JP4632582B2

JP4632582B2 - Surgical operation handle disassembly structure

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Publication number: JP4632582B2
Application number: JP2001201311A
Authority: JP
Inventors: 勝悟糸永
Original assignee: Top KK
Current assignee: Top KK
Priority date: 2001-07-02
Filing date: 2001-07-02
Publication date: 2011-02-16
Anticipated expiration: 2021-07-02
Also published as: JP2003010192A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外科治療において使用される外科用器具などに用いられ、操作者が操作するための外科用操作ハンドルにおける分解構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、内視鏡手術において、腹部に小さな切開を施し、その切開口に体内と体外とのガイドとなる細長いチューブやカニューレなどの医療用具を挿入し、それらを通して外科用器具を挿通させ、この外科用器具によって、例えば、体内の気管、血管、ダクト、それ以外の身体組織にクリップを付与したり、または、切断及び縫合を行ったりすることが行われている。
【０００３】
この種の外科用器具は、ディスポーザブルと再利用可能なリユースの２つのタイプがあり、前者のディスポーザブルの場合には、１人の患者に使用した後は、再利用せずに廃棄する必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来のディスポーザブルの外科用器具は、金属製部品とプラスチック部品とを分別して廃棄することを前提とした構造ではないために、外科用器具から金属製部品を分別しようとすると、多大な手間と時間を要してしまう問題などがあり、殆ど一体化のまま廃棄されている現状がある。そのため、一体化のまま焼却等の廃棄処理を行うために、その処理コストが嵩むといった問題などがある。
【０００５】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みなされたもので、使用後、簡単に分別処理することができる外科用操作ハンドル分解構造を提供することをその目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、請求項１記載の発明は、グリップケース内にプッシュバーが前後方向に移動可能に配設され、グリップケースに移動可能に取り付けられたトリガを操作することによりプッシュバーが前方に移動する外科用操作ハンドルにおいて、
グリップケースの先端開口に筒体が配設され、筒体とプッシュバーとの間に介挿されたリターンスプリングによって、プッシュバーが後方へと付勢され、
前記筒体は、グリップケースの内部に配置される基部と、グリップケースの外部に配置される外部連結部と、基部と外部連結部との間に形成される脆弱部とを備えており、外部連結部を基部に対して捻ることにより、該脆弱部において筒体は破断可能となっており、該破断された筒体から前記リターンスプリングが取り出し可能となっていることを特徴とする。
【０００７】
使用後は、筒体の外部連結部を基部に対して捻って、筒体を破断させることにより、通常、金属製であるリターンスプリングをグリップケースから簡単に取り出すことができ、リターンスプリングと他の部品とを分別処理することができる。
【０００８】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の前記基部が、グリップケースに対して回転可能に配設されており、前記基部のグリップケースには、弾性変形可能な弾性片が形成されており、該弾性片は、前記基部に係合可能となることを特徴とする。グリップケースに形成された弾性片をグリップケース内部へと押し込んで、基部と係合させることにより、筒体の基部のグリップケースに対する回転を阻止する。こうして、外部連結部を回転させることにより、外部連結部を基部に対して捻ることができる。
【０００９】
請求項３記載の発明は、請求項１記載の前記基部の前面側に、前記グリップケースの前記先端開口の外周部に形成された複数のスリットに連通可能となった複数の治具挿入孔が形成されており、該スリット及び治具挿入孔に、治具に形成された突起が挿入可能となっていることを特徴とする。治具の突起を、グリップケースのスリット及び基部の治具挿通穴に差し込んで、治具を基部と係合させることにより、筒体の基部のグリップケースに対する回転を阻止する。こうして、外部連結部を回転させることにより、外部連結部を基部に対して捻ることができる。
【００１０】
請求項４記載の発明は、請求項１ないし３のいずれか１項に記載のプッシュバーに、その移動方向に沿ってラチェット歯が形成されており、グリップケース内にはラチェット部材が配設されて、該ラチェット部材の頭部中央部がグリップケースに軸着されており、該ラチェット部材の頭部の先端は山形形状をなして、その両斜面にそれぞれプッシュバーのラチェット歯に噛み合うラチェット歯が形成されており、ラチェット部材にはさらにその頭部から反先端方向に伸びる板バネ部が形成されて、該グリップケースには、前記軸着部を中心としたラチェット部材の板バネ部の回動範囲を規制する規制部が形成されていることを特徴とする。
【００１１】
このプッシュバーの移動に伴い、プッシュバーのラチェット歯が移動すると、ラチェット部材の頭部が、枢着点を中心として回転して、その頭部先端がプッシュバーの移動方向へと傾き、頭部先端の両斜面の一方に形成されたラチェット歯がプッシュバーのラチェット歯に噛み合う。このとき、板バネ部の回動範囲が規制部によって規制されているために、板バネ部が曲がり、板バネ部によって頭部先端のラチェット歯は、プッシュバーのラチェット歯に噛み合う方向に付勢される。この状態では、ラチェット部材の頭部は、プッシュバーの移動中の方向と反対方向への移動を許容するように逃げることができないために、このようなプッシュバーの反対方向への移動は禁止される。こうして、プッシュバーは、そのラチェット歯がラチェット部材のラチェット歯を完全に通過するまで、移動中の方向にのみ移動する。
【００１２】
次に、プッシュバーが前記移動方向と反対方向に移動すると、ラチェット部材の頭部が先と反対方向に回転して、その頭部先端がプッシュバーの移動方向へと傾き、頭部先端の両斜面の他方に形成されたラチェット歯がプッシュバーのラチェット歯に噛み合う。これにより、先と同様の作用によって、ラチェット部材の頭部は、プッシュバーの移動中の方向と反対方向への移動を許容するように逃げることができないために、プッシュバーの反対方向への移動は禁止される。こうして、プッシュバーは、そのラチェット歯がラチェット部材のラチェット歯を完全に通過するまで、移動中の方向にのみ移動する。前記ラチェット部材が板バネ部を備えているために、スプリングを要することなく、ラチェット部材のみで、プッシュバーの移動方向を規制することができる。このラチェット部材は、スプリングを要することがないために、使用後、前記グリップケースの中に収めたままで処分することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
【００１４】
図１は本発明に係る外科用操作ハンドル構造を使用した外科用器具としてのクリップ付与装置の全体斜視図である。この外科用クリップ付与装置１０は、全体として、ハンドル部１２と、ハンドル部１２から先端側に延びるシャフト部１４と、シャフト部１４の先端部近傍に配置されるジョー１８とを有している。シャフト部１４内には、複数のクリップが収容されており、さらに、ハンドル部１２の操作に応じて軸方向に移動可能となったプッシュロッドと、プッシュロッドに連結され、ジョー１８のジョー要素を近接位置に移動させるためのジョー閉鎖部材と、ジョー１８のジョー要素間にクリップを１個ずつ順番に供給するクリップ供給機構とが収容される。
【００１５】
図１に示したように、ハンドル部１２は、グリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２とを有しており、これらのグリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２とで、グリップケース１２４を構成して、その内部にケース内部空間を画成している。グリップケース１２４には、操作者が握るのに適した握り部１２４ａが形成される。図２に示したように、ケース内部空間には、トリガ１２３が軸着されており、トリガ１２３のピン貫通孔１２３ａをグリップケース１２４のケース内部空間に突設されたピン１２４ｂが貫通している。トリガ１２３の下端部は、グリップケース１２４から突出して、握り部１２４ａに対して接近・離反可能に揺動運動するようになっている。握り部１２４ａを握った操作者は、トリガ１２３を引く操作によって、クリップをジョー１８にセットし、クリップを締付けて、身体組織の所望部位に付与する一連の動作を行うことができる。
【００１６】
図２に示したように、トリガ１２３の上端部は、前記シャフト部１４と同一線上に配置されるプッシュバー１２６に形成された突起１２６ａに係合している。プッシュバー１２６は、ケース内部空間において、シャフト部１４の軸方向に移動可能に配設されており、トリガ１２３の揺動運動が、プッシュバー１２６のシャフト部１４軸方向の移動に変換される。図３に示したように、プッシュバー１２６の後端部には、下方に膨出した部分が形成されており、この膨出部分の下面にラチェット歯１２６ｂが形成されている。このラチェット歯１２６ｂの各歯は、直角二等辺三角形の輪郭をしている。ラチェット歯１２６ｂが形成された膨出部分の前側と後側は、逃げ部１２６ｃ、１２６ｄとなっている。プッシュバー１２６の先端部は軸部１２６ｅが伸びており、軸部１２６ｅの先端には、プッシュロッドの後端と相対回転可能に連結する受部１２６ｆが形成されている。
【００１７】
さらに、ケース内部空間には、ラチェット部材１２８が軸着されている。即ち、ラチェット部材１２８は、その頭部の中央部にピン貫通孔１２８ａが形成されており、該ピン貫通孔１２８ａをグリップケース１２４のケース内部空間に突設されたピン１２４ｃが貫通している。そして、そのラチェット部材１２８の頭部の先端は、図４に示したように、山形状に形成されて、その山形の両斜面にそれぞれラチェット歯１２８ｂ、１２８ｃが形成されている。これらのラチェット歯１２８ｂ、１２８ｃは、前記プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂと噛合い可能となるべく、直角二等辺三角形の輪郭をしている。ラチェット部材１２８の頭部からは、反先端方向に可撓性を有する薄板状の板バネ部１２８ｄが形成されている。ラチェット部材１２８の板バネ部１２８ｄは、グリップケース１２４のケース内部空間に形成されたゲート（規制部）１２４ｄ内を通過しており、このゲート１２４ｄ内に板バネ部１２８ｄが存在する範囲で、ラチェット部材１２８は前記ピン１２４ｃを中心として回動可能となっている。ゲート１２４ｄは、ラチェット部材１２８がプッシュバー１２６に対して垂直となった中立位置にあるときに、板バネ部１２８ｄが中間位置を通過するように、ラチェット部材１２８に対して左右対称に形成される（図２はやや斜めから見た図となっているため非対称に見えている）。
【００１８】
グリップケース１２４の先端開口には、回転コマ（筒体）１３０が回転可能に配設される。回転コマ１３０は、図５に示すように、ケース内部空間に配置される基部１３０ａと、回転コマ１３０の基部１３０ａよりも先端側にあって、グリップケース１２４の外部に配置されるネジ部（外部連結部）１３０ｃと、基部１３０ａとネジ部１３０ｃとの間に形成される脆弱部１３０ｅとを有している。脆弱部１３０ｅは、任意の構成とすることができるが、この実施形態のものは、周方向に複数の開口１３０ｇを設けて、他の部分よりも脆弱に構成している。
【００１９】
また、基部１３０ａには、外径方向に伸びる複数のリブ１３０ｂが形成されており、これらのリブ１３０ｂの間に、前記グリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２のケース面にそれぞれ切り起こしにより形成された弾性片１２１ａと、１２２ａ（１２２ａのみ図１に示す）とが噛み合うことが可能となっている。
【００２０】
さらには、基部１３０ａの前面側には、周方向に離間して、複数の治具挿入孔１３０ｆが形成されている。この実施形態では、治具挿入孔１３０ｆは、基部１３０ａの全長に渡って形成されている。
【００２１】
前記プッシュバー１２６の軸部１２６ｅの外周には、リターンスプリング１３２が巻回されており、リターンスプリング１３２の先端は、前記回転コマ１３０の内部に形成された段部１３０ｄ（図５（ｂ））に当接している。また、リターンスプリング１３２の後端は、プッシュバー１２６の段部１２６ｇに当接しており、プッシュバー１２６は、リターンスプリング１３２によって、常時後退する方向に付勢されている。また、前記プッシュバー１２６の受部１２６ｆ及び軸部１２６ｅの先端は、プッシュバー１２６をリターンスプリング１３２の付勢力に抗して前進させると、前記回転コマ１３０を挿通してハンドル部１２から突出可能となっている。
【００２２】
以上のハンドル部１２を構成する部品は、リターンスプリング１３２が金属製となっているのみであり、残りの部品、グリップ右ケース１２１、グリップ左ケース１２２、トリガ１２３、プッシュバー１２６、ラチェット部材１２８、回転コマ１３０はすべてプラスチック製となっている。好ましくは、これらプラスチック製部品は、すべて同じプラスチック材料から形成されていると、後述のような再利用処理を行う場合に、より有利となる。
【００２３】
シャフト部１４は、回転ノブ１４２とガイドパイプ１４４から構成される。回転コマ１３０のネジ部１３０ｃに、回転ノブ１４２の内周面に形成されたネジ部１４２ｂが螺合される。また、ガイドパイプ１４４の後端に形成された鍔部１４４ａが、回転コマ１３０の先端面と、回転ノブ１４２の内周面に形成された段部１４２ａとの間に挟着される。これで、回転ノブ１４２、ガイドパイプ１４４及び回転コマ１３０は一体的に結合され、操作者が、回転ノブ１４２を回転することにより、ガイドパイプ１４４及び回転コマ１３０が一体に回転し、ガイドパイプ１４４内に配設される部品も一体に回転する。よって、操作者がクリップを付与する向きを回転させたい場合には、回転ノブ１４２を回転することにより、適宜調整することができる。
【００２４】
プッシュバー１２６の受部１２６ｆは、シャフト部１４内を伸びるプッシュロッドに連結される。プッシュロッドには、クリップ供給機構の一部の部品である係止部材が連結されており、該係止部材は、前記ジョー１８のジョー要素間にクリップを押し出すクリップキャリーに係止されている。また、プッシュロッドの前端には、ジョー１８のジョー要素同士を閉鎖するジョー閉鎖部材が連結されている。クリップ付与の一連の動作は、プッシュロッドが前進すると、プッシュロッドの前進と共にクリップ供給機構が作動し始め、ジョー１８の一対のジョー要素の間にクリップを押し込み、さらにプッシュロッドの前進により、係止部材がクリップキャリーからの係止が外れてクリップキャリーが後退し、一方、さらに、ジョー閉鎖部材が前進して一対のジョー要素を接近位置へと移動させるので、クリップが締付けられて、クリップが所望の身体組織に付与され、その後、プッシュロッドが後退すると、係止部材がプッシュロッドと共に後退して、クリップキャリーに再び係止する、という流れで行われる。
【００２５】
以上のように構成されるハンドル部１２の作用を説明する。操作者が前記握り部１２４ａを握り、トリガ１２３を引いて握り部１２４ａに接近させると、トリガ１２３の上端がプッシュバー１２６の突起１２６ａに係合していることから、プッシュバー１２６は前進、即ち、シャフト部１４の方へと移動する。これにより、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂに当たり、図６に示すように、その先端頭部が前側、即ちシャフト部１４側へと押し倒されるようにピン１２４ｃを中心として回転する。そして、ラチェット歯１２８ｂがプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂと噛合う。同時に、板バネ部１２８ｄはゲート１２４ｄの図６中右端にある柱に当たりつつ、図６中、右に凸となるように曲げられる。この板バネ部１２８ｄのバネ力によって、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂの方へ押し付けられ、特に図６の右上方へと押し付けられる。プッシュバー１２６の前進を続けると、ラチェット部材１２８の先端頭部が、図６の右上方と左下方との間を揺動して、そのラチェット歯１２８ｂがラチェット歯１２６ｂから適宜逃げながら、ラチェット歯１２６ｂに対して相対移動する。トリガ１２３の揺動運動を停止して、プッシュバー１２６の前進運動が停止すると、ラチェット部材１２８の先端頭部が右上方に向けてラチェット歯１２６ｂの方へと押圧されて、ラチェット歯１２８ｂとラチェット歯１２６ｂとの間の噛み合いが確保され、プッシュバー１２６の停止が保持される。このとき、プッシュバー１２６には、リターンスプリング１３２の付勢力によって、プッシュバー１２６を後退させようとする力が作用するが、ラチェット歯１２８ｂとラチェット歯１２６ｂとが噛み合っており、ラチェット歯１２８ｂは、プッシュバー１２６の後退を許容する方向に逃げることができないために、プッシュバー１２６の後退は禁止される。
【００２６】
トリガ１２３をさらに引いて、プッシュバー１２６がさらに前進すると、図７に示すように、ラチェット部材１２８のラチェット歯１２８ｂとプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂとの噛み合いがはずれ、ラチェット部材１２８の先端頭部は、逃げ部１２６ｄの所に入る。こうして、プッシュバー１２６は、ラチェット部材１２８から解放される。ラチェット部材１２８は直線に戻る。
【００２７】
トリガ１２３への力を解除すると、リターンスプリング１３２の付勢力によって、プッシュバー１２６は後退する。このとき、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂに当たり、図８に示すように、その先端頭部が後側、即ち反シャフト１４側へと押し倒されるようにピン１２４ｃを中心として回転する。そして、ラチェット歯１２８ｃがプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂと噛合う。同時に板バネ部１２８ｄはゲート１２４ｄの図８中左端にある柱に当たりつつ、図８中、左に凸となるように曲げられる。この板バネ部１２８ｄのバネ力によって、ラチェット部材１２８の先端頭部は、プッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂの方へ押し付けられ、特に図８の左上方へと押し付けられる。プッシュバー１２６の後退を続けると、ラチェット部材１２８の先端頭部が、図８の左上方と右下方との間を揺動して、そのラチェット歯１２８ｃがラチェット歯１２６ｂから適宜逃げながら、ラチェット歯１２６ｂに対して相対移動する。仮に、図８のような途中状態で、再びトリガ１２３を引いて、プッシュバー１２６を前進させようとすると、ラチェット歯１２８ｃとラチェット歯１２６ｂとが噛み合っており、ラチェット歯１２８ｃは、プッシュバー１２６の前進を許容する方向に逃げることができないために、プッシュバー１２６の前進は禁止される。
【００２８】
そして、プッシュバー１２６がさらに後退すると、図２の状態に戻り、ラチェット部材１２８のラチェット歯１２８ｃとプッシュバー１２６のラチェット歯１２６ｂとの噛み合いがはずれ、ラチェット部材１２８の先端頭部は、逃げ部１２６ｃの所に入る。こうして、プッシュバー１２６は、ラチェット部材１２８から解放される。
【００２９】
以上のプッシュバー１２６とラチェット部材１２８との作用によって、トリガ１２３の完全な引き動作と完全な解除動作とからなる一サイクルの動作が確実に行われるようにし、中途半端な動作は阻止し、クリップの付与と次のクリップの準備とが確実に行われるようにしている。
【００３０】
クリップを使い切ると、処分を行う必要がある。次に、このハンドル部１２の処分手順について説明する。まず、シャフト部１４の回転ノブ１４２と、ハンドル部１２の回転コマ１３０との螺合を外して、シャフト部１４をハンドル部１２から分離する。
【００３１】
次に、前記グリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２のケース面にそれぞれ切り起こしにより形成された弾性片１２１ａ、１２２ａをケース内方向へ押して、弾性片１２１ａ、１２２ａをリブ１３０ｂに係合すると、基部１３０ａがグリップケース１２４に対して回転することができなくなる。この状態で、ネジ部１３０ｃをペンチなどを用いて、基部１３０ａに対して捻ると、脆弱部１３０ｂにおいて回転コマ１３０が破断して（図３（ｃ）参照）、ケース内部空間内にあるリターンスプリング１３２が取り出される（図１０）。こうして、唯一の金属製部品であるリターンスプリング１３２を取り出すことができ、残りは、プラスチック製部品であるため、金属製部品とプラスチック製部品とを分別して処分することができる。
【００３２】
また、任意には、図１１に示す治具１３４を用いて回転コマ１３０の回転を止めることもできる。治具１３４は、リング状の本体１３４ａと、本体１３４ａから前記治具挿入孔１３０ｆに対応して形成された突起１３４ｂとが形成されている。リング状の本体１３４ａの内側には、前記回転コマ１３０のネジ部１３０ｃが通過可能となっている。また、グリップケース１２４の先端開口において、グリップ右ケース１２１とグリップ左ケース１２２との間には隙間が形成されており、この隙間がスリット１２４ｅ、１２４ｅとなっており、スリット１２４ｅ、１２４ｅは、治具挿入孔１３０ｆと整合したときに、治具挿入孔１３０ｆと連通するような間隔と数となっている。
【００３３】
分解するときには、回転ノブ１４２を外して、シャフト部１４とハンドル部１２とを分解した後、図１２に示すように、治具１３４の本体１３４ａに回転コマ１３０のネジ部１３０ｃを挿通して、突起１３４ｂを前記スリット１２４ｅ、１２４ｅに通して治具挿入孔１３０ｆに挿入する。これにより、回転コマ１３０の基部１３０ａがグリップケース１２４に対して回転することができなくなる。この状態で、ネジ部１３０ｃをペンチなどを用いて、基部１３０ａに対して捻ると、脆弱部１３０ｂにおいて回転コマ１３０が破断して、ケース内部空間内にあるリターンスプリング１３２が取り出される。
【００３４】
金属製のリターンスプリング１３２は、検査後、オートクレーブによって高温圧殺菌を行って再使用することもできる。また、残りのプラスチック製の部品についても、滅菌処理した後、再使用することもできる。例えば、特開平９−９９０９１９号公報に記載された処理方法によれば、アミノ基を有する生科学物質の付着するプラスチック製部品と、オキシラン環を有するエポキシ化合物を混合することによって、前記アミノ基によるエポキシ化合物のオキシラン環の開環反応を生じさせ、プラスチック製部品とエポキシ硬化樹脂との固結物を生成させて、滅菌を行った後、再利用を行うことが可能である。
【００３５】
以上の実施形態では、クリップ付与装置を例にとって説明したが、これに限るものではなく、例えば、鉗子などにも使用することができる。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、使用後は、筒体の外部連結部を基部に対して捻って、筒体を破断させることにより、通常、金属製であるリターンスプリングをグリップケースから簡単に取り出すことができ、リターンスプリングと他の部品とを分別処理することができ、廃棄処理のためのコストを低減させることができる。また、部品を再利用することも可能になり、再利用した場合には環境に考慮した製品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の外科用操作ハンドル構造を使用した外科用器具としてのクリップ付与装置の全体斜視図である。
【図２】ハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見た内部構成を表す図である。
【図３】ハンドル部のプッシュバーの側面図である。
【図４】ハンドル部のラチェット部材の側面図である。
【図５】ハンドル部の回転コマの（ａ）は斜視図、（ｂ）は半縦断面図、（ｃ）は破断された状態の側面図である。
【図６】（ａ）はハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見たトリガを引いている途中の内部構成を表す図であり、（ｂ）はプッシュバーのラチェット歯とラチェット部材のラチェット歯の拡大図である。
【図７】ハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見たトリガを完全に引いた状態を表す内部構成を表す図である。
【図８】（ａ）はハンドル部のグリップ左ケースを取り除いて見たトリガを戻す途中の内部構成を表す図であり、（ｂ）はプッシュバーのラチェット歯とラチェット部材のラチェット歯の拡大図である。
【図９】回転コマと、シャフト部の縦断面図である。
【図１０】ハンドル部を分解したときの図である。
【図１１】治具の斜視図である。
【図１２】治具を用いた場合の斜視図である。
【符号の説明】
１２ハンドル部
１４シャフト部
１２１ａ、１２２ａ弾性片
１２３トリガ
１２４グリップケース
１２４ｄゲート（規制部）
１２６プッシュバー
１２６ｂラチェット歯
１２８ラチェット部材
１２８ｂ、１２８ｃラチェット歯
１２８ｄ板バネ部
１３０回転コマ（筒体）
１３０ａ基部
１３０ｃネジ部（外部連結部）
１３０ｅ脆弱部
１３０ｆ治具挿入孔
１３２リターンスプリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disassembled structure in a surgical operation handle used for a surgical instrument or the like used in a surgical treatment and operated by an operator.
[0002]
[Prior art]
For example, in endoscopic surgery, a small incision is made in the abdomen, and a medical instrument such as an elongated tube or cannula that serves as a guide between the inside and outside of the body is inserted into the incision. For example, a clip is applied to a trachea, blood vessel, duct, or other body tissue in the body, or cutting and suturing are performed using a device.
[0003]
There are two types of surgical instruments of this type: disposable and reusable, and in the case of the former disposable, they must be discarded without being reused after being used for one patient. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional disposable surgical instrument as described above is not designed to separate and dispose of metal parts and plastic parts, it would be difficult to separate metal parts from surgical instruments. However, there is a problem that it takes a lot of time and effort, and there is a present situation that it is discarded as being almost integrated. Therefore, there is a problem that the disposal cost such as incineration is increased with the integration, and the processing cost is increased.
[0005]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and an object of the present invention is to provide a surgical operation handle disassembling structure that can be easily separated after use.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, according to the first aspect of the present invention, the push bar is disposed in the grip case so as to be movable in the front-rear direction, and the push bar is operated by operating a trigger attached to the grip case. In the surgical handle where the bar moves forward,
A cylinder is disposed at the front end opening of the grip case, and the push bar is urged backward by a return spring inserted between the cylinder and the push bar.
The cylindrical body includes a base portion disposed inside the grip case, an external connection portion disposed outside the grip case, and a weakened portion formed between the base portion and the external connection portion. By twisting the connecting portion with respect to the base portion, the tubular body can be broken at the weakened portion, and the return spring can be taken out from the broken tubular body.
[0007]
After use, by twisting the external connection part of the cylinder relative to the base and breaking the cylinder, the return spring, usually made of metal, can be easily removed from the grip case. It is possible to separate the parts.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, the base according to the first aspect is disposed so as to be rotatable with respect to a grip case, and an elastically deformable elastic piece is formed in the grip case of the base. The elastic piece can be engaged with the base portion. The elastic piece formed on the grip case is pushed into the grip case and engaged with the base, thereby preventing the base of the cylinder from rotating relative to the grip case. Thus, by rotating the external connection portion, the external connection portion can be twisted with respect to the base portion.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, a plurality of jig insertion holes that can communicate with a plurality of slits formed in an outer peripheral portion of the tip opening of the grip case are provided on the front side of the base portion according to the first aspect. It is formed, and the projection formed on the jig can be inserted into the slit and the jig insertion hole. The protrusion of the jig is inserted into the slit of the grip case and the jig insertion hole of the base, and the jig is engaged with the base to prevent the base of the cylinder from rotating relative to the grip case. Thus, by rotating the external connection portion, the external connection portion can be twisted with respect to the base portion.
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, ratchet teeth are formed along the moving direction of the push bar according to any one of the first to third aspects, and a ratchet member is disposed in the grip case. The central portion of the head of the ratchet member is pivotally attached to the grip case, and the tip of the head of the ratchet member has a chevron shape, and ratchet teeth that mesh with the ratchet teeth of the push bar on both slopes, respectively. The ratchet member is further formed with a leaf spring portion extending from the head in a direction opposite to the distal end, and the grip case has a rotation of the leaf spring portion of the ratchet member around the shaft attachment portion. A restriction part for restricting the range is formed.
[0011]
As the push bar moves, the ratchet teeth of the push bar move, the head of the ratchet member rotates around the pivot point, and the tip of the head tilts in the direction of movement of the push bar. The ratchet teeth formed on one of the slopes at the front end mesh with the ratchet teeth of the push bar. At this time, since the rotation range of the leaf spring portion is restricted by the restriction portion, the leaf spring portion is bent, and the ratchet teeth at the head end are urged by the leaf spring portion in a direction to mesh with the ratchet teeth of the push bar. Is done. In this state, the head of the ratchet member cannot escape so as to allow movement in the direction opposite to the direction in which the push bar is moving, and thus movement of the push bar in the opposite direction is prohibited. The Thus, the push bar moves only in the moving direction until its ratchet teeth have completely passed through the ratchet teeth of the ratchet member.
[0012]
Next, when the push bar moves in the direction opposite to the moving direction, the head of the ratchet member rotates in the opposite direction, and the tip of the head tilts in the direction of movement of the push bar. The ratchet teeth formed on the other side of the slope mesh with the ratchet teeth of the push bar. As a result, the head of the ratchet member cannot escape so as to allow movement in the direction opposite to the direction in which the push bar is moving, due to the same action as before, so that the push bar moves in the opposite direction. Is forbidden. Thus, the push bar moves only in the moving direction until its ratchet teeth have completely passed through the ratchet teeth of the ratchet member. Since the ratchet member includes the leaf spring portion, the moving direction of the push bar can be regulated only by the ratchet member without requiring a spring. Since this ratchet member does not require a spring, the ratchet member can be disposed of in the grip case after use.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The following embodiments do not limit the present invention.
[0014]
FIG. 1 is an overall perspective view of a clip applying device as a surgical instrument using a surgical operation handle structure according to the present invention. The surgical clip applicator 10 as a whole has a handle portion 12, a shaft portion 14 extending from the handle portion 12 to the distal end side, and a jaw 18 disposed in the vicinity of the distal end portion of the shaft portion 14. A plurality of clips are accommodated in the shaft portion 14, and further, a push rod that is movable in the axial direction in accordance with the operation of the handle portion 12, and a jaw element of the jaw 18 that is connected to the push rod. A jaw closing member for moving to a close position and a clip supply mechanism for sequentially supplying clips one by one between the jaw elements of the jaw 18 are accommodated.
[0015]
As shown in FIG. 1, the handle portion 12 has a grip right case 121 and a grip left case 122. The grip right case 121 and the grip left case 122 constitute a grip case 124. The interior space of the case is defined. The grip case 124 is formed with a grip portion 124a suitable for the operator to grip. As shown in FIG. 2, a trigger 123 is pivotally mounted in the case internal space, and a pin 124 b projecting from the pin internal hole 123 a of the trigger 123 into the case internal space of the grip case 124 passes therethrough. . The lower end portion of the trigger 123 protrudes from the grip case 124 and swings so as to be able to approach and leave the grip portion 124a. The operator who grips the grip portion 124a can perform a series of operations of setting the clip on the jaw 18 and tightening the clip to apply the desired portion of the body tissue by pulling the trigger 123.
[0016]
As shown in FIG. 2, the upper end portion of the trigger 123 is engaged with a protrusion 126 a formed on the push bar 126 arranged on the same line as the shaft portion 14. The push bar 126 is disposed so as to be movable in the axial direction of the shaft portion 14 in the internal space of the case, and the swing motion of the trigger 123 is converted into movement of the push bar 126 in the axial direction of the shaft portion 14. As shown in FIG. 3, at the rear end portion of the push bar 126, a portion bulging downward is formed, and ratchet teeth 126b are formed on the lower surface of the bulging portion. Each tooth of the ratchet teeth 126b has a right isosceles triangular outline. The front side and the rear side of the bulging portion where the ratchet teeth 126b are formed are escape portions 126c and 126d. A shaft portion 126e extends from the front end portion of the push bar 126, and a receiving portion 126f that is rotatably connected to the rear end of the push rod is formed at the front end of the shaft portion 126e.
[0017]
Further, a ratchet member 128 is pivotally attached to the case internal space. That is, the ratchet member 128 has a pin through hole 128a formed at the center of the head thereof, and a pin 124c projecting from the case internal space of the grip case 124 passes through the pin through hole 128a. The tip of the head of the ratchet member 128 is formed in a mountain shape as shown in FIG. 4, and ratchet teeth 128b and 128c are formed on both slopes of the mountain shape. These ratchet teeth 128b and 128c have a right-angled isosceles triangle outline so as to be able to mesh with the ratchet teeth 126b of the push bar 126. From the head of the ratchet member 128, a thin plate-like leaf spring portion 128d having flexibility in the anti-tip direction is formed. The leaf spring portion 128d of the ratchet member 128 passes through a gate (regulating portion) 124d formed in the case internal space of the grip case 124, and the ratchet is within a range where the leaf spring portion 128d exists in the gate 124d. The member 128 is rotatable around the pin 124c. The gate 124d is formed symmetrically with respect to the ratchet member 128 so that the leaf spring portion 128d passes through the intermediate position when the ratchet member 128 is in a neutral position perpendicular to the push bar 126. (FIG. 2 is asymmetrical because it is a slightly oblique view).
[0018]
A rotating piece (cylindrical body) 130 is rotatably disposed at the front end opening of the grip case 124. As shown in FIG. 5, the rotary piece 130 includes a base portion 130 a disposed in the case internal space, and a screw portion (external portion) disposed on the distal side of the base portion 130 a of the rotary piece 130 and disposed outside the grip case 124. (Connecting portion) 130c and a weakened portion 130e formed between the base portion 130a and the screw portion 130c. Although the weak part 130e can be made into arbitrary structures, the thing of this embodiment provides the some opening 130g in the circumferential direction, and is comprised weakly than the other part.
[0019]
In addition, a plurality of ribs 130b extending in the outer diameter direction are formed on the base portion 130a, and formed between the ribs 130b by cutting and raising the case surfaces of the grip right case 121 and the grip left case 122, respectively. The elastic pieces 121a and 122a (only 122a is shown in FIG. 1) can be engaged with each other.
[0020]
Furthermore, a plurality of jig insertion holes 130f are formed on the front side of the base portion 130a so as to be spaced apart from each other in the circumferential direction. In this embodiment, the jig insertion hole 130f is formed over the entire length of the base portion 130a.
[0021]
A return spring 132 is wound around the outer periphery of the shaft portion 126e of the push bar 126, and a tip end of the return spring 132 is a step portion 130d formed inside the rotary piece 130 (FIG. 5B). Abut. Further, the rear end of the return spring 132 is in contact with the stepped portion 126 g of the push bar 126, and the push bar 126 is urged by the return spring 132 in a direction that is always retracted. Further, the front ends of the receiving portion 126f and the shaft portion 126e of the push bar 126 can protrude from the handle portion 12 through the rotary piece 130 when the push bar 126 is advanced against the urging force of the return spring 132. It has become.
[0022]
The parts constituting the above handle portion 12 are only that the return spring 132 is made of metal, and the remaining parts, the grip right case 121, the grip left case 122, the trigger 123, the push bar 126, the ratchet member 128, All of the rotating pieces 130 are made of plastic. Preferably, these plastic parts are all made of the same plastic material, which is more advantageous when a recycling process as described later is performed.
[0023]
The shaft portion 14 includes a rotation knob 142 and a guide pipe 144. A screw portion 142b formed on the inner peripheral surface of the rotary knob 142 is screwed into the screw portion 130c of the rotary piece 130. In addition, a flange 144 a formed at the rear end of the guide pipe 144 is sandwiched between the tip surface of the rotary piece 130 and a stepped portion 142 a formed on the inner peripheral surface of the rotary knob 142. As a result, the rotary knob 142, the guide pipe 144, and the rotary piece 130 are integrally coupled. When the operator rotates the rotary knob 142, the guide pipe 144 and the rotary piece 130 rotate integrally, and the guide pipe 144 is rotated. The components disposed inside also rotate together. Therefore, when the operator wants to rotate the direction in which the clip is applied, it can be adjusted as appropriate by rotating the rotary knob 142.
[0024]
The receiving portion 126 f of the push bar 126 is connected to a push rod that extends in the shaft portion 14. A locking member, which is a part of the clip supply mechanism, is connected to the push rod, and the locking member is locked to a clip carry that pushes a clip between the jaw elements of the jaw 18. Further, a jaw closing member for closing the jaw elements of the jaw 18 is connected to the front end of the push rod. When the push rod advances, the clip feeding mechanism starts to operate as the push rod advances, pushes the clip between the pair of jaw elements of the jaw 18, and further advances by pushing the push rod. The member is unlocked from the clip carry and the clip carry is retracted, while the jaw closure member is further advanced to move the pair of jaw elements to the approach position so that the clip is tightened and the clip is desired When the push rod is retracted, the locking member is retracted together with the push rod and is again locked to the clip carry.
[0025]
The operation of the handle portion 12 configured as described above will be described. When the operator grips the grip portion 124a and pulls the trigger 123 to approach the grip portion 124a, the push bar 126 moves forward, that is, because the upper end of the trigger 123 is engaged with the protrusion 126a of the push bar 126. And move toward the shaft portion 14. Thereby, the tip head of the ratchet member 128 hits the ratchet teeth 126b of the push bar 126, and as shown in FIG. 6, the pin 124c is centered so that the tip head is pushed down to the front side, that is, the shaft portion 14 side. Rotate as The ratchet teeth 128 b mesh with the ratchet teeth 126 b of the push bar 126. At the same time, the leaf spring portion 128d is bent so as to protrude rightward in FIG. 6 while hitting the pillar at the right end in FIG. 6 of the gate 124d. The tip of the ratchet member 128 is pressed toward the ratchet teeth 126b of the push bar 126 by the spring force of the leaf spring portion 128d, and in particular, is pressed to the upper right in FIG. When the push bar 126 continues to advance, the tip head portion of the ratchet member 128 swings between the upper right and lower left in FIG. 6, and the ratchet teeth 128b escape from the ratchet teeth 126b as appropriate. It moves relative to 126b. When the swinging movement of the trigger 123 is stopped and the forward movement of the push bar 126 is stopped, the tip head portion of the ratchet member 128 is pressed rightward and upward toward the ratchet teeth 126b, and the ratchet teeth 128b and the ratchet. Engagement with the teeth 126b is ensured, and the stop of the push bar 126 is maintained. At this time, the push bar 126 is subjected to a force to retract the push bar 126 by the urging force of the return spring 132, but the ratchet teeth 128b and the ratchet teeth 126b are engaged with each other. Since the push bar 126 cannot escape in a direction allowing the push bar 126 to move backward, the push bar 126 is prevented from moving backward.
[0026]
When the trigger 123 is further pulled and the push bar 126 is further advanced, the ratchet teeth 128b of the ratchet member 128 and the ratchet teeth 126b of the push bar 126 are disengaged as shown in FIG. Enters the escape portion 126d. Thus, the push bar 126 is released from the ratchet member 128. The ratchet member 128 returns to a straight line.
[0027]
When the force to the trigger 123 is released, the push bar 126 moves backward by the biasing force of the return spring 132. At this time, the tip head portion of the ratchet member 128 hits the ratchet teeth 126b of the push bar 126, and as shown in FIG. 8, the pin 124c is pushed so that the tip head portion is pushed down to the rear side, that is, the opposite shaft 14 side. Rotates as the center. The ratchet teeth 128 c mesh with the ratchet teeth 126 b of the push bar 126. At the same time, the leaf spring portion 128d is bent so as to protrude leftward in FIG. 8 while hitting the column at the left end in FIG. 8 of the gate 124d. The tip of the ratchet member 128 is pushed toward the ratchet teeth 126b of the push bar 126 by the spring force of the leaf spring portion 128d, and in particular, is pushed toward the upper left in FIG. When the push bar 126 continues to retreat, the tip head portion of the ratchet member 128 swings between the upper left and lower right in FIG. 8, and the ratchet teeth 128c escapes from the ratchet teeth 126b as appropriate. It moves relative to 126b. If the trigger 123 is pulled again and the push bar 126 is advanced in the intermediate state as shown in FIG. 8, the ratchet teeth 128 c and the ratchet teeth 126 b are engaged with each other. The push bar 126 is not allowed to advance because it cannot escape in a direction that allows the advance.
[0028]
When the push bar 126 is further retracted, the state returns to the state shown in FIG. 2, and the ratchet teeth 128c of the ratchet member 128 and the ratchet teeth 126b of the push bar 126 are disengaged. Enter. Thus, the push bar 126 is released from the ratchet member 128.
[0029]
By the action of the push bar 126 and the ratchet member 128, the operation of one cycle including the complete pulling operation and the complete releasing operation of the trigger 123 is surely performed, and the halfway operation is prevented. And ensuring that the next clip is prepared.
[0030]
When the clip is used up, it must be disposed of. Next, the disposal procedure of the handle portion 12 will be described. First, the rotating knob 142 of the shaft portion 14 and the rotating piece 130 of the handle portion 12 are unscrewed to separate the shaft portion 14 from the handle portion 12.
[0031]
Next, when the elastic pieces 121a and 122a formed by cutting and raising the grip right case 121 and the grip left case 122 on the case surfaces are pushed inwardly to engage the elastic pieces 121a and 122a with the ribs 130b, 130 a cannot rotate with respect to the grip case 124. In this state, when the screw part 130c is twisted with respect to the base part 130a using pliers or the like, the rotating piece 130 is broken at the weak part 130b (see FIG. 3C), and the return spring in the case internal space. 132 is removed (FIG. 10). Thus, the return spring 132, which is the only metal part, can be taken out, and the rest is a plastic part, so that the metal part and the plastic part can be separated and disposed.
[0032]
Further, optionally, the rotation of the rotary piece 130 can be stopped using the jig 134 shown in FIG. The jig 134 has a ring-shaped main body 134a and a protrusion 134b formed from the main body 134a corresponding to the jig insertion hole 130f. Inside the ring-shaped main body 134a, the screw part 130c of the rotary piece 130 can pass. In addition, a gap is formed between the grip right case 121 and the grip left case 122 at the front end opening of the grip case 124, and these gaps become slits 124e and 124e, and the slits 124e and 124e are cured. The intervals and the numbers are such that they communicate with the jig insertion hole 130f when aligned with the tool insertion hole 130f.
[0033]
When disassembling, after removing the rotary knob 142 and disassembling the shaft portion 14 and the handle portion 12, the screw portion 130c of the rotary piece 130 is inserted into the main body 134a of the jig 134, as shown in FIG. The protrusion 134b is inserted into the jig insertion hole 130f through the slits 124e and 124e. As a result, the base portion 130 a of the rotary piece 130 cannot be rotated with respect to the grip case 124. In this state, when the screw part 130c is twisted with respect to the base part 130a using pliers or the like, the rotary piece 130 is broken at the weak part 130b, and the return spring 132 in the case internal space is taken out.
[0034]
After the inspection, the metal return spring 132 can be reused after being sterilized by high-temperature pressure using an autoclave. The remaining plastic parts can also be reused after being sterilized. For example, according to the treatment method described in JP-A-9-990919, by mixing a plastic part to which a biochemical substance having an amino group adheres with an epoxy compound having an oxirane ring, A ring-opening reaction of the oxirane ring of the epoxy compound is caused, a solidified product of the plastic part and the epoxy cured resin is generated, sterilized, and then reused.
[0035]
In the above embodiment, the clip applying device has been described as an example. However, the present invention is not limited to this, and for example, it can be used for forceps.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, after use, the return spring, which is usually made of metal, can be easily removed from the grip case by twisting the external connection part of the cylinder with respect to the base and breaking the cylinder. The return spring and other parts can be separated and the cost for disposal can be reduced. In addition, it becomes possible to reuse the parts, and when reused, the product can be made in consideration of the environment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a clip applicator as a surgical instrument using the surgical operation handle structure of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an internal configuration of the handle portion viewed from the grip left case.
FIG. 3 is a side view of a push bar of a handle part.
FIG. 4 is a side view of a ratchet member of a handle portion.
5A is a perspective view, FIG. 5B is a half vertical cross-sectional view, and FIG. 5C is a side view in a broken state.
6A is a view showing an internal configuration in the middle of pulling the trigger as viewed by removing the grip left case of the handle portion, and FIG. 6B is a view of the ratchet teeth of the push bar and the ratchet member of the ratchet member. It is an enlarged view.
FIG. 7 is a diagram showing an internal configuration representing a state where the trigger is completely pulled when the handle left grip case is removed.
8A is a diagram showing an internal configuration in the middle of returning the trigger viewed by removing the grip left case of the handle portion, and FIG. 8B is an enlarged view of the ratchet teeth of the push bar and the ratchet member. It is.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a rotary piece and a shaft portion.
FIG. 10 is a view when the handle portion is disassembled.
FIG. 11 is a perspective view of a jig.
FIG. 12 is a perspective view when a jig is used.
[Explanation of symbols]
12 Handle part 14 Shaft part 121a, 122a Elastic piece 123 Trigger 124 Grip case 124d Gate (regulation part)
126 Push bar 126b Ratchet teeth 128 Ratchet members 128b, 128c Ratchet teeth 128d Leaf spring part 130 Rotating piece (cylinder)
130a Base part 130c Screw part (external connection part)
130e Weak part 130f Jig insertion hole 132 Return spring

Claims

In the surgical operation handle in which the push bar is disposed in the grip case so as to be movable in the front-rear direction, and the push bar moves forward by operating a trigger movably attached to the grip case.
A cylindrical body is disposed at the tip opening of the grip case, and the push bar is urged rearward by a return spring inserted between the cylindrical body and the push bar.
The cylindrical body includes a base portion disposed inside the grip case, an external connection portion disposed outside the grip case, and a fragile portion formed between the base portion and the external connection portion. Surgical operation characterized in that by twisting the connecting portion with respect to the base portion, the tubular body can be broken at the weakened portion, and the return spring can be taken out from the broken tubular body. Handle disassembly structure.

The base is rotatably arranged with respect to a grip case, and an elastic piece that is elastically deformable is formed on the grip case of the base, and the elastic piece can be engaged with the base. The surgical operation handle disassembly structure according to claim 1, wherein:

A plurality of jig insertion holes that can communicate with a plurality of slits formed in an outer peripheral portion of the tip opening of the grip case are formed on the front side of the base portion. The slits and the jig insertion holes The surgical operation handle disassembly structure according to claim 1 or 2, wherein a protrusion formed on the jig is insertable.

The push bar is formed with ratchet teeth along its moving direction, a ratchet member is disposed in the grip case, and the head central portion of the ratchet member is pivotally attached to the grip case. The tip of the head of the ratchet member has a chevron shape, and ratchet teeth that engage with the ratchet teeth of the push bar are formed on both slopes, and the ratchet member further extends from the head in the direction opposite to the tip. A spring portion is formed, and the grip case is formed with a restricting portion for restricting a rotation range of a plate spring portion of the ratchet member with the shaft attachment portion as a center. 4. The surgical operation handle disassembly structure according to any one of 3 above.