JP4625930B2 - 抵抗型酸素センサとそれを使った空燃比制御システム - Google Patents

抵抗型酸素センサとそれを使った空燃比制御システム Download PDF

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Description

本発明は、新しいタイプの抵抗型酸素センサに関するものであり、更に詳しくは、例えば、排ガスの浄化率向上や燃費向上のための、主に自動車排ガスの空燃比を制御するための空燃比フィードバック制御システムに使われる酸素分圧を測定する酸素センサに関するものである。
本発明は、雰囲気ガスの酸素分圧に応じて抵抗率が変化する酸化物半導体からなるガス検出部分を有している酸素センサであって、例えば、自動車排ガスの酸素センサとして使用されている、酸化物半導体を酸素ガス検出材として用いる抵抗型酸素センサの技術分野において、従来の製品では、酸化物半導体の抵抗率が大きく、また、温度依存性が大きく、更に、回路が複雑になる等の問題があったことを踏まえて開発されたものであり、本発明は、それらの問題を根本的に解決することを可能とする新しいタイプの抵抗型酸素センサに関する新技術・新製品を提供するものである。
これまで、例えば、自動車用の酸素センサとしては、主として、固体電解質のものが用いられてきた(特許文献1参照)。このタイプのセンサは、基準極と測定極の酸素分圧の違いを起電力として測定するものであり、必ず基準極が必要である。そのため、この種のセンサには、センサの構造が複雑であり、小型化が困難であるという問題点があった。この問題点を克服するために、例えば、基準極を必要としないタイプの抵抗型酸素センサが開発されている(特許文献2参照)。
この種の抵抗型酸素センサの測定原理を簡単に説明すると、まず、雰囲気の酸素分圧が変化したときに、酸化物半導体の酸素空孔濃度が変化する。その場合、酸化物半導体の抵抗率あるいは電気伝導度は、酸素空孔濃度と1対1の対応関係があり、酸素空孔濃度の変化に伴い、酸化物半導体の抵抗率が変化する。したがって、その抵抗率又は抵抗を測定することにより、雰囲気の酸素分圧を知ることができる。
この抵抗型酸素センサの酸化物半導体の材料として、従来、酸化チタニウムが使われてきが、この材料には、耐久性や安定性に劣るという問題点があった。これらの問題点を根本的に克服するために、本発明者らは、これまで、酸化物半導体として、酸化セリウムを用いた抵抗型酸素センサの研究開発を行ってきた。この酸化セリウムは、腐食ガス中において耐久性があることが知られている(非特許文献1参照)。
しかし、酸化物半導体として酸化セリウムのみを使った抵抗型酸素センサでは、その抵抗率が大きいという問題点があった。抵抗率が大きいと、例えば、酸素ガス検出材の抵抗を測るための回路が複雑になるという問題が生じる。この問題を解決するために、酸化物半導体として酸化ジルコニウムを添加した酸化セリウム固溶体を使った酸素ガス検出部分を用いた抵抗型酸素センサが開発された(特許文献3参照)。
しかしながら、この抵抗型酸素センサでも、酸化ジルコニウムを添加した酸化セリウム固溶体の抵抗率は十分小さいとはいえず、また、酸化ジルコニウムを添加した酸化セリウム固溶体の抵抗率の温度依存性は、無添加の酸化セリウムと比べて、温度依存性が大きいという新たな問題点があった。温度依存性が大きいと、温度が変化すると出力誤差が大きくなるという問題がある。
特開昭55−137334号公報 特開昭62−174644号公報 特開2004−93547号公報 E.B.Varhegyi et al.,Sensors and Actuator B,18−19(1994)569
このような状況の中で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、上記従来技術における諸問題を抜本的に解決することを可能とする新しい抵抗型酸素センサを開発することを目標として鋭意研究を進める過程で、酸素ガス検出部分が酸化物半導体からなる抵抗型酸素センサにおいて、酸化物半導体の材料として、セリウムイオンと特定濃度のハフニウムイオンを含む酸化物を使用することにより、所期の目的を達成し得ることを見出し、更に研究を重ねて、本発明を完成するに至った。
本発明は、酸素ガス検出部分が、酸化セリウムだけ又は酸化ジルコニウムを添加した酸化セリウム固溶体である抵抗型酸素センサよりも、酸化物半導体の抵抗率が小さく、更に、その抵抗率の温度依存性が小さい、セリウムイオンが主成分である酸化物を使った酸素ガス検出部分を有する抵抗型酸素センサを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、低い抵抗率であり、温度依存性が小さい、抵抗型酸素センサを提供することを目的とするものである。更に、本発明は、ボイラーなどの燃焼効率最適化のための空燃比フィードバック制御システムに好適に使われる酸素センサ装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分を構成要素として含む抵抗型酸素センサにおいて、前記酸化物半導体が、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物であり、該酸化物半導体において、その母相にハフニウムイオンが固溶しており、前記酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するセリウムイオンの物質量の割合が少なくとも60mol%であることを特徴とする抵抗型酸素センサ。
)前記酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するハフニウムイオンの物質量の割合が、3〜30mol%である、前記(1)に記載の抵抗型酸素センサ。
)酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するハフニウムイオンの物質量の割合が、6〜10mol%である、前記(1)に記載の抵抗型酸素センサ。
)酸化物半導体の母相が、蛍石構造を有する立方晶である、前記(1)に記載の抵抗型酸素センサ。
)酸化物半導体中に含まれる陽イオンが、セリウムイオン及びハフニウムイオンのみである、前記(1)から()のいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
)酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分の導電率が、600℃において1×10−4S/cm以上である、前記(1)から()のいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
)酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分が、多孔質な厚膜である、前記(1)から()のいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
)酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分の膜厚が、50μm又はそれ以下の厚さであり、かつ、その抵抗が、600℃・酸素分圧1.8×10Paにおいて200kΩ又はそれより小さい値である、前記()に記載の抵抗型酸素センサ。
)酸素ガス検出部分と電気回路的に直列に接続された、出力の温度依存性を抑えるための温度補償部分を有する、前記(1)から()のいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
10)抵抗型酸素センサの温度を制御するためのヒータを有する、前記(1)から()のいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
11)前記(1)から(10)のいずれかに記載の抵抗型酸素センサを構成要素として含むことを特徴とする酸素センサ装置。
12)一定電圧を負荷できる器具と電圧を測定できる器具を有する、前記(11)に記載の酸素センサ装置。
13)前記(1)から(10)のいずれかに記載の抵抗型酸素センサを構成要素として含むことを特徴とする燃焼機関の空燃比を制御するための空燃比フィードバック制御システム。
14)燃焼機関が、自動車用燃焼機関である、前記(13)に記載の空燃比フィードバック制御システム。
15)前記(1)から(10)のいずれかに記載の抵抗型酸素センサを含むことを特徴とする自動車排ガス触媒劣化検知システム。
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明の抵抗型酸素センサは、酸素ガス検出部分が酸化物半導体からなる抵抗型酸素センサにおいて、前記酸化物半導体が、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物であり、前記酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するセリウムイオンの物質量の割合が、60mol%以上であることを特徴とするものであり、また、本発明は、前記酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するハフニウムイオンの物質量の割合(以降、ハフニウムイオン濃度と記載することがある。)が、3〜30mol%であること、好ましくは6〜10mol%であることを特徴とするものである。
ここで、酸化物半導体とは、電子導電性を有するものであり、酸素イオン輸率は0に近い値を有する。セリウムイオンの物質量の割合を特定した理由は、セリウムイオンが少ない場合、材料は酸化セリウムの特長を有しないことが予想されるためである。また、ハフニウムイオンの物質量の割合を特定した理由は、低抵抗化の効果、抵抗の温度依存性増大の抑制効果及び長期安定性が得られるためである。また、ハフニウムイオン濃度の半分以下の濃度のジルコニウムイオンが含まれていても、本発明の効果が期待される。酸素ガス検出部分である酸化物半導体が単相の場合は、当然ながら、ハフニウムイオンは固溶した状態で存在する。また、複数の相が存在する場合は、酸化物半導体の母相に、ハフニウムイオンが固溶している必要がある。
すなわち、前記酸化物半導体に含まれる酸化セリウムと酸化ハフニウムは、単なる機械的混合状態ではない。また、酸化物半導体の母相は、蛍石構造を有する立方晶であることが好ましい。また、本発明において、酸化物半導体中に含まれる陽イオンが、セリウムイオン及びハフニウムイオンのみであるとは、セリウムイオン及びハフニウムイオン以外の、ある特定の陽イオンの濃度は1%未満であることを意味する。
図1に、本発明の抵抗型酸素センサの構造の一例を示す。この抵抗型酸素センサでは、酸化物半導体からなるガス検出部分3と、出力の温度依存性を抑えるための温度補償部分4が、基板1上に配置され、更に、ガス検出部分3と温度補償部分4に電気を流すために電極2が配置される。ただし、本発明の抵抗型酸素センサの構造は、図1に示されるものに限定されるものではなく、その種類、大きさ及び使用目的に応じて任意に設計することができる。
酸素ガス検出部分の形態としては、好適には、例えば、厚膜あるいは薄膜などが例示されるが、これらに限定されるものではない。酸素ガス検出部分の作製方法は、特に限定されるものではないが、厚膜を作製する場合は、例えば、スクリーン印刷法などにより製膜する方法が例示される。更に、これを簡単に説明すると、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物の粉末をあらかじめ作製する。粉末の作製方法は、例えば、沈殿法、噴霧熱分解法が例示されるが、これらに限定されるものではない。
また、酸化セリウムと酸化ハフニウムを混合し、1400℃から1700℃の高温で固相焼結させ、それを粉砕する方法も例示される。次に、得られた粉末を、ビヒクルなどの有機溶媒と混合し、ペーストを作製する。その後、作製したペーストを、基板にスクリーン印刷する。次いで、印刷されたものを400〜600℃で仮焼し、1050℃から1200℃で焼成し、厚膜を得る。
薄膜を作製する場合は、例えば、MOCVD法、スパッタ法、スピンコーティング法などにより製膜する方法が例示される。また、酸素ガス検出部分を作製するための原料については特に限定されず、作製後の酸素ガス検出部分が、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物であればよく、適宜の原料を使用することができる。厚膜の場合、多孔質体であることが好ましい。
本発明のセンサでは、酸素ガス検出部分の抵抗を測定するために、電極が必要である。電極としては、例えば、Pt、Pdなどの貴金属が例示されるが、これらに限定されるものではない。また、電極の作製方法も特に限定されるものではなく、任意の方法及び手段を使用することができる。
ヒータ付の抵抗型酸素センサの場合は、例えば、基板にセラミックヒータなどを取り付ける。ただし、ヒータの取り付け位置、ヒータの形状、及びヒータの特性については、特に限定するものではない。これにより、排ガスの温度が低い場合でも、600〜1000℃の任意の温度にセンサを暖めることが可能である。
本発明の抵抗型酸素センサと電気回路部とセンサ出力などの表示部とを基本的構成要素として本発明の酸素センサ装置を任意に設計することができる。この装置の電気回路の一例を図2に示す。この図では、ヒータ部分の回路は省略してある。点線で囲んだ部分が抵抗型酸素センサである。この抵抗型酸素センサでは、ガス検出部分と温度補償部分を直列に接続し、一定電圧を負荷し、ガス検出部分の電位差をセンサ出力として読み取る。
本発明では、燃焼機関の空燃比を制御するための空燃比フィードバック制御システムが提供される。ここで、空燃比とは、空気と燃料の重量比であり、酸素分圧と空燃比とは1対1の関係が成り立つ。本発明において、例えば、自動車用空燃比フィードバック制御システムは、例えば、本発明の抵抗型酸素センサと、エンジンに流入する空気の流量を測定する流量計と、エンジンに燃料を入れる燃料噴射器と、酸素センサや流量計からの信号を受け取り、計算を行い、燃料噴射器の燃料噴射量を制御するコントロール回路とを基本的構成要素として使用し、任意に設計し、構築することができる。
また、本発明においては、燃焼機関の燃焼効率の最適化のための空燃比フィードバック制御システムは、例えば、本発明の抵抗型酸素センサと、燃焼機関に流入する空気の流量を測定する流量計と、燃焼機関内に入れる燃料を制御する燃料制御器と、酸素センサや流量計からの信号を受け取り、計算を行い、燃料制御器に出力信号を送る電子制御ユニットとを基本的構成要素として使用し、任意に設計し、構築することができる。
更に、本発明においては、自動車排ガス触媒劣化検知システムは、例えば、本発明の抵抗型酸素センサと、酸素センサからの信号を読み取り、計算し、触媒が劣化したかどうかを判断する電子制御ユニットと、電子制御ユニットからの信号を受けとり、触媒が劣化したかどうかを示す表示部とを基本的構成要素として使用し、任意に設計し、構築することができる。
次に、本発明の抵抗型酸素センサの作用について説明すると、本発明では、酸化物半導体である酸化セリウムからなるガス検出部分に、ハフニウムイオンを添加することにより、センサの酸素ガス検出部分の抵抗率を小さくでき、かつ、温度依存性を小さくすることができるが、それは、電子構造や欠陥濃度が変化することによると考えられる。すなわち、電子構造が変化し、電子の移動度が大きくなり、あるいは、酸素空孔の量が増大し、それとともに電子濃度が増大し、これらの2つの効果のどちらかあるいは両方が原因で、抵抗率が減少し、温度依存性が小さくなる、と推察される。
本発明により、次のような効果が奏される。
(1)酸素ガス検出部分が酸化物半導体からなる抵抗型酸素センサにおいて、酸化物半導体が、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物であり、かつ、主要相にハフニウムイオンが固溶した酸化物であり、かつ、ハフニウムイオン濃度が3〜30mol%であることを特徴とする新しいタイプの抵抗型酸素センサを提供することができる。
(2)センサ出力を読み取る回路を簡略化することができる。
(3)上記センサの酸素ガス検出部分の抵抗率を小さくでき、かつ、温度依存性を小さくすることができる。
(4)上記センサを含む酸素センサ装置、及び空燃比制御システムを提供することができる。
次に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
酸化セリウムの粉末と酸化ハフニウムの粉末を、セリウムイオンとハフニウムイオンの比が9:1になるように量りとり、メノウ乳鉢を使って、エタノールを分散媒として湿式で混合した。混合後、乾燥させた粉末をプレス成型し、成型体を得た。成型体を1400℃で空気中で10時間焼成し、固相焼結させた。室温に冷却後、焼結体を粉砕し、粉末を得た。
得られた粉末と有機溶媒のビヒクルとを混合したペーストを、予め、白金のくし型の電極が形成された酸化アルミニウム基板上にスクリーン印刷により印刷した。次に、これを空気中で500℃で加熱し、引き続き、空気中で1300℃で加熱し、厚膜を得た。厚膜の組成は、Ce0.9 Hf0.12 であった。
1300℃で焼成後の厚膜の組織を、走査電子顕微鏡により観察した。その結果を図3に示す。この図に示されるように、この厚膜は、粒径が1μmから2μmである多孔質体であった。また、膜厚は、20μmであった。焼成後の厚膜のX線回折分析を行ったところ、図4に示すように、単相であり、ハフニウムイオンが固溶していることが確認できた。また、この単相は、蛍石構造であった。
酸素分圧1.8×104 Paにおいて、500℃から700℃の範囲で、上記の方法で作製した、ハフニウムイオン濃度が10mol%であるハフニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(以降、ハフニウム添加センサと表記することがある。)の酸素ガス検出部分の抵抗を測定した。その結果を図5に示す。また、比較例として、無添加の酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(以降、無添加センサと表記することがある。)及びジルコニウムイオン濃度が10mol%であるジルコニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(以降、ジルコニウム添加センサと表記することがある。)の酸素ガス検出部分の抵抗を測定した結果を図5に示す。
ここで、これらの抵抗は、二端子法で測定した。これらの3種類の酸素ガス検出部分の形態及び大きさ、更に、白金電極の形態及び大きさは同じである。ハフニウム添加センサ、ジルコニウム添加センサ、無添加センサの順で抵抗は大きくなり、600℃(1000/T=1.145K-1)において、ハフニウム添加センサ、ジルコニウム添加センサ、及び無添加センサの抵抗は、それぞれ、0.11MΩ、0.48MΩ、及び1.7MΩであった。
このように、600℃において、ジルコニウム添加センサの抵抗は、無添加センサと比べて、3.4分の1であったが、ハフニウム添加センサの抵抗は、無添加センサと比べて、15分の1と格段に小さく、低抵抗化の効果は、ジルコニウムよりもハフニウムが格段に大きいことが確認された。
次に、500℃から700℃における抵抗の温度依存性を示す。抵抗Rには、次の関係式がある。
R=R0 exp(Ea /kT)
ここで、Ea は活性化エネルギー、R0 は定数、kはボルツマン定数、Tは絶対温度である。したがって、温度依存性の指標として、活性化エネルギー(Ea
)を用いることが可能である。Ea が大きいほど温度依存性が大きい。
表1に示すように、ジルコニウム添加センサは、無添加センサに比べ、0.1eV以上Ea が大きくなる。一方、ハフニウム添加センサは、無添加センサに比べ、0.05eV以上Ea
が小さくなる。このように、ハフニウムを添加することにより、無添加の場合や、ジルコニウム添加の場合と比べて、活性化エネルギーが減少すること、すなわち、温度依存性が抑えられること、が確認できた。
図6に、ハフニウム添加センサの酸素ガス検出部分の抵抗と酸素分圧の関係を示す。広い酸素分圧の範囲において、直線関係が得られ、高酸素分圧から低酸素分圧まで酸素センサとして使用可能であることが分かった。応答速度について、ハフニウム添加センサは、ジルコニウム添加センサと同等であった。
実施例1と同様の方法で、ハフニウムの濃度を種々変えて、酸素ガス検出部分である厚膜を作製し、抵抗型酸素センサを作製した。作製した厚膜の組成は、Ce1−xHf:x=0.01、0.02、0.05、0.07、0.10、0.15、0.20、0.30、0.50であり、それぞれ陽イオンに対するハフニウムイオンの濃度は、1、2、5、7、10、15、20、30、50mol%である。
図7に、500℃、600℃、及び700℃における酸素分圧1.8×104 Paでの厚膜の電極間の抵抗を示す。ハフニウムイオン濃度が7mol%までは、ハフニウムイオン濃度の増加とともに急激に抵抗が減少した。ハフニウムイオン濃度が3mol%での抵抗は、ハフニウムイオン濃度が0mol%と比べると1桁以上抵抗が小さくなった。次に、ハフニウムイオン濃度が7から15mol%付近では、ハフニウムイオン濃度の増加とともに抵抗が増加した。
ただし、ハフニウムイオン濃度が15mol%付近の厚膜の抵抗は、ハフニウムイオン濃度が5mol%のものとほぼ同じ大きさであった。ハフニウムイオン濃度が15mol%付近から30mol%付近までは、ハフニウムイオン濃度の増加とともに抵抗は緩やかに減少した。また、ハフニウムイオン濃度が50mol%付近では、低酸素分圧での抵抗値が安定しないという問題があった。これらのことから、ハフニウムイオン濃度が3mol%から30mol%であれば、低抵抗化の効果は大きく、抵抗値を測定しやすいと結論できた。
ハフニウムイオン濃度が0mol%、すなわちCeOの導電率が、S.RoittiとV.Longoによって報告されている(Ceramurigia,2(1972)97)。これによると、600℃空気中での導電率は7.5×10−6S/cmである。このデータを使って、図7で示した抵抗値から500℃、600℃、及び700℃における各サンプルの導電率を計算により求めた。それらを図8に示す。ここで求めた導電率は、バルク及び粒界のそれを含む全導電率である。600℃においてハフニウムイオン濃度が3mol%を超えると、1×10−4S/cm以上の導電率を示した。
抵抗の温度依存性を示す活性化エネルギーについて、調べたところ、ハフニウムイオン濃度が1から5mol%までは、ハフニウムイオン濃度が0mol%のものよりも大きくなる傾向が得られた。したがって、6mol%以上がより好ましいハフニウムイオン濃度であると結論できた。
次に、実施例2で作製した厚膜のXRDパターンを図9に示す。基板と一緒に分析しているため、全てのパターンに基板からのピークが含まれている。したがって、厚膜の相関係については、基板からのピークを除いて考えればよい。ハフニウムイオン濃度が0mol%から10mol%までは、立方晶のピークのみが観察された。したがって、この濃度範囲では、厚膜は立方晶の単相であることが確認された。
ハフニウムイオン濃度が10mol%を超えると、立方晶のピークだけでなく、ハフニアの単斜晶からのピークが第二相として析出した。このことから、10mol%を超えると、立方晶と単斜晶のニ相混合状態であることが確認された。ニ相混合の場合、長期安定性が欠如する可能性があるため、単相の方がより好ましい。したがって、10mol%以下が、より好ましいハフニウムイオン濃度であると結論できた。
成型体の焼成温度を1500℃に変更し、その他の条件は実施例1と同じ方法で作製した粉末を使い、作製したハフニウム添加センサの抵抗と温度の関係を図10に示す。また、比較例としてのジルコニウム添加センサ及び実施例1での結果も合わせて示す。図10には、成型体の焼成温度が1500℃及び1400℃であるハフニウム添加センサを、それぞれハフニウム添加センサ(1500℃)及びハフニウム添加センサ(1400℃)と記載し、成型体の焼成温度が1500℃及び1400℃であるジルコニウム添加センサを、それぞれジルコニウム添加センサ(1500℃)及びジルコニウム添加センサ(1400℃)と記載する。成型体の焼成温度が1500℃の場合、1400℃と比べて、抵抗が約半桁小さくなることがわかった。また、成型体の焼成温度が同じであれば、ハフニウム添加センサの抵抗は、ジルコニア添加センサのそれよりも小さいことがわかった。
以上詳述したように、本発明は、抵抗型酸素センサとそれを使った空燃比制御システムに係るものであり、本発明により、酸素ガス検出部分が酸化物半導体からなる抵抗型酸素センサにおいて、酸化物半導体が、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物であり、主要相にハフニウムイオンが固溶した酸化物であり、かつ、ハフニウムイオン濃度が3〜30mol%であることを特徴とする新しいタイプの抵抗型酸素センサを提供することができる。本発明により、センサ出力を読み取る回路を簡略化することができ、上記センサの酸素ガス検出部分の抵抗率を小さくでき、かつ、温度依存性を小さくすることができる。本発明は、上記センサを含む酸素センサ装置及び空燃比制御システムを提供することを実現できる。
本発明の抵抗型酸素センサの構造を示す外観図である。 本発明の抵抗型酸素センサを含む酸素センサ装置の動作を示す回路図である。 実施例1で示した方法で作製した、ハフニウムイオン濃度が10mol%であるハフニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサの酸素ガス検出部分の走査電子顕微鏡写真である。 実施例1で示した方法で作製した、ハフニウムイオン濃度が10mol%であるハフニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサの酸素ガス検出部分のX線回折結果である。 実施例1で示した方法で作製した、ハフニウムイオン濃度が10mol%であるハフニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(ハフニウム添加センサ)の酸素ガス検出部分の抵抗と温度の関係を示す図である。比較例として、無添加の酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(無添加センサ)及びジルコニウムイオン濃度が10mol%であるジルコニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(ジルコニウム添加センサ)の結果も併せて示した。測定雰囲気の酸素分圧は1.8×104 PAである。 実施例1で示した方法で作製した、ハフニウムイオン濃度が10mol%であるハフニウム添加酸化セリウムを使った抵抗型酸素センサ(ハフニウム添加センサ)の酸素ガス検出部分の600℃における抵抗と酸素分圧の関係を示す図である。 温度500℃、600℃、及び700℃、酸素分圧1.8×104 Paにおける実施例2で作製した抵抗型酸素センサの酸素ガス検出部分の抵抗を示す図である。 温度500℃、600℃、700℃、酸素分圧1.8×104 Paにおける実施例2で作製した抵抗型酸素センサの酸素ガス検出部分の導電率を示す図である。 実施例2で作製した抵抗型酸素センサの酸素ガス検出部分である厚膜のXRDパターンを示す図である。★、▼、○は、それぞれ立方晶、単斜晶、基板のピークを示す。図中のmol%は、ハフニウムイオン濃度を示す。 実施例3で示した方法で作製した、ハフニウム添加センサ(1500℃)の抵抗と温度の関係を示す図である。

Claims (15)

  1. 酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分を構成要素として含む抵抗型酸素センサにおいて、前記酸化物半導体が、セリウムイオンとハフニウムイオンを含む酸化物であり、該酸化物半導体において、その母相にハフニウムイオンが固溶しており、前記酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するセリウムイオンの物質量の割合が少なくとも60mol%であることを特徴とする抵抗型酸素センサ。
  2. 前記酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するハフニウムイオンの物質量の割合が、3〜30mol%である、請求項1に記載の抵抗型酸素センサ。
  3. 酸化物半導体中の陽イオンの物質量に対するハフニウムイオンの物質量の割合が、6〜10mol%である、請求項1に記載の抵抗型酸素センサ。
  4. 酸化物半導体の母相が、蛍石構造を有する立方晶である、請求項1に記載の抵抗型酸素センサ。
  5. 酸化物半導体中に含まれる陽イオンが、セリウムイオン及びハフニウムイオンのみである、請求項1からのいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
  6. 酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分の導電率が、600℃において1×10−4S/cm以上である、請求項1からのいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
  7. 酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分が、多孔質な厚膜である、請求項1からのいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
  8. 酸化物半導体からなる酸素ガス検出部分の膜厚が、50μm又はそれ以下の厚さであり、かつ、その抵抗が、600℃・酸素分圧1.8×10Paにおいて200kΩ又はそれより小さい値である、請求項に記載の抵抗型酸素センサ。
  9. 酸素ガス検出部分と電気回路的に直列に接続された、出力の温度依存性を抑えるための温度補償部分を有する、請求項1からのいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
  10. 抵抗型酸素センサの温度を制御するためのヒータを有する、請求項1からのいずれかに記載の抵抗型酸素センサ。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の抵抗型酸素センサを構成要素として含むことを特徴とする酸素センサ装置。
  12. 一定電圧を負荷できる器具と電圧を測定できる器具を有する、請求項11に記載の酸素センサ装置。
  13. 請求項1から10のいずれかに記載の抵抗型酸素センサを構成要素として含むことを特徴とする燃焼機関の空燃比を制御するための空燃比フィードバック制御システム。
  14. 燃焼機関が、自動車用燃焼機関である、請求項13に記載の空燃比フィードバック制御システム。
  15. 請求項1から10のいずれかに記載の抵抗型酸素センサを含むことを特徴とする自動車排ガス触媒劣化検知システム。
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