JP4594418B2 - 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置 - Google Patents

向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4594418B2
JP4594418B2 JP2008301645A JP2008301645A JP4594418B2 JP 4594418 B2 JP4594418 B2 JP 4594418B2 JP 2008301645 A JP2008301645 A JP 2008301645A JP 2008301645 A JP2008301645 A JP 2008301645A JP 4594418 B2 JP4594418 B2 JP 4594418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission power
channel
power
dch
dpdch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008301645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009089420A (ja
Inventor
允亨 許
周鎬 李
俊暎 趙
泳範 金
龍準 郭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020040093947A external-priority patent/KR20050118086A/ko
Priority claimed from KR1020050029192A external-priority patent/KR100933144B1/ko
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2009089420A publication Critical patent/JP2009089420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4594418B2 publication Critical patent/JP4594418B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/346TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading distributing total power among users or channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
    • H04W52/281TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission taking into account user or data type priority
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムに関し、特に、上りリンクチャンネルの特性を考慮したデータを送信する電力設定方法及び装置に関する。
向上した上りリンク専用チャンネル(Enhanced-uplink Dedicated Channel;以下、‘E−DCH’と称する)は、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access;以下、‘WCDMA’と称する)システムの上りリンクパケット伝送の性能を向上させるために提案された。E−DCHの導入に従って、適応変調符号化(Adaptive Modulation and Coding;AMC)、複合自動再送信要求(Hybrid Automatic Retransmission Request;HARQ)、及び基地局制御スケジューリング(Node B controlled Scheduling)方式の上りリンクでの使用が論議されている。
図1は、E−DCHが使用される状況を示す基本概念図である。
図1を参照すると、基地局100は、E−DCHを支援し、E−DCHを使用する端末機101、102、103、104のチャンネル状況を把握して、経路111、112、113、114を経て各端末機に適合したスケジューリングを遂行する。すなわち、基地局100は、システム全体の性能を高めるために、しきい雑音増加値(Threshold Noise Rise Value)以下の雑音増加値を保持しつつ、遠く離れた端末機104には、低いデータレート(data rate)を割り当て、近くにある端末機101には、高いデータレートを割り当てる。
図2は、E−DCHの基本的な送受信手順を示す。
図2を参照すると、ステップ203で、基地局200及びUE202は、E−DCHを設定する。上記E−DCHの設定は、専用送信チャンネル(dedicated transport Channel)を介してメッセージを伝達する手順を含む。
ステップ204で、UE202は、基地局200にスケジューリング情報を通知する。上記スケジューリング情報は、上りリンクチャンネル情報を類推することができるUEの送信電力に関する情報になってもよく、又はUEがデータを送信することができる残りの電力に関する情報及びUEのバッファに貯蔵されている送信されるべきデータの量を含んでもよい。
ステップ211で、基地局200は、各UEから受信されたスケジューリング情報をモニタリングしながら、UE202を含む幾つかのUEに対してスケジューリングを遂行する。
基地局200がUE202に上りリンクパケット伝送の許容を決定した場合、ステップ205で、基地局201は、UE202にスケジューリング割当て情報を伝送する。ここで、上記スケジューリング割当て情報は、許容されたレート、許容タイミング、及び上りリンクデータレートに関する保持(KEEP)/アップ(UP)/ダウン(DOWN)を含んでもよい。
ステップ212で、UE202は、上記スケジューリング割当て情報を用いて上りリンクを介して伝送されるE−DCHの伝送フォーマット(Transport Format;以下、‘TF’と称する)を決定する。
ステップ206及びステップ207で、UE202は、上記決定されたTFに関連する情報であるTFRI(Transport Format Resource Indicator)及びE−DCHデータを含む上りリンク(Uplink;UL)パケットデータを基地局200へ伝送する。
ステップ213で、基地局200は、上記TFに関連する情報及びE−DCHデータにエラーがあるか否かを判断する。このとき、1つでもエラーがあれば、基地局200は、否定認知(Negative Acknowledge;以下、NACKと称する)と判断し、エラーが存在しなければ、肯定認知(Positive Acknowledge;以下、ACKと称する)と判断する。
ステップ208で、基地局200は、ステップ213で判断された結果に従って、上記ACK及びNACKチャンネルを介してACK/NACK情報をUE202へ伝送する。このとき、UE202がACKを受信すると、新たなデータを伝送し、UE202がNACKを受信すると、以前のデータを再伝送する。
図3は、WCDMAシステムにおけるE−DCHを介したデータ伝送の一例を示す。
図3に示すように、伝送される画像通話(video telephony)、マルチメディアメール伝送(uploading of multimedia mails)、及びゲーム(games)などを含むデータ316が発生すると、UE317は、物理チャンネル318に割り当てられたコード(code)を使用してデータ316を拡散した後に基地局319へ伝送する。
上記E−DCHは、符号多重化方式を使用して向上した専用物理データチャンネル(Enhanced Dedicated Physical Data Channel;以下、‘E−DPDCH’と称する)を介してマッピングされて伝送される。上記E−DPDCHは、UEの典型的な上りリンク送信チャンネルDCHがマッピングされるDPDCH、上記DPDCHに関連した制御情報を運搬するDPCCH(Dedicated Physical Control Channel;以下、‘DPCCH’と称する)、及び上記E−DPDCHに関連した制御情報を運搬するE−DPCCH(以下、‘E−DPCCH’と称する)と共存してもよい。UEは、UEに許容された最大送信電力に従って、上記物理チャンネルの送信電力をそれぞれ設定する。上記最大送信電力は、UEの電力増幅器の伝送容量(capability)及びネットワークで設定する送信電力の最小値によって決定される。このとき、DPCCHを除いた残りの物理チャンネルの送信電力は、上記DPCCHに関連した電力比(power ratio)に従って決定される。
図4は、従来技術によるUEの物理階層送信側の構成を示すブロック図である。
図4を参照すると、UE317は、データチャンネルを介して伝送されるデータをコーディングブロック305を経てエンコーディングする。また、上記データチャンネルの受信に必要な制御情報が別途に生成される。ここで、上記データチャンネルは、DPDCH又はE−DPDCHを意味し、制御チャンネルは、DPCCH又はE−DPCCHを意味する。
上記制御情報及び上記エンコーディングされたデータは、それぞれ変調器300、306によって変調される。上記変調された制御情報及びデータは、拡散器301、307でデータチャンネル及び制御チャンネルのチャンネル区分コード(Channelization code)であるC及びCを使用してそれぞれ拡散された後に、利得調節器302、308へ伝送される。上記拡散した制御情報及びデータは、利得調節器302、308でデータチャンネル及び制御チャンネルに与えられた利得係数(gain factor)であるβc 、βdと乗じられた後に、多重化器303によって多重化される。上記多重化されたデータは、スクランブラー304に入力されて専用物理チャンネル(Dedicated Physical Channel;DPCH)のスクランブリングコードSdpch,nでスクランブリングされた後に、RF(Radio Frequency)部309を通してRF信号に変換されてアンテナによって無線に伝送される。
上記利得係数は、電力制御されているDPCCHを基準にして該当物理チャンネルの電力を設定するための値であって、各物理チャンネルのデータ大きさ及びサービス種類に従って設定される。伝送フォーマット(Transport Format;TF)を構成する要素のうちの1つである上記利得係数は、伝送フォーマット組合せ(Transport Format Combination;以下、TFCと称する)に従って設定される。上記利得係数は、送信チャンネルデータのフォーマットを決定する上位階層のTFC選択部によって決定されて物理階層へ伝送される。上記物理チャンネルは、上記利得係数に従って各物理チャンネルの送信電力を設定する。このとき、UEは、最大許容電力(maximum allowed power)を超過しないように各物理チャンネルの利得係数を調節する。
従来のシステムで定義された送信チャンネルの以外にE−DCHをさらに使用しようとする場合に、上記TFC選択を通して許容可能な電力レベル(level)を満足するTFCのみを選択すると、総送信電力(total transmit power)が最大許容電力(maximum allowed power)を超過する場合にすべての物理チャンネルの利得係数は、同一な比率で調節(equally scaling)される。E−DCHの場合、HARQ技術を支援するが、HARQでは、再伝送を遂行する間にも、いつも最初伝送(initial transmission)と同一の伝送フォーマットを使用することによってのみ、受信側の復調が可能である。従って、TFC選択部は、E−DCHデータを再伝送する場合に、許容可能なTFCに関係なしに、最初伝送と同一のTFCを常に選択する。一般に、再伝送する間の送信電力は、最初伝送時と同一のレベルに設定される。
場合によっては、E−DCHの最初伝送時には、DCHデータが存在せず、再伝送時に、DCHデータが発生する場合がある。また、E−DCHの伝送時間間隔(Transmission Time Interval;以下、TTIと称する)がDCHの最小TTIよりも小さく設定されている場合に、DCHの固定されたTF及び固定された送信電力の状況下で、E−DCHデータを再伝送しなければならない場合が発生することもある。上記のような状況では、UEがE−DCHデータの再伝送に対して最初伝送と同一の電力を使用すると、総送信電力が最大許容電力を超過する結果が発生する可能性がある。電力比を保持しつつ、すべての物理チャンネルの電力を同一に減少させることによって、最大許容電力内ですべての物理チャンネルを伝送することができるが、各物理チャンネルの伝送品質を保証することはできない。
図5は、従来技術によるE−DCHデータを再伝送する間に発生する問題点の一例を示す図である。
図5に示すように、タイムスロットT1で、UEは、E−DPDCHを介してE−DCHデータを最初に伝送する。上記タイムスロットT1で、DCHデータが存在しないので、総送信電力401は、最大許容電力(Pmax)407を超過しない。しかしながら、E−DCHの再伝送が発生するタイムスロットT2では、DCHデータがDPDCHを介して伝送されるので、E−DPDCH及びDPDCHを含む総送信電力402が最大許容電力(Pmax)407を超過する。従って、参照符号405のように、E−DPDCH、DPDCH、及びDPCCHの送信電力が同一な比率で調節される。従って、上記物理チャンネルの送信電力が調節された後、タイムスロットT3で、総送信電力404は、最大許容電力407を超過しない。
しかしながら、タイムスロットT3でのE−DPDCH、DPDCH及びDPCCHは、タイムスロットT2に比べてすべて小さい電力を使用して送信されるので、受信側で上記物理チャンネルの品質がすべて低下する。特に、DCH及びE−DCHの優先順位が異なる場合、上記すべての物理チャンネルを常に同一な比率で電力を調節すると、再伝送によって、DCH又はE−DCHの伝送品質が低下することがある。例えば、DCHが優先順位が高い音声通話のために使用される場合であるとしても、優先順位が低いE−DCHデータの再伝送により1つのTTI内の一部のタイムスロットでDCHデータが非常に低いレベルの電力で伝送されて音声通話の品質が劣化することがある。
従って、HARQを支援するE−DCHが存在する場合に、UEの総送信電力が許容された最大送信電力を超過する時の各物理チャンネルの送信電力をさらに効率的に制御する技術が必要になってきている。
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、上りリンクチャンネルを介してパケットサービスを支援する場合に、UEの総送信電力が最大許容電力を超過する時、各物理チャンネルの送信電力を効率的に調節する方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、E−DCHデータが再伝送される場合に、特定の送信チャンネルの電力を調節する方法及び装置を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、送信状況及びチャンネルの優先順位に従って、E−DCH及びDCHの送信電力をそれぞれ異なって調整する方法及び装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の1つの特徴によれば、向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおいて、端末が複合自動再送信要求(HARQ)を支援しない専用物理チャンネル及びHARQを支援する向上した物理チャンネルを伝送する方法であって、前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルのための送信電力係数を決定し、前記チャンネルの伝送に必要な総送信電力が最大許容電力を超過するか否かを確認するステップと、前記総送信電力が前記最大許容電力を超過すると、前記向上した物理チャンネルのうち、向上した物理データチャンネルのための送信電力係数を減少させるステップと、前記向上した物理チャンネルに対応する減少された前記送信電力係数を使用して前記向上した物理データチャンネルを伝送し、前記専用物理チャンネル及び向上した物理チャンネルに対応する送信電力係数を使用して前記専用物理チャンネル及び向上した物理制御チャンネルを伝送するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の他の特徴によれば、向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおいて、複合自動再送信要求(HARQ)を支援しない専用物理チャンネル及びHARQを支援する向上した物理チャンネルを伝送する端末装置であって、前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルのための送信電力係数を決定し、前記チャンネルの伝送に必要な総送信電力が最大許容電力を超過するか否かを確認して、前記総送信電力が前記最大許容電力を超過すると、前記向上した物理チャンネルのうち、向上した物理データチャンネルのための送信電力係数を減少させる制御器と、前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルのチャンネルコーディング及び変調を遂行してデータフレームを生成するチャンネル生成器と、前記減少された向上した物理データチャンネルの前記送信電力係数及び前記専用物理チャンネル及び向上した物理データチャンネルの送信電力係数を調節する利得調節器とを含むことを特徴とする。
本発明は、E−DCHを介してパケットサービスを遂行する間に、DCHを介して伝送されたデータが発生し、総送信電力が最大許容電力を超過する場合、優先順位が低いE−DPDCHの送信電力のみを減少させることによって、優先順位が高い他のチャンネルの送信品質を保証し、UEの送信電力を効率的に使用することができるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨のみを明瞭するために公知の機能又は構成に対する詳細な説明は省略する。
下記に説明する本発明は、E−DCHを支援するUEの総送信電力がUEの最大許容電力を超過する場合に、E−DCHがマッピングされるE−DPDCHの送信電力を減少させることによって、残りの物理チャンネルの送信品質を保証する。
図6は、本発明の実施形態によるUEの送信電力を変更する一例を示す。
図6を参照すると、UEは、タイムスロットT1で、E−DPDCHを介してE−DCHデータを最初に伝送する。上記タイムスロットT1で、DCHデータが存在しないので、総送信電力501は、最大許容電力(Pmax)507を超過しない。しかしながら、E−DCHデータの再伝送が発生するタイムスロットT2では、DCHデータがDPDCHを介して伝送されるので、総送信電力502が最大許容電力507を超過する。このとき、参照番号505で示すように、E−DPDCHの送信電力のみを減少させる。このような結果として、上記E−DPDCHの送信電力が減少された後に、タイムスロットT3で、総送信電力504は、最大許容電力507を超過せず、他のチャンネル、すなわち、E−DPCCH、DPDCH、及びDPCCHの電力レベルをタイムスロットT2と同一に保持させる。従って、E−DCHによってDCHの電力レベルが減少される問題を避けることができ、上記DCHデータは、安定して送信されることができる。
E−DCH及びDCHの送信電力は、該当チャンネルがマッピングされる物理チャンネルに対してあらかじめ設定された送信電力係数を可変させることによって制御される。WCDMAシステムにおいて、上記送信電力係数は、各チャンネルの固有な利得係数(gain factor)を意味する。図6は、E−DCHの利得係数を調節してDCHデータの伝送を優先的に保証する場合を示す。E−DCHがDCHに対して優先順位が高い場合にも、上記DCHの送信電力を調節することができる。下記では、各チャンネルの利得係数を用いて送信電力が調節されるという仮定の下に説明される。以下、本発明の多様な実施形態について説明する。
第1の実施形態
本発明の第1の実施形態では、UEの上位階層で総送信電力が最大許容電力を超過しないように、特定のチャンネル、すなわち、E−DPDCHの利得係数をさらに計算して総送信電力を調節する。本発明の第1の実施形態によると、E−DCHデータ及びDCHデータがすべて存在する場合、UEは、E−DCHデータが再伝送されるか否かをチェックする。上記チェックの結果がE−DCHデータの再伝送を示す場合には、E−DCHがマッピングされるE−DPDCHの利得係数を該当送信時点で再設定する。
図7は、本発明の第1の実施形態によるUEの物理階層の送信電力を設定する手順を示す。
図7を参照すると、ステップ601で、UEは、各チャンネルの利得係数を含むE−DPDCH/DPDCH/DPCCHデータの送信要求を感知する。ステップ602で、上記送信要求を感知したUEは、伝送されなければならないチャンネルの利得係数を用いて総送信電力Ptxを推定する。すなわち、UEは、タイムスロットごとに電力状態を確認するために、UEの送信電力を測定する。UEは、上記測定された送信電力を基に、そして、次の送信に必要な所定の利得係数を用いて伝送されるチャンネルの総送信電力Ptxを推定する。
ステップ602で、UEは、上記総送信電力Ptxが最大許容電力Pmaxを超過するか否かを検査する。上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しない場合には、UEは、ステップ606に進行して、上記利得係数を使用してそれぞれの該当チャンネルを介して上記データを伝送する。
上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合に、ステップ603で、UEは、E−DPDCHを介して伝送されるE−DCHデータが最初伝送データであるか又は再伝送データであるかを判断する。上記判断の結果、E−DCHデータが最初伝送であると、ステップ604で、UEは、チャンネル間の電力比を一定に保持しつつ、すべてのチャンネルの電力を同一なレベルに調節する。他の実施形態において、UEは、DCHデータ又はE−DCHデータの優先順位に従って、優先順位が低いチャンネルのデータ伝送を延期し、他のチャンネルに対する利得係数を従来の方式にて選択するか、又は優先順位が高いチャンネルの送信電力をまず設定し、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないように、他のチャンネルに対する電力を設定する。
上記判断の結果、E−DCHデータが再伝送される場合には、ステップ605で、UEは、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないように、E−DPDCHの利得係数をさらに求めてE−DPDCHの電力のみを調節する。下記では、上記利得係数を求める方法について詳細に説明する。ステップ604又はステップ605を終了した後、UEは、ステップ606に進行して、上記E−DPDCHの利得係数と他のチャンネルの利得係数とを用いて、上記チャンネルを介して該当データを送信する。
図7において、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過するか否かを判断する手順(ステップ602)がE−DCHデータが最初送信データであるか再伝送データであるかを判断する手順に先立つと説明されていても、ステップ602及びステップ603の順序は、換ってもよい。
上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合には、1つのTTIの間にのみ発生するので、UEは、TTI別に図7に示す手順を遂行する。実際に伝送する間に、上記総送信電力が電力制御に基づいて送信電力が継続して増加し、最大許容電力を超過する場合には、電力比を保持しつつ、従来の方法にて、すべてのチャンネルの電力を同一の比率で調節する。
上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないようにするE−DPDCHの利得係数は、下記式(1)から求めることができる。これは、上記最大許容電力を超過しない範囲内で、上記E−DCHの再送信電力を以前の送信電力で一定の比率だけ減少させることを意味する。
Figure 0004594418
ここで、βe,ori、β、及びβは、TFC選択部によって決定されたE−DPDCH/DPCCH/DPDCHの利得係数を示し、βは、上記総送信電力が上記最大許容電力を超えないようにするE−DPDCHの新たな利得係数を示し、Ptx,oriは、βe,ori、β、及びβを用いて予測される総送信電力を示し、添え字‘ori’は、調節される以前の値であるβe,oriが上記推定に適用されたことを示し、Pmaxは、UEに許容された最大送信電力(すなわち、最大許容電力)を示し、sqrtは、平方根を示す。
上記式(1)は、総送信電力が最大許容電力を超過する場合に、DPDCH及びDPCCHの送信電力は一定に保持されつつ、E−DPDCHの電力を低減させるためのE−DPDCHの新たな利得係数βを求める式である。式(1)で求められたβは、βe,oriよりも小さくなる。すなわち、UEは、最大許容電力を超過しない総送信電力内でE−DPDCHを伝送することができる。式(1)によって計算されたβが虚数値であれば、上記E−DPDCHの送信電力は、0と見なされる。一方、式1によって計算されたβがあらかじめ設定された最小値よりも小さいと、UEは、現在の区間でE−DCHデータの再伝送を遂行せず、次の区間でE−DCHデータの再伝送を試みることができる。
E−DPDCHが存在する場合にのみE−DPCCHを伝送する環境では、E−DPDCHが再伝送されないと、E−DPCCHを伝送しないことが可能である。また、基地局スケジューラーの受信機の構成上、E−DPDCHの電力比が調節されたことを示す情報が必要な場合には、UEは、物理階層シグナリングによって上記E−DPDCHの電力比が調節されたことを知らせる情報を基地局にシグナリングすることができる。
E−DCHをサービスする環境で、E−DCHの送信電力は、TFに従って設定されるE−DPDCHの利得係数を通して調節される。また、必要に応じて、上記利得係数を通して調節された送信電力を付加的に調節することができる。一例に、サービスしようとするE−DCHの送信電力は、要求されるQoS(Quality of Service)に従って制御される。ここで、上記送信電力が増加された場合、上記送信電力の増加を示す1つのビットがE−DCH制御情報に含まれて基地局にシグナリングされる。他の例に、伝送されるE−DCHデータの量がE−DCHを介して伝送される場合、UEは、E−DCHの送信電力を増加させる。このとき、上記送信電力の増加を知らせるための1つのビットがE−DCH制御情報に含まれてE−DPCCHを介して基地局にシグナリングされる。
以下、物理階層でE−DPDCHの送信電力が調節されたことを示す情報をシグナリングする方法について説明する。
上記E−DPDCHの送信電力が調節されたことを示す1ビットのインジケータ(indicator)がE−DPDCHに割り当てられる。下記表1は、1ビットのインジケータを含む制御情報の種類及びそれぞれの制御情報に従うビット構成を示す。
Figure 0004594418
TFI(TF Index)は、該当TTIに伝送されるE−DCHの伝送フォーマット(TF)を知らせるインデックスであり、‘Power de-boosting indicator’は、本発明の第1の実施形態によって、E−DCHの送信電力を減少させたことを示す識別子である。‘Power boosting indicator’は、QoSを考慮してE−DCHの送信電力を増加させたことを示す識別子であり、‘MAC-e signaling indicator’は、バッファ状態(buffer status)情報を伝送するために、E−DCHの送信電力を増加させたことを示す識別子である。NDI(New Data Indicator)は、HARQ情報として最初伝送パケットを知らせるための識別子である。このように、E−DPCCHは、制御情報に従って区別されたビットを割り当てられて使用する。
ここで、‘Power de-boosting indicator’、‘power boosting indicator’、及び‘MAC-e signaling indicator’は、送信電力の増加/減少及び/又は正常伝送と直接的な連関性を有するので、下記表2に示すような制御情報の他の実施形態では、2−ビットのインジケータを使用する。
Figure 0004594418
表2は、2ビットの電力インジケータ(power indicator)を用いてE−DCHの電力調節を知らせる物理階層シグナリング情報を構成する形態を示す。このとき、上記電力インジケータは、下記表3に示すような内容を示す。
Figure 0004594418
表3において、‘MAC-e signaling’が一般にE−DCHの送信電力の増加を意味するので、他の実施形態で、上記‘Power indicator’は、下記表4に示すような内容を示す。
Figure 0004594418
以下、図8を参照して、本発明の第1の実施形態を実現するためのUEの送信装置について説明する。
図8を参照すると、UEは、上りリンクチャンネルとして、DPCCH、DPDCH、E−DPCCH、及びE−DPDCHを使用する。TFC選択器701は、上記チャンネルのデータレート及び伝送品質という観点で、要求条件に合わせて該当する利得係数を設定する。HARQ制御器726は、E−DCHのチャンネル特性に合うようにエンコーディングされたデータのレートマッチングのための情報をHARQバッファを含むレートマッチング器710へ伝送し、最初伝送及び再伝送の時に利得係数の設定のためのHARQ情報702を物理チャンネル送信制御器706へ伝送する。
物理チャンネル送信制御器706は、物理チャンネルの送信に必要なパラメータを設定する。具体的に、物理チャンネル送信制御器706は、HARQ制御器726から受信された最初伝送及び再伝送を示す情報702、電力パラメータPmax、Ptx,ori704、及びTFC選択器701から受信された利得係数βe,ori、β、β705をもってE−DCHの新たな利得係数βeを図6に示す手順に従って再設定する。
DCH、すなわち、DPDCHに関する制御情報が受信されると、DPCCH生成器719は、上記制御情報をDPCCHフレームに生成し、コーディングブロック720は、上記DPCCHフレームをエンコーディングする。上記エンコーディングされたデータは、変調器721によって変調され、拡散器708によってDPCCHのチャンネル区分コードCで拡散され、利得調節器722でDPCCHの利得係数βcと乗じられた後に、多重化器723へ伝送される。
DCH及びE−DCHを介して伝送されるデータが受信されると、E−DPDCH生成器703及びDPDCH生成器714は、上記データをTFC選択器701で該当チャンネルの伝送フォーマット別に選択されたTFC情報に従ってDCHフレーム及びE−DCHフレームに生成し、コーディングブロック709、715は、上記DCHフレーム及びE−DCHフレームをそれぞれエンコーディングする。上記コーディングブロック715でエンコーディングされたDPDCHデータは、変調器716によって変調され、拡散器717によってDPDCHのチャンネル区分コードCで拡散され、利得調節器718でDPDCHの利得係数βと乗じられた後に、多重化器723へ伝送される。
E−DPDCH生成器703で生成されたE−DPDCHフレームもコーディングブロック709でエンコーディングされた後に、レートマッチング器710へ伝送される。レートマッチング器710は、HARQ制御器726の制御下に、上記エンコーディングされたE−DPDCHデータのレートマッチング(Rate matching)を遂行する。上記レートマッチングされたデータは、変調器711によって変調され、拡散器712によってE−DPDCHのチャンネル区分コードCで拡散され、利得調節器713で物理チャンネル送信制御器706によって再設定されたDPCCHの利得係数βと乗じられた後に、多重化器723へ伝送される。
また、上記E−DPDCHに対して選択されたTFC情報を含む上記E−DCHに関する制御情報(すなわち、E−DPDCHに関する制御情報)が受信されると、E−DPCCH生成器731は、上記E−DCHに関する制御情報を含むE−DPCCHフレームを生成する。上記E−DPCCHフレームは、コーディングブロック727でエンコーディングされ、変調器728によって変調され、拡散器729でE−DPCCHのチャンネル区分コードCecで拡散され、利得調節器730でE−DPCCHの利得係数βecと乗じられた後に、多重化器723へ伝送される。
利得調節器722、718、713、730からのデータは、多重化器723で多重化され、スクランブラー724に入力されてスクランブリングコードSdpch,nでスクランブリングされた後に、RFユニット725によってRF変換されて伝送される。
第2の実施形態
本発明の第2の実施形態では、E−DCHデータが再伝送される場合に、総送信電力が最大許容電力を超過すると、E−DCHの利得係数をあらかじめ設定された利得オフセット(offset)だけ減少させて総送信電力を調節する。
本発明の第2の実施形態では、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合に、下記式(2)によってE−DPDCHの新たな利得係数を計算する。
Figure 0004594418
ここで、Δoffsetは、上位階層のシグナリングを通して設定されることができる上記利得オフセットを示す。
図9は、本発明の第2の実施形態によるUEの物理階層の送信電力を設定する手順を示す。
図9を参照すると、ステップ621で、UEは、それぞれのチャンネルの利得係数を構成するE−DPDCH/DPDCH/DPCCHデータの送信要求を感知する。ステップ622で、上記送信要求を感知したUEは、上記伝送されたチャンネルの利得係数を用いて総送信電力Ptxを推定する。すなわち、UEは、スロットごとに電力状態を確認するために、UEの送信電力を測定する。UEは、上記測定された送信電力に基づいて、そして、次の伝送に必要な所定の利得係数を用いて、伝送されるチャンネルの総送信電力Ptxを推定する。
ステップ622で、UEは、上記総送信電力Ptxがあらかじめ設定された最大許容電力Pmaxを超過するか否かを検査する。上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないと、UEは、ステップ626に進行して、上記利得係数を使用して各該当チャンネルを介して上記データを伝送する。
上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合に、ステップ623で、UEは、E−DPDCHを介して伝送されるE−DCHデータが最初伝送データであるか再伝送データであるかを判断する。上記判断の結果、上記E−DCHデータが最初伝送である場合、ステップ624で、UEは、チャンネル間の電力比を一定に保持しつつ、すべてのチャンネルの電力を同一なレベルに調節する。他の実施形態において、UEは、DCHデータ及びE−DCHデータの優先順位に従って、優先順位が低いチャンネルのデータ伝送を延期し、他のチャンネルに対する利得係数を従来の方式にて選択するか、又は優先順位が高いチャンネルの送信電力をまず設定し、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないように、他のチャンネルに対する電力を設定する。
上記判断の結果、E−DCHデータが再伝送される場合には、ステップ625で、UEは、E−DPDCHの利得係数をさらに求めてE−DPDCHの電力のみを調節する。このとき、上記利得係数は、式(2)に示したようなあらかじめ設定された利得オフセットだけ減少される。ステップ624又はステップ625の終了後に、UEは、ステップ626に進行して、上記E−DPDCHの利得係数及び他のチャンネルの利得係数を用いたチャンネルを介して該当データを伝送する。
第2の実施形態によるUEの送信装置は、図8と同一であるので、下記では、図8を参照して第2の実施形態を説明する。ここで、送信装置の物理チャンネル送信制御器706、HARQ制御器726、及びレートマッチング器710を除いた残りの構成は、図8の構成と同一であるので、全般的な送信装置の詳細な説明を省略する。
物理チャンネル送信制御器706は、E−DPDCHの利得係数を再設定する機能を担当し、物理チャンネルの送信に必要なパラメータを設定する。具体的に、上記総送信電力Ptx,oriが上記最大許容電力Pmaxを超過する場合に、物理チャンネル送信制御器706は、HARQ制御器726から受信された最初伝送及び再伝送を示す情報702、電力パラメータPmax、Ptx,ori704、及びTFC選択器701から受信された利得係数βe,ori、β、β705をもって新たな利得係数βeを図7に示す手順に従って求める。
上記E−DPDCHの利得係数を調節した後にも、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合には、チャンネル間の電力比を一定に保持しつつ他のチャンネルの送信電力を減少させる。また、基地局スケジューラーの受信器の構成上、E−DPDCHの電力比が調節されたことを示す情報が必要な場合には、UEは、物理階層シグナリングによって上記E−DPDCHの電力比が調節されたことを知らせる情報を基地局にシグナリングすることができる。このような場合、E−DPDCHの送信電力が調節されたことを知らせる物理階層シグナリングは、本発明の第1の実施形態で説明したような1ビットの識別子又は2ビットの識別子を使用して遂行されてもよい。
第3の実施形態
本発明の第3の実施形態では、UEは、再伝送を考慮して総送信電力が最大許容電力を超過しないようにするE−DPDCHの利得係数を選択することによって、全体チャンネルの電力を調節する。本発明の第3の実施形態では、最初伝送とは異なってE−DCHの再伝送時点でDCHが発生する場合、TFCを選択する手順に利得係数を初期設定とは異なる方式にて選択する。
特に、UEは、伝送される複数のチャンネルに対してスロット単位に送信電力をチェックしてチャンネルの優先順位に従って段階的に特定のチャンネルの送信電力を低減させる。上記優先順位は、該当チャンネルが再伝送が保証されるチャンネルであるか、又は制御チャンネルであるかに従って決定されることができる。
まず、本実施形態の理解を助けるために、伝送環境を説明する。本実施形態に従う伝送環境では、DCH及びE−DCHがそれぞれ1つずつ同時に設定され、各チャンネルの可能な伝送フォーマット組合せ(TFC)は、下記表5及び表6に示すように設定される。DCHが1つであるので、上記TFCは、実際に、各TFを構成するTFセット(TF set;TFS)を含み、E−DCHのTFは、表6でE−TFで表される。表5及び表6に示すように、TFは、インデックス値が大きいほど、さらに多いデータを伝送することができる。表5及び表6は、DCH及びE−DCHが相互に異なる物理チャンネルを介してマッピングされて伝送される場合を示す。DCH及びE−DCHが同一の物理チャンネルを介してマッピングされて伝送される場合には、各TFCに従って利得係数が設定される。
本実施形態では、本発明の簡潔さのために、E−DCHに必要なスケジューリング動作に関する詳細な説明は省略し、E−DCHの伝送が可能であるようにリソースが割り当てられると仮定する。
DCH及びE−DCHが相互に異なる物理チャンネルにマッピングされる場合に、UEが使用可能な総送信電力は、すべての物理チャンネルの送信電力の和になるので、UEは、上記物理チャンネルの送信電力を考慮して伝送可能なTFCを設定する。
Figure 0004594418
Figure 0004594418
一方、再伝送されるE−DCHデータが存在すると、UEは、最初伝送時のE−TFと同一のE−TFを設定する。これは、再伝送時点でDCHがE−DCHよりもさらに高い優先順位を有するので、最初伝送時と同一のE−TFを選択することができない場合が発生することがあるからである。このような場合は、チャンネル状況又はスケジューリングによっても発生することがある。
具体的に説明すると、下記の通りである。
UEは、最初伝送のE−TFを再伝送のE−TFと比較する。最初伝送のE−TFインデックスが再伝送のE−TFインデックスよりも小さいか又は同一であれば、UEは、最初伝送のE−TFを十分に支援することができると判断し、最初伝送のE−TF及びそれに対応する利得係数を選択する。しかしながら、最初伝送のE−TFインデックスが再伝送のE−TFインデックスよりも大きい場合に、UEは、最初伝送のE−TFと同一のE−TFを選択し、再伝送のために調節された新たな利得係数を選択する。表6に従う利得係数を設定する例を表7に示す。
Figure 0004594418
表6及び表7を参照すると、最初伝送時にE−TF=2が選択されると、UEは、(2x300)ビットのデータを利得係数=beta6を用いて伝送する。再伝送時点で、DCHデータが存在してE−DCHを介してUEが伝送可能なデータ量がE−TF=1に制限されると、UEは、許容可能なTFCのうちDCHのためのTFCを選択し、残りの電力を用いて伝送可能なE−DCHのE−TFを選択する手順を通して、E−TF=1、利得係数=beta5を選択する。上記最初伝送のE−TF=2が上記再伝送のE−TF=1よりも大きいので、再伝送時にE−DCHに対してE−TF_new=2、利得係数=beta5が選択される。
以下、図10を参照して、本発明の第3の実施形態に従って上述したチャンネル設定でTFCを選択する過程について説明する。本実施形態では、DCH及びE−DCHのTTIが同一であって、同一の時点で常にTFC選択を遂行することができると仮定する。DCH及びE−DCHのTFC選択を遂行する時点が相互に異なるか、又は両チャンネルのTTIが相互に異なるので、同一の時点でTFC選択を遂行することができない場合に、まず、優先順位が高いチャンネルのTFC選択を遂行し、残りの電力を用いて他のチャンネルのTFC選択過程を遂行する。
図10は、本発明の第3の実施形態によるTFCを選択する過程を示す。
図10を参照すると、ステップ802で、UEは、DCHデータ及びE−DCHデータが存在するか否かを検査する。
上記検査の結果、DCHデータのみが存在する場合、ステップ804で、UEは、通常のTFC選択過程を通して許容可能なTFCのうち、DCHのためのTFCを選択する。E−DCHデータのみが存在する場合、ステップ803で、UEは、伝送可能なデータ伝送率内でE−DCHのE−TFを選択する。
上記検査の結果、E−DCHデータ及びDCHデータがすべて存在する場合に、ステップ805で、UEは、上記E−DCHの優先順位(Priority of E-DCH;P_EDCH)をDCHの優先順位(P_DCH)と比較する。
上記比較の結果、DCHの優先順位(P_DCH)がE−DCHの優先順位よりも高い場合、ステップ806で、UEは、まず、許容可能なTFCのうち、DCHデータの伝送に必要なTFCを選択し、ステップ808に進行して、上記DCHに対して選択されたTFCに割り当てられた電力を除外し、残りの電力内でE−DCHを介してデータを伝送するためのE−TFを選択した後に、ステップ810へ進行する。
一方、上記比較の結果、E−DCHの優先順位(P_EDCH)がDCHの優先順位(P_DCH)よりも高い場合、ステップ807で、UEは、まず、許容可能なE−TFのうち、E−DCHのE−TFを選択し、ステップ809に進行して、上記E−DCHに対して選択されたE−TFに割り当てられた電力を除外し、残りの電力内でDCHデータの伝送のためのTFCを選択した後に、ステップ810へ進行する。他の実施形態において、上記E−DCHデータ及びDCHデータがすべて存在する場合に、UEは、2つのチャンネルの優先順位に従って、1つのチャンネルの伝送を延期し、従来の方式にて他のチャンネルに対するTFを選択した後に、ステップ815に進行する。
ステップ810で、UEは、E−DCHデータが初期に伝送されるか、または再伝送されるかを判断する。上記判断の結果、上記E−DCHデータが最初に伝送される場合に、ステップ815で、UEは、上記選択されたE−TFを介してE−DCHデータを伝送する。一方、上記判断の結果、上記E−DCHデータが再伝送される場合に、UEは、ステップ811に進行して、最初伝送時に選択されたE−TF(TF_initial)をステップ803、807、又は808で選択されたE−TF(すなわち、TF_re)と比較する。
ステップ812で、上記最初伝送E−TF(TF_initial)のインデックスが上記再伝送E−TF(TF_re)のインデックスよりも小さいかまたは同一である場合に、ステップ813で、UEは、最初伝送E−TF(TF_initial)及びそれに該当する利得係数(gain factor(TF_initial))を選択する。一方、上記比較の結果、上記最初伝送E−TF(TF_initial)のインデックスが上記再伝送E−TF(TF_re)のインデックスよりも大きい場合に、ステップ814で、UEは、上記最初伝送E−TFを新たなTF(TF_new)として選択し、再伝送E−TFの利得係数(gain factor(TF_re))を新たな利得係数として選択する。この後、ステップ815で、UEは、ステップ802〜814でそれぞれ選択されたE−TF、TFC、及び利得係数を用いてDCHデータ及びE−DCHデータを伝送する。
図11は、本発明の第3の実施形態によるUEの送信装置を示す。ここで、UEは、上りリンクチャンネルとしてDPCCH、DPDCH、E−DPDCH、及びE−DPCCHを使用する。しかしながら、説明の便宜のために、E−DPCCHに関連する構成は省略した。
図11を参照すると、TFC選択器901は、上記チャンネルの伝送フォーマット(TF)を決定する。TFC選択器901は、予測された総送信電力Ptx情報902及び最大許容電力Pmax情報903の入力を受け、HARQ制御器913から最初伝送/再伝送を示すHARQ情報904を受信する。TFC選択器901は、図10に示す手順を遂行して、TFC、E−TF、及び利得係数を決定し、上記決定されたTFC、E−TF、及び利得係数に関する情報905を物理チャンネル送信制御器906へ伝送する。物理チャンネル送信制御器906は、利得係数907を該当チャンネルに相当する利得調節器926、921、916に設定する。
DCH、すなわち、DPDCHに関する制御情報908が受信されると、DPCCH生成器922は、制御情報908をDPCCHフレームに生成し、コーディングブロック923は、上記DPCCHフレームをエンコーディングする。上記エンコーディングされたデータは、変調器924によって変調され、拡散器925によってDPCCHのチャンネル区分コードCで拡散され、利得調節器926でDPCCHの利得係数βと乗じられた後に、多重化器927へ伝送される。
DCH及びE−DCHを介して伝送されるデータ909が受信されると、E−DPDCH生成器910及びDPDCH生成器917は、データ909をTFC選択器901で伝送フォーマット別に選択されたTFC情報に従ってDPDCHフレーム及びE−DPDCHフレームに生成し、コーディングブロック918、911は、上記DPDCHフレーム及びE−DPDCHフレームをそれぞれエンコーディングする。上記コーディングブロック918でエンコーディングされたDPDCHデータは、変調器919によって変調され、拡散器920へ伝送されてDPDCHのチャンネル区分コードCで拡散され、利得調節器921でDPDCHの利得係数βと乗じられた後に、多重化器927へ伝送される。
コーディングブロック911でエンコーディングされたE−DPDCHデータは、レートマッチング器912へ伝送される。レートマッチング器912は、HARQ制御器913の制御下に、上記エンコーディングされたE−DPDCHデータのレートマッチング(Rate matching)を遂行する。上記レートマッチングされたデータは、変調器914によって変調され、拡散器915でE−DPDCHのチャンネル区分コードCで拡散され、利得調節器916で物理チャンネル送信制御器906により設定されたE−DPDCHの利得係数βと乗じられた後に、多重化器927へ伝送される。
利得調節器926、921、916からのデータは、多重化器927で多重化され、スクランブラー928に入力されてスクランブリングコードSdpch,nでスクランブリングされた後に、RFユニット929を通してRF変換されて伝送される。
第4の実施形態
本発明の第4の実施形態では、UEの総送信電力が最大許容電力を超過する場合、E−DPDCHの送信電力を優先的に減少させる。第4の実施形態によれば、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないように、E−DCHの利得係数を再計算する動作を電力制御単位であるスロット別に遂行して、E−DCHの最初伝送又は再伝送に関係なしに、上記総送信電力が上記最大許容送信電力を超過する場合にもE−DCHの利得係数を再設定する。これは、UEの総送信電力が基地局からスロットごとに受信される送信電力制御(Transmit Power Control;TPC)命令により制御されるからである。具体的に、上記TPC命令は、DPCCHの電力調整(Power adjustment)に適用される。DPCCHとDPDCH/E−DPDCH/E−DPCCHとの電力比が該当チャンネルの利得係数により保持されるので、上記TPC命令は、UEの総送信電力に関連する。
図12は、総送信電力が最大許容電力を超過するか否かをスロット単位にチェックし、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合に、E−DCHがマッピングされるE−DPDCHの送信電力のみを調節する例を示す。E−DPCCHは、E−DPDCHの復調及び復号のための制御情報を運搬するので、信頼性が保証されなければならない。従って、E−DPDCHの送信電力が調節される場合にもE−DPCCHの電力比率800は保持される。
図12を参照すると、1つのTTI内でTPC命令が継続して電力増加(UP)を指示して、総送信電力が最大許容電力を超過する。参照符号‘802’は、従来技術に従う送信電力の設定を示すもので、上記総送信電力が上記最大許容電力に到達すると、電力増加を指示するTPC命令が継続して受信されても、すべてのチャンネルの送信電力は、同一な比率で減少される。参照符号‘804’は、本発明の第4の実施形態に従う送信電力の設定を示すもので、上記総送信電力が上記最大許容電力に到達した後に、電力増加を指示するTPC命令が継続して受信されると、E−DPDCHの送信電力のみを減少させて、他のチャンネルDPDCH/E−DPCCH/DPCCHの送信電力は、あらかじめ設定された電力比を保持しつつ同一の比率で増加される。
E−DPDCHの送信電力を一定の比率だけ減少させても、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合には、E−DPDCHの送信電力を調節する動作を反復することができる。このとき、E−DPDCHの送信電力があらかじめ設定された最小値、例えば、0になる場合には、E−DPDCHを伝送しない。それにもかかわらず、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過する場合には、残りの各チャンネルに対して電力比を保持しつつ、各チャンネルの送信電力を減少させる。
以下、図13を参照して、本発明の第4の実施形態によるUEの送信電力を設定する手順について詳細に説明する。
図13を参照すると、ステップ1301で、UEの物理階層は、スロットごとに、E−DPDCH、DPDCH、DPCCH、又はE−DPCCHの送信時点であるか否かを確認して、上記物理チャンネルの伝送時点であれば、UEは、上記物理チャンネルの総送信電力Ptxをあらかじめ設定された最大許容電力Pmaxと比較する。ここで、上記総送信電力は、基地局から受信されたTPC命令に従って予測される送信電力である。
上記比較の結果、総送信電力Ptxが最大許容電力Pmaxを超過すると、ステップ1303に進行する。このとき、Ptxは、式1のPtx,oriになる。UEは、総送信電力Ptxが最大許容電力Pmaxを超過しないE−DPDCHの利得係数を求める。上記利得係数を求める方法は、式(1)のような方式にて求められることができる。他の例として、UEは、式(2)のように、上記E−DPDCHの利得係数を所定の利得オフセットだけ減少させることができる。上記利得係数を求めた後に、UEは、ステップ1304に進行する。
ステップ1304で、上記求められた利得係数を適用した総送信電力が上記最大許容電力を超過するかをさらに比較する。ここで、Ptx’は、ステップ1303で求められた新たな利得係数βを適用して更新された総送信電力を意味する。このとき、上記総送信電力が上記最大許容電力をやはり超過した場合に、UEは、ステップ1305に進行する。ここで、式(2)を使用する場合に、UEは、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないときまで、上記E−DPDCHの利得係数を段階的に減少させつつステップ1303を反復することができる。
ステップ1304の比較の結果、E−DPDCHの送信電力、すなわち、ステップ1303で計算された利得係数を適用して更新された送信電力が可能な最小値、例えば、0になってE−DPDCHを伝送することができないが、総送信電力が最大許容電力をやはり超過する場合には、UEの電力資源が不足な状況と見なすことができるので、UEは、ステップ1305に進行する。ステップ1305で、他のチャンネルE−DPCCH/DPDCH/DPCCHに対しては、同一の電力比を保持するようにしつつ、上記総送信電力を減少させることができるように、上記他のチャンネルの利得係数を求める。すなわち、ステップ1305で、DPCCHとE−DPCCHとの間、DPCCHとDPDCHとの間、及びDPCCHとE−DPCCHとの間の電力比が一定に保持される。上述したステップは、スロットごとに遂行される。E−DPDCHが伝送されないスロットでも、E−DPCCHは、信頼度を保持しつつ伝送されるので、E−DPCCHは、他のチャンネルと同一の比率で減少された送信電力で伝送される。
ステップ1306で、UEは、上記求められた利得係数に従う送信電力でE−DPDCH/DPDCH/DPCCH/E−DPCCHデータを伝送する。
図14は、本発明の第4の実施形態によるUEの送信装置を示す。図14において、送信装置は、UEがDPDCH/DPCCH/E−DPDCH/E−DPCCH伝送を遂行するように構成される。UEで、図8及び図11に関連して説明した構成要素と一致する部分であるDPCCH/DPDCH/E−DPCCH生成器1413、1414、1415、1404と、レートマッチング部1420と、HARQ制御器1407と、コーディングブロック1417、1418、1419、1416と、変調器1422、1423、1424、1425と、拡散器1426、1427、1428、1429と、利得調節器1430、1431、1432、1433と、チャンネル多重化器1434と、スクランブラー1435についての詳細な説明は省略し、本発明の第4の実施形態と直接的に関連した部分のみを説明する。
データの伝送が要求されると、TFC選択器1401は、E−DCHデータ1402及びDCHデータ1403に対するTFCを選択し、上記TFCに該当する利得係数値1405、すなわち、βe,ori、βec、β、βを物理チャンネル送信制御器1408へ伝送する。また、物理チャンネル送信制御器1408は、最大許容電力情報1405を受信する。電力増幅器制御器1409は、スロットごとに基地局から受信されたTPC命令に従って電力オフセットPoffsetを用いて電力増幅器1412を制御し、上記TPC命令に従って予測される送信電力値P_est1410を総送信電力Ptxとして物理チャンネル送信制御器1408へ伝送する。物理チャンネル送信制御器1408は、上記総送信電力値1410を用いて図13のような手順に従って各チャンネルの利得係数を再設定し、上記再設定された利得係数β、β、βec、βを利得調節器1430、1431、1432、1433へ提供する。
本発明の第4の実施形態では、総送信電力が最大許容電力を超過しないように、スロット別にE−DPDCHの利得係数を再計算する時、スロットごとに電力増幅器制御器1409から総送信電力P_estを受信する。しかしながら、RFユニットとモデムが区分されているUEの構造的な特性上、物理チャンネル送信制御器1408が電力増幅器制御器1409からスロットごとに総送信電力情報を受信することはあり得ないことである。
従って、このような問題点を解消するためには、本発明の第4の実施形態による送信装置の他の例を図15に示す。
上記変形された第4の実施形態では、電力増幅器制御器1509は、物理チャンネル送信制御器1508にスロットごとにP_estを伝達するものではなく、あらかじめ設定された特定のスロットごとにP_estを伝達する。このような場合、物理チャンネル送信制御器1508は、上記特定のスロットを除いた残りのスロットでP_estを正確に認識できないので、上記特定のスロット及び上記残りのスロットに対してすべての可能なP_est値を予測し、上記予測されたP_est値に対するE−DPDCHの利得係数を計算する。ここで、上記残りのスロットのP_est値は、上記特定のスロットのP_est値にTPCに従う電力制御単位値(以下、‘Delta’と称する)を加算するか、又は上記特定のスロットのP_est値からTPCに従うDeltaを減算することによって求められる。
一例として、2スロットごとにP_estを伝達する場合に、予測される利得係数の形態は、下記のようになる。
一番目のスロット:P_est0⇒β〜e0
二番目のスロット:TPC UPを受信する場合に
P_est1_up=P_est0+Delta→β〜e0_up
TPC DOWNを受信する場合に、
P_est1_down=P_est0−Delta→β〜e0_down
なお、上記β〜は、
Figure 0004594418
を表しているものとする。以下、同様とする。
上記例において、UEは、2番目のスロットごとにP_est0を受信して上記P_est0に基づいて図13の手順を遂行してE−DPDCHの利得係数β〜e0を計算し、その後に、次のスロットの予測された総送信電力β〜elに従って上記次のスロットに対する利得係数β〜elを計算する。このとき、上記次のスロットでは、UPのTPC命令を受信し、DOWNのTPC命令を受信する場合に、β〜e0_up及びβ〜e0_downをすべて求める。
上記のように、物理チャンネル送信制御器1508は、3つのβ〜e値をあらかじめ計算し、スロットごとに受信されたTPC命令に基づいて上記3つのβ〜e値のうちの1つを選択して適用する。
‘K’スロットごとに電力増幅器制御器1509からP_est0が伝達される場合に、他のスロットの予測された利得係数の個数Mは、2(k−1)になる。
図15において、図8及び図11に関連して説明された構成要素と一致する部分、すなわち、DPCCH/DPDCH/E−DPDCH生成器1513、1514、1515、1504、レートマッチング器1520、HARQ制御器1507、コーディングブロック1517、1518、1519、1516、変調器1522、1523、1524、1525、拡散器1526、1527、1528、1529、利得調節器1530、1531、1532、1533、チャンネル多重化器1534、及びスクランブラー1535についての説明は省略し、本発明の第4の実施形態と直接的に関連した部分について説明する。
TFC選択器1501は、E−DCHデータ1502及びDCHデータ1503に対するTFCを選択し、上記TFCに該当する利得係数値1505、すなわち、βe,ori、βec、β及びβを物理チャンネル送信制御器1508へ伝送する。また、物理チャンネル送信制御器1508は、最大許容電力(Pmax)1506に関する情報を受信する。電力増幅器制御器1509は、スロットごとに基地局から受信されたTPC命令に従って電力増幅器1512を制御し、あらかじめ設定された特定のスロットで上記TPC命令に従って予測された総送信電力値(P_est0)1510を物理チャンネル送信制御器1508へ伝送する。
物理チャンネル送信制御器1508は、上記特定のスロットごとにP_est01510を受信して各チャンネルの利得係数1543を求めて利得調節器1530、1531、1532、1533へ提供する。特に、上記特定のスロットを除いた他のスロットに対しては、可能なP_estk_up/down(k=1、2、…、2(K−1))を予測し、上記予測されたP_estk_up/downに対してE−DPDCHの可能なすべての利得係数β〜ek_up、β〜ek_downをそれぞれ計算する。上記可能なすべての利得係数を計算した後に、物理チャンネル送信制御器1508は、上記特定のスロット後のk番目のスロットごとにTPC命令を受信し、該当する利得係数β〜ek_up又はβ〜ek_downをE−DPDCHの利得調節器1533へ伝達する。このとき、E−DPDCHを除いた他のチャンネルの送信電力は、電力増幅器1512によって同一の比率で調節されることができる。
第5の実施形態
本発明の第5の実施形態では、UEの総送信電力が最大許容電力を超過する場合に、E−DPDCHの電力を優先的に減少させた後に、優先順位が低いチャンネルから優先順位が高いチャンネルの順序に、他のチャンネルの電力を順次に減少させる。
まず、DPDCH、DPCCH、E−DPDCH、及びE−DPCCHが存在する状況を仮定する。このとき、各チャンネルの優先順位を設定するために、該当チャンネルが再伝送を支援するか否かを優先的に考慮した後に、該当チャンネルが制御チャンネルであるか否かを考慮する。この場合、各チャンネルの優先順位がDPCCH/E−DPCCH/DPDCH/E−DPDCHの順序にチャンネル優先順位を設定してもよい。また、該当チャンネルが制御チャンネルであるか否かを優先的に考慮した後に、該当チャンネルが再伝送を支援するか否かを考慮する場合に、DPCCH/DPDCH/E−DPCCH/E−DPDCHの順序に各チャンネルの優先順位を設定してもよい。
以下、各チャンネルの優先順位がDPCCH/E−DPCCH/DPDCH/E−DPDCHの順序に設定される場合を例に挙げて説明する。まず、UEの総送信電力が最大許容電力を超過する場合に、UEは、優先順位が一番低いE−DPDCHの送信電力を利得係数又は電力オフセット値を用いて調整し、他のチャンネルに対しては、電力調整を遂行しない。
E−DPDCHの送信電力があらかじめ設定された最小値、例えば、0に設定されたにもかかわらず、UEの総送信電力が最大許容電力を超過する場合には、E−DPCCHの送信電力を調節し、他のチャンネルに対しては、電力調節を遂行しない。このとき、E−DPCCHがE−DPDCHの復調及び復号のために必須の制御情報を運搬するので、E−DPCCHは、あらかじめ設定された最小電力(0ではない)を保持するように調節される。同様に、上記E−DPCCHの送信電力が上記最小電力として設定されたにもかかわらず、UEの総送信電力が最大許容電力を超過する場合に、他のチャンネル、すなわち、DPCCH及びDPDCHに対してあらかじめ設定された最小電力を保持するように電力調節を順次に遂行する。
第6の実施形態
本発明の第6の実施形態では、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過するか否かを確認して最大許容電力を超過する場合に、最小TTIの単位にE−DPDCHの送信電力を減少させる。E−DPDCHの送信電力は、E−DPDCHの利得係数を調節することによって減少させることができる。
最小のTTI単位にE−DPDCHの送信電力を減少させたことにもかかわらず、スロット単位に発生する電力制御によって上記総送信電力が上記最大送信電力を超過する。この場合には、チャンネル間の電力比を保持しつつ、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過しないようにすべてのチャンネルの送信電力を同一の比率で減少させる。このとき、上記チャンネルは、E−DPDCHを含んでDPDCH、DPCCH、及びE−DPCCHなどを意味する。
具体的に、E−DPDCHが2ms又は10msのTTIに設定され、10ms又はそれ以上のTTIに伝送されるDPDCHが存在する場合に、UEは、E−DPDCHの最小TTIである2msのTTI単位に、上記総送信電力が上記最大許容電力を超過するか否かを確認して、2msの単位にE−DPDCHの送信電力を調節する。その後、10msのTTI内に15個のスロットが存在し、2msのTTI内に3個のスロットが存在する場合に、UEは、2msの単位にE−DPDCHの送信電力を調節した後に、各スロット単位に電力制御を考慮して総送信電力を調節する。
上述した方式にて動作するUEの具体的な遂行手順は、第4の実施形態と同一である。但し、上記動作を遂行する周期は、スロット単位の代わりに、最小TTIの単位、特に、E−DPDCHの最小TTIに設定されることが望ましい。
以上、本発明の詳細について具体的な実施の形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及び該記載と均等なものにより定められるべきである。
E−DCHが従来のデータ伝送のために使用される状況を示す基本概念図である。 従来のE−DCHの基本的な送受信手順を示す図である。 WCDMAシステムにおける従来のE−DCHを介したデータ伝送の一例を示す図である。 従来技術によるUEの送信側の構成を示すブロック図である。 従来技術によるE−DCHデータを再伝送する間に発生する問題点の一例を示す図である。 本発明の実施形態によるUEの送信電力を変更する一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるUEの物理階層の送信電力を設定する手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるUEの送信装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるUEの物理階層の送信電力を設定する手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による伝送フォーマット組合せ(TFC)を選択する手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるUEの送信装置を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態によるUEの電力設定を従来技術と比較して示す図である。 本発明の第4の実施形態によるUEの電力設定手順を示す図である。 本発明の第4の実施形態によるUEの送信装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態によるUEの送信装置の他の例を示すブロック図である。
符号の説明
701 TFC選択器
703 E−DPDCH生成器
706 物理チャンネル送信制御器
708、712、717、729 拡散器
709、715、720、725 コーディングブロック
710 レートマッチング器
711、716、721、728 変調器
713、718、722、730 利得調節器
714 DPDCH生成器
719 DPCCH生成器
723 多重化器
724 スクランブラー
725 RFユニット
726 HARQ制御器

Claims (12)

  1. 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおいて、端末が複合自動再送信要求(HARQ)を支援しない専用物理チャンネル及びHARQを支援する向上した物理チャンネルを伝送する方法であって、
    前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルのための送信電力係数を決定し、前記チャンネルの伝送に必要な総送信電力が最大許容電力を超過するか否かを確認するステップと、
    前記総送信電力が前記最大許容電力を超過すると、前記向上した物理チャンネルのうち、向上した物理データチャンネルのための送信電力係数を減少させるステップと、
    前記向上した物理チャンネルに対応する減少された前記送信電力係数を使用して前記向上した物理データチャンネルを伝送し、前記専用物理チャンネル及び向上した物理チャンネルに対応する送信電力係数を使用して前記専用物理チャンネル及び向上した物理制御チャンネルを伝送するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記減少させるステップは、
    スロット単位で遂行されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記向上した物理データチャンネルの送信電力係数が減少された後にも、前記総送信電力が前記最大許容電力を超過すると、前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルの送信電力係数を均一に減少させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記減少させるステップは、
    前記HARQを支援する向上した物理データチャンネルを、前記HARQを支援しない専用物理チャンネルよりも優先的に減少させる過程であり、
    ここで、前記向上した物理チャンネル及び専用物理チャンネルのそれぞれに対するデータチャンネルを制御チャンネルよりも優先的に減少させる過程であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記減少させるステップは、
    特定のスロットで、基地局から受信された送信電力制御(TPC)命令に従って予測された総送信電力を獲得するステップと、
    前記総送信電力が前記最大許容電力を超過しないようにする前記向上した物理データチャンネルの第1の送信電力係数を求めるステップと、
    前記特定のスロットに対して前記第1の送信電力係数を前記減少された送信電力係数として提供するステップと、
    測定された前記総送信電力を用いて、前記特定のスロットに後続する少なくとも1つの次のスロットに対して、あらかじめ決定された電力制御単位値だけ増加された総送信電力値と前記電力制御単位値だけ減少された総送信電力値とを求め、増加された前記総送信電力値及び減少された前記総送信電力値がそれぞれ前記最大許容電力を超過しないようにする増加された前記総送信電力値及び減少された前記総送信電力値に対応する前記向上した物理データチャンネルの第2の送信電力係数をそれぞれ求めるステップと、
    前記少なくとも1つの次のスロットでTPC命令を受信し、受信された前記TPC命令が増加(UP)を示すか、又は減少(DOWN)を示すかに従って、前記第2の送信電力係数のうちの1つを選択するステップと、
    前記少なくとも1つの次のスロットで選択された前記第2の送信電力係数を減少された前記送信電力係数として提供するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記送信電力係数は、
    前記基地局から受信されたスケジューリング割当て情報に従って選択された伝送フォーマット(TF)に基づいてそれぞれ決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおいて、複合自動再送信要求(HARQ)を支援しない専用物理チャンネル及びHARQを支援する向上した物理チャンネルを伝送する端末装置であって、
    前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルのための送信電力係数を決定し、前記チャンネルの伝送に必要な総送信電力が最大許容電力を超過するか否かを確認して、前記総送信電力が前記最大許容電力を超過すると、前記向上した物理チャンネルのうち、向上した物理データチャンネルのための送信電力係数を減少させる制御器と、
    前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルのチャンネルコーディング及び変調を遂行してデータフレームを生成するチャンネル生成器と、
    前記制御器の制御により、前記向上した物理データチャンネルの前記送信電力係数及び前記専用物理チャンネル及び向上した物理データチャンネルの送信電力係数を調節する利得調節器と
    を含むことを特徴とする装置。
  8. 前記制御器は、
    スロット単位で前記利得調節器を制御することを特徴とする請求項記載の装置。
  9. 前記制御器は、
    前記向上した物理データチャンネルの送信電力係数が減少された後にも、前記総送信電力が前記最大許容電力を超過すると、前記専用物理チャンネル及び前記向上した物理チャンネルの送信電力係数を均一に減少させるように制御することを特徴とする請求項記載の装置。
  10. 前記制御器は、
    前記HARQを支援する向上した物理データチャンネルを、前記HARQを支援しない専用物理チャンネルよりも優先的に減少させるように制御し、
    ここで、前記向上した物理データチャンネル及び専用物理チャンネルのそれぞれに対するデータチャンネルを制御チャンネルよりも優先的に減少させるように制御することを特徴とする請求項記載の装置。
  11. 前記制御器は、
    特定のスロットで、基地局から受信された送信電力制御(TPC)命令に従って予測された総送信電力を獲得し、
    前記総送信電力が前記最大許容電力を超過しないようにする前記向上した物理データチャンネルの第1の送信電力係数を求め、
    前記特定のスロットに対して前記第1の送信電力係数を減少された前記送信電力係数として前記向上した物理データチャンネルの利得調節器に提供し、
    測定された前記総送信電力を用いて、前記特定のスロットに後続する少なくとも1つの次のスロットに対して、あらかじめ決定された電力制御単位値だけ増加された総送信電力値と前記電力制御単位値だけ減少された総送信電力値とを求め、
    増加された前記総送信電力値及び減少された前記総送信電力値がそれぞれ前記最大許容電力を超過しないようにする増加された前記総送信電力値及び減少された前記総送信電力値に対応する前記向上した物理データチャンネルの第2の送信電力係数をそれぞれ求め、
    前記少なくとも1つの次のスロットでTPC命令を受信し、受信された前記TPC命令が増加(UP)を示すか、又は減少(DOWN)を示すかに従って、前記第2の送信電力係数のうちの1つを選択し、
    前記少なくとも1つの次のスロットで選択された前記第2の送信電力係数を減少された前記送信電力係数として前記向上した物理データチャンネルの利得調節器に提供することを特徴とする請求項記載の装置。
  12. 前記送信電力係数は、
    前記基地局から受信されたスケジューリング割当て情報に従って選択された伝送フォーマット(TF)に基づいて、それぞれ決定されることを特徴とする請求項記載の装置。
JP2008301645A 2004-06-09 2008-11-26 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置 Active JP4594418B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20040042300 2004-06-09
KR20040062190 2004-08-06
KR1020040073552A KR20050118063A (ko) 2004-06-09 2004-09-14 향상된 상향 링크 전용 채널을 위한 파워 설정 방법 및 장치
KR1020040093947A KR20050118086A (ko) 2004-06-09 2004-11-17 향상된 역방향 상향 링크 전용 채널을 위한 파워 설정방법 및 장치
KR1020050029192A KR100933144B1 (ko) 2004-06-09 2005-04-07 상향 링크 서비스를 지원하는 이동통신 시스템의 채널 전송 방법 및 장치

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005170181A Division JP4299270B2 (ja) 2004-06-09 2005-06-09 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009089420A JP2009089420A (ja) 2009-04-23
JP4594418B2 true JP4594418B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=37291284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008301645A Active JP4594418B2 (ja) 2004-06-09 2008-11-26 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4594418B2 (ja)
KR (1) KR20050118063A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104579614B (zh) * 2009-04-23 2018-08-10 交互数字专利控股公司 在多频率上操作的wtru中进行功率缩放的方法以及wtru
US8401585B2 (en) * 2009-09-03 2013-03-19 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for uplink power control in a wireless communication network
US8768397B2 (en) 2009-10-02 2014-07-01 Sharp Kabushiki Kaisha Transmission power control on a wireless communication device for a plurality of regulated bands or component carriers
US9059749B2 (en) 2009-10-02 2015-06-16 Sharp Kabushiki Kaisha Antenna port mode and transmission mode transitions
KR101306404B1 (ko) 2011-09-29 2013-09-09 엘지전자 주식회사 상향링크 전송 방법 및 이를 이용한 무선기기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217828A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Ntt Docomo Inc 送信電力制御装置及びその送信電力圧縮方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217828A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Ntt Docomo Inc 送信電力制御装置及びその送信電力圧縮方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20050118063A (ko) 2005-12-15
JP2009089420A (ja) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4299270B2 (ja) 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置
US7720501B2 (en) Apparatus, system, and method for managing reverse link communication
US7756087B2 (en) Method and apparatus for performing non-scheduled transmission in a mobile communication system for supporting an enhanced uplink data channel
KR20150079990A (ko) 다중 업링크 캐리어들을 이용한 업링크 전송들의 처리
JP2008501285A (ja) 移動通信システムにおける上りリンクパケットデータサービスのためのデータ送信/スケジューリング方法及び装置
KR101061117B1 (ko) 상향링크 전용 채널을 통한 재전송 패킷의 전송 전력 제어방법
JP4594418B2 (ja) 向上した上りリンクサービスを支援する移動通信システムにおけるデータ送信のための方法及び装置
KR101174934B1 (ko) 이동통신 시스템에서 역방향 데이터 전송을 제어하기 위한스케쥴링 그랜트의 송수신 방법 및 장치
KR100933144B1 (ko) 상향 링크 서비스를 지원하는 이동통신 시스템의 채널 전송 방법 및 장치
KR20050119619A (ko) 이동통신 시스템에서 향상된 상향링크 전용 채널의효율적인 스케쥴링 방법 및 장치
KR20050118086A (ko) 향상된 역방향 상향 링크 전용 채널을 위한 파워 설정방법 및 장치
KR101162367B1 (ko) 향상된 역방향 상향 링크 전용 채널을 사용하는 서비스에서최대 전력 제한 지점에서 채널간 전력을 조절하는 방법 및장치
KR20060024757A (ko) 향상된 상향 링크 전용 채널을 사용하는 시스템에서효율적인 이득값을 설정하는 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4594418

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250