JP4621447B2 - 被解凍物の水槽式解凍方法及び装置 - Google Patents
被解凍物の水槽式解凍方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4621447B2 JP4621447B2 JP2004198672A JP2004198672A JP4621447B2 JP 4621447 B2 JP4621447 B2 JP 4621447B2 JP 2004198672 A JP2004198672 A JP 2004198672A JP 2004198672 A JP2004198672 A JP 2004198672A JP 4621447 B2 JP4621447 B2 JP 4621447B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- thawed
- water
- thawing
- water tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Description
水槽内に浸漬した被解凍物に磁場を作用させつつ該水槽内の水温を温度調節手段で温度調節し、該被解凍物の温度上昇に応じて該水温を降下させながら解凍する被解凍物の水槽式解凍方法であって、
該水温と該被解凍物の表面温度とを検出して、解凍開始時は該水温を40℃以下の温水域に設定した初期設定値に一定に保持して、該表面温度が所定の第1の設定温度に上昇するまでは該水温を高く維持し、該表面温度が該第1の設定温度に至った後は、該被解凍物の表面温度に応じて該水温を降下させ、該表面温度が第2の設定温度を上回った以後は、該水温を任意の所定値に一定に保持し、
該第1の設定温度は、該被解凍物の融解温度帯域を含んでこれよりも低く設定され、
該第2の設定温度は、該被解凍物の融解温度帯域内の所定値に設定されている、
被解凍物を収容する解凍用水槽と、
該水槽に設けられて該水槽内に磁場を作用させる磁場発生手段と、
該水槽内の水の温度を調節する温度調節手段と、
該水槽内の水の温度を検出する水温センサーと、
該水槽内に収容される被解凍物の表面温度を検出する表面温度センサーと、
該表面温度センサー及び水温センサーからの出力に応じて温度調節手段の作動を制御する制御器と、
を備えた被凍結物の水槽式解凍装置であって、
該制御器は、解凍の開始後、該被解凍物の表面温度が所定の第1の設定温度に上昇するまでは水温を高く維持し、該表面温度が該1の設定温度に至ると、該被解凍物の表面温度に応じて、該水温を降下させさせ、該表面温度が第2の設定温度を上回った以後は、該水温を任意の所定値に一定に保持し、
該第1の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域を含んでこれよりも低く設定され、
該第2の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域内の所定値に設定されている、
ことを特徴とする。
被解凍物を収容する解凍用水槽と、
該水槽に設けられて該水槽内に磁場を作用させる磁場発生手段と、
該水槽内の水の温度を調節する温度調節手段と、
該水槽内の水の温度を検出する水温センサーと、
該水槽内に収容される被解凍物の表面温度を検出する表面温度センサーと、
該被解凍物に埋め込まれてその中芯部の温度を検出する芯部温度センサーと、
該芯部温度センサーと表面温度センサー及び水温センサーからの出力に応じて温度調節手段の作動を制御する制御器と、
を備えた被凍結物の水槽式解凍装置であって、
該制御器は、解凍の開始後、該被解凍物の表面温度が所定の第1の設定温度に上昇するまでは水温を高く維持し、該表面温度が該第1の設定温度に至ると、該被解凍物の表面温度と中芯部温度との差温に応じて、該差温が小さい程、該水温を低く設定し、該表面温度が第2の設定温度まで上昇すると該水温を2〜5°Cの範囲内の任意値に設定される低温側保持設定値に一定に保持し、
前記第1の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域を含んでこれよりも低く設定され、
前記第2の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域内の所定値に設定されている、
ことを特徴とする。
前記静磁場を発生する磁石と、前記水槽の周囲に配設されて前記静磁場に重畳させて磁束密度1ミリガウス〜50ガウスの範囲の動磁場を発生させる動磁場発生手段とからなる、ことを特徴とする。
4 解凍用水槽
6 被解凍物
10 磁石(静磁場発生手段)
12 電磁コイル(動磁場発生手段)
14 温度調節手段
16 ヒーター(加温側の温度調節手段)
18 冷凍サイクル(冷却側の温度調節手段)
30 エアーポンプ(攪拌手段)
34 制御器
36 水温センサー
38 表面温度センサー
40 芯部温度センサー
Claims (18)
- 水槽内に浸漬した被解凍物に磁場を作用させつつ該水槽内の水温を温度調節手段で温度調節し、該被解凍物の温度上昇に応じて該水温を降下させながら解凍する被解凍物の水槽式解凍方法であって、
該水温と該被解凍物の表面温度とを検出して、解凍開始時は該水温を40℃以下の温水域に設定した初期設定値に一定に保持して、該表面温度が所定の第1の設定温度に上昇するまでは該水温を高く維持し、該表面温度が該第1の設定温度に至った後は、該被解凍物の表面温度に応じて該水温を降下させ、該表面温度が第2の設定温度を上回った以後は、該水温を任意の所定値に一定に保持し、
該第1の設定温度は、該被解凍物の融解温度帯域を含んでこれよりも低く設定され、
該第2の設定温度は、該被解凍物の融解温度帯域内の所定値に設定されている、
ことを特徴とする被解凍物の水槽式解凍方法。 - 前記第1の設定温度が、前記被解凍物の融解温度帯域の下限値よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 前記表面温度が高くなる程、前記水温の降下値を小さくしていくことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 前記被解凍物の中心部温度を検出し、該中心部温度と前記表面温度との差温が小さくなる程、前記水温の降下値を小さくすることを特徴とする請求項3に記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 前記表面温度が前記融解温度帯域の下限値以上になった場合には、前記水温を直ちに2〜5°Cの範囲内の任意値に設定される低温側保持設定値まで降下させることを特徴とする請求項4に記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 前記被解凍物の表面温度が0°C 以上で、かつ表面温度と中芯温度との差温が0° 〜5°K の範囲の任意の所定値以内になったときに解凍を終了することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 前記磁場が、前記水槽の周囲に配設された磁石によって発生される磁束密度1 ガウス〜5 0 ガウスの範囲の静磁場であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 前記磁場が、前記静磁場と前記水槽の周囲に配設された動磁場発生手段から発生されて前記静磁場に重畳される磁束密度1ミリガウス〜50ガウスの範囲の動磁場とからなることを特徴とする請求項7に記載の被解凍物の水槽式解凍方法。
- 被解凍物を収容する解凍用水槽と、
該水槽に設けられて該水槽内に磁場を作用させる磁場発生手段と、
該水槽内の水の温度を調節する温度調節手段と、
該水槽内の水の温度を検出する水温センサーと、
該水槽内に収容される被解凍物の表面温度を検出する表面温度センサーと、
該表面温度センサー及び水温センサーからの出力に応じて温度調節手段の作動を制御する制御器と、 、
を備えた被凍結物の水槽式解凍装置であって、
該制御器は、解凍の開始後、該被解凍物の表面温度が所定の第1の設定温度に上昇するまでは水温を高く維持し、該表面温度が該第1の設定温度に至ると、該被解凍物の表面温度に応じて、該水温を降下させ、該表面温度が第2の設定温度を上回った以後は、該水温を任意の所定値に一定に保持し、
該第1の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域を含んでこれよりも低く設定され、
該第2の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域内の所定値に設定されている、
ことを特徴とする被解凍物の水槽式解凍装置。 - 前記制御器は、前記表面温度が前記第2の設定温度を上回ると、前記水温を2〜5°Cの範囲内の任意値に設定される低温側保持設定値に一定に保持する、ことを特徴とする請求項9に記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 被解凍物を収容する解凍用水槽と、
該水槽に設けられて該水槽内に磁場を作用させる磁場発生手段と、
該水槽内の水の温度を調節する温度調節手段と、
該水槽内の水の温度を検出する水温センサーと、
該水槽内に収容される被解凍物の表面温度を検出する表面温度センサーと、
該被解凍物に埋め込まれてその中芯部の温度を検出する芯部温度センサーと、
該芯部温度センサーと表面温度センサー及び水温センサーからの出力に応じて温度調節手段の作動を制御する制御器と、
を備えた被凍結物の水槽式解凍装置であって、
該制御器は、解凍の開始後、該被解凍物の表面温度が所定の第1の設定温度に上昇するまでは水温を高く維持し、該表面温度が該第1の設定温度に至ると、該被解凍物の表面温度と中芯部温度との差温に応じて、該差温が小さい程、該水温を低く設定し、該表面温度が第2の設定温度まで上昇すると該水温を2〜5°Cの範囲内の任意値に設定される低温側保持設定値に一定に保持し、
前記第1の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域を含んでこれよりも低く設定され、
前記第2の設定温度は、前記被解凍物の融解温度帯域内の所定値に設定されている、
ことを特徴とする被解凍物の水槽式解凍装置。 - 前記第1の設定温度が、前記被解凍物の融解温度帯域の下限値よりも低く設定されている、ことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 前記磁場発生手段が、前記水槽の周囲に配設されて磁束密度1ガウス〜50ガウスの範囲の静磁場を発生する磁石である、ことを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 前記磁場が、前記静磁場を発生する磁石と、前記水槽の周囲に配設されて前記静磁場に重畳させて磁束密度1ミリガウス〜50ガウスの範囲の動磁場を発生させる動磁場発生手段とからなる、ことを特徴とする請求項13に記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 前記水槽内の水を攪拌する攪拌手段を備えたことを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 前記攪拌手段が、水槽内にその内壁に沿った旋回流を起こさせる空気を供給するポンプであることを特徴とする請求項15に記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 前記攪拌手段が、水槽内にその内壁に沿った旋回流を起こさせる水を循環供給するポンプであることを特徴とする請求項15に記載の被解凍物の水槽式解凍装置。
- 前記被解凍物はプラスチック包装袋に減圧密封した状態で入槽されることを特徴とする請求項1〜17に記載の被解凍物の水槽式解凍方法及び解凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198672A JP4621447B2 (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | 被解凍物の水槽式解凍方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004198672A JP4621447B2 (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | 被解凍物の水槽式解凍方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005348708A JP2005348708A (ja) | 2005-12-22 |
JP4621447B2 true JP4621447B2 (ja) | 2011-01-26 |
Family
ID=35583667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004198672A Expired - Fee Related JP4621447B2 (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | 被解凍物の水槽式解凍方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4621447B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103478874A (zh) * | 2013-09-11 | 2014-01-01 | 江南大学 | 一种基于磁阱的程控弱电解质浸渍功能食品的加工方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5286069B2 (ja) * | 2008-12-22 | 2013-09-11 | 株式会社関門海 | 解凍装置および解凍方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002045126A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-12 | Japan Science & Technology Corp | ゲル状食品及びゲル状食品の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05115266A (ja) * | 1991-10-28 | 1993-05-14 | Komatsu Kasei Kk | 冷凍食品の解凍方法 |
-
2004
- 2004-06-08 JP JP2004198672A patent/JP4621447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002045126A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-12 | Japan Science & Technology Corp | ゲル状食品及びゲル状食品の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103478874A (zh) * | 2013-09-11 | 2014-01-01 | 江南大学 | 一种基于磁阱的程控弱电解质浸渍功能食品的加工方法 |
CN103478874B (zh) * | 2013-09-11 | 2015-03-18 | 江南大学 | 一种基于磁阱的程控弱电解质浸渍功能食品的加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005348708A (ja) | 2005-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU779275B2 (en) | Method and apparatus for quick freezing | |
US8677770B2 (en) | Supercooling method and supercooling apparatus | |
CN111043826B (zh) | 冷藏冷冻装置及其控制方法 | |
KR100756712B1 (ko) | 냉장고 및 냉장고의 과냉각 해제를 판단하는 방법 | |
EP1447632A1 (en) | Highly-efficient freezing apparatus and highly-efficient freezing method | |
JP4640990B2 (ja) | 冷凍庫 | |
CN108870855A (zh) | 肉类微冻保鲜控制方法、控制器及冰箱 | |
US11576408B2 (en) | Ice processing system | |
JP4152695B2 (ja) | 高鮮度凍結生野菜の製造方法 | |
JP4845930B2 (ja) | 冷凍保存装置および冷凍保存方法 | |
CN114739107B (zh) | 制冷设备控制方法、装置、制冷设备及存储介质 | |
JP4621447B2 (ja) | 被解凍物の水槽式解凍方法及び装置 | |
CN111043829B (zh) | 冷藏冷冻装置及其控制方法 | |
JP2005291525A (ja) | 食品冷凍装置及び食品解凍装置 | |
CN111713548A (zh) | 解冻控制方法和解冻系统 | |
US20140305612A1 (en) | Refrigerator Having Frozen Food Thawing Function | |
JP2003106726A (ja) | 冷凍機および冷凍方法 | |
US20090064689A1 (en) | Supercooling apparatus and its method | |
JP2007259709A (ja) | 冷凍方法及び装置 | |
JP2017161189A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2011182697A (ja) | 食品の解凍・冷蔵保存方法および装置 | |
JP5262259B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
WO2008110516A2 (en) | A cooling device | |
KR20090124497A (ko) | 냉장고 | |
JP2004044891A (ja) | 冷凍装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101101 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |