JP4618976B2 - ビリヤード・チェッカーボード - Google Patents

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  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、同一台面で、同時にチェッカーゲームと球類運動とを行うことができるビリヤード・チェッカーボードに関する。
【0002】
(背景技術)
従来のチェッカーゲーム用器具及び球類運動器具は、機能が比較的単純であり、組み合わせ形態も少ないため、応用範囲が狭い。設計の思想が同じで、単なるサイズが異なる製品にしても、同じ製造方法によりこれを拡大又は縮小して製造することは容易ではない。仮に製造できたとしても、同じ方式でゲームを行うことは容易ではない。また、同一台面で、同時にチェッカーゲームと球類運動とを行うことができない。
【0003】
例えば、中国実用新案第CN2298043Y号公報に記載されたビリヤードテーブルでは、組み合わせ形態が単純であり、機能も少ない。台面には深さを有する円い凹部又は円穴の球受け穴が均一的に分布されていないため、球を衝突させることだけを行うことでき、チェッカーゲームを行うことができない。また、テーブルの周囲には防護外枠が設けていないので、球受け穴に球を投げる時に、或いは球が台縁を越えて球受け穴に跳ねようとする時に、球が容易に台面を出て落下することがあり、ゲームが中断したり、安全の問題も存在する。従って、このテーブルの上に球投げ又は球跳ね等のようなやり方ではほとんど不可能である。なお、上記テーブルの内枠が円形であるので、球の跳ね返りを制御すること又は跳ね返り角度の運動軌跡を把握することには不利である。
【0004】
また、中国実用新案第CN2270536Y号公報に記載される台板の背面にチェッカーボードを固定した器具では、同様に同時にチェッカーゲームと球類運動を行うことができない問題も存在する。
【0005】
一方、中国実用新案第CN2203171Y号公報に記載されるビリヤードテーブルでは、台面がテーブルの中心に対して水平に回転することできるが、台面が支柱の軸受けに回転する形態だけが公開され、台面を支持する支持点が軸受けの一つだけであるので、操作者が台縁を支えて球を突く時には、台面が傾く可能があり、台面と球が安定しない。また、このようなテーブルを大きく加工することができない。また、上記のテーブルが長方形であり、回転する際に操作者の立ち場所を妨害する問題が存在する。
【0006】
そこで、本発明は、容易に拡大又は縮小して製造することができ、かつ使用効果に影響を与えることなく、適用性が良く、操作が便利、安全かつ安定した、多機能な棋類と球類を組み合わせたビリヤード・チェッカーボードを提供することを目的とする。
【0007】
(発明の開示)
上記目的を達成するために、本発明のビリヤード・チェッカーボードは、台板と、前記台板に貼り付けられ、円い凹部又は円孔からなる球位を均一に分布させた正六辺形状の平面層と、前記台板上で、かつ、前記平面層の周囲に設けられ、前記平面層よりも高い台縁と、前記台縁及びそれに連接される前記台板に形成された球受け穴を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記各球位は、前記正六辺形をなす3対の互いに平行な2辺にそれぞれ直交し、かつ、等間隔で描かれた平行線のうち、3本の直線の交点に形成され、かつ、前記3本の直線の各方向に隣接する各球位の間隔が等しいことが好ましい
【0009】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記平面層は、弾性緩和材料からなるこが好ましい
【0010】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記平面層は2層以上の階段状の面であり、前記台縁の内枠の近傍にある球位は前記平面層の中心にある球位よりも高く、前記球位は前記平面層前記台板とに穿設された直立壁貫通孔であることが好ましい
【0011】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記台縁の外枠に沿って前記台縁よりも高い保護枠を更に設け、前記保護枠は1層又は複数層からなり、前記保護枠の上面が平面又は外側が高く内側が低い傾斜面であることが好ましい
【0012】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記保護枠は上層保護枠と下層保護枠からなり、前記上層保護枠の幅は前記下層保護枠の幅より大きく、前記上層保護枠の内枠は上が広く下が狭い傾斜面を有し、前記下層保護枠に目的地域の記号を取り付けるか又は形成したことが好ましい
【0013】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記保護枠の外枠は円形或いは正六辺形以上の多辺形からなり、前記保護枠の内枠は円形又は正十二辺形からなり、前記台縁の内枠は六辺形からなることが好ましい
【0014】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記台板の下側にビリヤード・チェッカーボード支持部を設け、前記台板と前記ビリヤード・チェッカーボード支持部との間に回転盤を設けたことが好ましい
【0015】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、使用される球と前記球位の直径比は、1:0.5〜1:0.65であることが好ましい。
【0016】
また、上記ビリヤード・チェッカーボードにおいて、前記台縁と前記台板は一体化され、前記球受け穴は穴腹曲面と穴口曲面からなり、かつ穴口が小さく穴腹が大きいものであり、前記穴腹曲面と前記穴口曲面はそれぞれ半径の異なる円弧曲面からなり、前記穴腹曲面と前記穴口曲面との境界はなめらかに連接していることが好ましい
【0017】
本発明の使用効果及び特徴
1.台縁と球受け穴を設けるだけでなく、正六辺形の層配置形状で順に均一に分布させた深さを有する球位を設けたので、組み合わせた機能が強く、チェッカーゲームと球類運動とを同時に行うことができ、球を移動する技術を多様に変化させることができ、比較簡単なチェッカーゲームを多様に変化させることができる。
【0018】
2.上記台縁の外枠に沿って保護枠を設けたので、台縁に到達した球が落下することを防止することができ、球投げ、球突き等の技術を採用することに有利になる。
【0019】
3.ビリヤード・チェッカーゲーム以外では、従来の他のチェッカーゲームの駒は球形ではなく、ボードの棋位は平面的な記号からなり、ボードの上に球類運動を行うことができない。また、従来のビリヤード・チェッカーボードには球類運動に対して必要な台縁を設けていない。また、従来のビリヤード・チェッカーボードは六角形であるため、六角形のボードの周囲に台縁を設けていなければ、球投げ、球突き等の技術を採用することが難しい。そこで、本発明のビリヤード・チェッカーボードは六辺形からなる台面に台縁を設け、台縁の内枠の角度を鋭角でなく、鈍角にしたので、台縁の内枠の条辺を減少させることができる。また球位を正六辺形の層配置形状で順に分布させたので、六角形のボードと比較して、面積を1/3も増加させることができる。
【0020】
4.保護枠の外枠は円形或いは正六辺形以上の多辺形からなるため、中国実用新案第CN2203171Y号公報に記載される長方形の回転ビリヤード・チェッカーボードより、回転に有利になり、又は台に沿う移動の距離を少なくすることができる。回転をしなくても、3人以上の試合時時間を節約することに有利である。また、台縁の内枠は正六辺形であるので、円形の内枠より跳ね返り球を打つことに有利である。
【0021】
5.球位を層配置形状で均一に分布させたので、球位を結ぶ線に従って、又は参照して狙ってから、球を打つことができる。
【0022】
6.球位を層配置形状で均一に分布させたので、球が任意の方向に移動しても、球を打つ力又は姿勢が同じであれば、球の移動効果が同じになる。
【0023】
7.球位を層配置形状で均一に分布させたので、ビリヤード・チェッカーゲームだけでなく、五子囲碁にも使うことができる。また球でビリヤード・チェッカーボードに字を組み、立体図形を作る等、さまざまな使い方をすることができる。単純なチェッカーゲームとしても、従来のボート及び駒よりも大きいので、新鮮感を持たせることができる。
【0024】
8.ビリヤード・チェッカーボードに多くの球位を分布させ、異なる階段平面に球位を設けたので、球を打つとき、球位から球に対する抵抗を打ち消さなければならず、球を打つテクニックと興味を高めることができる。
【0025】
9.ビリヤード・チェッカーボードに多くの球位を分布させ、多くの球位によって球を連続阻止し、球のロール方向が一回又は複数回に突然変わる又は偶然一致することがあるので、試合に意外性を持たせることができる。
【0026】
10.球位は直立壁の凹部であり、凹部の壁を台面に対して垂直にしたので、直角の穴口の方が丸くした穴口よりも球に対して抵抗が小さくなり、球を打つことに有利である。
【0027】
11.ビリヤード・チェッカーボードの下側に回転盤を設けたので、中国実用新案第CN2203171Y号公報に記載される軸受けを設けたビリヤード・チェッカーボードよりも、更に安定して回転させることができる。ビリヤード・チェッカーボードを壁の近傍に置くか、或いは操作者が座った状態である場合にも、ビリヤード・チェッカーボードを操作者が便利であると思う位置まで回転させることができ、置く場所を小さくすることができる。
【0028】
12.球が円形凹部の球位に落ち着くので、ビリヤード・チェッカーボードがある程度傾いたり、或いは振動しても、球が元の位置を維持することができ、電車の中にビリヤード・チェッカーボードを置くこともできる。
【0029】
13.小型ビリヤード・チェッカーボードに対して、球位が台板を貫通していないので、単面ビリヤード・チェッカーボードの背面を普通のテーブル面としても使用することができる。また、双面のビリヤード・チェッカーボードにすることもでき、例えば、その背面をビリヤードとして使用することができる。
【0030】
上記の本発明のビリヤード・チェッカーボードによれば、使用者はゲームを行う時、ビリヤード・チェッカーボードの具体的設計構造及び球類運動の規則によって非常に便利に操作方式を決めることができ、娯楽性と競争性を高めることができる。
【0031】
また、試合を行う際、各選手は自分の属する同じ色の球を出発地域から目的地域まで移動させ、球を移動させるために、球を跳ね、突き又は投げる方法を採用することができ、先に自分の球を全部目的地域まで移動させた選手が勝利する。
【0032】
(発明を実施するための最良の形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0033】
図1、図2、図5、図8及び図9に示すように、本発明のビリヤード・チェッカーボードは、球位1と、台縁2と、保護枠の外枠3と、台縁の内枠4と、保護枠の内枠5と、保護枠6と、球位を結ぶ線7と、球位を結ぶ太い線8と、球受け穴9と、球受け穴底板10と、平面層11と、台板12と、回転盤18と、コロ装置19と、回転盤上盤20と、弾性体材料21と、回転盤下盤22と、穴口曲面91と、穴中曲面92とを備える。
【0034】
また、図3に示すように、本発明の他の実施の形態のビリヤード・チェッカーボードは、さらに上層保護枠6’と、台板増強枠13と、装飾板14と、網袋圧鉄輪(ワッシャ)15と、上層保護枠の内枠16と、増高板(スペーサ)17とを備える。
【0035】
また、図7に示すように、本発明の他の実施の形態のビリヤード・チェッカーボードは、さらに背面台面24を備える。
【0036】
実施例1:
球位1の分布層及び台縁の内枠4の平面形状について、円形、多辺形、その他の形状のいずれかを選択することができるが、本実施例では、チェッカーゲームとビリヤードゲームに兼用するために、正六辺形とすることが好ましい。
【0037】
保護枠の外枠3の平面形状は、円形、円形の変形体、多辺形(例えば、十二辺形、正六辺形、十辺形等)等のいずれかの形状とすることができる。回転装置を設けたビリヤード・チェッカーボードでは、保護枠の外枠3の平面形状を円形とすることが好ましい。一般に、保護枠の外枠3はビリヤード・チェッカーボードの外枠の最大直径であり、その直径が約200〜2200mmの範囲である。また、これよりも更に大きく、或いは小さくすることもできる。
【0038】
保護枠の内枠5は十二辺形又は円形である。また、その他の多辺形とすることもできる。
【0039】
球位1の間隔は、中心線と平行線との間隔(以下「平行線間隔」とも呼ぶ)によって決められ、球の直径と平行線間隔の比は1:0.9〜1:1.15である。当然に、これよりも更に大きく、或いは小さくすることもできる。
【0040】
球と球位1の直径比は、1:0.5〜1:0.65である。当然に、これよりも更に大きく、或いは小さくすることもできる。
【0041】
球の直径は、約9〜80mmの範囲である。また、これよりも更に大きく、或いは小さくすることもできる。
【0042】
中心線の両側の平行線の数(以下「平行線の数」とも呼ぶ)については、球位1の分布層の数が平行線の数によって決められるので、平行線の数を16〜32の範囲から選ぶ。また、これよりも更に多く、或いは少なくすることもできる。
【0043】
保護枠の外枠3の直径は、計算方法:平行線間隔×平行線の数×外枠直径係数によって求められる。
【0044】
外枠直径係数は1.14〜1.24の範囲から選び、平行線の数が多いときは比較的小さい外枠直径係数を、平行線の数が少ないときは比較的大きい外枠直径係数を選ぶ。
【0045】
台縁の内枠4と外層円心線との間隔は:球の直径×内枠と外層円心線との間隔係数によって求められる。
【0046】
内枠と外層円心線間隔係数は約0.6〜1の範囲である。
【0047】
台縁2の上平面と平面層11との高さは:球の直径×縁の高さ係数によって求められる。
【0048】
縁の高さ係数は約0.6〜0.の範囲であり、保護枠6を設けたときには、比較的小さい縁の高さ係数を選ぶ。
【0049】
球受け穴9については、台縁の内枠4の近傍にある最も狭いところの長さは:球の直径×穴口係数によって求められる。
【0050】
穴口係数は約1.18〜1.45の範囲である。
【0051】
また、必要に応じて、球受け穴9の両側の台縁2上に複数の球受け穴を設置することもできる。
【0052】
保護枠の内枠5と球受け穴9の後壁との距離は:球の直径×保護枠から球受け穴までの係数によって求められる。
【0053】
保護枠から球受け穴までの係数は約0.6〜2の範囲である。
【0054】
保護枠6の高さは:球の直径×保護枠高さ係数によって求められる。
【0055】
保護枠高さ係数は約0.35〜3の範囲である。また、これよりも更に大きく、或いは小さくすることもできる。
【0056】
立ったままの状態で球を投げるビリヤード・チェッカーボードに対しては、比較的大きい保護枠高さ係数を選ぶ。
【0057】
保護枠6を高くするには、その全体を高くする方法と一部分だけを高くする方法がある。増加部分と連接する方法は、固定連接、着脱可能な連接、活動式連接(例えば摺動、回転、挿取等)等の方法がある。
【0058】
保護枠6の全体を高くする場合、保護枠6を2層又は2層以上の多層とすることができる。一般に上層保護枠6’の幅は下層保護枠より大きい。図3に示すように、上層保護枠6’の内枠16は上が広く下が狭い傾斜面であるため、球が上層保護枠6’を越える確率をさらに少なくすることができる。一般に球は下層保護枠にぶつかることがないので、下層保護枠を弾性体材料で覆う必要がない。下層保護枠に目標記号Aを設けることができる。
【0059】
保護枠6の高さは全体に同じであるが、実際の場所によって、必要に応じて球受け穴の近傍にある保護枠6を高くすることもできる。
【0060】
座ったままの状態で、球を投げるのではなく突くだけのビリヤード・チェッカーボードに対しては、比較的小さい保護枠高さ係数を選ぶ。
【0061】
なお、ビリヤード・チェッカーボードの外枠には、保護枠6の他に、球がビリヤード・チェッカーボードから出ることを防止し、かつ球板を置くために、ビリヤード・チェッカーボードの外枠に更に固定又は可動の阻止網又は阻止板を設置することができる。また、図3に示す台縁2、台板12及び装飾板14をビリヤード・チェッカーボードの外枠の外側を越えて延長して、阻止板として機能することもできる。
【0062】
装飾板14に球板を置くために、台板12と装飾板14との間に増高板17を設けることができる。
【0063】
以下、球の直径が30mmで、中心線両側平行線の数が20であるビリヤード・チェッカーボードを例として更に詳細に説明する。上記の比例関係において、まだ触れていない数値については、本例の寸法を参照して計算される。
【0064】
平面層11の最も外側の球位1で囲まれた正六辺形上に、球位1の円心を結ぶ直線(以下「外層円心線」と呼ぶ)を6本設け、各外層円心線の長さは約360mmである。外層円心線からなる正六辺形の対角線を「台面対角線」と呼ぶ。台縁の内枠4は外層円心線に対して平行であり、その間隔は約24mmである。保護枠の外枠3の直径は約880mmである。
【0065】
図1は平面層11上の球位1の分布規則を示す。6本の外層円心線からなる正六辺形を互いに平行な3対の外層円心線に分け、互いに平行な各対の外層円心線の中心点を結び、外層円心線と垂直な中心線を3本設置する。この3本の中心線の両側に36mmの間隔でそれぞれ中心線と平行し、かつ外層円心線及びその延長線と交差する線を10本形成する。外層円心線が1本の線だけと交差する点及び中心線が外層円心線と交差する点を除いて、外層円心線で囲まれた正六辺形範囲内にあるその他の交差点を円心として、直径が16mmの円を描く。
【0066】
台板12の厚さは約15〜20mmである。平面層11は1層又は複数の層の弾性体材料、例えば発泡プラスチック板、ゴム板、皮革板等からなり、皮革などの滑らかな面を外に面するように台板12に貼り付けられる。平面層11に、直径が16mmのパンチで球位を作り出す。平面層11の厚さ、即ち球位の深さは約2.5〜4mmである。直径の大きい球に対しては、この厚さを更に厚くする。
【0067】
球位1は円い凹部又は円孔である。円い凹部の球位1は、直立壁凹部、即ち凹部壁が凹部底面と垂直しているもの、或いは弧形凹部とすることができる。球位1の穴口の角を傾けると、球を突くときの穴口の球に対する抵抗が大きくなるため、穴口の角を傾けないか、或いは穴口の角の傾きを小さくする。
【0068】
小型のビリヤード・チェッカーボードは、射出成形工程で製作することができ、台板12を薄くすることができる。その時、球位1を、台板12を貫通する円孔にしてもよい。
【0069】
台縁2の高さは約22mmである。球受け穴9の台縁の内枠4にある開口(最も狭い位置)の幅は約38mmである。球受け穴底板10は平面層11より約8.5〜13mm低く、球受け穴9の中に1〜4個の球を格納することができる。一般には、3個の球を格納する。なお、台縁2に各球受け穴9の間に複数の球置き凹部を設置してもよい。これらの球置き凹部の底部に異なる記号を付ける。
【0070】
大きいビリヤード・チェッカーボードでは、球受け穴9が台板12を貫通し、また台板12の下に網袋及び網袋圧鉄輪15が設置されている。或いは、コロ軌道を設置してもよい。
【0071】
保護枠6の高さは20mmである。
【0072】
平面層11を除いて、ビリヤード・チェッカーボードは木板、繊維板などで製作することができるが、全体的に射出成形工程で製作することもできる。
【0073】
球受け穴9、台縁2、保護枠6、平面層11等、球と衝突するところは、弾性体材料、皮革、人造皮革等の材料によって覆われている。
【0074】
実施例2:
図4に示すように、本実施例のビリヤード・チェッカーボードは六辺形以上の多辺形を採用することだけが異なり、その以外の部分は上記の実施例1と同じである。
【0075】
実施例3:
図6に示すように、本実施例のビリヤード・チェッカーボードは、保護枠の内枠に円形を採用することだけが異なり、その以外の部分は上記の実施の形態1と同じである。
【0076】
実施例4:
本実施例の回転盤18は、プラスチック又は他の材料からなる上下二つの円盤からなり、上下円盤の間に円形凹凸軌道又はコロ装置19を設置し、上下円盤は爪部又は中軸のネジで結合される。回転盤18は台板12とビリヤード・チェッカーボードの支持部の間に設けられている。ビリヤード・チェッカーボードと回転盤上盤20の全体を射出成形によって一体成形することができる。ビリヤード・チェッカーボードと分立可能な回転盤18の上面には摩擦力のある弾性体材料21を貼り付ける。ビリヤード・チェッカーボードの支持部の上面に平板を設け、回転盤下盤22の外周を平板に結合するために、平板に4〜8個の爪部を設ける。回転盤下盤22をビリヤード・チェッカーボードの支持部の平板と一体的に製作することもできる。回転盤18の直径はビリヤード・チェッカーボードより大きくする。なお、その他は実施例1と同じである。
【0077】
(産業上利用の可能性)
本発明によれば、設置場所に応じて、サイズが異なるが、規則が一致するチェッカーとビリヤードを組み合わせたビリヤード・チェッカーボードを容易に製造することができ、かつ操作と運動の効果を一致させることができる。このビリヤード・チェッカーボードは、台面を移動する球体を最終的に台面の球位位置に安定的に留めさせるだけでなく、球が台面から出ること或いは台縁を越えることを効果的に防止することができ、安全で信頼性の高いゲームを連続的に行うことできる。このビリヤード・チェッカーボードは、場所を節約し、製造材料を減少する効果が得られる。使用者はゲームを行うとき、ビリヤード・チェッカーボードの具体的設計構造と球類運動の規則によって非常に便利に操作方式を決め、娯楽性と競争性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るビリヤード・チェッカーボードを示す図である。
【図2】 図1のA−Aにおける球受け凹部型ビリヤード・チェッカーボードを示す断面図である。
【図3】 図1のA−Aにおける球受け貫通孔型ビリヤード・チェッカーボードを示す拡大断面図である。
【図4】 本発明の実施例におけるビリヤード・チェッカーボードの保護枠の外枠形状を示す図である。
【図5】 本発明の実施例における回転盤を設けたビリヤード・チェッカーボードを示す図である。
【図6】 本発明の実施例におけるビリヤード・チェッカーボードの保護枠の円形内枠形状を示す図である。
【図7】 図1のA−Aにおける裏面に台面を設けたビリヤード・チェッカーボードを示す断面図である。
【図8】 本発明のビリヤード・チェッカーボードの球受け穴の曲面構造示す図である。
【図9】 平面層の直立壁球位の構造を示す図である。
【図10】 平面層の貫通孔型直立壁球位の構造を示す図である。

Claims (10)

  1. 台板と、
    前記台板に貼り付けられ、円い凹部又は円孔からなる球位を均一に分布させた正六辺形状の平面層と、
    前記台板上で、かつ、前記平面層の周囲に設けられ、前記平面層よりも高い台縁と、
    前記台縁及びそれに連接される前記台板に形成された球受け穴を備えたことを特徴とするビリヤード・チェッカーボード
  2. 前記各球位は、前記正六辺形をなす3対の互いに平行な2辺にそれぞれ直交し、かつ、等間隔で描かれた平行線のうち、3本の直線の交点に形成され、かつ、前記3本の直線の各方向に隣接する各球位の間隔が等しいことを特徴とする請求項1に記載のビリヤード・チェッカーボード
  3. 前記平面層は、弾性緩和材料からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のビリヤード・チェッカーボード
  4. 前記平面層は2層以上の階段状の面であり、前記台縁の内枠の近傍にある球位は前記平面層の中心にある球位よりも高く、前記球位は前記平面層と前記台板とに穿設された直立壁貫通孔であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のビリヤード・チェッカーボード
  5. 前記台縁の外枠に沿って前記台縁よりも高い保護枠を更に設け、前記保護枠は1層又は複数層からなり、前記保護枠の上面が平面又は外側が高く内側が低い傾斜面であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のビリヤード・チェッカーボード
  6. 前記保護枠は上層保護枠と下層保護枠からなり、前記上層保護枠の幅は前記下層保護枠の幅より大きく、前記上層保護枠の内枠は上が広く下が狭い傾斜面を有し、前記下層保護枠に目的地域の記号を取り付けるか又は形成したことを特徴とする請求項5に記載のビリヤード・チェッカーボード
  7. 前記保護枠の外枠は円形或いは正六辺形以上の多辺形からなり、前記保護枠の内枠は円形又は正十二辺形からなり、前記台縁の内枠は六辺形からなることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のビリヤード・チェッカーボード
  8. 前記台板の下側にビリヤード・チェッカーボード支持部を設け、前記台板と前記ビリヤード・チェッカーボード支持部との間に回転盤を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のビリヤード・チェッカーボード
  9. 使用される球と前記球位の直径比は、1:0.5〜1:0.65であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のビリヤード・チェッカーボード。
  10. 前記台縁と前記台板は一体化され、前記球受け穴は穴腹曲面と穴口曲面からなり、かつ穴口が小さく穴腹が大きいものであり、前記穴腹曲面と前記穴口曲面はそれぞれ半径の異なる円弧曲面からなり、前記穴腹曲面と前記穴口曲面との境界はなめらかに連接していることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のビリヤード・チェッカーボード
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