JP4666886B2 - 銃器のためのバネ装置および銃器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1前段による銃器のためのバネ装置、および、請求項14前段によるバネ装置を備えた銃器に関する。
【0002】
【従来の技術】
冒頭にて言及したタイプの、銃器用および/または銃器のバネ装置は原則として、第1の、一般に小さな武器部(weapon part)を第1位置および/もしくは開始位置に復帰させる目的、または、この復帰動作を支持する目的で使用される。この第1の武器部は、下記では運動部とも称され、また第2の、一般に大きな武器部と関連する、第1位置および/または開始位置から第2位置および/または最終位置に移動させられる。本バネ装置は、少なくとも1つのバネ素子を備えた運動部を復帰させることに用いられる。第1武器部および/または運動部がその開始位置にあるとき、それは緩和された、または、僅かにプレテンションのかかった状態にあり、通常それはバネ素子の縮小による。作動力(actuating force)により、第1武器部および/または運動部は、その開始位置から最終位置へ運動する。この作動力は必ずしも全運動にわたって作用しなければならないものではない。つまり、第1武器部および/または運動部は、短時間のパルスの効果で運動を開始するものでもよい。第1武器部およびまたは運動部は、伸張したバネ素子の効果を受け、開始位置に戻ろうとする。
【0003】
第1武器部および/または運動部を、その開始位置から最終位置まで移動させる作動力が作用するのは、例えば、銃器装填の間、または、発射体の発射で利用可能となるエネルギの一部を用いて、例えば反動もしくは高圧気体(propellant gas)を用いて、別の武器機能のために武器部を駆動するときである。この場合、運動部は銃器の銃身の銃口軸方向へ並進運動的に、または、並進運動成分に沿って移動する。
【0004】
ドラムによって発射体を供給する銃器においては、つまりは回転武器装置(revolver weapon)においては、第1武器部および/または運動部の並進運動は、回転武器装置のケーデンス(cadence)により、漸次的で、またクロックを刻んで行われる。第1武器部および/または運動部は、駆動および/または制御素子として動作する。そして、第1武器部および/または運動部は、ドラムと連結して、ドラムを回転させる。武器の制御処理のためのスライド弁としての構成で実施され、動作している第1武器部および/または運動部は、この場合、作動力により第1位置および/または開始位置から第2位置および/または最終位置へ移動し、同時にバネが伸張する。続いて、バネの力により、または、バネの力に支持されて、第1武器部および/または運動部は、第2位置および/または最終位置から、その第1位置および/または開始位置に戻り、同時にバネは緩和する。回転武器装置として実施されない、別種の銃器においては、第1武器部および/または運動部は別の方法によって制御素子および/または駆動素子として動作する。
【0005】
第1運動部(the first moving part)の運動は極めて動的に生じる。なぜなら、バネ素子の長さの変化と対応している、運動部の軌道は相対的に長く、また、高性能銃器のケーデンスは高いからである。そして、それがバネ素子に荷重をかけること(loading)とバネ素子を緩和させることとのシークエンスを決定している。
【0006】
武器の効力を向上させるためには、一般に、そのケーデンスの増加が望まれる。このことは、全ての被動武器部(moved weapon part)の質量を軽減し、標準的な機械的なバネ素子の剛性を向上させなければならないことが求められる。被動武器部の質量を軽減させることが、格別に望ましいことは明らかだが、中口径および大口径の武器においては、特にそれが困難なことであることもまた、明白である。現行の、機械的バネ素子を有する標準的バネ素子は現在、バネ素子製造技術ならびに、バネ装置の機能および耐用の寿命に関しその限界に到達しており、これ以上のケーデンスの向上は見込めない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、
冒頭にて言及した種類の、改良されたバネ装置を提供することであり、これは、中口径および大口径で、また、高度なケーデンス、機能の信頼性および正確さ、並びに長い耐用寿命が確保されなければならない銃器に適するものであり、また、
このような種類のバネ装置を有する銃器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本目的は、本発明により、
請求項1の特徴部分に記載の特徴から、バネ装置に対し、
請求項14の特徴部分に記載の特徴から、銃器に対し、
達成される。
【0009】
本発明の好ましい限定は、従属クレームによって規定している。
【0010】
従い、本発明の基本的な思想は、機械的なバネ素子を備えた標準的なバネ装置の代わりに、新しいバネ装置を利用することにあり、そのバネ素子は気体バネで構成されている。プレテンションのかけられている機械的なバネ素子による力の代わりに、ピストン/シリンダ構成体(piston/cylinder arrangement)のシリンダ内における、ピストンに対する圧縮気体の圧力を復元力(return force)として使用し、その力が第1武器部および/または運動部の、第2武器部に関連する、第2位置および/または最終位置から第1位置および/または開始位置への運動を発生または支持する。
【0011】
ピストン/シリンダ構成体のシリンダが、その中に誘導されて密閉を構成するピストンとで適当な気体が充填された空間を定め、その空間は圧力チャンバとも呼んでいる。圧力チャンバは完全に閉じており、つまり、それは一切の開口部を持たないか、かつ/または、少なくとも動作中に開放されるような開口部を持たない。このような構成にも拘わらず、もしも動作中に圧力チャンバから気体が流出しても、それは高々極少量の漏出にすぎず、圧力チャンバ内の気体量との関係から、事実上意味を持たない程度である。しかし、ピストン/シリンダ構成体は封止可能な開口部を備え、動作時以外にのみ開放され、つまりは、組み立て作業中またはメンテナンス目的で、気体を加えたり、取り除いたりするために開放される。しかし、動作中、圧力チャンバに存在する気体の質量は事実上一定であり、つまりは、圧力チャンバは常に、同一の気体を同一量含んでおり、この気体は動作中に交換されることはなく、圧力チャンバの容積および/または気体の容積、並びに、圧力チャンバ内の気圧は、ピストンの位置の関数として可変であるが、気体の質量は一定である。
【0012】
気体バネを備えたバネ装置を利用することで生じる最も本質的な優位性は、以下に示す通りである。
気体バネは、機械的なバネ素子が作り出す力/変位特性(force/displacement characteristics)よりも急勾配な力/変位特性を有し、機械的バネ素子のような、バネ素子の機能の減退または耐用寿命が無い。
強力な気体バネを備えたバネ装置、特にその被動部は、機能的に匹敵する機械的なバネ素子を備えたバネ装置よりも軽量である。
機械的なバネ素子とは対照的に、気体バネは経時的に調整可能および/または変更可能なバネ特性を有する。これにより、バネ装置は、異なる要求および/または経時的に変化する要求に適合させることが可能であり、そのためにそれを分解する必要が無い。
【0013】
原則として、この新しいバネ装置は、第1武器部および/または運動部が、ピストンまたはシリンダのいずれかと結合して運動するような様式で実施されてよい。しかし、運動質量は可能な限り小さくすべきなので、第1武器部はピストンロッドを介してピストンと結合されることが望ましい。
【0014】
使用される気体バネは一般に、圧力バネとして使用される。シリンダ内の気体は圧縮され、同時に運動部と呼ばれる武器部が作動力により、その開始位置から最終位置まで運動し、続いて膨張し、それによって運動部は開始位置に復帰するか、または、その運動部の開始位置への復帰が支持される。
【0015】
運動部はピストン/シリンダ構成体のピストンのストロークに対応する軌道に沿って移動し、これが本質的にはピストンロッドの最小長さを決定する。この軌道は相対的には大きい。機能にもよるのだが、被動部の質量および、それ故にピストンロッドの質量は可能な限り軽量に保つように追求すべきであり、先述のように、十分な強度、特に十分な座屈安定性および、場合によっては高い歪み安定性(warping stability)が確保されるべきである。このことは適当な材料の選択ならびに/または、適当なピストンロッドの成形および/もしくはピストンロッド装着の際の、さらなる発展的手段により達成される。
【0016】
格別に適当なピストンロッドとは、完全なピストンロッドの断面(the cross-section of a complete piston rod (dem Querschnitt einer vollen Kolbenstange))と比較して大きな慣性モーメントを示すようなもので、それにより、座屈に対する剛性(buckling stiffness)が改善される。ピストンロッドの長手方向軸の領域に1以上の凹部を備えた断面を有するピストンロッドが特に好ましい。特に、長円(長方)形(oblong)中空シリンダ形状の中空ピストンロッドはその例である。そのようなピストンロッドは、比較的製作が容易であり、以下でより詳細に説明している密閉の問題も、円筒形の外面を有するピストンロッドで、容易に制御することが可能である。
【0017】
本件においては格別に適切である、高い座屈剛性を有するピストンロッドは、その目的の為に、特に高い弾性係数を有する材料を使用することで、得られる。
【0018】
さらに、特定の軽量な金属からなるコアおよび高い弾性係数を有する材料からなるマントルを備えた、2つの金属からなるピストンロッドは特に有利である。特に大きな重量を有する材料でマントルが形成されるのならば、マントルの壁厚は可能な限り薄いことが望ましい。例えば、アルミニウムをコアに、鋼鉄をマントルとする組み合わせは、適切な組み合わせである。
【0019】
ピストンロッドは、例えば、カーボン、アラミド、または、必要に応じて他の繊維強化材料で製作される。
【0020】
大きな荷重のかかる長さ領域(strongly loaded length regions)は、小さな荷重のかかる長さ領域(weakly loaded length regions)よりも高強度な断面を有するように、ピストンロッドの長さ方向に断面が変化するピストンロッドを提供することには優位性がある。この場合、異なる断面間の遷移点におけるノッチ効果の防止に注意を払わなければならない。個々の断面領域は、角柱(prismatic)または先細(taperd)であってよい。
【0021】
ピストンロッドは、その長さ方向に互いに硬く結合している複数の部分から製作されてもよい。
【0022】
ピストンロッドが、少なくともそのシリンダの内側および/または外側における幾つかの領域において、その外周を誘導および/または支持されれば、ピストンロッドが被りやすい、座屈および、ことによると歪みの危険性は、さらに低減される。誘導は、ピストンロッド、または、例えばシリンダの誘導素子によって実現されている。
【0023】
ピストンロッドはシリンダの少なくとも一端の面を介して誘導される。従って、ピストンロッドが通過する点において、シリンダの密閉に関する手段を取らなければならない。本目的のため、適切な密閉および誘導用の構成体(sealing and guiding arrangements)が供されており、これらは、シリンダとピストンとの比較的速い相対運動にも配慮されており、また、比較的広い温度範囲での利用に適している。適切な密閉素子が、ピストンおよび/もしくはピストンロッド、または、シリンダのいずれかに配置され、この場合密閉素子はシリンダ内に装着されるか、または、シリンダおよびシリンダ内にネジ止めされた(screwed)シリンダヘッド部との間に配置および/もしくはクランプ締めされる(clamped)。シリンダ上に密閉素子を装着することがより好ましい。その理由は以下の通りである。密閉素子と相対して加圧し、密閉表面を形成し、バネ装置に負荷をかける際と、それを緩和させる際に密閉素子に対して運動を行う表面は、正確に機械加工され、高い仕上げ面の品位、とりわけ低い表面粗度を有さなければならない。シリンダ上に密閉素子を有する配置においては、この密閉表面は外側表面で、つまりはピストンロッドの外側表面であり、外側表面の正確な機械加工は、内側表面の正確な機械加工との比較において、非常に容易であることが知られている。
【0024】
正確な機械加工とは、その一般形状およびその仕上げ面の品位の両方に関して、ピストンロッドが正確に製作されていることを意味すると解されるべきで、それによって望ましい密閉効果が実現される。
【0025】
使用する材料の選択において、温度、湿度、等の環境的条件の全範囲において、上記品質規準はさらに配慮がなされなければならない。
【0026】
ピストンロッドおよび/またはそのマントル層が耐食性材料で製作されることは、望ましいことであり、またバネ装置の耐用寿命を延ばすことになる。耐食性は、持続性の強度およびピストンロッドの表面品質を確保することに役立ち、永続性のある高い表面品質は密閉用構成体(sealing arrangement)の持続力に関する条件である。
【0027】
シリンダとピストンロッドとの間で、最適な密閉がなされるように、この新しいバネ装置が実現されていても、時間の経過と共に、少量の気体の損失が予想される。それ故、シリンダに密閉可能な接ぎ(connecting piece)を与えることは有利であり、それを介して必要に応じ、装着状態においてでさえ、気体をシリンダに注入することができるようにしている。
【0028】
既に説明したように、気体バネを備えたバネ装置を機械的なバネ素子の代わりに使用することでもたらされる利点の1つは、簡単にバネ特性を変更可能なことである。具体的には、より急勾配な力/変位特性を持った気体バネを供するにはシリンダ内の気体の量を多くすることで十分である。従って、上記の接ぎは、流出した気体を差し替える目的のみならず、バネ特性の調整にも用いられてよい。この目的のために、圧力調整装置を供することは有利である。
【0029】
別の、バネ特性に影響を与える可能性には、圧縮率の変更がある。この目的のため、シリンダが定める圧力チャンバの容積を、例えば、スリーブといった、固体を導入すること、または、別の、例えばオイルのような、圧縮性に乏しい材料を導入することで変更する。この場合、ピストンロッドの運動が妨げられないように注意を払わなければならない。
【0030】
シリンダ内の気体の圧力は、とりわけ、それぞれの温度に依存している。既に数回にわたって言及してきたように気体バネの動作する温度範囲は重要である。それ故、ある場合には補正を加えることが有効である。本目的のために、恒久的に高温または恒久的に低温である場合には、シリンダ内の気体の量を削減、または、増加させる。本目的のために、上記の接ぎも使用される。温度が大幅に変化する場合、シリンダ内の圧力が、ある限定値を超過および/または下回ることがないように、気体量を温度の関数として調整する圧力調整装置を供することは有利である。
【0031】
機械的なバネ素子を備えているバネ装置を有する標準的な銃器の装備改良(retrofit)のため、一般に筐体内に設置されている現在のバネ装置の代わりに、気体バネを備えたこの新しいバネ装置を導入することは、容易に想起されることである。機械的バネ素子およびその誘導ロッドの代わりに、ピストン/シリンダ構成体を、この目的のために筐体内に設置する。この場合、軽作業のみが必要であり、適合作業は必要なく、特に完全に銃器を分解する必要はない。
【0032】
以下、図面を参照し、好適な実施形態を基に、本発明を詳細に説明する。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1Aに図示されている銃器10、ピストルは、ボア軸Bを有する銃身12を有し、これは発射体の発射を目的としており、発射体はドラム14から銃身へと供給され、ドラムは一種の発射体一時ストレージを構成している。ドラム14には銃器10の筐体17が周設されており、図1Aにおいては目にすることができない。
【0034】
図1Bはドラム14を図示しており、その回転軸Tが銃身12のボア軸Bと平行になるように配されている。しかし、そのような配置が必須のものではない。ドラム14は規定の、nなるチャンネル数の、カートリッジチャンバを有し、本件においては5つのカートリッジチャンバ14.1ないし14.5を有している。これらは、回転軸Tおよびボア軸Bと同軸上に並べられており、一般にそれぞれが1つの発射体を受け入れるようになっている。カートリッジチャンバの数は5である必要はなく、一般に3つから6つのカートリッジチャンバを備えるが、それ以外の数のカートリッジチャンバも可能である。ドラム14は、発射後に(360/n)度ずつ回転するように、つまり、5つのカートリッジチャンバを有する場合には72度ずつ回転するように、発射の際に回転軸T周りを循環的に回転する。第1武器部および/または運動部16はドラム14に配され、それと相対的な運動が可能であり、その運動はドラム14の運動と連動している。ドラム14の回転に関し、運動部16は回転軸T方向への並進運動を行い、運動部16の各並進運動に関し、ドラム14は回転を行う。この場合、第1武器部および/または運動部16は、第2武器部11に対して並進的な運動を行う。これについては図1Bに概略的にのみ示されている。第2武器部11は一般に、武器10の構成要素と解されるべきである。
【0035】
本発明によるバネ装置は、その運動の周期において連続的な回転運動の並進運動への変換が存在せず、むしろ運動部が、例えば、回転的にまたは並進的に前後に運動する武器部と結合しているのであれば、使用することができる。
【0036】
ピストン/シリンダ構成体19および/または気体バネ19の2つのピストンロッド18は、運動部16に接続されている。その1つを図2に示す。気体バネの数は、2つである必要はなく、たった1つまたは3以上の気体バネの配置も可能である。ピストンロッド18は、ピストン/シリンダ構成体19のシリンダ20に向かって突き出ている。ピストン/シリンダ構成体19の中心長手方向軸は、Lと示されている。シリンダ20のそれぞれは、圧力チャンバ20.1を備え、それらは密閉および誘導用の構成体22(sealing and guiding arrangements)によって密閉可能であり、気体が充填されている。シリンダ20の壁部は、チューブ20.2、前面20.3、および、後壁20.4を有する。前面20.3には、チューブ20.2内部にインサート20.5が備えられている。チューブ20.2およびインサート20.5の機能を合同で実現するような実施形態も可能である。インサート20.5にはピストンロッド18用の開口部を備え、また、密閉用の構成体22の複数の密閉素子が備えられている。後壁20.4はチューブ20.2に取り付けられ、密閉を形成しているが、取り外してもよい。後壁20.4は接ぎ(connecting piece)を備えた開口部を有し、それよりアセンブリの際にまたはメンテナンス目的で、気体が圧力チャンバ20.1に充填および/または圧力チャンバより除去される。ピストンロッド18の外径、および、したがってインサート20.5における開口部の径は、チューブ20.2の内径よりも極めて小さな横断寸法を有し、それ故にピストンロッド18は、その後端に配された突起18.0によってシリンダ20からの抜け出し(sliding out)から保護されている。
【0037】
既に説明したように、ピストン/シリンダ構成体19は、バネ構造体(spring arrangement)の気体バネを形成し、そのバネ構成体は全体では1以上の気体バネを備えることが可能で、それらは一般に平行に接続されている。ピストン/シリンダ構成体19および/または気体バネの作動形態を、以下に説明する。ドラム14の(360/n)度回転の際、運動部16が並進運動を行う間に、つまり開始位置から最終位置に運動する間に、運動部16と連動して運動するピストンロッド18が、ピストン/シリンダ構成体19をシリンダ20に向けて移動させる。このことで、圧力チャンバ20.1の容積は減少し、圧力チャンバ20.1内の気圧は増加する。圧力チャンバ20.1内の圧縮気体がピストンロッド18に力を及ぼし、それが、最終位置から開始位置への復帰を可能に、または、支持する。ピストンロッド18が再び開始位置に到達すれば、運動の周期は終了し、今説明した処理シークエンスが新たに開始される。それは発射動作(firing)が中断されるまで継続する。
【0038】
ピストンロッド18は、発射動作の際に運動するあらゆる武器部同様、可能な限りの小さな質量を有する。これを達成するため、ピストンの所定のストロークおよび/またはピストンロッド18の所定の長さに関し、ピストンロッドの断面およびこれに使用される材料の密度は、可能な限り小さくしなければならない。これにもかかわらず、ピストンロッド18が十分な強度、特に十分な、座屈安定性、および、ことによると、歪み安定性を有するように、その寸法や使用される材料に関して実施されなければならない。ピストンロッド18の適切な断面を、図3Aないし図3Fに示す。
【0039】
図3A左図に、単一の材料から形成された、円形断面を有するピストンロッド18を示す。代わりに、ピストンロッドは、マントル18.1およびコア18.2を有し、そのマントルは高強度および高剛性を有する材料から作られていることが望ましく、コアはこの場合、小さな径を有し、低強度および低密度の材料から作られており、材料の結合(bonding)およびピストンロッド18の成形は、圧縮、焼結、噴霧成形(spray mold)、または、十分な強度の異材料間の結合を保証する別の適切な製造方法で実施される。
【0040】
図3B左図には、比較的薄い壁部を有するマントル18.3および長手方向キャビティー18.4を有するピストンロッド18が示されている。このような断面は、完全な断面(complete cross-section)を有する同一断面積よりも大きな断面の慣性モーメント(geometrical moment of inertia)を有し、それ故に、より強い曲げおよび座屈に対する耐性を示す。右図に示すピストンロッド18はマントルおよび/もしくは円形断面のマントル層18.3、並びに、相対的に大きな径のコア18.4を有しており、このコアはマントル18.3よりも小さな密度であることが望ましい。
【0041】
図3Cには、別のピストンロッド18を示す。これはマントル18.5、コア18.6、および、ウェブ(web)を有しており、ウェブがマントルとコアをつないでいる。左図におけるマントル18.5、コア18.6、および、ウェブ18.7の間の空間18.8は3つの長手方向キャビティーを形成する。これらもまた、右図に示すように、マントル18.5、コア18.6、および、ウェブ18.7を形成する材料よりも小さな密度の材料から作られることが望ましい3つの長手方向コアで満たされていてもよい。
【0042】
図3Dには、別のピストンロッド18を示す。これは近似的に楕円断面を有し、さらに平坦な断面領域18.9を有してもよい。このようなピストンロッド18はこれらの平坦な断面領域18.9にそって、外部から誘導されてもよい。
【0043】
図3Eに示すピストンロッド18は中空で、その断面は本質的には直線で規定されている。
【0044】
図3Fに示すピストンロッド18は、マルタ十字(Maltese cross)のような断面を有し、これは比較的大きな、断面の慣性モーメントおよび平坦な表面18.10をピストンロッド18が誘導される方向に有する。
【0045】
図4Aは、長手方向軸Lを含む、ピストンロッド18の断面を示す。このピストンロッド18は角柱状である(implemented as prismatic)。その断面が円形の縁を有するならば、そのようなピストンロッドは外側が円筒形である。
【0046】
図4Bは、長手方向軸Lを含む、別のピストンロッド18の断面を示す。しかし、これは角柱状ではなく、むしろそれぞれの荷重(respective load)に合わせて、大きな断面の領域18.11および小さな断面の領域18.12を有するように作られている。個々の領域は、それぞれ角柱状またはテーパをつけてよい。
【0047】
図5においては、ピストンロッド18が示されており、これは近似的な楕円形の断面を有する。誘導装置24も示されており、それがピストンロッド18を全面で誘導するために使用されている。
【0048】
上記の図2に示されているピストン/シリンダ構成体19においては、図6Aにおいて再度概略的に図示されている。密閉用の構成体22は、密閉素子22.1がシリンダ20に取り付けられて実施されている。しかし、図6Bに示すように密閉素子22.1をピストンロッド18の内側先端領域(inner end region of piston rod)に配することも可能であり、これはピストン18.11そのものを形成する。
【0049】
【発明の効果】
気体バネを備えたバネ装置を利用することで生じる最も本質的な優位性は、以下に示す通りである。気体バネは、機械的なバネ素子が作り出す力/変位特性よりも急勾配な力/変位特性を有し、機械的バネ素子のような、バネ素子の機能の減退または耐用寿命が無い。また、強力な気体バネを備えたバネ装置、特にその被動部は、機能的に匹敵する機械的なバネ素子を備えたバネ装置よりも軽量である。さらに、機械的なバネ素子とは対照的に、気体バネは経時的に調整可能および/または変更可能なバネ特性を有する。
【0050】
これにより、バネ装置は、異なる要望および/または経時的に変化する要望に合わせることが可能となり、この目的ためにこれを分解する必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 簡潔に図表に図解された、本発明によるバネ装置を備えたリボルバ式ピストル銃である。
【図1B】 簡潔に図表に図解された、リボルバ式ピストルのドラムである。
【図2】 ピストン/シリンダ構成体の長手方向軸を含めた、本発明によるバネ装置の断面図である。
【図3A】 第1の実施形態のピストンロッドの長手方向軸に垂直な断面図であり、左図は完全な断面であり、右図は小径のボアを有する断面の図である。
【図3B】 第2の実施形態のピストンロッドの長手方向軸に垂直な断面図であり、左図は中空断面であり、右図はコアおよびマントル層を有する断面の図である。
【図3C】 第3の実施形態のピストンロッドの長手方向軸に垂直な断面図であり、左図は3つの長手方向キャビティーを有する断面であり、右図は3つの長手方向コアを有する断面の図である。
【図3D】 第4の実施形態のピストンロッドの長手方向軸に垂直な断面図である。
【図3E】 第5の実施形態のピストンロッドの長手方向軸に垂直な断面図である。
【図3F】 第6の実施形態のピストンロッドの長手方向軸に垂直な断面図である。
【図4A】 ピストンロッドの長手方向軸を含めた、長手方向に断面が一定であるピストンロッドの断面図である。
【図4B】 ピストンロッドの長手方向軸を含めた、長手方向に断面が変化するピストンロッドの断面図である。
【図5】 ピストンロッドの長手方向軸を含めた、座屈を防止する目的で外側表面に誘導されるピストンロッドの断面図である。
【図6A】 シリンダに密閉素子を備えているピストン/シリンダ構成体の図である。
【図6B】 ピストンに密閉素子を備えているピストン/シリンダ構成体の図である。
【符号の説明】
10 ・・・ 銃器、
14 ・・・ ドラム、
16 ・・・ 第1武器部、
18 ・・・ ピストンロッド、
19 ・・・ ピストン/シリンダ構成体、
20 ・・・ シリンダ
Claims (15)
- 銃器(10)であって、
第1武器部(16)と、
第2武器部(11)と、
バネ装置であって、作動力により前記バネ装置の少なくとも1つのバネ素子に荷重を加えながら第1位置から第2位置へ移動した前記銃器(10)の前記第1武器部(16)を、前記第2武器部(11)との関係において前記第2位置から前記第1位置へ復帰させるためのバネ装置と、を有し、
前記バネ装置は、バネ素子として、少なくとも1つの、ピストン/シリンダ構成体(19)を備えた気体バネであって、前記ピストン/シリンダ構成体が、所定の気体が充填された圧力チャンバを定め、前記圧力チャンバは、動作中は完全に閉じられている、気体バネを有し、
前記ピストン/シリンダ構成体(19)のシリンダ(20)は、武器部の一方(16;11)に取り付け可能であり、かつ、
前記ピストン/シリンダ構成体(19)のピストンロッド(18)は、武器部の他方(11;16)に取り付け可能であり、
前記バネ装置は、回転的にまたは並進的に前後に運動する前記第1武器部(16)に接続されることを特徴とする、銃器(10)。 - 前記銃器(10)は、ドラム(14)を備えるリボルバ型銃器(10)であり、
前記第1武器部(16)は前記ドラム(14)と接続され、前記ドラム(14)の回転運動に応じて前記第1武器部(16)は並進運動し、前記第1武器部(16)の並進運動に応じて前記ドラム(14)は回転運動を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の銃器(10)。 - 気体バネが圧力バネであることを特徴とする、請求項1または2に記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)は、座屈安定性、および、歪み安定性を有していることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)のマントル層(18.1、18.3、18.5)の少なくとも1つは、前記ピストンロッド(18)の弾性係数よりも高い弾性係数を有する材料から作られていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)が材料を組み合わせて作られており、コア(18.4)は軽量材料から作られ、かつ、マントル(18.3)は、前記コア(18.4)の弾性係数よりも高い弾性係数を有する材料から作られていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)の外面が、耐食性を有していることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)の断面は、それぞれの断面の荷重に対応するように長手方向に変化していることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)は、その異なる断面間の遷移部がノッチ効果を受けないことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストンロッド(18)が、少なくとも幾つかの領域においてピストンロッド(18)の座屈を防止する目的で、その長手方向軸に直角に誘導装置(24)によって誘導および/または支持されていることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストン/シリンダ構成体(19)が密閉用の構成体を有することを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- ピストン/シリンダ構成体(19)が誘導用の構成体(22)を有し、該構成体は少なくとも1つの密閉素子(22.1)を備え、該素子はピストンロッド(18)のピストン(18.11)またはシリンダ(20)の面(20.3)に配され、それによりピストンロッド(18)が誘導されることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- シリンダ(20)が接続部材(20.5)を有することを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1つに記載の銃器(10)。
- 前記接続部材(20.5)は、シリンダ(20)の端面(20.4)に配され、圧力チャンバ(20.1)への気体の供給、または、圧力チャンバ(20.1)からの気体の除去を目的として使用されることを特徴とする、請求項13に記載の銃器(10)。
- 抜けた気体と差し替えるため、および/または、温度補正をするため、調整装置が配され、それにより圧力チャンバ(20.1)内の圧力が限定された値の範囲内に維持されることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか1つに記載の銃器(10)。
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