JP4680215B2 - Valve operating device for internal combustion engine - Google Patents
Valve operating device for internal combustion engine Download PDFInfo
- Publication number
- JP4680215B2 JP4680215B2 JP2007047681A JP2007047681A JP4680215B2 JP 4680215 B2 JP4680215 B2 JP 4680215B2 JP 2007047681 A JP2007047681 A JP 2007047681A JP 2007047681 A JP2007047681 A JP 2007047681A JP 4680215 B2 JP4680215 B2 JP 4680215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- cam
- valve
- support member
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
本発明は、内燃機関の動弁装置に関し、詳細には、吸気弁又は排気弁からなる機関弁のバルブ作動特性を変更可能な内燃機関の動弁装置に関する。 The present invention relates to a valve operating apparatus for an internal combustion engine, and more particularly to a valve operating apparatus for an internal combustion engine capable of changing the valve operating characteristics of an engine valve composed of an intake valve or an exhaust valve.
従来の内燃機関の動弁装置の一例として、カム軸と一体に回転する駆動カムと、カム軸に揺動可能に支持され、機関弁を開閉する動弁カムと、駆動カムにより揺動されて動弁カムを揺動させるサブロッカアームと、サブロッカアームを支持すると共に、制御機構により駆動されてカム軸を中心として揺動するホルダと、ホルダと動弁カムとの間に設けられ、動弁カムを機関弁が閉まる位置へ常時付勢するリターンスプリングと、を備えるものが知られている。そして、リターンスプリングは、一端部が動弁カムに設けられるスプリング保持部に保持され、他端部がホルダに設けられるスプリング保持部に保持されることにより、自然状態で円弧状に湾曲している(例えば、特許文献1参照)。 As an example of a conventional valve operating device for an internal combustion engine, a drive cam that rotates integrally with a cam shaft, a valve cam that is swingably supported by the cam shaft, and that swings by the drive cam. A sub rocker arm that swings the valve cam, a holder that supports the sub rocker arm, is driven by the control mechanism and swings about the cam shaft, and is provided between the holder and the valve cam. And a return spring that constantly urges the engine valve to a position where the engine valve is closed. Then, the return spring is curved in an arc shape in a natural state by being held by a spring holding portion provided at one end of the valve cam and being held at a spring holding portion provided at the holder. (For example, refer to Patent Document 1).
ところで、上記特許文献1に記載の内燃機関の動弁装置では、動弁カムを機関弁が閉まる位置へ常時付勢するリターンスプリングを、円弧状に湾曲させて使用するため、リターンスプリングに働く応力が不均一となり、円弧状に湾曲したリターンスプリングの内側に応力が集中していた。そのため、この応力集中に耐えられるようにリターンスプリングを大きくする必要があり、動弁装置の大型化を招いていた。
By the way, in the valve operating device of the internal combustion engine described in
本発明は、このような課題を解消するためになされたものであり、その目的は、リターンスプリングに働く応力を緩和して、リターンスプリングを小さくすることができ、動弁装置を小型化することができる内燃機関の動弁装置を提供することにある。 The present invention has been made to solve such a problem, and its purpose is to alleviate the stress acting on the return spring, to reduce the return spring, and to reduce the size of the valve operating device. An object of the present invention is to provide a valve operating apparatus for an internal combustion engine.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シリンダヘッドに回転可能に支持され、内燃機関の回転に同期して回転するカム軸と、カム軸に設けられ、カム軸と一体回転する駆動カムと、カム軸に揺動可能に支持され、機関弁を開閉させる動弁カムと、カム軸を中心に揺動可能に支持され、駆動カムの弁駆動力を動弁カムに伝達し、動弁カムを揺動させるリンク機構と、リンク機構を揺動させる制御機構と、制御機構を駆動させる駆動機構と、を備え、制御機構により揺動されたリンク機構の揺動位置で、機関弁が開閉するバルブ作動特性を変更可能にする内燃機関の動弁装置において、リンク機構は、カム軸を中心に揺動可能に支持されるホルダと、ホルダと動弁カムとの間に設けられ、動弁カムを機関弁が閉まる位置へ常時付勢するリターンスプリングと、ホルダに設けられ、リターンスプリングの一端部を保持するホルダ側スプリング保持部と、動弁カムに設けられ、リターンスプリングの他端部を保持するカム側スプリング保持部と、を有し、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部の少なくとも一方がリターンスプリングの端部を回転可能に保持することを特徴とする。
In order to achieve the above object, an invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部の両方がリターンスプリングの両端部を回転可能に保持することを特徴とする。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部は、ホルダに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、カム側スプリング保持部は、動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、スプリングシート支持部材及びスプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にすることを特徴とする。 According to a third aspect of the invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the invention, the holder-side spring holding portion is fitted to a spring seat support member provided in the holder and a spring seat support member. A spring seat member that slides on the spring seat support member and is provided with a contact surface with the return spring, and the cam-side spring holding portion includes a spring seat support member provided on the valve cam, and a spring A spring seat member that fits with the seat support member, slides on the spring seat support member, and is provided with a contact surface with the return spring, and either the spring seat support member or the spring seat member Is a convex arc shape, and the other is a concave arc shape.
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部は、ホルダにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有し、カム側スプリング保持部は、動弁カムにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有することを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the invention, the holder-side spring holding portion is rotatably supported by the holder via a pin, and is in contact with the return spring. The cam-side spring holding portion has a spring support member that is rotatably supported by a valve operating cam via a pin and is provided with a contact surface with a return spring. To do.
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部は、ホルダにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有し、カム側スプリング保持部は、動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、スプリングシート支持部材及びスプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にすることを特徴とする。 According to a fifth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect, the holder-side spring holding portion is rotatably supported by the holder via a pin and is in contact with the return spring. The cam-side spring holding portion is fitted to the spring seat support member provided on the valve cam and the spring seat support member, and slides on the spring seat support member to return. A spring seat member provided with a contact surface with the spring, wherein one of the spring seat support member and the spring seat member has a convex arc shape and the other has a concave arc shape.
請求項6に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部は、動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、スプリングシート支持部材及びスプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にして、カム側スプリング保持部は、ホルダにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有することを特徴とする。 According to a sixth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the invention, the holder-side spring holding portion is fitted to a spring seat support member provided on the valve cam, and the spring seat support member And a spring seat member that slides on the spring seat support member and is provided with a contact surface with the return spring, and either the spring seat support member or the spring seat member has a convex arc shape, The cam spring holding portion is rotatably supported by a holder via a pin and has a spring support member provided with a contact surface with a return spring.
請求項7に記載の発明は、請求項3〜6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部のどちらか一方に、他方のスプリング保持部を貫通するスプリングガイドロッドを設けると共に、他方のスプリング保持部に、スプリングガイドロッドを貫通させ、その軸方向の摺動を案内する貫通孔を設けることを特徴とする。 According to a seventh aspect of the invention, in addition to the configuration of the invention according to any of the third to sixth aspects, one of the holder side spring holding portion and the cam side spring holding portion is provided with the other spring holding portion. A spring guide rod that penetrates is provided, and a through hole that guides the axial sliding of the spring guide rod is provided in the other spring holding portion.
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、ホルダ側スプリング保持部とリターンスプリングとの当接面と、カム側スプリング保持部とリターンスプリングとの当接面と、が常時平行となるように、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部が回転することを特徴とする。 According to an eighth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect of the present invention, the contact surface between the holder side spring holding portion and the return spring, the cam side spring holding portion, and the return spring. The holder-side spring holding portion and the cam-side spring holding portion rotate so that the abutting surface is always in parallel with each other.
請求項1に記載の内燃機関の動弁装置によれば、リンク機構は、カム軸を中心に揺動可能に支持されるホルダと、ホルダと動弁カムとの間に設けられ、動弁カムを機関弁が閉まる位置へ常時付勢するリターンスプリングと、ホルダに設けられ、リターンスプリングの一端部を保持するホルダ側スプリング保持部と、動弁カムに設けられ、リターンスプリングの他端部を保持するカム側スプリング保持部と、を有し、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部の少なくとも一方がリターンスプリングの端部を回転可能に保持するため、動弁カムの揺動に伴うリターンスプリングの湾曲を小さくすることができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項2に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部の両方がリターンスプリングの両端部を回転可能に保持するため、動弁カムの揺動に伴って、各スプリング保持部がそれぞれホルダ又は動弁カムに対して回転することにより、リターンスプリングの伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項3に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ホルダ側スプリング保持部は、ホルダに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、カム側スプリング保持部は、動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、スプリングシート支持部材及びスプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にするため、動弁カムの揺動に伴って、スプリングシート部材がスプリングシート支持部材上を摺動することにより、リターンスプリングの伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。また、各スプリング保持部の構造を簡素化することができるので、軽量化を図ることができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項4に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ホルダ側スプリング保持部は、ホルダにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有し、カム側スプリング保持部は、動弁カムにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有するため、動弁カムの揺動に伴って、各スプリング支持部材がホルダ又は動弁カムに対して回転することにより、リターンスプリングの伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。また、スプリング支持部材がピンを介してホルダ又は動弁カムに回転可能に支持されるので、スプリング支持部材がホルダ又は動弁カムに対して回転する際のフリクションを低く抑えることができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項5に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ホルダ側スプリング保持部は、ホルダにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有し、カム側スプリング保持部は、動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、スプリングシート支持部材及びスプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にするため、動弁カムの揺動に伴って、スプリング支持部材がホルダに対して回転すると共に、スプリングシート部材がスプリングシート支持部材上を摺動することにより、リターンスプリングの伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。また、動弁カム側の構造を簡素化することができるので、動弁カムの軽量化を図ることができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項6に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ホルダ側スプリング保持部は、動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材上を摺動し、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、スプリングシート支持部材及びスプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にして、カム側スプリング保持部は、ホルダにピンを介して回転可能に支持され、リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有するため、動弁カムの揺動に伴って、スプリングシート部材がスプリングシート支持部材上を摺動すると共に、スプリング支持部材が動弁カムに対して回転することにより、リターンスプリングの伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。また、スプリング支持部材はピンを介して動弁カムに回転可能に支持されるので、揺動する動弁カムのフリクションを低く抑えることができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項7に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部のどちらか一方に、他方のスプリング保持部を貫通するスプリングガイドロッドを設けると共に、他方のスプリング保持部に、スプリングガイドロッドを貫通させ、その軸方向の摺動を案内する貫通孔を設けるため、リターンスプリングがスプリングガイドロッドにより案内されるので、リターンスプリングの直動運動を容易に維持することができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
請求項8に記載の内燃機関の動弁装置によれば、ルダ側スプリング保持部とリターンスプリングとの当接面と、カム側スプリング保持部とリターンスプリングとの当接面と、が常時平行となるように、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部が回転するため、動弁カムの揺動に伴うリターンスプリングの伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリングを小さくすることができるので、動弁装置を小型化することができる。
According to the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to
以下、本発明に係る内燃機関の動弁装置の各実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。 Embodiments of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
(第1実施形態)
まず、図1〜図10を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第1実施形態について説明する。
図1は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第1実施形態が適用された内燃機関の一部切欠断面図、図2は図1のW−W線矢視断面図、図3はヘッドカバーを外した状態のシリンダヘッドを上方から見た一部切欠断面図、図4は図1に示す動弁装置の説明図であり、(a)は一部のプレートを外した状態のリンク機構の図、(b)は(a)のX−X線矢視断面図、図5は図2に示すカラーの説明図であり、(a)はカラー付近の拡大平面図、(b)は(a)のY−Y線矢視断面図、図6は最小バルブ作動特性が得られる状態の動弁装置の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図、図7は最大バルブ作動特性が得られる状態の動弁装置の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図、図8はヘッドカバーの一部を破断した状態のシリンダヘッドを上方から見た図、図9は図8のZ−Z線斜視断面図、図10は第1実施形態の変形例の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(First embodiment)
First, with reference to FIGS. 1-10, 1st Embodiment of the valve operating apparatus of the internal combustion engine which concerns on this invention is described.
1 is a partially cutaway sectional view of an internal combustion engine to which a first embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention is applied, FIG. 2 is a sectional view taken along the line WW in FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is an explanatory view of the valve operating device shown in FIG. 1, and FIG. 4A is a view of the link mechanism with a part of the plate removed. FIG. 5B is a sectional view taken along line XX of FIG. 5A, FIG. 5 is an explanatory view of the collar shown in FIG. 2, FIG. 5A is an enlarged plan view near the collar, and FIG. ) Is a cross-sectional view taken along the line Y-Y, FIG. 6 is an explanatory view of the valve gear in a state in which the minimum valve operating characteristic is obtained, (a) is a diagram of the link mechanism before the valve cam is swung, ) Is a diagram of the link mechanism when the valve cam is swung, FIG. 7 is an explanatory diagram of the valve gear in a state where the maximum valve operating characteristic is obtained, and (a) is a link before the valve cam is swung. FIG. 8B is a view of the link mechanism when the valve cam is swung, FIG. 8 is a view of the cylinder head in a state where a part of the head cover is broken, and FIG. FIG. 10 is an explanatory diagram of a modification of the first embodiment, (a) is a diagram of the link mechanism before the valve cam swings, and (b) is the link mechanism when the valve cam swings. FIG.
本実施形態の内燃機関Eは、自動二輪車に搭載されるものであって、図1及び図2に示すように、空冷式単気筒4ストローク内燃機関であり、クランク軸を回転可能に支持するクランクケースに結合されるシリンダ1と、シリンダ1の上端部に結合されるシリンダヘッド2と、シリンダヘッド2の上端部に結合されるヘッドカバー3と、を備える。
The internal combustion engine E of the present embodiment is mounted on a motorcycle, and is an air-cooled single-cylinder four-stroke internal combustion engine as shown in FIGS. 1 and 2, and a crank that rotatably supports a crankshaft. A
なお、以下の説明において、上下方向は、シリンダ軸線方向とし、軸方向、径方向、及び周方向は、それぞれカム軸20の軸方向、径方向、及び周方向とする。
In the following description, the vertical direction is the cylinder axis direction, and the axial direction, radial direction, and circumferential direction are the axial direction, radial direction, and circumferential direction of the
シリンダ1には、クランク軸に連結されるピストン4が往復運動可能に嵌合される。シリンダヘッド2には、シリンダ軸線方向でピストン4に対向する燃焼室5と、燃焼室5に開口する吸気ポート6及び排気ポート7と、が形成され、燃焼室5に臨む一対の点火プラグ8が取り付けられる。さらに、シリンダヘッド2には、弁バネ9により閉弁方向に常時付勢される機関弁である吸気弁10及び排気弁11が、それぞれシリンダヘッド2に圧入される弁ガイド13,13に摺動可能に支持される。
A
この内燃機関Eでは、吸気装置から吸気ポート6に供給される燃料と吸入空気の混合気は、吸気弁10の開弁時に燃焼室5に流入し、ピストン4で圧縮された後、点火プラグ8により燃焼されて、その排気ガスは、排気弁11の開弁時に排気ポート7に流出し、排気ポート7に接続される排気装置を通じて外部に排出される。
In this internal combustion engine E, the mixture of the fuel and the intake air supplied from the intake device to the
そして、本実施形態の内燃機関Eでは、吸気弁10及び排気弁11は、シリンダヘッド2内に設けられる動弁装置である可変動弁装置Vにより所定のタイミング及びリフト量でそれぞれ開閉される。この可変動弁装置Vは、図1〜図3に示すように、シリンダヘッド2及びヘッドカバー3により形成される動弁室15内に配置され、シリンダヘッド2に回転可能に支持されるカム軸20と、カム軸20に設けられ、カム軸20と一体に回転する駆動カム21,21と、カム軸20に揺動可能に支持される動弁カム22,22と、動弁カム22,22により揺動され、吸気弁10及び排気弁11を開閉するメインロッカアーム23,23と、カム軸20を中心に揺動可能に支持され、駆動カム21の弁駆動力を動弁カム22に伝達し、動弁カム22を揺動させるリンク機構である可変リンク機構30,30と、可変リンク機構30,30を揺動させる制御機構60と、制御機構60を駆動させる駆動機構80と、を備える。
In the internal combustion engine E of the present embodiment, the
カム軸20は、シリンダヘッド2及びカム軸ホルダ12に取り付けられる一対の軸受14に回転可能に支持され、その一端部(図2の左端部)に固定されるカムスプロケット16に巻き掛けられるタイミングチェーン17を介してクランク軸の駆動力が伝達され、クランク軸の1/2の回転数で回転駆動する。なお、本実施形態では、カム軸20は、図1において時計回転方向に回転するものとする。
The
軸受14,14は、シリンダヘッド2に一体成形される軸受保持部2a及びカム軸ホルダ12に一体成形される軸受保持部12aにそれぞれ保持される。また、カム軸ホルダ12は、シリンダヘッド2にボルトにより一体的に結合される。
The
駆動カム21は、カム軸20に圧入により固定されており、カム軸20と一体に回転する。また、駆動カム21は、カム軸20の弁駆動力を可変リンク機構30を介して動弁カム22に伝達して、動弁カム22を揺動させる。
The
動弁カム22は、ニードル軸受24を介してカム軸20に揺動可能に支持される揺動カムであり、その外周面には、排気弁11(吸気弁10)を閉弁状態に維持するベース円部22aと、排気弁11(吸気弁10)を押し下げて開弁させるカム山部22bと、が形成される。
The
メインロッカアーム23は、カム軸ホルダ12に設けられるロッカ軸25に揺動可能に支持されており、一端部には、動弁カム22と接触するローラ23aが回転可能に取り付けられ、他端部には、排気弁11(吸気弁10)の上端部と当接するアジャストスクリュー23bが取り付けられる。
The
可変リンク機構30は、図2〜図4に示すように、吸気弁10及び排気弁11のバルブ作動特性(開閉時期及びリフト量など)を変更するものであり、カム軸20を中心に揺動可能に支持されるホルダ31と、ホルダ31に揺動可能に支持されるサブロッカアーム32と、サブロッカアーム32と動弁カム22とを揺動可能に連結する連結リンク33と、ホルダ31の先端部を下方に常時付勢する押圧スプリング34と、サブロッカアーム32を駆動カム21に常時付勢する制御スプリング35と、動弁カム22を排気弁11(吸気弁10)が閉まる方向に常時付勢するリターンスプリング36と、を備える。なお、図4では、吸気側の可変リンク機構30のみを示す。
The
ホルダ31は、図4及び図5に示すように、カム軸20を中心に揺動可能にそれぞれ支持され、軸方向に所定の間隔を存して配置される第1,第2プレート41,42と、第1,第2プレート41,42を軸方向に一体的に結合し、押圧スプリング34及び制御スプリング35の付勢力を受ける結合部材43と、第2プレート42の内側に固定され、リターンスプリング36の付勢力を受けるスプリング受け部材44と、を備える。なお、本実施形態では、第1プレート41はカム軸20の軸方向内側に配置され、第2プレート42はカム軸20の軸方向外側に配置される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
第1,第2プレート41,42は、その基端部に円筒状の嵌合部41a,42aがそれぞれ形成されており、この嵌合部41a,42aを、シリンダヘッド2に一体的に固定されるカラー45と、シリンダヘッド2の軸受保持部2a及びカム軸ホルダ12の軸受保持部12aと、にそれぞれ嵌合させることによって、シリンダヘッド2、カム軸ホルダ12、及びカラー45に揺動可能に支持される。これにより、ホルダ31、即ち、可変リンク機構30は、シリンダヘッド2、カム軸ホルダ12、及びカラー45に揺動可能に支持されて、カム軸20を中心に揺動可能に支持される。
The first and
また、第1プレート41の嵌合部41aには、カム軸20を貫通させるための貫通孔41bが形成されており、この貫通孔41bとカム軸20との間には所定の隙間が設けられ、互いに接触することはない。そして、第1プレート41は、その基端部がカラー45に当接すると共に、基端部の外周面に突出形成される係合部41cがシリンダヘッド2に一体形成される規制部2bに当接することにより、軸方向の移動が規制される。また、嵌合部41aがカラー45に嵌合されることにより、径方向の移動が規制される。
The
また、第2プレート42の嵌合部42aには、カム軸20を貫通させるための貫通孔42bが形成されており、この貫通孔42bとカム軸20のスペーサ20aとの間には所定の隙間が設けられ、互いに接触することはない。また、スペーサ20aは、動弁カム22と軸受14との軸方向の間隔を規定するためにカム軸20に一体回転可能に挿入される円筒状部材である。そして、第2プレート42は、その基端部が軸受保持部2a,12aに当接すると共に、基端部がシリンダヘッド2に一体形成される規制部2cに当接することにより、軸方向の移動が規制される。また、嵌合部42aが軸受保持部2a,12aに嵌合されることにより、径方向の移動が規制される。
The
カラー45は、図5に示すように、第1プレート41の嵌合部41aを嵌合させるための嵌合孔45bが形成されるカラー本体45aと、カラー本体45aの外周面から径方向外方に延び、カラー45をシリンダヘッド2に一体的に固定するための一対の取付部45cと、を備える。そして、カラー45は、一対の取付部45cをシリンダヘッド2の取付座2dにネジにより結合することにより、シリンダヘッド2に一体的に固定される。
As shown in FIG. 5, the
サブロッカアーム32は、図4に示すように、第1,第2プレート41,42間に駆動カム21及び動弁カム22と共に配置されており、力点である中間部には、駆動カム21と接触するローラ32aが回転可能に取り付けられる。また、支点部である一端部は、第1,第2プレート41,42間に軸方向に架設されるリベット46に揺動可能に支持され、支点部とは軸方向でずれた位置にある作用部である他端部は、連結リンク33を介して動弁カム22に揺動可能に連結される。また、サブロッカアーム32、連結リンク33、及び動弁カム22は、ピン33a,33bにより揺動可能に連結される。これにより、サブロッカアーム32は、回転した駆動カム21にローラ32aが押圧されることにより、リベット46を中心として揺動する。
As shown in FIG. 4, the
押圧スプリング34は、一端部がカム軸ホルダ12に下方に向かって突設される保持部12bに保持され、他端部がホルダ31の結合部材43に上方に向かって突設される保持部43aに保持される。これにより、押圧スプリング34は、その付勢力でホルダ31の先端部を下方に常時付勢して、可変リンク機構30を図1の反時計回転方向に押圧する。
One end of the
制御スプリング35は、一端部がホルダ31の結合部材43にカム軸20方向に向かって突設される保持部43bに保持され、他端部がサブロッカアーム32にカム軸20から離間する方向に向かって突設される保持部32bに保持される。これにより、制御スプリング35は、その付勢力でサブロッカアーム32を駆動カム21に常時付勢して、サブロッカアーム32のローラ32aを駆動カム21に押圧し、接触させる。
One end of the
リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部51に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部52に回転可能に保持される。これにより、リターンプリング36は、その付勢力で動弁カム22を排気弁11(吸気弁10)が閉まる方向に常時付勢して、動弁カム22を図1の反時計回転方向に押圧する。また、リターンスプリング36は、その両端部がホルダ側スプリング保持部51及びカム側スプリング保持部52にそれぞれ回転可能に保持されるため、動弁カム22が揺動する際に、円弧状に湾曲することはなく、直動運動で伸縮する。
One end of the
ホルダ側スプリング保持部51は、スプリング受け部材44に下方に向かって突設されるステー部53と、ステー部53にピン53aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材54と、を備える。また、スプリング支持部材54には、カム側スプリング保持部52に貫通され、リターンスプリング36の伸縮を案内するロッド(スプリングガイドロッド)54aと、リターンスプリング36の一端部と当接する当接面54bと、が形成される。さらに、ロッド54aの先端部には、動弁カム22の揺動時にロッド54aが他の部材と接触しないように、テーパ状の逃げ部54cが形成される。
The holder-side
カム側スプリング保持部52は、動弁カム22に下方に向かって突設されるスプリングシート支持部材55と、スプリングシート支持部材55と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材55上を摺動するスプリングシート部材56と、を備える。そして、スプリングシート支持部材55には、ホルダ側スプリング保持部51に向かって突出する凸円弧形状の凸嵌合部55aが形成され、スプリングシート部材56には、この凸嵌合部55aと嵌合、摺動する凹円弧形状の凹嵌合部56aが形成される。
The cam-side
また、スプリングシート支持部材55には、ホルダ側スプリング保持部51のロッド54aを貫通させるためのスリット55bと、ロッド54aの脱落を防止するためのピン55cと、が設けられる。
Further, the spring
また、スプリングシート部材56には、ホルダ側スプリング保持部51のロッド54aを貫通させ、ロッド54aの軸方向の摺動を案内するための貫通孔56bと、リターンスプリング36の他端部と当接する当接面56cと、が形成される。
Further, the
このように構成された可変リンク機構30では、制御機構60によりホルダ31が揺動されることにより、ホルダ31と共にサブロッカアーム32及び動弁カム22がカム軸20を中心に揺動する。これにより、動弁カム22は、カム軸20に対して周方向に位置が変位されて、駆動カム21に対する周方向の位相、ここでは、角度位置又は周方向位置が変更される。
In the
制御機構60は、可変リンク機構30のホルダ31に揺動可能に連結されて、可変リンク機構30を揺動させるものである。この制御機構60は、図1及び図2に示すように、カム軸ホルダ12の上端面にボルトにより結合される略円筒状の支持体61と、支持体61の内周面に固定される一対の軸受62と、一対の軸受62を介して支持体61に回転可能に支持される略円筒状の第1制御軸71と、第1制御軸71の内周面に、送りネジ機構63を介して、第1制御軸71の回転中心線に沿って進退可能に支持される略円筒状の第2制御軸72と、第2制御軸72と可変リンク機構30,30のホルダ31,31とをそれぞれ揺動可能に連結する揺動リンク73,73と、を備える。
The
送りネジ機構63は、第1制御軸71の内周面に形成される雌ネジ部63aと、第2制御軸72の外周面に形成され、雌ネジ部63aに螺合される雄ネジ部63bと、を備え、第1制御軸71が駆動機構80により回転駆動されることによって、第2制御軸72を第1制御軸71の回転中心線に沿って進退させる。
The
また、第1制御軸71は、その外周面に駆動機構80の回転駆動力が入力される入力歯車71aが一体に設けられる。
Further, the
また、第2制御軸72は、第1制御軸71の回転中心線に沿って進退する際に、送りネジ機構63により往復直線運動されるが、その往復直線運動は、第1制御軸71の上端部に固定され、第2制御軸72の内周面に摺動可能に嵌合される案内軸64と、カム軸ホルダ12の貫通孔12cに支持され、第2制御軸72の外周面に摺動可能に嵌合される案内筒65と、によって案内される。
The
揺動リンク73は、その一端部がピン74aを介して第2制御軸72の先端部と揺動可能に連結され、他端部がピン74bを介してホルダ31の第1プレート41の上面と揺動可能に連結される。そして、揺動リンク73は、第2制御軸72が進退することにより駆動されて、可変リンク機構30を揺動させる。
One end of the
このように構成された制御機構60では、第1制御軸71の回転により第2制御軸72が後退される場合は、揺動リンク73がホルダ31を引き上げて、可変リンク機構30及び動弁カム22が図1の時計回転方向に揺動される。また、第1制御軸71の回転により第2制御軸72が進行される場合は、揺動リンク73及び押圧スプリング34がホルダ31を押し下げて、可変リンク機構30及び動弁カム22が図1の反時計回転方向に揺動される。
In the
駆動機構80は、図2及び図8に示すように、ヘッドカバー3にボルトにより結合され、動弁室15の外部に配置される正逆回転可能な電動モータ81と、電動モータ81の回転駆動力を制御機構60に伝達させる減速歯車82と、電動モータ81を内燃機関Eの運転状態に応じて制御する電子制御ユニット83と、を備える。
As shown in FIGS. 2 and 8, the
電動モータ81は、シリンダ軸線と平行に動弁室15内に延びる出力軸81aを備え、この出力軸81aの先端部には、減速歯車82と噛合する駆動歯車81bが形成される。
The
減速歯車82は、ヘッドカバー3及びヘッドカバー3の上部開口を閉塞するカバー3aに取り付けられる一対の軸受84に回転可能に支持されており、電動モータ81の駆動歯車81bと噛合する大歯車82aと、制御機構60の第1制御軸71の入力歯車71aと噛合する小歯車82bと、を備える。
The
電子制御ユニット83には、図2に示すように、制御機構60の第1制御軸71の回転量を検出することにより、動弁カム22及び可変リンク機構30の揺動量を検出するポテンショメータ85と、内燃機関Eの機関負荷を検出する負荷検出手段や機関回転速度を検出する機関回転速度検出手段などから構成されて内燃機関Eの運転状態を検出する運転状態検出手段86と、が電気的に接続される。そして、電子制御ユニット83は、ポテンショメータ85及び運転状態検出手段86から入力される各検出値に基づいて電動モータ81を制御する。
As shown in FIG. 2, the electronic control unit 83 includes a
ポテンショメータ85は、図8及び図9に示すように、ヘッドカバー3にボルトにより結合されており、制御機構60の第1制御軸71の入力歯車71aの回転量を、センサ用駆動機構90を介して検出する。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
センサ用駆動機構90は、第1制御軸71の入力歯車71aと噛合して、入力歯車71aの回転量を取り出す取出用駆動歯車91と、ポテンショメータ85の入力軸85aに軸継手92及び捩りコイルバネ93を介して連結されるセンサ軸94と、取出用駆動歯車91の回転をセンサ軸94に伝達するウォームギヤ機構95と、を備える。
The
ウォームギヤ機構95は、カム軸ホルダ12及びヘッドカバー3に回転可能に支持される取出用駆動歯車91の軸上に形成されるウォーム95aと、ヘッドカバー3に回転可能に支持されるセンサ軸94の軸上に形成され、ウォーム95aと噛合するウォームホイール95bと、を備える。また、ウォームホイール95bは、捩りコイルバネ93によりウォーム95aに押し付けられる。これにより、ウォーム95aとウォームホイール95bとの間のバックラッシが防止され、ポテンショメータ85の検出精度が向上する。
The
そして、電子制御ユニット83は、電動モータ81の回転量などの作動状態と内燃機関Eの運転状態との関係が予め設定された制御マップに基づいて電動モータ81を制御し、これにより運転状態に最適なバルブ作動特性が設定される。そして、電動モータ81の実際の作動は、ポテンショメータ85により検出され、ポテンショメータ85の検出値が電子制御ユニット83にフィードバックされる。
Then, the electronic control unit 83 controls the
次に、図6及び図7を参照して、可変動弁装置Vのバルブ作動特性の制御について説明する。 Next, control of the valve operating characteristics of the variable valve gear V will be described with reference to FIGS.
まず、内燃機関Eが低速回転域又は低負荷域の場合は、図6(a)に示すように、駆動機構80により制御機構60の第2制御軸72が第1位置(カム軸20に向かって最も進出した位置)まで進出されて、動弁カム22は、動弁カム22のカム山22bがメインロッカアーム23のローラ23aから最も離れた位置を占める。これにより、排気弁11(吸気弁10)の開時期が最遅角位置、閉時期が最進角位置にそれぞれなり、開弁期間及びリフト量がいずれも最小になる最小バルブ作動特性が得られる。
First, when the internal combustion engine E is in a low speed rotation range or a low load range, the
そして、この第1位置の状態でカム軸20が回転されると、図6(b)に示すように、駆動カム21のカム山部によりサブロッカアーム32がリベット46を中心に揺動(図6の時計回転方向)され、サブロッカアーム32に連結された連結リンク33により動弁カム22がカム軸20を中心に揺動(図6の時計回転方向)され、動弁カム22のカム山部22bによりメインロッカアーム23がロッカ軸25を中心に揺動(図6の時計回転方向)されて、排気弁11(吸気弁10)が最小開弁期間及び最小リフト量で開弁する。また、動弁カム22の揺動に伴って、スプリング支持部材54がホルダ31に対して回転すると共に、スプリングシート部材56がスプリングシート支持部材55上を摺動するので、リターンスプリング36の伸縮が直動運動に維持される(図6のa線及びb線参照)。
When the
次に、内燃機関Eが高速回転域又は高負荷域に移行する場合は、図7(a)に示すように、駆動機構80により制御機構60の第2制御軸72が第1位置から第2位置(カム軸20から最も後退した位置)に後退されて、動弁カム22は、動弁カム22のカム山22bがメインロッカアーム23のローラ23aに最も近い位置を占める。これにより、排気弁11(吸気弁10)の開時期が最進角位置、閉時期が最遅角位置にそれぞれなり、開弁期間及びリフト量がいずれも最大になる最大バルブ作動特性が得られる。
Next, when the internal combustion engine E shifts to a high speed rotation range or a high load range, the
そして、この第2位置の状態でカム軸20が回転されると、図7(b)に示すように、駆動カム21のカム山部によりサブロッカアーム32がリベット46を中心に揺動(図7の時計回転方向)され、サブロッカアーム32に連結された連結リンク33により動弁カム22がカム軸20を中心に揺動(図7の時計回転方向)され、動弁カム22のカム山部22bによりメインロッカアーム23がロッカ軸25を中心に揺動(図7の時計回転方向)されて、排気弁11(吸気弁10)が最大開弁期間及び最大リフト量で開弁する。
When the
また、制御機構60の第2制御軸72が第1位置と第2位置との間の任意の中間位置にある場合は、この中間位置に応じた最小バルブ作動特性と最大バルブ作動特性との間の任意の中間バルブ作動特性が得られる。また、駆動機構80の電動モータ81を逆回転することにより、第2制御軸72が再度進行して、第2位置から第1位置に移行可能である。
In addition, when the
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、可変リンク機構30は、カム軸20を中心に揺動可能に支持されるホルダ31と、ホルダ31と動弁カム22との間に設けられ、動弁カム22を排気弁11(吸気弁10)が閉まる位置へ常時付勢するリターンスプリング36と、ホルダ31に設けられ、リターンスプリング36の一端部を保持するホルダ側スプリング保持部51と、動弁カム22に設けられ、リターンスプリング36の他端部を保持するカム側スプリング保持部52と、を有し、ホルダ側スプリング保持部51及びカム側スプリング保持部52の両方がリターンスプリング36の両端部を回転可能に保持するため、動弁カム22の揺動に伴って、ホルダ側スプリング保持部51及びカム側スプリング保持部52がホルダ31及び動弁カム22に対して回転することにより、スプリング支持部材54の当接面54b及びスプリングシート部材56の当接面56cが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve gear V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部51のスプリング支持部材54に、カム側スプリング保持部52を貫通するロッド54aを設けると共に、カム側スプリング保持部52のスプリングシート部材56に、ロッド54aを貫通させ、その軸方向の摺動を案内する貫通孔56bを設けるため、リターンスプリング36が54aロッドにより案内されるので、リターンスプリング36の直動運動を容易に維持することができる。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the
なお、本実施形態の変形例として、図10に示すように、ホルダ側スプリング保持部51に、スプリングシート支持部材55及びスプリングシート部材56を設け、カム側スプリング保持部52に、ステー部53及びスプリング支持部材54を設けるようにしてもよい。この場合、揺動する動弁カム22のフリクションを低減することができる。
As a modification of the present embodiment, as shown in FIG. 10, a spring
(第2実施形態)
次に、図11を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図11は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第2実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. Note that portions that are the same as or equivalent to those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals in the drawings, and description thereof is omitted or simplified.
FIG. 11 is an explanatory view of a second embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention. FIG. 11 (a) is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and FIG. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図11に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部101に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部102に回転可能に保持される。
In the
ホルダ側スプリング保持部101は、スプリング受け部材44に下方に向かって突設されるスプリングシート支持部材103と、スプリングシート支持部材103と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材103上を摺動するスプリングシート部材104と、を備える。そして、スプリングシート支持部材103には、カム側スプリング保持部102に向かって突出する凸円弧形状の凸嵌合部103aが形成され、スプリングシート部材104には、この凸嵌合部103aと嵌合、摺動する凹円弧形状の凹嵌合部104aが形成される。また、スプリングシート部材104には、リターンスプリング36の一端部と当接する当接面104bが形成される。
The holder-side
カム側スプリング保持部102は、動弁カム22に下方に向かって突設されるスプリングシート支持部材105と、スプリングシート支持部材105と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材105上を摺動するスプリングシート部材106と、を備える。そして、スプリングシート支持部材105には、ホルダ側スプリング保持部101に向かって突出する凸円弧形状の凸嵌合部105aが形成され、スプリングシート部材106には、この凸嵌合部105aと嵌合、摺動する凹円弧形状の凹嵌合部106aが形成される。また、スプリングシート部材106には、リターンスプリング36の他端部と当接する当接面106bが形成される。
The cam side
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部101は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材103と、スプリングシート支持部材103と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材103上を摺動し、リターンスプリング36との当接面104bが設けられるスプリングシート部材104と、を有し、カム側スプリング保持部102は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材105と、スプリングシート支持部材105と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材105上を摺動し、リターンスプリング36との当接面106bが設けられるスプリングシート部材106と、を有し、スプリングシート支持部材103,105に凸円弧形状の凸嵌合部103a,105aをそれぞれ形成し、スプリングシート部材104,106に凹円弧形状の凹嵌合部104a,106aをそれぞれ形成するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリングシート部材104がスプリングシート支持部材103上を摺動すると共に、スプリングシート部材106がスプリングシート支持部材105上を摺動することにより、スプリングシート部材104の当接面104b及びスプリングシート部材106の当接面106bが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve gear V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部101は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材103と、スプリングシート支持部材103と嵌合、摺動するスプリングシート部材104と、を有し、カム側スプリング保持部102は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材105と、スプリングシート支持部材105と嵌合、摺動するスプリングシート部材106と、を有するため、可変リンク機構30の構造を簡素化して、軽量化することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
(第3実施形態)
次に、図12を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図12は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第3実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the valve gear for the internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. Note that portions that are the same as or equivalent to those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals in the drawings, and description thereof is omitted or simplified.
FIGS. 12A and 12B are explanatory views of a third embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention. FIG. 12A is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and FIG. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図12に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部111に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部112に回転可能に保持される。
In the
ホルダ側スプリング保持部111は、スプリング受け部材44に下方に向かって突設されるスプリングシート支持部材113と、スプリングシート支持部材113と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材113上を摺動するスプリングシート部材114と、を備える。そして、スプリングシート支持部材113には、カム側スプリング保持部112から離間する方向に凹陥する凹円弧形状の凹嵌合部113aが形成され、スプリングシート部材114には、この凹嵌合部113aと嵌合、摺動する凸円弧形状の凸嵌合部114aが形成される。また、スプリングシート部材114には、リターンスプリング36の一端部と当接する当接面114bが形成される。
The holder-side
カム側スプリング保持部112は、動弁カム22に下方に向かって突設されるスプリングシート支持部材115と、スプリングシート支持部材115と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材115上を摺動するスプリングシート部材116と、を備える。そして、スプリングシート支持部材115には、ホルダ側スプリング保持部111から離間する方向に凹陥する凹円弧形状の凹嵌合部115aが形成され、スプリングシート部材116には、この凹嵌合部115aと嵌合、摺動する凸円弧形状の凸嵌合部116aが形成される。また、スプリングシート部材116には、リターンスプリング36の他端部と当接する当接面116bが形成される。
The cam-side
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部111は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材113と、スプリングシート支持部材113と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材113上を摺動し、リターンスプリング36との当接面114bが設けられるスプリングシート部材114と、を有し、カム側スプリング保持部112は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材115と、スプリングシート支持部材115と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材115上を摺動し、リターンスプリング36との当接面116bが設けられるスプリングシート部材116と、を有し、スプリングシート支持部材113,115に凹円弧形状の凹嵌合部113a,115aをそれぞれ形成し、スプリングシート部材114,116に凸円弧形状の凸嵌合部114a,116aをそれぞれ形成するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリングシート部材114がスプリングシート支持部材113上を摺動すると共に、スプリングシート部材116がスプリングシート支持部材115上を摺動することにより、スプリングシート部材114の当接面114b及びスプリングシート部材116の当接面116bが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve gear V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部111は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材113と、スプリングシート支持部材113と嵌合、摺動するスプリングシート部材114と、を有し、カム側スプリング保持部112は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材115と、スプリングシート支持部材115と嵌合、摺動するスプリングシート部材116と、を有するため、可変リンク機構30の構造を簡素化して、軽量化することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
(第4実施形態)
次に、図13を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図13は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第4実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the valve gear for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. Note that portions that are the same as or equivalent to those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals in the drawings, and description thereof is omitted or simplified.
FIGS. 13A and 13B are explanatory views of a fourth embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention. FIG. 13A is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and FIG. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図13に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部121に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部122に回転可能に保持される。
In the
ホルダ側スプリング保持部121は、スプリング受け部材44に下方に向かって突設されるステー部123と、ステー部123にピン123aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材124と、を備える。また、スプリング支持部材124には、リターンスプリング36の一端部と当接する当接面124aが形成される。
The holder-side
カム側スプリング保持部122は、動弁カム22に下方に向かって突設されるステー部125と、ステー部125にピン125aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材126と、を備える。また、スプリング支持部材126には、リターンスプリング36の他端部と当接する当接面126aが形成される。
The cam-side
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部121は、ホルダ31にピン123aを介して回転可能に支持され、リターンスプリング36との当接面124aが設けられるスプリング支持部材124を有し、カム側スプリング保持部122は、動弁カム22にピン125aを介して回転可能に支持され、リターンスプリング36との当接面126aが設けられるスプリング支持部材126を有するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリング支持部材124がホルダ31に対して回転すると共に、スプリング支持部材126が動弁カム22に対して回転することにより、スプリング支持部材124の当接面124a及びスプリング支持部材126の当接面126aが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部121は、ホルダ31にピン123aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材124を有し、カム側スプリング保持部122は、動弁カム22にピン125aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材126を有するため、可変リンク機構30に生じる摩擦抵抗を低減することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
(第5実施形態)
次に、図14を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第5実施形態について説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態、及び第4実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図14は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第5実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the valve gear for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. In addition, about the same or equivalent part as 1st Embodiment, 2nd Embodiment, and 4th Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to drawing, and the description is abbreviate | omitted or simplified.
FIGS. 14A and 14B are explanatory views of a fifth embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention. FIG. 14A is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and FIG. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図14に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部121に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部102に回転可能に保持される。
In the
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部121は、ホルダ31にピン123aを介して回転可能に支持され、リターンスプリング36との当接面124aが設けられるスプリング支持部材124を有し、カム側スプリング保持部102は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材105と、スプリングシート支持部材105と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材105上を摺動し、リターンスプリング36との当接面106bが設けられるスプリングシート部材106と、を有し、スプリングシート支持部材105に凸円弧形状の凸嵌合部105aを形成し、スプリングシート部材106に凹円弧形状の凹嵌合部106aを形成するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリング支持部材124がホルダ31に対して回転すると共に、スプリングシート部材106がスプリングシート支持部材105上を摺動することにより、スプリング支持部材124の当接面124a及びスプリングシート部材106の当接面106bが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部121は、ホルダ31にピン123aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材124を有し、カム側スプリング保持部102は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材105と、スプリングシート支持部材105と嵌合、摺動するスプリングシート部材106と、を有するため、動弁カム22側の構造を簡素化して、軽量化することができると共に、ホルダ31側に生じる摩擦抵抗を低減することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
(第6実施形態)
次に、図15を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第6実施形態について説明する。なお、第1実施形態、第3実施形態、及び第4実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図15は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第6実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment of the valve gear for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. In addition, about the same or equivalent part as 1st Embodiment, 3rd Embodiment, and 4th Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to drawing, and the description is abbreviate | omitted or simplified.
FIGS. 15A and 15B are explanatory views of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to a sixth embodiment of the present invention. FIG. 15A is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and FIG. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図15に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部121に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部112に回転可能に保持される。
In the
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部121は、ホルダ31にピン123aを介して回転可能に支持され、リターンスプリング36との当接面124aが設けられるスプリング支持部材124を有し、カム側スプリング保持部112は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材115と、スプリングシート支持部材115と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材115上を摺動し、リターンスプリング36との当接面116bが設けられるスプリングシート部材116と、を有し、スプリングシート支持部材115に凹円弧形状の凹嵌合部115aを形成し、スプリングシート部材116に凸円弧形状の凸嵌合部116aを形成するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリング支持部材124がホルダ31に対して回転すると共に、スプリングシート部材116がスプリングシート支持部材115上を摺動することにより、スプリング支持部材124の当接面124a及びスプリングシート部材116の当接面116bが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部121は、ホルダ31にピン123aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材124を有し、カム側スプリング保持部112は、動弁カム22に設けられるスプリングシート支持部材115と、スプリングシート支持部材115と嵌合、摺動するスプリングシート部材116と、を有するため、動弁カム22側の構造を簡素化して、軽量化することができると共に、ホルダ31側に生じる摩擦抵抗を低減することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
(第7実施形態)
次に、図16を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第7実施形態について説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態、及び第4実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図16は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第7実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Seventh embodiment)
Next, a seventh embodiment of the valve gear for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. In addition, about the same or equivalent part as 1st Embodiment, 2nd Embodiment, and 4th Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to drawing, and the description is abbreviate | omitted or simplified.
FIG. 16 is an explanatory view of a seventh embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention, where (a) is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and (b) is when the valve cam swings. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図16に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部101に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部122に回転可能に保持される。
In the
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部101は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材103と、スプリングシート支持部材103と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材103上を摺動し、リターンスプリング36との当接面104bが設けられるスプリングシート部材104と、を有し、スプリングシート支持部材103に凸円弧形状の凸嵌合部103aを形成し、スプリングシート部材104に凹円弧形状の凹嵌合部104aを形成して、カム側スプリング保持部122は、動弁カム22にピン125aを介して回転可能に支持され、リターンスプリング36との当接面126aが設けられるスプリング支持部材126を有するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリングシート部材104がスプリングシート支持部材103上を摺動すると共に、スプリング支持部材126が動弁カム22に対して回転することにより、スプリングシート部材104の当接面104b及びスプリング支持部材126の当接面126aが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve gear V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部101は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材103と、スプリングシート支持部材103と嵌合、摺動するスプリングシート部材104と、を有し、カム側スプリング保持部122は、動弁カム22にピン125aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材126を有するため、ホルダ31側の構造を簡素化して、軽量化することができると共に、動弁カム22が揺動する際に生じる摩擦抵抗を低減することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
(第8実施形態)
次に、図17を参照して、本発明に係る内燃機関の動弁装置の第8実施形態について説明する。なお、第1実施形態、第3実施形態、及び第4実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図17は本発明に係る内燃機関の動弁装置の第8実施形態の説明図であり、(a)は動弁カム揺動前のリンク機構の図、(b)は動弁カム揺動時のリンク機構の図である。
(Eighth embodiment)
Next, an eighth embodiment of the valve gear for an internal combustion engine according to the present invention will be described with reference to FIG. In addition, about the same or equivalent part as 1st Embodiment, 3rd Embodiment, and 4th Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to drawing, and the description is abbreviate | omitted or simplified.
FIG. 17 is an explanatory view of an eighth embodiment of a valve operating apparatus for an internal combustion engine according to the present invention. FIG. 17 (a) is a view of a link mechanism before the valve cam swings, and FIG. It is a figure of a link mechanism.
本実施形態の可変リンク機構30では、図17に示すように、リターンスプリング36は、一端部がホルダ31のスプリング受け部材44に設けられるホルダ側スプリング保持部111に回転可能に保持され、他端部が動弁カム22に設けられるカム側スプリング保持部122に回転可能に保持される。
In the
以上説明したように、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部111は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材113と、スプリングシート支持部材113と嵌合すると共に、スプリングシート支持部材113上を摺動し、リターンスプリング36との当接面114bが設けられるスプリングシート部材114と、を有し、スプリングシート支持部材113に凹円弧形状の凹嵌合部113aを形成し、スプリングシート部材114に凸円弧形状の凸嵌合部114aを形成して、カム側スプリング保持部122は、動弁カム22にピン125aを介して回転可能に支持され、リターンスプリング36との当接面126aが設けられるスプリング支持部材126を有するため、動弁カム22の揺動に伴って、スプリングシート部材114がスプリングシート支持部材113上を摺動すると共に、スプリング支持部材126が動弁カム22に対して回転することにより、スプリングシート部材114の当接面114b及びスプリング支持部材126の当接面126aが常時平行に維持され、リターンスプリング36の伸縮を直動運動に維持することができるので、リターンスプリング36に働く応力を緩和することができる。これにより、リターンスプリング36を小さくすることができるので、可変動弁装置Vを小型化することができる。
As described above, according to the variable valve gear V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
また、本実施形態の内燃機関Eの可変動弁装置Vによれば、ホルダ側スプリング保持部111は、ホルダ31に設けられるスプリングシート支持部材113と、スプリングシート支持部材113と嵌合、摺動するスプリングシート部材114と、を有し、カム側スプリング保持部122は、動弁カム22にピン125aを介して回転可能に支持されるスプリング支持部材126を有するため、ホルダ31側の構造を簡素化して、軽量化することができると共に、動弁カム22が揺動する際に生じる摩擦抵抗を低減することができるので、可変動弁装置Vの駆動性能を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
Further, according to the variable valve operating apparatus V of the internal combustion engine E of the present embodiment, the holder-side
About another structure and an effect, it is the same as that of the said 1st Embodiment.
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部の両方がリターンスプリングの端部を回転可能に保持する場合を例示したが、ホルダ側スプリング保持部及びカム側スプリング保持部のどちらか一方がリターンスプリングの端部を回転可能に保持するようにしてもよい。この場合、動弁カムの揺動に伴うリターンスプリングの湾曲を小さくすることができるので、リターンスプリングに働く応力を緩和することができる。
In addition, this invention is not limited to what was illustrated to the said embodiment, In the range which does not deviate from the summary of this invention, it can change suitably.
For example, in the above embodiment, the case where both the holder side spring holding part and the cam side spring holding part hold the end part of the return spring rotatably is illustrated, but the holder side spring holding part and the cam side spring holding part Either one may hold the end of the return spring rotatably. In this case, the curvature of the return spring accompanying the swing of the valve cam can be reduced, so that the stress acting on the return spring can be relaxed.
E 内燃機関
1 シリンダ
2 シリンダヘッド
3 ヘッドカバー
10 吸気弁(機関弁)
11 排気弁(機関弁)
V 可変動弁装置(動弁装置)
20 カム軸
21 駆動カム
22 動弁カム
23 メインロッカアーム
30 可変リンク機構(リンク機構)
31 ホルダ
32 サブロッカアーム
33 連結リンク
34 押圧スプリング
35 制御スプリング
36 リターンスプリング
51,101,111,121 ホルダ側スプリング保持部
53,123,125 ステー部
53a,123a,125a ピン
54,124,126 スプリング支持部材
54a ロッド(スプリングガイドロッド)
54b,104b,114b,124a 当接面
56c,106b,116b,126a 当接面
52,102,112,122 カム側スプリング保持部
55,103,105,113,115 スプリングシート支持部材
55a,103a,105a,114a,116a 凸嵌合部
56,104,106,114,116 スプリングシート部材
56a,104a,106a,113a,115a 凹嵌合部
56b 貫通孔
60 制御機構
71 第1制御軸
72 第2制御軸
80 駆動機構
81 電動モータ
82 減速歯車
83 電子制御ユニット
E
11 Exhaust valve (engine valve)
V Variable valve gear (valve valve)
20
31
54b, 104b, 114b,
52, 102, 112, 122 Cam side
Claims (8)
前記カム軸に設けられ、前記カム軸と一体回転する駆動カムと、
前記カム軸に揺動可能に支持され、機関弁を開閉させる動弁カムと、
前記カム軸を中心に揺動可能に支持され、前記駆動カムの弁駆動力を前記動弁カムに伝達し、前記動弁カムを揺動させるリンク機構と、
前記リンク機構を揺動させる制御機構と、
前記制御機構を駆動させる駆動機構と、を備え、
前記制御機構により揺動された前記リンク機構の揺動位置で、前記機関弁が開閉するバルブ作動特性を変更可能にする内燃機関の動弁装置において、
前記リンク機構は、
前記カム軸を中心に揺動可能に支持されるホルダと、
前記ホルダと前記動弁カムとの間に設けられ、前記動弁カムを前記機関弁が閉まる位置へ常時付勢するリターンスプリングと、
前記ホルダに設けられ、前記リターンスプリングの一端部を保持するホルダ側スプリング保持部と、
前記動弁カムに設けられ、前記リターンスプリングの他端部を保持するカム側スプリング保持部と、を有し、
前記ホルダ側スプリング保持部及び前記カム側スプリング保持部の少なくとも一方が前記リターンスプリングの端部を回転可能に保持することを特徴とする内燃機関の動弁装置。 A camshaft rotatably supported by the cylinder head and rotating in synchronization with the rotation of the internal combustion engine;
A drive cam provided on the camshaft and integrally rotating with the camshaft;
A valve cam that is swingably supported by the cam shaft and opens and closes the engine valve;
A link mechanism that is swingably supported about the cam shaft, transmits a valve driving force of the drive cam to the valve cam, and swings the valve cam;
A control mechanism for swinging the link mechanism;
A drive mechanism for driving the control mechanism,
In a valve operating apparatus for an internal combustion engine that can change a valve operating characteristic that the engine valve opens and closes at a swing position of the link mechanism swung by the control mechanism,
The link mechanism is
A holder supported so as to be swingable about the cam shaft;
A return spring that is provided between the holder and the valve cam, and constantly biases the valve cam to a position where the engine valve is closed;
A holder-side spring holding portion that is provided in the holder and holds one end of the return spring;
A cam-side spring holding portion that is provided on the valve cam and holds the other end of the return spring;
The valve operating device for an internal combustion engine, wherein at least one of the holder side spring holding portion and the cam side spring holding portion rotatably holds an end portion of the return spring.
前記カム側スプリング保持部は、前記動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、前記スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、前記スプリングシート支持部材上を摺動し、前記リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、
前記スプリングシート支持部材及び前記スプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の動弁装置。 The holder-side spring holding portion is fitted to the spring seat support member provided on the holder and the spring seat support member, and slides on the spring seat support member, and a contact surface with the return spring is provided. A spring seat member provided,
The cam-side spring holding portion is fitted to the spring seat support member provided on the valve cam and the spring seat support member, and slides on the spring seat support member to contact the return spring. A spring seat member provided with a surface,
3. The valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim 1, wherein one of the spring seat support member and the spring seat member has a convex arc shape and the other has a concave arc shape.
前記カム側スプリング保持部は、前記動弁カムにピンを介して回転可能に支持され、前記リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の動弁装置。 The holder-side spring holding portion includes a spring support member that is rotatably supported by the holder via a pin and provided with a contact surface with the return spring,
The said cam side spring holding | maintenance part is rotatably supported by the said valve operating cam via a pin, and has a spring support member with which a contact surface with the said return spring is provided, The Claim 1 or 2 characterized by the above-mentioned. A valve operating apparatus for an internal combustion engine as described.
前記カム側スプリング保持部は、前記動弁カムに設けられるスプリングシート支持部材と、前記スプリングシート支持部材と嵌合すると共に、前記スプリングシート支持部材上を摺動し、前記リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリングシート部材と、を有し、
前記スプリングシート支持部材及び前記スプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の動弁装置。 The holder-side spring holding portion includes a spring support member that is rotatably supported by the holder via a pin and provided with a contact surface with the return spring,
The cam-side spring holding portion is fitted to the spring seat support member provided on the valve cam and the spring seat support member, and slides on the spring seat support member to contact the return spring. A spring seat member provided with a surface,
3. The valve operating apparatus for an internal combustion engine according to claim 1, wherein one of the spring seat support member and the spring seat member has a convex arc shape and the other has a concave arc shape.
前記スプリングシート支持部材及び前記スプリングシート部材のどちらか一方を凸円弧形状にし、他方を凹円弧形状にして、
前記カム側スプリング保持部は、前記ホルダにピンを介して回転可能に支持され、前記リターンスプリングとの当接面が設けられるスプリング支持部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の動弁装置。 The holder-side spring holding portion is fitted to the spring seat support member provided on the valve cam and the spring seat support member, and slides on the spring seat support member and comes into contact with the return spring. A spring seat member provided with a surface,
Either one of the spring seat support member and the spring seat member has a convex arc shape, the other has a concave arc shape,
The said cam side spring holding | maintenance part is rotatably supported by the said holder via the pin, and has a spring support member with which a contact surface with the said return spring is provided, The Claim 1 or 2 characterized by the above-mentioned. A valve operating device for an internal combustion engine.
前記他方のスプリング保持部に、前記スプリングガイドロッドを貫通させ、その軸方向の摺動を案内する貫通孔を設けることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の内燃機関の動弁装置。 While providing either one of the holder side spring holding portion and the cam side spring holding portion with a spring guide rod penetrating the other spring holding portion,
The valve for an internal combustion engine according to any one of claims 3 to 6, wherein the other spring holding portion is provided with a through-hole through which the spring guide rod passes and guides sliding in the axial direction. apparatus.
前記ホルダ側スプリング保持部及び前記カム側スプリング保持部が回転することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の動弁装置。 The contact surface between the holder-side spring holding portion and the return spring and the contact surface between the cam-side spring holding portion and the return spring are always parallel.
The valve operating apparatus for an internal combustion engine according to any one of claims 1 to 7, wherein the holder side spring holding portion and the cam side spring holding portion rotate.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007047681A JP4680215B2 (en) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | Valve operating device for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007047681A JP4680215B2 (en) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | Valve operating device for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008208800A JP2008208800A (en) | 2008-09-11 |
JP4680215B2 true JP4680215B2 (en) | 2011-05-11 |
Family
ID=39785297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007047681A Expired - Fee Related JP4680215B2 (en) | 2007-02-27 | 2007-02-27 | Valve operating device for internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4680215B2 (en) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5212652B2 (en) * | 2009-03-27 | 2013-06-19 | 本田技研工業株式会社 | Valve operating device for internal combustion engine |
US8225761B2 (en) | 2009-03-27 | 2012-07-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Valve gear for internal combustion engines |
JP5346644B2 (en) * | 2009-03-27 | 2013-11-20 | 本田技研工業株式会社 | Valve operating device for internal combustion engine |
JP5277156B2 (en) | 2009-12-25 | 2013-08-28 | 本田技研工業株式会社 | Variable valve operating device for internal combustion engine |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005207254A (en) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Honda Motor Co Ltd | Valve system of internal combustion engine |
JP2005233180A (en) * | 2004-01-20 | 2005-09-02 | Honda Motor Co Ltd | Valve operating device for internal combustion engine |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339515Y2 (en) * | 1980-04-28 | 1988-10-17 | ||
GB2269986B (en) * | 1992-07-30 | 1997-03-19 | Flight Equip & Eng | Vehicle seats |
US6072136A (en) * | 1998-05-07 | 2000-06-06 | Eaton Corporation | Electrical switching apparatus with modular operating mechanism for mounting and controlling large compression close spring |
-
2007
- 2007-02-27 JP JP2007047681A patent/JP4680215B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005207254A (en) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Honda Motor Co Ltd | Valve system of internal combustion engine |
JP2005233180A (en) * | 2004-01-20 | 2005-09-02 | Honda Motor Co Ltd | Valve operating device for internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008208800A (en) | 2008-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4573217B2 (en) | Variable valve gear for engine | |
JP4459130B2 (en) | Internal combustion engine with variable valve gear | |
TW200533826A (en) | Valve train for internal combustion engine | |
JP4680215B2 (en) | Valve operating device for internal combustion engine | |
JP2008248870A (en) | Engine valve gear | |
JP4697011B2 (en) | Variable valve mechanism | |
JP4024121B2 (en) | Valve operating device for internal combustion engine | |
WO2016052533A1 (en) | Decompression mechanism for internal combustion engine | |
JP4527025B2 (en) | Internal combustion engine with variable valve gear | |
JP2009228555A (en) | Variable valve gear of internal combustion engine and control shaft of variable valve gear | |
JP2007218116A (en) | Variable valve gear for engine | |
JP4553854B2 (en) | Valve operating device for internal combustion engine | |
US7412950B2 (en) | Valve operation device of internal combustion engine | |
JP2005291007A (en) | Variable valve gear for engine | |
JP2018003740A (en) | Decompression mechanism, engine and motor cycle | |
JP2009047083A (en) | Variable valve gear of internal combustion engine | |
JP2008255873A (en) | Variable valve gear for internal combustion engine | |
JP4860669B2 (en) | Variable valve operating device for internal combustion engine | |
JP4871310B2 (en) | Variable valve mechanism for internal combustion engine | |
JP2005226636A (en) | Valve gear of engine | |
JP5625616B2 (en) | Variable valve operating device for internal combustion engine | |
JP2006233830A (en) | Valve gear of internal combustion engine | |
JP2017150453A (en) | Cam phase variable mechanism at internal combustion engine valve gear | |
JP2009281164A (en) | Variable valve gear of internal combustion engine | |
JP2006070739A (en) | Variable valve system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4680215 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |