JP4638623B2 - Chair - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座受部材に対して傾動可能に支持された背支桿を備えた椅子に関する。さらに詳しくは、本発明は背支桿の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に示すように、座受部材100と、該座受部材100に対して揺動可能に支持される背支桿101と、背支桿101を初期位置に復帰させるよう付勢するガススプリング102とを備えた椅子103が普及している。この種の椅子103では、背支桿101が座受部材100の左右に別個に設けられることがある。各背支桿101の前端部は、座受部材100に回転軸104により回転可能に支持されている。各背支桿101を座受部材100に組み付けるときは、回転軸104を背支桿101の側方から挿入して、座受部材100と背支桿101,101とを貫通させる。そして、回転軸104の抜け止めを図るために、回転軸104の両端部にEリング等を装着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した背支桿101の組み付け構造では、左右の背支桿101,101が別個の部材であるので、各背支桿101,101同士の剛性が低い。このため、着座者が背凭れに斜めに荷重を掛けたりして背支桿101に捻れ力が作用したときに、背支桿101が捩れてしまうおそれがある。
【0004】
また、椅子の組立時に背支桿101と回転軸104とが別部材であるので、座受部材100および背支桿101の側方から回転軸104を挿入してEリング等で止めつけるという煩雑な組立作業を要してしまう。しかも、Eリングによる止め付けに限らず回転軸104を取り外す分解作業は困難であるので、一般家庭などでは椅子103の分解作業は不可能に近い。よって、椅子103の廃棄時の分別作業の妨げになってしまう。
【0005】
そこで、本発明は背支桿の捻れを防止すると共に組立性や分解性を高めることができる椅子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、座受部材に対して傾動可能に支持された背支桿を備えた椅子において、前記座受部材に形成されると共に前記背支桿の回転軸を着脱可能な背支桿収容部と、前記回転軸を前記背支桿収容部に収容したまま保持するカバーとを備え、背支桿は椅子に組み付ける前に枠状に一体化されたものであり且つ前記回転軸を枠の一部として成るものであり、前記背支桿収容部は上方に開口する縦溝からなるようにしている。
【0007】
したがって、背支桿がトラス構造になることから、従来のように1本の単なる棒状の背支桿を使用する場合や左右別々の2本の背支桿を利用する場合に比べて、背支桿の特に捻れに対する剛性を高めることができる。このため、例えば着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けたときでも、背支桿が捩れてしまうことを抑制できる。
【0008】
また、背支桿は該背支桿の回転軸を枠の一部として成るようにしているので、従来のように背支桿とその回転軸とが一体化されていない場合に比べて、背支桿の揺動時の捻れ力に対する剛性を高めることができる。
【0009】
さらに、座受部材に形成されると共に背支桿の回転軸を着脱可能な背支桿収容部と、回転軸を背支桿収容部に収容したまま保持するカバーとを備えるようにしているので、従来のように座受部材と背支桿とに側方から回転軸を貫通させる作業が不要に成るので、椅子の組立作業を簡易化することができる。また、カバーを取り外すことにより座受部材から背支桿を取り外すことができるので、椅子の分解作業も簡易化することができる。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の椅子において、回転軸は背支桿の枠部材の取付孔に挿入された状態で枠部材に一体化されたものであり、回転軸の取付孔への取付部分と取付孔との各断面形状は、回転軸が枠部材に対して回転不能になる形状であるようにしている。
【0012】
したがって、回転軸と枠部材との一体化が万一外れたとしても、回転軸は枠部材に対して回転しないので背凭れの不測の動作を防止できる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の椅子において、背支桿を初期位置に復帰させるように付勢する反力付与機構と、座受部材に形成されると共に反力付与機構の支持軸を着脱可能な反力付与機構収容部を備え、反力付与機構収容部は上方に開口する縦溝からなるようにしている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の椅子において、背支桿収容部及び反力付与機構収容部に抑え部材を入れて回転軸および支持軸を保持するようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す一実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1〜図7に本発明の椅子1の実施形態の一例を示す。この椅子1は、図2〜図7に示すように座受部材2に対して傾動可能に支持された背支桿4を備えたものである。ここで、この椅子1は、座受部材2と、該座受部材2に前部が回転可能に支持される座3と、座受部材2に対して回転可能に支持される背支桿4と、背支桿4を初期位置に復帰させるよう付勢する反力付与機構5,6とを備えるものとしている。反力付与機構5,6としては、座受部材2の後部に設置された第1の反力付与機構5と、座受部材2の前部に設置された第2の反力付与機構6とを備えている。
【0014】
そして、背支桿4は、図1に示すように椅子1に組み付ける前に枠状に一体化されたものとしている。このため、1本の単なる棒状の背支桿4を使用する場合や左右別々の2本の背支桿4により背凭れを支持する場合に比べて、背支桿4の特に捻れに対する剛性を高めることができる。よって、例えば着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けたときでも、背支桿4が捩れてしまうことを抑制できる。
【0015】
また、この背支桿4は該背支桿4の回転軸7を枠の一部としている。このため、背支桿4の枠部材26と回転軸7とが一体化されていない場合に比べて、背支桿4の捻れ力に対する剛性を高めることができる。枠部材26と回転軸7とは溶接により一体化されている。
【0016】
そして、背支桿4は、左右に設けられた側枠部26と、側枠部26の前端部のを連結する回転軸7と、側枠部26の後端部を連結するよう一体化された後枠部27とを備えている。回転軸7は、背支桿4の枠部材26の取付孔29に挿入された状態で枠部材26に一体化されている。しかも、図8に示すように、回転軸7の取付孔29への取付部分31と取付孔29との各断面形状は、回転軸7が枠部材26に対して回転不能になる形状であるようにしている。このため、回転軸7と枠部材26との溶接が万一外れたとしても、回転軸7は枠部材26に対して回転しないので背凭れの不測の動作を防止できる。
【0017】
また、背支桿4は回転軸7に一体化された前側に突出する反力受け部28を備えている。この反力受け部28は第2の反力付与機構6からの反力を受ける。回転軸7は、反力受け部28の取付孔30に挿入された状態で反力受け部28に溶接により一体化されている。
【0018】
本実施形態では、回転軸7の各取付孔29,30への取付部分は、図8に示すように平たく潰されて外周面から突出した平部31とされている。また、各取付孔29,30は、真円部29a,30aと、該真円部29a,30aから互いに反対方向に外周側に突出する2つの回り止め部29b,30bとを備えている。そして、回転軸7の平部31の両側端が取付孔29,30の回り止め部29b,30bに収容されて、回転が防止されるようにしている。このため、回転軸7と側枠部26の溶接、あるいは回転軸7と反力受け部28の溶接が万一外れたとしても、反力受け部28と側枠部26とが空転してしまうことが無いので、第2の反力付与機構6からの反力が常に反力受け部28から背支桿4の全体に伝達される。
【0019】
また、この椅子1では、座受部材2に形成されると共に背支桿4の回転軸7を着脱可能な背支桿収容部43と、回転軸7を背支桿収容部43に収容したまま保持するカバー45とを備えている。このため、椅子1の組立時に座受部材2と背支桿4とに側方から回転軸7を貫通させて止め付ける作業が不要に成るので、椅子1の組立作業を簡易化することができる。また、カバー45を取り外すことにより座受部材2から背支桿4を取り外すことができるので、椅子1の分解作業も簡易化することができる。
【0020】
この座受部材2は、図9に示すように脚41に固定された本体部42と、該本体部42に形成されると共に背支桿4の回転軸7を着脱可能な背支桿収容部43と、本体部42に形成されると共に第1の反力付与機構5の支持軸8を着脱可能な反力付与機構収容部46と、回転軸7を背支桿収容部43に保持すると共に支持軸8を反力付与機構収容部46に保持するプラスチック製の抑え部材44と、該抑え部材44により回転軸7および支持軸8を保持したまま本体部42に被せられるカバー45とを備えている。背支桿収容部43および反力付与機構収容部46は、本体部42に形成された上方に開口する縦溝から成る。
【0021】
この座受部材2を組み立てるときは、本体部42の背支桿収容部43に背支桿4の回転軸7を挿入し、反力付与機構収容部46に第1の反力付与機構5の支持軸8を挿入する。そして、各収容部43,46に抑え部材44を入れて回転軸7および支持軸8を保持して、更にカバー45を被せて本体部42にボルト47でねじ止めする。このため、従来のように座受部材2と背支桿4とに側方から回転軸7や支持軸8を貫通させる作業が不要に成るので、椅子1の組立作業を簡易化することができる。また、ボルト47を取り外してカバー45を取り去ることにより座受部材2から背支桿4および第1の反力付与機構5を取り外すことができるので、椅子1の分解作業も簡易化することができる。しかも、図6に示すようにボルト47の頭が露出しているので、一般の使用者がそれを見たときにボルト47を外せば分解可能であると容易に判断できる。よって、椅子1の廃棄時に一般の使用者に自分で分解する気を起こさせて分解促進を図ることができる。
【0022】
また、座受部材2は、脚41の上部に設けられた昇降ガススプリング48の上端部に固定されている。座受部材2の本体部42は、脚41の上部に嵌合して座3を支持するためのガススプリング支持部49を有している。
【0023】
この昇降ガススプリング48は、図4および図5に示すように先端に突出する操作ピン50を傾斜させることにより全長が伸縮可能になるものを使用している。そして、この昇降ガススプリング48を操作するための操作機構51が設けられている。この操作機構51は、操作ピン50に被せられるキャップ部材52と、該キャップ部材52に連結されると共にキャップ部材52を操作ピン50の傾斜方向に引いて操作ピン50を傾斜させるワイヤ53とを備えている。このため、ワイヤ53が連結されたキャップ部材52を操作ピン50に嵌め付けるだけで昇降ガススプリング48の操作機構51を形成することができる。よって、従来のように昇降ガススプリング48のプッシュロッドを押し込むための操作アームを設ける必要が無く操作機構51の椅子1への組み付け作業を簡易化することができる。そして、ワイヤ53の先端には、該ワイヤ53を引っ張るための昇降操作レバー(図示せず)が取り付けられている。
【0024】
昇降操作レバーを操作してワイヤ53を引っ張ると操作ピン50が倒されるこれにより、昇降ガススプリング48の長さが可変になって、座3を昇降することができる。また、昇降操作レバーを解放してワイヤ53を引いていないときは、操作ピン50が復起して昇降ガススプリング48の長さを固定することができるので、座3の高さを固定することができる。
【0025】
一方、この椅子1では、座3の後部が第1の反力付与機構5に直接取り付けられて支持されるようにしている。したがって、従来のように座3の後部を背支桿4に直接支持させていた場合と同等の座3及び背凭れの傾動比を実現しながらも、座3の後部の支持位置を座3の後端部にまでずらすことができる。このため、座3の前後の支持点の間隔を十分に大きく採ることができるようになるので、座3と座受部材2との間の空間Sを十分に確保することができる。よって、可撓性の大きな座3を使用しても、座3が座受部材2に当たってしまうことを防止できる。しかも、座3と背凭れとが直接は連結されていないので、使用者が勢い良く着座したときに背凭れが一旦後傾してしまうことを抑制できる。このため、従来の座3と背支桿4が直接連結された椅子1のように背凭れが着座者の背中を叩くことを防止できる。
【0026】
背支桿4は、座受部材2の中央部付近に回転軸7により揺動可能に支持されている。第1の反力付与機構5は、前端が座受部材2の後端部に支持軸8により回転可能に支持されると共に、後端が背支桿4の一部に取付軸9により回転可能に取り付けられている。このため、これら座受部材2と背支桿4と第1の反力付与機構5とにより連鎖機構が形成されている。そして、第1の反力付与機構5の長さを変更することにより、背支桿4を傾動させて背凭れを傾動できると同時に、第1の反力付与機構5を傾動させて座3を傾動できる。
【0027】
そして、第1の反力付与機構5の反力源としてはガススプリング10を使用している。また、図2に示すように、ガススプリング10を最も伸ばしたときに、背支桿4が初期位置に位置するように設定する。さらに、図3に示すように、ガススプリング10を最も縮めたときに、背支桿4が最も傾斜した状態になるように設定する。このため、ガススプリング10により背支桿4を初期位置と最大傾斜位置とに各々位置決めできるので、背支桿4の揺動範囲を規制するストッパを形成する必要が無く、構造の複雑化を防止できる。
【0028】
このガススプリング10は、図4及び図5に示すようにロッド11の周囲からの作動オイル漏れを防止する二重のオイルシール12,13を備えたものとしている。このため、着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けてガススプリング10のロッド11に大きな捻れ力が作用した場合でも、オイルシール12,13とロッド11との隙間から作動オイルが漏れ出すことを抑制できる。また、特にこの椅子1では第1の反力付与機構5に伸縮方向以外から大きな荷重が作用するので、ロッド11の周囲から作動オイルが漏れ易くなる。しかしながら、二重のオイルシール12,13を備えているので、この漏れを効果的に防止することができる。
【0029】
このガススプリング10は、内ケーシング54および外ケーシング55を備えたいわゆる複筒式と呼ばれるものである。そして、内ケーシング54とロッド11との間には内側のオイルシール12が設けられると共に、外ケーシング55とロッド11との間には外側のオイルシール13が設けられている。
【0030】
さらに、このガススプリング10は伸縮をロック可能なロック機能を有するものとしている。このため、背凭れおよび座3を任意の傾斜角度で固定することができる。また、ここでのロック機能は、ガススプリング10のロッド11の中央に設けられたプッシュロッド14を押し込むことにより伸縮可能にすると共に、プッシュロッド14を解放することによりロックされるものとしている。
【0031】
この第1の反力付与機構5には、ガススプリング10のプッシュロッド14を押し込んだり解放したりする操作機構15が設けられている。この操作機構15は、ガススプリング10のロッド11の先端部に固定されると共に座受部材2の後端部に支持軸8により回転可能に支持された支持体16と、該支持体16に回転可能に設けられると共に回転によりガススプリング10のプッシュロッド14を押圧する操作アーム17と、操作アーム17に接続されたワイヤ18及び該ワイヤ18を摺動可能に収容するアウタケーシング19とを有している。アウタケーシング19は支持体16に固定される。
【0032】
そして、ワイヤ18の他端を操作レバー(図示せず)により引っ張って操作アーム17を回転させてプッシュロッド14を押し込むことにより、ガススプリング10が伸縮可能となり背支桿4および第1の反力付与機構5が傾動可能になる。よって、背支桿4に支持される背凭れと第1の反力付与機構5に支持される座3とがロッキング可能に成る。また、ワイヤ18を緩めてプッシュロッド14が飛び出すことによりガススプリング10の長さが固定されると、座受部材2と背支桿4とガススプリング10とが三角形の固定リンクを形成するので、背支桿4および第1の反力付与機構5がロックされる。よって、背凭れおよび座3が位置決めされる。
【0033】
座3の前部は、座受部材2の前部に前支持部材20を介して取り付けられている。この前支持部材20は、座受部材2の前部に形成された座支持孔21に前座支持軸22によって前後動可能かつ揺動可能に支持されている。前座支持軸22は前支持部材20に対して圧入により固定されている。また、座3の後部は、第1の反力付与機構5に後支持部材23を介して取り付けられている。この後支持部材23は、第1の反力付与機構5に固定された取付部材24に後支持軸25によって揺動可能に支持されている。よって、第1の反力付与機構5の後傾に伴って座3の後部が沈みながら後方に引かれると、座3の前部が揺動しながら後方に摺動する。これにより、背凭れ及び座3が連動してロッキング動作を行うことができる。
【0034】
座3は、プラスチック製の薄板状で可撓性を有するものとしている。このため、座3を一体成形により容易に形成することができると共に、高いクッション性を得ることができる。
【0035】
座受部材2の前端部と反力受け部28との間に設けられた第2の反力付与機構6は、圧縮コイルばね32と、該圧縮コイルばね32を座受部材2の前端部に回転可能に支持する前ばねマウント33と、圧縮コイルばね32を背支桿4に対して回転可能に支持する後ばねマウント34とを備えている。前ばねマウント33は座3の前部を支持する前座支持軸22に取り付けられている。また、後ばねマウント34は背支桿4の反力受け部28に取り付けられている。
【0036】
そして、この椅子1では、第2の反力付与機構6の後ばねマウント34を案内すると共に反力受け部28に形成された案内部35と、後ばねマウント34を案内部35に案内させて変位させることにより第2の反力付与機構6の座受部材2側の取付位置を中心に第2の反力付与機構6を回転させて反力を調整する調整部36とを備えている。
【0037】
案内部35は、背支桿4の回転中心である回転軸7からの放射線上に位置すると共に圧縮コイルばね32にほぼ直交する直線状の長孔から成るものとしている。調整部36は、案内部35に沿うと共に反力受け部28の取付孔40に回転可能に取り付けられた調整ねじ37と、該調整ねじ37に螺合すると共に後ばねマウント34が回転可能に取り付けられるスライダ38と、調整ねじ37を回転させるためのノブ39とを備えている。
【0038】
したがって、ノブ39を回転させると、調整ねじ37が回転してスライダ38が案内部35に沿って移動される。このため、スライダ38に取り付けられた圧縮コイルばね32の傾斜角度が変更される。このように調整部36の操作により第2の反力付与機構6の傾斜角度を変更すると、背支桿4の傾動に対する第2の反力付与機構6の伸縮量が変化される。これにより、背支桿4をある一定角度傾斜させるときに、第2の反力付与機構6の長手方向が第2の反力付与機構6を伸縮する外力の方向と同一である場合は伸縮量が最大となって反力が最大となるが、第2の反力付与機構6が傾動するにつれて伸縮量が小さくなり反力は減少する。
【0039】
ここで、本実施形態では案内部35を直線状にしているので、スライダ38を摺動させて第2の反力付与機構6の傾斜角度を変更したときに僅かに第2の反力付与機構6の長さが変更される。しかし、案内部35は第2の反力付与機構6にほぼ直交して設けられているので、第2の反力付与機構6の傾斜に伴う長さの変化はごく僅かである。このため、調整部36による調整時には第2の反力付与機構6は伸縮量を殆ど変えずに傾動されるので、背支桿4の反力調整をほぼ一定な軽い力で行うことができる。これにより、女性等の握力の弱い者であっても、反力調整の作業を容易に行うことができる。
【0040】
また、第2の反力付与機構6の傾斜角度にかかわらず、初圧は殆ど無い。このため、反力を大きくしたときでもスムーズにロッキング動作を行うことができるようになるので、従来のように初圧を変化させる反力付与機構のようにロッキングを開始するために大きな荷重が必要なものに比べて快適なロッキング動作を行うことができる。
【0041】
本実施形態では案内部35を直線状に形成しているので、スライダ38の調整ねじ37による移動方向と案内部35による案内方向とを一致させることができ、スライダ38を可動部の無い簡易な構造のものにできる。本実施形態では案内部35を直線状に形成しているが、これには限られず第2の反力付与機構6の回転中心を中心とする円弧形状にしても良い。この場合、調整ねじ37による移動方向と案内部35による案内方向とが一致しないので、スライダ38を調整ねじ37に螺合して摺動する部分と案内部35により案内される部分とに分けて、これらの部分が互いにスライダ38の移動方向に直交する方向のみに摺動可能なように係合させる。このように第2の反力付与機構6の回転中心を中心とする円弧形状の案内部35を用いれば、第2の反力付与機構6の傾斜に伴う長さの変化は無いので背支桿4の反力調整を一定な軽い力で行うことができる。
【0042】
上述した椅子1の動作を以下に説明する。
【0043】
図2に示すように第1の反力付与機構5が最も伸びきっているときは、背凭れおよび座3が初期位置に位置している。第1の反力付与機構5の操作機構15によりガススプリング10のロックを外した状態で着座者が背凭れに体重を掛けると、図3に示すように第1の反力付与機構5および第2の反力付与機構6を圧縮しながら背支桿4が後傾される。第1の反力付与機構5の後傾により、座3も後傾される。これにより、背凭れと座3とが連動して2つの反力付与機構5,6の反力を受けながらロッキング動作を行うことができる。
【0044】
このとき、着座者が背凭れに斜めに荷重を掛けても背支桿4が枠状で高い剛性を有しているので、背支桿4の捩れを防止することができる。
【0045】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、抑え部材44を使用して回転軸7および支持軸8を抑えているが、これには限られずカバー45により回転軸7および支持軸8を直接抑えるようにしても良い。
【0046】
また、本実施形態では、回転軸7を背支桿4の一部として一体化しているが、これには限られず回転軸7は背支桿4とは別体であっても良い。この場合、図1に示す回転軸7の代わりに他の枠材を使用して左右の枠部材26の前部同士を連結する。
【0047】
そして、本実施形態では、枠部材26と回転軸7とは溶接により一体化しているが、これには限られず接着や圧入による一体化でも良い。あるいは、これらを一体化しなくても良い。溶接等により一体化しなくても回転軸7と枠部材26とは形状により機械的に回り止めされるので、第2の反力付与機構6からの反力が常に反力受け部28から背支桿4の全体に伝達される。
【0048】
また、本実施形態では、カバー45を本体部42に対してボルト47でねじ止めして固定しているが、これには限られず係止爪を有する止めピンにより固定するようにしても良い。この場合も止めピンを外すだけで容易に椅子を分解することができる。あるいは、カバー45に係止爪を形成して本体部42に直接嵌め付けるようにしても良い。場合によっては、カバー45を本体部42に圧入や溶接によって固定するようにしても良い。このようにボルト47や止めピン等の別部材を使用しなければ、部品点数を少なくできる。
【0049】
さらに、本実施形態では、枠状の背支桿4をロッキング椅子に設けているが、これには限られず背凭れが固定された椅子の背支桿4として使用しても良い。この場合も、着座者が背凭れに斜めに荷重を掛けても、背支桿4が高い剛性で受けることができる。また、椅子1の種類は特に限定されず、事務用回転椅子や学習用ホームチェアなどの各種のものにすることができる。
【0050】
そして、本実施形態では、回転軸7の取付部分が平たく潰されて外周面から突出した平部31であると共に、取付孔29は真円部29aと、該真円部29aから互いに反対方向に外周側に突出する2つの回り止め部29bとを備えたものとしているが、これには限られない。例えば、回転軸7の取付部分と取付孔29との各断面形状を矩形や楕円形や多角形などにして、回転軸7の回り止めを図るようにしても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1記載の椅子によれば、背支桿は椅子に組み付ける前に枠状に一体化されたものであるので、背支桿がトラス構造になることから、従来のように1本の単なる棒状の背支桿を使用する場合や左右別々の2本の背支桿を利用する場合に比べて、背支桿の特に捻れに対する剛性を高めることができる。このため、例えば着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けたときでも、背支桿が捩れてしまうことを抑制できる。
【0052】
また、請求項1記載の椅子によれば、背支桿は該背支桿の回転軸を枠の一部として成るようにしているので、従来のように背支桿とその回転軸とが一体化されていない場合に比べて、背支桿の揺動時の捻れ力に対する剛性を高めることができる。
【0053】
さらに、請求項1記載の椅子によれば、座受部材に形成されると共に背支桿の回転軸を着脱可能な背支桿収容部と回転軸を背支桿収容部に収容したまま保持するカバーとを備えているので、従来のように座受部材と背支桿とに側方から回転軸を貫通させる作業が不要に成るので、椅子の組立作業を簡易化することができる。また、カバーを取り外すことにより座受部材から背支桿を取り外すことができるので、椅子の分解作業も簡易化することができる。
【0054】
また、請求項2記載の椅子によれば、回転軸が枠部材に対して回転不能になるので、回転軸と枠部材との一体化が万一外れたとしても、回転軸は枠部材に対して回転しないので背凭れの不測の動作を防止できる。
また、請求項3記載の椅子のように、背支桿を初期位置に復帰させるように付勢する反力付与機構と、座受部材に形成されると共に反力付与機構の支持軸を着脱可能な反力付与機構収容部を備え、反力付与機構収容部は上方に開口する縦溝からなるようにしても良い。
さらに、請求項4記載の椅子のように、背支桿収容部及び反力付与機構収容部に抑え部材を入れて回転軸および支持軸を保持するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子の背支桿を示す斜視図である。
【図2】座が初期位置にある椅子を示す側面図である。
【図3】座の最大傾斜時の椅子を示す側面図である。
【図4】座が初期位置にある椅子を示す中央縦断面側面図である。
【図5】座の最大傾斜時の椅子を示す中央縦断面側面図である。
【図6】座を取り外した椅子を示す平面図である。
【図7】座およびカバーを取り外した椅子を示す平面図である。
【図8】回転軸を示す斜視図である。
【図9】座受部材の分解組立図である。
【図10】従来の椅子を示す概略の斜視図である。
【符号の説明】
1 椅子
2 座受部材
4 背支桿
7 回転軸
26 枠部材
29 取付孔
43 収容部
45 カバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair provided with a back support rod supported to be tiltable with respect to a seat receiving member. More particularly, the present invention relates to the structure of a back support rod.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 10, a
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the assembly structure of the
[0004]
Further, since the
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a chair that can prevent torsion of a back support rod and improve assembly and disassembly.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the invention according to
[0007]
Accordingly, since the back support rod has a truss structure, the back support rod is compared to the case of using a single rod-like back support rod as in the prior art or the case of using two separate left and right back support rods. The rigidity of the heel especially against twisting can be increased. For this reason, for example, even when the seated person applies a load obliquely to the backrest, the back support rod can be prevented from being twisted.
[0008]
AlsoThe backThe support is configured so that the rotation axis of the back support is part of the frame.BecauseAs compared with the conventional case where the back support rod and its rotating shaft are not integrated, the rigidity against torsional force at the time of swinging of the back support rod can be increased.
[0009]
further,seatIt is formed on the receiving member and the rotation shaft of the back support rod is removableBack supportThe housing and the rotating shaftBack supportAnd a cover for holding the housing while being accommodated in the accommodating portion.As a result, the conventional work of penetrating the rotary shaft from the side between the seat receiving member and the back support rod becomes unnecessary, and the assembly work of the chair can be simplified. Moreover, since the back support rod can be removed from the seat receiving member by removing the cover, the disassembly work of the chair can also be simplified.
[0011]
Claims2The described invention is claimed.1In the described chair, the rotating shaft is integrated with the frame member in a state of being inserted into the mounting hole of the frame member of the back support rod, and each cross section of the mounting portion to the mounting hole of the rotating shaft and the mounting hole The shape is such that the rotation shaft cannot rotate with respect to the frame member.
[0012]
Therefore, even if the rotation shaft and the frame member are not integrated, the rotation shaft does not rotate with respect to the frame member, so that it is possible to prevent an unexpected operation of the backrest.
According to a third aspect of the present invention, in the chair according to the first aspect, a reaction force application mechanism that urges the back support rod to return to the initial position, and a reaction force application mechanism that is formed on the seat receiving member. The reaction force applying mechanism housing portion is detachably attached to the support shaft, and the reaction force applying mechanism housing portion is formed of a vertical groove that opens upward.
According to a fourth aspect of the present invention, in the chair according to the third aspect, a rotation member and a support shaft are held by inserting a restraining member into the back support rod housing portion and the reaction force applying mechanism housing portion.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail based on an embodiment shown in the drawings. An example of embodiment of the
[0014]
And the
[0015]
Further, the
[0016]
The
[0017]
Further, the
[0018]
In this embodiment, the attachment part to each
[0019]
Moreover, in this
[0020]
As shown in FIG. 9, the
[0021]
When assembling the
[0022]
Further, the
[0023]
As shown in FIGS. 4 and 5, the elevating
[0024]
If the
[0025]
On the other hand, in the
[0026]
The
[0027]
A
[0028]
As shown in FIGS. 4 and 5, the
[0029]
The
[0030]
Further, the
[0031]
The first reaction
[0032]
Then, the other end of the
[0033]
The front portion of the
[0034]
The
[0035]
The second reaction
[0036]
In the
[0037]
The
[0038]
Therefore, when the
[0039]
Here, since the
[0040]
Moreover, there is almost no initial pressure irrespective of the inclination angle of the second reaction
[0041]
In the present embodiment, since the
[0042]
The operation of the
[0043]
As shown in FIG. 2, when the first reaction
[0044]
At this time, even if the seated person applies a load obliquely to the backrest, the
[0045]
The above-described embodiment is an example of a preferred embodiment of the present invention, but is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. For example, in the present embodiment, the
[0046]
Further, in the present embodiment, the
[0047]
In this embodiment, the
[0048]
In this embodiment, the
[0049]
Furthermore, in this embodiment, the frame-like
[0050]
In the present embodiment, the mounting portion of the
[0051]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the chair according to
[0052]
Claims1According to the described chair, since the back support rod is configured so that the rotation axis of the back support rod is a part of the frame, the back support rod and the rotation shaft are not integrated as in the conventional case. As compared with the above, it is possible to increase the rigidity against the twisting force when the back support rod is swung.
[0053]
And claims1According to the described chair, the rotation shaft of the back support rod is detachable while being formed on the seat receiving member.Back supportThe housing and the rotating shaftBack supportSince it is equipped with a cover that holds it while it is housed in the housing part, it is no longer necessary to penetrate the rotating shaft from the side between the seat receiving member and the back support rod as in the prior art. Can be Moreover, since the back support rod can be removed from the seat receiving member by removing the cover, the disassembly work of the chair can also be simplified.
[0054]
Claims2According to the described chair, since the rotation shaft cannot rotate with respect to the frame member, even if the integration between the rotation shaft and the frame member is removed, the rotation shaft does not rotate with respect to the frame member. You can prevent drowning.
Further, as in the chair according to
Further, as in the chair according to the fourth aspect, the rotation shaft and the support shaft may be held by inserting a restraining member into the back support rod housing portion and the reaction force applying mechanism housing portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a back support rod of a chair according to the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a chair with a seat in an initial position.
FIG. 3 is a side view showing the chair when the seat is at a maximum inclination;
FIG. 4 is a central longitudinal cross-sectional side view showing a chair with a seat in an initial position.
FIG. 5 is a central longitudinal cross-sectional side view showing the chair when the seat is at the maximum inclination;
FIG. 6 is a plan view showing the chair with the seat removed.
FIG. 7 is a plan view showing a chair with a seat and a cover removed.
FIG. 8 is a perspective view showing a rotation shaft.
FIG. 9 is an exploded view of a seat receiving member.
FIG. 10 is a schematic perspective view showing a conventional chair.
[Explanation of symbols]
1 chair
2 Seat receiving member
4 Back support
7 Rotating shaft
26 Frame member
29 Mounting hole
43 Housing
45 Cover
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