JP4640857B2 - 色抽出方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、色が不明瞭又は不明な画像の色を抽出するための技術に関する。
路上に設置したカメラによって撮影された車両画像に基づき車両の移動監視を行うシステムにおいて、車両画像から車両の登録番号の認識や車体色を識別し、車両の登録番号及び車体色を所定のデータベースと比較して検索車両を絞り込むことは、既に行われている。また、例えば特開2000−222673号公報には、車両が撮影されたカラー画像から車体色を識別し、車両の登録番号と車体色とに基づき、検索車両を絞り込む技術が開示されている。
しかし、車両画像がカラー画像であれば、上記のような車両の登録番号の認識及び車体色の識別を行うことはできるが、車両画像がモノクロ画像や夜間に撮影されたカラー画像(ここでは、十分な明るさが確保できない状況で撮影されたカラー画像とする)になると、車両の登録番号を認識することはできても、車体色を識別することはできない。このため、夜間においては、車体色によって検索車両を絞り込むことはできなかった。なお、上記公報では、カメラのシャッターと同期する照明を備えておくことで、夜間や地下などの暗い場所でも十分な明るさを確保し、車体色の識別を行っているが、車体色を識別できるレベルの明るさを確保しているにすぎず、モノクロ画像や夜間に撮影されたカラー画像から車体色を推測する技術ではない。
また、例えば特開2005−111852号公報には、モノクロ画像からカラー画像への画像変換技術が開示されている。具体的には、コピー機において、原稿がモノクロ画像であってもカラー画像の印刷要求を受信した場合、原稿に付与された小型の記憶媒体に基づきモノクロ画像をカラー画像として印刷する技術が開示されている。しかし、モノクロ画像から色を推測する技術ではない。
特開2000−222673号公報 特開2005−111852号公報
例えばマンセル表色系では、色相、明度、彩度の3属性に基づいて色は表現されるが、モノクロ画像や夜間に撮影されたカラー画像には、色相、彩度の情報が十分に含まれない。従って、従来技術では、モノクロ画像や夜間に撮影されたカラー画像の場合には、色を推測することはできない。
従って、本発明の目的は、画像の色を推測するための技術を提供することである。
本発明の第1の態様に係る色抽出方法は、画像に含まれ且つ色抽出の対象である色抽出領域における輝度を算出し、記憶装置に格納する輝度算出ステップと、色名と当該色名に対応する輝度とを格納している輝度データベースを参照し、記憶装置に格納された、色抽出領域における輝度を主たる判断要素として用いて、色抽出領域における色名を抽出する色名抽出ステップとを含む。
このようにすれば、例えばモノクロ画像や色相、彩度の情報が十分に含まれない画像(例えば、夜間に撮影されたカラー画像)であっても、色を推測することができる。また、車両画像の場合、モノクロ画像や夜間に撮影されたカラー画像から車体色を推測できるので、夜間においても車体色による検索車両の絞り込みを行うことができる。車両の場合には、車体色の数は有限であるため、輝度データベースを実態にあわせて構成すれば、より適切に車体色を抽出することができる。
また、上記輝度算出ステップが、画像の撮影日時及び撮影場所の情報を受信した場合、撮影日時及び撮影場所の情報に基づき、太陽高度を算出するステップと、太陽高度と輝度の補正量とを格納している輝度補正データベースから、算出した太陽高度に対応する輝度の補正量を読み出し、色抽出領域における輝度と輝度の補正量とに基づき、色抽出領域における輝度の取り得る範囲を算出するステップとを含むようにしてもよい。そして、色名抽出ステップにおいて、輝度データベースを参照し、上記範囲内において色抽出領域における色名を抽出するようにしてもよい。
このようにすれば、太陽高度を考慮した、輝度の取り得る範囲が算出され、輝度の取り得る範囲内において色名を抽出するので、本来の色を漏れなく抽出することができる。例えば、夜間は太陽光がないため、画像の輝度は本来よりも低い可能性があり、昼間は太陽光の影響により、画像の輝度は本来よりも高い可能性がある。また、早朝や夕暮れ時も太陽光の影響により、画像における輝度が本来と異なる場合がある。このように、太陽光の影響より、画像の輝度が本来と異なる場合であっても、本来の色を抽出することができる。
さらに、画像が、車両を撮影した画像の場合もある。そして、車両を撮影した画像から車両のボンネット領域を抽出するステップをさらに含むようにしてもよい。例えば、車両画像の場合に、ボンネット領域を色抽出領域とすることで、車両部分の輝度をより正確に抽出することができる。
本発明の第2の態様に係る色抽出方法は、モノクロ画像又は輝度以外の色成分が所定レベル以下であるカラー画像に含まれ、且つ色抽出の対象である色抽出領域における輝度を算出し、記憶装置に格納する輝度算出ステップと、色名と当該色名に対応する輝度とを格納している輝度データベースを参照し、記憶装置に格納された、色抽出領域における輝度に対応する色名を抽出する色名抽出ステップとを含む。このように、モノクロ画像や輝度以外の色成分(例えば、色相や彩度)が所定レベル以下のカラー画像であっても、色を推測することができる。
本発明の第3の態様に係る色抽出方法は、画像に含まれ且つ色抽出の対象である色抽出領域における輝度を算出し、記憶装置に格納する輝度算出ステップと、色名と当該色名に対応する輝度とを格納している輝度データベースを参照し、記憶装置に格納された、色抽出領域における輝度のみから色抽出領域における色名を抽出する色名抽出ステップとを含む。このように、輝度のみから画像の色を推測することができる。
なお、本発明に係る色抽出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム概要図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図3は、輝度DBに格納されるデータの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図5は、車両画像の一例を示す図である。 図6は、ボンネット領域抽出処理を説明するための図である。 図7は、ボンネット領域抽出処理を説明するための図である。 図8は、ボンネット領域抽出処理を説明するための図である。 図9は、ボンネット領域抽出処理を説明するための図である。 図10は、ボンネット領域抽出処理を説明するための図である。 図11は、輝度補正DBに格納されるデータの一例を示す図である。 図12は、色名を抽出する処理を説明するための図である。 図13は、コンピュータの機能ブロック図である。
図1に本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示す。ネットワーク1には、カメラ3と、端末5と、本実施の形態における主要な処理を実施する色抽出装置7とが接続されている。カメラ3は、道路に設置されており、通行車両を自動的に撮影するようになっている。なお、カメラ3の設置数及び設置場所は任意である。端末5は、色抽出装置7を利用するユーザにより操作され、例えば、後に説明する輝度DB72にデータを登録するために用いられる。
色抽出装置7は、色名とRGB値とを含む車体色データを受信し、RGB値から輝度を算出する車体色データ受信部71と、車体色データ受信部71が受信した車体色データと算出した輝度とを格納する輝度DB72と、カメラ3からの画像データを受信する画像データ受信部73と、画像データ受信部73が受信した画像データを格納する画像データ格納部74と、輝度の補正量を格納する輝度補正DB75と、画像データ格納部74に格納された画像データから車両のボンネット領域を抽出するボンネット領域抽出部76と、ボンネット領域抽出部76により抽出された車両のボンネット領域の情報と輝度補正DB75に格納されたデータとに基づき車両のボンネット領域における輝度を算出する輝度算出部77と、輝度算出部77により算出された輝度と輝度DB72に格納されたデータとに基づき輝度に対応する色名を抽出する色名抽出部78と、色名抽出部78の抽出結果を格納する色名抽出結果格納部79と、色名抽出結果格納部79に格納された色名を出力する出力部80とを有する。
次に、図1に示したシステムの処理内容について図2乃至図12を用いて説明する。まず、図2及び図3を用いて、輝度DB72にデータを登録する処理について説明する。色抽出装置7を利用するユーザは、端末5に色抽出装置7へ車体色データを送信させる。車体色データ受信部71は、色名とRGB値とを含む車体色データを端末5から受信する(図2:ステップS1)。車体色データ受信部71は、受信したRGB値からYCbCr(Y:輝度、Cb:色差、Cr:色差)値を算出する(ステップS3)。例えば以下の式を用いて、YCbCr値を算出する。
Y = 0.29900*R+0.58700*G+0.11400*B (1)
Cb = −0.16874*R−0.33126*G+0.50000*B (2)
Cr = 0.50000*R−0.41869*G−0.08131*B (3)
ここで、各値の値域は、0≦R≦255、0≦G≦255、0≦B≦255、0≦Y≦255、−128≦Cb≦127、−128≦Cr≦127とする。なお、RGB値からYCbCr値を算出する式は、(1)乃至(3)式に限られるものではなく、他の式を用いてYCbCr値を算出してもよい。
車体色データ受信部71は、色名、RGB値及びYCbCr値を輝度DB72に格納する(ステップS5)。輝度DB72に格納されるデータの一例を図3に示す。図3の例では、車体色と、R(赤)と、G(緑)と、B(青)と、Y(輝度)と、Cb(色差)と、Cr(色差)とが各色について格納されるようになっている。図3の例では、黒色については、R(赤)=0、G(緑)=0、B(青)=0、Y(輝度)=0.0、Cb(色差)=0.0、Cr(色差)=0.0となっている。また、青色については、R(赤)=0、G(緑)=0、B(青)=255、Y(輝度)=29.1、Cb(色差)=127.0、Cr(色差)=−20.7となっている。紫色については、R(赤)=128、G(緑)=0、B(青)=128、Y(輝度)=52.9、Cb(色差)=42.4、Cr(色差)=53.6となっている。深緑色については、R(赤)=0、G(緑)=86、B(青)=56、Y(輝度)=56.9、Cb(色差)=−0.5、Cr(色差)=−40.6となっている。瑠璃色については、R(赤)=0、G(緑)=81、B(青)=154、Y(輝度)=65.1、Cb(色差)=50.2、Cr(色差)=−46.4となっている。赤色については、R(赤)=255、G(緑)=0、B(青)=0、Y(輝度)=76.2、Cb(色差)=−43.0、Cr(色差)=127.0となっている。緑色については、R(赤)=0、G(緑)=255、B(青)=0、Y(輝度)=149.7、Cb(色差)=−84.5、Cr(色差)=−106.8となっている。黄色については、R(赤)=255、G(緑)=255、B(青)=0、Y(輝度)=225.9、Cb(色差)=−127.5、Cr(色差)=20.7となっている。白色については、R(赤)=255、G(緑)=255、B(青)=255、Y(輝度)=255.0、Cb(色差)=0.0、Cr(色差)=0.0となっている。なお、図3の例では、9色のデータが格納されているが、車体色の種類としては、国産車で160色、輸入車で150色程度存在しており、計310色程度のデータが輝度DB72に格納される場合もある。
次に、図4乃至12を用いて、車両画像から車体色を推測する処理について説明する。まず、画像データ受信部73は、カメラ3からの画像データを受信し、画像データ格納部74に格納する(図4:ステップS11)。画像データには、カメラ3により撮影された車両画像が含まれる。なお、画像データには、撮影日時及び撮影場所などの撮影条件情報が含まれる場合もある。撮影条件情報は、後で説明するが、太陽高度を算出する際に用いられる。車両画像の一例を図5に示す。
ボンネット領域抽出部76は、画像データ格納部74から車両画像を読み出し、ボンネット領域抽出処理を実施する(ステップS13)。なお、本実施の形態では、ボンネット領域を色抽出領域として、車体色を推測するものとする。図6乃至図10を用いて、ボンネット領域抽出処理について説明する。まず、ボンネット領域抽出部76は、背景のみを撮影した背景画像と車両画像とを比較する。そして、図6に示すように、車両部分100を特定する。なお、背景画像については、カメラ3によって予め撮影され、色抽出装置7の記憶装置に格納されているものとする。
次に、ボンネット領域抽出部76は、エッジを検出するために、車両部分100の数箇所を縦方向に走査する。車両部分100を縦方向に走査する例を図7に示す。図7の例では、車両部分100の3箇所を縦方向に走査しており、天井とフロントガラスとの境、フロントガラスとボンネットとの境、ボンネットとフロントグリルとの境においてエッジを検出している。なお、フロントグリル及びフロントグリルより下方のエッジは利用しないため、フロントグリル及びフロントグリルより下方のエッジは考慮しない。
ボンネット領域抽出部76は、検出されたエッジに基づき、車両部分100をいくつかの領域に分割する。車両部分100が分割された例を図8に示す。図8の例では、車両部分100は、領域1001、領域1002、領域1003、領域1004に分割されている。そして、ボンネット領域抽出部76は、所定のルールと分割された各領域の縦方向の長さの比率とに基づき、各領域が車両のいずれの部分に相当するか推定する。所定のルールとは、例えば、領域の縦方向の長さの比率が1:1:1となる、連続する3つの領域が存在する場合、3つの領域は上からフロントガラス、ボンネット、フロントグリルと推定するというものである。図8の例では、領域1001、領域1002、領域1003、領域1004の比率は、1:3:3:3となっており、上記のような所定のルールに基づいて領域1002はフロントガラス、領域1003はボンネット、領域1004はフロントグリルと推定される。そして、領域1001は、フロントガラス(領域1002)の上方であるため、天井と推定される。このようにして、車両画像からボンネット領域が抽出される。なお、上記のような所定のルールは一例であって、これに限られるものではない。また、ボンネット領域抽出処理自体は、本実施の形態における主要部ではなく、例えば日本国の特願2006−146775(2006年05月26日出願)及びその対応外国出願に開示されており、本願はその内容を取り込む。
また、例えば、夜間の車両はヘッドライトを点灯しているので、車両のヘッドライトを基にボンネット領域を抽出するようにしてもよい。図9及び図10を用いて、車両のヘッドライト基づく、ボンネット領域抽出処理を説明する。まず、ボンネット領域抽出部76は、車両のヘッドライトを特定するために、所定の閾値(例えば、輝度=128)で車両画像の2値化を実施する。このように、2値化を実施することで、車両や路面の反射光等を除去し、ヘッドライト候補領域として発光体等の輝度の高い部分のみを抽出することができる。そして、抽出されたヘッドライト候補領域のうち、所定の条件を満たす領域をヘッドライト領域として特定する。所定の条件とは、例えば、左右の間隔等である。図9に示すように、車両画像において、ヘッドライト領域として領域1011が特定される。なお、車両画像からヘッドライト領域を抽出する技術は周知であるので、これ以上述べない。
そして、ヘッドライト領域の上方の領域をボンネット領域として抽出する。一般的に、ボンネットはヘッドライトの上方に位置し、ボンネットの幅はヘッドライトと同じ幅である。従って、図10に示すように、領域1011の位置及び幅の情報に基づき、領域1012がボンネット領域として抽出される。なお、ボンネット領域抽出処理は、上記のような処理に限られるものではなく、他の方法を用いてボンネット領域を抽出してもよい。
図4の説明に戻って、輝度算出部77は、抽出されたボンネット領域の輝度を算出し、例えばメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS15)。ここでは、例えばボンネット領域の輝度の平均値を算出し、ボンネット領域の輝度とする。但し、最頻値を用いるなど、他の統計量を採用するようにしてもよい。そして、輝度算出部77は、画像データに撮影条件情報が含まれるか判定する(ステップS17)。もし、画像データに撮影条件情報が含まれる場合(ステップS17:Yesルート)、輝度算出部77は、撮影条件情報に基づき、太陽高度を算出し、記憶装置に格納する(ステップS19)。例えば、以下の式を用いて、太陽高度αを算出する。
α=arcsin{sin(φ)cos(δ)
+cos(φ)cos(δ)cos(h)} (4)
(4)式において、φは緯度、δは太陽赤緯、hは時角を表している。緯度φ、太陽赤緯δ、時角hは、以下のとおりである。
δ=0.006918
−0.399912cos(θo)
+0.070257sin(θo)
−0.006758cos(2θo)
+0.000907sin(2θo)
−0.002697cos(3θo)
+0.001480sin(3θo) (5)
h=(JST−12)π/12+標準子午線からの経度差+Eq (6)
Eq=0.000075
+0.001868cos(θo)
−0.032077sin(θo)
−0.014615cos(2θo)
−0.040849sin(2θo) (7)
θo=2π(dn−1)/365 (8)
Eqは均時差、θoは元旦からの通し日数dnに基づいて定めた定数を表している。また、(6)式において、JSTは日本標準時間を表している。なお、太陽高度を算出する式は、(4)乃至(8)式に限られるものではなく、他の式を用いて太陽高度を算出してもよい。太陽高度算出処理自体は、本実施の形態における主要部ではなく、例えば日本国の特願2005−317795(2005年10月31日出願)及びその対応外国出願に開示されており、本願はその内容を取り込む。
次に、輝度算出部77は、輝度補正DB75から太陽高度に対応する補正量を取得する(ステップS21)。輝度補正DB75に格納されるデータの一例を図11に示す。図11の例では、太陽高度の列と、補正量(下限)の列と、補正量(上限)の列とを含む。補正量(下限)は、輝度範囲の下限を算出するために用いる値であり、補正量(上限)は、輝度範囲の上限を算出するために用いる値である。輝度範囲の算出については、後で説明する。また、図11の例では、太陽高度によって、補正量が変化するようになっている。例えば、太陽高度が15以上の場合は、昼間に相当し、太陽光の影響を受けるため、車両画像における輝度は、車両の本来の輝度より高くなっている可能性がある。また、太陽高度が負値の場合は、夜間に相当し、太陽光がないため、車両画像における輝度は、車両の本来の輝度より低くなっている可能性がある。さらに、太陽高度が0〜15の場合は、早朝又は薄暮に相当し、昼間ほどではないが、太陽光の影響を受けている可能性がある。このため、太陽高度によって、補正量を変化させ、車両の本来の輝度が輝度範囲から漏れないようにする。そして、処理はステップS25の処理に移行する。
一方、画像データに撮影条件情報が含まれない場合(ステップS17:Noルート)、輝度算出部77は、輝度補正DB75から補正量を取得する(ステップS23)。ステップS23では、画像データに撮影条件情報が含まれず、太陽高度を算出することができないため、「撮影条件情報なし」の行の補正量を取得する。そして、処理はステップS25の処理に移行する。
輝度算出部77は、算出したボンネット領域の輝度と、輝度補正DB75から取得した補正量とに基づき、輝度範囲を算出し、記憶装置に格納する(ステップS25)。輝度範囲は、輝度+補正量(下限)から輝度+補正量(上限)までの範囲となる。例えば、ボンネット領域の輝度が60、太陽高度が−10である場合について説明する。なお、輝度補正DB75に格納されるデータは、図11で示したデータとする。図11の例では、太陽高度が−10の場合、補正量(下限)は−5、補正量(上限)は20となる。従って、輝度範囲の下限は60−5=55、輝度範囲の上限は60+20=80となり、輝度範囲は55から80までとなる。
次に、色名抽出部78は、記憶装置に格納された輝度範囲を読み出し、輝度DB72を参照し、輝度範囲に対応する1以上の色名を抽出し、色名抽出結果格納部79に格納する(ステップS27)。例えば、輝度DB72に格納されるデータが図3で示したデータとすると、輝度範囲が55から80までの場合には、深緑(Y=56.9)、瑠璃色(Y=65.1)、赤(Y=76.2)の三色が抽出される。また、図12は、図3で示したデータをグラフ形式で表した図である。図12では、X軸は車体色、Y軸は輝度となっている。図12における折れ線1201は、各色における輝度の点を結んだ線である。また、網掛け部分1202は、輝度範囲(輝度:55〜80)を示している。そして、図12における矢印1203は、折れ線1201と輝度範囲の下限とが交差する点から、折れ線1201と輝度範囲の上限とが交差する点までの車体色(X軸)の範囲を示している。従って、輝度範囲が55から80までの場合には、矢印1203の範囲内の車体色(深緑、瑠璃色、赤)が抽出されることになる。
次に、出力部80は、色名抽出結果格納部79に格納された抽出結果を出力する(ステップS29)。例えば、色名抽出結果格納部79に格納された色名を表示装置等に表示する。また、マンセル表色系などに基づき、色名に対応する色を表示するようにしてもよい。さらに、出力部80が色名抽出結果格納部79に格納された抽出結果を端末5に送信し、端末5の表示装置等に表示するようにしてもよい。また、色名を使用して処理を行う他の装置に、抽出結果を出力するようにしてもよい。
また、輝度以外の色成分(例えば、色相や彩度)の情報が使用可能レベルである場合、抽出した色名をさらに絞り込むようにしてもよい。
以上述べたように、本実施の形態によれば、モノクロ画像や色相、彩度の情報が十分に含まれない画像(例えば、夜間に撮影されたカラー画像)であっても、色を推測することができる。例えば、車両画像の場合、夜間でも車体色によって検索車両を絞り込むことができるようになり、他の要素(例えば、車両の登録番号)と併せて検索車両を絞り込むこともできる。また、例えば、刑事捜査においては、1台を特定できなくとも数万件の中から100件程度に絞り込めるだけでも十分な効果を奏する。
以上本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両画像に限らず、他の画像についても適用可能である。また、図1に示した色抽出装置7の機能ブロック図は、一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するわけではない。
また、図11に示した輝度補正DB75に格納されるデータは一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。例えば、太陽高度の区分けをより細かくしてもよいし、天候によって補正量が変化するようにしてもよい。
なお、端末5、色抽出装置7については、図13のようなコンピュータ装置であって、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。

Claims (4)

  1. 画像中の所定領域の色名を推測する色名推測装置であって、
    色名とRGB値とを受け、当該RGB値から輝度を算出し、当該輝度と当該色名とを関連付けて記憶手段に記憶させる手段と、
    前記画像中の所定領域のRGB値から輝度を算出する輝度算出手段と、
    前記輝度算出手段において算出された前記輝度に対応する色名を、前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段において抽出された前記色名を、前記所定領域の色名として出力する手段と、
    を有する色名推測装置。
  2. 前記輝度算出手段が、
    前記画像の撮影日時及び撮影場所の情報を受信した場合、前記撮影日時及び撮影場所の情報に基づき、太陽高度を算出する手段と、
    前記太陽高度と輝度の補正量とを記憶している輝度補正データベースから、算出した前記太陽高度に対応する前記輝度の補正量を読み出し、前記所定領域における輝度と前記輝度の補正量とに基づき、前記所定領域における輝度の取り得る範囲を算出する手段と、
    を有し、
    前記抽出手段が、
    前記輝度の取り得る範囲に対応する色名を抽出する
    ことを特徴とする請求項1記載の色名推測装置。
  3. 色名とRGB値とを受け、当該RGB値から輝度を算出し、当該輝度と当該色名とを関連付けて記憶手段に記憶させる手段と、
    画像中の所定領域のRGB値から輝度を算出する輝度算出手段と、
    前記輝度算出手段において算出された前記輝度に対応する色名を、前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段において抽出された前記色名を、前記所定領域の色名として出力する手段と、
    をコンピュータに実現させるための色名推測プログラム。
  4. 前記輝度算出手段が、
    前記画像の撮影日時及び撮影場所の情報を受信した場合、前記撮影日時及び撮影場所の情報に基づき、太陽高度を算出する手段と、
    前記太陽高度と輝度の補正量とを記憶している輝度補正データベースから、算出した前記太陽高度に対応する前記輝度の補正量を読み出し、前記所定領域における輝度と前記輝度の補正量とに基づき、前記所定領域における輝度の取り得る範囲を算出する手段と、
    を有し、
    前記抽出手段が、
    前記輝度の取り得る範囲に対応する色名を抽出する
    ことを特徴とする請求項3記載の色名推測プログラム。
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