JP4657374B1 - 発光ダイオード、発光装置、照明装置及びディスプレイ - Google Patents

発光ダイオード、発光装置、照明装置及びディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】大発光量、高発光効率、均一面発光を実現し得るコストの安価な発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供する。
【解決手段】n型半導体層21及びp型半導体層23は、支持層1の一面上で積層されている。p側電極4は、支持層1側に位置するn型半導体層21を、支持層1の側から貫通し、先端がp型半導体層23に達している。n側電極は、n型半導体層21の、支持層1の側に位置する面に形成された薄膜電極3である。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイに関する。
発光ダイオードは、省エネルギー、長寿命という利点があり、照明装置、カラー画像表示装置、液晶パネルのバックライト、又は、交通信号灯などの光源として、注目されている。
発光ダイオードは、例えば、青色発光ダイオードを例に採ると、特許文献1に開示されているように、サファイアでなる支持層(基板)の表面に、バッファ層、N型GaN層、活性層、P型GaN層、及び、透明電極層を順次に積層した構造となっている。
透明電極層の一部表面にはP側電極が形成されており、また、透明電極層、P型GaN層及び活性層の一部をドライエッチングし、N型GaN層の一部を露出させ、この露出したN型GaN層にN側電極を形成した構造となっている。特許文献2、3にも、同様の積層構造及び電極構造が開示されている。
上述したように、従来の発光ダイオードでは、P側電極を、発光面となる透明電極層の表面に形成する一方、透明電極層、P型GaN層及び活性層の一部をドライエッチングし、N型GaN層の一部を露出させ、この露出したN型GaN層にN側電極を形成した構造となっているため、発光面積がP側電極及びN側電極の占有面積分だけ、縮小されてしまう。このため、当然の結果として、発光量が低下してしまうし、発光効率も低下する。
また、N側電極を、N型GaN層の露出部分に限定的、集中的に設ける構造であるため、この部分に電流が集中する傾向にあり、均一な面発光の妨げとなる。
更に、N側電極を形成するためのドライエッチングに当たっては、ICP型RIE装置を用いなければならない。ICP型RIE装置は、各種Siマイクロマシンニング(MEMS)用途をはじめ、化合物半導体エッチングによる高周波デバイス加工や、アルチックエッチングによる薄膜磁気ヘッド加工などに使用されるものであるが、極めて高価なものである。その高額な設備コストが発光ダイオードのコストアップに反映されてしまう。
特開2001−210867号公報 特開2009−71337号公報 特開2008−153634号公報
本発明の課題は、発光量が大きく、発光効率の高い発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供することである。
本発明のもう一つの課題は、均一な面発光を実現し得る発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、コストの安価な発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供することである。
上述した課題の少なくとも一つを解決するため、本発明に係る発光ダイオードは、n型半導体層と、p型半導体層と、支持層と、電極とを含んでおり、前記n型半導体層及びp型半導体層は、前記支持層の一面上に積層されている。
前記電極は、n側電極及びp側電極を含んでおり、前記n側電極及び前記p側電極の一方は、前記p型半導体層及び前記n型半導体層のうち、前記支持層側に位置する一方の半導体層を、前記支持層側から貫通し、先端が他方の半導体層に達している。
前記n側電極及び前記p側電極の他方は、前記支持層側に位置する前記一方の半導体層の、前記支持層側の面に形成された薄膜電極である。薄膜電極は、金属膜である。
p型半導体層及びn型半導体層に電気エネルギーを供給する電極に関しては、従来は、透明電極層の一部表面にP側電極を形成し、ドライエッチングによって露出させたN型GaN層に、N側電極を形成した構造となっていた。このため、上述した問題点を生じていた。
本発明では、この問題点を解決する手段として、n側電極及びp側電極の一方は、p型半導体層及びn型半導体層のうち、支持層側に位置する一方の半導体層を、支持層側から貫通し、先端が他方の半導体層に達している。
n側電極及びp側電極の他方は、一方の半導体層の支持層側に位置する面に形成された薄膜電極とする。この構成によれば、次の作用効果を得ることができる。
(a)n側電極及びp側電極の一方は、p型半導体層及びn型半導体層のうち、支持層側に位置する一方の半導体層を、支持層側から貫通し、先端が他方の半導体層に達するように形成し、他方を、半導体層の支持層側に位置する面に形成された薄膜電極としたから、p側電極であれ、n側電極であれ、それが、発光面に現れることはない。従って、電極によって、発光面積が縮小されることがないから、発光量が大きく、発光効率の高い面発光の発光ダイオードを実現することができる。
(b)電極の一方については、半導体層における電流の面密度が微細孔の面密度に依存する。したがって、半導体層の面に対する微細孔の面密度を高密度化、均一化するなどにより、透明電極層を有することなしに、半導体層に対する電流の面拡散を促進し、均一な面発光を実現し得る。このため、透明電極層を省略し、製造プロセスの簡素化、それに伴う生産効率の向上、及び、コストダウンを達成することができる。しかも、透明電極層による光エネルギーの損失がなくなるので、発光量及び発光効率が向上する。もっとも、透明電極層を排除するものではない。
(c)微細孔は、レーザ穿孔法又は化学的穿孔法など、公知の穿孔技術を適用して容易に開けることができる。しかも、電極は、このようにして穿孔された微細孔内に充填された導体よって構成されているから、電極製造に当たって、溶融金属を、微細孔内に充填し、かつ、加圧する方法を採用することができる。この方法によれば、微細孔内に空洞のない緻密な電極を形成することができる。加圧状態を維持したままで硬化させると、更に良好な結果が得られる。
しかも、上述した製造方法は、プレス工法に属するものであり、従来のICP型RIE装置を用いたドライエッチング法に比較して、設備費が著しく安価で、処理時間も短くて済む。従って、コストの安価な発光ダイオードを実現することができる。
微細孔は、好ましくは、所定の面密度で分布させる。これにより、半導体発光層に対する電流の面拡散を促進し、均一な面発光を実現し得る。微細孔は、その孔径がμmオーダである。
(d)電極の他方は、薄膜電極であるから、製造が容易であり、しかも電流が効率よく面拡散される。
光出射側の面に透明電極層を有し、電極の一部、例えばP側電極の一端部が、透明電極層に接続されていてもよい。これにより、電極分布による電流の面拡散の促進とともに、透明電極層による電流の面拡散の促進作用を併せ得ることができる。
発光ダイオードは、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオードまたは青色発光ダイオードの何れであってもよいし、白色発光ダイオードであってもよい。
本発明は、更に、上述した発光ダイオードを用いた発光装置、照明装置ディスプレイ(表示装置)及び信号灯を開示する。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)発光量が大きく、発光効率の高い発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供することができる。
(b)電流の面拡散を促進し、均一な面発光を実現し得る発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供することができる。
(c)コストの安価な発光ダイオード、それを用いた発光装置、照明装置及びディスプレイを提供することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
本発明に係る発光ダイオードの実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードの別の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードの更に別の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードの更に別の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードを用いた発光装置の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードを用いた発光装置の別の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードを用いた発光装置の実施形態を示す部分断面図である。 図7に示した発光装置を平面視した図である。 本発明に係る発光ダイオードを用いた発光装置の更に別の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光ダイオードを用いた液晶ディスプレイの構成を示す部分断面図である。
1.発光ダイオード
図1を参照すると、本発明に係る発光ダイオードは、支持層1と、半導体発光層2と、p側電極4と、n側電極3とを含む。支持層1は、半導体層によって構成することができる。代表的には、Si、SiCなどの半導体層である。支持層1の一面上には、半導体発光層2が搭載されている。
半導体発光層2は、これまで種々のタイプのものが提案されてきている。基本的には、pn接合を持ち、代表的にはIII-V族化合物半導体が用いられる。もっとも、公知技術に限らず、これから提案されることのある化合物半導体を用いたものであってもよい。半導体発光層2の層構造についても同様である。
本発明において、発光ダイオードは、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオード、橙色発光ダイオードの何れであってもよいし、白色発光ダイオードであってもよい。それらの発光ダイオードにおいて、半導体発光層2を構成する半導体材料の一例を以下に示す。
(a)赤色発光ダイオード
(ア) ヒ素(As)系の化合物半導体を用いたもの
例:AlGaAs系赤色発光ダイオード
(イ) ヒ素(As)、リン(P)系の化合物半導体を用いたもの
例:GaAsP系赤色発光ダイオード
(b)緑色発光ダイオード
(ア) リン(P)系の化合物半導体を用いたもの
例:GaP系緑色発光ダイオード
(イ) 窒素(N)系の化合物半導体を用いたもの
例:GaN系緑色発光ダイオード
(c)青色発光ダイオード
窒素(N)系の化合物半導体を用いたもの
例:GaN系青色発光ダイオード
(d)白色発光ダイオード
窒素(N)系の化合物半導体を用いたもの
例:GaN系白色発光ダイオード
(e)橙色発光ダイオード
リン(P)系の四元混晶化合物半導体を用いたもの
例:AlGaInP系橙色発光ダイオード
図1及び図2は、窒素(N)系の化合物半導体を用いたGaN系青色発光ダイオードの一例を示している。図を参照すると、半導体発光層2は、支持層1の一面上に、n型半導体層21、活性層22、p型半導体層23及びトップ層24を、この順序で積層した構造を持つ。一例であるが、n型半導体層21は、SiドープGaN層で構成され、p型半導体層23はMgドープGaN層で構成される。図示とは異なって、p型半導体層23とn型半導体層21の積層位置を入れ替えた構造であってよい。
活性層22は、GaN−InGaN等でなる多重量子井戸MQW(Multiple Quantum Well)構造を有し、p型半導体層23と接する側に、Al−GaN超格子キャップ層を備えることがある。トップ層24は、光学的に透明な光学層であればよく、透明電極である必要はない。即ち、半導体発光層21の光出射面に透明電極を持たない場合がある。もっとも、透明電極を排除する趣旨ではない。
電極に関しては、従来は、透明電極層の一部表面にP側電極を形成し、ドライエッチングによって露出させたn型GaN層に、n側電極を形成した構造となっていた。このため、既に指摘した問題点を生じていた。
本発明では、この問題点を解決する手段として、p型半導体層23のためのp側電極4を、支持層1、n型半導体層21及び活性層22を貫通し、p型半導体層23に到達する微細孔5内に充填した導体によって構成すると共に、支持層1の側に位置するn型半導体層21のためのn側電極を、薄膜電極3によって構成した。薄膜電極3には光反射膜としての役割をも担わせることができる。p側電極4の周りは、必要に応じて、絶縁膜6によって覆う。
p側電極4のための微細孔5は、所定のピッチ間隔で、m行n列のマトリクス状に配置する。行数m及び列数nは任意である。微細孔5は、その孔径はμmオーダであり、ピッチ間隔もそのようなオーダでよい。これにより、微細孔5の内部に充填されたp側電極4を、従来の透明電極層に代わる電極として機能させ、半導体発光層2に対する電流面拡散を促進し、均一な面発光を実現し得る。従って、発光量及び発光効率を改善しながら、従来必須であった透明電極層を省略して、製造プロセスを簡素化し、コストダウンを図ることができる。
n側薄膜電極3は、n型半導体層21の支持層1と向き合う面のほぼ全面に形成されている。支持層1には、縦導体71、72が設けられている。縦導体71、72は、支持層1の厚み方向に貫通して設けられた微細孔内に充填されたもので、p側電極4と同様の手段によって形成することができる。
縦導体71、72のうち、縦導体71は、n側薄膜電極3の引出電極となるものであり、縦導体72は、ヒート・シンクである。縦導体71、72の組も、p側電極4と同様に、m行n列のマトリクス状に配置することができる。
引出電極となる縦導体71は、その電流容量を考慮して、その本数、分布密度などが決定される。ヒート・シンクとなる縦導体72は、効率的な面放熱を促すために、均一な面密度で分布させることが好ましい。もっとも、縦導体71、72に分けるのではなく、同一構成の縦導体を、ヒート・シンク又は引出電極として使い分けてもよい。ヒート・シンク用縦導体72は、図1に図示するように、n側薄膜電極3に接続させてもよいし、図2に示すように、n側薄膜電極3から離してもよい。また、p側電極4は、図3に示すように、その先端部をトップ層24に接触させてもよい。この構造は、トップ層24が透明電極である場合に有用である。上述した発光ダイオードによれば、次の作用効果を得ることができる。
(a)p側電極4は、支持層1の側に位置するn型半導体層21を、支持層1の側から貫通し、先端がp型半導体層23に達するように形成されており、しかも、n側電極が、n型半導体層21の支持層1の側に位置する面に形成された薄膜電極3によって構成されているから、p側電極であれ、n側電極であれ、それが、発光面に現れることはない。従って、電極によって、発光面積が縮小されることがないから、発光量が大きく、発光効率の高い面発光の発光ダイオードを実現することができる。
(b)電流分布が微細孔5の分布に依存する。したがって、半導体発光層2の面に対する微細孔5の面分布を高密度化、均一化するなどにより、半導体発光層2に対する電流の面拡散を促進し、電流分布を均一化し、均一な面発光を実現し得る。
(c)p側電極4及び縦導体71、72のための微細孔は、レーザ穿孔法又は化学的穿孔法など、公知の穿孔技術を適用して容易に開けることができる。しかも、p側電極4及び縦導体71、72は、このようにして穿孔された微細孔内に充填された導体よって構成できるから、電極製造に当たって、溶融金属を、微細孔内に充填し、かつ、加圧する方法を採用することができる。この方法によれば、微細孔内に空洞のない緻密なp側電極4及び縦導体71、72を形成することができる。加圧状態を維持したままで硬化させると、更に良好な結果が得られる。
上述した加圧充填製造方法は、プレス工法に属するものであり、従来のICP型RIE装置を用いたドライエッチング法に比較して、設備費が著しく安価で、処理時間も短くて済む。従って、コストの安価な発光ダイオードを実現することができる。
(d)n型半導体層21のためのn側電極は、薄膜電極3であるから、製造が容易であり、しかも電流が効率よく面拡散される。
p側電極4及び縦導体71、72は、電気的特性の向上及び電極自体の品質向上等の観点から、溶融金属を用いて形成することが好ましい。この場合に用いられる金属材料の主なものとしては、ビスマス(Bi)、錫(Sn)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)及び亜鉛(Zn)を例示することができる。特に、ビスマス(Bi)を含有させると、ビスマス(Bi)の持つ凝固時の体積膨張特性により、微細孔5の内部で、空洞や空隙を生じることのない緻密なp側電極4及び縦導体71、72を形成することができる。
次に、図4を参照すると、発光面積の大きな発光ダイオードが図示されている。図において、図1及び図2に現れた構成部分と対応する部分については、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。
図5及び図6の実施形態では、微細孔5は、支持層1の面において、所定のピッチ間隔で、マトリクス状に配置されている。従って、微細孔5の内部に形成されるp側電極4も、M行N列のマトリクス状配置となり、行数M及び列数Nにほぼ比例する大きな発光面積及び発光量を確保することができる。
2.発光装置
本発明は、2つ態様に係る発光装置を開示する。
(1)第1の態様に係る発光装置
図5を参照すると、第1の態様に係る発光装置は、発光ダイオードLEDと、蛍光体8とを含む。発光ダイオードLEDは、図1〜図3を参照して説明した本発明に係る発光ダイオードである。蛍光体8は、発光ダイオードLEDの光出射側に設けられ、発光ダイオードLEDの発光とは異なる色光を発光する。
例えば、発光ダイオードLEDとして、青色発光ダイオードを用い、蛍光体8として、青色発光ダイオードの発する青色光に対して補色光を発光するものを用いた場合には、白色光(可視光)が得られる。青色発光ダイオードとして、GaN系化合物半導体が用いられ場合、対応する蛍光体8として、YAG系蛍光体8が用いられる。
もっとも、発光装置としての発色光は、発光ダイオードLEDのタイプと、蛍光体8の光学的性質によって、広範囲に設定することができるので、白色光に限定されるものではない。
発光ダイオードLEDは、マザーボード9の一面上に搭載されており、マザーボード9の他面側には、n側電極3及びp側電極5等に給電するための端子10、11が備えられている。蛍光体8は、マザーボード9の一面上で発光ダイオードLEDを、いわゆる「弾丸状」に覆っている。
更に、図6を参照すると、発光面積の極めて大きな発光装置が図示されている。この発光装置は、面発光デバイスとして好適なものである。発光ダイオードLEDは、図4などで説明したように、微細孔5及び電極4を、M行N列に配置したもので、大面積の発光面を確保することができる。この大面積の発光ダイオードLEDの光出射側(発光面側)に、発光ダイオードLEDの発光とは異なる色光を発光する蛍光体8が設けられている。
発光ダイオードLEDとして、青色発光ダイオードを用い、蛍光体8として、青色発光ダイオードの発する青色光に対して補色光を発光するものを用いた場合には、照明装置または液晶バックライトなどに極めて有用な大面積の白色光(可視光)の発光装置が得られる。
(2)第2の態様に係る発光装置
第2の態様に係る発光装置は、図7〜図9に図示されている。まず、図7、図8を参照すると、赤色発光ダイオードRと、緑色発光ダイオードGと、青色発光ダイオードBとの組み合わせ含む。この発光装置は、光の3原色である赤色、緑色及び青色の各発光ダイオードR,G,Bを組み合わせ(1セルとして)て、白色光を得るものである。
赤色発光ダイオードR、緑色発光ダイオードG及び青色発光ダイオードBは、何れも、本発明に係る発光ダイオードである。
次に、図9を参照すると、赤色、緑色及び青色の各発光ダイオードR,G,Bを組み合わせて1セルとし、この発光ダイオードセル(C11〜CMN)を、M行N列に配置したもので、大面積の発光面を有する白色光の発光装置となる。
3.照明装置
本発明に係る照明装置は、図5〜図9に図示した発光装置を用いて構成することができる。図5に示した発光装置を用いた場合には、その複数個を配列し、中間色光、白色光を生じさせる。発光装置は、マトリクス状(縦横状)に狭ピッチで配列することが好ましい。
次に、図6に示した発光装置を用いる場合は、発光装置自体が大面積化されているので、そのまま用い、中間色光、白色光を生じさせることができる。更に大面積化するには、図8に示された発光装置の複数個を、横または縦に並べてゆけばよい。
図7及び図8に示した発光装置を用いる場合は、その複数個を配列し、中間色光、白色光を生じさせる。発光装置は、マトリクス状(縦横状)に狭ピッチで配列することが好ましい。
図9に示した発光装置を用いる場合は、発光装置自体が大面積化されているので、そのまま用い、中間色光、白色光を生じさせることができる。更に大面積化するには、図9に示された発光装置の複数個を、横または縦に並べてゆけばよい。
4.ディスプレイ
本発明に係るディスプレイ(表示装置)は、液晶ディスプレイと、発光ダイオードディスプレイを含んでいる。
(1)液晶ディスプレイ
図10を参照すると、液晶ディスプレイは、液晶パネル12と、バックライト13とを有する。バックライト12は、図5〜図9に示した発光装置を用いた本発明に係る照明装置でなり、液晶パネル12を、その背面から照明する。図10は、図6に図示した発光装置を用いた場合を例示している。
(2)発光ダイオードディスプレイ
本発明に係る発光ダイオードディスプレイは、複数の発光装置を配列したものである。発光装置は、好ましくは、図9に図示した発光装置である。即ち、赤色発光ダイオードRと、緑色発光ダイオードGと、青色発光ダイオードBとの組み合わせ(1セルとして)を含んでいる。赤色発光ダイオードR、緑色発光ダイオードG及び青色発光ダイオードBは、何れも本発明に係る発光ダイオードである。1セル内に置いて、ドット状に配列された赤色、緑色及び青色の各発光ダイオードR,G,Bを、個別的に駆動して、所望のカラー画像を表示する。
本発明に係る発光ダイオードによって、交通信号灯を構成することもできる。必要な信号灯色光は、発光ダイオードのタイプ、及び、それと蛍光体8との組み合わせによって実現することができる。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
1 支持層
2 半導体発光層
21 n型半導体層
23 p型半導体層
3 薄膜電極
4 電極
5 微細孔

Claims (7)

  1. n型半導体層と、p型半導体層と、支持層と、電極とを含む発光ダイオードであって、
    前記n型半導体層及びp型半導体層は、前記支持層の一面上で積層されており、
    前記電極はn側電極及びp側電極を含んでおり、
    前記n側電極及び前記p側電極の一方は、前記p型半導体層及び前記n型半導体層のうち、前記支持層側に位置する一方の半導体層を、前記支持層側から貫通し、先端が他方の半導体層に達しており、
    前記n側電極及び前記p側電極の他方は、前記支持層側に位置する前記一方の半導体層の、前記支持層側の面に形成された薄膜電極と、前記支持層の前記一面とは反対側の他面側から前記支持層を貫通し、前記薄膜電極に接続されてその引出電極となる縦導体を有する
    発光ダイオード。
  2. 請求項1に記載された発光ダイオードであって、前記支持層は、その厚み方向に設けられたヒート・シンクを有する、発光ダイオード。
  3. 発光ダイオードと、蛍光体とを含む発光装置であって、
    前記発光ダイオードは、請求項1又は2に記載されたものでなり、
    前記蛍光体は、前記発光ダイオードの光出射側に設けられ、前記発光ダイオードの発光とは異なる色光を発光する、
    発光装置。
  4. 赤色発光ダイオードと、緑色発光ダイオードと、青色発光ダイオードとの組み合わせ含む発光装置であって、
    前記赤色発光ダイオード、前記緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードは、請求項1乃至3の何れかに記載されたものでなる、
    発光装置。
  5. 複数の発光装置を配列した照明装置であって、前記発光装置は、請求項3又は4に記載されたものでなる、照明装置。
  6. 液晶パネルと、バックライトとを有する液晶ディスプレイであって、
    前記バックライトは、請求項5に記載された照明装置でなり、前記液晶パネルを、その背面から照明する、液晶ディスプレイ。
  7. 複数の発光装置を配列した発光ダイオードディスプレイであって、前記発光装置は、請求項3又は4に記載されたものでなる、発光ダイオードディスプレイ。
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