JP4662258B2 - 画像処理方法及び装置、デジタルカメラ装置、並びに画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
また、撮影者の意図を画像から読み取ることは難しいので、撮影者の所望する長方形が、長方形の自動抽出処理から得られるとは限らない。しかし、従来技術では抽出した長方形しか選択できない。所望する長方形を得るには、再度撮影する必要があり、非常に手間がかかる。また、走行中の車の車窓から看板などを撮影した場合に所望の長方形が得られなかった場合には再度撮影することさえできない。
また、本発明は、撮影者の意図した四辺形形状が得られない場合、表示中の四辺形の形状を修正することを可能とする画像処理方法及び装置、その機能を備えたデジタルカメラ装置、並びに画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
図1は本発明の画像処理機能を備えたデジタルカメラ装置の一実施形態を示す全体的構成図である。図1において、撮影部11はレンズ111、絞り112、シャッター113、光電変換素子114及び前処理部115などで構成される。シャッター113の操作により、被写体光がレンズ111、絞り112を通して光電変換素子114に受光し、アナログ画像信号に変換される。光電変換素子114には、例えば、CCD(電荷結合素子)が使用される。前処理部115は、プリアンプやAGC(自動利得制御)等のアナログ信号処理部やA/D変換部を備えており、光電変換素子114から出力されたアナログ画像信号に対して増巾・クランプなどの前処理を施した後、該アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。
四辺形抽出部201は、入力画像記憶部219に記憶されている撮影画像を取り込み、該入力画像から四辺形を抽出する、ここでは、撮影画像は図4に示す画像とする。
四辺形抽出部201では、図4の撮影画像を入力画像として、該入力画像から種々の組み合わせの四辺形を抽出して評価し、評価値に基づいて順序付けし、上位から4つの四辺形(四辺形を表現する4つの頂点の組)を選択して四辺形記憶部207に記憶する。ここで、4つの四辺形を順序付けに基づいて、上位から、第一四辺形候補208、第二四辺形候補209、第三四辺形候補210、第四四辺形候補211とする。なお、先に述べたように、一般には対象とする四辺形の数はいくつであってもよい。
重畳画像作成部202では、入力画像記憶部219に記憶されている入力画像と、四辺記憶部207に記憶された各四辺形候補(第一四辺形候補208、第二四辺形候補209、第三四辺形候補210、第四四辺形候補211)を用いて、形状領域強調画像である第一重畳画像213、第二重畳画像214、第三重畳画像215、第四重畳画像216を作成し、重畳画像記憶部212に記憶する。同時に、四つの重畳画像中の一つを注目重畳画像として注目重畳画像管理部217に記憶する。デフォルトでは、第一重畳画像213が注目重畳画像となる。
なお、重畳画像の作成には種々のやり方があるが、ここでは代表的な実施形態(その1)を説明して、様々なバリエーションについては後述する。
入力画像の各画素の座標と画素値(Vr,Vg,Vb)を入力する(ステップ301)。ここで、Vrは赤(R)の画素値、Vgは緑(G)の画素値、Vbは青(B)の画素値を表す。次に、一つの四辺形候補を入力する(ステップ302)。ここでは、まず、第一の四辺形候補208を入力するとする。そして、入力画像の各画素を注目画素として、以下の処理を行う。
撮影者は、表示部18に表示された各重畳画像を見て、必要に応じて操作部19の上下左右ボタン、決定ボタンを操作し、注目重畳画像の切り換え、四辺形の変形を指示する。
四辺形抽出結果変形部203では、操作部19からの操作情報を入力として、注目重畳画像を選択し、その四辺形を変形して、重畳画像作成部202に対して改めて重畳画像の作成を指示する。図9に四辺形抽出結果変形部203の処理状態遷移図を示す。
四辺形領域選択処理401では、4つの四辺形から撮影者が一つの四辺形を選択する処理を行う。初期状態では、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像(第一重畳画像213)に対応する四辺形が選択されている。
撮影者が右ボタン194を押下すると(ステップ411)、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像が第一重畳画像213から、第二重畳画像214に切り替わる。そして重畳画像作成部202により、第一重畳画像213、第二重畳画像214、第三重畳画像215、第四重畳画像216が更新され、重畳画像作成部202により、表示画像を更新するよう、画像表示制御部205に指示を行う。これを受けて、画像表示制御部205は表示部17の表示画像を更新する。初期状態の表示内容が図6のとき、右ボタン194の押下で表示内容は図10のように更新される。
また、初期状態において、撮影者が左ボタン192を押下すると(ステップ411)、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像が第一重畳画像213から、第四重畳画像216に切り替わる。そして重畳画像作成部202により、第一重畳画像213、第二重畳画像214、第三重畳画像215、第四重畳画像216が更新され、重畳画像作成部202により表示画像を更新するよう、画像表示制御部205に指示を行う。
このように、右ボタン194が一度押されるたびに、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像が重畳画像記憶部212に記憶されている順序の昇順に切り替わる。また、左ボタン192が一度押されるたびに、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像が重畳画像記憶部212に記憶されている順序の降順に切り替わる。撮影者により決定ボタン195が押下されると(ステップ412)、四辺形形状決定処理402に移行する。ここでは、結局、図6の表示状態(第一重畳画像213が注目重畳画像)で、決定ボタン195から押下されたとする。
四辺形領域変形処理402では、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像に対応する四辺形に変形が必要か否かを決定する。
上ボタン191、左ボタン192、下ボタン193、右ボタン194のいずれかを押下すると(ステップ413)、選択された四辺形の頂点うち、ひとつの頂点の色が変わり、修正頂点選択処理403へと移行する。図11は、注目重畳画像として選択された第一重畳画像213に対応する四辺形に変形が必要と決定され、該四辺形の左上頂点が選択された状態を示している。なお、修正頂点選択処理403へと移行する目的は、撮影者の所望する四辺形と注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像に対応する四辺形が異なるのを修正するためである。
また、選択された頂点は、頂点情報記憶部220に該頂点の座標、表示の際の色が記憶されるが、重畳画像記憶部212のデータは変更されていない。そのため、四辺形抽出結果変形部203から画像表示制御部205に頂点を表示しないよう指示を行えば、図11の表示状態から図6の表示状態に戻ることができる。なお、決定ボタン195を押すと(ステップ419)、射影変換処理部204の処理に移行する。
修正頂点選択処理403では、選択された四辺形を表す4本の頂点のうち、位置を修正する頂点を決定する。撮影者が左ボタン192、右ボタン194を押下すると(ステップ414)、頂点情報記憶部220に記憶される頂点の座標と表示する際の頂点の色が切り替わり、画像表示制御部205に対し、表示する頂点情報を更新するよう指示を行う(図12)。
なお、四辺形の頂点は順序付けて設定されており、右ボタン23と左ボタン21で4頂点を切り替えることができる。また撮影者が上ボタン191を押すと(ステップ415)、決定された頂点の色が変わり(図13)、頂点位置変更処理404に移行する。また、撮影者が決定ボタン195を押すと(ステップ416)、四辺形領域決定処理402に移行する。
頂点位置変更処理404では、撮影者が選択された頂点の位置を変更する。撮影者が、上ボタン191、左ボタン192、下ボタン193、右ボタン194のいずれかを押下すると(ステップ418)、押したボタンの方向に応じ、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像に対応する四辺形の形状も修正され、重畳画像作成部202により重畳画像が更新され、同時に頂点情報記憶部220に記憶されている頂点の座標も更新され、画像表示制御部205に修正後の四辺形形状の表示が指示される。そのため、表示部17の表示上では、頂点が移動した表示が行われる(図14)。また、撮影者が決定ボタン195を押すと(ステップ417)、修正頂点選択処理403に移行する。
射影変換処理部204では、注目重畳画像管理部217に記憶されている注目重畳画像(例えば、第一重畳画像)に対応する変形後の四辺形(変形不要の場合には、抽出された元々の四辺形)のデータに基づき射影変換行列を算出する。射影変換行列の算出方法は既知であり、例えば、特許文献2などに詳述されているので、ここでは省略する。
画像表示制御部205は、重畳画像作成部202、四辺形抽出結果変形部203、射影変換処理部204などの指示に基づき、重畳画像記憶部212や注目重畳画像管理部217や入力画像記憶部219、あるいは射影変換画像記憶部218などに記憶されている画像を読み出し、表示部18に表示する制御を行う。この画像表示制御部205の動作については、これまで、重畳画像作成部202、四辺形抽出結果変形部203および射影変換処理部204の動作と関連して説明した如くであるので、ここでは、説明を省略する。
先に述べたように、重畳画像作成部202での重畳画像(形状領域強調画像)の作成法としては、先の実施形態(その1)以外にも様々なバリエーションが考えられる。以下にいくつかのバリエーションを示す。
図16に、本実施形態の重畳画像作成の処理フローチャートを示す。先の図5の処理と同様に、図16の処理は各四辺形候補と入力画像(RGB256階調)の全ての画素に対して実施される。
入力画像の各画素の座標と画素値(Vr,Vg,Vb)を入力する(ステップ501)。また、一つの四辺形候補を入力する(ステップ502)。ここでは、初めに第一四辺形候補208を入力するとする。本実施形態では、まず、作成する重畳画像が注目重畳画像か否かを判定する(ステップ503)。そして、作成する重畳画像が注目重畳画像である場合はステップ504に、注目重畳画像でない場合はステップ508に進み、入力画像の各画素を注目画素として、以下の処理を行う。
図18に、本実施形態の重畳画像作成の処理フローチャートを示す。先の図5の処理と同様に、図18の処理は各四辺形候補と入力画像(RGB265階調)の全ての画素に対して実施される。
入力画像の各画素の座標と画素値(Vr,Vg,Vb)を入力する(ステップ601)。また、一つの四辺形候補を入力する(ステップ602)。ここでは、初めに第一四辺形候補208を入力するとする。そして、まず、作成する重畳画像が注目重畳画像か否かを判定する(ステップ603)。そして、作成する重畳画像が注目重畳画像である場合はステップ604に、注目重畳画像でない場合はステップ610に進み、入力画像の各画素を注目画素として、以下の処理を行う。
図20に、本実施形態の重畳画像作成の処理フローチャートを示す。先の図5の処理と同様に、図20の処理は各四辺形候補と入力画像(RGB256階調)の全ての画素に対して実施される。
入力画像の各画素の座標と画素値(Vr,Vg,Vb)を入力する(ステップ701)。また、一つの四辺形候補を入力する(ステップ702)。ここでは、初めに第一四辺形候補208を入力するとする。そして、まず、作成する重畳画像が注目重畳画像か否かを判定する(ステップ703)。そして、作成する重畳画像が注目重畳画像である場合はステップ704に、注目重畳画像でない場合はステップ707に進み、入力画像の各画素を注目画素として、以下の処理を行う。
まず、注目重畳画像である場合(ステップ704)を考える。注目画素が四辺形の内部の場合には、当該注目画素の画素値を(255−Vr,255−Vg,255−Vb)に設定する(ステップ705)。注目画素が四辺形の内部でない場合には、当該注目画素の画素値を(Vr/2,Vg/2,Vb/2)に設定する(ステップ706)。
図22に、本実施形態の重畳画像作成の処理フローチャートを示す。先の図5の場合と同様に、図22の処理は各四辺形候補と入力画像(RGB256階調)の全ての画素に対して実施される。
入力画像の各画素の座標と画素値(Vr,Vg,Vb)を入力する(ステップ801)。また、一つの四辺形候補を入力する(ステップ802)。ここでは、初めに第一四辺形候補208を入力するとする。そして、入力画素の各画素を注目画素として、以下の処理を行う。
図27に、本実施形態の重畳画像作成の処理フローチャートを示す。本実施形態は、第一から第四の各四辺形候補に対して一枚の重畳画像を作成するものである。
入力画像の各画素の座標と画素値(Vr,Vg,Vb)を入力する(ステップ901)。また、第一から第四の四辺形候補を入力する(ステップ902)。そして、第一から第四の四辺形候補のうちの一つの四辺形候補を注目四辺形とし、入力画素の各画素を注目画素として、各四辺形候補と、入力画像の全ての画素に対して以下の処理を行う。
同様にして、注目四辺形を切り替えることにより、第二四辺形候補周囲のみが赤、他の四辺形候補周囲は青の重畳画像や、第三四辺形候補周囲のみが赤で、他の四辺形周囲は青の重畳画像などが作成される。なお、注目四辺形の切り替えは、右ボタン、左ボタン等の押下で行う。
形状強調画像が入力画像の画素値に依存するタイプの関数としては、
1.入力画像の輝度値(RGB)を他の座標系(HSV座標系など)に変換して、変換後の座標系に対し、処理を施し、RGB座標系に再変換する関数。
2.入力画像の各画素の周囲の画素値の平均値を算出し、出力値とする関数。
3.入力画像の各画素に対して近傍画素の変化量(微分フィルタ、ガウシアンフィルタなど)などを算出し、出力値とする関数。
4.入力画像の各画素に対して、モザイク処理を行う関数。
5.入力画像の各画素に対して、エンボス加工を行う関数。
6.他の領域(四辺形の内部領域ならば四辺形の外部領域)の(入力時の)平均画素値を算出し、それを入力として出力値を算出する関数。
などがあげられる。
1.領域を市松模様で塗りつぶす関数。
2.領域を白(単一色1)と黒(単一色2)の縦線で表示する関数。
3.領域を真っ白(単一色1)に塗りつぶし、黒(単一色2)でごま塩ノイズを作る関数。
などが挙げられる。
また、先の実施形態(その6)でも触れたように、四辺形周囲の線幅を変化させることも考えられる。
エッジ領域検出部2011では、撮影画像である入力画像からエッジ領域を検出する。具体的には、輝度変化の大きい部分を抽出してエッジ領域とする。図30にエッジ領域検出の処理フローチャートを示す。
gh=v00×(−1)+v10×(−2)+v20×(−1)+v02×1+v12×2+v22×1
また、画素(x11,y11)のY方向の輝度変化量gvは、図31(b)に示すY方向のSobelフィルタを図31(c)の輝度画像に施すことで、次のように求まる。
gv=v00×(−1)+v01×(−2)+v02×(−1)+v20×1+v21×2+v22×1
画素(x11,y11)の輝度変化量gを、g=gh2+gv2として求め、gが所定の閾値(例えば、50とする)以上の場合、該画素(x11,y11)をエッジ画素とし、閾値以下の場合は非エッジ画素とする。
線分抽出部2012では、エッジ領域検出部2011で検出された各エッジ領域の画素情報に対して主成分分析を行うことにより各エッジ領域に対応する線分を抽出する。この線分抽出を各方向グループについて行う。図33に線分抽出の全体的処理フローチャートを示す。また、図34に具体例を示す。
線分生成部2013では、線分抽出部2012で抽出されたN1本の線分から、必要に応じて新たな線分を生成する処理を行う。エッジ領域抽出部2011において、エッジ方向を8方向に分けたことに起因して、同一線分であるにもかかわらず、複数の線分に分割されて認識されてしまう線分が存在する場合がある。そのような場合を補う処理を線分生成部2013で行う。線分生成部2013は、入力画像が歪曲ゆがみを持つ場合、被写体の背景が複雑な色をしている場合などに対応するための処理である。図37に線分生成部2013の処理フローチャートを示す。また、図38に具体例を示す。
1.線分Bを無限に延長した直線と、線分Aの始点との距離
2.線分Bを無限に延長した直線と、線分Aの終点との距離
3.線分Aを無限に延長した直線と、線分Bの始点との距離
4.線分Aを無限に延長した直線と、線分Bの終点との距離
V<(線分Aの長さ+線分Bの長さ+距離2)/距離1 (1)
を満足するか否か判定する(ステップ1211)。ここで、Vは所定の閾値である。満足しない場合には、Cntを+1して(ステップ1216)、ステップ1204へ戻る。
[条件]
(線分Aの始点と終点のX座標が、線分Bの始点と終点のX座標よりも大きい。
または、線分Aの始点と終点のX座標が、線分Bの始点と終点のX座標よりも小さい。)
かつ、
(線分Aの始点と終点のY座標が、線分Bの始点と終点のY座標よりも大きい。
または、線分Aの始点と終点のY座標が、線分Bの始点と終点のY座標よりも小さい。)
を満足するか否か判定する(ステップ1212)。満足しない場合には、Cntを+1して(ステップ1216)、ステップ1204に戻る。
線分ペア分類・評価部2014では、既存のN1本の線分と、線分生成部2013で新たに生成された(N2−N1)本の線分とを加えたN2本の線分から、番号iと番号jの2本の線分を取り出し(これを線分ペアi,jと呼ぶ)、線分ペアの分類と評価値を設定する。ここでは、無関係、対辺関係、隣接関係の3種類に分類するとする。図39に線分ペア分類・評価部2014の処理フローチャートを示す。
1.線分Aを無限に延長した直線と、線分Bを無限に延長した直線の交点Oを求める。
2.交点Oと線分Aの始点とのユークリッド距離、交点Oと線分Aの終点とのユークリッド距離を求め、小さい方の距離を距離Aとする。
3.交点Oと線分Bの始点とのユークリッド距離、交点Oと線分Bの終点とのユークリッド距離を求め、小さい方の距離を距離Bとする。
4.距離A、距離Bを式(2)に代入することにより評価値(Value)を算出する。
四辺形評価部2015では、線分ペア分類・評価部2014で得られたR組(R=N2(N2−1)/2)の線分ペアから2組を順次取り出して、その種類と評価値に基づいて、当該2組の線分ペアが形成する四辺形に関して評価値の設定を行う。図40に四辺形評価部2015の処理フローチャートを示す。
四辺形選択部2016では、四辺形評価部2015にて登録された四辺形のうち、評価値V(i,k,j,l)が高い順に一つあるいはそれ以上の四辺形(四辺形候補)を選択する。なお、必要に応じて面積による評価値あるいは形状による評価値のいずれか一方を用いて選択することでもよい。図3では、第一四辺形候補208、第二四辺形候補209、第三四辺形候補210、第四四辺形候補211が選択されるとしたものである。
202 重畳画像作成部
203 四辺形抽出結果変形部
204 射影変換処理部
205 画像表示制御部
206 四辺形情報記憶部
207 四辺形記憶部
212 重畳画像記憶部
217 注目重畳画像管理部
218 射影変換画像記憶部
219 入力画像記憶部
220 頂点情報記憶部
Claims (14)
- 入力画像から四辺形を抽出し該四辺形を用いてあおり補正を行う画像処理方法であって、
入力画像から複数の四辺形を抽出する工程と、
各々の四辺形に対応して、入力画像に当該四辺形を重畳し、四辺形領域を強調した複数の重畳画像を作成するとともに、複数の重畳画像中の一つを注目重畳画像として、他の重畳画像とは区別がつくように作成する工程と、
前記注目重畳画像を含む複数の重畳画像を表示する工程と、
利用者の操作に応じて前記注目重畳画像を切り替え、最終的に利用者の決定した注目重畳画像を選択する工程と、
前記選択した注目重畳画像に対応する四辺形のデータに基づいて射影変換行列を算出し、該射影変換行列に基づいて入力画像に対して射影変換を施す工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1に記載の画像処理方法において、
前記注目重畳画像を含む複数の重畳画像を同時に表示することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1に記載の画像処理方法において、
前記注目重畳画像を含む複数の重畳画像を順次切り替えて表示することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項2もしくは3に記載の画像処理方法において、
前記注目重畳画像を拡大して表示することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理方法において、
前記選択した注目重畳画像について、利用者の操作に応じて四辺形の形状を変更する工程を更に有し、
前記入力画像に対して射影変換を施す工程は、前記変更後の四辺形のデータに基づいて射影変換行列を算出し、該射影変換行列に基づいて入力画像に対して射影変換を施すことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理方法において、
前記入力画像から複数の四辺形を抽出する工程は、
入力画像から複数のエッジ領域を検出するエッジ領域検出工程と、
前記検出された複数のエッジ領域に対応する複数の線分を抽出する工程と、
前記抽出された複数の線分から、2つの線分(以下、線分ペア)の組み合わせを選択し、各線分ペアを、当該線分ペアを構成する2つの線分の相対位置に応じて分類し、当該線分ペアの評価値を算出する工程と、
複数の線分ペアから、2つの線分ペアの組み合わせを選択し、それぞれ、2つの線分ペアの4つの線分により四辺形を生成し、各四辺形について、当該四辺形を構成する線分ペアの分類と評価値に基づいて四辺形評価値を算出する工程と、
前記算出された四辺形評価値に基づいて複数の四辺形を選択する工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 入力画像から四辺形を抽出し該四辺形を用いてあおり補正を行う画像処理装置であって、
入力画像から複数の四辺形を抽出する手段と、
各々の四辺形に対応して、入力画像に当該四辺形を重畳し、四辺形領域を強調した複数の重畳画像を作成するとともに、複数の重畳画像中の一つを注目重畳画像として、他の重畳画像とは区別がつくように作成する手段と、
前記注目重畳画像を含む複数の重畳画像を表示する手段と、
利用者の操作に応じて前記注目重畳画像を切り替え、最終的に利用者の決定した注目重畳画像を選択する手段と、
前記選択した注目重畳画像に対応する四辺形のデータに基づいて射影変換行列を算出し、該射影変換行列に基づいて入力画像に対して射影変換を施す手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記注目重畳画像を含む複数の重畳画像を同時に表示することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記注目重畳画像を含む複数の重畳画像を順次切り替えて表示することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項8もしくは9に記載の画像処理装置において、
前記注目重畳画像を拡大して表示することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記選択した注目重畳画像について、利用者の操作に応じて四辺形の形状を変更する工手段を更に有し、
前記入力画像に対して射影変換を施す手段は、前記変更後の四辺形のデータに基づいて射影変換行列を算出し、該射影変換行列に基づいて入力画像に対して射影変換を施すことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記入力画像から複数の四辺形を抽出する手段は、
入力画像から複数のエッジ領域を検出するエッジ領域検出手段と、
前記検出された複数のエッジ領域に対応する複数の線分を抽出する手段と、
前記抽出された複数の線分から、2つの線分(以下、線分ペア)の組み合わせを選択し、各線分ペアを、当該線分ペアを構成する2つの線分の相対位置に応じて分類し、当該線分ペアの評価値を算出する手段と、
複数の線分ペアから、2つの線分ペアの組み合わせを選択し、それぞれ、2つの線分ペアの4つの線分により四辺形を生成し、各四辺形について、当該四辺形を構成する線分ペアの分類と評価値に基づいて四辺形評価値を算出する手段と、
前記算出された四辺形評価値に基づいて複数の四辺形を選択する手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 画像を表示するためのディスプレイを備えたデジタルカメラ装置であって、
請求項7乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段を具備することを特徴するデジタルカメラ装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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