JP4619778B2 - Cdma通信システムのためのrlp再送 - Google Patents

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Description

本発明は、概してデータ通信に関し、より詳細には、CDMA通信システムにおける無線リンクプロトコル(RLP)によってパケットを再送するための技術に関する。
ワイヤレス通信システムは、音声、パケットデータ、などの種々のタイプのサービスを提供するために広範に使用される。これらのシステムは、複数のユーザとの通信を支持する多元接続システムであり、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)あるいは他のタイプのシステムに依存している。CDMAシステムは、他のタイプのシステムに比べてシステム容量が増大することを含むある種の利点を提供する。
データ送信の信頼性を改善するために、多くのCDMAシステムは、物理層の上に位置付けられる無線リンクプロトコル(RLP)によって提供される再送機構を使用する。受信機側のRLPエンティティ(すなわち、受信機RLP)は、低レベルエンティティによるRLPフレームを備えている。各RLPフレームは割り当てられたシーケンス番号によって独自に特定される。送信するべきRLPフレームは連続するシーケンス番号が割り当てられ、受信機RLPは、受信したRLPフレームのシーケンス番号を見て、任意のRLPフレームが欠落しているか否かを決定することができる。他の再送機構がない場合には、RLPフレームは直列に受信機に送信され、受信機RLPによって欠落していることが検出された任意のRLPフレームは、否定応答(NAK)の送信を介して直ちに送信機に報告される。欠落RLPフレームはその後、受信機に再送される。
改善されたパケットデータ送信能力を提供するために、いくつかの新世代のCDMAシステム(例えば、cdma2000リリースC)は、RLPと物理層との間に位置付けられるハイブリッド自動再送制御機構(HARQ−CF)によって提供される他の再送機構を使用する。cdma2000によって規定されるHARQ−CFは、複数のHARQパケットを並列に送信することができる。各HARQパケットは、1つまたはそれ以上のRLPフレームである。
各HARQパケットは、HARQ−CFによって一回あるいは複数回送信/再送されるので、HARQパケットは、受信機側のHARQ−CFエンティティ(すなわち受信機HARQ−CF)によって不確かな順番で復元される。すなわち、RLPフレームは順番が狂った状態で受信機RLPに供給される。さらに、HARQ−CFによる再送により、受信機RLPは所定の欠落RLPが本当に失われたということを確信を持って決定できるまで長い時間待機しなければならない。すなわちHARQ−CF再送は、RLP送信のパフォーマンスに大きな影響を与える。
したがって、下部に位置するHARQ−CF再送機構に関連して効率よく動作するRLP再送方法に対する当業界におけるニーズが存在する。
RLPとHARQ−CFの機能を利用するための技術が提供され、それらはシステムパフォーマンスを改善するためにシームレスで効率の良い方法で動作する。これらの技術は改善されたパフォーマンスを提供可能なRLP送信方法を実行するために異なるエンティティで利用可能な異なる情報を使用する。
一実施形態において、CDMA(例えばcdma2000)通信システムにおけるRLPを介してデータを再送するための方法が提供される。この場合、第1の再送機構はRLPによって提供され、第2の再送機構はHARQ−CFによって提供される。本方法によれば、欠落RLPフレームはまず(例えば受信機RLPによって)検出される。次に、欠落であると検出された各RLPフレームに対して動的タイマーが(例えば受信機HARQによって)維持される。その後、各動的タイマーは、受信機HARQ−CFに既知のイベントに基づいて更新され、各動的タイマーの満了はこれらのイベントによってトリガされる。固定の時間周期をもつ固定のタイマーは、欠落RLPフレームに対して(例えば受信機RLPによって)維持される。次に、各欠落RLPフレームが失われたか否かについての決定が、RLPフレームに対して維持された動的タイマー(そして存在するならば固定タイマー)に基づいてなされる。次に、失われたとみなされた各RLPフレームの再送に対して(例えば受信機RLPによって)NAKが発行される。
一実施形態において、動的タイマーはイベント駆動され、各動的タイマーは、受信機HARQ−CFに既知のイベントによって決定される可変時間間隔を有する。cdma2000では、RLPフレームは、HARQ−CFによって送信されるHARQパケットに含まれ、各HARQパケットは、(論理チャネルとみなされる)実現可能な多数のARQチャネルの任意の1つに関して送信される。各欠落RLPフレームに対する動的タイマーは、欠落RLPフレームを含むHARQパケットを送信するのに使用されるARQチャネルの各候補組に関連する。候補組内の各ARQチャネルは、ARQチャネルが欠落RLPフレームを送信するのに使用されるものではないと決定されたならば、前記組から除去される。各RLPフレームに対する動的タイマーは、関連する候補組が空になったときに満了する。これは、欠落RLPフレームを送信するのに使用可能に残されたARQチャネルが存在しないことを意味するからである。
HARQ−CFの特性は、候補組からARQチャネルを除去するのに使用するのに用いられる基準の組を選択するのに使用される。cdma2000に関して、動的タイマーがトリガーされた後、以下のイベントの任意の1つが発生したときに、候補組から除去される:(1)良好なHARQパケットがARQチャネルを介して受信されるか、(2)新たなHARQパケットがARQチャネルを介して送信されるか、あるいは(3)特定の周期内でARQチャネルを介して受信される送信がない。これらの基準は以下に詳細をさらに説明する。
概して、ここに記載される技術は任意のワイヤレス通信システムにおいてデータを再送するのに使用される。このとき、第1の再送機構は第1のサブレイヤ(たとえばRLP)で、第2の再送機構は第2のサブレイヤ(例えばHARQ−CF)で用いられ、第2のサブレイヤはプロトコルスタックにおいて第1のサブレイヤの下方に位置する。
本発明の種々の側面及び実施形態が以下に詳細に記述される。本発明はさらに、以下に詳述する本発明の種々の側面、実施形態そして特徴を実現する、方法、プログラムコード、デジタル信号プロセッサ、受信機ユニット、送信機ユニット、端末、基地局、システム及び他の装置及び要素を提供する。
図1は、ここに記述されたRLP再送技術の種々の側面及び実施形態を実現するCDMA通信システム100の図である。システム100は、多数の端末106と通信する多数の基地局104を含む(図1では説明を簡単にするために1つの基地局と2つの端末を示す)。基地局は端末と通信するのに使用される固定基地局である。術語が使用される文脈によって基地局はセル、セル内の一部、基地局トランシーバシステム(BTS)、移動局コントローラ(MSC)、あるいは通信システムの他の部分を意味する。基地局はまた、アクセスポイント、ノードB、あるいは他の術語で呼ばれる。基地局はUMTS無線接続網(UTRAN)の一部である。
端末は基地局と通信する局である。端末はまた、移動局、遠隔局、アクセス端末、ユーザ装置(UE)、あるいは他の術語で呼ばれる。各端末は任意の時間に、端末がアクティブか否か、ソフトハンドオフがデータ送信に対して支持されているか否か、端末がソフトハンドオフにあるか否かによって、フォワードリンク及び/又はリバースリンクに関して1つ以上の基地局と通信する。フォワードリンク(すなわちダウンリンク)は基地局から端末への送信を意味し、リバースリンク(すなわちアップリンク)は端末から基地局への送信を意味する。
RLP再送に対してここで記述される技術は、種々のCDMA通信システムにおいて実現される。すなわち、CDMAシステム100は、cdma2000、IS−856、W−CDMA、IS−95、その他などの1つ以上の既知のCDMA標準を実装する。明確にするために、RLP再送に対する種々の側面、実施形態及び実装詳細が、cdma2000リリースCを支持するCDMAシステムに対して記述される。
cdma2000は音声、パケットデータなどの種々のタイプのサービスを支持する。cdma2000リリースCはさらに、パケットデータチャネルとパケットデータチャネルの動作を制御するエンティティとを介してフォワードリンクに関して高速パケットデータ送信を支持する。パケットデータチャネルは以下に述べる一連の物理チャネルの組を備える。
・F−PDCH−フォワードパケットデータチャネル。この物理的チャネルは高速パケットデータ送信のためのデータを搬送する。
・F−PDCCH−フォワードパケットデータ制御チャネル。この物理的チャネルはF−PDCHのための制御情報を搬送する。
・R−ACKCH−リバース確認応答チャネル。この物理チャネルは自動再送(ARQ)プロトコルに対する確認応答フィードバックを搬送する。
・R−CQICH−リバースチャネル品質指示チャネル。この物理チャネルはフォワードリンクRFチャネル品質フォードバックを搬送し、さらにはF−PDCH動作のための端末によって選択される特定の基地局を示すのに使用される。
パケットデータチャネルに対する制御エンティティは、パケットデータチャネル制御機能(PDCHCF)エンティティあるいはハイブリッド自動再送制御機能(HARQ−CF)エンティティと呼ばれる。この制御エンティティはパケットデータチャネルに関連する物理チャネルを動作させるための手順を実装する。
図2は、cdma2000リリースCによって規定されるレイヤ構造200の図である。レイヤ構造200は、(1)ISO/OSI参照モデルのレイヤ3からレイヤ7にほぼ対応するアプリケーション及び上位レイヤプロトコルと、(2)レイヤ2(リンクレイヤ)に対応するプロトコル及びサービスと、(3)レイヤ1(物理レイヤ)に対応するプロトコル及びサービス、を含む。
アプリケーション及び上位レイヤプロトコルは、レイヤ2(すなわちLAC及びMACサブレイヤ)におけるサブレイヤによって提供されるサービスを利用する。指示されたアプリケーションの一例は、シグナリングサービス212、パケットデータサービス214、音声サービス216、そして回路データアプリケーションを含む。レイヤ構造200は音声、パケットデータ、同時に動作する回路データサービスの組み合わせを支持する。
レイヤ2は、リンクアクセスコントロール(LAC)サブレイヤ220、メディアアクセスコントロール(MAC)サブレイヤ230、ハイブリッドARQ制御機能(HARQ−CF)240を含む。MACサブレイヤは、無線リンクプロトコル(RLP)232及び(多重サブレイヤと呼ばれる)多重及びQoSサブレイヤ236を備える。RLPは無線リンク上でのまずまずの信頼性あるデータ送信を確実にするためにパケットデータの最善努力の配送を提供する。多重サブレイヤはRLPとHARQ−CF間のインタフェースを提供する。多重サブレイヤはさらに、これらのサービスに対する交渉によるQoSレベルが満たされることを確実にするために、多重同時サービスのサービス(QoS)要求の品質の変化を均等させるための制御機構を実装する。これは競合するサービスからの衝突する要求を仲裁し、アクセス要求の優先順位を付けることによって達成される。MACサブレイヤの構造及びMACサブレイヤを具備するエンティティについては、論文TIA/EIA/IS−2000.3−C、“題名:cdma2000スペクトラム拡散システムのためのメディアアクセスコントロール(MAC)標準”、リリースC、に詳細に記載されている。これらの内容は参照により本明細書に組み込まれているものとする。
HARQ−CFは、パケットデータチャネルに関するデータ送信に関する多数の機能を実行する。最初に、HARQ−CFはパケットデータチャネル(すなわち、F−PDCH、F−PDCCH、R−ACKCHそしてR−CQICH)に関連するすべての物理チャネルを停止する。次に、HARQ−CFは、移動局からのフィードバックに基づいてエンコーダパケットの一部の再送を介して基地局から端末へのエンコーダパケットの信頼性ある配送を確実にする自動再送(ARQ)プロトコルを提供する。このフィードバックは、エンコーダパケットの首尾よい復号化を示すために確認応答(ACK)の形態をとり、エンコーダパケットの失敗した復号化を示すために否定の確認応答(NAK)の形態をとっている。
物理レイヤはMACサブレイヤに対する送信データ及び上位レイヤに対するシグナリングに対する機構を提供する。物理レイヤは論文TIA/EIA/IS−2000.2−C、“題名:cdma2000スペクトラム拡散システム”、リリースC、に詳細に記述されている。これらの内容は参照により本明細書に組み込まれているものとする。
図3は、パケットデータチャネルに関して特定の端末に送信されるべきデータは、多重サブレイヤによってデータサービスから要求される。データサービスから多重サブレイヤへのデータを提供するエンティティはRLPである。
RLPデータサービスからのデータを受信してRLPフレームを形成する。各RLPフレームはRLPフレームを独自に特定するシーケンス番号とデータサービスからのデータを含む。RLPは次に、RLPフレームを多重サブレイヤに供給する。
多重サブレイヤは、このサブレイヤでは単なるデータブロックとしてみなされるRLPフレームを受信する。多重サブレイヤは次に、ヘッダ(H)を追加することにより各データブロックを所有する。ヘッダとデータブロックの組み合わせは、cdma2000において多重サブレイヤプロトコルデータユニット(MuxPDU)と呼ばれる。多重サブレイヤは次に1つまたはそれ以上のMuxPDUをカプセル化してPDCHCF SDU(サービスデータユニット)を形成する。
多重サブレイヤは指示を受信したときにはいつでもF−PDCHに関する送信のためにPDCHCF SDUを生成する。各PDCHCF SDUを形成するために、多重サブレイヤは、各論理チャネルの相対的優先度に基づく特定の順番でF−PDCHにマッピングされた論理チャネルからのデータブロックを要求する。このことは、PDCHCF SDUを満たすのに必要なMuxPDUの数を形成するために十分なデータブロックが供給するまであるいはマッピングされたすべての論理チャネルがすべての利用可能なデータブロックを供給するまで継続される。多重サブレイヤは次に、各受信エータブロックに対するMuxPDUを生成する。
多重サブレイヤは次に、1つまたはそれ以上のMuxPDUを直列に繋いでPDCHCF SDUを形成する。PDCHCF SDUは可変長であり、任意の数のMuxPDUを含む。各PDCHCF SDUに含めるべきMuxPDUの特定数は、HARQ−CF(すなわちPDCHCF)によって決定される。PDCHCF SDUが完全に満たされないならば、多重サブレイヤは、PDCHCF SDUを完全に満たすために1つまたはそれ以上の埋め込みMuxPDUを挿入する。各埋め込みMuxPDUは“0”ビットを含む。多重サブレイヤは次に、組み立てられたPDCHCF SDUをHARQ−CFに供給する。
HARQ−CFは、2ビットフィールド(P)をPDCHCF SDUの終端に追加することによって、多重サブレイヤから受信した各PDCHCF SDUを処理して、ここではHARQパケットと呼ばれる、対応するPDCH物理レイヤSDUを形成する。HARQ−CFは次にHARQパケットを物理レイヤに供給する。
物理レイヤターボは、各HARQパケットを符号化して対応する円コーダパケットを生成する。エンコーダパケットの一部または全体はエンコーダパケットのサブパケットとして物理レイヤチャネルを介して送信される。サブパケットは独自のサブパケット識別子(SPID)によって特定される。特に、エンコーダパケットは‘0’、‘1’、‘2’、‘3’のSPIDをもつサブパケットとして送信可能である。各サブパケットは受信機が受信パケットを復号してHARQパケットを復元可能にするために十分な量の符号化データを含む。異なるサブパケットは概してエンコーダパケットの異なる部分を含む。4つのサブパケットはエンコーダパケットの異なるバージョンとしてみなされる。
サブパケットは、HARQ−CFによって提供される送信フォーマットに基いて概してただちに(すなわち動的に)生成される。特に、エンコーダパケットに対するサブパケットは、HARQ−CFが異なる送信フォーマットを使用することを決定するならば、たとえサブパケットが同じACIDをもつとしても、エンコーダパケットの異なる部分に対応する。
物理レイヤは次に、以下に述べるように、規定された送信手順に従って一度に1つのサブパケットを端末に送信する。
基地局がエンコーダパケットのサブパケットを特定の移動局に送信するときに、基地局は、送信されたサブパケットに対してこの端末からのフィードバックを受信する前に、所定の時間、待機する必要がある。これは、フォワードリンクに関してサブパケットを送信し、リバースリンクに関してフィードバックを送信することは時間を要するからである。基地局および端末での関連する処理もまた時間を要する。無駄な時間をなくしてパフォーマンスを強化するために、基地局は、この端末からのエンコーダパケットのフィードバックを待つ間に他のエンコーダパケットを同じあるいは他の端末に送信する。
これは、F−PDCHの4つの論理チャネルとしてみなされるであろう4つの独立のARQチャネルに関するパケットデータチャネル送信を支持するために用いられるHARQ−CFによって行われる。これら4つのARQチャネルは基地局が、4つの係属中のエンコーダパケットトランザクションを介して4つまでのエンコーダパケットを平行して所定の端末に送信することを可能にする。すなわち、所定の時間において、4つまでの未送信のエンコーダパケット(すなわち、端末によって正しく受信されたとまだ認定されていないパケット)が存在可能である。
使用されるARQチャネルの特定の数は、基地局によって決定され、端末に通知される。これらのARQチャネルは、各ARQチャネルに割り当てられたARQチャネル識別子(ACID)によって独自に特定される。例えば、4つのARQチャネルは、‘0’、‘1’、‘2’、‘3’のACIDが割り当てられる。F−PDCHに関して送信される各サブパケットに対するACIDは、付随のF−PDCCHに関して送信される制御情報によって独自に特定される。したがって、復号動作に先立ってどのサブパケットを組み合わせるかに関して端末でのあいまいさは存在しない。
基地局でのHARQ−CFは一組の規則にしたがって各エンコーダパケットに対するサブパケットを送信する。所定のエンコーダパケットにおいて、基地局はエンコーダパケットに対する他のサブパケットの前にサブパケット‘0’を送信する。基地局は、エンコーダパケットに対して送信されるサブパケットの全体数が8つ超えない限り、サブパケット‘0’、‘1’、‘2’、‘3’を任意の時間に任意の順番で任意の回数だけ送信することができる。基地局は、任意のサブパケットを複数回送信可能であり、サブパケット‘0’以外の任意のサブパケットを省略することができる。
所定のエンコーダパケットに対するサブパケットは異なる送信長さ(または周期)上を送信される。基地局はまた、異なる送信長さを使用して1回以上同じサブパケットを再送することができる。
サブパケット内の余剰な情報によって、端末は、4つすべてのサブパケットが送信される前にエンコーダパケットを首尾よく復号することができる。端末がサブパケットを受信するときに、端末は、このエンコーダパケット(すなわち、現在及び以前の送信に対するサブパケット)に対して受信されたすべてのサブパケットに基いて、エンコーダパケットを復号することを試みる。復号動作が成功した(すなわち、エンコーダパケットに対するCRCが有効である)ならば、端末はR−ACKCHに関してACKを送信し、基地局はまた、このエンコーダパケットに対するサブパケットの送信を停止する。一方、復号動作が失敗(すなわち、エンコーダパケットに対するCRCが無効)ならば、端末は、R−ACKCHチャネルに関してNAKを送信する。基地局は、エンコーダパケットに対するさらなるサブパケットを送信するために端末からのACK/NAKフィードバックを使用することができる。
端末は復号に先立って同じエンコーダパケットに対する現在と以前の受信サブパケットを組み合わせるので、端末が、同じARQチャネル内で受信されたサブパケットが新たなエンコーダパケットに対するものであるときを決定することを可能にするための機構が提供される。このようにして、端末は、以前のエンコーダパケットに対する同じARQチャネルに関して以前に受信されたサブパケットを除いて新たなエンコーダパケットに対するサブパケットの蓄積を開始することができる。cdma2000の場合に、この機構は、基地局によってF−PDCCHに関して送信された付随の制御メッセージに含まれているARQ識別子シーケンス(ARQ_IS)番号を具備する。ARQ_IS番号は、同じARQチャネルに関して送信された連続するエンコーダパケットに対して‘0’と‘1’の間で切り替わる単一ビットであり、好ましくは、1ビットシーケンス番号である。ARQ_IS番号は、ここでは‘カラー’ビットと呼ばれる。
新たなエンコーダパケットに対する第1のサブパケットがARQチャネルを介して送信されたとき、受信機は、これは切り換えられた(flipped)カラービットによる新たなエンコーダパケットであることを通知する。特に、所定のARQチャネルに関して送信された特定のエンコーダパケットのすべてのサブパケットに対するカラービットは特定の値(例えば“1”)に設定される。同じARQチャネルに関して送信された次のエンコーダパケットの全てのサブパケットに対するカラービットは他の値(例えば“0”)に設定される。受信サブパケットに対するカラービットが変化(すなわち切り換え)するならば、端末はこのサブパケットを新たなエンコーダパケットに対する第1のサブパケットとして処理し、同じARQチャネルに関して以前に受信したすべてのサブパケットを廃棄する。
パケットデータチャネルに関連するすべての物理チャネルに関する送信は、スロット単位で発生し、cdma2000ならば1スロットは1.25ミリ秒である。F-PDCH及びF-PDCCHに関する送信は1,2あるいは4スロットの周期(すなわち、1.25ミリ秒、2.5ミリ秒あるいは5ミリ秒)で発生し、R-ACKCHに関する送信は1.25ミリ秒、2.5ミリ秒あるいは5ミリ秒のスロット間隔で発生する。
サブパケットがARQチャネルに関して送信されたときに、パケットデータ部はF-PDCHに関して送信され、対応する制御情報は2つのF-PDCCH、F-PDCCH0及びF-PDCCH1の1つに関してメッセージとして送信される。端末がパケットデータチャネルに割り当てられたとき、それは2つの共有F-PDCCHに関する端末を独自にアドレス付与するためにMAC識別子(MAC_ID)が割り当てられる。F-PDCCHに関するメッセージは、各F-PDCCH SDUにおけるMAC_IDフィールドを、F-PDCHに関して送信されるサブパケットを受信するように指定された端末に割り当てられたMAC_IDに設定することにより、特定の端末に向けられる。
メッセージは、端末がパケットデータチャネルに割り当てられたときに任意のスロットで開始される2つのF-PDCCHのいずれかに関して端末に送信される。すなわち、端末は制御メッセージを受信するためにF-PDCCH0を連続的に監視して処理する必要がある。端末に専用に用いられるF-PDCCH0に関して何らメッセージが受信されないならば、当該端末は同じ時間間隔に対してF-PDCCH1を処理する必要がある。F-PDCCH0あるいはF-PDCCH1に関して受信された制御メッセージが、サブパケットがF-PDCHを関して端末に送信されることを示しているならば、端末はサブパケットを復元するためにF-PDCHを処理する。説明を簡単にするために、F-PDCCH0及びF-PDCCH1はここではF-PDCCHと総称することにある。
図4は、パケットデータチャネルに関する例示的なデータ送信を示すタイミング図である。この例は2つのスロットのACK_DELAYとともに送信される3つのサブパケットを示している。ACK_DELAYは、対応するF-PDCH送信に対する、F-PDCH送信の終わりとR-ACKCH送信の開始との間のスロットの数を特定する。
時間T1で、第1のサブパケット割り当てに対するF-PDCCHに関して2つのスロットメッセージが送信される。このメッセージは第1のARQチャネルに対する初期の送信を示し、SPID=‘0’かつACID=‘0’である。F-PDCCHメッセージの周期が2スロットなので、F-PDCHに関するサブパケット‘0’の送信は2スロットとなる。この例では端末はF-PDCCHに関して制御メッセージを受信し、F-PDCHを処理するが、受信したサブパケット‘0’に基いて第1のARQチャネルに対するHARQパケットを復元することに失敗する。端末は続いて、時間T2 でのF-PDCH送信の終了から2スロット(あるいはACK_DELAYスロット)目である、時間T3でR-ACKCHに関してNAKを送信する。
時間T3で、4つのスロットメッセージが新たなサブパケット割り当てに対するF-PDCCHに関して送信される。このメッセージは第2のARQに対する初期の送信を示し、SPID=‘0’かつACID=‘1’である。F-PDCCHメッセージの周期は4スロットであるから、F-PDCHに関するサブパケット送信の周期は4スロットである。この例において、端末は、受信サブパケット‘0’に基いて第2のARQチャネルに対するエンコーダパケットを正しく復号することができる。端末は次に、時間T4 でのF-PDCH送信の終了から2スロット目である、時間T5でR-ACKCHに関してACKを送信する。
時間T6で、1スロットのメッセージは他のサブパケット割り当てに対してF-PDCCHに関して送信される。このメッセージは、第1のARQチャネルに関して現在のエンコーダパケットに対するサブパケット‘1’の再送を示し、SPID=‘1’かつACID=‘0’である。F-PDCCHの周期は1スロットであるから、F-PDCHに関するサブパケット送信の周期は1スロットである。端末は次に、受信したサブパケット‘0’と‘1’とを組み合わせ、第1のARQチャネルに対してエンコーダパケットを復号することを試みる。この例において、端末は受信したサブパケット‘0’及び‘1’に基いてエンコーダパケットを正しく復号することに失敗する。端末は次に、時間T7 でのF-PDCH送信の終了から2スロット目である、時間T8でR-ACKCHに関してNAKを送信する。
概して、受信機HARQ−CFは受信機に対して送信された各サブパケットに対するACKフィードバックを提供するかあるいは提供しない。次の内容は各サブパケット送信をカバーする。
・受信機がF-PDCCHに関して制御情報を受信するのに失敗したならば、サブパケット送信の存在に気がつかない。このサブパケット送信に対してR-ACKCHに関して受信機によってフィードバックは送信されない。
・受信機が制御メッセージを正しく受信したが、F-PDCHに関して特定のエンコーダパケットに対して受信したすべてのサブパケットに基いてHARQパケットを復元するのに失敗したならば、サブパケット送信に気がついていたのであり、NAKを送信機に送信する。
・受信機がF-PDCCHに関して制御メッセージを受信し、F-PDCHに関して受信されたサブパケットに基いてHARQパケットを復元することができるならば、ACKを送信機に送信する。
各送信サブパケットについて、送信機は受信機から受信したフィードバック(あるいはその欠如)に基いて適切な応答アクションを実行する。特に、送信機は次のことを実行する。
・ACKフィードバックがサブパケット送信に対して受信機から受信されなかったならば、送信機HARQ−CFは同じARQチャネルに関してHARQパケットに対して他のサブパケットを再送する。送信機HARQ―CFは、各HARQパケットに対して最大数のサブパケット(例えば8)までを送信する。
・サブパケット送信に対してACKが受信されたならば、送信機HARQ−CFはエンコーダパケットに対するさらなるサブパケットの送信/再送を停止する。
送信機及び受信機でのRLP及びHARQ−CFエンティティは、パケットデータチャネルに関する信頼性あるデータ送信を提供する。これらのエンティティのそれぞれによって実行される機能を以下に要約する。以下の説明において、“欠落”パケットとは、特定のエンティティによってまだ復元/受信されないが、不完全なエンコーダパケット送信に属し、引き続いて復元/受信されるパケットである。“喪失”パケットとは、特定のエンティティによって復元/受信されないと決定されたパケットである。
送信機HARQ―CF:このエンティティは、R-ACKCHに関して受信されたACK/NAKフィードバックを観察することによって、所定のHARQパケットが受信機によって首尾よく受信されたか否かを決定する。送信機HARQ−CFはHARQパケットの内容を理解できない。R-ACKCHに関するフィードバックに関する信頼は、送信機HARQ−CFが次のエラーを受けやすいことを意味する:
・ACKはNAKになる:このエラーは、受信機へのさらなるサブパケットの不要な送信をトリガーする。
・NAKはACKになる:喪失HARQパケットに含まれるNAKに対する各RLPフレームに依存するのでこのエラーは非常に望ましくない。
送信機RLP:このエンティティは、受信機RLPからのNAKを待つことによって、所定のRLPフレームが首尾よく受信機に配送されたか否かを決定する。cdma2000リリースCにHARQ−CFを追加したので、以下に述べるように、送信機RLPは欠落RLPフレームに対する受信機RLPからNAKを受信するまでに長い時間待機する必要がある。
受信機HARQ−CF:このエンティティは、対応するHARQパケットを回収するために、送信機HARQ−CFによって送信された各エンコーダパケットを復号することを試みる。受信機HARQ−CFがそれに対するサブパケット送信を示す制御メッセージを受信するならば、サブパケットを受信して、処理中のエンコーダパケットに対してそれまでに受信されたすべてのサブパケットを蓄積し、蓄積されたサブパケットを復元してHARQパケットを回収するために、F−PDCHを処理する。復号の結果に基いて、受信機HARQ−CFは大きな遅延なしにHARQパケットが正しく受信されたか否かを決定することができる。受信機HARQ−CFはHARQパケットの中に何が含まれていたかを知らない。
受信機HARQ−CFは、以下のそれぞれに対して少なくとも1つの制御メッセージを検出したときにのみ送信とエンコーダパケットの存在を知っている。
(1)以前のサブパケット、(2)現在のサブパケット、(3)同じACIDと共に送信される次のサブパケット。特に、受信機HARQ−CFは、新たなエンコーダパケットを検出するためにカラービットの反転を観察する必要がある。したがって、受信機HARQ−CFは、エンコーダパケットが送信されたことを直ちに検出することができない(例えば、制御メッセージが欠落したならば、次のサブパケット送信を待たなければならない)。
受信機RLP:このエンティティは、受信されたRLPフレームのシーケンス番号を見ることによってRLPフレームが欠落しているか否かを決定することができる。しかしながら、受信機RLPは、欠落RLPフレームが(1)受信機HARQ−CFがさらなるサブパケット再送を介してまだ復元しようとしているHARQパケットの一部であるか、(2)受信機HARQ−CFによって復元されないであろう喪失HARQパケットの一部、であるかを短時間内に決定することができない。受信機RLPは、RLP再送に対するNAKを送信する前に完了するために、HARQ−CF再送に対して十分な量の時間待機する必要がある。その結果、欠落RLPフレームのRLP再送に対する遅延は概して長い。
cdma2000リリースCにおいて追加されたHARQ−CFはレイヤ2の機能を拡張するが、RLPの動作に影響を与える。HARQ−CFがない(cdma2000リリース0、A及びBの場合)ならば、RLPフレームは1つずつ順番に送信できる。次にRLPは、(1)RLPフレームを高位のレイヤに順序正しく配送するかあるいは(2)RLP再送を実行するのに使用される。したがって、受信機RLPが、RLPフレームが欠落していることを検出したならば、直ちにNAKを送信して再送すべきRLPフレームを要求することができる。
(cdma2000リリースCのように)HARQ−CFがある場合には、複数のHARQパケットが並行して受信機に送信され、各HARQパケットは1つまたはそれ以上のRLPフレームを含む。さらに、HARQ−CFは、HARQパケットが正しく復元されるまで特定の最大回数まで各HARQパケットを送信/再送することができる。
各HARQパケットが受信機HARQ−CFによって復元されたとき、復元されたHARQパケット内に含まれるRLPフレームは受信機RLPに供給される。
HARQ−CFによって複数のHARQパケットが並列に送信され、かつ、HARQパケットが受信機HARQ−CFによっていつ復元されるかに依存する異なる時間で、各HARQパケット内のRLPフレームが受信機HARQ−CFによって受信機RLPに送信されるので、受信機RLPが所定のRLPフレームが実際に喪失されたことを検出するのは困難である。特に、受信機RLPが、(1)喪失RLPフレームは受信機HARQ−CFによって供給されずRLPによって再送される必要がある場合と、(2)欠落RLPフレームがHARQ−CFによってまだ再送されているHARQパケットの一部である場合(この時点でのRLP再送は不要であることを意味する)、との2つの場合を区別することは困難である。
上記の不確かさを解決するための1つのRLP再送方法では、受信機RLPは欠落RLPフレームを検出したときRLP再送を要求することを控える。その代わりに、受信機RLPは、再送要求に対するNAKを送信する前に所定の時間が経過するのを待つ。遅延されたNAKに対する目的は、HARQ−CFに対してHARQパケットの送信を完了するために十分な時間を与えることである。この方法は、“遅延されたNAK”RLP送信方法と呼ばれる。
図5は、パケットデータチャネルに関するデータ送信に対する受信機RLPと受信機HARQ−CF間の相互作用を示す図である。この図は、遅延されたNAK RLP再送方法の動作を示す。この例において、パケットデータチャネル送信に対して、‘0’、‘1’、‘2’のACIDをもつ3つのARQチャネルが使用される。説明を簡単にするために、この例に対するサブパケット送信はおのおのが交互に繰り返される等しい周期である(すなわち、同じ送信長さ)である。
時間T1を開始として、受信機HARQ−CFは、ARQチャネル‘0’に関してサブパケット送信を示すF−PDCCHに関する制御メッセージを受信し、このARQチャネルに関して送信されたサブパケットを処理し、ARQチャネル‘0’に関して送信されたHARQパケットを首尾よく復元する。復元されたHARQパケットは次にマルチプレックスサブレイヤに渡されて、このHARQパケット内に含まれるRLPフレームを受信機RLPに供給する。受信機HARQ−CFは、このHARQパケットに対して時間T3でR−ACKCHに関してACKを送信する。
時間T2で開始する次のサブパケット送信において、受信機HARQ−CFはF−PDCCHに関する制御メッセージの検出に失敗する。したがって、受信機HARQ−CFによってHARQパケットは復元されず、RLPフレームは受信機RLPには供給されない。さらに、受信機HARQ−CFはこのサブパケット送信に対してR−ACKCHに関して何も送信しない。
時間T4で開始され、受信機HARQ−CFは、ARQチャネル‘2’に関するサブパケット送信を示すF−PDCCHに関する制御メッセージを受信し、このARQチャネルに関して送信されるサブパケットを処理し、ARQチャネル‘2’に関して送信されるHARQパケットを首尾よく復元する。この復元されたHARQパケットは次にマルチプレックスサブレイヤに渡されて、このHARQパケット内に含まれるRLPフレームを受信機RLPに供給する。受信機HARQ−CFはこのHARQパケットに対する時間T6でR−ACKCHに関するACKを送信する。
時間T7で開始され、受信機RLPは、ARQチャネル‘2’から復元されたHARQパケット内に含まれるRLPフレームを受信する。受信機RLPはこれらのRLPフレームのシーケンス番号とARQチャネル‘0’から以前に受信した内容を調べる。受信機RLPは次に2つの欠落RLPフレームが存在することを決定する。しかしながら、これらの欠落RLPフレームの再送を要求するためにRLPサブレイヤでNAKを直ちに送信する代わりに、受信機RLPはこれらの欠落RLPフレームに対する遅延NAKタイマーを開始する。受信機RLPは次に遅延されたNAKタイマーの満了でNAKを送信する。
時間T6で開始され、受信機HARQ―CFは、ARQチャネル‘0’に関するサブパケット送信を示すF−PDCCHに関する制御メッセージを受信し、このARQチャネルに関して送信されたサブパケットを処理し、ARQチャネル‘0’に関して送信されたHARQパケットを受信するのに失敗する。ARQチャネル‘0’に関する再送は、このARQチャネルに関して以前に送信されたHARQパケットに対するR−ACKCHに関するACKを受信しないとき、送信機HARQ―CFによって開始される。再び、HARQパケットは正しく復元されなかったので、RLPフレームは受信機RLPに供給されない。しかしながら、受信機RLPはこのサブパケット送信に対して時間T9でR−ACKCHに関してNAKを送信する。
引き続くサブパケット送信に対する処理は同様の方法で発生する。容易にわかるように、HARQパケットは受信機HARQ−CFによって未知の順番で復元される。すなわち、受信機RLPに供給されたRLPフレームは欠落穴により順番が狂っているだろう。
上記した遅延NAK RLP再送方法は、遅延NAKタイマーに対して適切な値が選択されたならば機能する。しかしながら、しかしながら、このタイマー値は、使用中のすべてのARQチャネルに対するHARQ−CFについて最長の再送遅延となる控えめな値である必要がある。大きなタイマー値は、受信機RLPは各欠落RLPフレームの再送を要求するに先立って長時間待機する必要があるので不必要にシステムパフォーマンスと効率に影響を与える。
RLPとHARQ―CFの機能を利用するための技術が提供され、これによってそれらはシステムパフォーマンスを増大するためにシームレスでかつ効率よく動作する。これらの技術は、遅延NAK RLPに関して改善されたパフォーマンス(例えばTCPで)を提供するRLP送信方法を実行するために、異なるエンティティ(例えば受信機RLP及び受信機HARQ−CF)で利用可能な異なる情報を利用するものであり、控えめなタイマー値をもつ遅延NAKに依存する。
受信機RLPが欠落RLPフレームを検出するときに、欠落フレームはまだ、下部のHARQ−CFによる送信処理中にある。したがって、受信機RLPは、このRLPフレームが真に喪失されたという判断に高い信頼性を得るために、所定量の時間だけ待機することを望む。理想的には、受信機RLPは、RLPフレームが誤報NAKを介したRLPフレームの不必要な再送を避けるために実際に失われたことが100パーセント確認された後にのみNAKを送信する。しかしながら、受信機RLPは下部のHARQ−CFの動作について無知である。したがって、遅延NAKタイマーに対する値は比較的長くする必要がある。
一側面において、動的イベント駆動型タイマーは、受信機RLPによって欠落していると決定される各RLPフレームに対して受信機HARQ−CFによって維持される。この動的タイマーは可変周期を有し、以下に詳細に述べるように、その満了は受信HARQ−CFに既知のイベントによってトリガーされる。受信機RLPは各欠落RLPフレームに対する固定タイマー(すなわち、固定時間周期をもつ遅延NAKタイマー)を維持する。受信機RLPは次にNAKを送信機RLPに返送し、RLPフレームに対して動的タイマーかあるいは固定タイマーのいずれかが満了したならば、欠落RLPフレームの再送を要求する。
図7は、欠落RLPフレームに対して維持された動的タイマー及び固定タイマーに基づいてRLPサブレイヤで欠落RLPフレームの再送を開始するためのプロセス700の実施形態のフロー図である。
まず、受信機RLPは欠落RLPフレームを検出する(ステップ712)。図5に示すように、これは、受信機RLPによって受信されたRLPフレームのシーケンス番号を観察し、欠落RLPフレームを、すでに受信機RLPにあるRLPフレーム間に入るフレームとして識別することによって達成される。欠落RLPフレームが検出されたならば、受信機RLPは、検出された欠落RLPフレームに対して、“要求”を受信機HARQ−CFに送信する(ステップ714)。この要求は、各欠落RLPフレームに対して検出された動的タイマーを維持することを受信機HARQ−CFに対して依頼するものである。一実施形態において、RLPフレームは受信機RLPに対して利用可能であるが受信機HARQ−CFに対しては利用可能でないシーケンス番号によって識別されるので、受信機RLPは、受信機HARQ−CFに対して送信する各要求とともに、欠落RLPフレームに対するシーケンス番号を提供する。
受信機RLPからの要求を受信したときに、受信HARQ−CFは、要求に含まれるシーケンス番号リストによって識別される各欠落RLPフレームに対する動的タイマーを開始する(ステップ722)。受信機HARQ−CFによって維持される各動的タイマーは、特定の欠落RLPフレームのシーケンス番号に関連する。受信機HARQ−CFはその後、各同的タイマーを維持し、受信機HARQ−CFに既知のイベントに基づいて動的タイマーを更新する(ステップ724)。各動的タイマーはある種のイベントの発生に基づいて満了し、異なるイベントによって異なる動的タイマーが影響を受ける。動的タイマーの保守とタイマー満了に対する条件について以下に詳細に説明する。
受信機HARQ−CFは、所定の欠落RLPフレームに対して複数の動的タイマーが満了したときにはいつでも、受信機RLPに対して“指示”を送信する(ステップS726)。複数の動的タイマーが複数の欠落RLPフレームに対して満了するならば、そのようなすべてのパケットに対して1つの指示が送信される。一実施形態において、動的タイマーが満了したすべての欠落RLPフレームのシーケンス番号のリストが当該指示に即して送信される。この指示は、受信機RLPに対してこれらのRLPフレームに対するHARQ送信/再送が完全に行われたので、受信機HARQ−CFがこれらのRLPフレームを配送することを予期しないことを通知する。受信機RLPは当該指示が識別された欠落RLPフレームがたしかに失われたことを意味するものと解釈する。
図7に示す実施形態において、受信機RLPは各欠落RLPフレームに対して固定タイマーを開始する(ステップS732)。固定タイマーに対する値は、パケットデータチャネルに関して動作の開始でシステムによって構成可能であり、その後、パケットデータチャネル動作の周期に固定される。欠落RLPフレームに対する固定タイマーが満了するときに、受信機RLPは、このRLPフレームに対する受信機HARQ−CFによって維持される対応する動的タイマーをキャンセルするために、“コマンド“を受信機HARQ−CFに送信することができる(ステップ734)。当該フレームに対する動的タイマーがトリガーされた後に、いったん欠落したRLPフレームを受信したときにも同様にして、受信機RLPは動的タイマーをキャンセルするために受信機HARQ−CFに対してコマンドを送信することができる。
受信機RLPは、受信機HARQ−CFからの指示と、任意の固定タイマーの満了の“通知”とを受信する(ステップ742)。受信機RLPは次に、その固定タイマーが満了するかあるいはその動的タイマーが満了した各RLPフレームの復元を開始する(ステップ744)。このRLPフレームはRLPサブレイヤで再送を介して復元される。図7に示す工程は周期的にあるいは指定の時間に実行される。例えば、RLPフレームが受信機RLPに供給されるたびに受信機RLPに対する工程が実行されるとともに、F−PDCHに関する各サブパケット送信の終了に受信機HARQ−CFに対する工程が実行される。
上記したように、受信機HARQ−CFは受信機RLPによって欠落RLPフレームのリストが提供される。受信機HARQ−CFは次に、欠落RLPフレームの各々に対して動的タイマーを維持するように命令される。そのような各動的タイマーは、欠落RLPフレームが受信機HARQ−CFによって復元されないことが決定されたときに満了する。しかしながら、RLPフレームはHARQパケット内に含まれており、受信機HARQ−CFは復元されたHARQパケットの内容を知らないので、復元されたHARQパケットに含まれていたRLPフレームを特別に特定することができない。
復元されたRLPフレームのシーケンス番号にアクセスすることなしに特定の欠落RLPフレームが失われたか否かを決定するために、受信機HARQ−CFに対する技術が提供される。一実施形態において、このことは、欠落RLPフレームを含むHARQパケットを送信するのに使用されたすべての可能なARQチャネルを、ARQチャネルがなくなるまで連続的に除去することによって達成される。この時点で欠落RLPフレームは失われたとみなされ、その動的タイマーは満了する。
図8は、特定の欠落RLPフレームが失われたか否かをF−PDCHに関するサブパケット送信に基づいて決定するためのプロセス800の実施形態のフロー図である。プロセス800は、受信機RLPによって欠落していることが検出された各RLPフレームに対して使用される。プロセス800は、欠落RLPフレームに対する動的タイマーを初期化する一組のステップ722aと、動的タイマーを更新する一組のステップ724aとを含む。ステップ722aは図7におけるステップ722に対して使用され、ステップ724aはステップ724に対して使用される。
まず、欠落RLPフレームに対する動的タイマーを維持するために受信機RLPから要求が受信される(ステップ812)。要求を受信したときに受信機HARQ−CFは、欠落RLPフレームを含むHARQパケットを送信するのに用いられるすべての可能なARQチャネルを含めるために候補組を初期化する(ステップ814)。この候補組は概して、一組の良好なRLPフレームを受信機RLPにまさに配送したARQチャネル(“欠落した”ARQチャネルと呼ばれる)を除いて、パケットデータチャネル送信に対する受信機に割り当てられたすべてのARQチャネルを含む。
図5に示すように、受信機RLPは、特定のARQチャネルから復元された良好なHARQパケットに含まれていた一組の良好なRLPフレームを受信した後で、特定のRLPフレームが時間T7の近くで欠落していることを検出することができる。不備のHARQパケットが受信機HARQ−CFによって連続的に復元されるまで、送信機HARQ−CFは同じARQチャネルに関して良好なHARQパケットを送信しないので、このARQチャネルは欠落RLPフレームをもつ不備なHARQパケットを送信するのに使用されたチャネルではない。
図8に戻って、ステップ812及び814は要求を受信したときに、欠落RLPフレームに対する動的タイマーを初期化するために実行される。その後、動的タイマーはステップ820から848を実行することによって更新される。この更新は、それが欠落RLPフレームを含むHARQパケットを送信するのに使用されたものであるかどうかを決定するために候補組内の各ARQチャネルを評価することによって達成される。
動的タイマーが初期化されたときに、端末は端末に専用に用いられる次のサブパケットの受信を待つ(ステップ820)。次のサブパケットが受信されて対応するPDCHが処理されたとき、動的タイマーの更新は、評価のための候補組の第1のARQチャネルを選択することによって開始される(ステップ822)。次に、HARQパケットがこのARQチャネルから首尾よく復元されたか否かについての決定がなされる(ステップ824)。答えがYESならば、このARQチャネルは候補組から除去される(ステップ830)。このARQチャネルを除去する理由は、候補組内の省略されたARQチャネルを含めないことに対する理由と同じである。欠落RLPフレームがARQチャネルに関して送信されるならば、受信機RLPは対応するRLPフレームを受信したときにこの動的タイマーをキャンセルする。
一方、ステップ824の後で、ARQチャネルに関して送信された新たなHARQパケットが送信されたか否かについての決定がなされる(ステップ826)。“新たな”HARQパケットは、動的タイマーが初期化された後で送信が開始される新たなHARQパケットを表す。答えがYESの場合には、このARQチャネルは候補組から除去される(ステップ830)。新たなHARQパケットはいくつかの理由の1つによりこのHARQチャネルを介して送信された。まず、送信機HARQ−CFは、欠落RLPフレームを含む、以前のHARQパケットの送信/再送の最大数の後で新たなHARQパケットを送信する。次に、送信機HARQ−CFは以前のHARQパケットに対するACKを誤って検出し、以前のHARQパケットが正しく復元されたことを仮定した。いずれの場合であっても、受信機HARQ−CFは、以前のHARQパケットに対するさらなるサブパケットがこのARQチャネルに関して送信されなかったことに対する確証をもつことができる。すなわち、ARQチャネルは候補組から除去される。
ARQチャネルに関する新たなHARQパケットの送信は、各サブパケット送信に対するF−PDCCHに関して送信されるカラービットを観察することによって検出される。上記したように、カラービットは、ARQチャネルを介して送信された各新たなHARQパケットに対して切り換えられる。“新たな”HARQパケットを、動的タイマーが初期化された後で送信が開始される新たなHARQパケットとして規定され、“以前の”HARQパケットを動的タイマーが初期化されたときにすでに送信されているHARQパケットとして規定される。動的タイマーが初期化されたときに、端末が“以前の”HARQパケットの存在を検出するならば、“新たな”HARQパケットの送信は、一回のARQチャネルの切り換えに対するカラービット(すなわち、以前のHARQパケットに対する古い値から新たなHARQパケットに対する新たな値への変化)を観察することによって検出される。しかしながら、受信機HARQ−CFは、動的タイマーが初期化されたときに“以前の”HARQパケットの存在を検出することに失敗する可能性がある。このことは、端末が符号器パケットに対する以前のすべてのサブパケットの関連する制御メッセージの検出に失敗したときに起こる。この場合、端末が動的タイマーが初期化された後の第1のカラービットの変化を観察するときに、それは単に“以前の”HARQパケットの存在を検出する。“新たな”HARQパケットの存在を検出するために、端末は2つのカラービット値の変化を観察する必要がある。すなわち、“新たな”HARQパケットは、カラービットが2度切り換わるのを観察することによってより大きな信頼度で検出される。
一方、ステップ826の後で、過去の時間Tm以内にこのARQチャネルに関してサブパケット送信が受信されたか否かについての決定がなされる(ステップ828)。一実施形態において、この時間間隔は動的タイマーが初期化された後で受信がスケジュールされる連続するM回に対応する。パラメータMはたとえば、(1)パケットデータチャネル送信に対して受信機に割り当てられたARQチャネルの全体数、及び(2)各HARQパケットに対する送信/再送の最大数、などの種々の要因に基づいて選択される。概して、ARQチャネルを使用する可能性が小さいならば、Mはより大きな値に設定されるが、これは、より多くのARQチャネルが割り当てられより少ない再送が許可される場合である。一実施形態において、Mは以下のように設定される。
♯ARQチャネル≦M≦α・(#ARQチャネル)
ここで、αは1よりも大きな適切に選択された定数である。ステップ828に対する答えがYESならば、このARQチャネルは候補組から除去される(ステップ830)。
一実施形態において、候補組における各ARQチャネルに対してカウンタを設定することにより試験が実行される。各カウンタはゼロに初期化される。サブパケットが当該端末に対して、しかし他のARQチャネルに対して受信されるときに、特定のARQチャネルに対するカウンタはインクリメントされる。サブパケットが端末に対してかつこのARQチャネルに関して受信されるときカウントはゼロにリセットされる。カウンタがMに到達するときに、ARQチャネルは候補組から除去される。
送信機のスケジューラは概して、長い間送信キューにあったエンコーダパケットに対して高い優先権を与える。さらに、エンコーダパケットは概してその優先権に基づく順番で送信される。この場合、係属中のHARQパケットは概して、送信キュー内の順番に従って再送される。パラメータMは上記の2つの仮定の有効性の度合いに基づいて選択される。
ステップ828に対する答えがNOあるいはARQチャネルがステップ830において設定された候補から除去されたならば、設定された候補組におけるすべてのARQチャネルが評価されたか否かについての決定がなされる(ステップ832)。答えがNOならば、組内の次のARQチャネルが選択され(ステップ834)、このARQチャネルを評価するために処理はステップ824に戻る。
一方、ステップ832に決定されたように、組内のすべてのARQチャネルが評価されたならば、候補組が空かどうかについての決定がなされる(ステップ842)。候補組が空であるならば、欠落RLPフレームを含むHARQパケットを送信するのに用いられるARQチャネルが存在しないことになり、欠落RLPフレームに対する動的タイマーは満了に設定される(ステップ844)。ステップ846で決定されたように、候補組が空でないが(例えば、欠落RLPフレームまたは欠落フレームの復元のために受信機RLPによって維持された固定タイマーが満了したときに)動的タイマーをキャンセルするためのコマンドを受信機RLPから受信したならば、動的タイマーはキャンセルされる(ステップ848)。一方、候補組が空でなく、動的タイマーをキャンセルするためのコマンドを受信機RLPから受信しないならば、処理はステップ820に戻り、端末はそれに当てられた次のサブパケットを待つ。動的タイマーの満了あるいはキャンセルがあったときに処理は停止される。
動的タイマーはF−PDCHに関する各サブパケットの受信の終了で周期的に更新される。動的タイマーが更新の後に満了するならば、受信機HARQ−CFは欠落RLPフレームに対して受信機RLPに対する指示を送信する。
図8に示されるプロセスは、欠落RLPフレームをもつHARQパケットを送信するのに用いられたすべての可能なARQチャネルの候補組を効果的に決定し、このHARQパケットを送信するのに用いることができない候補組における各ARQチャネルを除去する。欠落RLPフレームは、要求が送信されたときに候補内のARQチャネルに関して再送される。異なるイベントを評価することによって、受信機HARQ−CFは、RLPフレームがまだARQチャネルの任意の1つに関して送信されている可能性を除去できる。これは、候補組を削減する目的となる。受信機HARQ−CFは、いったん欠落RLPフレームがARQチャネルを介して送信されていないと決定したならば、その指示を送信する。図8のプロセスは可能な候補ARQチャネルを連続的に除去する。
可能なARQチャネルを候補組から除去する他の基準も使用され、これも本発明の範囲に包含される。さらに、図8に示す3つすべての基準を実行する必要は無い。例えば、ステップ828に示される基準は削除され、受信機RLPによって維持される固定タイマーは、動的タイマーを“時間切れ(time out)”に依存している。
RLP以下のHARQ−CFのACK/NAK機構は、パケットデータチャネルに関するデータ送信の信頼性を改善するために利用される。一実施形態において、送信機HARQ−CFが、(このエンコーダパケットに対する所定回数の再送の後で)特定のエンコーダパケットが失われたことを認識したときに、送信機HARQ−CFは同じARQチャネルであるが異なるカラービット値を介してもう一度エンコーダパケットを再送することができる。これは、エンコーダパケットに対して受信したすべてのサブパケットを除去して復号プロセスを新たに開始することを受信機に対して要請する。この自律(autonomous)送信機HARQ−CF再送手順は、長い遅延の後に発生する受信機RLPからの遅延NAKを待つことなしに失われたエンコーダパケットを再送することを可能にする。
送信機HARQ−CFによる自立再送が使用されるならば、図8に示される欠落RLPフレームに対する動的タイマーの更新は、新たなカラービット値をもつ同じエンコーダパケットの再送を可能にするために変更される。一実施形態において、カラービットが(2回ではなく)3回切り換えられた場合には、図8に示すステップ826に対して、新たなHARQパケットが検出されてARQチャネルを介して送信される。
受信機HARQ−CFで欠落RLPフレームが失われたか否かを決定する他の機構が実装されるが、これも本発明の範囲内にある。
図6は、上記した固定及び動的タイマーをもつパケットデータチャネルに関するデータ送信のための受信機RLP及び受信機HARQ−CF間の相互作用を示す図である。図6に示されるパケットデータチャネル送信の例は、図5を参照して上記したものと同じである。特に、‘0’、‘1’、‘2’のACIDをもつ3つのARQチャネルが使用されるが、サブパケット送信はすべて等しい時間長さであり、交互に送信される。
上記したように、時間T7の近くで、受信機RLPはシーケンス番号S2及びS3をもつ2つの欠落RLPフレームがあることを決定する。受信機RLPは次にこれらの欠落RLPフレームに対する固定タイマーを開始するとともに、これらのフレームに対する動的タイマーを開始するために受信機HARQ−CFに対して要求を送信する。
この要求を受信したとき、受信機HARQ−CFは、それぞれシーケンス番号S2、S3をもつ2つの欠落RLPフレームに対して、2つの動的タイマー、タイマー_A及びタイマー_Bを開始する。これらの動的タイマーを初期化するために、受信機HARQ−CFは各欠落RLPフレームに対して候補組を形成する。それぞれタイマー_A及びタイマー_Bに対する候補組CA及びCBは、それぞれACID=‘0’及びACID=‘1’を含むが、ACID=‘2’は含まない。これは、このARQチャネルは最後の良好なHARQパケットを提供するからである。
受信機HARQ−CFは次に、端末に向けられた各受信サブパケット送信の後でアクティブな動的タイマーを更新する。時間T10の直後、受信機HARQ−CFは、良好なHARQパケットがARQチャネル‘0’から復元され、ACID=‘0’は両候補組CA及びCBから除去されることを決定する。各候補組はこの時点で、ACID=‘1’のみを含む。
時間T12の直後、受信機HARQ−CFは、候補組CA及びCBに含まれていないARQチャネル‘2’から良好なHARQパケットが復元されたことを決定する。すなわち、このサブパケット送信に対して候補組CA及びCBに関して何の変化もない。時間T14の直後、受信機HARQ−CFは、良好なHARQパケットがARQチャネル‘1’から復元され、ACID=‘1’が両候補組CA及びCBから除去されることを決定する。受信機HARQ−CFは次に、候補組CA及びCBがともに空であることを決定する。その結果、2つの動的タイマー、タイマー_A及びタイマー_Bは満了に設定される。受信機HARQ−CFは次に、満了したタイマー_A及びタイマー_Bに関連するシーケンス番号S2及びS3をもつ受信機RLPに対して指示を送信する。
図6に示す例は、ARQチャネルに関する良好なHARQパケットの復元をもとにして2つの候補組における各ACIDの除去を示している。候補組からARQチャネルを除去するための図8に示された2つの基準は起動されない。
ここに記述された技術は、下層のHARQ再送機構をもつシステムに対して改善されたRLP再送を提供するのに使用される。これらの技術は、cdma2000、CDMAシステム、W−CDMAシステムなどの種々の通信システムに使用される。この技術は、(RLPに対応する)上位再送機構と(HARQ−CFに対応する)低位再送機構とをもつ他の通信システムにも適用可能である。これらの技術は、他のタイプの通信システム(例えば、TDMA及びFDMAシステム)に使用される。
図9は、基地局104及び端末106の実施形態のブロック図である。順方向リンクに関して、パケットデータチャネル送信を受信するべく指定された特定の端末に対してF−PDCH及びF−PDCCHのデータは、送信(TX)データプロセッサ912によって受信及び処理(例えばフォーマット、符号化など)される。F−PDCH及びF−PDCCHに対する処理は、cdma2000標準文書の記述に従って実行される。処理されたデータは次に、変調器(MOD)914に供給され、変調されたデータを提供するためにさらに処理(例えば、チャネル化、拡散など)される。送信機(TMTR)ユニット916は次に、変調されたデータを1つまたはそれ以上のアナログ信号に変換されて、さらに加工(例えば、増幅、ろ波、周波数アップコンバート)される。順方向リンク信号はデュプレクサ(D)922を通過し、アンテナ924を介して指定の端末に送信される。
端末では、順方向リンク信号はアンテナ952によって受信され、デュプレクサ(D)954を通過し、受信機(RCVR)ユニット956に供給される。受信機ユニット956は受信信号を加工(例えば、ろ波、増幅、周波数ダウンコンバート)し、加工された信号をデジタル化してサンプルを生成する。復調器958は次に、当該サンプルを処理(例えば逆拡散、チャネル化、データ復調)してシンボルを生成する。復調器958は、受信信号の複数のインスタンス(すなわちマルチパス成分)を処理して合成シンボルを生成する。受信(RX)データプロセッサ960は次にシンボルを復号し、受信したパケット/フレームを検査し、復号されたデータを提供する。復調器958及びRXデータプロセッサ960はそれぞれ変調器914及びTXデータプロセッサ912による処理と相補う関係にある。
一実施形態において、RXデータプロセッサ960は物理レイヤ及びHARQ−CFに対する処理を実行し、コントローラ970はRLPに対する処理を実行する。この実施形態において、RXデータプロセッサ960は、(1)正しく復元された各HARQパケットに対して復号されたデータ、(2)各サブパケット送信(例えばACKまたはNAK)の状態、(3)満了した動的タイマーの指示、などを提供する。コントローラ970は次に、欠落RLPフレームを検出し、欠落していると検出されたRLPフレームに対する要求を提供する。コントローラ970はさらに、受信機RLPに対する適切なNAKをTXデータプロセッサ982に供給し、受信機HARQ−CFに対するACK/NAKフィードバックを変調器984に供給する。
逆方向リンクに関して、逆方向リンクに対するデータ及びRLPフィードバック情報はTXデータプロセッサ982によって処理(例えばフォーマット化、符号化など)され、変調器984によってさらに処理(例えばチャネル化、拡散など)され、逆方向リンク信号を生成するために送信機ユニット986によって加工(例えばアナログ信号への変換、増幅、ろ波、周波数アップコンバート)される。逆方向リンク信号は次に、デュプレクサ954を通り、アンテナ952を介して基地局に送信される。
基地局で、逆方向リンク信号はアンテナ924によって受信され、デュプレクサ922を通り、受信機ユニット942に供給される。受信機ユニット942は、受信信号を加工(例えば、周波数ダウンコンバート、ろ波、増幅など)し、加工された信号をデジタル化してサンプルストリームを生成する。復調器944は次に、サンプルを加工(例えば、逆拡散、チャネル化など)してシンボルを提供し、RXデータプロセッサ946はさらに、端末に対して復号されたデータを供給する。順方向及び逆方向リンクに対するデータ処理は、cdma2000標準文書によって記述される。
コントローラ930は、復調器944からのHARQ−CF ACK/NAKフィードバックを受信し、RXデータプロセッサ946からのRLP NAKフィードバックを受信して、HARQ−CF及びRLPに対して適切な再送を行なう。
コントローラ930及び970はさらに、基地局及び端末での処理をそれぞれ制御する。各コントローラは、RLP再送に対して上記された技術のすべてあるいは一部を実装するように設計されている。コントローラ930及び970によって必要とされるプログラムコード及びデータはそれぞれメモリユニット932及び972に記憶される。
RLP再送に関してここに記述された技術は、種々の手段により実装される。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、それらの組み合わせにより実装される。ハードウェア実装の場合、技術を実装するのに使用される要素(例えば、図7及び図8に示される処理を実行する要素)は、1つまたはそれ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ−コントローラ、マイクロプロセッサ、上記の機能を実行するべく設計された他の電子ユニット、あるいはそれらの組み合わせによって実装される。
ソフトウェア実装の場合、これらの技術は上記の機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能など)によって実装される。ソフトウェアコードはメモリユニット(例えば図9に示すメモリユニット932及び972)に記憶され、プロセッサ(例えば、コントローラ930及び970)によって実行される。メモリユニットはプロセッサ内部あるいはプロセッサの外部に実装される。外部実装の場合には、当業界で既知の種々の手段を介してプロセッサに通信可能に結合される。
開示された実施形態の上記の説明は当業者が本発明を製造あるいは使用可能にするために提供された。当業者にとってこれらの実施形態に対する種々の変形例が可能であり、ここで規定された一般的な原理は、本発明の精神或いは範囲を逸脱することなしに他の実施形態にも適用可能である。すなわち、本発明は、ここに示された実施形態に限定されることはなく、請求の範囲に開示された原理及び新規な特徴に適合する限り、最も広い権利範囲が与えられてしかるべきである。
本発明の特徴、性質そして利点は、図面を参照して以下に述べる詳細な説明からより明らかになる。同一の参照文字は明細書全体にわたって同じ要素を示すものとする。
CDMA通信システムの図である。 cdma2000リリースCによって規定されるレイヤ構造の図である。 パケットデータチャネルに関するデータ送信のために基地局によって行なわれるデータカプセル化を示す図である。 パケットデータチャネルに関するデータ送信の一例を示すタイムチャートである。 パケットデータチャネルに関するデータ送信のために受信機RLPと受信機HARQ−CF間の相互作用を示す図である。 固定及び動的タイマーを用いた、パケットデータチャネルに関するデータ送信のために受信機RLP及び受信機HARQ−CF間の相互作用を示す図である。 動的タイマー及び固定タイマーに基づいてRLPサブレイヤで欠落RLPフレームの再送を開始するためのプロセスのフローチャートである。 特定の欠落RLPフレームが失われたか否かをF−PDCHに関する再送に基づいて決定する手順を示すフローチャートである。 基地局及び端末の実施形態のブロック図である。

Claims (29)

  1. 第1のサブレイヤ内の第1の再送機構と、前記第1のサブレイヤよりも下位に位置する第2のサブレイヤ内の第2の再送機構を備えた無線通信システムにおいて、前記第1の再送機構によりデータを再送するための方法であって、
    前記第1のサブレイヤにおいて欠落フレームを検出することと、
    前記第2のサブレイヤ内の前記第2の再送機構において用いられ、前記第1のサブレイヤにおける各欠落フレームに対してそれぞれ設けられた、可変の時間周期を持つ動的タイマーを開始することであって、各欠落フレームに対する動的タイマーは、前記欠落フレームを送信するのに用いられる論理チャネルの候補組に関連することと、
    前記第2のサブレイヤ内においてパケットが首尾よく受信されたか否かを判断することと、
    首尾よく受信されたパケットを伝送するのに使用されるものであると前記第2のサブレイヤにおいて識別された論理チャネルを前記論理チャネルの候補組から除去することと、
    前記候補組が空であるという決定に基づいて前記動的タイマーを満了とすることと、
    前記動的タイマーが満了であることに基づいて前記欠落フレームが失われたと判定することと、
    を具備する方法。
  2. 前記第2のレイヤにおける新たなパケットが前記論理的チャネルを介して送信されたならば、候補セットから論理的チャネルが除去される請求項1に記載の方法。
  3. 特定の時間間隔内に前記論理チャネルを介しての送信がないならば、候補セットから論理的チャネルが除去される請求項1に記載の方法。
  4. 無線リンクプロトコル(RLP)によって提供される第1の再送機構と、前記無線リンクプロトコル(RLP)よりも下位に位置するハイブリッド自動再送制御機能(HARQ−CF)によって提供される第2の再送機構とを備えたCDMA無線通信システムにおいて、前記RLPを介してデータを再送する方法であって、
    前記RLPに係るサブレイヤにおいて欠落RLPフレームを検出することと、
    前記HARQ−CFに係るサブレイヤにおいて用いられ、各RLPフレームに対してそれぞれ設けられた、可変の時間周期を持つ動的タイマーを開始することであって、各動的タイマーは、前記欠落RLPフレームを送信するのに用いられるARQチャネルの候補組に関連することと、
    前記HARQ−CFに係るサブレイヤにおいてパケットが首尾よく受信されたか否かを判断することと、
    首尾よく受信されたHARQパケットを伝送するのに使用されるものであると前記HARQ−CFに係るサブレイヤにおいて識別されたARQチャネルを前記ARQチャネルの候補組から除去することと、
    前記候補組が空であるという決定に基づいて各動的タイマーを満了とすることと、
    前記動的タイマーが満了であることに基づいて前記欠落RLPフレームが失われたと判定することと、
    を具備する方法。
  5. 新たなHARQパケットが前記ARQチャネルを介して送信されたならば、候補セットからARQチャネルが除去される請求項4に記載の方法。
  6. 特定の時間間隔内に前記ARQチャネルを介しての送信がないならば、候補セットからARQチャネルが除去される請求項4に記載の方法。
  7. 前記特定の時間間隔は、与えられたARQチャネルに関して送信を受信する可能性に基づいて選択される請求項6に記載の方法。
  8. 第1のサブレイヤ内の第1の再送機構と、前記第1のサブレイヤよりも下位に位置する第2のサブレイヤ内の第2の再送機構を備えた無線通信システムにおいて、失われたフレームを検出する方法であって、
    前記第2のサブレイヤ内の前記第2の再送機構において用いられ、第1のサブレイヤで欠落していると検出された欠落フレームに対してそれぞれ設けられた、可変の時間周期を持つ動的タイマーを開始することであって、前記動的タイマーは、前記欠落フレームを送信するのに用いられる論理チャネルの候補組に関連することと、
    前記第2のサブレイヤ内においてパケットが首尾よく受信されたか否かを判断することと、
    首尾よく受信されたパケットを伝送するのに使用されるものであると前記第2のサブレイヤにおいて識別された論理チャネルを前記論理チャネルの候補組から除去することと、
    前記候補組が空のときに前記動的タイマーを満了とすることと、
    前記動的タイマーが満了であることに基づいて前記欠落フレームが失われたフレームであると決定することと、
    を具備する方法。
  9. 前記第1のサブレイヤは無線リンクプロトコル(RLP)に従い、前記第2のサブレイヤは、前記RLPの下部に配置されたハイブリッド自動再送制御機能(HARQ−CF)に従う請求項8に記載の方法。
  10. 前記欠落フレームは失われたフレームであると決定することは、前記動的タイマーが満了するときに前記欠落フレームは失われたフレームであると決定することを含む請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1の再送機能を用いて前記第1のサブレイヤにおける前記失われたフレームの再送を要求することをさらに具備する請求項8に記載の方法。
  12. 前記除去することは、所定の時間間隔の間に、パケットが送信されなかった論理チャネルを除去することを含む請求項8に記載の方法。
  13. 複数の欠落フレームの各々に対して複数の動的タイマーの各々を開始することをさらに含む請求項8に記載の方法。
  14. 前記欠落フレームが受信されたときに前記動的タイマーをキャンセルすることをさらに含む請求項8に記載の方法。
  15. 第1のサブレイヤ内の第1の再送機構と、前記第1のサブレイヤよりも下位に位置する第2のサブレイヤ内の第2の再送機構を備えた無線通信システムにおいて、失われたフレームを検出するプロセッサであって、前記プロセッサは、
    前記第2のサブレイヤ内の前記第2の再送機構において用いられ、第1のサブレイヤで欠落していると検出された欠落フレームに対してそれぞれ設けられた、可変の時間周期を持つ動的タイマーを開始することであって、前記動的タイマーは、前記欠落フレームを送信するのに用いられる論理チャネルの候補組に関連するステップと、
    前記第2のサブレイヤ内においてパケットが首尾よく受信されたか否かを判断するステップと、
    首尾よく受信されたパケットを伝送するのに使用されるものであると前記第2のサブレイヤにおいて識別された論理チャネルを前記論理チャネルの候補組から除去するステップと、
    前記候補組が空のときに前記動的タイマーを満了とするステップと、
    前記動的タイマーが満了であることに基づいて前記欠落フレームが失われたフレームであると決定するステップと、を実行するように構成されるプロセッサ。
  16. 前記第1のサブレイヤは無線リンクプロトコル(RLP)に従い、前記第2のサブレイヤは、前記RLPの下部に配置されたハイブリッド自動再送制御機能(HARQ−CF)に従う請求項15に記載のプロセッサ。
  17. 前記欠落フレームは失われたフレームであると決定することは、前記動的タイマーが満了するときに前記欠落フレームは失われたフレームであると決定することを含む請求項15に記載のプロセッサ。
  18. 前記第1の再送機能を用いて前記第1のサブレイヤにおける前記失われたフレームの再送を要求することをさらに具備する請求項17に記載のプロセッサ。
  19. 前記除去することは、所定の時間間隔の間に、パケットが送信されなかった論理チャネルを除去することを含む請求項15に記載のプロセッサ。
  20. 前記プロセッサはさらに、複数の欠落フレームの各々に対して複数の動的タイマーの各々を開始するステップを実行するように構成される請求項15に記載のプロセッサ。
  21. 前記プロセッサはさらに、前記欠落フレームが受信されたときに前記動的タイマーをキャンセルするステップを実行するように構成される請求項15に記載のプロセッサ。
  22. 第1のサブレイヤ内の第1の再送機構と、前記第1のサブレイヤよりも下位に位置する第2のサブレイヤ内の第2の再送機構を備えた無線通信システムにおける受信機であって、
    復号されたデータを提供するためにデータ送信を処理するように動作可能なRXデータプロセッサと、
    前記第2のサブレイヤ内の前記第2の再送機構において用いられ、第1のサブレイヤで欠落していると検出された欠落フレームに対してそれぞれ設けられた、可変の時間周期を持つ動的タイマーを開始することであって、前記動的タイマーは、前記欠落フレームを送信するのに用いられる論理チャネルの候補組に関連し、
    前記第2のサブレイヤ内においてパケットが首尾よく受信されたか否かを判断し、
    首尾よく受信されたパケットを伝送するのに使用されるものであると前記第2のサブレイヤにおいて識別された論理チャネルを前記論理チャネルの候補組から除去し、
    前記候補組が空のときに前記動的タイマーを満了とし、
    前記動的タイマーが満了であることに基づいて前記欠落フレームが失われたフレームであると決定するように動作可能なコントローラと、
    を具備する受信機。
  23. 前記コントローラは、前記動的タイマーを満了するように設定することによって前記動的タイマーを更新すべく動作可能である請求項22に記載の受信機。
  24. 前記第1のサブレイヤは無線リンクプロトコル(RLP)に従い、前記第2のサブレイヤは、前記RLPの下部に配置されたハイブリッド自動再送制御機能(HARQ−CF)に従う請求項22に記載の受信機。
  25. 前記コントローラはさらに、前記動的タイマーが満了するときに前記欠落フレームが失われたフレームであると決定することによって、前記欠落フレームは失われたフレームであると決定するように動作可能な請求項22に記載の受信機。
  26. 前記コントローラはさらに、前記第1の再送機能を用いて前記第1のサブレイヤにおける前記失われたフレームの再送を要求するように動作可能な請求項25に記載の受信機。
  27. 前記コントローラは、所定の時間間隔の間に、パケットが送信されなかった論理チャネルを候補セットから除去するように動作可能な請求項22に記載の受信機。
  28. 前記コントローラは、複数の欠落フレームの各々に対して複数の動的タイマーの各々を開始するように動作可能である請求項22に記載の受信機。
  29. 前記コントローラはさらに、前記欠落フレームが受信されたときに前記動的タイマーをキャンセルするように動作可能である請求項22に記載の受信機。
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