JP4606752B2 - 心電図qt間隔の測定方法 - Google Patents
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Description
すなわち本発明は、以下からなる。
1.1)心電図チャートの波形の電子化データをコンピュータ画面上に表示させる手段、
2)ベースラインを決定する手段、
3)目視により指示されたQ波始点からベースライン上に垂直に降ろした交点を計測点とする手段、
4)目視により指示されたT波下降部上の2点を結ぶ直線とベースラインの交点を計測点とする手段、
5)QT間隔を表示する手段
を備えることを特徴とする心電図QT間隔の測定システム。
2.連続する2拍のP波始点が目視により指示されることよりベースラインを決定する前項1に記載の測定システム。
3.目視により指示されたR点を計測点とする手段、およびRR間隔を表示する手段をさらに備える前項1または2に記載の測定システム。
4.目視により指示されたP波始点からベースライン上に垂直に降ろした交点を計測点とする手段、およびPQ間隔を表示する手段をさらに備える前項1〜3のいずれか一に記載の測定システム。
5.目視により指示されたS点からベースライン上に垂直に降ろした交点を計測点とする手段、およびQRS間隔を表示する手段をさらに備える前項1〜4のいずれか一に記載の測定システム。
6.コンピュータ画面上の心電図波形はmm単位の長さで表示され、心電図波形の高さ1mmは0.1mVであり、心電図波形およびダイアログ中の計測値の1mmは40msecである前項1〜5のいずれか一に記載の測定システム。
7.前項1〜6のいずれか一に記載の測定システムを用いた心電図QT間隔の測定方法。
8.前項1〜6のいずれか一に記載の測定システムを担持した心電図QT間隔の測定装置。
1.以下の少なくとも1の要点を導入する。
1)12誘導心電図波形 P波のある心拍から数えて2拍目をBeat1とする。
2)T波高1mm以下の場合は、計測不可とする。但し、全ての誘導が1mm以下の場合は計測する。
3)基線の動揺がある場合は計測拍を調整するものとし、その場合の計測拍についての情報は、最初の計測者が、計測拍/全拍数を記入し、2番目の計測者は、確認のチェックを記入するものとし、これにより、計測者1及び2の計測拍にずれが生じないようにする。4)12誘導心電図に不整脈が混入して、計測困難な場合は、洞調律で続けて2心拍あれば、1BeatのみのQT計測を行う。離れた拍でも計測できれば2拍分計測する。2段脈の場合は、QT計測は洞調律の拍をとり、RRは不整脈波と洞調律間で計測する。
5)心房細動波形でも、T波高が計測可能な場合は通常と同様計測するものとし、頻脈部分は計測困難なので、徐脈部分を計測する。
2.Beat1の計測がコンピュータ画面上において目視により以下の工程によっておこなわれる;
(1) R0の指定:計測する1心拍目のR点を指示する。
(2) BL1-2の指定:計測する2心拍目のP波始点と3心拍目のP波始点のベースラインを指示し、基線の動揺が見られない場合には2心拍〜4心拍を一括にベースラインを引く。
(3) P1、Q1の指定:計測する2心拍目のP波始点及びQ波始点間を指示し、指示点からベースライン上に垂直に降ろした交点が計算点となり、指示後ダイアログのBeat1及びPQに計測値(mm)が表示される。
(4) R1の指定:計測する2心拍目のR点を指示した後、R0−R1間の水平距離を計測し、Beat1及びRRに計測値(mm)が表示される。
(5) S1の指定:計測する2心拍目のS点を指示した後、Q−S間の水平距離を計測し、Beat1及びQRSに計測値(mm)が表示される。
(6) T1-1及びT1-2の指定:計測する2心拍目のT波下降部のほぼ中央にT1-1点を、斜線をT波下降斜線延長上にあわせ角度調整することによってT1-2点を指示した後、T波上の斜線とベースラインの交点からBeat1−QT間の計測値が表示される。
3.Beat2の計測がコンピュータ画面上において目視により以下の工程によっておこなわれる;
(1) R2の指定:計測する2心拍目のR点を指示する。通常はR1点と同位置となり、同位置で指示できるように◎にて指示点が表示される。
(2) BL3-4の指定:計測する3心拍目のP波始点と4心拍目のP波始点のベースラインを指示する。この際、基線の動揺が見られず、Beat1のベースライン(BL1-2)を延長して2拍分一括に引いた時は、Enterにて省略する。
(3) Q2の指定:計測する3心拍目のQ点を指示する。
(4) R3の指定:計測する3心拍目のR点を指示し、R2−R3間の水平距離を計測し、Beat2及びRRに計測値が表示される。
(5) T2-1及びT2-2の指定:計測する3心拍目のT波下降部のほぼ中央にT2-1点を、斜線をT波下降斜線延長上にあわせ角度調整することによってT2-2点を指示した後、T波上の斜線とベースラインの交点からBeat2−QT間の計測値が表示される。
4.計測値の確認がコンピュータ画面上において目視により以下の工程によっておこなわれる;
(1) 12誘導波形計測終了後、計測者1及び2はそれぞれ計測値の確認をする。数値から誤計測が認められた場合、削除キーを使用モードに切り替え計測値を削除、再計測を行う。
(2) 確認終了後、計測結果の確定ボタンを指示し、計測結果を登録し終了する。確定を指示していない場合は、Excel登録画面で数値が影表示される。
1-1 開発環境
言語Visual C++ V6.0 SP5
Visual Basic V6.0 SP5
1-2 動作環境
コンピュータ本体は、CPU に Pentium(登録商標)III 550MHz 以上の CPU を搭載した PCであり、基本ソフトウェアは、Windows(登録商標)98 SE、Windwos(登録商標)NT4.0 SP6a 以降、Windows(登録商標)2000 SP2 以降Windows(登録商標) XP Home Edition / Professionalが可能である。メモリは最小 256 MB、推奨 512 MB 以上である。ハードディスクは、15 MB 以上の空き容量が必要とした。
RVXデータ構造のヘッダー部にあるバージョン情報を本システム専用のコードに変更し、同一拡張子の製品版データと内部で区分けできるようにした。計測データ変数は、RVXファイルに下記データを登録するようにした。
CStringm_IDname ・・・・・ 計測対象ID名
CStringm_1[2][6] ・・・・・ 誘導1の計測結果
CStringm_2[2][6] ・・・・・ 誘導2の計測結果
CStringm_3[2][6] ・・・・・ 誘導3の計測結果
CStringm_aVr[2][6] ・・・・・ 誘導aVrの計測結果
CStringm_aVl[2][6] ・・・・・ 誘導aVlの計測結果
CStringm_aVf[2][6] ・・・・・ 誘導aVfの計測結果
CStringm_V1[2][6] ・・・・・ 誘導V1の計測結果
CStringm_V2[2][6] ・・・・・ 誘導V2の計測結果
CStringm_V3[2][6] ・・・・・ 誘導V3の計測結果
CStringm_V4[2][6] ・・・・・ 誘導V4の計測結果
CStringm_V5[2][6] ・・・・・ 誘導V5の計測結果
CStringm_V6[2][6] ・・・・・ 誘導V6の計測結果
BOOLm_Chk1[2][12] ・・・・・ 確定チェックボックスの各値
BOOLm_bDataDel ・・・・・ 心電図計測時の削除チェックボックスの値
BOOLm_Chk2[2][48] ・・・・・ 承認/検証者の非チェックボックスの各値
CString m_MemberName[3] ・・ 計測者1、計測者2、承認者の氏名
Int m_MemberID ・・・ カレントの計測者
CStringm_Date ・・・・・ 日付データ
CStringm_Password ・・・・・ カレントのパスワード
Int m_nMode ・・・・・ カレントの誘導種
各計測点の座標データは以下である。
DVT2Dm_bl[2][13][2], m_tt[2][13][2];
DVT2Dm_p[2][13], m_q[2][13][2], m_r[2][13][4], m_s[2][13];
各計測点のスキップフラグは以下である。
BOOLf_bl[2][13][2], f_tt[2][13][2];
BOOLf_p[2][13], f_q[2][13][2], f_r[2][13][4], f_s[2][13];
「>XX : R0を指定して下さい。」
このコマンドに対し、この測定する2心拍の1つ目の頂点を指示する(図6)。
→
「XX : BL2を指定して下さい。」
このコマンドに対し、計測する1つ目の心拍の任意の点を取り、ベースラインを決定する。心拍の端と端を指定するように指示をする。BL2選択時にEnterキーを押すことにより、水平なラインを自動で引くことが可能である(図7)。
→
「XX : Q1を指定して下さい。」
このコマンドに対し、P1-Q1間を計測する。指示点からベースラインに垂直に降ろした交点が計測点となる。指示後、ダイアログのBeat1―PQに計測値が表示される(図8)。
このコマンドに対し、測定する心拍1の2つ目の頂点を指示する。R0-R1間の水平距離を計測し、ダイアログのBeat1―RRに計測値を表示される(図9)。
このコマンドに対し、Q1-S1間が計測され、指示点からベースラインに垂直に降ろした交点が計測点となる。指示後、ダイアログのBeat1―QRSに計測値が表示される(図10)。
→
「XX : T1-2を指定して下さい。」
このコマンドに対し、Q1-T1間を計測され、指示した2点とベースラインとの交点が計測点となる。指示後、ダイアログのBeat1―QTに計測値が表示される。(図11)。
このコマンドに対し、心拍の2つ目の頂点を指示する。通常はR1点と同位置になる(図12)
→
「XX : BL4を指定して下さい。」
このコマンドに対し、計測する2つ目の心拍の任意の点を取り、ベースラインを決定する。心拍の端と端を指定するように指示をする(図13)。
このコマンドに対し、指示点からベースラインに垂直に降ろした交点が計測点となる(図14)。
このコマンドに対し、心拍の3つ目の頂点を指示する。R2-R3間の水平距離を計測し、ダイアログのBeat2―RRに計測値が表示される(図15)。
→
「XX : T2-2を指定して下さい。」
このコマンドに対し、Q2-T2間を計測する。指示した2点とベースラインとの交点が計測点となり、指示後、ダイアログのBeat2―QTに計測値が表示される(図16)。
そして、T点は、波形の接線を2点指示で求め、その接線とベースラインの交わる点を計測点とする(図18)。R点は指示点を計測点とし、計測値は全てmm単位で表示される。
全計測者の計測結果が一覧表示され、合わせて計測者1及び計測者2のレイヤが強制表示となり、通常EdgeSweeperではレイヤは色分けされているためそれぞれの計測者がどのポイントで計測したかを目視で確認することが出来る。データ計測時に[確定]チェックボックスがONに設定されていないデータは、影表示される。平均値に加えない値は、[非]チェックボックスをチェック状態にする。[承認]ボタンを押すと、全計測データをCSVファイルに出力し、そのファイルの絶対パスを引数に、後述のExcelOut.Exeを起動してExcelシートへデータを出力する。この時、「ファイルパスワードの設定」ダイアログが表示されるので、作成するExcelデータにパスワードを設定する場合(ロックをかける状態)は、ここでパスワードを入力する。
ExcelデータならびにCSVデータ及び実行時の日付およびID情報を付加したTIFデータがmedical.iniに記載されたそれぞれの保存先ディレクトリに出力される。[終了]ボタンを押すと、データを作成せずに[Excel出力]コマンドを終了する。このTIFFデータにはVECTOR要素で登録されている各マーカー図形などをラスタライズして元の心電図データにマージされて出力される(図20)。
CSVデータにはID番号、計測者名1,2、検証者名と計測結果が登録されている。本プログラムではそれらのデータを元に下記条件に基づいた平均値や計算値を求め、テンプレートファイルTemp.xlsの各セルにそれらの値を代入してID番号をファイル名とするXLSファイルを作成しmedical.iniに記載されているXLS出力フォルダに出力する。
なお、各値は計測値を1mm単位25秒に基づきmsecへ時間換算して表示される。
Ex. RR値=RR距離(mm) /25(mm/sec) ×1000
RR心拍数は、RR値を秒換算して60秒間における心拍数を計算する。
RR心拍数=60(sec) / (RR値(msec) / 1000)
QTC1、QTC2は以下の計算式で求める。なお、この場合のRRも秒換算する。
QTc1=QT/((RR値×1000)の平方根)
QTc2=QT/((RR値×1000)の3乗根)
なお、表外のQTc1 、QTc2は各値から求められた全QTc1 、QTc2の平均値を表示する(図21)。
EdgeSweeperはラスターDBとベクターDBの2種類のDBから成り、コマンドのモードにより対象のDBを切り替えている。ラスターDBはイメージの点群データで、解像度(DPI)とX/Y方向のピクセル数で定義される。ベクターDBはラスターDB上にマッピングされたX/Y座標からなるDBであり、ラスターDBの解像度およびX/Y方向のピクセル数よりベクターDBのサイズは定義される。例えば、解像度が400DPI、X/Yのピクセル数が2000/1000の場合、
X方向は、2000/(400/25.4)=127mm
Y方向は、1000/(400/25.4)=63.5mm
となる。なお、ベクターDBの座標は倍精度実数で管理している。
心電図計測システムでは2点間の距離計測は、画面上で指示された2点のマウスポインタ位置をベクター座標系で測定し、その距離を計算している。その際の精度はあくまでマウスポインタの座標指定の精度に依存するため、画面上のイメージの表示サイズや操作の習熟度に依存する。当然画面拡大率を上げたり、習熟度が増すほど座標の取り込みも正確になる。スキャニングされた心電図データの波形は約0.3mm幅の連続線としてEdgeSweeperの画面上に表示される。画面上における表示サイズを実スケール程度(17インチLCD、1280×1024のモニターで上下方向に6波形が見える程度)で座標指示を1秒以下で指示した場合、10回の計測における誤差率1((最大値-計測値)/計測値)の最大で1%程度。2倍表示(同条件で3波形が見える程度)では0.2%程度であった。R1R2長さのおおよその平均を30mmとした場合、実スケール表示では0.3mm、2倍表示では0.06mmとなる。運用上は実スケールで計測を行われることは無く、また、座標指示は更に正確な操作で行われるために計測された2点間の距離は紙の心電図上で定規を用いた目視計測より精度が落ちることは無いと結論される(図24、図25)。なお、誤差率2は、(平均値−計測値)/計測値である。
Claims (8)
- 1)心電図チャートの波形の電子化データをコンピュータ画面上に表示させる手段、
2)ベースラインを決定する手段、
3)目視により指示されたQ波始点からベースライン上に垂直に降ろした交点を計測点とする手段、
4)目視により指示されたT波下降部上の2点を結ぶ直線とベースラインの交点を計測点とする手段、
5)QT間隔を表示する手段
を備えることを特徴とする心電図QT間隔の測定システム。 - 連続する2拍のP波始点が目視により指示されることよりベースラインを決定する請求項1に記載の測定システム。
- 目視により指示されたR点を計測点とする手段、およびRR間隔を表示する手段をさらに備える請求項1または2に記載の測定システム。
- 目視により指示されたP波始点からベースライン上に垂直に降ろした交点を計測点とする手段、およびPQ間隔を表示する手段をさらに備える請求項1〜3のいずれか一に記載の測定システム。
- 目視により指示されたS点からベースライン上に垂直に降ろした交点を計測点とする手段、およびQRS間隔を表示する手段をさらに備える請求項1〜4のいずれか一に記載の測定システム。
- コンピュータ画面上の心電図波形はmm単位の長さで表示され、心電図波形の高さ1mmは0.1mVであり、心電図波形およびダイアログ中の計測値の1mmは40msecである請求項1〜5のいずれか一に記載の測定システム。
- 請求項1〜6のいずれか一に記載の測定システムを用いた心電図QT間隔の測定方法。
- 請求項1〜6のいずれか一に記載の測定システムを担持した心電図QT間隔の測定装置。
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