以下、本発明による情報処理システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、クライアント装置内の特許文書中から抽出したキーワードを基に、サーバ装置のDBから、定型文情報を検索する情報処理システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報処理システム1の概念図である。
図1では、サーバ装置11と1以上のクライアント装置12とが、ネットワーク13を介して接続されている。ネットワーク13は、有線または無線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。
図2は、本実施の形態におけるサーバ装置11のブロック図である。
サーバ装置11は、第一の定型文情報記憶部1101、リクエスト情報受信部1102、第一の定型文情報検索部1103、レスポンス情報送信部1104、を備える。
図3は、本実施の形態におけるクライアント装置12のブロック図である。
クライアント装置12は、発明情報記憶部1201、キーワード抽出部1202、送信禁止情報記憶部1203、第二の定型文情報記憶部1204、第二の定型文情報検索部1205、説明文情報取得部1206、使用説明文情報判断部1207、使用説明文情報取得部1208、出願文書情報作成部1209、出願文書情報出力部1210、蓄積方法判断部1211、蓄積方法情報取得部1212、第一の定型文情報蓄積部1213、第二の定型文情報蓄積部1214、を備える。
なお、図1において、クライアント装置11とサーバ装置12は、図2におけるサーバ装置が備えるリクエスト情報受信部1102、およびレスポンス情報送信部1104と、図3におけるクライアント装置12が備える説明文情報取得部1206とが、ネットワーク13を介して接続されている。
第一の定型文情報記憶部1101は、定型文情報を記憶する。この定型文情報は、キーワードと、特許出願のための特許出願文書を構成する文章でありキーワードの説明文となる情報である説明文情報とを対応付ける情報である。
ここで、キーワードとは、「MPEG」や「格納」などの、主に名詞となる名称である。
また、キーワードは、発明を構成する構成要素の名称を特定するための文字列である構成要素特定情報を含んでいてもよい。この構成要素特定情報は、構成要素名に含まれる動作・処理を示す名詞であってもよいし、構成要素名そのものであってもよい。前者は、例えば、「格納」や「受信」などであり、後者は、例えば、「情報格納部」や「情報受信部」、「ボルト」、「ナット」などである。なお、本実施の形態では、構成要素特定情報が構成要素名に含まれる動作・処理を示す名詞である場合について説明する。
また、キーワードは、ある特定の分野で用いられる言葉である用語を特定するための文字列である用語特定情報を含んでいてもよい。この用語特定情報は、情報分野における専門用語や、電気・電子分野における専門用語、機械分野における専門用語などであってもよいし、複合名詞に共通して含まれる文字列であってもよい。前者は、例えば、「MPEG」や「誘電体」、「クランク軸」などである。また、後者は、例えば、「洗浄フィルタ」、「ローパスフィルタ」における文字列「フィルタ」などである。なお、本実施の形態では、用語特定情報が専門用語である場合について説明する。
また、これらのキーワードは、例えば、「格納とは、」や「MPEGは、」のように、助詞が付与されていてもよい。なお、本実施の形態では、助詞が付与されていない場合について説明する。
また、説明文情報とは、例えば、「CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」や「ビデオデータの圧縮形式の1つである。」のように、キーワードに対応した説明を示す文字列であって、構成要素が実現され得る方法、または構成要素の動作が実現され得る方法についての説明文を示す文字列である構成要素説明情報を含んでいてもよい。また、説明文情報は、用語についての説明文を示す文字列である用語説明情報を含んでいてもよい。また、これらの説明文情報は、例えば、「格納とは、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」や「MPEGは、ビデオデータの圧縮形式の1つである。」のように、対応しているキーワードが含まれていてもよい。
また、定型文情報は、構成要素特定情報と構成要素説明情報とを対応付ける情報である構成要素対応情報を含んでいてもよいし、用語特定情報と用語説明情報とを対応付ける情報である用語対応情報を含んでいてもよい。
また、定型文情報は、例えば、キーワードと説明文情報が、「<キーワード>|<説明文情報>」のような形式で対応付けられたものであってもよいし、「<キーワード>は、<説明文情報>」のような形式で対応付けられたものであってもよい。また、定型文情報は、例えば、キーワードと説明文情報が、「<キーワード>は、|<説明文情報>」のような形式で対応付けられたものであってもよいし、上記の3種類の形式において、文字列「は、」が<説明文情報>の先頭に含まれるものであってもよい。
なお、キーワードが構成要素特定情報であるときは、それに対応付けられた説明文は構成要素説明情報となり、キーワードが用語特定情報であるときは、それに対応付けられた説明文は用語説明情報となり、これらの対応関係においても上記の定型文情報の形式が適用されることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、第一の定型文情報記憶部1101が記憶する定型文情報は、「<キーワード>|<説明文情報>」のような形式である場合について説明する。
第一の定型文情報記憶部1101は、定型文情報の記憶に際し、定型文情報の種類ごとに、1つの記憶領域を割り当ててもよいし、定型文情報の種類ごとに、2つ以上の記憶領域を割り当ててもよい。ここで、「定型文情報の種類」とは、上記のように、定型文情報が含んでいる構成要素対応情報や用語対応情報などの種類のことである。また、「定型文情報の種類ごとに、2以上の記憶領域を割り当てる」とは、例えば、第一の定型文情報記憶部1101がRDBMS(Relational DataBase Management System)であれば、定型文情報の種類ごとに2つ以上のテーブルが存在することを意味し、例えば、第一の定型文情報記憶部1101が表形式のファイルであれば、定型文情報の種類ごとに2つ以上のファイルが存在することを意味する。なお、本実施の形態では、第一の定型文情報記憶部1101に、定型文情報の種類ごとに1つの記憶領域を割り当てる場合について説明する。
第一の定型文情報記憶部1101は、揮発性の一時メモリ(いわゆるメインメモリなど)でもハードディスクやCD−ROMなどの不揮発性のメモリでもよい。また、第一の定型文情報記憶部1101に定型文情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して定型文情報が第一の定型文情報記憶部1101で記憶されるようになってもよいし、通信回線などを介して送信された定型文情報が第一の定型文情報記憶部1101で記憶されるようになってもよいし、あるいは、入力デバイスを介して入力された定型文情報が第一の定型文情報記憶部1101で記憶されるようになってもよい。
リクエスト情報受信部1102は、キーワードを含むリクエスト情報を受信する。また、リクエスト情報受信部1102は、キーワードと、当該キーワードの種類を示す情報であるキーワード種類情報とを含むリクエスト情報を受信してもよい。なお、本実施の形態では、後者の場合について説明する。
キーワード種類情報は、例えば、フラグやファイル名、またテーブル名やその他、第一の定型文情報記憶部1101における記憶領域を特定するものであれば何でもよい。例えば、キーワード種類情報は、キーワードが構成要素特定情報である場合に文字列「構成」、キーワードが用語特定情報である場合に文字列「用語」であってもよい。また、キーワード種類情報は、例えば、キーワードが構成要素特定情報である場合に「1」、キーワードが用語特定情報である場合に「2」であってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
リクエスト情報には、キーワードが含まれていればよく、キーワード種類情報を含んでいてもよい。また、その形式は問わない。例えば、リクエスト情報にキーワードとキーワード種類情報が含まれている場合であれば、そのリクエスト情報は、例えば、「<キーワード>,<キーワード種類情報>」のような形式であってもよいし、「<キーワード>&<キーワード種類情報>」のような形式であってもよい。なお、本実施の形態では、リクエスト情報が「<キーワード>&<キーワード種類情報>」のような形式である場合について説明する。また、例えば、リクエスト情報に複数のキーワードとキーワード種類情報が含まれている場合(
例えば、3つのキーワードとキーワード種類情報が含まれている場合)であれば、そのリクエスト情報は、例えば、「<キーワード>,<キーワード種類情報>,<キーワード>,<キーワード種類情報>,<キーワード>,<キーワード種類情報>」のような形式であってもよいし、「<キーワード>&<キーワード種類情報>&<キーワード>&<キーワード種類情報>&<キーワード>&<キーワード種類情報>」のような形式であってもよい。
リクエスト情報受信部1102は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
第一の定型文情報検索部1103は、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報を検索する。この場合、第一の定型文情報検索部1103は、説明文情報を検索してもよい。ここで「検索」とは、検索キーを基に検索対象となる情報から検索できた情報の取得などを意味する。
また、第一の定型文情報検索部1103は、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報を検索し、その定型文情報の種類を示す情報を取得してもよいし、当該キーワードに対応付けられた説明文情報を検索し、その説明文情報の種類を示す情報を取得してもよい。
例えば、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、キーワードに対応付けられた定型文情報として構成要素対応情報が検索できた場合に、その定型文情報が構成要素対応情報であることを示す情報を取得してもよいし、キーワードに対応付けられた説明文情報として構成要素説明情報が検索できた場合に、その説明文情報が構成要素説明情報であることを示す情報を取得してもよい。
また、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、キーワードに対応付けられた定型文情報として用語対応情報が検索できた場合に、その定型文情報が用語対応情報であることを示す情報を取得してもよいし、キーワードに対応付けられた説明文情報として用語説明情報が検索できた場合に、その説明文情報が用語説明情報であることを示す情報を取得してもよい。
また、第一の定型文情報検索部1103は、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワード種類情報に応じて、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報を検索してもよいし、説明文情報を検索してもよい。
例えば、キーワード種類情報が、キーワードが構成要素特定情報であることを示す情報であれば、第一の定型文情報検索部1103は、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた構成要素対応情報を検索してもよいし、構成要素説明情報を検索してもよい。
また、例えば、キーワード種類情報が、キーワードが用語特定情報であることを示す情報であれば、第一の定型文情報検索部1103は、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた用語対応情報を検索してもよいし、用語説明情報を検索してもよい。
なお、キーワードが構成要素特定情報であり、かつ構成要素特定情報が構成要素名を示す文字列である場合は、第一の定型文情報検索部1103は、その構成要素特定情報である構成要素名を示す文字列から、その構成要素名で示される構成要素が実現されうる手段についての文字列を抽出し、それを検索キーとして構成要素対応情報、または構成要素説明情報を検索してもよい。第一の定型文情報検索部1103は、例えば、構成要素名が「情報格納部」である場合に、「格納」を検索キーとして構成要素対応情報、または構成要素説明情報を検索してもよいし、例えば、構成要素名が「情報受信部」である場合に、「受信」を検索キーとして構成要素対応情報、または構成要素説明情報を検索してもよい。また、この場合、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードと、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している定型文情報に含まれるキーワードが異なっていてもよい。例えば、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードが「情報格納部」である場合に、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している定型文情報に含まれるキーワードが「格納」であってもよいし、例えば、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードが「情報受信部」である場合に、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している定型文情報に含まれるキーワードが「受信」であってもよい。
また、本実施の形態では、第一の定型文情報検索部1103が、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワード種類情報に応じて、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた構成要素対応情報、または用語対応情報を検索する場合について説明する。
また、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報が検索できなかった場合に、例えば、「<キーワード>|NULL」の定型文情報が検索できたものとしてもよい。また、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、第一の定型文情報記憶部1101から、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報が検索できなかった場合に、例えば、「<キーワード>|説明文が取得できませんでした。」の定型文情報が検索できたものとしてもよい。なお、本実施の形態では、前者の場合について説明する。
第一の定型文情報検索部1103は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第一の定型文情報検索部1103の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
レスポンス情報送信部1104は、第一の定型文情報検索部1103が検索した結果である定型文情報に含まれる説明文情報を含むレスポンス情報を、リクエスト情報受信部1102がリクエスト情報を受信した受信元に送信する。この場合、レスポンス情報送信部1104は、定型文情報を含むレスポンス情報を送信してもよい。
レスポンス情報送信部1104が説明文情報を含むレスポンス情報を送信する場合、そのレスポンス情報は、例えば、「<説明文情報>」のような形式であってもよい。また、レスポンス情報送信部1104が定型文情報を含むレスポンス情報を送信する場合、そのレスポンス情報は、例えば、「<定型文情報>」のような形式であってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
また、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報にキーワード種類情報が含まれていない場合に、レスポンス情報送信部1104は、第一の定型文情報検索部1103が検索した結果である定型文情報に含まれる説明文情報と、その説明文情報の種類を示す情報である説明文種類情報とを含むレスポンス情報を、リクエスト情報受信部1102がリクエスト情報を受信した受信元に送信してもよい。また、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報にキーワード種類情報が含まれていない場合に、レスポンス情報送信部1104は、第一の定型文情報検索部1103が検索した結果である定型文情報と、その定型文情報の種類を示す情報である定型文種類情報とを含むレスポンス情報を、リクエスト情報受信部1102がリクエスト情報を受信した受信元に送信してもよい。
レスポンス情報送信部1104が説明文情報を含むレスポンス情報を送信する場合、レスポンス情報は、例えば、「<説明文情報>,<説明文種類情報>」のような形式であってもよいし、「<説明文情報>&<説明文種類情報>」のような形式であってもよい。リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報にキーワード種類情報が含まれていない場合、レスポンス情報は、例えば、「<定型文情報>,<定型文種類情報>」のような形式であってもよいし、「<定型文情報>&<定型文種類情報>」のような形式であってもよい。
同様に、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報にキーワード種類情報が含まれていない場合に、レスポンス情報送信部1104は、第一の定型文情報検索部1103が検索した結果である定型文情報と、その定型文情報に含まれる説明文情報の種類を示す情報とを含むレスポンス情報を送信してもよい。
レスポンス情報送信部1104は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
発明情報記憶部1201は、発明情報を記憶する。この発明情報は、発明特定情報を構成する情報を含む情報であってもよい。この発明特定情報は、1以上の発明に関する情報であり、発明を特定する情報であってもよい。また、発明特定情報は、発明を構成する構成要素の名称を示す情報と、その構成要素の動作についての説明文を示す情報と、から構成される。
また、発明情報の形式は、発明特定情報が含まれていればよく、例えば、請求項の形式になっているものでもよいし、表の形式になっているものでもよいし、散文的に箇条書きの形式になっているものでもよいし、その形式は問わない。
請求項の形式になっている発明情報は、例えば、特許出願のための出願文書における[特許請求の範囲]に記載されている内容と同様のものであってもよい。また、表の形式になっている発明情報は、例えば、1行の構成が、「<請求項番号>|<発明の概要>|<実施の形態番号>|<構成要素名>|<構成要素定義>」のような形式になっているものであってもよい。また、散文的に箇条書きの形式になっている発明情報は、例えば、1つの発明を構成する構成要素の名称と、その構成要素の動作についての説明文とが、「<構成要素>:<構成要素の説明文>」のような形式で箇条書きになっているものであってもよい。なお、本実施の形態では、発明情報が請求項の形式になっている場合について説明する。
また、発明情報は、1つの発明を表現する請求項を1つの単位としてもよいし、複数の請求項から構成される情報を1つの単位としてもよい。なお、本実施の形態では、後者の場合について説明する。
発明情報記憶部1201は、揮発性の一時メモリ(いわゆるメインメモリなど)でもハードディスクやCD−ROMなどの不揮発性のメモリでもよい。また、発明情報記憶部1201に発明情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して発明情報が発明情報記憶部1201で記憶されるようになってもよいし、通信回線などを介して送信された発明情報が発明情報記憶部1201で記憶されるようになってもよいし、あるいは、入力デバイスを介して入力された発明情報が発明情報記憶部1201で記憶されるようになってもよい。
キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報からキーワードを抽出する。このキーワードには、構成要素特定情報と用語特定情報が含まれていてもよい。
例えば、構成要素特定情報となるキーワードを抽出する場合であれば、キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から、構成要素特定情報を抽出するための情報である構成要素抽出情報を基にキーワードである構成要素特定情報を抽出する。
例えば、発明情報が請求項の形式になっている場合であれば、構成要素抽出情報は、例えば、動詞の基本形を示す文字列である動詞情報や、文の区切りを示す文字列である区切語句情報などであってもよい。前者は、例えば、「判断する」、「受け付ける」、「対応付ける」などである。また、後者は、例えば、「と」、「を」、「と、」、「を、」などである。
また、例えば、発明情報が表の形式になっている場合であれば、構成要素抽出情報は、例えば、構成要素名が入力されている列を示す情報である列情報や、構成要素名が入力されている行を示す情報である行情報などであってもよい。前者は、例えば、構成要素名が5列目に入力されていることを示す「element=Col:5」のような形式であってもよい。また、後者は、例えば、構成要素名が10行目に入力されていることを示す「element=Row:10」のような形式であってもよい。
また、構成要素抽出情報は、その他、例えば、「部」や「手段」など、構成要素名の語尾となる文字列を示す情報や、例えば、「構成要素名を形態素解析し、最後に出現する名詞である」や、「"する"を付与することでサ行変格活用動詞となる語句である」など、構成要素名から構成要素特定情報を抽出するための条件を示す情報や、例えば、「格納」や「受信」など、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している構成要素特定情報などであってもよい。
また、構成要素抽出情報は、例えば、任意の記憶領域に蓄積されているものであってもよいし、キーワード抽出部1202がキーワードを抽出する際に、外部から取得するものであってもよい。
また、例えば、発明情報が請求項の形式になっている場合であれば、キーワード抽出部1202は、例えば、動詞情報が開始文字列で、区切語句情報が終了文字列となる文字列を、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から1以上抽出し、その文字列から動詞情報と区切語句情報を除いた文字列を構成要素名とし、その構成要素名から、「する」を付与することでサ行変格活用動詞となる語句のうち最後に出現するものを構成要素特定情報として抽出してもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。また、この場合、発明情報に含まれる請求項を示す情報を1つの単位とし、その単位ごとに上記キーワードの抽出を行ってもよいし、発明情報に含まれる文の開始から改行まで、または改行から改行まで、または改行から文の終端までを1つの単位とし、その単位ごとに上記キーワードの抽出を行ってもよい。
また、例えば、発明情報が表の形式になっている場合であれば、キーワード抽出部1202は、例えば、列情報から列番号を抽出し、その列番号に該当する列を走査し、入力されている文字列を構成要素名として抽出し、その構成要素名から、「する」を付与することでサ行変格活用動詞となる語句のうち最後に出現するものを構成要素特定情報として抽出してもよい。また、この場合、キーワード抽出部1202は、例えば、列情報から列番号を抽出し、行情報から行番号を抽出し、その列番号と行番号で示される場所に入力されている文字列を構成要素名として抽出し、その構成要素名から、「する」を付与することでサ行変格活用動詞となる語句のうち最後に出現するものを構成要素特定情報として抽出してもよい。
また、例えば、用語特定情報となるキーワードを抽出する場合であれば、キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から、用語特定情報を抽出するための情報である用語抽出情報を基にキーワードである用語特定情報を抽出する。
例えば、発明情報が請求項の形式になっている場合であれば、用語抽出情報は、例えば、断定や打消しを表す助動詞を示す文字列である助動詞情報や、文の区切りを示す文字列である区切語句情報などであってもよい。前者は、例えば、「である」、「でない」などである。また、後者は、例えば、「と」、「を」、「と、」、「を、」などである。
また、例えば、発明情報が表の形式になっている場合であれば、用語抽出情報は、例えば、用語名が入力されている列を示す情報である列情報や、用語名が入力されている行を示す情報である行情報などであってもよい。前者は、例えば、用語名が8列目に入力されていることを示す情報などであり、例えば、「element=Col:8」のような形式であってもよい。また、後者は、例えば、用語名が4行目に入力されていることを示す情報などであり、例えば、「element=Row:4」のような形式であってもよい。
また、用語抽出情報は、その他、例えば、「クランク軸」や「ベルト軸」における文字列「軸」など、用語の語尾となる文字列を示す情報や、例えば、「建物」や「ボールペン」、「電話」など、専門用語でない一般名詞や、例えば、「MPEG」や「JPEG」など、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している用語特定情報などであってもよい。
また、用語抽出情報は、例えば、任意の記憶領域に蓄積されているものであってもよいし、キーワード抽出部1202がキーワードを抽出する際に、外部から取得するものであってもよい。
キーワード抽出部1202は、例えば、発明情報が請求項の形式になっている場合であれば、助動詞情報が開始文字列で、区切語句情報が終了文字列となる文字列を、用語特定情報として発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から1以上抽出し、その文字列から助動詞情報と区切語句情報を除いた文字列を用語特定情報として抽出してもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。また、この場合、発明情報に含まれる請求項を示す情報を1つの単位とし、その単位ごとに上記キーワードの抽出を行ってもよいし、発明情報に含まれる文の開始から改行まで、または改行から改行まで、または改行から文の終端までを1つの単位とし、その単位ごとに上記キーワードの抽出を行ってもよい。
また、例えば、発明情報が表の形式になっている場合であれば、キーワード抽出部1202は、例えば、列情報から列番号を抽出し、その列番号に該当する列を走査し、入力されている文字列を用語特定情報として抽出してもよい。また、この場合、キーワード抽出部1202は、例えば、列情報から列番号を抽出し、行情報から行番号を抽出し、その列番号と行番号で示される場所に入力されている文字列を用語特定情報として抽出してもよい。
キーワード抽出部1202は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。キーワード抽出部1202の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
送信禁止情報記憶部1203は、サーバ装置11に送信することを禁止する文字列を示す情報であるである送信禁止情報を記憶する。
送信禁止情報記憶部1203は、例えば、ユーザの手作業により作成した送信禁止情報を記憶してもよいし、過去にユーザが手作業により作成した送信禁止情報を基に、自動的に作成された送信禁止情報を記憶してもよい。ここで、「自動的に作成」は、例えば、過去に送信禁止情報とした情報と、その情報が送信禁止情報であることを示す情報とを機械学習により学習し、与えられた情報が送信禁止情報であるかどうかを判断する学習器を用いて、任意の特許出願文書から形態素解析などにより抽出したキーワードが送信禁止情報であるかどうかを判断し、送信禁止情報であると判断された情報を送信禁止情報とするようにしてもよい。
ここで、機械学習とは、人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現させるための技術・手法のことである。つまり、上記の例では、学習器に送信禁止情報を学習させ、サーバ装置11に送信する文字列を示す情報が送信禁止情報であるか否かを判断させる、ということである。
送信禁止情報は、サーバ装置11への送信を禁止する文字列を示す情報であれば、例えば、キーワードを示す文字列や、キーワードを示す文字列を暗号化した情報など、その形式は問わない。
なお、本実施の形態では、送信禁止情報としてキーワードを示す文字列が送信禁止情報記憶部1203に記憶されている場合について説明する。
送信禁止情報記憶部1203は、揮発性の一時メモリ(いわゆるメインメモリなど)でもハードディスクやCD−ROMなどの不揮発性のメモリでもよい。また、送信禁止情報記憶部1203に送信禁止情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して送信禁止情報が送信禁止情報記憶部1203で記憶されるようになってもよいし、通信回線などを介して送信された送信禁止情報が送信禁止情報記憶部1203で記憶されるようになってもよいし、あるいは、入力デバイスを介して入力された送信禁止情報が送信禁止情報記憶部1203で記憶されるようになってもよい。
第二の定型文情報記憶部1204は、定型文情報を記憶する。この定型文情報は、第一の定型文情報記憶部1101が記憶する定型文情報と同様のものであってもよいし、異なる形式の情報であってもよい。
第二の定型文情報記憶部1204は、定型文情報の記憶に際し、定型文情報の種類ごとに1つの記憶領域を割り当ててもよいし、定型文情報の種類ごとに2つ以上の記憶領域を割り当ててもよい。ここで、「定型文情報の種類」とは、上記のように、定型文情報が含んでいる構成要素対応情報や用語対応情報などの種類のことである。また、「定型文情報の種類ごとに、2以上の記憶領域を割り当てる」とは、例えば、第二の定型文情報記憶部1204がRDBMSであれば、定型文情報の種類ごとに2つ以上のテーブルが存在することを意味し、例えば、第二の定型文情報記憶部1204が表形式のファイルであれば、定型文情報の種類ごとに2つ以上のファイルが存在することを意味する。また、第二の定型文情報記憶部1204は、上記のように定型文情報の種類ごとに2つ以上の記憶領域を割り当てるに際し、その記憶領域のいくつかは暗号化されており、残りについては暗号化されていないという状態であってもよい。
なお、本実施の形態では、第二の定型文情報記憶部1204に、定型文情報の種類ごとに1つの記憶領域を割り当てる場合について説明する。
第二の定型文情報記憶部1204は、揮発性の一時メモリ(いわゆるメインメモリなど)でもハードディスクやCD−ROMなどの不揮発性のメモリでもよい。また、第二の定型文情報記憶部1204に定型文情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して定型文情報が第二の定型文情報記憶部1204で記憶されるようになってもよいし、通信回線などを介して送信された定型文情報が第二の定型文情報記憶部1204で記憶されるようになってもよいし、あるいは、入力デバイスを介して入力された定型文情報が第二の定型文情報記憶部1204で記憶されるようになってもよい。なお、本実施の形態では、第二の定型文情報記憶部1204への定型文情報の蓄積は、第一の定型文情報蓄積部1213、または第二の定型文情報蓄積部1214が行ってもよい。
第二の定型文情報検索部1205は、第二の定型文情報記憶部1204から、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた定型文情報を検索する。この場合、第二の定型文情報検索部1205は、説明文情報を検索してもよい。ここで「検索」とは、検索キーを基に検索対象となる情報から検索できた情報の取得を意味する。
また、第二の定型文情報検索部1205は、第二の定型文情報記憶部1204から、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた定型文情報を検索し、その定型文情報の種類を示す情報を取得してもよいし、当該キーワードに対応付けられた説明文情報を検索し、その説明文情報の種類を示す情報を取得してもよい。
また、第二の定型文情報検索部1205は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードの種類を示す情報であるキーワード種類情報に応じて、第二の定型文情報記憶部1204から、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた定型文情報を検索してもよいし、説明文情報を検索してもよい。なお、本実施の形態では、前者の場合について説明する。
また、第二の定型文情報検索部1205のその他の処理については、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードとキーワード種類情報を用いて第二の定型文情報記憶部1204から検索を行う以外は、第一の定型文情報検索部1103と同様であるので、その説明を省略する。
第二の定型文情報検索部1205は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第二の定型文情報検索部1205の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
説明文情報取得部1206は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信し、そのリクエスト情報に対するレスポンス情報である説明文情報をサーバ装置11から受信することにより説明文情報を取得する。この場合、説明文情報取得部1206は、リクエスト情報に対するレスポンス情報として定型文情報をサーバ装置11から受信してもよい。
例えば、説明文情報取得部1206は、構成要素特定情報であるキーワードを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信した場合、構成要素説明情報を受信してもよいし、構成要素対応情報を受信してもよい。
また、例えば、説明文情報取得部1206は、用語特定情報であるキーワードを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信した場合、用語説明情報を受信してもよいし、用語対応情報を受信してもよい。
また、説明文情報取得部1206は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードを含むキーワードをサーバ装置11に送信し、そのリクエスト情報に対するレスポンス情報である説明文情報と説明文種類情報をサーバ装置11から受信することにより説明文情報と説明文種類情報を取得してもよい。この場合、説明文情報取得部1206は、リクエスト情報に対するレスポンス情報として定型文情報と定型文種類情報を受信してもよい。
例えば、説明文情報取得部1206は、構成要素特定情報であるキーワードを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信した場合、構成要素説明情報と説明文種類情報を受信してもよいし、構成要素対応情報と定型文種類情報を受信してもよい。
また、例えば、説明文情報取得部1206は、用語特定情報であるキーワードを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信した場合、用語説明情報と説明文種類情報を受信してもよいし、用語対応情報と定型文種類情報を受信してもよい。
また、説明文情報取得部1206は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードと、当該キーワードの種類を示す情報であるキーワード種類情報とを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信し、そのリクエスト情報に対するレスポンス情報である説明文情報を受信することにより説明文情報を取得してもよい。この場合、説明文情報取得部1206は、リクエスト情報に対するレスポンス情報として定型文情報を受信してもよい。
例えば、説明文情報取得部1206は、構成要素特定情報であるキーワードと、そのキーワードが構成要素特定情報であることを示すキーワード種類情報とを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信した場合、構成要素説明情報を受信してもよいし、構成要素対応情報を受信してもよい。
また、例えば、説明文情報取得部1206は、用語特定情報であるキーワードと、そのキーワードが用語特定情報であることを示すキーワード種類情報とを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信した場合、用語説明情報を受信してもよいし、用語対応情報を受信してもよい。
また、例えば、サーバ装置11から受信した説明文情報がNULLである場合は、説明文情報取得部1206は、「説明文が取得できませんでした。」を説明文情報として取得したものとしてもよい。また、例えば、サーバ装置11から受信した定型文情報が「<キーワード>|NULL」である場合は、説明文情報取得部1206は、「<キーワード>|説明文が取得できませんでした。」を定型文情報として取得したものとしてもよい。
なお、本実施の形態では、説明文情報取得部1206が、キーワードとキーワード種類情報を含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信し、キーワード種類情報に応じたレスポンス情報である説明文情報をサーバ装置11から受信することにより説明文情報を取得し、取得した説明文情報がNULLである場合には、「説明文が取得できませんでした。」を説明文情報とする場合について説明する。
また、説明文情報取得部1206が送信するリクエスト情報は、前述のリクエスト情報受信部1102が受信するリクエスト情報の形式と同じである。また、説明文情報取得部1206が受信するレスポンス情報は、前述のレスポンス情報送信部1104が送信するレスポンス情報の形式と同じである。
また、説明文情報取得部1206がリクエスト情報を送信し、レスポンス情報を受信する過程は問わない。例えば、説明文情報取得部1206が、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードのすべてに対して、1つずつリクエスト情報を送信し、レスポンス情報を受信するようにしてもよい。また、例えば、説明文情報取得部1206が、まず、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードのすべてに対して、そのキーワードを含むリクエスト情報を生成し、次に、生成したリクエスト情報のすべてを1つずつ送信し、レスポンス情報を受信するようにしてもよい。なお、本実施の形態では、後者の場合について説明する。
また、説明文情報取得部1206は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードを含むリクエスト情報に送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信禁止情報が含まれている場合は、そのリクエスト情報をサーバ装置11に送信せず、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードを含むリクエスト情報に送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信禁止情報が含まれていない場合は、そのリクエスト情報をサーバ装置11に送信する。
例えば、サーバ装置11に1つのキーワードを含むリクエスト情報を送信する場合であれば、説明文情報取得部1206は、そのリクエスト情報に送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信記憶情報が含まれていないかどうかを判断し、含まれていない場合は、そのリクエスト情報を送信し、含まれている場合は、そのリクエスト情報を送信しないようにしてもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。
また、例えば、サーバ装置11に複数のキーワードを含むリクエスト情報を送信する場合であれば、説明文情報取得部1206は、そのリクエスト情報に送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信禁止情報が含まれていないかどうかを判断し、含まれていない場合は、そのリクエスト情報を送信し、含まれている場合は、そのリクエスト情報を送信しないようにしてもよいし、そのリクエスト情報から対象となる送信禁止情報を削除したリクエスト情報を送信するようにしてもよい。また、リクエスト情報からの送信禁止情報の削除は、例えば、送信禁止情報に完全一致するキーワードを削除してもよいし、送信禁止情報に部分一致するキーワードを削除するようにしてもよい。
また、説明文情報取得部1206は、送信しないとしたリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた説明文情報として、NULLを取得したものとしてもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。
また、リクエスト情報に送信禁止情報が含まれているかどうかの判断は、例えば、リクエスト情報が文字列であれば、例えば、文字列マッチングにより、そのリクエスト情報中に送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信禁止情報を示す文字列が含まれていないか判断してもよい。なお、説明文情報取得部1206がサーバ装置11に送信するリクエスト情報に送信禁止情報が含まれていなければよく、リクエスト情報に送信禁止情報が含まれないようにする手法は問わない。
例えば、キーワード抽出部1202が、キーワード抽出時に、キーワードの候補として抽出した文字列が送信禁止情報であるかどうかを判断し、送信禁止情報である場合は、キーワードの候補として抽出した文字列をキーワードとせず、送信禁止情報でない場合は、キーワードの候補として抽出した文字列をキーワードとするようにしてもよい。
また、例えば、キーワード抽出部1202が、キーワード抽出時に、キーワードの抽出対象となる発明情報に送信禁止情報が含まれていないかチェックし、該当するものがある場合は、その文字列に送信禁止情報であることを示す情報を付与し、送信禁止情報であることを示す情報が付与されていないものの中から、キーワードを抽出するようにしてもよい。
また、例えば、キーワード抽出部1202が、抽出したキーワードに対して、送信禁止情報であるかどうかをチェックし、送信禁止情報である場合は、該当するキーワードに送信禁止情報であることを示す情報を付与し、説明文情報取得部1206が、送信禁止情報であることを示す情報が付与されていないキーワードを含むリクエスト情報を送信するようにしてもよい。
なお、上記送信禁止情報は、送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信禁止情報であってもよいし、例えば、過去に送信禁止情報とした情報と、その情報が送信禁止情報であることを示す情報とを機械学習により学習し、与えられた情報が送信禁止情報であるかどうかを判断する学習器によって送信禁止情報であると示された情報であってもよい。
また、説明文情報取得部1206は、第二の定型文情報検索部1205が検索した結果である定型文情報に含まれる説明文情報をも取得する。また、説明文情報取得部1206は、第二の定型文情報検索部1205からキーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた説明文情報が取得できなかった場合に、当該キーワードを含むリクエスト情報をサーバ装置11に送信し、そのリクエスト情報に対するレスポンス情報である説明文情報を受信することにより説明文情報を取得するようにしてもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。
また、第二の定型文情報検索部1205が検索した結果である定型文情報に含まれる説明文情報がNULLである場合に、説明文情報取得部1206は、「説明文が取得できませんでした。」を説明文情報として取得したものとしてもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。
説明文情報取得部1206は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。説明文情報取得部1206の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
使用説明文情報判断部1207は、1つのキーワードに対して、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報とを比較し、サーバ装置11から取得した説明文情報が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の一部である場合は、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を検索結果として使用すると判断し、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が、サーバ装置11から取得した説明文情報の一部である場合は、サーバ装置11から取得した説明文情報を検索結果として使用すると判断する。この場合、サーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報と、が同じである場合については、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、第二の定型文情報検索部1205において取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、あらかじめ決められた、どちらの説明文情報を使用するかを示す情報に応じて判断してもよい。
使用説明文情報判断部1207が「第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を検索結果として使用する」と判断するのは、例えば、サーバ装置11から取得した説明文情報が「請求項情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が「請求項情報と明細書情報を出力する。」である場合や、サーバ装置11から取得した説明文情報が「符号情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が「符号情報のみを出力する。」である場合などである。
この判断は、前者の場合であれば、例えば、サーバ装置11から取得した説明文情報に対して形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報に対しても同じく形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「と」+「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、この分割された2つの情報を比較し、分割されたそれぞれの情報の一致度や前後関係を算出することで行ってもよい。
ここで、「一致度の算出」とは、比較元となる文字列が、比較対象となる文字列に対して、どれだけ一致しているかを算出することである。例えば、比較元となる文字列が「符号情報を出力する。」であり、比較対象となる文字列が「符号情報も出力する。」である場合に、比較元となる文字列に対して形態素解析を行い、「符号」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、分割されたそれぞれの文字列が、比較対象の文字列中に存在するかどうかを判定することにより算出してもよい。この場合であれば、分割された比較元の文字列「符号」は比較対象の文字列中に存在し、分割された比較元の文字列「情報」は比較対象の文字列中に存在し、分割された比較元の文字列「を」は比較対象の文字列中に存在しない。また、分割された比較元の文字列「出力」は比較対象の文字列中に存在し、分割された比較元の文字列「する」は比較対象の文字列中に存在し、分割された比較元の文字列「。」は比較対象の文字列中に存在する。これより、6個に分割された比較元の文字列中、5個の文字列が比較対象の文字列中に存在するので、一致度5/6として算出してもよい。
また、「前後関係の算出」とは、比較元となる文字列中の文字列の出現位置が、比較対象となる文字列における出現位置とどのような関係になっているかを算出することである。例えば、比較元となる文字列が「符号情報を出力する。」であり、比較対象となる文字列が「出力するのは符号情報。」である場合に、比較元となる文字列に対して形態素解析を行い、「符号」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、分割されたそれぞれの文字列が、比較対象の文字列中のどこに存在するのかを算出してもよい。この場合であれば、分割された比較元の文字列「符号」は、比較元の文字列では1文字目に存在するが、比較対象の文字列では7文字目に存在する。また、分割された比較元の文字列「情報」は、比較元の文字列では3文字目に存在するが、比較対象の文字列では9文字目に存在する。また、分割された比較元の文字列「を」は、比較元の文字列では5文字目に存在するが、比較対象の文字列では存在しない。また、分割された比較元の文字列「出力」は、比較元の文字列では6文字目に存在するが、比較対象の文字列では1文字目に存在する。また、分割された比較元の文字列「する」は、比較元の文字列では8文字目に存在するが、比較対象の文字列では3文字目に存在する。また、分割された比較元の文字列「。」は、比較元の文字列では10文字目に存在するが、比較対象の文字列では11文字目に存在する。これらの比較元の文字列における出現位置と、比較対象の文字列における出現位置と、の差を算出し、それらの和を算出することで、前後関係を算出してもよい。
使用説明文情報判断部1207が「サーバ装置11から取得した説明文情報を検索結果として使用する」と判断するのは、例えば、サーバ装置11から取得した説明文情報が「請求項情報と明細書情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が「請求項情報を出力する。」である場合や、サーバ装置11から取得した説明文情報が「符号情報のみを出力する。」であるときに、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が「符号情報を出力する。」である場合などである。
この判断は、前者の場合であれば、例えば、サーバ装置11から取得した説明文情報に対して形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「と」+「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報に対しても同じく形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、この分割された2つの情報を比較し、分割されたそれぞれの情報の一致度や前後関係を算出することで行ってもよい。なお、一致度や前後関係の算出については、前述のとおりである。
また、使用説明文情報判断部1207は、例えば、サーバ装置11から取得した説明文情報が「請求項情報と明細書情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が「請求項情報と明細書情報を出力する。」である場合や、サーバ装置11から取得した説明文情報が「符号情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が「符号情報を出力する。」である場合などにおいても、「サーバ装置11から取得した説明文情報を検索結果として使用する」と判断する
この判断は、前者の場合であれば、例えば、サーバ装置11から取得した説明文情報に対して形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「と」+「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報に対しても同じく形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「と」+「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、この分割された2つの情報を比較し、分割されたそれぞれの情報の一致度や前後関係を算出することで行ってもよい。なお、一致度や前後関係の算出については、前述のとおりである。
なお、本実施の形態では、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報とを比較し、サーバ装置11から取得した説明文情報が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の一部である場合は、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を検索結果として使用すると判断し、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報が、サーバ装置11から取得した説明文情報の一部である場合は、サーバ装置11から取得した説明文情報を検索結果として使用すると判断し、サーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報と、が同じである場合は、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断する場合について説明する。
また、使用説明文情報判断部1207は、1つのキーワードに対して、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報とを比較し、サーバ装置11から取得した説明文情報が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を包含している場合は、サーバ装置11から取得した説明文情報を検索結果として使用すると判断し、サーバ装置11から取得した説明文情報が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の一部である場合は、第二の定型文情報検索部1205において取得した説明文情報を使用すると判断するようにしてもよい。この場合、サーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報と、が上記のどちらでもない場合については、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、第二の定型文情報検索部1205において取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、あらかじめ決められた、どちらの説明文情報を使用するかを示す情報に応じて判断してもよい。
また、使用説明文情報判断部1207は、1つのキーワードに対して、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報の文字数と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の文字数とを比較し、サーバ装置11から取得した説明文情報の文字数が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の文字数よりも大きい場合は、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断し、サーバ装置11から取得した説明文情報の文字数が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の文字数よりも小さい場合は、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を使用すると判断するようにしてもよい。この場合、サーバ装置11から取得した説明文情報の文字数と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の文字数と、が同じである場合については、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、第二の定型文情報検索部1205において取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、あらかじめ決められた、どちらの説明文情報を使用するかを示す情報に応じて判断してもよい。
また、使用説明文情報判断部1207は、1つのキーワードに対して、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報と、の2つの説明文情報に対して係り受け解析を行い、並列関係にある名詞句、または文節句の数である係り受け並列句数を算出する。そして、サーバ装置11から取得した説明文情報の係り受け並列句数が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の係り受け並列句数よりも大きい場合は、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断し、サーバ装置11から取得した説明文情報の係り受け並列句数が、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の係り受け並列句数よりも小さい場合は、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を使用すると判断するようにしてもよい。この場合、サーバ装置11から取得した説明文情報の係り受け並列句数と、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報の係り受け並列句数と、が同じである場合については、サーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、第二の定型文情報検索部1205において取得した説明文情報を使用すると判断してもよいし、あらかじめ決められた、どちらの説明文情報を使用するかを示す情報に応じて判断してもよい。なお、係り受け並列句数は、対象とする説明文情報中の最大数であってもよいし、平均値であってもよい。これは、あらかじめ決められた、係り受け並列句数の最大値を使用するか係り受け並列句数の平均値を使用するかを示す情報に応じて決められてもよい。
また、上記、「あらかじめ決められた、どちらの説明文情報を使用するかを示す情報に応じて判断」とは、例えば、任意の記憶領域に数字を示す情報が蓄積されており、使用説明文情報判断部1207は、その数字が1であればサーバ装置11から取得した説明文情報を使用すると判断し、その数字が2であれば第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報を使用すると判断する、などである。
使用説明文情報判断部1207は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。使用説明文情報判断部1207の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
使用説明文情報取得部1208は、使用説明文情報判断部1207が判断した結果を示す情報と、使用説明文情報判断部1207が判断対象とした2種類の説明文情報とを出力し、その2種類の説明文情報のどちらを検索結果として使用するかを示す情報である使用説明文情報を受け付ける。この場合、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報と、それが示された説明文情報を受け付けてもよい。
ここで、「出力」とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。また、「受け付け」とは、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
また、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報判断部1207が判断した結果を示す情報と、使用説明文情報判断部1207が判断対象とした2種類の説明文情報と、使用説明文情報を受け付けるための情報とを出力し、使用説明文情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報と、それが示された説明文情報を受け付けてもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。
また、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報判断部1207が判断した結果を示す情報と、使用説明文情報判断部1207が判断対象とした2種類の説明文情報と、使用説明文情報に加えどちらも使用しないことを示す情報とを受け付けるための情報を出力し、使用説明文情報に加えどちらも使用しないことを示す情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報とそれが示された説明文情報、またはどちらも使用しないことを示す情報を受け付けてもよい。また、使用説明文情報取得部1208は、例えば、どちらも使用しないことを示す情報を受け付けた場合に、使用する説明文情報を受け付けるための情報を出力し、使用する説明文情報を受け付けるようにしてもよい。
また、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報判断部1207が判断した結果を示す情報と、それが示された説明文情報と、使用説明文情報判断部1207が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報を受け付けるための情報とを出力し、使用説明文情報判断部1207が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報判断部1207が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報が許可である場合に、許可を示す情報と、それが示された説明文情報とを受け付けてもよい。また、使用説明文情報取得部1208は、例えば、拒否を示す情報を受け付けた場合に、使用する説明文情報を受け付けるための情報を出力し、使用する説明文情報を受け付けるようにしてもよい。
また、上記のすべての場合において、説明文情報を出力する替わりに定型文情報を出力し、説明文情報を受け付ける替わりに定型文情報を受け付けてもよい。
使用説明文情報取得部1208は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。使用説明文情報取得部1208の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出願文書情報作成部1209は、特許出願の文書に関する情報であり、説明文情報取得部1206が取得した説明文情報を含んだ情報であって、発明に関する1以上の実施の形態を示す情報を含む情報である出願文書情報を作成する。
ここで、説明文情報は、使用説明文情報判断部1207が検索結果として使用すると判断した説明文情報であってもよいし、使用説明文情報取得部1208が受け付けた使用説明文情報により使用することが示される説明文情報であってもよい。
また、出願文書情報とは、請求項情報と発明の内容を示す情報である明細書情報の一部から構成される情報である。また、出願文書情報は、明細書情報の一部のみから構成される情報であってもよいし、明細書情報が含む[発明の詳細な説明]の欄の情報のみから構成される情報であってもよい。
請求項情報とは、1以上の請求項を含む特許請求の範囲を示す情報であり、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報を含む情報である。例えば、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報の形式が請求項の形式になっている場合は、その発明情報そのものが請求項情報となる。また、例えば、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報の形式が表の形式になっている場合は、その表の形式の情報に含まれる「<構成要素の名称>」と「<構成要素の説明>」を、例えば「<構成要素の説明><構成要素の名称>と、<構成要素の説明><構成要素の名称>と、<構成要素の説明><構成要素の名称>と、・・・」のような請求項の形式に成型した情報が、請求項情報となる。つまり、請求項情報には発明情報が含まれていればよく、その発明情報の形式が請求項の形式になっていることが好適ではあるが、その形式は問わない。また、請求項情報は、例えば、公開特許公報などにおける[特許請求の範囲]の欄に含まれる全部、または一部の請求項を示す情報であってもよい。
出願文書情報作成部1209は、例えば、共通文章情報と共通文章特定情報を対応付けた情報である共通文章対応情報と、使用説明文情報取得部1208が検索結果として使用することを示された説明文情報と、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報とを、スタイルファイル情報において示された内容に従い成型していくことで、出願文書情報を作成する。
ここで、共通文章対応情報が含む共通文章情報とは、2以上の出願文書情報において共通する固定的な文言を示す情報である。例えば、共通文章情報は、実施の形態についての説明文の冒頭部分を示す「以下、本発明の実施の形態について説明する。」などであってもよい。また、共通文章対応情報が含む共通文章特定情報とは、共通文章情報を特定するための情報である。例えば、共通文章特定情報は、共通文章情報の意味に合わせた、共通文章情報が出願文書情報中のどこに出力されるべきであるかを示す情報であってもよいし、単に、共通文章情報の意味に関係のない任意の文字列であってもよい。前者であれば、例えば、共通文章情報が上記のように実施の形態についての説明文の冒頭部分を示す情報であれば、「実施の形態ヘッダ」などであってもよいし、後者であれば、例えば、「共通情報1」や「共通情報A」などであってもよい。
また、スタイルファイル情報とは、出願文書情報のフォーマットを指定した情報である。例えば、スタイルファイル情報は、出願文書情報において出力されるべきタグの情報や、共通文章情報を出力するための手掛りとなる共通文章特定情報を含んでいてもよい。前者は、例えば、「[発明の効果]」や「[発明を実施するための最良の形態]」などであってもよい。後者は、例えば、「<<実施の形態ヘッダ>>」などであってもよい。
出願文書情報作成部1209は、例えば、キーワード抽出部1202が構成要素特定情報を抽出する際に抽出する構成要素抽出情報から、その構成要素情報間の階層関係、および各構成要素の説明を示す情報である階層説明情報を生成し、それをスタイルファイル情報により指定された位置に出力することで、出願文書情報を作成する。また、出願文書情報作成部1209は、例えば、スタイルファイル情報に含まれる共通文章特定情報を手掛りに、共通文章対応情報から共通文章情報を検索し、その共通文章情報をスタイルファイル情報に含まれる共通文章特定情報の箇所に出力することで出願文書情報を作成する。出願文書情報作成部1209は、上記のようにして出願文書情報を作成してもよい。
また、共通文章対応情報とスタイルファイル情報は、任意の記憶領域に蓄積されている情報であってもよい。
また、出願文書情報作成部1209は、スタイルファイル情報以外のあらかじめ決められた情報に従い、出願文書情報を作成してもよい。
出願文書情報作成部1209は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。出願文書情報作成部1209の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出願文書情報出力部1210は、出願文書情報作成部1209が作成した出願文書情報を出力する。
ここで、「出力」とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。
出願文書情報出力部1210は、出願文書情報作成部1209が作成した出願文書情報を、例えば、テキスト形式で出力してもよいし、その他、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報のデータ形式と同様の形式で出力してもよい。
出願文書情報出力部1210は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよい。出願文書情報出力部1210は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
蓄積方法判断部1211は、出願文書情報作成部1209が使用する説明文情報と、当該説明文情報に対応するキーワードとを対応付け、定型文情報とし、当該定型文情報の一部の情報が第二の定型文情報記憶部1204に記憶されていれば既存の情報に「上書きして蓄積する」と判断し、当該定型文情報と同じ情報が第二の定型文情報記憶部1204に記憶されていなければ「別情報として蓄積する」と判断し、当該定型文情報を包含する情報が第二の定型文情報記憶部1204に記憶されていれば「蓄積しない」と判断する。
蓄積方法判断部1211が「上書きして蓄積する」と判断するのは、例えば、定型文情報が「請求項情報と明細書情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報記憶部1204に「明細書情報を出力する。」という情報が記憶されている場合や、定型文情報が「請求項情報と明細書情報のみを出力する。」であるときに、第二の定型文情報記憶部1204に「明細書情報を出力する。」という情報が記憶されている場合などである。
この判断は、後者の場合であれば、例えば、定型文情報に対して形態素解析を行い、
「請求」+「項」+「情報」+「と」+「明細」+「書」+「情報」+「のみ」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、第二の定型文情報記憶部1204に記憶されている情報に対しても同じく形態素解析を行い、「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、この分割された2つの情報を比較し、分割されたそれぞれの情報の一致度や前後関係を算出することで行ってもよい。なお、一致度や前後関係の算出については、前述のとおりである。
蓄積方法判断部1211が「別情報として蓄積する」と判断するのは、例えば、定型文情報が「明細書情報を生成する。」であるときに、第二の定型文情報記憶部1204に「符号情報を出力する。」という情報が記憶されている場合や、定型文情報が「請求項情報を抽出する。」であるときに、第二の定型文情報記憶部1204に「明細書情報を出力する。」という情報が記憶されている場合などである。
この判断は、後者の場合であれば、例えば、定型文情報に対して形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、第二の定型文情報記憶部1204に記憶されている情報に対しても同じく形態素解析を行い、「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、この分割された2つの情報を比較し、分割されたそれぞれの情報の一致度や前後関係を算出することで行ってもよい。なお、一致度や前後関係の算出については、前述のとおりである。
蓄積方法判断部1211が「蓄積しない」と判断するのは、例えば、定型文情報が「明細書情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報記憶部1204に「明細書情報を出力する。」という情報が記憶されている場合や、定型文情報が「明細書情報を出力する。」であるときに、第二の定型文情報記憶部1204に「請求項情報と明細書情報を出力する。」という情報が記憶されている場合などである。
この判断は、後者の場合であれば、例えば、定型文情報に対して形態素解析を行い、「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、第二の定型文情報記憶部1204に記憶されている情報に対しても同じく形態素解析を行い、「請求」+「項」+「情報」+「と」+「明細」+「書」+「情報」+「を」+「出力」+「する」+「。」に分割し、この分割された2つの情報を比較し、分割されたそれぞれの情報の一致度や前後関係を算出することで行ってもよい。なお、一致度や前後関係の算出については、前述のとおりである。
蓄積方法判断部1211は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積方法判断部1211の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
蓄積方法情報取得部1212は、蓄積方法判断部1211が判断した結果を示す情報を出力し、後述する第一の定型文情報蓄積部1213が行う「上書きして蓄積する」、「別情報として蓄積する」、「蓄積しない」の3つの蓄積方法(以下、3つの蓄積方法)のいずれかを示す情報である蓄積方法情報を受け付ける。
ここで、「出力」とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。また、「受け付け」とは、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
この場合、例えば、蓄積方法情報取得部1212は、蓄積方法判断部1211が判断した結果と、3つの蓄積方法を示す情報を受け付けるための情報とを出力してもよい。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、蓄積方法判断部1211が判断した結果を示す情報と、蓄積方法判断部1211が判断対象とした定型文情報と、3つの蓄積方法を示す情報を受け付けるための情報を出力し、後述する第一の定型文情報蓄積部1213が行う3つの蓄積方法のいずれかを示す情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、蓄積方法情報取得部1212は、3つの蓄積方法のいずれかを示す情報と、それが示された定型文情報とを受け付けてもよい。なお、本実施の形態では、この場合について説明する。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、蓄積方法判断部1211が判断した結果を示す情報と、蓄積方法判断部1211が判断対象とした定型文情報と、蓄積方法判断部1211が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報を受け付けるための情報を出力し、蓄積方法判断部1211が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、蓄積方法情報取得部1212は、蓄積方法判断部1211が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報と、それが示された定型文情報とを受け付けてもよい。また、この場合、例えば、蓄積方法情報取得部1212は、蓄積方法判断部1211が判断した結果に対する許可、または拒否を示す情報が許可である場合に、許可を示す情報と、それが示された定型文情報とを受け付けてもよい。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、蓄積方法判断部1211が判断した結果として「上書きして蓄積する」を示す情報を出力し、それに対して許可を示す情報を受け付けた場合は、「上書き蓄積する」を示す情報を受け付けたと解釈してもよい。また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、蓄積方法判断部1211が判断した結果として「蓄積しない」を示す情報を出力し、それに対して拒否を示す情報を受け付けた場合は、「別情報として蓄積する」を示す情報を受け付けたと解釈してもよい。なお、このような場合には、「上書きして蓄積する」を示す情報を受け付けたと解釈することもできるが、このような場合には、再度、蓄積方法情報取得部1212は、「上書きして蓄積する」を示す情報と「別情報として蓄積する」を示す情報を出力し、そのどちらかを受け付けるようにしてもよい。
蓄積方法情報取得部1212は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積方法情報取得部1212の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
第一の定型文情報蓄積部1213は、蓄積方法判断部1211が判断した結果に応じて、定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204に蓄積する。つまり、第一の定型文情報蓄積部1213は、蓄積方法判断部1211が「上書きして蓄積する」と判断した定型文情報については、上書きして蓄積し、蓄積方法判断部1211が「別情報として蓄積する」と判断した定型文情報については、別情報として蓄積し、蓄積方法判断部1211が「蓄積しない」と判断した定型文情報については、蓄積しない。
また、第一の定型文情報蓄積部1213は、蓄積方法情報取得部1212が受け付けた蓄積方法情報に応じて、蓄積方法判断部1211が判断対象とした定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204に蓄積してもよい。つまり、第一の定型文情報蓄積部1213は、蓄積方法情報取得部1212が「上書きして蓄積する」を受け付けた定型文情報については、上書きして蓄積し、蓄積方法判断部1211が「別情報として蓄積する」を受け付けた定型文情報については、別情報として蓄積し、蓄積方法判断部1211が「蓄積しない」を受け付けた定型文情報については、蓄積しない。
なお、本実施の形態では、後者の場合について説明する。
第一の定型文情報蓄積部1213は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第一の定型文情報蓄積部1213の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
第二の定型文情報蓄積部1214は、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報に対応するキーワードと、当該説明文情報とを対応付け、定型文情報とし、第二の定型文情報記憶部1204に蓄積する。また、第二の定型文情報蓄積部1214は、第二の定型文情報記憶部1204に定型文情報を蓄積する前に、蓄積対象とする定型文情報をどのように蓄積するのかを示す情報を出力し、また、それに対する情報を受け付け、その受け付けた情報に応じて定型文情報を蓄積してもよい。
第二の定型文情報蓄積部1214は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第二の定型文情報蓄積部1214の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
次に、情報処理システム1の動作について、フローチャートを用いて説明する。
図4は、情報処理システム1におけるサーバ装置11の全体動作を示すフローチャートである。サーバ装置11は、例えば、ユーザからのキーボード入力など、外部からの指示を受け付けた場合などに、処理を開始する。
(ステップS101)リクエスト情報受信部1102は、リクエスト情報を受信したかどうかを判断する。受信した場合は、ステップS102に進み、そうでない場合は、リクエスト情報を受信したと判断するまで、ステップS101の処理を繰り返す。
(ステップS102)第一の定型文情報検索部1103は、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報から、キーワードとキーワード種類情報を抽出する。
(ステップS103)第一の定型文情報検索部1103は、キーワード種類情報が、構成要素特定情報を示す情報であるのか、用語特定情報を示す情報であるのか、を判断する。構成要素特定情報を示す情報である場合は、ステップS104に進み、用語特定情報を示す情報である場合は、ステップS105に進む。
(ステップS104)第一の定型文情報検索部1103は、キーワードを検索キーとして、第一の定型文情報記憶部1101から、キーワードに対応付けられた構成要素対応情報を検索する。検索できた場合は、ステップS107に進み、検索できなかった場合は、ステップS106に進む。
(ステップS105)第一の定型文情報検索部1103は、キーワードを検索キーとして、第一の定型文情報記憶部1101から、キーワードに対応付けられた用語対応情報を検索する。検索できた場合は、ステップS107に進み、検索できなかった場合は、ステップS106に進む。
(ステップS106)第一の定型文情報検索部1103は、検索結果としての定型文情報に「<キーワード>|NULL」を設定する。
(ステップS107)レスポンス情報送信部1104は、レスポンス情報に第一の定型文情報検索部1103が検索した定型文情報に含まれる説明文情報を設定する。
(ステップS108)レスポンス情報送信部1104は、設定したレスポンス情報を送信する。
(ステップS109)サーバ装置11は、処理を終了するかどうかを判断する。処理を終了する場合は、説明文情報を検索する一連の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS101に戻る。
なお、図4のフローチャートのステップS106では、定型文情報に「<キーワード>|説明文が見つかりませんでした。」を設定してもよい。
図5は、情報処理システム1におけるクライアント装置12の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS201)クライアント装置12は、出願文書を作成するかどうかを判断する。作成する場合は、ステップS202に進み、そうでない場合は、出願文書を作成すると判断するまで、ステップS201の処理を繰り返す。クライアント装置12は、例えば、ユーザからのキーボード入力など、外部から作成する旨の指示を受け付けた場合などに、出願文書を作成すると判断する。
(ステップS202)キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から、キーワードを抽出する。この処理の詳細については、図6のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS203)説明文情報取得部1206は、サーバ装置11から説明文情報を取得するためのリクエスト情報を設定する。この処理の詳細については、図9のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS204)説明文情報取得部1206は、サーバ装置11から、説明文情報を取得する。この処理の詳細については、図10のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS205)説明文情報取得部1206は、第二の定型文情報検索部1205が検索した結果から、説明文情報を取得する。この処理の詳細については、図11のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS206)使用説明文情報判断部1207は、説明文情報取得部1206が取得した2種類の説明文情報のどちらを検索結果として使用するかを判断する。この処理の詳細については、図12のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS207)第一の定型文情報蓄積部1213は、検索結果として使用する説明文情報を、第二の定型文情報記憶部1204に蓄積する。
(ステップS208)出願文書情報作成部1209は、使用説明文情報取得部1208が受け付けた使用説明文情報を含む出願文書を作成する。
(ステップS209)出願文書情報出力部1210は、出願文書情報作成部1209が作成した出願文書情報を出力する。そして、出願文書を作成する一連の処理は終了となる。
なお、図5のフローチャートのステップS204の処理とステップS205の処理は、順序を入れ替えてもよい。
図6は、図5のフローチャートのステップS201のキーワード抽出処理を示すフローチャートである。
(ステップS20101)キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報を読み込む。この結果、キーワード抽出部1202は、x個の発明情報が読み込めたものとする。
(ステップS20102)キーワード抽出部1202は、任意の記憶領域に蓄積されている構成要素抽出情報である動詞情報と、区切語句情報とを読み込む。この結果、キーワード抽出部1202は、m個の動詞情報と、n個の区切語句情報と、が読み込めたものとする。
(ステップS20103)キーワード抽出部1202は、構成要素特定情報を抽出する。この処理の詳細については、図7のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS20104)キーワード抽出部1202は、任意の記憶領域に蓄積されている用語抽出情報である助動詞情報と、区切語句情報とを読み込む。この結果、キーワード抽出部1202は、m個の助動詞情報と、n個の区切語句情報と、が読み込めたものとする。
(ステップS20105)キーワード抽出部1202は、用語特定情報を抽出する。この処理の詳細については、図8のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS20106)キーワード抽出部1202は、抽出した構成要素特定情報と用語特定情報をキーワードとして結合する。
(ステップS20107)キーワード抽出部1202は、抽出した構成要素特定情報のキーワード種類情報である構成要素特定情報用キーワード種類情報と、抽出した用語特定情報のキーワード種類情報である用語特定情報用キーワード種類情報とを、キーワード種類情報として結合する。そして、図5のフローチャートのステップS201の処理は終了となる。
なお、図6のフローチャートのステップS20102の処理とステップS20103の処理のセットと、ステップS20104の処理とステップS20105の処理のセットは、順序入れ替えてもよい。
また、図6のフローチャートのステップS20106では、送信禁止情報である構成要素特定情報、および送信禁止情報である用語特定情報を、キーワードに含めないようにしてもよい。
また、図6のフローチャートのステップS20107では、送信禁止情報である構成要素特定情報に対応する構成要素特定情報用キーワード種類情報、および送信禁止情報である用語特定情報に対応する用語特定情報用キーワード種類情報を、キーワード種類情報に含めないようにしてもよい。
図7は、図6のフローチャートのステップS20103の構成要素特定情報抽出処理を示すフローチャートである。
(ステップS2010301)キーワード抽出部1202は、カウンタMに0を設定する。
(ステップS2010302)キーワード抽出部1202は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS2010303)キーワード抽出部1202は、カウンタJに1を設定する。
(ステップS2010304)キーワード抽出部1202は、カウンタKに1を設定する。
(ステップS2010305)キーワード抽出部1202は、J番目の動詞情報(以下、動詞情報(J))が開始文字列で、K番目の区切語句情報(以下、区切語句情報(K))が終了文字列となる文字列を、I番目の発明情報(以下、発明情報(I))から抽出候補情報として1以上抽出できたかどうかを判断する。抽出できた場合は、ステップS2010306に進み、そうでない場合は、ステップS2010310に進む。
(ステップS2010306)キーワード抽出部1202は、ステップS2010305で抽出した抽出候補情報から、動詞情報(J)と区切語句情報(K)を削除し、「する」を付与することによりサ行変格活用動詞となる語句のうち最後に出現するものを抽出し、構成要素特定情報候補とする。
(ステップS2010307)キーワード抽出部1202は、カウンタMを1インクリメントする。
(ステップS2010308)キーワード抽出部1202は、M番目の構成要素特定情報(以下、構成要素特定情報(M))にステップS2010306で抽出した構成要素特定情報候補を設定する。
(ステップS2010309)キーワード抽出部1202は、M番目の構成要素特定情報用キーワード種類情報(以下、構成要素特定情報用キーワード種類情報(M))に「構成」を設定する。
(ステップS2010310)キーワード抽出部1202は、カウンタKの値が区切語句情報数nであるかどうかを判断する。カウンタKの値がnである場合は、ステップS201312に進み、そうでない場合は、ステップS201311に進む。
(ステップS2010311)キーワード抽出部1202は、カウンタKを1インクリメントし、ステップS2010305に戻る。
(ステップS2010312)キーワード抽出部1202は、カウンタJの値が動詞情報数mであるかどうかを判断する。カウンタJの値がmである場合は、ステップS201314に進み、そうでない場合は、ステップS201313に進む。
(ステップS2010313)キーワード抽出部1202は、カウンタJを1インクリメントし、ステップS2010304に戻る。
(ステップS2010314)キーワード抽出部1202は、カウンタIの値が発明情報数xであるかどうかを判断する。カウンタIの値がxである場合は、図6のフローチャートのステップS20103の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS201315に進む。
(ステップS2010315)キーワード抽出部1202は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS2010303に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、キーワード抽出部1202が抽出した構成要素特定情報に重複がある場合は、重複する構成要素特定情報の1つを残し、残りを削除してもよい。また、その場合、削除した構成要素対応情報に対応する構成要素特定情報用キーワード種類情報も削除する。つまり、構成要素特定情報(1)を削除した場合、構成要素特定情報用キーワード種類情報(1)も削除するということである。
図8は、図6のフローチャートのステップS20105の用語特定情報抽出処理を示すフローチャートである。
(ステップS2010501)キーワード抽出部1202は、カウンタMに0を設定する。
(ステップS2010502)キーワード抽出部1202は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS2010503)キーワード抽出部1202は、カウンタJに1を設定する。
(ステップS2010504)キーワード抽出部1202は、カウンタKに1を設定する。
(ステップS2010505)キーワード抽出部1202は、J番目の助動詞情報(以下、助動詞情報(J))が開始文字列で、K番目の区切語句情報(以下、区切語句情報(K))が終了文字列となる文字列を、I番目の発明情報(以下、発明情報(I))から抽出候補情報として1以上抽出できたかどうかを判断する。抽出できた場合は、ステップS2010506に進み、そうでない場合は、ステップS2010510に進む。
(ステップS2010506)キーワード抽出部1202は、ステップS2010505で抽出した抽出候補情報から、助動詞情報(J)と区切語句情報(K)を削除した文字列を抽出し、用語特定情報候補とする。
(ステップS2010507)キーワード抽出部1202は、カウンタMを1インクリメントする。
(ステップS2010508)キーワード抽出部1202は、M番目の用語特定情報(以下、用語特定情報(M))にステップS2010506で抽出した用語特定情報候補を設定する。
(ステップS2010509)キーワード抽出部1202は、M番目の用語特定情報用キーワード種類情報(以下、用語特定情報用キーワード種類情報(M))に「構成」を設定する。
(ステップS2010510)キーワード抽出部1202は、カウンタKの値が区切語句情報数nであるかどうかを判断する。カウンタKの値がnである場合は、ステップS2010512に進み、そうでない場合は、ステップS2010511に進む。
(ステップS2010511)キーワード抽出部1202は、カウンタKを1インクリメントし、ステップS2010305に戻る。
(ステップS2010512)キーワード抽出部1202は、カウンタJの値が助動詞情報数mであるかどうかを判断する。カウンタJの値がmである場合は、ステップS2010514に進み、そうでない場合は、ステップS2010513に進む。
(ステップS2010513)キーワード抽出部1202は、カウンタJを1インクリメントし、ステップS2010304に戻る。
(ステップS2010514)キーワード抽出部1202は、カウンタIの値が発明情報数xであるかどうかを判断する。カウンタIの値がxである場合は、図6のフローチャートのステップS20105の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS2010515に進む。
(ステップS2010515)キーワード抽出部1202は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS2010303に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、キーワード抽出部1202が抽出した用語特定情報に重複がある場合は、重複する用語特定情報の1つを残し、残りを削除してもよい。また、その場合、削除した構成要素対応情報に対応する用語特定情報用キーワード種類情報も削除する。つまり、用語特定情報(1)を削除した場合、用語特定情報用キーワード種類情報(1)も削除するということである。
図9は、図5のフローチャートのステップS202のリクエスト情報設定処理を示すフローチャートである。
(ステップS20201)説明文情報取得部1206は、送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信禁止情報を読み込む。
(ステップS20202)説明文情報取得部1206は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS20203)説明文情報取得部1206は、I番目のリクエスト情報(以下、リクエスト情報(I))に、キーワード抽出部1202が抽出したI番目のキーワード(以下、キーワード(I))と、文字列「&」と、キーワード抽出部1202が抽出したI番目のキーワード種類情報(以下、キーワード種類情報(I))とを結合したものを設定する。
(ステップS20204)説明文情報取得部1206は、リクエスト情報(I)に送信禁止情報が含まれていないかどうかを判断する。含まれていない場合は、ステップS20206に進み、そうでない場合は、ステップS20205に進む。
(ステップS20205)説明文情報取得部1206は、リクエスト情報(I)にNULLを設定する。
(ステップS20206)説明文情報取得部1206は、カウンタIの値がキーワード数nであるかどうかを判断する。カウンタIの値がnである場合は、図5のフローチャートのステップS202の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS20207に進む。
(ステップS20207)説明文情報取得部1206は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS20203に戻る。
図10は、図5のフローチャートのステップS203のサーバからの説明文情報取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS20301)説明文情報取得部1206は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS20302)説明文情報取得部1206は、リクエスト情報(I)がNULLでないかどうかを判断する。NULLでない場合は、ステップS20303に進み、そうでない場合は、ステップS20307に進む。
(ステップS20303)説明文情報取得部1206は、リクエスト情報(I)をサーバ装置11に送信する。
(ステップS20304)説明文情報取得部1206は、サーバからのレスポンス情報を受信したかどうかを判断する。レスポンス情報を受信した場合は、ステップS20306に進み、そうでない場合は、レスポンス情報を受信したと判断するまで、ステップS20304の処理を繰り返す。
(ステップS20305)説明文情報取得部1206は、レスポンス情報がNULLでないかどうかを判断する。レスポンス情報がNULLでない場合は、ステップS20306に進み、そうでない場合は、ステップS20307に進む。
(ステップS20306)説明文情報取得部1206は、I番目の説明文情報に、サーバ装置11から取得した説明文情報として(以下、サーバ説明文情報(I))、サーバ装置11から受信したレスポンス情報を設定する。
(ステップS20307)説明文情報取得部1206は、サーバ説明文情報(I)に「説明文が取得できませんでした。」を設定する。
(ステップS20308)説明文情報取得部1206は、カウンタIの値がリクエスト情報数nであるかどうかを判断する。カウンタIの値がnである場合は、図5のフローチャートのステップS203の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS20309に進む。
(ステップS20309)説明文情報取得部1206は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS20302に戻る。
図11は、図5のフローチャートのステップS204のクライアントにおける説明文情報取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS20401)第二の定型文情報検索部1205は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS20402)第二の定型文情報検索部1205は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワード種類情報(I)が、構成要素特定情報を示す情報であるのか、用語特定情報を示す情報であるのか、を判断する。構成要素特定情報を示す情報である場合は、ステップS20403に進み、用語特定情報を示す情報である場合は、ステップS20404に進む。
(ステップS20403)第二の定型文情報検索部1205は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワード(I)を検索キーとして、第二の定型文情報記憶部1204から、キーワード(I)に対応付けられた構成要素対応情報を検索する。検索できた場合は、ステップS20406に進み、検索できなかった場合は、ステップS20405に進む。
(ステップS20404)第二の定型文情報検索部1205は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワード(I)を検索キーとして、第二の定型文情報記憶部1204から、キーワード(I)に対応付けられた用語対応情報を検索する。検索できた場合は、ステップS20406に進み、検索できなかった場合は、ステップS20405に進む。
(ステップS20405)第二の定型文情報検索部1205は、定型文情報に「<キーワード>|NULL」を設定する。
(ステップS20406)説明文情報取得部1206は、第二の定型文情報検索部1205が検索した定型文情報に含まれる説明文情報がNULLでないかどうかを判断する。説明文情報がNULLでない場合は、ステップS20407に進み、そうでない場合は、ステップS20408に進む。
(ステップS20407)説明文情報取得部1206は、I番目の説明文情報に、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報として(以下、クライアント説明文情報(I))、第二の定型文情報検索部1205が検索した定型文情報に含まれる説明文情報を設定する。
(ステップS20408)説明文情報取得部1206は、クライアント説明文情報(I)に、「説明文が取得できませんでした。」を設定する。
(ステップS20409)第二の定型文情報検索部1205は、カウンタIの値がキーワード数nであるかどうかを判断する。カウンタIの値がnである場合は、図5のフローチャートのステップS204の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS20410に進む。
(ステップS20410)第二の定型文情報検索部1205は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS20402に戻る。
図12は、図5のフローチャートのステップS205の使用説明文情報判断処理を示すフローチャートである。
(ステップS20501)使用説明文情報判断部1207は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS20502)使用説明文情報判断部1207は、説明文情報取得部1206が取得したサーバ説明文情報(I)とクライアント説明文情報(I)を比較し、クライアント説明文情報(I)がサーバ説明文情報(I)の一部であるかどうかを判断する。クライアント説明文情報(I)がサーバ説明文情報(I)の一部である場合は、ステップS20503に進み、そうでない場合は、ステップS20504に進む。
(ステップS20503)使用説明文情報判断部1207は、I番目の判断結果(以下、判断結果(I))に「サーバ」を設定する。
(ステップS20504)使用説明文情報判断部1207は、説明文情報取得部1206が取得したサーバ説明文情報(I)とクライアント説明文情報(I)を比較し、サーバ説明文情報(I)がクライアント説明文情報(I)の一部であるかどうかを判断する。サーバ説明文情報(I)がクライアント説明文情報(I)の一部である場合は、ステップS20505に進み、そうでない場合は、ステップS20503に進む。
(ステップS20505)使用説明文情報判断部1207は、判断結果(I)に「クライアント」を設定する。
(ステップS20506)使用説明文情報判断部1207は、カウンタIの値がサーバ説明文情報数nであるかどうかを判断する。カウンタIの値がnである場合は、ステップS20508に進み、そうでない場合は、ステップS20507に進む。
(ステップS20507)使用説明文情報判断部1207は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS20502に戻る。
(ステップS20508)使用説明文情報取得部1208は、説明文情報取得部1206が取得したサーバ説明文情報とクライアント説明文情報と、使用説明文情報判断部1207が判断した結果である判断結果とを外部に対して出力する。
(ステップS20509)使用説明文情報取得部1208は、外部に対して出力した情報に対する応答である使用説明文情報を受け付けたかどうかを判断する。使用説明文情報を受け付けた場合は、ステップS200510に進み、そうでない場合は、使用説明文情報を受け付けたと判断するまで、ステップS20509の処理を繰り返す。
(ステップS20510)使用説明文情報取得部1208は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS20511)使用説明文情報取得部1208は、I番目の使用説明文情報(以下、使用説明文情報(I))が「サーバ」であるかどうかを判断する。使用説明文情報(I)が「サーバ」である場合は、ステップS20512に進み、そうでない場合は、ステップS20513に進む。
(ステップS20512)使用説明文情報取得部1208は、I番目の説明文情報(以下、説明文情報(I))にサーバ説明文情報(I)を設定する。
(ステップS20513)使用説明文情報取得部1208は、説明文情報(I)にクライアント説明文情報(I)を設定する。
(ステップS20514)使用説明文情報取得部1208は、カウンタIの値が使用説明文情報数nであるかどうかを判断する。カウンタIの値がnである場合は、図5のフローチャートのステップS205の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS20515に進む。
(ステップS20515)使用説明文情報取得部1208は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS20511に戻る。
図13は、図5のフローチャートのステップS206の定型文情報蓄積処理を示すフローチャートである。
(ステップS20601)蓄積方法判断部1211は、キーワード抽出部1202が抽出したすべてのキーワードと、使用説明文情報取得部1208が取得したすべての説明文情報と、のそれぞれを対応付け、定型文情報として設定する。
(ステップS20602)蓄積方法判断部1211は、ステップS20601で設定したすべての定型文情報の蓄積方法を、第二の定型文情報記憶部1204が記憶している定型文情報の内容から、前述したとおりに判断する。
(ステップS20603)蓄積方法情報取得部1212は、蓄積方法判断部1211が判断したすべての蓄積方法を、外部に対して出力する。
(ステップS20604)蓄積方法情報取得部1212は、外部に対して出力した判断結果に対する応答である蓄積方法情報を受け付けたかどうかを判断する。蓄積方法情報を受け付けた場合は、ステップS20605に進み、そうでない場合は、蓄積方法情報を受け付けたと判断するまで、ステップS20604の処理を繰り返す。
(ステップS20605)第一の定型文情報蓄積部1213は、カウンタIに1を設定する。
(ステップS20606)第一の定型文情報蓄積部1213は、I番目の定型文情報(以下、定型文情報(I))に対する蓄積方法情報(以下、蓄積方法情報(I))に応じて、蓄積方法を選択する。蓄積方法情報が(I)「上書きして蓄積」を示す情報である場合は、ステップS20607に進み、蓄積方法情報(I)が「別情報として蓄積」を示す情報である場合は、ステップS20608に進み、蓄積方法情報(I)が「蓄積しない」を示す情報である場合は、ステップS20609に進む。
(ステップS20607)第一の定型文情報蓄積部1213は、第二の定型文情報記憶部1204に既に記憶されている定型文情報に対して、定型文情報(I)を上書き蓄積する。
(ステップS20608)第一の定型文情報蓄積部1213は、第二の定型文情報記憶部1204に既に記憶されている定型文情報に対して、定型文情報(I)を別情報として蓄積する。
(ステップS20609)第一の定型文情報蓄積部1213は、カウンタIの値が定型文情報数nであるかどうかを判断する。カウンタIの値がnである場合は、図5のフローチャートのステップS206の処理は終了となり、そうでない場合は、ステップS20610に進む。
(ステップS20610)第一の定型文情報蓄積部1213は、カウンタIを1インクリメントし、ステップS20606に戻る。
なお、図13のフローチャートにおいて、ステップS20601、ステップS20602、ステップS20603では、対象とする情報のすべてを、それぞれのステップにおいて処理したが、対象とする情報の1つに対して、ステップS20601からステップS20610の処理を行うようにしてもよい。
次に、具体的な情報を用いて、動作の具体例について説明する。
まず、クライアント装置12が、リクエスト情報を送信する例について説明する。
発明情報記憶部1201は、図14で示される発明情報を記憶しているものとする。また、送信禁止情報記憶部1203は、「計算」を記憶しているものとする。
まず、キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している図14で示される発明情報から、任意の記憶領域に蓄積されている構成要素抽出情報を基に、構成要素特定情報を抽出する。また、キーワード抽出部1202は、発明情報記憶部1201が記憶している図14で示される発明情報から、任意の記憶領域に蓄積されている用語抽出情報を基に、用語特定情報を抽出する。
まず、キーワード抽出部1202が、構成要素特定情報を抽出する例について説明する。
まず、キーワード抽出部1202は、任意の記憶領域に蓄積されている構成要素抽出情報を読み込む。キーワード抽出部1202は、動詞情報として、例えば、「受け付ける」、「記憶する」、「行う」、「出力する」が読み込めたものとし、また、区切語句情報として、例えば、「と」、「を」、「と、」、「を、」、「と<改行>」、「と、<改行>」が読み込めたものとする。なお、「<改行>」は、文字列中の改行を意味する。
次に、キーワード抽出部1202は、発明情報から、動詞情報が開始文字列で、区切語句情報が終了文字列となる文字列を抽出する。図14で示される発明情報において、動詞情報「受け付ける」、「記憶する」、「行う」、「出力する」が開始文字列で、区切語句情報「と」、「を」、「と、」、「を、」、「と<改行>」、「と、<改行>」が終了文字列となる文字列は、「受け付ける数式情報入力部と」、「記憶する数式情報記憶部と」、「行う数式計算部と」、「出力する計算結果出力部と」、「記憶する計算結果記憶部を」の5つである。なお、「受け付ける数式情報入力部と」と「受け付ける数式情報入力部と、」のように重複する文字列については、後者を省略している。
次に、キーワード抽出部1202は、上記、抽出した5つの文字列から、動詞情報と区切語句情報を除いた文字列を構成要素名とし、その構成要素名から、「する」を付与することでサ行変格活用動詞となる語句のうち最後に出現するものを構成要素特定情報として抽出する。例えば、1つ目の文字列である「受け付ける数式情報入力部と」であれば、構成要素名は「数式情報入力部」であり、「する」を付与することでサ行変格活用動詞となる語句のうち最後に出現するものは「入力」であるので、この「入力」を構成要素特定情報として抽出する。この処理を、残りの4つの文字列に対しても行い、その結果、それぞれの文字列から「記憶」、「計算」、「出力」、「記憶」が抽出できたものとする。なお、「記憶」は重複しているので1つを削除し、最終的に抽出できた構成要素特定情報は、「入力」、「記憶」、「計算」、「出力」であるとする。そして、これらの4つの構成要素特定情報のそれぞれに対して、構成要素特定情報であることを示すキーワード種類情報「構成」を付与する。
次に、用語特定情報を抽出する例について説明する。
まず、キーワード抽出部1202は、任意の記憶領域に蓄積されている用語抽出情報を読み込む。キーワード抽出部1202は、助動詞情報として、例えば、「である」、「である、」が読み込めたものとし、また、区切語句情報として、例えば、「の」、「と」、「の、」、「と、」、「と<改行>」、「と、<改行>」が読み込めたものとする。
次に、キーワード抽出部1202は、発明情報から、助動詞情報が開始文字列で、区切語句情報が終了文字列となる文字列を抽出する。図14で示される発明情報において、助動詞情報「である」、「である、」が開始文字列で、区切語句情報「の」、「と」、「の、」、「と、」、「と<改行>」、「と、<改行>」が終了文字列となる文字列は、「である数式情報の」である。
次に、キーワード抽出部1202は、上記、抽出した文字列から、助動詞と区切語句情報を除いた字列を用語特定情報として抽出する。上記、「である数式情報の」においては、「数式情報」を用語特定情報として抽出する。そして、この用語特定情報に対して、用語特定情報であることを示すキーワード種類情報「用語」を付与する。
次に、サーバ装置11にリクエスト情報を送信する例について説明する。
説明文情報取得部1206は、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードを基にサーバ装置11にリクエスト情報を送信する。例えば、上記において、キーワード抽出部1202は、構成要素特定情報として「入力」、「記憶」、「計算」、「出力」を抽出し、また、そのそれぞれに対して、構成要素特定情報であることを示すキーワード種類情報「構成」を付与した。また、キーワード抽出部1202は、用語特定情報として「数式情報」を抽出し、それに対して、用語特定情報であることを示すキーワード種類情報「用語」を付与した。
これらの情報より、説明文情報取得部1206は、これらを含むリクエスト情報「入力&構成」、「記憶&構成」、「計算&構成」、「出力&構成」、「数式情報&用語」を設定し、サーバ装置11に送信する。なお、送信禁止情報記憶部1203が「計算」を記憶しており、「計算&構成」には送信禁止情報が含まれているので、説明文情報取得部1206は、このリクエスト情報についてはサーバ装置11に送信しない。
次に、サーバ装置11が、リクエスト情報を受信し、レスポンス情報を送信する例について説明する。
第一の定型文情報記憶部1101は、図15と図16で示される定型文情報を記憶しているものとする。なお、図15は構成要素対応情報であり、図15の「名称」はキーワードである構成要素特定情報であり、図15の「説明文」は説明文情報である構成要素説明情報である。また、図16は用語対応情報であり、図16の「名称」はキーワードである用語特定情報であり、図16の「説明文」は説明文情報である用語説明情報である。
まず、リクエスト情報受信部1102は、クライアント装置12からのリクエスト情報を受信する。上記のように、クライアント装置12から送信されたリクエスト情報は「入力&構成」、「記憶&構成」、「出力&構成」、「数式情報&用語」であるので、リクエスト情報受信部1102は、これらのリクエスト情報を受信したものとする。
次に、第一の定型文情報検索部1103は、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報から、キーワードとキーワード種類情報を抽出する。リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報は、上記のように<キーワード>&<キーワード種類情報>」の形式になっているので、第一の定型文情報検索部1103は、このリクエスト情報を、「&」の前後で分割し、「&」で分割した前の部分をキーワードとして抽出し、後ろの部分をキーワード種類情報として抽出する。
第一の定型文情報検索部1103は、例えば、上記「入力&構成」のリクエスト情報であれば、「入力」をキーワードとして抽出し、「構成」をキーワード種類情報として抽出する。この場合、キーワード種類情報が「構成」であるので、第一の定型文情報検索部1103は、「入力」を検索キーとして、第一の定型文情報記憶部1101から、構成要素対応情報を検索する。この結果、第一の定型文情報検索部1103は、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している図15で示される構成要素対応情報から、「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」が検索できたとする。
また、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、上記「記憶&構成」のリクエスト情報に対し、「記憶」を検索キーとし、第一の定型文情報記憶部1101から、構成要素対応情報「記憶|<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」が検索できたとする。
また、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、上記「出力&構成」のリクエスト情報に対し、「記憶」を検索キーとし、第一の定型文情報記憶部1101から、構成要素対応情報「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスなどで実現され得る。」が検索できたとする。
また、第一の定型文情報検索部1103は、例えば、上記「数式情報&用語」のリクエスト情報であれば、「数式情報」をキーワードとして抽出し、「用語」をキーワード種類情報として抽出する。この場合、キーワード種類情報が「用語」であるので、第一の定型文情報検索部1103は、「数式情報」を検索キーとして、第一の定型文情報記憶部1101から、用語対応情報を検索する。この結果、第一の定型文情報検索部1103は、第一の定型文情報記憶部1101が記憶している図16で示される用語対応情報から、「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」が検索できたとする。
次に、レスポンス情報送信部1104は、第一の定型文情報検索部1103が検索した結果である定型文情報に含まれる説明文情報を含むレスポンス情報をクライアント装置12に送信する。上記のように、リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報「入力&構成」、「記憶&構成」、「出力&構成」、「数式情報&用語」に対して、それぞれ「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」、記憶|<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」、「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスなどで実現され得る。」、「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」の定型文情報が検索できたので、レスポンス情報送信部1104は、これらの定型文情報に含まれる説明文情報含むレスポンス情報をクライアント装置12に送信する。レスポンス情報送信部1104は、例えば、リクエスト情報「入力&構成」に対しレスポンス情報「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を送信し、例えば、リクエスト情報「記憶&構成」に対しレスポンス情報「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を送信し、例えば、リクエスト情報「出力&構成」に対しレスポンス情報「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスなどで実現され得る。」を送信し、例えば、リクエスト情報「数式情報&用語」に対しレスポンス情報「四則演算のみを対象とした数式である。」を送信する。
次に、クライアント装置12が、説明文情報を取得する例について説明する。
第二の定型文情報記憶部1204は、図17と図18で示される定型文情報を記憶しているものとする。なお、図17は構成要素対応情報であり、図17の「名称」はキーワードである構成要素特定情報であり、図17の「説明文」は説明文情報である構成要素説明情報である。また、図18は用語対応情報であり、図18の「名称」はキーワードである用語特定情報であり、図18の「説明文」は説明文情報である用語説明情報である。
まず、説明文情報取得部1206が、サーバ装置11から説明文情報を取得する例について説明する。
説明文情報取得部1206は、サーバ装置11に送信したリクエスト情報に対するレスポンス情報である説明文情報を取得する。上記のように、サーバ装置11は、リクエスト情報「入力&構成」に対しレスポンス情報「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を送信し、例えば、リクエスト情報「記憶&構成」に対しレスポンス情報「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を送信し、リクエスト情報「出力&構成」に対しレスポンス情報「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスなどで実現され得る。」を送信し、リクエスト情報「数式情報&用語」に対しレスポンス情報「四則演算のみを対象とした数式である。」を送信したので、説明文情報取得部1206は、リクエスト情報「入力&構成」に対し、レスポンス情報「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を取得し、例えば、リクエスト情報「記憶&構成」に対し、レスポンス情報「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を取得し、リクエスト情報「出力&構成」に対し、レスポンス情報「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスなどで実現され得る。」を取得し、リクエスト情報「数式情報&用語」に対し、レスポンス情報「四則演算のみを対象とした数式である。」を取得する。なお、説明文情報取得部1206は、送信しなかったリクエスト情報「計算&構成」に対しては、レスポンス情報「説明文が取得できませんでした。」を取得したものとする。
次に、説明文情報取得部1206が、第二の定型文情報記憶部1204から説明文情報を取得する例について説明する。
まず、第二の定型文情報検索部1205は、第二の定型文情報記憶部1204から、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた定型文情報を検索する。例えば、上記において、キーワード抽出部1202は、構成要素特定情報として「入力」、「記憶」、「計算」、「出力」が抽出でき、用語特定情報として「数式情報」が抽出できたので、これらを検索キーとして定型文情報を検索する。第二の定型文情報記憶部1204は、図17と図18で示される定型文情報を記憶しているので、第二の定型文情報検索部1205は、「入力」に対して「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイスなどで実現され得る。」を検索結果とし、「記憶」に対して「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を検索結果とし、「出力」に対して「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」を検索結果とする。なお、「計算」、「数式情報」については、該当する定型文情報が存在しないので、第二の定型文情報検索部1205は、「計算」に対して「計算|NULL」を検索結果とし、「数式情報」に対して、「数式情報|NULL」を検索結果とする。
次に、説明文情報取得部1206は、第二の定型文情報検索部1205が検索した結果である定型文情報が含む説明文情報を取得する。つまり、説明文情報取得部1206は、上記、「入力」に対して説明文情報「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイスなどで実現され得る。」を取得し、「記憶」に対して説明文情報「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を取得し、「計算」に対して説明文情報「計算|説明文が取得できませんでした。」を取得し、「出力」に対して説明文情報「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」を取得し、「数式情報」に対して説明文情報「数式情報|説明文が取得できませんでした。」を取得する。なお、「計算」、「数式情報」については、説明文情報「NULL」を取得することになるので、説明文情報取得部1206は、「計算」に対して説明文情報「説明文が取得できませんでした。」を取得したものとし、「数式情報」に対して、説明文情報「説明文が取得できませんでした。」を取得したものとする。
次に、クライアント装置12が、使用する説明文情報を判断する例について説明する。
まず、使用説明文情報判断部1207が、使用する説明文情報を判断する例について説明する。
1つのキーワードに対して、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した説明文情報をサーバ説明文情報とし、第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報をクライアント説明文情報とし、また、I番目のサーバ説明文情報をサーバ説明文情報(I)と表現し、I番目のクライアント説明文情報をクライアント説明文情報(I)と表現した場合、使用説明文情報判断部1207は、サーバ説明文情報(1)とクライアント説明文情報(1)の比較、サーバ説明文情報(2)とクライアント説明文情報(2)の比較、・・・、と順に比較を行い、サーバ説明文情報(I)がクライアント説明文情報(I)の一部である場合は、クライアント説明文情報(I)を検索結果として使用すると判断し、クライアント説明文情報(I)がサーバ説明文情報(I)の一部である場合は、サーバ説明文情報(I)を検索結果として使用すると判断する。
例えば、上記「入力」であれば、サーバ説明文情報は「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」であり、クライアント説明文情報は「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイスなどで実現され得る。」であり、クライアント説明文情報がサーバ説明文情報の一部であるので、使用説明文情報判断部1207は、サーバ説明文情報である「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を検索結果として使用すると判断する。
また、例えば、上記「記憶」であれば、サーバ説明文情報は「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」であり、クライアント説明文情報は「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」であり、クライアント説明文情報とサーバ説明文情報が同じであるので、使用説明文情報判断部1207は、サーバ説明文情報である「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を検索結果として使用すると判断する。
また、例えば、上記「計算」であれば、サーバ説明文情報は「説明文が取得できませんでした。」であり、クライアント説明文情報は「説明文が取得できませんでした。」である。この場合、サーバ説明文情報とクライアント説明文情報は共に説明文情報が取得できなかった旨を示す文字列であるので、使用説明文情報判断部1207は、サーバ説明文情報である「説明文が取得できませんでした。」を検索結果として使用すると判断する。
また、例えば、上記「出力」であれば、サーバ説明文情報は「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスなどで実現され得る。」であり、クライアント説明文情報は「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」であり、サーバ説明文情報がクライアント説明文情報の一部であるので、使用説明文情報判断部1207は、クライアント説明文情報である「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」を検索結果として使用すると判断する。
また、例えば、上記「数式情報」であれば、サーバ説明文情報は「四則演算のみを対象とした数式である。」であり、クライアント説明文情報は「説明文が取得できませんでした。」である。この場合、クライアント説明文情報は、説明文情報が取得できなかった旨を示す文字列であるので、使用説明文情報判断部1207は、サーバ説明文情報である「四則演算のみを対象とした数式である。」を検索結果として使用すると判断する。
次に、使用説明文情報取得部1208が、使用説明文情報判断部1207が判断した結果を出力し、それに対するする情報を受け付ける例について説明する。
まず、使用説明文情報取得部1208は、例えば、使用説明文情報判断部1207が判断した結果を示す情報と、使用説明文情報判断部1207が判断対象とした2種類の説明文情報と、使用説明文情報を受け付けるための情報とを出力する。例えば、使用説明文情報取得部1208は、図19で示されるような形式で画面出力を行う。この画面出力を受けたユーザ等は、例えば、マウスなどによりサーバ説明文情報を使用するか、クライアント説明情報を使用するか、を選択する。
次に、使用説明文情報取得部1208は、例えば、図19で示される画面出力を受けたユーザ等が、例えば、マウスなどにより選択した使用説明文情報と、それが示された説明文情報を受け付ける。使用説明文情報取得部1208は、例えば、図19で示される状態の使用説明文情報と説明文情報を受け付けたとすると、構成要素特定情報である「入力」に対して、サーバ説明文情報である「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を受け付けたことになる。同様に、使用説明文情報取得部1208は、構成要素特定情報である「記憶」に対して、サーバ説明文情報である「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を受け付け、構成要素特定情報である「計算」に対して、サーバ説明文情報である「説明文が取得できませんでした。」を受け付け、構成要素特定情報である「出力」に対して、クライアント説明文情報である「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」を受け付け、用語特定情報である「数式情報」に対して、サーバ説明文情報である「四則演算のみを対象とした数式である。」を受け付けたことになる。
次に、クライアント装置12が、使用する説明文情報を蓄積する例について説明する。
まず、蓄積方法判断部1211が、説明文情報を蓄積する方法を判断する例について説明する。
まず、蓄積方法判断部1211は、使用説明文情報取得部1208が検索結果として使用することを示された説明文情報と、その説明文情報に対応するキーワードとを対応付け、定型文情報とする。このとき、使用説明文情報取得部1208が検索結果として使用することを示された説明文情報は、出願文書情報作成部1209が使用する説明文情報でもある。
例えば、使用説明文情報取得部1208が、図19で示される状態のものを受け付けたとすると、蓄積方法判断部1211は、例えば、構成要素特定情報である「入力」と、サーバ説明文情報である「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」とを対応付け、「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を定型文情報とする。
また、蓄積方法判断部1211は、例えば、構成要素特定情報である「記憶」と、サーバ説明文情報である「<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」とを対応付け、「記憶|<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を定型文情報とする。
また、例えば、蓄積方法判断部1211は、構成要素特定情報である「計算」と、サーバ説明文情報である「説明文が取得できませんでした。」とを対応付け、「計算|説明文が取得できませんでした。」を定型文情報とする。
また、蓄積方法判断部1211は、例えば、構成要素特定情報である「出力」と、クライアント説明文情報である「<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」とを対応付け、「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」を定型文情報とする。
また、蓄積方法判断部1211は、例えば、用語特定情報である「数式情報」と、サーバ説明文情報である「四則演算のみを対象とした数式である。」とを対応付け、「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」を定型文情報とする。
次に、蓄積方法判断部1211は、上記の定型文情報と、図17と図18で示される第二の定型文情報記憶部1204が記憶している定型文情報と、の比較を行い、例えば、上記の定型文情報の一部の情報が第二の定型文情報記憶部1204に記憶されていれば既存の情報に「上書きして蓄積する」と判断し、上記の定型文情報と同じ情報が第二の定型文情報記憶部1204に記憶されていなければ「別情報として蓄積する」と判断し、上記の定型文情報を包含する情報が第二の定型文情報記憶部1204に記憶されていれば「蓄積しない」と判断する。
例えば、上記の定型文情報を使用定型文情報とし、第二の定型文情報記憶部1204が記憶している定型文情報を記憶済定型文情報とし、また、I番目の使用定型文情報を使用定型文情報(I)と表現し、I番目の記憶済定型文情報を記憶済定型文情報(I)と表現した場合、蓄積方法判断部1211は、使用定型文情報(1)と記憶済定型文情報(1)、使用定型文情報(1)と記憶済定型文情報(2)、・・・、使用定型文情報(2)と記憶済定型文情報(1)、使用定型文情報(2)と記憶済定型文情報(2)、・・・、という具合に順に比較を行っていく。
例えば、上記「入力」に対応付けられた定型文情報「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」は、図17と図18で示されるように、その定型文情報の一部を第二の定型文情報記憶部1204が記憶しているので、蓄積方法判断部1211は、この定型文情報を「上書きして蓄積する」と判断する。
また、例えば、上記「記憶」に対応付けられた定型文情報「記憶<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」は、図17と図18で示されるように、その定型文情報と同じ定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204が記憶しているので、蓄積方法判断部1211は、この定型文情報を「蓄積しない」と判断する。
また、例えば、上記「計算」に対応付けられた定型文情報「計算|説明文が取得できませんでした。」は、図17と図18で示されるように、その定型文情報と同じ定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204が記憶していないので、蓄積方法判断部1211は、この定型文情報を「別情報として蓄積する」と判断する。
また、例えば、上記「出力」に対応付けられた定型文情報「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」は、図17と図18で示されるように、その定型文情報と同じ定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204が記憶しているので、蓄積方法判断部1211は、この定型文情報を「蓄積しない」と判断する。
また、例えば、上記「数式情報」に対応付けられた定型文情報「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」は、図17と図18で示されるように、その定型文情報と同じ定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204が記憶していないので、蓄積方法判断部1211は、この定型文情報を「別情報として蓄積する」と判断する。
次に、蓄積方法情報取得部1212が、蓄積方法判断部1211が判断した結果を出力し、それに対するする情報を受け付ける例について説明する。
まず、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、蓄積方法判断部1211が判断した結果を示す情報と、蓄積方法判断部1211が判断対象とした定型文情報と、蓄積方法情報を受け付けるための情報とを出力する。例えば、蓄積方法情報取得部1212は、図20で示されるような形式で画面出力を行う。この画面出力を受けたユーザ等は、例えば、マウスなどにより対象となる定型文情報を「上書きして蓄積する」か、「別情報として蓄積する」か、「蓄積しない」か、を選択する。
次に、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、図20で示される画面出力を受けたユーザ等が、例えば、マウスなどにより選択した蓄積方法情報と、それが示された定型文情報を受け付ける。蓄積方法情報取得部1212は、例えば、図20で示される状態の蓄積方法情報と定型文情報を受け付けたとすると、例えば、「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」に対して「上書きして蓄積する」を受け付けたことになる。同様に、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、「記憶|<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」に対して「蓄積しない」を受け付け、例えば、「計算|説明文が取得できませんでした。」に対して「別情報として蓄積する」を受け付け、「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」に対して「蓄積しない」を受け付け、「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」に対して「別情報として蓄積する」を受け付けたことになる。
次に、第一の定型文情報蓄積部1213が、定型文情報を蓄積する例について説明する。
第一の定型文情報蓄積部1213は、蓄積方法情報取得部1212が受け付けた蓄積方法情報に応じて、それが示された定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204に蓄積する。
蓄積方法情報取得部1212は、例えば、「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」に対して「上書きして蓄積する」を受け付けたので、「入力|<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」を第二の定型文情報記憶部1204に上書きして蓄積する。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、「記憶|<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」に対して「蓄積しない」を受け付けたので、「記憶|<構成要素>は、CD−RやDVD−Rのような不揮発性の媒体であってもよい。」を第二の定型文情報記憶部1204に蓄積しない。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、「計算|説明文が取得できませんでした。」に対して「別情報として蓄積する」を受け付けたので、「計算|説明文が取得できませんでした。」を第二の定型文情報記憶部1204に別情報として蓄積する。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」に対して「蓄積しない」を受け付けたので、「出力|<構成要素>は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイス、その他のソフトなどで実現され得る。」を第二の定型文情報記憶部1204に蓄積しない。
また、蓄積方法情報取得部1212は、例えば、「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」に対して「別情報として蓄積する」を受け付けたので、「数式情報|四則演算のみを対象とした数式である。」を第二の定型文情報記憶部1204に別情報として蓄積する。
なお、上記の蓄積を行った結果は、図21と図22に示すとおりである。
最後に、クライアント装置12が、出願文書情報を作成・出力する例について説明する。
まず、出願文書情報作成部1209が、出願文書情報を作成する際に使用する情報を抽出・生成する例について説明する。
出願文書情報作成部1209は、任意の記憶領域に蓄積されている共通文章対応情報と、使用説明文情報取得部1208が検索結果として使用することを示された説明文情報と、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報とを、任意の記憶領域に蓄積されているスタイルファイル情報において示された内容に従い成型していくことで、出願文書情報を作成する。
ここで、共通文章対応情報とは、2以上の出願文書情報において共通する固定的な文言を示す情報である共通文章情報と、当該共通文章情報を一意に特定する情報である共通文章特定情報とを対応付ける情報であり、例えば、図24のような情報である。
また、スタイルファイル情報とは、出願文書情報のフォーマットを指定した情報であり、例えば、図23のような情報である。図23の情報において、「<*****>」の形式で示される文字列は、例えば、出願文書情報作成部1209が生成した情報との置換を意味するものとし、「<<*****>>」の形式で示される文字列は、例えば、共通文章情報との置換を意味するものとする。また、図23の情報において、「(実施の形態#)」における「#」は、例えば、対象の数との置換を意味するものとし、この場合は、実施の形態の数との置換を意味するものとする。
まず、出願文書情報作成部1209は、任意の記憶領域に蓄積されているスタイルファイル情報から、「<<*****>>」の形式である文字列の「*****」の文字列を抽出し、それを検索キーとし、任意の記憶領域に蓄積されている共通文章対応情報から、共通文章情報を検索する。例えば、図23のスタイルファイル情報において、「<<*****>>」の形式である文字列は、「<<発明を実施するための最良の形態ヘッダ>>」、「<<ブロック図説明ヘッダ>>」、「<<実施の形態フッタ>>」、「<<発明を実施するための最良の形態フッタ>>」であるので、出願文書情報作成部1209は、「発明を実施するための最良の形態ヘッダ」、「ブロック図説明ヘッダ」、「実施の形態フッタ」、「発明を実施するための最良の形態フッタ」の4つの文字列を検索キーとし、図24の共通文章対応情報から共通文章情報を検索する。その結果、出願文書情報作成部1209は、図24の共通文章対応情報から共通文章情報から、「発明を実施するための最良の形態ヘッダ」に対して「 以下、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。」が検索でき、「ブロック図説明ヘッダ」に対して「 図(#)は、本実施の形態における<発明の名称>のブロック図である。」が検索でき、「実施の形態フッタ」に対して「 以上、本実施の形態による<発明の名称>によれば、○○○○できる。」が検索でき、「発明を実施するための最良の形態フッタ」に対して「 本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。」が検索できたものとする。
次に、出願文書情報作成部1209は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から、請求項情報を抽出する。出願文書作成部1209は、例えば、図14の発明情報における「[請求項1]」と「[請求項2]」の文字を手掛りに、各請求項の請求項情報を抽出する。なお、請求項1についての請求項情報を請求項情報(1)と表現し、請求項2についての請求項情報を請求項情報(2)と表現し、すべての請求項情報を請求項情報(ALL)と表現するものとする。また、請求項情報(ALL)は、例えば、図23のスタイルファイル情報における「<請求項>」と置換される情報であるとする。
次に、出願文書情報作成部1209は、上記で抽出した請求項情報から、発明の名称を抽出する。発明の名称は、例えば、請求項1における最後の名詞句であるとした場合、出願文書情報作成部1209は、例えば、図14のる発明情報から、発明の名称「情報処理装置」を抽出する。この発明の名称である「情報処理装置」は、例えば、図23のスタイルファイル情報における「<発明の名称>」と置換される情報であるとする。
次に、出願文書情報作成部1209は、実施の形態の数と、各実施の形態に属する請求項を算出する。例えば、図14の発明情報においては実施の形態を示す指定がないので、出願文書情報作成部1209は、実施の形態数は1であると算出し、実施の形態1に属する請求項は請求項1と請求項2であると算出する。もし、図14の発明情報において実施の形態を示す情報が含まれる場合は、その情報を基に実施の形態数と、各実施の形態に属する請求項を算出してもよい。
次に、出願文書情報作成部1209は、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報から、構成要素定義情報を抽出する。この構成要素定義情報とは、前述のキーワード抽出部1202が構成要素特定情報を抽出する際に抽出した構成要素名に対応する、構成要素の動作の定義を示す情報である。構成要素定義情報は、例えば、構成要素名の後ろに前述の構成要素抽出情報である区切語句情報を付与した文字列が文の最後である一文を抽出し、その一文から構成要素名と区切語句情報を削除したものを構成要素定義情報として抽出してもよい。例えば、図14の発明情報において、前述のキーワードキーワード抽出部1201が抽出した構成要素名「数式情報入力部」、「数式情報記憶部」、「数式計算部」、「計算結果出力部」、「計算結果記憶部」の後ろに、前述の構成要素抽出情報である区切語句情報「と」、「を」、「と、」、「を、」、「と<改行>」、「と、<改行>」を付与した文字列が文の最後である一文は、「数式に関する情報である数式情報の入力を受け付ける数式情報入力部と、」、「前記数式に関する情報を記憶する数式情報記憶部と、」、「前記数式に関する情報に基づき計算を行う数式計算部と、」、「前記数式計算部が計算した結果を出力する計算結果出力部と、」、「前記数式計算部が計算した結果を記憶する計算結果記憶部を」であるので、出願文書情報作成部1209は、これらの文から対応する構成要素名と区切語句情報を削除し、「数式情報入力部」に対応する構成要素定義情報「数式に関する情報である数式情報の入力を受け付ける」を抽出し、「数式情報記憶部」に対応する構成要素定義情報「前記数式に関する情報を記憶する」を抽出し、「数式計算部」に対応する構成要素定義情報「前記数式に関する情報に基づき計算を行う」を抽出し、「計算結果出力部」に対応する構成要素定義情報「前記数式計算部が計算した結果を出力する」を抽出し、「計算結果記憶部」に対応する構成要素定義情報「前記数式計算部が計算した結果を記憶する」を抽出する。このとき、指定された、またはあらかじめ決められた不要な語句を、構成要素定義情報から削除してもよい。この不要な語句を示す情報は、任意の記憶領域に蓄積されているものであってもよいし、出願文書情報作成時に指定されたものであってもよい。また、構成要素定義情報の抽出方法は、上記のように、抽出の手掛りとなる情報を用いたものであってもよいし、用いないものであってもよいし、その方法は問わない。
次に、出願文書情報作成部1209は、実施の形態ごとに、階層説明情報を生成する。階層説明情報は、構成要素情報の階層構造を示す情報である階層構造情報と、階層構造情報に含まれる構成要素情報についての説明や、その説明文中に含まれる用語の説明などを示す情報である構成要素説明ブロック情報とを含む情報である。例えば、上記において、出願文書情報作成部1209は、「数式情報入力部」、「数式情報記憶部」、「数式計算部」、「計算結果出力部」、「計算結果記憶部」の構成要素名を抽出したので、図14の発明情報における出現場所を基に、階層構造情報を生成してもよい。この場合、図14の発明情報において、「数式情報入力部」、「数式情報記憶部」、「数式計算部」、「計算結果出力部」は請求項1の構成要素名であるので、出願文書情報作成部1209は、「情報処理装置−数式情報入力部|数式情報記憶部|数式計算部|計算結果出力部」のような形式の情報を生成する。また、図14の発明情報において、「計算結果記憶部」は請求項2の構成要素名であるので、出願文書情報作成部1209は、「情報処理装置−計算結果記憶部」のような形式の情報を生成する。出願文書情報作成部1209は、この2つの階層構造情報を結合し、「情報処理装置−数式情報入力部|数式情報記憶部|数式計算部|計算結果出力部|計算結果記憶部」のような形式の情報を生成する。出願文書情報作成部1209は、この情報に構成要素名間の関係がわかるように文言を補い、「情報処理装置は、数式情報入力部、数式情報記憶部、数式計算部、計算結果出力部、計算結果記憶部、を備える。」のような形式の階層構造情報を生成してもよい。このとき、出願文書情報作成部1209は、階層順に各構成要素名に符号を示す情報である符号情報を付与してもよい。この符号情報が付与された階層構造情報は、例えば、「情報処理装置1は、数式情報入力部11、数式情報記憶部12、数式計算部13、計算結果出力部14、計算結果記憶部15、を備える。」のようになる。
次に、出願文書情報作成部1209は、階層説明ブロック情報を生成する。構成要素情報生成部109は、例えば、上記において抽出した構成要素説明情報と、上記において抽出した用語説明情報と、上記において抽出した構成要素定義情報とを基に、階層説明ブロック情報を生成してもよい。
この場合、上記において作成した層構造情報の基となる情報は「情報処理装置−数式情報入力部|数式情報記憶部|数式計算部|計算結果出力部|計算結果記憶部」であるので、この情報で示される構成要素名に、その構成要素名に対応する構成要素定義情報を付与し、その構成要素名中に構成要素特定情報が含まれている場合は、さらにその構成要素特定情報に対応する構成要素説明情報を付与し、その構成要素定義情報、および構成要素説明情報中に用語特定情報が含まれている場合は、さらにその用語特定情報に対応する用語説明情報を付与する。このとき、構成要素説明情報に含まれる「<構成要素>」は、例えば、対応する構成要素特定情報が含まれる構成要素名との置換を行うことを意味し、例えば、「数式情報入力部」に含まれる「入力」に対応する「<構成要素>は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」は、「数式情報入力部は、キーボードやマウスなどの入力デバイス、その他のソフトウェアなどで実現され得る。」となる。また、このとき、各構成要素名に、例えば「11」や「234」などの符合を付与してもよいし、また、文章の意味を補足するために助詞などを付与してもよい。
出願文書情報作成部1209は、上記階層構造情報と階層説明ブロック情報とを結合し、図25の階層説明情報を生成したものとする。
次に、出願文書情報作成部1209が、抽出・生成した情報から、スタイルファイル情報を基に出願文書情報を作成する例について説明する。
まず、出願文書情報作成部1209は、例えば、図23のスタイルファイル情報を出願文書中間情報として複製する。
次に、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報における「<<*****>>」の形式の文字列と、対応する共通文章情報と、を置換する。上記において、出願文書情報作成部1209は、「発明を実施するための最良の形態ヘッダ」に対して「 以下、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。」が検索でき、「ブロック図説明ヘッダ」に対して「 図(#)は、本実施の形態における<発明の名称>のブロック図である。」が検索でき、「実施の形態フッタ」に対して「 以上、本実施の形態による<発明の名称>によれば、○○○○できる。」が検索でき、「発明を実施するための最良の形態フッタ」に対して「 本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。」が検索できたので、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報において、例えば、「<<発明を実施するための最良の形態ヘッダ>>」と、「 以下、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。」と、を置換し、例えば、「ブロック図説明ヘッダ」と、「 図(#)は、本実施の形態における<発明の名称>のブロック図である。」と、を置換し、例えば、「実施の形態フッタ」と、「 以上、本実施の形態による<発明の名称>によれば、○○○○できる。」と、を置換し、例えば、「発明を実施するための最良の形態フッタ」と、「 本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。」と、を置換する。
次に、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報における「(実施の形態#)」の「#」と、対象の数とを置換する。上記において、出願文書情報作成部1209は、実施の形態数は1であると算出したので、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報において、例えば、「#」と、「1」とを置換する。
次に、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報における「<*****>」の形式の文字列と対応する情報とを置換する。出願文書情報作成部1209は、上記において、図14の発明情報から、例えば、「<請求項>」に対応する請求項情報(ALL)を抽出したので、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報における「<請求項>」と、請求項情報(ALL)と、を置換する。また、出願文書情報作成部1209は、上記において、図14の発明情報から、例えば、「<発明の名称>」に対応する「情報処理装置」を抽出したので、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報における「<発明の名称>」と、「情報処理装置」と、を置換する。また、出願文書情報作成部1209は、上記において、例えば、「<構成要素説明>」に対応する情報である図25の階層説明情報を生成したので、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書情報における「<構成要素説明>」と、図25の階層説明情報と、を置換する。
最後に、出願文書情報作成部1209は、上記出願文書中間情報を出願文書情報とする。その結果、図26の出願文書情報が作成されたものとする。
最後に、出願文書情報出力部1210が、出願文書情報出力する例について説明する。
出願文書情報出力部1210は、出願文書情報作成部1209が作成した図26の出願文書情報を出力する。この「出力」は、例えば、電子データとしての出力であってもよいし、物理的なものとしての出力であってもよい。前者は、例えば、テキスト形式のファイルデータなどであってもよいし、発明情報記憶部1201が記憶している発明情報のデータ形式と同様の形式のファイルデータなどであってもよい。また、後者は、例えば、プリンタなどを使用して紙などに印刷されたものであってもよい。
なお、この具体例では、キーワード抽出部1202が発明情報記憶部1201から抽出したキーワードのすべてに対し、説明文情報取得部1206が、サーバ装置11と、第二の定型文情報記憶部1204と、から説明文情報を取得し、その取得した説明文情報のすべてに対し、使用説明文情報判断部1207と、使用説明文情報取得部1208と、が検索結果として使用するかどうかの判断を行い、その結果、検索結果として使用すると判断した説明文情報のすべてに対し、蓄積方法判断部1211と、蓄積方法情報取得部1212と、が蓄積方法の判断を行い、その結果に応じて第一の定型文情報蓄積部1213が説明文情報の蓄積を行う例を示したが、例えば、キーワード抽出部1202が発明情報記憶部1201から抽出したキーワードの1つ1つに対して、上記処理を行うようにしてもよい。
また、この具体例では、説明文情報取得部1206がサーバ装置11と第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報がNULLである場合に、説明文情報取得部1206がNULLである説明文情報を「説明文が取得できませんでした。」とする例を示したが、説明文情報取得部1206がサーバ装置11と第二の定型文情報検索部1205から取得した説明文情報がNULLである場合に、使用説明文情報判断部1207がNULLである説明文情報を「説明文が取得できませんでした。」とするようにしてもよい。
また、この具体例では、使用説明文情報判断部1207が、判断対象とする説明文情報が「説明文が取得できませんでした。」であるかどうかを考慮しない例を示したが、使用説明文情報判断部1207が、例えば、判断対象とする2種類の説明文情報のどちらかが「説明文が取得できませんでした。」であるかどうかを判断し、「説明文が取得できませんでした。」ではない説明文を使用すると判断し、判断対象とする2種類の説明文情報の両方ともが「説明文が取得できませんでした。」であれば、その説明文情報を使用すると判断するようにしてもよい。
また、この具体例では、出願文書情報作成部1209が出願文書情報を作成する際、作成時に使用する説明文情報にNULLであるものが含まれない例を示したが、例えば、説明文情報取得部1206や使用説明文情報判断部1207においてNULLである説明文情報を「説明文が取得できませんでした。」とせず、出願文書情報作成部1209が出願文書情報を作成する際に、使用する説明文情報においてNULLであるものを「説明文が取得できませんでした。」とするようにしてもよい。
以上、本実施の形態による情報処理システム1によれば、クライアント装置12において蓄積している発明情報から抽出したキーワードのみをサーバ装置11に送信することで、機密情報の漏洩の可能性を最低限にとどめることができる。
なお、本実施の形態におけるサーバ装置11は、定型文情報を効率的に管理するためのものであってもよい。つまり、本実施の形態におけるサーバ装置11は、定型文情報を記憶する2以上の定型文情報記憶部1301と、キーワードを含むリクエスト情報を受信するリクエスト情報受信部1102と、当該2以上の定型文情報記憶部1301から、当該リクエスト情報受信部1102が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報を検索する定型文情報検索部1302と、当該定型文情報検索部1302が、2以上の定型文情報記憶部1301から検索した結果である定型文情報を比較し、どの説明文情報を検索結果として使用するか判断する使用説明文情報判断部1303と、当該使用説明文情報判断部1303が検索結果として使用すると判断した説明文情報を含むレスポンス情報を送信するレスポンス情報送信部1104と、を備える、サーバ装置13として実現してもよい。なお、このサーバ装置13のブロック図は、図27である。
例えば、定型文情報記憶部1301は、記憶する定型文情報の、指定された件数、またはあらかじめ決められた件数ごとに複数備えられていてもよいし、記憶する定型文情報が含むキーワードの内容ごとに複数備えられていてもよい。前者の場合であれば、例えば、定型文情報を100件ずつ記憶すると決められており、定型文情報を500件記憶する場合であれば、定型文情報記憶部1301は、5つ以上備えられていることになる。また、後者の場合であれば、例えば、定型文情報が含むキーワードが「入力」、「記憶」、「出力」となっていれば、定型文情報記憶部1301は、3つ以上備えられていることになる。
また、本実施の形態におけるクライアント装置12は、定型文情報を効率的に管理するためのものであってもよい。つまり、本実施の形態におけるクライアント装置12は、定型文情報を記憶する2以上の定型文情報記憶部1401と、発明情報を記憶する発明情報記憶部1201と、当該発明情報記憶部1201が記憶している発明情報からキーワードを抽出するキーワード抽出部1202と、当該2以上の定型文情報記憶部1401が記憶している定型文情報から、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた定型文情報を検索する定型文情報検索部1302と、当該定型文情報検索部1302が、2以上の定型文情報記憶部1401から検索した結果である定型文情報を比較し、どの説明文情報を検索結果として使用するか判断する使用説明文情報判断部1303と、当該使用説明文情報判断部1303が検索結果として使用すると判断した説明文情報を含んだ出願文書情報を作成する出願文書情報作成部1209と、当該出願文書情報作成部1209が作成した出願文書情報を出力する出願文書情報出力部1210と、を備える、クライアント装置14として実現してもよい。なお、このクライアント装置14のブロック図は、図28である。
例えば、定型文情報記憶部1301は、外部からアクセスできないものと、外部からアクセスできるものに分けられて複数備えられていてもよい。例えば、定型文情報記憶部1301は、10個備えられており、そのうち1個は外部からアクセスできないものとし、残りの9個は外部からアクセスできるものとしてもよい。また、上記外部からアクセスできないものと、外部からアクセスできるものと、のそれぞれにおいて、定型文情報記憶部1301は、記憶する定型文情報の、指定された件数、またはあらかじめ決められた件数ごとに複数備えられていてもよいし、記憶する定型文情報が含むキーワードの内容ごとに複数備えられていてもよい。前者の場合であれば、例えば、定型文情報を100件ずつ記憶すると決められており、定型文情報を500件記憶する場合であれば、定型文情報記憶部1301は、5つ以上備えられていることになる。また、後者の場合であれば、例えば、定型文情報が含むキーワードが「入力」、「記憶」、「出力」となっていれば、定型文情報記憶部1301は、3つ以上備えられていることになる。
なお、本実施の形態においては、送信禁止情報記憶部1203は、例えば、第一の定型文情報記憶部1101が記憶しているキーワードのリストを送信許可情報として記憶し、説明文情報取得部1206は、送信禁止情報記憶部1203が記憶している送信許可情報を含むリクエスト情報のみを、サーバ装置11に送信するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、クライアント装置12が第一の定型文情報蓄積部1213と、第二の定型文情報蓄積部1214と、を備える場合について説明したが、クライアント装置12は、第一の定型文情報蓄積部1213、または第二の定型文情報蓄積部1214のいずれか一方を備えていてもよい。
例えば、クライアント装置12が第一の定型文情報蓄積部1213を備える場合は、第一の定型文情報蓄積部1213が、蓄積方法判断部1211、および蓄積方法情報取得部1212の判断結果に応じて、定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204へ蓄積する。
また、例えば、クライアント装置12が第二の定型文情報蓄積部1214を備える場合は、説明文情報取得部1206が、第二の定型文情報検索部1205からキーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた説明文情報が取得できなかった場合に、当該キーワードに対応付けられた説明文情報をサーバ装置11から取得する場合であり、このような場合は、第二の定型文情報蓄積部1214が、説明文情報取得部1206がサーバ装置11から取得した定型文情報を第二の定型文情報記憶部1204へ蓄積する。
説明文情報取得部1206が、キーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた説明文情報が取得できなかったかどうかに関係なく、サーバ装置11と第二の定型文情報検索部1205の両方から説明文情報を取得する場合と、説明文情報取得部1206が、第二の定型文情報検索部1205からキーワード抽出部1202が抽出したキーワードに対応付けられた説明文情報が取得できなかった場合に、当該キーワードに対応付けられた説明文情報をサーバ装置11から取得する場合と、の切り替えは、例えば、指定された情報、またはあらかじめ決められた情報により行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、上記実施の形態におけるサーバ装置11は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよい。また、上記実施の形態におけるクライアント装置12は、例えば、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。この場合、クライアント装置12は、例えば、社内LANなどの規模の小さいネットワーク環境におけるサーバ装置としてもよい。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記実施の形態における情報処理システムを構成するサーバ装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、キーワードを含むリクエスト情報を受信するリクエスト情報受信部と、前記キーワードと、特許出願のための特許出願文書を構成する文章であり前記キーワードの説明文となる情報である説明文情報と、を対応付ける情報である定型文情報を記憶する定型文情報記憶部から、前記リクエスト情報受信部が受信したリクエスト情報に含まれるキーワードに対応付けられた定型文情報を検索する定型文情報検索部と、前記定型文情報検索部が検索した結果である定型文情報に含まれる説明文情報を、レスポンス情報として送信するレスポンス情報送信部と、として機能させるためのものである。
また、上記実施の形態における情報処理システムを構成するクライアント装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上の発明に関する情報であり、発明を特定する情報である発明特定情報を構成する情報を含む情報である発明情報を記憶する発明情報記憶部が記憶している発明情報からキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワード抽出部が抽出したキーワードを含むリクエスト情報を送信し、そのリクエスト情報に対するレスポンス情報である説明文情報を受信することにより説明文情報を取得する説明文情報取得部と、特許出願の文書に関する情報であり、前記説明文情報取得部が取得した説明文情報を含んだ情報であって、発明に関する1以上の実施の形態を示す情報を含む情報である出願文書情報を作成する出願文書情報作成部と、前記出願文書情報作成部が作成した出願文書情報を出力する出願文書情報出力部と、として機能させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図29は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した実施の形態の情報端末装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図29は、このコンピュータシステム9の概観図であり、図30は、コンピュータシステム9のブロック図である。
図29において、コンピュータシステム9は、FD(Flexible Disk)ドライブ、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブを含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを含む。
図30において、コンピュータ901は、FDドライブ9011、CD−ROMドライブ9012に加えて、CPU(Central Processing Unit)9013と、CPU9013、CD−ROMドライブ9012及びFDドライブ9011に接続されたバス9014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)9015と、CPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)9016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム9に、上述した実施の形態の情報端末装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9012またはFDドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM9016にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ901に、上述した実施の形態の情報端末装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。