JP4673206B2 - 3次元パターン照合装置 - Google Patents
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Description
一般的に、このような3次元パターンの個人認証装置が用いられる施設や機器は高いセキュリティ性が要求される場合が多いので、不正行為者が使用できないようにするのみならず、そのような行為があったことを遠隔地にあるセキュリティセンタに通報することが望まれる。しかし、不正行為であるか否かの判断ができないので、そのような仕組みをとることができない。
また、本発明によれば、照合対象物が不正であるか否かが照合過程に入る前の前処理段階でチェックされるので、照合対象物が不正ではないことを前提として照合を行うようにすることができ、照合処理が複雑とならず、照合にかかる時間が長時間となることもなく、利便性が損なわれるという問題も生じないようにすることが可能となる。
また、本発明によれば、照合対象物が不正でないと判断された場合、3次元パターン同士ではなく、2次元パターン同士が照合されるので、取り扱うデータ量が少なく、処理負荷が低減され、高速で対象物の照合が行われるものとなる。
この3次元パターン照合装置において、対象物を人間の顔M1とした場合、この対象物M1(登録対象物)は次のようにして登録される。運用する前に、利用者は、CCDカメラ10,11に顔(登録対象物)M1を向け、自己に割り当てられたIDナンバを入力のうえ(図2に示すステップ101)、登録スタートスイッチ(図示せず)を押す。
制御部20−1は登録3次元パターンO3を次のようにして作成する。先ず、第1画像O1をフーリエ変換部20−7へ送り、この第1画像O1に2次元離散的フーリエ変換(DFT)を施し、フーリエ画像データF1とする(図4に示すステップ201)。なお、2次元離散的フーリエ変換については、例えば非特許文献1等に説明されているので、ここでの詳しい説明は省略する。
A・B・exp(j(θ−φ))=A・B・cos(θ−φ)+j・A・B・sin(θ−φ) ・・・(1)
として表され、A・exp(jθ)=α1 +jβ1 、B・exp(jφ)=α2 +jβ2 とすると、A=(α1 2+β1 2)1/2,B=(α2 2+β2 2)1/2,θ=tan-1(β1 /α1 ),φ=tan-1(β2 /α2 )となる。この(1)式を計算することにより合成フーリエ画像データを得る。
R=f・L/A ・・・・(2)
制御部20−1は、登録3次元パターンO3を作成すると(図2:ステップ105)、この作成した登録3次元パターンO3の基準方向に対する偏向角度を求める(ステップ106)。すなわち、登録3次元パターンO3が直面する方向を基準方向とし(図3(g)参照)、この基準方向に対する登録3次元パターンO3の左右方向の偏向角度(回転角度)と上下方向の偏向角度(傾斜角度)を求める。
対象物の照合は次のようにして行われる。利用者は、CCDカメラ10,11に顔(照合対象物)M1を向け、自己に割り当てられたIDナンバを入力のうえ(図11に示すステップ401)、照合スタートスイッチ(図示せず)を押す。
制御部20−1は、照合3次元パターンS3を作成すると(ステップ405)、この照合3次元パターンS3の画素毎の凹凸情報を収集し(ステップ406)、この収集した凹凸情報から照合対象物M1が不正であるか否か、すなわち写真やコピー画像を用いた不正行為が行われたか否かをチェックする(ステップ407)。
制御部20−1は、照合対象物M1が不正ではないと判断すると(ステップ407のNO)、照合3次元パターンS3の基準方向に対する偏向角度を求める(図12:ステップ411)。すなわち、照合3次元パターンS3が直面する方向を基準方向とし(図3(g)参照)、この基準方向に対する照合3次元パターンS3の左右方向の偏向角度(回転角度)と上下方向の偏向角度(傾斜角度)を求める。
そして、制御部20−1は、ステップ401で入力されたIDナンバと対応してファイル化されている登録2次元パターンRをハードディスク20−4から読み出し、倍率回転不変型振幅抑制相関法で登録2次元パターンRと照合2次元パターンIとを照合(第1照合:粗照合)する(ステップ414)。
ステップ517での回転ずれと倍率ずれは次のようにして求める。ステップ513で得た2次元離散的フーリエ変換が施された合成フーリエ画像データより相関成分の強度の最も高い画素を相関ピークとして求める。この相関ピークの位置から登録2次元パターンRと照合2次元パターンIとの回転ずれΔθと倍率ずれΔrmとを求める。
粗照合で登録2次元パターンRと照合2次元パターンIとが「不一致」と判断された場合(ステップ515のNO)、制御部20−1は、上述のようにして登録2次元パターンRと照合2次元パターンIとの回転ずれΔθと倍率ずれΔrmを求めたうえ(ステップ517)、ステップ417へ進む。ステップ417では、回転ずれΔθと倍率ずれΔrmに基づいて、照合2次元パターンIに対してずれ補正を行う。
制御部20−1は、ステップ417で照合2次元パターンIに対してずれ補正を行った後、振幅抑制相関法によって登録2次元パターンRと照合2次元パターンIN とを照合(第2照合:精照合)する(ステップ418)。図17にステップ418で行われる精照合のフローチャートを示す。制御部20−1は、ずれ補正が施された照合2次元パターンIN に対して2次元離散的フーリエ変換を施し(ステップ601)、照合フーリエ画像データINFを得る。そして、この照合フーリエ画像データINFと先のステップ501で得られている登録フーリエ画像データRF とを合成し(ステップ602)、合成フーリエ画像データを得る。
また、図1に示した例では、CCDカメラを2台用いたが、1台のCCDカメラでも実現することが可能である。1台のCCDカメラで実現する例については本出願人が先に提案した特許文献4に記載されている。
また、本実施の形態では、対象物M1を人間の顔としたので、最小高さ部は最小凸部として探し出されるが、対象物M1を人間としない場合には基準面よりも低い凹部であることもあり得る。
Claims (3)
- 照合対象物の3次元パターンと登録対象物の3次元パターンとを照合する3次元パターン照合装置において、
照合対象物を第1の方向から見た画像と第2の方向から見た画像とから前記照合対象物の3次元パターンを作成する3次元パターン作成手段と、
この3次元パターン作成手段によって作成された照合対象物の3次元パターンの凹凸情報から前記照合対象物が不正であるか否かをチェックするチェック手段と、
このチェック手段によって前記照合対象物が不正であると判断された場合、その旨を外部に通知する通知手段と、
前記チェック手段によって前記照合対象物が不正でないと判断された場合、前記照合対象物の3次元パターンの基準方向に対する偏向角度を求め、この求めた偏向角度を零とするように前記照合対象物の3次元パターンを修正し、この修正した照合対象物の3次元パターンを前記基準方向から見た2次元パターンに変換し、この変換した照合対象物の2次元パターンと予め記憶されている前記登録対象物の2次元パターンとを相関法によって照合する第1の照合手段とを備え、
前記第1の照合手段は、
前記照合対象物の2次元パターンと前記登録対象物の2次元パターンをそれぞれフーリエ変換し、このフーリエ変換されたそれぞれの2次元パターンに対し振幅抑制処理を行い、この振幅抑制処理が行われたそれぞれの2次元パターンの座標系を極座標系に変換し、この極座標系に変換されたそれぞれの2次元パターンに対し距離抑制処理を行い、さらにこの距離抑制処理が行われたそれぞれの2次元パターンをフーリエ変換し、このフーリエ変換されたそれぞれの2次元パターンを合成し、この合成したデータに対して振幅抑制処理を行い、この振幅抑制処理が行われたデータに対してフーリエ変換または逆フーリエ変換の何れか一方を行って相関データを求め、この相関データに基づいて前記照合対象物の2次元パターンと前記登録対象物の2次元パターンとの照合を行う
ことを特徴とする3次元パターン照合装置。 - 請求項1に記載された3次元パターン照合装置において、
前記チェック手段は、
前記照合対象物の3次元パターンの凹凸情報より最もその位置が高い最大高さ部を探し出す手段と、
前記照合対象物の3次元パターンの凹凸情報より前記最大高さ部を含む所定の範囲内における最もその位置が低い最小高さ部を探し出す手段と、
探し出された前記最大高さ部と前記最小高さ部との凹凸差を求め、この凹凸差が予め定められた閾値よりも小さかった場合に、前記照合対象物を不正であると判断する手段と
を備えたことを特徴とする3次元パターン照合装置。 - 請求項1又は2に記載された3次元パターン照合装置において、
前記第1の照合手段によって、前記照合対象物の2次元パターンと前記登録対象物の2次元パターンとが不一致と判断された場合、前記第1の照合手段の照合過程で得られる相関ピークの位置から前記照合対象物の2次元パターンと前記登録対象物の2次元パターンとの少なくとも倍率ずれを求め、この求めた倍率ずれを所定の倍率とするように前記照合対象物の2次元パターンまたは前記登録対象物の2次元パターンの何れか一方に対してずれ補正を行い、このずれ補正を行った一方の2次元パターンと他方の2次元パターンとを振幅抑制相関法によって照合する第2の照合手段
を備えたことを特徴とする3次元パターン照合装置。
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