JP4602049B2 - カテーテル - Google Patents

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Description

この発明は、心臓血管カテーテルに関するものであり、特に複数の電極を搭載する少なくとも2つのループ状アームを有する改良型のカテーテルに関するものである。
電気生理学的カテーテルは、心臓の電気活性を写像するのに一般に使用されている。電気生理学は、心臓の電気的な異常性の診断および治療に関する心臓病学分野における1つの専門である。心臓の電気活性を写像することによって、心臓に機能不全をもたらす電気活性あるいは他の電気活性経路の異所性部位の検出が可能である。この種の情報は、その後、心臓病専門医が機能不全に陥っている心臓組織に的を絞って高周波エネルギを加えることによって上記機能不全状態の組織に介入してこれを破壊することを可能にする。このような心臓組織の破壊は切開のことを意味するものであり、この手法は電気生理学分野において急成長している分野であり最大限侵襲的な開胸式心臓外科手術を不要にするものである。
電気生理学的カテーテルには複数の電極が取り付けられており、これらの電極は心臓の電気活性を写像し、あるいはこの電気活性に関する電気情報を収集するのに使用される。このようなカテーテルは一般に経皮的に挿入され、1つまたはそれ以上の大きな血管を経由して心臓の1つのチャンバ内に供給される。典型的には上記カテーテルの遠位端に近いカテーテルの位置センサは、体外位置あるいは心臓自体内の位置等の座標系を基準とした上記カテーテル素子の位置を決定するのに使用される信号を生成する。この位置センサは能動的あるいは受動的であってもよく、電場、磁場または超音波エネルギ場あるいは公知の他の適切なエネルギ形態を発生するか、あるいは受け取ることによって動作させることができる。
心臓の電気活性を容易にかつ効率的に写像し、機能不全に陥っている心臓組織を切除するのに有効な高周波エネルギを上記対象に加えることを可能にする素子を提供することが望ましい。
米国特許第6,064,905号 米国特許第5,537,686号 米国特許第34,502号 米国特許第5,897,529号 米国特許第6,575,931号 米国特許第6,123,699号 米国特許第6,171,277号 米国特許第6,183,463号 米国特許第6,120,476号 米国特許第6,024,739号 米国特許第5,391,199号 国際公開WO96/05758号 米国特許第5,558,091号 米国特許第5,443,489号 米国特許第5,480,422号 米国特許第5,546,951号 米国特許第5,568,809号 国際公開WO95/02995号 国際公開WO97/24983号 国際公開WO98/29033号 米国特許出願第09/882,125号
この発明の目的は、心臓の電気活性を容易にかつ効率的に写像し、機能不全に陥っている心臓組織を切除するのに有効な高周波エネルギを上記対象に加えることを可能にするカテーテルを提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明は、近位端と遠位端と長さ方向に貫通して延在する少なくとも1つの管腔を有する長尺のカテーテル本体と、このカテーテル本体の上記遠位端に取り付けられた写像アセンブリを含むカテーテルであって、上記写像アセンブリは、少なくとも2つのループ状アームと、これらアームのそれぞれに取り付けられた複数の電極を含み、上記各アームは2つの端部を含み、これらの端部はその両者間に延在するループ状部分を備えており、上記各アームの各端部は上記カテーテル本体の上記遠位端内にしっかりと取り付けられたものである。
この発明によれば、心臓の電気活性を容易にかつ効率的に写像し、機能不全に陥っている心臓組織を切除するのに有効な高周波エネルギを上記対象に加えることを可能にするカテーテルを提供できるという効果がある。
発明の概要
この発明の視点は心臓の電気活性を写像する改良型のカテーテルに向けられている。このカテーテルは、そのカテーテルの遠位端に少なくとも2つのループ状アームを含むものであり、これら各アームは複数の電極を有している。上記各アームは、心臓内の対象点から電気的、機械的および/または位置的なデータを得ることができる。上記アームは、心臓内の対象領域内の複数の点を同時に写像し、上記領域を写像する速度を上げることを可能にするものである。上記アームは、これらのアームの露出表面の全てが異常な形状をなした心臓のチャンバ内およびその周囲の心臓組織に同時に接触可能なように設計されている。
1つの実施の形態では、この発明の視点は長尺のカテーテル本体を有するカテーテルに向けられており、上記カテーテル本体は、近位端、遠位端およびその本体内部を長さ方向に貫通して延在する少なくとも1つの管腔を備えるものである。写像アセンブリは上記カテーテル本体の上記遠位端に取り付けられており、少なくとも2つのループ状アームを含むものである。各アームは2つの端部を有しており、これらの端部の双方は両者間にループ状部分が延在する状態で、カテーテル本体の遠位端に取り付けられている。複数の電極は各アームに取り付けられている。
他の実施の形態では、この発明の視点は長尺のカテーテル本体を有するカテーテルに向けられており、上記カテーテル本体は、近位端、撓み可能な遠位端およびその本体内部を長さ方向に貫通して延在する少なくとも1つの管腔を備えるものである。写像アセンブリは上記カテーテル本体の上記遠位端に取り付けられており、少なくとも2つのループ状アームを含むものである。各アームは2つの端部を有しており、これらの端部の双方は両者間にループ状部分が延在する状態で、カテーテル本体の遠位端に取り付けられている。複数の電極は各アームに取り付けられている。カテーテル本体の遠位端は複数のアーム用管腔を有する先端部分を含むものである。各ループ状アームの各端部は上記複数のアーム用管腔のうち対応する1つのアーム用管腔に取り付けられている。潅流管は上記先端部分を含むカテーテル本体を貫通して延在しており、上記ループ状アーム近傍に開放性遠位端を有している。
さらに他の実施の形態では、この発明の視点は心臓の一部を写像する方法に向けられている。この方法は、この発明によるカテーテルの上記遠位端を写像されるべき上記心臓の上記一部内に導入するステップと、各アームの少なくとも1つの電極が心臓組織に接触している状態になるように上記写像アセンブリを位置決めするステップと、上記心臓組織からの電気的データを記録するステップと、異なる位置において各アームの少なくとも1つの電極が心臓組織に接触するように上記写像アセンブリを再び位置決めするステップと、上記心臓組織からの電気的データを記録するステップを含むものである。この手順は、対象の心臓組織の対象領域が写像されるまで繰り返される。
この発明の上記および他の特徴および長所は、次のような詳細な記述が添付した図面と一緒に検討される場合に上記記述を参照することによって一層よく理解されるはずである。
この発明の視点は、少なくとも2つのループ状アームを含む写像アセンブリを有するカテーテルに向けられている。各アームは少なくとも1つの電極を搭載しており、これにより上記アームが心臓組織に接触する状態で位置決めされた場合に、各アームが上記心臓組織に関連した電気的データを得ることができる。図1に示されているように、カテーテル10は、長尺のカテーテル本体12と写像アセンブリ18を含み、上記カテーテル本体12は近位端、遠位端およびこの近位端に配された制御ハンドル16を有しており、上記写像アセンブリ18はカテーテル本体12の遠位端に取り付けられた少なくとも2つのループ状アーム14を含むものである。
図1および図2に示されているように、この実施の形態におけるカテーテル本体12は、1つの軸的に配された中央管腔15を有する長尺の管状構造を含むが、所望によりカテーテル本体12の全長あるいはその一部に沿って複数の管腔を任意に有することができる。カテーテル本体12は可撓性、すなわち曲げ可能であるが、その長さ方向に沿って実質的に非圧縮性である。カテーテル本体12は任意の適切な構成を有することができ、かつ任意の適切な材料で形成することができる。現在のところ好適な構成であるカテーテル本体12は、ポリウレタンあるいはピーバックス(PEBAX:登録商標:ポリエーテルアミド・ブロック共重合体)で形成された外壁13を含むものである。外壁13は、制御ハンドル16が回転した場合にカテーテル本体12の遠位端が対応する方法で回転するようにカテーテル本体12の捩り剛性を増すために、この技術分野において一般に公知であるようなステンレス鋼あるいはこれに類似したもので形成された埋込み編組格子を含むものである。
カテーテル本体12の長さは臨界的ではないが、好ましくは約90cmから約120cmまでの範囲、より好ましくは約110cmである。カテーテル本体12の外径も臨界的ではないが、好ましくは約8フレンチ(1フレンチ=1/3mm)未満であり、より好ましくは約7フレンチ(1フレンチ=1/3mm)である。同様に、外壁13の厚さは臨界的ではないが、好ましくは中央管腔15がリード線、引取り線、潅流管、センサケーブルおよび任意の他の線、ケーブルあるいは管を収容することができるのに十分な厚さである。所望により、外壁13の内表面は、改良された捩り安定性を与えるために不撓管(図示せず)と面一される。この発明と関連して使用されるのに適した構造のカテーテル本体の一例は米国特許第6,064,905号に記述されかつ描写されており、この文献の開示内容の全体は参照することによってこの明細書に組み込まれる。
図1および図2に示されているように、カテーテル本体12の遠位端は、好ましくは短尺、例えば2インチ(1インチ=2.54cm)から4インチ(1インチ=2.54cm)までの可撓管19を含むもので、この可撓管19はカテーテル本体12の残り部分と比べて可撓性である。可撓管19は3つの管腔、すなわち複数のリード線29を取り囲む保護シース31を包含するリード線用管腔30、潅流管45を包含する潅流管用管腔32、および引取り線42を包含する引取り線用管腔34を含むものである。可撓管19は、好ましくはカテーテル本体12の残り部分と比べて可撓性である適切な非毒性材料で形成されている。可撓管19用の現在のところ好適な材料は編組されたポリウレタン、すなわち編組されたステンレス鋼あるいはこれに類似したものからなる埋込み格子状のポリウレタンである。
カテーテル本体12の残り部分に対して可撓管19を取り付ける1つの手段は図2に示されている。可撓管19の近位端は、外壁13の遠位端の内表面によって受けられる外周切欠き部23を含むものである。可撓管19および外壁13は接着剤あるいはこれに類似したものによって取り付けられる。可撓管19と外壁13を接合するための他の配置はこの発明の範囲内で検討される。
また、カテーテル10はカテーテル本体12の遠位端を撓ませるための機構を含むものである。上述したように、引取り線42は可撓管19の引取り線用管腔34まで延在している。引取り線42は制御ハンドル16の近位端および可撓管19の遠位端に固定されている。引取り線42はステンレス鋼あるいはニチノール等の任意の適切な金属で形成されており、好ましくはテフロン(登録商標)あるいはこれに類似したもので被覆されている。この被覆は引取り線42に潤滑性を付与する。引取り線42は、好ましくは約0.006インチ(1インチ=2.54cm)から約0.010インチ(1インチ=2.54cm)までの範囲の径を有している。
圧縮コイルは引取り線42の周囲に配されている。圧縮コイル44はカテーテル本体12の近位端から可撓管19の近位端まで延在している。圧縮コイル44は任意の適正な金属、好ましくはステンレス鋼で形成されている。圧縮コイル44はそれ自体の上に、可撓性すなわち曲げ性を与えるが圧縮に耐えるように堅く巻き付けられている。圧縮コイル44の内径は引取り線42の直径よりも僅かに大きいことが好ましい。例えば、引取り線42が約0.007インチ(1インチ=2.54cm)の直径を有する場合に、圧縮コイル44は好ましくは約0.008インチ(1インチ=2.54cm)の内径を有している。引取り線42上のテフロン(登録商標)被覆は引取り線42が圧縮コイル44内に自由に滑動することを可能にする。圧縮コイル44の外表面は、その長さに沿って、可撓性で、非導電性の保護シース46によって被覆されている。保護シース46は好ましくはポリイミド管で形成されている。圧縮コイル44はその近位端においてカテーテル本体12の近位端に固定されており、その遠位端において引取り線用管腔34の近位端における接着接合部50からの接着剤によって固定されている。
引取り線42は、その遠位端において、図3から図5までに示されているように、可撓管19の側部に固定されていることが好ましい。この実施の形態では、T字状固定部93は、短い部品であるステンレス管94、例えば皮下貯蔵物を含むように構成されており、このステンレス管94は引取り線42の遠位端上に嵌合されかつ圧着されて引取り線42にしっかりと固定されている。ステンレス管94の遠位端は、例えば溶接によって、ステンレス鋼製リボンあるいはこれに類似したもの等のステンレス鋼製の交差部品96にしっかりと固定されている。交差部品96は、引取り線用管腔34に向けて延在する可撓管19の壁部内における切欠き部98内に配置されている。ステンレス鋼製の交差部品96は切欠き部98より大きいことから、この切欠き部98を貫通して抜くことができない。交差部品98によって塞がれていない部分の切欠き部98は、接着剤51あるいはこれに類似したもの、好ましくは可撓管19を構成する材料より硬くなるポリウレタン製接着剤で充填されている。もしあるなら、交差部品96の荒い縁は、可撓管19の外表面と連続する滑らかな表面となるように研磨される。テフロン(登録商標)製のシース81は引取り線42を取り囲むことで、カテーテル本体12の遠位端が撓んだ際に引取り線42が可撓管19の壁部に切り込みを入れないように防止している。
可撓管19内に引取り線42を固定する任意の他の適切な方法も使用可能である。一方、カテーテル本体12の遠位端を撓ませる他の手段は、米国特許第5,537,686号に記述された撓み機構等が提案されており、この文献の開示内容は参照することによってこの明細書に組み込まれる。
結果としてカテーテル本体12の遠位端の撓みをもたらすカテーテル本体12に対する引取り線42の長さ方向への移動は、制御ハンドル16の適切な操作によって達成される。この発明に使用される適切な制御ハンドルの例示は、例えば米国特許第34,502号、同第5,897,529号および同第6,575,931号に開示されており、その開示内容の全体は参照することによってこの明細書に組み込まれる。
カテーテルは、所望により、カテーテル本体12の遠位端を操作する能力を高めるために2つまたはそれ以上の引取り線(図示せず)を含めることができる。このような実施の形態では、第2の引取り線およびこれを取り囲む第2の圧縮コイルはカテーテル本体12を貫通し、可撓管19内の第2の引取り線用管腔(図示せず)に向けて延在する。1つより多い引取り線を有するカテーテルで使用されるのに適した制御ハンドルは米国特許第6,123,699号、同第6,171,277号および同第6,183,463号に記述されており、その開示内容は参照することによってこの明細書に組み込まれる。
図1に示した実施の形態では、写像アセンブリ18は、各々ループを構成する2つのアーム14を含むものである。各アーム14は2つの端部を含み、これらの端部の双方はカテーテル本体12の遠位端に取り付けられており、これにより各アーム14のループ状部分は心臓組織に接触するようにカテーテル本体12から延在している。1つの実施の形態では、各アーム14はカテーテル本体12の軸方向に対して交差する1つの面で延在している。各アーム14の両端部をカテーテル本体12に取り付けることで、各アーム14のループ状部分が、仮に各アーム14の一端のみがカテーテル本体12に取り付けられた場合に可能な心臓組織への接触圧力以上の圧力で心臓組織に接触することを可能にする。アーム14の長さ、および従って上記ループ状部分の寸法は望み通りに変更することができる。現在のところ好適な長さは約2cmである。
図9に示されているように、各アーム14は脊椎型支持部24を含み、この脊椎型支持部24は、これに印加された力によって曲げられるか、あるいは収縮した場合に、上記力が除去されたときに上記脊椎型支持部24が最初の既製の形状に戻るような形状記憶を有する金属材料あるいはプラスチック材料で構成されている。このような特徴は、アーム14が案内シースあるいはこれに類似したものの内部における概ね直線状のコラプス形態に曲げられ、その後に上記案内シースから延在するときに既製の横方向のオープン形状に戻ることを可能にするものである。好適な実施の形態では、脊椎型支持部24は、超弾性材料、例えばニチノール等のニッケル・チタン合金で構成されている。また、各アーム14は脊椎型支持部24の周囲に非導電性スリーブ管26で構成されている。好適な実施の形態では、非導電性スリーブ管26は、ポリウレタン管あるいはポリイミド管等の生体適合性のプラスチック管で構成されている。
この技術分野における当業者の一人によって認識されるように、アーム14の数は特定の用途に応じて所望により変更することができる。したがって、この明細書に記述されかつ描写された実施の形態が2つのアーム14を基準にしているが、アーム14は適当な任意の数で使用されてもよい。以下により詳細に記述されるように、アーム14は、例えば各アーム14がカテーテル本体12から半径方向外方に延在する状態のオープン形態と、上記アーム14が以下にさらに詳細に記述されるように案内シース内の管腔内に嵌合することを可能にするように、例えば各アーム14がカテーテル本体12の長さ方向の軸に沿って概ね配された状態のコラプス形態との間で移動可能である。
各アーム14は、その長さに沿って取り付けられた複数の電極20を搭載している。描写された実施の形態では、複数の電極20の各々は環状電極である。好ましくは、複数の電極20の各々は、これに対応する非導電性スリーブ管26の1つ上に関係する空間内に取り付けられている。各電極20間の距離は、好ましくは約0.5mmから約2.0mmまでの範囲とされている。電極数は臨界的ではない。各アーム14は6つの電極20を含むものである。しかしながら、この他の実施の形態では、各アーム14が、所望通りアーム14に沿って任意の所望の関係で配された電極20の任意の適切な数を含めてもよいと解釈される。同様に、電極の寸法は臨界的ではないが、電極20が好ましくは約2mmまでの長さ、より好ましくは約0.5mmから約1mmまでの長さを有している。
各電極20は、電極用リード線29に電気的に接続され、そして次にコネクタ17に電気的に接続されている。コネクタ17は、適当な写像システムあるいはモニターシステム(図示せず)に接続されている。各電極用リード線29はコネクタ17から、制御ハンドル16を経由し、カテーテル本体12を経由して、対応の電極20に取り付けられた対応のアーム14の非導電性スリーブ管26に向けて延在している。全長のほとんど全ての上に配された非導電性被覆を含む各リード線29は、任意の適切な方法によって対応の電極20に取り付けられている。
リード線29を電極20に取り付ける好適な方法は、非導電性スリーブ管26の外壁を貫通して小穴を作製する最初のステップを含むものである。このような穴は、例えば非導電性スリーブ管26に針を挿通しかつ永久穴を形成するのに十分な程度に上記針を加熱することによって作製することができる。リード線29は、その後に、微小フックあるいはこれに類似したものを用いることによって上記穴を通して引っ張られる。リード線29の端部は、その後に、あらゆる被覆が剥され、電極20の下面に溶接された後、上記穴上の位置まで滑らされてポリウレタン製接着剤あるいはこれに類似したもので所定の位置に固定される。一方、各電極20は非導電性スリーブ管26の周囲に多数回、リード線29を巻き付けかつ電極の外方に向く表面上のリード線の非導電性被覆を剥すことによって構成されてもよい。このような場合では、リード線29自体が電極20として機能する。
潅流管45は、好ましくは、PEBAX(登録商標)、ポリイミドあるいはポリウレタン等の非導電性材料で構成されており、カテーテル本体12を経由し、制御ハンドル16あるいはサイドアーム(図示せず)の外側を経由して延在すると共に、この技術分野において公知であり例えば米国特許第6,120,476号に記述されたルアー注射器用ハブ47あるいはこれに類似したもので終点となる。なお、上記文献の開示内容は参照することによってこの明細書に組み込まれる。以下にさらに記述されるように、潅流管45は、不利な事象をもたらす可能性があり患者からカテーテル10を除去する際の障害となる血栓の形成を回避するために、アーム14間の領域に潅流液を導入するのに使用することができる。
潅流管45の遠位端は、アーム14間の所定の位置に好ましくは接着されている。この技術分野における当業者の一人によって認識されるように、潅流管45は、カテーテル本体12を経由して制御ハンドル16に向かう連続した経路を規定し、1つまたはそれ以上の管腔と1つまたはそれ以上の管との組み合わせを含む複数の構造を含めることができる。
図6に関して、先端部分21は、可撓管19の遠位端に取り付けられている。先端部分21は、写像アセンブリ18のループ状アーム14をカテーテル本体12に取り付けるための手段を備えている。先端部分21を可撓管19に取り付けるための手段の1つは図6に示されている。先端部分21の近位端は、可撓管19の外壁66の内表面を受ける外周切欠き部64を含むものである。先端部分21および可撓管19は、接着剤あるいはこれに類似したものによって取り付けられている。先端部分21と可撓管19を接合するための他の配置はこの発明の範囲内で検討される。
図7から図10までに示されているように、先端部分21は複数のアーム用管腔60と潅流管用管腔62を含むものである。潅流管用管腔62は、好ましくは可撓管19の潅流管用管腔32と位置合わせされている。先端部分21の潅流管用管腔62は潅流管45の遠位端を包含している。
各アーム14の一端は、複数のアーム用管腔60のうち対応する1つのアーム用管腔60内に取り付けられている。この取付けは、各アーム14の両端において非導電性スリーブ管26の一部を取り除いて脊椎型支持部24を露出させることによって達成される。露出した脊椎型支持部24は、その後に、非導電性修復部の端部が先端部分21の遠位端に突き当たるまで、複数のアーム用管腔60のうち対応する1つのアーム用管腔60内に挿入される。脊椎型支持部24の両端部は、その後に、ポリウレタン製接着剤あるいはこれに類似したもの等、任意の適切な手段によって対応するするアーム用管腔60にしっかりと取り付けられる。図10に示されているように、非導電性スリーブ管26は先端部分21の端部との突合せ接合を構成しており、それゆえ接着剤61あるいはこれに類似したものによって取り付けられる。脊椎型支持部24は、アーム用管腔60に向けて短い距離、例えば約5mm延在し、接着接合部63等によってアーム用管腔60内に取り付けられている。リード線保護シース31は、アーム用管腔60さらに接着接合部63を貫通して延在している。リード線29は保護シース31を経由して延在しており、これによって接着接合部63を経由して非導電性スリーブ管26に向けて長さ方向へ移動する余裕が与えられている。ここで、各リード線29はこれに対応する電極20に取り付けられている。
好ましくは、各アーム14の各端部は別個のアーム用管腔60内に取り付けられている。そういうものであるから、好適な実施の形態では、先端部分21はアーム14毎に2つのアーム用管腔60を含むものである。しかしながら、他の実施の形態では、各アーム14の両端部は同一のアーム用管腔60内に取り付けられてもよい。
各アーム14の両端部を先端部分21に取り付けることで、各アーム14のループ状部分が、仮に各アーム14の一端のみがカテーテル本体12に取り付けられた場合に可能な心臓組織への接触圧力以上の圧力で心臓組織に接触することを可能にする。
前述したように、脊椎型支持部24をアーム用管腔60に取り付ける場合には、各アーム14の近位端における非導電性スリーブ管26の一部は脊椎型支持部24を露出させるように除去される。各アーム14の近位端における非導電性スリーブ管26の一部を除去することで、各アーム14に対応する電極用リード線29がアーム用管腔60を経由して各非導電性スリーブ管26に向けて延在することを可能にする。図9に示されているように、一旦、非導電性スリーブ管26に挿入されると、電極用リード線29がその遠位端において、対応の電極20に電気的に接続されている。
また、各アーム14は少なくとも1つの位置センサを含めてもよい。位置センサはアーム14上の任意の位置に取り付けられてもよい。位置センサは、好ましくは各アームの略中間点に取り付けられている。各位置センサ30は、アーム14に沿って配された1つまたはそれ以上の電極20が心臓組織から電気的な写像データを収集するのに使用される場合毎に、上記電極20の座標を確定するのに使用される。結果として、電気的データおよび位置的データの双方は、写像される各データ点に関して取得可能である。
各位置センサは、これに対応するセンサケーブルに接続されている。各センサケーブルは、非導電性スリーブ管26、カテーテル本体12および制御ハンドル16を経由し、救命索(図示せず)内の制御ハンドル16の近位端の外側を通り、この技術分野において周知の適切な回路を収容するセンサ制御モジュール(図示せず)まで延在している。一方、上記回路は、例えば米国特許第6,024,739号に記述されているように、制御ハンドル16内に収容することができる。なお、上記文献の開示内容は参照することによってこの明細書に組み込まれる。各センサケーブルは、プラスチック製の被覆シース内に入れられた複数の線を含むものである。このセンサ制御モジュールでは、センサケーブルの線は上記回路に接続されている。上記回路は、対応の位置センサ30から受信した信号を増幅し、センサ制御モジュールの近位端に配されたセンサコネクタによって、コンピュータにより理解できる形態で、上記コンピュータに送信するものである。また、カテーテル10は使い捨て専用として設計されているので、上記回路は、好ましくはカテーテル10が使用されてから約24時間、上記回路を停止するEPROM(消去・プログラム可能読出し専用メモリ)チップを含むものである。この構成は、カテーテル10あるいは少なくとも位置センサが2度使用されないように防止するものである。
各位置センサは電磁気位置センサであることが好ましい。例えば、各位置センサは、米国特許第5,391,199号に記述されているように磁界反応性コイル、あるいは国際公開WO96/05758号に記述されているように複数の磁界反応性コイルを含めてもよい。上記複数のコイルは、6次元座標(すなわち、3つの位置座標および3つの方位座標)の確定を可能にする。一方、この技術分野において公知である、電気センサ、磁気センサあるいは音響センサ等の任意の適切な位置センサは使用可能である。また、この発明で使用される適切な位置センサは、例えば米国特許第5,558,091号、同第5,443,489号、同第5,480,422号、同第5,546,951号、同第5,568,809号、国際公開WO95/02995号、同WO97/24983号および同WO98/29033号に記述されており、これらの開示内容は参照することによってこの明細書に組み込まれる。特に好適な位置センサは、「高透過性材料のコアを有する位置センサ」という名称で、2001年6月15日付で出願された米国特許出願第09/882,125号に記述されているように、約3mmから約7mmまでの範囲、好ましくは約4mmの長さを有する6軸センサである。なお、この開示内容は参照することによってこの明細書に組み込まれる。より小型のセンサは、アーム14の全てが案内シースの管腔内に嵌合するように十分に小さいアーム14の直径を維持する必要性から、この発明における使用が特に望ましい。
この発明のカテーテル10を使用するために、心臓病学者あるいは電気生理学者は、案内シースおよび拡張器の遠位端が写像されるべき心臓の領域内にあるようにするため、この技術分野において概ね知られているように、上記案内シースあるいは拡張器を患者体内に導入する。カテーテル10を上記案内シース内に挿入するために、写像アセンブリ18は、各アーム14がカテーテル本体12の長さ方向の軸に概ね沿って配されるコラプス形態とされなければならない。カテーテル10と関連して使用される適切な案内シースは、プリフェース(PREFACE:商品名)の編組式案内シース(米国カリフォルニア州バイアモンド・バーのバイオセンス・ウェブスター社から市販されている)である。このような案内シースは、コラプス形態で各脊椎型支持部24を維持するのに十分な強度を有しており、これによりアーム14およびカテーテル10の残り全部は案内シース内を、患者の挿入部位から静脈あるいは動脈を経由して心臓の所望部位まで進むことができる。
一旦、カテーテル10の遠位端が所望の位置に到達したら、カテーテル10と案内シースとの長さ方向への相対移動が始まり、各アーム14の少なくとも一部が案内シースから突出することが可能になる。好ましくは、案内シースはカテーテルの遠位端を基準にして近位方向に引かれてアーム14を露出させる。案内シースがもはや各アーム14に圧縮力を付与しないように、各アーム14が案内シースから突出した場合に、アーム14は、脊椎型支持部24の形状記憶のために、例えば各アーム14がカテーテル本体12から半径方向外方に延在する状態の概ね横方向のオープン形態になるように拡大する。
上記オープン形態では、各アーム14の1つまたはそれ以上の電極20が心臓組織に接触した状態で配置され、これにより接触した心臓組織から電気的情報を得ることができる。アーム14は、その後に、心臓組織の第2の部位に接触するために再び位置決めされ、これによりその第2の部位から電気的情報を得ることができる。このプロセスは心臓が十分に写像されるまで繰り返すことができる。
写像が終了した後に、カテーテルは案内シースを基準にして近位方向に除去されて、案内シース内にアーム14を引っ込める。写像中、アームを案内シース内に引き戻すことを困難にさせるアーム14間の領域における血栓の形成を回避するように注意を払わなければならない。このような血栓の形成を最小限にするために、写像プロセス前、プロセス中および/またはプロセス後に、潅流液を潅流管45によって導入して、アーム14間の領域に流して洗ってもよい。潅流は、潅流管45内で生じる可能性のある全ての凝血を最小限にするために上記プロセス中に連続してなされることが好ましい。この発明に関連して使用される適切な潅流液は、生理食塩水、ヘパリン化した生理食塩水および血栓溶解剤を含むものである。潅流管45が各アーム14間に配されるようにカテーテル本体12と好ましくは同軸位置に位置決めされているが、カテーテルの遠位端あるいはその近傍における潅流管45の他の位置はこの発明に従って用いることができる。
上記アーム14の概ね横方向のオープン形態を種々の形状とすることができるものと解釈される。例えば、1つの実施の形態では、各アーム14のループ状部分はカテーテル本体の軸に対して略直交する方向にカテーテル本体から延在する。他の実施の形態では、上記ループは90°以外の既製の角度で形成することができる。所望ならば、1つのループをカテーテル本体の軸に対して第1の角度で形成し、他のループを第1の角度と異なる角度で形成することができるものと解釈される。
電気的な写像能力および位置検出能力を有する少なくとも2つのループ状アーム14を有する独創的なカテーテル10を用いて、心臓病学者は局所的な活性化時間を写像化しかつ電圧マップを得ることができる。この情報は、患者への治療に際して心臓病学者を導くことができる。例えば、心臓病学者が機械的活性を有しない心臓部位を発見した場合には、その彼または彼女は、遺伝子治療すなわち遺伝子導入心筋血管再生(transmyocardial revasularization)等の公知方法を用いて上記心臓部位に対して血管再生術を実施することができる。上記独創的なカテーテル10は、心臓病学者が複数点のデータを同時に測定することによって、従来のカテーテルよりも迅速に心臓を写像することを可能にする。
先の記述はこの発明の現在のところ好適な実施の形態に関連してなされた。この発明が属する技術分野および技術における当業者は、記述された構造における変更および修正がこの発明の原理、精神および範囲からの意味のある逸脱をすることなく、実施できることを正当に評価するはずである。
したがって、先の記述は添付図面に記述されかつ図示された正確な構造のみに属するものとして解釈されるべきではなく、むしろ、最大限で最も有望な範囲を有するものである請求の範囲と整合性を有しかつその請求の範囲を支持するものとして解釈されるべきである。
この発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
(1)近位端と遠位端と長さ方向に貫通して延在する少なくとも1つの管腔を有する長尺のカテーテル本体と、このカテーテル本体の上記遠位端に取り付けられた写像アセンブリを含むカテーテルであって、上記写像アセンブリは、少なくとも2つのループ状アームと、複数の電極と、潅流管を含み、上記各アームは2つの端部を含み、これらの端部はその両者間に延在するループ状部分を備えており、上記各アームの各端部は上記カテーテル本体の上記遠位端内にしっかりと取り付けられており、各アームは形状を記憶する脊椎型支持部と、この脊椎型支持部の周囲に連係する非導電性スリーブ管を含み、上記複数の電極は上記非導電性スリーブ管上に取り付けられ、各電極は、上記カテーテル本体の上記近位端において電極用リード線によって電気コネクタに接続されており、上記潅流管は上記カテーテル本体を貫通して延在しかつ上記ループ状アームの近位端近傍において、上記カテーテル本体の上記遠位端の外側と連通する状態にある開放性遠位端を有しており、上記カテーテル本体の上記遠位端は複数のアーム用管腔を有する先端部分を含み、各ループ状アームの各端部は上記複数のアーム用管腔の対応する1つに取り付けられている、カテーテル。
(2)上記カテーテル本体の上記遠位端は可撓管を含み、この可撓管はこの可撓管に取り付けられた引取り線の遠位端を有しており、上記引取り線の近位方向への移動により上記カテーテル本体の上記遠位端を撓ませる、実施態様(1)記載のカテーテル。
(3)上記各脊椎型支持部はニチノールで形成されている、実施態様(1)記載のカテーテル。
(4)上記写像アセンブリは、各アームが上記カテーテル本体の長さ方向の軸に交差する角度で上記カテーテル本体から半径方向外方に延在する状態のオープン形態と、各アームが上記カテーテル本体の上記軸に沿って概ね配された状態のコラプス形態との間で移動可能である、実施態様(1)記載のカテーテル。
(5)上記オープン形態において、各アームが上記カテーテル本体の上記長さ方向の軸に対して実質的に直交する方向に延在する、実施態様(2)記載のカテーテル。
(6)心臓の一部を写像する方法であって、請求項1記載のカテーテルの上記遠位端を写像されるべき上記心臓の上記一部内に導入するステップと、各アームの少なくとも1つの電極が心臓組織に接触している状態になるように上記写像アセンブリを位置決めするステップと、上記心臓組織からの電気的データを記録するステップと、第2の位置において各アームの少なくとも1つの電極が心臓組織に接触するように上記写像アセンブリを再び位置決めするステップと、上記第2の位置における上記心臓組織からの電気的データを記録するステップを含む、写像方法。
(7)上記カテーテルの上記遠位端が、上記心臓内に位置決めされた遠位端を有する案内シースを経由して導入され、これにより上記写像アセンブリの上記アームが上記案内シース内に配される、実施態様(6)記載の写像方法。
(8)上記位置決めステップおよび再位置決めステップは、上記写像アセンブリに相対的に近い方向に上記案内シースを移動させて、上記写像アセンブリの上記アームをそのオープン形態に移動可能にする、実施態様(6)記載の写像方法。
この発明によるカテーテルを示す斜視図である。 可撓管に取り付けられた図1のカテーテルの一部を示す側断面図である。 引取り線を内部に取り付ける1つの手段をもつ可撓管の一部を示す側断面図である。 好適な引取り線固定部を示す立断面図である。 図4の引取り線固定部を示す側断面図である。 可撓管が先端部分に取り付けられた図1のカテーテルの一部を示す側断面図である。 カテーテル先端部分の端部を示す断面図である。 この発明によるカテーテルの端部を示す正面図である。 カテーテル先端部分へのループ状アームの取付け構造を示す側断面図である。 図9の一部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
10 カテーテル
12 カテーテル本体
13 外壁
14 ループ状アーム
15 中央管腔
16 制御ハンドル
17 コネクタ
18 写像アセンブリ
19 可撓管
20 電極
21 先端部分
23 外周切欠き部
24 脊椎型支持部
26 非導電性スリーブ管
29 電極用リード線
30 リード線用管腔
31 リード線保護シース
32 潅流管用管腔
34 引取り線用管腔
42 引取り線
44 圧縮コイル
45 潅流管
46 保護シース
47 ルアー注射器用ハブ
50 接着接合部
51 接着剤
60 アーム用管腔
61 接着剤
62 潅流管用管腔
63 接着接合部
64 外周切欠き部
66 外壁
81 テフロン(登録商標)製シース
93 T字状固定部
94 ステンレス管
96 交差部品
98 切欠き部

Claims (12)

  1. 近位端と遠位端と長さ方向に貫通して延在する少なくとも1つの管腔を有する長尺のカテーテル本体と、このカテーテル本体の上記遠位端に取り付けられた写像アセンブリを含むカテーテルであって、上記写像アセンブリは、少なくとも2つのループ状アームと、これらアームのそれぞれに取り付けられた複数の電極を含み、上記各アームは2つの端部を含み、これらの端部はその両者間に延在するループ状部分を備えており、上記各アームの上記2つの端部は上記カテーテル本体の上記遠位端内にしっかりと取り付けられており、
    各アームの上記ループ状部分は、他のアームの上記ループ状部分とは独立して動くようになっている、カテーテル。
  2. 潅流管をさらに含み、この潅流管は上記カテーテル本体を貫通して延在すると共に、上記ループ状アームの近位端近傍において、上記カテーテル本体の上記遠位端の外側と連通する状態にある開放性遠位端を有している、請求項1記載のカテーテル。
  3. 上記カテーテル本体の上記遠位端は撓み可能である、請求項1記載のカテーテル。
  4. 引取り線をさらに含み、この引取り線は上記カテーテル本体の上記管腔を貫通して延在すると共にその引取り線の遠位端において上記カテーテル本体の上記遠位端に固定されており、上記引取り線の近位方向への移動により上記カテーテル本体の上記遠位端を撓ませる、請求項3記載のカテーテル。
  5. 上記カテーテル本体の上記遠位端は、複数のアーム用管腔を有する先端部分を含み、各ループ状アームの各端部は上記複数のアーム用管腔のうち対応する1つのアーム用管腔に取り付けられている、請求項1記載のカテーテル。
  6. 各アームは、内部に配された脊椎型支持部を有する非導電性スリーブ管を含み、上記脊椎型支持部は形状記憶を有している、請求項1記載のカテーテル。
  7. 上記脊椎型支持部は形状を記憶する材料で形成されている、請求項6記載のカテーテル。
  8. 上記各脊椎型支持部はニチノールで形成されている、請求項6記載のカテーテル。
  9. 上記写像アセンブリは、各アームが上記カテーテル本体の長さ方向の軸に対して交差する角度で上記カテーテル本体から半径方向外方に延在する状態のオープン形態と、各アームが上記カテーテル本体の上記軸に沿って概ね配された状態のコラプス形態との間で移動可能である、請求項1記載のカテーテル。
  10. 上記アームの脊椎型支持部は既製の形状を有しており、これにより上記アームがオープン形態において上記カテーテル本体から半径方向外方に延在する、請求項6記載のカテーテル。
  11. 上記脊椎型支持部は、力の付与によって曲げられた場合に、上記力が取り除かれたときに既製のオープン形態に戻る、請求項10記載のカテーテル。
  12. 上記オープン形態において、各アームが上記カテーテル本体の上記長さ方向の軸に対して実質的に直交する方向に延在する、請求項10記載のカテーテル。
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