JP4608140B2 - Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them - Google Patents

Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them Download PDF

Info

Publication number
JP4608140B2
JP4608140B2 JP2001198403A JP2001198403A JP4608140B2 JP 4608140 B2 JP4608140 B2 JP 4608140B2 JP 2001198403 A JP2001198403 A JP 2001198403A JP 2001198403 A JP2001198403 A JP 2001198403A JP 4608140 B2 JP4608140 B2 JP 4608140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
formula
alkoxy
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001198403A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002356474A (en
Inventor
久哉 西出
宗和 小川
秀真 小南
浩司 樋口
昭廣 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Ishihara Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP2001198403A priority Critical patent/JP4608140B2/en
Publication of JP2002356474A publication Critical patent/JP2002356474A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4608140B2 publication Critical patent/JP4608140B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、新規なベンゾイルピリジン誘導体またはその塩およびそれらを有効成分として含有する殺菌剤、それらの製造方法ならびにそれらを製造するための中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明化合物と類似のベンゾイルピリジン誘導体としては、WO99/41237、WO99/38845、WO96/17829、特開平7−309837および特開平2−275858などに記載の化合物が挙げられる。しかしながら、これらは本発明化合物とは異なる。また、これら化合物は、本発明化合物と、その使用目的が異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来から提供された多くの殺菌剤は、各々その植物病原菌防除効果において特徴を有しており、あるものは予防効果に比べて治療効果がやや劣ったり、あるいは残効性が比較的短かったりし、施用場面によっては、植物病原菌に対し実用上不十分な防除効果しか示さないことがある。従って、強力な植物病原菌防除効果を有する新規化合物の創製が希求されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前述の問題点を解決すべく研究した結果、式(I)で表される化合物を有効成分として使用することにより、種々の病害特にムギ類、野菜類、果実類および花卉類のうどんこ病に対して優れた予防効果および治療効果を発揮することを見いだし、本発明を完成した。
【0005】
すなわち、本発明は、式(I):
【化21】

Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、水酸基、置換可炭化水素基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、エステル化もしくはアミド化されてもよいカルボキシル基または置換可アミノ基であり、nは1、2、3または4であり;R1は置換可アルキル基であり、R2は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基または水酸基であり、mは1、2、3または4であり、mが2以上の場合、R2が酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、mが1または2である場合を除く)〕で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩、それらを有効成分として含有する殺菌剤、それらの製造方法ならびにそれらを製造するための中間体に関する。
【0006】
Xで表されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が用いられ、望ましくは例えばフッ素、塩素、臭素が用いられる。
【0007】
XおよびR2で表される置換可アルコキシ基のアルコキシ部分としては、例えばC1-6アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ等)が挙げられ、望ましくは、例えばC1-4アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ等)が挙げられる。また、置換可アルコキシ基の2次置換基としては、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ニトロキシ、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロアルコキシ(例えば、CF3O、HCF2O等のC1-4ハロアルコキシ)、シクロアルキル、アミノ、アルキルチオおよびシアノから選ばれる同一または異なった1ないし5個の置換基が挙げられる。これら置換可アルコキシ基の中でも、無置換のアルコキシ基が望ましく、C1-4アルコキシ基が特に望ましい。
【0008】
Xで表される置換可アリールオキシ基のアリール部分としては、フェニルの他、ナフチルのような縮合型多環式基が挙げられるが、フェニルが望ましい。また、置換可アリールオキシ基の2次置換基としては、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシなどが挙げられる。これら置換可アリールオキシ基の中でも、フェノキシ基が最も望ましい。
【0009】
Xで表される置換可シクロアルコキシ基のシクロアルキル部分としては、一般に炭素数3〜10のもの、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなどの単環式基の他、縮合型多環式基などが挙げられるが、単環式基が望ましい。また、置換可シクロアルコキシ基の2次置換基としては、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシなどが挙げられる。これら置換可シクロアルコキシ基の中でも、シクロヘキシルオキシ基が最も望ましい。
【0010】
Xで表される置換可炭化水素基の炭化水素部分としては、例えばC1-6アルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル等)、C2-6アルケニル(例えばビニル、アリル、イソプロペニル、3−メチル−2−ブテニル等)、C2-6アルキニル(例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル等)、C3-6シクロアルキル(例えばシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、C6-10アリール等が挙げられる。また、置換可炭化水素基の2次置換基としては、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ニトロキシ、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロアルコキシ(例えば、CF3O、HCF2O等のC1-4ハロアルコキシ)、シクロアルキル、アミノ、アルキルチオおよびシアノから選ばれる同一または異なった1ないし5個の置換基が挙げられる。これら置換可炭化水素基の中でも、置換可アルキル基が望ましく、その中でもアルキル基が特に望ましい。さらに、アルキル基の中ではC1-4アルキル基が最も望ましい。
【0011】
Xで表される置換可アルキルチオ基のアルキルチオ部分としては、例えばC1-6アルキルチオ(例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、t−ブチルチオ等)等が挙げられ、望ましくは、例えばC1-4アルキルチオ(例えばメチルチオ、エチルチオ等)が挙げられる。これら置換されてもよいアルキルチオ基の中でも、アルキルチオ基が望ましく、C1-4アルキルチオ基が特に望ましい。また、置換可アルキルチオ基の2次置換基としては、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ニトロキシ、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロアルコキシ(例えば、CF3O、HCF2O等のC1-4ハロアルコキシ)およびシアノから選ばれる同一または異なった1ないし5個の置換基が挙げられる。
【0012】
Xで表されるエステル化もしくはアミド化されてもよいカルボキシル基としては、例えばC1-6アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等)、ニトロオキシC1-4アルコキシアミノカルボニル基(例えば2−ニトロオキシエトキシカルボニル基、3−ニトロオキシプロポキシカルボニル基等)、フェニルC1-4アルコキシカルボニル基(例えばベンジルオキシカルボニル基、フェネチルオキシカルボニル基等)等のエステル化されてもよいカルボキシル基;カルバモイル基、C1-6モノアルキルアミノカルボニル基(例えば、メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニル基、イソプロピルアミノカルボニル基、ブチルアミノカルボニル基、イソブチルアミノカルボニル基、t−ブチルアミノカルボニル基等)、ジC1-6アルキルアミノカルボニル基(例えば、ジメチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、ジプロピルアミノカルボニル基、ジイソプロピルアミノカルボニル基、ジブチルアミノカルボニル基、イソジブチルアミノカルボニル基等)、ニトロオキシC1-4アルキルアミノカルボニル基(例えば2−ニトロオキシエチルアミノカルボニル基、3−ニトロオキシプロピルアミノカルボニル基等)、フェニルC1-4アルキルアミノカルボニル基(例えばベンジルアミノカルボニル基、フェネチルアミノカルボニル基等)C3-6シクロアルキルアミノカルボニル基(例えば、シクロプロピルアミノカルボニル基、シクロペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基等)、環状アミノカルボニル基(例えば、モルホリノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、ピロリジノカルボニル基、チオモルホリノカルボニル基等)、アミノカルボニル基等のアミド化されてもよいカルボキシル基が挙げられる。
【0013】
Xで表される置換可アミノ基としては、例えば、アミノ基;モノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基などのアルキルアミノ基などが挙げられる。なお、前記アルキルアミノ基のアルキル部分としては、C1-4アルキルが望ましい。また、置換可アミノ基の2次置換基としては、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ニトロキシ、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロアルコキシ(例えば、CF3O、HCF2O等のC1-4ハロアルコキシ基)、シクロアルキル、アミノ、アルキルチオおよびシアノから選ばれる同一または異なった1ないし5個の置換基が挙げられる。
【0014】
1およびR2で表される置換可アルキル基のアルキル部分としては、C1-6アルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル等)が望ましく、その中でもC1-4アルキルが望ましい。また、置換可アルキル基の2次置換基としては、アリール、アリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、ニトロキシ、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロアルコキシ(例えば、CF3O、HCF2O等のC1-4ハロアルコキシ)、シクロアルキル、アミノ、アルキルチオおよびシアノから選ばれる同一または異なった1ないし5個の置換基が挙げられる。これら置換可アルキル基の中でも無置換のアルキル基が望ましく、C1-4アルキル基が特に望ましい。その中でもメチル基が最も望ましい。
【0015】
2で表される置換可アルコキシ基のアルコキシ部分としては、C1-6アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ等)が望ましく、その中でもC1-4アルコキシが望ましい。また、置換可アルコキシ基の2次置換基としては、アリール基、アリールオキシ基、水酸基、ニトロ基、ニトロキシ基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロアルコキシ基(例えば、CF3O、HCF2O等のC1-4ハロアルコキシ基)、シクロアルキル基、アミノ基、アルキルチオ基およびシアノ基から選ばれる同一または異なった1ないし5個の置換基が挙げられる。これら置換可アルコキシ基の中でも無置換のアルコキシ基が最も望ましい。
【0016】
で表される置換可アリールオキシ基のアリール部分としては、フェニルの他、ナフチルのような縮合型多環式基が挙げられるが、フェニルが望ましい。また、置換可アリールオキシ基の2次置換基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、水酸基などが挙げられる。これら置換可アリールオキシ基の中でも、無置換のフェノキシ基が最も望ましい。
【0017】
で表される置換可シクロアルコキシ基のシクロアルキル部分としては、一般に炭素数3〜10のもの、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチルなどの単環式基の他、縮合型多環式基などが挙げられるが、単環式基が望ましい。また、置換可シクロアルコキシ基の2次置換基としては、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシなどが挙げられる。これら置換可シクロアルコキシ基の中でも、無置換のシクロヘキシルオキシ基が最も望ましい。
【0018】
なお、前記したX、R1およびR2で表される各置換基の2次置換基中のアリール部分、シクロアルキル基およびアルキルチオ基の定義は、X、R1、R2およびR3で表される各置換基の定義に準ずる。
【0019】
式(I)で表される化合物は、酸性物質とともに塩を形成してもよく、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩または硝酸塩のような無機酸塩;酢酸塩、安息香酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩またはプロパンスルホン酸塩のような有機酸塩を形成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
式(I)で表されるベンゾイルピリジン誘導体中、望ましい態様のいくつかを下記する。これら態様はそれぞれ相互に組み合わせることができる。また、これら化合物は、殺菌剤として有用である。なお、実施態様項中で定義されたR2'、R2''およびR2'''の定義は、前記したR2の定義に準ずる。また、X1、X2、X3およびX4の定義は、前記したXの定義に準ずる。
【0021】
(1)式(I’):
【化22】
Figure 0004608140
【0022】
〔式中、X、nおよびR1は前記一般式(I)中で定義した通りであり、R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、または水酸基であり、pは1、2または3であり、R2 は置換可アルコキシ基または水酸基であり、あるいはR2 およびR2 の少なくとも2つが酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、pが1である場合を除く)〕で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0023】
(2) 式(I''):
【化23】
Figure 0004608140
【0024】
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、置換可炭化水素基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、エステル化もしくはアミド可されてもよいカルボキシル基または置換可アミノ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり、pは1、2または3であり、R2 およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される(1)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0025】
(3)Xがハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可シクロアルコキシ基、アルキル基、置換可アルキルチオ基またはアミノ基である(2)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0026】
(4) 式(I''):
【化24】
Figure 0004608140
【0027】
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可シクロアルコキシ基、アルキル基、置換可アルキルチオ基または置換可アミノ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり、pは1、2または3であり、R2 およびR2'''は置換可アルコキシ基である(但し、ピリジン環の3位にベンゾイル基が置換している場合であって、ピリジン環の2位および6位の少なくとも一方がCF3基である場合を除く)〕で表される(3)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0028】
(5) 式(I'''):
【化25】
Figure 0004608140
【0029】
〔式中、Xはハロゲン原子、置換可アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される(1)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0030】
(6) 式(I'''):
【化26】
Figure 0004608140
【0031】
〔式中、Xはハロゲン原子、置換可アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''は置換可アルコキシ基である(但し、ピリジン環の3位にベンゾイル基が置換している場合であって、ピリジン環の2位および6位の少なくとも一方がCF3基である場合を除く)〕で表される(5)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0032】
(7)Xで表されるハロゲン原子がフッ素原子または塩素原子である(5)または(6)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0033】
(8)nが3または4である(5)または(6)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0034】
(9)nが1または2である場合、Xで表されるハロゲン原子がフッ素原子または塩素原子である(5)または(6)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0035】
(10) 式(I''''):
【化27】
Figure 0004608140
【0036】
〔式中、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2または3であり;R1はアルキル基であり;R2 はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される(5)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0037】
(11) 式(I''''):
【化28】
Figure 0004608140
【0038】
〔式中、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2または3であり;R1はアルキル基であり;R2 はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''はアルコキシ基である(但し、ピリジン環の3位にベンゾイル基が置換している場合であって、ピリジン環の2位および6位の少なくとも一方がCF3基である場合を除く)〕で表される(10)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0039】
(12) 式(I'''''):
【化29】
Figure 0004608140
【0040】
〔式中、Aが−N=である場合、Bは−CX4=であり;Aが−CH=である場合、Bは−N=であり;X1およびX2はそれぞれ独立にハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X3は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X4は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;R1はアルキル基であり;R2 はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される(8)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0041】
(13) 式(I'''''):
【化30】
Figure 0004608140
【0042】
〔式中、Aが−N=である場合、Bは−CX4=であり;Aが−CH=である場合、Bは−N=であり;X1およびX2はそれぞれ独立にハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X3は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X4は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;R1はアルキル基であり;R2 はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''はアルコキシ基である(但し、Aが−CH=でBが−N=であって、X2がCF3基である場合を除く)〕で表される(8)のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
【0043】
式(I)で表される化合物またはその塩は、公知の類似化合物の製造方法(例えばWO96/17829に記載の方法)に準じて製造することもできるが、望ましい実施態様としては、下記スキームに示した製法(1)〜(3)が挙げられる。なお、各式中のX、R1、R2、nおよびmは前述の通りである。また、式(II)中のM1および式(III)中のM2で表される置換基は、一方がシアノ基で、他方が金属原子またはその複合塩であり;式(V)中のWで表される置換基はハロゲン原子またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基であり;式(VI)中のMおよび式(VII)中のMで表される置換基は、一方がホルミル基で、他方が金属原子またはその複合塩である。
【0044】
【化31】
Figure 0004608140
【0045】
[製法1] 式(II)で表される化合物と、式(III)で表される化合物とを縮合反応させて、式(VIII):
【0046】
【化32】
Figure 0004608140
【0047】
(式中、X、R、R、nおよびmは前述の通りであり、Zは金属原子またはその複合塩である)で表されるイミン化合物を製造し、このものを加水分解して、式(I)で表される化合物を製造する方法。
【0048】
式(II)および式(III)中のM1およびM2で表される金属原子としては、リチウム、マグネシウム、亜鉛、銅などの典型金属原子;パラジウム、ルテニウムなどの遷移金属原子などが挙げられる。また金属原子に代えて金属原子の複合塩を使用することができる。
【0049】
式(II)においてM1がシアノ基となる場合の化合物ならびに式(III)においてM2がシアノ基となる場合の化合物は、通常公知の方法,例えばJournal of the Chemical Society,Perkin transactions 1 第2323〜2326頁,1999年に記載された方法に準じて製造することができる。
【0050】
イミン化合物を製造する縮合反応は、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、メチレンクロリドなど不活性溶媒、またはその混合溶媒など)の存在下、−100〜70℃、好ましくは−80〜30℃の反応温度で行われるのが望ましい。この反応は、望ましくは窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で行われる。
【0051】
縮合反応で製造されたイミン化合物は、公知の手段によって加水分解され、式(I)で表される化合物に変換される。加水分解反応は、例えば水、アルコール類またはそれらの混合物の存在下で行うことができる。なお、製法1において、通常、縮合反応と加水分解反応は連続して行われ、イミン化合物が単離されることはない。また、式(I)で表される化合物を高収率で得るためには、縮合反応を完全に進行させた後、加水分解反応を行うのが望ましい。
【0052】
[製法2] 式(IV)で表される化合物と、式(V)で表される化合物とを縮合反応させ、式(IX):
【0053】
【化33】
Figure 0004608140
【0054】
(式中、X、R、R、nおよびmは前述の通り)で表される化合物を製造し、このものを塩基の存在下、酸化的に脱シアノ化して、式(I)で表される化合物を製造する方法。
【0055】
製法2前半の式(IX)で表される化合物を製造する反応は、通常塩基の存在下、溶媒中で行われるのが望ましい。反応で使用される塩基としては、水素化リチウム、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等が挙げられる。また、溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、メチレンクロリド、クロロホルム、DMF等、またその混合溶媒などが挙げられる。この反応は、0〜100℃の反応温度で行われるのが望ましい。また、窒素、アルゴンなど不活性ガス雰囲気下で行われるのが望ましい。さらに、必要に応じてベンゼンスルフィン酸ナトリウム、p−トルエンスルフィン酸ナトリウムを添加して反応を促進させることもできる。
【0056】
製法2後半の酸化的脱シアノ化反応は、塩基の存在下で行われる。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。また、必要に応じ相間移動触媒(ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、硫酸水素テトラブチルアンモニウム等)を用いてもよい。この反応は、通常、適切な溶媒(メチレンクロリド、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、ベンゼン、トルエン、DMF、DMSOなど不活性溶媒、またはそれらの含水溶媒、混合溶媒など)の下、0〜50℃の反応温度で行われる。
【0057】
[製法3] 式(VI)で表される化合物と、式(VII)で表される化合物とを反応させ、式(X):
【0058】
【化34】
Figure 0004608140
【0059】
(式中、X、n、m、R1およびR2は前述の通りであり、但し書は式(I)と同じである)で表されるフェニルピリジルメタノールを製造し、次いでこのものを酸化することにより、式(I)で表される化合物を製造する方法。
【0060】
製法3において、M3およびM4で表される金属原子としては、リチウム、マグネシウム、亜鉛、銅などの典型金属原子;パラジウム、ルテニウムなどの遷移金属原子などが挙げられる。また金属原子に代えて金属原子の複合塩を使用することができる。
【0061】
式(VI)においてM3で表される置換基がホルミル基である場合の化合物ならびに式(VII)においてM4で表される置換基がホルミル基である場合の化合物は、通常、公知の方法、例えばJournal of Organic Chemistry第57巻第6847〜6852頁、1992年に記載された方法に準じて製造することができる。
【0062】
式(VI)で表される化合物と、式(VII)で表される化合物とから生成する式(X)で表されるフェニルピリジルメタノールは、公知の手段により、例えば二酸化マンガンやクロム酸などの金属酸化剤、Swern酸化法(ジメチルスルホキシド+塩化オキサリル)、ルテニウム酸化法(テトラプロピルアンモニウムパールテネート+N−メチルモルホリン−N−オキシド)などにより酸化され、式(I)で表される化合物に変換される。
【0063】
次に、製法3の実施態様を記載する。
【0064】
(1)式(VI−1):
【化35】
Figure 0004608140
で表される置換ベンズアルデヒド(式中、R1、R2およびmは前述の通りである)と、式(VII−1):
【0065】
【化36】
Figure 0004608140
(式中、Xは前述の通りであり、Zは金属原子またはその複合塩である)で表される置換ピリジン誘導体の金属塩とを反応させ、式(X)で表されるフェニルピリジルメタノールを製造し、次いでこのものを酸化して式(I)で表される化合物を製造する方法。
【0066】
(2)式(VI−2):
【化37】
Figure 0004608140
で表される置換ベンゼン誘導体の金属塩(式中、R1、R2およびmは前述の通りであり、Zは金属原子またはその複合塩である)と、式(VII−2):
【0067】
【化38】
Figure 0004608140
(式中、Xは前述の通りである)で表される置換ピリジルアルデヒドとを反応させ、式(X)で表されるフェニルピリジルメタノールを製造し、次いでこのものを酸化することにより式(I)で表される化合物を製造する方法。
【0068】
なお、式(I)で表される化合物の製造用中間体である式(IX)で表されるフェニルピリジルメタノールの望ましい実施態様を以下に列記する。
【0069】
(1) 式(X’):
【化39】
Figure 0004608140
〔式中、X、nおよびR1は前記一般式(I)中で定義した通りであり、R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、または水酸基であり、pは1、2または3であり、R2 は置換可アルコキシ基または水酸基であり、あるいはR2 およびR2 の少なくとも2つが酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、pが1である場合を除く)〕で表されるフェニルピリジルメタノール。
【0070】
(2) 式(X''):
【化40】
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、置換可炭化水素基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、エステル化もしくはアミド可されてもよいカルボキシル基または置換可アミノ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり、pは1、2または3であり、R2 およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される(1)のフェニルピリジルメタノール。
【0071】
(3)Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可シクロアルコキシ基、アルキル基、置換可アルキルチオ基または置換可アミノ基である(2)のフェニルピリジルメタノール。
【0072】
(4)ピリジン環の4位にベンゾイル基が置換している(2)または(3)のフェニルピリジルメタノール。
【0073】
(5) 式(X'''):
【化41】
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、置換可アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される(1)のフェニルピリジルメタノール。
【0074】
(6) 式(X''''):
【化42】
Figure 0004608140
【0075】
〔式中、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2または3であり;R1はアルキル基であり;R2 はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される(5)のフェニルピリジルメタノール。
【0076】
(7)ピリジン環の4位にベンゾイル基が置換している(5)または(6)のフェニルピリジルメタノール。
【0077】
(8) 式(X'''''):
【化43】
Figure 0004608140
【0078】
〔式中、Aが−N=である場合、Bは−CX4=であり;Aが−CH=である場合、Bは−N=であり;X1およびX2はそれぞれ独立にハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X3は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X4は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;R1はアルキル基であり;R2 はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2 およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される(6)のフェニルピリジルメタノール。
【0079】
(9)Aが−N=である(8)のフェニルピリジルメタノール。
【0080】
式(I)で表される化合物には、親電子的あるいは求核的にさらに置換基を導入できる。即ち、式(I)で表される化合物は、下記スキーム中に示したように、式(I−a)あるいは式(I−b)で表される化合物へと誘導できる。また、式(I)で表される化合物にラジカル的に置換基を導入することも可能である。なお、式(I−a)において、Eは各種親電子剤を表し;式(I−b)においてNuは各種求核剤を表す。また、n'およびn''の定義は、nの定義に準ずる。
【0081】
【化44】
Figure 0004608140
【0082】
式(I−a)で表される化合物を調製する反応は、親電子種により適時異なり、反応は通常、公知の方法で、またはそれに準じた方法で行うことができる。例えば、前述の製法1の方法が利用できる。式(I−b)で表される化合物を調製する求核置換反応は、求核種により適時異なり、各反応は通常公知の方法またはそれに準じた方法で行うことができる。例えば、エチルオキシ求核剤の場合、溶媒としてはエタノール又はジオキサン、トルエン、オクタンなどの不活性溶媒存在下、0−120℃の反応温度で、適当な時間反応させるのが望ましい。エチルオキシ求核剤は0.1−10モル当量、望ましくは0.5−5モル当量用いて反応させることができる。
【0083】
また、下記スキームに示したように、式(I−c)で表される化合物(式(I)においてXがハロゲン原子である場合の化合物)は、さらに、ハロゲン置換基を取り除き、式(I−d)で表される化合物に誘導することができる。このスキームの反応には、接触水素化反応、水素移動反応、金属還元反応が適時使用できる。なお、スキーム中ではHalはハロゲン原子を表す。
【0084】
【化45】
Figure 0004608140
【0085】
接触水素化反応は触媒の存在下、常圧あるいは加圧下の水素ガス雰囲気下、適当な溶媒の存在下で行う事が出来る。使用できる触媒としては、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、ニッケル、イリジウムを有する触媒系などが挙げられる。使用できる溶媒としては、水、メタノール、エタノールなどのアルコール、酢酸エチル、酢酸、ジオキサン、エーテル、ベンゼン、へキサンなどが挙げられる。この場合、触媒は式(I−c)で表される化合物に対して、0.01−1.2モルの割合で使用できる。また、トリエチルアミン、炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下に反応を行っても良い。また、水素移動反応(例えば、パラジウム炭素、水素源として蟻酸アンモニウム、燐酸二水素ナトリウムなど)、金属還元反応(例えば二沃化サマリウム)などによる公知の還元反応も使用できる。
【0086】
次に前記式(I)で表されるベンゾイルピリジン誘導体およびその製造用中間体の具体的合成例を記載する(但し、合成例記載の化合物は、IUPAC命名法に準じており、便宜上、後記表に記載の置換位置とは異なる場合がある)。
【0087】
【実施例】
合成例1)
3 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 2,6 −ジクロロ− 4 −トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 3)の合成
(a) ジイソプロピルアミン2.9ml(21mmol)をテトラヒドロフラン62mlに溶解した溶液中に、0℃でn−ブチルリチウム(1.5Mへキサン溶液)14ml(20mmol)を滴下し、30分攪拌した。溶液を−20℃に冷却し、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルピリジン4.0g(19mmol)をテトラヒドロフラン5mlに溶解した溶液を添加し、5分攪拌した後に2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド3.8g(18mmol)をテトラヒドロフラン7mlに溶解した溶液を添加し、1.5時間攪拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し、減圧下テトラヒドロフランを留去した。酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール(褐色油状物)6.2g(収率81%)を得た。(b)工程(a)で得られた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール
5.4gをトルエン140mlに溶解した溶液に二酸化マンガン14gを加え加熱還流下6時間攪拌した。混合物を冷却後ろ過し、減圧下トルエンを留去し 3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.3;融点81〜83℃)4.4g(収率81%)を得た。
【0088】
合成例2)
3 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 2 −クロロ− 4 −トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 11)および 3 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 4 −トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 7)の合成
合成例1で得られた3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.3)3.4g(8.0mmol)をメタノール50mlに溶解した溶液に、トリエチルアミン2.4ml(17mmol)、5%パラジウム炭素0.3gを加え、水素雰囲気下で6.5時間攪拌した。混合物をろ過し、水50mlを加えて減圧下メタノールを留去した。酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.11;融点110〜112℃)1.7g(収率55%)、及び3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.7;融点59〜62℃)1.1g(収率37%)を得た。
【0089】
合成例3)
4 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 2,5 −ジクロロ− 3 −トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 90)の合成
(a)ジイソプロピルアミン3.6ml(25mmol)をジエチルエーテル60mlに溶解した溶液中に 、0℃でn−ブチルリチウム(1.5Mへキサン溶液)17ml(25mmol)を滴下し、45分攪拌した。溶液を−78℃に冷却し、2,3,6−トリクロロ−5−トリフルオロメチルピリジン6.0g(24mmol)をジエチルエーテル8mlに溶解した溶液を添加し、25分攪拌した後に2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド5.0g(24mmol)をトルエン12mlに溶解した溶液を添加し、1時間攪拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し、水層を酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,3,6−トリクロロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリジル)メタノール(融点131〜135℃)を得た。
(b)工程(a)で得られた2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,3,6−トリクロロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリジル)メタノールをメタノール200mlに溶解した溶液に、トリエチルアミン2.7ml(19mmol)、5%パラジウム炭素0.9gを加え、水素雰囲気下で14時間攪拌した。混合物をろ過し、水30mlを加えて減圧下メタノールを留去した。酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,5−ジクロロ−3−トリフルオロメチル-4-ピリジル)メタノール(融点162〜165℃)2.38g(収率24%)を得た。
(c)工程(b)で得られた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,5−ジクロロ−3−トリフルオロメチル-4-ピリジル)メタノール3.5g(8.2mmol)をトルエン100mlに溶解した溶液に二酸化マンガン14gを加え、加熱還流下6時間攪拌した。混合物を冷却後ろ過し、減圧下トルエンを留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2,5−ジクロロ−3−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.90;融点106〜109℃)3.1g(収率89%)を得た。
【0090】
合成例4)
3 (4,5 −ジメトキシ−2−メチルベンゾイル ) −2−メトキシ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 32)の合成
合成例1の方法に準じて合成した3−(4,5−ジメトキシ−2−メチルベンゾイル)−2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン1.5g(4.2mmol)をトルエン20mlに溶解した溶液に、ナトリウムメトキシド0.9g(16mmol)を加え、加熱還流下4時間攪拌した。混合物を冷却後、水20mlで反応を停止し、水層は酢酸エチルで抽出し、有機層は無水硫酸ナトリウムで乾燥後シリカゲルケーキを用いてろ過した。
減圧下溶媒を留去し、3−(4,5−ジメトキシ−2−メチルベンゾイル)−2−メトキシ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.32;融点125〜127℃)1.5g(収率99%)を得た。
【0091】
合成例5)
3 −[ 4,5 ( メチレンジオキシ ) 2 −メチルベンゾイル]− 2 −クロロ− 4 −トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 13)の合成
(a)3,4−(メチレンジオキシ)トルエン7.0ml(58mmol)およびピリジン5.5ml(68mmol)をジクロロメタン110mlに溶解した溶液に、0℃で臭素3.2ml(62mmol)を滴下し、30分攪拌した後に室温まで上昇させ22時間攪拌した。混合物を水酸化ナトリウム水溶液にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後ろ過し減圧下溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、2−ブロモ−4,5−(メチレンジオキシ)トルエン13g(収率99%)を得た。
(b)2−ブロモ−4,5−(メチレンジオキシ)トルエン4.0g(19mmol)をテトラヒドロフラン50mlに溶解した溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.5Mへキサン溶液)13ml(20mmol)を滴下し、30分攪拌した後にジメチルホルムアミド1.5ml(19mmol)を加え70分攪拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し、減圧下テトラヒドロフランを留去した。クロロホルムで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥しシリカゲルケーキを用いてろ過し、減圧下溶媒を留去して2−メチル−4,5−(メチレンジオキシ)ベンズアルデヒド(融点84〜86℃)3.1g(収率99%)を得た。(c)2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン1.5g(8.3mmol)、2−メチル−4,5−(メチレンジオキシ)ベンズアルデヒド1.4g(8.2mmol)を用い、合成例1の工程(a)に準じた方法で(2−メチル−4,5−(メチレンジオキシ)フェニル)(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール(融点127〜130℃)2.1g(収率73%)を得た。
(d)工程(c)で得られた(2−メチル−4,5−(メチレンジオキシ)フェニル)(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール1.5g(4.3mmol)、二酸化マンガン8.0g(92mmol)を用い、合成例1の工程(b)に準じた方法で3−[4,5−(メチレンジオキシ)−2−メチルベンゾイル]−2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.13;融点119〜122℃)0.3g(収率22%)を得た。
【0092】
合成例6)
3−(5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−メチルベンゾイル)−2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 27)の合成
(a)水素化ナトリウム(2.4g)のジメチルホルムアミド(20ml)懸濁液に、氷零下2-メトキシ-4-メチルフェノール(6.91g)のジメチルホルムアミド(15ml)溶液を滴下し30分攪拌した。ここにベンジルブロマイド(9.41g)のジメチルホルムアミド(15ml)溶液を滴下し、ついで触媒量のテトラブチルアンモニウムブロマイドを加え、同温度で30分攪拌した。更に室温に昇温し一夜攪拌した。反応液を水(250ml)に注ぎ込み、酢酸エチル(100ml)で3回抽出した。酢酸エチル相を水(100ml)で3回、ついで食塩水(100ml)で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン−酢酸エチル)で精製し、定量的に4−ベンジルオキシ−3−メトキシトルエン(融点38〜39℃)11.4gを得、核磁気共鳴スペクトルで構造を確認した。
(b)4−ベンジルオキシ−3−メトキシトルエン(8.0g)をジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、ここにN-ブロモスクシンイミド(6.36g)のジメチルホルムアミド(15ml)溶液を滴下し、室温で一夜攪拌した。反応液を水−氷(400ml)に注ぎ込み、析出した結晶をろ取し、十分に水洗後、結晶を一夜乾燥し、ほぼ定量的に4−ベンジルオキシ−2−ブロモ−5−メトキシトルエン(融点110〜111℃)10.64gを得、核磁気共鳴スペクトルで構造を確認した。
(c)4−ベンジルオキシ−2−ブロモ−5−メトキシトルエン(7.83g)のテトラヒドロフラン(190ml)溶液に−78℃でn-ブチルリチウムのへキサン溶液(17ml)を20分かけて滴下し、同温度で1時間攪拌した。ここに−78℃でジメチルホルムアミド(3.73g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下し、同温度で1時間攪拌した。徐々に室温に昇温し、更に一夜攪拌した。反応液を塩化アンモニウム水溶液(200ml)に注ぎ込み、酢酸エチル(150ml)で2回抽出した。酢酸エチル相を食塩水(100ml)で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン−酢酸エチル)で精製し、5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−メチルベンズアルデヒド(融点107〜109℃)3.14g(収率48%)を得、核磁気共鳴スペクトルで構造を確認した。
(d)ジイソプロピルアミン(2.81g)のテトラヒドロフラン(45ml)溶液に0℃でn-ブチルリチウムのへキサン溶液(11.4ml)を滴下し1時間攪拌し、リチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液を調整した。−50℃に冷却し、2-クロロ-4-トリフルオロメチルピリジン(2.81g)のテトラヒドロフラン(7.5ml)溶液をゆっくりと加え、同温度で30分攪拌した。−78℃に冷却後、5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−メチルベンズアルデヒド(3.97g)のテトラヒドロフラン(37.5ml)溶液をゆっくりと加え、同温度で1時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(50ml)を加えた後、室温まで昇温し、混合物を飽和重曹水(50ml)に注ぎ、酢酸エチル(150ml)で2回抽出した。酢酸エチル相を食塩水(100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン−酢酸エチル)で精製し赤黄色油状の(5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−メチルフェニル)(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール6.48g(収率96%)を得、核磁気共鳴スペクトルで構造を確認した。
(e)(5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−メチルフェニル)(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール(5.9g)を無水塩化メチレン(50ml)、アセトニトリル(5ml)の混合溶媒に溶解し、順次テトラプロピルアンモニウムパールテネート(95mg)、N-メチルモルフォリン-N-オキサイド(2.38g)、モレキュラーシーブ4A(6.8g)を加え、アルゴン気流下室温で三夜攪拌した。反応混合物を減圧下留去し、残査を塩化メチレンに懸濁しセライトろ過、残査を塩化メチレン(200ml)で十分に洗浄した。溶媒を減圧下留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン−酢酸エチル)で精製し3−(5−ベンジルオキシ−4−メトキシ−2−メチルベンゾイル)−2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.27;融点116〜117℃)4.93g(収率84%)を得、核磁気共鳴スペクトルで構造を確認した。
【0093】
合成例7)
3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2−メチルチオ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 50)の合成
3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.11)0.9gのジメチルホルムアミド(15ml)溶液に、室温でナトリウムチオメチラート(0.32g)を加え1時間攪拌した。混合物を水(50ml)に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル相を硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン−酢酸エチル)で精製し、3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2−メチルチオ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.50;淡黄色油状物)0.54g(収率58%)を得、核磁気共鳴スペクトルで構造を確認した。
【0094】
合成例8)
5 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 3 −アセチル− 2,6 −ジクロロ− 4 −トリフルオロメチルピリジン(化合物 No. 62)の合成
(a)ジイソプロピルアミン2.0ml(14mmol)のテトラヒドロフラン16ml溶液中に 、0℃でn−ブチルリチウム(1.5Mへキサン溶液)9.6ml(14mmol)を滴下し、30分攪拌した。溶液を−50℃に冷却し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール2.9g(7mmol)のテトラヒドロフラン11ml溶液を添加し、30分攪拌した後に−78℃に冷却し、過剰量のアセトアルデヒドを添加し、2時間攪拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し、減圧下テトラヒドロフランを留去した。酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,6−ジクロロ−5−(1−ヒドロキシエチル)−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール2.5g(収率78%)を得た。
(b)工程(a)で得られた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,6−ジクロロ−5−(1−ヒドロキシエチル)−4−トリフルオロメチル−3−ピリジル)メタノール2.3g(5mmol)のトルエン80ml溶液に二酸化マンガン10gを加え加熱還流下1時間攪拌した。室温に冷却後、反応溶液をろ過し、減圧下トルエンを留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、5−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−アセチル−2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.62;融点109〜112℃)1.5g(収率66%)を得た。
【0095】
合成例9)
4 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 2 −クロロ− 3 −トリフルオロメチル− 5 −メトキシピリジン(化合物 No. 123)の合成
(a)ジイソプロピルアミン15.0ml(107mmol)のジエチルエーテル120ml溶液中に、0℃でn−ブチルリチウム(1.5Mへキサン溶液)70.0ml(106mmol)を滴下し、1時間攪拌した。溶液を−78℃に冷却し、2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチルピリジン22.1g(102mmol)のジエチルエーテル10ml溶液を添加し、30分攪拌した後に2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド21.0g(100mmol)のトルエン40ml溶液を加え2時間撹拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し、水層を酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリジル)メタノール(融点95〜98℃)24.8g(収率58%)を得た。
(b)工程(a)でえられた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリジル)メタノール24.8g(58.1mmol)、トリエチルアミン9.50ml(68.2mmol)のメタノール200ml溶液中に、5%パラジウム炭素2.1gを加え水素雰囲気下で4時間撹拌した。混合物をろ過し、水50mlを加え減圧下でメタノールを留去した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリジル)メタノール(融点102〜105℃)15.9g(収率70%)を得た。
(c)工程(b)で得られた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−4−ピリジル)メタノール15.9g(40,6mmol)のトルエン220ml溶液中に二酸化マンガン45gを加え、加熱還流下2時間撹拌した。混合物をろ過し、減圧下で溶媒を留去し、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.102;融点75〜77℃)14.9g(収率94%)を得た。
(d)工程(c)で得られた4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン18.5g(47.5mmol)、ヘキサメチルリン酸トリアミド16.6ml(95.4mmol)のトルエン150ml溶液中にナトリウムメトキシド16.4g(304mmol)を加え、加熱還流下30分間撹拌した。水を加え反応を停止した後に、水層を酢酸エチルで抽出し有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−メトキシ−5−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.122;融点103〜106℃)11.7g(収率64%)を得た。
(e)4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−メトキシ−5−トリフルオロメチルピリジン(化合物No.122)5.6g(15mmol)のクロロホルム100ml溶液中に、0℃でm−クロロ過安息香酸(m−CPBA)6.1g(28mmol)を加えた後、室温にて18時間攪拌した。反応溶液を水酸化ナトリウム水溶液にて洗浄し、減圧下で溶媒を留去し、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−メトキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−N−オキシド(融点128〜134℃)5.8g(収率99%)を得た。
(f)トルエン4ml、ジメチルホルムアミド8ml中に、0℃でオキシ塩化リン1.8ml(19mmol)を加え10分攪拌した後に、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−メトキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−N−オキシド4.0g(10mmol)を加え20分攪拌した。室温にて2時間攪拌した後に反応溶液を氷水中に投入し反応を停止した。水層を酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2−クロロ−3−トリフルオロメチル−5−メトキシピリジン(化合物No.123;融点117〜119℃)3.57g(収率85%)を得た。
【0096】
合成例10)
4 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 2 −ブロモ− 3 −トリフルオロメチル− 5 −メトキシピリジン(化合物 No. 124)の合成
4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−メトキシ−5−トリフルオロメチルピリジン−N−オキシド7.2g(18mmol)、トルエン7ml、ジメチルホルムアミド17ml、オキシ臭化リン10g(35mmol)を用い、合成例9工程(f)と同様の方法で4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−2−ブロモ−3−トリフルオロメチル−5−メトキシピリジン(化合物No.124;融点145〜147℃)4.1g(収率49%)を得た。
【0097】
合成例11)
4-(2,3,4- トリメトキシ -6- メチルベンゾイル )- 2,3,5- トリクロロピリジン(化合物 No. 186)の合成
(a)ジイソプロピルアミン2.7g(26.7 mmol)のジエチルエーテル20ml溶液中に0℃でn-ブチルリチウム(1.56Mへキサン溶液)17.2ml(26.7mmol)を滴下し一時間攪拌した。溶液を‐78℃に冷却し,2,3,5-トリクロロピリジン4.8g(26.7mmol)のトルエン溶液を滴下した後、2,3,4-トリメトキシ-6-メチルベンズアルデヒド5.0g(24.0mmol)のトルエン溶液を滴下し30分攪拌した。その後室温に戻しさらに一時間攪拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し、酢酸エチルを加え抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、アモルファス状の(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)(2,3,5-トリクロロ-4-ピリジル) メタノール6.7g(収率72%)を得た。
(b)工程(a)で得られた(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)(2,3,5-トリクロロ-4-ピリジル) メタノール5.6gのトルエン180ml溶液に二酸化マンガン16.2gを加え加熱還流下3時間攪拌した。冷却後混合物をろ過、減圧下で溶媒を留去し4-(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルベンゾイル)- 2,3,5-トリクロロピリジン(化合物No.186;融点60〜61℃)4.7g(収率87%)を得た。
【0098】
合成例12)
4-(2,3,4- トリメトキシ -6- メチルベンゾイル )-3,5- ジクロロピリジン(化合物 No. 191)の合成
4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル) ‐2,3,5‐トリクロロピリジン(化合物No.186)17.8g(4.6mmol)のメタノール280ml溶液にトリエチルアミン4.6g(6.9mmol)、10%パラジウム炭素1.8gを加え水素雰囲気下で7時間室温攪拌した。混合物をろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル)‐3,5‐ジクロロピリジン(化合物No.191;融点109−111℃)11.6g(収率72%)を得た。
【0099】
合成例13)
4-(2,3,4- トリメトキシ -6- メチルベンゾイル )-3- クロロ -5- メトキシピリジン(化合物 No. 244)の合成
4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル)‐3,5‐ジクロロピリジン(化合物No.191)5.0g(1.4mmol)のトルエン60ml溶液にヘキサメチルリン酸トリアミド5.0g(2.8mmol)、ナトリウムメトキシド1.1g(2.1mmol)を加えて加熱還流下5時間攪拌した。冷却後 、混合物に水50mlを加えて反応を停止し酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル)‐3‐クロロ‐5‐メトキシピリジン(化合物No.244;淡黄色油状物)3.4g(収率69%)を得た。
【0100】
合成例14)
4 (2,3,4 ‐トリメトキシ‐ 6 ‐メチルベンゾイル ) 2,3 ‐ジクロロ‐ 5 ‐メトキシピリジン(化合物 No. 193)の合成
(a)4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル) ‐3‐クロロ‐5‐メトキシピリジン(化合物No.244)3.4g(1mmol)のクロロホルム60ml溶液を氷冷し、m‐クロロ過安息香酸4.1g(1.6mmol)を加え、氷冷下2時間攪拌し、更に室温で2時間攪拌した。混合物に0.5mol/リットル水酸化ナトリウム水溶液30mlを加えて反応を停止し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し減圧下で溶媒を留去し4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル) ‐3‐クロロ‐5‐メトキシピリジン−N−オキシド(融点160〜166℃)3.5g(収率85%)を得た。
(b)トルエン2.5mlにジメチルホルムアミド5mlを加え氷冷し、オキシ塩化リン1.3ml(1.4mmol)を滴下した。氷冷下で10分攪拌した後、4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル) ‐3‐クロロ‐5‐メトキシピリジン−N−オキシド2.5g(0.7mmol)を加えた。氷冷下で30分攪拌した後、室温に戻し2時間攪拌した。混合物に水30mlを加えて反応を停止し酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過しシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル)‐2,3‐ジクロロ‐5‐メトキシピリジン(化合物No.193;融点98〜99℃)2.0g(収率76%)を得た。
【0101】
合成例15)
4 (2,3,4 ‐トリメトキシ‐ 6 ‐メチルベンゾイル ) 2 ブロモ‐ 3 ‐クロロ‐ 5 ‐メトキシピリジン(化合物 No. 245)の合成
トルエン2.5mlにジメチルホルムアミド5mlを加え氷冷し、オキシ臭化リン0.7g(0.2mmol)を滴下した。氷冷下で10分攪拌した後、合成例14(a)で得られた4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル) ‐3‐クロロ‐5‐メトキシピリジン−N−オキシド0.42g(0.1mmol)を加えた。氷冷下で30分攪拌した後、室温に戻し2時間攪拌した。混合物に水10mlを加えて反応を停止し酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過しシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し4‐(2,3,4‐トリメトキシ‐6‐メチルベンゾイル)‐2ブロモ‐3‐クロロ‐5‐メトキシピリジン(化合物No.245;融点97〜99℃)0.32g(収率65%)を得た。
【0102】
合成例16)
4 (2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンゾイル ) 3 −ブロモ− 5 −メチルピリジン(化合物 No. 228)の合成
(a)ジイソプロピルアミン12.5ml(89.2mmol)のジエチルエーテル110ml溶液中に 、0℃でn−ブチルリチウム(1.56Mへキサン溶液)57.0ml(88.9mmol)を滴下し、60分攪拌した。溶液を−78℃に冷却し、3,5−ジブロモピリジン20g(85mmol)のトルエン80ml溶液を添加し、5分攪拌した後に2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド21.0g(100mmol)のトルエン50ml溶液を加え2時間撹拌した。混合物に水50mlを加えて反応を停止し、水層を酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(3,5−ジブロモ−4−ピリジル)メタノール(黄色油状物)11.8g(収率31%)を得た。
(b)工程(a)でえられた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(3,5−ジブロモ−4−ピリジル)メタノール2.0g(4.6mmol)のテトラヒドロフラン15ml溶液を−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(1.56Mヘキサン溶液)6.0ml(9.4mmol)を滴下し、5分間撹拌したのちにヨウ化メチル0.5ml(8.0mmol)を添加し2.5時間撹拌した。水20mlを加え減圧下でテトラヒドロフランを留去した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧下で溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(3−ブロモ−5−メチル−4−ピリジル)メタノール0.44g(収率25%)を得た。
(c)工程(b)で得られた(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)(3−ブロモ−5−メチル−4−ピリジル)メタノール0.43g(1.1mmol)のトルエン30ml溶液中に二酸化マンガン3gを加え、加熱還流下2時間撹拌した。混合物をろ過し、減圧下で溶媒を留去し、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−3−ブロモ−5−メチルピリジン(化合物No.228;融点88〜93℃)0.23g(収率54%)を得た。
【0103】
中間体合成例
次に前記合成例1、3、9、11および16の中間体として使用される2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンズアルデヒドの合成例を記載する。
2,3,4 −トリメトキシ− 6 −メチルベンズアルデヒドの合成
塩化アルミニウム112g(0.84mol)の乾燥塩化メチレン500ml溶液に3,4,5-トリメトキシトルエン128g(0.7mol)の乾燥塩化メチレン100ml溶液を氷零下ゆっくりと滴下した。同温度で45分攪拌した後、ジクロロメチルメチルエーテル88.5g(0.77mol)の乾燥塩化メチレン溶液を2時間かけてゆっくりと滴下した。同温度で2時間攪拌した後、混合物を徐々に室温に戻し、一夜室温で攪拌した。反応混合物を氷水1Lに注ぎ込み、塩化メチレン相を分液し、水相を塩化メチレン200mlで2回抽出した。塩化メチレン相を合わせ、水200ml、次いで飽和重曹水200ml、飽和食塩水200mlで順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下に溶媒を留去した。残留物に結晶の種を接種し、結晶をろ取、へキサンで洗浄し、風乾後、128gの2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド(融点55〜57℃)を得た。
【0104】
合成例1〜16に準じた方法で製造した化合物を以下の表1〜表18に示す。
【0105】
なお、表中の式(I-1)〜(I-9)で表される化合物は、次記化合物である。 また、各表中のMeはメチル基を、Etはエチル基を、Butylはブチル基を、i-Propylはイソプロピル基を、Phはフェニル基を、Allylはアリル基を、c−Hexylはシクロヘキシル基を、Benzylはベンジル基を、Propargylはプロパルギル基を、Pentylはペンチル基を示す。
【0106】
【化46】
Figure 0004608140
【0107】
【表1】
Figure 0004608140
【0108】
【表2】
Figure 0004608140
【0109】
【表3】
Figure 0004608140
【0110】
【表4】
Figure 0004608140
【0111】
【表5】
Figure 0004608140
【0112】
【表6】
Figure 0004608140
【0113】
【表7】
Figure 0004608140
【0114】
【表8】
Figure 0004608140
【0115】
【表9】
Figure 0004608140
【0116】
【表10】
Figure 0004608140
【0117】
【表11】
Figure 0004608140
【0118】
【表12】
Figure 0004608140
【0119】
【表13】
Figure 0004608140
【0120】
【表14】
Figure 0004608140
【0121】
【表15】
Figure 0004608140
【0122】
【表16】
Figure 0004608140
【0123】
【表17】
Figure 0004608140
【0124】
【表18】
Figure 0004608140
【0125】
合成例1、3、5、6、8、9、11および16に準じた方法で製造した中間体として使用される式(X)で表される化合物を以下の表19〜表36に示す。
【0126】
なお、表中の一般式(X-1)〜(X-9)で表される化合物は、次記化合物である。
【0127】
また、各表中のMeはメチル基を、Etはエチル基を、Butylはブチル基を、i-Propylはイソプロピル基を、Phはフェニル基を、Allylはアリル基を、c−Hexylはシクロヘキシル基を、Benzylはベンジル基を、Propargylはプロパルギル基を、Pentylはペンチル基を示す。
【0128】
【化47】
Figure 0004608140
【0129】
【表19】
Figure 0004608140
【0130】
【表20】
Figure 0004608140
【0131】
【表21】
Figure 0004608140
【0132】
【表22】
Figure 0004608140
【0133】
【表23】
Figure 0004608140
【0134】
【表24】
Figure 0004608140
【0135】
【表25】
Figure 0004608140
【0136】
【表26】
Figure 0004608140
【0137】
【表27】
Figure 0004608140
【0138】
【表28】
Figure 0004608140
【0139】
【表29】
Figure 0004608140
【0140】
【表30】
Figure 0004608140
【0141】
【表31】
Figure 0004608140
【0142】
【表32】
Figure 0004608140
【0143】
【表33】
Figure 0004608140
【0144】
【表34】
Figure 0004608140
【0145】
【表35】
Figure 0004608140
【0146】
【表36】
Figure 0004608140
【0147】
式(I)で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩は、殺菌剤の有効成分、特に農園芸用殺菌剤の有効成分として有用である。農園芸用殺菌剤としては、例えばイネのいもち病、ごま葉枯病、紋枯病;ムギ類のうどんこ病、赤かび病、さび病、雪腐病、裸黒穂病、眼紋病、葉枯病、ふ枯病;カンキツの黒点病、そうか病;リンゴのモニリア病、うどんこ病、斑点落葉病、黒星病;ナシの黒星病、黒斑病;モモの灰星病、黒星病、フォモプシス腐敗病;ブドウの黒とう病、晩腐病、うどんこ病、べと病;カキの炭そ病、落葉病;ウリ類の炭そ病、うどんこ病、つる枯病、べと病;トマトの輪紋病、葉かび病、疫病;アブラナ科野菜の黒斑病、バレイショの夏疫病、疫病;イチゴのうどんこ病;種々の作物の灰色かび病、菌核病等の病害の防除に有効であるが、特にムギ類、野菜類のうどんこ病およびイネのいもち病に優れた防除効果を示す。また、フザリウム菌、ピシウム菌、リゾクトニア菌、バーティシリウム菌、プラズモディオホーラ菌等の植物病原菌によって引き起こされる土壌病害の防除にも有効である。
【0148】
本発明化合物を含有する殺菌剤は、通常、該化合物と各種農業上の補助剤とを混合して粉剤、粒剤、顆粒水和剤、水和剤、水性懸濁剤、油性懸濁剤、水溶剤、乳剤、液剤、ペースト剤、エアゾール剤、微量散布剤などの種々の形態に製剤して使用されるが、本発明の目的に適合するかぎり、通常の当該分野で用いられているあらゆる製剤形態にすることができる。製剤に使用する補助剤としては、珪藻土、消石灰、炭酸カルシウム、タルク、ホワイトカーボン、カオリン、ベントナイト、カオリナイト及びセリサイトの混合物、クレー、炭酸ナトリウム、重曹、芒硝、ゼオライト、澱粉などの固型担体;水、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、ジオキサン、アセトン、イソホロン、メチルイソブチルケトン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、アルコールなどの溶剤;脂肪酸塩、安息香酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリカルボン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸塩、アルキルアリール硫酸塩、アルキルジグリコールエーテル硫酸塩、アルコール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルアリールリン酸塩、スチリルアリールリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩のような陰イオン系の界面活性剤や展着剤;ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ポリグリセライド、脂肪酸アルコールポリグリコールエーテル、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシプロピレン脂肪酸エステルのような非イオン系の界面活性剤や展着剤;オリーブ油、カポック油、ひまし油、シュロ油、椿油、ヤシ油、ごま油、トウモロコシ油、米ぬか油、落花生油、綿実油、大豆油、菜種油、亜麻仁油、きり油、液状パラフィンなどの植物油や鉱物油などが挙げられる。
これら補助剤は本発明の目的から逸脱しないかぎり、当該分野で知られたものの中から選んで用いることができる。また、増量剤、増粘剤、沈降防止剤、凍結防止剤、分散安定剤、薬害軽減剤、防黴剤など通常使用される各種補助剤も使用することができる。本発明化合物と各種補助剤との配合割合は、一般に0.005 : 99.995 〜95:5、望ましくは0.2:99.8 〜90:10である。これら製剤の実際の使用に際しては、そのまま使用するか、または水等の希釈剤で所定濃度に希釈し、必要に応じて各種展着剤を添加して使用することができる。
【0149】
本発明化合物の使用濃度は、対象作物、使用方法、製剤形態、施用量などの違いによって異なり、一概に規定できないが、茎葉処理の場合、有効成分当たり普通0.1〜10,000 ppm、望ましくは、1〜2,000 ppm である。土壌処理の場合には、普通10〜100,000 g/ha、望ましくは、200〜20,000g/haである。
【0150】
本発明化合物を含有する殺菌剤の種々の製剤、またはその希釈物の施用は、通常一般に行なわれている施用方法すなわち、散布(例えば散布、噴霧、ミスティング、アトマイジング、散粒、水面施用等)、土壌施用(混入、灌注等)、表面施用(塗布、粉衣、被覆等)等により行うことができる。また、いわゆる超高濃度少量散布法(ultra low volume)により施用することもできる。この方法においては、活性成分を100%含有することが可能である。
【0151】
本発明の殺菌剤は、必要に応じて他の農薬、例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、抗ウイルス剤、誘引剤、除草剤、植物成長調製剤などと、混用、併用することができ、この場合には一層優れた効果を示すこともある。
【0152】
上記他の農薬中の、殺虫剤、殺ダニ剤、或いは殺線虫剤、すなわち殺害虫剤の有効成分化合物(一般名;一部申請中を含む)としては、例えばプロフェノホス(Profenofos)、ジクロルボス(Dichlorvos)、フェナミホス(Fenamiphos)、フェニトロチオン(Fenitrothion)、EPN、ダイアジノン(Diazinon)、クロルピリホスメチル(Chlorpyrifos−methyl)、アセフェート(Acephate)、プロチオホス(Prothiofos)、ホスチアゼート(Fosthiazate)、ホスホカルブ(Phosphocarb)、カズサホス(Cadusafos)、ジスルホトン(Dislufoton)のような有機リン酸エステル系化合物;
カルバリル(Carbaryl)、プロポキスル(Propoxur)、アルジカルブ(Aldicarb)、カルボフラン(Carbofuran)、チオジカルブ(Thiodicarb)、メソミル(Methomyl)、オキサミル(Oxamyl)、エチオフェンカルブ(Ethiofencarb)、ピリミカルブ(Pirimicarb)、フェノブカルブ(Fenobucarb)、カルボスルファン(Carbosulfan)、ベンフラカルブ(Benfuracarb)のようなカーバメート系化合物;
カルタップ(Cartap)、チオシクラム(Thiocyclam)のようなネライストキシン誘導体;
ジコホル(Dicofol)、テトラジホン(Tetradifon)のような有機塩素系化合物;
酸化フェンブタスズ(Fenbutatin Oxide)のような有機金属系化合物;
フェンバレレート(Fenvalerate)、ペルメトリン(Permethrin)、シペルメトリン(Cypermethrin)、デルタメトリン(Deltamethrin)、シハロトリン(Cyhalothrin)、テフルトリン(Tefluthrin)、エトフェンプロックス(Ethofenprox)、フルフェンプロックス(Flufenprox)のようなピレスロイド系化合物;
ジフルベンズロン(Diflubenzuron)、クロルフルアズロン(Chlorfluazuron)、テフルベンズロン(Teflubenzuron)、フルフェノクスロン(Flufenoxuron)のようなベンゾイルウレア系化合物;
メトプレン(Methoprene)のような幼若ホルモン様化合物;
ピリダベン(Pyridaben)のようなピリダジノン系化合物;
フェンピロキシメート(Fenpyroximate)、フィプロニル(Fipronil)、テブフェンピラド(Tebufenpyrad)、エチピロール(Ethiprole)、トルフェンピラド(Tolfenpyrad)、アセトプロール(Acetoprole)のようなピラゾール系化合物;
イミダクロプリド(Imidacloprid)、ニテンピラム(Nitenpyram)、アセタミプリド(Acetamiprid)、チアクロプリド(Thiacloprid)、チアメトキサム(Thiamethoxam)、クロチアニジン(Clothianidin)、ニジノテフラン(Nidinotefuran)、ディノテフラン(Dinotefuran)などのネオニコチノイド;
テブフェノジド(Tebufenozide)、メトキシフェノジド(Methoxyfenozide)、クロマフェノジド(Chromafenozide)などのヒドラジン系化合物;
ピリダリル(Pyridaryl)、フロニカミド(Flonicamid)などのようなピリジン系化合物;
スピロディクロフェン(Spirodiclofen)などのようなテトロニック酸系化合物;
フルアクリピリム(Fluacrypyrin)などのようなストロビルリン系化合物;
ジニトロ系化合物、有機硫黄化合物、尿素系化合物、トリアジン系化合物、ヒドラゾン系化合物、また、その他の化合物として、ブプロフェジン(Buprofezin)、ヘキシチアゾクス(Hexythiazox)、アミトラズ(Amitraz)、クロルジメホルム(Chlordimeform)、シラフルオフェン(Silafluofen)、トリアザメイト(Triazamate)、ピメトロジン(Pymetrozine)、ピリミジフェン(Pyrimidifen)、クロルフェナピル(Chlorfenapyr)、インドキサカルブ(Indoxacarb)、アセキノシル(Acequinocyl)、エトキサゾール(Etoxazole)、シロマジン(Cyromazine)、1,3−ジクロロプロペン(1,3−dichloropropene)のような化合物;AKD−1022、IKA−2000などが挙げられる。更に、BT剤、昆虫病原ウイルス剤などのような微生物農薬、アベルメクチン(Avermectin)、ミルベマイシン(Milbemycin)、スピノサッド(Spinosad)、エマメクチンベンゾエート(Emamectin Benzoate)のような抗生物質などと、混用、併用することもできる。
【0153】
上記他の農薬中の、殺菌剤の有効成分化合物(一般名;一部申請中を含む)としては、例えば、メパニピリム(Mepanipyrim)、ピリメサニル(Pyrimethanil)、シプロジニル(Cyprodinil)のようなピリミジナミン系化合物;フルアジナム(Fluazinam)のようなピリジナミン系化合物;
トリアジメホン(Triadimefon)、ビテルタノール(Bitertanol)、トリフルミゾール(Triflumizole)、エタコナゾール(Etaconazole)、プロピコナゾール(Propiconazole)、ペンコナゾール(Penconazole)、フルシラゾール(Flusilazole)、マイクロブタニル(Myclobutanil)、シプロコナゾール(Cyproconazole)、ターブコナゾール(Terbuconazole)、ヘキサコナゾール(Hexaconazole)、ファーコナゾールシス(Furconazole−cis)、プロクロラズ(Prochloraz)、メトコナゾール(Metconazole)、エポキシコナゾール(Epoxiconazole)、テトラコナゾール(Tetraconazole)、オキスポコナゾール硫酸塩(Oxpoconazole fumarate)シプコナゾール(Sipconazole)のようなアゾール系化合物;
キノメチオネート(Quinomethionate)のようなキノキサリン系化合物;
マンネブ(Maneb)、ジネブ(Zineb)、マンゼブ(Mancozeb)、ポリカーバメート(Polycarbamate)、メチラム(Metiram)、プロピネブ(Propineb)のようなジチオカーバメート系化合物;
フサライド(Fthalide)、クロロタロニル(Chlorothalonil)、キントゼン(Quintozene)のような有機塩素系化合物;
ベノミル(Benomyl)、チオファネートメチル(Thiophanate−Methyl)、カーベンダジム(Carbendazim)、シアゾファミド(Cyazofamid)、のようなイミダゾール系化合物;
シモキサニル(Cymoxanil)のようなシアノアセトアミド系化合物;
メタラキシル(Metalaxyl)、メタラキシルM(MetalaxylM)、オキサジキシル(Oxadixyl)、オフレース(Ofurace)、ベナラキシル(Benalaxyl)、フララキシル(Furalaxyl)、シプロフラム(Cyprofuram)のようなフェニルアミド系化合物;
ジクロフルアニド(Dichlofluanid)のようなスルフェン酸系化合物;
水酸化第二銅(Cuprichydroxide)、有機銅(Oxine Copper)のような銅系化合物;
ヒメキサゾール(Hymexazol)のようなイソキサゾール系化合物;
ホセチルアルミニウム(Fosetyl−Al)、トルコホスメチル(Tolcofos−Methyl)、S−ベンジル O,O−ジイソプロピルホスホロチオエート、O−エチル S,S−ジフェニルホスホロジチオエート、アルミニウムエチルハイドロゲンホスホネートのような有機リン系化合物;
キャプタン(Captan)、キャプタホル(Captafol)、フォルペット(Folpet)のようなN−ハロゲノチオアルキル系化合物;
プロシミドン(Procymidone)、イプロジオン(Iprodione)、ビンクロゾリン(Vinclozolin)のようなジカルボキシイミド系化合物;
フルトラニル(Flutolanil)、メプロニル(Mepronil)、ゾキサミド(Zoxamid)のようなベンズアニリド系化合物;
トリホリン(Triforine)のようなピペラジン系化合物;
ピリフェノックス(Pyrifenox)のようなピリジン系化合物;
フェナリモル(Fenarimol)、フルトリアフォル(Flutriafol)のようなカルビノール系化合物;
フェンプロピディン(Fenpropidine)のようなピペリジン系化合物;
フェンプロピモルフ(Fenpropimorph)のようなモルフォリン系化合物;
フェンチンヒドロキシド(Fentin Hydroxide)、フェンチンアセテート(Fentin Acetate)のような有機スズ系化合物;
ペンシキュロン(Pencycuron)のような尿素系化合物;
ジメトモルフ(Dimethomorph)のようなシンナミック酸系化合物;
ジエトフェンカルブ(Diethofencarb)のようなフェニルカーバメート系化合物;
フルジオキソニル(Fludioxonil)、フェンピクロニル(Fenpiclonil)のようなシアノピロール系化合物;
アゾキシストロビン(Azoxystrobin)、クレソキシムメチル(Kresoxim−Methyl)、メトミノフェン(Metominofen)、トリフロキシストロビン(Trifloxystrobin)、ピコキシストロビン(Picoxystrobin)、ピラクロストロビン(Pyraclostrobin;BAS 500F)のようなストロビルリン系化合物;ファモキサドン(Famoxadone)のようなオキサゾリジノン系化合物;エタボキサム(Ethaboxam)のようなチアゾールカルボキサミド系化合物;
シルチオファム(Silthiopham)のようなシリルアミド系化合物;
イプロバリカルブ(Iprovalicarb)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)のようなアミノアシッドアミドカーバメート系化合物;フェナミドン(Fenamidone)のようなイミダゾリジン系化合物;フェンヘキサミド(Fenhexamid)のようなハイドロキシアニリド系化合物:フルスルファミド(Flusulfamid)のようなベンゼンスルホンアミド系化合物;シフルフェナミド(Cyflufenamid)のようなオキシムエーテル系化合物;フェノキサニル(Fenoxanil)のようなフェノキシアミド系化合物;シメコナゾール(Simeconazole)のようなトリアゾール系化合物;
アトラキノン系化合物;クロトン酸系化合物;抗生物質またその他の化合物として、イソプロチオラン(Isoprothiolane)、トリシクラゾール(Tricyclazole)、ピロキロン(Pyroquilon)、ジクロメジン(Diclomezine)、プロベナゾール(Probenazole)、キノキシフェン(Quinoxyfen)、プロパモカルブ塩酸塩(Propamocarb Hydrochloride)、スピロキサミン(Spiroxamine)クロルピクリン(Chloropicrin)、ダゾメット(Dazomet)、カーバムナトリウム塩(Metam−sodium);その他BJL−993、BJL−994、BAS−510、BAS−505、MTF−753、UIBF−307などが挙げられる。
【0154】
以下に、本発明に係わる農園芸用殺菌剤の試験例を記載する。各試験において、防除指数は以下の基準に従った。
〔防除指数〕 〔発病程度:肉眼観察〕
5 : 病斑または胞子形成が全く認められない。
4 : 病斑面積、病斑数または胞子形成面積が、無処理区の10% 未満
3 : 病斑面積、病斑数または胞子形成面積が、無処理区の40% 未満
2 : 病斑面積、病斑数または胞子形成面積が、無処理区の70% 未満
1 : 病斑面積、病斑数または胞子形成面積が、無処理区の70% 以上
【0155】
試験例1 コムギうどんこ病予防効果試験
直径7.5cmのポリ鉢でコムギ(品種:農林61号)を栽培し、1.5葉期に達した時に本発明化合物を所定濃度に調整した薬液10mlをスプレーガンにて散布した。薬液が乾燥した後、うどんこ病菌の分生胞子を振り掛け接種し、20℃の恒温室内に保った。接種6から8日後に胞子形成面積を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。その結果、前記化合物中、化合物No.1、2、8、47、58、61、62、69、73、76、77、78、83、87、91、107、110、112、114、117、119、138、250、262および274が500ppmで、化合物No.3、4、5、6、7、9、10、11、13、14、18、19、23、27、30、31、32、33、34、35、36、38、40、41、43、50、51、54、55、56、59、65、72、74、75、82、84、89、90、92、93、94、99、100、101、102、103、104、105、106、108、109、111、113、118、120、121、122、123、124、133、136、142、186、187、188、189、190、191、192、193、194、199、200、210、211、213、228、243、245、249、252、254、272、287、288、289、290、291および292が125ppmで防除指数4以上の効果を示した。
【0156】
試験例2 稲いもち病予防効果試験
直径7.5cm のポリ鉢で稲(品種:日本晴)を栽培し、1.5葉期に達した時に本発明化合物を所定濃度に調整した薬液10mlをスプレーガンにて散布した。薬液が乾燥した後、いもち病菌の分生胞子懸濁液を噴霧接種し、24時間20℃の接種箱に保ち、その後20℃の恒温室内に保った。接種6から11日後に病斑数を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。その結果、前記化合物中、化合物No.31、56、76、90、103および136が500ppmで、化合物No50、74、75および102が125ppmで防除指数4以上の効果を示した。
【0157】
試験例3 ナスうどんこ病予防効果試験
直径7.5cmのポリ鉢でナス(品種:千両二号)を栽培し、2葉期に達した時に本発明化合物を所定濃度に調整した薬液10mlをスプレーガンにて散布した。薬液が乾燥した後、うどんこ病菌の分生胞子を振り掛け接種し、20℃の恒温室内に保った。接種16日後に胞子形成面積を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。その結果、前記化合物中、化合物No.1、3、5、7、92、101および103が500ppmで、化合物No9、11、55、90および102が125ppmで防除指数4以上の効果を示した。
【0158】
試験例4 キュウリうどんこ病予防効果試験
直径7.5cm のポリ鉢でキュウリ(品種:四葉)を栽培し、1.5 葉期に達した時に本発明化合物を所定濃度に調整した薬液10mlをスプレーガンにて散布した。薬液が乾燥した後、うどんこ病菌の分生胞子懸濁液を噴霧接種し、20℃の恒温室内に保った。接種7〜11日後に胞子形成面積を調査し、前記評価基準に従って防除指数を求めた。その結果、前記化合物中、化合物No.98が500ppmで、化合物No.1、5、7、9、55、74、90、92、93、102、103、123および124が125ppmで防除指数4以上の効果を示した。
【0159】
次に本発明の製剤例を記載するが、本発明における製剤量、剤型等は記載例のみに限定されるものではない。
【0160】
製剤例1
(1)本発明化合物 20重量部
(2)クレー 72重量部
(3)リグニンスルホン酸ソーダ 8重量部
以上のものを均一に混合して水和剤とする。
【0161】
製剤例2
(1)本発明化合物 5重量部
(2)タルク 95重量部
以上のものを均一に混合して粉剤とする。
【0162】
製剤例3
(1)本発明化合物 20重量部
(2)N,N′−ジメチルアセトアミド 20重量部
(3)ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 10重量部
(4)キシレン 50重量部
以上のものを均一に混合、溶解して乳剤とする。
【0163】
製剤例4
(1)クレー 68重量部
(2)リグニンスルホン酸ソーダ 2重量部
(3)ポリオキシエチレンアルキルアリールサルフェート 5重量部
(4)微粉シリカ 25重量部
以上の各成分の混合物と、本発明化合物とを4:1の重量割合で混合し、水和剤とする。
【0164】
製剤例5
(1)本発明化合物 50重量部
(2)オキシレーテッドポリアルキルフェニルフォスフェート-トリエタノールアミン 2重量部
(3)シリコーン 0.2重量部
(4)水 47.8重量部
以上のものを均一に混合、粉砕した原液に更に
(5)ポリカルボン酸ナトリウム 5重量部
(6)無水硫酸ナトリウム 42.8重量部
を加え均一に混合、造粒、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0165】
製剤例6
(1)本発明化合物 5重量部
(2)ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル 1重量部
(3)ポリオキシエチレンの燐酸エステル 0.1重量部
(4)粒状炭酸カルシウム 93.9重量部
(1)〜(3)を予め均一に混合し、適量のアセトンで希釈した後、(4)に吹付け、アセトンを除去して粒剤とする。
【0166】
製剤例7
(1)本発明化合物 2.5重量部
(2)N−メチル−2−ピロリドン 2.5重量部
(3)大豆油 95.0重量部
以上のものを均一に混合、溶解して微量散布剤(ultra low volume formulation)とする。
【0167】
製剤例8
(1)本発明化合物 20重量部
(2)オキシレーテッドポリアルキルフェノール
フォスフェートトリエタノールアミン 2重量部
(3)シリコーン 0.2重量部
(4)ザンサンガム 0.1重量部
(5)エチレングリコール 5重量部
(6)水 72.7重量部
以上のものを均一に混合、粉砕して水性懸濁剤とする。
【0168】
【発明の効果】
以上のように、式(I)で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩は、殺菌剤の有効成分として優れた効果を示す。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a novel benzoylpyridine derivative or a salt thereof, a fungicide containing them as an active ingredient, a method for producing them, and an intermediate for producing them.
[0002]
[Prior art]
Examples of the benzoylpyridine derivative similar to the compound of the present invention include compounds described in WO99 / 41237, WO99 / 38845, WO96 / 17829, JP-A-7-309837 and JP-A-2-275858. However, these are different from the compounds of the present invention. In addition, these compounds differ from the compounds of the present invention in their intended purpose.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Many of the conventionally provided fungicides have characteristics in controlling their phytopathogenic fungi, and some of them have a slightly inferior therapeutic effect or a relatively short residual effect compared to the preventive effect. Depending on the application scene, it may show only a practically insufficient control effect against plant pathogens. Accordingly, there is a demand for the creation of new compounds having a strong phytopathogenic fungi control effect.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of researches to solve the above-mentioned problems, the present inventors have used various compounds represented by the formula (I) as an active ingredient, so that various diseases, particularly wheat, vegetables, fruits and florets, can be obtained. The present invention has been completed by finding that it exhibits excellent preventive and therapeutic effects on the powdery mildew.
[0005]
That is, the present invention relates to the formula (I):
Embedded image
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, nitro group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group, substituted cycloalkoxy group, hydroxyl group, substituted hydrocarbon group, substituted alkylthio group, cyano group, esterification or amidation A carboxyl group or a substitutable amino group, wherein n is 1, 2, 3 or 4;1Is a replaceable alkyl group and R2Is a substitutable alkyl group, a substitutable alkoxy group, a substitutable aryloxy group, a substitutable cycloalkoxy group or a hydroxyl group, m is 1, 2, 3 or 4, and when m is 2 or more, R2May contain an oxygen atom to form a condensed ring (provided that a benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; an alkoxy group, a hydroxyl group or a benzyloxy group is substituted at the 3-position of the pyridine ring; , Except that m is 1 or 2)]], a fungicide containing them as an active ingredient, a process for producing them, and an intermediate for producing them.
[0006]
As the halogen atom represented by X, fluorine, chlorine, bromine and iodine are used, and for example, fluorine, chlorine and bromine are preferably used.
[0007]
X and R2Examples of the alkoxy moiety of the substitutable alkoxy group represented by1-6Alkoxy (for example, methoxy, ethoxy, propoxy, isopropoxy, butoxy, isobutoxy, t-butoxy, etc.), preferably, for example, C1-4Alkoxy (for example, methoxy, ethoxy and the like) can be mentioned. In addition, as the secondary substituent of the substitutable alkoxy group, aryl, aryloxy, hydroxy, nitro, nitroxy, halogen (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), haloalkoxy (for example, CFThreeO, HCF2C such as O1-4Haloalkoxy), cycloalkyl, amino, alkylthio and cyano are the same or different 1 to 5 substituents. Among these substituted alkoxy groups, an unsubstituted alkoxy group is desirable, and C1-4Alkoxy groups are particularly desirable.
[0008]
Examples of the aryl moiety of the substituted aryloxy group represented by X include phenyl and a condensed polycyclic group such as naphthyl, and phenyl is preferable. Examples of the secondary substituent of the substitutable aryloxy group include halogen, alkyl, alkoxy, hydroxy and the like. Of these substituted aryloxy groups, the phenoxy group is most desirable.
[0009]
The cycloalkyl part of the substitutable cycloalkoxy group represented by X generally has 3 to 10 carbon atoms, for example, a monocyclic group such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl, etc., as well as a condensed type. Examples include a polycyclic group, and a monocyclic group is preferable. Examples of the secondary substituent of the substitutable cycloalkoxy group include halogen, alkyl, alkoxy, hydroxy and the like. Of these substituted cycloalkoxy groups, a cyclohexyloxy group is most desirable.
[0010]
Examples of the hydrocarbon portion of the substitutable hydrocarbon group represented by X include C1-6Alkyl (for example, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, etc.), C2-6Alkenyl (eg, vinyl, allyl, isopropenyl, 3-methyl-2-butenyl, etc.), C2-6Alkynyl (eg, ethynyl, 1-propynyl, 2-propynyl, etc.), C3-6Cycloalkyl (eg cyclopropyl, cyclopentyl, cyclohexyl), C6-10Aryl etc. are mentioned. In addition, examples of the secondary substituent of the substitutable hydrocarbon group include aryl, aryloxy, hydroxy, nitro, nitroxy, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), haloalkoxy (eg, CFThreeO, HCF2C such as O1-4Haloalkoxy), cycloalkyl, amino, alkylthio and cyano are the same or different 1 to 5 substituents. Of these substituted hydrocarbon groups, substituted alkyl groups are desirable, and alkyl groups are particularly desirable among them. Furthermore, in the alkyl group, C1-4Alkyl groups are most desirable.
[0011]
Examples of the alkylthio moiety of the substitutable alkylthio group represented by X include C1-6Alkylthio (for example, methylthio, ethylthio, propylthio, isopropylthio, butylthio, isobutylthio, t-butylthio, etc.), and the like is desirable.1-4Examples include alkylthio (for example, methylthio, ethylthio, etc.). Among these alkylthio groups which may be substituted, an alkylthio group is desirable, and C1-4Alkylthio groups are particularly desirable. In addition, examples of the secondary substituent of the substitutable alkylthio group include aryl, aryloxy, hydroxy, nitro, nitroxy, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), haloalkoxy (eg, CFThreeO, HCF2C such as O1-4Haloalkoxy) and cyano are the same or different 1 to 5 substituents.
[0012]
Examples of the carboxyl group which may be esterified or amidated represented by X include C1-6Alkoxycarbonyl group (for example, methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, propoxycarbonyl group, isopropoxycarbonyl group, butoxycarbonyl group, isobutoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group, etc.), nitrooxy C1-4Alkoxyaminocarbonyl group (for example, 2-nitrooxyethoxycarbonyl group, 3-nitrooxypropoxycarbonyl group, etc.), phenyl C1-4A carboxyl group that may be esterified, such as an alkoxycarbonyl group (eg, benzyloxycarbonyl group, phenethyloxycarbonyl group, etc.); a carbamoyl group, C1-6Monoalkylaminocarbonyl group (for example, methylaminocarbonyl group, ethylaminocarbonyl group, propylaminocarbonyl group, isopropylaminocarbonyl group, butylaminocarbonyl group, isobutylaminocarbonyl group, t-butylaminocarbonyl group, etc.), di-C1-6Alkylaminocarbonyl group (for example, dimethylaminocarbonyl group, diethylaminocarbonyl group, dipropylaminocarbonyl group, diisopropylaminocarbonyl group, dibutylaminocarbonyl group, isodibutylaminocarbonyl group, etc.), nitrooxy C1-4Alkylaminocarbonyl group (for example, 2-nitrooxyethylaminocarbonyl group, 3-nitrooxypropylaminocarbonyl group, etc.), phenyl C1-4Alkylaminocarbonyl group (eg, benzylaminocarbonyl group, phenethylaminocarbonyl group, etc.) C3-6Cycloalkylaminocarbonyl groups (for example, cyclopropylaminocarbonyl group, cyclopentylaminocarbonyl group, cyclohexylaminocarbonyl group, etc.), cyclic aminocarbonyl groups (for example, morpholinocarbonyl group, piperidinocarbonyl group, pyrrolidinocarbonyl group, thiomorpholino) Carbonyl group etc.), carboxyl groups which may be amidated such as aminocarbonyl group.
[0013]
Examples of the substitutable amino group represented by X include an amino group; an alkylamino group such as a monoalkylamino group and a dialkylamino group. The alkyl moiety of the alkylamino group includes C1-4Alkyl is preferred. The secondary substituent of the substitutable amino group includes aryl, aryloxy, hydroxy, nitro, nitroxy, halogen (eg, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), haloalkoxy (eg, CFThreeO, HCF2C such as O1-4Haloalkoxy group), cycloalkyl, amino, alkylthio and cyano, the same or different 1 to 5 substituents.
[0014]
R1And R2The alkyl moiety of the substitutable alkyl group represented by1-6Alkyl (eg, methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, t-butyl, etc.) is desirable, among which C1-4Alkyl is preferred. In addition, as the secondary substituent of the substitutable alkyl group, aryl, aryloxy, hydroxy, nitro, nitroxy, halogen (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), haloalkoxy (for example, CFThreeO, HCF2C such as O1-4Haloalkoxy), cycloalkyl, amino, alkylthio and cyano are the same or different 1 to 5 substituents. Of these substituted alkyl groups, an unsubstituted alkyl group is desirable, and C1-4Alkyl groups are particularly desirable. Of these, a methyl group is most desirable.
[0015]
R2The alkoxy moiety of the substitutable alkoxy group represented by1-6Alkoxy (eg, methoxy, ethoxy, propoxy, isopropoxy, butoxy, isobutoxy, t-butoxy, etc.) is preferred, among which C1-4Alkoxy is preferred. In addition, examples of the secondary substituent of the substitutable alkoxy group include an aryl group, an aryloxy group, a hydroxyl group, a nitro group, a nitroxy group, a halogen atom (for example, fluorine, chlorine, bromine, iodine, etc.), and a haloalkoxy group (for example, CFThreeO, HCF2C such as O1-4Haloalkoxy group), cycloalkyl group, amino group, alkylthio group and cyano group, the same or different 1 to 5 substituents. Of these substituted alkoxy groups, unsubstituted alkoxy groups are most desirable.
[0016]
R2Examples of the aryl moiety of the substituted aryloxy group represented by the formula include, in addition to phenyl, condensed polycyclic groups such as naphthyl, and phenyl is preferable. Examples of the secondary substituent of the substitutable aryloxy group include a halogen atom, an alkyl group, an alkoxy group, and a hydroxyl group. Of these substituted aryloxy groups, an unsubstituted phenoxy group is most desirable.
[0017]
R2As the cycloalkyl part of the substitutable cycloalkoxy group represented by general formula (C), those having 3 to 10 carbon atoms, for example, a monocyclic group such as cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, cyclohexyl, cyclooctyl, etc. Examples include a cyclic group, and a monocyclic group is preferable. Examples of the secondary substituent of the substitutable cycloalkoxy group include halogen, alkyl, alkoxy, hydroxy and the like. Of these substituted cycloalkoxy groups, an unsubstituted cyclohexyloxy group is most desirable.
[0018]
In addition, X, R mentioned above1And R2The definition of the aryl moiety, cycloalkyl group and alkylthio group in the secondary substituent of each substituent represented by X, R1, R2And RThreeAccording to the definition of each substituent represented by
[0019]
The compound represented by formula (I) may form a salt with an acidic substance, for example, an inorganic acid salt such as hydrochloride, hydrobromide, phosphate, sulfate or nitrate; Organic acid salts such as benzoate, p-toluenesulfonate, methanesulfonate or propanesulfonate can be formed.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Among the benzoylpyridine derivatives represented by the formula (I), some desirable embodiments are described below. These aspects can be combined with each other. These compounds are useful as fungicides. R defined in the embodiment section2 ', R2 ''And R2`` 'Is defined as R described above.2According to the definition of X1, X2, XThreeAnd XFourThe definition of follows the definition of X described above.
[0021]
(1) Formula (I ′):
Embedded image
Figure 0004608140
[0022]
[Wherein X, n and R1Is as defined in the general formula (I), and R2 'Is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted cycloalkoxy group, or a hydroxyl group, p is 1, 2 or 3, R2 Is a substituted alkoxy group or a hydroxyl group, or R2 'And R2 At least two of them may contain an oxygen atom to form a condensed ring (provided that a benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; an alkoxy group, a hydroxyl group or a benzyloxy group is substituted at the 3-position of the pyridine ring; except for the case where n is 1 and p is 1)] or a salt thereof.
[0023]
(2) Formula (I ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0024]
[In the formula, X is a halogen atom, a nitro group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted cycloalkoxy group, a substituted hydrocarbon group, a substituted alkylthio group, a cyano group, an esterified or an amide group. May be a carboxyl group or a substituted amino group; n is 1, 2, 3 or 4;1Is an alkyl group; R2 'Is a substituted alkyl group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group or substituted cycloalkoxy group, p is 1, 2 or 3, R2 And R2`` 'Is a substituted alkoxy group]. A benzoylpyridine derivative represented by the formula (1) or a salt thereof:
[0025]
(3) The benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to (2), wherein X is a halogen atom, a nitro group, a substitutable alkoxy group, a substitutable cycloalkoxy group, an alkyl group, a substitutable alkylthio group or an amino group.
[0026]
(4) Formula (I ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0027]
[Wherein, X is a halogen atom, a nitro group, a substitutable alkoxy group, a substitutable cycloalkoxy group, an alkyl group, a substitutable alkylthio group or a substitutable amino group; n is 1, 2, 3 or 4; R1Is an alkyl group; R2 'Is a substituted alkyl group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group or substituted cycloalkoxy group, p is 1, 2 or 3, R2 And R2`` 'Is a substitutable alkoxy group (provided that a benzoyl group is substituted at the 3-position of the pyridine ring, and at least one of the 2-position and the 6-position of the pyridine ring is CFThreeA benzoylpyridine derivative represented by (3) or a salt thereof.
[0028]
(5) Formula (I ′ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0029]
[Wherein X is a halogen atom, a substitutable alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; n is 1, 2, 3 or 4; R1Is an alkyl group; R2 'Is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group or a substituted cycloalkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is a substituted alkoxy group]. A benzoylpyridine derivative represented by the formula (1) or a salt thereof:
[0030]
(6) Formula (I ′ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0031]
[Wherein X is a halogen atom, a substitutable alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; n is 1, 2, 3 or 4; R1Is an alkyl group; R2 'Is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group or a substituted cycloalkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is a substitutable alkoxy group (provided that a benzoyl group is substituted at the 3-position of the pyridine ring, and at least one of the 2-position and the 6-position of the pyridine ring is CFThreeA benzoylpyridine derivative represented by (5) or a salt thereof.
[0032]
(7) The benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to (5) or (6), wherein the halogen atom represented by X is a fluorine atom or a chlorine atom.
[0033]
(8) The benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to (5) or (6), wherein n is 3 or 4.
[0034]
(9) The benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to (5) or (6), wherein when n is 1 or 2, the halogen atom represented by X is a fluorine atom or a chlorine atom.
[0035]
(10) Formula (I ″ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0036]
[Wherein X is a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; n is 1, 2 or 3; R1Is an alkyl group; R2 'Is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is an alkoxy group] or a salt thereof according to (5).
[0037]
(11) Formula (I ″ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0038]
[Wherein X is a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; n is 1, 2 or 3; R1Is an alkyl group; R2 'Is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is an alkoxy group (provided that a benzoyl group is substituted at the 3-position of the pyridine ring, and at least one of the 2-position and the 6-position of the pyridine ring is CFThreeA benzoylpyridine derivative represented by (10) or a salt thereof.
[0039]
(12) Formula (I '' '' '):
Embedded image
Figure 0004608140
[0040]
[Wherein, when A is -N =, B is -CXFour= When A is -CH =, B is -N =; X1And X2Each independently represents a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; XThreeIs a hydrogen atom, halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; XFourIs a hydrogen atom, halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; R1Is an alkyl group; R2 'Is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is an alkoxy group]. A benzoylpyridine derivative represented by (8) or a salt thereof:
[0041]
(13) Formula (I '' '' '):
Embedded image
Figure 0004608140
[0042]
[Wherein, when A is -N =, B is -CXFour= When A is -CH =, B is -N =; X1And X2Each independently represents a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; XThreeIs a hydrogen atom, halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; XFourIs a hydrogen atom, halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; R1Is an alkyl group; R2 'Is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is an alkoxy group (provided that A is -CH = and B is -N =,2Is CFThreeA benzoylpyridine derivative represented by (8) or a salt thereof.
[0043]
The compound represented by the formula (I) or a salt thereof can be produced according to a known method for producing a similar compound (for example, the method described in WO96 / 17829). The shown production methods (1) to (3) are mentioned. In addition, X and R in each formula1, R2, N and m are as described above. In addition, M in the formula (II)1And M in formula (III)2In the formula (V), one substituent is a cyano group, and the other is a metal atom or a complex salt thereof; the substituent represented by W in the formula (V) is a halogen atom or a trifluoromethanesulfonyloxy group; M in formula (VI)3And M in formula (VII)4One of the substituents represented by is a formyl group, and the other is a metal atom or a complex salt thereof.
[0044]
Embedded image
Figure 0004608140
[0045]
[Production Method 1] A compound represented by the formula (II) and a compound represented by the formula (III) are subjected to a condensation reaction to give a formula (VIII):
[0046]
Embedded image
Figure 0004608140
[0047]
(Where X, R1, R2, N and m are as described above, and Z is a metal atom or a complex salt thereof), and this is hydrolyzed to obtain a compound represented by the formula (I). How to manufacture.
[0048]
M in formula (II) and formula (III)1And M2Examples of the metal atom represented by the formula include typical metal atoms such as lithium, magnesium, zinc and copper; transition metal atoms such as palladium and ruthenium. Moreover, it can replace with a metal atom and can use the composite salt of a metal atom.
[0049]
In formula (II), M1A compound in which is a cyano group and M in formula (III)2A compound in which is a cyano group can be produced according to a generally known method, for example, the method described in Journal of the Chemical Society, Perkin transactions 1, pages 2323 to 2326, 1999.
[0050]
The condensation reaction for producing the imine compound is carried out at −100 to 70 ° C. in the presence of an appropriate solvent (such as an inert solvent such as tetrahydrofuran, diethyl ether, dimethoxyethane, hexane, benzene, toluene, methylene chloride, or a mixed solvent thereof). The reaction is preferably carried out at a reaction temperature of −80 to 30 ° C. This reaction is desirably performed in an inert gas atmosphere such as nitrogen or argon.
[0051]
The imine compound produced by the condensation reaction is hydrolyzed by a known means and converted to a compound represented by the formula (I). The hydrolysis reaction can be performed, for example, in the presence of water, alcohols or a mixture thereof. In production method 1, usually, the condensation reaction and the hydrolysis reaction are carried out continuously, and the imine compound is not isolated. Moreover, in order to obtain the compound represented by the formula (I) in a high yield, it is desirable to carry out the hydrolysis reaction after the condensation reaction is completely advanced.
[0052]
[Production Method 2] A compound represented by the formula (IV) and a compound represented by the formula (V) are subjected to a condensation reaction to form a formula (IX):
[0053]
Embedded image
Figure 0004608140
[0054]
(Where X, R1, R2, N and m are as described above), and this is oxidatively decyanoated in the presence of a base to produce a compound represented by the formula (I).
[0055]
The reaction for producing the compound represented by the formula (IX) in the first half of production method 2 is usually preferably carried out in a solvent in the presence of a base. Examples of the base used in the reaction include lithium hydride, sodium hydride, sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium tert-butoxide and the like. Examples of the solvent include tetrahydrofuran, diethyl ether, benzene, toluene, methylene chloride, chloroform, DMF, and mixed solvents thereof. This reaction is preferably carried out at a reaction temperature of 0 to 100 ° C. Moreover, it is desirable to carry out in inert gas atmosphere, such as nitrogen and argon. Further, if necessary, sodium benzenesulfinate and sodium p-toluenesulfinate can be added to promote the reaction.
[0056]
The oxidative decyanoization reaction in the latter half of production method 2 is carried out in the presence of a base. Examples of the base include sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium carbonate, potassium carbonate and the like. Further, a phase transfer catalyst (benzyltriethylammonium chloride, tetrabutylammonium hydrogen sulfate, etc.) may be used as necessary. This reaction is usually carried out at 0-50 ° C. under an appropriate solvent (inert solvent such as methylene chloride, chloroform, 1,2-dichloroethane, benzene, toluene, DMF, DMSO, or a water-containing solvent, mixed solvent, etc.). At the reaction temperature of
[0057]
[Production Method 3] A compound represented by the formula (VI) and a compound represented by the formula (VII) are reacted to form the formula (X):
[0058]
Embedded image
Figure 0004608140
[0059]
(Where X, n, m, R1And R2Is the same as described above, provided that the same is as in formula (I)), and then oxidizing this to produce the compound represented by formula (I) how to.
[0060]
In production method 3, MThreeAnd MFourExamples of the metal atom represented by the formula include typical metal atoms such as lithium, magnesium, zinc and copper; transition metal atoms such as palladium and ruthenium. Moreover, it can replace with a metal atom and can use the composite salt of a metal atom.
[0061]
M in the formula (VI)ThreeAnd a compound represented by formula (VII) wherein M is a formyl groupFourWhen the substituent represented by the formula is a formyl group, the compound can be usually produced according to a known method, for example, the method described in Journal of Organic Chemistry, Vol. 57, pages 6847-6852, 1992. it can.
[0062]
The phenylpyridylmethanol represented by the formula (X) produced from the compound represented by the formula (VI) and the compound represented by the formula (VII) can be obtained by known means such as manganese dioxide and chromic acid. Oxidized by metal oxidant, Swern oxidation method (dimethyl sulfoxide + oxalyl chloride), ruthenium oxidation method (tetrapropylammonium pearlatenate + N-methylmorpholine-N-oxide), etc., and converted to the compound represented by formula (I) Is done.
[0063]
Next, an embodiment of production method 3 will be described.
[0064]
(1) Formula (VI-1):
Embedded image
Figure 0004608140
A substituted benzaldehyde represented by the formula:1, R2And m are as described above) and formula (VII-1):
[0065]
Embedded image
Figure 0004608140
(Wherein X is as described above, and Z is a metal atom or a complex salt thereof) is reacted with a metal salt of a substituted pyridine derivative, and phenylpyridylmethanol represented by the formula (X) is reacted. A method for producing a compound represented by the formula (I) by producing and then oxidizing the product.
[0066]
(2) Formula (VI-2):
Embedded image
Figure 0004608140
A metal salt of a substituted benzene derivative represented by the formula:1, R2And m is as described above, Z is a metal atom or a complex salt thereof, and formula (VII-2):
[0067]
Embedded image
Figure 0004608140
(Wherein X is as described above) is reacted with a substituted pyridylaldehyde to produce phenylpyridylmethanol represented by formula (X) and then oxidized to give formula (I The method of manufacturing the compound represented by this.
[0068]
Preferred embodiments of the phenylpyridylmethanol represented by the formula (IX), which is an intermediate for producing the compound represented by the formula (I), are listed below.
[0069]
(1) Formula (X ′):
Embedded image
Figure 0004608140
[Wherein X, n and R1Is as defined in the general formula (I), and R2 'Is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted cycloalkoxy group, or a hydroxyl group, p is 1, 2 or 3, R2 Is a substituted alkoxy group or a hydroxyl group, or R2 'And R2 At least two of them may contain an oxygen atom to form a condensed ring (provided that a benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; an alkoxy group, a hydroxyl group or a benzyloxy group is substituted at the 3-position of the pyridine ring; except for the case where n is 1 and p is 1)].
[0070]
(2) Formula (X ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[In the formula, X is a halogen atom, a nitro group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted cycloalkoxy group, a substituted hydrocarbon group, a substituted alkylthio group, a cyano group, an esterified or an amide group. May be a carboxyl group or a substituted amino group; n is 1, 2, 3 or 4;1Is an alkyl group; R2 'Is a substituted alkyl group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group or substituted cycloalkoxy group, p is 1, 2 or 3, R2 And R2`` 'Is a substituted alkoxy group]. Phenylpyridylmethanol according to (1).
[0071]
(3) The phenylpyridylmethanol of (2), wherein X is a halogen atom, a nitro group, a substitutable alkoxy group, a substitutable cycloalkoxy group, an alkyl group, a substitutable alkylthio group or a substitutable amino group.
[0072]
(4) The phenylpyridylmethanol of (2) or (3), wherein a benzoyl group is substituted at the 4-position of the pyridine ring.
[0073]
(5) Formula (X ′ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, a substitutable alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; n is 1, 2, 3 or 4; R1Is an alkyl group; R2 'Is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group or a substituted cycloalkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is a substituted alkoxy group]. Phenylpyridylmethanol according to (1).
[0074]
(6) Formula (X ″ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0075]
[Wherein X is a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; n is 1, 2 or 3; R1Is an alkyl group; R2 'Is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is an alkoxy group]. (5) Phenylpyridylmethanol represented by
[0076]
(7) The phenylpyridylmethanol according to (5) or (6), wherein a benzoyl group is substituted at the 4-position of the pyridine ring.
[0077]
(8) Formula (X ′ ″ ″):
Embedded image
Figure 0004608140
[0078]
[Wherein, when A is -N =, B is -CXFour= When A is -CH =, B is -N =; X1And X2Each independently represents a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; XThreeIs a hydrogen atom, halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; XFourIs a hydrogen atom, halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CFThreeA group or an alkylthio group; R1Is an alkyl group; R2 'Is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R2 And R2`` 'Is an alkoxy group]. Phenylpyridylmethanol according to (6).
[0079]
(9) The phenylpyridylmethanol of (8), wherein A is -N =.
[0080]
In the compound represented by the formula (I), a substituent can be further introduced electrophilically or nucleophilically. That is, the compound represented by the formula (I) can be derived into a compound represented by the formula (Ia) or the formula (Ib) as shown in the following scheme. It is also possible to introduce a substituent radically into the compound represented by the formula (I). In the formula (Ia), E represents various electrophiles; in the formula (Ib), Nu represents various nucleophiles. N'And n''The definition of follows the definition of n.
[0081]
Embedded image
Figure 0004608140
[0082]
The reaction for preparing the compound represented by the formula (Ia) varies with time depending on the electrophilic species, and the reaction can be usually performed by a known method or a method analogous thereto. For example, the method of production method 1 described above can be used. The nucleophilic substitution reaction for preparing the compound represented by the formula (Ib) varies with time depending on the nucleophilic species, and each reaction can be usually performed by a known method or a method analogous thereto. For example, in the case of an ethyloxy nucleophile, it is desirable to carry out the reaction at a reaction temperature of 0 to 120 ° C. for an appropriate time in the presence of an inert solvent such as ethanol or dioxane, toluene, and octane as a solvent. The ethyloxy nucleophile can be reacted using 0.1-10 molar equivalents, desirably 0.5-5 molar equivalents.
[0083]
Further, as shown in the following scheme, the compound represented by the formula (Ic) (the compound in the case where X is a halogen atom in the formula (I)) further removes the halogen substituent, and the compound represented by the formula (I -D). For the reaction of this scheme, catalytic hydrogenation reaction, hydrogen transfer reaction and metal reduction reaction can be used as appropriate. In the scheme, Hal represents a halogen atom.
[0084]
Embedded image
Figure 0004608140
[0085]
The catalytic hydrogenation reaction can be carried out in the presence of a catalyst, in a hydrogen gas atmosphere at normal pressure or under pressure, and in the presence of a suitable solvent. Catalysts that can be used include catalyst systems having platinum, palladium, rhodium, ruthenium, nickel, iridium, and the like. Solvents that can be used include water, alcohols such as methanol and ethanol, ethyl acetate, acetic acid, dioxane, ether, benzene, hexane and the like. In this case, a catalyst can be used in the ratio of 0.01-1.2 mol with respect to the compound represented by Formula (Ic). Further, the reaction may be carried out in the presence of a base such as triethylamine or sodium hydrogen carbonate. In addition, a known reduction reaction such as a hydrogen transfer reaction (for example, palladium carbon, ammonium formate or sodium dihydrogen phosphate as a hydrogen source), a metal reduction reaction (for example, samarium diiodide), or the like can also be used.
[0086]
Next, specific synthesis examples of the benzoylpyridine derivative represented by the above formula (I) and intermediates for the production thereof will be described (however, the compounds described in the synthesis examples are in accordance with the IUPAC nomenclature, May be different from the substitution position described in).
[0087]
【Example】
Synthesis example 1)
Three (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) 2,6 -Dichloro- Four -Trifluoromethylpyridine (compound No. 3) Synthesis
(A) In a solution of 2.9 ml (21 mmol) of diisopropylamine in 62 ml of tetrahydrofuran, 14 ml (20 mmol) of n-butyllithium (1.5 M hexane solution) was added dropwise at 0 ° C. and stirred for 30 minutes. The solution was cooled to −20 ° C., a solution prepared by dissolving 4.0 g (19 mmol) of 2,6-dichloro-4-trifluoromethylpyridine in 5 ml of tetrahydrofuran was added, stirred for 5 minutes, and then 2,3,4-trimethoxy- A solution of 3.8 g (18 mmol) of 6-methylbenzaldehyde in 7 ml of tetrahydrofuran was added and stirred for 1.5 hours. 30 ml of water was added to the mixture to stop the reaction, and tetrahydrofuran was distilled off under reduced pressure. After extraction with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,6-dichloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) methanol (brown oil) 6.2 g (81% yield) was obtained. (B) (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,6-dichloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) methanol obtained in step (a)
14 g of manganese dioxide was added to a solution obtained by dissolving 5.4 g in 140 ml of toluene, and the mixture was stirred for 6 hours under reflux. The mixture was cooled and then filtered, and toluene was distilled off under reduced pressure. 3- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2,6-dichloro-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 3; melting point) 81-83 ° C.) (4.4 g, yield 81%) was obtained.
[0088]
Synthesis example 2)
Three (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) 2 -Chloro- Four -Trifluoromethylpyridine (compound No. 11) and Three (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) Four -Trifluoromethylpyridine (compound No. 7) Synthesis
3- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2,6-dichloro-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 3) 3.4 g (8.0 mmol) obtained in Synthesis Example 1 was methanol. To a solution dissolved in 50 ml, 2.4 ml (17 mmol) of triethylamine and 0.3 g of 5% palladium carbon were added, and the mixture was stirred for 6.5 hours under a hydrogen atmosphere. The mixture was filtered, 50 ml of water was added, and methanol was distilled off under reduced pressure. After extraction with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 3- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2-chloro-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 11; melting point 110-112). ° C) 1.7 g (55% yield) and 3- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 7; melting point 59-62 ° C.) 1.1 g ( Yield 37%) was obtained.
[0089]
Synthesis example 3)
Four (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) 2,5 -Dichloro- Three -Trifluoromethylpyridine (compound No. 90)
(A) To a solution of 3.6 ml (25 mmol) of diisopropylamine in 60 ml of diethyl ether, 17 ml (25 mmol) of n-butyllithium (1.5 M hexane solution) was added dropwise at 0 ° C. and stirred for 45 minutes. The solution was cooled to −78 ° C., a solution prepared by dissolving 6.0 g (24 mmol) of 2,3,6-trichloro-5-trifluoromethylpyridine in 8 ml of diethyl ether was added, stirred for 25 minutes, and then 2,3,4 -A solution of 5.0 g (24 mmol) of trimethoxy-6-methylbenzaldehyde dissolved in 12 ml of toluene was added and stirred for 1 hour. The reaction was stopped by adding 30 ml of water to the mixture, the aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain (2,3,4-trimethoxy). -6-methylphenyl) (2,3,6-trichloro-5-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol (melting point 131-135 ° C) was obtained.
(B) 2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,3,6-trichloro-5-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol obtained in step (a) was dissolved in 200 ml of methanol. To the solution, 2.7 ml (19 mmol) of triethylamine and 0.9 g of 5% palladium carbon were added, and the mixture was stirred for 14 hours under a hydrogen atmosphere. The mixture was filtered, 30 ml of water was added, and methanol was distilled off under reduced pressure. After extraction with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,5-dichloro-3-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol (mp 162-165). ° C.) 2.38 g (yield 24%) was obtained.
(C) 3.5 g (8.2 mmol) of (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,5-dichloro-3-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol obtained in step (b) 14 g of manganese dioxide was added to a solution dissolved in 100 ml of toluene, and the mixture was stirred for 6 hours with heating under reflux. The mixture was cooled and then filtered, and toluene was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2,5-dichloro-3-trifluoromethylpyridine (Compound No. 90; melting point 106). 3.1 g (yield 89%).
[0090]
Synthesis example 4)
Three (4,5 -Dimethoxy-2-methylbenzoyl ) 2-Methoxy-4-trifluoromethylpyridine (compound No. 32) Synthesis
To a solution of 1.5 g (4.2 mmol) of 3- (4,5-dimethoxy-2-methylbenzoyl) -2-chloro-4-trifluoromethylpyridine synthesized according to the method of Synthesis Example 1 in 20 ml of toluene, Sodium methoxide (0.9 g, 16 mmol) was added, and the mixture was stirred with heating under reflux for 4 hours. After cooling the mixture, the reaction was stopped with 20 ml of water, the aqueous layer was extracted with ethyl acetate, and the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered through a silica gel cake.
The solvent was distilled off under reduced pressure, and 1.5 g (yield) of 3- (4,5-dimethoxy-2-methylbenzoyl) -2-methoxy-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 32; melting point 125-127 ° C.) 99%).
[0091]
Synthesis Example 5)
Three − [ 4,5 ( Methylenedioxy ) 2 -Methylbenzoyl]- 2 -Chloro- Four -Trifluoromethylpyridine (compound No. 13) Synthesis
(A) To a solution prepared by dissolving 7.0 ml (58 mmol) of 3,4- (methylenedioxy) toluene and 5.5 ml (68 mmol) of pyridine in 110 ml of dichloromethane, 3.2 ml (62 mmol) of bromine was added dropwise at 0 ° C. and stirred for 30 minutes. Then, the mixture was raised to room temperature and stirred for 22 hours. The mixture was washed with an aqueous sodium hydroxide solution, dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography to obtain 13 g (99% yield) of 2-bromo-4,5- (methylenedioxy) toluene.
(B) To a solution of 4.0 g (19 mmol) of 2-bromo-4,5- (methylenedioxy) toluene in 50 ml of tetrahydrofuran, 13 ml (20 mmol) of n-butyllithium (1.5 M hexane solution) at −78 ° C. Was added dropwise, and after stirring for 30 minutes, 1.5 ml (19 mmol) of dimethylformamide was added and stirred for 70 minutes. 30 ml of water was added to the mixture to stop the reaction, and tetrahydrofuran was distilled off under reduced pressure. After extraction with chloroform, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate, filtered through a silica gel cake, the solvent was distilled off under reduced pressure, and 2-methyl-4,5- (methylenedioxy) benzaldehyde (melting point: 84 to 86 ° C). ) 3.1 g (99% yield) was obtained. (C) Step of Synthesis Example 1 (a) using 1.5 g (8.3 mmol) of 2-chloro-4-trifluoromethylpyridine and 1.4 g (8.2 mmol) of 2-methyl-4,5- (methylenedioxy) benzaldehyde ) (2-methyl-4,5- (methylenedioxy) phenyl) (2-chloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) methanol (melting point 127-130 ° C.) 2.1 g (yield) 73%) was obtained.
(D) 1.5 g (4.3 mmol) of (2-methyl-4,5- (methylenedioxy) phenyl) (2-chloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) methanol obtained in step (c), 3- [4,5- (methylenedioxy) -2-methylbenzoyl] -2-chloro-4-trifluoro using 8.0 g (92 mmol) of manganese dioxide by a method according to Step (b) of Synthesis Example 1. 0.3 g (yield 22%) of methylpyridine (Compound No. 13; melting point 119 to 122 ° C.) was obtained.
[0092]
Synthesis Example 6)
3- (5-Benzyloxy-4-methoxy-2-methylbenzoyl) -2-chloro-4-trifluoromethylpyridine (compound No. 27) Synthesis
(A) A solution of 2-methoxy-4-methylphenol (6.91 g) in dimethylformamide (15 ml) was added dropwise to a suspension of sodium hydride (2.4 g) in dimethylformamide (20 ml) and stirred for 30 minutes. A solution of benzyl bromide (9.41 g) in dimethylformamide (15 ml) was added dropwise, then a catalytic amount of tetrabutylammonium bromide was added, and the mixture was stirred at the same temperature for 30 minutes. The mixture was further warmed to room temperature and stirred overnight. The reaction mixture was poured into water (250 ml) and extracted three times with ethyl acetate (100 ml). The ethyl acetate phase was washed 3 times with water (100 ml) and then with brine (100 ml). After drying over magnesium sulfate, the solvent was distilled off under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (hexane-ethyl acetate) and quantitatively 4-benzyloxy-3-methoxytoluene (melting point 38-39 ° C.). 11.4 g was obtained, and the structure was confirmed by nuclear magnetic resonance spectrum.
(B) 4-Benzyloxy-3-methoxytoluene (8.0 g) was dissolved in dimethylformamide (30 ml), and a solution of N-bromosuccinimide (6.36 g) in dimethylformamide (15 ml) was added dropwise at room temperature overnight. Stir. The reaction mixture was poured into water-ice (400 ml), the precipitated crystals were collected by filtration, washed thoroughly with water, dried overnight, and almost quantitatively 4-benzyloxy-2-bromo-5-methoxytoluene (melting point). 110-111 ° C) 10.64 g was obtained, and the structure was confirmed by nuclear magnetic resonance spectrum.
(C) To a solution of 4-benzyloxy-2-bromo-5-methoxytoluene (7.83 g) in tetrahydrofuran (190 ml) at −78 ° C. was added dropwise n-butyllithium hexane solution (17 ml) over 20 minutes, Stir at the same temperature for 1 hour. A solution of dimethylformamide (3.73 g) in tetrahydrofuran (10 ml) was added dropwise thereto at −78 ° C., and the mixture was stirred at the same temperature for 1 hour. The temperature was gradually raised to room temperature, and the mixture was further stirred overnight. The reaction mixture was poured into an aqueous ammonium chloride solution (200 ml) and extracted twice with ethyl acetate (150 ml). The ethyl acetate phase was washed twice with brine (100 ml) and dried over magnesium sulfate, and the solvent was evaporated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (hexane-ethyl acetate) to obtain 3.14 g (yield 48%) of 5-benzyloxy-4-methoxy-2-methylbenzaldehyde (melting point 107-109 ° C.) The structure was confirmed by magnetic resonance spectrum.
(D) To a solution of diisopropylamine (2.81 g) in tetrahydrofuran (45 ml) was added dropwise a solution of n-butyllithium in hexane (11.4 ml) at 0 ° C. and stirred for 1 hour to prepare a solution of lithium diisopropylamide in tetrahydrofuran. The mixture was cooled to −50 ° C., a solution of 2-chloro-4-trifluoromethylpyridine (2.81 g) in tetrahydrofuran (7.5 ml) was slowly added, and the mixture was stirred at the same temperature for 30 minutes. After cooling to −78 ° C., a solution of 5-benzyloxy-4-methoxy-2-methylbenzaldehyde (3.97 g) in tetrahydrofuran (37.5 ml) was slowly added and stirred at the same temperature for 1 hour. A saturated aqueous ammonium chloride solution (50 ml) was added, and the mixture was warmed to room temperature. The mixture was poured into saturated aqueous sodium hydrogen carbonate (50 ml) and extracted twice with ethyl acetate (150 ml). The ethyl acetate phase was washed with brine (100 ml) and dried over magnesium sulfate, and the solvent was evaporated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (hexane-ethyl acetate) to give (5-benzyloxy-4-methoxy-2-methylphenyl) (2-chloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) as a red-yellow oil. ) 6.48 g of methanol (yield 96%) was obtained, and the structure was confirmed by nuclear magnetic resonance spectrum.
(E) (5-Benzyloxy-4-methoxy-2-methylphenyl) (2-chloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) methanol (5.9 g) in anhydrous methylene chloride (50 ml), acetonitrile (5 ml) To this solution, add tetrapropylammonium pearlate (95 mg), N-methylmorpholine-N-oxide (2.38 g), and molecular sieve 4A (6.8 g) in this order, and stir at room temperature under an argon stream for 3 nights. did. The reaction mixture was evaporated under reduced pressure, the residue was suspended in methylene chloride, filtered through celite, and the residue was thoroughly washed with methylene chloride (200 ml). The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (hexane-ethyl acetate) to obtain 3- (5-benzyloxy-4-methoxy-2-methylbenzoyl) -2-chloro-4-tri 4.93 g (yield 84%) of fluoromethylpyridine (Compound No. 27; melting point 116 to 117 ° C.) was obtained, and the structure was confirmed by nuclear magnetic resonance spectrum.
[0093]
Synthesis Example 7)
3- (2,3,4-Trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2-methylthio-4-trifluoromethylpyridine (compound No. 50) Synthesis
3- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2-chloro-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 11) 0.9 g in a dimethylformamide (15 ml) solution at room temperature with sodium thiomethylate (0.32 g) was added and stirred for 1 hour. The mixture was poured into water (50 ml) and extracted with ethyl acetate. The ethyl acetate phase was dried over sodium sulfate, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (hexane-ethyl acetate) to give 3- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl). ) -2-methylthio-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 50; pale yellow oil) 0.54 g (yield 58%) was obtained, and the structure was confirmed by nuclear magnetic resonance spectrum.
[0094]
Synthesis Example 8)
Five (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) Three -Acetyl- 2,6 -Dichloro- Four -Trifluoromethylpyridine (compound No. 62)
(A) 9.6 ml (14 mmol) of n-butyllithium (1.5 M hexane solution) was added dropwise at 0 ° C. to a solution of 2.0 ml (14 mmol) of diisopropylamine in 16 ml of tetrahydrofuran, followed by stirring for 30 minutes. The solution was cooled to −50 ° C. and (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,6-dichloro-4-trifluoromethyl-3-pyridyl) methanol 2.9 g (7 mmol) in 11 ml of tetrahydrofuran After stirring for 30 minutes, the mixture was cooled to −78 ° C., an excess amount of acetaldehyde was added, and the mixture was stirred for 2 hours. 30 ml of water was added to the mixture to stop the reaction, and tetrahydrofuran was distilled off under reduced pressure. After extraction with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography to obtain (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,6-dichloro-5- (1-hydroxyethyl) -4-trifluoromethyl-3. -Pyridyl) methanol 2.5g (yield 78%) was obtained.
(B) (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,6-dichloro-5- (1-hydroxyethyl) -4-trifluoromethyl-3-pyridyl obtained in step (a) ) 10 g of manganese dioxide was added to a solution of 2.3 g (5 mmol) of methanol in 80 ml of toluene, and the mixture was stirred for 1 hour with heating under reflux. After cooling to room temperature, the reaction solution was filtered, and toluene was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 5- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-acetyl-2,6-dichloro-4-trifluoromethylpyridine (Compound No. 62; melting point 109-112 ° C.) 1.5 g (yield 66%) was obtained.
[0095]
Synthesis Example 9)
Four (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) 2 -Chloro- Three -Trifluoromethyl- Five -Methoxypyridine (compound No. 123)
(A) 70.0 ml (106 mmol) of n-butyllithium (1.5 M hexane solution) was added dropwise at 0 ° C. to a solution of 15.0 ml (107 mmol) of diisopropylamine in 120 ml of diethyl ether, followed by stirring for 1 hour. The solution was cooled to −78 ° C., a solution of 22.1 g (102 mmol) of 2,3-dichloro-5-trifluoromethylpyridine in 10 ml of diethyl ether was added and stirred for 30 minutes, and then 2,3,4-trimethoxy-6- A solution of methylbenzaldehyde 21.0 g (100 mmol) in toluene 40 ml was added and stirred for 2 hours. The reaction was stopped by adding 30 ml of water to the mixture, the aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,3-dichloro-5-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol (mp 95-98). 24.8 g (58% yield).
(B) 24.8 g (58.1 mmol) of (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,3-dichloro-5-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol obtained in step (a), 2.1 g of 5% palladium carbon was added to a methanol solution of 9.50 ml (68.2 mmol) of triethylamine and stirred for 4 hours under a hydrogen atmosphere. The mixture was filtered, 50 ml of water was added, and methanol was distilled off under reduced pressure. The aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (3-chloro-5-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol (melting point 102-105 ° C.) 15.9 g (70% yield) was obtained.
(C) (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (3-chloro-5-trifluoromethyl-4-pyridyl) methanol 15.9 g (40,6 mmol) of toluene obtained in step (b) To a 220 ml solution, 45 g of manganese dioxide was added, and the mixture was stirred for 2 hours while heating under reflux. The mixture was filtered, the solvent was distilled off under reduced pressure, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-chloro-5-trifluoromethylpyridine (Compound No. 102; mp 75- 14.9 g (94% yield) was obtained.
(D) 18.5 g (47.5 mmol) of 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-chloro-5-trifluoromethylpyridine obtained in step (c), hexamethylphosphoric triamide 16.4 g (304 mmol) of sodium methoxide was added to a solution of 16.6 ml (95.4 mmol) in 150 ml of toluene, and the mixture was stirred for 30 minutes with heating under reflux. Water was added to stop the reaction, the aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-methoxy-5-trifluoromethylpyridine (Compound No. 122; melting point 103-106). 11.7 g (64% yield).
(E) 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-methoxy-5-trifluoromethylpyridine (Compound No. 122) (5.6 g, 15 mmol) in 100 ml of chloroform at 0 ° C. After adding 6.1 g (28 mmol) of m-chloroperbenzoic acid (m-CPBA), the mixture was stirred at room temperature for 18 hours. The reaction solution was washed with an aqueous sodium hydroxide solution, the solvent was distilled off under reduced pressure, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-methoxy-5-trifluoromethylpyridine-N 5.8 g (99% yield) of oxide (melting point 128-134 ° C.) was obtained.
(F) To 4 ml of toluene and 8 ml of dimethylformamide, 1.8 ml (19 mmol) of phosphorus oxychloride was added at 0 ° C. and stirred for 10 minutes, and then 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3- Methoxy-5-trifluoromethylpyridine-N-oxide (4.0 g, 10 mmol) was added and stirred for 20 minutes. After stirring at room temperature for 2 hours, the reaction solution was poured into ice water to stop the reaction. The aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2-chloro-3-trifluoromethyl-5-methoxypyridine (Compound No. 123; 3.57 g (yield 85%) was obtained.
[0096]
Synthesis Example 10)
Four (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) 2 -Bromo- Three -Trifluoromethyl- Five -Methoxypyridine (compound No. 124)
4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-methoxy-5-trifluoromethylpyridine-N-oxide 7.2 g (18 mmol), toluene 7 ml, dimethylformamide 17 ml, phosphorus oxybromide 10 g ( 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2-bromo-3-trifluoromethyl-5-methoxypyridine (compound) in the same manner as in Synthesis Example 9 step (f). No. 124; melting point 145-147 ° C.) 4.1 g (yield 49%).
[0097]
Synthesis Example 11)
4- (2,3,4- Trimethoxy -6- Methylbenzoyl )-2,3,5- Trichloropyridine (compound No. 186)
(A) In 20 ml of diethyl ether in 2.7 g (26.7 mmol) of diisopropylamine, 17.2 ml (26.7 mmol) of n-butyllithium (1.56 M hexane solution) was added dropwise at 0 ° C. and stirred for 1 hour. The solution was cooled to −78 ° C., and a toluene solution of 2,3,5-trichloropyridine 4.8 g (26.7 mmol) was added dropwise, and then 2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzaldehyde 5.0 g (24.0 mmol) was added. Toluene solution was added dropwise and stirred for 30 minutes. Thereafter, the mixture was returned to room temperature and further stirred for 1 hour. The mixture was quenched with 30 ml of water, and extracted with ethyl acetate. The organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography to obtain 6.7 g of amorphous (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,3,5-trichloro-4-pyridyl) methanol (yield 72%). )
(B) (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (2,3,5-trichloro-4-pyridyl) obtained in step (a) 16.2 g of manganese dioxide in a solution of 5.6 g of methanol in 180 ml of toluene And stirred for 3 hours under heating to reflux. After cooling, the mixture was filtered, the solvent was distilled off under reduced pressure, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2,3,5-trichloropyridine (Compound No. 186; melting point 60-61 ° C.). 4.7 g (yield 87%).
[0098]
Synthesis Example 12)
4- (2,3,4- Trimethoxy -6- Methylbenzoyl ) -3,5- Dichloropyridine (compound No. 191)
4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2,3,5-trichloropyridine (Compound No. 186) 17.8 g (4.6 mmol) in 280 ml of methanol in 4.6 g (6.9 mmol) of triethylamine, 1.8 g of 10% palladium carbon was added, and the mixture was stirred at room temperature for 7 hours under a hydrogen atmosphere. The mixture was filtered and the solvent was removed under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography and 11.6 g (yield) of 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3,5-dichloropyridine (Compound No. 191; melting point 109-111 ° C.). Rate 72%).
[0099]
Synthesis Example 13)
4- (2,3,4- Trimethoxy -6- Methylbenzoyl ) -3- Chloro -Five- Methoxypyridine (compound No. 244)
4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3,5-dichloropyridine (Compound No. 191) 5.0 g (1.4 mmol) in 60 ml toluene solution 5.0 g (2.8 mmol) hexamethylphosphoric triamide ), 1.1 g (2.1 mmol) of sodium methoxide was added, and the mixture was stirred for 5 hours with heating under reflux. After cooling, 50 ml of water was added to the mixture to stop the reaction, and ethyl acetate was added for extraction. The organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-chloro-5-methoxypyridine (Compound No. 244; pale yellow oil) 3.4 g (Yield 69%) was obtained.
[0100]
Synthesis Example 14)
Four - (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) - 2,3 -Dichloro- Five -Methoxypyridine (compound No. 193)
(A) 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-chloro-5-methoxypyridine (Compound No. 244) 3.4 g (1 mmol) in 60 ml of chloroform was ice-cooled, and m- Chloroperbenzoic acid (4.1 g, 1.6 mmol) was added, and the mixture was stirred under ice-cooling for 2 hours and further stirred at room temperature for 2 hours. The mixture was quenched with 30 ml of 0.5 mol / liter sodium hydroxide aqueous solution, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate, filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure to remove 4- (2,3,4-trimethoxy-6 -Methylbenzoyl) -3-chloro-5-methoxypyridine-N-oxide (melting point 160-166 ° C.) 3.5 g (yield 85%) was obtained.
(B) 5 ml of dimethylformamide was added to 2.5 ml of toluene and the mixture was cooled with ice, and 1.3 ml (1.4 mmol) of phosphorus oxychloride was added dropwise. After stirring for 10 minutes under ice cooling, 2.5 g (0.7 mmol) of 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-chloro-5-methoxypyridine-N-oxide was added. The mixture was stirred for 30 minutes under ice cooling, then returned to room temperature and stirred for 2 hours. The mixture was quenched with 30 ml of water and extracted with ethyl acetate. The organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate, filtered, purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2,3-dichloro-5-methoxypyridine (Compound No. 193). Melting point 98-99 ° C.) 2.0 g (76% yield) was obtained.
[0101]
Synthesis Example 15)
Four - (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) - 2 Bromo Three -Chloro- Five -Methoxypyridine (compound No. 245)
To 2.5 ml of toluene, 5 ml of dimethylformamide was added and cooled with ice, and 0.7 g (0.2 mmol) of phosphorus oxybromide was added dropwise. After stirring for 10 minutes under ice cooling, 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-chloro-5-methoxypyridine-N-oxide 0.42 obtained in Synthesis Example 14 (a) was obtained. g (0.1 mmol) was added. The mixture was stirred for 30 minutes under ice cooling, then returned to room temperature and stirred for 2 hours. The mixture was quenched with 10 ml of water and extracted with ethyl acetate. The organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate, filtered, purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -2 bromo-3-chloro-5-methoxypyridine (Compound No. 245; melting point 97-99 ° C.) 0.32 g (yield 65%) was obtained.
[0102]
Synthesis Example 16)
Four (2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Methylbenzoyl ) Three -Bromo- Five -Methylpyridine (compound No. 228)
(A) 57.0 ml (88.9 mmol) of n-butyllithium (1.56 M hexane solution) was added dropwise at 0 ° C. to a solution of 12.5 ml (89.2 mmol) of diisopropylamine in 110 ml of diethyl ether and stirred for 60 minutes. The solution was cooled to −78 ° C., a solution of 3,5-dibromopyridine (20 g, 85 mmol) in 80 ml of toluene was added, and the mixture was stirred for 5 minutes, followed by 21.0 g (100 mmol) of 2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzaldehyde. Toluene 50 ml solution was added and stirred for 2 hours. 50 ml of water was added to the mixture to stop the reaction, the aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography to obtain 11.8 g (yield 31) of (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (3,5-dibromo-4-pyridyl) methanol (yellow oil). %).
(B) A solution of 2.0 g (4.6 mmol) of (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (3,5-dibromo-4-pyridyl) methanol obtained in step (a) in 15 ml of tetrahydrofuran is −78 After cooling to ° C., 6.0 ml (9.4 mmol) of n-butyllithium (1.56 M hexane solution) was added dropwise, and after stirring for 5 minutes, 0.5 ml (8.0 mmol) of methyl iodide was added and stirred for 2.5 hours. 20 ml of water was added and tetrahydrofuran was distilled off under reduced pressure. The aqueous layer was extracted with ethyl acetate, the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate and filtered, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The crude product was purified by silica gel column chromatography, and 0.44 g (25% yield) of (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (3-bromo-5-methyl-4-pyridyl) methanol was obtained. Obtained.
(C) In a 30 ml toluene solution of 0.43 g (1.1 mmol) of (2,3,4-trimethoxy-6-methylphenyl) (3-bromo-5-methyl-4-pyridyl) methanol obtained in step (b) To this was added 3 g of manganese dioxide, and the mixture was stirred for 2 hours with heating under reflux. The mixture was filtered, the solvent was distilled off under reduced pressure, the crude product was purified by silica gel column chromatography, and 4- (2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzoyl) -3-bromo-5- 0.23 g (yield 54%) of methylpyridine (Compound No. 228; melting point 88-93 ° C.) was obtained.
[0103]
Intermediate synthesis example
Next, a synthesis example of 2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzaldehyde used as an intermediate of the synthesis examples 1, 3, 9, 11 and 16 will be described.
2,3,4 -Trimethoxy- 6 -Synthesis of methylbenzaldehyde
To a solution of 112 g (0.84 mol) of aluminum chloride in 500 ml of dry methylene chloride, a solution of 128 g (0.7 mol) of 3,3,4-trimethoxytoluene in 100 ml of dry methylene chloride was slowly added dropwise with no ice. After stirring for 45 minutes at the same temperature, 88.5 g (0.77 mol) of dichloromethyl methyl ether in dry methylene chloride was slowly added dropwise over 2 hours. After stirring at the same temperature for 2 hours, the mixture was gradually returned to room temperature and stirred overnight at room temperature. The reaction mixture was poured into 1 L of ice water, the methylene chloride phase was separated, and the aqueous phase was extracted twice with 200 ml of methylene chloride. The methylene chloride phases were combined, washed sequentially with 200 ml of water, then with 200 ml of saturated aqueous sodium bicarbonate and 200 ml of saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The residue was inoculated with crystal seeds, and the crystals were collected by filtration, washed with hexane, and air-dried to obtain 128 g of 2,3,4-trimethoxy-6-methylbenzaldehyde (melting point 55 to 57 ° C.).
[0104]
The compounds produced by the methods according to Synthesis Examples 1 to 16 are shown in Tables 1 to 18 below.
[0105]
In addition, the compounds represented by the formulas (I-1) to (I-9) in the table are the following compounds. In each table, Me represents a methyl group, Et represents an ethyl group, Butyl represents a butyl group, i-Propyl represents an isopropyl group, Ph represents a phenyl group, Allyl represents an allyl group, and c-Hexyl represents a cyclohexyl group. Benzyl represents a benzyl group, Propargyl represents a propargyl group, and Pentyl represents a pentyl group.
[0106]
Embedded image
Figure 0004608140
[0107]
[Table 1]
Figure 0004608140
[0108]
[Table 2]
Figure 0004608140
[0109]
[Table 3]
Figure 0004608140
[0110]
[Table 4]
Figure 0004608140
[0111]
[Table 5]
Figure 0004608140
[0112]
[Table 6]
Figure 0004608140
[0113]
[Table 7]
Figure 0004608140
[0114]
[Table 8]
Figure 0004608140
[0115]
[Table 9]
Figure 0004608140
[0116]
[Table 10]
Figure 0004608140
[0117]
[Table 11]
Figure 0004608140
[0118]
[Table 12]
Figure 0004608140
[0119]
[Table 13]
Figure 0004608140
[0120]
[Table 14]
Figure 0004608140
[0121]
[Table 15]
Figure 0004608140
[0122]
[Table 16]
Figure 0004608140
[0123]
[Table 17]
Figure 0004608140
[0124]
[Table 18]
Figure 0004608140
[0125]
The compounds represented by the formula (X) used as intermediates produced by methods according to Synthesis Examples 1, 3, 5, 6, 8, 9, 11, and 16 are shown in Tables 19 to 36 below.
[0126]
In addition, the compounds represented by the general formulas (X-1) to (X-9) in the table are the following compounds.
[0127]
In each table, Me represents a methyl group, Et represents an ethyl group, Butyl represents a butyl group, i-Propyl represents an isopropyl group, Ph represents a phenyl group, Allyl represents an allyl group, and c-Hexyl represents a cyclohexyl group. Benzyl represents a benzyl group, Propargyl represents a propargyl group, and Pentyl represents a pentyl group.
[0128]
Embedded image
Figure 0004608140
[0129]
[Table 19]
Figure 0004608140
[0130]
[Table 20]
Figure 0004608140
[0131]
[Table 21]
Figure 0004608140
[0132]
[Table 22]
Figure 0004608140
[0133]
[Table 23]
Figure 0004608140
[0134]
[Table 24]
Figure 0004608140
[0135]
[Table 25]
Figure 0004608140
[0136]
[Table 26]
Figure 0004608140
[0137]
[Table 27]
Figure 0004608140
[0138]
[Table 28]
Figure 0004608140
[0139]
[Table 29]
Figure 0004608140
[0140]
[Table 30]
Figure 0004608140
[0141]
[Table 31]
Figure 0004608140
[0142]
[Table 32]
Figure 0004608140
[0143]
[Table 33]
Figure 0004608140
[0144]
[Table 34]
Figure 0004608140
[0145]
[Table 35]
Figure 0004608140
[0146]
[Table 36]
Figure 0004608140
[0147]
The benzoylpyridine derivative represented by the formula (I) or a salt thereof is useful as an active ingredient of a fungicide, particularly as an active ingredient of an agricultural or horticultural fungicide. Examples of agricultural and horticultural fungicides include rice blast disease, sesame leaf blight, coat blight; wheat powdery mildew, red mold disease, rust disease, snow rot, naked smut, eye coat disease, leaves Blight, dry blight; citrus black spot, common scab; apple monilia, powdery mildew, spotted leaf disease, black scab; pear black scab, black spot; peach ash, black spot, Phomopsis rot; grape black rot, late rot, powdery mildew, downy mildew; oyster anthracnose, leaf fall; cucurbit anthracnose, powdery mildew, vine blight, downy mildew; Tomato ring mold disease, leaf mold disease, plague; black spot disease of cruciferous vegetables, summer plague of potato, plague; strawberry powdery mildew; for the control of diseases such as gray mold disease and mycorrhizal disease of various crops Although effective, it exhibits an excellent control effect against powdery mildew of wheat and vegetables, and rice blast of rice. It is also effective for controlling soil diseases caused by phytopathogenic fungi such as Fusarium, Psium, Rhizoctonia, Verticillium, and Plasmodiohora.
[0148]
The disinfectant containing the compound of the present invention is usually a powder, granule, granule wettable powder, wettable powder, aqueous suspension, oily suspension, by mixing the compound with various agricultural adjuvants. Used in various forms such as aqueous solvents, emulsions, solutions, pastes, aerosols, microdispersions, etc., as long as they meet the purpose of the present invention, all formulations commonly used in the field Can take the form. Adjuvants used in the formulation include solid carriers such as diatomaceous earth, slaked lime, calcium carbonate, talc, white carbon, kaolin, bentonite, kaolinite and sericite, clay, sodium carbonate, sodium bicarbonate, sodium sulfate, zeolite, starch, etc. Solvent such as water, toluene, xylene, solvent naphtha, dioxane, acetone, isophorone, methyl isobutyl ketone, chlorobenzene, cyclohexane, dimethyl sulfoxide, dimethylformamide, dimethylacetamide, N-methyl-2-pyrrolidone, alcohol; fatty acid salt, benzoic acid Acid salt, alkylsulfosuccinate, dialkylsulfosuccinate, polycarboxylate, alkylsulfate, alkylsulfate, alkylarylsulfate, alkyldiglycolethersulfate, alcohol Sulfate ester, alkyl sulfonate, alkyl aryl sulfonate, aryl sulfonate, lignin sulfonate, alkyl diphenyl ether disulfonate, polystyrene sulfonate, alkyl phosphate ester, alkyl aryl phosphate, styryl aryl Phosphate, polyoxyethylene alkyl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl aryl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl aryl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl ether phosphate, polyoxyethylene alkyl aryl phosphate , Anionic surfactants such as naphthalenesulfonic acid formalin condensate salts and spreading agents; sorbitan fatty acid esters, glycerin fatty acid esters, fatty acid polyglycerides , Fatty acid alcohol polyglycol ether, acetylene glycol, acetylene alcohol, oxyalkylene block polymer, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl aryl ether, polyoxyethylene styryl aryl ether, polyoxyethylene glycol alkyl ether, polyoxyethylene fatty acid ester , Nonionic surfactants and spreading agents such as polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxypropylene fatty acid ester; olive oil, kapok oil, castor oil, palm Oil, coconut oil, coconut oil, sesame oil, corn oil, rice bran oil, peanut oil, cottonseed oil, soybean oil, rapeseed oil, linseed oil, cutting oil, liquid Examples include vegetable oils such as paraffin and mineral oils.
These adjuvants can be selected from those known in the art without departing from the object of the present invention. In addition, various commonly used adjuvants such as a bulking agent, thickener, anti-settling agent, antifreezing agent, dispersion stabilizer, safener, and antifungal agent can also be used. The compounding ratio of the compound of the present invention and various adjuvants is generally 0.005: 99.995 to 95: 5, preferably 0.2: 99.8 to 90:10. In actual use of these preparations, they can be used as they are, or diluted to a predetermined concentration with a diluent such as water, and various spreaders can be added as necessary.
[0149]
The concentration of the compound of the present invention varies depending on the target crop, method of use, formulation form, application rate, etc., and cannot be generally defined, but in the case of foliage treatment, it is usually 0.1 to 10,000 ppm, preferably 1 to 2,000 ppm. In the case of soil treatment, it is usually 10 to 100,000 g / ha, preferably 200 to 20,000 g / ha.
[0150]
Application of various preparations of the fungicides containing the compound of the present invention, or dilutions thereof, is generally performed by an application method, that is, application (for example, application, spraying, misting, atomizing, dusting, water surface application, etc.) ), Soil application (mixing, irrigation, etc.), surface application (application, powder coating, coating, etc.), etc. It can also be applied by the so-called ultra low volume application method (ultra low volume). In this method, it is possible to contain 100% of the active ingredient.
[0151]
The fungicide of the present invention may be used in combination with other agricultural chemicals such as insecticides, acaricides, nematicides, fungicides, antiviral agents, attractants, herbicides, plant growth preparations and the like as necessary. In this case, a more excellent effect may be exhibited.
[0152]
In the above-mentioned other agricultural chemicals, as an insecticide, acaricide, or nematicide, that is, an active ingredient compound of a pesticide (generic name; including some pending applications), for example, Profenofos, Dichlorvos ( Dichlorvos, Fenamiphos, Fennitrothion, EPN, Diazinon, Chlorpyrifos-methyl, Phosphate, Prothiophos, Prothiofos, Prothiofos Organophosphate compounds such as Cadusafos and Disulfoton;
Carbaryl (Carpoyl), Propoxur, Aldicarb (Aldicarb), Carbofuran (Carbofuran), Thiodicarb (Thiodicarb), Mesomyl (Methomyl), Oxamyl (Oxamyl), Ethiophencarb (Ebomib) Carbamate compounds such as Carbosulfan, Benfuracarb;
Nereistoxin derivatives such as Cartap, Thiocyclam;
Organochlorine compounds such as Dicofol and Tetradifon;
Organometallic compounds such as Fenbutatin Oxide;
Fenvalerate, Permethrin, Cypermethrin, Deltamethrin, Cyhalothrin, Tefluthrin, Etofenprox, etofenprox Compound;
Benzoylurea compounds such as diflubenzuron, chlorfluazuron, teflubenzuron, flufenoxuron;
Juvenile hormone-like compounds such as Metoprene;
Pyridazinone compounds such as Pyridaben;
Pyrazole compounds such as Fenpyroximate, Fipronil, Tebufenpyrad, Ethiprole, Tolfenpyrad, Acetoprole;
Imidacloprid (Nitenpyram), Acetamiprid (Acetamiprid), Thiaclopride (Thiacloprid), Thiametoxam (Thiamethoxin), Furanidin (N)
Hydrazine compounds such as tebufenozide, methoxyphenozide, and chromafenozide;
Pyridine compounds such as pyridalyl, flonicamid and the like;
Tetronic acid-based compounds such as Spirodiclofen;
Strobilurin-based compounds such as fluacrylpyrin;
Dinitro compounds, organic sulfur compounds, urea compounds, triazine compounds, hydrazone compounds, and other compounds include buprofezin, hexythiazox, amitraz, chlordiform, and silafluofen. ), Triazamate, Pymetrozine, Pyrimidifen, Chlorfenapyr, Chlofenapyr (Indoxacarb), Indoxycarb, Acekinocyl, Compounds such as emissions (1,3-dichloropropene); AKD-1022, etc. IKA-2000 and the like. In addition, use with microbial pesticides such as BT agents, entomopathogenic virus agents, antibiotics such as avermectin, milbemycin, spinosad, emamectin benzoate, and so on. You can also.
[0153]
In the above-mentioned other agricultural chemicals, as an active ingredient compound of a fungicide (generic name; including some applications), pyrimidinamine compounds such as, for example, mepanipyrim, pyrimethanil, and cyprodinil; Pyridinamine compounds such as fluazinam;
Triadimefon (Triadiamefon), Vitertanol (Bittertanol), Triflumizole (Triflumizole), Etaconazole (Etaconazole) (Propiconazole), Penconazole (Men), Microfluzol (Pro) Cyproconazole, Terbuconazole, Hexaconazole, Furconazole-cis, Prochloraz, Metoconazole (Metconazole), Epoxiconazole E le), Tetraconazole tetrazole (Tetraconazole), azole compounds such as oxpoconazole sulfate (Oxpoconazole fumarate) Shipukonazoru (Sipconazole);
Quinoxaline-based compounds such as quinomethionate;
Dithiocarbamate compounds such as Maneb, Zineb, Manzeb, Polycarbamate, Metillam, Propineb;
Organochlorine compounds such as Fthalide, Chlorothalonil, Quintozene;
Imidazole-based compounds such as benomyl, thiophanate-methyl, carbendazim, cyazofamid;
A cyanoacetamide-based compound such as cymoxanil;
Metalaxyl (Metalaxyl), Metalaxyl M (MetalaxylM), Oxadixyl (Oxadixyl), Offrace (Benaxyl), Furaxyl (Furaxyl), Cyprofuram (Cyprofuramide)
Sulfenic acid-based compounds such as Dichlorfluanid;
Copper-based compounds such as cupric hydroxide and organic copper;
Isoxazole-based compounds such as Hymexazole;
Organic phosphorus systems such as fosetyl aluminum (Fosetyl-Al), Turkish phosmethyl (Tolcofos-Methyl), S-benzyl O, O-diisopropyl phosphorothioate, O-ethyl S, S-diphenyl phosphorodithioate, aluminum ethyl hydrogen phosphonate Compound;
N-halogenoalkyl compounds such as Captan, Captafol, Folpet;
Dicarboximide compounds such as Procymidone, Iprodione, Vinclozolin;
Benzanilide-based compounds such as flutolanil, mepronil, zoxamide;
Piperazine compounds such as Triforine;
Pyridine compounds such as Pyrifenox;
Carbinol compounds such as Fenarimol, Flutriafol;
A piperidine-based compound such as Fenpropidine;
Morpholine compounds such as Fenpropimorph;
Organotin compounds such as Fentin Hydroxide and Fentin Acetate;
Urea-based compounds such as Pencycuron;
Synamic acid-based compounds such as Dimethomorph;
Phenyl carbamate compounds such as Dietofencarb;
Cyanopyrrole-based compounds such as Fludioxonil and Fenpiclonil;
Azoxystrobin, Cresoxime-Methyl, Metominophen, Trifloxystrobin, Pyoxystrobin, Pyraclostrobin (Pyraculostrobin) A compound; an oxazolidinone-based compound such as Famoxadone; a thiazole carboxamide-based compound such as ethaboxam;
Silylamide compounds such as Silthiopham;
Aminoacid amide carbamate compounds such as Iprovalicalb and Benthiavalicar; Imidazolidine compounds such as Fenamideone; Hydroxyanilide compounds such as Fenhexamide: Fursulfamide (Fursulfamide) A benzenesulfonamide compound such as Flusulfamid; an oxime ether compound such as Cyflufenamide; a phenoxyamide compound such as Fenoxanil; a triazole compound such as Simconazole;
Acroquinone compounds; crotonic acid compounds; antibiotics and other compounds such as isoprothiolane, tricyclazole, pyroquilon, dichromezine, probenofene, probenoxene f (Propamocarb Hydrochloride), Spiroxamine, Chloropicrin, Dazomet, Carbam Sodium Salt (Metam-sodium); Other BJL-993, BJL-MT, BA50-95, S UIBF- 07 and the like.
[0154]
Below, the test example of the agricultural / horticultural fungicide concerning this invention is described. In each test, the control index followed the following criteria.
[Control index] [Disease severity: Visual observation]
5: No lesion or sporulation is observed.
4: Less than 10% of lesion area, number of lesions, or sporulation area of untreated area
3: Less than 40% of lesion area, number of lesions or sporulation area of untreated area
2: Disease area, number of lesions or sporulation area is less than 70% of untreated area
1: The lesion area, the number of lesions, or the spore formation area is 70% or more of the untreated area
[0155]
Test Example 1 Wheat powdery mildew prevention effect test
Wheat (variety: Norin 61) was cultivated in a plastic pot with a diameter of 7.5 cm, and when the 1.5 leaf stage was reached, 10 ml of a chemical solution prepared by adjusting the compound of the present invention to a predetermined concentration was sprayed with a spray gun. After the chemical solution was dried, conidia of powdery mildew fungus were sprinkled and inoculated and kept in a constant temperature room at 20 ° C. The spore formation area was investigated 6 to 8 days after the inoculation, and the control index was determined according to the above evaluation criteria. As a result, among the compounds, Compound Nos. 1, 2, 8, 47, 58, 61, 62, 69, 73, 76, 77, 78, 83, 87, 91, 107, 110, 112, 114, 117, 119, 138, 250, 262 and 274 are 500 ppm, and compound No. 3, 4, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 13, 14, 18, 19, 23, 27, 30, 31, 32, 33, 34, 35, 36, 38, 40, 41, 43, 50, 51, 54, 55, 56, 59, 65, 72, 74, 75, 82, 84, 89, 90, 92, 93, 94, 99, 100, 101, 102, 103, 104, 105, 106, 108, 109, 111, 113, 118, 120, 121, 122, 123, 124, 133, 136, 142, 186, 187, 188, 189, 190, 191, 192, 193, 194, 199, 200, 210, 211, 213, 228, 243, 245, 249, 252, 254, 272, 287, 288, 289, 290, 291 and 292 are 125 ppm and control index It showed more than 4 effects.
[0156]
Test example 2 Rice blast prevention effect test
Rice (variety: Nipponbare) was cultivated in a 7.5 cm diameter plastic pot, and when the 1.5 leaf stage was reached, 10 ml of a chemical solution prepared by adjusting the compound of the present invention to a predetermined concentration was sprayed with a spray gun. After the drug solution was dried, the conidial spore suspension of blast fungus was spray-inoculated, kept in an inoculation box at 20 ° C. for 24 hours, and then kept in a constant temperature room at 20 ° C. The number of lesions was investigated 6 to 11 days after the inoculation, and the control index was determined according to the evaluation criteria. As a result, among the compounds, Compound Nos. 31, 56, 76, 90, 103 and 136 were 500 ppm, and Compound Nos. 50, 74, 75 and 102 were 125 ppm.
[0157]
Test Example 3 Eggplant powdery mildew prevention effect test
Eggplant (variety: Senryo 2) was cultivated in a plastic pot with a diameter of 7.5 cm, and when reaching the second leaf stage, 10 ml of a chemical solution prepared by adjusting the compound of the present invention to a predetermined concentration was sprayed with a spray gun. After the chemical solution dried, conidia of powdery mildew fungus were sprinkled and inoculated, and kept in a constant temperature room at 20 ° C. Sixteen days after inoculation, the spore formation area was examined, and the control index was determined according to the above evaluation criteria. As a result, among the compounds, compounds No. 1, 3, 5, 7, 92, 101 and 103 were 500 ppm, and compounds No. 9, 11, 55, 90 and 102 were 125 ppm, and the control index was 4 or more.
[0158]
Test Example 4 Cucumber powdery mildew prevention effect test
Cucumber (variety: Yotsuba) was cultivated in a plastic pot with a diameter of 7.5 cm, and when the 1.5 leaf stage was reached, 10 ml of a chemical solution prepared by adjusting the compound of the present invention to a predetermined concentration was sprayed with a spray gun. After the drug solution was dried, a conidial spore suspension of powdery mildew was sprayed and kept in a constant temperature room at 20 ° C. The spore formation area was investigated 7 to 11 days after inoculation, and the control index was determined according to the above evaluation criteria. As a result, among the above compounds, Compound No. 98 was 500 ppm, Compound Nos. 1, 5, 7, 9, 55, 74, 90, 92, 93, 102, 103, 123 and 124 were 125 ppm and the control index was 4 or more. Showed the effect.
[0159]
Next, although the formulation example of this invention is described, the formulation amount in this invention, a dosage form, etc. are not limited only to a description example.
[0160]
Formulation Example 1
(1) 20 parts by weight of the compound of the present invention
(2) Clay 72 parts by weight
(3) Lignin sulfonic acid soda 8 parts by weight
The above is uniformly mixed to obtain a wettable powder.
[0161]
Formulation Example 2
(1) 5 parts by weight of the present compound
(2) 95 parts by weight of talc
The above is uniformly mixed to form a powder.
[0162]
Formulation Example 3
(1) 20 parts by weight of the compound of the present invention
(2) 20 parts by weight of N, N′-dimethylacetamide
(3) 10 parts by weight of polyoxyethylene alkylphenyl ether
(4) 50 parts by weight of xylene
The above is uniformly mixed and dissolved to obtain an emulsion.
[0163]
Formulation Example 4
(1) 68 parts by weight of clay
(2) 2 parts by weight of sodium lignin sulfonate
(3) 5 parts by weight of polyoxyethylene alkylaryl sulfate
(4) Fine silica 25 parts by weight
A mixture of the above components and the compound of the present invention are mixed at a weight ratio of 4: 1 to obtain a wettable powder.
[0164]
Formulation Example 5
(1) 50 parts by weight of the compound of the present invention
(2) Oxidated polyalkylphenyl phosphate-triethanolamine 2 parts by weight
(3) 0.2 parts by weight of silicone
(4) 47.8 parts by weight of water
In addition to the stock solution uniformly mixed and crushed
(5) Sodium polycarboxylate 5 parts by weight
(6) 42.8 parts by weight of anhydrous sodium sulfate
And uniformly mixed, granulated, and dried to obtain a wettable powder.
[0165]
Formulation Example 6
(1) 5 parts by weight of the present compound
(2) 1 part by weight of polyoxyethylene octyl phenyl ether
(3) 0.1 parts by weight of polyoxyethylene phosphate
(4) 93.9 parts by weight of granular calcium carbonate
(1) to (3) are uniformly mixed in advance and diluted with an appropriate amount of acetone, and then sprayed on (4) to remove acetone and form granules.
[0166]
Formulation Example 7
(1) 2.5 parts by weight of the present compound
(2) 2.5 parts by weight of N-methyl-2-pyrrolidone
(3) Soybean oil 95.0 parts by weight
The above is uniformly mixed and dissolved to form an ultra low volume formulation.
[0167]
Formulation Example 8
(1) 20 parts by weight of the compound of the present invention
(2) Oxidated polyalkylphenol
2 parts by weight of phosphate triethanolamine
(3) 0.2 parts by weight of silicone
(4) Xanthan gum 0.1 parts by weight
(5) 5 parts by weight of ethylene glycol
(6) 72.7 parts by weight of water
The above is uniformly mixed and pulverized to obtain an aqueous suspension.
[0168]
【The invention's effect】
As described above, the benzoylpyridine derivative represented by the formula (I) or a salt thereof exhibits an excellent effect as an active ingredient of a fungicide.

Claims (13)

式(I’):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、水酸基、置換可アルキル基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、またはエステル化もしくはアミド化されてもよいカルボキシル基であり、nは1、2、3または4であり;R 1 はアルキル基であり、R2’は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、または水酸基であり、pは1、2または3であり、R2”は置換可アルコキシ基または水酸基であり、あるいはR2’およびR2”の少なくとも2つが酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、pが1である場合を除く)〕で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
Formula (I ′):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, a nitro group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted cycloalkoxy group, a hydroxyl group, a substituted alkyl group, a substituted alkylthio group, a cyano group, or an esterification or amidation A carboxyl group which may be substituted , n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is an alkyl group , R 2 ′ is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted group; A cycloalkoxy group or a hydroxyl group, p is 1, 2 or 3, R 2 ″ is a substituted alkoxy group or a hydroxyl group, or at least two of R 2 ′ and R 2 ″ contain an oxygen atom. A condensed ring may be formed (provided that a benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; an alkoxy group, a hydroxyl group or a benzyloxy group is substituted at the 3-position of the pyridine ring; n is 1, p is behenate down benzoyl pyridine derivatives or salts thereof represented by excluding)] where 1.
式(I''):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、置換可アルキル基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、またはエステル化もしくはアミドされてもよいカルボキシル基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2’は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり、pは1、2または3であり、R2”およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される請求項のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
Formula (I ″):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, nitro group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group, substituted cycloalkoxy group, substituted alkyl group, substituted alkylthio group, cyano group, or esterified or amidated . It is also a carboxyl group which; n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is an alkyl group; R 2 'is a substitutable alkyl group, a substitutable alkoxy group, a substitutable aryloxy group or a substituted cycloalkoxy The benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to claim 1 , which is an alkoxy group, p is 1, 2 or 3, and R 2 ″ and R 2 ′ ″ are a substitutable alkoxy group.
式(I'''):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、置換可アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2’は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2”およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される請求項のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
Formula (I ′ ″):
Figure 0004608140
Wherein X is a halogen atom, a substitutable alkoxy group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is an alkyl group; R 2 ′ is A substituted alkyl group, a substituted alkoxy group or a substituted cycloalkoxy group; p is 1, 2 or 3; R 2 ″ and R 2 ′ ″ are substituted alkoxy groups] Item 2. A benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to Item 1 .
式(I''''):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2または3であり;R1はアルキル基であり;R2’はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2”およびR2''' アルコキシ基である〕で表される請求項のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
Formula (I ''''):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CF 3 group or alkylthio group; n is 1, 2 or 3; R 1 is an alkyl group; R 2 ′ is an alkoxy group] ; p is 1, 2 or 3; R 2 "and R 2 '''is benzoyl pyridine derivative or a salt thereof according to claim 1 which is represented by an alkoxy group].
式(I'''''):
Figure 0004608140
〔式中、Aが−N=である場合、Bは−CX4=であり;Aが−CH=である場合、Bは−N=であり;X1およびX2はそれぞれ独立にハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X3は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X4は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;R1はアルキル基であり;R2’はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2”およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される請求項のベンゾイルピリジン誘導体またはその塩。
Formula (I '''''):
Figure 0004608140
[Wherein, when A is —N═, B is —CX 4 ═; when A is —CH═, B is —N =; X 1 and X 2 are each independently a halogen atom; , an alkoxy group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; X 3 is a hydrogen atom, a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; X 4 is a hydrogen atom, a halogen atom, an alkoxy A group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; R 1 is an alkyl group; R 2 ′ is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R 2 ″ and R 2 ′ ″ Is an alkoxy group]. The benzoylpyridine derivative or a salt thereof according to claim 4 , which is represented by:
請求項に記載の式(I’)で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩を有効成分として含有する殺菌剤。A bactericide containing a benzoylpyridine derivative represented by the formula (I ') according to claim 1 or a salt thereof as an active ingredient. 式(I):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、水酸基、置換可アルキル基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、またはエステル化もしくはアミド化されてもよいカルボキシル基であり、nは1、2、3または4であり;R1 はアルキル基であり、 2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、または水酸基であり、pは1、2または3であり、R 2 は置換可アルコキシ基または水酸基であり、あるいはR 2 およびR 2 の少なくとも2つが酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、pが1である場合を除く)〕で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩の製造方法であって、式(VI−1):
Figure 0004608140
で表される置換ベンズアルデヒド(式中、R1 2 、pおよびR 2 は前述の通りである)と、式(VII−1):
Figure 0004608140
(式中、Xは前述の通りであり、Zは金属原子またはその複合塩である)で表される置換ピリジン誘導体の金属塩とを反応させ、
式(X):
Figure 0004608140
(式中、X、n、 1 、R 2 、pおよびR 2 は前述の通りであり、但し書は式(I)の通りである)で表されるフェニルピリジルメタノールを製造し、次いでこのものを金属酸化剤、Swern酸化法又はルテニウム酸化法により酸化することより成る前記ベンゾイルピリジン誘導体またはその塩の製造方法。
Formula (I ):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, nitro group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group, substituted cycloalkoxy group, hydroxyl group, substituted alkyl group, substituted alkylthio group, cyano group, or esterification or amidation has been is also good carboxyl radical, n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is a alkyl group, R 2 'is a substitutable alkyl group, a substitutable alkoxy group, a substitutable aryloxy group, A substituted cycloalkoxy group or a hydroxyl group, p is 1, 2 or 3, R 2 is a substituted alkoxy group or a hydroxyl group, or at least two of R 2 and R 2 contain an oxygen atom. in it may form a fused ring (provided that benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; a pyridine 3-position an alkoxy group ring, a hydroxyl group or a benzyloxy group substituted ; N is a benzoyl pyridine derivatives or a salt thereof represented by the excluded)] where 1, p is 1, the formula (VI-1 '):
Figure 0004608140
(Wherein R 1 , R 2 , p and R 2 are as defined above) and formula (VII-1):
Figure 0004608140
(Wherein, X is as described above, Z is a metal atom or a complex salt thereof) and a metal salt of a substituted pyridine derivative represented by
Formula (X ):
Figure 0004608140
( Wherein X, n, R 1 , R 2 , p and R 2 are as defined above, provided that the formula is as defined in formula (I )). Then, this is oxidized by a metal oxidizing agent, a Swern oxidation method or a ruthenium oxidation method, and the method for producing the benzoylpyridine derivative or a salt thereof.
式(I):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、水酸基、置換可アルキル基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、またはエステル化もしくはアミド化されてもよいカルボキシル基であり、nは1、2、3または4であり;R1 はアルキル基であり、 2 は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、または水酸基であり、pは1、2または3であり、R 2 は置換可アルコキシ基または水酸基であり、あるいはR 2 およびR 2 の少なくとも2つが酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、pが1である場合を除く)〕で表されるベンゾイルピリジン誘導体またはその塩の製造方法であって、式(VI−2):
Figure 0004608140
で表される置換ベンゼン誘導体の金属塩(式中、R1 2 、pおよびR 2'' は前述の通りであり、Zは金属原子またはその複合塩である)と、式(VII−2):
Figure 0004608140
(式中、Xは前述の通りである)で表される置換ピリジルアルデヒドとを反応させ、式(X):
Figure 0004608140
(式中、X、n、 1 、R 2 、pおよびR 2'' は前述の通りであり、但し書は式(I)の通りである)で表されるフェニルピリジルメタノールを製造し、次いでこのものを金属酸化剤、Swern酸化法又はルテニウム酸化法により酸化することより成る前記ベンゾイルピリジン誘導体またはその塩の製造方法。
Formula (I ):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, nitro group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group, substituted cycloalkoxy group, hydroxyl group, substituted alkyl group, substituted alkylthio group, cyano group, or esterification or amidation has been is also good carboxyl radical, n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is a alkyl group, R 2 'is a substitutable alkyl group, a substitutable alkoxy group, a substitutable aryloxy group, A substituted cycloalkoxy group or a hydroxyl group, p is 1, 2 or 3, R 2 is a substituted alkoxy group or a hydroxyl group, or at least two of R 2 and R 2 contain an oxygen atom. in it may form a fused ring (provided that benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; a pyridine 3-position an alkoxy group ring, a hydroxyl group or a benzyloxy group substituted ; N is a benzoyl pyridine derivatives or a salt thereof represented by the excluded)] where 1, p is 1, the formula (VI-2 '):
Figure 0004608140
A metal salt of a substituted benzene derivative represented by the formula (wherein R 1 , R 2 , p and R 2 ″ are as defined above, Z is a metal atom or a complex salt thereof), and a formula (VII -2):
Figure 0004608140
(Wherein, X is as described above) is reacted with a substituted pyridylaldehyde, and the formula (X ):
Figure 0004608140
( Wherein X, n, R 1 , R 2 , p and R 2 ″ are as described above, provided that the formula is as in formula (I )). Then, this is oxidized by a metal oxidizing agent, a Swern oxidation method or a ruthenium oxidation method, thereby producing the benzoylpyridine derivative or a salt thereof.
式(X’):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、水酸基、置換可アルキル基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、またはエステル化もしくはアミド化されてもよいカルボキシル基であり、nは1、2、3または4であり;R 1 はアルキル基であり、R2’は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、または水酸基であり、pは1、2または3であり、R2”は置換可アルコキシ基または水酸基であり、あるいはR2’およびR2”の少なくとも2つが酸素原子を含んで縮合環を形成してもよい(但し、ピリジン環の2位にベンゾイル基が置換し;ピリジン環の3位にアルコキシ基、水酸基またはベンジルオキシ基が置換し;nが1、pが1である場合を除く)〕で表されるフェニルピリジルメタノール。
Formula (X ′):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, a nitro group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted cycloalkoxy group, a hydroxyl group, a substituted alkyl group, a substituted alkylthio group, a cyano group, or an esterification or amidation A carboxyl group which may be substituted , n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is an alkyl group , R 2 ′ is a substituted alkyl group, a substituted alkoxy group, a substituted aryloxy group, a substituted group; A cycloalkoxy group or a hydroxyl group, p is 1, 2 or 3, R 2 ″ is a substituted alkoxy group or a hydroxyl group, or at least two of R 2 ′ and R 2 ″ contain an oxygen atom. A condensed ring may be formed (provided that a benzoyl group is substituted at the 2-position of the pyridine ring; an alkoxy group, a hydroxyl group or a benzyloxy group is substituted at the 3-position of the pyridine ring; n is 1, p is you express by excluding)] where 1 full E sulfonyl pyridylmethanol.
式(X''):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基、置換可シクロアルコキシ基、置換可アルキル基、置換可アルキルチオ基、シアノ基、またはエステル化もしくはアミドされてもよいカルボキシル基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2’は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基、置換可アリールオキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり、pは1、2または3であり、R2”およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される請求項のフェニルピリジルメタノール。
Formula (X ″):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, nitro group, substituted alkoxy group, substituted aryloxy group, substituted cycloalkoxy group, substituted alkyl group, substituted alkylthio group, cyano group, or esterified or amidated . It is also a carboxyl group which; n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is an alkyl group; R 2 'is a substitutable alkyl group, a substitutable alkoxy group, a substitutable aryloxy group or a substituted cycloalkoxy 10. The phenylpyridylmethanol according to claim 9 , which is an alkoxy group, p is 1, 2 or 3, and R 2 ″ and R 2 ′ ″ are substituted alkoxy groups.
式(X'''):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、置換可アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2、3または4であり;R1はアルキル基であり;R2’は置換可アルキル基、置換可アルコキシ基または置換可シクロアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2”およびR2'''は置換可アルコキシ基である〕で表される請求項のフェニルピリジルメタノール。
Formula (X ′ ″):
Figure 0004608140
Wherein X is a halogen atom, a substitutable alkoxy group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; n is 1, 2, 3 or 4; R 1 is an alkyl group; R 2 ′ is A substituted alkyl group, a substituted alkoxy group or a substituted cycloalkoxy group; p is 1, 2 or 3; R 2 ″ and R 2 ′ ″ are substituted alkoxy groups] Item 9. Phenylpyridylmethanol according to item 9 .
式(X''''):
Figure 0004608140
〔式中、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;nは1、2または3であり;R1はアルキル基であり;R2’はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2”およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される請求項のフェニルピリジルメタノール。
Formula (X ″ ″):
Figure 0004608140
[Wherein X is a halogen atom, alkoxy group, alkyl group, CF 3 group or alkylthio group; n is 1, 2 or 3; R 1 is an alkyl group; R 2 ′ is an alkoxy group] ; p is 1, 2 or 3; R 2 "and R 2 '''is phenyl pyridyl methanol claim 9 which is represented by an alkoxy group].
式(X'''''):
Figure 0004608140
〔式中、Aが−N=である場合、Bは−CX4=であり;Aが−CH=である場合、Bは−N=であり;X1およびX2はそれぞれ独立にハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X3は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;X4は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキル基、CF3基またはアルキルチオ基であり;R1はアルキル基であり;R2’はアルコキシ基であり;pは1、2または3であり;R2”およびR2'''はアルコキシ基である〕で表される請求項12のフェニルピリジルメタノール。
Formula (X '''''):
Figure 0004608140
[Wherein, when A is —N═, B is —CX 4 ═; when A is —CH═, B is —N =; X 1 and X 2 are each independently a halogen atom; , An alkoxy group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; X 3 is a hydrogen atom, a halogen atom, an alkoxy group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; X 4 is a hydrogen atom, a halogen atom or an alkoxy group A group, an alkyl group, a CF 3 group or an alkylthio group; R 1 is an alkyl group; R 2 ′ is an alkoxy group; p is 1, 2 or 3; R 2 ″ and R 2 ′ ″ phenylpyridyl methanol according to claim 12 represented by an alkoxy group].
JP2001198403A 2000-07-05 2001-06-29 Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them Expired - Lifetime JP4608140B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198403A JP4608140B2 (en) 2000-07-05 2001-06-29 Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-203909 2000-07-05
JP2000203909 2000-07-05
JP2001034182 2001-02-09
JP2001094222 2001-03-28
JP2001-34182 2001-03-28
JP2001-94222 2001-03-28
JP2001198403A JP4608140B2 (en) 2000-07-05 2001-06-29 Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002356474A JP2002356474A (en) 2002-12-13
JP4608140B2 true JP4608140B2 (en) 2011-01-05

Family

ID=27481423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001198403A Expired - Lifetime JP4608140B2 (en) 2000-07-05 2001-06-29 Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4608140B2 (en)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4918215B2 (en) * 2003-10-31 2012-04-18 石原産業株式会社 Disinfectant composition and method for controlling plant diseases
CN103478142B (en) * 2003-10-31 2016-03-30 石原产业株式会社 The method of control of microbicide compositions and plant disease
JP5337356B2 (en) * 2006-07-05 2013-11-06 石原産業株式会社 Disinfectant composition and method for controlling plant diseases
LT2036436T (en) * 2006-07-05 2017-09-25 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. Fungicidal composition and method for control of plant disease
JP5940368B2 (en) * 2011-05-24 2016-06-29 石原産業株式会社 Disinfectant composition and method for controlling plant diseases
JP5940369B2 (en) * 2011-05-27 2016-06-29 石原産業株式会社 How to control plant diseases
AR092355A1 (en) * 2012-07-24 2015-04-15 Dow Agrosciences Llc FLUOROPICOLINOYL FLUORURES AND PROCESSES FOR THEIR PREPARATION
BR112018067628A2 (en) 2016-03-09 2018-12-26 Nippon Soda Co., Ltd. composed of pyridine, agricultural and horticultural fungicide, harmful organism control agent, insecticidal or acaricidal agent, and ectoparasite control agent

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES8205774A1 (en) * 1981-10-20 1982-08-16 Lacer Sa Procedure for the obtaining of 2 (1H) -piridinones (Machine-translation by Google Translate, not legally binding)
US5585327A (en) * 1993-04-22 1996-12-17 Zeneca Limited 4-substituted pyridyl-3-carbinol compositions and a co-herbicide
JPH11500716A (en) * 1995-02-13 1999-01-19 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト Substituted heterocyclic compounds and their use as fungicides
WO1999007367A1 (en) * 1997-08-08 1999-02-18 Merck & Co., Inc. Asymmetric conjugate addition reaction
JPH11514676A (en) * 1996-08-09 1999-12-14 メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド Stereoselective deoxygenation reaction
JP2000063275A (en) * 1998-06-12 2000-02-29 Tanabe Seiyaku Co Ltd Pharmaceutical composition
WO2000015616A1 (en) * 1998-09-16 2000-03-23 Dow Agrosciences Llc 2-methoxyimino-2-(pyridinyloxymethyl)phenyl acetamides with (derivatised) hydroxyalkyl derivatives on the pyridine ring
JP2001089412A (en) * 1999-09-22 2001-04-03 Otsuka Pharmaceut Co Ltd Benzene derivative or its pharmaceutically acceptable salt

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES8205774A1 (en) * 1981-10-20 1982-08-16 Lacer Sa Procedure for the obtaining of 2 (1H) -piridinones (Machine-translation by Google Translate, not legally binding)
US5585327A (en) * 1993-04-22 1996-12-17 Zeneca Limited 4-substituted pyridyl-3-carbinol compositions and a co-herbicide
JPH09500095A (en) * 1993-04-22 1997-01-07 ゼネカ リミテッド Herbicidal (4-substituted pyridyl) -3-carbinol
JPH11500716A (en) * 1995-02-13 1999-01-19 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト Substituted heterocyclic compounds and their use as fungicides
JPH11514676A (en) * 1996-08-09 1999-12-14 メルク エンド カンパニー インコーポレーテッド Stereoselective deoxygenation reaction
WO1999007367A1 (en) * 1997-08-08 1999-02-18 Merck & Co., Inc. Asymmetric conjugate addition reaction
JP2000063275A (en) * 1998-06-12 2000-02-29 Tanabe Seiyaku Co Ltd Pharmaceutical composition
WO2000015616A1 (en) * 1998-09-16 2000-03-23 Dow Agrosciences Llc 2-methoxyimino-2-(pyridinyloxymethyl)phenyl acetamides with (derivatised) hydroxyalkyl derivatives on the pyridine ring
JP2001089412A (en) * 1999-09-22 2001-04-03 Otsuka Pharmaceut Co Ltd Benzene derivative or its pharmaceutically acceptable salt

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002356474A (en) 2002-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100760124B1 (en) Benzoylpyridine derivative or its salt, fungicide containing it as an active ingredient, its production process and intermediate for producing it
JP5639230B2 (en) Disinfectant composition and method for controlling plant diseases
AU2001269456A1 (en) Benzoylpyridine derivative or its salt, fungicide containing it as an active ingredient, its production process and intermediate for producing it
WO2004039155A1 (en) 3-benzoyl-2,4,5-substituted pyridine derivatives or salts thereof and bactericides containing the same
WO2001060783A1 (en) Phenacylamine derivatives, production thereof and pest controllers containing the derivatives
JPH0640813A (en) Herbicidal 2,6-substituted pyridine
HU203874B (en) Process for producing acrylic adic derivatives andfungicide and growth controlling compositions containing acrylic acid derivatives as active components
JP4608140B2 (en) Benzoylpyridine derivatives or salts thereof, fungicides containing them as active ingredients, methods for producing them, and intermediates for producing them
CN100581362C (en) Bactericide composition and method for controlling plant disease
WO2006118155A1 (en) Biphenyl derivative or salt thereof, and bactericide for agricultural and horticultural use containing same as active ingredient
JP4918215B2 (en) Disinfectant composition and method for controlling plant diseases
WO2002064566A1 (en) Oxime o-ether compounds and fungicides for agricultural and horticultural use
AP1286A (en) Benzoylpyridine derivative or its salt, Fungicide containing it as an active ingredient, its production process and intermediate for producing it.
RU2255088C2 (en) Benzoylpyridine derivative or its salt, fungicide comprising its as active component, methods for its preparing and intermediate compounds for its preparing
WO1998029391A1 (en) 6-(nonsubstituted or substituted) phenoxypicolinic acids, process of preparing the same, and agricultural/horticultural germicides containing the same
JP2004168757A (en) 3-benzoyl-2, 4, 5-substituted pyridine derivative or its salt, and bactericide containing the same
JP2005002097A (en) Bactericide containing substituted benzene derivative or its salt as active ingredient
JPH11315069A (en) Vinyl sulfone derivative or its salt, their production, intermediate therefor and pest controlling agent containing the same as active ingredient

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101008

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4608140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250