JP4623654B2 - 電気電子機器収納用キャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、制振性能を向上させた電気電子機器収納用キャビネットに関するものである。
配電盤、分電盤、通信機器収納盤などの電気電子機器収納用キャビネットは、その内部に電力線や通信回線などの重要なライフラインを収納しているため、地震の際にも内部機器を確実に保護する機能が求められている。
そこで特許文献1や特許文献2に示されるように、キャビネットを外キャビネットと内キャビネットとの内外二重構造とし、それらの間に粘弾性体からなる制振部材を設けて内部機器を保護する構造が提案されている。ところが想定以上の強い地震が発生した場合には、内キャビネットが外キャビネットの外装パネルに衝突したり、粘弾性体が変位の限界に達して破損し、内キャビネットが脱落して内部機器にダメージを与えるおそれがあった。
特表平11−501499号公報 特開2002−281616号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、想定以上の強い地震が発生した場合にも、粘弾性体の破損を防止するとともに、内部機器のダメージを防止することができる電気電子機器収納用キャビネットを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、フレームを持つ外キャビネットと、この外キャビネットの内側に粘弾性体からなる制振部材を介して支持された内キャビネットとからなり、内キャビネットの端部が水平方向に振動したときに外キャビネットの横フレームまたは奥行きフレームに当たる位置にあり、かつ、内キャビネットの端部と横フレームまたは奥行きフレームとの距離が、前記粘弾性体の限界変位量より小さく設定されていることを特徴とするものである。
本発明の電気電子機器収納用キャビネットは、内キャビネットの下端部が水平方向に振動したときに外キャビネットの横フレームまたは奥行きフレームに当たる位置にあり、かつ、内キャビネットの端部から横フレームまたは奥行きフレームまでの距離が、前記粘弾性体の限界変位量より小さく設定されているので、想定以上の強い地震が発生した場合にも、粘弾性体の破損を防止することができる。また想定以上の強い地震が発生した場合にも、内キャビネットの端部を外キャビネットの横フレームまたは奥行きフレームに当てて、内部機器を保護することができる。
図1は本発明の実施形態を示す全体斜視図、図2は要部の分解斜視図である。この実施形態の電気電子機器収納用キャビネットは、通常のフレーム構造の外キャビネット1と、その内部に設けられた内キャビネット2とからなる二重構造となっている。それらの間には粘弾性体からなる制振部材3が配置され、内キャビネット2の内部に収納された電気電子機器を振動から保護している。図1の内キャビネット2は上下のレール取付板4に金具5を介して機器取付レール6を取り付けた構造であるが、内キャビネット2の形態については後述するように種々の変形が可能である。
図3に示されるように、この実施形態の制振部材3は下から順に、下プレート7、下取付板8、下層の粘弾性体9、中プレート10、上層の粘弾性体11、上取付板12、上プレート13を積層したものである。そして下プレート7を外キャビネット1の奥行きフレーム17に固定し、上プレート13を内キャビネット2のレール取付板4に固定してある。粘弾性体9、11としては市販の粘弾性ゴムを用いることができる。
なお、15は中プレート10の両側にねじ止めされた荷重支持部材であり、垂直荷重による粘弾性体9、11の変形を防止するためのものである。荷重支持部材15の上下面はフッ素樹脂加工されており、下プレート7及び上プレート13と接触しつつスライドできるようになっている。
図4は制振部材3の取付部分を示したもので、上プレート13に固定された内キャビネット2のレール取付板4の端部16を下向きに屈曲させてある。この端部16は外キャビネットの奥行きフレーム17または横フレーム18に当たる位置にある。かつ、この内キャビネット2の端部16と奥行きフレーム17または横フレーム18との距離sは、粘弾性体9、11の限界変位量より小さく設定されている。なお、端部16には緩衝材19を取り付けておくことが好ましい。
このように構成された本発明の電気電子機器収納用キャビネットは、地震による横揺れを受けたときには、粘弾性体9、11がせん断変形して内キャビネット2の振動を吸収するが、想定以上の極めて強い地震が発生した場合は、図5に示すように内キャビネット2の端部16が外キャビネット1の奥行きフレーム17または横フレーム18に当たり、それ以上の内キャビネット2の振動を阻止して、粘弾性体9、11の破損を防止する。なお、外キャビネット1の奥行きフレーム17や横フレーム18は外装パネルよりも強度がはるかに大きいので、容易に破損するおそれはない。これにより内キャビネット2の最大振幅は規制されるため、内キャビネット2が脱落するおそれもなくなり、搭載された内部機器を確実に保護することができる。
しかも平常時における内キャビネット2の端部16から奥行きフレーム17または横フレーム18までの距離sは、粘弾性体9、11の限界変位量より小さく設定されているので、図5に示すように内キャビネット2の端部16が外キャビネット1の奥行きフレーム17または横フレーム18に当たったときにも粘弾性体9、11の変位はなお限界内にあり、破損することはない。従って地震が収まれば粘弾性体9、11は図4の平常位置まで自然に復帰する。
この実施形態では制振部材3は内キャビネット2の上下四隅に合計8個が配置されている。しかし、上面の4個の制振部材3は荷重支持部材11のない一般的な制振部材を用いたり、ワイヤーやバネ等で連結したりする構造としてもよい。
以上に説明した実施形態では、内キャビネット2は上下のレール取付板4に金具5を介して機器取付レール6を取り付けた構造であったが、図6に示すようにレール取付板4上に補助レール20を取り付け、これらの補助レール20に機器取付レール6を取り付けることもできる。このような構造とすれば、機器取付レール6の位置調節が容易となる。また図7に示すようにレール取付板4を枠状とすることも可能であり、さらに内キャビネット2をボックス状とすることも可能である。このように、内キャビネット2の形態については様々な変形が可能である。
本発明の実施形態を示す全体斜視図である。 要部の分解斜視図である。 制振部材の側面図である。 制振部材の取付部分の説明図である。 制振部材の作動状態の説明図である。 内キャビネットの変形例を示す斜視図である。 内キャビネットの他の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 外キャビネット
2 内キャビネット
3 制振部材
4 レール取付板
5 金具
6 機器取付レール
7 下プレート
8 下取付板
9 粘弾性体
10 中プレート
11 粘弾性体
12 上取付板
13 上プレート
15 荷重支持部材
16 端部
17 奥行きフレーム
18 横フレーム
19 緩衝材
20 補助レール
s 端部とフレームとの距離

Claims (1)

  1. フレームを持つ外キャビネットと、この外キャビネットの内側に粘弾性体からなる制振部材を介して支持された内キャビネットとからなり、内キャビネットの端部が水平方向に振動したときに外キャビネットの横フレームまたは奥行きフレームに当たる位置にあり、かつ、内キャビネットの端部と横フレームまたは奥行きフレームとの距離が、前記粘弾性体の限界変位量より小さく設定されていることを特徴とする電気電子機器収納用キャビネット。
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Citations (6)

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JPS62132048A (ja) * 1985-11-30 1987-06-15 Toshiba Corp 防振装置
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