JP4655885B2 - Ball screw device assembling apparatus and its assembling method - Google Patents
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Description
本発明は、工作機械や精密機械等の機械装置の移動体の送り機構等に用いられるボールねじ装置の組立装置およびその組立方法に関する。 The present invention relates to an assembling apparatus for a ball screw device used for a moving mechanism of a moving body of a machine device such as a machine tool or a precision machine, and an assembling method thereof.
従来のボールねじ装置の組立装置は、ねじ軸の外周面に形成された螺旋状の軸軌道溝と、円筒状のナットの内周面に形成された軸軌道溝に対向するナット軌道溝と、コマ部に形成されたナット軌道溝を連結するS字状の連結路とで構成された複数の循環路に複数のボールを装填して循環させるボールねじ装置のナットに予めコマ部を固着しておき、縦方向に設置したナットの内側に、循環路と同数のボール供給穴を設けたボール挿入治具をナットと位相を整合させ、ボール供給穴の出口を該当する循環路を形成するナット軌道溝の一番高い位置に設置し、各ボール供給穴に所定数のボールを整列させて連続的に供給し、自重で循環路に装填した後に入りきらなかったボールを挿入ロッドにより押込んで循環路にナットを装填している(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上述した従来の技術においては、ボール供給穴に所定数のボールを整列させて一度に供給し、入りきらなかったボールを挿入ロッドにより押込んで循環路にボールを装填しているため、ナット軌道溝のリードが小さくなればなる程、玉詰まりが生じやすくなるというという問題がある。
また、複数の循環路に同時にボールを装填しているため、円滑な装填が難しくなり、装填できなかったボールを挿入ロッドで押込まなければならず、ボールに損傷を与えてしまう虞がある。
However, in the above-described conventional technology, a predetermined number of balls are aligned and supplied at one time to the ball supply holes, and the balls that have not been fully inserted are pushed in by the insertion rod and loaded into the circulation path. There is a problem that clogging is more likely to occur as the track groove lead becomes smaller.
Further, since balls are simultaneously loaded into a plurality of circulation paths, smooth loading becomes difficult, and a ball that could not be loaded has to be pushed with an insertion rod, which may cause damage to the ball.
このことは、循環路に装填するボールの直径が小さい等によりボールの自重が軽い場合に特に顕著になる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、軽量のボールにおいてもその損傷を防止し、玉詰まりが生ずることのないボールねじ装置の組立装置を提供することを目的とする。
This is particularly noticeable when the ball has a light weight due to a small diameter of the ball loaded in the circulation path.
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an assembly device for a ball screw device that prevents damage to even a lightweight ball and does not cause clogging. .
本発明は、上記課題を解決するために、外周面に螺旋状の軸軌道溝を形成したねじ軸と、内周面に前記軸軌道溝に対向するナット軌道溝を形成した円筒状のナットと、前記ナット軌道溝を連結する連結路と、前記軸軌道溝とナット軌道溝と連結路とで構成される循環路を循環する複数のボールとを備えたボールねじ装置の組立装置において、サポートブロックと、前記ナットを縦方向に設置し、該ナットを前記サポートブロックに対して昇降自在に支持するナット受台と、該ナット受台に設置されたナットの内径側に挿入され、前記サポートブロックに回転自在に支持された仮軸と、該仮軸の先端部に形成された傾斜面と、該仮軸の傾斜面と外周面との肩部と前記ナットの内周面との間の隙間に負圧を供給する負圧室とを備えたことを特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention provides a screw shaft in which a spiral shaft raceway groove is formed on the outer peripheral surface, and a cylindrical nut in which a nut raceway groove facing the shaft raceway groove is formed on the inner peripheral surface. A support block for a ball screw device assembly apparatus comprising: a connecting path for connecting the nut raceway grooves; and a plurality of balls circulating in a circulation path composed of the axial raceway grooves, the nut raceway grooves and the connecting paths. The nut is installed in a vertical direction, and a nut cradle that supports the nut so as to be movable up and down with respect to the support block, and is inserted into the inner diameter side of the nut installed on the nut cradle, A temporary shaft supported rotatably, an inclined surface formed at a tip portion of the temporary shaft, and a gap between a shoulder portion of the inclined surface and the outer peripheral surface of the temporary shaft and an inner peripheral surface of the nut. And a negative pressure chamber for supplying negative pressure That.
これにより、本発明は、仮軸に設けた傾斜面によりボールを仮軸の肩部に集め、負圧により吸引保持したボールを、仮軸の回転に伴う肩部との摩擦力を利用して円滑にナット軌道溝に送り込むことができ、ナット軌道溝のリードが小さい場合においても、循環路に装填するボールの自重が軽い場合であっても玉詰まりを防止することができると共に、ボールへの損傷を防止することができるという効果が得られる。 Thereby, the present invention collects the ball on the shoulder portion of the temporary shaft by the inclined surface provided on the temporary shaft, and uses the frictional force with the shoulder portion accompanying the rotation of the temporary shaft to attract and hold the ball by the negative pressure. It can be smoothly fed into the nut raceway groove. Even when the lead of the nut raceway groove is small, it can prevent clogging even if the weight of the ball loaded in the circulation path is light, and The effect that damage can be prevented is obtained.
以下に、図面を参照して本発明によるボールねじ装置の組立装置の実施例について説明する。 Embodiments of an assembly apparatus for a ball screw device according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は実施例のボールねじ装置の組立装置を示す断面図、図2は実施例のボールねじ装置を示す断面図、図3は実施例の組立装置のボール装填状態を示す説明図である。
なお、図3はナットのコマ部取付け部をナットの軸直角方向に切取った断面図である。
図2において、1はボールねじ装置である。本実施例ではコマ式のボールねじ装置である。
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an assembly apparatus for a ball screw device according to an embodiment, FIG. 2 is a cross-sectional view showing the ball screw device according to the embodiment, and FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the nut top mounting portion cut in a direction perpendicular to the nut axis.
In FIG. 2, 1 is a ball screw device. In this embodiment, it is a top type ball screw device.
2はボールねじ装置1のねじ軸であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、その外周面には略半円弧形状の軸軌道溝3が所定のリードで螺旋状に形成されている。
4はボールねじ装置1のナットであり、合金鋼等の鋼材で製作された円筒状部材であって、その内周面には軸軌道溝3と対向する略半円弧形状のナット軌道溝5が軸軌道溝3と同じリードで形成されている。
6はボールとしての鋼球であり、合金鋼等の鋼材等で製作された球体であって、軸軌道溝3とナット軌道溝5の間に複数装填されてねじ軸2とナット4を螺合させる。
7はコマ部であり、鋼材等で製作され、隣合う2本のナット軌道溝5を連結する円弧状断面のS字状に湾曲した溝である連結路8が形成された栓状部材であって、ナット4の円筒壁に円周方向の角度位置をずらして複数設けられた穴部に取付けられる。
上記のねじ軸2の軸軌道溝3とこれに対向するナット4のナット軌道溝5およびこれを連結するコマ部7の連結路8により循環路が形成され、この循環路に複数の鋼球6と所定の量の潤滑剤、例えばグリースが封入される。
これにより、軸軌道溝3とナット軌道溝5とが鋼球6を介して螺合し、ねじ軸2を回転させることによって鋼球6が循環路を循環しながらナット4を軸方向に移動させる。
A circulation path is formed by the
As a result, the
上記のボールねじ装置1のナット4に鋼球6を装填する組立装置について説明する。
図1において、10はボールねじ装置1の組立装置である。
図に示す組立対象となるボールねじ装置1のナット4は、コマ部7が円周方向に複数配置されたナットであって、ナット4の外周部に設けられたフランジ部により機械装置の移動体等に固定される形式のナットである。
An assembling apparatus for loading the
In FIG. 1,
The
11は仮軸であり、合金鋼等の鋼材で製作されたナット4への鋼球6の装填時にねじ軸2の替わりにナット4の内径側に挿入する棒状部材であって、組立対象となるナット4のBCD(Ball Center Diameter)より鋼球6の直径分小さい内周円、つまり循環路を循環する鋼球6の内接円の直径から所定の隙間代を減じた外径を有している。
仮軸11の先端部には傾斜面としての円錐面を有する円錐状の円錐状突起12が設けられ、その反対側の固定端13がシャフト14の端部の嵌合穴15に嵌合し、固定端13に設けられた切欠き部をセットビスにより押圧して固定される。
なお、仮軸11の先端部に設ける傾斜面は前記に限らず、複数の傾斜面を多角的に形成した傾斜面であってもよく、円錐面と多角的な傾斜面の組合せであってもよい。
A conical
In addition, the inclined surface provided in the front-end | tip part of the
16はナット受台であり、合金鋼等の鋼材で製作され、組立対象となるナット4を縦方向に設置してその外周面を嵌合する設置穴16aが設けられた円環状部材であって、中央部に仮軸11の外径との間に隙間17を形成した貫通穴16bが形成されており、設置穴16aの反対側の端部に形成された嵌合部16cをスライダ18の端部の取付穴18aに遊嵌させて取付けられる。
また、貫通穴16bと仮軸11の外径とにより形成される隙間17は、仮軸11の外周面とナット4の内周面とにより形成される隙間19に接続している。
更に、ナット受台16の嵌合部16cの外周面には、その軸方向に沿ってナット4に複数形成された連結路8の角度位置に合せたV字溝である複数の割出溝16dが形成されており、スライダ18の端部の取付穴18aの内周面に半径方向に突出する位置決め部材としてのボールプランジャ20の先端が割出溝16dに嵌合してナット4の複数の循環路にボール6を装填するときの角度割出機構として機能する。
Further, a
Further, on the outer peripheral surface of the
更に、ナット受台16の設置穴16aにもその内周面に半径方向に突出するボールプランジャ20が設けられており、その先端がナット4の外周面を押圧し、ナット4とナット受台16とを同期させて回転させる。
21は吸引口であり、スライダ18の円筒状の側壁を貫通して形成されており、図示しない真空ポンプ等の真空発生装置にチューブ等により接続している。
Further, the
A
22はサポートブロックであり、合金鋼等の鋼材で製作された円筒状部材であって、その外周面が、スライダ18の内周面と遊嵌してスライダ18をシャフト14に対して軸方向に往復移動可能に支持している。
スライダ18は、ナット受台16の取付部の反対側の端部に図示しない軸方向の位置決め機構が設けられており、ナット受台16をサポートブロック22に対して昇降自在に支持している。
Reference numeral 22 denotes a support block, which is a cylindrical member made of a steel material such as alloy steel. The outer peripheral surface of the support member is loosely fitted with the inner peripheral surface of the
The
24は玉軸受等の転がり軸受であり、内輪がシャフト14に嵌合し、外輪がサポートブロック22の内周面に嵌合して固定されており、シャフト14をサポートブロック22に対して回転自在に支持している。
25はシール体であり、天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で製作された円環状部材であって、その外周面がサポートブロック22に嵌合して固定され、その内周面に設けられたリップ部がシャフト14の外周面に摺接して接触式シールとして機能する。
26は負圧室であり、スライダ18の内周面およびナット受台16、仮軸11、シャフト14、サポートブロック22、シール体25で仕切られた空間であって、ボールねじ装置1の組立時に、吸引口21から負圧室26内の空気が吸引され、隙間17を経由して仮軸11の外周面とナット4の内周面とにより形成される隙間19に負圧を供給する機能を有している。
27はボール挿入冶具であり、ナット4の内周面の直径から所定の隙間代を減じた外径を有する挿入部28が形成されており、挿入部28の端面には仮軸11の円錐状突起12に対向し、円錐状突起12と同様の円錐面を有する円錐状凹部28aが形成されると共に、ボール挿入冶具27を軸方向に貫通してその上面27aから円錐状凹部28aに達するボール導入穴29が形成されている。
上記の各部品を組込んでボールねじ装置1の組立装置10とするときは、サポートブロック22の内周面に転がり軸受24とシール体25とを嵌合させて組付け、シャフト14をシール体25に挿通させ、転がり軸受24の内輪にシャフト14を嵌合させ組付け、サポートブロック22の外周面にスライダ18の内周面を遊嵌させ、図示しない位置決め機構に支持させる。
When the above components are assembled into the
そして、仮軸11の固定端13をシャフト14に挿入してセットビスにより締付けて固定し、ナット受台16の貫通穴16bに仮軸11を挿通させ、ナット受台16の嵌合部16cをスライダ18の取付穴18aに挿入し、割出溝16dに取付穴18aのボールプランジャの先端を嵌合させて組立装置10を組立てる。
このようにして組立てたボールねじ装置1の組立装置10のナット受台16の設置穴16aに、組立対象となるナット4の内径側を仮軸11に挿通しながらナット4を縦方向にして挿入し、設置穴16aのボールプランジャ20の先端で押圧して設置し、スライダ18を図示しない位置決め機構により昇降して、仮軸11の円錐状突起12の円錐面と仮軸11の外周面との角部(肩部30という。)を、ナット4の最下位のコマ部7の連結路8のナット軌道溝5への上方開口部の下部付近に位置させる。
Then, the
The
そして、ナット4にボール挿入冶具27の挿入部28を挿入し、その円錐状凹部28aの円錐面と仮軸11の円錐状突起12の円錐面との間隔を、組立対象となるナット4に組込む鋼球6の直径より大きい間隔とし、そのボール導入穴29の出口をナット4の最下位のコマ部7の連結路8のナット軌道溝5への上方開口部の角度方向に向けて組付け、ボール挿入冶具27のボール導入穴29に一つの循環路に装填する所定数の鋼球6を計数皿等を用いて投入すると共に、図示しない真空発生装置を作動させて負圧室26を負圧状態に維持する。
And the
ボール導入穴29に投入された鋼球6は、円錐状凹部28aのボール導入穴29の開口から円錐状突起12上に投入され、円錐状突起12の円錐面を転がって図3に示すように仮軸11の肩部30の回りに集まり、転がり軸受24に支持されたシャフト14により仮軸11を回転させると、鋼球6が仮軸11の外周面とナット4のナット軌道溝5との間に送り込まれる。
The
このとき、仮軸11の外周面とナット受台16の貫通穴16bとの隙間17を経由して仮軸11の外周面とナット4の内周面の隙間19に負圧室26から負圧が供給され、隙間19の負圧により仮軸11の肩部30の回りに集まった鋼球6が下方に吸引されて仮軸11の肩部30とナット4の内周面との間の隙間に鋼球6が安定した状態で保持されると共に、仮軸11の肩部30に鋼球6が押し付けられ、これらの間の摩擦力が増加して仮軸11の回転により、所定の数の鋼球6がナット4の循環路に無理なく送り込まれ、連結路8のナット軌道溝5の下方開口部を起点として順次に下方から隙間なくナット軌道溝5と仮軸11の外周面との間に整列する。
At this time, negative pressure is applied from the
この負圧による鋼球6の保持は、鋼球6の自重が軽い場合に特に有効である。
つまり、自重が軽いときには、自重のみによる循環路への送り込みにおいてはコマ部7の連結路8に鋼球6が押込まれたような状態になることがあり、循環路への送り込みが不安定になるが、本実施例のように負圧により鋼球6を仮軸11の肩部30の回りに保持すれば、肩部30に集まった鋼球6を円滑に循環路への送り込むことができるからである。
The holding of the
That is, when the own weight is light, the
このようにして、ナット4の最下位の循環路に鋼球6が装填されると、図示しない位置決め装置によりスライダ18を降下させ、仮軸11の肩部30をナット4の一つ上のコマ部7の連結路8の上方開口部の下部付近に位置させ、ナット受台16を回転させてナット受台16の次の割出溝16dに取付穴18aのボールプランジャの先端を嵌合させ、ナット受台16と同期して回転するナット4のコマ部7の連結路8の上方開口部の角度方向をボール挿入冶具27のボール導入穴29の出口の方向に向けて設置し、上記と同様にして鋼球6を吸引しながらその循環路に鋼球6を装填し、順次にこれを繰返して下の循環路から上の循環路に向って鋼球6を装填し、ナット4の全ての循環路に鋼球6を装填する。
In this way, when the
その後、ボール挿入冶具27を取外し、図示しないスリーブを仮軸11の円錐状突起12に嵌合させ、スリーブを押込みながらナット4を引き上げてナット4をスリーブに移し、スリーブに替えて所定のねじ軸2を螺合させてボールねじ装置1を組立てる。
このように、本実施例では、仮軸11の肩部30に集まった鋼球6を、肩部30とナット4の内周面との間に負圧により保持し、仮軸11を回転させて鋼球6をナット4の循環路に送りこむので、仮軸11の肩部30の回りに集まった鋼球6が下方に吸引されて仮軸11の肩部30に鋼球6が安定した状態で保持され、仮軸11の肩部30に押し付けられた鋼球6と肩部30との間の摩擦力が増加して仮軸11の回転により、ナット4の循環路に鋼球6を容易に送り込むことができる。
Thereafter, the
Thus, in this embodiment, the
このことは、鋼球6の自重が軽い場合や、ナット軌道溝5のリードが小さい場合の玉詰まりの防止に特に有効である。
また、鋼球6を吸引してナット4の循環路に円滑に鋼球6を送り込むので、挿入ロッド等で鋼球6を押込むことが不要になり、鋼球6に損傷が生ずることもない。
更に、ナット受台16に設けた割出溝16dにスライダ18の取付穴18aに設けたボールプランジャ20を嵌合させた角度割出機構によりナット4のコマ部7の連結路8のナット軌道溝5への上方開口部の角度方向をボール挿入冶具27のボール導入穴29の出口の方向に合せるので、ボール挿入冶具27とナット4との角度位置の割出しを容易に行うことができる。
This is particularly effective in preventing clogging when the weight of the
Further, since the
Further, the nut raceway groove of the connecting
更に、ナット受台16に設置したナット4を角度割出機構によりボール挿入冶具27とナット4との角度位置を割出しして設置し、仮軸11の円錐状突起12上に所定数の鋼球6を投入し、負圧を供給しながらて仮軸11を回転させるだけで、鋼球6をナット4に容易に装填することができ、鋼球装填の作業時間の短縮を図ることができる。
以上説明したように、本実施例では、ボールねじ装置の組立装置のサポートブロックに昇降自在に支持されたナット受台に、ナットを縦方向に設置し、ナットの内径側にサポートブロックに回転自在に支持された仮軸を挿入し、仮軸の円錐状突起の肩部とナットの内周面との間の隙間に負圧室から負圧を供給するようにしたことによって、仮軸に設けた円錐状突起により鋼球を仮軸の肩部に集め、負圧により吸引保持した鋼球を、仮軸の回転に伴う肩部との摩擦力を利用して円滑にナット軌道溝に送り込むことができ、ナット軌道溝のリードが小さい場合においても、循環路に装填する鋼球が小径であってその自重が軽い場合であっても玉詰まりを防止することができると共に、鋼球への損傷を防止することができるという効果が得られる。
Further, the
As described above, in this embodiment, the nut is installed in the vertical direction on the nut support supported by the support block of the assembly device of the ball screw device so as to be movable up and down, and the support block can be rotated on the inner diameter side of the nut. The temporary shaft supported on the temporary shaft is inserted, and negative pressure is supplied from the negative pressure chamber to the gap between the shoulder of the conical protrusion of the temporary shaft and the inner peripheral surface of the nut. The steel balls are collected on the shoulder of the temporary shaft by the conical protrusions, and the steel ball sucked and held by the negative pressure is smoothly fed into the nut raceway groove using the frictional force with the shoulder due to the rotation of the temporary shaft. Even when the lead of the nut raceway groove is small, clogging can be prevented and damage to the steel ball can be prevented even if the steel ball loaded in the circulation path has a small diameter and its own weight is light. The effect that it can prevent is acquired.
なお、上記実施例においては、ボールは鋼球であるとして説明したが、ボールは前記に限らず、セラミック材料や樹脂材料で形成した軽量のボールであってもよい。このような材料で形成されたボールに本発明を適用すれば上記と同様の効果を得ることができる。
また、負圧室は、スライダの側壁に吸引口を開口し、そのスライダの内周面およびナット受台、仮軸、シャフト、サポートブロック、シール体で仕切られた空間であるとして説明したが、負圧室は前記に限らず、円錐状突起の肩部とナットの内周面との間の隙間に負圧を供給する負圧室であれば、どのような構成であってもよい。
In the above embodiment, the ball is described as a steel ball, but the ball is not limited to the above, and may be a lightweight ball formed of a ceramic material or a resin material. If the present invention is applied to a ball formed of such a material, the same effect as described above can be obtained.
In addition, the negative pressure chamber is described as being a space that is opened by a suction port on the side wall of the slider, and is partitioned by the inner peripheral surface of the slider and a nut holder, a temporary shaft, a shaft, a support block, and a seal body. The negative pressure chamber is not limited to the above, and any configuration may be used as long as the negative pressure chamber supplies a negative pressure to the gap between the shoulder of the conical protrusion and the inner peripheral surface of the nut.
更に、割出溝の断面形状はV字状として説明したが、割出溝の断面形状は前記に限らず、矩形状、台形状、円弧状等であってもよい。
更に、上記各実施例においては、ナットに鋼球を介してねじ軸を螺合させるときに、一旦ナットをスリーブに移した後に、ナットをねじ軸に螺合させるとして説明したが、ねじ軸の軸端形状に合わせて仮軸の円錐状突起やC面取を形成してナット回転させながらねじ軸に直接螺合させるようにしてもよい。これによりボールねじ装置の組立効率を向上させることができる。
Furthermore, although the cross-sectional shape of the index groove has been described as a V-shape, the cross-sectional shape of the index groove is not limited to the above, and may be a rectangular shape, a trapezoidal shape, an arc shape, or the like.
Further, in each of the above embodiments, when the screw shaft is screwed to the nut via the steel ball, the nut is once transferred to the sleeve, and then the nut is screwed to the screw shaft. A conical protrusion or C chamfer of the temporary shaft may be formed in accordance with the shape of the shaft end, and may be directly screwed onto the screw shaft while rotating the nut. Thereby, the assembly efficiency of the ball screw device can be improved.
更に、上記各実施例においては、ボールねじ装置のねじ軸を回転させてナットを軸方向に移動させるとして説明したが、ナットを回転させてねじ軸を軸方向に移動させる形式のボールねじ装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。 Further, in each of the above embodiments, the screw shaft of the ball screw device is rotated and the nut is moved in the axial direction. However, in the ball screw device of the type in which the nut is rotated and the screw shaft is moved in the axial direction. The same effect can be obtained even when the present invention is applied.
1 ボールねじ装置
2 ねじ軸
3 軸軌道溝
4 ナット
5 ナット軌道溝
6 ボール
7 コマ部
8 連結路
10 組立装置
11 仮軸
12 円錐状突起
13 固定端
14 シャフト
15 嵌合穴
16 ナット受台
16a 設置穴
16b 貫通穴
16c 嵌合部
16d 割出溝
17、19 隙間
18 スライダ
18a 取付穴
20 ボールプランジャ
21 吸引口
22 サポートブロック
24 転がり軸受
25 シール体
26 負圧室
27 ボール挿入冶具
21a 上面
28 挿入部
28a 円錐状凹部
29 ボール導入穴
30 肩部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
サポートブロックと、前記ナットを縦方向に設置し、該ナットを前記サポートブロックに対して昇降自在に支持するナット受台と、該ナット受台に設置されたナットの内径側に挿入され、前記サポートブロックに回転自在に支持された仮軸と、該仮軸の先端部に形成された傾斜面と、該仮軸の傾斜面と外周面との肩部と前記ナットの内周面との間の隙間に負圧を供給する負圧室とを備えたことを特徴とするボールねじ装置の組立装置。 A screw shaft having a spiral shaft raceway groove formed on the outer peripheral surface, a cylindrical nut having a nut raceway groove opposed to the shaft raceway groove on the inner peripheral surface, and a connecting path for connecting the nut raceway groove; In an assembly device of a ball screw device comprising a plurality of balls circulating in a circulation path composed of the shaft raceway groove, the nut raceway groove and a connection path,
A support block; a nut holder that vertically installs the nut, and supports the nut so as to be movable up and down relative to the support block; and the support inserted into an inner diameter side of the nut installed on the nut holder. A temporary shaft that is rotatably supported by the block, an inclined surface formed at the tip of the temporary shaft, a shoulder between the inclined surface and the outer peripheral surface of the temporary shaft, and an inner peripheral surface of the nut. An assembly apparatus for a ball screw device, comprising: a negative pressure chamber for supplying a negative pressure to the gap.
前記仮軸の傾斜面を、円錐状突起としたことを特徴とするボールねじ装置の組立装置。 In claim 1,
An assembly apparatus for a ball screw device, wherein the inclined surface of the temporary shaft is a conical protrusion.
前記仮軸の傾斜面に投入された前記循環路に装填する所定の数のボールを、前記負圧室から供給される負圧により、前記肩部と前記ナットの内周面との間の隙間に保持し、前記仮軸を回転させて前記循環路に前記ボールを送り込むことを特徴とするボールねじ装置の組立方法。 Using the ball screw device assembling apparatus according to claim 1 or 2,
A gap between the shoulder portion and the inner peripheral surface of the nut due to the negative pressure supplied from the negative pressure chamber with a predetermined number of balls loaded in the circulation path thrown into the inclined surface of the temporary shaft. The ball screw device is assembled by rotating the temporary shaft and feeding the ball into the circulation path.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005314507A JP4655885B2 (en) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | Ball screw device assembling apparatus and its assembling method |
EP06021365.9A EP1775063B1 (en) | 2005-10-12 | 2006-10-11 | Assembly apparatus for ball screw device |
US11/546,351 US7946018B2 (en) | 2005-10-12 | 2006-10-12 | Assembly apparatus for ball screw device, parts supply device and counter device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005314507A JP4655885B2 (en) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | Ball screw device assembling apparatus and its assembling method |
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