JP4650917B2 - Pneumatic tire - Google Patents
Pneumatic tire Download PDFInfo
- Publication number
- JP4650917B2 JP4650917B2 JP2001074298A JP2001074298A JP4650917B2 JP 4650917 B2 JP4650917 B2 JP 4650917B2 JP 2001074298 A JP2001074298 A JP 2001074298A JP 2001074298 A JP2001074298 A JP 2001074298A JP 4650917 B2 JP4650917 B2 JP 4650917B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- tire
- radial
- bias
- carcass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の環状のビード間を補強しタイヤの部位ごとにコードの傾斜角度が変化するカーカス層を備える空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、空気入りタイヤの主流となっているラジアルタイヤは、一対の環状のビード間を補強し、複数のコードがタイヤ半径方向(子午線方向)に配列するカーカス層と、トレッドの下方に位置するカーカス層をタガ効果で補強し、コードがタイヤ周方向に対し傾斜した複数のベルト層とを備えた構造が一般的である。そして、カーカス層はタイヤ半径方向の剛性は大きいが周方向の剛性が小さく、逆にベルト層はタイヤ周方向の剛性は大きいが半径方向の剛性が小さい。
【0003】
このため、カーカス層とベルト層との境界付近となるベルト端では局部的な応力集中が生じ易く、タイヤの耐久性を低下させていた。また、コーナリング走行において、スリップ限界に達すると急激に反力を失い、操縦不能状態に陥る場合があることが一般的に知られている。
【0004】
一方、ラジアルタイヤ以前から存在するバイアスタイヤでは、踏面部の剛性が不足して十分なコーナリング反力を持たないので運動能力が劣り、また走行中に屈曲が生じるタイヤサイドで、コードが交叉することによって層間で剪断歪が発生し、疲労破壊し易く、乗り心地も十分とは言えなかった。
【0005】
そこで、上記の如き両タイヤの欠点を補うべく、特開昭61−263805号公報には、トレッドの下方に位置するカーカス層のコードを子午線方向から大きく傾斜させると共に、タイヤサイドに位置するコードを半径方向に配列させたカーカス層を、傾斜したコードが交叉するように2層積層し、その外周面にコードをタイヤ周方向に配列した補強層を設けた空気入りタイヤが提案されている。また、このようなカーカス層を形成するためのプライの作製方法として、同軸上に複数個の円筒状ドラムをもった成型ドラムに、複数のコードが直線状に配列したプライを張りつけた後、円筒状ドラム間に所定の偏角を与えることによって、プライのコード角度を部分的に変える方法が開示されている。このようにして得られた円筒状のプライは、ビードの打ち込み後、チューブ状エアバッグが挿入され、内圧によりドーナツ状にシェーピングされた後、周方向補強層が貼り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のタイヤは、上記製法で作製されるため、タイヤの部位ごとにコード角度を複雑に変化させたものが得られにくかった。このため、例えばビード付近のカーカス層とタイヤ最大幅付近のカーカス層とのコード角度が殆ど同じになり、タイヤ最大幅付近をラジアルに配列した場合には、ビード付近の剛性も不十分になり、ラジアルタイヤと同様の補強を行う必要があった。このようなビード付近の補強は、タイヤの重量増加や製造工程の複雑化につながっていた。
【0007】
一方、本出願人は、タイヤの部位ごとにコードの傾斜角度が変化するカーカス層を形成するためのカーカス用プライの作製法を新たに開発し、出願済みである(本願出願時に未公開)。この作製法によると、上記製法と比較してタイヤの部位ごとにコード角度を複雑に変化させることができる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ラジアルタイヤとバイアスタイヤの利点をタイヤの部位ごとに細かく使い分けることで、特に、乗り心地を良好に維持しながら、ビード付近及びショルダー付近の剛性を高めて、当該部分の補強構造を不要に又は簡略化できる空気入りタイヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
【0010】
即ち、本発明の空気入りタイヤは、一対の環状のビード間を補強する2層以上のカーカス層を備える空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層を構成するコードとタイヤ周方向とのなす角が90±10°の領域をラジアル領域とし、前記コードとタイヤ周方向とのなす角が10〜60°にて上下各層のコードが交差する領域をバイアス領域とするとき、タイヤ最大幅付近の位置を含む領域に前記ラジアル領域を備えると共に、そのラジアル領域と前記ビードとの間の何れかの領域、及び前記ラジアル領域とタイヤ赤道線との間の何れかの領域に、前記バイアス領域を備えることを特徴とする。
【0011】
上記において、タイヤ断面のカーカス高さに対する下端からの高さ割合で、5〜30%の領域は主に前記バイアス領域とし、40〜65%の領域は主に前記ラジアル領域とし、75〜95%の領域は主に前記バイアス領域としてあることが好ましい。ここで、主にバイアス領域とするとは、指定範囲の領域の全面積に対し、80%以上がバイアス領域であることを差し、ラジアル領域についても同様である。また、タイヤ断面のカーカス高さとは、下端をカーカス層の巻き返し部分の最小径部とし、上端をカーカス層のタイヤ赤道線付近の最大径部とする高さを指す(図1のHc参照)。
【0012】
また、タイヤ赤道線を含む領域にベルト層で補強された前記ラジアル領域を更に備え、そのラジアル領域とタイヤ最大幅付近の前記ラジアル領域との中間の何れかの領域に前記バイアス領域を備えることが好ましい。
【0013】
その際、タイヤ断面のカーカス高さに対する下端からの高さ割合で、5〜30%の領域は主に前記バイアス領域とし、40〜65%の領域は主に前記ラジアル領域とし、75〜95%の領域は主に前記バイアス領域とし、トレッド部は主に前記ラジアル領域としてあることが好ましい。
【0014】
[作用効果]
本発明の空気入りタイヤによると、タイヤ最大幅付近の位置を含む領域にラジアル領域を備えるため乗り心地性を良好に維持することができ、また、その領域のビード側にバイアス領域を備えるため、ビード付近でカーカス層の剛性を高めることができ、操縦安定性や駆動・制動性能を向上させることができる。また、ラジアル領域のトレッド側にもバイアス領域を備えるため、ショルダー付近やトレッド付近でカーカス層の剛性を高めることができる。その結果、ラジアルタイヤとバイアスタイヤの利点をタイヤの部位ごとに細かく使い分けることで、特に、乗り心地を良好に維持しながら、ビード付近及びショルダー付近の剛性を高めて、当該部分の補強構造を不要に又は簡略化できる空気入りタイヤを提供することができる。
【0015】
また、タイヤ断面のカーカス高さに対する下端からの高さ割合で、5〜30%の領域は主に前記バイアス領域とし、40〜65%の領域は主に前記ラジアル領域とし、75〜95%の領域は主に前記バイアス領域としてある場合、バイアス領域とラジアル領域とバイアス領域とが、順に好適な位置に配置されるため、上記作用効果がより確実に得られるようになる。
【0016】
タイヤ赤道線を含む領域にベルト層で補強された前記ラジアル領域を更に備え、そのラジアル領域とタイヤ最大幅付近の前記ラジアル領域との中間の何れかの領域に前記バイアス領域を備える場合、ベルト層で補強されたラジアル領域がタイヤ周方向及び幅方向に高い剛性を発揮すると共に、その両側のバイアス領域が適度な剛性を発揮することで、タイヤ最大幅付近のラジアル領域との剛性の連続性をもたせることができる。その結果、コーナリング走行において、スリップ限界の予知性を高めることができる。
【0017】
タイヤ断面のカーカス高さに対する下端からの高さ割合で、5〜30%の領域は主に前記バイアス領域とし、40〜65%の領域は主に前記ラジアル領域とし、75〜95%の領域は主に前記バイアス領域とし、トレッド部は主に前記ラジアル領域としてある場合、バイアス領域とラジアル領域とバイアス領域とラジアル領域とが、順に好適な位置に配置されるため、上記作用効果がより確実に得られるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の空気入りタイヤの一例を示す部分断面図であり、図2(a)は部分破断した空気入りタイヤの正面図、図2(b)はその平面図を示す。
【0019】
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、一対の環状のビード1a間を補強する2層以上のカーカス層5を備える。本実施形態ではカーカス層5が上層5bと下層5aの2層で構成されている例を示す。本発明ではカーカス層を構成するコードとタイヤ周方向PDとのなす角θsが90±10°の領域をラジアル領域RRとし、コードとタイヤ周方向PDとのなす角θs(以下「コード角」という場合がある)が10〜60°(絶対値)にて上下各層のコードが交差する領域をバイアス領域BRと定義する。なお、上下各層のコード角θsは交差部で多少相違してもよい。
【0020】
本発明では、図2に示すように、タイヤ最大幅位置PW付近の位置を含む領域にラジアル領域RRを備えると共に、そのラジアル領域RRとビード1aとの間の何れかの領域、及びラジアル領域RRとタイヤ赤道線CLとの間の何れかの領域に、前記バイアス領域BRを備えることを特徴とする。本実施形態では、タイヤ赤道線CLを含む領域にベルト層6で補強されたラジアル領域RRを更に備え、そのラジアル領域RRとタイヤ最大幅PW付近のラジアル領域RRとの中間の何れかの領域にバイアス領域BRを備える例を示す。
【0021】
具体的には、タイヤ断面のカーカス高さHcに対する下端からの高さ割合で、5〜30%の領域は主にバイアス領域BRとし、40〜65%の領域は主にラジアル領域RRとし、75〜95%の領域は主にバイアス領域BRとし、トレッド部Trは主にラジアル領域RRとしてあるのが好ましい。また、ラジアル領域RRとバイアス領域BRとの間には何れにも該当しない中間領域を設けて、緩やかにコード角θsを変化させるのが好ましい。
【0022】
このとき、タイヤ断面のカーカス高さHcに対する下端からの高さ割合で、75〜95%の領域は、ショルダー部Shに相当し、この部分にバイアス領域BRが配置されるのが好ましい。また、複数のベルト層6のうち最大幅を有する層(図示した例では下層6a)の端辺が、このバイアス領域BR上に配置されると、ラジアル領域RR上に配置する場合と比較して、ベルト層6の端部近傍で応力集中が生じにくくなり、また、タイヤ最大幅付近のラジアル領域RRとの剛性の連続性が良好になる。
【0023】
本実施形態では、上層6bと下層6aとでベルト層6が構成されている例を示したが、各層を構成するコードのタイヤ赤道線CLに対する角度は10〜35°が好ましく、15〜25°がより好ましい。また、上層6bの上面に更に周方向にコードを配置した繊維補強層を設けてもよい。
【0024】
ベルト層6を構成するコード材は、スチールやポリエステル等の有機繊維など、従来よりベルト層6に用いられる材料がいずれも使用できる。また、上記繊維補強層を構成するコード材としては、ポリエステル、ポリアミド、アラミド等の有機繊維が好ましい。
【0025】
ビード1a付近に配置されるバイアス領域BRのコード角θsは、ビード1a付近の剛性を高めて、操縦安定性や駆動・制動性能を向上させる上で、10〜60°が好ましく、20〜50°がより好ましい。その結果、ビードフィラーの減量やビード周りの補強プライの減量などが可能となる。
【0026】
また、ショルダー部Sh付近に配置されるバイアス領域BRのコード角θsは、上記の如き応力分散や剛性の連続性を良好にする上で、10〜60°が好ましく、20〜50°がより好ましい。その結果、ベルト端部周りの補強プライの減量などが可能となる。
【0027】
下層のカーカス層5aと上層のカーカス層5bとは、タイヤ赤道線CLに対して略対称な角度でコードが配置されるように積層されている。カーカス層5を構成するコードとしては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアラミド等の有機繊維、又はスチール等が挙げられる。
【0028】
本発明の空気入りタイヤは、上述したようにカーカス層5のコード角θsが部分的に変化している以外は、通常のラジアルタイヤと略同じ構造を有している。即ち、図1に示すように、カーカス層5の両端は、ビード1aで外側に折り返され、カーカス層5の折り返し部と本体部との間にはゴム硬度が高いビードフィラー1bが配置され、ビード部1が形成されいる。また、通常のタイヤと同様にカーカス層5の外側にはサイドウォールゴム2a、内側にはインナーライナゴム3が配置され、ベルト層6の外側にはトレッドゴム4等が配置され、トレッドゴム4の外周面には所定のパターンが形成される。
【0029】
本発明において、タイヤ断面高さHをタイヤ最大幅Wで除した値を百分率で示す偏平率は70%以下が好ましい。更に、偏平率が65%以下、60%以下となるに従って、コーナリング走行の予知性を高めて安全性を改善しながら、タイヤの偏平化によってコーナリング性能等が高めることができる。
【0030】
本発明の空気入りタイヤは、図3に示すようなコード角度を幅方向の位置により部分的に変えたカーカス用プライ8a,8bを使用すること以外は、通常の空気入りタイヤと同様の製造方法で製造できる。2つのカーカス用プライ8a,8bは、中心線に対して略対称な角度でコードが配置されるように円筒状に積層され、例えばビードの配設後、チューブ状エアバッグが挿入され、内圧によりドーナツ状にシェーピングされた後、ベルト層6が常法により形成される。
【0031】
図3に示すカーカス用プライ8a,8bの作製方法の概略は次の通りである。図4に示すような装置を用いて、ローラ群13でコード材料10を引き取ることにより、コード材料10をボビン11から送りながら、被覆ゴムの押出機12の口金部12aを通過させて未加硫ゴムで被覆され、ゴム被覆したコードは、緩衝部14の緩衝ローラ14a間に送られて緩んだ状態となる。ゴム被覆したコードの先端は、駆動機構16の駆動部16bに設けられた貼り付けローラ16cによって、トレイ17に所望の経路にて貼り付けられ、貼り付け量に応じたコード長さが緩衝部14からガイドローラ15を経て引き取られる。貼り付け経路の制御は、トレイ17の長手方向(Y方向)の移動の位置制御と、駆動機構16の支持部16aを往復動(X方向)する駆動部16bの移動の位置制御とにより行うことができる。貼り付けはコードを切断せずに行うのが簡便であり、その場合、軸心が平行で高さが同じ2本の貼り付けローラ16cが使用される。
【0032】
所望のタイヤ形状と各部位での所望のコード角度を得るためには、カーカス用プライ8a,8bを作製する際のコード角度を適切に調整するのが好ましい。バイアスタイヤでは、プライ状態でのコード角度とタイヤ成型後のコード角度との関係が、下記の周知の関係式(近似式)により算出できるが、本発明でも当該関係式が同様に適用でき、Adを変数として対応する部分のRを決定することで、Aを求めることができる。
【0033】
Rd cosA=R cosAd
ここで、Rdはドラム半径、Adはドラム上の周方向に対するコード角、Rはタイヤ成型後のコードの位置に対応する半径、Aはタイヤ成型後の周方向に対するコード角である。
【0034】
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
【0035】
(1)前述の実施形態では、ビードからタイヤ赤道線にかけて、バイアス領域、ラジアル領域、バイアス領域、ラジアル領域の順に配置する例を示したが、ビードからショルダー部にかけて、バイアス領域、ラジアル領域、バイアス領域の順に配置すると共に、トレッド部にもバイアス領域を配置してもよい。その際、タイヤ断面のカーカス高さHcに対する下端からの高さ割合で、5〜30%の領域は主に前記バイアス領域とし、40〜65%の領域は主に前記ラジアル領域とし、75〜95%の領域は主に前記バイアス領域としてあるのが好ましい。
【0036】
上記の場合、トレッド部のバイアス領域の外周面にはベルト層を設けずに、タイヤ周方向にコードを配列した補強層を設けるのが好ましい。この補強層としては、幅当たりの引張モジュラスがカーカス層の1.2倍以上であることが好ましい。また、補強層は、踏面部の下方中央の位置に踏面部全幅の45〜80%の範囲の配置される中央部と、その中央部に対して幅当たりの引張モジュラスが低い両側の側部とを有するのが好ましく、その中央部の幅当たりの引張モジュラスが、前記側部の幅当たりの引張モジュラスに対して1.2倍以上であることがより好ましい。
【0037】
ここで踏面部とは、タイヤ両側の接地端の内側の範囲を指す。また、補強層の幅当たりの引張モジュラスは、補強層の全幅を基準とし、カーカス層の幅当たりの引張モジュラスは、踏面部を基準とし、JIS L−1017化学繊維タイヤコード試験方法の初期引張り抵抗度に従って、コードの見掛けヤング率を測定し、幅当たりのコード打込み数、コード断面積と層数を乗じた値を引張モジュラスとした。打込み数は加硫後タイヤを基準とするが、材料準備段階での打込み数は成型時のインフレート率から設定可能である。
【0038】
(2)前述の実施形態では、カーカス層を構成するコードを図3のように配列する例を示したが、図5に示すように種々の配列を採用してもよい。なお、図5には、上層又は下層のカーカス用プライのコードの1単位Cのみを示してある。
【0039】
図5(a)〜(b)は、タイヤ赤道線CLに対して線対称の配列をなすものであり、また、図5(c)〜(d)は、コードとタイヤ赤道線CLとの交点で点対称の配列をなすものである。上述の別実施形態(1)では、例えば図5(d)に示すコード配列のカーカス用プライが使用できる。
【0040】
(3)前述の実施形態では、カーカス層を2層設けた例を示したが、4層などの偶数層でもよい。その場合も一対のカーカス層は、タイヤ赤道線に対して略対称な角度でコードが配置されるように積層され、同方向に積層される各カーカス層のコードは、各部位で各々同じ方向に配置されるのが好ましい。
【0041】
(4)前述の実施形態では、カーカス層の本体部についてのラジアル領域及びバイアス領域の配置について説明したが、カーカス層の折り返し部は、ラジアル領域、バイアス領域、又はその何れにも該当しない中間領域の何れを配置してもよい。但し、本発明では、ビード付近でのカーカス層の剛性を更に高めるという観点から、カーカス層の折り返し部にもバイアス領域を配置するのが好ましい。
【0042】
その際、ビード付近に配置されるカーカス層の本体部のコード角を、変化させずに折り返し部を形成してもよく(図5参照)、ビードの周囲(ビードに外接する部分)に配置されるカーカス層のみラジアル領域としてもよい。なお、折り返し部のバイアス領域の好ましいコード角は、本体部のコード角と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示す部分断面図
【図2】本発明の空気入りタイヤの要部を示す図であり、(a)は部分破断した空気入りタイヤの正面図、(b)はその平面図
【図3】本発明に用いられるカーカス用プライの一例を示す図であり、(a)は下層用のプライの平面図、(b)は上層用のプライの平面図
【図4】カーカス用プライの作製に用いられる装置の概略斜視図
【図5】本発明に用いられるカーカス用プライの他の例のコード配列を示す平面図
【符号の説明】
1a ビード
5 カーカス層
5a 下層のカーカス層
5b 上層のカーカス層
6 ベルト層
8a 下層のカーカス用プライ
8b 上層のカーカス用プライ
PW タイヤ最大幅位置
RR ラジアル領域
BR バイアス領域
H タイヤ断面高さ
Hc タイヤ断面のカーカス高さ
PD タイヤ周方向
CL タイヤ赤道線
θs コードとタイヤ周方向とのなす角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire including a carcass layer that reinforces a pair of annular beads and changes the inclination angle of a cord for each portion of the tire.
[0002]
[Prior art]
Currently, radial tires, which are the mainstream of pneumatic tires, reinforce a space between a pair of annular beads, and a carcass layer in which a plurality of cords are arranged in the tire radial direction (meridian direction), and a carcass located below the tread. A structure including a plurality of belt layers in which the layers are reinforced by the hoop effect and the cords are inclined with respect to the tire circumferential direction is common. The carcass layer has high rigidity in the tire radial direction but low rigidity in the circumferential direction. Conversely, the belt layer has high rigidity in the tire circumferential direction but low rigidity in the radial direction.
[0003]
For this reason, local stress concentration is likely to occur at the belt end near the boundary between the carcass layer and the belt layer, and the durability of the tire is reduced. In cornering running, it is generally known that when the slip limit is reached, the reaction force is suddenly lost and the vehicle may become inoperable.
[0004]
On the other hand, with bias tires existing before radial tires, the rigidity of the tread surface is insufficient and there is not enough cornering reaction force, so the exercise ability is inferior, and the cord crosses on the tire side where bending occurs during running As a result, shear strain was generated between the layers, fatigue fracture was likely, and the riding comfort was not sufficient.
[0005]
Therefore, in order to compensate for the drawbacks of both tires as described above, Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-263805 discloses that the cord of the carcass layer located below the tread is greatly inclined from the meridian direction, and the cord located on the tire side is provided. There has been proposed a pneumatic tire in which two layers of carcass layers arranged in a radial direction are laminated so that inclined cords cross each other, and a reinforcing layer in which cords are arranged in the tire circumferential direction is provided on the outer circumferential surface thereof. In addition, as a method for producing a ply for forming such a carcass layer, a ply having a plurality of cords arranged in a straight line is attached to a molding drum having a plurality of cylindrical drums on the same axis, and then a cylinder is formed. A method of partially changing the cord angle of the ply by giving a predetermined declination between the drums is disclosed. The cylindrical ply obtained in this manner is inserted into a bead after a bead is driven, shaped into a donut shape by internal pressure, and then a circumferential reinforcing layer is attached.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the above tire is manufactured by the above manufacturing method, it is difficult to obtain a tire in which the cord angle is changed in a complicated manner for each portion of the tire. For this reason, for example, the cord angles of the carcass layer near the bead and the carcass layer near the tire maximum width are almost the same, and when the vicinity of the tire maximum width is arranged radially, the rigidity near the bead becomes insufficient, Reinforcement similar to radial tires had to be performed. Such reinforcement in the vicinity of the bead has led to an increase in tire weight and a complicated manufacturing process.
[0007]
On the other hand, the present applicant has newly developed and applied for a method for producing a carcass ply for forming a carcass layer in which the inclination angle of the cord changes for each part of the tire (not disclosed at the time of filing this application). According to this manufacturing method, the cord angle can be changed in a complicated manner for each portion of the tire as compared with the above manufacturing method.
[0008]
Therefore, the object of the present invention is to use the advantages of the radial tire and the bias tire in detail for each part of the tire, and in particular, while maintaining good riding comfort, increase the rigidity in the vicinity of the bead and the shoulder, It is an object of the present invention to provide a pneumatic tire that can eliminate or simplify the reinforcing structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The above object can be achieved by the present invention as described below.
[0010]
That is, the pneumatic tire according to the present invention is a pneumatic tire including two or more carcass layers that reinforce a space between a pair of annular beads, and an angle formed by a cord constituting the carcass layer and a tire circumferential direction is 90 ±. A region including a position near the maximum width of the tire when a region of 10 ° is a radial region, and a region where the cords of the upper and lower layers intersect at an angle of 10 to 60 ° between the cord and the tire circumferential direction is a bias region And the bias region in any region between the radial region and the bead and in any region between the radial region and the tire equator line. To do.
[0011]
In the above, the ratio of the height from the lower end to the carcass height of the tire cross section, the region of 5-30% is mainly the bias region, and the region of 40-65% is mainly the radial region, 75-95%. It is preferable that this region is mainly used as the bias region. Here, mainly the bias region means that the bias region is 80% or more of the entire area of the designated region, and the same applies to the radial region. In addition, the carcass height of the tire cross section refers to the height at which the lower end is the minimum diameter portion of the winding portion of the carcass layer and the upper end is the maximum diameter portion near the tire equator line of the carcass layer (see Hc in FIG. 1).
[0012]
Further, the radial region reinforced with a belt layer is further provided in a region including the tire equator line, and the bias region is provided in any region between the radial region and the radial region near the maximum tire width. preferable.
[0013]
At that time, in the ratio of the height from the lower end to the carcass height of the tire cross section, a region of 5 to 30% is mainly the bias region, and a region of 40 to 65% is mainly the radial region and 75 to 95%. It is preferable that the region is mainly the bias region, and the tread portion is mainly the radial region.
[0014]
[Function and effect]
According to the pneumatic tire of the present invention, since the radial region is provided in the region including the position near the maximum width of the tire, the riding comfort can be favorably maintained, and the bias region is provided on the bead side of the region. The rigidity of the carcass layer can be increased in the vicinity of the bead, and the steering stability and driving / braking performance can be improved. In addition, since the bias region is provided on the tread side of the radial region, the rigidity of the carcass layer can be increased near the shoulder or near the tread. As a result, by using the advantages of radial tires and bias tires in detail for each part of the tire, the rigidity in the vicinity of the bead and shoulder is increased while maintaining good riding comfort, and the reinforcement structure for that part is unnecessary. A pneumatic tire that can be simplified or simplified can be provided.
[0015]
Further, in the height ratio from the lower end to the carcass height of the tire cross section, the region of 5 to 30% is mainly the bias region, the region of 40 to 65% is mainly the radial region, and is 75 to 95%. When the region is mainly used as the bias region, the bias region, the radial region, and the bias region are sequentially arranged at suitable positions, so that the above-described effect can be obtained more reliably.
[0016]
When the radial region reinforced by a belt layer is further provided in a region including the tire equator line, and the bias region is provided in any region between the radial region and the radial region near the maximum tire width, the belt layer The radial area reinforced with the tire exhibits high rigidity in the tire circumferential direction and width direction, and the bias areas on both sides exhibit moderate rigidity, thereby providing continuity of rigidity with the radial area near the maximum tire width. Can be given. As a result, it is possible to improve the predictability of the slip limit in cornering traveling.
[0017]
The ratio of the height from the lower end to the carcass height of the tire cross section, the region of 5 to 30% is mainly the bias region, the region of 40 to 65% is mainly the radial region, and the region of 75 to 95% is When the bias region is mainly used and the tread portion is mainly used as the radial region, the bias region, the radial region, the bias region, and the radial region are sequentially arranged at suitable positions, so that the above-described effects can be more reliably achieved. It will be obtained.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a partial cross-sectional view showing an example of the pneumatic tire of the present invention, FIG. 2 (a) is a front view of the partially broken pneumatic tire, and FIG. 2 (b) is a plan view thereof.
[0019]
As shown in FIG. 1, the pneumatic tire of the present invention includes two or
[0020]
In the present invention, as shown in FIG. 2, a radial region RR is provided in a region including a position near the tire maximum width position PW, and any region between the radial region RR and the
[0021]
Specifically, in the ratio of the height from the lower end to the carcass height Hc of the tire cross section, a region of 5 to 30% is mainly a bias region BR, and a region of 40 to 65% is mainly a radial region RR. It is preferable that the region of ˜95% is mainly the bias region BR and the tread portion Tr is mainly the radial region RR. In addition, it is preferable to provide an intermediate region that does not correspond to any of the radial region RR and the bias region BR, so that the code angle θs is gradually changed.
[0022]
At this time, the region of 75 to 95% in terms of the height ratio from the lower end to the carcass height Hc of the tire cross section corresponds to the shoulder portion Sh, and it is preferable that the bias region BR is disposed in this portion. In addition, when the edge of the layer (the
[0023]
In this embodiment, the
[0024]
As the cord material constituting the
[0025]
The cord angle θs of the bias region BR disposed in the vicinity of the
[0026]
Further, the cord angle θs of the bias region BR disposed in the vicinity of the shoulder portion Sh is preferably 10 to 60 °, and more preferably 20 to 50 °, in order to improve the stress dispersion and the continuity of rigidity as described above. . As a result, it is possible to reduce the reinforcement ply around the belt end.
[0027]
The
[0028]
The pneumatic tire of the present invention has substantially the same structure as a normal radial tire except that the cord angle θs of the
[0029]
In the present invention, the flatness ratio, which is expressed as a percentage obtained by dividing the tire cross-section height H by the tire maximum width W, is preferably 70% or less. Furthermore, as the flatness ratio becomes 65% or less and 60% or less, cornering performance and the like can be improved by flattening the tire while improving the predictability of cornering traveling and improving safety.
[0030]
The pneumatic tire of the present invention is manufactured in the same manner as a normal pneumatic tire except that carcass plies 8a and 8b in which the cord angle is partially changed depending on the position in the width direction as shown in FIG. Can be manufactured. The two
[0031]
An outline of a method for manufacturing the carcass plies 8a and 8b shown in FIG. 3 is as follows. Using the apparatus as shown in FIG. 4, the
[0032]
In order to obtain a desired tire shape and a desired cord angle at each part, it is preferable to appropriately adjust the cord angle when the carcass plies 8a and 8b are manufactured. In the bias tire, the relationship between the cord angle in the ply state and the cord angle after the tire molding can be calculated by the following well-known relational expression (approximate expression). However, in the present invention, the relational expression can be similarly applied. A can be obtained by determining R of the corresponding part using as a variable.
[0033]
Rd cosA = R cosAd
Here, Rd is a drum radius, Ad is a cord angle with respect to the circumferential direction on the drum, R is a radius corresponding to the position of the cord after tire molding, and A is a cord angle with respect to the circumferential direction after tire molding.
[0034]
[Other Embodiments]
Hereinafter, other embodiments of the present invention will be described.
[0035]
(1) In the above-described embodiment, an example in which the bias region, the radial region, the bias region, and the radial region are arranged in this order from the bead to the tire equator line is shown. However, the bias region, the radial region, and the bias are arranged from the bead to the shoulder. In addition to the arrangement in the order of the areas, the bias area may also be arranged in the tread portion. At that time, in the ratio of the height from the lower end to the carcass height Hc of the tire cross section, a region of 5 to 30% is mainly the bias region, a region of 40 to 65% is mainly the radial region, and 75 to 95. It is preferable that the% region is mainly used as the bias region.
[0036]
In the above case, it is preferable to provide a reinforcing layer in which cords are arranged in the tire circumferential direction without providing a belt layer on the outer peripheral surface of the bias region of the tread portion. The reinforcing layer preferably has a tensile modulus per width that is 1.2 times or more that of the carcass layer. In addition, the reinforcing layer includes a central portion arranged in a range of 45 to 80% of the total width of the tread portion at a lower center position of the tread portion, and side portions on both sides having a low tensile modulus per width with respect to the central portion. It is preferable that the tensile modulus per width of the central portion is 1.2 times or more than the tensile modulus per width of the side portion.
[0037]
Here, the tread surface portion refers to a range inside the ground contact ends on both sides of the tire. Further, the tensile modulus per width of the reinforcing layer is based on the entire width of the reinforcing layer, and the tensile modulus per width of the carcass layer is based on the tread portion, and the initial tensile resistance of the JIS L-1017 chemical fiber tire cord test method. The apparent Young's modulus of the cord was measured according to the degree, and the value obtained by multiplying the number of cords driven per width, the cord cross-sectional area and the number of layers was taken as the tensile modulus. The number of shots is based on the tire after vulcanization, but the number of shots at the material preparation stage can be set from the inflation rate at the time of molding.
[0038]
(2) In the above-described embodiment, the example in which the cords constituting the carcass layer are arranged as shown in FIG. 3 is shown, but various arrangements may be adopted as shown in FIG. FIG. 5 shows only one unit C of the cord of the upper or lower carcass ply.
[0039]
FIGS. 5A to 5B are arranged in line symmetry with respect to the tire equator line CL, and FIGS. 5C to 5D are intersections of the cord and the tire equator line CL. This is a point-symmetric array. In another embodiment (1) described above, for example, a carcass ply having a coding sequence shown in FIG. 5D can be used.
[0040]
(3) In the above-described embodiment, an example in which two carcass layers are provided is shown, but an even number of layers such as four layers may be used. In this case as well, the pair of carcass layers are laminated so that the cords are arranged at substantially symmetric angles with respect to the tire equator line, and the cords of each carcass layer laminated in the same direction are in the same direction at each part. Preferably it is arranged.
[0041]
(4) In the above-described embodiment, the arrangement of the radial region and the bias region for the main body portion of the carcass layer has been described. However, the folded portion of the carcass layer is an intermediate region that does not correspond to the radial region, the bias region, or any of them. Any of these may be arranged. However, in the present invention, from the viewpoint of further increasing the rigidity of the carcass layer in the vicinity of the bead, it is preferable to arrange a bias region also at the folded portion of the carcass layer.
[0042]
At that time, the folded portion may be formed without changing the cord angle of the main body portion of the carcass layer disposed in the vicinity of the bead (see FIG. 5), and is disposed around the bead (the portion circumscribing the bead). Only the carcass layer may be a radial region. Note that the preferred cord angle of the bias region of the folded portion is the same as the cord angle of the main body portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view showing an example of a pneumatic tire of the present invention. FIG. 2 is a view showing a main part of the pneumatic tire of the present invention, (a) is a front view of a partially broken pneumatic tire, (B) is a plan view thereof FIG. 3 is a view showing an example of a carcass ply used in the present invention, (a) is a plan view of a ply for a lower layer, and (b) is a plan view of a ply for an upper layer. FIG. 4 is a schematic perspective view of an apparatus used for manufacturing a carcass ply. FIG. 5 is a plan view showing a cord arrangement of another example of a carcass ply used in the present invention.
Claims (2)
同一のカーカス層において、タイヤ最大幅付近の位置を含む領域に前記ラジアル領域を備えると共に、そのラジアル領域と前記ビードとの間の何れかの領域に、前記バイアス領域を備え、
タイヤ赤道線を含む領域にベルト層で補強された前記ラジアル領域を更に備え、そのラジアル領域とタイヤ最大幅付近の前記ラジアル領域との中間の何れかの領域に前記バイアス領域を備える空気入りタイヤ。In a pneumatic tire including two or more carcass layers that reinforce a gap between a pair of annular beads, a region where an angle formed by a cord constituting the carcass layer and a tire circumferential direction is 90 ± 10 ° is a radial region, When the angle formed by the cord and the tire circumferential direction is 10 to 60 ° and the region where the cords of the upper and lower layers intersect each other is defined as a bias region,
In the same carcass layer provided with a said radial region in a region including a position near the tire maximum width, to one of the area between the said bead and the radial region comprising the bias region,
A pneumatic tire further comprising the radial region reinforced with a belt layer in a region including a tire equator line, and the bias region in any region between the radial region and the radial region near the maximum tire width .
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074298A JP4650917B2 (en) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | Pneumatic tire |
US09/965,054 US6849146B2 (en) | 2000-10-25 | 2001-09-26 | Carcass ply producing apparatus, carcass ply producing method and pneumatic tire |
DE10152399A DE10152399A1 (en) | 2000-10-25 | 2001-10-24 | Method and device for producing carcass plies and pneumatic tires |
US10/991,555 US7082977B2 (en) | 2000-10-25 | 2004-11-18 | Pneumatic tire using carcass ply |
US10/991,875 US7353852B2 (en) | 2000-10-25 | 2004-11-18 | Carcass ply producing apparatus |
US11/352,530 US7273083B2 (en) | 2000-10-25 | 2006-02-13 | Pneumatic tire using carcass ply |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074298A JP4650917B2 (en) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | Pneumatic tire |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002274121A JP2002274121A (en) | 2002-09-25 |
JP4650917B2 true JP4650917B2 (en) | 2011-03-16 |
Family
ID=18931590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001074298A Expired - Fee Related JP4650917B2 (en) | 2000-10-25 | 2001-03-15 | Pneumatic tire |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4650917B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4652859B2 (en) * | 2005-03-17 | 2011-03-16 | 東洋ゴム工業株式会社 | Pneumatic tire |
JP5312219B2 (en) * | 2009-06-18 | 2013-10-09 | 東洋ゴム工業株式会社 | Pneumatic tire |
JP6850123B2 (en) * | 2016-12-27 | 2021-03-31 | Toyo Tire株式会社 | Pneumatic tires |
KR101947771B1 (en) * | 2017-09-15 | 2019-02-14 | 금호타이어 주식회사 | Truck and Bus tire for electronic vehicle |
KR102631395B1 (en) * | 2021-09-01 | 2024-02-01 | 넥센타이어 주식회사 | Pneumatic tire with semi-radial body-ply and manufacturing method for the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4850403A (en) * | 1971-10-19 | 1973-07-16 | ||
JPS5139802A (en) * | 1974-09-30 | 1976-04-03 | Michio Fukuda | |
JPS56163904A (en) * | 1981-04-17 | 1981-12-16 | Doudouku Arekusandaa | Structure for tire |
-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001074298A patent/JP4650917B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4850403A (en) * | 1971-10-19 | 1973-07-16 | ||
JPS5139802A (en) * | 1974-09-30 | 1976-04-03 | Michio Fukuda | |
JPS56163904A (en) * | 1981-04-17 | 1981-12-16 | Doudouku Arekusandaa | Structure for tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002274121A (en) | 2002-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6530408B1 (en) | High-transverse-curvature tire, in particular for a two-wheeled vehicle | |
JP4221067B2 (en) | A pair of tires mounted on the front and rear wheels of a motorcycle | |
JP4535460B2 (en) | Pneumatic radial tire for motorcycles | |
JP4394582B2 (en) | Pneumatic tire for motorcycle | |
KR100572048B1 (en) | Tyre with high transverse curvature coefficient, in particular for a two-wheeled vehicle | |
JP4325906B2 (en) | Pneumatic tires for motorcycles | |
JPH1044721A (en) | Pneumatic radial tire | |
JP4650917B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP4548925B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP4103107B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP2020147166A (en) | Pneumatic tire | |
JP2733428B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP4614422B2 (en) | Pneumatic tires for competition | |
JP3843182B2 (en) | Pneumatic tire | |
JPH11245616A (en) | Two-wheeler tire large in crossing curvature and manufacture thereof | |
JP4081791B2 (en) | Pneumatic tire | |
CN1208701A (en) | Pair of high-transverse-curvature tyres, in particular for two-wheeled vehicles, method of controlling behaviour of such vehicles on bend and front tyre of said pair | |
JP4119686B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP4225453B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP2002347409A (en) | Pneumatic tire | |
JPH02171304A (en) | Tire for atv | |
JPH09169201A (en) | Radial tire | |
KR20050109605A (en) | Pneumatic tyre for two wheeled vehicles | |
JPH0930218A (en) | Pneumatic radial tire | |
JPH11321227A (en) | Pneumatic radial tire |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070109 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101108 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20101108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4650917 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |