JP4626309B2 - 信号品質情報装置、信号品質評価方法、光信号評価システムおよび光伝送システム - Google Patents

信号品質情報装置、信号品質評価方法、光信号評価システムおよび光伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、光信号の品質を評価する装置および方法、この信号品質情報装置を含む光信号評価システム、ならびに、この光信号評価システムを含む光伝送システムに関するものである。
将来の光伝送システムにおいて伝送容量が増大し構造が複雑化するにつれて、光信号を伝送する際の最適な条件が変化していく状況にある。それ故、常に伝送条件を最適にするための調整手段(例えば分散補償手段)が必要とされる。また、この調整手段を有効に活用するには、光信号の品質を評価し監視する装置も必要とされる。
光信号の品質を評価する為には、伝送されている光信号から何らかのパラメータを抽出する必要がある。このようなパラメータの代表例として符号誤り率が挙げられる。符号誤り率は、伝送に因り生じた光信号の波形劣化や雑音によって、本来のレベルが0であるものをレベル1と認識して誤り、或いは、本来のレベルが1であるものをレベル0と認識して誤る率のことである。符号誤り率は、光信号の品質に直接に関係しているから、評価するパラメータとしては信頼性がある。実際、可変分散補償器の動的調整を行うのに符号誤り率を参考にする例もある。しかし、符号誤り率を求めるには長い計測時間を要し、特に符号誤り率が小さい場合には計測時間は更に長い。
また、符号誤り率に近いパラメータとしてQ値がある(非特許文献1を参照)。しかし、このQ値も、光信号の強度分布を出すために時間を要し、評価に要する時間が長い。
また、累積波長分散を検出することでも光信号の品質を評価することができる(非特許文献2および非特許文献3を参照)。この方法では、光信号を送出する際に該光信号に加工を加えて、この光信号が光伝送路により伝送される際に生じる遅延を受信時に検出する。具体的には、送信側において光信号に対して周波数変調または微量な強度変調を加え、受信側において当該変調成分を抽出して、この変調成分の検出結果に基づいて光信号の累積波長分散を求めて、この累積波長分散で光信号の品質を評価する。しかし、この方法では、送信側において光信号に対して何らかの加工を施すことが必要であることから、複数の送信側と複数の受信側とを有する光ネットワークでは適用が困難であり、適用の柔軟性が劣る。また、光信号に加工を施すことに因る波形劣化も生じ得る。
また、光信号の歪みそのものを評価することで光信号の品質を監視する方法もある(非特許文献4および非特許文献5を参照)。具体的には、受信側において光信号のクロック周波数成分を抽出して、この抽出結果に基づいて光信号の品質を評価する。或いは、光信号に対して自己位相変調を生じさせたときのスペクトルの拡がりの程度を求め、このスペクトルの拡がりの程度が光信号パルス幅に依存することを利用して、光信号の品質を評価する。これらの方法では、送信側において光信号に対して加工を施す必要が無い点では好ましいが、光信号の信号形式について適用の柔軟性が劣り、前者はCSRZには適用できず、後者はNRZには適用できない。
I. Shake, et al., "Quality Monitoring of Optical Signals Influenced by Chromatic Dispersion in a Transmission Fiber Using Averaged Q-Factor Evaluation", IEEE Photonics Technology Letters, Vol.13, No.4, pp.385-387 (2001) Y. Takushima, et al., "Experimental Demonstration of In-Service Dispersion Monitoring in 960-km WDM Transmission System Using Optical Frequency-Modulation Method", IEEE Photonics Technology Letters, Vol.15, No.6, pp.870-872 (2003) K. J. Park, et al., "Performance Comparisons of Chromatic Dispersion-Monitoring Techniques Using Pilot Tones", IEEE Photonics Technology Letters, Vol.15, No.6, pp.873-875 (2003) P. S. Westbrook, et al., "Measurement of Residual Chromatic Dispersion of a 40-Gb/s RZ Signal via Spectral Broadening", IEEE Photonics Technology Letters, Vol.14, No.3, pp.346-348 (2002) Z. Pan, et al., "Chromatic dispersion monitoring and automated compensation for NRZ and RZ data using clock regeneration and fading without adding signaling", OFC2000 WH5
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、評価時間を短縮することが可能で適用の柔軟性が優れた信号品質情報装置および信号品質評価方法を提供することを目的とする。また、このような信号品質情報装置を含む光信号評価システム、および、この光信号評価システムを含む光伝送システムを提供することをも目的とする。
本発明に係る信号品質情報装置は、光信号の品質情報を出力する信号品質情報装置であって、入力強度Pinに対して出力強度Pout少なくとも1つの極大点を有する出力光を出力する変換器と、光信号の複数の光パルスに相当する変換器の出力光の時間平均強度を検出し、出力光の時間平均強度を光信号の品質情報として出力する出力検出器とを有し、光信号は、光信号の1レベルの強度に対応するパルスの最大強度が、変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における所定の値に設定されることを特徴とする。
本発明に係る信号品質情報装置では、変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における最大の入力光強度P に対する出力光強度P out が0になるのが好適である。
本発明に係る信号品質情報装置では、変換器は、光信号を第1端子に入力し分岐して第2端子及び第3端子から出力するとともに、第2端子及び第3端子に入力した光を第1端子から変換器の出力光として出力し、第1端子から第2端子および第3端子への分岐比が1:1でない光結合器と、非線形光学効果を有する非線形光学媒体と、光結合器の第2端子と非線形光学媒体の一方の端とを光学的に接続する光路、および、光結合器の第3端子と非線形光学媒体の他方の端とを光学的に接続する光路と、を含むのが好適である。
変換器は、光信号の波長と異なる波長を有する無変調光を出力する光源と、光源から出力される無変調光を入力端子に入力し分岐して第1出力端子及び第2出端子から出力する光分岐器と、光信号を第1入力端子に入力するとともに、第1出力端子から出力される光を第2入力端子に入力して、第1入力端子及び第2入力端子に入力した光をともに第3出力端子から出力する第1光結合器と、第3出力端子から出力される光を入力する第1非線形光学媒体と、第2出力端子から出力される光を入力する第2非線形光学媒体と、第1非線形光学媒体から出力される光を第3入力端子に入力するとともに、第2非線形光学媒体から出力される光を第4入力端子に入力して、第3入力端子及び第4入力端子に入力した光をともに第4出力端子から出力する第2光結合器と、第2光結合器から出力される光のうち無変調光と同じ光周波数成分を抽出し、変換器の出力光として出力する光フィルタとを含むのが好適である。
本発明に係る品質評価方法は、光信号の品質を評価する信号品質評価方法であって、入力強度Pinに対して出力強度Pout少なくとも1つの極大点を有する出力光を出力する変換器を用意し、変換器に、評価対象として、光信号の1レベルの強度に対応するパルスの最大強度が、変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における所定の値に設定された光信号を入力し、光信号の複数の光パルスに相当する変換器の出力光の時間平均強度を検出し、該検出結果に基づいて光信号の品質を評価することを特徴とする。
本発明に係る品質評価方法では、変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における最大の入力光強度P に対する出力光強度P out が0になるのが好適である。
本発明に係る品質評価方法では、変換器は、光信号を第1端子に入力し分岐して第2端子及び第3端子から出力するとともに、第2端子及び第3端子に入力した光を第1端子から変換器の出力光として出力し、第1端子から第2端子および第3端子への分岐比が1:1でない光結合器と、非線形光学効果を有する非線形光学媒体と、光結合器の第2端子と非線形光学媒体の一方の端とを光学的に接続する光路、および、光結合器の第3端子と非線形光学媒体の他方の端とを光学的に接続する光路と、を含むのが好適である。
本発明に係る品質評価方法では、変換器は、光信号の波長と異なる波長を有する無変調光を出力する光源と、光源から出力される無変調光を入力端子に入力し分岐して第1出力端子及び第2出力端子から出力する光分岐器と、光信号を第1入力端子に入力するとともに、第1出力端子から出力される光を第2入力端子に入力して、第1入力端子及び第2入力端子に入力した光をともに第3出力端子から出力する第1光結合器と、第3出力端子から出力される光を入力する第1非線形光学媒体と、第2出力端子から出力される光を入力する第2非線形光学媒体と、第1非線形光学媒体から出力される光を第3入力端子に入力するとともに、第2非線形光学媒体から出力される光を第4入力端子に入力して、第3入力端子及び第4入力端子に入力した光をともに第4出力端子から出力する第2光結合器と、第2光結合器から出力される光のうち無変調光と同じ光周波数成分を抽出し、変換器の出力光として出力する光フィルタとを含むのが好適である。
本発明に係る光信号評価システムは、光伝送路より取出された光信号の品質情報を出力する上記の本発明に係る信号品質情報装置と、光伝送路と信号品質情報装置の間に設けられ、光信号を増幅する増幅器とを備え、増幅器は、信号光の1レベルの強度に対応するパルスの最大強度を、変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における所定の値となるように光信号を信号品質情報装置に入力することを特徴とする。
本発明に係る光信号評価システムは、変換器の前段には、光信号の累積波長分散を調整する調整パラメータを増減し、変換器の出力光の時間平均強度が小さくなる方向に光信号の累積波長分散を調整する光信号品質調整部を更に備えるのが好適である。分散を調整する光デバイスの例としては以下のようなものがある。ファイバブラッググレーティング(FBG)は、長手方向に刻み幅を変化させた構造(chirped-FBG)により波長によってFBG内の反射する位置をずらすことが出来るため分散を与えることが可能であり、分散量の調整はFBGに不均一の温度分布あるいは歪み分布を与えた状態にして分布を変化させることで対応できる(図27)。MEMSは、信号の各波長成分をレンズにより分散させてMEMSのミラーに当て、ミラーの曲率により各波長に光路差が生じるため分散が与えられる。分散量の調整はミラーを3次元にして平行移動させる、ミラー自体を曲げるなどがある(図28)。PLCは、複数のマッハツェンダー型の干渉器から構成されていて、各段の干渉器の腕にあるヒータで位相調整することで分散量を可変にできる(図29)。エタロンは、透過域での分散特性を用いるものであり、2段構成にして分散を相殺した形から透過域を相対的にずらすことにより補償量を変えることが出来る(図30)。高次モードDCF(HOM-DCF)は、短尺のHOM-DCFを多段で繋いだ構成であり、間にはモード変換器(グレーティングなど)を置き、そこでモードを選択することによりステップ状に分散補償量を調整できる(図31)。
本発明に係る光信号評価システムは、変換器の前段には、光信号の偏波モード分散を調整する調整パラメータを増減し、変換器の出力光の時間平均強度が小さくなる方向に光信号の偏波モード分散を調整する光信号品質調整部を更に備えるのが好適である。偏波モード分散を調整する光デバイスとしては、複数本の偏波保持ファイバ(PMF)の間に偏波コントローラを挟んだ構成が知られており、偏波コントローラを調整することにより擬似的なPMDを生じさせることができる。
本発明に係る光伝送路システムは、光信号を光伝送路により伝送する光伝送システムであって、光伝送路の途中に上記の本発明に係る光信号評価システムを備えることを特徴とする。
本発明によれば、光信号の品質を評価するのに要する時間を短縮することができ、ネットワーク構成や信号形式に関して適用の柔軟性が優れる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
先ず、図1〜図10を用いて、本実施形態に係る信号品質情報装置および信号品質評価方法における光信号評価の原理について説明する。図1(a)は、本実施形態に係る信号品質情報装置100の構成を示し、同図(b)は、この信号品質情報装置100に含まれる光学部品110の入出力特性を示す。
信号品質情報装置100は、変換器としての光学部品110および光出力検出器120を備える。光学部品110は、入力光を反射または透過させて出力光を出力するものであって、図1(b)に示されるように、出力光強度Poutが入力光強度Pinの関数であり、その関数Pout(Pin)が少なくとも1つの極大点を有する。関数Pout(Pin)は複数の極大点を有していてもよい。光出力検出器120は、この光学部品110から出力される出力光の時間平均強度を検出するものであり、例えばフォトダイオードを含む。
光学部品110について更に説明すると以下のとおりである。すなわち、光学部品110は、入力光強度Pinが所定値より小さい範囲では、入力光強度Pinが大きいほど出力光強度Poutも大きくなる。しかし、光学部品110は、入力光強度Pinが所定値より大きい範囲では、入力光強度Pinが大きいほど出力光強度Poutが逆に小さくなる。
また、入力光強度Pinが所定値より大きい範囲において、光学部品110の出力光強度Poutが0になる非0の入力光強度Pinが少なくとも1点存在するのが好適である。また、関数Pout(Pin)の微係数が大きいのが好適である。このような場合には、光信号の品質の評価の感度が高い。
図1(b)に示された光学部品110の入出力特性では、入力光強度Pinが0であるときに出力光強度Poutが0となり、入力光強度PinがPであるときに出力光強度Poutが極大値となり、入力光強度PinがP(>P)であるときに出力光強度Poutが0となる。入力光強度Pinが0〜Pの範囲であるときには、入力光強度Pinが大きいほど出力光強度Poutも大きくなる。入力光強度PinがP〜Pの範囲であるときには、入力光強度Pinが大きいほど出力光強度Poutが逆に小さくなる。
そして、このような光学部品110に入力する光信号の1レベルの強度がP超であってP以下の範囲に位置するようにする。また、好適には、光学部品110に入力する光信号の1レベルの強度がPに位置するようにする。
図2(a)は、波形劣化が無い光信号のアイパターンを示し、同図(b)は、この光信号が光学部品110に入力したときの出力光の波形を示す。また、図3(a)は、波形劣化が有る光信号のアイパターンを示し、同図(b)は、この光信号が光学部品110に入力したときの出力光の波形を示す。
図2(a)にアイパターンが示されるような波形劣化が無い光信号が光学部品110に入力する場合には、図2(b)に示されるように、入力光強度Pinが0レベルまたは1レベル(P)であるときに、出力光強度Poutが0レベルとなり、また、入力光強度Pinが0レベルと1レベルとの中間値(P)であるときに、出力光強度Poutが極大値となる。
しかし、図3(a)にアイパターンが示されるような波形劣化が有る光信号が光学部品110に入力する場合には、図3(b)に示されるように、入力光強度Pinの0レベルが上昇するとともに、入力光強度Pinの1レベルが下降するので、入力光強度Pinが0レベルまたは1レベルであるときの出力光強度Poutのレベルが上昇する。ただし、入力光強度Pinが0レベルと1レベルとの中間値(P)であるときに出力光強度Poutが極大値となる点は、波形劣化が無い場合と同様である。
したがって、光学装置110から出力された光の時間平均強度を光出力検出器120により検出すると、ディジタル光信号の波形劣化が無い場合(図2)の光出力検出器120による検出値(図2(b)中の点線)と比較して、光信号の波形劣化が有る場合(図3)の光出力検出器120による検出値(図3(b)中の点線)は大きい。光信号の品質が悪いほど、光出力検出器120による検出値は大きくなる。すなわち、光出力検出器120による検出結果に基づいて、光信号の品質を評価することができる。
本実施形態に係る信号品質情報装置または信号品質評価方法によれば、光出力検出器120による光強度検出値に基づいてディジタル光信号を評価することができることから、短時間で光信号を評価することができる。また、送信側において光信号に対して加工を施す必要がなく、評価すべき地点に上記の信号品質情報装置100を設けるだけで光信号の品質を評価することができ、また、信号形式によらず光信号の品質を評価することができることから、ネットワーク構成や信号形式に関して適用の柔軟性が優れる。
図4および図5は、信号品質モニタの説明図である。ここでは、光学部品110の出力光強度Poutの極大値に対応する入力光強度P(図1(b))は、光学部品110の入力光Pinの0レベルと1レベルとの間にある。図4(a)に示されるように、光学部品110の入力光の波形が0レベルと1レベルとに明確に分かれている場合には、図4(b)に示されるように、光学部品110の出力光は、鋭いピークを有し、出力平均が小さい。これに対して、図5(a)に示されるように、光学部品110の入力光の波形における0レベルと1レベルとが不明確になると、図5(b)に示されるように、光学部品110の出力光は、ピークの幅が広くなり、出力平均が大きい。したがって、光出力検出器120から出力される信号レベルに基づいて、光学部品110に入力する光の品質をモニタすることができる。
図6,図7および図8は、信号波形整形の説明図である。ここでは、図6に示されるような構成の信号品質情報装置101を考える。この信号品質情報装置101は、図1(a)に示され構成のものに加えて、光学部品110の前段に設けられた光増幅器130と、光学部品110と光出力検出器120との間に設けられた光分岐器140とを備える。図7では、光学部品110の出力光強度Poutの極大値に対応する入力光強度P(図1(b))が光学部品110の入力光Pinの0レベルと1レベルとの間にあるように光増幅器140により調整されて、図7(a)に示される入力光に対して、図7(b)に示されるように、光学部品110に入力する光の品質をモニタすることができる。一方、図8では、光学部品110の出力光強度Poutの極大値に対応する入力光強度P(図1(b))が光学部品110の入力光Pinの1レベルと略一致するように光増幅器140により調整され、1レベル周辺のレベル変動が光学部品110により圧縮されるので、図8(a)に示される入力光に対して、図8(b)に示されるように、光分岐器140により分岐されて出力される光は波形整形されたものとなる。
図9および図10は、信号品質調整の説明図である。ここでは、図9に示されるような構成の信号品質情報装置102を考える。この信号品質情報装置102は、図1(a)に示され構成のものに加えて、光学部品110の前段に設けられた品質補償器150と、光学部品110と光出力検出器120との間に設けられた光分岐器140とを備える。品質補償器150は、光出力検出器120から出力される信号に基づいて入力光の品質を調整し、その調整した光を光学部品110へ出力する。この信号品質情報装置102では、図10に実線で示されるような品質補償器150の調整パラメータと変換装置の出力との間の関係がある場合に、光信号の品質パラメータを品質に影響を与えない程度に微小に増減させて(図中A)、光出力検出器120から出力される出力平均の増減を観察し(図中B)、出力平均が小さくなる方向に品質パラメータを微調する(図中C)、という動作を繰り返して最適点(図中D)に到達させる。何らかの外的要因により最適点からずれた場合(実線から破線へ)、出力平均が増大するので再度調整を行う。なお、偏波モード分散のように最適点がすぐに変動する可能性がある場合には、調整パラメータを一定周波数f(〜kHz)で変動させて、変換装置後の出力から周波数f成分だけを検出し、その成分が最小になるように常にフィードバックをしてもよい。
次に、図11〜図19を用いて、更に具体的な信号品質情報装置200,300および信号品質評価方法について説明する。
図11は、本実施形態に係る信号品質情報装置200の構成図である。この図に示される信号品質情報装置200は、光入力端201および光出力端202を備え、また、光学部品210,光検出器220および光分岐器230を備える。光学部品210は、出力光強度Poutが入力光強度Pinの関数であり、その関数Pout(Pin)が少なくとも1つの極大点を有する。光検出器220は、この光学部品210から出力される出力光の時間平均強度を検出する。
光学部品210は、光結合器211、非線形光学媒体212、光ファイバ213,214および光サーキュレータ215を含む。光結合器211は、第1端子211,第2端子211および第3端子211を有し、入力光を第1端子211に入力し分岐して第2端子211および第3端子211から出力するとともに、第2端子211および第3端子211に入力した光を第1端子211から出力する。非線形光学媒体212は、光ファイバ213により光結合器211の第2端子211と光学的に接続され、光ファイバ214により光結合器211の第3端子211と光学的に接続されていて、非線形光学効果を有する。非線形光学媒体212は、光結合器211の第2端子211と第3端子211との間の光路上に設けられている。非線形光学媒体212として例えば高非線形性光ファイバが用いられる。
光サーキュレータ215は、第1端子215,第2端子215および第3端子215を有し、第1端子215が光入力端201と接続され、第2端子215が光結合器211の第1端子211と接続されている。光サーキュレータ215は、第1端子215に入力した光を第2端子215から出力し、第2端子215に入力した光を第3端子215から出力する。光分岐器230は、光サーキュレータ215の第3端子215から出力された光を入力し、この光を分岐して光検出器220および光出力端202へ出力する。
光結合器211において第1端子211から第2端子211および第3端子211それぞれへの光の分岐比(1−f):f が 1:1 でない場合、光ファイバ213から非線形光学媒体212へ入力する光の強度(1−f)Pinと、光ファイバ214から非線形光学媒体212へ入力する光の強度fPinとが相違し、その結果、非線形光学媒体212において生じる自己位相変調の位相回転量にも差が生じる。この位相回転量の差は入力光強度Pinに依存する。そして、損失が無いとすれば、位相回転量の差がπであるとき、非線形光学媒質212から光結合器211の第1端子211へ戻る光の強度Poutは0となる。
具体的には、非線形光学媒質212が高非線形性光ファイバであるとして、その光ファイバの長さをLとし、非線形光学係数をγとし、損失をαとすると、反射率R(Pin)は下記(1)式で表され、出力光強度Poutは下記(2)式で表される。ただし、Leffは、下記(3)式で表される光ファイバの実効長である。
Figure 0004626309
Figure 0004626309
Figure 0004626309
上記の(1)式および(2)式から判るように、入力光強度Pinが0であるときだけでなく、入力光強度Pinが下記(4)式で表される値Pであるときにも、出力光強度Poutは0になる。
Figure 0004626309
図12〜図16は、(1)式に基づいて信号品質情報装置200の動作のシミュレーションの結果を示す図である。ここでは、fを0.1とし、Lを5.7kmとし、γを14/W/kmとし、αを0.58dB/kmとした。また、光信号の信号形式を、RZおよびCSRZそれぞれとした。
図12は、入力光強度(平均)inと反射率(平均)R(Pin)との関係を示すグラフである。この図から判るように、出力光波形の折り返しを最適化することで、入力光強度(平均)に対する反射率(平均)の依存性を見ると、或る入力光強度(平均)(≠0)で反射率(平均)が極小となる。そこで、入力信号光の1レベルがこの極小点の付近となるように、各々の信号形式について反射率が最小となるように設定した。この設定方法によれば調整が容易である。
図13および図14は、信号形式がRZである場合の光波形を示す。図13(a)は、累積波長分散が0ps/nmである場合の光信号の光波形を示し、図13(b)は、累積波長分散が0ps/nmである場合の出力光の光波形を示す。図14(a)は、累積波長分散が40ps/nmである場合の光信号の光波形を示し、図14(b)は、累積波長分散が40ps/nmである場合の出力光の光波形を示す。
図15および図16は、信号形式がCSRZである場合の光波形を示す。図15(a)は、累積波長分散が0ps/nmである場合の光信号の光波形を示し、図15(b)は、累積波長分散が0ps/nmである場合の出力光の光波形を示す。図16(a)は、累積波長分散が60ps/nmである場合の光信号の光波形を示し、図16(b)は、累積波長分散が60ps/nmである場合の出力光の光波形を示す。
これらの図から判るように、累積波長分散が0ps/nmであって光信号の波形劣化が無い場合の出力光波形(図13,図15)と比較すると、累積波長分散が40〜100ps/nmであって光信号の波形劣化が有る場合の出力光波形(図14,図16)は、0レベルの落ち込みが小さくなっている。
図17は、本実施形態に係る信号品質情報装置200における累積波長分散と出力光強度との関係を示すグラフである。また、図18は、累積波長分散とアイ開口ペナルティとの関係を示すグラフである。これらの図から判るように、何れの信号形式の場合にも、累積波長分散が0付近であるときに、信号品質情報装置200における出力光強度Poutが極小となり、アイ開口ペナルティも極小となる。両者は互いに略同様の傾向を示している。アイ開口ペナルティと比較すると、信号品質情報装置200における出力光強度Poutは、累積波長分散の絶対値が小さい範囲で、累積波長分散の変化に対して敏感に変化している。
信号品質情報装置200は、光信号の品質を忠実に示すことも重要であるが、光信号の品質を調整する調整手段(例えば可変分散補償器)とともに用いられる場合には、或る最適点の付近で光信号の品質を明確に評価することができるだけでも有効である。このように、信号品質情報装置200は、光信号の品質を評価する上で好適に用いられ得る。
図19は、他の実施形態に係る信号品質情報装置300の構成図である。この図に示される信号品質情報装置300は、光入力端301および光出力端302を備え、また、光学部品310,光検出器320および光分岐器330を備える。光学部品310は、出力光強度Poutが入力光強度Pinの関数であり、その関数Pout(Pin)が少なくとも1つの極大点を有する。光検出器320は、この光学部品310から出力される出力光の時間平均強度を検出する。
光学部品310は、光分岐器311、光結合器312、光結合器313、光源314、非線形光学媒体315および非線形光学媒体316を含む。光源314は、評価対象の光信号の波長とは異なる波長を有する無変調光を出力する。光分岐器311は、光源314から出力される無変調光を入力端子に入力し分岐して第1出力端子および第2出力端子から出力する。光結合器312は、入力端301に入力する入力光を第1入力端子に入力するとともに、光分岐器311の第1出力端子から出力される光を第2入力端子に入力して、これらの光をともに出力端子から出力する。
非線形光学媒体315は、光結合器312の出力端子から出力される光を出力する。非線形光学媒体316は、光分岐器311の第2出力端子から出力される光を出力する。非線形光学媒体315および非線形光学媒体316それぞれとして例えば半導体光増幅器が好適に用いられる。なお、非線形光学媒体316については省略が可能である。光結合器313は、非線形光学媒体315から出力される光を第1入力端子に入力するとともに、非線形光学媒体316から出力された光を第2入力端子に入力して、これらの光をともに光フィルタ317に導く。光フィルタ317は、無変調光と同じ光周波数を有する成分を抽出し出力する。光分岐器330は、光結合器313から出力された光を入力し、この光を分岐して光検出器320および光出力端302へ出力する。
すなわち、この光学部品310は、光分岐器311と光結合器313との間でマッハツェンダ型干渉計を構成していて、光分岐器311と光結合器313との間の2つの光路のうち、一方の光路に非線形光学媒体315を備え、他方の光路に非線形光学媒体316を備えている。非線形光学媒体315は、評価対象である光信号を入力するとともに、光源314から出力される無変調光をも入力する。非線形光学媒体316は、光源314から出力される無変調光を入力する。
このような構成の信号品質情報装置300では、光信号および無変調光を入力する非線形光学媒体315において相互位相変調が生じて、無変調光に光信号の強度が位相回転に変換されて付加される。そして、この非線形光学媒体315から出力される光と、非線形光学媒体316から出力される無変調光とが、光結合器313により合波されると、その合波の際に干渉が生じて、入力光強度Pinに応じた出力光強度Poutが得られる。
光学部品310から出力される光の強度Poutは、下記(5)式で表される。ここで、Pcwは無変調光の強度であり、αは損失をも考慮した定数である。ΔΦは、相互位相変調における位相回転量を表しており、入力光強度Pinの関数である。入力光強度Pinの増加に対してΔΦが単調に増加するので、出力光強度Poutは入力光強度Pinを変数とする周期的に増減する関数となる。
out =αP cw {1+cos(ΔΦ(P in ))} …(5)
次に、図20および図21を用いて、本実施形態に係る信号品質情報装置101(図6)を含む光信号評価システム10,20について説明する。これらの光信号評価システム10,20は、ディジタル光信号を光伝送路により伝送する光伝送システムにおいて該光伝送路の何れかの位置に設けられ、その位置における光信号の品質を評価するものである。
図20は、本実施形態に係る光信号評価システム10の構成図である。この図に示される光信号評価システム10は、光フィルタ410、光増幅器420、光出力検出器430、制御信号生成部440、光信号品質調整部450および光分岐器460を備える。なお、制御信号生成部440は光信号調整部450に含まれても良い。
光分岐器460は、光伝送路510により伝送されて到達したディジタル光信号を入力して、その光信号の一部を光フィルタ410へ出力し、残部を光信号品質調整部450へ出力する。光フィルタ410は、光分岐器460から到達した光信号を入力して、そのうちから評価すべき波長の光信号を選択的に出力する。光増幅器420は、光フィルタ410から出力された光信号を入力して、この光信号の1レベルを所定強度まで光増幅して出力する。なお、光増幅器420から出力される光信号の1レベルの所定強度とは、上述した原理により信号品質情報装置101が光信号の品質を評価し得る強度である。光出力検出器430は、光増幅器420における入力光レベルおよび出力光レベルを検出する。
信号品質情報装置101は、光増幅器420から出力された光信号を入力し、この光信号の品質を評価して、その評価結果を表す信号を出力する。制御信号生成部440は、信号品質情報装置101による光信号評価結果と、光出力検出器430による光増幅器420における入出力光レベルの検出結果とに基づいて、光信号品質調整部450を制御するための制御信号を出力する。そして、光信号品質調整部450は、制御信号生成部440から出力された制御信号により制御されて、光分岐器460から出力されて到達した光信号の品質を調整し、この調整した光信号を光伝送路520へ出力する。
なお、信号品質情報装置101は、上述した本実施形態に係るものである。信号品質情報装置101に替えて、信号品質情報装置200,300が用いられてもよい。また、光信号品質調整部450は、光信号の累積波長分散の絶対値を小さくするのが好適であり、或いは、光信号の偏波モード分散を小さくするのも好適である。
このように構成される光信号評価システム10は以下のように動作する。光伝送路510により伝送されて光信号評価システム10に到達した光信号は、この光信号評価システム10において、光分岐器460により一部が分岐される。その分岐された光信号は、光増幅器420により光増幅されて所定強度とされ、信号品質情報装置101に入力し、この信号品質情報装置101により品質が評価される。また、光増幅器420における光信号の入力レベルおよび出力レベルは光出力検出器430により検出される。
信号品質情報装置101による光信号評価結果と、光出力検出器430による光増幅器420における入出力光レベルの検出結果とは、制御信号生成部440に入力する。これら光信号評価結果と入出力光レベル検出結果とに基づいて、制御信号生成部440から、光信号品質調整部450を制御するための制御信号が出力される。そして、光信号品質調整部450により、この制御信号生成部440から出力された制御信号に基づいて、光分岐器460から出力されて到達した光信号の品質(例えば波長分散や偏波モード分散)が調整され、この調整された光信号が光伝送路520へ出力される。また、図22に示される光信号評価システム10Aの構成の如く、光信号品質調整部450を光結合器460より手前に配置すれば、ループ制御により自動的に出力を光信号を最適の状態にすることができるため好適である。
図21は、他の実施形態に係る光信号評価システム20の構成図である。この図に示される光信号評価システム20は、光フィルタ410、光増幅器420、光出力検出器430、制御信号生成部440および光信号品質調整部450を備える。
光フィルタ410は、光伝送路510により伝送されて到達したディジタル光信号を入力して、そのうちから評価すべき波長の光信号を選択的に出力する。光増幅器420は、光フィルタ410から出力された光信号を入力して、この光信号の1レベルを所定強度まで光増幅して出力する。なお、光増幅器420から出力される光信号の1レベルの所定強度とは、上述した原理により信号品質情報装置101が光信号の品質を評価し得る強度である。光出力検出器430は、光増幅器420における入力光レベルおよび出力光レベルを検出する。
信号品質情報装置101は、光増幅器420から出力された光信号を入力し、この光信号の品質を評価して、その評価結果を表す信号を出力する。制御信号生成部440は、信号品質情報装置101による光信号評価結果と、光出力検出器430による光増幅器420における入出力光レベルの検出結果とに基づいて、光信号品質調整部450を制御するための制御信号を出力する。そして、光信号品質調整部450は、制御信号生成部440から出力された制御信号により制御されて、信号品質情報装置101から出力されて到達した光信号の品質を調整し、この調整した光信号を光伝送路520へ出力する。
なお、信号品質情報装置101は、上述した本実施形態に係るものである。信号品質情報装置101に替えて、信号品質情報装置200,300が用いられてもよい。また、光信号品質調整部450は、光信号の累積波長分散の絶対値を小さくするのが好適であり、或いは、光信号の偏波モード分散を小さくするのも好適である。
このように構成される光信号評価システム20は以下のように動作する。光伝送路510により伝送されて光信号評価システム10に到達した光信号は、この光信号評価システム10において、光増幅器420により光増幅されて所定強度とされ、信号品質情報装置101に入力し、この信号品質情報装置101により品質が評価される。また、光増幅器420における光信号の入力レベルおよび出力レベルは光出力検出器430により検出される。
信号品質情報装置101による光信号評価結果と、光出力検出器430による光増幅器420における入出力光レベルの検出結果とは、制御信号生成部440に入力する。これら光信号評価結果と入出力光レベル検出結果とに基づいて、制御信号生成部440から、光信号品質調整部450を制御するための制御信号が出力される。そして、光信号品質調整部450により、この制御信号生成部440から出力された制御信号に基づいて、信号品質情報装置101から出力されて到達した光信号の品質(例えば波長分散や偏波モード分散)が調整され、この調整された光信号が光伝送路520へ出力される。この場合にも、また、図23に示される光信号評価システム20Aの構成の如く、光信号品質調整部450を光増幅器420より手前に配置すれば、ループ制御により自動的に出力を光信号を最適の状態にすることができるため好適である。
本実施形態に係る光信号評価システム20は、光信号の品質の評価だけでなく、光信号の波形整形をも行うことができる。すなわち、光増幅器420から出力される光信号の1レベルの所定強度を、図2で示したように出力光強度Poutが極大となる入力光強度P以下とすることで、信号品質情報装置101において光信号が整形される。これにより、光増幅器420で発生したASE光や光信号の歪みを圧縮することができる。
図20,図21に示した光信号評価システム10,20は、信号品質情報装置101に加えて、光信号の品質(例えば波長分散や偏波モード分散)を調整する光信号品質調整部450を含むものであったが、光信号を受信する光受信器を含むのも好適である。このようにすることにより、光受信器に到達する光信号の品質を信号品質情報装置101により評価して、この評価結果に基づいて、該光信号を受信した光受信器から出力される電気信号の処理を柔軟に行うことがきる。
また、光信号評価システム10,20は、信号品質情報装置101に加えて、光信号品質調整部450および光受信器の双方を含むのも好適である。このようにすることにより、信号品質情報装置101による評価結果に基づいて、信号品質調整部450により光信号の品質を調整し、その調整した光信号を光受信器により受信することができる。
次に、他の実施形態に係る信号品質情報装置および信号品質評価方法について説明する。図24は、本実施形態に係る信号品質情報装置600の構成図である。図24(a)は、本実施形態に係る信号品質情報装置600の構成を示し、同図(b)は、この信号品質情報装置600に含まれる変換装置620の入出力特性を示す。
信号品質情報装置600は、高速光検出器610、変換装置620および出力検出器630を備える。高速光検出器610は、例えばフォトダイオードを含み、ディジタル光信号を入力し、その入力した光信号の強度に応じた大きさの電気信号を出力する。変換装置620は、高速光検出器610から出力された電気信号を入力し、その入力した電気信号の大きさPinに応じた大きさPoutの電気信号を出力する。この変換装置620は、図24(b)に示されるように、出力強度Poutが入力強度Pinの関数であり、その関数Pout(Pin)が少なくとも1つの極大点を有する。関数Pout(Pin)は複数の極大点を有していてもよい。出力検出器630は、変換装置620から出力される電気信号を入力し、その入力した電気信号のDC成分の大きさを検出する。
この図24に示された信号品質情報装置600は、図1〜図3に示された信号品質情報装置100と比較すると、以下の点で相違する。すなわち、信号品質情報装置100(図1)では、入出力の関数Pout(Pin)が少なくとも1つの極大点を有している部品が光学部品110であって、その光学部品110の入力および出力の双方が光信号である。これに対して、信号品質情報装置600(図24)では、入出力の関数Pout(Pin)が少なくとも1つの極大点を有している部品が変換装置620であって、その変換装置620の入力および出力の双方が電気信号である。
したがって、この信号品質情報装置600では、高速光検出器610により光信号から電気信号に変換され、高速光検出器610から出力された電気信号が変換装置620に入力して該変換装置620から電気信号が出力され、変換装置620から出力された電気信号のDC成分の大きさが出力検出器630により検出される。そして、出力検出器630による検出結果に基づいて、高速光検出器610に入力する光信号の品質を評価することができる。
このような入出力電気信号特性を有する変換装置620が電気回路により構成される信号品質情報装置600は、前述の入出力光信号特性を有する光学部品110を含む信号品質情報装置100(図1〜図3)と比較すると、サイズが小さい。なお、高速光検出器610と変換装置620とが一体化された光-電気変換装置640が用いられても構わない。
次に、図25および図26を用いて、本実施形態に係る信号品質情報装置600を含む光信号評価システム30,40について説明する。これらの光信号評価システム30,40は、ディジタル光信号を光伝送路により伝送する光伝送システムにおいて該光伝送路の何れかの位置に設けられ、その位置における光信号の品質を評価するものである。
図25は、本実施形態に係る光信号評価システム30の構成図である。この図に示される光信号評価システム30は、光増幅器420、光出力検出器430、制御信号生成部440、光分岐器460、光-電気変換装置640および出力検出器630を備える。
光分岐器460は、光伝送路510により伝送されて到達したディジタル光信号を入力して、その光信号の一部を光増幅器420へ出力し、残部を光伝送路520へ出力する。光増幅器420は、光分岐器460から到達した光信号を入力して、この光信号を光増幅して出力する。光出力検出器430は、光増幅器420における入力光レベルおよび出力光レベルを検出する。
光-電気変換装置640および出力検出器630は、信号品質情報装置600を構成しており、光増幅器420から出力された光信号を入力し、この光信号の品質を評価して、その評価結果を表す信号を出力する。制御信号生成部440は、信号品質情報装置600による光信号評価結果と、光出力検出器430による光増幅器420における入出力光レベルの検出結果とに基づいて、光信号品質調整部(不図示)を制御するための制御信号を生成して、この制御信号を制御線530へ出力する。
図26は、本実施形態に係る光信号評価システム40の構成図である。この図に示される光信号評価システム40は、電気増幅器420A、検出器430A、制御信号生成部440A、分岐器460A、高速光検出器610、変換装置620および出力検出器630を備える。
高速光検出器610は、光伝送路510により伝送されて到達したディジタル光信号を受光して、その受光した光信号の強度に応じた大きさの電気信号を出力する。分岐器460Aは、高速光検出器610から出力された電気信号を入力して、その電気信号を電気増幅器420Aへ出力するとともに、その電気信号を出力線540(例えば受信器内部と接続された線)へも出力する。電気増幅器420Aは、分岐器460Aから到達した電気信号を入力して、この電気信号を増幅して出力する。検出器430Aは、電気増幅器420Aにおける入力電気レベルおよび出力電気レベルを検出する。
高速光検出器610、変換装置620および出力検出器630は、信号品質情報装置600を構成しており、光信号の品質を評価して、その評価結果を表す信号を出力する。制御信号生成部440Aは、信号品質情報装置600による光信号評価結果と、検出器430Aによる増幅器420Aにおける入出力電気レベルの検出結果とに基づいて、光信号品質調整部(不図示)を制御するための制御信号を生成して、この制御信号を制御線530へ出力する。
特に、この図26に示される構成では、光信号評価システム40は、波形整形等と共に受信器の内部に設けられることが可能である。また、分岐器460Aの手前に電気での分散補償器(EDC: Electronic Dispersion Compensator)を配置すれば、受信器内部での自動分散補償を実現することができる。
本実施形態に係る信号品質情報装置および信号品質評価方法における光信号評価の原理を説明する図である。 本実施形態に係る信号品質情報装置および信号品質評価方法における光信号評価の原理を説明する図である。 本実施形態に係る信号品質情報装置および信号品質評価方法における光信号評価の原理を説明する図である。 信号品質モニタの説明図である。 信号品質モニタの説明図である。 本実施形態に係る信号品質情報装置の変形例の構成を示す図である。 信号波形整形の説明図である。 信号波形整形の説明図である。 本実施形態に係る信号品質情報装置の他の変形例の構成を示す図である。 信号品質調整の説明図である。 本実施形態に係る信号品質情報装置200の構成図である。 信号品質情報装置200の動作のシミュレーションの結果を示す図である。 信号品質情報装置200の動作(RZ、累積波長分散0ps/nm)のシミュレーションの結果を示す図である。 信号品質情報装置200の動作(RZ、累積波長分散40ps/nm)のシミュレーションの結果を示す図である。 信号品質情報装置200の動作(CSRZ、累積波長分散0ps/nm)のシミュレーションの結果を示す図である。 信号品質情報装置200の動作(CSRZ、累積波長分散60ps/nm)のシミュレーションの結果を示す図である。 信号品質情報装置200の動作のシミュレーションの結果を示す図である。 累積波長分散とアイ開口ペナルティとの関係を示すグラフである。 本実施形態に係る信号品質情報装置300の構成図である。 本実施形態に係る光信号評価システム10の構成図である。 本実施形態に係る光信号評価システム20の構成図である。 本実施形態に係る光信号評価システム10Aの構成図である。 本実施形態に係る光信号評価システム20Aの構成図である。 本実施形態に係る信号品質情報装置600の構成図である。 本実施形態に係る光信号評価システム30の構成図である。 本実施形態に係る光信号評価システム40の構成図である。 FBGを用いた分散調整手段の構成図である。 MEMSを用いた分散調整手段の構成図である。 PLCを用いた分散調整手段の構成図である。 エタロンを用いた分散調整手段の構成図である。 高次モードDCFを用いた分散調整手段の構成図である。
符号の説明
10,10A,20,20A,30,40…光信号評価システム、100〜102…信号品質情報装置、110…光学部品、120…光出力検出器、200…信号品質情報装置、210…光学部品、211…光結合器、212…非線形光学媒体、213,214…光ファイバ、215…光サーキュレータ、220…光検出器、230…光分岐器、300…信号品質情報装置、310…光学部品、311…光分岐器、312…光結合器、313…光結合器、314…光源、315…非線形光学媒体、316…非線形光学媒体、317…光フィルタ、320…光検出器、330…光分岐器、410…光フィルタ、420…光増幅器、430…光出力検出器、440…制御信号生成部、450…光信号品質調整部、600…信号品質情報装置、610…高速光検出器、620…変換装置、630…出力検出器、640…光-電気変換措置。

Claims (12)

  1. 光信号の品質情報を出力する信号品質情報装置であって、
    入力強度Pinに対して出力強度Pout少なくとも1つの極大点を有する出力光を出力する変換器と、
    光信号の複数の光パルスに相当する前記変換器の出力光の時間平均強度を検出し、前記出力光の時間平均強度を前記光信号の品質情報として出力する出力検出器とを有し、
    前記光信号は、光信号の1レベルの強度に対応するパルスの最大強度が、前記変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における所定の値に設定される
    ことを特徴とする信号品質情報装置。
  2. 前記変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における最大の入力光強度P に対する出力光強度P out が0になる
    ことを特徴とする請求項1記載の信号品質情報装置。
  3. 前記変換器は、
    前記光信号を第1端子に入力し分岐して第2端子及び第3端子から出力するとともに、前記第2端子及び前記第3端子に入力した光を前記第1端子から前記変換器の出力光として出力し、前記第1端子から前記第2端子および前記第3端子への分岐比が1:1でない光結合器と、
    線形光学効果を有する非線形光学媒体と
    前記光結合器の前記第2端子と前記非線形光学媒体の一方の端とを光学的に接続する光路、および、前記光結合器の前記第3端子と前記非線形光学媒体の他方の端とを光学的に接続する光路と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の信号品質情報装置。
  4. 前記変換器は、
    前記光信号の波長と異なる波長を有する無変調光を出力する光源と、
    前記光源から出力される無変調光を入力端子に入力し分岐して第1出力端子及び第2出力端子から出力する光分岐器と、
    前記光信号を第1入力端子に入力するとともに、前記第1出力端子から出力される光を第2入力端子に入力して、前記第1入力端子及び前記第2入力端子に入力した光をともに第3出力端子から出力する第1光結合器と、
    前記第3出力端子から出力される光を入力する第1非線形光学媒体と、
    前記第2出力端子から出力される光を入力する第2非線形光学媒体と、
    前記第1非線形光学媒体から出力される光を第3入力端子に入力するとともに、前記第2非線形光学媒体から出力される光を第4入力端子に入力して、前記第3入力端子及び前記第4入力端子に入力した光をともに第4出力端子から出力する第2光結合器と、
    前記第2光結合器から出力される光のうち無変調光と同じ光周波数成分を抽出し、前記変換器の出力光として出力する光フィルタと
    を含むことを特徴とする請求項1記載の信号品質情報装置。
  5. 光信号の品質を評価する信号品質評価方法であって、
    入力強度Pinに対して出力強度Pout少なくとも1つの極大点を有する出力光を出力する変換器を用意し、
    前記変換器に、評価対象として、光信号の1レベルの強度に対応するパルスの最大強度が、前記変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における所定の値に設定された光信号を入力し、
    前記光信号の複数の光パルスに相当する前記変換器の出力光の時間平均強度を検出し、該検出結果に基づいて前記光信号の品質を評価する
    ことを特徴とする信号品質評価方法
  6. 前記変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における最大の入力光強度P に対する出力光強度P out が0になる
    ことを特徴とする請求項5記載の信号品質評価方法
  7. 前記変換器は、
    前記光信号を第1端子に入力し分岐して第2端子及び第3端子から出力するとともに、前記第2端子及び前記第3端子に入力した光を前記第1端子から前記変換器の出力光として出力し、前記第1端子から前記第2端子および前記第3端子への分岐比が1:1でない光結合器と、
    線形光学効果を有する非線形光学媒体と
    前記光結合器の前記第2端子と前記非線形光学媒体の一方の端とを光学的に接続する光路、および、前記光結合器の前記第3端子と前記非線形光学媒体の他方の端とを光学的に接続する光路と、
    を含むことを特徴とする請求項5記載の信号品質評価方法
  8. 前記変換器は、
    前記光信号の波長と異なる波長を有する無変調光を出力する光源と、
    前記光源から出力される無変調光を入力端子に入力し分岐して第1出力端子及び第2出力端子から出力する光分岐器と、
    前記光信号を第1入力端子に入力するとともに、前記第1出力端子から出力される光を第2入力端子に入力して、前記第1入力端子及び前記第2入力端子に入力した光をともに第3出力端子から出力する第1光結合器と、
    前記第3出力端子から出力される光を入力する第1非線形光学媒体と、
    前記第2出力端子から出力される光を入力する第2非線形光学媒体と、
    前記第1非線形光学媒体から出力される光を第3入力端子に入力するとともに、前記第2非線形光学媒体から出力される光を第4入力端子に入力して、前記第3入力端子及び前記第4入力端子に入力した光をともに第4出力端子から出力する第2光結合器と、
    前記第2光結合器から出力される光のうち無変調光と同じ光周波数成分を抽出し、前記変換器の出力光として出力する光フィルタと
    を含むことを特徴とする請求項5記載の信号品質評価方法
  9. 光伝送路より取出された光信号の品質情報を出力する請求項1記載の信号品質情報装置と、
    前記光伝送路と前記信号品質情報装置の間に設けられ、前記光信号を増幅する増幅器と
    を備え、
    前記増幅器は、前記信号光の1レベルの強度に対応するパルスの最大強度を、前記変換器において入力光強度P in が大きいほど出力光強度P out が小さくなる入力光強度P in の範囲のうち最小の範囲における所定の値となるように前記光信号を前記信号品質情報装置に入力する
    ことを特徴とする光信号評価システム。
  10. 前記変換器の前段には、前記光信号の累積波長分散を調整する調整パラメータを増減し、前記変換器の出力光の時間平均強度が小さくなる方向に前記光信号の累積波長分散を調整する光信号品質調整部を更に備えることを特徴とする請求項9記載の光信号評価システム。
  11. 前記変換器の前段には、前記光信号の偏波モード分散を調整する調整パラメータを増減し、前記変換器の出力光の時間平均強度が小さくなる方向に前記光信号の偏波モード分散を調整する光信号品質調整部を更に備えることを特徴とする請求項9記載の光信号評価システム。
  12. 光信号を光伝送路により伝送する光伝送システムであって、前記光伝送路の途中に請求項9〜11のいずれか1項に記載の光信号評価システムを備えることを特徴とする光伝送システム。
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