JP4680794B2 - Oil pump and oil pump lubrication structure - Google Patents
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Description
本発明は、オイルポンプ及びオイルポンプの潤滑構造に関し、特に歯部を有するインナロータとその歯部に噛み合う歯溝を有するアウタロータとが相対的に回転することによって歯部と歯溝によって形成される閉込部によってオイルを吸引して吐出するオイルポンプ及びオイルポンプの潤滑構造に関する。 The present invention relates to an oil pump and an oil pump lubrication structure, and more particularly to a closed structure formed by a tooth portion and a tooth groove by relatively rotating an inner rotor having a tooth portion and an outer rotor having a tooth groove meshing with the tooth portion. The present invention relates to an oil pump that sucks and discharges oil by an insertion portion and a lubricating structure of the oil pump.
車両用エンジンに配置されるターボ過給機は、例えば図13に断面図を示すように、タービン室101とコンプレッサ室102がセンタハウジング103を介して一体結合され、タービン室101内のタービンホイール104とコンプレッサ室102内のコンプレッサホイール105とが、センタハウジング103内に設けられたコンプレッサホイール側軸受106a及びタービンホイール側軸受106bによって回転自在に軸支されたタービン軸107によって連結されている。このターボ過給機100は、エキゾーストマニホールドからの排気ガスによってタービンホイール104を回転させることによりタービン軸107を介してコンプレッサホイール105が回転する。この回転するコンプレッサホイール105によって圧縮された吸気がインテークマニホールドに送られて過給が行われる。
For example, as shown in a cross-sectional view in FIG. 13, a turbocharger disposed in a vehicle engine is configured such that a
このターボ過給機100のタービン軸107は、高速で回転して高温になるためタービンホイール側軸受106aとコンプレッサホイール側軸受106bを十分に潤滑及び冷却する必要がある。なお、センタハウジング103とタービン室101の境界部分及びセンタハウジング103とコンプレッサ室102の境界部分にオイルシール部119が配設されている。
Since the
このためオイルOLをセンタハウジング103内の上部に開口するオイル入口108aから供給し、センタハウジング103に設けた給油通路109を経てタービンホイール側軸受106a及びコンプレッサホイール側軸受106bに供給して該部を潤滑及び冷却する。タービンホイール側軸受106a及びコンプレッサホイール側軸受106bを潤滑及び冷却したオイルOLは、センタハウジング103の下部に開口するオイル出口108bから排出して回収される。
Therefore, the oil OL is supplied from an
このようなターボ過給機を縦置き配置された車両用水平対向式エンジンに搭載する場合には、車体重心位置を低下させて走行安定性の向上を図り、更に各バンクとターボ過給機との間に介在する中間排気パイプの省略及びターボ過給機のタイムラグを減少させてレスポンスを向上させるため、排気ポートの直下、即ち左右のバンク下面にターボ過給機を直結配置することが知られている(例えば、特許文献1参照)。 When such a turbocharger is mounted on a horizontally opposed engine for vehicles arranged vertically, the center of gravity of the vehicle body is lowered to improve running stability, and each bank, turbocharger, In order to improve the response by omitting the intermediate exhaust pipe interposed between the two and reducing the time lag of the turbocharger, it is known to directly connect the turbocharger directly below the exhaust port, that is, on the lower surfaces of the left and right banks. (For example, refer to Patent Document 1).
この種の左右のバンク下面にターボ過給機を配設した水平対向式エンジンは、図14に水平対向式エンジンの概要を示すように、エンジン本体111の内部に配置された図示しないオイル供給ポンプによってクランクケース112の直下に取り付けられたオイルパン113内のオイルOLが吸い上げられ、クランクケース112内及び左右のバンク115L、115R内のギャラリに導かれ、左バンク115Lのシリンダヘッド116L内の動弁機構及び右バンク115Rのシリンダヘッド116R内の動弁機構に供給される。
This type of horizontally opposed engine having turbochargers disposed on the lower surfaces of the left and right banks is an oil supply pump (not shown) disposed inside the engine
一方、ギャラリから分岐したオイル通路を介して右バンク115Rの下面に配置されたターボ過給機100R及び左バンク115Lの下面に配置されたターボ過給機100LにそれぞれオイルOLを供給して、ターボ過給機100R、100Lを潤滑する。
On the other hand, oil OL is supplied to the
ターボ過給機100R及び100Lの潤滑及び冷却に使用されたオイルOL及び、それらのタービン室101内でタービンホイール104によって加圧されたエア及びコンプレッサ室102内でコンプレッサホイール105によって加圧されたエアがシール部119の隙間からセンタハウジング103内に漏れ出した高圧のターボブローバイガスは、ターボ過給機100R、100Lがオイルパン113内のオイルOLの油面Laより下方に位置することから、ターボ過給機100R、100Lの下方にそれぞれ配設されたオイル捕集タンク121R、121Lに回収された後に、オイル回収通路122及びオイル回収通路122に介在するスカベンジングポンプ等のオイル循環ポンプ123によってオイルパン113に送出される。また、オイル捕集タンク121Lの上部が圧力調整通路124によってクランクケース112内に連通している。
Oil OL used for lubrication and cooling of the
オイル循環ポンプ123は、例えば、吸入ポート、吐出ポート、及びロータ収容部が形成されたポンプハウジング部を有し、ロータ収容部内に配置されたアウタロータと、そのアウタロータの歯溝に噛み合う歯部を有するインナロータとが相対的に回転することにより歯部と歯溝によって形成される閉込部によってオイルOLを吸込ポートからロータ収容部内に吸引し後吐出ポートから吐き出す内接形歯車ポンプによって形成される。
The
ここで、オイル循環ポンプ123が比較的長期間にわたって停止状態に維持されると、オイル循環ポンプ123内に残存するオイルOLがオイル回収通路122を介してオイル捕集タンク121R、121Lに戻される。これによりオイル循環ポンプ123のロータ収容部内に配置されたアウタロータの歯溝とインナロータの歯部との間の摺接部やロータ収容部の周面とアウタロータの外周面との間の摺動部には、油膜が十分に形成されず潤滑不足となり再始動時に該部に摩耗や焼付きが発生する要因となる。特に、オイル捕集タンク121R、121Lを左右のバンク115R、115Lの下方に配置し、オイル循環ポンプ123をシリンダヘッド116L或いは116Rに配置するタイプにおいては、オイル循環ポンプ123とオイル捕集タンク121R、121Lとの間に高低差があり、かつ比較的離れて配置されオイル捕集タンク121R、121Lとオイルポンプ123を結ぶオイル回収通路122が長くなり、オイル循環ポンプ123の始動からオイル捕集タンク121R、121L内のオイルOLがオイル回収通路122を経てオイル循環ポンプ123に供給されるまでのタイムラグが比較的大きくなり、オイル循環ポンプ123の潤滑不足により摩耗や焼付きの発生が懸念される。
Here, when the
ここで、比較的長期間にわたる停止状態から再始動する際における潤滑不足に起因するオイルポンプの摩耗や焼付きを回避する手段として、アウタロータ及びインナロータを収容するポンプハウジング部における吐出ポート部の近傍に、オイルポンプの停止状態にあるときにオイルの一部を残留させる凹部を形成することが知られている(例えば、特許文献2参照)。 Here, as a means for avoiding wear and seizure of the oil pump due to insufficient lubrication when restarting from a stopped state for a relatively long period of time, in the vicinity of the discharge port portion in the pump housing portion housing the outer rotor and the inner rotor. It is known to form a recess that retains a portion of oil when the oil pump is stopped (see, for example, Patent Document 2).
また、オイルポンプが停止状態にあるとき、オイルの一部を吸入ポートに残留させるためにオイルが吸入通路部に戻るのを抑制する堰状の突起を設けることも知られている(例えば、特許文献3参照)。 It is also known to provide a weir-like protrusion that suppresses the return of oil to the suction passage portion so that part of the oil remains in the suction port when the oil pump is stopped (for example, a patent Reference 3).
上記特許文献2によるとオイルポンプの停止状態においてオイルの一部を残留させる凹部を吐出ポート部の近傍に形成することによって、停止状態から再始動した際に凹部に残留されたオイルをインナロータ及びインナロータに供給することができる。しかし、長期間にわたる停止状態において凹部に十分な量のオイルを保持することは困難であり、アウタロータの歯溝とインナロータの歯部との間の摺動部やロータ収容部の内周面とアウタロータの外周面との間の摺動部に十分な油膜を保持することができず、再始動する際にオイルポンプの摩耗や焼付きが懸念される。
According to the above-mentioned
一方、特許文献3においても、特許文献2と同様に長期間の停止状態にわたって堰状の突起により十分な量のオイルを保持することは困難であり、また、吸入ポート部に堰状の突起を設けることから、比較的高回転域でインナロータが回転されたときに、吸入ポート部に導入されたオイルの流れがその突起によって絞られてキャビテーション現象が発生してオイルポンプの性能に影響を及ぼすことが懸念される。
On the other hand, in Patent Document 3, it is difficult to hold a sufficient amount of oil by a weir-shaped protrusion over a long-term stop state as in
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、オイルポンプの始動の際に潤滑用のオイルを迅速かつ十分に確保することによって、始動時における各部の摩耗や焼付きの発生を防止し、かつ安定した性能が確保できるオイルポンプ及びオイルポンプの潤滑構造を提供することにある。 Therefore, the object of the present invention made in view of such points is to prevent the occurrence of wear and seizure of each part at the start by ensuring the oil for lubrication quickly and sufficiently at the start of the oil pump, Another object of the present invention is to provide an oil pump and an oil pump lubrication structure that can ensure stable performance.
上記目的を達成する請求項1に記載のオイルポンプは、内周に歯溝を有するアウタロータと、該歯溝に噛み合いアウタロータとの間に閉込部を形成する歯部を有するインナロータと、前記アウタロータ及びインナロータを回転自在に保持しかつ収容するロータ収容部、前記閉込部にオイルを導入する吸入ポート、及び前記閉込部によって送られるオイルを吐出する吐出ポートを有するポンプハウジング部と、を備えたオイルポンプにおいて、前記ポンプハウジング部は、第1接合面に開口する前記ロータ収容部を有するポンプハウジング部材と、前記第1接合面に接合可能な第2接合面を有して前記ロータ収容部の開口を閉塞するポンプカバー部材と、該ポンプカバー部材の第2接合面に形成されたオイル導入溝と該第2接合面に接合するポンプハウジング部材の第1接合面によって形成され、オイル圧送手段により圧送されるオイルを前記ロータ収容部内に導入するオイル導入通路と、を備えたことを特徴とする。 The oil pump according to claim 1, which achieves the above object, includes an outer rotor having a tooth groove on an inner periphery thereof, an inner rotor having a tooth portion that meshes with the tooth groove and forms a confining portion between the outer rotor, and the outer rotor. And a rotor housing portion that rotatably holds and accommodates the inner rotor, a suction port that introduces oil into the closing portion, and a pump housing portion that has a discharge port that discharges oil sent by the closing portion. In the oil pump, the pump housing portion has a pump housing member having the rotor housing portion that opens to the first joint surface, and a second joint surface that can be joined to the first joint surface, and the rotor housing portion. A pump cover member that closes the opening of the pump cover, an oil introduction groove formed on the second joint surface of the pump cover member, and a port joined to the second joint surface. Formed by the first joint surface of the flop housing member, characterized by comprising a an oil introduction passage for introducing the oil to be pumped into the rotor accommodating portion by the oil pumping means.
上記目的を達成する請求項2に記載のオイルポンプは、内周に歯溝を有するアウタロータと、該歯溝に噛み合いアウタロータとの間に閉込部を形成する歯部を有するインナロータと、前記アウタロータ及びインナロータを回転自在に保持しかつ収容するロータ収容部、前記閉込部にオイルを導入する吸入ポート、及び前記閉込部によって送られるオイルを吐出する吐出ポートを有するポンプハウジング部と、を備えたオイルポンプにおいて、前記ポンプハウジング部は、オイル圧送手段によって圧送されるオイルを前記ロータ収容部内に導入するオイル導入通路を備え、前記オイル導入通路と前記閉込部とが断続的に連通することにより前記閉込部にオイルが間欠的に導入されることを特徴とする。
The oil pump according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のオイルポンプにおいて、前記オイル導入通路は、前記ロータ収容部を介在して前記吸入ポート又は吐出ポートと連通することを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the oil pump according to the first or second aspect , the oil introduction passage communicates with the suction port or the discharge port through the rotor housing portion .
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のオイルポンプにおいて、前記オイル導入通路は、上記互いに噛み合うアウタロータの歯溝とインナロータの歯部とによって形成される閉込部に対応してロータ収容部内にオイルを導入することを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the oil pump according to any one of the first to third aspects, the oil introduction passage is formed by a tooth groove of the outer rotor and a tooth portion of the inner rotor that mesh with each other. Oil is introduced into the rotor accommodating portion corresponding to the insertion portion .
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のオイルポンプにおいて、前記オイル導入通路は、アウタロータの歯底円とインナロータの歯底円との間に対応してロータ収容部内にオイルを導入することを特徴とする。 According to a fifth aspect of the present invention, in the oil pump according to any one of the first to third aspects, the oil introduction passage corresponds between a bottom circle of the outer rotor and a bottom circle of the inner rotor. Oil is introduced into the rotor accommodating portion .
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のオイルポンプにおいて、前記吸入ポート及び吐出ポートは、オイル導入通路と連通状態の閉込部とはアウタロータ及び/またはインナロータによって非連通状態に保持されることを特徴とする。 According to a sixth aspect of the present invention, in the oil pump according to any one of the first to fifth aspects, the suction port and the discharge port include an outer rotor and / or a closed portion in communication with the oil introduction passage. The inner rotor is held in a non-communication state.
請求項7に記載の発明は、請求項2に記載のオイルポンプにおいて、前記ポンプハウジング部は、第1接合面に開口する前記ロータ部を収容するポンプハウジング部材と、前記第1接合面に接合可能な第2接合面を有して前記ロータ収容部の開口を閉塞するポンプカバー部材とを備え、前記オイル導入通路は、前記ポンプハウジング部材の第1接合面又は前記ポンプカバー部材の第2接合面に形成されたオイル導入溝と、前記インナロータに形成されたオイル導入溝と、前記ポンプカバー部材の第2面と、によって形成されたことを特徴とする。 According to a seventh aspect of the present invention, in the oil pump according to the second aspect, the pump housing portion is joined to the pump joint member that accommodates the rotor portion that opens to the first joint surface, and the first joint surface. A pump cover member that has a possible second joint surface and closes the opening of the rotor accommodating portion, and the oil introduction passage is a first joint surface of the pump housing member or a second joint of the pump cover member. An oil introduction groove formed in the surface, an oil introduction groove formed in the inner rotor, and a second surface of the pump cover member are formed .
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載のオイルポンプにおいて、前記ポンプハウジング部は、第1接合面に開口する前記ロータ収容部を有するポンプハウジング部材と、前記第1接合面に接合可能な第2接合面を有して前記ロータ収容部の開口を閉塞するポンプカバー部材とを備え、前記オイル導入通路は、前記ポンプカバー部材の第2接合面に形成され、一端が前記アウタロータの歯先円と前記アウタロータの歯底円との間まで延在するオイル導入溝と該第2接合面に接合するポンプハウジング部材の第1接合面によって形成されたことを特徴とする。 According to an eighth aspect of the present invention, in the oil pump according to the second aspect, the pump housing portion is joined to the first joint surface with a pump housing member having the rotor accommodating portion that opens to the first joint surface. A pump cover member having a possible second joint surface and closing the opening of the rotor accommodating portion, wherein the oil introduction passage is formed in the second joint surface of the pump cover member, and one end of the outer rotor It is characterized in that it is formed by an oil introduction groove extending between a tooth tip circle and a root circle of the outer rotor, and a first joint surface of a pump housing member joined to the second joint surface .
請求項9に記載のオイルポンプの潤滑構造の発明は、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載のオイルポンプが、エンジンの始動と共に作動するオイル供給ポンプから圧送されるオイルを導くギャラリ及び動弁機構を備えたシリンダヘッドの側面に配置され、前記オイルポンプが前記動弁機構のカムシャフトによって駆動され、オイル導入通路が前記ギャラリと連通していることを特徴とする。 According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a lubricating structure for an oil pump , wherein the oil pump according to any one of the first to eighth aspects guides oil pumped from an oil supply pump that operates when the engine is started. And the oil pump is driven by a camshaft of the valve mechanism, and an oil introduction passage communicates with the gallery .
請求項10に記載のオイルポンプの潤滑構造の発明は、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載のオイルポンプが、エンジンの始動と共に作動するオイル供給ポンプから圧送されるオイルを導くギャラリ及び動弁機構を備えたシリンダヘッドの側面に配置され、前記オイル導入通路が前記ギャラリと連通し、吸入ポートが該オイルポンプより下方に配置されたオイル捕集タンクにオイル吸入通路を介して連通していることを特徴とする。 An oil pump lubrication structure according to a tenth aspect of the present invention is a gallery in which the oil pump according to any one of the first to eighth aspects guides oil fed by pressure from an oil supply pump that operates when the engine is started. The oil introduction passage is communicated with the gallery, and the suction port is communicated with the oil collection tank disposed below the oil pump via the oil suction passage. It is characterized by that.
請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載のオイルポンプの潤滑構造において、前記オイル導入通路は、オリフィスを介在して前記ギャラリと連通することを特徴とする。 According to an eleventh aspect of the present invention, in the oil pump lubrication structure according to the ninth or tenth aspect, the oil introduction passage communicates with the gallery via an orifice .
請求項1の発明によると、第1接合面を有するポンプハウジング部材と第2接合面を有するポンプカバー部材によってポンプハウジング部を構成することができ、かつ、第2接合面にオイル導入溝を形成する簡易な構成で、ポンプハウジング部材の第1接合面とポンプカバー部材の第2接合面によって、オイル圧送手段によって圧送されるオイルをロータ収容部内に導入するオイル導入通路を形成することができる。従って、オイルポンプを始動する際にオイル圧送手段からのオイルがオイル導入通路を介してロータ収容部内に瞬時に供給され、始動後迅速にロータ収容部内のアウタロータやインナロータ等の摺動部が潤滑されて始動時における各部の摩耗や焼付きの発生が防止できる。更に、前記特許文献1や特許文献2のように停止状態においてオイルを残留させる凹部や堰状の突部を吐出ポートの近傍や吸込ポートに設ける必要がなく、オイルポンプの安定した性能が確保できる。更に、オイル圧送手段からオイル導入通路を介してロータ収容部内に供給されるオイルが呼び水となり、始動時の吸上げ性能を確保できる。
According to the first aspect of the present invention, the pump housing part can be constituted by the pump housing member having the first joint surface and the pump cover member having the second joint surface, and the oil introduction groove is formed in the second joint surface. With this simple configuration, an oil introduction passage for introducing oil pumped by the oil pumping means into the rotor housing portion can be formed by the first joint surface of the pump housing member and the second joint surface of the pump cover member . Therefore, when starting the oil pump , the oil from the oil pressure feeding means is instantaneously supplied into the rotor accommodating portion via the oil introduction passage, and the sliding portions such as the outer rotor and the inner rotor in the rotor accommodating portion are quickly lubricated after starting. Thus, wear and seizure of each part at the start can be prevented. Furthermore, unlike the Patent Document 1 and
請求項2の発明によると、オイル圧送手段によって圧送されるオイルをロータ収容部内に導入するオイル導入通路を備えることにより、オイルポンプを始動する際にオイル圧送手段からのオイルがオイル導入通路を介してロータ収容部内に瞬時に供給され、始動後迅速にロータ収容部内のアウタロータやインナロータ等の摺動部が潤滑されて始動時における各部の摩耗や焼付きの発生が防止できる。特に、オイル導入通路と閉込部とが断続的に連通することにより閉込部にオイルが間欠的に導入されることになるため、オイルポンプ内に供給するオイルの量を少なく抑えることができるため潤滑用のオイルを迅速かつ十分に確保しつつオイルポンプの吸上げ効率の低下を抑制することができる。更に、オイル圧送手段からオイル導入通路を介してロータ収容部内に供給されるオイルが呼び水となり、始動時の吸上げ性能を確保できる。
According to the invention of
請求項3の発明によると、オイル導入通路がロータ収容部を介在して吸入ポート又は吐出ポートに連通することから、オイル導入通路から供給されたオイルが直接的に吸入ポート側や吐出ポート側に供給されることなく、オイル導入通路から供給されたオイルがロータ収容部内を経由して吸入ポート側や吐出ポート側に供給されるため、ロータ収容部内のアウタロータやインナロータ側を確実に潤滑することができる。 According to the invention of claim 3, since the oil introduction passage communicates with the suction port or the discharge port via the rotor housing portion, the oil supplied from the oil introduction passage directly to the suction port side or the discharge port side. Since the oil supplied from the oil introduction passage is supplied to the suction port side and the discharge port side via the inside of the rotor housing portion without being supplied, it is possible to reliably lubricate the outer rotor and the inner rotor side in the rotor housing portion. it can.
請求項4の発明によると、オイル導入通路からのオイルをアウタロータの歯溝とインナロータの歯部によって形成される閉込部に導入することができ、アウタロータの歯溝とインナロータの歯部との間の摺動部にオイルを確実に供給することができる。 According to the invention of claim 4, oil from the oil introduction passage can be introduced into the closed portion formed by the tooth groove of the outer rotor and the tooth portion of the inner rotor, and between the tooth groove of the outer rotor and the tooth portion of the inner rotor. Oil can be reliably supplied to the sliding portion.
請求項5の発明によると、オイル導入通路からのオイルをアウタロータの歯底円とインナロータの歯底円との間に対応してロータ収容部内に導入することによって、アウタロータの歯溝とインナロータの歯部によって形成される閉込部に確実に供給でき、アウタロータの歯溝とインナロータの歯部との間の摺動部にオイルを確実に供給することができる。 According to the fifth aspect of the present invention, the oil from the oil introduction passage is introduced into the rotor accommodating portion correspondingly between the root circle of the outer rotor and the root circle of the inner rotor, so that the tooth gap of the outer rotor and the teeth of the inner rotor are obtained. The oil can be reliably supplied to the closed portion formed by the portion, and the oil can be reliably supplied to the sliding portion between the tooth groove of the outer rotor and the tooth portion of the inner rotor.
請求項6の発明によると、オイル導入通路と連通状態の閉込部と吸入ポート及び吐出ポートとをアウタロータ及び/またはインナロータによって非連通状態にすることによって、オイル導入通路から閉込部に導入されたオイルを閉込部内に滞留させることができ、アウタロータの歯溝とインナロータの歯部との間を確実に潤滑することができる。 According to the sixth aspect of the present invention, the closed portion in communication with the oil introduction passage, the suction port and the discharge port are brought into non-communication by the outer rotor and / or the inner rotor, so that the oil introduction passage is introduced into the closed portion. The oil can stay in the confinement part, and the gap between the outer rotor tooth gap and the inner rotor tooth part can be reliably lubricated.
請求項7の発明によると、オイル導入通路を、ポンプハウジング部材の第1接合面又はポンプカバー部材の第2接合面に形成されたオイル導入溝と、インナロータに形成されたオイル導入溝と、ポンプカバー部材の第2接合面とによって構成したことによって、閉込部と断続的に連通するオイル導入通路が形成できる。 According to the invention of claim 7, the oil introduction passage is provided with an oil introduction groove formed in the first joint surface of the pump housing member or the second joint surface of the pump cover member, an oil introduction groove formed in the inner rotor, and the pump. By comprising with the 2nd junction surface of a cover member, the oil introduction channel | path which communicates with a closed part intermittently can be formed.
請求項8の発明によると、ポンプハウジング部を、第1接合面に開口部が形成されたロータ収容部を有するポンプハウジング部材と、第1接合面に接合可能な第2接合面に一端がアウタロータの歯先円とアウタロータの歯底円との間まで延在するオイル導入溝を有しロータ収容部の開口部を閉塞するポンプカバー部材とにより構成することによって、ポンプハウジング部材の第1接合面とポンプカバー部材の第2接合面を接合することにより、閉込部と断続的に連通するオイル導入通路が形成できる。 According to the eighth aspect of the present invention, the pump housing member includes a pump housing member having a rotor accommodating portion in which an opening is formed on the first joint surface, and an outer rotor having one end on the second joint surface that can be joined to the first joint surface. And a pump cover member having an oil introduction groove extending between the tooth tip circle and the bottom circle of the outer rotor and closing the opening of the rotor housing portion, thereby the first joint surface of the pump housing member By joining the second joint surface of the pump cover member, an oil introduction passage that intermittently communicates with the confinement portion can be formed.
請求項9の発明によると、エンジンの始動と共に作動するオイル供給ポンプから圧送されるオイルを導くギャラリ及び動弁機構を備えたシリンダヘッドの側面に配置され、オイルポンプを動弁機構のカムシャフトによって駆動し、オイル導入通路がギャラリと連通することによって、エンジンの始動後瞬時にオイル供給ポンプから圧送されるオイルをギャラリ及びオイル導入通路を介してロータ収容部内に供給することができ、始動後迅速にロータ収容部内のアウタロータやインナロータ等が潤滑されて始動時における各部の摩耗や焼付きの発生が防止できる。 According to invention of Claim 9, it arrange | positions at the side of the cylinder head provided with the gallery which guides the oil pumped from the oil supply pump which operate | moves with engine start, and the valve operating mechanism, Driven and the oil introduction passage communicates with the gallery, so that the oil pressure-fed from the oil supply pump can be supplied into the rotor accommodating portion through the gallery and the oil introduction passage immediately after the engine is started. In addition, the outer rotor, the inner rotor, and the like in the rotor accommodating portion are lubricated to prevent the wear and seizure of each portion at the start.
請求項10の発明によると、エンジンの始動と共に作動するオイル供給ポンプから圧送されるオイルを導くギャラリ及び動弁機構を備えたシリンダヘッドの側面に配置され、オイル導入通路がギャラリと連通することによって、エンジンの始動後瞬時にオイル供給ポンプから圧送されるオイルをギャラリ及びオイル導入通路を介してロータ収容部に供給することができ、始動後迅速にロータ収容部内のアウタロータやインナロータ等の摺動部が潤滑されることから、オイルポンプの始動から、オイルポンプより下方に配置されたオイル捕集タンクをオイル吸入通路を介してロータ収容部に供給されるまでにタイムラグがある場合であってオイルポンプの摩耗や焼付きの発生が防止できる。
According to invention of
請求項11の発明によると、オイル導入通路がオリフィスを介してギャラリに連通することから、ギャラリ内のオイル圧が過剰に低下することが防止できると共に、エンジン停止後においてもギャラリ内のオイルが徐々にロータ収容部に供給される。
According to the invention of
以下、本発明によるオイルポンプの第1の実施の形態を、縦置き配置された車両用水平対向式エンジンに配置したオイル循環ポンプを例に図1乃至図7を参照して説明する。なお、各実施の形態におけるターボ過給機100L、100Rは、上記図13に示すターボ過給機100と実質同一構成であり、その詳細な説明は省略する。
Hereinafter, a first embodiment of an oil pump according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 7 by taking an oil circulation pump arranged in a horizontally opposed engine for vehicles arranged vertically as an example. Note that the
図1は、水平対向式エンジンの概略を示す一部断面正面図であり、図2は模式的に示す説明図、図3乃至図6はオイル循環ポンプの説明図、図7はオイル系統図である。 1 is a partially sectional front view showing an outline of a horizontally opposed engine, FIG. 2 is an explanatory diagram schematically showing, FIGS. 3 to 6 are explanatory diagrams of an oil circulation pump, and FIG. 7 is an oil system diagram. is there.
図1及び図2に示すようにエンジン10は、エンジン本体11の中央に配置されたクランクケース12に左右のバンク13L、13Rが設けられている。クランクケース12の直下にオイル貯留部となるオイルパン15が取り付けられ、左右のバンク13L、13Rの下面に一対のターボ過給機100L、100Rが互いに離間して配置されている。ターボ過給機100L、100Rはオイルパン15内のオイルOLの油面Laより下方に位置している。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
エンジン本体11の内部にエンジン10の始動と共に作動するオイル供給ポンプ21が配置され、オイル供給ポンプ21の吸込側となるオイルストレーナ22及びオイル吸引通路23を介してオイルパン15内のオイルOLを吸引し、オイルOLをエンジン本体11内のオイルギャラリから各潤滑部分に送圧すると共に、一部を分岐してターボ過給機100L、100Rの潤滑及び冷却のためにターボ過給機100L、100Rのオイル入口108aに送油するオイル潤滑系路が形成されている。
An
左側のターボ過給機100Lのセンタハウジング103の下部に開口するオイル出口108bが、オイルドレン連通路16Lを介してオイル捕集タンク17Lの上部に連通し、右側のターボ過給機100Rのセンタハウジング103の下部に開口するオイル出口108bが、オイルドレン連通路16Rを介してオイル捕集タンク17Rの上部に連通し、左右のオイル捕集タンク17Lと17Rの各車体幅方向中央側の下部間を連通通路28によって連通している。この連通通路28には、オイル捕集タンク17L側からオイル捕集タンク17R側へのオイルOLの移動を阻止する一方、オイル捕集タンク17R側からオイル捕集タンク61L側へのオイルOLの移動を許容する逆止弁28aが配置されている。
An
左側のオイル捕集タンク17Lの下部はオイル吸入通路29を介してオイルポンプであるオイル循環ポンプ31の吸入ポート47に連通し、オイル循環ポンプ31の吐出ポート42がシリンダヘッド14Lに形成されたオイル吐出通路となるカムシャフト孔14b及びバンク13Lに形成された図示しないドレン通路を介在してオイルパン15に連通している。また、オイル捕集タンク17Lの上部は、圧力調整パイプ27によって常時正圧に維持されるクランクケース12内に連通している。
The lower part of the left
このオイル循環ポンプ31は、左側のバンク13Lのシリンダヘッド14Lに配設され、シリンダヘッド14Lに配置された動弁機構65Lのカムシャフトに動力伝達可能に連結されてカムシャフトの回転によって駆動される。
The
オイル循環ポンプ31の概要を図3乃至図6を参照して説明する。図3はオイル循環ポンプ31の概要を示す図、図4は図3のI−I線断面図、図5は図3のII−II線断面図、図6は図3のIII−III線断面図である。
An outline of the
オイル循環ポンプ31は、内接形歯車ポンプであって、一端部が動弁機構65Lのカムシャフト65Laに動力伝達可能に連結される駆動軸32と、駆動軸32の他端部に結合されたインナロータ33と、アウタロータ34と、インナロータ33及びアウタロータ34を収容するロータ収容部41が形成されるポンプハウジング部35を有し、ポンプハウジング部35はポンプハウジング部材36とポンプカバー部材45から形成される。
The
ポンプハウジング部材36は、図3及び図4に示すようにシリンダヘッド14Lの側面14aに端面37aが当接して取り付けられる板状のベース部37及びベース部37から有底円筒状に突出してカムシャフト孔14bに嵌入する突部38を有し、突部38の中央部に駆動軸32が貫通する駆動軸孔39が形成されている。ベース部37にシリンダヘッド14Lの側面14aに開口するギャラリ68に連通するオイル孔40が形成され、オイル孔40にはオリフィス40a(図7参照)が設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
更に、ポンプハウジング部材36には、ベース部37の第1接合面37bに開口し周面41a及び底面41bを有するロータ収容部41が形成され、底面41bに駆動軸孔39が連続形成されている。ロータ収容部41の底面41bから突部38の先端に連通する吐出ポート42が形成されている。
Further, the
ベース部37の端面37aには突部38の外周及びオイル孔40の外周に沿ってそれぞれシール部材(図示せず)を収容する環状のシール溝43a及び43bが凹設されている。更にベース部37にはシリンダヘッド17Lに固設するためのオイルポンプ取付用孔44a及びカバー取付用ボルト孔44bが複数穿設されている。
In the
ポンプカバー部材45は、ポンプハウジング部材36のベース部37の形状に倣った板状でポンプハウジング部材36のベース部37の第1接合面37bに接合可能な第2接合面46bを有するベース部46及びポンプハウジング部材36に形成されたロータ収容部41に対応した第2接合面46bの部位から外部に連通する吸入ポート47が形成されている。この吐出ポート42及び吸入ポート47の詳細について後述する。
The
また、ベース部46の第2接合面46bには、ポンプハウジング部材36に形成されたロータ収容部41及びオイル孔40の外周に沿って第1接合面37bに当接するシール部材48を収容する環状のシール溝48aが凹設されている。更に、この第2接合面46bには、図3、図4、図6に示すようにオイルハウジング部材36のオイル孔40の中央部からロータ収容部41に収容されるアウタロータ34の歯底円とインナロータ33の歯底円との間に対応する位置まで連続するオイル導入溝50aが形成されている。ベース部46にオイルポンプ取付用孔44a及びカバー取付用ボルト孔44bにそれぞれ対応してオイルポンプ取付用孔49a及びネジ孔49bが形成されている。
Further, the second
これらポンプハウジング部材36に形成されたベース部37の第1接合面37bと、ポンプカバー部材45のベース部46の第2接合面46bを対向させてカバー取付用ボルト孔44bからボルト52を挿入してネジ孔49bに螺合することによってポンプハウジング部材36にポンプカバー部材45を取り付けられてポンプハウジング部材36に形成されたロータ収容部41の開口がポンプカバー部材45により閉塞されたポンプハウジング部35が形成される。このように構成されたハウジング部35は、オイル導入通路50と吸入ポート47、吐出ポート42とが、直接的に連通することなく、互いにロータ収容部41を介在して連通する。
The
インナロータ33は、駆動軸32の他端に嵌合して同軸上に固着させる軸孔33bを有し、外周に複数個、例えば6個の歯部33aが等間隔で周方向に沿って形成されている。この歯部33aの歯形は、例えばトロコイド歯形に形成されている。
The
アウタロータ34は、インナロータ33の中心軸に対し、所定の偏心量をもってポンプハウジング部材36のロータ収容部41内に回転自在に配置され、アウタロータ34の半径方向の移動は、その外周面34bがロータ収容部41の周面41aに摺動自在に嵌合することによって規制され、軸方向の移動は両端面がロータ収容部41の底面41bとポンプカバー部材45の第2接合面46aとに摺動自在に当接することによって規制される。アウタロータ34の内周には、インナロータ33の歯部33aと噛み合う複数個、例えば7個の歯溝34aが周方向に等間隔で形成されている。そして、インナロータ33が矢印方向に回転されるとき、アウタロータ34はインナロータ33の回転に伴って相対的に同方向にロータ収容部41内で回転する。
The
アウタロータ34の歯溝34aとインナロータ33の隣り合う歯部33aとに囲まれる空間によって複数の閉込部51が形成され、各閉込部51の容積はインナロータ33の回転によって変化する。オイルカバー部材45の第2接合面46aに形成されたオイル導入溝50aとポンプハウジング部材36の第1接合面37b及びアウタロータ34の側面部によって一端がオイル導入孔40に連通し、他端が閉込部51に連通するオイル導入通路50が形成される。この閉込部51の容積が増加する側で、かつオイル導入通路50によってオイル導入孔40と連通する閉込部51と連通することのない、即ちインナロータ33及びアウタロータ34によって当該の閉込部51と非連通状態となる部位に対応してポンプカバー部材45の吸入ポート47が開口している。一方、閉込部51の容積が減少する側で、かつオイル導入通路50によってオイル導入孔40と連通する閉込部51と連通することのない部位、即ちインナロータ33及びアウタロータ34によって当該の閉込部51と非連通状態となる部位に対応してポンプハウジング部材36の吐出ポート42が開口している。
A plurality of
このように構成されたオイル循環ポンプ31は、シリンダヘッド14Lの側面14aに、突部38がカムシャフト孔14bに挿入されて駆動軸32がカムシャフトに動力伝達可能に連結され、オイルポンプ取付用孔44a、49aに挿入されてシリンダヘッド14Lの側面14aに形成されたネジ穴14cに螺合する取付ボルト54によって取り付けられる。また、吸入ポート47にオイル吸入通路29が接続される。
The
図7に示すオイル系統図を参照してオイルOLの各部への送油を説明する。エンジンの運転によりエンジン本体11の内部に配置されたオイル供給ポンプ21の作動により、オイルパン15内のオイルOLがオイルストレーナ22及びオイル吸引通路23を介して吸引されてオイルクーラ60によって油温が適正化されてクランクケース12側の左右のメインギャラリ61L及び61Rに導かれる。
The oil supply to each part of the oil OL will be described with reference to the oil system diagram shown in FIG. The oil OL in the
左側のメインギャラリ61Lに供給されたオイルOLは、クランク軸部63Lを潤滑すると共に、メインギャラリ61Lから分岐してギャラリ64Lを介して動弁機構65Lに送油され、動弁機構65Lを潤滑してオイルパン15に回収される。更に、シリンダヘッド14L内でギャラリ64Lから分岐したギャラリ66Lを経てオイル連通路67LにオイルOLが供給され、オイル通路67Lを介して左側のターボ過給機100Lのオイル入口108aからターボ過給機100Lに供給されて、タービンホイール側軸受106a及びコンプレッサホイール側軸受106bを潤滑及び冷却したオイルOLはオイル出口108bからオイルドレン連通路16Lを介してオイル捕集タンク17Lに排出される。
The oil OL supplied to the left main gallery 61L lubricates the
また、ギャラリ64Lからギャラリ68が分岐し、ギャラリ68がオイル循環ポンプ31のオイル導入孔40にオリフィス40aを介在して連通している。このオリフィス40aによってオイル循環ポンプ31のオイル導入孔40側に圧送されるオイル量を制限することで動弁機構65Lやターボ過給機100L側に供給されるオイル量及びオイル圧を確保している。
The
右側のメインギャラリ61Rに供給されたオイルOLは、クランク軸部63Rを潤滑すると共に、メインギャラリ61Rから分岐して右側のバンク13Rのシリンダヘッド14Rに配置されたギャラリ64Rを介して動弁機構65Rを潤滑し、オイルパン15に回収される。更に、シリンダヘッド14R内でギャラリ64Rから分岐したギャラリ66Rを経てオイル連通路67RにオイルOLが供給され、オイル通路67Rを介して右側のターボ過給機100Rのオイル入口108aからターボ過給機100Rに供給されて、タービンホイール側軸受106a及びコンプレッサホイール側軸受106bを潤滑及び冷却したオイルOLは、オイル出口108bからオイルドレン連通路16Rを介して右側のオイル捕集タンク17Rに回収される。
The oil OL supplied to the right
ここで、左右のターボ過給機100L、100Rにおいて、各タービン室101内でタービンホイール104によって加圧されたエア及びコンプレッサ室102内のコンプレッサホイール105によって加圧されたエアがシール部119の隙間からセンタハウジング103内に漏れ出したターボブローバイガスは高圧であり、各オイルドレン連通路16L、16Rから高圧で左右のオイル捕集タンク17L、17R内に排出され、各オイル捕集タンク17L、17R内を加圧する。一方、左側のオイル捕集タンク17L内はオイルドレン連通路16L、16Rからオイル捕集タンク17L、17Rに排出されるターボブローバイガスの排出圧力より低圧のオイル潤滑系路の部分であるクランクケース12内に圧力調整パイプ14Lによって連通されて減圧され、右側のオイル捕集タンク17R内に対して左側のオイル捕集タンク17L内が低圧となる。
Here, in the left and
この右側のオイル捕集タンク17Rの内圧力と左側のオイル捕集タンク17Lの内圧力の圧力差によって右側のオイル捕集タンク17R内のオイルOL及びブローバイガスが連通通路28を介して左側のオイル捕集タンク17L側に逐次圧送される。
Due to the pressure difference between the internal pressure of the right
この右側のオイル捕集タンク17Rから左側のオイル捕集タンク17Lに圧送されたオイルOL及びターボブローバイガスと、ターボ過給機100Lからオイル捕集タンク17Lに供給されたオイル及びターボブローバイガスは一方のオイル捕集タンク17Lに集まり、オイル捕集タンク17Lの上部よりターボブローバイガスが圧力調整パイプ27を介してクランクケース12内に供給される。
The oil OL and turbo blow-by gas pumped from the right
一方、エンジンの運転に伴い、回転駆動される動弁機構65Lのカムシャフト65Laに動力伝達可能に連結されたオイル循環ポンプ31の駆動軸32が回転駆動され、互いに回転するインナロータ33の歯部33aとアウタロータ34の歯溝34aによって形成される閉込部51によって吸入ポート47からオイル吸入通路29を介してオイル捕集タンク17L内のオイルが吸引され、吐出ポート42からシリンダヘッド14Lのカムシャフト孔14b内に送出され、カムシャフト孔14bからオイルパン15内に回収される。
On the other hand, as the engine is operated, the
このようにエンジン10が運転状態とされた後に、比較的長期間に亘ってエンジン10が停止状態にされたときは、オイル循環ポンプ31とオイル捕集タンク17Lの高低差に起因して、オイル循環ポンプ31のロータ収容部41内に残存するオイルOLが吸入ポート47からオイル吸入通路29を経てオイル捕集タンク17Lに戻され、かつ吐出ポート42からカムシャフト孔14bを介してオイルパン15内に回収されてロータ収容部41内のインナロータ33の歯部33aとアウタロータ34の歯溝34aとの間の摺接部及びロータ収容部41の内周面41aとアウタロータ34の外周面との摺動部に形成される油膜が十分に確保されなくなることがある。
When the
ここで、長期間の停止状態からエンジン10を再始動されると、エンジン10の始動に伴い、回転駆動される動弁機構65Lのカムシャフト65Laによってオイル循環ポンプ31の駆動軸32が回転駆動され、インナロータ33とアウタロータ34が回転してオイル循環ポンプ31も始動する。一方、エンジン10の始動により、上記同様にオイル供給ポンプ21が作動し、オイルOLがクランクケース12内及び左右のメインギャラリ61L、61R、バンク13L、13R内のギャラリ64L、64Rに導かれてクランク軸部63L、63R及び動弁機構65L、65RにオイルOLを供給して潤滑すると共に、再始動後瞬時にギャラリ64Lから分岐したギャラリ68を介してオイル循環ポンプ31のオイル導入孔40に供給され、オイル導入孔40からオイル導入通路50を経由してロータ収容部41に収容されたインナロータ33の歯底円とアウタロータ34の歯底円との間にオイルが供給され、換言するとインナロータ33の歯部33aとアウタロータ34の歯溝34aによって形成される閉込部51に直接的にオイルOLが供給されて閉込部51内に滞留し、閉込部51内に滞留保持されたオイルOLによって確実にインナロータ33の歯部33aとアウタロータ34の歯溝34aとの摺動部に導入されて該部を潤滑する。また閉込部51に導入されたオイルOLがインナロータ33及びアウタロータ34の回転によってアウタロータ34とロータ収納部41の外周面41a及び底面41bとの摺動部に導入され、かつアウタロータ34とポンプカバー部材45の接合面46bとの摺動部に導入される。
Here, when the
しかる後、互いに回転するインナロータ33の歯部33aとアウタロータ34の歯溝34aによって形成される閉込部51によって吸入ポート47からオイル吸入通路29を介してオイル捕集タンク17L内のオイルOLがロータ収容部40内に吸引され、吐出ポート42からシリンダヘッド14Lのカムシャフト孔14b内に送出され、カムシャフト孔14bからオイルパン15内に回収される。
After that, the oil OL in the
これにより、停止状態から再始動されるとき、オイル捕集タンク17L内のオイルOLがオイル吸入通路29を経て吸入ポート47からロータ収容部41内に導入される前に、再始動直後瞬時にギャラリ68からオイル導入通路50を介してロータ収容部41内に供給されるオイルOLによって、インナロータ33の歯部33aとアウタロータ34の歯溝34aとの間の摺動部、及びアウタロータ34の外周面34bとロータ収容部41の周面41aとの間の摺動部に油膜が確実に形成されることとなる。その結果、再始動時においてインナロータ33及びアウタロータ34に関連する摺動部の摩耗や焼付きを確実に防止できる。更に、再始動直後瞬時にギャラリ68からオイル導入通路50を介してロータ収容部41内に供給されるオイルOLが呼び水となり、再始動直後の吸上げ性能を確保することも可能となる。
As a result, when restarting from the stopped state, the oil OL in the
従って、本実施の形態によると、エンジンの始動後瞬時にオイル供給ポンプ21から圧送されるオイルをギャラリ68及びオイル導入通路50を介してオイル循環ポンプ31のロータ収容部41内に供給することができ、オイル循環ポンプ31より下方に配置されたオイル捕集タンク17L、17R内のオイルがロータ収容部41に供給されるまでにタイムラグがある場合でも、始動後迅速にロータ収容部41内のアウタロータ33やインナロータ34等の摺動部が潤滑されて始動時における各部の摩耗や焼付きの発生が防止できる。その際、オイル導入通路50がロータ収容部41を介在して吸入ポート47及び吐出ポート42に連通すると共に、オイル導入通路50と連通状態の閉込部51と吸入ポート47及び吐出ポート42とがアウタロータ34、インナロータ33によって非連通状態に保持されることと相俟って、オイル導入通路50から供給されたオイルが直接的に吸込ポート47や吐出ポート42側に供給されることなく、オイル導入通路50からのオイルがロータ収容部41内に滞留してアウタロータ34の歯溝34aとインナロータ33の歯部33aとの間の摺動部にオイルを確実に供給することができる。特にオイル導入通路50からのオイルをアウタロータ34の歯底円とインナロータ33の歯底円との間に対応してロータ収容部41内に導入することによって、換言すると、オイル導入通路50からのオイルをアウタロータ34の歯溝34aとインナロータ33の歯部33aによって形成される閉込部51に導入することができ、アウタロータ34の歯溝34aとインナロータ33の歯部33aとの間の摺動部にオイルを確実に供給することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the oil pumped from the
また、オイル導入通路50がオリフィス40aを介してギャラリ68に連通することから、ギャラリ68内のオイル圧が過剰に低下することが防止できると共に、エンジン停止後においてもギャラリ68内のオイルが徐々にロータ収容部41に供給され、良好なオイルポンポンプの潤滑が維持される。
Further, since the
次に、本発明の第2の実施の形態であるオイルポンプについて図8、9を参照して説明する。図8はオイル循環ポンプの説明図であり、図9は図8のIV−IV線断面図である。なお、図3、4に示す部材と同一の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。 Next, an oil pump according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 8 is an explanatory diagram of the oil circulation pump, and FIG. 9 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. The same members as those shown in FIGS. 3 and 4 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
このオイル循環ポンプ231はオイル導入通路250の構成が異なる以外は前記の実施の形態のオイル循環ポンプ31と同様の構成となっている。オイル導入通路250はポンプハウジング部材36のベース部237に形成されたオイル導入溝250aと、アウタロータ234に形成されたオイル導入溝250bと、ポンプカバー部材45の第2接合面46aとから構成されている。オイル導入溝250aはベース部材237の第1接合面37bに形成され、一端がオイル導入孔40と連通し、他端がロータ収容部41の周面41aと連通するようになっている。一方、オイル導入溝250bはアウタロータ234の側面、つまりポンプカバー部材45の第2接合面46aと対応する側の側面34cに断面略U字状に形成され、一端がロータ収容部41の周面41aと連通し、他端がアウタロータの内周面34dから閉込部51と連通するようになっている。
The
このように構成されたオイル導入通路250によるとアウタロータ234の回転に伴ってロータ収容部へのオイルの供給を間欠的に行うことができる。つまり、オイル導入溝250bの周面41a側の開口がオイル導入溝250aと連通する位置にアウタロータ234が位置している時、オイル孔40からオイル循環ポンプ231に供給されたオイルはオイル導入溝250a、250bを経由してオイル導入溝250bが連通する閉込部51へ供給される。一方、図8に示すようにオイル導入溝250bの外周面34b側の開口がロータ収容部41の周面41aによって閉塞されている時、オイル孔40からオイル循環ポンプ231に供給されたオイルはオイル導入溝250aに留まり、ロータ収容部41へ供給されることはない。
According to the
従って、第2の実施の形態によると、オイル孔40と閉込部51とがオイル導入通路250を介して断続的に連通し、オイル循環ポンプ231のロータ収容部41内にオイルを間欠的に供給することにより、オイル循環ポンプ231内に供給するオイルの量を少なく抑えることができるため潤滑用のオイルを迅速かつ十分に確保しつつオイル循環ポンプ231の吸上げ効率の低下を抑制することができる。
Therefore, according to the second embodiment, the
なお、ロータ収容部に供給するオイルの量はオイル導入通路250の形状の変更やアウタロータ234に形成したオイル導入溝250bの個数の増減により適宜調整することができる。また、オイル導入溝250aをベース部237の第1接合面37bに形成した例を示したが、これに限らず、オイルカバー部材45の第2接合面46aに形成しても、あるいは、オイル導入溝250aをベース部237の第1接合面37bとオイルカバー部材45の第2接合面46aの両方に形成してもよい。また、オイル導入溝250bはアウタロータ234の側面34cに設けた例を示したが、アウタロータの外周面と内周面とを貫通するように形成してもよい。
The amount of oil supplied to the rotor accommodating portion can be appropriately adjusted by changing the shape of the
次に、本発明の第3の実施の形態であるオイルポンプについて図10、11を参照して説明する。図10はオイル循環ポンプの説明図であり、図11は図10のV−V線断面図である。なお、図3、4に示す部材と同一の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。 Next, an oil pump according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 10 is an explanatory diagram of the oil circulation pump, and FIG. 11 is a cross-sectional view taken along the line VV of FIG. The same members as those shown in FIGS. 3 and 4 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
このオイル循環ポンプ331もオイル導入通路350の構成が異なる以外は前記の実施の形態のオイル循環ポンプ31と同様の構成となっている。オイル導入通路350はポンプカバー部材45の第2接合面46aに形成されたオイル導入溝350aとポンプハウジング部材35の第1接合面37bによって構成され、一端がオイル導入孔40に連通し、他端が閉込部51に連通するようになっている。
The oil circulation pump 331 has the same configuration as the
オイル導入通路50とオイル導入通路350とはオイル導入通路の閉込部51側の端部の位置に違いがある。オイル導入通路50の閉込部51側の端部はアウタロータ34歯底円とインナロータ33の歯底円との間、厳密にいうとアウタロータ34の歯先円とインナロータ33の歯底円との間に位置している。一方、オイル導入通路350の閉込部51側の端部はアウタロータ34の歯底円と歯先円との間に位置している。
The
オイル導入通路50の場合のように、オイル導入通路の閉込部51側の端部がアウタロータの歯先円より中心側に位置するようにオイル導入通路を形成すれば、オイル導入通路の閉込部51側の端部がアウタロータの側面34cによって閉塞されない部分が確保されるため、ほほ常にオイルをロータ収容部41に供給することができる。一方、オイル導入通路の閉込部51側の端部がアウタロータ34の歯底円と歯先円との間に位置するようにオイル導入通路を形成すると、アウタロータの回転に伴ってオイル導入通路の閉込部51側の端部がアウタロータの側面34cによって完全に閉塞される状態が生じ、ロータ収容部へのオイルの供給が間欠的に行われることになる。
As in the case of the
従って、第3の実施の形態によると、オイル孔40と閉込部51とがオイル導入通路350を介して断続的に連通し、オイル循環ポンプ331のロータ収容部41内にオイルを間欠的に供給することにより、オイル循環ポンプ331内に供給するオイルの量を少なく抑えることができるため潤滑用のオイルを迅速かつ十分に確保しつつオイル循環ポンプ331の吸上げ効率の低下を抑制することができる。
Therefore, according to the third embodiment, the
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態ではオイル導入通路50を形成するオイル導入溝50aを直線状に形成したが、図12に図3と対応する図を示すように、吸入ポート47や吐出ポート42の位置等によってオイル導入通路50を形成するオイル導入溝50aを適宜湾曲形状に形成することもできる。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention. For example, in the above embodiment, the
また、上記実施の形態では、駆動軸32を動弁機構65Lのカムシャフトと動力伝達可能に連結し、カムシャフトの回転によってオイル循環ポンプ31を駆動する場合を例に説明したが、駆動軸32を電動モータ等によって駆動することもできる。
In the above embodiment, the
上記実施の形態でターボ過給機を備えた水平対向式エンジンを例に説明したが、ターボ過給機を備えたV型エンジンや他の形式のエンジンに適用することも、また、他の種々のオイルポンプに適用することができる。 Although the horizontal opposed type engine provided with the turbocharger has been described as an example in the above embodiment, the present invention can be applied to a V-type engine equipped with a turbocharger or other types of engines. Can be applied to oil pumps.
10 エンジン
13L、13R バンク
14L、14R シリンダヘッド
14a 側面
14b カムシャフト孔(オイル吐出側通路)
17L、17R オイル捕集タンク
21 オイル供給ポンプ(オイル圧送手段)
29 オイル吸入通路
31 オイル循環ポンプ(オイルポンプ)
32 駆動軸
33 インナロータ
33a 歯部
34 アウタロータ
34a 歯溝
34b 外周面
34c 側面
34d 内周面
35 ポンプハウジング部
36 ポンプハウジング部材
37 ベース部
37a 端面
37b 接合面(第1接合面)
40 オイル孔
40a オリフィス
41 ロータ収容部
41a 周面
41b 底面
42 吐出ポート
45 ポンプカバー部材
46 ベース部
46b 接合面(第2接合面)
47 吸入ポート
50、250、350 オイル導入通路
50a、250a、250b、350a オイル導入溝
51 閉込部
61L、61R メインギャラリ
64L、64R ギャラリ
65L、65R 動弁機構
66L、66R ギャラリ
68 ギャラリ
10
17L, 17R
29
32
40 Oil
47
Claims (11)
該歯溝に噛み合いアウタロータとの間に閉込部を形成する歯部を有するインナロータと、
前記アウタロータ及びインナロータを回転自在に保持しかつ収容するロータ収容部、前記閉込部にオイルを導入する吸入ポート、及び前記閉込部によって送られるオイルを吐出する吐出ポートを有するポンプハウジング部と、を備えたオイルポンプにおいて、
前記ポンプハウジング部は、
第1接合面に開口する前記ロータ収容部を有するポンプハウジング部材と、
前記第1接合面に接合可能な第2接合面を有して前記ロータ収容部の開口を閉塞するポンプカバー部材と、
該ポンプカバー部材の第2接合面に形成されたオイル導入溝と該第2接合面に接合するポンプハウジング部材の第1接合面によって形成され、オイル圧送手段により圧送されるオイルを前記ロータ収容部内に導入するオイル導入通路と、
を備えたことを特徴とするオイルポンプ。 An outer rotor having a tooth groove on the inner periphery;
An inner rotor having a tooth portion that meshes with the tooth groove and forms a closed portion with the outer rotor;
A rotor housing portion that rotatably holds and accommodates the outer rotor and the inner rotor, a suction port that introduces oil into the closing portion, and a pump housing portion that has a discharge port that discharges oil sent by the closing portion; In an oil pump with
The pump housing part is
A pump housing member having the rotor accommodating portion opening in the first joint surface;
A pump cover member having a second joint surface that can be joined to the first joint surface and closing the opening of the rotor housing portion;
Oil formed by the oil introduction groove formed on the second joint surface of the pump cover member and the first joint surface of the pump housing member joined to the second joint surface, and the oil pumped by the oil pumping means inside the rotor housing portion. An oil introduction passage to be introduced into ,
An oil pump comprising:
該歯溝に噛み合いアウタロータとの間に閉込部を形成する歯部を有するインナロータと、
前記アウタロータ及びインナロータを回転自在に保持しかつ収容するロータ収容部、前記閉込部にオイルを導入する吸入ポート、及び前記閉込部によって送られるオイルを吐出する吐出ポートを有するポンプハウジング部と、を備えたオイルポンプにおいて、
前記ポンプハウジング部は、オイル圧送手段によって圧送されるオイルを前記ロータ収容部内に導入するオイル導入通路を備え、
前記オイル導入通路と前記閉込部とが断続的に連通することにより前記閉込部にオイルが間欠的に導入されることを特徴とするオイルポンプ。 An outer rotor having a tooth groove on the inner periphery;
An inner rotor having a tooth portion that meshes with the tooth groove and forms a closed portion with the outer rotor;
A rotor housing portion that rotatably holds and accommodates the outer rotor and the inner rotor, a suction port that introduces oil into the closing portion, and a pump housing portion that has a discharge port that discharges oil sent by the closing portion; In an oil pump with
The pump housing portion includes an oil introduction passage for introducing oil pumped by an oil pumping means into the rotor housing portion,
An oil pump characterized in that oil is intermittently introduced into the confining portion by intermittently communicating the oil introduction passage and the confining portion .
第1接合面に開口する前記ロータ部を収容するポンプハウジング部材と、
前記第1接合面に接合可能な第2接合面を有して前記ロータ収容部の開口を閉塞するポンプカバー部材とを備え、
前記オイル導入通路は、
前記ポンプハウジング部材の第1接合面又は前記ポンプカバー部材の第2接合面に形成されたオイル導入溝と、
前記インナロータに形成されたオイル導入溝と、
前記ポンプカバー部材の第2面と、
によって形成されたことを特徴とする請求項2に記載のオイルポンプ。 The pump housing part is
A pump housing member that houses the rotor portion that opens to the first joint surface;
A pump cover member having a second joint surface that can be joined to the first joint surface and closing the opening of the rotor housing portion;
The oil introduction passage is
An oil introduction groove formed in the first joint surface of the pump housing member or the second joint surface of the pump cover member;
An oil introduction groove formed in the inner rotor;
A second surface of the pump cover member;
The oil pump according to claim 2 , wherein the oil pump is formed by:
第1接合面に開口する前記ロータ収容部を有するポンプハウジング部材と、
前記第1接合面に接合可能な第2接合面を有して前記ロータ収容部の開口を閉塞するポンプカバー部材とを備え、
前記オイル導入通路は、
前記ポンプカバー部材の第2接合面に形成され、一端が前記アウタロータの歯先円と前記アウタロータの歯底円との間まで延在するオイル導入溝と該第2接合面に接合するポンプハウジング部材の第1接合面によって形成されたことを特徴とする請求項2に記載のオイルポンプ。 The pump housing part is
A pump housing member having the rotor accommodating portion opening in the first joint surface;
A pump cover member having a second joint surface that can be joined to the first joint surface and closing the opening of the rotor housing portion;
The oil introduction passage is
An oil introduction groove formed on the second joint surface of the pump cover member and having one end extending between a tooth tip circle of the outer rotor and a tooth bottom circle of the outer rotor, and a pump housing member joined to the second joint surface The oil pump according to claim 2 , wherein the oil pump is formed by the first joint surface.
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