JP4613150B2 - 防音型エンジン - Google Patents

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Description

本発明は防音型エンジンに関し、詳しくは、雨水や泥水が排気管内に浸入を抑制するためにマフラの排気放出口に開閉蓋を装着した防音型のエンジンに関する。
従来から、排気管内への雨水等の浸入を防止するために排気マフラの域放出口に揺動開閉蓋を装着し、エンジン作動時の排気ガスのガス圧を利用して揺動蓋を開き作動し、エンジン停止時には、蓋体の自重で排気マフラの排気放出口を閉塞するようにした防音型エンジンがいくつか提案されている。
このようなマフラの排気マフラの排気放出口の雨仕舞いを施した防音型エンジンとして、例えば、ケーシング内にエンジンと排気マフラとを収容し、ケーシングの上壁に形成した開口部からエンジン排気をケーシング外に排出するようにし、マフラの排気放出口に蓋体をエンジン排気を受けて開閉する状態に配置するようにしたものが提供されている。(特許文献1)。
特開平9−195763号公報(特に従来例)
前記した従来のものでは、排気ガスは排気管から直進的に上向きに放出され、その排気ガス圧を受けて蓋体が枢支部を支点に揺動するようになっている。したがって、蓋体が開き出すと、蓋体の下面に対して排気ガスのガス流が鋭角的に作用するようになり、蓋の全開位置では、蓋体に開蓋力として作用する蓋重心と枢支点とを結ぶ仮想線に直交するガス圧が小さくなり、特に排気ガス圧が低くなる軽負荷時時等には蓋体を全開または全開付近位置で安定的に保持することが難しい。このため、排気圧の脈動やエンジンの振動によって、蓋体が大きく揺動し、蓋体を枢支している係止部と係合部との強い衝突によって、騒音が発生するという問題があった。
本発明は、このような点に着目しても、軽負荷時等の排気圧力の小さい時でも蓋体をバタつくことなく安定して開き姿勢に保持することのできる排気放出口の雨仕舞いを施した防音型エンジンを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために請求項1に記載した本発明では、エンジンと排気マフラとをケーシング内に収容し、エンジン排気が排気マフラの上向きの排気放出口からケーシング外に放出されるようにし、この排気放出口に蓋体を設け、この蓋体を枢軸でブラケットに開閉自在に枢支し、該ブラケットに係止部を設けるとともに蓋体に係合部を設け、排気放出口から上向きに流出するエンジン排気を蓋体の下面で受けることにより、エンジン排気での排気圧で蓋体を開けながら、エンジン排気を排気放出口から放出するとともに、係合部を係止部に係合させることにより、蓋体の全開の開度を制限するようにした防音型エンジンにおいて、排気放出口に排気偏向板を設け、この排気偏向板で排気を斜め上向きに偏向させることにより、蓋体の全開時には、蓋体の全閉時よりも、蓋体の下面とこの下面で受ける排気の向きとが直角に近付くようにしたことを特徴としている。
また、請求項2に記載した本発明では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、ケーシングの天井壁に排気導出を設け、この排気導出口にその下側から蓋体を臨ませ、この蓋体が閉じた時に、蓋体がケーシング内に位置するようにしたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明では、排気放出口に排気偏向板を設け、この排気偏向板で排気を斜め上向きに偏向させることにより、蓋体の全開時には、蓋体の全閉時よりも、蓋体の下面とこの下面で受ける排気の向きが直角に近付くように構成していることから、蓋体が全開あるいは全開近傍位置まで揺動した状態で、蓋体の下面に作用する排気ガスの方向を蓋体の全閉姿勢時での排気ガスの作用する方向よりも排気ガス圧力を余すところなく開蓋力として利用することのできる直角に近い状態にすることができ、蓋体を全開あるいは全開近傍位置で安定的に保持することができる。この結果、排気圧の脈動やエンジンの振動が作用しても、蓋体が大きく揺動することがなくなり、蓋体を枢支している係止部と係合部との強い衝突に起因する騒音の発生を抑制することとができる。
また、請求項2に記載した本発明のように、ケーシングの天井壁に排気導出口を設け、この排気導出口にその下側から蓋体を臨ませ、この蓋体が閉じた時に、蓋体がケーシング内に位置するようにした場合には、蓋体を閉じた姿勢では、蓋体がケーシング内に位置することになるから、出荷前等に製品を積み上げても、蓋体が邪魔にならず、製品の取り扱いが容易になる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。この実施形態では、発電機を備えた防音型エンジンを用いており、その構成は以下の通りである。すなわち、基台(1)上にエンジン(2)を防振支持し、このエンジン(2)をケーシング(3)で包囲し、このケーシング(3)を上記基台(1)に支持させ、このケーシング(3)の天板(4)に排気導出口(5)を開口し、エンジン(2)に付設した排気マフラ(6)の排気放出管(7)をケーシング(3)の内部で前記排気導出口(5)に臨む状態に配置し、排気放出管(7)の上端部分にレインキャップとなる蓋体(8)が揺動開閉可能な状態に取り付けてある。
エンジン(2)は発電機(9)とともに取付基板(10)に載置されており、この取付基板(10)を防振ゴム(12)を介して基台(1)上に防振支持してある。エンジン(2)の出力輪(13)と発電機(9)の入力輪(14)とは巻掛け伝動帯(15)で連動連結してある。排気放出管(7)は排気マフラ(6)から上向きに導出してある。
前記蓋体(8)は、排気放出管(7)の先端部分にその筒体を挟み込む状態で装着されているブラケツト(16)に揺動可能に枢支してある。このブラケツト(16)には蓋体(8)を所定の最大開蓋角度(例えば30〜45度)で受け止める係止部(17)が形成してある。また、蓋体(8)には、その揺動枢支フランジ(18)を中心として蓋体(8)の連出方向とは逆方向に係合部(19)が連出してあり、この係合部(19)が前記係止部(17)に受け止められることで、蓋体(8)を最大開蓋角度に受け止めるようにしてある。
なお、この蓋体(8)は排気放出管(7)から排出される排気ガスの排気ガス圧で開き作動され、蓋体(8)の自重で閉じ作動されるようになっている。また、この蓋体(8)は閉蓋状態では、蓋体(8)がケーシング(3)内に位置するように形成してある。
そして、排気放出管(7)の上端部分に位置する排気放出口(7a)には、排気偏向板(20)が配設してある。この排気偏向板(20)は排気放出管(7)内を流れてきた排気ガスを蓋体(8)の揺動枢支側に斜め上向に偏向させて排気放出管(7)から放出するようにしたもので、蓋体(8)が全開姿勢にある状態で蓋体(8)の枢支部と蓋体(8)の重心位置とを結ぶ仮想軸線に対して、排気ガスを略直交する状態に作用させるように、排気偏向板(20)は排気放出管(7)の中心軸に対して略30〜45度の傾斜をなす状態に配置にしてある。
上述の構成からなる排気放出管(7)の蓋体開閉構造では、排気ガスのガス圧が高く、ガス量が多い重負荷のときは勿論、排気ガスのガス圧が低く、ガス量が少なくなる軽負荷時でも、排気ガスを蓋体(8)の枢支部と蓋体(8)の重心位置とを結ぶ仮想軸線に対して略直交する角度で吹きつけ、排気ガス圧を有効に作用させることができるから、蓋体(8)を全開位置に維持しておくことができ、排気の脈動に伴う蓋体のバタ付きやエンジン振動に伴う蓋体のバタ付きを抑制することができる。
上記実施形態では、閉蓋状態で蓋体(8)がケーシング(3)内に位置するように形成しているが、閉蓋状態で蓋体(8)の上面から突出するようにしてもよい。ただ、上記実施形態のように閉蓋状態で蓋体(8)がケーシング(3)内に位置するように形成した場合には、出荷前等に製品を積み上げても、蓋体(8)や排気放出管(7)が邪魔になることがなく、取り扱いが容易になるという利点がある。
上記実施形態では、発電機を備えた防音型エンジンを例に説明したが、本発明は、コンプレッサ等の作業機を備えた防音型エンジンや、ボンネットで包囲されたトラクタや建設機械搭載エンジンにも適用することができる。
本発明にかかる防音型エンジンを説明する図で、(A)は全体の縦断面図、(B)は要部の縦断面図である。 本発明の実施形態の要部分解斜視図である。
符号の説明
2…エンジン、3…ケーシング、4…ケーシングの天井壁、5…排気導出口、6…排気マフラ、7a…排気放出口、、8…蓋体、16…ブラケット、17…ブラケットの係止部、19…蓋体の係合部、20…排気偏向板。

Claims (2)

  1. エンジン(2)と排気マフラ(6)とをケーシング(3)内に収容し、エンジン排気が排気マフラ(6)の上向きの排気放出口(7a)からケーシング(3)外に放出されるようにし、この排気放出口(7a)に蓋体(8)を設け、この蓋体(8)を枢軸でブラケット(16)に開閉自在に枢支し、該ブラケット(16)に係止部(17)を設けるとともに蓋体(8)に係合部(19)を設け、排気放出口(7a)から上向きに流出するエンジン排気を蓋体(8)の下面で受けることにより、エンジン排気での排気圧で蓋体(8)を開けながら、エンジン排気を排気放出口(5)から放出するとともに、係合部(19)を係止部(17)に受け止めさせることにより、蓋体(8)の全開の開度を制限するようにした防音型エンジンにおいて、
    排気放出口(7a)に排気偏向板(20)を設け、この排気偏向板(20)で排気を斜め上向きに偏向させることにより、蓋体(8)の全開時には、蓋体(8)の全閉時よりも、蓋体(8)の下面とこの下面で受ける排気の向きとが直角に近付くようにした、防音型エンジン。
  2. ケーシング(3)の天井壁(4)に排気導出口(5)を設け、この排気導出口(5)にその下側から蓋体(8)を臨ませ、この蓋体(8)が閉じた時に、蓋体(8)がケーシング内に位置するようにした請求項1に記載の防音型エンジン。

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