JP4623822B2

JP4623822B2 - Residential indoor layout structure

Info

Publication number: JP4623822B2
Application number: JP2000394236A
Authority: JP
Inventors: 良一宮本
Original assignee: Sumitomo Forestry Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date: 2000-12-26
Filing date: 2000-12-26
Publication date: 2011-02-02
Anticipated expiration: 2020-12-26
Also published as: JP2002194907A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の室内配置構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近の住宅においては、家族のコミュニケーションを図るため、間仕切り壁を設けずにダイニングとリビングを隣接配置するとともに、該ダイニングに対面式のキッチンを隣接配置する室内構造とすることが多い。
【０００３】
また、住宅内に配置されるキッチンは、平面形状が矩形をなすように配置されるのが一般的であり、かかるキッチン内に設置される流し台、ガス台、調理台等からなるキッチンユニットや冷蔵庫、食器棚等のキッチン設備は、矩形平面状のキッチンの壁面に沿って配置されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにキッチンを対面式とすると、リビングに来客がいる場合に、来客にキッチン内を見られてしまうという問題を生じていた。
【０００５】
一方、キッチンにいる母親がリビングにいる子供の様子を見たい場合に、対面式キッチンであったとしてもキッチンからリビングが見えにくい場合があるという問題も生じていた。
【０００６】
また、キッチンの壁面に沿って冷蔵庫や食器棚を配置すると、冷蔵庫の方が食器棚よりも奥行きがあるため、キッチンの面積を十分取れない場合には、冷蔵庫とキッチンユニットとの間が狭くなり、冷蔵庫前の歩行や冷蔵庫の開閉がやりにくくなるとともに、その結果、キッチン内での作業効率自体が低下してしまうという問題を生じていた。
【０００７】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、リビングからキッチンへの視線を遮ることのできる住宅の室内配置構造を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る住宅の室内配置構造は請求項１に記載したように、平面形状が矩形をなすダイニングキッチンにリビングを隣接配置するとともに、前記ダイニングキッチンがダイニングスペースとキッチンスペースとに区分されるように該ダイニングキッチンにキッチンユニットを配置した住宅の室内配置構造において、
前記キッチンユニットを、前記ダイニングスペース及び前記キッチンスペースがそれぞれ台形をなすように前記ダイニングキッチンの短手方向又は長手方向に対して斜めに配置するとともに、前記キッチンユニットの前記リビング側の側方に目隠し手段を設けることで、前記キッチンスペースに向けられる前記リビングからの視線が前記目隠し手段によって遮られるように構成したものである。
【００１０】
また、本発明に係る住宅の室内配置構造は、前記目隠し手段を前記ダイニングスペース側に延設したものである。
【００１４】
請求項１に係る住宅の室内配置構造においては、キッチンユニットを、ダイニングスペース及びキッチンスペースがそれぞれ台形をなすようにダイニングキッチンの短手方向又は長手方向に対して斜めに配置するとともに、キッチンユニットのリビング側の側方に目隠し手段を設けることで、キッチンスペースに向けられるリビングからの視線が目隠し手段によって遮られるように構成してある。
【００１５】
このようにすると、リビングからはキッチンスペース内がより見えにくくなり、リビングに来客がいる場合でも、該リビングからの来客の視線を気にすることなく、キッチンスペースで家事を続けることが可能となる。
【００１７】
なお、リビングの形状については、ダイニングキッチンとは異なり、平面形状が矩形をなす必要はなく、任意に設定することができる。
【００１８】
キッチンユニットをどのように構成するかは任意であるが、主として、流し台、調理台及びガス台から構成することが考えられる。
【００１９】
ダイニングキッチンは、平面形状が矩形をなしており、該ダイニングキッチンに配置されたキッチンユニットによってダイニングスペースとキッチンスペースとに区分された、いわゆる対面式のダイニングキッチンとなっている。
【００２１】
斜めに平面配置するとは、矩形平面状をなすダイニングキッチンの短手方向及び長手方向のいずれに対しても非平行となるように配置するという意味であるが、キッチンスペースに向けられるリビングからの視線が目隠し手段によって遮られる限り、どの程度斜めに傾けるかは任意である。
【００２２】
目隠し手段は、リビングからの視線を遮ることができるのであればどのように構成するかは任意であり、キッチンユニットの側方に壁を立設して構成するほか、例えば、棚等の収納家具を配置したり、不透明のカーテンやロールスクリーンを設けたりしてこれを目隠し手段としてもかまわない。なお、かかるカーテンやロールスクリーンは、難燃性でかつ透光性を有する素材で形成することが考えられる。
【００２３】
目隠し手段は、キッチンユニットとほぼ同一幅となるように設けてもかまわないが、目隠し手段をダイニングスペース側に延設した場合においては、リビングからキッチンスペースへの視線を更に遮ることが可能となる。
【００２４】
また、第１の参考発明に係る住宅の室内配置構造においては、平面形状が矩形をなすダイニングキッチン及びリビングを互いに隣接配置するとともに、ダイニングキッチンに所定のキッチンユニットをその正面にてダイニングスペースが形成されるように配置し、ダイニングキッチンのうち、キッチンユニットの手前に形成されたキッチンスペースからリビングに向けられる視線が形成されるようにキッチンユニットを斜めに平面配置してあるため、キッチンスペースからリビングが見やすくなる。
【００２５】
ここで、斜めに平面配置するとは、矩形平面状をなすダイニングキッチンの短手方向及び長手方向のいずれに対しても非平行となるように配置するという意味であるが、キッチンスペースからリビングに向けられる視線が形成される限り、どの程度斜めに傾けるかは任意である。
【００２６】
なお、リビングの形状については、ダイニングキッチンとは異なり、平面形状が矩形をなす必要はなく、任意に設定することができる点や、矩形平面状のダイニングキッチンにキッチンユニットを斜めに配置したことによって、ダイニングキッチンに平面形状が概ね台形をなすキッチンスペース及びダイニングスペースが形成される点については、請求項１と同様である。また、リビング、キッチンユニット及びダイニングキッチンは、請求項１に係るリビング、キッチンユニット及びダイニングキッチンと同じ構成であるので、ここではその説明を省略する。
【００２７】
また、第２の参考発明に係るキッチン構造においては、奥行きの異なる複数のキッチン設備が壁面に沿って配置される際の配置状態における前記各キッチン設備と少なくとも２つの接点を有し前記各キッチン設備が仮想境界線を越えないように設定した仮想境界線と平行になるように該仮想境界線から所定幅だけ離間させて所定のキッチンユニットを設置してある。
【００２８】
このようにすると、奥行きに差がある複数のキッチン設備を配置する場合でも、キッチン設備とキッチンユニットとの間には、所定の幅が最小幅として確保されたキッチン作業スペースが設けられることとなる。
【００２９】
キッチンユニットをどのように構成するかは任意であるが、主として、流し台、調理台及びガス台から構成することが考えられる。
【００３０】
キッチン設備は、主として、冷蔵庫や食器棚が考えられるが、何を配置するかは任意であり、食器洗い機や調理台などを配置してもかまわない。また、キッチン設備の数も任意である。
【００３１】
キッチン設備を壁面に配置するにあたっては、どのように配置するか任意であり、キッチンの使いやすさ等を考慮して適宜決めればよいが、例えば、奥行きの大きい順又は小さい順に並ぶように配置することが考えられる。
【００３２】
仮想境界線は、キッチンの壁面に沿って配置されるキッチン設備の配置位置から設定される直線状の仮想線であり、奥行きの異なるキッチン設備のいわば前面ラインとなるので、壁面に対して非平行に設定されることとなる。
【００３３】
所定幅は、キッチン作業スペースでの作業性や該キッチンに隣接する居室、例えばダイニングやリビングの広さあるいは通路としての歩行容易性等を考慮して適宜定めればよい。
【００３４】
なお、キッチンは、対面式であるかどうかは問わない。すなわち、四方を壁や建具で囲まれたキッチンとしてもよいし、キッチンに隣接するダイニングとの間に対面開口が設けられた対面式のキッチンとしてもよい。
【００３５】
また、第３の参考発明に係るキッチン構造の設計方法においては、まず、奥行きの異なる複数のキッチン設備が壁面に沿って配置される際の配置位置を決定する。次に、該配置状態における各キッチン設備と少なくとも２つの接点を有する仮想境界線を前記各キッチン設備が該仮想境界線を越えないように設定する。次いで、該仮想境界線と平行になるように該仮想境界線から所定幅だけ離間させて所定のキッチンユニットが設置されるように該キッチンユニットの設置位置を決定する。
【００３６】
このようにすると、第２の参考発明に係るキッチン構造と同様、奥行きに差がある複数のキッチン設備を配置する場合でも、キッチン設備とキッチンユニットとの間には、所定の幅が最小幅として確保されたキッチン作業スペースが設けられることとなる。
【００３７】
キッチンユニット、キッチン設備、仮想境界線及び所定幅については、第２の参考発明と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【００３８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る住宅の室内配置構造の実施の形態と参考発明に係る実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【００３９】
（第１実施形態）
【００４０】
図１は、第１実施形態に係る住宅の室内配置構造１を示した平面図である。同図に示すように、本実施形態に係る住宅の室内配置構造１は、平面形状が矩形をなすダイニングキッチン２にリビング３を隣接配置してあるとともに、ダイニングキッチン２にキッチンユニット４を配置してある。
【００４１】
キッチンユニット４は、流し台、調理台、ガス台等を適宜組み合わせて構成してある。
【００４２】
ダイニングキッチン２は、該ダイニングキッチンに配置されたキッチンユニット４によって、キッチンユニット４の正面に形成されるダイニングスペース５と、キッチンユニット４の手前に形成されるキッチンスペース６とに区分され、いわゆる対面式のダイニングキッチン２となっている。
【００４３】
ここで、キッチンユニット４のリビング３側の側方には、目隠し手段である壁７を設けてあり、キッチンユニット４は、キッチンスペース６に向けられるリビング３からの視線が壁７によって遮られるように斜めに平面配置してある。
【００４４】
したがって、矩形平面状のダイニングキッチン２には、平面形状がそれぞれ台形をなすダイニングスペース５及びキッチンスペース６が形成されることとなる。
【００４５】
なお、キッチンスペース６には、冷蔵庫８及び食器棚９を壁面１０に沿って設置してあるとともに、キッチンユニット４のダイニングスペース５側には、平面形状が概ね台形をなすカウンタ１１を設けてある。
【００４６】
本実施形態に係る住宅の室内配置構造１においては、リビング３からキッチンスペース６に向けられる視線は、同図破線の矢印で示したように、キッチンユニット４の側方に設けられた目隠し手段である壁７によって遮られる。
【００４７】
また、キッチンユニット４は、矩形をなすダイニングキッチン２の短手方向又は長手方向に対して従来のように平行に配置されるのではなく、キッチンスペース６に向けられるリビング３からの視線が壁７によって遮られるように斜めに配置してあるので、壁７による目隠し作用と相まってリビング３からはキッチンスペース６内がより見えにくくなる。
【００４８】
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の室内配置構造１によれば、キッチンユニット４のリビング３側の側方に壁７を設けるとともにキッチンユニット４をキッチンスペース６に向けられるリビング３からの視線が壁７によって遮られるようにダイニングキッチン２に斜めに配置したので、リビング３からキッチンスペース６を見えにくくすることができる。
【００４９】
したがって、リビング３に来客がいる場合でも、該リビングからの来客の視線を気にすることなく、キッチンスペース６で家事を続けることが可能となる。
【００５０】
本実施形態では、キッチンユニット４のリビング３側の側方に目隠し手段として壁７を設けたが、図２に示すように、目隠し手段をダイニングスペース５側に延設した壁２１としてもかまわない。かかる場合には、同図破線矢印で示したように、リビング３からキッチンスペース６への視線をより遮ることが可能となる。
【００５１】
（第２実施形態〜第１の参考発明に係る実施形態）
【００５２】
次に、第２実施形態に係る住宅の室内配置構造の実施の形態について説明する。なお、第１実施形態と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【００５３】
図３は、第２実施形態に係る住宅の室内配置構造３１を示した平面図である。同図に示すように、本実施形態に係る住宅の室内配置構造３１は、平面形状が矩形をなすダイニングキッチン３２にリビング３を隣接配置してあるとともに、ダイニングキッチン３２にキッチンユニット３４を配置してある。
【００５４】
キッチンユニット３４は、流し台、調理台、ガス台等を適宜組み合わせて構成してあるとともに、そのリビング側の側方には仕切り壁３７を立設してある。
【００５５】
ダイニングキッチン３２は、該ダイニングキッチンに配置されたキッチンユニット３４によって、キッチンユニット３４の正面に形成されるダイニングスペース３５と、キッチンユニット３４の手前に形成されるキッチンスペース３６とに区分され、いわゆる対面式のダイニングキッチン３２となっている。
【００５６】
ここで、キッチンユニット３４は、キッチンスペース３６からリビング３に向けられる視線が形成されるように斜めに平面配置してある。
【００５７】
したがって、矩形平面状のダイニングキッチン３２には、平面形状がそれぞれ台形をなすダイニングスペース３５及びキッチンスペース３６が形成されることとなる。
【００５８】
なお、キッチンスペース３６には、冷蔵庫８及び食器棚９を壁面１０に沿って設置してあるとともに、キッチンユニット３４のダイニングスペース３５側には、平面形状が概ね台形をなすカウンタ３３を設けてある。
【００５９】
本実施形態に係る住宅の室内配置構造３１においては、キッチンユニット３４は、矩形をなすダイニングキッチン３２の短手方向又は長手方向に対して従来のように平行に配置されるのではなく、キッチンスペース３６からリビング３に向けられる視線が形成されるように斜めに配置してあるので、同図破線の矢印で示したように、キッチンスペース３６からリビング３が見やすくなる。
【００６０】
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の室内配置構造３１によれば、キッチンスペース３６からリビング３に向けられる視線が形成されるようにキッチンユニット３４を斜めに平面配置したので、キッチンスペース３６からリビング３を見やすくすることができる。
【００６１】
したがって、例えばリビング３で幼い子供が遊んでいる場合、キッチンスペース３６で家事をしている母親は、該リビングへ視線を向けることによって子供の様子を伺い知ることが可能となり、家事を中断することなく幼い子供に目を配ることが可能となる。
【００６２】
本実施形態では、キッチンユニット３４のリビング３側の側方に仕切り壁３７を設けたが、図４に示すようにかかる仕切り壁を省略することともに、該仕切り壁に代えて側方開口３８としてもかまわない。かかる場合には、キッチンスペース３６からリビング３への視線の角度が拡がり、リビング３がより見やすい状態となる。
【００６３】
（第３実施形態〜第２及び第３の参考発明に係る実施形態〜）
【００６４】
次に、第３実施形態に係るキッチン構造及びその設計方法の実施の形態について説明する。なお、第１実施形態及び第２実施形態と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
【００６５】
図５は、第３実施形態に係るキッチン構造を示した平面図である。同図に示すように、本実施形態に係るキッチン構造４１は、流し台、調理台、ガス台等を適宜組み合わせて構成されてなるキッチンユニット４２をその正面にダイニング４３が対面されるようにかつダイニング４３の側方に隣接配置されたリビング３が斜め前方に位置するように配置してなる。
【００６６】
キッチンユニット４２は、奥行きの異なる複数のキッチン設備としての冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６の配置位置に関連して設定される仮想境界線４７と平行になるように該仮想境界線から所定幅Ｗだけ離間させて設置してある。したがって、キッチンユニット４２と仮想境界線４７との間には、所定幅Ｗを最小幅としたキッチン作業スペース４８が形成されることとなる。
【００６７】
ここで、仮想境界線４７は、壁面４９に沿って冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６が配置されたときの配置状態において、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６と２つの接点Ａ、Ｂを有し、かつ該冷蔵庫、食器洗い機及び食器棚が該仮想境界線を越えないように設定してある。
【００６８】
本実施形態に係るキッチン構造４１を設計するには、まず、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６といった奥行きに差がある複数のキッチン設備を壁面４９のどの位置に配置するのか、すなわち、壁面４９に沿った冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６の配置位置を決定する。
【００６９】
奥行きの異なる冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６を壁面４９に沿ってどのように位置決めするかは、冷蔵庫４４からの食材の取り出し、該食材を使ったキッチンユニット４２での調理、食器棚４６からの食器の取り出し、調理された料理の食器への盛り付け、食事後の片づけ、食器洗い機４５内への食器の収納といったキッチン作業スペース４８内での一連の作業動線や作業性を考えて適宜決定すればよい。本実施形態においては、奥行き寸法の大きなキッチン設備、すなわち、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６を入り口に近い方から順次配置するものとした。
【００７０】
次に、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６の配置位置が決定されたならば、かかる配置状態における冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６と２つの接点Ａ、Ｂを有し、かつ該冷蔵庫、食器洗い機及び食器棚が越えないように仮想境界線４７を設定する。
【００７１】
かかる仮想境界線４７は、本実施形態では図５でわかるように、Ａ点で冷蔵庫４４の隅部と接するとともにＢ点で食器棚４６の隅部と接するように設定してあり、両者の間に配置される食器洗い機４５は、該仮想境界線の内側（壁面４９側）に配置されることとなる。
【００７２】
仮想境界線４７を設定したならば、次に、かかる仮想境界線４７と平行になるように該仮想境界線から所定幅Ｗだけ離間させてキッチンユニット４２が設置されるように該キッチンユニットの設置位置を決定する。
【００７３】
所定幅Ｗは、ダイニング４３やリビング３の広さとの兼ね合いを考慮しつつ、キッチン作業スペース４８での作業動線や作業性あるいは通路としての歩行容易性を考慮して適宜定めればよい。
【００７４】
このように本実施形態に係るキッチン構造４１及びその設計方法においては、上述するように設定された仮想境界線４７と平行になるように該仮想境界線から所定幅Ｗだけ離間させてキッチンユニット４２を設置してあるため、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６といった奥行きに差がある複数のキッチン設備を配置する場合でも、かかるキッチン設備とキッチンユニット４２との間に拡がるキッチン作業スペース４８は、最も狭い箇所でも所定幅Ｗが最小幅として確保されることとなる。
【００７５】
以上説明したように、本実施形態に係るキッチン構造及びその設計方法によれば、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６といった奥行きに差がある複数のキッチン設備がはみ出さないように壁面４９側に向けて後退させた仮想境界線４７を設定し、該仮想境界線と平行になるようにキッチンユニット４２を配置したので、奥行きの異なる複数のキッチン設備を壁面に配置する場合でも、キッチン作業スペース４８内で所望の幅Ｗを最小幅として確保することが可能となり、キッチン内での家事の効率を大幅に向上させることができるとともに、狭くて通りにくいといった事態も未然に防止することが可能となる。
【００７６】
本実施形態では特に言及しなかったが、同図に示すように、キッチン構造４１がキッチンユニット４２の正面側にてダイニング４３と隣接して対面式のキッチンとなっているとともに、ダイニング４３がリビング３と隣接している場合においては、冷蔵庫４４、食器洗い機４５及び食器棚４６といった奥行きの異なる複数のキッチン設備の配置位置を決定するにあたり、上述したようなキッチン内での作業動線や作業性を配置位置の判断基準とすることに加えて、あるいはこれに代えて、リビング３との関係を判断基準とするようにしてもかまわない。
【００７７】
すなわち、リビング３からキッチン作業スペース４８を見せたくない場合においては、キッチンユニット４２がリビング３と反対方向を向くように、すなわち、仮想境界線４７がリビング３と反対方向を向くように、キッチン作業スペース４８の入り口に近い方から奥行きの大きい順、すなわち、冷蔵庫４４、食器洗い機４５、食器棚４６の順に壁面４９に沿って配置する。
【００７８】
これとは逆に、リビング３で幼い子供が遊んでいる子供をキッチン作業スペース４８から見たい場合には、図６に示すように、キッチンユニット４２がリビング３の方向を向くように、すなわち、仮想境界線４７がリビング３を向くように、キッチン作業スペース４８の入り口に近い方から奥行きの小さい順、すなわち、食器棚４６、食器洗い機４５、冷蔵庫４４の順に壁面４９に沿って配置する。
【００７９】
また、本実施形態では、奥行き寸法の関係上、仮想境界線４７は、Ａ点で冷蔵庫４４の隅部と接するとともにＢ点で食器棚４６の隅部と接するように設定され、両者の間に配置される食器洗い機４５は、該仮想境界線の内側（壁面４９側）に配置されることとなったが、場合によっては、図７に示すような仮想境界線４７′となることもありえる。すなわち、同図に示す仮想境界線４７′は、Ａ′点で冷蔵庫４４の隅部と接するとともにＢ′点で食器洗い機４５の隅部と接するように設定してあり、奥に配置される食器棚４６は、該仮想境界線の内側（壁面４９側）に配置されることとなる。
【００８０】
また、本実施形態では、キッチンを対面式としたが、本発明に係るキッチン構造は対面式のキッチンに限るものではなく、四方を壁や建具で囲まれた対面開口を設けないキッチンとしてもかまわない。
【００８１】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る住宅の室内配置構造によれば、キッチンユニットのリビング側の側方に目隠し手段を設けるとともにキッチンユニットをダイニングキッチンに斜めに配置したので、リビングからキッチンスペースへの視線を遮ることが可能となり、リビングからキッチンスペースを見えにくくすることができる。
【００８４】
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る住宅の室内配置構造を示した平面図。
【図２】第１実施形態の変形例に係る住宅の室内配置構造を示した平面図。
【図３】第２実施形態に係る住宅の室内配置構造を示した平面図。
【図４】第２実施形態の変形例に係る住宅の室内配置構造を示した平面図。
【図５】第３実施形態に係るキッチン構造を示した平面配置図。
【図６】第３実施形態の変形例に係るキッチン構造を示した平面配置図。
【図７】第３実施形態の変形例に係るキッチン構造を示した平面配置図。
【符号の説明】
１、３１住宅の室内配置構造
２、３２ダイニングキッチン
３リビング
４、３４キッチンユニット
５、３５ダイニングスペース
６、３６キッチンスペース
７、２１壁（目隠し手段）
４１キッチン構造
４２キッチンユニット
４４冷蔵庫（キッチン設備）
４５食器洗い機（キッチン設備）
４６食器棚（キッチン設備）
４７、４７′ 仮想境界線
４９壁面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an indoor arrangement structure of a house .
[0002]
[Prior art]
In recent houses, in order to communicate with the family, a dining room and a living room are arranged adjacent to each other without providing a partition wall, and a facing kitchen is often arranged adjacent to the dining room.
[0003]
In addition, kitchens arranged in houses are generally arranged so that the planar shape is rectangular, and kitchen units and refrigerators such as sinks, gas stands, and cooking tables installed in such kitchens are used. Kitchen equipment such as a cupboard is arranged along the wall of a rectangular flat kitchen.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the kitchen is face-to-face as described above, there is a problem that when the guest is in the living room, the customer can see the inside of the kitchen.
[0005]
On the other hand, when the mother in the kitchen wants to see the child in the living room, even if it is a face-to-face kitchen, the living room may be difficult to see from the kitchen.
[0006]
In addition, if you place a refrigerator or cupboard along the wall of the kitchen, the refrigerator is deeper than the cupboard, so if there is not enough room for the kitchen, the space between the refrigerator and the kitchen unit will be narrow. In addition, it has become difficult to walk in front of the refrigerator and to open and close the refrigerator, and as a result, the work efficiency in the kitchen itself has been reduced.
[0007]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and an object thereof is to provide a room arrangement housing capable of that shielding the line of sight to the kitchen from the living room.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the indoor arrangement structure of a house according to the present invention has a living room adjacent to a dining kitchen having a rectangular planar shape, and the dining kitchen is a dining space and a kitchen. In the indoor arrangement structure of the house in which the kitchen unit is arranged in the dining kitchen so as to be divided into spaces,
The kitchen unit is arranged obliquely with respect to the short side or the long side of the dining kitchen so that the dining space and the kitchen space each form a trapezoid, and is blindfolded on the side of the living room side of the kitchen unit. By providing the means, the line of sight from the living room directed to the kitchen space is blocked by the blindfolding means .
[0010]
Moreover, the indoor arrangement structure of the house which concerns on this invention extends the said blindfolding means to the said dining space side.
[0014]
In the indoor arrangement structure of the house which concerns on Claim 1, while arranging a kitchen unit diagonally with respect to the transversal direction or longitudinal direction of a dining kitchen so that a dining space and a kitchen space may each form a trapezoid, By providing the blindfold means on the side of the living room, the line of sight from the living room directed to the kitchen space is blocked by the blindfold means .
[0015]
This makes it difficult to see the interior of the kitchen space from the living room, and even if there are visitors in the living room, it is possible to continue housework in the kitchen space without worrying about the line of sight of visitors from the living room. .
[0017]
In addition, about the shape of the living room, unlike the dining kitchen, the planar shape does not need to be rectangular and can be arbitrarily set.
[0018]
Although how to comprise a kitchen unit is arbitrary, it is mainly considered to comprise from a sink, a cooking stand, and a gas stand.
[0019]
The dining kitchen is a so-called face-to-face dining kitchen that has a rectangular planar shape and is divided into a dining space and a kitchen space by a kitchen unit arranged in the dining kitchen.
[0021]
The diagonal plane arrangement means that the dining kitchen has a rectangular planar shape so that it is non-parallel to both the short side and the long side of the dining kitchen, but the line of sight from the living room facing the kitchen space As long as is obstructed by the blindfolding means, the tilting angle is arbitrary.
[0022]
As long as the blindfolding means can block the line of sight from the living room, it can be configured arbitrarily, and it can be constructed by standing a wall on the side of the kitchen unit. Or an opaque curtain or roll screen may be used as a blinding means. In addition, it is possible to form such a curtain and a roll screen with the material which has a flame retardance and translucency.
[0023]
The blindfolding means may be provided so as to be almost the same width as the kitchen unit, but when the blindfolding means is extended to the dining space side, it is possible to further block the line of sight from the living room to the kitchen space. .
[0024]
Further, in the indoor arrangement structure of the house according to the first reference invention , the dining kitchen and the living room having a rectangular planar shape are arranged adjacent to each other, and a predetermined kitchen unit is formed in the dining kitchen in front of the dining kitchen. In the dining kitchen, the kitchen unit is diagonally arranged in a plane so that a line of sight directed toward the living room is formed from the kitchen space formed in front of the kitchen unit. Becomes easier to see.
[0025]
Here, the diagonally arranged plane means that the dining kitchen having a rectangular planar shape is arranged so as to be non-parallel to both the short side and the long side of the dining kitchen. As long as the line of sight to be formed is formed, the tilting angle is arbitrary.
[0026]
Unlike the dining kitchen, the shape of the living room does not have to be rectangular, and it can be set arbitrarily, or the kitchen unit is placed diagonally on the rectangular flat dining kitchen. The point that the kitchen space and the dining space in which the planar shape substantially forms a trapezoid is formed in the dining kitchen is the same as in the first aspect. Moreover, since the living room, kitchen unit, and dining kitchen have the same configuration as the living room, kitchen unit, and dining kitchen according to claim 1, the description thereof is omitted here.
[0027]
Moreover, in the kitchen structure which concerns on 2nd reference invention , it has each said kitchen equipment in the arrangement | positioning state when the several kitchen equipment from which depth differs is arrange | positioned along a wall surface, and each said kitchen equipment A predetermined kitchen unit is installed at a predetermined width away from the virtual boundary line so as to be parallel to the virtual boundary line set so as not to exceed the virtual boundary line.
[0028]
In this way, even when a plurality of kitchen facilities having different depths are arranged, a kitchen work space in which a predetermined width is secured as a minimum width is provided between the kitchen facilities and the kitchen unit. .
[0029]
Although how to comprise a kitchen unit is arbitrary, it is mainly considered to comprise from a sink, a cooking stand, and a gas stand.
[0030]
As the kitchen facilities, a refrigerator and a cupboard are mainly considered, but what is arranged is arbitrary, and a dishwasher, a cooking table, or the like may be arranged. Moreover, the number of kitchen facilities is also arbitrary.
[0031]
In arranging the kitchen equipment on the wall surface, it is arbitrary how to arrange the kitchen equipment, and may be appropriately determined in consideration of the ease of use of the kitchen, etc., for example, arranged in order of increasing depth or decreasing order It is possible.
[0032]
The virtual boundary line is a straight virtual line set from the arrangement position of the kitchen equipment arranged along the wall surface of the kitchen, and is a front line of the kitchen equipment with different depths, so it is not parallel to the wall surface. Will be set.
[0033]
The predetermined width may be appropriately determined in consideration of workability in the kitchen work space, the size of a living room adjacent to the kitchen, for example, the size of a dining room or a living room, or ease of walking as a passage.
[0034]
It does not matter whether the kitchen is face-to-face. That is, it is good also as a kitchen surrounded on the four sides by walls and joinery, or a face-to-face kitchen in which a face-to-face opening is provided between the dining room adjacent to the kitchen.
[0035]
In the kitchen structure designing method according to the third reference invention , first, the arrangement position when a plurality of kitchen facilities having different depths are arranged along the wall surface is determined. Next, a virtual boundary line having at least two contact points with each kitchen facility in the arrangement state is set so that each kitchen facility does not exceed the virtual boundary line. Next, the installation position of the kitchen unit is determined so that the predetermined kitchen unit is installed at a predetermined width away from the virtual boundary line so as to be parallel to the virtual boundary line.
[0036]
In this way, as with the kitchen structure according to the second reference invention , even when a plurality of kitchen facilities having different depths are arranged, a predetermined width is set as the minimum width between the kitchen facility and the kitchen unit. A secured kitchen work space will be provided.
[0037]
The kitchen unit, the kitchen facility, the virtual boundary line, and the predetermined width are the same as those in the second reference invention, and thus the description thereof is omitted here.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment of a house indoor arrangement structure according to the present invention and an embodiment according to a reference invention will be described with reference to the accompanying drawings. Note that components that are substantially the same as those of the prior art are assigned the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
[0039]
(First embodiment)
[0040]
FIG. 1 is a plan view showing an indoor arrangement structure 1 of a house according to the first embodiment. As shown in the figure, in the indoor arrangement structure 1 of the house according to this embodiment, a living room 3 is arranged adjacent to a dining kitchen 2 having a rectangular planar shape, and a kitchen unit 4 is arranged in the dining kitchen 2. It is.
[0041]
The kitchen unit 4 is configured by appropriately combining a sink, a cooking table, a gas table, and the like.
[0042]
The dining kitchen 2 is divided into a dining space 5 formed in front of the kitchen unit 4 and a kitchen space 6 formed in front of the kitchen unit 4 by the kitchen unit 4 arranged in the dining kitchen. It is a dining kitchen 2 of the type.
[0043]
Here, on the side of the living room 3 side of the kitchen unit 4, a wall 7 that is a blindfold means is provided, so that the line of sight from the living room 3 facing the kitchen space 6 is blocked by the wall 7. Are arranged on a plane diagonally.
[0044]
Therefore, the dining space 5 and the kitchen space 6 whose planar shapes each form a trapezoid are formed in the rectangular planar dining kitchen 2.
[0045]
In the kitchen space 6, a refrigerator 8 and a cupboard 9 are installed along the wall surface 10, and a counter 11 having a substantially trapezoidal planar shape is provided on the dining space 5 side of the kitchen unit 4. .
[0046]
In the indoor arrangement structure 1 of the house according to the present embodiment, the line of sight directed from the living room 3 to the kitchen space 6 is a blindfold provided on the side of the kitchen unit 4 as indicated by the broken arrow in the figure. It is blocked by a certain wall 7.
[0047]
Further, the kitchen unit 4 is not arranged parallel to the short-side or long-side direction of the rectangular dining kitchen 2 as in the past, but the line of sight from the living room 3 facing the kitchen space 6 is the wall 7. Since it is arranged diagonally so as to be blocked by the wall 7, the interior of the kitchen space 6 becomes less visible from the living room 3 in combination with the blindfolding action by the wall 7.
[0048]
As described above, according to the indoor arrangement structure 1 of the house according to the present embodiment, the wall 7 is provided on the side of the kitchen unit 4 on the living room 3 side, and the kitchen unit 4 is directed from the living room 3 toward the kitchen space 6. Is arranged obliquely in the dining kitchen 2 so as to be blocked by the wall 7, the kitchen space 6 can be made difficult to see from the living room 3.
[0049]
Therefore, even when there are visitors in the living room 3, it is possible to continue housework in the kitchen space 6 without worrying about the line of sight of the visitors from the living room.
[0050]
In this embodiment, the wall 7 is provided as a blindfold means on the side of the kitchen unit 4 on the living room 3 side. However, as shown in FIG. 2, the blindfold means may be a wall 21 extending to the dining space 5 side. . In such a case, it is possible to further block the line of sight from the living room 3 to the kitchen space 6 as indicated by the broken line arrows in FIG.
[0051]
(Embodiments according to the second embodiment to the first reference invention )
[0052]
Next, an embodiment of the indoor arrangement structure of a house according to the second embodiment will be described. Note that components that are substantially the same as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0053]
FIG. 3 is a plan view showing the indoor arrangement structure 31 of the house according to the second embodiment. As shown in the figure, in the indoor arrangement structure 31 of the house according to the present embodiment, the living room 3 is arranged adjacent to a dining kitchen 32 having a rectangular planar shape, and a kitchen unit 34 is arranged in the dining kitchen 32. It is.
[0054]
The kitchen unit 34 is configured by appropriately combining a sink, a cooking table, a gas table, and the like, and a partition wall 37 is erected on the side of the living room.
[0055]
The dining kitchen 32 is divided into a dining space 35 formed in front of the kitchen unit 34 and a kitchen space 36 formed in front of the kitchen unit 34 by a kitchen unit 34 arranged in the dining kitchen, so-called facing each other. It is a dining kitchen 32.
[0056]
Here, the kitchen unit 34 is arranged in a plane so as to be oblique so that a line of sight directed from the kitchen space 36 to the living room 3 is formed.
[0057]
Therefore, the dining space 35 and the kitchen space 36 whose planar shapes each form a trapezoid are formed in the rectangular planar dining kitchen 32.
[0058]
In the kitchen space 36, the refrigerator 8 and the cupboard 9 are installed along the wall surface 10, and a counter 33 having a substantially trapezoidal planar shape is provided on the dining space 35 side of the kitchen unit 34. .
[0059]
In the indoor arrangement structure 31 of the house according to the present embodiment, the kitchen unit 34 is not arranged parallel to the short-side direction or the long-side direction of the rectangular dining kitchen 32 as in the related art, but the kitchen space. Since it is arranged obliquely so that a line of sight directed from 36 to the living room 3 is formed, the living room 3 can be easily seen from the kitchen space 36 as indicated by the broken arrow in FIG.
[0060]
As described above, according to the indoor arrangement structure 31 of the house according to the present embodiment, the kitchen unit 34 is arranged in an oblique plane so that the line of sight directed from the kitchen space 36 to the living room 3 is formed. The living room 3 can be easily seen from 36.
[0061]
Therefore, for example, when a young child is playing in the living room 3, the mother doing housework in the kitchen space 36 can see the child by turning his gaze toward the living room and interrupting the housework. It is possible to keep an eye on young children.
[0062]
In this embodiment, the partition wall 37 is provided on the side of the kitchen unit 34 on the living room 3 side. However, as shown in FIG. 4, the partition wall is omitted and a side opening 38 is used instead of the partition wall. It doesn't matter. In such a case, the angle of line of sight from the kitchen space 36 to the living room 3 is expanded, and the living room 3 becomes easier to see.
[0063]
(Third Embodiment -Embodiments according to Second and Third Reference Inventions- )
[0064]
Next, an embodiment of a kitchen structure and a design method thereof according to the third embodiment will be described. Note that components substantially the same as those in the first embodiment and the second embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0065]
FIG. 5 is a plan view showing a kitchen structure according to the third embodiment. As shown in the figure, the kitchen structure 41 according to the present embodiment includes a kitchen unit 42 configured by appropriately combining a sink, a cooking table, a gas table, and the like so that the dining 43 faces the front of the kitchen unit 42. The living room 3 arranged adjacent to the side of 43 is arranged so as to be located obliquely forward.
[0066]
The kitchen unit 42 is predetermined from the virtual boundary line so as to be parallel to the virtual boundary line 47 set in relation to the arrangement positions of the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 as a plurality of kitchen facilities having different depths. They are separated by a width W. Therefore, a kitchen work space 48 having a predetermined width W as a minimum width is formed between the kitchen unit 42 and the virtual boundary line 47.
[0067]
Here, in the arrangement state when the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 are arranged along the wall surface 49, the virtual boundary line 47 is connected to the refrigerator 44, the dishwasher 45, the cupboard 46, and the two contacts A, B and the refrigerator, dishwasher and cupboard are set so as not to cross the virtual boundary line.
[0068]
In order to design the kitchen structure 41 according to the present embodiment, first, in which position on the wall surface 49 a plurality of kitchen facilities having a difference in depth, such as the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46, are arranged. The arrangement position of the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 along 49 is determined.
[0069]
How to position the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 with different depths along the wall surface 49 is determined by taking out ingredients from the refrigerator 44, cooking in the kitchen unit 42 using the ingredients, and cupboards 46. Taking into account a series of work flow and workability in the kitchen work space 48 such as taking out the dishes from the kitchen, arranging the cooked dishes on the dishes, cleaning up after eating, and storing the dishes in the dishwasher 45 Just decide. In the present embodiment, kitchen equipment having a large depth dimension, that is, the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 are sequentially arranged from the side closer to the entrance.
[0070]
Next, if the arrangement positions of the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 are determined, the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 in the arrangement state have two contacts A and B, and A virtual boundary line 47 is set so that the refrigerator, dishwasher and cupboard do not cross.
[0071]
In this embodiment, as shown in FIG. 5, the virtual boundary line 47 is set so as to be in contact with the corner of the refrigerator 44 at the point A and in contact with the corner of the cupboard 46 at the point B. The dishwasher 45 to be disposed on the inside of the virtual boundary line (on the wall surface 49 side) will be disposed.
[0072]
If the virtual boundary line 47 is set, then the kitchen unit 42 is installed so that the kitchen unit 42 is installed at a predetermined width W from the virtual boundary line so as to be parallel to the virtual boundary line 47. Determine the position.
[0073]
The predetermined width W may be appropriately determined in consideration of the work flow line and workability in the kitchen work space 48 and the ease of walking as a passage while considering the balance with the size of the dining room 43 and the living room 3.
[0074]
Thus, in the kitchen structure 41 and the design method thereof according to the present embodiment, the kitchen unit 42 is separated from the virtual boundary line by a predetermined width W so as to be parallel to the virtual boundary line 47 set as described above. Therefore, even when a plurality of kitchen facilities such as the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 are arranged with different depths, the kitchen work space 48 extending between the kitchen facility and the kitchen unit 42 is The predetermined width W is secured as the minimum width even at the narrowest portion.
[0075]
As described above, according to the kitchen structure and the design method thereof according to the present embodiment, the wall surface 49 side prevents a plurality of kitchen facilities such as the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 from being protruded. Since the virtual boundary line 47 set back toward the virtual boundary line 47 is set and the kitchen unit 42 is arranged so as to be parallel to the virtual boundary line, the kitchen work space is provided even when a plurality of kitchen facilities having different depths are arranged on the wall surface. It is possible to secure a desired width W as a minimum width within 48, greatly improve the efficiency of housework in the kitchen, and prevent situations such as being narrow and difficult to pass through in advance. Become.
[0076]
Although not particularly mentioned in the present embodiment, as shown in the figure, the kitchen structure 41 is a face-to-face kitchen adjacent to the dining 43 on the front side of the kitchen unit 42, and the dining 43 is a living room. 3, when determining the arrangement positions of a plurality of kitchen facilities having different depths such as the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46, the work flow lines and workability in the kitchen as described above are used. In addition to or as an alternative to determining the arrangement position, the relationship with the living room 3 may be used as the determination criterion.
[0077]
That is, when it is not desired to show the kitchen work space 48 from the living room 3, the kitchen work is performed so that the kitchen unit 42 faces in the opposite direction to the living room 3, that is, the virtual boundary line 47 faces in the opposite direction to the living room 3. They are arranged along the wall surface 49 in order of increasing depth from the side closer to the entrance of the space 48, that is, the refrigerator 44, the dishwasher 45, and the cupboard 46 in this order.
[0078]
On the contrary, when a child playing with a young child in the living room 3 is to be seen from the kitchen work space 48, as shown in FIG. 6, the kitchen unit 42 faces the living room 3, that is, The virtual boundary line 47 is arranged along the wall surface 49 in order of decreasing depth from the side closer to the entrance of the kitchen work space 48, that is, the cupboard 46, the dishwasher 45, and the refrigerator 44 in this order.
[0079]
In the present embodiment, the virtual boundary line 47 is set so as to be in contact with the corner of the refrigerator 44 at the point A and in contact with the corner of the cupboard 46 at the point B because of the depth dimension. The dishwasher 45 to be arranged is arranged on the inner side (the wall surface 49 side) of the virtual boundary line. However, in some cases, the dishwasher 45 may be a virtual boundary line 47 'as shown in FIG. That is, the virtual boundary line 47 'shown in the figure is set so as to be in contact with the corner of the refrigerator 44 at the point A' and to be in contact with the corner of the dishwasher 45 at the point B '. The shelf 46 is arranged inside the virtual boundary line (on the wall surface 49 side).
[0080]
Further, in this embodiment, the kitchen is a face-to-face type, but the kitchen structure according to the present invention is not limited to a face-to-face type kitchen, and may be a kitchen that does not have a face-to-face opening surrounded by walls and fittings on all sides. Absent.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the indoor arrangement structure of the house according to the present invention, since the blindfolding means is provided on the side of the living room side of the kitchen unit and the kitchen unit is arranged obliquely in the dining kitchen, from the living room to the kitchen space. It is possible to block the line of sight and make it difficult to see the kitchen space from the living room.
[0084]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an indoor arrangement structure of a house according to a first embodiment.
FIG. 2 is a plan view showing an indoor arrangement structure of a house according to a modification of the first embodiment.
FIG. 3 is a plan view showing an indoor arrangement structure of a house according to a second embodiment.
FIG. 4 is a plan view showing an indoor arrangement structure of a house according to a modification of the second embodiment.
FIG. 5 is a plan view showing a kitchen structure according to a third embodiment.
FIG. 6 is a plan view showing a kitchen structure according to a modification of the third embodiment.
FIG. 7 is a plan view showing a kitchen structure according to a modification of the third embodiment.
[Explanation of symbols]
1, 31 Indoor arrangement structure of house 2, 32 Dining kitchen 3 Living 4, 34 Kitchen unit 5, 35 Dining space 6, 36 Kitchen space 7, 21 Wall (blindfolding means)
41 Kitchen structure 42 Kitchen unit 44 Refrigerator (kitchen equipment)
45 Dishwasher (kitchen equipment)
46 Cupboard (kitchen equipment)
47, 47 'Virtual boundary line 49 Wall surface

Claims

In the indoor arrangement structure of the house in which the living room is arranged adjacent to the dining kitchen having a rectangular planar shape, and the kitchen unit is arranged in the dining kitchen so that the dining kitchen is divided into a dining space and a kitchen space,
The kitchen unit is arranged obliquely with respect to the short side or the long side of the dining kitchen so that the dining space and the kitchen space each form a trapezoid, and is blindfolded on the side of the living room side of the kitchen unit. An indoor arrangement structure of a house, characterized in that, by providing means, a line of sight from the living room directed to the kitchen space is blocked by the blindfolding means .

The indoor arrangement structure of a house according to claim 1, wherein the blindfolding means is extended to the dining space side.