a on the inner side so as to be thinned, and this portion is hinged as a bendable bending portion 19b. 19 is configured. Further, the bent portion 19b bulges outward from the extension piece 18, and the bulged bent portion 19b is disposed in a notch 16b formed in the outer wall 11c of the container body 11. ing.
[0016]
The outer lid 14 is formed in an inverted U-shaped cross section in which a peripheral wall 14c hangs down from a peripheral edge of a circular top plate 14a via a chamfered inclined portion 14b, and the container body is formed on the inner periphery of the peripheral wall 14c. An internal thread portion 20 is formed which is threadedly engaged with an external thread portion 15 formed on the outer wall 11c. Further, a convex portion 14d is formed on the inner side of the inclined portion 14b, and this convex portion 14d is screwed into the container body 11 to move the outer lid 14 in the screwing direction to some extent, so that the inner lid 13 The upper surface of the annular seat 13a is brought into contact with the upper surface. Further, when the outer lid 14 is completely screwed, the lower end of the peripheral wall 14c is stopped near the upper end of the enlarged diameter portion 11d of the container body 11, and the outer lid 14 and the enlarged diameter portion 11d are separated from each other. By making the diameters substantially equal, the appearance of the entire container is improved. The convex portion 14d may be formed in a continuous annular shape, or may be partially formed with an appropriate interval.
[0017]
Therefore, in the airtight container 10 of the present embodiment having such a configuration, the inner tray 12 filled with the cosmetic material P is fitted into the recess 11a of the container main body 11 as shown in FIG. The inner lid 13 is assembled to the outer lid 14, and the outer lid 14 is screwed so as to include the inner lid 13 from above. Assembling the inner lid 13, insert it in the extension piece 18 to the passage 16 of the container body 11 and this barb 18a performed by engaging the engaging portion 16a of the passageway 16. Further, as shown in FIG. 2, in a state where the outer lid 14 is screwed, a predetermined space is provided between the outer lid 14 and the inner lid 13, and the puff 21 is stored in this space.
[0018]
As shown in FIG. 3, when the cosmetic P is used, the airtight container 10 first removes the outer lid 14, and then opens the inner lid 13 around the hinge 19, whereby the concave portion 11 a of the container main body 11 is opened. Is opened and the inner plate 12 is exposed, and the cosmetic P in the inner plate 12 is scooped with the puff 21 and used. When the airtight container 10 is closed after the makeup is finished, the inner lid 13 is closed, and then the outer lid 14 is put on the upper cover 14 and screwed into the container main body 11 to be screwed into the concave portion of the container main body 11. 11 a is double-closed by the inner lid 13 and the outer lid 14.
[0019]
Thus, in a state where the container body 11 is closed by the inner lid 13 and the outer lid 14, the concave portion 11 a is sealed by the packing 17 of the inner lid 13. That is, the female threaded portion 20 of the outer lid 14 is screwed into the male threaded portion 15 of the container body 11, and when this is screwed to some extent, the convex portion 14 d of the outer lid 14 comes into contact with the upper surface of the annular seat 13 a of the inner lid 13. When the outer lid 14 is further screwed from this state, this screwing force is input from the annular seat 13a to the peripheral edge of the inner lid 13, whereby the packing 17 is pressed against the upper end of the annular wall 11b of the container body 11.
[0020]
By the way, in this embodiment, when the screwing force of the outer lid 14 is applied to the inner lid 13, the extension piece 18 of the inner lid 13 is pushed into the passage 16, and the inner lid 13 can be entirely pushed down. it can. That is, as shown in FIG. 4A, when the inner lid 13 is simply closed, the packing 17 is in light contact with the upper end of the annular wall 11b. When the screwing force of the outer lid 14 is input to the inner lid 13, the extension piece 18 can move downward in the passage 16 as shown in FIG. Will be pushed down. For this reason, a pressure contact force is uniformly applied over the entire circumference of the packing 17 and the upper end of the annular wall 11b, the sealing performance is improved, and the airtightness of the recess 11a is remarkably enhanced.
[0021]
Therefore, when the concave portion 11a is sealed by the packing 17 in this way, the cosmetic P of the inner tray 12 accommodated in the concave portion 11a spills to the outside, or the cosmetic P is volatile. The deterioration can be prevented. Further, since the packing 17 does not come into contact with each other, the durability of the packing 17 itself can be improved.
[0022]
Further, in the present embodiment, the hinge 19 is configured by the bendable bending portion 19b in which a part of the extension piece 18 is thinned, so that the hinge 19 can be provided in the inner lid 13 in a compact manner. Further, since the extension piece 18 is inserted into the passage 16 formed between the annular wall 11b and the outer wall 11c of the container main body 11, that is, inside the outer peripheral portion of the container main body 11, the extension piece 18 It does not protrude from the outer periphery. That is, even when the hinge 19 is arranged inside the outer lid 14, the extension piece 18 and the hinge 19 do not affect the threaded portion of the outer lid 14, and the outer lid 14 is screwed into the container body 11. can do. For this reason, it becomes possible to reduce the outer diameter of the outer lid 14, and the airtight container 10 can be formed compactly as a whole.
[0023]
FIG. 5 shows another embodiment, in which the same components as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals and redundant description is omitted. That is, FIG. 5 is a longitudinal sectional view in a sealed state, and the airtight container 10 of this embodiment is a case where the height of the peripheral wall 12b of the inner dish 12 is higher than the depth of the annular wall 11b of the container body 11. The packing 17 of the lid 13 is sealed by contacting the upper end of the peripheral wall 12b.
[0024]
Therefore, in this embodiment as well as in the above embodiment, when the screwing force of the outer lid 14 is input to the inner lid 13, the extension piece 18 provided with the hinge 19 is pushed into the passage 16, The inner lid 13 can be pushed down as a whole. For this reason, the said packing 17 can be press-contacted uniformly to the perimeter of the upper end of the surrounding wall 12b of the inner tray 12, and the airtightness in this inner tray 12 can be improved.
[0025]
FIG. 6 shows another embodiment, and the same components as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. That is, FIG. 6 is a longitudinal sectional view in a sealed state, and the hermetic container 10 is configured to directly fill the cosmetic P into the recess 11 a of the container body 11 without using the inner dish 12.
[0026]
Therefore, in this embodiment, the packing 17 is brought into contact with the upper end of the annular wall 11b surrounding the recess 11a so as to be sealed, and the inner lid 13 is entirely pushed by pushing the extension piece 18 as in the above embodiments. The entire upper end of the annular wall 11 b can be evenly sealed by the packing 17.
[0027]
By the way, in each said embodiment, although the case where the airtight container 10 was used as a portable container of cosmetics P was disclosed, of course, not only this cosmetics P but the accommodation thing of this airtight container 10 is specifically limited. is not. Further, the packing 17 is not always necessary, and the lower surface of the inner lid 13 may be directly pressed against the upper end of the annular wall 11b or the like.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, in the hermetic container of the present invention, an extension piece is provided from the periphery of the inner lid along the sealing direction of the inner lid , and the extension piece is movable inside the outer peripheral portion of the container body. A hook is formed at the proximal end of the extension piece on the inner lid side of the extension piece, and a hinge is formed by a bendable bending part in which a part of the extension piece is thinned. Since the engaging part formed inside the passage of the container body is engaged with the inner lid so as to be relatively movable in the sealing direction of the inner lid due to the screwing force of the outer lid, the extension piece is inserted into the passage when this screwing force is applied. The inner lid can be pushed into the passage, and the inner lid can be pushed down together with the hinges. As a result, the sealing performance by the inner lid can be improved.
[0029]
In addition, the hinge is constructed at the base end on the inner lid side of the extension piece with a flexible bending part that is partially thinned, and the extension piece is movably inserted inside the outer periphery of the container body Since the passage is formed, the hinge can be provided on the inner lid in a compact manner, and the extension piece and the hinge can be screwed into the container body without affecting the screwed portion of the outer lid. Accordingly, the outer diameter of the outer lid can be reduced, and the hermetic container can be formed compactly as a whole.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a cross section of an essential part of an airtight container according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of an airtight container in a sealed state showing an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of an airtight container in an opened state showing an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an operation explanatory view of a hinge portion showing an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of an airtight container in a sealed state showing another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of an airtight container in a sealed state showing still another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Airtight container 11 Container main body 13 Middle lid 14 Outer lid 15 Male thread part 16 Channel | path 17 Packing 18 Extension piece 19 Hinge 19b Bending part 20 Female thread part

Claims

A container body, an inner lid that is hinged to the container body via a hinge, and an outer lid that surrounds the inner lid and is screwed onto the outer periphery of the container body. In an airtight container in which a screwing force is applied to the inner lid to press the inner lid in the sealing direction,
An extension piece is provided from the periphery of the inner lid along the sealing direction of the inner lid, and a passage through which the extension piece is movably inserted is formed inside the outer peripheral portion of the container body. The hinge is constituted by a bendable bent portion in which a part of the extension piece is thinned at the base end portion on the inner lid side, and a flange portion formed at the distal end portion of the extension piece is used as the passage of the container body. An airtight container , wherein a locking portion formed inside is engaged with the inner lid so as to be relatively movable in a sealing direction of the inner lid by a screwing force of the outer lid.