JP4651122B2 - ファイル管理システムおよびファイル管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ファイルを管理するシステムに関し、特にファイルの操作を管理するファイル管理技術に関する。
従来、コンピュータ等において誤った削除等のファイル操作を防止する技術に関する様々な検討が行われている。例えば、コンピュータのOS(Operating System)の機能として、ファイルの削除等を行う際に、操作を実行してよいか否かを確認する機能が備えられている。また、特許文献1には、以下の技術が開示されている。先ず、ファイルを削除する際にごみ箱と呼ばれる特別な記憶領域にファイルを退避させると共に、ごみ箱に保持する期間を設定し、保持期間を経過したファイルはごみ箱から削除される。これにより、誤って削除した場合にも保持期間経過前であればファイルを復元できるものである。また、ファイルの重要度に応じて保持期間を決定することや、特定のファイルであれば、ごみ箱から削除する際に確認を行うことも開示されている。また、特許文献2には、ファイルの削除要求があった際には、ファイルの内容を表示し、ユーザの確認を経てから削除を実行する技術が開示されている。
特開平11−85577(段落番号0009−0012、図6−7) 特開2000−29588(段落番号0010−0012、図2)
しかしながら、OSに備えられた機能は通常、常に操作確認が行われる、ユーザが操作確認を行うか否かを切り替える、一定条件を満たしたときのみ操作確認が行われる、のいずれかである。常に操作確認が行われると、ユーザは煩わしくなり、十分な確認を行わないまま、操作を実行させてしまい、本来の機能を果たせなくなる恐れがある。同様に、ユーザが操作確認を行うか否かを切り替える場合においても、操作確認がユーザ任せになり、本来の機能を果たせなくなる恐れがある。また、一定条件を満たした場合にのみ操作確認が行われるとしても、一定条件とはディレクトリ全体を削除する等固定的な条件であり、ディレクトリやファイルに応じて適応的に操作確認が行われるわけではない。
特許文献1の技術では、ユーザがファイルの保持期間を指定する必要があるためユーザの負担が増大する恐れがある。さらに、ファイルの重要度に応じて保持期間が設定されたとしても、保持期間経過後ではファイルを復元することができないという問題がある。特許文献2の技術では、削除要求がある度、ファイルの内容を提示して、ユーザに確認作業を強いるため、ユーザの負担が増大する。また、確認が固定的に行われるため、十分な確認を行わないまま、操作を実行させる可能性もある。
このような問題点に鑑み、本発明の課題は、操作するファイルに応じた操作の制御を可能とするファイル管理システムおよびファイル管理プログラムを提供することである。
本発明のファイル管理システムは、ファイルを示す表示物を表示する操作画面を備えた端末において、前記ファイルを対象とする所定の操作の要求の内容を示す操作情報を検出すると共に、当該操作の実行処理を保留する操作検出部と、前記操作情報に含まれる操作対象である前記ファイルの情報を取得する操作対象情報取得部と、前記操作画面に表示されている前記表示物の表示状態に関する情報である表示物情報を取得する表示物情報取得部と、前記操作対象であるファイルを示す表示物の前記表示物情報と、当該操作対象であるファイルを示す表示物以外の表示物の前記表示物情報とに基づき、前記操作対象であるファイルを示す表示物と当該操作対象であるファイル以外の表示物との表示状態の類似度を算出する類似度算出部と、前記算出された類似度に基づき前記保留した操作の実行処理の続行に関する制御する制御部を備えている。
操作対象であるファイル等と表示形態が類似するファイル等が存在する場合には、見間違う可能性が高いため、その操作を制御する必要がある。そのため、このファイル管理システムでは、例えば、所定の操作としてファイル削除等の要求があった場合に、その操作を一時的に保留しておき、その操作対象であるファイルの表示形態が他のファイル等の表示物の表示形態と類似しているか否かを判定し、その類似度に基づき保留した操作の制御を行う。これにより、削除等を行おうとしたファイルと表示形態が類似するファイル等が存在する場合には、操作確認を行う等、操作対象の表示形態に応じた適応的な操作制御を行うことが可能となっている。
本発明のファイル管理システムは、前記操作対象の情報および前記表示物の情報には、前記操作画面における各々の表示位置情報が含まれている。これにより、操作画面上における操作対象の位置と表示物の位置を加味した適応的な操作制御を行うことが可能となっている。
本発明のファイル管理システムは、前記操作対象の情報に基づき前記操作対象の重要度を取得する重要度取得部を備え、前記制御部はさらに、前記取得された重要度に基づき前記操作の実行処理を制御する。これにより、重要なファイルを操作しようとした場合には操作が厳しく制限される等、ファイルの重要度をも加味した、適応的な操作制御を行うことが可能となっている。
本発明のファイル管理プログラムは、ファイルを示す表示物を表示する操作画面を備えた端末において、前記ファイルを対象とする所定の操作の要求の内容を示す操作情報を検出すると共に、当該操作の実行処理を保留する操作検出手段と、前記操作情報に含まれる操作対象である前記ファイルの情報を取得する操作対象情報取得手段と、前記操作画面に表示されている前記表示物の表示状態に関する情報である表示物情報を取得する表示物情報取得手段と、前記操作対象であるファイルを示す表示物の前記表示物情報と、当該操作対象であるファイルを示す表示物以外の表示物の前記表示物情報とに基づき、前記操作対象であるファイルを示す表示物と当該操作対象であるファイル以外の表示物との表示状態の類似度を算出する類似度算出手段と、前記算出された類似度に基づき前記保留した操作の実行処理の続行に関する制御する制御手段として機能させるものである。当然ながら、このようなファイル管理プログラムは、上述したファイル管理システムと同様の作用効果を得ることができ、さらに上述した付加的技術を組み込むことも可能である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図2は、本発明のファイル管理システムを、クライアント端末(以下、端末と称する)Cを用いてスタンドアロン型で構成した第1の実施形態の機能ブロック図である。端末Cは、ディスプレイ3への各種表示を行うと共に、ユーザによる各種操作要求を取得するGUI部11、取得された操作要求に基づき操作情報を生成する操作情報生成部12、操作情報生成部12により生成された操作情報から所定の操作を検出し、その操作の実行を保留する操作検出部21、前記操作の対象(以下、操作対象と称する)の情報である操作対象情報を取得する操作対象情報取得部22、前記操作が行われた時点においてディスプレイ3に表示されている操作画像に含まれている文字列、アイコン等(以下、表示物と称する)の情報、すなわち表示物の表示状態に関する情報である表示物情報を取得する表示物情報取得部23、操作対象情報取得部22により取得された操作対象情報と表示物情報取得部23により取得された表示物情報とを比較し、類似度を算出する類似度算出部24および、類似度算出部24により算出された類似度に基づき前記保留された操作の制御を行う制御部25を備えている。
なお、本実施形態では、操作対象をファイルやディレクトリ(以下、これらをファイルと総称する)とし、これらの移動、削除等の操作を所定操作としているが、他の操作を用いても構わない。また、操作情報には、操作対象であるファイルの表示情報、操作の内容および操作対象を識別可能な情報(以下、操作対象識別情報と称する)が含まれている。操作対象識別情報としては操作対象であるファイルの絶対パスを用いるが、これに限定されるものではなく、操作情報に他の情報を含めても良いし、操作対象識別情報として他の情報を用いても構わない。表示情報とは表示物である文字列から文字コードに変換された文字列(以下、文字コード列と称する)、および表示物であるアイコンを画像化したアイコン画像を指す。また、表示物情報は表示物の表示情報であり、操作対象情報とは、表示物情報のうち所定の操作に係るものである。
通常、操作情報生成部12、操作検出部21、操作対象情報取得部22、表示物情報取得部23、類似度算出部24、制御部25は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュール等)がハードウェアに読み込まれることでその処理が実行されるが、これらをハードウェアとの組み合わせにより構成しても良いし、ロジック等を組み合わせたハードウェアのみで構成しても構わない。
次に、図3のフローチャートおよび図4の操作画像を用いて本実施形態のファイル管理システムの動作を具体的に説明する。本実施形態における操作画像は、表示領域51上に配置された文字列53、アイコン54、アプリケーションウィンドウ52から構成されている。また、アプリケーションウィンドウ52内にも文字列53やアイコン54が配置される場合がある。図4では、表示領域51に3つの文字列53a、53b、53c、2つのアイコン54a、54bおよび1つのアプリケーションウィンドウ52が配置されている。また、このアプリケーションウィンドウ52はファイル操作機能を有するアプリケーションのウィンドウであり、アプリケーションウィンドウ52内にも複数の文字列53dと複数のアイコン54dが配置されている。本実施形態の操作画像では、特定の位置関係にある文字列53とアイコン54は同一の情報に対するアクセスを表しており、そのような文字列53から得られる文字コード列とアイコン画像は1組の表示物情報として管理される。例えば、文字列53aとその上に位置するアイコン54aは特定の位置関係にあるとして、1組の表示物情報として管理される。特定の位置関係は1つの位置関係に限定されるものではなく、同時に複数の位置関係を採用することができる。本実施形態では、文字列53dとその左に配置されるアイコン54dをも特定の位置関係にあるとして、1組の表示物情報として管理する。ただし、特定の位置関係はこれらに限定されるものではなく他の位置関係を用いても構わない。このように、文字コード列とアイコン画像を1組の表示物情報として管理することにより、文字コード列同士またはアイコン画像同士を個別に比較するのではなく、文字コード列とアイコン画像を組とした比較を行うことができ、より正確で現実に即した類似度の算出を行うことができる。
先ず、ユーザにより端末Cのキーボード4a、マウス4b等が操作され、端末Cに対して、ファイル“売上一覧(2007年8月).xls”の削除要求がなされると(#01)、この削除要求がGUI部11を介して操作情報生成部12に伝えられる。操作情報生成部12は、この操作要求に対する操作情報を生成する(#02)。このときの操作情報には、少なくとも操作の内容として“delete”、操作対象識別情報として“C:\売上一覧(2007年8月).xls”および、この操作対象であるファイルの表示情報が含まれている。この操作情報が操作検出部21に伝えられ、操作情報に係る操作が所定の操作であるか否かが判定される(#03)。上述のように、本実施形態での所定の操作はファイル削除等であるので、ファイル削除を表す文字列“delete”と取得した操作情報の操作の内容“delete”が比較され、所定の操作であると判定される(#03のYes分岐)。同時に、この操作要求は実行が保留され(#04)、その旨が制御部25に伝えられる。
次に、操作対象情報取得部22において、所定操作に係る操作情報に含まれている操作対象の表示情報が操作対象情報として取得される(#05)。この例では、文字列“売上一覧(2007年8月).xls”(53e)から得られる文字コード列および、その左のアイコン(54e)から得られるアイコン画像の組が操作ファイル情報として取得される(図5参照)。
同時に、表示物情報取得部23により操作画像中の表示物情報が取得される(#07)。表示物情報の取得は、操作画像を画像解析することにより文字列およびアイコン画像を抽出し、さらに文字列を文字認識し、文字コード列を取得する。この例での表示物は、上述の通り、特定の位置関係にある文字列53とアイコン54は組として表示物情報とされており、結果として図6に示す表示物情報が得られる。また、表示物情報を取得する際には、操作画像中において操作ファイルから一定距離以内の表示物情報のみを取得することで、処理量を低減する構成としても構わない。
類似度算出部24では、このようにして得られた操作対象情報と表示物情報との類似度が算出される。先ず、類似度算出部24は、表示物情報取得部23により取得された表示物情報から一の表示物情報を選択する(#08)。今、図6の表示物情報が得られているとすると、先ず1行目の表示物情報が選択される。選択された表示物情報と操作対象情報は、所定のアルゴリズムにより類似度が算出される(#10)。本実施形態における類似度は、文字コード列の類似度およびアイコン画像の類似度が用いられる。文字コード列の類似度は公知の技術により算出でき、アイコン画像の類似度も画像差分など公知の画像処理技術により算出することができる。このようにして得られた各々の類似度に所定の重みを乗じて加算することにより、類似度が得られる。なお、類似度算出はこの方法に限定されるものではなく、各々の類似度の平均値や最大値を用いるなど他の方法を用いても構わない。また、アイコン画像の類似度を用いずに、文字コード列のみの類似度を採用しても構わない。具体的には、文字コード列の類似度算出関数をSt、アイコン画像の類似度算出関数をSi、これらの類似度から全体の類似度を算出する関数をFとすると、このときの類似度は
類似度=F(St(“売上一覧(2007年8月).xls”、“マイコンピュータ”)、Si( ))となる。なお、Siの引数は省略している。
このように算出された類似度と所定の閾値THが比較され、類似度がTH以下(#11のNo分岐)であれば、次の表示物情報が選択され(#08)、同様に類似度が算出される(#10)。なお、本実施形態では、表示物情報に操作対象情報も含まれているため、類似度が所定の類似度以上である場合には、比較している表示物は操作対象であるものとみなし、次の表示物情報を選択する(#08)。
上述のループ処理において、5行目の表示物情報が選択された場合には、
類似度=F(St(“売上一覧(2007年8月).xls”、“売上一覧(2007年9月).xls”)、Si( ))となり、類似度が閾値THよりも大きくなる(#11のYes分岐)。このとき、類似度が閾値THを超えた旨が制御部25に通知され、制御部25は保留していた操作に対する制御を行う(#12)。本実施形態における制御とは、上述したように、操作要求の無効(破棄)、ユーザに対する操作続行の確認等をいう。制御方法は前記の何れかを固定的に用いてもよいし、類似度に応じて変更するなどしても構わない。例えば、類似度が極めて高い場合には操作要求を無効化し、それ以下であれば操作続行を確認する等である。なお、ユーザに対して操作続行の確認を行った場合には、続行指示があれば制御部25により操作が実行され、続行指示がなければ制御部25により操作が破棄される。
一方、操作検出部21により所定操作ではないと判定された場合(#03のNo分岐)もしくは、#08から#13までに処理において、操作対象情報に類似する表示物情報が得られなかった場合には(#13のYes分岐)、制御部25により、保留されていた操作の実行処理がなされる(#14)。
なお、本実施形態では、操作ファイル情報と個々の表示物との類似度を算出する度に閾値THとの比較を行っているが、これらの類似度の2番目の最大値と閾値THを比較する処理構成としても構わない。ここで、最大類似度を用いないのは、最大類似度を与える表示物は操作対象であるとみなし、除外しているためである。
このように、本実施形態におけるファイル管理システムでは、操作画像における操作対象と他の表示物との表示上の類似度を求め、類似する表示物が存在する場合には、その操作の制御を行うものである。これにより、操作対象と類似する表示物が存在する場合には操作が制御され、見間違いによる誤操作を防止することができる。
〔第2の実施形態〕
次に本発明のファイル管理システムの第2の実施形態を説明する。本実施形態と第1の実施形態の機能構成は同様であるが、本実施形態では、操作対象情報および表示物情報に、操作画像における各々の表示位置情報が含まれている点において異なっている。なお、本実施形態の機能構成の説明は第1の実施形態と同様なので省略する。
処理の流れも上述の図3と同様であるが、#10における類似度の算出方法が異なっている。今、操作対象情報として、文字コード列TO、アイコン画像IOが得られており、表示物情報として文字コード列TD、アイコン画像IDが得られているとする。また、これらの表示位置を求める関数をP( )とする。なお、表示位置とは表示されているファイル名またはアイコンの外接矩形の左上の座標とするが、これに限定されるものではなく、重心座標や他の頂点座標を用いても構わない。このとき、類似度は以下の式で表される。
類似度=F(St(TO,TD),Si(IO,ID)) × G(Sp(P(TO),P(TD)),Sp(P(IO),P(ID)) )
なお、Spは値域を[0,1]とする2点間距離に応じた重みを算出する関数であり、2点間の距離が小さくなる程1に近づき、大きくなる程0に近づくものである。また、G( )は2つの重みから1つの重みを算出する関数であり、平均値関数、最小値関数等を用いることができる。なお、上述の計算式では、F( )とG( )の積を類似度としているが、これに限定されるものではなく、平均値や最大値等を用いても構わない。
このような類似度を用いることにより、文字コード列やアイコン画像の類似性のみならず、位置の類似性をも加味した類似度を求めることができ、操作対象のファイル名と類似する文字列が存在する場合にも、それらが互いに離れた位置に存在する場合には類似度が低くなり、操作制御することなく制御を実行することができる。これにより、操作の制御を行うと共に、不要な操作制御を防ぐことができ、操作制御と操作効率の均衡を図ることが可能となる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明のファイル管理システムの第3の実施形態を説明する。図7に示すように、本実施形態では、第1の実施形態の機能要素に加え、除外対象物記録部31を備えている。除外対象物記録部31は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等で構成されているが、これに限定されるものではなく、他の構成を用いても構わない。
除外対象物記録部31には、類似度算出の必要がないため、類似度算出から除外すべき表示物の表示物情報が記録されている。例えば、図4の操作画像では、表示物情報“ごみ箱”は、操作対象として扱われるものではないため、操作対象情報との類似度を算出する必要がない。そのため、文字列“ごみ箱”を除外対象物記録部31に記録しておき、類似度算出部24が類似度を算出する際に、類似度を算出する表示物情報が除外対象物記録部31に登録されているか否かを判定し、登録されている場合には、その表示物情報に関する類似度算出をスキップする。
上述の処理を図8のフローチャートを用いて説明する。なお、この例では、除外対象物記録部31には、表示物情報として文字列“ごみ箱”が記録されているとする。図8のフローチャートは、#09の処理を除き図3のフローチャートと同様なので、他の処理ステップの説明は省略する。#09では、#08で選択された表示物情報が除外対象物記録部31に記録されているか否かを判定する。例えば、#08で図6の第2行目の対象物情報が選択された場合には、文字コード列“ごみ箱”が得られる。このとき、文字コード列“ごみ箱”と除外対象物記録部31に記録されている表示物情報とが比較される。この例では、上述した通り、文字コード列“ごみ箱”は除外対象物となっているので(#09のYes分岐)、処理は#13へと流れ、類似度算出が行われない。一方、#08で図6の第4行目が表示物情報として得られた場合には、文字コード列“売上状況.txt”が除外対象物記録部31に記録されている文字列と比較される。この場合、文字コード列“売上状況.txt”は除外対象物とはされていないので(#09のNo分岐)、処理は#10へ流れ、操作対象情報と表示物情報の類似度算出が行われる。
このように、本実施形態では除外対象物記録部31に記録された除外対象物に該当する表示対象物情報を操作対象情報との類似度算出の対象から除外している。これにより、類似度算出の対象となる表示物を絞り込み、演算量を低減することが可能となっている。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明のファイル管理装置の第4の実施形態を説明する。図9に示すように、本実施形態の機能要素は、第1の実施形態の機能要素に加え、ファイルの重要度を取得する重要度取得部41およびファイルの重要度を記録している重要度テーブル42を備えている。重要度取得部41は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュール等)がハードウェアに読み込まれることでその処理が実行されるが、これらをハードウェアとの組み合わせにより構成しても良いし、ロジック等を組み合わせたハードウェアのみで構成しても構わない。
本実施形態における処理の流れを図10のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の処理の流れは、第1の実施形態の処理と#06および#12の処理を除き同様であるので、同様の処理に関する説明は省略する。なお、本実施形態では、各ファイルの重要度は重要度テーブル42に記録されており、重要度テーブル42への重要度の登録は、ユーザがファイル名もしくはディレクトリ名を指定し、それらに対して重要度を設定することにより行われる。
上述した#01から#05の処理により、操作対象情報が取得されている。次に、重要度取得部41により重要度テーブル42から操作対象の重要度が取得される(#06)。この重要度の取得は、操作情報に含まれている操作対象識別情報をキーとして、重要度テーブル42を検索することにより実現される。その後、上述の#07から#10の処理により操作対象情報と表示物情報の類似度が算出される。類似度の算出方法は、上述の実施形態のいずれを用いても構わない。算出された類似度は所定の閾値THと比較され(#11)、類似度が閾値THよりも大きい場合には(#11のYes分岐)、保留されている操作の制御が行われる(#12)。一方、制御値が閾値TH以下の場合には、上述した#13以降の処理が行われる。
制御部25では、得られた操作対象の重要度と類似度とに基づき、保留されている操作の制御を行う。例えば、重要度が高く、類似度も大きい場合には、保留している操作を破棄することにより当該操作を禁止する、類似度が高くとも重要度が低い場合には、操作確認に止める等である。
なお、本実施形態では、重要度テーブル42に重要度を記録する構成としているが、重要度テーブル42を用いずに操作情報に重要度を含めておく、操作対象情報に操作対象であるファイルから抽出したキーワードを含めておき、キーワードから重要度を判定する等の構成とすることもできる。
このように、本実施形態では操作対象であるファイルに対し重要度を付与しており、操作対象情報と表示物情報との類似度および、その操作対象の重要度により操作を制御している。このため、重要度が高い程、厳しい制御を行う等、類似度と重要度の関係において柔軟な制御を実現でき、重要なファイルに対する誤操作を防ぐことが可能となっている。
なお、上述した実施形態では、スタンドアロン型でファイル管理システムを構成していたが、図1に示すように、サーバS、およびクライアント端末Cからクライアント−サーバ型として構成することも可能である。クライアント−サーバ型として構成する場合には、サーバSおよび各端末Cは通信ネットワークNにより接続されている。前記通信ネットワークNは、企業や学校等の限られた施設内において情報を物理的に送るケーブルと、LANスイッチやハブ等でなる中継機器を備えたCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式のイーサネット(Ethernet)(商標)型のLANとして構成されたものであるが、この通信ネットワークNとしてイーサネット型のLAN以外に、インターネットの技術を用いたイントラネットで構築されたものや、WAN(Wide Area Network)の技術によって構築されるものでも良い。
前記サーバSは、少なくとも汎用コンピュータ1で構成されており、必要に応じて図示しないディスプレイ、入力機器(キーボード、マウス等)を備えた構成とすることができる。端末Cは、少なくともコンピュータ本体2、ディスプレイ3および入力機器4(キーボード4a、マウス4b)から構成されている。入力機器は、これらに限定されるものではなく、他の入力機器を用いても構わない。
この場合、上述した各機能部の一部をサーバが備える構成となるが、各機能部の動作はスタンドアロン型と同様である。
また、上述した実施形態では、操作情報に操作対象の表示情報を含めて送信しているが、これに限定されるものではなく、全表示物の表示情報を管理する表示物情報管理部を備えておき、操作対象情報取得部22において、操作情報に含まれる操作対象識別情報をキーとして操作対象の表示情報を取得する、端末CのOSが提供するAPI(Application Programming Interface)を通じて取得する等、他の構成とすることもできる。表示物情報取得部23における表示物情報の取得も操作対象情報取得部22における操作対象情報の取得と同様である。
さらに、上述した実施形態では、表示物情報に操作対象情報が含まれていたため、所定類似度以上もしくは最大類似度の表示物を操作対象情報とみなしていたが、予め表示物情報から操作対象情報を除外する構成としても構わない。このような構成とすることにより、不要な類似度算出を避けることができる。
本発明によるファイル管理システムのシステム構成図 本発明によるファイル管理システムの第1の実施形態の機能要素を示す機能ブロック図 本発明によるファイル管理システムの第1の実施形態のフローチャート 本発明によるファイル管理システムにおける操作画像の例 本発明によるファイル管理システムの第1の実施形態における操作ファイル情 本発明によるファイル管理システムの第1の実施形態における表示物情報の例報の例 本発明によるファイル管理システムの第3の実施形態の機能要素を示す機能ブロック図 本発明によるファイル管理システムの第3の実施形態のフローチャート 本発明によるファイル管理システムの第4の実施形態の機能要素を示す機能ブロック図 本発明によるファイル管理システムの第4の実施形態のフローチャート
符号の説明
S:サーバ
C:クライアント端末
N:ネットワーク
3:ディスプレイ
4:入力機器
4a:キーボード
4b:マウス
11:GUI部
12:操作情報生成部
21:操作検出部
22:操作対象情報取得部
23:表示物情報取得部
24:類似度算出部
25:制御部
31:除外対象物記録部
41:重要度取得部
42:重要度テーブル

Claims (4)

  1. ファイルを示す表示物を表示する操作画面を備えた端末において、前記ファイルを対象とする所定の操作の要求の内容を示す操作情報を検出すると共に、当該操作の実行処理を保留する操作検出部と、
    前記操作情報に含まれる操作対象である前記ファイルの情報を取得する操作対象情報取得部と、
    記操作画面に表示されている前記表示物の表示状態に関する情報である表示物情報を取得する表示物情報取得部と、
    前記操作対象であるファイルを示す表示物の前記表示物情報と、当該操作対象であるファイルを示す表示物以外の表示物の前記表示物情報とに基づき、前記操作対象であるファイルを示す表示物と当該操作対象であるファイル以外の表示物との表示状態の類似度を算出する類似度算出部と、
    前記算出された類似度に基づき前記保留した操作の実行処理の続行に関する制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするファイル管理システム。
  2. 前記操作対象の情報および前記表示物の情報には、前記操作画面における各々の表示位置情報が含まれることを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
  3. 前記操作対象の情報に基づき前記操作対象の重要度を取得する重要度取得部を備え、
    前記制御部はさらに、前記取得された重要度に基づき前記操作の実行処理を制御することを特徴とする請求項1または2記載のファイル管理システム。
  4. コンピュータを
    ファイルを示す表示物を表示する操作画面を備えた端末において、前記ファイルを対象とする所定の操作の要求の内容を示す操作情報を検出すると共に、当該操作の実行処理を保留する操作検出手段と、
    前記操作情報に含まれる操作対象である前記ファイルの情報を取得する操作対象情報取得手段と、
    記操作画面に表示されている前記表示物の表示状態に関する情報である表示物情報を取得する表示物情報取得手段と、
    前記操作対象であるファイルを示す表示物の前記表示物情報と、当該操作対象であるファイルを示す表示物以外の表示物の前記表示物情報とに基づき、前記操作対象であるファイルを示す表示物と当該操作対象であるファイル以外の表示物との表示状態の類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記算出された類似度に基づき前記保留した操作の実行処理の続行に関する制御する制御手段として機能させることを特徴とするファイル管理プログラム。
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