JP4658686B2 - 双方向動きベクトル検出による内挿画像生成装置及びプログラム - Google Patents
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Description
まず、2次元ローパスフィルタが、元の画像信号からノイズを除去すると共に、高周波数帯域成分を低減する。また、インタレース信号の場合は、さらに、ローパスフィルタが、前フィールド、現フィールド及び後フールドの間でノイズを除去し、垂直方向のサンプリング位置を合致させる。これは、インタレース信号の場合、前後のフィールド間でサンプリング点の垂直位置が異なるからである。そして、現フィールドの既検出ベクトル、前フィールドの既検出ベクトル、及び、前フィールドの平均ベクトルから前々フィールドの平均ベクトルを引いた値のベクトル(加速度ベクトル)に基づいて、最適なベクトルが初期偏位ベクトルとして選択される。具体的には、動きベクトルの大きさ分だけ座標を変位させ、この変位させたフィールド間のn×nブロックにおける差分値を画素毎に算出し、この差分値の絶対値を累計し、この累計値を最小とするブロックの動きベクトルが初期偏位ベクトルとして選択される。
(2)反復勾配法
複数回の勾配法による演算を行い、前述の初期偏位ベクトルに、勾配法による演算で得られたベクトルを加算し、加算結果のベクトルが動きベクトルとして求められる。この反復勾配法は、動きベクトル検出の確度が高くない場合に用いられるが、十分な改善がなされていない。
〔発明の原理〕
まず、本発明の原理について説明する。図3は、本発明に用いる双方向動きベクトル検出方式を説明する図である。図3を参照して、左から右へフレームが移行する時間軸上において、n−m+1フレーム,・・・,n−2フレーム,n−1フレーム,nフレーム,n+1フレーム,n+2フレーム,n+3フレーム,・・・,n+mフレームとするときに、nフレームとn+1フレームとの間に内挿フレームを生成する場合を想定する。nフレームとn+1フレームとの間の動きベクトルVnに基づいて内挿フレームを生成する場合には、動きベクトルVn検出の確度及び精度を高くする必要がある。ここでは、動きベクトルVn検出の確度を判定する方法について説明する。動きベクトルVn検出の確度が高いと判定した場合は、前述した動き内挿による内挿方法を用いて内挿フレームを生成し、動きベクトルVn検出の確度が低いと判定した場合は、前述した線形内挿による内挿方法を用いて内挿フレームを生成する。
一般に、画像の動きは必ずしも等速直線運動成分のみとは限らないので、実際の処理では、動きベクトルの検出対象をm=2程度とするのが好ましい。そこで、図3及び図4に示した双方向動きベクトル検出方式及び確度判定方法において、動きベクトルを検出する対象をm=2とした場合を説明する。図5は、動きベクトル検出対象をm=2とした場合における、双方向動きベクトル検出方式を説明する図である。内挿フレームに対して、2フレーム前のn−1フレーム及びnフレームの動き情報、及び、2フレーム後のn+2フレーム及びn+1フレームの動き情報を利用して、動きベクトルVn−1,Vn,Vn+2を検出する。つまり、後方(時間軸では−方向)においては2枚のフレーム(n−1フレーム,nフレーム)を、前方(時間軸では+方向)においても2枚のフレーム(n+1フレーム,n+2フレーム)を対象とし、以下の(1)〜(3)の動きベクトルを検出する。
(1)nフレーム及びn+1フレームから、nフレームとn+1フレームとの間の動きベクトルVnを検出する。
(2)n−1フレーム及びn+1フレームから、n−1フレームとn+1フレームとの間の動きベクトルVn−1を検出する。
(3)nフレーム及びn+2フレームから、nフレームとn+2フレームとの間の動きベクトルVn+2を検出する。
10 フレームメモリ
11 動きベクトル検出部
12 動きベクトル確度判定部
13 内挿フレーム作成部
14 遅延処理部
15 内挿処理部
16 ローパスフィルタ
Claims (6)
- 画像信号を入力し、テレビジョン方式の変換に伴って内挿フレームの画像信号を生成し、前記入力した画像信号における時間軸上のフレームiとフレームi+1との間に前記内挿フレームの画像信号を挿入する内挿画像生成装置において、
前記フレームiよりも後方のフレーム、フレームi、フレームi+1、及び該フレームi+1よりも前方のフレームの画像信号をそれぞれ記憶する記憶部と、
該記憶部からフレーム毎の画像信号を読み出し、フレームiとフレームi+1との間の動きベクトルVi、フレームiよりも後方のフレームとフレームi+1との間の動きベクトル、及び、フレームiとフレームi+1よりも前方のフレームとの間の動きベクトルをそれぞれ検出する動きベクトル検出部と、
該動きベクトル検出部により検出された動きベクトルVi及び他の動きベクトルに基づいて、動きベクトルVi検出の確度を判定する動きベクトル確度判定部と、
該動きベクトル確度判定部により判定された確度に基づいて、内挿フレームの画像信号を生成する内挿フレーム生成部と、
を備えたことを特徴とする内挿画像生成装置。 - 請求項1に記載の内挿画像生成装置において、
前記動きベクトル確度判定部は、
動きベクトルViを基準にしてフレーム毎に領域を設定し、前記他の動きベクトルがフレーム毎の領域を通過するか否かにより、動きベクトルVi検出の確度を判定する、
ことを特徴とする内挿画像生成装置。 - 請求項1または2に記載の内挿画像生成装置において、
前記内挿フレーム生成部は、
動きベクトル確度判定部により確度が高いものと判定した場合に、動き内挿による内挿方法を用いて内挿フレームの画像信号を生成し、前記確度が低いものと判定した場合に、線形内挿による内挿方法を用いて内挿フレームの画像信号を生成する、
ことを特徴とする内挿画像生成装置。 - 画像信号を入力し、テレビジョン方式の変換に伴って内挿フレームの画像信号を生成し、前記入力した画像信号における時間軸上のフレームiとフレームi+1との間に前記内挿フレームの画像信号を挿入する内挿画像生成装置において、
前記フレームiよりも後方のフレーム、フレームi、フレームi+1、及び該フレームi+1よりも前方のフレームの画像信号をそれぞれ記憶する記憶部と、
該記憶部からフレーム毎の画像信号を読み出し、フレームiとフレームi+1との間の動きベクトルVi、フレームiよりも後方のフレームとフレームi+1との間の動きベクトル、及び、フレームiとフレームi+1よりも前方のフレームとの間の動きベクトルをそれぞれ検出する動きベクトル検出部と、
該動きベクトル検出部により検出された動きベクトルVi及び他の動きベクトルについて、それぞれの確度を判定し、該確度が最も高い動きベクトルを選択する動きベクトル確度判定/選択部と、
該動きベクトル確度判定/選択部により選択された動きベクトルの始点及び終点のフレームに基づいて、内挿フレームの画像信号を生成する内挿フレーム生成部と、
を備えたことを特徴とする内挿画像生成装置。 - 画像信号を入力し、テレビジョン方式の変換に伴って内挿フレームの画像信号を生成し、前記入力した画像信号における時間軸上のフレームiとフレームi+1との間に前記内挿フレームの画像信号を挿入する内挿画像生成装置が実行するプログラムであって、前記内挿画像生成装置を構成するコンピュータに、
前記フレームiよりも後方のフレーム、フレームi、フレームi+1、及び該フレームi+1よりも前方のフレームの画像信号をそれぞれ記憶する処理と、
前記記憶されたフレーム毎の画像信号を読み出し、フレームiとフレームi+1との間の動きベクトルVi、フレームiよりも後方のフレームとフレームi+1との間の動きベクトル、及び、フレームiとフレームi+1よりも前方のフレームとの間の動きベクトルをそれぞれ検出する処理と、
前記検出された動きベクトルVi及び他の動きベクトルに基づいて、動きベクトルVi検出の確度を判定する処理と、
前記判定された確度に基づいて、内挿フレームの画像信号を生成する処理と、
を実行させる内挿画像生成プログラム。 - 画像信号を入力し、テレビジョン方式の変換に伴って内挿フレームの画像信号を生成し、前記入力した画像信号における時間軸上のフレームiとフレームi+1との間に前記内挿フレームの画像信号を挿入する内挿画像生成装置が実行するプログラムであって、前記内挿画像生成装置を構成するコンピュータに、
前記フレームiよりも後方のフレーム、フレームi、フレームi+1、及び該フレームi+1よりも前方のフレームの画像信号をそれぞれ記憶する処理と、
前記記憶されたフレーム毎の画像信号を読み出し、フレームiとフレームi+1との間の動きベクトルVi、フレームiよりも後方のフレームとフレームi+1との間の動きベクトル、及び、フレームiとフレームi+1よりも前方のフレームとの間の動きベクトルをそれぞれ検出する処理と、
前記検出された動きベクトルVi及び他の動きベクトルについて、それぞれの確度を判定し、該確度が最も高い動きベクトルを選択する処理と、
前記選択された動きベクトルの始点及び終点のフレームに基づいて、内挿フレームの画像信号を生成する処理と、
を実行させる内挿画像生成プログラム。
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