JP4640642B2 - 抜針検知装置 - Google Patents
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Description
また従来、光ファイバを用いた液体検知装置も知られている(特許文献2)。この装置は、2本の光ファイバの途中を溶融結合させておき、一方の光ファイバから他方の光ファイバへ光を伝播できるようにしておく。そして上記溶融部分が乾燥しているか(空気中にあるか)、液中にあるかで光の伝搬量が変化することを検出することにより、液体の有無を検出できるようにしたものである。
他方、後者の装置においては、2本の光ファイバの途中を溶融結合させてその結合部分をセンサとして用いるので、検出部分からは4本の光ファイバが伸びることになり、患者への取り付けや4本の光ファイバの取り回しが煩雑になるという欠点がある。
本発明はそのような事情に鑑み、1本の光ファイバで液体の有無を検査可能として、感電の虞のない、小型で取り回しの容易な抜針検知装置を提供するものである。
上記光ファイバの先端部がカバー部材に取り付けられるとともに、上記送液チューブがチューブ支持部を介して該カバー部材に取り付けられ、上記針はカバー部材の外部に露出可能となっているとともに、自然状態ではチューブ支持部の弾性力によりカバー部材の内部に収容されて上記光ファイバの先端部にほぼ向かい合うように配置され、針から噴出する液体が光ファイバの先端部端面に付着し得るようになっており、上記光ファイバの先端部端面への液体の付着の有無による反射光量の変化に基づいて該液体の有無を検出し、これにより人体からの針抜けの有無を検出することを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、検査光を発光する検査光源と、この検査光源からの検査光が内部に入射されるとともに該検査光を先端部端面から外部に出射する光ファイバと、この光ファイバの上記先端部端面から光ファイバの内部に向けて反射された反射光を受光する受光手段と、この受光手段で受光した反射光の光量を検出する検出手段とを備え、
上記光ファイバの先端部を送液チューブに沿って配置するとともに、送液チューブの針が穿刺された人体の穿刺部近傍に配置し、かつ光ファイバの先端部端面を針の先端より所要距離だけ後退させて配置し、上記光ファイバの先端部端面への液体の付着の有無による反射光量の変化に基づいて該液体の有無を検出し、これにより人体からの針抜けの有無を検出することを特徴とするものである。
したがって、光ファイバは1本あればよいので、光ファイバを4本必要とした従来装置に比較して小型で、かつ取り回しの容易な抜針検知装置を提供することができる。また、液体の有無の検出のために微弱電流を用いていないので、感電の虞もない。
図2に示すように、上記光ファイバ3は従来周知のように中心部のファイバコア3Aと該ファイバコア3Aの周囲を覆うグラッド3Bとを備えており、光ファイバ3の内部に入射されたレーザ光aは、該光ファイバ3のファイバコア3Aの内部を案内されてその先端部3bの端面から外部に出射されるようになっている。
このとき、上記先端部3bの端面から外部に出射されるレーザ光aの一部は該先端部3bの端面によってファイバコア3Aの内部に向けて反射されるようになる。そしてこの反射光a’は、図1に示すように、該光ファイバ3の内部を案内されてその末端部3aから外部に出射され、この末端部3aとレーザ発振器1との間に設けた上記光分岐素子2によって反射されて受光手段4で受光されるようになる。
そして上記受光手段4からの信号は検出手段5に入力され、この検出手段5によって受光手段4で受光した反射光の光量が検出されるようになっている。
なお、上記レーザ発振器1、光分岐素子2、光ファイバー3の末端部3aおよび受光手段4は、図示しないケーシング内に一体的に収容固定されている。
したがって、上記光ファイバの先端部3bの端面への液体の付着の有無による反射光量の変化を上記検出手段5によって検出すれば、液体の有無を検出することができるようになる。
本実施例では、上記光ファイバ3の先端部3bは、ファイバ保持部11を介してカバー部材12のカップ状部13に取り付けてある。
上記カップ状部13は、図1、図3に示すように、透明で弾性を有する材料によって楕円形状のカップ状に形成してあり、該カップ状部13の周囲に弾性を有する平板状の基部14を連設してある。そして該基部14の上記カップ状部13とは反対側に弾性を有するチューブ支持部15を一体に連設してあり、このチューブ支持部15に、先端部に針16を備えた送液チューブ17が取り付けられている。
上記チューブ17は、例えば血液透析装置の静脈側チューブであって、上記針16は人体18(図4)に穿刺されて、血液透析装置を通過してチューブ17に送出された血液を人体18に戻すことができるようになっている。
そして上記チューブ17の先端部にはフランジ19が設けられ、このフランジ19はチューブ支持部15のカップ状部13側の端面に当接されて、チューブ17がチューブ支持部15から抜け出ることがないようにしてある。
この状態では、上記針16の先端部はカップ状部13の内部に収容されて上記光ファイバ3の先端部3bにほぼ向かい合うようになっており、この状態で上記チューブ17からの血液が針16の先端部から噴出された際には、該血液が光ファイバ3の先端部3bの端面に付着し得るようになっている。
そして上記針16の先端部は、図4に示すように、チューブ支持部15やカバー部材12の弾性に抗してチューブ17を揺動させた際に、カバー部材12の外部に露出させることができるようになっており、この状態で針16を人体18に穿刺することができるようになっている。
そして針16を人体18に穿刺したら、図4に示すように、ガーゼ付きテープ21で針16を人体18に固定するとともに、複数のテープ22でチューブ17を人体18に固定する。次に、カバー部材12の基部14を人体に密着させて該基部14をテープ22で人体に固定すれば、該カバー部材12のカップ状部13で針16および上記光ファイバ3の先端部3bをその内部に収容した状態で覆わせることができ、これによって光ファイバ3の先端部3bを針16が穿刺された人体18の穿刺部近傍に配置させている。
この状態から、万一、チューブ17が引っ張られたりカバー部材12が人体18から引き剥がされて針16が人体18から抜針された際には、図1に示すように、針16の先端部はチューブ支持部15やカバー部材12の弾性によって光ファイバ3の先端部3bにほぼ向かい合うようになるので、針16の先端部から噴出された血液が光ファイバ3の先端部3bの端面に付着し易くなる。
そして血液が光ファイバ3の先端部3bの端面に付着すれば、前述したようにその先端部3bの端面の反射率が変化して反射光量が変化するので、上記検出手段5はその変化から抜針を検出して警報を発するようになる。
特に、上記チューブ17が血液を体内に戻す静脈側チューブの場合には、人体から針16が抜けると血液ポンプから送られる血液が針16から大量に噴出し、カップ状部13の内面ではね返って光ファイバ3の先端部3bを覆うため、即座に警報を発することができる。また、カバー部材12が剥がされずにその内部で針16が抜け出るなどして血液が漏れだした場合でも、カップ状部13の内部が血液で満たされて光ファイバ3の先端部3bを覆うため、やはり即座に警報を発することができる。
上記光ファイバ3の先端部3bの端面は、上記チューブ17の先端部に設けた針16の先端部よりも、予め定めた所要距離δだけ後退させて根元側に配置し、それによって針16の先端部を人体18に穿刺することができるようにして、光ファイバ3の先端部3bを針16が穿刺された人体18の穿刺部近傍に配置させている。
そして針16の先端部を人体18に穿刺した際には、ガーゼ付きテープ21で針16を人体18に固定するとともに該針16をガーゼで覆わせ、さらに複数のテープ22でチューブ17を人体18に固定することができる。
本実施例においては、針16が人体18から抜針された際には、針16の先端部から噴出された血液はガーゼ付きテープ21のガーゼに付着されて吸収されるようになり、このガーゼに付着された血液が光ファイバ3の先端部3bの端面に付着すると、警報が発せられるようになる。
このとき上述したように、上記チューブ17が血液を体内に戻す静脈側チューブの場合には、人体から針16が抜けると血液ポンプから送られる血液が針16から大量に噴出するので、ガーゼが直ちに血液で満たされて光ファイバ3の先端部3bを覆うため、やはり即座に警報を発することができる。
3 光ファイバ 3a 末端部
3b 先端部 4 受光手段
5 検出手段 11 ファイバ保持部
12 カバー部材 13 カップ状部
14 基部 15 チューブ支持部
16 針 17 チューブ
Claims (3)
- 検査光を発光する検査光源と、この検査光源からの検査光が内部に入射されるとともに該検査光を先端部端面から外部に出射する光ファイバと、この光ファイバの上記先端部端面から光ファイバの内部に向けて反射された反射光を受光する受光手段と、この受光手段で受光した反射光の光量を検出する検出手段と、上記光ファイバの先端部と送液チューブの針が穿刺された人体の穿刺部とを覆うカバー部材とを備え、
上記光ファイバの先端部がカバー部材に取り付けられるとともに、上記送液チューブがチューブ支持部を介して該カバー部材に取り付けられ、上記針はカバー部材の外部に露出可能となっているとともに、自然状態ではチューブ支持部の弾性力によりカバー部材の内部に収容されて上記光ファイバの先端部にほぼ向かい合うように配置され、針から噴出する液体が光ファイバの先端部端面に付着し得るようになっており、上記光ファイバの先端部端面への液体の付着の有無による反射光量の変化に基づいて該液体の有無を検出し、これにより人体からの針抜けの有無を検出することを特徴とする抜針検知装置。 - 検査光を発光する検査光源と、この検査光源からの検査光が内部に入射されるとともに該検査光を先端部端面から外部に出射する光ファイバと、この光ファイバの上記先端部端面から光ファイバの内部に向けて反射された反射光を受光する受光手段と、この受光手段で受光した反射光の光量を検出する検出手段とを備え、
上記光ファイバの先端部を送液チューブに沿って配置するとともに、送液チューブの針が穿刺された人体の穿刺部近傍に配置し、かつ光ファイバの先端部端面を針の先端より所要距離だけ後退させて配置し、上記光ファイバの先端部端面への液体の付着の有無による反射光量の変化に基づいて該液体の有無を検出し、これにより人体からの針抜けの有無を検出することを特徴とする抜針検知装置。 - 上記検査光源と光ファイバの末端部との間に光分岐素子が設けられ、検査光源からの検査光は光分岐素子を介して光ファイバの末端部からその内部に入射されるとともに、光ファイバの末端部から出射された反射光は光分岐素子で分岐されて受光手段で受光されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の抜針検知装置。
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- 2005-10-12 JP JP2005297261A patent/JP4640642B2/ja active Active
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