JP4656768B2

JP4656768B2 - toothbrush

Info

Publication number: JP4656768B2
Application number: JP2001203243A
Authority: JP
Inventors: 充幸久保
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2001-07-04
Filing date: 2001-07-04
Publication date: 2011-03-23
Anticipated expiration: 2021-07-04
Also published as: JP2003009951A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植毛台に多数個設けられた植毛孔それぞれに、ブリッスルを束ねて構成されるタフトを植設した歯ブラシに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
歯ブラシは、ブリッスルを束ねて構成されるタフトを、植毛台に設けられた多数個の植毛孔に平線を打ち込んだり熱で融着させる方法等によって植設固定することにより形成されている。また、歯ブラシには、その使用時において、ブリッスルの感触がソフトで磨き心地が良いことやブリッスルの歯間への到達感が高い等の特性を有することが望まれている。
上述したような特性を有する歯ブラシとして、ブリッスルの先端（毛先）をテーパー状に加工した歯ブラシが提案されている（特開平６−１４１９２３号公報参照）。
【０００３】
しかしながら、上記公報に記載されたような、ブリッスルの先端をテーパー状に加工した歯ブラシは、ブリッスルの感触がソフトで磨き心地が良く、ブリッスルの歯間への到達感が高いものの、ブリッスルの先端のコシが弱く、歯間の汚れ除去効果が高くない。また、ブリッスルの先端をテーパー状に加工するには、研削等の機械的処理や薬剤処理等の手間の掛かる工程を経る必要があるため、製造コストが高くなる。
【０００４】
従って、本発明の目的は、ブリッスルの感触がソフトで、磨き心地が良く、ブリッスルの歯間への到達感が高く、歯間の汚れ除去効果が高く、製造が容易な歯ブラシを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、種々検討を重ねた結果、タフトを植設する植毛孔の横断面積を特定値以下にし、植毛台の面積に対する該植毛孔の横断面積の総和の比率（タフトの植毛密度）を特定範囲にすることにより、上記目的を達成できることを知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、植毛孔が多数個設けられた植毛台における該植毛孔それぞれに、ブリッスルを束ねて構成されるタフトを植設した歯ブラシにおいて、前記植毛孔が横断面積１．２ｍｍ²以下の植毛孔であり、前記タフトの植毛密度〔（前記植毛孔の横断面積の総和）／（前記植毛台の面積）×１００〕が２５％〜３５％である歯ブラシを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の歯ブラシを、その好ましい一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の歯ブラシ１０は、図１及び図２に示すように、植毛孔１１，１１・・・・が多数個設けられた植毛台１２における該植毛孔１１，１１・・・・それぞれに、ブリッスル１３，１３・・・・を束ねて構成されるタフト１４，１４・・・・を植設した歯ブラシにおいて、前記植毛孔が横断面積１．２ｍｍ²以下の植毛孔であり、前記タフト１４の植毛密度〔（前記植毛孔１１の横断面積Ｓの総和）／（前記植毛台の面積Ｔ）×１００〕が２５％〜３５％である。植毛孔１１の分散の程度は、好ましくは１００ｍｍ²あたり３０〜８０個である。
タフト１４の植毛密度が２５％未満であると、タフト１４同士の間隔が離れすぎるので感触が物足りないものとなり、一方、該タフト１４の植毛密度が３５％超であると、密度過多により磨き心地が硬くなる。
【０００７】
本実施形態の歯ブラシについて更に詳述すると、前記植毛台１２は、図１及び図２に示すように、前記植毛台１２における前記タフト１４が植設されている植毛部１５の歯ブラシ長手方向の全長Ｌを１００とし、該植毛部１５の先端１５ａからの長さ３０±１０の植毛台部分を前方部１７とし、該前方部１７の後端１７ａからの長さ３０±１０の植毛台部分を中間部１８とし、該中間部１８の後端１８ａから後部の植毛台部分を後方部１９とした場合、該前方部１７、該中間部１８及び該後方部１９それぞれにおける、前記タフト１４の前記植毛台表面１２ａに対する傾斜角度φを、８３度〜８５度（φ１）、８５度〜８７度（φ２）及び８７度〜９０度（φ３）となしてある。
植毛部１５は、植毛台１２におけるタフト１４の植設されている領域をいい、該植毛部１５の歯ブラシ長手方向の全長（範囲）Ｌは、図２に示す先端１５ａ〜後端１５ｂ間の長さを示す。
【０００８】
植毛孔１１の横断面積Ｓは、植毛台表面１２ａにおける植毛孔１１の面積である。本実施形態においては、植毛孔１１は、植毛台表面１２ａから円筒状に穿設されている。
植毛孔１１の横断面積Ｓは、上述のように１．２ｍｍ²以下であればよいが、０．２８ｍｍ²以上であることが好ましく、０．５０ｍｍ²〜０．７５ｍｍ²であることが更に好ましい。
【０００９】
各タフト１４を構成するブリッスル１３は、ナイロン等の合成樹脂からなるフィラメント材であって、その直径は、好ましくは１００〜３００μｍであり、更に好ましくは１５０〜２２５μｍである。
各タフト１４は、好ましくは１０〜４５本、更に好ましくは１５〜３０本のブリッスル１３で構成され、各植毛孔１１に、公知の熱で融着させる方法等によって各々植設される。
ブリッスル１３の植毛台表面１２ａからの高さＨは、好ましくは８．５〜１３．０ｍｍである。
前記植毛密度は、前記前方部１７においては３０％〜３５％、前記中間部１８及び前記後方部１９においてはそれぞれ２５％〜３０％である。
【００１０】
本実施形態の歯ブラシ１０によれば、タフト１４を植設する植毛孔１１の横断面積Ｓを１２ｍｍ²以下にし、植毛孔１１を植毛台表面１２ａに平均的に分散させ、且つ「タフトの植毛密度」を２５％〜３５％にしてあるため、通常の太さ（１５０〜２００μｍ）のブリッスルをテーパー加工にしなくても、ブリッスルの先端がテーパー加工された歯ブラシと同様に、ソフトな感触で、磨き心地が良く、且つブリッスルの歯間への到達感が高い。更に、ブリッスルの先端に充分なコシがあるため、歯間の汚れ除去効果が高く、ブリッスルの先端の加工が容易なため、歯ブラシの製造が容易である。
【００１１】
また、植毛台１２を略３分した前方部１７、中間部１８及び後方部１９それぞれにおける、タフト１４の植毛台表面１２ａに対する傾斜角度を、特定の角度（φ₁，φ₂，φ₃）になすことにより、各タフト１４は、その先端部が適度に開いた状態となるので、特に、奥歯の歯間を刷掃する際に使用される前方部１７に植設されたタフト１４の先端が適度に開き、ブリッスル１３の先端が歯間に一層到達し易くなる。
【００１２】
以上、本発明の歯ブラシを、その好ましい実施形態について説明したが、本発明の歯ブラシは、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、下記のように適宜変更が可能である。
全てのタフト１４，１４・・・・を植毛台表面１２ａに対して垂直に植設した形態とすることもできる。
また、ブリッスル先端の形状については特に限定されず、通常のラウンドカットや球状、テーパー状、先割れ状など何れの形状でも良い。
【００１３】
前記実施形態においては、融着植毛によりタフトが植毛されているが、本発明においては、これに限定されない。ブリッスルの植毛台表面からの高さは、略均一でもよく、また、部分的に該高さの低いブリッスルを設けてもよい。
前記実施形態においては、植毛孔は、植毛台表面から円筒状に穿設されているが、その横断面積が１．２ｍｍ²以下であれば、円形断面のものに限定されない。タフトは、植毛孔に密着して植設できる形状であれば、種々の形状のものを用いることができる。ブリッスルは、モノフィラメント又はマルチフィラメントの何れでも良い。
歯ブラシ本体（植毛台１２、首部及び把持部）は、例えば、ポリプロピレン、ＡＢＳ樹脂等の合成樹脂から形成される。
【００１４】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により、本発明の歯ブラシの効果を具体的に説明する。
【００１５】
〔実施例１，２〕
実施例１の歯ブラシは、前述の図１及び図２に示す一実施形態と略同様の構成を有するもので、下記〔表１〕に示すように、植毛孔の横断面積が０．５０ｍｍ²（直径約０．８ｍｍ）で、一部のタフトが傾斜して植設されており、ブリッスルの先端が円柱状なものである。また、実施例１の歯ブラシは、前記タフトの植毛密度が２８．４％、植毛部の長手方向全長を１００とした場合の前方部、中間部及び後方部の長さが、それぞれ３０、３６及び３４、前方部、中間部及び後方部におけるタフトの傾斜角度がそれぞれ８３度、８５度及び９０度である。そして、ブリッスルとしてデュポン社製の断面形状が直径２００μｍの円形のナイロンブリッスルを使用し、１束のタフトを構成するブリッスルの本数は１６本、ブリッスルの植毛台表面からの高さ（毛丈）は１１．５ｍｍである。
実施例２の歯ブラシは、下記〔表１〕に示すように、全てのタフトが植毛台表面に対して垂直に植設されている以外は、前記実施例１と同様の構成を有している。
【００１６】
〔比較例１，２〕
下記〔表１〕に示すように、比較例２は、植毛孔の横断面積が２．０ｍｍ²（直径約１．６ｍｍ）である以外は、前記実施例２と同様の構成を有しており、比較例１は、ブリッスルの先端がテーパー状に加工されている以外は、比較例２と同様の構成を有している。
【００１７】
【表１】

【００１８】
〔試験例〕
実施例１及び２並びに比較例１及び２の歯ブラシについて、「ソフトな感触」、「ブリッスルの歯間への入り易さ」、「歯間の汚れ除去効果感」及び「歯間の歯垢除去効果」を評価した。
【００１９】
〔評価方法〕
７名の被験者に実施例１及び２並びに比較例１及び２の歯ブラシを各々使用してもらい、評価項目「ソフトな感触」、「歯間への入り易さ」及び「歯間の汚れ除去効果感」それぞれについて、７名中６名以上が良好と回答した場合を「◎」、７名中４〜５名以上が良好と回答した場合を「○」、７名中２〜３名以上が良好と回答した場合を「△」、良好と回答した者が１名以下の場合を「×」として、４段階の官能評価を行った。
また、実施例１及び２並びに比較例１及び２の歯ブラシについて、「歯間の歯垢除去効果」を、モデル系を使用する下記評価方法により評価を行った。評価結果は、比較例２の除去効果を１００として相対値を記載した。
評価結果を下記〔表２〕に示す。
【００２０】
〔歯垢除去効果の評価方法〕
図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、基台５０の上に直径５ｍｍ、長さ５０ｍｍの円柱状の多数のアクリル棒５１を両側部を互い密接させた状態で平行に並べて固定することにより、歯間部を模したモデル５２を作成した。このモデル５２の表面に歯垢の代用としてアルコールインクを４０ｍｍの幅で塗布し、実施例１及び２並びに比較例１，２の各歯ブラシ５３について、以下の所定の条件下で、ブラッシングマシーンによりアクリル棒５１と直交する方向Ｙへの刷掃を行った。残存歯垢量（インク量）を画像解析により計測して、歯垢除去力を評価する。
【００２１】
なお、刷掃条件として、荷重３００ｇ、刷掃回数１０回、速度１００ｒｐｍ（１分間に１００往復）、振幅３ｃｍ、刷掃角度（図３（ｃ）参照）９０゜とした。
【００２２】
残存歯垢量の計測は、ブラッシング幅１０ｍｍ（アクリル棒２本分）におけるアルコールインクの除去率を測定することにより行う。即ち、歯のモデルであるアクリル棒５１を縦に３分割し、中央部分を歯面、両側部分を歯間部として、インクの剥げた面積を画像解析により測定した。
【００２３】
【表２】

【００２４】
〔表２〕に示す評価結果から、本発明の実施例１及び２の歯ブラシによれば、「ソフトな感触」、「歯間への入り易さ」、「歯間の汚れ除去効果感」及び「歯間の歯垢除去効果」の何れについても、比較例１及び２以上の評価が得られ、一部のタフトが傾斜している実施例１の歯ブラシでは、特に優れた評価が得られた。
【００２５】
【発明の効果】
本発明の歯ブラシによれば、ブリッスルの感触がソフトで、磨き心地が良く、ブリッスルの歯間への到達感が高く、歯間の汚れ除去効果が高く、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の歯ブラシの植毛台近傍を示す平面図である。
【図２】本発明の一実施形態の歯ブラシの植毛台近傍を示す正面図である。
【図３】（ａ）は歯垢除去効果の評価方法を説明する略示側面図、（ｂ）は同略示平面図、（ｃ）は刷掃角度の説明図である。
【符号の説明】
１０歯ブラシ
１１植毛孔
１２植毛台
１２ａ植毛台表面
１３ブリッスル
１４タフト
１５植毛部
１７前方部
１８中間部
１９後方部
Ｌ植毛部の歯ブラシ長手方向の全長[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toothbrush in which tufts configured by bundling bristles are implanted in each of a plurality of flock holes provided on a flocking table.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
The toothbrush is formed by implanting and fixing a tuft formed by bundling bristles by a method of driving a flat wire into a plurality of flock holes provided on the flocking table or fusing them with heat. In addition, toothbrushes are desired to have characteristics such as a soft feeling of bristles and good brushing feeling when used, and a high feeling of bristles reaching between teeth.
As a toothbrush having the above-described characteristics, a toothbrush in which the tip (bristle) of a bristle is processed into a taper shape has been proposed (see Japanese Patent Laid-Open No. 6-141923).
[0003]
However, as described in the above publication, the toothbrush with the tip of the bristle processed into a tapered shape is soft and comfortable to brush, and has a high feeling of reaching between the teeth of the bristle. The stiffness is weak and the effect of removing dirt between teeth is not high. Further, in order to process the tip of the bristle into a taper shape, it is necessary to go through a time-consuming process such as mechanical processing such as grinding and chemical processing, which increases the manufacturing cost.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a toothbrush that is easy to manufacture because the feel of the bristle is soft, the feeling of polishing is good, the feeling of bristles reaching between the teeth is high, the effect of removing dirt between the teeth is high. is there.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies, the inventors have made the cross-sectional area of the flock hole to plant the tuft below a specific value, and the ratio of the total cross-sectional area of the flock hole to the area of the flock base (tuft flock density). It was found that the above-mentioned purpose can be achieved by setting the value in a specific range.
The present invention has been made based on the above knowledge, and in a toothbrush in which tufts configured by bundling bristles are implanted in each flocked hole in a flocking table provided with a large number of flocked holes, A toothbrush having a flocking hole having a cross-sectional area of 1.2 mm ² or less and having a tuft flocking density [(total sum of cross-sectional areas of the flocking hole) / (area of the flocking table) × 100] of 25% to 35%. By providing this, the above-mentioned object is achieved.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the toothbrush of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, the toothbrush 10 according to the present embodiment has each of the

flock holes

11, 11... In the flock base 12 provided with a large number of

flock holes

11, 11. In the toothbrush in which tufts 14, 14,... Configured by bundling bristles 13, 13,... Are implanted, the flock holes are flock holes having a cross-sectional area of 1.2 mm ² or less, The flocking density [(total sum of cross-sectional area S of flocked hole 11) / (area T of flocking table) × 100] is 25% to 35%. The degree of dispersion of the flock holes 11 is preferably 30 to 80 per 100 mm ² .
When the tuft 14 has a flocking density of less than 25%, the distance between the tufts 14 is too far away, which makes the feel unsatisfactory. On the other hand, when the tuft 14 has a flocking density of more than 35%, the over-density increases the comfort. It becomes hard.
[0007]
The toothbrush of this embodiment will be described in further detail. As shown in FIGS. 1 and 2, the flocking table 12 has a total length in the toothbrush longitudinal direction of the flocked part 15 in which the tufts 14 are implanted in the flocking table 12. L is set to 100, the flocking table portion having a length of 30 ± 10 from the tip 15a of the flocking portion 15 is defined as the front portion 17, and the flocking table portion having a length of 30 ± 10 from the rear end 17a of the front portion 17 is intermediate. When the rear part 19 is a rear flocking table portion from the rear end 18a of the intermediate part 18 to the rear part 19, the flocking table of the tuft 14 in the front part 17, the intermediate part 18 and the rear part 19 respectively. The inclination angle φ with respect to the surface 12a is 83 ° to 85 ° (φ1), 85 ° to 87 ° (φ2), and 87 ° to 90 ° (φ3).
The flocked portion 15 refers to a region where the tuft 14 is implanted in the flocking table 12, and the total length (range) L of the flocked portion 15 in the longitudinal direction of the toothbrush is the length between the front end 15a and the rear end 15b shown in FIG. It shows.
[0008]
The cross-sectional area S of the flock hole 11 is an area of the flock hole 11 on the flock base surface 12a. In the present embodiment, the flocking hole 11 is formed in a cylindrical shape from the flocking table surface 12a.
Cross-sectional area S of the flocking holes 11 may if 1.2 mm ² or less as described above, more preferably is preferably 0.28 mm ² or more, a 0.50mm ^² ~0.75mm ² .
[0009]
The bristle 13 constituting each tuft 14 is a filament material made of a synthetic resin such as nylon, and the diameter is preferably 100 to 300 μm, more preferably 150 to 225 μm.
Each tuft 14 is preferably composed of 10 to 45 bristles 13 and more preferably 15 to 30 bristles 13, and each tuft 14 is implanted in each flock hole 11 by a known method such as fusing with heat.
The height H of the bristle 13 from the flocking table surface 12a is preferably 8.5 to 13.0 mm.
The flocking density is 30% to 35% in the front part 17 and 25% to 30% in the intermediate part 18 and the rear part 19, respectively.
[0010]
According to the toothbrush 10 of the present embodiment, the cross-sectional area S of the flock hole 11 in which the tuft 14 is implanted is 12 mm ² or less, the flock holes 11 are dispersed on the flocking table surface 12a on average, and “tuft flock density” ”Is 25% to 35%, so even if the bristles with the normal thickness (150 to 200 μm) are not tapered, the bristles have a soft touch and polished like a toothbrush with a tapered tip. It is comfortable and has a high sense of reach between the bristle teeth. Furthermore, since there is sufficient stiffness at the tip of the bristle, the effect of removing dirt between teeth is high, and the processing of the tip of the bristle is easy, so that the toothbrush can be easily manufactured.
[0011]
Further, the inclination angle of the tuft 14 with respect to the flocking table surface 12a in each of the front part 17, the intermediate part 18 and the rear part 19 obtained by dividing the flocking table 12 into approximately three is set to specific angles (φ ₁ , φ ₂ , φ ₃ ). By doing so, each tuft 14 is in a state in which the tip portion thereof is appropriately opened, and in particular, the tip of the tuft 14 implanted in the front portion 17 used when brushing between the back teeth is used. It opens appropriately, and the tip of the bristle 13 is more easily reached between the teeth.
[0012]
Although the preferred embodiment of the toothbrush of the present invention has been described above, the toothbrush of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed as described below without departing from the spirit of the present invention. Is possible.
All the

tufts

14, 14,... Can be formed vertically with respect to the flocking table surface 12a.
Further, the shape of the tip of the bristle is not particularly limited, and any shape such as a normal round cut, a spherical shape, a tapered shape, or a tip crack shape may be used.
[0013]
In the above embodiment, tufts are implanted by fusion implantation, but the present invention is not limited to this. The height of the bristle from the flocking table surface may be substantially uniform, or a bristle having a low height may be provided partially.
In the above-described embodiment, the flocked hole is formed in a cylindrical shape from the surface of the flocked table, but is not limited to a circular cross section as long as the cross-sectional area is 1.2 mm ² or less. Various tufts can be used as long as the tuft can be planted in close contact with the flock holes. The bristle may be monofilament or multifilament.
The toothbrush main body (the flocking table 12, the neck portion, and the grip portion) is made of, for example, a synthetic resin such as polypropylene or ABS resin.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the effect of the toothbrush of the present invention will be specifically described with reference to Examples and Comparative Examples.
[0015]
Examples 1 and 2
The toothbrush of Example 1 has substantially the same configuration as that of the embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2, and the cross-sectional area of the flock hole is 0.50 mm ² (see Table 1 below). The diameter is about 0.8 mm), and some tufts are inclined and planted, and the tip of the bristle is cylindrical. Moreover, the toothbrush of Example 1 has the length of the front part, the intermediate | middle part, and the rear part when the flocking density of the said tuft is 28.4% and the longitudinal direction full length of the flocked part is 100, respectively, 34, the inclination angles of the tufts in the front part, the middle part and the rear part are 83 degrees, 85 degrees and 90 degrees, respectively. As a bristle, a circular nylon bristle having a diameter of 200 μm made by DuPont is used as the bristle. The number of bristles constituting one bundle of tufts is 16, and the height (hair length) of the bristle from the flocking table surface is 11.5 mm.
As shown in [Table 1] below, the toothbrush of Example 2 has the same configuration as that of Example 1 except that all tufts are implanted perpendicularly to the flocking table surface. .
[0016]
[Comparative Examples 1 and 2]
As shown in [Table 1] below, Comparative Example 2 has the same configuration as Example 2 except that the cross-sectional area of the flock hole is 2.0 mm ² (diameter: about 1.6 mm). Comparative Example 1 has the same configuration as Comparative Example 2 except that the tip of the bristle is processed into a tapered shape.
[0017]
[Table 1]

[0018]
[Test example]
For the toothbrushes of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, “soft feel”, “easy entry of bristles between teeth”, “feeling of dirt removal effect between teeth” and “removing plaque between teeth” "Effectiveness" was evaluated.
[0019]
〔Evaluation methods〕
Seven subjects used the toothbrushes of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 respectively, and evaluated items “soft feel”, “ease of entering between teeth”, and “stain removal effect between teeth”. For each “feel”, “◎” indicates that 6 or more of 7 responded good, “○” indicates that 4 to 5 or more of 7 responded good, and “2” or more of 7 indicate that 2 or more The sensory evaluation was performed in four stages, with “△” indicating that the response was good and “×” indicating that there were 1 or less respondents.
In addition, for the toothbrushes of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, the “dental plaque removal effect” was evaluated by the following evaluation method using a model system. As the evaluation results, the relative value was described with the removal effect of Comparative Example 2 as 100.
The evaluation results are shown in [Table 2] below.
[0020]
[Evaluation method of plaque removal effect]
As shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), a large number of cylindrical acrylic rods 51 having a diameter of 5 mm and a length of 50 mm are fixed on the base 50 in parallel with both sides thereof being in close contact with each other. Thus, a model 52 imitating the interdental part was created. Alcohol ink was applied to the surface of the model 52 in a width of 40 mm as a substitute for dental plaque, and each toothbrush 53 of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 was acrylic by a brushing machine under the following predetermined conditions. Brushing in the direction Y perpendicular to the bar 51 was performed. Residual plaque amount (ink amount) is measured by image analysis to evaluate plaque removal power.
[0021]
The cleaning conditions were a load of 300 g, a number of times of cleaning of 10 times, a speed of 100 rpm (100 reciprocations per minute), an amplitude of 3 cm, and a cleaning angle (see FIG. 3C) of 90 °.
[0022]
The residual plaque amount is measured by measuring the alcohol ink removal rate at a brushing width of 10 mm (for two acrylic bars). That is, the acrylic bar 51, which is a tooth model, was vertically divided into three parts, and the area where the ink was peeled was measured by image analysis, with the central part being the tooth surface and both side parts being the interdental part.
[0023]
[Table 2]

[0024]
From the evaluation results shown in [Table 2], according to the toothbrushes of Examples 1 and 2 of the present invention, “soft feel”, “easy to enter between teeth”, “feeling of dirt removal effect between teeth” and Evaluation of Comparative Examples 1 and 2 or more was obtained for any of the “dental plaque removal effect”, and particularly excellent evaluation was obtained for the toothbrush of Example 1 in which some tufts were inclined. .
[0025]
【The invention's effect】
According to the toothbrush of the present invention, the feel of the bristle is soft, the polishing comfort is good, the feeling of reaching the bristle between the teeth is high, the effect of removing dirt between the teeth is high, and the manufacture is easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing the vicinity of a flocking table of a toothbrush according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the vicinity of a flocking table of a toothbrush according to an embodiment of the present invention.
3A is a schematic side view for explaining a method for evaluating a plaque removal effect, FIG. 3B is a schematic plan view thereof, and FIG. 3C is an explanatory view of a brushing angle.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Toothbrush 11 Flocking hole 12 Flocking table 12a Flocking table surface 13 Bristle 14 Tuft 15 Flocking part 17 Front part 18 Middle part 19 Back part L Total length of toothbrush longitudinal direction of flocking part

Claims

In a toothbrush in which tufts configured by bundling bristles are implanted in each flock hole in a flocking table provided with a plurality of flock holes,
The flock hole has a cross-sectional area of 0.28 to 1.2 mm ² ,
The tuft flocking density [(total sum of cross-sectional areas of the flock holes) / (area of the flocking table) × 100] is 25% to 35%,
The flock holes are dispersed and arranged on the surface of the flocking table on average, and the degree of dispersion is planted at 30 to 80 per 100 mm ² ,
The total length in the toothbrush longitudinal direction of the flocked portion in which the tuft is planted in the flocking table is 100, the flocking table portion having a length of 30 ± 10 from the tip of the flocked portion is the front portion, and the rear portion of the front portion When a flocking table portion having a length of 30 ± 10 from the end is used as an intermediate portion, and a rear flocking table portion from the rear end of the intermediate portion is used as a rear portion, the tuft of the front portion is on the tip side of the flocking table. A toothbrush inclined at an angle of 83 degrees or more with respect to the surface of the flocking table.

The toothbrush according to claim 1, wherein the tuft of the front portion is inclined at an angle of 83 to 85 degrees.

The toothbrush according to claim 2, wherein the tuft of the intermediate portion is inclined at an angle of 85 degrees to 87 degrees with respect to a surface of the flocking table on a front end side of the flocking table.

The toothbrush according to claim 3, wherein the tuft at the rear portion is inclined at an angle of 87 degrees to 90 degrees with respect to the surface of the flocking table on a tip side of the flocking table.

The toothbrush in any one of Claims 1-4 with which the diameter of the said bristle is 100-300 micrometers, and the said tuft is comprised by 10-45 of this bristle.

The toothbrush according to any one of claims 1 to 5 , wherein the tuft is planted by a method of fusing the tuft hole with heat.