JP4593393B2 - Arrangement structure of breather chamber in internal combustion engine - Google Patents
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Description
本発明は、内燃機関におけるブリーザ室の配置構造に関する。 The present invention relates to an arrangement structure of a breather chamber in an internal combustion engine.
内燃機関の内部で発生するブローバイガスを、シリンダボア間の空間を通してシリンダヘッドカバーの上方に設けたブリーザ室に導いて吸気通路に接続される還流管へ排出するブリーザ装置が従来から知られている。
かかる構造のブリーザ装置は、ヘッドカバーの上方に設けたブリーザ室が該ヘッドカバーの上方に突出して配置されている(例えば、特許文献1参照)。
In the breather device having such a structure, a breather chamber provided above the head cover is disposed so as to protrude above the head cover (see, for example, Patent Document 1).
前記特許文献1に記載の内燃機関のブリーザ装置は、図5に図示されており、このブリーザ装置は、内燃機関のクランク室01内のブローバイガスが潤滑油とともにスカベンジポンプにより吸引されてミッション室02内に放出され、ミッション室02内のブローバイガスが、ミッション室02からシリンダブロック03のスペース部に形成されたブリーザ通路04、シリンダヘッド05のスペース部に形成されたブリーザ通路06およびシリンダヘッド05上部の後動弁室07等を経て、ヘッドカバー08から突出したブリーザ室09に導かれ、さらに、ブリーザ室09から図示されない還流管を経て吸気通路に還流され、燃焼室に供給されて燃焼されるブローバイガスの還流経路を備えている。
The breather device for an internal combustion engine described in
前記ブリーザ装置は、そのブリーザ室がヘッドカバーの上方に突出して配置されており、このためにヘッドカバーの大型化は避けられず、内燃機関の全高も高くせざるを得ない。また、内燃機関上方からブリーザ室が突出して設けられているため、ブリーザ室が冷えて、ブリーザ室内部の水蒸気が結露し易くなり、強いてはその水分が潤滑油に混入して潤滑油の劣化を招く恐れがある。 The breather device has a breather chamber protruding above the head cover. For this reason, an increase in the size of the head cover is inevitable, and the overall height of the internal combustion engine must be increased. In addition, since the breather chamber protrudes from above the internal combustion engine, the breather chamber cools down, and water vapor in the breather chamber is likely to condense. There is a risk of inviting.
上述したような状況の中で、従来ヘッドカバーに配置されていたブリーザ室をシリンダヘッドに配置することで、ブリーザ室が機関上方から突出しないようにして、これによりブリーザ室の冷却を回避して上述の結露の発生等の不具合の防止を図り、かつヘッドカバーへのブリーザ室配置による該カバーの大型化を防ぎ、シリンダ部のコンパクト化を図ることで全高が低く抑えられた内燃機関の提供を可能とする。 In the situation as described above, the breather chamber, which has been conventionally arranged in the head cover, is arranged in the cylinder head so that the breather chamber does not protrude from above the engine, thereby avoiding cooling of the breather chamber. It is possible to provide an internal combustion engine with a reduced overall height by preventing problems such as the occurrence of condensation on the head cover, preventing the enlargement of the cover by arranging the breather chamber on the head cover, and making the cylinder part compact. To do.
本発明は、上述した課題を解決するための内燃機関におけるブリーザ室の配置構造に関するものであり、請求項1に記載の発明は、ピストン(P)が摺動する複数の気筒(CR)が離間して並列に配置されるシリンダブロック(1)と、シリンダブロックに結合されたシリンダヘッド(2R)とを備えた内燃機関であって、前記シリンダブロック(1)にはブリーザ室(1R1)が該シリンダブロックと一体に形成され、前記シリンダヘッド(2R)には、前記シリンダブロック(1)のブリーザ室(1R1)に連通する他のブリーザ室(2R1)が形成され、前記両ブリーザ室(1R1,2R1)内のブローバイガスを外部に排出するブリーザ管(2a)が、シリンダヘッド(2R)の吸気ポート(23)または排気ポート(25)間に配置され、シリンダヘッド(2R)に送られた潤滑油の戻り油をオイルパン(4)に戻すために、シリンダヘッド(2R)およびシリンダブロック(1)のシリンダボア(BR)間の領域に戻り油路(2R2,1R2)が形成され、前記両ブリーザ室(1R1,2R1)は、シリンダボア(BR)間の領域に、前記戻り油路(2R2,1R2)に対し仕切壁(2R3,1R3)を隔てて並列状に隣接して配置されて、戻り油路内の戻り油により両ブリーザ室内のブローバイガスが暖められるようにされたことを特徴とする内燃機関におけるブリーザ室の配置構造である。
The present invention relates to an arrangement structure of a breather chamber in an internal combustion engine for solving the above-mentioned problems, and the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の内燃機関におけるブリーザ室の配置構造において、前記内燃機関は、それぞれ複数の気筒(CR)により構成される第1バンク(1F,2F)と第2バンク(1R,2R)がV字状に配置されるV型内燃機関であって、一方のバンクのシリンダボア間隔と他方のバンクのシリンダボア間隔が異なるように配置され、前記ブリーザ室(1R1,2R1)はシリンダボア間隔が大きいバンク(1R,2R)に配置されたことを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the arrangement structure of the breather chamber in the internal combustion engine according to the first aspect, the internal combustion engine includes a first bank (1F, 2F) and a second bank each composed of a plurality of cylinders (CR). A V-type internal combustion engine in which two banks (1R, 2R) are arranged in a V shape, the cylinder bore interval of one bank and the cylinder bore interval of the other bank are different, and the breather chambers (1R1, 2R1 ) Are arranged in banks (1R, 2R) having a large cylinder bore interval .
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の内燃機関におけるブリーザ室の配置構造において、前記第1バンク(1F,2F)と第2バンク(1R,2R)が前バンクおよび後バンクであり、前記ブリーザ管(2a)が、第2バンク(1R,2R)のシリンダヘッド(2R)の後方壁部に斜め上方に指向して突出することを特徴とする。 The invention according to claim 3 is the arrangement structure of the breather chamber in the internal combustion engine according to claim 2, wherein the first bank (1F, 2F) and the second bank (1R, 2R) are a front bank and a rear bank. The breather pipe (2a) protrudes obliquely upward toward the rear wall portion of the cylinder head (2R) of the second bank (1R, 2R).
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の内燃機関におけるブリーザ室の配置構造において、前記ブリーザ管(2a)が、シリンダヘッド(2R)のデッキ上面(2R4)の窪んだ戻り油路開口(2R20)に設けられていることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the arrangement structure of the breather chamber in the internal combustion engine according to the second aspect, the breather pipe (2a) has a recessed return oil passage opening in the deck upper surface (2R4) of the cylinder head (2R). (2R20) is provided.
本発明の請求項1に係る発明は、シリンダブロックのシリンダボア間にブリーザ室が形成され、このブリーザ室に連通するように、シリンダヘッドにもブリーザ室が形成されるから、ブリーザ装置がシリンダヘッドの上方に突出することがなく、シリンダヘッド高さを高くならぬように抑えることができるとともに、シリンダボア近傍にブリーザ室を位置させることにより、ブリーザ室が暖められて水蒸気の結露が抑えられ、水分の混入による潤滑油の劣化を防ぐことができる。また、様々な内燃機関に対応してブリーザ室の容量を確保することができ、シリンダボア間に生じるデッドスペースを利用してブリーザ室を配置することができる。
さらに、ブリーザ室内のブローバイガスを外部に排出するブリーザ管を、シリンダヘッドの吸気ポートまたは排気ポート間に配置したから、シリンダヘッドカバー上方にブリーザ管を配置した場合に比べて、シリンダヘッド高さを低く抑えることができる。
また、両ブリーザ室と、シリンダヘッド送られた潤滑油をオイルパンに戻す戻り油路とを、シリンダボア間の領域に、仕切壁を隔てて戻り油路に並列状に隣接して配置することにより、ブリーザ室をシリンダボアおよび戻り油路を通過する潤滑油により暖めることができるので、ブリーザ室内の水蒸気の結露をより一層抑えることができる。
In the invention according to
In addition, since the breather pipe that discharges the blow-by gas in the breather chamber to the outside is arranged between the intake port or the exhaust port of the cylinder head, the cylinder head height is lower than when the breather pipe is arranged above the cylinder head cover. Can be suppressed.
Further, a double breather chamber, and a return oil passage for returning the lubricating oil sent cylinder head to the oil pan, the area between the cylinder bores, be located adjacent in parallel form to Riaburaro back at a partition wall As a result, the breather chamber can be warmed by the lubricating oil passing through the cylinder bore and the return oil passage, so that condensation of water vapor in the breather chamber can be further suppressed.
請求項2に係る発明では、各バンクに複数の気筒が配置されるV型内燃機関において、デッドスペースとなりがちなシリンダボア間を利用してブリーザ室を配置することができる。 In the invention according to claim 2, in the V-type internal combustion engine in which a plurality of cylinders are arranged in each bank, the breather chamber can be arranged by utilizing the space between the cylinder bores that tend to be a dead space.
図1ないし図4に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1を参照すると、本発明が適用されるV型内燃機関Eの主要構造部が側断面図にて図示されている。
V型内燃機関Eは、DOHC型で水冷式のV型5気筒4サイクル内燃機関であり、その動力を後輪に伝達する伝動装置とともに図示されない自動二輪車に搭載される動力装置を構成する。
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
Referring to FIG. 1, a main structure of a V-type internal combustion engine E to which the present invention is applied is shown in a side sectional view.
The V-type internal combustion engine E is a DOHC-type, water-cooled V-type 5-cylinder 4-cycle internal combustion engine, and constitutes a power unit mounted on a motorcycle (not shown) together with a transmission that transmits the power to the rear wheels.
内燃機関Eは、図1に図示されるようにその側面視において前後方向に略75°の角度のV字型のVバンクを形成する前バンク1Fおよび後バンク1Rを上部に備え、その下部がクランクケース1Cの上部ケース1Aを形成するシリンダブロック1と、シリンダブロック1の前後のバンク1F,1R上部にそれぞれ取付けられた前シリンダヘッド2Fと後シリンダヘッド2Rと、これら前シリンダヘッド2Fと後シリンダヘッド2Rのそれぞれの上部に取付けられた前ヘッドカバー3Fと後ヘッドカバー3Rと、さらにシリンダブロック1の上部クランクケース1Aの下端面1A1にその上端面1B1が合わされて該ブロック1に締結される下クランクケース1Bをその基本構造部として備えている。
As shown in FIG. 1, the internal combustion engine E includes a
クランクケース1C内には、車体の左右方向に指向する横置き配置とされるクランク軸5が支持され、このクランク軸5は上クランクケース1Aの下端面1A1と下クランクケース1Bの上端面1B1との合わせ面上にその回転軸線Lを位置させて、上クランクケース1Aおよび下クランクケース1Bからなる前記クランクケース1C内に回転自在に支持されている。
A
上クランクケース1Aの前部と下クランクケース1Bの前部とによりクランク室1C1が形成され、このクランク室1C1に上述のクランク軸5が収容されており、上クランクケース1Aの後部と下クランクケース1Bの後部とにより、ミッション室1C2が形成され、ミッション室1C2には図示されないが伝動装置を構成する湿式の多板摩擦クラッチと常時噛合い式の歯車変速機とが収容配置されている。また、下クランクケース1Bの下端面1B2には、オイルパン4がその上端面4aが油密に合わされて該ケース1Bに締結されている。
A crank chamber 1C1 is formed by the front portion of the
図1において明確に図示されるところでないが、前バンク1Fは、クランク軸5の回転軸線L方向に沿って配列されて一体に結合された3つの気筒CFを有し、各気筒に形成されたシリンダボアBFの中心線NFは、回転軸線Lから前方斜め上方に指向して、各気筒CFが前傾している。
Although not clearly illustrated in FIG. 1, the
また、後バンク1Rは、回転軸線L方向に沿って配列されて一体に結合された2つの気筒CRを有し、各気筒に形成されたシリンダボアBRの中心線NRは、回転軸線Lから後方斜め上方を指向して、各気筒CRが後傾している。各気筒CF,CRのシリンダボアBF,BRにはピストンPが摺動自在に嵌合し、各ピストンPとシリンダヘッド2F、2Rとの間に形成された燃焼室21の燃焼圧力により往復動するピストンPが、各ピストンPとクランク軸5とを連結するコンロッドRを介して、クランク軸5を回転駆動する。
Further, the
既述のように、シリンダブロック1の前バンク1Fには3つのシリンダボアBFが設けられ、また後バンク1Rには2つのシリンダボアBRが設けられている。3つのシリンダボアが設けられた前バンク1Fに比較して後バンク1RはシリンダボアBR間の間隔には余裕があり、後バンク1Rの2つのシリンダボアBR間には下方がミッション室1C2に連通し、上方がシリンダヘッド2Rの後述されるブリーザ室2R1に連通するブローバイガス通過のための空間であるブリーザ室1R1が設けられている。
As described above, the
このブリーザ室1R1は、前記シリンダボアBR間のバンク1R後方寄りで、すなわち排気側に設けられ、この空間であるブリーザ室1R1には、これに並列しかつ仕切壁1R3を隔てて隣接配置される潤滑油の戻り油路1R2が設けられている。なお、ブリーザ室1R1と戻り油路1R2等の構造の詳細については後述される。
The breather chamber 1R1 is provided near the rear of the
シリンダブロック1の前後のバンク1F,1R上部にはそれぞれ、後述されるガスケットGが介在されて前後のシリンダヘッド2F,2Rの下部が接合され取付けられる。各シリンダヘッド2F,2Rには、該ヘッド2Rの下面視とされる図3と図1等の参照から理解できるように、燃焼室21毎に、燃焼室21に開口する1対の吸気口22を有する吸気ポート23および1対の排気口24を有する排気ポート25が形成され、さらに1対の吸気口22をそれぞれ開閉する1対の吸気弁22aと、1対の排気口24を開閉する1対の排気弁24aが設けられ、また、各燃焼室21内に臨む点火プラグ(明確には図示されず)が設けられている。
Gaskets G, which will be described later, are interposed between the upper portions of the front and
シリンダブロック1の後バンク1R上部のシリンダヘッド2Rには、2つの燃焼室21間でかつ該ヘッド2Rの後方寄りに、つまり排気側に、図3,4に図示されるように、シリンダブロック1の後バンク1Rに形成されたブローバイガス通過のための上述の空間であるブリーザ室1R1に連通するブリーザ室2R1のための空間と、この空間に並列してかつ仕切壁2R3を隔てて隣接配置される潤滑油の戻り油路2R2が形成されている。ブリーザ室2R1と戻り油路2R2の構造の詳細は後述される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the cylinder head 2 </ b> R above the
前後のシリンダヘッド2F,2Rのそれぞれの上部には、図1に図示されるように吸気カム軸10と排気カム軸11がそれぞれ、その一方軸端の図示されない駆動機構を介して互いに同期駆動されその回転軸線Lを中心に回転自在に装着されている。前後のシリンダヘッド2F,2R上部に配置される吸気カム軸10と排気カム軸11は、その回転軸線Lを所定間隔離して互いに平行に配置され、これらカム軸10,11は軸方向の複数箇所のジャーナル部がそれぞれ軸受からなるカムホルダにより支持されることで前後シリンダヘッド2F,2Rに対して前記回転自在に支持されている。
As shown in FIG. 1, an
前後のシリンダヘッド2F,2Rの上部に装着されるそれぞれのカム軸10,11は、明確には図示されない伝動機構を介してクランク軸5の動力によりクランク軸5の1/2の回転数で駆動回転され、カム軸10,11の回転駆動は所定のタイミングで各吸気弁22aおよび各排気弁24aを開閉作動のために駆動する。
The
なお、各吸気ポート23に接続される吸気装置は前後バンク1F,1RからなるVバンクの内側に配置され、前バンク1Fの気筒CFの排気ポート25に接続される図示されない排気管は、オイルパン4の下部壁部の近傍空間を通って後方に延びる。
An intake device connected to each
前後のシリンダヘッド2F,2Rのそれぞれの上面は、既述したようにヘッドカバー3F,3Rにより覆われるが、ヘッドカバー3F,3Rは、図1,4等の参照から理解できるように、全体的には上面(平面)視矩形の椀を伏せたような形状を呈し、上面部3F1,3R1と、上面部3F1,3R1から垂下する側面部3F2,3R2を備えている。
As described above, the upper surfaces of the front and
そして、ヘッドカバー上面部3F1,3R1は、シリンダヘッド2F,2Rの上面部を全面的に覆うものでなく、2本のカム軸10,11の上部や吸気弁22aおよび排気弁24aのステム上端のリフタ等の上部を覆うが、点火プラグの装着穴上部等は覆うものではない。
The head cover upper surface portions 3F1 and 3R1 do not completely cover the upper surface portions of the
ヘッドカバー3F,3Rのシリンダヘッド2F,2Rへの取付けは、図1,4等に図示されるように、シリンダヘッド2F,2R上面の外周縁に形成される環状凹溝2F5,2R5にヘッドカバー側面部3F2,3R2の下縁3F3,3R3が差込み固定されることでなされている。
The head covers 3F and 3R are attached to the
図1を参照すると、オイルパン4内には、オイルストレーナ41が配置されて、オイルストレーナ41から上方に延びる油管42が、オイルポンプユニットUのフィードポンプPfの明確には図示されない吸入ポートに接続される。オイルポンプユニットUは、駆動軸U1の軸方向に配列されたスカベンジポンプPsとフィードポンプPfを備えている。
ポンプユニットUは、クランクケースの下端面1B2のやや上部の僅かに傾斜する傾斜隔壁1B3に設けられている。
Referring to FIG. 1, an
The pump unit U is provided in an inclined partition wall 1B3 that is slightly inclined slightly above the lower end surface 1B2 of the crankcase.
傾斜隔壁1B3には、スカベンジポンプPsの吸入ポートPs1にそれぞれ接続する吸入口1B4が設けられており、クランク室1C1内に供給されて、所要の潤滑個所を潤滑し終えてクランク室1C1の底部に流下した潤滑油が、吸入口1B4からスカベンジポンプPsにその吸入ポートPs1を通してそれぞれ吸引され、吸引された潤滑油は、スカベンジポンプPsの吐出ポートPs2に接続されたミッション室1C2内へと延びるために上方に指向して図示されないメインシャフトやカウンタシャフトの歯車変速機の歯車群に達する油路L3の上端の吐出ポートL3oから、ミッション室1C2内に放出される。 The inclined partition wall 1B3 is provided with suction ports 1B4 respectively connected to the suction port Ps1 of the scavenge pump Ps. The suction ports 1B4 are supplied into the crank chamber 1C1 and lubricate the required lubrication points to the bottom of the crank chamber 1C1. The lubricating oil that has flowed down is sucked from the suction port 1B4 to the scavenge pump Ps through the suction port Ps1, and the sucked lubricating oil extends into the mission chamber 1C2 connected to the discharge port Ps2 of the scavenge pump Ps. The oil is discharged into the mission chamber 1C2 from the discharge port L3o at the upper end of the oil passage L3 reaching the gear group of the main shaft or counter shaft gear transmission (not shown) directed upward.
フィードポンプPfの吸入ポートは既述のようにオイルストレーナ41の上方に延びる油管42に接続され、吐出ポートは油路L1に接続され、該油路L1からオイルフィルタOf、オイルクーラOcを通して、さらには上クランクケース1Aの前バンク1Fと後バンク1Rの両バンクの谷間に沿って略水平にかつ該谷間の略全長に亘って延長するメインギャラリL2へと潤滑油を供給し、該メインギャラリL2からクランク軸5の軸内油路に、また図示されない油路を通してシリンダヘッド2F,2Rの動弁機構等に潤滑油を供給する。
As described above, the suction port of the feed pump Pf is connected to the
上述の各潤滑油路を通して各潤滑部に供給された潤滑油は、その後クランク室1C1の底部に流下し、もしくはミッション室1C2等を通して下クランクケース1B下部のオイルパン4底部に流下し、再びスカベンジポンプPsにより、もしくはフィードポンプPfにより各潤滑部に循環供給される。
The lubricating oil supplied to the lubricating parts through the lubricating oil paths described above then flows down to the bottom of the crank chamber 1C1, or flows down to the bottom of the
各部の潤滑等に供された潤滑油の戻り油は、既述のようにクランク室1C1底部に、もしくはミッション室1C2からオイルパン4内へと流下する。そして、後バンク1R側の戻り油、つまり動弁機構の潤滑に供されたシリンダヘッド2Rのデッキ上面2R4の潤滑油は、デッキ上面2R4において滞留することなく円滑に流下される。
As described above, the return oil of the lubricating oil used for lubricating each part flows down to the bottom of the crank chamber 1C1 or from the mission chamber 1C2 into the
シリンダヘッド2Rの図示されないが上面視における2本の対をなすカム軸10,11延在のための空間の下部でかつ2つのシリンダボアBR対応の空間の間で、しかも該ヘッド2Rのデッキ上面2R4の略中央寄りの位置と後方寄りの位置に戻り油のための油路2R2の2つの開口2R20が後述されるブリーザ装置の開口2R10を挟んで設けられている(図4参照)。
Although not shown in the figure, the
図4を参照してシリンダヘッド2Rのデッキ上面2R4において動弁機構等の潤滑に供した潤滑油が戻り油路2R2の2つの開口2R20に流れ込み易くするためこれら開口2R20の周辺部は窪んだ構造を呈しており、図4からは理解できないが戻り油路2R2の2つの開口2R20の上面視における形状はシリンダヘッド2Rのデッキ上面2R4の長手方向においていずれも長く幅の狭い形状を呈し(図3参照)、ヘッド2Rのデッキ上面2R4の略中央寄りの開口は略三日月形をなし、後方寄りの開口はやや幅広スリット状をなしている。これら開口は開口直下の空間で直ぐに一つの油路2R2として集約されている(図4参照)。
Referring to FIG. 4, the periphery of these openings 2R20 is recessed in order to make it easier for lubricating oil used for lubrication of the valve operating mechanism or the like to flow into the two openings 2R20 of the return oil passage 2R2 on the deck upper surface 2R4 of the
また、シリンダブロック1の後バンク1Rには、2つのシリンダボアBR間でかつバンク1R後方寄りの位置に戻り油路1R2の開口1R20が設けられ(図2参照)、この開口1R20は、上述のシリンダヘッド2Rに設けられた戻り油のための油路2R2の下方開口2R21(図3,4参照)と上下で位置整合され、後述のガスケットGの開口の介在はあるが、これによりシリンダヘッド2Rのデッキ上面2R4の2つの開口2R20からシリンダブロック1のバンク1R下方の開口1R21を貫通する戻り油の油路が形成され、この戻り油の油路の下方が前記開口1R21を介してクランク室1C1上方に連通している。
Further, the
シリンダブロック1の後バンク1Rにおける戻り油のための油路開口1R20は、該バンク1Rの上面視においては、つまり後バンク1Rにおける戻り油路1R2の入口の開口1R20は長いスリット状の形状を呈しているが、入口開口1R20の直下の油路1R2は、明確には図示されないが略長さと幅が拮抗した略矩形状を呈した断面の油路面積が拡大された構造として形成されている。
The oil passage opening 1R20 for the return oil in the
また、シリンダブロック1の後バンク1Rとその上部のシリンダヘッド2Rは、両者に跨るブローバイガス排出のためのブリーザ装置のブリーザ室1R1,2R1を備えている。そして、図4に図示されるように、後バンク1R上のシリンダヘッド2Rのデッキ上面2R4の略中央部と後方寄りの前記戻り油のための2つの長く幅の狭い開口、すなわち三日月形とやや幅広のスリット状を呈する2つの開口2R20に並列してかつ該ヘッド2Rのデッキ上面2R4の前後方向で該2つの開口2R20に挟まれて、これらに隣接してブリーザ室2R1のための開口2R10が設けられている。
Further, the
図4を参照して、開口2R10には所定長さの筒状体からなるブリーザ装置のブリーザ管2aの一端、すなわち下方端2a1が嵌合固定されて取付けられ、ブリーザ管2aの他端はシリンダヘッド2Rの後方壁部、すなわち、シリンダヘッド2Rの後方壁部の2つの排気ポート25間の壁部から斜め上方に指向して所定長さ外方に突出した突出部2a2とされ、その突出基部2a3が更なる取付け強化のために該壁部に取付部2a4を介してボルトBにより締付け固定されている。なお、ブリーザ管2aの取付位置は、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲における設計変更により、吸気ポート23間の壁部から突出する構造として選択することが可能である。
Referring to FIG. 4, one end of a
後シリンダヘッド2Rのデッキ上面2R4におけるブリーザ装置のための開口2R10は、戻り油のための2つの油路開口2R20に挟まれた位置で該油路開口2R20と並列しかつ隣接して設けられるが、開口2R10に連なる下方に延びるブリーザ室2R1のための空間も仕切壁2R3を挟んで戻り油のための油路2R2と並列にかつ互いに隣接関係を保持している(図4参照)。
An opening 2R10 for the breather device on the deck upper surface 2R4 of the
図2を参照して、シリンダブロック1の後バンク1Rにおけるブリーザ室1R1のための開口1R10は、シリンダヘッド2Rにおけるブリーザ室2R1のための下方開口2R11とその上下位置で互いに整合され、また戻り油のための油路開口1R20に並列しかつ仕切壁1R3を挟んで互いに隣接しており、ブリーザ室1R1の下方の開口1R11はミッション室1C2の上方開口に連通している。
Referring to FIG. 2, an opening 1R10 for breather chamber 1R1 in
後シリンダヘッド2Rと、シリンダブロック1の後バンク1Rにおけるブリーザ室2R1,1R1と戻り油のための油路2R2,1R2の仕切壁2R3,1R3を隔てた並列しかつ隣接した配置構造は、ブリーザ室1R1,2R1のブローバイガスが戻り油である温度の比較的高い潤滑油により間接的に暖められるので、ブリーザ室1R1,2R1内の水蒸気の結露を抑えるという点において寄与する。
An arrangement structure in which the
シリンダヘッド2R下面とシリンダブロック1の後バンク1R上面の両者の接合面には、既述のようにガスケットGが介在される。ガスケットGには、シリンダヘッド2Rとシリンダブロック1の後バンク1Rの整合位置とされる互いの上述の戻り油のための油路1R2と2R2の開口1R20、2R21、およびブリーザ室1R1と2R1の開口1R10と2R11を支障なく連通させるための位置整合された開孔が並列しかつ隣接して開口形成されている。
As described above, the gasket G is interposed between the joint surfaces of the lower surface of the
ガスケットGは、3枚の重ね合わせからなり、ブリーザ室1R1,2R1の連通、および戻り油のための油路1R2,2R2の連通のため3枚重ね板を貫通する孔とされるが、ガスケットGの略中央部は3枚重ねの表裏の板部は貫通孔とされるが、表裏の板に挟まれた中央板は孔が形成されない板とされ、したがって、この略中央部は貫通孔を形成するものでなく、この貫通しない略中央部はガスケットGの所定の装着において、図2図示のシリンダブロック1の後バンク1Rの中央空間1C3からブローバイガスの抜け上がりを阻止する。
The gasket G is composed of three sheets, and is a hole penetrating the three-layered plate for communication between the breather chambers 1R1 and 2R1 and for communication of the oil passages 1R2 and 2R2 for return oil. The center part of the plate is a through hole in the front and back plate parts of the three layers, but the center plate sandwiched between the front and back plates is a board in which no hole is formed. Therefore, this substantially central part forms a through hole. The substantially central portion not penetrating prevents the blow-by gas from coming up from the central space 1C3 of the
前バンク1F側におけるシリンダヘッド2F上面の動弁機構の潤滑に供された戻り油は、図示されるところでないが、上述の後バンク1R側と同様の選択による油路開口を通して流下し、したがって戻し油のための油路開口はシリンダヘッド2F上面の3つのシリンダボアBFの燃焼室21上方対応空間の適宜2つの空間の間で、かつ該ヘッド2Fの後方寄り位置のカム軸10,11の延在空間の下方に臨む位置等が適宜選択対象とされるが、前バンク1Fにおける戻し油の油路開口の配置は3つのシリンダボアの存在から自ずから制限される。油路開口の周辺は戻り油の円滑な流れ込みを促すため窪んだ構造とされる。
The return oil used for lubrication of the valve mechanism on the upper surface of the
戻り油のための油路は、シリンダヘッド2Fデッキ上面の油路開口から該ヘッド2Fを貫通し、油路下部の開口に達する。前バンク1Fにはシリンダヘッド2Fの油路開口にその上下位置において整合される戻り油の油路が設けられ、前バンク1F下部の油路開口は、クランク室1C1の上部で開口する。前バンク1F側においてはブリーザ室のための油路空間は設けられない。前バンク1Fの上面とシリンダヘッド2F下面の接合面間には戻り油のための位置整合された開口が形成されたガスケットGが介在される。
The oil passage for the return oil passes through the
本発明は上述した構成を備えるから、以下の効果を奏する。 Since this invention is provided with the structure mentioned above, there exist the following effects.
すなわち、ブリーザ室1R1,2R1は、潤滑油の戻り油路1R2,2R2に仕切壁1R3,2R3を隔てて並列しかつ隣接配置されるから、ブリーザ室1R1,2R1内のブローバイガスは、比較的温度の高い戻り油と仕切壁1R3,2R3を介して間接的に暖められるので、ブリーザ室1R1,2R1内における水蒸気の結露が防止され、ブローバイガス中に含まれる水分とガソリン分をそのまま機関E外に排出し、水滴の混入による潤滑油の希釈と劣化が回避される。また、ブリーザ室1R1,2R1は、シリンダボアBRの近傍に形成されるので、シリンダボアBRからの熱の影響も受けるので、さらに結露防止効果が向上される。 That is, the breather chambers 1R1 and 2R1 are arranged in parallel and adjacent to the return oil passages 1R2 and 2R2 of the lubricating oil with the partition walls 1R3 and 2R3 therebetween, so that the blow-by gas in the breather chambers 1R1 and 2R1 has a relatively high temperature. The high return oil and the partition walls 1R3 and 2R3 are indirectly heated, so that condensation of water vapor in the breather chambers 1R1 and 2R1 is prevented, and moisture and gasoline contained in the blow-by gas are left outside the engine E as they are. Dilution and deterioration of the lubricating oil due to drainage and mixing of water droplets is avoided. Further, since the breather chambers 1R1 and 2R1 are formed in the vicinity of the cylinder bore BR, they are also affected by heat from the cylinder bore BR, so that the effect of preventing condensation is further improved.
ブリーザ室1R1,2R1は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2に跨って設けられているので、従来のヘッドカバー3にブリーザ室を設けていたものに比べてシリンダヘッド2の高さを低く抑えることができシリンダ部分の大型化が回避され、結果として内燃機関Eの小型化を図ることができる。また、シリンダブロック1とシリンダヘッド2に跨ってブリーザ室1R1,2R1を設けることで、様々な内燃機関に対応してブリーザ室の容量を確保することができる。
Since the breather chambers 1R1 and 2R1 are provided across the
シリンダボアBR間であって、複数のシリンダ中心軸を含む平面に対して平行に、ブリーザ室1R1,2R1とシリンダヘッド2Rからの潤滑油戻し油路1R2,2R2を配置するとともに、ブリーザ室1R1,2R1と潤滑油戻し油路1R2,2R2を隣接配置させているので、ブリーザ室1R1,2R1と潤滑油戻し油路1R2,2R2はシリンダボアBR間に集約配置されるので、ブリーザ室1R1,2R1と潤滑油戻し油路1R2,2R2のコンパクト化を図ることができる。
The breather chambers 1R1, 2R1 and the lubricating oil return oil passages 1R2, 2R2 from the
シリンダブロックが離間した並列内燃機関において、シリンダボア間に生じるデッドスペースを利用してブリーザ室を配置することができる。 In a parallel internal combustion engine in which cylinder blocks are separated from each other, a breather chamber can be arranged by utilizing a dead space generated between cylinder bores.
ブリーザ装置の排出管であるブリーザ管をシリンダヘッドの吸気ポートまたは排気ポート間に配置したため、ヘッドカバー上方に該排出管を配置した場合に比べて、シリンダヘッドの高さを低く抑えることができ、内燃機関の小型化を図ることができる。 Since the breather pipe, which is the discharge pipe of the breather device, is arranged between the intake port or the exhaust port of the cylinder head, the height of the cylinder head can be suppressed lower than when the discharge pipe is arranged above the head cover. It is possible to reduce the size of the engine.
各バンクに複数の気筒が配置されるV型内燃機関において、デットスペースとなりがちなシリンダボア間を利用してブリーザ室を配置することができる。 In a V-type internal combustion engine in which a plurality of cylinders are arranged in each bank, the breather chamber can be arranged by utilizing the space between cylinder bores that tend to be dead spaces.
1・・シリンダブロック、1A・・・上クランクケース、1B・・・下クランクケース、1F・・・前バンク、1R・・・後バンク、1R1,2R1・・・ブリーザ室、1R2,2R2・・・戻り油の油路、2F・・・前シリンダヘッド、2R・・・後シリンダヘッド、3F・・・前ヘッドカバー、3R・・・後ヘッドカバー、4・・・オイルパン、5・・・クランク軸。
1. ・ Cylinder block, 1A ... Upper crankcase, 1B ... Lower crankcase, 1F ... Front bank, 1R ... Rear bank, 1R1,2R1 ... Breaser chamber, 1R2,2R2 ...・ Return oil path, 2F ... front cylinder head, 2R ... rear cylinder head, 3F ... front head cover, 3R ... rear head cover, 4 ... oil pan, 5 ... crankshaft .
Claims (4)
前記シリンダブロック(1)にはブリーザ室(1R1)が該シリンダブロックと一体に形成され、
前記シリンダヘッド(2R)には、前記シリンダブロック(1)のブリーザ室(1R1)に連通する他のブリーザ室(2R1)が形成され、
前記両ブリーザ室(1R1,2R1)内のブローバイガスを外部に排出するブリーザ管(2a)が、シリンダヘッド(2R)の吸気ポート(23)または排気ポート(25)間に配置され、
シリンダヘッド(2R)に送られた潤滑油の戻り油をオイルパン(4)に戻すために、シリンダヘッド(2R)およびシリンダブロック(1)のシリンダボア(BR)間の領域に戻り油路(2R2,1R2)が形成され、前記両ブリーザ室(1R1,2R1)は、シリンダボア(BR)間の領域に、前記戻り油路(2R2,1R2)に対し仕切壁(2R3,1R3)を隔てて並列状に隣接して配置されて、戻り油路内の戻り油により両ブリーザ室内のブローバイガスが暖められるようにされた
ことを特徴とする内燃機関におけるブリーザ室の配置構造。 An internal combustion engine comprising a cylinder block (1) in which a plurality of cylinders (CR) on which pistons (P) slide are spaced apart and arranged in parallel, and a cylinder head (2R) coupled to the cylinder block. ,
In the cylinder block (1), a breather chamber (1R1) is formed integrally with the cylinder block,
The cylinder head (2R) is formed with another breather chamber (2R1) communicating with the breather chamber (1R1) of the cylinder block (1).
The breather pipe (2a) for discharging the blow-by gas in both the breather chambers (1R1, 2R1) to the outside is disposed between the intake port (23) or the exhaust port (25) of the cylinder head (2R),
Shi cylinder head (2R) to sent the lubricating oil return oil to return to the oil pan (4), the oil passage to return to the area between the cylinder bore (BR) of the cylinder head (2R) and the cylinder block (1) ( 2R2, 1R2) is formed, and both breather chambers (1R1, 2R1) are arranged in parallel with the return oil passage (2R2, 1R2) with a partition wall (2R3, 1R3) in the region between the cylinder bores (BR). An arrangement structure of a breather chamber in an internal combustion engine, wherein the blow-by gas in both breather chambers is warmed by the return oil in the return oil passage .
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