JP4604344B2 - Hot dipping equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融めっき装置に関し、とくに、被めっき材へのボトムドロス付着を防止できる溶融めっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶融めっき操業においては、溶融金属の浴底に堆積したボトムドロスが、浴中を通過する被めっき材の随伴流動圧により巻き上げられて被めっき材に付着し、めっき製品の表面品質を劣化させるという問題がある。この問題の解決手段としては、▲1▼浴底面に格子状のドロス拡散防止体を配置する方法(特開平3−247746号公報)や、▲2▼シンクロールと浴底間にU型、Z型等形状の遮蔽板を配置する方法(特開平3−47956 号公報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記▲1▼の方法では、被めっき材の搬送スピードが大きくなると、ボトムドロスが巻上がってしまう。また、ボトムドロスは、めっき消耗成分を補給するためのインゴット投入場所付近の直下の浴底部分に集中的に堆積するために、該浴底部分では格子状のドロス拡散防止体から溢れ出たボトムドロスが巻上がり、その一部は被メッキ材付着し、また一部はシンクロール下部に付着堆積して、その堆積物がさらに被メッキ材に付着する。したがって、十分な付着防止効果が得られない。
【0004】
また、前記▲2▼の方法では、前述のようにインゴット投入場所付近の直下の浴底部分に集中的に堆積したボトムドロスが通材スピードの増大に伴って巻上がった時に、それをシンクロールの手前である程度までは捕捉しうるものの、かなりの部分が被めっき材まで達して付着するのを十分に防止することができない。
そこで、本発明は、高速で被めっき材を搬送してもボトムドロスの巻上がりを十分に防止できる溶融めっき装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ボトムドロスの初期堆積場所がインゴット投入場所の直下付近である点に着目し、浴上部のインゴット投入場所を第1堰で仕切ってその直下に優先的に堆積させ、該第1堰の直下を内包する浴底部分を第2堰で仕切ることにより前記目的を達成できることに想到し、本発明をなした。
【0006】
すなわち、本発明は、溶融金属の浴内に被めっき材を連続的に導入し、シンクロールにより上方に方向転換して浴外へ引き出す溶融めっき装置であって、めっきによる消耗成分を浴内へ補給するインゴット装入手段と、該インゴット装入手段を浴内連通可能に包囲する第1堰と、該第1堰と前記シンクロールとの間の浴底面から前記第1堰側に傾斜して立つ第2堰とを有し、かつ前記第1堰と前記第2堰との水平距離x、前記第2堰の高さy、前記第2堰の傾斜角度θ、前記シンクロールと前記第1堰との水平距離aが、x+y/tanθ≦aを満足することを特徴とする溶融めっき装置である。
【0007】
本発明では、前記第1堰が被めっき材の導入側に位置するものが好ましい。
また、前記第1堰と前記第2堰との水平距離xが500 〜1000mm、前記第2堰の高さyが200mm 以上であることが好ましい。
また、前記第2堰の傾斜角度θが30〜60deg であることが好ましい。
また、前記第1堰と前記第2堰との水平距離x、前記第2堰の高さy、前記第2堰の傾斜角度θの式x+y/tanθの値が、前記シンクロールと前記第1堰との水平距離a以下であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば図1に示すように、被めっき材(例:鋼帯)3をスナウト4内から溶融金属(例:溶融亜鉛)の浴1内に連続的に導入し、シンクロール5により上方に方向転換して浴1外へ引き出す溶融めっき装置(例:溶融亜鉛めっき装置)であって、めっきによる消耗成分を補給するためのインゴット(例:成分調整された亜鉛鋳片)8Aを浴1内へ装入するインゴット装入手段8と、該装入手段8を、例えば該装入手段の周囲に設けた連結孔2Aにより浴1内連通可能に、包囲する第1堰(インゴット堰)2と、該第1堰2と前記シンクロール5との間の浴1底面(浴槽9底面)から前記第1堰2側に傾斜して立つ第2堰(ボトムドロス堰)6とを有して構成される。なお、10はシンクロール5の出側で鋼帯3を保持するサポートロールである。
【0009】
本発明では、第1堰2の存在により、インゴット8Aから発生するボトムドロス7の初期堆積場所が第1堰2の直下およびその近傍の浴1底部に制限され、また、インゴット8Aから生じたトップドロス(図示しない)が第1堰2内の浴面上に停留する。なお、インゴット装入手段および第1堰は、公知のもの(例えば特開平5−186857号公報参照)を用いて構成できる。
【0010】
さらに、第2堰6の存在により、前記初期堆積場所が囲い込まれて、該囲い内に堆積したボトムドロス7が鋼帯3の随伴流動圧により巻き上げられて拡散するのを有効に防止できる。かかる効果を得るには、第2堰6は、第1堰2とシンクロール5との間の浴槽9底面から第1堰2側に傾斜して立つように設置する必要がある。第2堰6が、第1堰2とシンクロール5との間の範囲外に位置するか、または、浴槽9底面から垂直にもしくはシンクロール5側に傾斜して立つのでは、その効果に乏しい。
【0011】
第2堰の浴槽底への固定は、溶接、ボルト締結などで行ってもよく、また、十分な自重と安定性(例えば底板付きとする等)をもたせて単に定置してもよい。なお、第2堰は、図1のように浴槽の全幅に巡らすのが好ましいが、これに限らず、前記初期堆積場所を例えばコの字形等に取り囲む等、適宜の囲い形態としてもよい。
【0012】
また、本発明では、インゴット8Aからの補給成分を鋼帯3の周囲により速く、より均一に給付するためには、前記溶出成分をシンクロール5入側に向かう通材随伴流に乗せる方が良いことから、第1堰2は、鋼帯3の導入側に配置するのが好ましい。
また、本発明では、第1堰2と第2堰6との水平距離x(図2参照)が500 〜1000mm、前記第2堰の高さy(図2参照)が200mm 以上であることが好ましい。
【0013】
xが500 mm未満では、ボトムドロスの初期堆積領域が第2堰6の囲い域よりも大きくなる場合が生じ、該囲い域からはみ出して堆積したボトムドロスが巻き上げられる。一方、xが1000mm超では、前記囲い域内の上方開口部分が広がりすぎて随伴流動圧を減衰させ難くなり、同囲い域内のボトムドロスが巻上がりやすくなる。したがって、xは500 〜1000mmとするのが好ましい。
【0014】
また、yが200mm 未満では、初期に堆積するボトムドロスが第2堰6を乗り越えてその囲い域外に溢れ出る可能性がある。よって、yは200mm 以上とするのが好ましい。なお、より好ましくはyは300mm 以上である。
ただし、yが、第1堰2下端高さH(図2に定義を示す)よりも大きい場合は、インゴット8Aから鋼帯3周辺への成分補給の流れが停滞しがちになるため、yはH以下に抑えることが望ましい。
【0015】
また、本発明では、第2堰6の傾斜角度θ(図2参照)が30〜60deg であることが好ましい。
θが60deg 超では、囲い域内に作用する随伴流動圧を減衰させる効果が小さくなってボトムドロスが巻上がりやすくなる。一方、θが30deg 未満では、前記効果が飽和し、第2堰6が無駄に大規模化することになる。よって、θは30〜60deg とするのが好ましい。
【0016】
また、本発明では、前記第1堰と前記第2堰との水平距離x、前記第2堰の高さy、前記第2堰の傾斜角度θの式x+y/tanθの値が、前記シンクロールと前記第1堰との水平距離a(図2参照)以下である。
式x+y/tanθの値がa超では、第2堰6がシンクロール5に近寄り過ぎて囲い域内により大きな随伴流動圧が作用し、ボトムドロスが巻上がりやすくなる。よって、x+y/tanθ≦aとする。
【0017】
【実施例】
(比較例)
図2においてa=1400mm、H=1100mmに設定しかつ第2堰を無くした溶融亜鉛めっき装置を用い、浴内Al濃度:0.138 〜0.140 mass%、浴温度:450 〜470 ℃の条件で、厚さ0.8mm ×幅1500mmの鋼帯を溶融亜鉛めっきする操業において、鋼帯の搬送スピードを種々変えた条件で操業し、各条件毎にドロス個数を調査した。
【0018】
該ドロス個数の調査方法は、めっき製品コイル毎に全幅×長さ500mm のサンプル板をランダムに2枚採取し、該サンプル板の表裏面を目視観察し、検出されたボトムドロス付着物の総個数を単位面積(1m2) 当たりの個数に正規化してドロス個数(個/m2 )とする方法を採った(以下同じ)。
その結果、図3に示すように、鋼帯の搬送スピードが60mpm から120mpmへと増加するにつれてドロス個数が1個/m2 から22個/m2 へと増加した。
【0019】
(実施例A)
図2においてx=500mm 、y=300mm 、θ=30deg 、a=1400mm、H=1100mmに設定した溶融亜鉛めっき装置を用い、浴内Al濃度、浴温度、鋼帯、鋼帯の搬送スピードは比較例と同一条件として操業し、同様の調査を行った。なお、x+y/tanθ(=1020mm )≦a(=1400mm )である。
【0020】
その結果、図3に示すように、鋼帯の搬送スピードが60mpm から120mpmへと増加してもドロス個数は1個/m2 以下に留まった。
(実施例B)
図2においてx、y、θ、a、Hを表1のように設定した溶融亜鉛めっき装置を用い、浴内Al濃度、浴温度、鋼帯は実施例Aと同一条件とし、鋼帯の搬送スピードは120mpmと一定にして操業し、同様の調査を行った。
【0021】
その結果を表1に示す。同表に示されたように、いずれの条件でもドロス個数が17個/m2 以下であり、同じ鋼帯搬送スピード120mpmの比較例(22個/m2 ;図3)よりも良好な結果であった。また、とくにx、y、θが好適範囲内のものでは、ドロス個数が2個/m2 以下となり、鋼帯へのボトムドロス付着をほぼ完全に防止することができた。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】
本発明の溶融めっき装置によれば、高速での被めっき材の搬送を行ってもボトムドロスの巻上がりがほとんど生じなくなり、被めっき材へのボトムドロス付着をほぼ完全に防止できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の一例を示す側断面模式図(a)およびそのAA矢視図(b)である。
【図2】x,y,H,θ,aの定義説明図である。
【図3】比較例および実施例Aについてのドロス個数と鋼帯の搬送スピードの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 浴(溶融金属浴、めっき浴)
2 第1堰(インゴット堰)
2A 連通孔
3 被めっき材(鋼帯)
4 スナウト
5 シンクロール
6 第2堰(ボトムドロス堰)
7 ボトムドロス
8 インゴット装入手段
8A インゴット
9 浴槽
10 サポートロール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hot dipping apparatus, and more particularly to a hot dipping apparatus that can prevent bottom dross adhesion to a material to be plated.
[0002]
[Prior art]
In hot dipping operation, the bottom dross deposited on the bath bottom of molten metal is wound up by the accompanying fluid pressure of the material to be plated passing through the bath and adheres to the material to be plated, which degrades the surface quality of the plated product. There is. As a means for solving this problem, (1) a method of disposing a grid-like dross diffusion prevention body on the bottom of the bath (Japanese Patent Laid-Open No. 3-247746), or (2) U-shaped, Z between the sink roll and the bath bottom. A method of arranging a shielding plate having a shape such as a mold (Japanese Patent Laid-Open No. 3-47956) is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the method (1), the bottom dross is rolled up when the conveyance speed of the material to be plated is increased. Further, since the bottom dross concentrates on the bottom of the bath immediately below the ingot charging place for replenishing the plating consumable component, the bottom dross overflowing from the lattice-shaped dross diffusion prevention body is formed at the bottom of the bath. Rolling up, part of the material adheres to the material to be plated, and part of the material adheres to and deposits on the lower part of the sink roll, and the deposit further adheres to the material to be plated. Therefore, a sufficient adhesion preventing effect cannot be obtained.
[0004]
In the above method (2), when the bottom dross concentrated on the bottom of the bath immediately below the ingot feeding place as mentioned above rolls up as the threading speed increases, Although it can be captured to some extent in front, it is not possible to sufficiently prevent a considerable part from reaching the material to be plated and adhering.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a hot dipping apparatus that can sufficiently prevent the bottom dross from rolling up even when a material to be plated is conveyed at a high speed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors pay attention to the fact that the initial deposition location of the bottom dross is in the vicinity immediately below the ingot charging location. The ingot charging location in the upper part of the bath is partitioned by the first weir and preferentially deposited immediately below the first weir. The inventors have conceived that the object can be achieved by partitioning the bath bottom part containing the portion directly under the weir with the second weir, and thus the present invention has been made.
[0006]
That is, the present invention is a hot dipping apparatus in which a material to be plated is continuously introduced into a molten metal bath, and the direction is turned upward by a sink roll and drawn out of the bath. An ingot charging means for replenishment, a first weir surrounding the ingot charging means so as to be able to communicate in the bath, and an inclination from the bath bottom surface between the first weir and the sink roll toward the first weir. standing second have a weir, and wherein the first dam and the horizontal distance x between the second weir, the second weir height y, the inclination angle θ of the second weir, wherein the sink roll first The hot dipping apparatus is characterized in that the horizontal distance a to the weir satisfies x + y / tan θ ≦ a .
[0007]
In the present invention, it is preferable that the first dam is located on the introduction side of the material to be plated.
Further, it is preferable that a horizontal distance x between the first weir and the second weir is 500 to 1000 mm, and a height y of the second weir is 200 mm or more.
Moreover, it is preferable that the inclination angle θ of the second weir is 30 to 60 deg.
Further, the horizontal distance x between the first weir and the second weir, the height y of the second weir, and the value of the expression x + y / tan θ of the inclination angle θ of the second weir are determined by the sink roll and the first weir. It is preferable that it is below horizontal distance a with a weir.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, for example, as shown in FIG. 1, a material to be plated (eg, steel strip) 3 is continuously introduced from a snout 4 into a
[0009]
In the present invention, the presence of the
[0010]
Further, the presence of the
[0011]
The second weir may be fixed to the bathtub bottom by welding, bolt fastening, or may be simply placed with sufficient weight and stability (for example, with a bottom plate). In addition, although it is preferable that a 2nd dam goes around the full width of a bathtub like FIG. 1, it is good also as an appropriate enclosure form, such as surrounding the said initial deposition place in a U-shape etc., for example.
[0012]
Further, in the present invention, in order to provide the replenishment component from the
In the present invention, the horizontal distance x (see FIG. 2) between the
[0013]
If x is less than 500 mm, the initial accumulation area of the bottom dross may be larger than the enclosure area of the
[0014]
On the other hand, if y is less than 200 mm, the bottom dross accumulated in the initial stage may get over the
However, if y is larger than the lower end height H of the first weir 2 (as shown in FIG. 2), the flow of component replenishment from the
[0015]
Moreover, in this invention, it is preferable that inclination-angle (theta) (refer FIG. 2) of the
If θ exceeds 60 deg, the effect of attenuating the accompanying flow pressure acting in the enclosed area is reduced, and the bottom dross tends to roll up. On the other hand, if θ is less than 30 deg, the effect is saturated, and the
[0016]
Further, in the present invention, the value of the formula x + y / tan θ of the horizontal distance x between the first weir and the second weir, the height y of the second weir, and the inclination angle θ of the second weir is the sink roll. horizontal distance a between the first dam (see FIG. 2) Ru der below.
If the value of the expression x + y / tan θ exceeds a, the
[0017]
【Example】
(Comparative example)
In FIG. 2, using a hot dip galvanizing apparatus in which a = 1400 mm, H = 1100 mm and without the second weir, the thickness of Al in the bath was 0.138 to 0.140 mass% and the bath temperature was 450 to 470 ° C. In the operation of hot-dip galvanizing a steel strip with a thickness of 0.8 mm and a width of 1500 mm, the steel strip was operated under various conditions, and the number of dross was investigated for each condition.
[0018]
The method for investigating the number of drosses is to randomly collect two sample plates with a total width of 500 mm for each plated product coil, visually observe the front and back surfaces of the sample plate, and determine the total number of bottom dross deposits detected. It adopted a method of dross number (pieces / m 2) and normalized to the number per unit area (1 m 2) per (the same applies hereinafter).
As a result, as shown in FIG. 3, the dross number as the transport speed of the steel strip increases to 120mpm from 60mpm has increased from one / m 2 to 22 / m 2.
[0019]
(Example A)
In Fig. 2, using hot dip galvanizing equipment set at x = 500mm, y = 300mm, θ = 30deg, a = 1400mm, H = 1100mm, the aluminum concentration in the bath, bath temperature, steel strip, and transport speed of steel strip are compared. The same survey was conducted under the same conditions as the example. It should be noted that x + y / tan θ (= 1020 mm) ≦ a (= 1400 mm).
[0020]
As a result, as shown in FIG. 3, the number of dross remained below 1 / m 2 even when the conveying speed of the steel strip increased from 60 mpm to 120 mpm.
(Example B)
In FIG. 2, using a hot dip galvanizing apparatus in which x, y, θ, a, and H are set as shown in Table 1, the Al concentration in the bath, the bath temperature, and the steel strip are the same as in Example A, and the steel strip is conveyed. The speed was kept constant at 120mpm and the same investigation was conducted.
[0021]
The results are shown in Table 1. As shown in the table, the number of dross is 17 pieces / m 2 or less under any condition, which is a better result than the comparative example (22 pieces / m 2 ; Fig. 3) with the same steel strip conveyance speed of 120 mpm. there were. In particular, when x, y, and θ were within the preferred ranges, the number of dross was 2 / m 2 or less, and bottom dross adhesion to the steel strip could be almost completely prevented.
[0022]
[Table 1]
[0023]
【The invention's effect】
According to the hot dipping apparatus of the present invention, even if the material to be plated is transported at a high speed, the bottom dross hardly rolls up, and the bottom dross adhesion to the material to be plated can be almost completely prevented. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a schematic side sectional view showing an example of an embodiment of the present invention, and FIG.
FIG. 2 is an explanatory diagram of definitions of x, y, H, θ, and a.
FIG. 3 is a graph showing the relationship between the number of dross and the steel strip conveyance speed for Comparative Example and Example A.
[Explanation of symbols]
1 bath (molten metal bath, plating bath)
2 1st weir (ingot weir)
4
7
10 Support role
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