JP4615772B2 - 角膜手術装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、角膜屈折矯正手術等の際に患者眼角膜を層状に切開する角膜手術装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、角膜屈折矯正手術のために、角膜の一端(ヒンジ)を残して角膜上皮から実質に至る厚さ0.15mmほどの部分を層状に切開することによってフラップを形成し、その後エキシマレーザ光によって実質を矯正屈折量分切除し、再びそのフラップを戻すというLASIK手術(Laser in Situ Keratomileusis)が注目されている。このLASIK手術においては、角膜を層状に切開するために、マイクロケラトーム(Microkeratome )と称される角膜手術装置が使用されている。
【0003】
マイクロケラトームとしては、サクションリングを角膜輪部から結膜の表面にかけて吸着固定させ、角膜押え部材によって角膜を平坦に押圧し、ブレードを横振動させながらヒンジ方向に移動させることによって角膜を略一様な厚さで層状に切開するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラップ作成時にサクションリングを吸着させると患者眼の眼圧が上昇するが、従来はサクションリングに掛ける吸引力は一定であったので、このときの眼圧の違いにより切開したフラップ厚が変化するとうい問題があった。眼圧が高い場合はフラップが厚くなり、フラップを厚くし過ぎると、エキシマレーザ光による屈折矯正手術後に切除部分が膨張する症状(Ectasia)が現われやすい。また、眼圧が低すぎる場合は、フラップにボタンホール等が発生しやすく、良好なフラップの形成が難しい。
【0005】
本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、薄く安定した良好なフラップを形成することができる角膜手術装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
(1) 角膜を層状に切開する角膜手術装置において、患者眼とサクションリングとの間に形成される空隙の空気を吸引する吸引手段と、該空隙内の吸引圧を可変する可変手段と、該空隙内の吸引圧を検出する圧力検出器と、該吸引手段によりサクションリングが固定された患者眼の眼圧を眼圧測定ユニットにより測定し、その測定結果を入力する入力手段と、該測定結果に基づいて所期する範囲の眼圧値になるように前記可変手段を制御する制御ユニットと、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の角膜手術装置において、前記可変手段は前記吸引手段のモータの回転速度を変化させる速度制御装置であることを特徴とする。
【0008】
(3) (1)の角膜手術装置において、前記眼圧測定ユニットは、プローブ内に設けられたチャンバ及びプローブに保持されたピストンを通して患者眼角膜に気体圧を与える気体圧発生手段と、前記チャンバ内の圧力を検出する気体圧力検出器とを備え、角膜に与えた気体圧と患者眼眼圧と平衡状態にし、その平衡圧力を前記気体圧力検出器により検出することに基づいて眼圧を測定することを特徴とする。
(4) (1)の角膜手術装置において、前記眼圧測定ユニットは、角膜を圧平する圧平子と、角膜が所定の圧平状態になったときの前記圧平子の押圧力を検出する押圧力検出器とを備え、前記押圧力検出器の出力に基づいて患者眼眼圧を測定することを特徴とする。
【0009】
(5) (1)の角膜手術装置において、前記入力手段は前記可変手段により吸引圧を変化させたときに測定した少なくとも2回の眼圧値を入力し、前記制御ユニットは入力された眼圧値に基づいて所期する範囲の眼圧値となる吸引圧を求める演算手段を備えることを特徴とする。
(6) (1)の角膜手術装置において、前記制御ユニットは眼圧値と吸引圧との対応を記憶するメモリを持つことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る角膜手術装置の断面図及び制御系概略図である。
【0011】
1はマイクロケラトーム本体であり、1aは手術中に術者が把持する把持部である。本体1の前側(図中の左側)には、患者眼に固定するためのサクション部3と、角膜を切開するブレード20(後述する)を持ちサクション部3上を直進移動するカッティング部2とが設けられている。
【0012】
本体1内には、カッティング部2を切開方向へ直進移動させるための送り用モータ11と、ブレード20に横振動を与えるための振動用モータ12とが固設されている。送り用モータ11の回転軸には、カッティング部2を直進移動させる距離分のネジ部を備えた送りネジ13が連結されている。送りネジ13には取付部材14が螺合し、取付部材14には振動用モータ12と、カッティング部2が連結される連結部材17とが固定されている。送り用モータ11の正逆回転により、送りネジ13及び取付部材14を介して振動用モータ12及び連結部材17が前後移動し、これによってカッティング部2が前後移動する。連結部材17は回転シャフト15の軸受けを兼ねており、回転シャフト15を回転可能に保持している。回転シャフト15の先端には回転中心から偏った位置に偏心シャフト16が植設されており、偏心シャフト16はブレード20に横振動を与える。
【0013】
カッティング部2及びサクション部3の構成を図2、図3及び図4に基づいて説明する。図2はカッティング部2及びサクション部3に関する図1の拡大図である。図3は図2のA−A断面図であり、図4は図2のB−B断面図である。
【0014】
カッティング部2は、角膜を切開するためのブレード20と、ブレード20を横振動可能に保持するブレードホルダー21a及びホルダーブロック21bと、偏心シャフト16によって生じる横振動をブレード20に伝えるための第1振動伝達部材22と、第1振動伝達部材22による横振動をブレード20に伝える第2振動伝達部材23と、取付部材24aによってホルダーブロック21bに固設された角膜押え部24とから構成される。ホルダーブロック21bの内部には回転シャフト15が挿入される回転穴が設けられ、連結部材17の先端部が固定されている。
【0015】
ブレード20は、ステンレス、スティール等を刃先に使用した金属ブレードやダイアモンド、サファイア等の鉱物を刃先に使用した鉱物ブレードが利用され、水平面に対して適当な角度でブレードホルダー21aとホルダーブロック21bとの間で横振動可能に保持されている。ブレードホルダー21a側にはブレード20が載置される部分に浅い凹部210aが形成されており、凹部210aの横幅はブレード20の横振動による振動幅より大きくしてある。
【0016】
第1振動伝達部材22はホルダーブロック21bに形成された受け溝210c内で横方向に移動可能になっている。また、第1振動伝達部材22は上方向及び下方向をホルダーブロック21bによって保持されている。第1振動伝達部材22には偏心シャフト16に係合する縦溝22aが形成されており、振動用モータ12の回転駆動によって回転シャフト15が回転すると、第1振動伝達部材22には縦溝22aに係合した偏心シャフト16の周動によって横方向への運動力が加わる。これにより、第1振動伝達部材22が横振動する。
【0017】
第2振動伝達部材23はホルダーブロック21bに形成された受け溝210b内で横方向に移動可能になっている。また、第2振動伝達部材23は上方向をホルダーブロック21b、下方向をブレードホルダー21aによってそれぞれ保持されている。第1振動伝達部材22には、その下方に、ブレード20側に突出した凸部22bが設けられており、第2振動伝達部材23には凸部22bに係合する縦溝23aが形成されている。回転シャフト15の回転(偏心シャフト16の周動)によって第1振動伝達部材22が横振動すると、第2振動伝達部材23には縦溝23aに係合した凸部22bの横振動によってさらに横方向への運動力が加わる。これにより、第2振動伝達部材23が横振動し、さらに第2振動伝達部材23に固定されたブレード20が横振動する。
【0018】
角膜押え部24はブレード20の前側(図2の左側)に設けられており、ブレード20による切開に先立って、カッティング部2の進行に伴い患者眼角膜を平坦に押圧する。ブレード20が角膜押え部24によって平坦に押圧された角膜を切開することにより、層状のフラップが形成される。
【0019】
なお、ブレードホルダー21aに取り付けられたブレード20の刃先と角膜押え部24の下面との間隔は0.15mm程度として、角膜上部をこの厚さで層状に切開できるようにしている。
【0020】
サクション部3は固設部材30、サクションリング31、サクションパイプ32等から構成されており、サクションリング31は固設部材30によって本体1に固設されている。サクションリング31は断面形状がコの字型の略円筒形状をしており、患者眼に当接させるための円形の凹部31aと、凹部31aに対して同心円である開口部31bとが形成されている。手術の際、サクションリング31が患者眼に設置されると、患者眼角膜は開口部31bから上部に突出し、患者眼にサクションリング31の下端部と開口部31bの開口端部が当接され、その当接によって吸引用の空間Sが確保される。
【0021】
サクションパイプ32はサクションリング31に植設されており、バキューム用チューブ34aと接続され、そのバキューム用チューブ34aはポンプ41まで伸延している(図1参照)。サクションパイプ32内部に設けられた吸引通路32aは凹部31aと連通しており、ポンプ41によって吸引通路32aを介して空間S内の空気を吸引排出することにより、サクションリング31を患者眼に吸着固定する。この固定に際しては、術者が把持部1aを保持することによって開口部31bの位置決定を容易にし、装置を安定して保持することができる。また、サクションリング31を患者眼に吸着することにより患者眼の眼圧が上昇して、角膜押え部24により角膜が押さえられた状態でも角膜がブレード20から逃げずに切削されるようになる。
【0022】
なお、ポンプ41は回転速度可変のモータ41aを持ち、モータ41aの回転速度を制御することにより吸引圧が任意に変えられる。また、ポンプ速度を一定の速度で回転させ、サクションリング31とポンプ41の間に電磁弁を設けて電磁弁のリーク量を調節することにより、吸引圧を任意に変えられる構成としても良い。
【0023】
バキューム用チューブ34aの途中にはチューブ34bが接続され、チューブ34bは圧力センサ33に繋げられている。圧力センサ33はポンプ41によって吸引される吸引圧を検出する。
【0024】
図1において、5は患者眼の眼圧を測定するための眼圧測定ユニットである。
図1に示す実施形態の眼圧測定ユニット5は、空圧式眼圧計(Pneumatic Applanation Tonometer)を使用しており、その概略構成を図5に示す。なお、このタイプの眼圧計は米国特許第3714819に示されるので、詳細はこれを参照されたい。
【0025】
術者が把持するプローブ50は、中空のピストン52と、ピストン52の先端に取り付けられたチップ53を有し、ピストン52はその軸方向に移動可能に保持されている。ガスボンベ61からフレオンガスをプローブ50内に形成された流路55に一定の割合で流入させる。そのガスの一部は空気ベアリング51を通ってピストン52の移動の摩擦を少なくし、また、一部はプローブ50内に形成されたチャンバ56からピストン52の中空部52aを通過してチップ53まで行き、孔53aから大気中に逃げる構造となっている。チャンバ56は圧力センサ62に連通する。チップ53の先端にはシリコンゴム膜54が張ってあり、これと角膜とを接触させるとシリコンゴム膜54は角膜の形にしたがってチップ53の内側に凸となり、大気中へのガス流出を抑える。チャンバ56の内圧が上昇すると次第に角膜を圧平し、ちょうど平衡に達した点でガスは大気中に流出する。この時点でのチャンバ56の圧力が圧力センサ62で検知される。
【0026】
圧力センサ62は眼圧測定ユニット5の制御部60に接続され、制御部60は圧力センサ62の出力信号を眼圧に換算する。なお、63は眼圧測定ユニット5の測定スイッチであり、好ましくはフットスイッチとする。
【0027】
眼圧測定ユニット5の制御部60で得られた眼圧データは、制御部60の指示によりマイクロケラトーム本体1側を制御する主制御部40に入力される。主制御部40は他に、手術中の眼圧値等を設定する操作パネル8、データを記憶するメモリ9、アラーム音を鳴らす報知器46、フットスイッチ42(吸引ポンプ41作動用のスイッチ42a、ブレード20の送り作動と振動作動を開始するスイッチ42b、カッティング部2を戻すスイッチ42cを備える)、ポンプ41、圧力センサ33が接続されている。
【0028】
以上のような構成を備える装置において、以下に動作について説明する。手術に際しては、まず、術者は切開手術中に所期する眼圧値を操作パネル8のUPボタン8a、DOWNボタン8bにて設定しておく。このときの設定値はプリセット表示部8cに表示される。
【0029】
術者は予めマーカー等の器具によって患者眼角膜に付けられた印に基づき、サクションリング31(本体1)の傾き状態や瞳孔中心の位置などを確認しながら、瞳孔中心に対して開口31bの中心を位置決めしてサクションリング31を患者眼上に配置する。また、眼圧測定ユニット5のプローブ50が持つチップ53を患者眼の角膜上部に配置し、測定スイッチ63を押して眼圧測定の準備をする。
【0030】
サクションリング31を設置した後、術者は本体1の位置や態勢を保持した状態で、フットスイッチ42のスイッチ42aを踏むことによりポンプ41を作動させてサクションリング31と患者眼との間の空間S内の空気を吸引し、空気圧を低下させる(負圧に向かわせる)。また、術者はチップ53が角膜表面に接する様に軽く押し当て、眼圧を測定する。眼圧測定ユニット50側の制御部60によって逐次連続的に得られる眼圧データは主制御部40に入力され、その眼圧値が操作パネル8上の測定眼圧表示部8dに表示される。
【0031】
サクションリング31と患者眼との間の空間S内の空気圧が下げられると、これに伴い患者眼の眼圧が上昇する。眼圧測定ユニット5側から制御部60により逐次連続的(又は所定のサンプリング時間毎に断続的)に入力される眼圧データは主制御部40により監視され、その眼圧データが操作パネル8にて予め設定された眼圧値になるように(許容範囲を持たせる場合も含む)、主制御部40によってポンプ41のモータ41aの駆動が制御される。なお、主制御部40は眼圧測定ユニット5側の圧力センサ62の出力信号を直接得ることで、これと設定眼圧値の関係からポンプ41の駆動を制御しても良い。また、サクションリング31とポンプ41の間に電磁弁を設けた講成の場合は、電磁弁のリーク量が主制御部40によって制御される。
【0032】
また、設定眼圧値になった時点で、圧力センサ33によって検知されたサクションリング31内の吸引圧がメモリ9に保存される。そして、角膜切開の手術時は、主制御部40はこの吸引圧を保持するように、ポンプ41を駆動するモータ41aの回転速度を制御する。
【0033】
また、設定眼圧値になった時点で、主制御部40は報知器46により術者に設定眼圧値に到達したことを知らせる。術者は設定眼圧値に到達したことを知ると、眼圧測定用のプローブ50を患者眼上から取り除いて角膜切開に移る。術者はフットスイッチ42のスイッチ42bを押して、送り用モータ11及び振動用モータ12をそれぞれ回転駆動させる。主制御部40はスイッチ42bからの駆動指示信号の入力により、ブレード20が横振動するように振動用モータ12の回転を制御すると共に、送り用モータ11の回転を制御してカッティング部2をヒンジ方向へ直進移動させる。このとき、回転シャフト15はブレード20へ横振動を付与するための回転動作をしながら、カッティング部2と一体となって進行方向へスライドする。
【0034】
ブレード20のスライドにより、角膜上部が切開されてフラップが形成される。フラップの厚さは、ブレード20の刃先と角膜押え部24の下面との間隔により決定されるが、眼圧の変動によってもその厚さが左右される。通常、眼圧が高いとフラップ厚が厚くなり、眼圧が低いとフラップ厚は薄くなる。本装置では予め設定した眼圧値になるよう手術中の空間S内の空気圧を主制御部40により制御するので、術者が意図する良好なフラップ厚を安定して得ることができるようになる。
【0035】
ブレード20の先端がヒンジ部を残して切開しフラップの形成が完了したら、スイッチ42cを押して送り用モータ11を逆回転させカッティング部2を初期位置へ戻す。この際には、振動用モータ12の回転を止めるというように各モータを別々に制御することにより、不必要なブレード20の振動を回避しつつフラップからブレード20を引き抜く。
【0036】
カッティング部2を初期位置に戻した後は、ポンプ41の駆動を停止して空間S内に空気を流入させ、サクションリング31の吸着を解除してマイクロケラトーム本体1を取り外す。その後レーザ光により矯正屈折力分の実質切除を行い、フラップを戻すことで手術を終了する。
【0037】
以上の実施形態では、連続的又は断続的に眼圧を得ることができる空圧式の眼圧測定ユニットを用いた例を説明したが、これに限らず種々のものが使用できる。例えば、角膜を圧平子により押圧し、角膜が所定の圧平状態になった時点の圧平子の押圧力から眼圧を都度測定するタイプのものを使用して本発明を構成することも可能である。
【0038】
図6はその一例の眼圧測定ユニット5´を説明する概略構成図であり、プローブ100の先端部には接触ガイド102が形成され、その中央部には角膜を圧平する圧平子101が設けられている。眼圧測定時には圧平子101の先端面と共に接触ガイド102の先端面を接触させる。圧平子101の後部には歪板103が固定されており、歪板103に付設された歪ゲージ105の出力は制御部110に入力される。制御部110は歪ゲージ105の出力から圧平子101に加わる押圧力を得て眼圧を求める。106は測定スイッチである。
【0039】
この眼圧測定ユニット5´は、Mackay-Margの眼圧計の測定原理を用いたもの(例えば、特開昭62−122632号)であり、その測定原理を図7に基づいて簡単に説明する。球面上の角膜を圧平子101により圧平していくと、圧平子101に加わる力は、角膜の圧平面積が圧平子101の接触面の面積と等しくなるP1まで増加し、さらに圧平して圧平面積が圧平子101の接触面の面積を越えると、周囲の接触ガイド102に角膜が接触し、角膜の剛性による力が接触ガイド102に分散されて圧平子101にかかる力が減少する。このとき、圧平量と力との関係を示す図7の波形において下向きのピークP2ができる。ピークの頂部となる降下点P2では、角膜の剛性による力はベースに完全に分散されたとみなして、この降下点P2の値を眼圧に換算する。
【0040】
こうした眼圧測定ユニット5´では時間経過とともに連続測定していないので、主制御部40は予め設定された眼圧値となるように、ポンプ41を次のように制御する。
【0041】
ポンプ41を駆動することにより上昇する眼圧を眼圧測定ユニット5´で繰り返し測定する。主制御部40は繰り返しの測定で得られる眼圧値とその測定値を得た時点で圧力センサ33から出力される吸引圧データを対応させてメモリ9に記憶していく。そして、図8に示す様に、少なくとも2個所以上の設定眼圧値EP0より低い眼圧値EP1とその時の吸引圧BP1、設定眼圧値EP0より高い眼圧値EP2とその時の吸引圧BP2が得られれば、EP0に対する両測定値EP1,EP2の割合から、設定眼圧値EP0にすべき吸引圧BP0が求まる。主制御部40は演算により求まった吸引圧BP0となるように、ポンプ41を駆動制御する。また、圧力センサ33によって吸引圧BP0が検出されるようになったらその旨を報知器46により術者に知らせる。これにより、先の例と同様に所期する眼圧値とすべく吸引力を保ちながら角膜切開を行うことができる。
【0042】
なお、こうしたタイプの眼圧測定の場合、主制御部40が求めた吸引圧BP0での眼圧を再度測定するようにし、その眼圧値と設定眼圧値が許容範囲から外れていれば、その再測定の結果をさらに加味して吸引圧を補正するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、薄く安定した良好なフラップを形成することができる。これにより、Ectasiaを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の装置本体の断面図及び制御系概略図である。
【図2】カッティング部及びサクション部の拡大説明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】眼圧測定ユニットの概略構成を説明する図である。
【図6】他の例の眼圧測定ユニットを説明する概略構成図である。
【図7】図6の眼圧測定ユニットの測定原理を説明する図である。
【図8】眼圧変動と吸引圧変動の対比関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 マイクロケラトーム本体
2 カッティング部
3 サクション部
5 眼圧測定ユニット
5´ 眼圧測定ユニット
9 メモリ
31 サクションリング
33 圧力センサ
40 主制御部
41 ポンプ
41a モータ
60 制御部
61 ガスボンベ
62 圧力センサ
Claims (6)
- 角膜を層状に切開する角膜手術装置において、患者眼とサクションリングとの間に形成される空隙の空気を吸引する吸引手段と、該空隙内の吸引圧を可変する可変手段と、該空隙内の吸引圧を検出する圧力検出器と、該吸引手段によりサクションリングが固定された患者眼の眼圧を眼圧測定ユニットにより測定し、その測定結果を入力する入力手段と、該測定結果に基づいて所期する範囲の眼圧値になるように前記可変手段を制御する制御ユニットと、を備えることを特徴とする角膜手術装置。
- 請求項1の角膜手術装置において、前記可変手段は前記吸引手段のモータの回転速度を変化させる速度制御装置であることを特徴とする角膜手術装置。
- 請求項1の角膜手術装置において、前記眼圧測定ユニットは、プローブ内に設けられたチャンバ及びプローブに保持されたピストンを通して患者眼角膜に気体圧を与える気体圧発生手段と、前記チャンバ内の圧力を検出する気体圧力検出器とを備え、角膜に与えた気体圧と患者眼眼圧と平衡状態にし、その平衡圧力を前記気体圧力検出器により検出することに基づいて眼圧を測定することを特徴とする角膜手術装置。
- 請求項1の角膜手術装置において、前記眼圧測定ユニットは、角膜を圧平する圧平子と、角膜が所定の圧平状態になったときの前記圧平子の押圧力を検出する押圧力検出器とを備え、前記押圧力検出器の出力に基づいて患者眼眼圧を測定することを特徴とする角膜手術装置。
- 請求項1の角膜手術装置において、前記入力手段は前記可変手段により吸引圧を変化させたときに測定した少なくとも2回の眼圧値を入力し、前記制御ユニットは入力された眼圧値に基づいて所期する範囲の眼圧値となる吸引圧を求める演算手段を備えることを特徴とする角膜手術装置。
- 請求項1の角膜手術装置において、前記制御ユニットは眼圧値と吸引圧との対応を記憶するメモリを持つことを特徴とする角膜手術装置。
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