JP4681072B2 - 遠隔制御システム及び遠隔制御システムの制御方法 - Google Patents

遠隔制御システム及び遠隔制御システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば複数の被制御装置を遠隔制御することが可能な遠隔制御システム及び遠隔制御システムの制御方法の技術分野に関する。
一般的に広く用いられている赤外線方式のリモコンでは、被制御装置とリモコンとは「1:1」の関係で制御信号を通信し、リモコンは被制御装置に対して遠隔制御を行う。このため、ユーザは、被制御装置にリモコンを向けるという動作を行い、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、被制御装置を遠隔制御することができる。
また、非特許文献1等では、ネットワーク上の電子機器を検知すると共に遠隔制御する制御方法として、UPnP(Universal Plug and Play)規格に基づく手法について提案されている。他方で、近年、遠隔制御装置として、例えばイーサネット(Ethernet)(登録商標)や無線LANの規格に準拠したネットワーク等の通信経路に、複数種類の電子機器等の複数の被制御装置と共に接続されていると共に、複数の被制御装置と略同じアドレス体系(位置体系)で識別可能である遠隔制御用のネットワークリモコンが使用されている。上述したUPnP規格に基づいて、上述したネットワークリモコンを構成する場合、ユーザはネットワークリモコンの操作画面に表示された電子機器の一覧から、操作したい電子機器を手動で選択することとなる。
また、特許文献1等では、1つのマウスと、注視点検出装置を夫々備えた複数のコンピュータと、マウス信号を切り替える切替え装置から構成される遠隔制御の手法について開示されている。具体的には、切り替え装置が、マウスを操作するユーザが、視線を向けた一のコンピュータに対してマウス信号の送信先を切り替えることによって複数のコンピュータを遠隔制御している。
Universal Plug And Play規格(UPnP Forumによる規格化) 特開平6−35588号公報
しかしながら、非特許文献1等に開示されているように、ネットワークを介して、通信される制御信号に含まれる専用のプロトコルによって、ネットワークに接続された複数の被制御装置のうち所望となる一の被制御装置を特定する場合、次のような問題点が生じてしまう。即ち、例えば電子機器の一覧表等の、制御装置の操作画面に表示される、複数の被制御装置を夫々示す、名称や製造番号等の複数の識別情報から、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置を選択する必要性が生じてしまう。しかしながら、ユーザは、制御装置が制御可能な複数の被制御装置を夫々示す複数の識別情報と、例えば部屋等の実際の空間において存在し目視可能な複数の被制御装置との対応関係を知らない場合、ユーザは、所望となる一の被制御装置を、制御装置の操作画面上で適切且つ迅速に特定し、制御することが技術的に困難となってしまう。よって、ユーザによる制御装置を介した、被制御装置に対する操作の利便性を顕著に低下させてしまうという技術的な問題点が生じる。
或いは、しかしながら、特許文献1等に開示されている、複数のコンピュータをスイッチング制御する単一のマウス等の制御装置によっては、例えばテレビやエアコン等のコンピュータ以外の複数の被制御装置や複数の制御装置が、ネットワーク等の通信手段を介して接続されている場合、ユーザの所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とを、自動的に一致させることが技術的に困難となってしまう。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、複数の被制御装置を適切且つ簡便に操作することが可能な遠隔制御システム及び遠隔制御システムの制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の遠隔制御システムは、複数の被制御装置と、前記複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定手段(例えば注視点検出手段)と、前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を遠隔制御する制御装置と、を備える。
上記課題を解決するために、請求項に記載の遠隔制御システムの制御方法は、複数の被制御装置と、前記複数の被制御装置を夫々遠隔制御可能な制御装置と備える遠隔制御システムの制御方法であって、前記複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定工程(例えば注視点検出手段)と、前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を遠隔制御するように前記制御装置を制御する遠隔制御工程と、を備え、前記遠隔制御工程は、前記第1識別情報を受信するための第1受信工程と、前記制御装置を識別する第2識別情報を送信するための第1送信工程と、前記第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を識別し、遠隔制御する制御工程と、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを判定する判定工程と、前記ユーザが前記制御装置を持ったと判定される場合、前記第2識別情報を送信するように前記第1送信工程を制御する制御工程と、当該制御装置に対して、前記ユーザの視線が注がれている注視点を検知する検知工程と、前記一の被制御装置が、前記送信された第2識別情報を受信する第2受信工程と、前記一の被制御装置が、前記受信された第2識別情報によって特定される制御装置に対して、前記第1識別情報を送信する第2送信工程と、を備え、前記判定工程は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを、前記検知された注視点に基づいて判定する。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされよう。
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係る遠隔制御システム及び方法について順に説明する。
(遠隔制御システムの実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る遠隔制御システムについて説明する。
本発明の遠隔制御システムに係る実施形態は、複数の被制御装置と、前記複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定手段(例えば注視点検出手段)と、前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を遠隔制御する制御装置と、を備える。
本発明の遠隔制御システムに係る実施形態によれば、例えばユーザの注視点を検出する注視点検出手段等の特定手段によって、複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置が特定される。ここに、本発明に係る「制御装置」とは、複数の被制御装置のうち一つを選択して、選択された一の被制御装置を遠隔制御する制御装置を意味する。また、本発明に係る「被制御装置」とは、例えば電子機器等の、上述した制御装置の制御対象や遠隔制御の対象となる各種の装置を意味する。制御装置の一具体例は、例えば所定のLANの規格や所定の無線LANの規格に準拠したネットワーク等の通信経路に、複数種類の電子機器等の複数の被制御装置と共に接続されていると共に、複数の被制御装置と略同じアドレス体系(位置体系)で識別可能である遠隔制御用の制御装置、所謂、ネットワークリモコンである。詳細には、このネットワークリモコンは、一の制御装置が、複数の被制御装置を遠隔制御することが可能である、所謂、「1:多」の関係であってよい。或いは、複数の制御装置が、複数の被制御装置を夫々、遠隔制御することが可能である、所謂、「多:多」の関係であってよい。このように、ネットワークリモコンシステムは、一の制御装置が、一の被制御装置を遠隔制御することが可能である、所謂、「1:1」の関係である赤外線方式のリモコンとは、性質や機能が顕著に異なる。
次に、制御装置によって、特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、一の被制御装置が遠隔制御される。
仮に、非特許文献1等に開示されているように、ネットワークを介して、通信される制御信号に含まれる専用のプロトコルによって、ネットワークに接続された複数の被制御装置のうち所望となる一の被制御装置を特定する場合、次のような問題点が生じてしまう。即ち、例えば電子機器の一覧表等の、制御装置の操作画面に表示される、複数の被制御装置を夫々示す、名称や製造番号等の複数の識別情報から、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置を選択する必要性が生じてしまう。しかしながら、ユーザは、制御装置が制御可能な複数の被制御装置を夫々示す複数の識別情報と、例えば部屋等の実際の空間において存在し目視可能な複数の被制御装置との対応関係を知らない場合、ユーザは、所望となる一の被制御装置を、制御装置の操作画面上で適切且つ迅速に特定し、制御することが技術的に困難となってしまう。よって、ユーザによる制御装置を介した、被制御装置に対する操作の利便性を顕著に低下させてしまうという技術的な問題点が生じる。
或いは、仮に、特許文献1等に開示されている、複数のコンピュータをスイッチング制御する単一のマウス等の制御装置によっては、例えばテレビやエアコン等のコンピュータ以外の複数の被制御装置や複数の制御装置が、ネットワーク等の通信手段を介して接続されている場合、ユーザの所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とを、自動的に一致させることが技術的に困難となってしまう。
或いは、一般的に広く用いられている赤外線方式のリモコンでは、被制御装置とリモコンとは「1:1」の関係で制御信号を通信し、リモコンは被制御装置に対して遠隔制御を行う。このため、ユーザは、被制御装置にリモコンを向けるという動作を行い、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、被制御装置を遠隔制御することができる。しかしながら、複数種類の電子機器が、例えば所定のLANの規格や所定の無線LANの規格に準拠したネットワーク等の通信経路に接続されている遠隔制御用の制御装置、所謂、ネットワークリモコンにおいては、ネットワーク上の複数の電子機器を遠隔制御や操作できる一方で、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、被制御装置を遠隔制御することが技術的に困難となってしまう。これは、ネットワーク上の通信プロトコルによって論理的に規定される複数の電子機器と、実際の空間に配置されている複数の電子機器とを夫々対応付ける各種の処理が行われていないことに起因している。
これに対して、本実施形態によれば、例えばユーザの注視点を検出する注視点検出手段等の特定手段によって、複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置が特定される。次に、制御装置によって、特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、一の被制御装置が遠隔制御される。
従って、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置(言い換えると、制御装置と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置)とを、自動的に一致させることが可能である。この結果、ユーザの制御したい所望となる一の被制御装置と、制御装置と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置とを一致させるために、例えば電子機器の一覧表等の、制御装置の操作画面に表示される、複数の被制御装置を夫々示す、名称や製造番号等の複数の識別情報から、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置を選択する煩雑な手動操作を行う必要性を殆ど又は完全に無くすことが可能である。
以上の結果、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とが自動的に一致されるので、ユーザは、心理的に楽に又は簡便に、複数の被制御装置を夫々制御したり、夫々操作したりすることが可能であり、ユーザによる制御装置を介した、複数の被制御装置に対する操作の利便性を顕著に向上させることが可能である。
本発明の遠隔制御システムに係る実施形態の一の態様では、前記特定手段は、前記ユーザの視線が注がれている注視点に基づいて、前記一の被制御装置を特定することに加えて又は代えて、前記ユーザの顔が検出できるか否かに基づいて、前記一の被制御装置を特定する。
この態様によれば、注視点又は顔の検出によって、高精度に特定された、ユーザの所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とを自動的に一致させることが可能である。
具体的には、ユーザが行なう次の2つの動作によって、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置と、制御装置と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置とを、自動的に一致させることが可能である。ユーザの1つ目の動作は、制御装置を持つという動作であり、2つ目の動作は、被制御装置に視線を向けるという動作である。言い換えると、この2つの動作によって、ユーザが持っている制御装置と、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置との間において、制御信号を送受信するための通信経路を自動的に確立させることが可能である。
この結果、ユーザが制御装置を持つ動作、又は、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置に視線を向ける動作などの、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、ユーザの所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とを自動的に一致させることが可能である。
本発明の遠隔制御システムに係る実施形態の他の態様では、前記制御装置は、前記第1識別情報を受信するための第1受信手段と、前記制御装置を識別する第2識別情報を送信するための第1送信手段と、前記第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を識別し、遠隔制御する遠隔制御手段と、を備え、前記一の被制御装置は、前記送信された第2識別情報を受信するための第2受信手段と、前記受信された第2識別情報によって特定される制御装置に対して、前記第1識別情報を送信する第2送信手段と、を備える。
この態様によれば、一の被制御装置は、受信された第2識別情報によって特定される制御装置に対して、第1識別情報を送信するので、制御装置に有される遠隔制御手段は、送信された第1識別情報に基づいて、一の被制御装置を適切に、且つ高精度に、且つ秘匿性を高めて遠隔制御することが可能である。
上述した第2送信手段に係る態様では、前記第2送信手段は、前記特定手段によって前記一の被制御装置が特定された後、前記第1識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可するための許可信号を送信するようにしてよい。
このように構成すれば、制御装置は、第1識別情報と許可信号とに基づいて、一の被制御装置を遠隔制御するので、一の被制御装置をより適切に、且つより高精度に、且つ秘匿性をより高めて遠隔制御することが可能である。
本発明の遠隔制御システムに係る他の実施形態は、複数の被制御装置と、前記被制御装置を遠隔制御する制御装置とを備える遠隔制御システムであって、前記複数の被制御装置は、ユーザの視線、前記ユーザの顔の向き、及び、赤外線の照射のうち少なくとも一つを検出する第1検出手段と、前記検出された少なくとも一つに基づいて、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定手段と、前記制御装置を識別する第2識別情報を受信するための第2受信手段と、前記受信された第2識別情報によって識別される制御装置に対して、前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可するための許可信号を送信する第2送信手段と、を備え、前記制御装置は、前記第1識別情報を受信するための第1受信手段と、前記第2識別情報を送信するための第1送信手段と、前記第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を識別し、遠隔制御する遠隔制御手段と、を備える。
本発明の遠隔制御システムに係る他の実施形態によれば、上述した本発明の遠隔制御システムに係る実施形態が有する各種利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明の遠隔制御システムに係る実施形態が有する各種態様に対応して、本発明の遠隔制御システムに係る他の実施形態も各種態様を採ることが可能である。
上述した第1送信手段及び第2送信手段に係る態様では、前記第1送信手段は、前記第2識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可を要求するための要求信号を送信し、前記第2送信手段は、前記第2受信手段によって前記要求信号が受信された後、前記第1識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可するための許可信号を送信するようにしてよい。
このように構成すれば、制御装置は、要求信号が受信された後、第1識別情報と許可信号とに基づいて、一の被制御装置を遠隔制御するので、一の被制御装置をより適切に、且つより高精度に、且つ秘匿性をより高めて遠隔制御することが可能である。尚、この要求信号は、更に加えて、ユーザが制御装置を持ったことを示してよい。
更に、上述した第1送信手段及び第2送信手段に係る態様では、前記第2送信手段は、前記第2受信手段によって前記要求信号を受信した後、前記特定手段によって前記一の被制御装置が所定時間内に特定された場合、前記第1識別情報に加えて前記許可信号を送信する。
このように構成すれば、制御装置は、要求信号を受信した後、特定手段によって一の被制御装置が所定時間内に特定された場合、一の被制御装置を遠隔制御するので、第1識別情報と許可信号とに基づいて、一の被制御装置をより適切に、且つより高精度に、且つ秘匿性をより高めて遠隔制御することが可能である。
上述した制御装置に係る態様では、前記制御装置は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを判定する判定手段と、前記ユーザが前記制御装置を持ったと判定される場合、前記第2識別情報を送信するように前記第1送信手段を制御する制御手段とを更に、備えるようにしてよい。
このように構成すれば、一の被制御装置は、ユーザが所持していると判定された制御装置に対して、第1識別情報を適切に送信することが可能である。
具体的には、例えば、ユーザが行なう次の3つの動作によって、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置と、制御装置と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置とを、自動的に一致させることが可能である。ユーザの1つ目の動作は、制御装置を持つという動作であり、2つ目の動作は、操作の開始を制御装置に検知させる検知ボタンを押すという動作であり、3つ目の動作は、被制御装置に視線を向けるという動作である。言い換えると、この3つの動作によって、ユーザが持っている制御装置と、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置との間において、制御信号を送受信するための通信経路を自動的に確立させることが可能である。
この結果、ユーザが制御装置を持つ動作、又は、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置に視線を向ける動作などの、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、ユーザの所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とを自動的に一致させることが可能である。
更に、上述した制御装置に係る態様では、前記制御装置は、前記制御装置における運動エネルギーの変化を検出する第2検出手段と、前記判定手段は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを、前記検出された運動エネルギーの変化に基づいて判定するようにしてよい。
このように構成すれば、制御装置は、運動エネルギーの変化に基づいて、ユーザが当該制御装置を所持しているか否かを、より適切に判定することが可能である。
更に、上述した制御装置に係る態様では、前記制御装置は、前記制御装置に対して、前記ユーザの視線が注がれている注視点を検知する検知手段と、前記判定手段は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを、前記検知された注視点に基づいて判定するようにしてよい。
このように構成すれば、制御装置は、注視点が検知されるか否かによって、ユーザが当該制御装置を所持しているか否かを、より適切に判定することが可能である。
上述した、第1及び第2送信手段、並びに、第1及び第2受信手段に係る態様では、前記第1受信手段は、前記第1識別情報を、赤外線を介して受信し、前記第1送信手段は、前記第2識別情報を、赤外線を介して送信し、前記第2受信手段は、前記第2識別情報を、赤外線を介して受信し、前記第2送信手段は、前記第1識別情報を、赤外線を介して送信するようにしてよい。
このように構成すれば、制御装置は、赤外線を介した低コストな通信手法に基づいて、一の被制御装置を適切に、且つ高精度に、且つ秘匿性を高めて遠隔制御することが可能である。
(遠隔制御システムの制御方法の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る遠隔制御システムの制御方法について説明する。
本発明の遠隔制御システムの制御方法に係る実施形態は、複数の被制御装置と、前記複数の被制御装置を夫々遠隔制御可能な制御装置と備える遠隔制御システムの制御方法であって、前記複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定工程(例えば注視点検出手段)と、前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を遠隔制御する遠隔制御工程と、を備える。
本発明の遠隔制御システムの制御方法に係る実施形態によれば、上述した本発明の遠隔制御システムに係る実施形態が有する各種利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明の遠隔制御システムに係る実施形態が有する各種態様に対応して、本発明の遠隔制御システムの制御方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以上説明したように、本発明の遠隔制御システム及び方法に係る実施形態によれば、複数の被制御装置と、制御装置と、特定手段及び工程と、制御手段及び工程と、を備える。この結果、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とが自動的に一致されるので、ユーザは、心理的に楽に又は簡便に、被制御装置を制御したり、操作したりすることが可能であり、ユーザによる制御装置を介した、被制御装置に対する操作の利便性を顕著に向上させることが可能である。
本実施例に係る遠隔制御システム1の基本構成を示したブロック図である。 本実施例に被制御装置及びリモートコントロール装置200の基本構成を示したブロック図である。 本実施例に係る遠隔制御システム100において、被制御装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図3(a))、及びリモートコントロール装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図3(b))である。 本実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングを示したタイミングチャートである。 従来の問題点を図式的に示した模式図である。 本実施例に係る遠隔制御システム100における、各種の処理を概念的に示した模式図である。 第2実施例に係る遠隔制御システム1の基本構成を示したブロック図である。 第2実施例に係る遠隔制御システム100において、被制御装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図8(a))、及びリモートコントロール装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図8(b))である。 第2実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングを示したタイミングチャートである。 第3実施例に係る遠隔制御システム100において、被制御装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図10(a))、及びリモートコントロール装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図10(b))である。 第3実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングを示したタイミングチャートである。
符号の説明
1 遠隔制御システム
100 被制御装置
101 注視点検知手段
102 通信手段
105 CPU
200 リモートコントロール装置
201 通信手段
202 操作開始ボタン
206 CPU
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(遠隔制御システムの実施例)
図1から図4を参照して、本発明に係る遠隔制御システムの実施例について説明する。
(1) 基本構成
先ず、図1及び図2を参照して、本実施例に係る遠隔制御システム1の基本構成について説明する。ここに、図1は、本実施例に係る遠隔制御システム1の基本構成を示したブロック図である。図2は、本実施例に被制御装置及びリモートコントロール装置200の基本構成を示したブロック図である。
図1に示されるように、本実施例に係る遠隔制御システム1は、例えば複数の電子機器等の被制御装置100、被制御装置100a、及び被制御装置100bと、これらの被制御装置を遠隔制御するリモートコントロール装置200と、を備えて構成されている。ここに、本実施例に係る「リモートコントロール装置」とは、複数の被制御装置のうち一つを選択して、選択された一の被制御装置を遠隔制御する制御装置を意味する。このリモートコントロール装置によって、本発明に係る制御装置の一具体例が構成されている。また、本実施例に係る「被制御装置」とは、例えば電子機器等の、上述したリモートコントロール装置の遠隔制御の対象や操作の対象となる各種の装置を意味する。リモートコントロール装置の一具体例は、例えば所定のLANの規格や所定の無線LANの規格に準拠したネットワーク等の通信経路に、複数種類の電子機器等の複数の被制御装置と共に接続されていると共に、複数の被制御装置と略同じアドレス体系(位置体系)で識別可能である遠隔制御用の制御装置、所謂、ネットワークリモコンである。詳細には、このネットワークリモコンは、一の制御装置が、複数の被制御装置を遠隔制御することが可能である、所謂、「1:多」の関係であってよい。或いは、複数の制御装置が、複数の被制御装置を夫々、遠隔制御することが可能である、所謂、「多:多」の関係であってよい。このように、ネットワークリモコンは、一の制御装置が、一の被制御装置を遠隔制御することが可能である、所謂、「1:1」の関係である赤外線方式のリモコンとは、性質や機能が顕著に異なる。
更に、被制御装置100は、図2に示されるように、複数の被制御装置のうちの一つである被制御装置100は、ユーザから視線が注がれている注視点を検知可能な注視点検知手段101と、例えば所定のLANの規格や所定の無線LANの規格に準拠したネットワークに接続可能な通信手段102と、被制御装置100を統括制御するCPU(Central Processing Unit)105とを備えて構成されている。また、リモートコントロール装置200は、例えば所定のLANの規格に準拠したネットワークに接続可能な通信手段201と、ユーザによる操作の開始を検知するための操作開始ボタン202と、被制御装置100を統括制御するCPU206とを備えて構成されている。尚、CPU206によって、本発明に係る遠隔制御手段の一具体例が構成されている。
(2) 動作原理
次に、図3及び図4を参照して、本実施例に係る遠隔制御システム100の動作原理について説明する。ここに、図3は、本実施例に係る遠隔制御システム100において、被制御装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図3(a))、及びリモートコントロール装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図3(b))である。
(2−1) 動作原理 − 被制御装置の通信処理 −
図3(a)に示されるように、本実施例に係る遠隔制御システム100に係る被制御装置100においては、先ず、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS110)。
続いて、CPU105の統括の下で、注視点検知手段101によって、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されるか否かが判定される(ステップS120)。ここで、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されると判定された場合(ステップS120:Yes)、CPU105の統括の下で、通信手段102によって、被制御装置のIPアドレス(Internet Protocol Address)等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号がネットワークに送信される(ステップS130)。続いて、上述したステップS110に戻る。
他方、ステップS120の判定の結果、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されると判定されない場合(ステップS120:No)、上述したように、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS110)。
(2−2) 動作原理 − リモートコントロール装置の通信処理 −
図3(b)に示されるように、本実施例に係る遠隔制御システム100に係るリモートコントロール装置200においては、先ず、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS210)。
次に、CPU205の統括の下で、例えば操作開始ボタン202のユーザによる押し下げが検知されることで、ユーザが操作を開始したか否かが判定される(ステップS220)。尚、操作開始ボタンに加えて又は代えて、任意のボタンを押すことによってユーザが操作を開始したか否かが判定されてよい。ここで、例えば操作開始ボタン202のユーザによる押し下げが検知され、ユーザが操作を開始したと判定される場合(ステップS220:Yes)、CPU205の統括の下で、リモートコントロール装置200は、上述した許可信号の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS230)。
次に、CPU205の統括の下で、上述した許可信号を受信したか否かが判定される(ステップS240)。ここで、上述した許可信号を受信したと判定される場合(ステップS240:Yes)、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行する(ステップS250)。
(2−3) 動作原理 − 全体動作のタイミング −
次に、図4を参照して、本実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングについて説明する。ここに、図4は、本実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングを示したタイミングチャートである。
図4に示されるように、本実施例に係る遠隔制御システム100において、先ず、被制御装置100は、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS10)。と同時に又は相前後して、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS20)。
次に、ユーザによって、例えば操作開始ボタン202の押し下げが検知されることで、ユーザが操作を開始したことがリモートコントロール装置200において判定される(ステップS30)。
次に、リモートコントロール装置200は、CPU205の統括の下で、上述した許可信号110の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS40)。
次に、ユーザによって、被制御装置100に対して視線が注がれる(ステップS50)。
次に、被制御装置100は、CPU205の統括の下で、遠隔制御が自らに対して要求されたことを検知する(ステップS60)。具体的には、ユーザが、被制御装置100に視線を向けると、注視点検知手段101が検知する。
次に、被制御装置100においては、CPU105の統括の下で、通信手段102によって、被制御装置のIPアドレス等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号がネットワークに送信される(ステップS70)。具体的には、通信手段102を通じて、自機器(被制御装置100)を識別可能なIPアドレス、即ち、固有の識別子を含む許可信号110をネットワーク上にブロードキャスト方式で送信する。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号が受信される(ステップS80)。具体的には、リモートコントロール装置200は、通信手段201によって、許可信号を受信する。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行(遷移)する(ステップS90)。
(3) 本実施例の作用と効果との検討
次に、図5及び図6を参照して、本実施例に係る遠隔制御システム100における作用と効果とについて検討する。ここに、図5は、従来の問題点を図式的に示した模式図である。図6は、本実施例に係る遠隔制御システム100における、各種の処理を概念的に示した模式図である。
従来、一般的に行なわれているように、ネットワークを介して、通信される制御信号に含まれる専用のプロトコルによって、ネットワークに接続された複数の被制御装置のうち所望となる一の被制御装置を特定する場合、次のような問題点が生じてしまう。即ち、図5中の下側部に示されるように、例えばテレビやDVDレコーダやエアコンなどの電子機器の一覧表等の、制御装置の操作画面に表示される、複数の被制御装置を夫々示す、名称や製造番号等の複数の識別情報から、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置を選択する必要性が生じてしまう。しかしながら、ユーザは、制御装置が制御可能な複数の被制御装置を夫々示す複数の識別情報と、例えば部屋等の実際の空間において存在し目視可能な複数の被制御装置との対応関係を知らない場合、ユーザは、所望となる一の被制御装置を、制御装置の操作画面上で適切且つ迅速に特定し、制御することが技術的に困難となってしまう。よって、ユーザによる制御装置を介した、被制御装置に対する操作の利便性を顕著に低下させてしまうという技術的な問題点が生じる。
或いは、従来、一般的に行なわれているように、複数のコンピュータをスイッチング制御する単一のマウス等の制御装置によっては、例えばテレビやエアコン等のコンピュータ以外の複数の被制御装置や複数の制御装置が、ネットワーク等の通信手段を介して接続されている場合、ユーザの所望となる一の被制御装置と、制御装置が制御可能な一の被制御装置とを、自動的に一致させることが技術的に困難となってしまう。
或いは、一般的に広く用いられている赤外線方式のリモコンでは、被制御装置とリモコンとは「1:1」の関係で制御信号を通信し、リモコンは被制御装置に対して遠隔制御を行う。このため、ユーザは、被制御装置にリモコンを向けるという動作を行い、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、被制御装置を遠隔制御することができる。しかしながら、複数種類の電子機器が、例えば所定のLANの規格や所定の無線LANの規格に準拠したネットワーク等の通信経路に接続されている遠隔制御用の制御装置、所謂、ネットワークリモコンにおいては、ネットワーク上の複数の電子機器を遠隔制御や操作できる一方で、所望となる一の被制御装置を直感的に意識したユーザの自然な動作や簡便な動作によって、被制御装置を遠隔制御することが技術的に困難となってしまう。これは、ネットワーク上の通信プロトコルによって論理的に規定される複数の電子機器と、実際の空間に配置されている複数の電子機器とを夫々対応付ける各種の処理が行われていないことに起因している。
これに対して、本実施例に係る遠隔制御システム100において、図6に示されるように、ユーザによって、リモートコントロール装置200が持つことで、ユーザが操作を開始したことがリモートコントロール装置200において判定される(ステップS30)。
次に、ユーザによって、被制御装置100に対して視線が注がれる(ステップS50)。
次に、被制御装置100においては、CPU105の統括の下で、通信手段102によって、被制御装置のIPアドレス等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号110がネットワークに送信される(ステップS70)。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号110が受信される(ステップS80)。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行(遷移)する(ステップS90)。
このように、本実施例によれば、例えばユーザの注視点を検出する注視点検出手段等の特定手段によって、複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置100が特定される。次に、リモートコントロール装置200によって、特定された一の被制御装置100を識別する第1識別情報に基づいて、一の被制御装置100が遠隔制御される。
従って、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置100と、リモートコントロール装置200が制御可能な一の被制御装置100(言い換えると、リモートコントロール装置200と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置)とを、自動的に一致させることが可能である。この結果、ユーザの制御したい所望となる一の被制御装置と、リモートコントロール装置200と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置100とを一致させるために、例えば電子機器の一覧表等の、リモートコントロール装置200の操作画面に表示される、複数の被制御装置を夫々示す、名称や製造番号等の複数の識別情報から、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置100を選択する煩雑な手動操作を行う必要性を殆ど又は完全に無くすことが可能である。
以上の結果、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置100と、リモートコントロール装置200が制御可能な一の被制御装置とが自動的に一致されるので、ユーザは、心理的に楽に又は簡便に、複数の被制御装置100を夫々制御したり、夫々操作したりすることが可能であり、ユーザによるリモートコントロール装置200を介した、複数の被制御装置100に対する操作の利便性を顕著に向上させることが可能である。
加えて、ネットワーク上には、例えば、エアコン、テレビ、例えばDVDレコーダー等の録画装置など、様々な機能を持った電子機器が接続されている。これらの電子機器に適切に対応した操作手法や操作するための通信プロトコルの体系は夫々異なっている。
本実施例においては、ユーザが制御対象や操作対象として所望となる一の被制御装置100と、リモートコントロール装置200と制御信号を送受信するための通信経路が確立された一の被制御装置とを、自動的に一致させると、リモートコントロール装置200は所望となる一の被制御装置100を操作する専用の操作モードに移行する。専用の操作モードとは、所望となる一の被制御装置100の機能を操作するのに最適な操作インターフェースを意味する。この結果、ユーザは、各電子機器に最適な操作インターフェースによって、各電子機器を適切且つ的確に操作することが可能である。
(4) 遠隔制御システムの第2実施例
次に、図7から図9を参照して、本発明に係る遠隔制御システムの第2実施例について説明する。尚、第2実施例において、上述した実施例に係る構成要素と概ね同様の構成及び処理には、同様の符号番号と、同様の用語を用いて、それらの説明は適宜省略する。
(4−1) 基本構成
先ず、図7を参照して、第2実施例に係る遠隔制御システム1の基本構成について説明する。ここに、図7は、第2実施例に係る遠隔制御システム1の基本構成を示したブロック図である。
上述した図1に示されるように、第2実施例に係る遠隔制御システム1は、例えば複数の電子機器等の被制御装置100、被制御装置100a、及び被制御装置100bと、これらの被制御装置を遠隔制御するリモートコントロール装置200と、を備えて構成されている。
更に、被制御装置100は、図7に示されるように、複数の被制御装置のうちの一つである被制御装置100は、ユーザから視線が注がれている注視点を検知可能な注視点検知手段101と、ユーザの顔が向けられているか否かを検出する顔検出手段103と、例えば所定のLANの規格に準拠したネットワークに接続可能な通信手段102と、赤外線方式で通信可能な赤外線通信手段104と、被制御装置100を統括制御するCPU105とを備えて構成されている。また、リモートコントロール装置200は、例えばイーサネット(登録商標)等の規格に準拠したネットワークに接続可能な通信手段201と、ユーザによる操作の開始を検知するための操作開始ボタン202と、ユーザが当該リモートコントロール装置200を所持しているか否かを加速度の変化によって検知する加速度センサ203と、ユーザから視線が注がれている注視点を検知可能な注視点検知手段204と、赤外線方式で通信可能な赤外線通信手段205と、被制御装置100を統括制御するCPU206とを備えて構成されている。
(4−2) 動作原理
次に、図8及び図9を参照して、第2実施例に係る遠隔制御システム100の動作原理について説明する。ここに、図8は、第2実施例に係る遠隔制御システム100において、被制御装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図8(a))、及びリモートコントロール装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図8(b))である。
(4−2−1) 動作原理 − 被制御装置の通信処理 −
図8(a)に示されるように、本実施例に係る遠隔制御システム100に係る被制御装置100においては、先ず、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS110)。
続いて、CPU105の統括の下で、通信手段102によって、ユーザがリモートコントロール装置200を所持したことを示すと共に、制御装置による一の被制御装置の制御の許可を要求するための要求信号が受信されたか否かが判定される(ステップS111)。ここで、要求信号が受信されたと判定された場合(ステップS111:Yes)、CPU105の統括の下で、要求信号に含まれる、リモートコントロール装置200のIPアドレス等のリモートコントロール装置200を一意に識別可能な第2識別情報が取得される(ステップS112)。
続いて、CPU105の統括の下で、注視点検知手段101によって、ユーザから視線が注がれている注視点を検知する検知処理が行われる(ステップS113)。特に、CPU105の統括の下で、注視点検知手段101に加えて又は代えて、顔検出手段103を介して、ユーザが被制御装置100に対して顔を向けたことを検知することで、ユーザが所望する一の被制御装置100が特定されてよい。
続いて、CPU105の統括の下で、要求信号の受信後、所定時間以内において、注視点検知手段101によって、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されるか否かが判定される(ステップS120)。ここに本実施例に係る「所定時間」とは、例えば要求信号の受信後、注視点が検知されるまでの予め設定された時間間隔を意味する。この所定時間は、要求信号の受信後、注視点の検知によって、ユーザの所望する被制御装置が明確に決定されるように、所望の値が、実験的、理論的、経験的、又はシミュレーション等によって、採用されてよい。ここで、要求信号の受信後、所定時間以内において、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されると判定された場合(ステップS120:Yes)、CPU105の統括の下で、通信手段102によって、被制御装置のIPアドレス(Internet Protocol Address)等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号がネットワークに送信される(ステップS130)。続いて、上述したステップS110に戻る。
他方、ステップS120の判定の結果、要求信号の受信後、所定時間以内において、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されると判定されない場合(ステップS120:No)、上述したように、CPU105の統括の下で、注視点検知手段101によって、ユーザから視線が注がれている注視点を検知する検知処理が行われる(ステップS113)。或いは、ステップS120の判定の結果、要求信号の受信後、所定時間以内において、ユーザから視線が注がれている注視点が検知されると判定されない場合(ステップS120:No)、上述したように、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われてもよい(ステップS110)。
(4−2−2) 動作原理 − リモートコントロール装置の通信処理 −
図8(b)に示されるように、第2実施例に係る遠隔制御システム100に係るリモートコントロール装置200においては、先ず、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS210)。
次に、CPU205の統括の下で、例えば操作開始ボタン202のユーザによる押し下げが検知されることで、ユーザが操作を開始したか否かが判定される(ステップS220)。特に、CPU205の統括の下で、操作開始ボタン202に加えて又は代えて、加速度センサ203を介して、ユーザがリモートコントロール装置200を持ち上げるなどの動作の検知によって、ユーザが操作を開始したか否かを判定してよい。或いは、CPU205の統括の下で、操作開始ボタン202に加えて又は代えて、注視点検出手段204を介して、ユーザがリモコンに視線を向けたことの検知によって、ユーザが操作を開始したか否かを判定してよい。
ここで、例えば操作開始ボタン202のユーザによる押し下げが検知され、ユーザが操作を開始したと判定される場合(ステップS220:Yes)、CPU205の統括の下で、通信手段201によって、ユーザがリモートコントロール装置200を所持したことを示すと共に、制御装置による一の被制御装置の制御の許可を要求するための要求信号が送信される(ステップS225)。
続いて、CPU205の統括の下で、リモートコントロール装置200は、上述した許可信号の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS230)。
次に、CPU205の統括の下で、要求信号の送信後、第2所定時間以内において、上述した許可信号を受信したか否かが判定される(ステップS240)。ここに本実施例に係る「第2所定時間」とは、例えば要求信号の送信後、許可信号が受信されるまでの予め設定された時間間隔を意味する。この第2所定時間は、要求信号の送信後、許可信号の受信によって、被制御装置によってリモートコントロール装置200の遠隔制御の許可が明確になるように、所望の値が、実験的、理論的、経験的、又はシミュレーション等によって、採用されてよい。ここで、上述した許可信号を受信したと判定される場合(ステップS240:Yes)、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行する(ステップS250)。
他方、ステップS240の判定の結果、要求信号の送信後、第2所定時間以内において、上述した許可信号を受信したと判定されない場合(ステップS240:No)、上述したように、CPU205の統括の下で、リモートコントロール装置200は、上述した許可信号の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS230)。或いは、ステップS240の判定の結果、要求信号の送信後、第2所定時間以内において、上述した許可信号を受信したと判定されない場合(ステップS240:No)、上述したように、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS210)。
(4−2−3) 動作原理 − 全体動作のタイミング −
次に、図9を参照して、第2実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングについて説明する。ここに、図9は、第2実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングを示したタイミングチャートである。
図9に示されるように、第2実施例に係る遠隔制御システム100において、先ず、被制御装置100は、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS10)。と同時に又は相前後して、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS20)。
次に、ユーザによって、例えば操作開始ボタン202の押し下げが検知されることで、ユーザが操作を開始したことがリモートコントロール装置200において判定される(ステップS30)。
次に、リモートコントロール装置200は、CPU205の統括の下で、上述したリモートコントロール装置200のIPアドレス等のリモートコントロール装置200を一意に識別可能な第2識別情報を含む要求信号が送信される(ステップS35)。
次に、リモートコントロール装置200は、CPU205の統括の下で、上述した許可信号110の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS40)。
次に、ユーザによって、被制御装置100に対して視線が注がれる(ステップS50)。
次に、被制御装置100は、CPU205の統括の下で、遠隔制御が自らに対して要求されたことを検知する(ステップS60)。具体的には、ユーザが、被制御装置100に視線を向けると、注視点検知手段101が検知する。
次に、被制御装置100においては、CPU105の統括の下で、通信手段102によって、被制御装置のIPアドレス等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号がネットワーク上で第2識別情報によって識別されるリモートコントロール装置200に対して送信される(ステップS70)。具体的には、通信手段102を通じて、自機器(被制御装置100)を識別可能なIPアドレス、即ち、固有の識別子を含む許可信号110をネットワーク上にユニキャスト方式で送信する。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号が受信される(ステップS80)。具体的には、リモートコントロール装置200は、通信手段201によって、許可信号を受信する。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行(遷移)する(ステップS90)。
以上の結果、第2実施例によれば、被制御装置100は、受信された第2識別情報によって特定される制御装置に対して、第1識別情報を送信するので、リモートコントロール装置200は、送信された第1識別情報に基づいて、被制御装置100を適切に、且つ高精度に、且つ秘匿性を高めて遠隔制御することが可能である。
加えて、リモートコントロール装置200は、第1識別情報と許可信号とに基づいて、被制御装置100を遠隔制御するので、被制御装置100をより適切に、且つより高精度に、且つ秘匿性をより高めて遠隔制御することが可能である。
加えて、リモートコントロール装置200は、要求信号を受信した後、特定手段によって一の被制御装置が所定時間内に特定された場合、被制御装置100を遠隔制御するので、第1識別情報と許可信号とに基づいて、被制御装置100をより適切に、且つより高精度に、且つ秘匿性をより高めて遠隔制御することが可能である。
(5) 遠隔制御システムの第3実施例
次に、図10及び図11を参照して、本発明に係る遠隔制御システムの第3実施例について説明する。尚、第3実施例において、上述した第2実施例に係る構成要素と概ね同様の構成及び処理には、同様の符号番号と、同様の用語を用いて、それらの説明は適宜省略する。
次に、図10及び図11を参照して、第3実施例に係る遠隔制御システム100の動作原理について説明する。ここに、図10は、第3実施例に係る遠隔制御システム100において、被制御装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図10(a))、及びリモートコントロール装置に着目した通信処理の一連の流れを示したフローチャート(図10(b))である。
(5−1) 動作原理 − 被制御装置の通信処理 −
図10(a)に示されるように、第3実施例に係る遠隔制御システム100に係る被制御装置100においては、先ず、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS110)。
続いて、CPU105の統括の下で、赤外線通信手段104によって、ユーザがリモートコントロール装置200を介して遠隔制御要求したことを示す要求信号が受信されたか否かが判定される(ステップS111a)。ここで、要求信号が受信されたと判定された場合(ステップS111a:Yes)、CPU105の統括の下で、要求信号に含まれる、リモートコントロール装置200のIPアドレス等のリモートコントロール装置200を一意に識別可能な第2識別情報が取得される(ステップS112)。
続いて、CPU105の統括の下で、赤外線通信手段104によって、被制御装置のIPアドレス等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号がネットワーク上で第2識別情報によって一意に識別されるリモートコントロール装置200に送信される(ステップS130)。続いて、上述したステップS110に戻る。
他方、ステップS111aの判定の結果、赤外線通信手段104によって、ユーザがリモートコントロール装置200を介して遠隔制御要求したことを示す要求信号が受信されたと判定されない場合(ステップS111a:No)、上述したように、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われてもよい(ステップS110)。
(5−2) 動作原理 − リモートコントロール装置の通信処理 −
図10(b)に示されるように、第3実施例に係る遠隔制御システム100に係るリモートコントロール装置200においては、先ず、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS210)。
次に、CPU205の統括の下で、例えば操作開始ボタン202のユーザによる押し下げが検知されることで、ユーザが操作を開始したか否かが判定される(ステップS220)。ここで、例えば操作開始ボタン202のユーザによる押し下げが検知され、ユーザが操作を開始したと判定される場合(ステップS220:Yes)、CPU205の統括の下で、赤外線通信手段205によって、ユーザがリモートコントロール装置200を介して遠隔制御要求したことを示す要求信号が送信される(ステップS225a)。
続いて、CPU205の統括の下で、リモートコントロール装置200は、上述した許可信号の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS230)。
次に、CPU205の統括の下で、要求信号の送信後、上述の第2所定時間以内において、上述した許可信号を受信したか否かが判定される(ステップS240)。ここで、上述した許可信号を受信したと判定される場合(ステップS240:Yes)、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行する(ステップS250)。
他方、ステップS240の判定の結果、要求信号の送信後、第2所定時間以内において、上述した許可信号を受信したと判定されない場合(ステップS240:No)、上述したように、CPU205の統括の下で、リモートコントロール装置200は、上述した許可信号の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS230)。或いは、ステップS240の判定の結果、要求信号の送信後、第2所定時間以内において、上述した許可信号を受信したと判定されない場合(ステップS240:No)、上述したように、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS210)。
(5−3) 動作原理 − 全体動作のタイミング −
次に、図11を参照して、第3実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングについて説明する。ここに、図11は、第3実施例に係る遠隔制御システム100において、ユーザの動作と、被制御装置の動作と、リモートコントロール装置の動作との一連のタイミングを示したタイミングチャートである。
図11に示されるように、第3実施例に係る遠隔制御システム100において、先ず、被制御装置100は、CPU105の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS10)。と同時に又は相前後して、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、初期状態として、ネットワークに接続するための各種の通信処理が行われる(ステップS20)。
次に、ユーザによって、例えば操作開始ボタン202の押し下げが検知されることで、ユーザが操作を開始したことがリモートコントロール装置200において判定される(ステップS30)。
次に、リモートコントロール装置200は、CPU205の統括の下で、赤外線通信手段205によって、上述したリモートコントロール装置200のIPアドレス等のリモートコントロール装置200を一意に識別可能な第2識別情報を含むと共に、ユーザがリモートコントロール装置200を介して遠隔制御要求したことを示す要求信号が送信される(ステップS35a)。と同時に又は相前後して、リモートコントロール装置200は、CPU205の統括の下で、上述した許可信号110の受信を待つ待ち状態へと移行する(ステップS40)。
次に、被制御装置100は、CPU205の統括の下で、赤外線通信手段205による要求信号の送信と同時に又は相前後して、遠隔制御が自らに対して要求されたことを検知する(ステップS60)。
次に、被制御装置100においては、CPU105の統括の下で、赤外線通信手段104によって、被制御装置のIPアドレス等の被制御装置100を一意に識別可能な第1識別情報を含む当該被制御装置100に対する遠隔制御を許可するための許可信号がネットワーク上で第2識別情報によって識別されるリモートコントロール装置200に対して送信される(ステップS70)。具体的には、通信手段102を通じて、自機器(被制御装置100)を識別可能なIPアドレス、即ち、固有の識別子を含む許可信号110を送信する。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号が受信される(ステップS80)。具体的には、リモートコントロール装置200は、通信手段201よって、許可信号を受信する。
次に、リモートコントロール装置200においては、CPU205の統括の下で、上述した許可信号に含まれる第1識別情報によって一意に識別された被制御装置100を遠隔制御することが可能な遠隔制御可能状態へと移行(遷移)する(ステップS90)。
第3実施例によれば、リモートコントロール装置200は、赤外線を介した低コストな通信手法に基づいて、一の被制御装置を適切に、且つ高精度に、且つ秘匿性を高めて遠隔制御することが可能である。
本実施例では、DVDレコーダーやテレビやエアコン等の複数の被制御装置を備えた遠隔制御システムについて説明したが、例えば、映像や音声を記録再生する電子機器、例えばルーターやサーバー等の各種のネットワーク通信機器、家電機器、HDD(Hard Disc Drive)レコーダーや、デジタルカメラや、カーナビゲーションや、TV(Television)の録画に対応したPC(Personal Computer)、携帯電話、又は、ゲーム機器などの全ての電子機器を備えた遠隔制御システムに適用することが可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う遠隔制御システム及び遠隔制御システムの制御方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る遠隔制御システム及び遠隔制御システムの制御方法は、例えば複数の被制御装置を遠隔制御することが可能な遠隔制御システムに利用可能である。

Claims (8)

  1. 複数の被制御装置と、
    前記複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定手段と、
    前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を遠隔制御する制御装置と、
    を備える遠隔制御システムであって、
    前記制御装置は、
    前記第1識別情報を受信するための第1受信手段と、
    前記制御装置を識別する第2識別情報を送信するための第1送信手段と、
    前記第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を識別し、遠隔制御する遠隔制御手段と、
    前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを判定する判定手段と、
    前記ユーザが前記制御装置を持ったと判定される場合、前記第2識別情報を送信するように前記第1送信手段を制御する制御手段と、
    当該制御装置に対して、前記ユーザの視線が注がれている注視点を検知する検知手段とを備え、
    前記一の被制御装置は、
    前記送信された第2識別情報を受信するための第2受信手段と、
    前記受信された第2識別情報によって特定される制御装置に対して、前記第1識情報を送信する第2送信手段とを備え、
    前記判定手段は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを、前記検知された注視点に基づいて判定することを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 前記特定手段は、前記ユーザの視線が注がれている注視点に基づいて、前記一の被制御装置を特定することに加えて又は代えて、前記ユーザの顔が検出できるか否かに基づいて、前記一の被制御装置を特定することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  3. 前記第2送信手段は、前記特定手段によって前記一の被制御装置が特定された後、前記第1識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可するための許
    可信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  4. 前記第1送信手段は、前記第2識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可を要求するための要求信号を送信し、
    前記第2送信手段は、前記第2受信手段によって前記要求信号が受信された後、前記第1識別情報に加えて前記制御装置による前記一の被制御装置の制御の許可するための許可信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  5. 前記第2送信手段は、前記第2受信手段によって前記要求信号を受信した後、前記特定手段によって前記一の被制御装置が所定時間内に特定された場合、前記第1識別情報に加えて前記許可信号を送信することを特徴とする請求項に記載の遠隔制御システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記制御装置における運動エネルギーの変化を検出する第2検出手段と、
    前記判定手段は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを、前記検出された運動エネルギーの変化に基づいて判定することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  7. 前記第1受信手段は、前記第1識別情報を、赤外線を介して受信し、
    前記第1送信手段は、前記第2識別情報を、赤外線を介して送信し、
    前記第2受信手段は、前記第2識別情報を、赤外線を介して受信し、
    前記第2送信手段は、前記第1識別情報を、赤外線を介して送信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  8. 複数の被制御装置と、前記複数の被制御装置を夫々遠隔制御可能な制御装置と備える遠隔制御システムの制御方法であって、
    前記複数の被制御装置のうち、ユーザが遠隔制御の対象として所望する一の被制御装置を特定する特定工程と、
    前記特定された一の被制御装置を識別する第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を遠隔制御するように前記制御装置を制御する遠隔制御工程と、
    を備え、
    前記遠隔制御工程は、
    前記第1識別情報を受信するための第1受信工程と、
    前記制御装置を識別する第2識別情報を送信するための第1送信工程と、
    前記第1識別情報に基づいて、前記一の被制御装置を識別し、遠隔制御する制御工程と、
    前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを判定する判定工程と、
    前記ユーザが前記制御装置を持ったと判定される場合、前記第2識別情報を送信するように前記第1送信工程を制御する制御工程と、
    当該制御装置に対して、前記ユーザの視線が注がれている注視点を検知する検知工程と、
    前記一の被制御装置が、前記送信された第2識別情報を受信する第2受信工程と、
    前記一の被制御装置が、前記受信された第2識別情報によって特定される制御装置に対して、前記第1識別情報を送信する第2送信工程と、を備え、
    前記判定工程は、前記ユーザが前記制御装置を持ったか否かを、前記検知された注視点に基づいて判定することを特徴とする遠隔制御システムの制御方法。
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