JP4624680B2 - 優れた色域、画質、及び耐久性を実現するインクジェットインク及びインクセット - Google Patents

優れた色域、画質、及び耐久性を実現するインクジェットインク及びインクセット Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット画像形成の分野に関する。より詳細には、本発明は、カラーインクの場合における十分な彩度とブラックインクの場合における良好な明度を維持すると共に色域及び耐光性を改善するために、シアン、マゼンタ、及びイエローからなるインクセットシステムと共に用い得るインクジェットインクに関する。
近年、コンピュータプリンタの技術は、紙を含む各種媒体に高分解能の画像を転写できるところまで発達した。1つの詳細な印刷方式は、ディジタル信号に応答して媒体表面上に液体インクの小滴を配置させることに関連している。典型的には、印刷装置と表面間に物理的接触の無い状態で、前記表面上に液体インクを配置させるか又は噴射させる。この一般的な技術においても、印刷表面上にインクジェットインクを付着させる特有の方法は、システムによって様々であり、連続インク付着とドロップオンデマンドインク付着が含まれ得る。
連続印刷システムに関しては、使用されるインクは、典型的に、メチルエチルケトン及びエタノールのような溶媒をベースとしている。本質的に、連続印刷システムは、プリンタノズルによってインク液滴の流れを射出し且つ方向付けるよう機能するものである。インク滴は、さらに、ノズルに近接した静電荷電装置の支援によってもまた方向決めされる。インクが所望の印刷表面上で使用されない場合は、そのインクは後の使用において使えるようにリサイクルされる。ドロップオンデマンド型印刷システムに関しては、インクジェットインクは、典型的に、水とグリコールのような溶媒をベースとしている。本質的に、これらのシステムでは、インク滴は、熱によるか又は圧力波によってノズルから送り出され、当該射出されたインク滴の全てが印刷画像形成に使われるようになっている。
インクジェット印刷が、種々の媒体表面、特に紙、の上に画像を記録する主要な方法となったのにはいくつか理由がある。それらの幾つかの理由として、プリンタ騒音の低さ、高速記録及び多色記録できること、が挙げられる。加えて、これらの利点は、使用者にとって比較的低価格で実現できる。しかしながら、大きな改善がなされてきたインクジェット印刷ではあるが、この改善に従って、当分野の使用者による諸要求、例えば、より高速、より高分解能、フルカラー画像形成、高安定性等、に関する要望も高まってきている。新規インクジェットインクを開発する際、印刷表面又は基材に関連してインクを評価する際に考慮すべき特性が幾つかある。そのような特性には、表面上の画像のエッジ尖鋭度及び光学濃度、基材上でのインクの乾燥時間、基材への付着性、インク滴配置の偏りが無いこと、全ドットが存在すること、水及びその他の溶媒に対する乾燥後のインクの抵抗性、長期保管安定性、腐食又はノズル詰まりの無い長期信頼性、が含まれる。列挙した特性は、達成する価値のある目標を示すものであるが、上述の特性の全てを満足させることに関しては障害がある。しばしば、上記特性の1つを満足させようとして1つのインク成分を含有させると、別の特性が満足されなくなることがあり得る。従って、インクジェットプリンタに使用されているほとんどの市販インクは、上に挙げた諸要件の全てを満足させることにおいて少なくともまずまずの結果を実現しようとした妥協像である。
一般的に、インクジェットインクは、染料系又は顔料系の何れかである。両方とも、典型的には、染料及び/又は顔料を含んでいるインクビヒクルとして調製される。染料系インクジェットインクは、一般に、通常は水をベースとした液体着色剤を用いて媒体を特定の色に変化させる。対照的に、顔料系インクは、典型的に、固体の又は分散状態の着色剤を用いて色をもたらす。
染料含有インクの色特性は、印刷されたインクジェット画像の品質に重要な役割を果たす。知覚される色質は、当分野で周知のように、CIELAB又はMunsellなどの幾つかの色空間系の何れか1つを利用して表すことができる。Munsell色空間に関しては、所与の色は、3つの専門語、即ち、色相(Hue)、値(Value)、及び彩度(Chroma)を用いて定義される。CIELAB色空間に関しては、色は、3つの語、L、a、及びbを用いて定義される。この系では、Lは、色の明度を定義し、それは0(黒色)から100(白色)までの範囲にある。さらに、語a及びbは、共に、色相を定義し、この場合、aは負の数(緑色)から正の数(赤色)までの範囲にあり、bは負の数(青色)から正の数(黄色)の範囲にある。当業者に周知のように、さらにある色を記述するのに、h°(色相角)及びC(彩度)などの他の語も用いられる。
上述の特性の1つ以上を備えているインクは知られている。しかしながら、1つの特性を改善することによって、多くの場合、他の特性が低下するため、これらの特性の全てを備えているインクはほとんど無いこともまた知られている。従って、諸特性が改善され且つ1つの特性を改善するのに他の特性が犠牲とならないインク調合物を開発する研究が続けられている。しかしながら、その挑戦の多くにおいて、依然として、ペンの性能及び信頼性を犠牲にすることなくインクジェット印刷物の画質及び耐光性をさらに改善することが未解決のままである。
画質を改善するために、シアン、マゼンタ、及びイエローからなるインクセットシステムと共に、特定の染料を含む幾つかのインクジェットインクを利用し得ることが認められた。詳細には、インクジェット印刷用のマゼンタインクを、有効量のインクビヒクルと、下記の化学構造を有する有効量のマゼンタ染料とから構成することができる。
Figure 0004624680
式中、Mは、H、又はNa、Li、K,NH などの一価イオン、及びそれらの組合せである。
他の実施形態では、カラーインクセットと共に用いられるブラックインクジェットインクは、有効量のインクビヒクルと、下記の化学構造を有する有効量のブラック染料とから構成することができる。
Figure 0004624680
式中、Mは、H又は、Na、Li、K,NH などの一価イオン、及びそれらの組合せである。
上述のインクジェットインクは、インクジェット印刷用のインクセットの一部として用いることができる。当該インクセットは、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクからなる3インクのインクセットと、重量で0.1%〜7.0%のマゼンタ染料量を有する第2のマゼンタインクを含み、この場合、マゼンタ染料は式1の構造を有する。インクジェット印刷用の代替インクセットは、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクからなる3インクのインクセットと、重量で0.1%〜10.0%のブラック染料量を有するブラックインクを含み、この場合、ブラック染料は式2の構造を有する。
本発明のより詳細な態様では、インクジェット印刷用の6インクのインクセットは、1)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するマゼンタインクジェットインクと、2)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記マゼンタインクジェットインクとは同一組成でない第2のマゼンタインクジェットインクと、3)重量で0.1%〜10.0%の染料量を有するブラックインクジェットインクと、4)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するシアンインクジェットインクと、5)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記シアンインクジェットインクとは同一組成でない第2のシアンインクジェットインクと、6)重量で2.0%〜10.0%の染料量を有するイエローインクジェットインクとから構成することができる。
本発明のより詳細な代替実施形態では、インクジェット印刷用の6インクのインクセットは、1)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するマゼンタインクジェットインクと、2)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記マゼンタインクジェットインクとは同一組成でない第2のマゼンタインクジェットインクと、3)重量で0.1%〜10.0%の染料量を有し且つ式2で説明した構造を有するブラックインクジェットインクと、4)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するシアンインクジェットインクと、5)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記シアンインクジェットインクとは同一組成でない第2のシアンインクジェットインクと、6)重量で2.0%〜10.0%の染料量を有するイエローインクジェットインクとから構成することができる。
本発明のより詳細な他の態様においては、6インクのインクセットは、シアン、マゼンタ、及びイエローからなる3インクのインクセットと、重量で2.0%〜7.0%の式2の染料を含むブラックインクと、重量で0.1%〜2.0%の式1の染料を含む第2のマゼンタインクと、及び/又は重量で0.1%〜2.0%のDB 199を含む第2のシアンインクとを用いて調製することができる。
本願発明を開示、説明する前に、本発明は本明細書に開示する特定の処理ステップ並びに材料に限定されないことを理解されたい。何故なら、処理ステップ並びに材料は、多少、変更し得るからである。また、本明細書で用いられる用語は、特定の実施形態を専ら説明するだけの目的で用いられることを理解されたい。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその等価物によってのみ限定されるものとする故、当該用語は、限定することを意図したものではない。
本明細書及び添付の特許請求の範囲において用いる時、単数形「a」、「an」、及び「the」は、その内容が別途明確に指示されない限り、複数形の意味を包含する。
本明細書で用いるとき、「有効量」とは、所望の効果を達成するのに十分であるところの、物質又は薬剤の最小量を意味する。例えば、「インクビヒクル」の有効量とは、効率的なインク噴射に必要な諸特性を維持する範囲において、インク組成物を製造するのに必要となる最小量である。
本明細書で用いるとき、「液体ビヒクル」又は「インクビヒクル」とは、インクを形成するためにその中に着色剤を入れるところのビヒクルを意味する。インクビヒクルは、当分野で周知であり、様々なインクビヒクルを本発明のシステム及び方法と共に用いることができる。当該インクビヒクルには、例えば、界面活性剤、溶媒、共溶媒、緩衝剤、殺生物剤、金属イオン封止剤、粘度修正剤、表面活性剤、及び水をはじめとする、様々な各種薬剤からなる混合物が含まれ得る。
これらを銘記して、本発明は、インクジェット画像形成の分野に関する。より詳細には、本発明は、カラーインクの場合における十分な彩度並びにブラックインクの場合における明度を維持すると共に色域及び耐光性を改善するために、シアン、マゼンタ、及びイエローからなるインクセットシステムと共に用い得るインクジェットインクに関する。詳細には、画像の印刷品質を改善するために、インクジェットインクに特定の染料を利用し得ることが認められた。一実施形態では、これらの染料は、2つのシアンインク、2つのマゼンタインク、1つのイエローインク、及び1つのブラックインクからなる6インクのインクセットシステムにおいて用いられる。他の実施形態では、少ない染料量のマゼンタインク及び/又は中位の染料量のブラックインクを前述のシステムに用いることもできる。さらに他の実施形態においては、ヒューレット−パッカード社で製造されたDESKJET(登録商標)及びその他の類似プリンタのような、市販のインクジェットプリンタを使ってインクジェット画像を印刷するためのインクセットを開示する。本願のインクは、特に6インクのインクセットで使用する際に、未コート媒体、クレイコート媒体、無機多孔質媒体、及びゼラチンコート媒体をはじめとする、様々な媒体上で、それぞれ、耐光性及び色域の改善された、忠実な色を生成することができる。
本発明を実施する際には、インクセットの各色、即ち、シアン、イエロー、及びマゼンタの各々は、例えば、2種以上の染料量を有する2つ以上のインクとして存在し得る。即ち、その各々が異なる染料量、異なる染料、異なるビヒクル成分、異なるビヒクル成分量等である、各インクカラー用の2つ以上の充填インクジェットペンを備え得る。例えば、各々異なる染料量及び/又は異なるマゼンタ染料を収容している2つのマゼンタペンを備えることができる。
このことに留意して、インクジェット印刷用のマゼンタインクは、有効量のインクビヒクルと、以下の式1の化学構造を有する有効量のマゼンタ染料とから構成することができる。
Figure 0004624680
式中、Mは、H、又はNa、Li、K,NH などの一価イオン、及びそれらの組合せである。
本発明の実施形態によれば、任意の有効な染料量を用いることができるが、重量で0.1%〜7.0%の式1の染料をインクビヒクルに含有させることで、多くの用途に向く適切な染料量範囲を与えることができる。より少ない染料量の実施形態では、重量で0.1%〜2.0%のマゼンタ染料量を用いることで、6インクのインクセット用途での使用に好適な、十分な耐光性をもたらすことができる。他の実施形態では、重量で2.0%〜7.0%の式1のマゼンタ染料量を、より高い染料量の用途に用いることができる。何れの実施形態においても、式1で説明した染料と共に機能し得る任意のインクビヒクル成分を用いることができる。しかしながら、一実施形態では、インクビヒクルは、重量で5.0%〜50.0%の少なくとも1つの溶媒と、重量で0.01%〜10.0%の少なくとも1つの界面活性剤と、水から構成することができる。これらの例示的インクビヒクル成分については、後に十分説明する。
代替実施形態では、3色以上のインクセットと共に用いるブラックインクジェットインクは、有効量のインクビヒクルと、式2の化学構造を有する有効量のブラック染料とから構成することができる。
Figure 0004624680
式中、Mは、H、又はNa、Li、K,NH などの一価イオン、及びそれらの組合せである。
重ねて、機能的である任意のブラック染料量が本発明の本実施形態の範囲内であるが、良好な印刷結果を達成するためには、重量で0.1%〜10.0%のブラック染料量を用いることができる。より好ましい範囲は、重量で2.0%〜7.0%の染料量を含む。これらの及びその他の染料量を使用するブラックインクジェットインクに関しては、式2で説明した染料と共に機能し得る任意のインクビヒクル成分を用いることができる。一実施形態では、インクビヒクルは、重量で5.0%〜50.0%の少なくとも1つの溶媒と、重量で0.01%〜10.0%の少なくとも1つの界面活性剤と、水とから構成することができる。その他のビヒクル成分も任意に存在させ得る。これらの例示的インクビヒクル成分については、後に十分説明する。
本明細書で説明するインクジェットインクは、優れた色域、画質、耐光性、及び耐久性を有する画像をもたらすインクセットの一部として用いることができる。一実施形態では、インクジェット印刷用のインクセットは、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクからなる3インクのインクセットと、重量で0.1%〜2.0%のマゼンタ染料量を有する第2のマゼンタインクとから構成することができ、この場合、マゼンタ染料は上記の式1の構造を有する。当該インクセットでは、さらに、それぞれ機能し得る量の染料量を有する、ブラックインク及び/又は第2のシアンインクも存在させ得る。ブラックインクが存在する場合、当該ブラックインクは、上記の式2で説明したような染料を含むことができ、及び/又は当分野で周知のその他のブラック染料を含むことができる。第2のシアンインクが存在する場合、少ない染料量のDB 199を用いるができるが、その他のシアン染料を用いることもできる。
他の実施形態では、インクジェット印刷用のインクセットは、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクからなる3インクのインクセットと、重量で0.1%〜10.0%の、そして好ましくは重量で2.0%〜7.0%の、ブラック染料量を有するブラックインクとから構成することができ、この場合、ブラック染料は上記の式2の構造を有する。より詳細な態様では、各々が機能し得る量の染料量を有する、第2のマゼンタインク及び/又はブラックインクを当該インクセットに存在させることができる。マゼンタインクは、式1に示したもののような少ない量のマゼンタ染料を含むことができるが、その他のマゼンタ染料を用いることもできる。重ねて、第2のシアンインクを用いる場合、例えば、少ない染料量のDirect Blue 199を使用することができる。
本発明のさらに他のより詳細な態様では、インクジェット印刷用の6インクのインクセットは、1)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するマゼンタインクジェットインクと、2)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し、式1において説明した構造を有し且つ前記マゼンタインクジェットインクとは同一組成でない第2のマゼンタインクジェットインクと、3)重量で0.1%〜10.0%の染料量を有するブラックインクジェットインクと、4)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するシアンインクジェットインクと、5)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記シアンインクジェットインクとは同一組成でない第2のシアンインクジェットインクと、6)重量で2.0%〜10.0%の染料量を有するイエローインクジェットインクとから構成することができる。
より詳細な代替態様では、インクジェット印刷用の6インクのインクセットは、1)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するマゼンタインクジェットインクと、2)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記マゼンタインクジェットインクとは同一組成でない第2のマゼンタインクジェットインクと、3)重量で0.1%〜10.0%の染料量を有し且つ式2において説明した構造を有するブラックインクジェットインクと、4)重量で2.0%〜7.0%の染料量を有するシアンインクジェットインクと、5)重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記シアンインクジェットインクとは同一組成でない第2のシアンインクジェットインクと、6)重量で2.0%〜10.0%の染料量を有するイエローインクジェットインクとから構成することができる。
上述の実施形態は、単に幾つかの実施例を説明するために示したものである。当業者は、これもまた本発明の範囲内にあるところの諸々の修正がわかろう。
本発明を実施する際に有用なインクの典型的な調合物には、例えば、重量で0.1%〜10.0%存在する染料と、全体で5.0%〜50.0%存在する1つ以上の溶媒又は共溶媒と、重量で0.01%〜10.0%存在する1つ以上の非イオン、陽イオン、及び/又は陰イオン性の界面活性剤とが含まれ得る。調合物の残余は、純水であるか、又は殺生物剤、粘度調節剤、pH調節用物質、金属封鎖剤、防腐剤等のような、当分野で周知のその他のビヒクル成分とし得る。
使用し得る溶媒又は共溶媒の種類には、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、ジオール、グリコールエーテル、ポリグリコールエーテル、カプロラクタム、ホルムアミド、アセトアミド、及び長鎖アルコールが含まれ得る。そのような化合物の例としては、第一級脂肪族アルコール、第二級脂肪族アルコール、1,2−アルコール、1,3−アルコール、1,5−アルコール、エチレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテル、プロピレングリコールアルキルエーテルの高次の同族体、N−アルキルカプロラクタム、未置換カプロラクタム、置換及び未置換の両ホルムアミド、置換及び未置換の両アセトアミドなどが挙げられる。使用し得る溶媒の具体的な例には、トリメチロールプロパン、2−ピロリジノン、及び1,5−ペンタンジオールが含まれる。
インク調合の分野における当業者に周知のような多くの界面活性剤のうちの1つ以上を用いることもでき、アルキルポリエチレンオキシド、アルキルフェニルポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシドブロックコポリマー、アセチレンポリエチレンオキシド、ポリエチレンオキシド(ジ)エステル、ポリエチレンオキシドアミン、プロトン化ポリエチレンオキシドアミン、プロトン化ポリエチレンオキシドアミド、ジメチコンコポリオール置換アミンオキシドなどを用いることができる。本発明の調合物に添加する界面活性剤の量は、重量で0.01%〜10.0%の範囲とし得る。より好ましい量は、重量で0.15〜5.0%である。
本発明の調合に矛盾することなく、その他の種々の添加剤を用いて特定用途に使えるようインク組成物の諸性質を最適化することができる。これらの添加剤の例は、有害微生物の成長を阻害するのに添加されるものである。これらの添加剤は、インクの調合に日常的に用いられるところの、殺生物剤、殺菌剤、及びその他の微生物剤とし得る。適切な微生物剤の例として、限定はしないが、Nuosept(ヌデックス社(Nudex,Inc.))、Ucarcide(ユニオンカーバイド社)、Vancide(R.T.ヴァンダービルト(Vanderbilt)社)、Proxel(アイシーアイ アメリカ社)、及びそれらの組合せが挙げられる。
重金属不純物の悪影響を排除するために、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)のような、金属イオン封鎖剤を含有させることもでき、また、インクのpHを制御するために緩衝剤溶液を使用することもできる。例えば、重量で0.001%〜2.0%の量を用いることができる。インクの諸性質を望み通り変性するために、当分野の当業者に周知のその他の添加剤と共に、粘度調節剤及び緩衝剤も存在させることができる。当該添加剤は、重量で0.01%〜20%存在させることができる。
実施例
以下の実施例は、現時点で最もよく知られている本発明の実施形態を説明するものである。しかしながら、以下は、本発明の原理の応用について単に例示又は説明するものにすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多数の修正並びに代替の組成、方法、及びシステムを当業者は案出できよう。添付の特許請求の範囲は、そのような修正並びに配置構成を網羅すべく意図されたものである。従って、本発明は、特定のものに関して上述してきたが、以下の実施例は、現時点で、本発明の最も実用的で且つ好ましい実施形態と思われるものに関してさらに詳述するものである。
本発明の一実施形態による6インクのインクセットの調製
以下の表1−3に従って、3種のインクジェットインクを調製した。
Figure 0004624680
Figure 0004624680
Figure 0004624680
上の表1−3で与えられたこれら3種の少〜中位の染料量のインクジェットインクは、より高い染料量のインクセットと共に用いることができるが、ヒューレット−パッカード部品番号HP C6657Aによって識別される高い染料量のインクセットと共に用いる際に特に有用であることが示された。例えば、表1−3の3種全てのインクジェットインクをHP C6657Aのインクセットと共に用いる場合、6インクのインクセット、即ち、HP C6657Aからの高い染料量のイエローインク、HP C6657Aからの高い染料量のマゼンタインク、HP C6657Aからの高い染料量のシアンインク、式2の染料を含む中位の染料量のブラックインク、DB 199染料を含む少ない染料量のシアンインク、及び式1の染料を含む少ない染料量のマゼンタインク、を構成することができる。この6インクのインクセットの構成は例示であって、限定するものと考えられるべきではないが、以下の実施例3及び4において説明するように、優れた耐光性、色相、彩度、明度、及び色域値をもたらす。
比較用の6インクのインクセットの調製
比較の目的で、3つの高い染料量のインク、即ちHP C6657Aからのシアン、イエロー、及びマゼンタ、並びに3つの追加インク、即ちシアン(重量で1.2%のDB 199染料)、ブラック(重量で4.6%のpacified Reactive Black 31染料)、及びマゼンタ(重量で1.4%のMagenta 377染料)からなる6インクのインクセットを調製した。実施例1及び実施例2からのマゼンタ及びブラックインクとは染料量の重量パーセントが異なるものの、吸光度によって測定された染料量は同一であった。本実施例のインクセットは、実施例1で説明したような本発明の実施形態に従って調製されたインクセットと比較されることになる、最新技術の6インクのインクセットを与えるものである。
実施例1のインクセットと実施例2のインクセットの彩度、明度、色相角、及び耐光性の比較
本実施例では、Hewlett−Packard DeskJet 5550Cを用いて、Hewlett−Packard Colorfast Paper(C7013A)及びHewlett−Packard Premium Plus Photo Paper(C6831A)の上に、実施例1及び実施例2のインクセットによる印刷サンプルを生成した。詳細には、実施例1及び実施例2で説明した各々のインクセットを用いて、1.0ODという光学濃度の四角形を印刷した。彩度C(又はブラックの場合の明度L)、色相、及び耐光性のデータを各印刷サンプルについて得た。耐光性のデータは全て、ウィルヘルムイメージングリサーチ社(Wilhelm Imaging Research Inc.)の劣化基準を用いて得た。退色を起こさせるため、Atlas HPUV化学線露光システム(イリノイ州シカゴのアトラスエレクトリックデバイス社(Atlas Electric Devices Co.))を利用して、約70 kLuxの光線に印刷サンプルを露光させた。印刷サンプルの光学濃度を定時的に測定した。1.0 ODに等しい初期光学濃度の四角形からの光学濃度損失パーセントを用いて耐光性を表した。ウィルヘルムイメージングリサーチ社の終点判定基準に合わせてデータから劣化までの年数を推定し報告した。1年は、屋内オフイス光露光として典型的と考えられる、450 lux/12hour dayと仮定した。
本発明は、前述のシステムに使用される新規マゼンタ及びブラックインクを提供するものであるため、下記の表4及び表5において説明しているように、マゼンタインクとブラックインクだけを比較した。
Figure 0004624680
Figure 0004624680
上のデータから、実施例1のインクセットのマゼンタ及びブラックで印刷された四角は、実施例2のインクセットで印刷されたマゼンタ及びブラックの四角に匹敵する諸々の色特性を呈したことが明らかである。しかしながら、実施例1のインクセットを用いて印刷したマゼンタ及びブラックの四角の耐光性は、実施例2のインクセットの印刷四角の耐光性よりはるかに大きかった。
実施例1のインクセットと実施例2のインクセットの色域の比較
2つの異なる印刷媒体、即ち、光沢のある、HP Colorfast Paper及びHP Premium Plus Photo Paperの各々の上に、実施例1及び実施例2のインクセットを用いて、カラーランプ(傾斜)とパレットを印刷することにより色域を測定した。カラーランプ及びパレットは、インクセットの組合せを様々に変化させ且つインク密度を次第に増加させた四角形からなり、1インチ当り300ドット(dpi)の各ピクセルが0から約150pLのインクを受けるものである。標準のカラー測定手順により、Gretag Macbeth Spectroscan比色計を用いて、印刷画像の光学濃度(OD)、L、a、及びbを測定した。色域体積は、代表的なカラーパレットによって包囲されるL空間の体積を推定することで計算した。以下の表6において、実施例1のインクセットを実施例2のインクセットと色域について比較した。
Figure 0004624680
上の表6に示したように、実施例1のインクセットは、実施例2のインクセットで印刷されたサンプルより優れた色域を呈する印刷サンプルをもたらした。
一定の好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく様々な修正、変更、省略、及び置換を成し得ることは、当業者には明らかであろう。例えば、実施例1では特定のビヒクルを使用することが示されているが、その他のビヒクルも使用することができる。さらに、式1及び/又は式2の染料を利用するインクセットのその他の組合せも首尾よく用いることができる。それ故、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。

Claims (4)

  1. 重量で2.0%〜7.0%の染料量を有する第1のマゼンタインクジェットインクと、
    重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ下記構造
    Figure 0004624680
    を有し、式中、各Mは、個々独立して、H又は一価イオンである、前記第1のマゼンタインクジェットインクとは同一の組成でない第2のマゼンタインクジェットインクと、
    重量で0.1%〜10.0%の染料量を有し且つ構造:
    Figure 0004624680
    を有し、式中、各Mは、個々独立して、H又は一価イオンであるブラックインクジェットインクと、
    重量で2.0%〜7.0%の染料量を有する第1のシアンインクジェットインクと、
    重量で0.1%〜2.0%の染料量を有し且つ前記第1のシアンインクジェットインクとは同一の組成でない第2のシアンインクジェットインクと、
    重量で2.0%〜10.0%の染料量を有するイエローインクジェットインクと、
    を含む、インクジェット印刷用の6ペンインクセット。
  2. 前記Mが、H、Na、Li、K、NH 、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項1に記載の6ペンインクセット。
  3. 前記Mが、H、Na、Li、K、NH 、及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項1又は2に記載の6ペンインクセット。
  4. 前記第2のシアンインクの染料が、Direct Blue199である、請求項1から3のいずれか1項に記載の6ペンインクセット。
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