JP4625714B2 - スイッチギヤ - Google Patents

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本発明は、電源系統を構成する真空バルブや接続導体のような主回路部材をエポキシ樹脂のような絶縁材料でモールドしたスイッチギヤの部分放電の検出に関する。
従来、スイッチギヤの主回路を構成する真空バルブや接続導体のような電気機器においては、全体形状を縮小するため、エポキシ樹脂のような絶縁材料によりモールドして絶縁外皮を形成した固体絶縁式のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ガス絶縁式のスイッチギヤに用いられる絶縁物においては、その表面に透明な保護層を設け、分解生成物が発生したときに絶縁特性の低下を防ぐ技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
一方、このような絶縁物を使用したスイッチギヤにおいては、絶縁劣化状態を監視するため、絶縁破壊の前駆現象として知られている部分放電を検出し、予防保全、余寿命診断が行われている。部分放電を検出する手法としては、部分放電により発生する音、電流、電磁波、光などの信号を検出するAEセンサ、CTセンサなどの部分放電検出装置が用いられている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2001−286018号公報 (第4ページ、図3) 特開平8−237827号公報 (第5ページ、図1) 特開2002−90413号公報 (第4ページ、図1)
上記の従来のスイッチギヤにおける部分放電の検出においては、次のような問題がある。
部分放電による音、電流、電磁波、光などの信号が微弱であり、ノイズなどの外部環境に大きく影響され、部分放電の検出が困難であった。また、絶縁劣化に大きく影響する部分放電は、絶縁物内部から発生するものが多いものの、一般的な絶縁材料のエポキシ樹脂がチョコレート色などに着色されていることから、絶縁物内部を観測することが困難であった。これは、絶縁物表面に透明な保護層を設けたものにおいても同様であり、保護層内部での部分放電の観測はできるものの、絶縁層内部での観測は困難であった。
このため、ノイズなどの外部環境に影響され難く、絶縁層内部で発生する部分放電を容易に検出できるようなスイッチギヤが望まれていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、部分放電を容易に検出し得るスイッチギヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスイッチギヤは、箱体と、前記箱体内に設けられたスイッチギヤの主回路を構成する主回路部材と、前記主回路部材の周りにモールドして形成された絶縁層とを具備し、前記絶縁層は、透明であるとともに、その表面に蛍光被膜を設けたことを特徴とするスイッチギヤ。
本発明によれば、スイッチギヤを構成する主回路部材を透明な絶縁材料でモールドして絶縁層を形成しているので、絶縁層内で発生する部分放電による光を外部から容易に観測することができ、絶縁劣化診断を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係るスイッチギヤを図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係るスイッチギヤの構成を示す断面図である。
図1に示すように、スイッチギヤは、箱体1内が背面側のケーブル部1a、中央部の開閉部1b、正面側の母線部1cに分かれて構成されている。
ケーブル部1aには、ケーブルヘッド2が設けられ、ケーブルヘッド2に変流器3を貫通した電力用ケーブル4が接続されている。
開閉部1bには、接離自在の一対の接点を有する真空バルブ5の周りに絶縁材料をモールドして絶縁層6を形成させた遮断部7が設けられている。この遮断部7の一方の主回路端は、コ字状の接続導体8でケーブルヘッド2に接続されている。また、他方の主回路端は、後述する母線部1cとの接続を行う連結導体9を絶縁層内に埋め込んだ可動導体部10の一方に接続されている。
また、可動導体部10の開口部10aの一方には、絶縁操作ロッド11が設けられている。絶縁操作ロッド11の一方端には、連結導体9の一方を移動自在に摺動接触する真空バルブ5の可動軸が固定され、他方端には、真空バルブ5の一対の接点を開閉する電磁アクチュエータのような操作機構12が連結されている。
母線部1cには、遮断部7と同様に、真空バルブ13の周りに絶縁材料をモールドして絶縁層14を形成させた断路部15が設けられている。断路部15の一方の主回路端には、可動導体部10の他方が接続されている。断路部15の他方の主回路端には、隣接する盤との接続を行う中心導体に絶縁材料をモールドして絶縁層を形成させた母線16が接続されている。
また、可動導体部10の他方の開口部10aには、絶縁操作ロッド17が設けられている。絶縁操作ロッド17の一方端には、連結導体9の他方を移動自在に摺動接触する真空バルブ13の可動軸が固定され、他方端には、真空バルブ13の一対の接点を開閉する開閉部1bの操作機構12と同様な操作機構18が連結されている。箱体1の正面側には、遮断部7や断路部15などを制御する制御室19が設けられている。
なお、遮断部7、断路部15、接続導体8、可動導体部10および母線18などの電気機器の主回路端は、いずれもテーパ状に形成された界面接続部となっており、図示しない可撓性絶縁体を介して互いの主回路端が接続されている。
ここで、遮断部7、断路部15、接続導体8、可動導体部10および母線18などの絶縁層6、14は、例えば日本ペルノックス(株)社製の透明エポキシ樹脂NM−102A/Bのような絶縁材料によってモールドされ、透明なものに形成されている。即ち、これらの絶縁層6、14は、金型内に前述のような絶縁材料を充填し、加熱硬化させて得られる。このため、遮断部7、断路部15、可動導体部10などのスイッチギヤを構成する電気機器は、これらの絶縁層6、14内に埋め込まれている主回路部材の真空バルブ5、13や連結導体9などを外部から目視することができる。
また、機械的強度が必要な電気機器においては、二酸化ケイ素を主成分とする透明な粒径数十μm以下のガラス粒子からなる充填剤を絶縁材料中に充填すれば、その充填量を調整することにより、機械的強度を向上させることができる。一般的に、充填量を増やせば機械的強度が増すものの透明度が低下するが、内部が目視できる程度まで充填量を増やすことができるものとする。
透明度は、観測時の明るさや絶縁層6、14自体の透過の程度などによって変化することが考えられるが、ここでは、一般的な電気室の昼間の時間帯に、スイッチギヤを構成する主回路部材が外部から目視できることを、絶縁層6、14が透明に形成されていると定義する。
このように、絶縁層6、14を透明に形成することにより、絶縁層6、14内で発生する部分放電による光を外部から観測できる。更には、部分放電が発生し、その後、部分放電が一旦消滅したものにおいても、その放電痕を観測することができる。即ち、絶縁層6、14を透明にすることにより、部分放電によって発生する信号のうち、部分放電光を外部から検出することができる。また、当然のことながら、絶縁層6、14表面での部分放電も検出することができる。
なお、真空バルブ5、13においては両端のフランジ部、接続導体8においてはコ字状に曲がった曲率部の近傍において、電界が集中し易く部分放電を起こし易い。このため、電界が集中し易い絶縁層6、14部分の透明度を向上させることにより、部分放電の観測がより容易となり好ましくなる。
上記実施例1のスイッチギヤによれば、スイッチギヤを構成する主回路部材の真空バルブ5、13などを透明な絶縁層6、14で形成しているので、絶縁層6、14内で発生する部分放電や放電痕を外部から容易に検出でき、絶縁劣化診断をすることができる。
次に、本発明の実施例2に係るスイッチギヤを図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施例2に係るスイッチギヤの遮断部の構成を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、絶縁層表面に蛍光被膜を設けたことである。図2において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、真空バルブ5の周りに形成させた絶縁層6の表面には、例えばハロリン酸カルシウムのような母結晶に、例えばマンガンのような賦活剤を添加した蛍光体からなる蛍光被膜20を設けている。
これにより、部分放電光(可視光)による電磁波が蛍光被膜20に吸収されると、この蛍光被膜20が発光し、微弱な部分放電光を外部から容易に観測することができる。なお、蛍光被膜20の形成は、遮断部7に限らず、他の電気機器にも用いることができる。
上記実施例2のスイッチギヤによれば、実施例1による効果のほかに、部分放電による光を更に容易に観測することができる。
次に、本発明の実施例3に係るスイッチギヤを図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例3に係るスイッチギヤの遮断部の構成を示す断面図である。なお、この実施例3が実施例1と異なる点は、絶縁層表面に感光紙を設けたことである。図3において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、真空バルブ5の周りに形成させた絶縁層6の表面には、例えばジアゾ感光紙のようなテープ状の感光紙21を巻き付けている。そして、点検など所定の期間毎に感光紙21の変色を観測するようにしている。部分放電が発生していると、その光が感光紙21に積分されて転写され、変色を起こす。
なお、箱体1を密閉し、箱体1内の壁面に感光紙21を貼ってもよく、また、箱体1内に暗視カメラを設置して部分放電光を観測してもよい。箱体1の内面を黒色に塗装すれば、部分放電光を容易に観測することができる。
これら感光紙21や監視カメラなどを、ここでは、部分放電の光を観測する部分放電光観測手段と定義する。
上記実施例3のスイッチギヤによれば、実施例1による効果のほかに、部分放電による光を更に容易に観測することができる。
本発明の実施例1に係るスイッチギヤの構成を示す断面図。 本発明の実施例2に係るスイッチギヤの遮断部の構成を示す断面図。 本発明の実施例3に係るスイッチギヤの遮断部の構成を示す断面図。
符号の説明
1 箱体
1a ケーブル部
1b 開閉部
1c 母線部
2 ケーブルヘッド
3 変流器
4 電力用ケーブル
5、13 真空バルブ
6、14 絶縁層
7 遮断部
8 接続導体
9 連結導体
10 可動導体部
10a 開口部
11、17 絶縁操作ロッド
12、18 操作機構
15 断路部
16 母線
19 制御室
20 蛍光被膜
21 感光紙

Claims (3)

  1. 箱体と、
    前記箱体内に設けられたスイッチギヤの主回路を構成する主回路部材と、
    前記主回路部材の周りにモールドして形成された絶縁層とを具備し、
    前記絶縁層は、透明であるとともに、その表面に蛍光被膜を設けたことを特徴とするスイッチギヤ。
  2. 前記箱体内に、部分放電光を観測する部分放電光観測手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチギヤ。
  3. 前記部分放電光監視手段は、感光紙であることを特徴とする請求項2に記載のスイッチギヤ。
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