JP4617885B2 - クレーンのレバー操作反力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クレーンの操作レバーに操作反力を付与するレバー操作反力制御装置に関するものである。
従来、クレーンの旋回操作における起動加速操作時や減速停止操作時に荷揺れの原因となる急加速・急減速操作を防止することを目的として、操作レバーに操作反力を与えることで、アクチュエータの加速や減速の変化状況をオペレータに感知させることができるようにしたレバー操作反力制御装置が知られている。この種の装置として、例えば下記特許文献1には、操作反力の上限値を規制して高負荷時の反力を抑えるものが開示されており、また下記特許文献2には、モータの負荷圧力等のアクチュエータの作動状態に応じて操作反力を制御するものが開示され、また、下記特許文献3には、作業装置の作業半径に応じて操作反力を制御するものが開示されている。
実公平6−43524号公報 特公平6−12122号公報 特開平10−129983号公報
しかしながら、従来のレバー操作反力制御装置においては、旋回操作時の操作性を向上するために更なる改善の余地が残されている。すなわち、ブームにジブを連結可能な構成のアタッチメントを装着したクレーンにおいては、ブームとジブとの連結部にはガタがあるため、旋回操作時においてはジブがブームに対して上部旋回体の旋回方向に揺動することがあり得る。このため、ジブ連結時における旋回操作時にジブ先端部を目標位置に正確に合わせるのにオペレータが労力を要するという問題がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブームとジブとが連結されている場合にはジブ先端部の位置ずれを抑制し、オペレータの旋回操作に対する負担を軽減できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、旋回可能に構成されたクレーン本体に支持されるブームを備えるとともにこのブームがジブを連結可能に構成されているクレーンに設けられ、操作レバーにより前記クレーン本体の旋回操作を行うときにこの操作レバーに付与される操作反力を調整するレバー操作反力制御装置を前提として、前記操作レバーに操作反力を付与する反力機構と、過負荷防止装置に入力されたデータに基づいて、前記ブームに前記ジブが連結されているか否かを判定する連結判定手段と、前記連結判定手段の判定結果に基づいて、前記反力機構から前記操作レバーに付与される操作反力を調整する連結用反力調整手段とを備え、前記連結用反力調整手段は、前記ジブが連結されていると判定されたときには、前記ジブが連結されていないと判定されたときよりも操作反力を大きくするように構成されていることを特徴とする。
この構成では、ブームにジブが連結されているか否かによって操作レバーに付与される操作反力が調整されるので、ブームにジブが連結されている場合の旋回操作において、ブームとジブとの連結部にガタがあることでブームに対してジブがクレーン本体の旋回方向に揺動することがあるとしても、ジブ連結時にはこのジブの揺動を加味した操作反力が操作レバーに付与されることになる。一方、ジブが連結されていない場合には、それに応じた操作反力が付与される。この結果、ジブ非連結時にはブーム先端部を目標位置に容易に操作可能としつつ、ジブが連結されている場合のクレーン本体の旋回操作時にジブ先端部が目標位置からずれるのを抑制することができ、オペレータの旋回操作に対する負担を軽減することができる。
記反力調整手段は、前記ジブが連結されていると判定されたときには、前記ジブが連結されていないと判定されたときよりも操作反力を大きくするように構成されている。ブームとジブとのガタによってジブが旋回方向に揺動することがあるが、ジブが連結されていると判定されたときには、前記ジブが連結されていないと判定されたときよりも操作反力を大きくすることにより、ジブが連結されている場合に操作レバーの操作に対してより大きな負荷がかかることになるので、ジブが連結されていない場合に比べてラフな操作をし辛くなる。この結果、ジブがブームに対して揺動するような操作を抑制できて、ジブが目標位置からずれるのを確実に抑制することができる。
また、クレーンに予め搭載されている過負荷防止装置に入力されたデータを利用できるので、新たにデータ入力手段等を付加する必要がなく、コストの増大を抑制することができる。
また、前記ブーム又は前記ジブに設けられ、風速を検出する風速検出手段と、前記風速検出手段の検出結果に基づいて、前記反力機構から操作レバーに付与される操作反力を調整する風力用反力調整手段とを備えていてもよい
すなわち、ブームとジブとの連結部にガタがあることから、ジブは風を受けるとその風力に応じてブームに対してクレーン本体の旋回方向に揺動することとなるが、この構成では、検出された風速に応じて操作反力を調整するので、風速に応じて生ずるジブの揺れに対して効果的に操作反力を与えることができる。この結果、風がある中でのクレーン本体の旋回操作時に、ジブ先端部が目標位置からずれるのを抑制することができ、オペレータの旋回操作に対する負担を軽減することができる。
ここで、前記風力用反力調整手段は、検出風速が大きなときほど前記操作レバーに付与される操作反力を大きくするように構成されているのが好ましい。
すなわち、風が大きなときほどジブが受ける風力が大きくなってジブが揺動しやすくなるが、この構成では、検出風速が大きなときほど操作レバーに付与される操作反力が大きくなるようにしているので、風が大きなときほどラフな操作をし難くなる。この結果、ジブがブームに対して揺動するような操作を抑制できて、ジブが目標位置からずれるのを確実に抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ブームにジブが連結されている場合に、ブームとジブとの連結部にガタがあることでジブ先端部がクレーン本体の旋回方向に位置ずれするの抑制することができ、オペレータの旋回操作に対する負担を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る安全装置が適用されたクレーン10の全体構成を示している。このクレーン10は、クローラ式の下部走行体14と、この下部走行体14上に縦軸まわりに旋回自在に搭載されたクレーン本体の一例としての上部旋回体15と、この上部旋回体15に取り付けられたアタッチメント12とを備えている。上部旋回体15は、キャブのオペレータ室内に配設される後述の操作レバー6の操作により、左回り・右回りに旋回するようになっている。
アタッチメント12は、上部旋回体15に取り付けられるブーム(タワーブーム)17と、このブーム17の先端部に連結されるジブ19とを備えている。ジブ19は、必要に応じて連結されるものであり、このクレーン10は、ジブ有り姿勢及びジブ無し姿勢の何れでも作業可能となっている。
ブーム17の先端部には、ブーム起伏ウィンチ21によって巻取り駆動されるブーム起伏ロープ23がブームガイライン25を介して接合されており、ブーム17は、ブーム起伏ロープ23の繰り出し、引き込みにより起伏動作するようになっている。そして、ジブ19は、ジブ起伏ロープ29の繰り出し、引き込みによりブーム17に対して回動動作するようになっている。
図2は、このクレーン10の旋回動作に関連する油圧系統を示しており、同図に示すように上部旋回体15は、操作レバー6の操作によって方向切換弁(旋回用コントロールバルブ)2が切り換わり、油圧モータ(旋回用油圧モータ)3の旋回方向を切り換えるようになっている。以下、具体的に説明する。
方向切換弁2はパイロット式切換弁であり、この方向切換弁2を切換えるためにパイロット弁(旋回用油圧パイロット弁)4が用いられている。パイロット弁4は一対の減圧弁(操作用減圧弁)5,5’を有する。各減圧弁5,5’は、弁本体41に設けられた弁室51,51’内にスプール53,53’を摺動自在に挿入して構成されている。弁室51,51’には、それぞれ入力ポート42と、リターンポート43と、出力ポート44,44’とが設けられている。スプール53,53’には、それぞれ油孔52,52’が形成されている。
スプール53,53’の先端側(上端側)は、弁本体41から上方へ突出するように設けられたプッシュロッド54,54’の基端側穴に挿入されている。そして、スプール53,53’とプッシュロッド54,54’との間には、コイルばね55,55’が介装される一方、スプール53,53’の後端側と、弁本体41との間にはコイルばね56,56’が介装されている。
上記入力ポート42は油路を通して操作用油圧ポンプ50に接続され、またリターンポート43は油路を通してタンク33に接続され、また出力ポート44,44’はパイロット油路34,34’を通して方向切換弁2のパイロットポートに接続されている。
操作レバー6は、枢軸61を介して弁本体41に揺動自在に支持されている。操作レバー6は、前記一対の減圧弁5,5’に対向するように左右の作動部62,62’が設けられていて、操作レバー6を枢軸61回りに回動操作することによりパイロット弁4を操作できるようになっている。図2はパイロット弁4の操作レバー6を中立位置から一方側(図の左側)に傾倒操作した状態を示しており、この操作により一方の減圧弁5のプッシュロッド54が押し下げられ、これに伴ってスプール5が押し下げられて出力ポート44からレバー操作角に応じたパイロット圧がパイロット油路34に出力され、そのパイロット圧により方向切換弁2が中立位置イから位置ロに切り換えられている。これにより油圧ポンプ1の吐出油が矢印方向に油路31を流れて油圧モータ3に導入され、この油圧モータ3が正転されて上部旋回体15が例えば左方向に旋回される。一方、方向切換弁2が中立状態イから位置ハに切り換えられたときには、油圧ポンプの吐出油が油路32に流れ、油圧モータ3は逆転されて上部旋回体15が例えば右方向に旋回される。
油圧ポンプ1から方向切換弁2に至る油路には、圧力センサ91が設けられており、この圧力センサ91によって油圧モータ3の旋回負荷圧力が検出されている。圧力センサ91は、その検出値に応じた検出信号(PM)を出力するように構成されている。
パイロット弁4には、操作レバー6に操作反力を付与する反力機構30が設けられている。この反力機構30は、パイロット弁4の弁本体41に一体的に組込まれた反カシリンダ7,7’によって構成される。すなわち反力シリンダ7,7’は、弁本体41の減圧弁5,5’に対応する側にそれぞれ設けられた反カシリンダ室と、各シリンダ室内に摺動自在に挿入されたピストン71,71’と、各ピストン71,71’に連結され且つ操作レバー6の各作動部62,62’に対応するように配置されたロッド72,72’とによって構成されている。ピストン71,71’の背面には油室73,73’が形成されており、この油室73、73’は、油路81,81’を通して後述の電磁比例減圧弁8と接続されている。
ロッド72,72’は、レバー中立位置において操作レバー6に操作反力を付加しない状態で作動部62,62’の下面に接触するような突出高さに設定されている。そして、ロッド72,72’は、操作レバー6の傾倒操作開始と同時にその作動部62,62’に操作反力を加えるようになっている。ロッド72,72’のストローク量は操作レバー6の傾倒操作の操作ストロークに対応している。
本実施形態に係るクレーン10は、入力信号に応じて圧油を流出させる電油変換手段としての電磁比例減圧弁8と、過負荷防止装置100と、風速検出手段103と、コントローラ9とを備えている。過負荷防止装置100には、アタッチメントとして取り付けられているブーム17、ジブ19等の諸元に関するデータ、ジブ19の連結の有無についてのデータ等が入力されている。風速検出手段103は、ブーム17の先端部に取り付けられており、ブーム17及びジブ19の周囲の風速を検出して、その検出した風速に応じた検出信号を出力するように構成されている。
コントローラ9は、過負荷防止装置100からの出力信号と、風速検出手段103からの検出信号とを入力とする一方、電磁比例減圧弁8に対する反力制御信号i(制御電流)を出力とする。コントローラ9には、制御マップやデータ並びにプログラムが記憶されており、これら制御マップやデータ並びにプログラムを実行することによって、コントローラ9には、連結判定手段としての判定制御部105と、連結用反力制御部107と、風力用反力制御部108とが機能的に含まれている。
判定制御部105は、過負荷防止装置100に入力されたデータに基づいてジブ19の連結の有無を判定するように構成されている。
連結用反力制御部107は、判定制御部105の判定結果に応じて反力機構30に付与される操作反力を導出するように構成されており、その導出された操作反力に応じた反力制御信号iを出力するように構成されている。そして、この連結用反力制御部107と電磁比例減圧弁8とによって、判定制御部105の判定結果に応じて、反力機構30から操作レバー6に付与される操作反力を調整する連結用反力調整手段が構成されている。
連結用反力制御部107による操作反力は、図3に示すように、ジブ有り姿勢と、ジブ無し姿勢とで異なる値が導出されるようになっている。すなわち、ジブ19が連結されたジブ有り姿勢では、ジブ19が連結されていないジブ無し姿勢のときよりも大きな操作反力が付与されるようになっており、ジブ有り姿勢ではラフな旋回操作がし難くなっている。導出値は、油圧モータ3の旋回負荷圧力が大きくなるにしたがって増大する構成とされている。
この場合において、ジブ19が連結されていると判定されたときには、ブーム17に対してジブ19が揺動するようなガタのないと仮定したときに旋回負荷圧力に応じて付与される操作反力よりも大きな操作反力が操作レバー6に付与される。したがって、ブーム17とジブ19とを単純に加えてそのアタッチメント長さや作業半径等に応じて旋回反力を付与するものに比べて、より効果的な大きな操作反力が付与されることとなり、しかもジブ19が連結されていない場合には、不必要に大きな操作反力が付与されない。
なお、同図に示す例では、油圧モータ3の旋回負荷圧力に応じて操作反力を変える構成としているが、これに限られるものではなく、操作反力を旋回負荷圧力に関わり無く一定値にするとともに、ジブ有り姿勢とジブ無し姿勢とで導出値を変えるだけの2値固定値としてもよい。この場合には、圧力センサ91を省略することも可能である。
風力用反力制御部108は、風速検出手段103から出力された検出信号に応じて反力機構30に付与される操作反力を導出するように構成されており、その導出された操作反力に応じた制御信号iを出力するように構成されている。この操作反力は、連結用反力制御部107によって導出された操作反力を補正するものである。したがって、ジブ有り姿勢での操作反力及びジブ無し姿勢での操作反力をそれぞれさらに風速に応じて補正している。そして、風力用反力制御部108と電磁比例減圧弁8とによって、風速検出手段103の検出結果に応じて、反力機構30から操作レバー6に付与される操作反力を調整する風力用反力調整手段が構成されている。
風力用反力制御部108による操作反力は、図4に示すように、検出された風速が増大するのに従って増大されるように構成されている。すなわち、ジブ19が連結されている場合、ジブ19は風を受けるとブーム17に対して上部旋回体15の旋回方向に揺動する虞があるので、検出した風速に応じて操作反力が大きくなるようにすることで、ジブ19が揺動してジブ先端部が目標位置からずれる傾向にあるときにラフな操作を抑制することができるようになっている。
この構成では、追い風となる方向に旋回加速操作を行う場合には、ジブ19が風に押される格好となるが、この場合には、無風時に比べて操作レバー6の操作量は少なくなるため、風速に応じて操作反力が大きくなる構成としても問題は生じない。一方、向かい風となる方向に旋回加速する場合には、受ける風の風速に応じて操作反力が付与されることとなり、風が強い場合ほどラフな操作をし難くなる。
なお、図例では、操作反力が風速の増大に伴って比例的に増大する構成としているが、これに限られるものではない。例えば、所定風速未満の低速域で第1の操作反力が与えられる一方、所定風速以上の高速域ではそれよりも大きな第2の操作反力が与えられる構成としたり、図3と同様に風速が増大するほど操作反力を増大させつつ低速域のゲインを高速域のゲインよりも小さくする構成としてもよく、あるいは操作反力が曲線的に増大する構成としてもよい。
電磁比例減圧弁8は、一次側が油圧ポンプ(操作用油圧ポンプ)50に接続される一方、受信部にコントローラ9からの制御信号iが入力されるようになっている。そして、電磁比例減圧弁8は、入力信号に応じて反力制御信号(パイロット圧)Piを出力する。このパイロット圧Piによって操作反力が制御される。
コントローラ9が出力した制御信号iが電磁比例減圧弁8に入力されると、パイロット圧Piが油路81,81’を経て油室73,73’に入力され、そのパイロット圧Piによりピストン71,71’を介してロッド72,72’が突出方向(上方)に押し出され、操作レバー6の作動部62を押圧する。この押圧力は操作レバー6の操作反力Fbとして作用する。このとき、操作レバー6には減圧弁5のプッシュロッド54を中立に戻そうとする力およびパイロット弁4の二次圧反力が固有の反力Faとして作用しており、この固有反力Faと上記負荷圧力PMに応じて制御される操作反力Fbとの和が全操作反力F(F=Fa+Fb)として操作レバー6に作用する。固有反力Faはパイロット弁4における減圧弁5のコイルばね56やスプール53の摺動抵抗等によって決るものであり、ほぼ一定である。これに対し、反力機構30のロッド72による操作反力Fbは、ジブ19の連結の有無及び/又は風速に応じて調整されるものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、ブーム17とジブ19との連結部にガタがあることでブーム17に対してジブ19が上部旋回体15の旋回方向に揺動することがあるとしても、操作レバー6に付与される操作反力が、ブーム17にジブ19が連結されているか否かによって調整され、しかもジブ19が受ける風速に応じて操作反力の大きさが調整されるので、ジブ非連結時にはブーム先端部を目標位置に容易に操作可能としつつ、ジブ19が連結されている場合の上部旋回体15の旋回操作時にジブ先端部が目標位置からずれるのを抑制することができ、オペレータの旋回操作に対する負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、ジブ19が連結されている場合により大きな操作反力が付与されるようにしているので、ジブ19が連結されている場合に操作レバー6により大きな操作反力がかかることになり、ジブ19が連結されていない場合に比べてラフな操作をし辛くなる。この結果、ジブ19がブーム17に対して揺動するような操作を抑制できて、ジブ19が目標位置からずれるのを確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、過負荷防止装置100に入力されたデータを利用してジブ19の連結の有無を判定するようにしたので、クレーン10に予め搭載されている過負荷防止装置100に入力されたデータを利用でき、新たにデータ入力手段等を付加する必要がなく、コストの増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、検出風速が大きなときほど操作レバー6に付与される操作反力が大きくなるようにしているので、風が大きなときほどラフな操作をし難くなる。この結果、ジブ19がブーム17に対して揺動するような操作を抑制できて、ジブ19が目標位置からずれるのを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では、ジブ19連結の有無に基づく操作反力制御と、風力に基づく操作反力制御とを併用する構成としたが、これに限られるものではなく、何れか一方のみとしてもよい。
本実施形態と異なり、反力機構30を図5に示す構成にしてもよい。すなわち、反力機構30は、反力シリンダ81と、電磁比例リリーフ弁83と、一対のチェック弁87とによって構成してもよい。この構成では、操作レバー6は方向切換弁2のスプールに結合されており、操作レバー6によって直接方向切換弁2を切り換える構成となっている。また、反力シリンダ81は、ピストン88を挟んで両側にそれぞれ油室82,82’が設けられるとともに、ピストンロッド89が方向切換弁2のスプールに結合されている。チェック弁87は、反力シリンダ81の各油室82,82’と電磁比例リリーフ弁83の入力ポートとを接続する油路に設けられている。そして、チェック弁87は、反力シリンダ81の各油室82,82’から電磁比例リリーフ弁83へ向かう流れを許容する一方、その逆向きの流れを阻止し、高圧選択弁として機能する。電磁比例リリーフ弁83は、受信部にコントローラ9による制御信号iが入力されるようになっていて、入力信号に応じて圧力制御を行うようになっている。この結果、反力シリンダ81の油室82,82’内の圧力が調整され、操作レバー6に付与される操作反力が調整される。なお、符号85は、キャビテーション防止用のチェック弁である。
この構成でも、前記実施形態と同様に、ジブ19が連結されている場合の旋回操作時にジブ先端部が目標位置からずれるのを抑制することができ、オペレータの旋回操作に対する負担を軽減することができる。
本発明の実施形態に係るクレーンの全体構成を概略的に示す図である。 前記クレーンの旋回用油圧モータの制御系統を示す回路図である。 コントローラに記憶されている旋回負荷圧力と操作反力との関係を示す特性図である。 コントローラに記憶されている風速と操作反力との関係を示す特性図である。 その他の実施形態に係るクレーンの旋回用油圧モータの制御系統を示す回路図である。
6 操作レバー
8 電磁比例減圧弁
15 上部旋回体(クレーン本体の一例)
17 ブーム
19 ジブ
30 反力機構
83 電磁比例リリーフ弁
105 判定制御部(連結判定手段の一例)
107 連結用反力制御部
108 風力用反力制御部

Claims (3)

  1. 旋回可能に構成されたクレーン本体に支持されるブームを備えるとともにこのブームがジブを連結可能に構成されているクレーンに設けられ、操作レバーにより前記クレーン本体の旋回操作を行うときにこの操作レバーに付与される操作反力を調整するレバー操作反力制御装置であって、
    前記操作レバーに操作反力を付与する反力機構と、
    過負荷防止装置に入力されたデータに基づいて、前記ブームに前記ジブが連結されているか否かを判定する連結判定手段と、
    前記連結判定手段の判定結果に基づいて、前記反力機構から前記操作レバーに付与される操作反力を調整する連結用反力調整手段とを備え
    前記連結用反力調整手段は、前記ジブが連結されていると判定されたときには、前記ジブが連結されていないと判定されたときよりも操作反力を大きくするように構成されていることを特徴とするクレーンのレバー操作反力制御装置。
  2. 記ブーム又は前記ジブに設けられ、風速を検出する風速検出手段と、
    前記風速検出手段の検出結果に基づいて、前記反力機構から操作レバーに付与される操作反力を調整する風力用反力調整手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のクレーンのレバー操作反力制御装置。
  3. 前記風力用反力調整手段は、検出風速が大きなときほど前記操作レバーに付与される操作反力を大きくするように構成されていることを特徴とする請求項に記載のクレーンのレバー操作反力制御装置。
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