JP4651828B2

JP4651828B2 - Pedestal

Info

Publication number: JP4651828B2
Application number: JP2001038854A
Authority: JP
Inventors: 仁司守屋
Original assignee: 株式会社ホウトク
Priority date: 2001-02-15
Filing date: 2001-02-15
Publication date: 2011-03-16
Anticipated expiration: 2021-02-15
Also published as: JP2002238687A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルや椅子等に使用されて、そのテーブルの天板や椅子の座部等の高さを調整可能にする脚柱に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の脚柱には、従来、例えば、実開平５−６３３３０号公報に記載されている。その公開公報の脚柱は、図１６に要部を分解斜視図で示すように、外筒１０２と、その外筒１０２に相対的に伸縮可能に嵌入される内筒１０３と、外筒１０２と内筒１０３をロックするロック機構１１２とを備えている。
外筒１０２には、通孔１０６と係止孔１０７が形成されている。
また、内筒１０３には、通孔１１０と、この通孔１１０と直交しかつその長さ方向に所定間隔で配置された複数の調整孔１１１が設けられている。
また、前記ロック機構１１２は、ねじ杆１１３とロック部片１１８と抑止部片１２２とを備えている。ねじ杆１１３をロック部片１１８を通して抑止部片１２２にねじ合わせる。ロック部片１１８に形成した突片１１５を外筒１０２の係止孔１０７に係合する。また、ロック部片１１８に形成した係合片１１６を内筒１０３の調整孔１１１に係合する。
【０００３】
前記脚柱の長さを調整するときは、抑止部片１２２に対しねじ杆１１３を緩めて、外筒１０２の係合片１１６と内筒１０３の調整孔１１１との係合を解除し、外筒１０２と内筒１０３をアンロックした状態において、外筒１０２と内筒１０３を伸縮させる。所定の長さに調整した後、ねじ杆１１３を抑止部片１２２に締付け、ロック部片１１８の係合片１１６を内筒１０３の調整孔１１１に選択的に係合することによって、外筒１０２に内筒１０３をロックすなわち固定する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の脚柱によると、外筒１０２の外側にロック部片１１８を配置しているため、ねじ杆１１３の軸方向の移動が規制されていない。このため、ねじ杆１１３を緩めても、内筒１０３内で抑止部片１２２のみが移動するだけで、ロック部片１１８が移動しない。したがって、手あるいは工具等により、ロック部片１１８を外方へ移動させて、調整孔１１１に対する係合片１１６の係合を解除させる必要があった。また、外筒１０２と内筒１０３をロックするときも、ロック部片１１８の係合片１１６を内筒１０３の調整孔１１１に係合させたうえで、ねじ杆１１３を締付けなければならかった。
したがって、ロック及びアンロックに際し、ねじ杆１１３の操作の他に、ロック部片１１８を操作するといった余計な手間が必要であるため、ロック及びアンロックにかかる操作性が悪かった。
【０００５】
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ロック及びアンロックにかかる操作性を向上することのできる脚柱を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする脚柱により解決することができる。
すなわち、請求項１に記載された脚柱によると、内筒内に配置したロック部材に対し外筒及び内筒を通してロック部材にねじ合わせたロックねじを締付けることにより外筒と内筒をロックすることができ、また、そのロックねじを緩めることにより外筒と内筒をアンロックすることができる。また、アンロック状態においては、外筒と内筒を伸縮させることにより、脚柱の長さを調整することができる。
しかして、外筒に対しロックねじを軸方向の移動を規制した状態で軸回りに回動可能に支持したことにより、軸方向の移動を規制した状態でのロックねじの回動だけでロック部材がロック方向又はアンロック方向に移動される。これにより、従来必要とされたロック部材に対する余計な手間が不要になるため、そのロック及びアンロックにかかる操作性を向上することができる。
【０００７】
また、請求項２に記載された脚柱によると、アンロック時には、ロック部材がロックねじの空転部に位置する。このため、ロックねじを必要以上に緩めても、ロック部材に対し空転部が空回りする。また、空転部に位置したロック部材が弾性部材によりねじ合う方向へ弾性的に押付けられているため、ロックねじを締付けるときには、ロック部材とロックねじを容易にかつ確実にねじ合わせることができる。
したがって、ロックねじの緩め過ぎによるロック部材の脱落や、ロックねじとロック部材との「くいつき」、ロックねじの締付けにかかるロック部材とロックねじとのねじ合わせ不良等の不具合を回避することができる。
【０００８】
また、請求項３に記載された脚柱によると、ロック時には、ロック部材のカム部が内筒のロックねじ用開口部に進入してその開口部の開口幅を拡大することにより、内筒が外筒の内側面に堅固に押付けられる。このため、外筒と内筒の間のがたつきを防止し、外筒と内筒を堅固に固定することができる。
【０００９】
また、請求項４に記載された脚柱によると、ロック時には、ロック部材の複数の押付け部が、内筒のロックねじ用開口部の各開口縁部を外筒に押付けることにより、外筒と内筒を固定することができる。また、ロック部材の押付け部を内筒の各開口縁部ごとに複数設けたものであるから、各押付け部が外筒に対し内筒の各開口縁部をその開口縁部ごとの複数箇所において集中的に押付けることによって、外筒と内筒の間のがたつきを防止し、外筒と内筒を堅固に固定することができる。
【００１０】
また、請求項５に記載された脚柱によると、外筒に設けた係合部がロック部材に係合することによって、ロック部材の回動が規制される。このため、ロックねじを締付けや緩める際にロック部材が追従回転するといった不具合を回避することができる。また、外筒に設けた係合部が内筒のロックねじ用開口部を通してロック部材に係合しているため、外筒と内筒の伸縮時においてロックねじ用開口部に対し係合部が相対的に移動することにより、係合部を内筒の伸縮時のガイドとして機能させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお図示しないが、脚柱の下端部は例えばテーブルや椅子等のベース側の部材に結合され、その脚柱の上端部が前記テーブルの天板側や椅子の座部側の部材に結合される。また、本明細書でいう正面、側面等は、便宜上、称するものであり、テーブルや椅子等の正面、側面等に関係するものではない。
【００１２】
図１に脚柱の要部の正面図、図２に図１のＩＩ−ＩＩ線断面図、図３に図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図、図４に図３に準じるアンロック状態の断面図、図５に脚柱の要部の分解斜視図が示されている。
図５において、脚柱１は、ほぼ筒状をなす金属製の外筒１０と、その外筒１０に相対的に伸縮可能に嵌入されるほぼ筒状をなす金属製の内筒２０と、外筒１０と内筒２０を固定するロック機構３とを備えている。以下、外筒１０、内筒２０、ロック機構３の順に述べる。
【００１３】
まず、前記外筒１０を図６〜図８を参照して説明する。図６は外筒１０の上端部すなわち要部の正面図、図７は同じく平面図、図８は図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線断面図である。
図７に示すように、外筒１０は、左右方向（図７において左右方向）を長くする断面ほぼ楕円形の筒状に形成されている。図６及び図８に示すように、外筒１０の前側壁１０ａの上端部には、長手方向すなわち上下方向に延びる縦長孔状の開口孔１１と、その下方に位置するほぼ四角形状の挿通孔１２が形成されている（図５参照）。
【００１４】
図７及び図８に示すように、前記外筒１０の前側壁１０ａには、前面側に位置する支持部材１５が溶接等によって取付けられている。支持部材１５は、外筒１０の前側壁１０ａとの間に前記外筒１０の開口孔１１の前側に位置する上面開口状の受け溝１４を形成している。
図６に示すように、前記支持部材１５の前側壁１５ａには、凹溝１６が形成されている。凹溝１６は、前記外筒１０の開口孔１１の下端部と連通状をなすほぼＵ字状に形成されている。また、凹溝１６の上半部の溝幅は、上方に向かって次第に広がるテーパー状に形成されている。
【００１５】
しかして、図８に示すように、前記支持部材１５の前側壁１５ａの下端部には、後方（図８において左方）に延びる係合突片１７が突出されている。係合突片１７は、前記外筒１０の挿通孔１２を通して外筒１０内にほぼ径方向に延びるように挿入されている。係合突片１７は、挿通孔１２の下縁上に当接されている。なお、係合突片１７は、本明細書でいう「係合部」に相当する。
【００１６】
なお図１〜図４に示すように、前記外筒１０の上端部には、エンドキャップ３０が取付けられている。エンドキャップ３０は、樹脂成形品によって形成されており、図３に示すように、外筒１０の前側壁１０ａを除く内側面に嵌合する断面ほぼＣ字状（図２参照）の筒状部３１と、その筒状部３１の上縁部から外筒１０の上縁部の外側面に嵌合する縁取り部３２と、前記筒状部３１の開口部分における縁取り部３２の端部を相互に連結しかつ前記支持部材１５の上半部を覆うカバー部３３と、カバー部３３の上端部から下方に突出されかつ弾性いわゆる撓み変形可能な係合爪片３４とを一体に有している（図５参照）。
【００１７】
前記カバー部３３の下端部には、ロックねじ５（後述する）とほぼ同心状に位置する工具挿通孔３６が形成されている。
また、前記係合爪片３４の下端部には、後方（図３において左方）に突出する爪部３５が形成されている。爪部３５の先端部の下側には、先上がり状の斜面３５ａが形成されている。
【００１８】
前記エンドキャップ３０は、図５に示す状態から図３に示すように、前記外筒１０の上端部に嵌合されることによってワンタッチで取付けられる。すなわち、外筒１０の上端部内にエンドキャップ３０の筒状部３１を嵌合していくと、その嵌合の終わり付近において外筒１０の上端縁１０ｂに係合爪片３４の爪部３５の斜面３５ａが当接する。これより、更にエンドキャップ３０が押込まれると、外筒１０の上端縁１０ｂに対し係合爪片３４の爪部３５の斜面３５ａが相対的に摺動することによって、係合爪片３４が撓み変形していく（図４中、二点鎖線３４参照）。
【００１９】
その後、外筒１０の前側面を係合爪片３４の爪部３５が摺動していき、その爪部３５が外筒１０の開口孔１１と合致することによって、係合爪片３４が弾性復元する。これによって、係合爪片３４の爪部３５が外筒１０の開口孔１１に係合するため、外筒１０に対するエンドキャップ３０の抜け外れが防止される。これと同時に、縁取り部３２が外筒１０の上端部に嵌合する。
このようにして、エンドキャップ３０の取付けが完了する。なお、エンドキャップ３０は、外筒１０に対しロック機構３（後述する）が組込まれた後において、外筒１０に取付けられる。
【００２０】
次に、内筒２０を説明する。図２に示すように、内筒２０は、前記外筒１０内に嵌入可能な断面ほぼ楕円形の筒状に形成されている。図５に示すように、内筒２０の前側部には、長手方向いわゆる高さ方向に延びる縦長状の開口溝２１が形成されている。なお、開口溝２１は、前記外筒１０の支持部材１５の係合突片１７及びロックねじ５（後述する）が挿通されるもので、本明細書でいう「ロックねじ用開口部」を形成している。
【００２１】
しかして、図２に示すように、内筒２０の開口溝２１の左右の各開口縁部２２は、内側を凹状にして外側を凸状に形成する断面ほぼＵ字状に折り曲げられている。これにより、各開口縁部２２の強度を向上することができる。
さらに、図５に示すように、前記内筒２０には、前記開口溝２１に交差しかつ両開口縁部２２に跨る複数の係合溝２３が上下方向に所定の間隔を隔てて形成されている。
【００２２】
図２に示すように、前記内筒２０の左右の側部には、内側を凹状にして外側を凸状に形成する断面ほぼ円弧状をなすリブ部２４が形成されている。これにより、内筒２０の強度の強度を向上することができる。
上記内筒２０は、前記ロック機構３（後述する）及び前記エンドキャップ３０を前記外筒１０に組付けた後において、その外筒１０に組付けられるものである。このため、内筒２０の組付け手順については、ロック機構３を説明した後で述べる。
【００２３】
次に、ロック機構３を説明する。図５に示すように、ロック機構３は、ロック部材４とロックねじ５とばね部材６とを備えている。説明の都合上、各部材４，５，６について説明し、その後、組付け手順を説明する。
【００２４】
前記ロック部材４は、図９に正面図、図１０に側面図で示されている。また、図１１に図９のＸＩ−ＸＩ線断面図が示されている。
ロック部材４は、金属製であり、図９及び図１０に示すように、縦長のほぼ帯状をなす主板部４１と、その主板部４１の両側縁部を前方へ向けて折り曲げて形成した左右の側板部４２と、主板部４１の上端部から前方へ向けて折り曲げられた係合片４４と、主板部４１の上部及び下部との２箇所から切起こし状にして前方へ向けて折り曲げられた上下のカム片４５とを有している。
【００２５】
図９に示すように、前記主板部４１の中央部には、めねじ孔４１ａが形成されている。めねじ孔４１ａは、ロックねじ５（後述する）をねじ合わ可能に形成されている。
前記主板部４１の下端部には、前記カム片４５の切起こしによって下面に開口する係合凹部４３が形成されている。係合凹部４３は、前記外筒１０の支持部材１５の係合突片１７に係合可能に形成されている（図３参照）。
【００２６】
図１０に示すように、前記各側板部４２は、各側板部４２の上下両端部の間に浅い凹所４２ｂが形成されることによって、各側板部４２の上下両端部に凸状をなす押付け部４２ａが設けられている。各側板部４２の押付け部４２ａは、図２及び図１１に示すように、前記内筒２０の各開口縁部２２における内側の凹部分に嵌合可能に形成されている。
図５に示すように、前記係合片４４は、ほぼ四角形突片状に形成されている。係合片４４は、前記内筒２０の係合溝２３に対しほぼ貫通状に係合可能に形成されている（図３参照）。
【００２７】
図９及び図１０に示される前記各カム片４５は、互いに同一形状をなしている。カム片４５は、図１２に説明図で示すように、ほぼ四角形突片状に形成されている。各カム片４５の両側面４５ａの間の幅Ｗ２は、前記係合片４４の幅Ｗ１（図９参照）よりも狭く、自由状態における前記内筒２０の開口溝２１の開口幅Ｗ３（図１２参照）よりも大きい寸法に設定されている。また、カム片４５の先端部（図１２において下端部）の両側部には、ほぼ先細りのテーパー状をなすカム面４５ｂが形成されている。これにより、カム片４５の先端面４５ｃの幅Ｗ４（図１２参照）は、前記内筒２０の開口溝２１の開口幅Ｗ３よりも小さい寸法に設定されている。なお、カム片４５は本明細書でいう「カム部」に相当する。
【００２８】
前記ロックねじ５は、図１３に側断面図で示すように、ほぼ円環板状をなす頭部５１と、その頭部５１から同心状に突出するおねじ部５２ａを有するねじ軸部５２と、そのねじ軸部５２の先端部に形成されたおねじ部の無い空転部５３とを有している。
前記頭部５１の端面には、例えば六角溝等の工具用係合溝部５１ａが形成されている。工具用係合溝部５１ａは、六角棒、レンチ等の工具を係合可能に形成されている。
前記空転部５３の先端部の外周面には、環状溝５３ａが形成されている。
【００２９】
前記ばね部材６は、図１４に正面図で示されている。また、図１５に図１４のＸＶ−ＸＶ線断面図が示されている。図１４及び図１５に示すように、ばね部材６は、ほぼ長四角形板状のばね板材をほぼＶ字状に二つ折りすることによって形成されている。
図１５において左側に位置する片部が取付片部６１とされ、右側に位置する片部が撓み片部６２に設定されている。撓み片部６２は、取付片部６１に対する折り曲げ角度を小さくする方向に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている。なお、撓み片部６２の上端部６２ａは前方に向けて曲折されている。
【００３０】
図１４に示すように、前記ばね部材６のほぼ中央部には、両片部６１，６２に跨る長細状の溝部６３，６４が形成されている。取付片部６１における溝部６３は、前記ロックねじ５の環状溝５３ａの溝底径ｄ１（図１３参照）より大きくかつ前記空転部５３の外径Ｄ１（図１３参照）よりも小さい溝幅Ｗ５で形成されている。その溝部６３の底部（図１４において上部）には、その溝幅を少し小さくする絞り部６３ａが形成されるとともにその絞り部６３ａより底部側にその溝部６３の溝幅Ｗ５とほぼ等しい内径の取付け溝６３ｂが形成されている。取付け溝６３ｂの底部には、その絞り部６３ａ周辺の弾性変形を可能にする割込み溝６３ｃが形成されている。
【００３１】
また図１４に示すように、撓み片部６２における溝部６４は、前記ロックねじ５の空転部５３の外径Ｄ１（図１３参照）より大きくかつねじ軸部５２のおねじ部５２ａを含む外径Ｄ２よりも小さい溝幅Ｗ６で形成されている。その溝部６４の底部には、前記溝部６３の嵌合溝６３ｂとほぼ同心状をなしかつその溝部６４の溝幅Ｗ６とほぼ等しい内径の嵌合溝６４ａが形成されている。
なお、ばね部材６は本明細書でいう「弾性部材」に相当する。
【００３２】
次に、ロック機構３を構成する各部材４，５，６の組付け手順を説明する。図５に示される内筒２０及びエンドキャップ３０を取付ける前の外筒１０の上端部内に、ロック部材４を入れる。このとき、ロック部材４の係合凹部４３を外筒１０の支持部材１５の係合突片１７に係合する（図３参照）。
次に、ロックねじ５（詳しくは、空転部５３を有するねじ軸部５２）を外筒１０の外側より開口孔１１に挿入する。続いて、ロックねじ５の空転部５３をロック部材４のめねじ孔４１ａに挿入したうえで、ねじ軸部５２のおねじ部５２ａをそのめねじ孔４１ａにねじ合わせる（図２及び図３参照）。
【００３３】
その後、前記空転部５３にその上方から前記ばね部材６の撓み片部６２の溝部６４を通して嵌合溝６４ａ（図１４参照）を嵌合する。これと同時に、空転部５３の環状溝５３ａ（図１３参照）にばね部材６の取付片部６１の溝部６３を通して取付け溝６３ｂ（図１４参照）を嵌合する。このとき、取付片部６１の溝部６３の絞り部６３ａ（図１４参照）がその弾性変形を利用して空転部５３の環状溝５３ａ（図１３参照）を相対的に通過したのち弾性復元することによって、取付片部６１が環状溝５３ａ（図１３参照）に抜け外れが防止された状態に取付けられる。
【００３４】
その後、ロックねじ５の頭部５１を、外筒１０の受け溝１４に嵌合する（図２及び図３参照）。これにより、ロックねじ５が前記外筒１０に対し軸方向の移動を規制した状態で軸回りに回動可能に支持される。なお、ロックねじ５が外筒１０の開口孔１１内に挿入されていることにより、ロックねじ５が上方へ移動して脱落するのを防止することができる。
上記のようにしてロック機構３を構成する各部材４，５，６の組付けが完了する。その組付け完了後において、外筒１０に対し前記エンドキャップ３０が前に述べたようにして取付けられる。
【００３５】
次に、前記ロック機構３を組付けた外筒１０に対し内筒２０を嵌入する組付け手順を説明する（図４参照）。
外筒１０に対する内筒２０の嵌入に際し、ロックねじ５が緩められており、ロック部材４がロックねじ５の空転部５３に位置されたアンロック状態（図４参照）にする。また、ばね部材６は、ロック部材４の後退によって撓み片部６２が押されることによって、取付片部６１に対する撓み片部６２の折り曲げ角度が小さくなるように弾性変形されるとともに、そのロック部材４をねじ軸部５２にねじ合う方向に弾性的に押付けている。なお、ロックねじ５を緩めるとき又は締付けるときには、ロックねじ５の工具係合溝部５１ａ（図１３参照）に対し、工具（図示省略）をエンドキャップ３０の工具挿通孔３６（図５参照）、外筒１０の支持部材１５の凹溝１６（図８参照）を通して係合した状態で、その工具を回動操作すればよい。
【００３６】
前記アンロック状態（図４参照）で、外筒１０の上端部（詳しくは、エンドキャップ３０の筒状部３１）内に内筒２０の下端部を嵌入する。すると、内筒２０内にロック部材４及びばね部材６等が相対的に進入していくとともに、内筒２０の開口溝２１に対しロックねじ５のねじ軸部５２、外筒１０の支持部材１５の係合突片１７が相対的に進入していく（図４参照）。
そして、外筒１０に内筒２０を嵌入したならば、ロックねじ５を締付ける。このとき、ばね部材６の押付け力によって、ロック部材４がねじ軸部５２に弾性的に押付けられるため、ロック部材４がロックねじ５のねじ軸部５２に容易にかつ確実にねじ合わせられる（図２及び図３参照）。
【００３７】
さらに、ロックねじ５が締付けられると、ロック部材４が前進（図４において右方への移動をいう）されることによって、ロック部材４の係合片４４が内筒２０の係合溝２３に選択的に係合されるとともに、外筒１０の上端縁１０ｂ上に係合いわゆる掛け止められる（図３参照）。これによって、外筒１０に対して内筒２０が高さ方向にロックすなわち位置決めされる。
なお、前記ロック部材４の前進によって、ばね部材６の撓み片部６２は、弾性復元しかつねじ軸部５２のおねじ部５２ａに当接したところでその弾性復元が停止する（図３参照）。なお、撓み片部６２の溝部６４（図１４参照）をねじ軸部５２のおねじ部５２ａの外径Ｄ２（図１３参照）より大きく設定すれば、撓み片部６２をロック部材４に当接した状態のまま弾性復元させることができる。
【００３８】
また、前記ロック部材４の前進にともなって、ロック部材４の上下のカム片４５が内筒２０の開口溝２１に進入していき、そのカム片４５の左右のカム面４５ｂが内筒２０の各開口縁部２２に対し当接しかつ相対的に摺動していく。これによって、内筒２０の開口溝２１の開口幅Ｗ３（図１２参照）が内筒２０の弾性変形を利用して拡大される（図１２中、二点鎖線２２参照）。
【００３９】
その後、カム片４５の両側面４５ａ（図１２参照）が内筒２０の各開口縁部２２に対し当接しかつ相対的に摺動していく。これによって、内筒２０が開口溝２１の開口幅Ｗ３を拡大した状態に保持される。これにより、内筒２０が外筒１０の内側面に堅固に押付けられる。このことにより、外筒１０と内筒２０にがたつきが出るのを防ぐことができる。
なお、このとき、ロック部材４の上側のカム片４５の先端部は外筒１０の開口孔１１内に遊嵌状に嵌入し、また、下側のカム片４５の先端部は外筒１０の挿通孔１２内に遊嵌状に嵌入する（図３参照）。これにより、ロック部材４の両カム片４５が内筒２０から外筒１０を貫通し、その外筒１０外に出ている。
【００４０】
また、前記ロック部材４の前進にともなって、ロック部材４の各側板部４２の各押付け部４２ａが、内筒２０の各開口縁部２２における内側の凹状部分に対しそれぞれ嵌合しかつ面接触状に当接し、その各開口縁部２２を外筒１０に押付ける（図１１参照）。これにより、外筒１０と内筒２０（詳しくは、各開口縁部２２）が堅固に固定される。
上記したようにして、外筒１０に内筒２０がロック機構３を介してロックすなわち固定される。
【００４１】
上記のように構成された脚柱１において、長さを調整したいときには、図４に示すように、ロックねじ５を緩めることによって、ロック部材４を後退（図３において左方への移動をいう）させる。これによって、ロック部材４の係合片４４が外筒１０の上端縁１０ｂ上から後退し、さらに内筒２０の係合溝２３から後退する。
前記ロック部材４の後退によって、ロック部材４がばね部材６の撓み片部６２に当接しその撓み片部６２が押されることによって、取付片部６１に対する撓み片部６２の折り曲げ角度が小さくなるように弾性変形されていく。
【００４２】
また、前記ロック部材４の後退にともなって、ロック部材４の上下のカム片４５が内筒２０の開口溝２１から後退する（図４参照）。このため、外筒１０の内側面に対する内筒２０の押付けが解除される。また、内筒２０が弾性復元し、開口溝２１の溝幅Ｗ３（図１２参照）が縮小する。
また、前記ロック部材４の後退にともなって、ロック部材４の各側板部４２の各押付け部４２ａ（図１１参照）が内筒２０の各開口縁部２２における内側の凹状部分から後退する。このため、外筒１０に対する内筒２０の押付けが解除される。
そして、最終的には、図４に示すように、ロック部材４がロックねじ５の空転部５３に位置する。
【００４３】
上記したようにして、外筒１０に内筒２０がロック機構３を介してアンロックすなわち固定の解除がなされる。このアンロック状態（図４参照）において、外筒１０に対し内筒２０を伸縮して脚柱１の長さを調整する。
そして、外筒１０に対し内筒２０が所望の高さまで嵌入したならば、ロックねじ５を締付ける。すると、前記ロック時と同様にして、外筒１０と内筒２０がロック機構３を介して固定される。
【００４４】
上記した脚柱１によると、外筒１０の受け溝１４（図２及び図３参照）に対しロックねじ５の筒部５１を軸方向の移動を規制した状態で軸回りに回動可能に支持したことにより、軸方向の移動を規制した状態でのロックねじ５の回動だけでロック部材４が進退すなわちロック方向又はアンロック方向に移動される。これにより、従来必要とされたロック部材４に対する余計な手間が不要になるため、そのロック及びアンロックにかかる操作性を向上することができる。また、これとともに、緩めたときのロックねじ５の外方への突出といった不具合も防止される。
【００４５】
また、アンロック時（図４参照）には、ロック部材４がロックねじ５の空転部５３に位置する。このため、ロックねじ５を必要以上に緩めても、ロック部材４に対し空転部５３が空回りする。
また、空転部５３に位置したロック部材４がばね部材６によりねじ合う方向へ弾性的に押付けられているため、ロックねじ５を締付けるときには、ロック部材４とロックねじ５を容易にかつ確実にねじ合わせることができる。
したがって、ロックねじ５の緩め過ぎによるロック部材４の脱落や、ロックねじ５とロック部材４との「くいつき」、ロックねじ５の締付けにかかるロック部材４とロックねじ５とのねじ合わせ不良等の不具合を回避することができる。
【００４６】
また、ロック時（図２及び図３参照）には、ロック部材４のカム片４５が内筒２０の開口溝２１に進入してその開口溝２１の開口幅Ｗ３（図１２参照）を拡大することにより（図１２中、二点鎖線２２参照）、内筒２０が外筒１０の内側面に堅固に押付けられる。このため、外筒１０と内筒２０の間のがたつきを防止し、外筒１０と内筒２０を堅固に固定することができる。
【００４７】
また、ロック時（図２及び図３参照）には、ロック部材４の計４個の押付け部４２ａ（図９参照）が、内筒２０の開口溝２１の各開口縁部２２を外筒１０に押付けることにより（図１１参照）、外筒１０と内筒２０を固定することができる。
また、ロック部材４の押付け部４２ａを内筒２０の各開口縁部２２ごとに２個ずつ設けたものであるから、各押付け部４２ａが外筒１０に対し内筒２０の各開口縁部２２をその開口縁部２２ごとの複数箇所において集中的に押付けることによって、外筒１０と内筒２０の間のがたつきを防止し、外筒１０と内筒２０を堅固に固定することができる。
【００４８】
また、外筒１０に設けた係合突片１７がロック部材４に係合することによって、ロック部材４の回動が規制される（図３参照）。このため、ロックねじ５を締付けや緩める際にロック部材４が追従回転するといった不具合を回避することができる。
【００４９】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、テーブル、椅子の脚柱１に限らず、高さを調整可能にする物品の脚柱１として適用することができる。また、実施の形態では、内筒２０と外筒１０とが上下関係にあるが、逆に、外筒１０を上にして内筒２０を下にする関係に配置することもできる。また、係合溝２３は、２個以上あればよい。また、弾性部材としてのばね部材６は、例えば、コイルばね、皿ばね、ゴム材等に代えることができる。また、ロックねじ５に対するばね部材６の取付構造は、適宜変更することができる。
【００５０】
【発明の効果】
本発明の脚柱によれば、軸方向の移動が規制された状態でのロックねじの回動だけでロック部材がロック方向又はアンロック方向に移動されることにより、ロック部材に対する余計な手間が不要になるため、そのロック及びアンロックにかかる操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る脚柱の要部を示す正面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。
【図４】図３に準じてアンロック状態を示す断面図である。
【図５】脚柱の要部を示す分解斜視図である。
【図６】外筒の要部を示す正面図である。
【図７】外筒の要部を示す平面図である。
【図８】図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線断面図である。
【図９】ロック部材を示す正面図である。
【図１０】ロック部材を示す側面図である。
【図１１】図９のＸＩ−ＸＩ線断面図である。
【図１２】カム片の説明図である。
【図１３】ロックねじを示す側断面図である。
【図１４】ばね部材を示す正面図である。
【図１５】図１４のＸＶ−ＸＶ線断面図である。
【図１６】従来例にかかる脚柱の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１脚柱
４ロック部材
５ロックねじ
６ばね部材（弾性部材）
１０外筒
１７係合突片（係合部）
２０内筒
２１開口溝（ロックねじ用開口部）
２２開口縁部
４２ａ押付け部
４５カム片（カム部）
５３空転部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pedestal that is used in a table, a chair, or the like, and that allows the height of a table top or a seat of the chair to be adjusted.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of pedestal is described in, for example, Japanese Utility Model Publication No. 5-63330. As shown in FIG. 16 in an exploded perspective view, the pedestal of the publication gazette includes an outer cylinder 102, an inner cylinder 103 that is fitted into the outer cylinder 102 so as to be relatively expandable and contractable, and an outer cylinder 102. A lock mechanism 112 that locks the inner cylinder 103 is provided.
A through hole 106 and a locking hole 107 are formed in the outer cylinder 102.
In addition, the inner cylinder 103 is provided with a through hole 110 and a plurality of adjustment holes 111 which are orthogonal to the through hole 110 and are arranged at predetermined intervals in the length direction thereof.
The lock mechanism 112 includes a screw rod 113, a lock part 118, and a restraining part 122. The screw rod 113 is screwed to the restraining part 122 through the lock part 118. The protruding piece 115 formed on the lock piece 118 is engaged with the locking hole 107 of the outer cylinder 102. Further, the engagement piece 116 formed on the lock piece 118 is engaged with the adjustment hole 111 of the inner cylinder 103.
[0003]
When adjusting the length of the pedestal, the screw rod 113 is loosened with respect to the restraining portion piece 122 to release the engagement between the engagement piece 116 of the outer cylinder 102 and the adjustment hole 111 of the inner cylinder 103, and In a state where the cylinder 102 and the inner cylinder 103 are unlocked, the outer cylinder 102 and the inner cylinder 103 are expanded and contracted. After the adjustment to a predetermined length, the screw rod 113 is tightened to the restraining portion piece 122, and the engagement piece 116 of the lock piece 118 is selectively engaged with the adjustment hole 111 of the inner tube 103, whereby the outer cylinder 102 is obtained. The inner cylinder 103 is locked, that is, fixed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the pedestal of the conventional example, since the lock piece 118 is arranged outside the outer cylinder 102, the axial movement of the screw rod 113 is not restricted. For this reason, even if the screw rod 113 is loosened, only the restraining piece 122 moves within the inner cylinder 103 and the locking piece 118 does not move. Accordingly, it is necessary to release the engagement of the engagement piece 116 with respect to the adjustment hole 111 by moving the lock piece 118 outward by hand or a tool. Also, when locking the outer cylinder 102 and the inner cylinder 103, it is necessary to tighten the screw rod 113 after engaging the engaging piece 116 of the lock piece 118 with the adjustment hole 111 of the inner cylinder 103. .
Accordingly, when locking and unlocking, in addition to the operation of the screw rod 113, an extra effort such as operating the lock piece 118 is necessary, so that the operability for locking and unlocking is poor.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a pedestal that can improve the operability of locking and unlocking. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned problem can be solved by a pedestal having the gist of the configuration described in the claims.
That is, according to the pedestal described in claim 1, the outer cylinder and the inner cylinder are locked by tightening the lock screw screwed to the lock member through the outer cylinder and the inner cylinder with respect to the locking member arranged in the inner cylinder. The outer cylinder and the inner cylinder can be unlocked by loosening the lock screw. In the unlocked state, the length of the pedestal can be adjusted by expanding and contracting the outer cylinder and the inner cylinder.
Thus, the lock member is supported by the outer cylinder so as to be rotatable around the axis in a state where the movement in the axial direction is restricted, so that the lock member can be formed only by turning the lock screw in a state where the movement in the axial direction is restricted. Are moved in the locking or unlocking direction. As a result, unnecessary labor for the lock member, which has been conventionally required, becomes unnecessary, and the operability of the lock and unlock can be improved.
[0007]
Further, according to the pedestal described in claim 2, when unlocking, the locking member is positioned at the idling portion of the locking screw. For this reason, even if the lock screw is loosened more than necessary, the idling portion rotates idly with respect to the lock member. Further, since the lock member positioned at the idling portion is elastically pressed in the direction to be screwed by the elastic member, the lock member and the lock screw can be easily and reliably screwed together when tightening the lock screw.
Accordingly, it is possible to avoid problems such as dropping of the lock member due to excessive loosening of the lock screw, “sticking” between the lock screw and the lock member, and poor screw alignment between the lock member and the lock screw for tightening the lock screw. .
[0008]
Further, according to the pedestal described in claim 3, at the time of locking, the cam portion of the lock member enters the lock screw opening portion of the inner tube and enlarges the opening width of the opening portion. It is firmly pressed against the inner surface of the outer cylinder. For this reason, rattling between the outer cylinder and the inner cylinder can be prevented, and the outer cylinder and the inner cylinder can be firmly fixed.
[0009]
According to the pedestal described in claim 4, at the time of locking, the plurality of pressing portions of the locking member press each opening edge of the lock screw opening of the inner tube against the outer tube, And the inner cylinder can be fixed. Further, since the plurality of pressing portions of the lock member are provided for each opening edge portion of the inner cylinder, each pressing portion has each opening edge portion of the inner cylinder with respect to the outer cylinder at a plurality of locations for each opening edge portion. By pressing intensively, rattling between the outer cylinder and the inner cylinder can be prevented, and the outer cylinder and the inner cylinder can be firmly fixed.
[0010]
Further, according to the pedestal described in claim 5, when the engaging portion provided on the outer cylinder engages with the lock member, the rotation of the lock member is restricted. For this reason, when the lock screw is tightened or loosened, it is possible to avoid the problem that the lock member rotates following the lock screw. Further, since the engaging portion provided on the outer cylinder is engaged with the lock member through the lock screw opening of the inner cylinder, the engagement portion is located with respect to the lock screw opening when the outer cylinder and the inner cylinder are expanded and contracted. By relatively moving, the engaging portion can function as a guide when the inner cylinder expands and contracts.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Although not shown, the lower end of the pedestal is coupled to a member on the base side such as a table or a chair, and the upper end of the pedestal is coupled to a member on the top plate side of the table or the seat side of the chair. . In addition, the front surface, the side surface, and the like referred to in this specification are referred to for convenience, and are not related to the front surface, the side surface, or the like of a table or a chair.
[0012]
1 is a front view of the main part of the pedestal, FIG. 2 is a sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, FIG. 3 is a sectional view taken along the line III-III in FIG. The exploded perspective view of the principal part of a pedestal is shown in FIG. 5 and FIG.
In FIG. 5, a pedestal 1 includes a substantially cylindrical metal outer cylinder 10, a substantially cylindrical inner cylinder 20 fitted in the outer cylinder 10 so as to be relatively expandable and contractible, and an outer cylinder 10. A cylinder 10 and a lock mechanism 3 for fixing the inner cylinder 20 are provided. Hereinafter, the outer cylinder 10, the inner cylinder 20, and the lock mechanism 3 will be described in this order.
[0013]
First, the outer cylinder 10 will be described with reference to FIGS. 6 is a front view of the upper end portion of the outer cylinder 10, that is, a main portion, FIG. 7 is a plan view, and FIG. 8 is a sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
As shown in FIG. 7, the outer cylinder 10 is formed in a cylindrical shape having a substantially elliptical cross section that extends in the left-right direction (left-right direction in FIG. 7). As shown in FIGS. 6 and 8, the upper end portion of the front side wall 10a of the outer cylinder 10 has a longitudinally long opening 11 extending in the longitudinal direction, that is, the vertical direction, and a substantially rectangular insertion hole located therebelow. 12 is formed (see FIG. 5).
[0014]
As shown in FIGS. 7 and 8, a support member 15 located on the front side is attached to the front side wall 10a of the outer cylinder 10 by welding or the like. The support member 15 is formed with a receiving groove 14 having an opening on the upper surface located on the front side of the opening hole 11 of the outer cylinder 10 between the front wall 10 a of the outer cylinder 10.
As shown in FIG. 6, a concave groove 16 is formed in the front side wall 15 a of the support member 15. The concave groove 16 is formed in a substantially U shape that communicates with the lower end of the opening hole 11 of the outer cylinder 10. Further, the groove width of the upper half portion of the concave groove 16 is formed in a tapered shape that gradually widens upward.
[0015]
As shown in FIG. 8, an engaging protrusion 17 that extends rearward (leftward in FIG. 8) projects from the lower end portion of the front side wall 15 a of the support member 15. The engagement protrusion 17 is inserted into the outer cylinder 10 so as to extend in the radial direction through the insertion hole 12 of the outer cylinder 10. The engagement protrusion 17 is in contact with the lower edge of the insertion hole 12. The engagement protrusion 17 corresponds to an “engagement portion” in this specification.
[0016]
As shown in FIGS. 1 to 4, an end cap 30 is attached to the upper end portion of the outer cylinder 10. The end cap 30 is formed of a resin molded product, and as shown in FIG. 3, a cylindrical portion having a substantially C-shaped cross section (see FIG. 2) that fits on the inner surface of the outer cylinder 10 excluding the front side wall 10 a. 31, an edge portion 32 fitted to the outer surface of the upper edge portion of the outer cylinder 10 from the upper edge portion of the cylindrical portion 31, and an end portion of the edge portion 32 in the opening portion of the cylindrical portion 31. A cover portion 33 that is connected and covers the upper half of the support member 15 and an engaging claw piece 34 that protrudes downward from the upper end portion of the cover portion 33 and is elastically so-called flexibly deformable are integrally provided ( (See FIG. 5).
[0017]
A tool insertion hole 36 is formed in the lower end portion of the cover portion 33 and is positioned substantially concentrically with the lock screw 5 (described later).
Further, a claw portion 35 protruding rearward (leftward in FIG. 3) is formed at the lower end portion of the engagement claw piece 34. On the lower side of the tip portion of the claw portion 35, an upwardly inclined surface 35a is formed.
[0018]
As shown in FIG. 3 from the state shown in FIG. 5, the end cap 30 is attached to the upper end portion of the outer cylinder 10 by one touch. That is, when the cylindrical portion 31 of the end cap 30 is fitted into the upper end portion of the outer cylinder 10, the claw portion 35 of the engaging claw piece 34 is engaged with the upper end edge 10b of the outer cylinder 10 near the end of the fitting. The slope 35a contacts. Accordingly, when the end cap 30 is further pushed, the inclined claw 35a of the claw portion 35 of the engagement claw piece 34 slides relative to the upper end edge 10b of the outer cylinder 10, whereby the engagement claw piece 34 is moved. It bends and deforms (see the two-dot chain line 34 in FIG. 4).
[0019]
Thereafter, the claw portion 35 of the engagement claw piece 34 slides on the front side surface of the outer cylinder 10, and the engagement claw piece 34 is elastic when the claw portion 35 matches the opening hole 11 of the outer cylinder 10. Restore. As a result, the claw portion 35 of the engagement claw piece 34 engages with the opening hole 11 of the outer cylinder 10, so that the end cap 30 is prevented from coming off from the outer cylinder 10. At the same time, the edge portion 32 is fitted to the upper end portion of the outer cylinder 10.
In this way, the attachment of the end cap 30 is completed. The end cap 30 is attached to the outer cylinder 10 after the lock mechanism 3 (described later) is incorporated into the outer cylinder 10.
[0020]
Next, the inner cylinder 20 will be described. As shown in FIG. 2, the inner cylinder 20 is formed in a cylindrical shape having a substantially elliptical cross section that can be fitted into the outer cylinder 10. As shown in FIG. 5, a vertically long opening groove 21 extending in the longitudinal direction, the so-called height direction, is formed in the front side portion of the inner cylinder 20. The opening groove 21 is inserted through the engagement protrusion 17 of the support member 15 of the outer cylinder 10 and the lock screw 5 (described later), and forms the “lock screw opening” in this specification. is doing.
[0021]
Thus, as shown in FIG. 2, the left and right opening edge portions 22 of the opening groove 21 of the inner cylinder 20 are bent into a substantially U-shaped cross section that forms a concave inside and a convex outside. Thereby, the intensity | strength of each opening edge part 22 can be improved.
Furthermore, as shown in FIG. 5, the inner cylinder 20 is formed with a plurality of engaging grooves 23 that intersect the opening groove 21 and straddle both opening edge portions 22 at predetermined intervals in the vertical direction. Yes.
[0022]
As shown in FIG. 2, the left and right side portions of the inner cylinder 20 are formed with rib portions 24 having a substantially arc-shaped cross section that is concave on the inside and convex on the outside. Thereby, the intensity | strength of the intensity | strength of the inner cylinder 20 can be improved.
The inner cylinder 20 is assembled to the outer cylinder 10 after the lock mechanism 3 (described later) and the end cap 30 are assembled to the outer cylinder 10. For this reason, the procedure for assembling the inner cylinder 20 will be described after the lock mechanism 3 has been described.
[0023]
Next, the lock mechanism 3 will be described. As shown in FIG. 5, the lock mechanism 3 includes a lock member 4, a lock screw 5, and a spring member 6. For convenience of explanation, each member 4, 5, and 6 will be described, and then the assembly procedure will be described.
[0024]
The lock member 4 is shown in a front view in FIG. 9 and a side view in FIG. FIG. 11 is a cross-sectional view taken along line XI-XI in FIG.
The lock member 4 is made of metal, and as shown in FIGS. 9 and 10, left and right main plate portions 41 that are substantially vertically long and formed by bending both side edges of the main plate portions 41 forward. The upper and lower sides that are cut and raised from the side plate 42, the engagement piece 44 that is bent forward from the upper end of the main plate 41, and the upper and lower portions of the main plate 41 and bent forward. The cam piece 45 is provided.
[0025]
As shown in FIG. 9, a female screw hole 41 a is formed in the central portion of the main plate portion 41. The female screw hole 41a is formed so that the lock screw 5 (described later) can be screwed together.
At the lower end portion of the main plate portion 41, an engaging recess 43 is formed that opens to the lower surface by cutting and raising the cam piece 45. The engagement recess 43 is formed so as to be engageable with the engagement protrusion 17 of the support member 15 of the outer cylinder 10 (see FIG. 3).
[0026]
As shown in FIG. 10, the side plate portions 42 are pressed to form convex shapes at the upper and lower end portions of the side plate portions 42 by forming shallow recesses 42 b between the upper and lower end portions of the side plate portions 42. A portion 42a is provided. As shown in FIG. 2 and FIG. 11, the pressing portion 42 a of each side plate portion 42 is formed so as to be able to fit into an inner concave portion of each opening edge portion 22 of the inner cylinder 20.
As shown in FIG. 5, the engaging piece 44 is formed in a substantially quadrangular protruding piece shape. The engagement piece 44 is formed so as to be able to engage with the engagement groove 23 of the inner cylinder 20 in a substantially penetrating manner (see FIG. 3).
[0027]
The cam pieces 45 shown in FIGS. 9 and 10 have the same shape. As shown in the explanatory view of FIG. 12, the cam piece 45 is formed in a substantially quadrangular protruding piece shape. A width W2 between both side surfaces 45a of each cam piece 45 is narrower than a width W1 of the engagement piece 44 (see FIG. 9), and the opening width W3 of the opening groove 21 of the inner cylinder 20 in a free state (FIG. 12). (See reference) Further, cam surfaces 45b having a substantially tapered shape are formed on both side portions of the distal end portion (the lower end portion in FIG. 12) of the cam piece 45. Thereby, the width W4 (see FIG. 12) of the distal end surface 45c of the cam piece 45 is set to a dimension smaller than the opening width W3 of the opening groove 21 of the inner cylinder 20. The cam piece 45 corresponds to a “cam portion” in the present specification.
[0028]
As shown in a side sectional view in FIG. 13, the lock screw 5 includes a head portion 51 having a substantially annular plate shape, and a screw shaft portion 52 having a male screw portion 52 a concentrically protruding from the head portion 51. And an idling portion 53 having no male screw portion formed at the tip end portion of the screw shaft portion 52.
On the end surface of the head 51, for example, a tool engagement groove 51a such as a hexagonal groove is formed. The tool engaging groove 51a is formed so that a tool such as a hexagonal bar or a wrench can be engaged.
An annular groove 53 a is formed on the outer peripheral surface of the tip portion of the idling portion 53.
[0029]
The spring member 6 is shown in a front view in FIG. FIG. 15 is a sectional view taken along line XV-XV in FIG. As shown in FIGS. 14 and 15, the spring member 6 is formed by folding a substantially rectangular plate-like spring plate material into two substantially V shapes.
In FIG. 15, the piece located on the left side is set as the attachment piece 61, and the piece located on the right side is set as the bending piece 62. The bending piece portion 62 is formed so as to be elastically deformed in the direction of decreasing the bending angle with respect to the mounting piece portion 61 so-called bending deformation. In addition, the upper end part 62a of the bending piece part 62 is bent toward the front.
[0030]
As shown in FIG. 14, elongated groove portions 63 and 64 straddling both pieces 61 and 62 are formed at substantially the center of the spring member 6. The groove 63 in the mounting piece 61 has a groove width W5 that is larger than the groove bottom diameter d1 (see FIG. 13) of the annular groove 53a of the lock screw 5 and smaller than the outer diameter D1 (see FIG. 13) of the idling portion 53. Is formed. At the bottom (upper part in FIG. 14) of the groove 63, a throttle part 63a that slightly reduces the groove width is formed, and the inner diameter is approximately equal to the groove width W5 of the groove 63 on the bottom side of the throttle part 63a. A groove 63b is formed. An interruption groove 63c is formed at the bottom of the attachment groove 63b to enable elastic deformation around the throttle portion 63a.
[0031]
As shown in FIG. 14, the groove 64 in the bending piece 62 is larger than the outer diameter D <b> 1 (see FIG. 13) of the idling portion 53 of the lock screw 5 and includes the outer thread portion 52 a of the screw shaft portion 52. The groove width W6 is smaller than D2. A fitting groove 64a that is substantially concentric with the fitting groove 63b of the groove 63 and has an inner diameter substantially equal to the groove width W6 of the groove 64 is formed at the bottom of the groove 64.
The spring member 6 corresponds to an “elastic member” in this specification.
[0032]
Next, the procedure for assembling the members 4, 5, 6 constituting the lock mechanism 3 will be described. The lock member 4 is inserted into the upper end portion of the outer cylinder 10 before the inner cylinder 20 and the end cap 30 shown in FIG. 5 are attached. At this time, the engagement recess 43 of the lock member 4 is engaged with the engagement protrusion 17 of the support member 15 of the outer cylinder 10 (see FIG. 3).
Next, the lock screw 5 (specifically, the screw shaft portion 52 having the idling portion 53) is inserted into the opening hole 11 from the outside of the outer cylinder 10. Subsequently, after the idling portion 53 of the lock screw 5 is inserted into the female screw hole 41a of the lock member 4, the male screw portion 52a of the screw shaft portion 52 is screwed into the female screw hole 41a (see FIGS. 2 and 3). ).
[0033]
Thereafter, a fitting groove 64a (see FIG. 14) is fitted to the idling portion 53 from above through the groove portion 64 of the bending piece portion 62 of the spring member 6. At the same time, the mounting groove 63b (see FIG. 14) is fitted through the groove 63 of the mounting piece 61 of the spring member 6 into the annular groove 53a (see FIG. 13) of the idling portion 53. At this time, the throttle part 63a (see FIG. 14) of the groove part 63 of the mounting piece part 61 is elastically restored after relatively passing through the annular groove 53a (see FIG. 13) of the idling part 53 using its elastic deformation. Thus, the attachment piece 61 is attached to the annular groove 53a (see FIG. 13) in a state in which it is prevented from coming off.
[0034]
Thereafter, the head 51 of the lock screw 5 is fitted into the receiving groove 14 of the outer cylinder 10 (see FIGS. 2 and 3). As a result, the lock screw 5 is supported so as to be rotatable about the axis in a state where movement in the axial direction is restricted with respect to the outer cylinder 10. In addition, since the lock screw 5 is inserted into the opening hole 11 of the outer cylinder 10, the lock screw 5 can be prevented from moving upward and dropping off.
As described above, the assembly of the members 4, 5 and 6 constituting the lock mechanism 3 is completed. After completion of the assembly, the end cap 30 is attached to the outer cylinder 10 as described above.
[0035]
Next, an assembly procedure for inserting the inner cylinder 20 into the outer cylinder 10 to which the lock mechanism 3 is assembled will be described (see FIG. 4).
When the inner cylinder 20 is fitted into the outer cylinder 10, the lock screw 5 is loosened, and the lock member 4 is in an unlocked state (see FIG. 4) positioned at the idling portion 53 of the lock screw 5. In addition, the spring member 6 is elastically deformed so that the bending angle of the bending piece 62 with respect to the mounting piece 61 is reduced by pushing the bending piece 62 by the retraction of the lock member 4, and the lock member 4. Is elastically pressed in a direction to be screwed onto the screw shaft portion 52. When the lock screw 5 is loosened or tightened, a tool (not shown) is inserted into the tool insertion hole 36 (see FIG. 5) of the end cap 30 with respect to the tool engagement groove 51a (see FIG. 13) of the lock screw 5. The tool may be rotated while engaged through the concave groove 16 (see FIG. 8) of the support member 15 of the cylinder 10.
[0036]
In the unlocked state (see FIG. 4), the lower end portion of the inner cylinder 20 is fitted into the upper end portion of the outer cylinder 10 (specifically, the cylindrical portion 31 of the end cap 30). Then, the lock member 4 and the spring member 6 and the like relatively enter the inner cylinder 20, and the screw shaft portion 52 of the lock screw 5 and the support member 15 of the outer cylinder 10 with respect to the opening groove 21 of the inner cylinder 20. The engaging protrusions 17 of the knives enter relatively (see FIG. 4).
And if the inner cylinder 20 is inserted in the outer cylinder 10, the lock screw 5 will be tightened. At this time, since the locking member 4 is elastically pressed against the screw shaft portion 52 by the pressing force of the spring member 6, the lock member 4 can be easily and reliably screwed onto the screw shaft portion 52 of the lock screw 5 (see FIG. 2 and FIG. 3).
[0037]
Further, when the lock screw 5 is tightened, the lock member 4 is moved forward (referred to as movement to the right in FIG. 4), whereby the engagement piece 44 of the lock member 4 enters the engagement groove 23 of the inner cylinder 20. In addition to being selectively engaged, it is engaged and so-called latched on the upper end edge 10b of the outer cylinder 10 (see FIG. 3). As a result, the inner cylinder 20 is locked or positioned in the height direction with respect to the outer cylinder 10.
By the advancement of the lock member 4, the flexible piece 62 of the spring member 6 is elastically restored and the elastic restoration is stopped when it comes into contact with the threaded portion 52a of the screw shaft portion 52 (see FIG. 3). In addition, if the groove part 64 (refer FIG. 14) of the bending piece part 62 is set larger than the outer diameter D2 (refer FIG. 13) of the screw part 52a of the screw shaft part 52, the bending piece part 62 will contact | abut to the lock member 4. FIG. It can be elastically restored in the state where it is.
[0038]
Further, as the lock member 4 advances, the upper and lower cam pieces 45 of the lock member 4 enter the opening groove 21 of the inner cylinder 20, and the left and right cam surfaces 45 b of the cam piece 45 correspond to the inner cylinder 20. It abuts against each opening edge 22 and slides relatively. As a result, the opening width W3 (see FIG. 12) of the opening groove 21 of the inner cylinder 20 is expanded using the elastic deformation of the inner cylinder 20 (see the two-dot chain line 22 in FIG. 12).
[0039]
Thereafter, both side surfaces 45a (see FIG. 12) of the cam piece 45 abut against the respective opening edge portions 22 of the inner cylinder 20 and slide relative to each other. Thereby, the inner cylinder 20 is held in a state where the opening width W3 of the opening groove 21 is enlarged. As a result, the inner cylinder 20 is firmly pressed against the inner surface of the outer cylinder 10. This can prevent the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20 from rattling.
At this time, the distal end portion of the upper cam piece 45 of the lock member 4 is loosely fitted into the opening 11 of the outer cylinder 10, and the distal end portion of the lower cam piece 45 is inserted into the outer cylinder 10. It fits in the insertion hole 12 in a loose fit (see FIG. 3). Thereby, both cam pieces 45 of the lock member 4 penetrate the outer cylinder 10 from the inner cylinder 20 and come out of the outer cylinder 10.
[0040]
Further, as the lock member 4 advances, the pressing portions 42a of the side plate portions 42 of the lock member 4 are fitted to the inner concave portions of the opening edge portions 22 of the inner cylinder 20 and are in surface contact. Each opening edge 22 is pressed against the outer cylinder 10 (see FIG. 11). Thereby, the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20 (specifically, each opening edge 22) are firmly fixed.
As described above, the inner cylinder 20 is locked or fixed to the outer cylinder 10 via the lock mechanism 3.
[0041]
In the pedestal 1 configured as described above, when it is desired to adjust the length, the lock member 4 is moved backward by loosening the lock screw 5 as shown in FIG. 4 (referring to movement to the left in FIG. 3). ) As a result, the engagement piece 44 of the lock member 4 is retracted from the upper end edge 10 b of the outer cylinder 10 and further retracted from the engagement groove 23 of the inner cylinder 20.
When the locking member 4 is retracted, the locking member 4 abuts on the bending piece portion 62 of the spring member 6 and the bending piece portion 62 is pushed, so that the bending angle of the bending piece portion 62 with respect to the mounting piece portion 61 is reduced. It will be elastically deformed.
[0042]
As the lock member 4 moves backward, the upper and lower cam pieces 45 of the lock member 4 move backward from the opening groove 21 of the inner cylinder 20 (see FIG. 4). For this reason, the pressing of the inner cylinder 20 against the inner surface of the outer cylinder 10 is released. Further, the inner cylinder 20 is elastically restored, and the groove width W3 (see FIG. 12) of the opening groove 21 is reduced.
Further, as the lock member 4 is retracted, the pressing portions 42 a (see FIG. 11) of the side plate portions 42 of the lock member 4 are retracted from the inner concave portions of the opening edge portions 22 of the inner cylinder 20. For this reason, the pressing of the inner cylinder 20 against the outer cylinder 10 is released.
Finally, as shown in FIG. 4, the lock member 4 is positioned at the idling portion 53 of the lock screw 5.
[0043]
As described above, the inner cylinder 20 is unlocked from the outer cylinder 10 via the lock mechanism 3, that is, unlocked. In this unlocked state (see FIG. 4), the inner cylinder 20 is expanded and contracted with respect to the outer cylinder 10 to adjust the length of the pedestal 1.
When the inner cylinder 20 is inserted into the outer cylinder 10 to a desired height, the lock screw 5 is tightened. Then, the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20 are fixed via the lock mechanism 3 in the same manner as at the time of locking.
[0044]
According to the above-described pedestal 1, the cylindrical portion 51 of the lock screw 5 is supported so as to be rotatable about the axis in a state where the axial movement is restricted with respect to the receiving groove 14 (see FIGS. 2 and 3) of the outer cylinder 10. As a result, the lock member 4 is advanced or retracted, that is, moved in the lock direction or the unlock direction only by the rotation of the lock screw 5 with the movement in the axial direction restricted. As a result, unnecessary labor for the lock member 4 which has been conventionally required is not required, and the operability of the lock and unlock can be improved. Along with this, problems such as outward protrusion of the lock screw 5 when loosened are also prevented.
[0045]
Further, when unlocked (see FIG. 4), the lock member 4 is positioned at the idling portion 53 of the lock screw 5. For this reason, even if the lock screw 5 is loosened more than necessary, the idling portion 53 rotates idly with respect to the lock member 4.
In addition, since the lock member 4 positioned at the idling portion 53 is elastically pressed in a direction to be screwed by the spring member 6, when the lock screw 5 is tightened, the lock member 4 and the lock screw 5 are easily and reliably screwed. Can be matched.
Therefore, the lock member 4 is dropped due to excessive loosening of the lock screw 5, “sticking” between the lock screw 5 and the lock member 4, a poor screw alignment between the lock member 4 and the lock screw 5 for tightening the lock screw 5, etc. The trouble can be avoided.
[0046]
Further, at the time of locking (see FIGS. 2 and 3), the cam piece 45 of the locking member 4 enters the opening groove 21 of the inner cylinder 20 and enlarges the opening width W3 (see FIG. 12) of the opening groove 21. As a result (see the two-dot chain line 22 in FIG. 12), the inner cylinder 20 is firmly pressed against the inner surface of the outer cylinder 10. For this reason, rattling between the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20 can be prevented, and the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20 can be firmly fixed.
[0047]
At the time of locking (see FIGS. 2 and 3), a total of four pressing portions 42 a (see FIG. 9) of the locking member 4 connect each opening edge 22 of the opening groove 21 of the inner cylinder 20 to the outer cylinder 10. (See FIG. 11), the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20 can be fixed.
Further, since two pressing portions 42 a of the lock member 4 are provided for each opening edge portion 22 of the inner cylinder 20, each pressing portion 42 a has each opening edge portion 22 of the inner cylinder 20 with respect to the outer tube 10. Can be prevented from rattling between the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20, and firmly fixed to the outer cylinder 10 and the inner cylinder 20. it can.
[0048]
Moreover, when the engagement protrusion 17 provided in the outer cylinder 10 engages with the lock member 4, rotation of the lock member 4 is controlled (see FIG. 3). For this reason, when the lock screw 5 is tightened or loosened, the problem that the lock member 4 follows and rotates can be avoided.
[0049]
The present invention is not limited to the embodiment described above, and can be modified without departing from the gist of the present invention. For example, the present invention can be applied not only to the pedestal 1 of a table and a chair, but also to the pedestal 1 of an article whose height can be adjusted. In the embodiment, the inner cylinder 20 and the outer cylinder 10 are in a vertical relationship, but conversely, the inner cylinder 20 can be disposed with the outer cylinder 10 facing up. Moreover, the engagement groove | channel 23 should just be 2 or more. Moreover, the spring member 6 as an elastic member can be replaced with, for example, a coil spring, a disc spring, or a rubber material. Moreover, the attachment structure of the spring member 6 to the lock screw 5 can be changed as appropriate.
[0050]
【The invention's effect】
According to the pedestal of the present invention, the lock member is moved in the lock direction or the unlock direction only by the rotation of the lock screw in a state in which the movement in the axial direction is restricted, so that extra work for the lock member is eliminated. Since it becomes unnecessary, the operability concerning the lock and unlock can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a main part of a pedestal according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view showing an unlocked state according to FIG. 3;
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a main part of the pedestal.
FIG. 6 is a front view showing a main part of the outer cylinder.
FIG. 7 is a plan view showing a main part of the outer cylinder.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
FIG. 9 is a front view showing a lock member.
FIG. 10 is a side view showing a lock member.
11 is a cross-sectional view taken along line XI-XI in FIG.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a cam piece.
FIG. 13 is a side sectional view showing a lock screw.
FIG. 14 is a front view showing a spring member.
15 is a cross-sectional view taken along line XV-XV in FIG.
FIG. 16 is an exploded perspective view showing a main part of a pedestal according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 pedestal
4 Lock member
5 Lock screw
6 Spring member (elastic member)
10 outer cylinder
17 Engagement protrusion (engagement part)
20 inner cylinder
21 Opening groove (opening for lock screw)
22 Opening edge
42a Pressing part
45 Cam piece (cam part)
53 ID

Claims

An outer cylinder, an inner cylinder fitted into the outer cylinder so as to be relatively extendable, a lock member disposed in the inner cylinder, and a lock screw screwed to the lock member through the outer cylinder and the inner cylinder With
The outer cylinder and the inner cylinder can be locked by tightening the lock screw to the lock member, and the outer cylinder and the inner cylinder can be unlocked by loosening the lock screw.
A pedestal characterized in that the lock screw is supported so as to be rotatable about an axis in a state in which axial movement is restricted with respect to the outer cylinder.

The pedestal according to claim 1,
The lock screw is provided with an idle part that idles relative to the lock member when unlocked, and an elastic member that elastically presses the lock member positioned at the idle part in a screwing direction. A pedestal characterized by that.

The pedestal according to claim 1 or 2,
The pedestal according to claim 1, wherein the locking member is provided with a cam portion capable of entering the lock screw opening portion of the inner cylinder and enlarging the opening width of the opening portion when locked.

The pedestal according to any one of claims 1 to 3,
A pedestal comprising a plurality of pressing portions, each of which is capable of pressing each opening edge of the locking screw opening of the inner cylinder against the outer cylinder at the time of locking. .

The pedestal according to any one of claims 1 to 4,
The outer cylinder is provided with an engaging portion capable of engaging with the lock member through the lock screw opening of the inner cylinder and restricting the rotation of the lock member.