JP4630961B2 - 万華鏡および万華鏡用映像ソフト - Google Patents

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本発明は万華鏡および万華鏡用映像ソフトに関する。
従来の万華鏡は、複数枚の鏡で構成された万華鏡本体と、万華鏡本体の対物部に、ほぼ固定状態に取付けられた万華鏡用映像ソフトで構成されており、万華鏡用映像ソフトの外側から万華鏡本体内に入り込む自然光で見るものが多い。
従来の万華鏡は、万華鏡本体に万華鏡用映像ソフトがほぼ固定的に取付けられているので、万華鏡用映像ソフトの交互が面倒で、数多くの映像ソフトを交換して楽しむことができなかった。
また、自然光によって万華鏡用映像ソフトを見るため、室内では映像が暗く、万華鏡本来の映像の美しさを楽しむことができないという欠点があった。また、明るい方に向けて身をよじって見る必要があるため、長時間楽しむには無理があった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、万華鏡本体に取付けられた万華鏡用映像ソフトを異なる万華鏡用映像ソフトに容易に楽な作業で差し替えて、多くの映像を楽しむことができる万華鏡を提供することを目的としている。
また、本発明は小型で携帯に便利な照明装置を取付けることにより、どこででも、楽な姿勢で、明るく、美しい映像を見ることができる万華鏡を提供するこ
とを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は複数枚の鏡の鏡面が内壁面に位置するように筒状に組み合わされた万華鏡本体と、この万華鏡本体の対物部に取付けられ、万華鏡用映像ソフトの円筒状容器の円周の少なくとも2点に接し、一端が開放され、円筒状容器の両端を支持する2個の受け材からなり、万華鏡用映像ソフトを万華鏡本体の対物部に回転可能で着脱可能に支持する映像ソフト支持体と、この映像ソフト支持体あるいは前記万華鏡本体の対物部あるいはその近辺に取付けられた、受け材の開放端から万華鏡用映像ソフトが抜け出るのを防止するための押さえ材と、前記映像ソフト支持体に回転可能で着脱可能に支持させることができる円筒状容器内に映像ソフト部材が収納された万華鏡用映像ソフトで万華鏡を構成している。
また、本発明は複数枚の鏡の鏡面の鏡面が内壁面に位置するように筒状に組み合わされた万華鏡本体と、この万華鏡本体の対物部に取付けられた万華鏡用映像ソフトを支持する映像ソフト支持体と、この映像ソフト支持体に支持させることができる容器内に映像ソフト部材が収納された万華鏡用映像ソフトと、前記万華鏡本体の軸心方向に対して平行に照射する照明ランプと、この照明ランプの光路を曲げ、万華鏡用映像ソフトを万華鏡本体の軸心方向に対してほぼ直角方向から照明することができる反射板と、電気回路からなり、前記映像ソフト支持体あるいは万華鏡本体に取付けられた照明装置とで万華鏡を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)複数枚の鏡の鏡面が内壁面に位置するように筒状に組み合わされた万華鏡本体と、この万華鏡本体の対物部に取付けられ、万華鏡用映像ソフトの円筒状容器の円周の少なくとも2点に接し、一端が開放され、円筒状容器の両端を支持する2個の受け材からなり、万華鏡用映像ソフトを万華鏡本体の対物部に回転可能で着脱可能に支持する映像ソフト支持体と、この映像ソフト支持体あるいは前記万華鏡本体の対物部あるいはその近辺に取付けられた、受け材の開放端から万華鏡用映像ソフトが抜け出るのを防止するための押さえ材と、前記映像ソフト支持体に回転可能で着脱可能に支持させることができる円筒状容器内に映像ソフト部材が収納された万華鏡用映像ソフトとで構成されているので、映像ソフト支持体に万華鏡用映像ソフトを容易に着脱可能に支持させることができる。
これにより、万華鏡用映像ソフトをワンタッチで着脱できるので、従来面倒だった映像ソフトの交換が容易となり、数多くの万華鏡用映像ソフトを交換して気軽に楽しむことができる。
(2)前記(1)によって、万華鏡用映像ソフトの形状を、単独でも鑑賞に耐えうる優美な意匠にすることができる。
(3)請求項2も前記(1)と同様な効果が得られるとともに、どこででも明るく美しい映像を楽な姿勢で見ることができる。
(4)前記(3)によって、透過光ではなく視線に対して横から射す光の反射光で見るので映像に陰影が生じ、立体的に感じられる。
(5)前記(3)によって、透過光ではなく反射光で見るので、オブジェクトに不透明なものを使用でき、材料の選択範囲が増えると共に創作の範囲が広がる。
(6)前記(2)によって、円筒状容器本体の全体に光が回り、液体に色を付けても透過光で見るのと異なり、全体が美しく透けて見える。
また、円筒状容器本体の表面反射光が映像に与える影響が少なく、鮮明な映像が得られる。
(7)前記(3)によって、コンパクトな構成ながら万華鏡用映像ソフトの照射面全域にムラのない均一な柔らかい光を当てることができ、美しい映像を得ることができる。
(8)前記(3)によって、反射板の反射面を曲面にすれば凹面鏡として働き、照明ランプの光を効率的に集め、映像の明るさを増すことができる。
また、反射面の表面を白色や鏡面や有彩色などにすることにより、映像の雰囲気に変化を与えることができる。
(9)前記(3)によって、反射板の上面が空いているので、周りが明るいときは自然光を採り入れることができ、電池の節約になり経済的である。
このときも、反射板の反射面が集光鏡として働き、採り入れた光を効率的に万華鏡用映像ソフトに集め、映像の明るさを増す。
(10)前記(3)によって、反射板が受けになって、万華鏡用映像ソフトを出し入れする際、不意に落下するアクシデントを防止したり、万華鏡本体を落としても反射板がショックを吸収し、万華鏡用映像ソフトや照明ランプを破損から守るという効果もある。
(11)前記照明装置の照明ランプに白色高輝度LEDを用いたことにより、色温度の高い白色光が得られ、美しい色彩の万華鏡映像を得ることができる。
(12)請求項3も前記(1)〜(11)と同様な効果が得られるとともに、無関係な外部の風景が映り込んで来るのを遮断し、映像の周辺部でもノイズのない自然な美しい映像ることができる。
(13)請求項4も前記(1)〜(12)と同様な効果が得られるとともに、左右どちらの目を万華鏡本体の接眼部に当てても、残り片方の目を覆うので、左右どちらの目でも覗くことができる。従って利き目を気にすることがなく、しかも両目を明けて覗くことができるので、映像に立体感が感じられ、目も疲れない。
(14)請求項5も前記(13)と同様な効果が得られる。
(15)請求項6も前記(1)〜(14)と同様な効果が得られるとともに、全体としてより複雑で深みのある鮮明な、立体感のある映像を楽しむことができる。
(16)請求項7は、万華鏡用映像ソフト内部の気泡の残留を防止し、映像の美観を確保できる。
また、弾力性のある小片を詰めることにより、その分映像ソフト部材の量を少なくでき経済的である。
(17)前記(16)によって、気温の上昇等により内部圧力が上がっても液体の漏洩を抑制できる。
(18)請求項8は、映像ソフトを回転させると、映像のイメージを一転させ、映像に変化を付ける効果が得られる。
また、分映像ソフト部材の量を少なくでき経済的である。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図12に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において、1は本発明の万華鏡である。この万華鏡1は、万華鏡本体2と、万華鏡用映像ソフト3を万華鏡本体2の対物部7に回転可能で着脱可能に支持する、万華鏡本体2の対物部7に取付けられた映像ソフト支持体4と、万華鏡用映像ソフト3を前記万華鏡本体2の軸心方向に対して、ほぼ直角方向から照明できる、映像ソフト支持体4に取付けられた照明装置5と、万華鏡本体2の接眼部8に取付けられ、左右どちらの目を万華鏡本体2の接眼部8に当てても、残り片方の目を覆うように構成された両目を覆うことができるアイピース6とで構成されている。
前記万華鏡本体2は複数枚の鏡、本発明の実施の形態では3枚の鏡9、9、10を、その鏡面が内壁面に位置するように三角形状の筒状に組み合わせ、その接眼部8と対物部7に鏡筒12の内周と筒状の鏡9、9、10の外周との隙間を塞ぐ遮光板11、11を取付けて長方形状の鏡筒12に挿入し、接眼部8と対物部7開口部を透明なガラスや樹脂材などでできたカバーガラス13、13で覆ってある。
前記万華鏡本体2の鏡筒12の内周と筒状の鏡9、9、10の外周との隙間を塞ぐ遮光板11、11を取付けてカバーガラス13、13で覆う構造にしたのは、鏡筒12の開口部の全面を利用できるので大きな覗き口を確保するためであり、覗くのが楽になるという効果がある。
前記万華鏡本体2の鏡筒12の内部には、筒状の鏡9、9、10を挿入し、必要に応じて不活性ガスや酸素を含まない気体を充填しカバーガラス13、13で密閉してある。
万華鏡に使用する鏡は、鏡メッキ面を直接反射面として使用する。従って、鏡メッキ面が大気に曝され、酸化発錆による劣化が起こりやすい。この鏡面の劣化を防止するには酸素を断つことが必要であり、乾燥剤や酸素吸収剤を入れることでも同様の防錆効果が期待できる。
前記万華鏡用映像ソフト3は、透明なガラスや樹脂材で円筒状に成形された円筒状容器本体14と、この円筒状容器本体14内に収納された多数個のビーズ、ガラス片、プラスチック片、貴金属片、糸片等のオブジェクト22などからなる映像ソフト部材24と、必要に応じて透明あるいは着色されたグリセリン、オイル、水等の液体23などからなる映像ソフト部材24と、前記円筒状容器本体14内に収納された円筒状容器本体14内に内部を円筒軸に対して複数の空間に仕切る隔壁21と、前記円筒状容器本体14内に収納された弾力性のある小片25と、前記円筒状容器本体14の開口部15を密閉状態で覆い、該開口部15の肩部16との間にガイド溝19を形成するキャップ17と、円筒状容器本体14の反開口部側に取付けられたスペーサ20と、このスペーサ20に取付けられ、反開口部の肩部16との間にガイド溝19を形成するキャップ17とで構成されている。
前記万華鏡用映像ソフト3には、オブジェクト22の発色をよくし、動きを緩慢にして映像が変化する過程を楽しむなどの効果を期待し、グルセリンやオイル、水などの液体23を封入することが多い。
しかし、キャップ17で密閉する過程で気泡が残留し、映像の美しさが損なわれるという問題があった。
本発明は、円筒状容器本体14内にオブジェクト22と共に液体23を開口部15まで満たしておき、その上から弾力性のある小片、本発明の実施の形態では開口部15の経に合わせ円柱状に成形した、発泡スチロールの小片25を詰めキャップ17を被せて締める過程で弾力性のある小片25が押し込まれ、容器内部の気泡を液体23と共に排除しながらキャップ17が閉まるので、万華鏡用映像ソフト3内部の気泡の残留を防止し、映像の美観を確保できる。
また、万華鏡用映像ソフト3に封入された液体23が気温の上昇等により膨張し圧力が上がり、漏洩が発生するという問題があった。
これに対しては、ある程度空気を入れておけば空気の収縮により液体の膨張を相殺し液体の漏洩を防ぐことができるが、気泡によって映像の美しさが損なわれるので気泡を入れたくない。従来は液漏れを防止するためにガラス容器の口を溶融したり金属冠を被せてかしめて閉じたりしている。技術的に確実な方法ではあるが、手軽にできる工程ではない。
本発明は、円筒状容器本体14内に液体23とともに、容器内部の圧力の変化により体積が収縮膨張する空気を密閉した袋もしくは発泡樹脂材や発泡ゴム材製の弾力性のある小片25、本発明の実施の形態では前記の発泡スチロールを円柱状に成形した小片を封入することで、液体23の膨張を相殺し、液体の漏洩を抑制しようとするものである。
この弾力性のある小片25を透明な円筒状容器本体14の開口部15に詰めれば、不透明なキャップ17の内側に隠すことができ、万華鏡用映像ソフト3の映像に影響を与えることが少ない。
その他、弾力性のある小片25を詰めることにより、その分映像ソフト部材24の量を少なくでき経済的である。
前記万華鏡用映像ソフト3の映像のイメージは、ほぼ映像ソフト部材24の構成で決まる。従来の映像ソフトは、容器に映像ソフト部材24を投入しただけのものであり、回転しても、ほぼ同じイメージの変わり映えしない映像が続く。
本発明は、円筒状容器本体14内に、内部を円筒軸に対して複数の空間に仕切る板状、十字状、三又状等、本発明の実施の形態では板状の仕切壁21を収納し、仕切られた空間ごとに違った構成のオブジェクト22を入れることにより、映像ソフトを回転させると、映像のイメージを一転させ、映像に変化を付けるつける効果が得られる。
分割の数が増えると、より変化のある映像を得ることができる。また隔壁21が背景を構成するので、この隔壁21に色彩や図柄をあしらうことにより、イメージに、より変化のある映像を得ることができる。
特に、容器の中央に円筒または円柱を入れ、その周囲にのみ映像ソフト部材24入れれば、その分映像ソフト部材24の量を少なくでき経済的である。
前記万華鏡用映像ソフト3のガイド溝19は、映像ソフト支持体4の受け材27、27をガイドレールとして万華鏡用映像ソフト3を一定位置で回転させ、抜け落ちることを防止するためのものである。
このガイド溝19の目的は万華鏡用映像ソフト3が映像ソフト支持体4から抜け落ちるのを防止するのが目的であり、万華鏡用映像ソフト3の円周上に何らかの凹凸があれば、ガイド溝19に限らず、抜け落ち防止の機能を果たすことができる。
このような抜け落ちるのを防止する凹凸の配置によっては、万華鏡用映像ソフト3を一定位置はなく、その回転軸方向にも移動させることができるので、より変化のある映像が得られる万華鏡用映像ソフト3が可能になる。
また、前記万華鏡用映像ソフト3には両側にキャップ17、17が付いているので、使用者は左右任意の手の指でキャップ17を回転させて使用することができる。
なお、キャップ17は円筒状容器本体14の開口部15側の片方だけのものでも万華鏡用映像ソフト3を回転させる機能を果たすことができる。
前記映像ソフト支持体4は万華鏡本体2の対物部7に取付けられており、その万華鏡用映像ソフト3を取り付ける部分には、万華鏡用映像ソフト3の外周に形成された2本のガイド溝19、19に嵌合する半円形の円弧状のくぼみを持つ万華鏡用映像ソフト3の円筒状容器の両端を支持する2個の受け材27、27を持ち、万華鏡用映像ソフト3をそのガイド溝19、19に沿って回転可能で着脱可能に支持する。
そして、映像ソフト支持体4に取付けられた照明装置5の弾力性のある反射板32の遊端部に、万華鏡本体2の軸心方向に対してほぼ垂直に形成された押さえ板33で万華鏡用映像ソフト3が受け材27の開放端から抜け出るのを防止している。
また、支持筒26の万華鏡用映像ソフト3を支持する部分の縁は、万華鏡用映像ソフト3の円筒面に接するリップ部28、28を構成している。支持筒26の内側のリップ部28、28と万華鏡本体2の対物部7との間には反射面29、29となっている。
万華鏡用映像ソフト3を前記映像ソフト支持体4に挿入するには、照明装置5の反射板32の遊端部に形成された弾力性のある押さえ板33を万華鏡用映像ソフト3で押し開いて中に入れ、ガイド溝19、19を受け材27、27に嵌め合わせる。これにより万華鏡用映像ソフト3は受け材27の上で一定位置で回転可能で、開放端から抜け出ることもない。
これにより、万華鏡用映像ソフト3をワンタッチで着脱できるので、従来面倒だった映像ソフトの交換が容易となり、数多くの万華鏡用映像ソフト3を交換して気楽に楽しむことができる。
また、回転軸のような機能部品が外部にないので、万華鏡用映像ソフトの形状を、単独でも鑑賞に耐えうる優美な意匠にすることができる。
前記万華鏡本体2の筒状の鏡9、9、10の縁は通常、加工上の都合から直線で構成されている。この筒状の鏡9、9、10が挿入された万華鏡本体2の対物部7を万華鏡用映像ソフト3の円筒面に当てると平面と曲面の関係で隙間が発生する。この隙間があると万華鏡1を覗いたとき、この隙間から映像に無関係な外部の風景が多数次の反射で映像の周辺部に映り込んで、こいのぼりのウロコのような模様のノイズになり、画像の美しさが損なわれていた。
これを防止するため、支持筒26の万華鏡用映像ソフト3を支持する側の縁を万華鏡用映像ソフト3の円筒面に接するように庇のように張り出し、リップ部28、28を構成している。これにより万華鏡本体2の対物部7と万華鏡用映像ソフト3の円筒面との間の隙間を塞ぎ、無関係な外部の風景が映り込んで来るのを遮断している。
そして支持筒26の内側のリップ部28、28と万華鏡本体2の対物部7との間は反射面29、29になっている。これにより、ここに万華鏡用映像ソフト3の映像ソフト部材24が映りこみ、美しい映像が確保できる。また、反射面29、29が万華鏡用映像ソフト3の円筒面に接するように取り付けられているので、円筒面と反射面29の距離は接触点に近付くほど小さくなる。円筒面と反射面29の距離が小さくなる程、円筒面の映像ははっきりと反射面29に投影されるので、グラディエーションをもって映り込み、接触点との継ぎ目が眼に付かなくなり、映像の周辺部でもノイズのない自然な美しい映像が得られる。
なお反射面29は白色や鏡面など反射光に対して一定の効果を与える色や形状にすることにより、万華鏡1を覗いたときの映像に変化を与えることができる。
前記照明装置5は、映像ソフト支持体4の下面に取付けられた電源収納ケース30と、この電源収納ケース30内に収納された電池等の電源31と、電源収納ケース30の先端部下部よりほぼ45度の傾斜面を介して上方へ突出し、上面が開放されており、万華鏡本体2の対物部7に面した面が反射面になった反射板32と、この反射板32内へ突出し、万華鏡本体2の軸心方向に対して平行に照射する少なくとも1個以上の照明ランプ、本発明の実施の形態では2個の発熱や電力消費が少ない白色高輝度LED34、34と、この照明ランプ34、34と前記電源31との間に介装された、映像ソフト支持体4の上面に取付けられたスイッチ支持板35に設置されたスイッチ36で該照明ランプ34、34を点灯させることができる制御回路37とで構成されている。これにより、照明ランプ34、34の光は反射板32により曲げられ、万華鏡用映像ソフト3を万華鏡本体2の軸心方向に対してほぼ直角方向から照明する。
前記照明装置5が、万華鏡用映像ソフト3の下面を照らすようにしたのは、万華鏡用映像ソフト3を透過光ではなく反射光で見るようにしたためである。
これにより、透過光で見るのと異なり、視線に対して横から射す光の反射光で見るので映像に陰影が生じ、立体的に感じられる効果がある。
また、不透明なオブジェクト22が使用でき、材料の選択範囲が増えると共に創作の範囲が広がる。
また円筒状容器本体14の全体に光が回り、液体23に色を付けても透過光で見るのと異なり、全体が美しく透けて見えるという効果も得られる。その他、円筒状容器本体14の表面反射光が映像に与える影響が少なく、鮮明な映像が得られるという効果もある。
前記照明装置5の照明ランプ34で万華鏡用映像ソフト3の下面を直接照らさず、反射板32を介する間接照明を用いたのは、照明ランプ34には一般に光度分布にムラがあるからである。
照明ランプ34の光度分布のムラは光源に近付くほど鮮明になり、映像の美しさを阻害する要因になっている。このムラを回避するには、光源を対象物から離すことと、光束を散乱させることが効果的である。
反射板32を用いることにより、コンパクトな構成でも光源と対象物の距離を大きくできると共に、光束を散乱させ、万華鏡用映像ソフト3の照射面全域に均一な柔らかい光を当てることができる。
また、反射板32の反射面を曲面にすれば凹面鏡として働き、照明ランプ34の光を効率的に万華鏡用映像ソフト3集め、映像の明るさを増すことができる。 また、反射面の表面を白色や鏡面や有彩色などにすることにより、映像の雰囲気に変化を与えることができる。
前記照明装置5の反射板32の上面を空けたのは、万華鏡用映像ソフト3の出し入れを容易にするためであるが、周りが明るいときは自然光を採り入れることができ、暗いときのみ照明装置5を援用することにより電池の節約になり経済的である。
このときも、反射板32の反射面が集光鏡として働き、採り入れた光を効率的に万華鏡用映像ソフト3に集め、映像の明るさを増すという効果もある。
その他、反射板32が受けになって、万華鏡用映像ソフト3を出し入れする際、不意に落下するアクシデントを防止したり、万華鏡本体を落としても反射板32ショックを吸収し、万華鏡用映像ソフト3や照明ランプ34を破損から守るという効果もある。
前記照明装置5のスイッチ36の位置は、万華鏡1を片手で持ち、その重心を親指で支えたとき、人差し指または中指で押せる位置にある。
スイッチ36を片手で安定して操作できるよう配慮したものである。
前記照明装置5の照明ランプ34、34に白色高輝度LEDを用いたのは、小型にもかかわらず強力な色温度の高い白色光が得られ、色彩の再現に効果が大きいためである。また電池で作動し、発熱や電力消費が少なく電池が長持ちするため照明装置5を小型化でき携帯に都合がよい。
前記本発明を実施するための最良の形態の照明装置5は、照明ランプ34として白色高輝度LEDを使用するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、市販されている、通常のフィラメントランプや色温度の高いハロゲンランプなど各種の照明ランプを使用してもよい。
また、万華鏡本体5の軸心方向に対して直角方向から万華鏡用映像ソフト2を照明するものについて説明したが、これに限らず、どの方向から万華鏡用映像ソフトを照明してもよい。
なお、反射板32を使用せず、図26および図27に示すように直接照明ランプ34の光を当てることも可能である。
前記アイピース6は、万華鏡本体2の接眼部8を中央にして左右に広がり、左右どちらの目を万華鏡本体2の接眼部8に当てても、残り片方の目を覆うように構成されたフード38からなり、万華鏡本体2の接眼部8に取付けられている。
万華鏡の接眼部にアイピースがあると、より鮮明な映像を得ることができるが、従来のアイピースは単眼の光学機器であれば片目だけというのが普通で、通常の単眼の万華鏡は片目を瞑って覗く必要があり、目が疲れるという欠点があった。
本発明は、左右どちらの目を万華鏡本体2の接眼部8に当てても、残り片方の目を覆うので、左右どちらの目でも覗くことができる。従って利き目を気にすることがなく、しかも両目を明けて覗くことができるので、映像に立体感が感じられ、目も疲れない。
また、本構成のアイピース7は可動部がなくシンプルで、壊れにくく耐久性がある。
上記構成の万華鏡1は、万華鏡用映像ソフト3を映像ソフト支持体4に、押さえ板33を押し広げながら挿入装着し、アイピース6に任意の片目を当てて覗くとともに、スイッチ35をONして白色高輝度LEDの照明ランプ34、34を点灯させる。
この状態で万華鏡用映像ソフト3のキャップ17を指先でつまんで回転させることにより、暗い室内でも照明ランプ34、34で照明された、明るくて美しい映像を楽な姿勢で楽しむことができる。
{発明を実施するための異なる形態}
次に、図13ないし図39に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、両目を覆うフード38Aが前記万華鏡本体の接眼部8に枢支ピン39,39によって左右方向に揺動可能に取付けられたものである。これにより、左右どちらの目を万華鏡本体の接眼部に当てても、フード38Aを揺動させることにより、残り片方の目を覆うことができる。
このように構成した万華鏡1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図16および図17に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、両目を覆うフード38Bが前記万華鏡本体の接眼部8にスライドレール40、40によって左右方向にスライド可能に取付けられたものである。これにより、左右どちらの目を万華鏡本体の接眼部に当てても、フード38Bをスライドさせることにより、残り片方の目を覆うことができる。
このように構成した万華鏡1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図18ないし図21に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、両目で覗くことができるように並行に配置された、2本の万華鏡本体2A、2Bと、この万華鏡本体2A、2Bの対物部7に取付けられ、各万華鏡本体2A、2Bに対応する2本の万華鏡用映像ソフト3A、3Bを独立して支持する映像ソフト支持体4Aと、この映像ソフト支持体4Aに支持させることができる容器内に映像ソフト部材24A、24Bが収納された2本の万華鏡用映像ソフト3A、3Bとからなる点で、このように構成した万華鏡1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、両方の目で異なる万華鏡用映像ソフトの映像を見ることができる。
両目で覗くことができる双眼の万華鏡は従来から存在し、重なって見える複雑な映像を楽しめるが、映像ソフト自体は共有しており、両目に映る映像の動静は同じである。従って映像ソフトによっては重なって見える映像がうるさく感じられる場合がある。
目には止まっているものより動いているものをより鮮明に認識するという生理現象がある。本発明は万華鏡用映像ソフト3A、3Bを万華鏡本体2A、2Bのそれぞれに対応するように支持してあり、独立して動かすことができるので、両目で覗いていても片方の万華鏡用映像ソフト3Aもしくは3Bを回すと、回した側の動く映像の方がより鮮明に認識され、動かしていない方の映像は認識されにくく、全体としてより複雑で深みのある鮮明な、立体感のある映像を楽しむことができる。
しかし、重なって見える映像がうるさく感じられる場合がある。また、片方の映像をより集中して楽しみたいという要求もある。万華鏡本体2A、2Bの接眼部8のそれぞれに遮蔽板41を設け、必要に応じて開閉し、片方だけの映像を選択して集中して楽しむことができる。
図22ないし図24に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、一方の側壁42から万華鏡用映像ソフト3Cを挿入できる挿入孔43が形成された、下部がほぼ45゜の傾斜面に形成された該万華鏡本体2の外周部を完全に覆う支持筒26Bと、この支持筒26Bの挿入孔43が形成された一方の側壁42にスライド移動可能に取付けられた、挿入された万華鏡用映像ソフト3のガイド溝19内に先端部が挿入して抜け脱を防止するロック片44を備えるロック機構45とを使用した映像ソフト支持体4Bを用いた点で、このような映像ソフト支持体4Bを用いて構成した万華鏡1Dにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図25ないし図27に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、万華鏡用映像ソフト3を上部から挿入することができる映像ソフト収納部46を形成した映像ソフト支持体4Cを用いた点で、このような映像ソフト支持体4Cを用いて構成した万華鏡1Eにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図28および図29に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、映像ソフト支持体4Dの先端部の下面に一端部が固定され、遊端部に取付けられた面ファスナー47を、映像ソフト支持体4Dの先端部の上面に固定された面ファスナー47に着脱できる透明シート48を用いた万華鏡用映像ソフト3を支持する押さえ板33Bを用いた点で、このような押さえ板33Bを用いて構成した万華鏡1Fにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図30ないし図34に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、万華鏡本体2の外周を装飾用の外側ケース48で覆った点にある。このように構成した万華鏡1Gにしても、変化のある意匠が可能になるとともに、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図35ないし図37に示す本発明を実施するための第9の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、キャップ17が片側だけの万華鏡用映像ソフト3Aを使用する万華鏡1Hを提供する点にある。映像ソフト支持体4Fには、万華鏡用映像ソフト3Aのキャップ17部分に形成されるガイド溝19を受ける受け材27と、万華鏡用映像ソフト3Aの底側の円周を受けるV字型の受け材27Cが取り付けられており、万華鏡用映像ソフト3Aを万華鏡本体2の対物部7に回転可能で着脱可能に支持するようにした点にある。このような受け材27、27Cを用いて構成した万華鏡1Hにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図38ないし図39に示す本発明を実施するための第10の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、万華鏡用映像ソフト3が受け材27Dから抜け出るのを防止するため、弾力性のある一対の押さえ板33C、33Cを、受け材27Dの開口部に、その間隔が万華鏡用映像ソフト3の外経より狭くなるように取り付け、このような2個の受け材27D、27Dで万華鏡用映像ソフト3を把持するようにした点にある。そして受け材27D、27Dを万華鏡本体2Cの対物部7に取り付け、映像ソフト支持体4Gとしている。
万華鏡用映像ソフト3を前記映像ソフト支持体4Gに挿入するには、弾力性のある一対の押さえ板33C、33Cの開口部を万華鏡用映像ソフト3で押し開いて中に入れ、ガイド溝19、19を受け材27、27に嵌め合わせる。これにより万華鏡用映像ソフト3は受け材27の上で一定位置で回転可能で、開放端から抜け出ることもない。
このように構成した構成した万華鏡1Iにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明は万華鏡および万華鏡用映像ソフトを製造する産業および万華鏡を有料で見せるサービス産業で利用することができる。
本発明を実施するための最良の第1の形態の斜視図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の分解斜視図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の背面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の側面図。 図3の7−7線に沿う断面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の万華鏡本体の分解斜視図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の万華鏡用映像ソフトの説明図。 図9の10−10線に沿う断面図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の映像ソフト支持体の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の使用状態の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の平面図。 図13の14−14線に沿う断面図。 本発明を実施するための第2の形態の使用状態の説明図。 本発明を実施するための第3の形態の平面図。 図16の17−17線に沿う断面図。 本発明を実施するための第4の形態の平面図。 本発明を実施するための第4の形態の側面図。 本発明を実施するための第4の形態の背面図。 本発明を実施するための第4の形態の万華鏡用映像ソフトの説明図。 本発明を実施するための第5の形態の平面図。 本発明を実施するための第5の形態の側面図。 本発明を実施するための第5の形態の映像ソフト支持体の説明図。 本発明を実施するための第6の形態の平面図。 本発明を実施するための第6の形態の側面図。 図25の27−27線に沿う断面図。 本発明を実施するための第7の形態の平面図。 図28の29−29線に沿う断面図。 本発明を実施するための第8の形態の斜視図。 本発明を実施するための第8の形態の分解斜視図。 本発明を実施するための第8の形態の平面図。 本発明を実施するための第8の形態の側面図。 図32の34−14線に沿う断面図。 本発明を実施するための第9の形態の斜視図。 本発明を実施するための第9の形態の分解斜視図。 本発明を実施するための第9の形態の映像ソフト支持体の説明図。 本発明を実施するための第10の形態の斜視図。 本発明を実施するための第10の形態の分解斜視図。
符号の説明
1、1A〜1I:万華鏡、 2、2A、2B、2C:万華鏡本体、
3、3A、3B:万華鏡用映像ソフト、
4、4A〜4G:映像ソフト支持体、
5:照明装置、
6、6A〜6D:アイピース、
7:対物部、
8:接眼部、
9:鏡、
10:鏡、
11:遮光板、
12:鏡筒、
13:カバーガラス、 14、14A:円筒状容器本体、
15:容器開口部、
16:容器肩部、
17:キャップ、
18:キャップの縁部、
19:ガイド溝、
20:スペーサ、
21:隔壁、
22:オブジェクト、
23:液体、 24、24A、24B:映像ソフト部材、
25:弾力性のある小片、 26、26A〜26F:支持筒、
27、27A〜27D:受け材、 28:リップ部、
29:反射面、
30:電源収納ケース、
31:電源、
32:反射板、
33、33A〜33C:押さえ板、34:照明ランプ、
35:スイッチ支持板、 36:スイッチ、
37:制御回路、
38、38A〜38D:フード、
39:枢支ピン、
40:スライドレール、
41:遮蔽板、
42:側壁、
43:挿入孔、
44:ロック片、
45:ロック機構、
46:映像ソフト収納部、
47:面ファスナー、 48:外側ケース。

Claims (8)

  1. 万華鏡本体と、映像ソフト支持体と、万華鏡用映像ソフトと、照明装置とからなる万華鏡であって、前記万華鏡本体は、複数枚の鏡の鏡面が内壁面に位置するように筒状に組み合わされたものであり、前記万華鏡用映像ソフトは、容器と前記容器内に収容された映像ソフト部材とからなり、前記映像ソフト支持部は、前記万華鏡本体の対物部に取付けられるとともに、前記容器を支持するものであり、前記照明装置は、前記映像ソフト支持体あるいは前記万華鏡本体に取付けられたものであって、前記万華鏡本体の軸心方向に対して平行に照明光を照射する照明ランプと、前記照明光の光路を曲げ、前記万華鏡用映像ソフトを前記万華鏡本体の軸心方向に対してほぼ直角方向から照明するための反射板と、電気回路とからなることを特徴とする万華鏡。
  2. 前記容器は円筒状容器であり、前記映像ソフト支持体は、前記円筒状容器の両端を支持する2個の受け材を含み、前記各受け材はそれぞれ開放端を有し、前記円筒状容器は前記2個の受け材により回転可能かつ着脱可能に支持され、さらに、前記各開放端から前記万華鏡用映像ソフトが抜け出るのを防止するための押さえ材が前記映像ソフト支持体に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の万華鏡。
  3. 前記容器は円筒状容器であり、さらに、前記映像ソフト支持体あるいは万華鏡本体に、前記円筒状容器の円筒面と前記万華鏡本体の対物部との隙間を埋める反射板が取付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の万華鏡。
  4. さらに、前記万華鏡本体の接眼部を中央にして左右に広がり、左右どちらの目を前記万華鏡本体の接眼部に当てても、残り片方の目を覆うように構成されたアイピースが前記万華鏡本体の接眼部に取付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の万華鏡。
  5. さらに、両目を覆うフードが前記万華鏡本体の接眼部に移動可能に取付けられ、左右どちらの目を前記万華鏡本体の接眼部に当てても、フードの位置を変えることにより残り片方の目を覆うように構成されたアイピースを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の万華鏡。
  6. 2本の万華鏡本体と、映像ソフト支持体と、2本の万華鏡用映像ソフトと、照明装置とからなる万華鏡であって、前記2本の万華鏡本体は、両目で覗くことができるように並行に配置されているものであって、前記各万華鏡本体は、複数枚の鏡の鏡面が内壁面に位置するように筒状に組み合わされたものであり、前記各万華鏡用映像ソフトは、容器と前記容器内に収容された映像ソフト部材とからなり、前記映像ソフト支持体は、前記2本の万華鏡本体の対物部に取付けられるとともに、前記各万華鏡本体にそれぞれ対応する前記各万華鏡用映像ソフトの容器を独立して支持するものであり、前記照明装置は、前記映像ソフト支持体あるいは前記2本の万華鏡本体に取付けられたものであって、前記2本の万華鏡本体の軸心方向に対して平行に照明光を照射する照明ランプと、前記照明光の光路を曲げ、前記2本の万華鏡用映像ソフトを前記2本の万華鏡本体の軸心方向に対してほぼ直角方向から照明するための反射板と、電気回路とからなることを特徴とする万華鏡。
  7. 前記容器は円筒状容器であり、前記映像ソフト部材は、多数個のオブジェクトと液体とからなるものであって、前記万華鏡用映像ソフトは、さらに、前記円筒状容器本体内に収納された、容器内部の圧力の変化により体積が収縮膨張する弾力性のある小片と、前記円筒状容器本体の開口部を密閉状態で覆うキャップとを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の万華鏡。
  8. 前記容器は円筒状容器であり、さらに、前記円筒状容器内に収納された、前記円筒状容器の内部を前記円筒状容器の円筒軸に対して複数の空間に分ける隔壁と、前記円筒状容器の開口部を密閉状態で覆うキャップとを含み、前記映像ソフト部材は、多数個のオブジェクトと液体とからなるものであって、前記隔壁により分けられた各々の空間に収納されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の万華鏡。
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