JP4592136B2 - Plate material processing method and plate material processing system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板材加工方法及び板材加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、板材加工システムにおいては、例えば材質SPCC、板厚1.6などのようにワークの公称値が自動プログラミング装置に入力され、この公称値を基に曲げ加工時に必要な伸び値が計算されて、この伸び値からブランク材の展開寸法が計算されている。
【0003】
曲げ加工前のブランキング加工では、上記の展開寸法に基づいてパンチ加工機にてブランク材の打ち抜き加工が行われる。各ブランク材は曲げ加工機にて曲げ加工される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の板材加工システムにおいては、実際に加工されるワークの特性が公称値とかけ離れている場合、例えば公称板厚が1.6mmのところ、実際の板厚が1.5mmであるような場合には、この板厚の差から生じる伸び値では自動プログラミング装置でブランク材の正しい展開長を得ることができないので、実際の曲げ加工後の曲げ寸法が許容範囲内に入らないという問題点があった。
【0005】
また、曲げ加工機では、ワークを曲げ時に板厚検知機能でワークの板厚が計測され、この計測された板厚が曲げ角度を出すためのD値(ラムのストローク量)の決定に応用しているものもある。しかし、これは単に曲げ加工機単体において実測された板厚情報を利用しているにすぎなかった。例えば、曲げ時に板厚検知機能でブランク材の板厚が計測されたとしても、すでに打ち抜かれているブランク材は展開寸法を修正することができないという問題点があった。あるいは、ブランク材を修正するにも再加工の手間がかかるという問題点があった。
【0006】
また、ワークはシート内でも場所により板厚が変化しているために、各ブランク材の板厚に差が発生するので、上述したように曲げ寸法が許容範囲内に入らないという問題点があった。
【0007】
また、曲げ角度については、公称板厚、材料定数(引張強度、ヤング率、n値、f値など)でスプリングバック量やストローク量を求めるよりも実際の板厚、材料定数で求めた方が実際に近い曲げ角度になることが知られているが、曲げ加工前にワークの実際の板厚、材料定数が判明していないと展開寸法に反映することができない。たとえ、最初の曲げ加工時に荷重・ストローク情報から材料定数が求められたとしても、この情報が反映されるのは次回の曲げ加工からとなる。
【0008】
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、曲げ加工前の打ち抜き加工時に実際の板厚、材料定数を測定し、この測定情報を曲げ加工に反映して効率よく正確な曲げ加工を行い得る板材加工方法及び板材加工システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1によるこの発明の板材加工方法は、ワークを曲げ加工する前のブランキング加工工程でワークの公称板厚、公称材料定数に基づいて展開した各ブランク材の打ち抜き加工を行い、この打ち抜き時に検出したラムストローク、圧力の諸データを基にして前記ワークの実際の板厚分布、材料定数分布を算出し、この板厚分布、材料定数分布により各ブランク材の実際の板厚、材料定数を決定し、この実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材の曲げ加工を行うにあたり、上記の各ブランク材の曲げ加工は、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材の伸び値を算出し、この伸び値とワークの公称板厚、公称材料定数から求めた伸び値との差が許容値内か否かを判断し、許容値内にあるブランク材は平均板厚、材料定数に基づいて曲げ加工を行い、許容値外にあるブランク材は重要寸法部を優先的に実際の板厚、材料定数に基づいて曲げ加工を行うか或いは曲げ加工を中止することを特徴とするものである。
【0014】
したがって、予め各ブランク材の伸び誤差が分かるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即した曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0015】
請求項2によるこの発明の板材加工方法は、ワークを曲げ加工する前のブランキング加工工程でワークの公称板厚、公称材料定数に基づいて展開した各ブランク材の隙間に試し打ち抜きを行い、この試し打ち抜き時に検出したラムストローク、圧力の諸データを基にして前記ワークの実際の板厚分布、材料定数分布を算出し、この板厚分布、材料定数分布により各ブランク材の実際の板厚、材料定数を決定し、この実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材を展開してブランク加工を行い、各ブランク材を実際の板厚、材料定数に基づいて曲げ加工を行うことを特徴とするものである。
【0016】
したがって、曲げ加工前の試し打ち抜き加工時にワークの実際の板厚分布、材料定数分布が測定されることから各ブランク材の実際の板厚、材料定数が決定され、この測定情報が正確な各ブランク材の展開とブランキング加工に反映される。また測定情報が曲げ加工にも反映されるので、効率よく正確な曲げ加工が行われる。また、例えば曲げ誤差の小さいブランク材のかたまりは検査時間の簡易化となるので、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0017】
請求項3によるこの発明の板材加工方法は、前記板材加工方法において、上記の各ブランク材のブランキング加工は、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材の伸び値を算出し、この伸び値と各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材から求めた平均伸び値との差が許容値内か否かを判断し、許容値内にあるブランク材は平均板厚、材料定数に基づいて展開してブランキング加工を行い、許容値外にあるブランク材は実際の板厚、材料定数に基づいて展開してブランキング加工を行うか或いはブランキング加工を中止することを特徴とするものである。
【0018】
したがって、予め各ブランク材の伸び誤差が分かるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工と曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0019】
請求項4によるこの発明の板材加工方法は、前記板材加工方法において、上記の各ブランク材の曲げ加工は、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材を所定角度に曲げるときのストローク量を実際の板厚、材料定数に基づいて計算し、他のブランク材を同じストローク量で折り曲げたときの角度が所定角度に対する許容値内か否かを判断し、許容値内にあるブランク材は同じストローク量で曲げ加工を行い、許容値外にあるブランク材は個々の板厚、材料定数に基づいて計算したストローク量で曲げ加工を行うか或いは曲げ加工を中止することを特徴とするものである。
【0020】
したがって、予め各ブランク材のストローク量制御での曲げ誤差が分かるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0021】
請求項5によるこの発明の板材加工方法は、前記板材加工方法において、上記の各ブランク材の曲げ加工は、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材のスプリングバック量を求めて挟み込み角度を算出し、他のブランク材を同じ挟み込み角度まで折り曲げた後の仕上がり角度が許容値内か否かを判断し、許容値内にあるブランク材は同じ挟み込み角度で曲げ加工を行い、許容値外にあるブランク材は個々の板厚、材料定数に基づいてスプリングバック量を求めて挟み込み角度を算出し、この挟み込み角度で曲げ加工を行うことを特徴とするものである。
【0022】
したがって、予め各ブランク材の挟み込み角度制御での曲げ誤差が分かるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0023】
請求項6によるこの発明の板材加工システムは、ワークの板厚、材料定数に基づいてブランク材を展開する自動プログラミング装置と、パンチとダイの協働でワークをパンチングしてブランキング加工するパンチ加工機と、パンチ加工機によりワークを打ち抜き加工時に検出したラムストローク、圧力の諸データを基にして前記ワークの実際の板厚分布、材料定数分布を算出し、この算出した板厚分布、材料定数分布から各ブランク材の実際の板厚、材料定数を決定する板厚・材料定数演算装置を備えた制御装置と、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材の曲げ加工を行う曲げ加工機とを備え、前記制御装置は、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて算出した各ブランク材の伸び値と、ワークの公称板厚、公称材料定数から求めた伸び値との差が許容値内か否かを判断する伸び誤差判定手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0026】
したがって、予め各ブランク材の伸び誤差が分かるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即した曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0027】
請求項7によるこの発明の板材加工システムは、前記板材加工システムにおいて、前記制御装置は、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて算出した各ブランク材の伸び値と、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材から求めた平均伸び値との差が許容値内か否かを判断する伸び誤差判定手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0028】
したがって、予め各ブランク材の伸び誤差が分かるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工と曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0029】
請求項8によるこの発明の板材加工システムは、前記板材加工システムにおいて、前記制御装置は、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材を所定角度に曲げるときのストローク量を実際の板厚、材料定数に基づいて計算し、この同じストローク量で他のブランク材を折り曲げるときの角度が所定角度に対する許容値内か否かを判断するストローク制御曲げ誤差判定手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0030】
したがって、予め各ブランク材のストローク量制御での曲げ誤差が分かるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0031】
請求項9によるこの発明の板材加工システムは、前記板材加工システムにおいて、前記制御装置は、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材のスプリングバック量を求めて挟み込み角度を算出し、他のブランク材を同じ挟み込み角度まで折り曲げた後の仕上がり角度が許容値内か否かを判断する挟み込み角度制御曲げ誤差判定手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0032】
したがって、予め各ブランク材の挟み込み角度制御での曲げ誤差が分かるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の板材加工方法及び板材加工システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0034】
図1を参照するに、本実施の形態に係わる板材加工システムは、ワークWの板厚、材料定数(引張強度、ヤング率、n値、f値など)に基づいてブランク材を展開する自動プログラミング装置1と、パンチPとダイDとの協働でワークWをパンチングしてブランキング加工するパンチ加工機としての例えばタレットパンチプレス3と、このタレットパンチプレス3で打ち抜かれた各ブランク材の曲げ加工を行う曲げ加工機としての例えばプレスブレーキ5と、から構成されている。
【0035】
より詳しくは、上記のパンチ加工機としての例えばタレットパンチプレス3は、ベース7の両側に立設したサイドフレーム9,11に上部フレーム13の両側が支持された態様のフレーム構造に構成されている。上部フレーム13の下部には、多種類のパンチPを着脱交換自在に備えた円盤状の上部タレット15が回転自在に装着されている。ベース7の上面には、上部タレット15に対向した下部タレット17が回転自在に装着されており、この下部タレット17には、多種類のパンチPと対向した多数のダイDが円弧状に配置され且つ着脱交換自在に装着されている。上部タレット15と下部タレット17は制御装置19の制御によって、同方向へ同期して回転される。
【0036】
上部タレット15と下部タレット17の図1において右側部分に装着されたダイD、パンチPの位置が加工位置となっており、この加工位置にあるパンチPの上方における上部フレーム13にはストライカ21が上下動自在に設けられている。このストライカ21は上部フレーム13内に設けられた駆動装置としての油圧シリンダ23内の上下動するピストン25のピストンロッド27に例えばラム29(打圧部材)を介して連結されている。
【0037】
また、タレットパンチプレス3にはワークWを前後左右方向へ移動して加工位置へ位置決めするためのワーク移動位置決め装置31が制御装置19にり制御されるように設けられている。ワーク移動位置決め装置31にはベース7上に図1において左右方向のY軸方向へ移動自在なキャレッジベース33が設けられており、このキャレッジベース33にはほぼ水平面でY軸方向に直交するX軸方向へ移動自在なキャレッジ35が設けられている。このキャレッジ35にはX軸方向へ適宜な間隔でワークWをクランプする複数のワーククランプ37が設けられている。
【0038】
したがって、加工位置に位置決めされたワークWは、パンチPがラム29によって打圧されることにより、パンチPとダイDとの協働でパンチングされる。
【0039】
また、タレットパンチプレス3の制御装置19には図2に示されているように、ワークWを打ち抜き加工時に検出したラムストローク、圧力の諸データを基にしてワークWの実際の板厚分布、材料定数分布を算出し、この算出した板厚分布、材料定数分布から各ブランク材の実際の板厚、材料定数を決定する板厚・材料定数演算装置としての例えば板厚・材料定数検出部39が備えられている。
【0040】
図2を参照するに、油圧シリンダ23の下方にはエンコーダ41が設けられており、このエンコーダ41からはラム29の昇降動作に伴って移動速度に比例したパルス信号が出力される。このパルス信号は位置検出部43に入力され、この位置検出部43でパンチPの下端位置、つまりラム29のストローク量が検出される。このストローク量はワークWの板厚及び材料定数を検出するための板厚・材料定数検出部39に電送されるよう構成されている。
【0041】
また、油圧シリンダ23の加圧室45には加圧側油圧管路47並びに背圧室49には背圧側油圧管路51を介してサーボバルブ53が連通されており、主制御部55から指令が与えられてサーボバルブ53の切換操作により油圧ポンプ57の圧油が油圧シリンダ23の加圧室45又は背圧室49に供給されることにより、ラム29が所定の速度で昇降駆動されるように構成されている。
【0042】
また、加圧側油圧管路47にはパンチング時の加圧力を検出する圧力センサ59が接続されており、この圧力センサ59で検出された加圧力が上述した板厚・材料定数検出部39に電送されるよう構成されている。
【0043】
上記構成により、板厚・材料定数検出部39では、ワークWの打抜き加工時に位置検出部43から送られてくるストローク量と圧力センサ59から送られてくる打ち抜き荷重とから、図3に示されているようにストローク・荷重線図が求められる。
【0044】
このストローク・荷重線図により、パンチPがワークWに接触したA点の位置で荷重が急上昇するので、このA点の位置が検出されることから実際の板厚が検出される。
【0045】
また、上記のストローク・荷重線図から材料常数が求められる。例えば、最大打ち抜き荷重Cmaxの大きさから引張強度(抗張力)が求められる。あるいは、弾性変形領域Bの傾きからヤング率Eが求められ、塑性変形領域Cから降伏応力σ、N値、F値、最大引張応力値などが求められる。
【0046】
より詳しくは、打抜きでの材料定数は直接的には曲げ加工時の計算に用いることができないが、同じ材料において打抜きの場合と引張の場合とは、同様の形状のストローク・荷重線図が得られるので、打抜きによるストローク・荷重線図から求められた材料定数は引張による材料定数に換算することができる。
【0047】
例えば、基準材料の引張試験で得られるストローク・荷重線図から求められる材料定数が、ヤング率E0T、ポアソン比ν0T、降伏応力σ0T、N値n0T、F値f0Tとする。この引張での材料定数はタレットパンチプレス3の制御装置19のメモリ61に予め記憶される。
【0048】
基準材料に対して材料定数検出用の基準金型により打ち抜き加工を行って前述したように得られるストローク・荷重線図から求められる材料定数が、ヤング率E0P、ポアソン比ν0P、降伏応力σ0P、N値n0P、F値f0Pとする。この打抜きでの材料定数もタレットパンチプレス3の制御装置19のメモリ61に予め記憶しておく。
【0049】
実際に使用されるワークWに対して材料定数検出用の基準金型により打ち抜き加工を行って前述したように得られるストローク・荷重線図から求められる材料定数が、ヤング率E1P、ポアソン比ν1P、降伏応力σ1P、N値n1P、F値f1Pとすると、実際に使用されるワークWの引張での材料定数は、ヤング率E1T〔=(E1P/E0P)E0T〕、ポアソン比ν1T〔=(ν1P/ν0P)ν0T〕、降伏応力σ1T〔=(σ1P/σ0P)σ0T〕、N値n1T〔=(n1P/n0P)n0T〕、F値f1T〔=(f1P/f0P)f0T〕に換算される。
【0050】
再び図2を参照するに、タレットパンチプレス3の制御装置19には自動プログラミング装置1からのデータや、上記の板厚・材料定数検出部39で求められたストローク・荷重線図あるいは板厚分布、材料定数分布などのデータを記憶するメモリ61が設けられている。
【0051】
さらに、制御装置19には、板厚・材料定数検出部39により決定した各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて算出した各ブランク材の伸び値と、ワークWの公称板厚、公称材料定数から求めた伸び値との差が許容値内か否かを判断する伸び誤差判定手段としての例えば伸び誤差判定部63が備えられている。
【0052】
この伸び誤差判定部63では、板厚・材料定数検出部39により決定した各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて算出した各ブランク材の伸び値と、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材から求めた平均伸び値との差が許容値内か否かを判断することもできる。
【0053】
また、制御装置19には、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材を所定角度に曲げるときのストローク量を実際の板厚、材料定数に基づいて計算し、この同じストローク量で他のブランク材を折り曲げるときの角度が所定角度に対する許容値内か否かを判断するストローク制御曲げ誤差判定手段としての例えばD値曲げ誤差判定部65が備えられている。
【0054】
また、制御装置19には、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材のスプリングバック量を求めて挟み込み角度を算出し、他のブランク材を同じ挟み込み角度まで折り曲げた後の仕上がり角度が許容値内か否かを判断する挟み込み角度制御曲げ誤差判定手段としての例えば挟み込み角度曲げ誤差判定部67が備えられている。
【0055】
再び図1を参照するに、曲げ加工機としての例えばプレスブレーキ5は、立設されたC形フレーム69L,69Rを備えており、このC形フレーム69L,69Rの下部前面には上下動可能な下部テーブル71が設けられている。この下部テーブル71上にはダイDが着脱可能に装着されている。一方、C形フレーム69の上部前面には上部テーブル73が固定して設けられており、この上部テーブル73の下部にはパンチPが着脱可能に装着されている。
【0056】
上記のC形フレーム69の下部にはメインシリンダ75L,75Rが設けられており、このメインシリンダ75L,75Rに装着されたピストンロッド77L,77Rの先端(上端)が上記の下部テーブル71に取り付けられている。また、下部テーブル71にはクラウニング用サブシリンダ79L,79Rが内蔵されており、ピストンロッド81L,81Rを介して下部テーブル71の上部に取り付けられている。
【0057】
メインシリンダ75Lとサブシリンダ79Lおよびメインシリンダ75Rとサブシリンダ79Rとには減圧弁83L,83Rが接続されていると共に、メインシリンダ75L,75Rには圧力センサ85L,85Rが接続されている。また、上部テーブル73の両側面には位置目盛り87L,87Rが設けられていると共に、下部テーブル71の両側面にはブラケット89L,89Rを介して位置センサ91L,91Rが設けられている。
【0058】
さらに、下部テーブル71の上部前面にはガイドレール93が敷設されていると共に、このガイドレール93にはワークWに折曲げ加工を行ったときの曲げ角度を検出する折曲げ角度測定装置95が左右方向へ移動可能に設けられている。
【0059】
この折曲げ角度測定装置95,圧力センサ85L,85R,位置センサ91L,91Rがそれぞれ制御装置97に接続されている。
【0060】
ガイドレール93の上には、図4を参照するに、スライダ99が図4において紙面に対して直交する方向へ移動位置決め自在に設けられている。このスライダ99には複数のボルトでブラケット101が取り付けられており、このブラケット101上には前後方向(図4において左右方向)にガイドレール103が設けられている。このガイドレール103に沿って前後方向へ移動可能のスライダ105が設けられている。このスライダ105の上には測定用インジケータ107が設けられている。
【0061】
この測定用インジケータ107は検出ヘッド109を有しており、この検出ヘッド109は検出ヘッド109の前面中央に回転中心P0を有する歯車111と一体的に回転するように支持されている。また、歯車111と噛合するウォーム歯車113が回転自在に設けられており、このウォーム歯車113はモータ115により回転駆動されるようになっている。
【0062】
従って、モータ115がウォーム歯車113を回転させると、このウォーム歯車113と噛合する歯車111が回転駆動されるので、検出ヘッド109は前面中央を中心として所望の角度だけ上下方向(図4において上下方向)に揺動される。
【0063】
図5を参照するに、検出ヘッド109は、中央部分に発光素子であるレーザ投光器117を有し、このレーザ投光器117の上下には例えばフォトダイオードから成る第一受光器119Aおよび第二受光器119Bを有している。
【0064】
図5を参照するに、上記の検出ヘッド109を用いてワークWの曲げ角度2・θを検出する場合について説明すると、揺動する検出ヘッド109のレーザ投光器117から発せられるレーザ光LBは、ワークWの表面で反射して第一受光器119Aおよび第二受光器119Bにより受光され、信号に変換されて制御装置97に伝達される。すなわち、制御装置97は、検出ヘッド109の角度がθ1となる位置まで回動したときに、レーザ投光器117から発せられたレーザ光LBがワークWで反射して、第一受光器119Aにより受光される反射光量が最大になることを検出する。
【0065】
例えば、検出ヘッド109の回動角度に対する反射光の受光量の変化は、一般的に検出へッドの回動角度が基準角度θ(図5に示されている例ではθ=0度の場合である)に対して、反時計回り方向へθ1度だけ回転したときに第一受光器119Aによる受光量が最大となり、また、検出ヘッド109の回動角度が基準角度θに対して時計回り方向にθ2度だけ回転したときに第二受光器119Bによる受光量が最大となる。
【0066】
第一受光器119Aおよび第二受光器119Bは、レーザ投光器117から等距離に設けられているので、第一受光器119Aの受光量が最大となるときの検出ヘッド109の角度と、第二受光器119Bの受光量が最大となるときの検出ヘッド109の角度との中間位置において、レーザ投光器117からのレーザ光LBが曲げられたワークWに垂直に投光されることがわかる。これより、曲げられたワークWの角度2θは、2・θ=θ1+θ2より得られる。
【0067】
図6を参照するに、プレスブレーキ5の制御装置97には、CPU121を備えており、このCPU121には種々のデータを入力するためキーボードのごとき入力装置123が接続されていると共に、種々のデータを表示せしめるCRTのごとき表示装置125が接続されている。また、CPU121にはメインシリンダ75L,75R,圧力センサ59L,59R,位置センサ91L,91Rおよび測定用インジケータ107が接続されている。
【0068】
CPU121には入力装置123から金型条件としてパンチ先端アールPR,パンチ先端角度PA,パンチ先端斜面長さPL,パンチたわみ定数PT,ダイ肩アールDR,ダイ溝角度DAおよびダイV幅Vさらに材料条件である材質、板厚T,曲げ長さB,摩擦係数、などのデータが入力されて記憶されるメモリ127が接続されている。
【0069】
なお、このメモリ127には前述したタレットパンチプレス3の制御装置19の板厚・材料定数検出部39で算出された各ブランク材の実際の板厚、材料定数や、伸び誤差判定部63、D値曲げ誤差判定部65、挟み込み角度曲げ誤差判定部67で判定された結果や、各判定部63,65,67で判定されるときに得られたデータとして例えば各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて算出した各ブランク材の伸び値、ストローク量、スプリングバック量、挟み込み角度などが、タレットパンチプレス3の制御装置19から電送されて取り込まれ、記憶されるように構成されている。
【0070】
また、CPU121には、上記のタレットパンチプレス3の制御装置19から電送されたデータに基づいて各ブランク材における適正な曲げ加工条件を算出する演算装置129が接続されており、この演算装置129で算出された各ブランク材の適正な曲げ加工条件と、プレスブレーキ5で任意の挟み角度で折曲げ加工を行ったときに逐次圧力センサ59L,59R、位置センサ91L,91R、測定用インジケータ107で検出される実曲げ荷重やストローク量、挟み込み角度とを比較して適正な曲げ加工を行う指令を与える比較判断装置131が接続されている。
【0071】
なお、本実施の形態では伸び誤差判定部63、D値曲げ誤差判定部65、挟み込み角度曲げ誤差判定部67がタレットパンチプレス3の制御装置19に設けられているが、プレスブレーキ5の制御装置97に設けても構わない。
【0072】
次に、第1実施の形態として上記構成の板材加工システムを用いた板材加工方法について説明する。
【0073】
図7を参照するに、自動プログラミング装置1では、ワークWの公称板厚、公称材料定数(引張強度、ヤング率、n値、f値など)のデータが入力される。
【0074】
この公称板厚、公称材料定数に基づいてブランク材の伸び値が計算され、展開寸法が計算される。ワークWには図8に示されているように各ブランク材の板取りが決定される(ステップS1,S2)。
【0075】
上記のワークWにおける各ブランク材の展開データを含む加工プログラムは、図1に示されているようにタレットパンチプレス3の制御装置97へ送られる。タレットパンチプレス3では上記の加工プログラムに基づいて各ブランク材が実際にパンチング加工されることによりブランキング加工が行われる。
【0076】
制御装置19の板厚・材料定数検出部39では、前述したように各ブランク材が打ち抜かれる毎に、ラムストローク、圧力の諸データが検出され、このストローク値と荷重を基にして各打ち抜き位置における板厚及び抗張力等の材料定数が算出されるので、例えば図9に示されているようにワークWの実際の板厚分布、材料定数分布が算出される。
【0077】
したがって、上記の板厚分布、材料定数分布から各ブランク材の実際の板厚、材料定数が決定される。なお、各ブランク材が打ち抜かれるときに、同時にブランク識別記号や板厚や抗張力などをマーキングしても構わない。例えば、各ブランク材に板厚t=0.8mm、抗張力2.94×108Pa(30kg/mm2)、識別記号(A),(B),(C)…と記載することができる(ステップS3)。
【0078】
また、各ブランク材の中で平均的な板厚、抗張力を有する特定のブランク材を抽出する。例えば、3つのブランク材のうちのブランク材(A)はt=0.80mm、抗張力2.94×108Pa(30kg/mm2)で、ブランク材(B)はt=0.81mm、抗張力3.04×108Pa(31kg/mm2)で、ブランク材(C)はt=0.82mm、抗張力3.14×108Pa(32kg/mm2)であるとすると、この中でブランク材(B)が平均的な特定のブランク材となる(ステップS4)。
【0079】
次に、制御装置19では、上記の各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて下記の3通りの曲げ誤差の少なくともいずれか1つが予測される(ステップS5)。
【0080】
1.公称板厚、材料定数を基に各ブランク材の伸び誤差を算出する。
【0081】
2.各ブランク材の実際の板厚、材料定数を基にD値制御での各ブランク材の曲げ誤差を算出する。
【0082】
3.各ブランク材の実際の板厚、材料定数を基に挟み込み角度制御での各ブランク材の曲げ誤差を算出する。
【0083】
上記の「1.各ブランク材の伸び誤差」についてより詳しく説明すると、制御装置19の板厚・材料定数検出部39では、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材の伸び値が算出される。この各ブランク材の伸び値とワークWの公称板厚、公称材料定数から求めた伸び値との差が“伸び誤差"となる。
【0084】
伸び値は、ブランク材の板厚、材質、から求められる〔伸び値=f(板厚、材質、ダイV幅)〕。
【0085】
例えば、図10に示されているようにブランク材(A)はt=1.16mm、抗張力σAに基づいて伸び値が1.11mmと算出され、ブランク材(B)はt=1.17mm、抗張力σBに基づいて伸び値が1.12mmと算出され、ブランク材(C)はt=1.18mm、抗張力σCに基づいて伸び値が1.13mmと算出される。
【0086】
すでにステップS1で自動プログラミング装置1により公称板厚、公称材料定数から計算された伸び値は制御装置19のメモリ61に入力されている。例えば、公称板厚t=1.20mm、抗張力σ0から計算された伸び値が1.20mmである場合、この伸び値1.20mmに対する各ブランク材の実際の伸び値との差が“伸び誤差"となる。
【0087】
したがって、伸び誤差は、ブランク材(A)は0.09mmで、ブランク材(B)は0.08mmで、ブランク材(C)は0.07mmと算出される。
【0088】
上記の「2.D値制御での各ブランク材の曲げ誤差」についてより詳しく説明すると、制御装置19の板厚・材料定数検出部39では、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材を所定角度に曲げるときのD値(ストローク量)が実際の板厚、材料定数に基づいて計算される。この同じストローク量で他のブランク材を折り曲げるときの角度と、上記の所定角度との差が“D値制御曲げ誤差"となる。
【0089】
例えば、図11に示されているように平均的な板厚、板材定数を有するブランク材(B)を所定角度90°に曲げるときのD値がブランク材(B)の実際の板厚、材料定数にて計算される。この計算されたD値が2.10であるとする。
【0090】
他のブランク材(A),(C)については、上記のブランク材(B)の計算されたD値2.10と同じD値で曲げるときの曲げ角度が、ブランク材(A),(C)の個々の実際の板厚、材料定数に基づいて計算される。その結果、ブランク材(A)の曲げ角度が90.5°であるので、曲げ誤差は0.5°である。ブランク材(C)の曲げ角度が89.5°であるので、曲げ誤差は0.5°である。
【0091】
上記の「3.挟み込み角度制御での各ブランク材の曲げ誤差」についてより詳しく説明すると、制御装置19の板厚・材料定数検出部39では、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材のスプリングバック量が実際の板厚、材料定数に基づいて計算される。このスプリングバック量から所定の仕上がり角度にするための挟み込み角度が計算される。他のブランク材が同じ挟み込み角度まで折り曲げた後の仕上がり角度が個々の実際の板厚、材料定数に基づいて計算される。同じ挟み込み角度まで他のブランク材を折り曲げるときの仕上がり角度と、上記の所定角度との差が“挟み込み角度制御曲げ誤差"となる。
【0092】
例えば、図12に示されているように平均的な板厚、板材定数を有するブランク材(B)のスプリングバック量が2.0°と算出されたので、所定角度90°に曲げるための挟み込み角度は88°となる。
【0093】
他のブランク材(A),(C)については、上記のブランク材(B)の計算された挟み込み角度88°と同じ挟み込み角度まで曲げるときの仕上がり角度が、ブランク材(A),(C)の個々の実際の板厚、材料定数に基づいて計算されたスプリングバック量から求められる。その結果、ブランク材(A)のスプリングバック量が2.5°で、仕上がり角度が90.5°であるので、曲げ誤差は0.5°となる。ブランク材(C)のスプリングバック量が1.5°で、仕上がり角度が89.5°であるので、曲げ誤差は0.5°となる(ここまでは、ステップS5)。
【0094】
上記の3通りの曲げ誤差、つまり、各ブランク材の伸び誤差と、D値制御での各ブランク材の曲げ誤差と、挟み込み角度制御での各ブランク材の曲げ誤差とに対する許容値が設定される(ステップS6)。
【0095】
上記の許容値に対する実際の誤差がどの程度の範囲か、またどのブランク材が許容値内か否かというメッセージが、例えば図13に示されているように制御装置19の図示せざる表示装置に表示される(ステップS7)。
【0096】
図7を参照するに、上記の各誤差が許容値内か否かは、制御装置19の以下の各判定部で判定される(ステップS8)。
【0097】
“伸び誤差"については、各ブランク材の“伸び誤差"が伸び誤差判定部63により許容値内か否か判断される。
【0098】
“伸び誤差"が許容値外のブランク材の場合は、このブランク材の中の重要寸法部が所定の寸法となるように折り曲げられる。例えば、伸び誤差を他のフランジに逃がすために、まず最初に重要寸法部が折り曲げられる(ステップS9)。あるいは、“伸び誤差"が許容値外のブランク材の場合は、曲げ加工が実施されない(ステップS10)。
【0099】
“伸び誤差"が許容値内のブランク材では、プレスブレーキ5にて通常の折曲げ加工が行われる(ステップS11)。
【0100】
“D値制御曲げ誤差"については、各ブランク材の“D値制御曲げ誤差"がD値曲げ誤差判定部65により許容値内か否か判断される。
【0101】
“D値制御曲げ誤差"が許容値外のブランク材の場合は、作業者に対してアラームが表示される。この場合、作業者はブランク材の個々の実際の板厚、材料定数に基づいて所定角度に対するD値(ストローク量)を算出する。したがって、所定角度に対するD値ストローク量を用いてプレスブレーキ5にて折曲げ加工が行われるので、仕上がり角度は確実に許容値内に入ることとなる(ステップS9)。あるいは、“D値制御曲げ誤差"が許容値外のブランク材の場合は、曲げ加工が実施されない(ステップS10)。
【0102】
“D値制御曲げ誤差"が許容値内のブランク材では、平均板厚、材料定数によるD値にてプレスブレーキ5により通常の折曲げ加工が行われる(ステップS11)。
【0103】
“挟み込み角度制御曲げ誤差"については、各ブランク材の“挟み込み角度制御曲げ誤差"が挟み込み角度曲げ誤差判定部67により許容値内か否か判断される。
【0104】
“挟み込み角度制御曲げ誤差"が許容値外のブランク材の場合は、前述したD値制御と同様にブランク材の個々の実際の板厚、材料定数に基づいてスプリングバック量が求められ、このスプリングバック量に基づいて所定角度に対する挟み込み角度を算出される。したがって、所定角度に対する挟み込み角度を用いてプレスブレーキ5にて折曲げ加工が行われるので、仕上がり角度は確実に許容値内に入ることとなる(ステップS9)。あるいは、“挟み込み角度制御曲げ誤差"が許容値外のブランク材の場合は、曲げ加工が実施されない(ステップS10)。
【0105】
“挟み込み角度制御曲げ誤差"が許容値内のブランク材では、平均板厚、材料定数による挟み込み角度にてプレスブレーキ5により通常の折曲げ加工が行われる(ステップS11)。
【0106】
以上のように、曲げ加工前のブランキング加工における打ち抜き加工時に各ブランク材の実際の板厚、材料定数が測定され、この測定情報が曲げ加工に反映されるので、効率よく正確な曲げ加工が行われる。また、例えば曲げ誤差の小さいブランク材のかたまりは検査時間の簡易化となるので、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0107】
次に、第2実施の形態として、上記構成の板材加工システムを用いた他の板材加工方法について説明する。なお、前述した第1実施の形態と同様の部分は省略して説明する。
【0108】
第1実施の形態と異なる点は、ワークWの実際の板厚分布、材料定数分布を検出するに当たり、第1実施の形態ではタレットパンチプレス3で各ブランク材を打ち抜きにてブランキング加工する時に求められているが、第2実施の形態では捨て穴にて試し打ち抜き加工時に求められており、ブランキング加工は前述した各曲げ誤差が許容値内か否かを判断した後に行われている点にある。
【0109】
図14を参照するに、ステップS21,S22は図7におけるステップS1,S2と同様である。
【0110】
ワークWには図15に示されているように各ブランク材の板取りが決定されており、各ブランク材の隙間に板情報測定用の試し打ち抜きの捨て穴133が位置決めされる(ステップS23)。
【0111】
上記のワークWにおける試し打ち抜きの捨て穴133並びに各ブランク材の展開データを含む加工プログラムは、タレットパンチプレス3の制御装置19へ送られる。タレットパンチプレス3では上記の加工プログラムに基づいて図16に示されているように捨て穴133が実際にパンチング加工される。しかし、各ブランク材は打ち抜かれない。
【0112】
制御装置19の板厚・材料定数検出部39では、各捨て穴133が打ち抜かれる時に各打ち抜き位置における板厚及び抗張力等の材料定数が算出されるので、図9に示されているようにワークWの実際の板厚分布、材料定数分布が算出される。第1実施の形態の図7のステップS3とほぼ同様である。
【0113】
したがって、上記の板厚分布、材料定数分布から各ブランク材の実際の板厚、材料定数が決定される(ステップS24)。
【0114】
また、各ブランク材の中で平均的な板厚、抗張力を有する特定のブランク材が第1実施の形態の図7のステップS4と同様に抽出される。あるいは、図17に示されているように破砕するテストピースが決定される(ステップS25)。
【0115】
次に、制御装置19では、上記の各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて“伸び誤差"と“D値制御曲げ誤差"と“挟み込み角度制御曲げ誤差"の3通りのうちの少なくともいずれか1つが予測される。
【0116】
上記の“伸び誤差"についてより詳しく説明すると、制御装置19の板厚・材料定数検出部39では、各ブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて各ブランク材の伸び値が算出される。一方、各ブランク材のうちの平均板厚、材料定数を有するブランク材の実際の板厚、材料定数に基づいて“平均伸び値"が算出される。この“平均伸び値"と各ブランク材の個々の実際の伸び値との差が“伸び誤差"となる。
【0117】
上記の“D値制御曲げ誤差"と“挟み込み角度制御曲げ誤差"は、第1実施の形態の図7のステップS5と同様である(ステップS26)。
【0118】
ステップS27,S28は図7におけるステップS6,S7と同様である。
【0119】
図14を参照するに、上記の各誤差が許容値内か否かは、制御装置19の以下の各判定部で判定される(ステップS29)。
【0120】
“伸び誤差"については、各ブランク材の“伸び誤差"が伸び誤差判定部63により許容値内か否か判断される。
【0121】
“伸び誤差"が許容値外のブランク材の場合は、自動プログラミング装置1などによりブランク材の個々の実際の板厚、材料定数に基づいて計算した伸び値にて展開寸法が再計算される(ステップS30)。あるいは、“伸び誤差"が許容値外のブランク材の場合は、曲げ加工が実施されない(ステップS31)。
【0122】
“伸び誤差"が許容値内のブランク材では、自動プログラミング装置1などにより平均板厚、材料定数のブランク材もしくはテストピースの伸び値にて展開寸法が算出される(ステップS32)。
【0123】
上記のステップS30並びにステップS32の展開寸法に基づいてタレットパンチプレス3にて各ブランク材がパンチングされてブランキング加工が行われる(ステップS33)。
【0124】
上記の各ブランク材はプレスブレーキ5にて折曲げ加工が行われる(ステップS34)。
【0125】
つまり、“D値制御曲げ誤差"及び“挟み込み角度制御曲げ誤差"については、各ブランク材の“D値制御曲げ誤差"又は“挟み込み角度制御曲げ誤差"が許容値内か否か判断された後に、第1実施の形態のステップS9又はステップS11と同様にして曲げ加工が行われる。
【0126】
あるいは、“D値制御曲げ誤差"及び“挟み込み角度制御曲げ誤差"が許容値外のブランク材の場合は、曲げ加工が実施されない(ステップS31)。
【0127】
以上のように、曲げ加工前の試し打ち抜き加工時にワークの実際の板厚分布、材料定数分布が測定されることから各ブランク材の実際の板厚、材料定数が決定され、この測定情報が正確な各ブランク材の展開とブランキング加工に反映される。また測定情報が曲げ加工にも反映されるので、効率よく正確な曲げ加工が行われる。また、例えば曲げ誤差の小さいブランク材のかたまりは検査時間の簡易化となるので、曲げ加工後の検査時間の短縮となる。
【0128】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0129】
前述した実施の形態では、曲げ誤差等の計算がパンチ加工機の制御装置内で行われているが、ネットワーク等の他のコンピュータにより計算しても構わない。
【0131】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、曲げ加工前のブランキング加工における打ち抜き加工時に各ブランク材の実際の板厚、材料定数を測定できるので、この測定情報を曲げ加工に反映でき、効率よく正確な曲げ加工を行える。また、例えば曲げ誤差の小さいブランク材のかたまりは検査時間の簡易化となるので、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0132】
また、予め各ブランク材の伸び誤差を計算できるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即した曲げ加工を行うことができることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0133】
請求項2の発明によれば、曲げ加工前の試し打ち抜き加工時にワークの実際の板厚分布、材料定数分布を測定できるので、各ブランク材の実際の板厚、材料定数を決定できる。この測定情報を正確な各ブランク材の展開とブランキング加工に反映でき、曲げ加工にも反映できるので、効率よく正確な曲げ加工を行える。
また、例えば曲げ誤差の小さいブランク材のかたまりは検査時間の簡易化となるので、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0134】
請求項3の発明によれば、予め各ブランク材の伸び誤差を計算できるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即した曲げ加工を行うことができることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0135】
請求項4の発明によれば、予め各ブランク材のストローク量制御での曲げ誤差を計算できるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0136】
請求項5の発明によれば、予め各ブランク材の挟み込み角度制御での曲げ誤差を計算できるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0137】
請求項6の発明によれば、曲げ加工前の打ち抜き加工時にワークの実際の板厚分布、材料定数分布を測定できるので、各ブランク材の実際の板厚、材料定数を決定できる。この測定情報を正確な各ブランク材の展開とブランキング加工に反映したり、曲げ加工に反映することにより、効率よく正確な曲げ加工を行える。
また、例えば曲げ誤差の小さいブランク材のかたまりは検査時間の簡易化となるので、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0138】
また、予め各ブランク材の伸び誤差を計算できるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即した曲げ加工を行うことができることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0139】
請求項7の発明によれば、予め各ブランク材の伸び誤差を計算できるので、この伸び誤差が許容値内か否かにより実際に即した曲げ加工を行うことができることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0140】
請求項8の発明によれば、予め各ブランク材のストローク量制御での曲げ誤差を計算できるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【0141】
請求項9の発明によれば、予め各ブランク材の挟み込み角度制御での曲げ誤差を計算できるので、この曲げ誤差が許容値内か否かにより実際に即したブランキング加工や曲げ加工が行われることから、製品精度の向上、曲げ加工時の作業効率の向上、曲げ加工後の検査時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、板材加工システムで使用される各装置の正面概略説明図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、パンチ加工機の制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、打ち抜き時におけるストローク・荷重線図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、図1における曲げ加工機の測定用インジケータ部の拡大側面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示すもので、検出ヘッドの内部構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示すもので、曲げ加工機(プレスブレーキ)の制御装置のブロック図である。
【図7】本発明の第1実施の形態を示すフローチャート図である。
【図8】第1実施の形態のワークシートにおける各ブランク材の板取展開図である。
【図9】第1実施の形態のワークシートの板厚分布図である。
【図10】第1実施の形態の“伸び誤差"の説明図である。
【図11】第1実施の形態の“D値制御曲げ誤差"の説明図である。
【図12】第1実施の形態の“挟み込み角度制御曲げ誤差"の説明図である。
【図13】第1実施の形態のメッセージの表示状態説明図である。
【図14】本発明の第2実施の形態を示すフローチャート図である。
【図15】第2実施の形態のワークシートにおける捨て穴及び各ブランク材の板取展開図である。
【図16】第2実施の形態のワークシートにおける捨て穴の打ち抜き加工状態図である。
【図17】第2実施の形態のワークシートにおけるテストピースの位置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動プログラミング装置
3 タレットパンチプレス(パンチ加工機)
5 プレスブレーキ(曲げ加工機)
19 制御装置
23 油圧シリンダ
29 ラム
39 板厚・材料定数検出部(板厚・材料定数演算装置)
41 エンコーダ
43 位置検出部
55 主制御部
59 圧力センサ
61 メモリ
63 伸び誤差判定部(伸び誤差判定手段)
65 D値曲げ誤差判定部(ストローク制御曲げ誤差判定手段)
67 挟み込み角度曲げ誤差判定部(挟み込み角度制御曲げ誤差判定手段)
85 圧力センサ
87 位置目盛り
91 位置センサ
95 折曲げ角度測定装置
97 制御装置
107 測定用インジケータ
109 検出ヘッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention The board material The present invention relates to a processing method and a plate material processing system.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a plate material processing system, for example, a nominal value of a workpiece such as a material SPCC and a plate thickness 1.6 is input to an automatic programming device, and an elongation value necessary at the time of bending is calculated based on this nominal value. The developed dimension of the blank material is calculated from the elongation value.
[0003]
In the blanking process before the bending process, the blank material is punched by a punching machine based on the above-described development dimension. Each blank is bent by a bending machine.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional plate material processing system, when the characteristic of the workpiece to be actually processed is far from the nominal value, for example, when the nominal plate thickness is 1.6 mm, the actual plate thickness is 1.5 mm. However, with the elongation value resulting from this difference in plate thickness, it is not possible to obtain the correct unfolded length of the blank with an automatic programming device, so there is a problem that the actual bending dimensions after bending are not within the allowable range. .
[0005]
In bending machines, the thickness of the workpiece is measured by the plate thickness detection function when the workpiece is bent, and this measured thickness is applied to the determination of the D value (ram stroke amount) for calculating the bending angle. Some have. However, this merely uses the thickness information actually measured in the bending machine alone. For example, even if the thickness of the blank material is measured by the thickness detection function at the time of bending, the blank material that has already been punched has a problem in that the development dimension cannot be corrected. Alternatively, there is a problem that it takes time for reworking to correct the blank material.
[0006]
In addition, since the thickness of the workpiece varies depending on the location in the sheet, a difference occurs in the thickness of each blank material. As described above, there is a problem that the bending dimension does not fall within the allowable range. It was.
[0007]
Also, the bending angle should be calculated from the actual plate thickness and material constant rather than the springback amount and stroke amount from the nominal plate thickness and material constants (tensile strength, Young's modulus, n value, f value, etc.). Although it is known that the bending angle is close to the actual one, it cannot be reflected in the developed dimension unless the actual plate thickness and material constant of the workpiece are known before bending. Even if the material constant is obtained from the load / stroke information at the time of the first bending, this information is reflected from the next bending.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and its purpose is to measure the actual plate thickness and material constant at the time of punching before bending, and efficiently reflect this measurement information in bending. Can be accurately bent Board The object is to provide a material processing method and a plate material processing system.
[0011]
[ Means for solving the problem ]
[0014]
Therefore, since the elongation error of each blank material is known in advance, since the bending process is performed according to whether or not this elongation error is within the allowable value, the product accuracy is improved, the work efficiency at the time of bending process is improved, Inspection time after bending is shortened.
[0015]
[0016]
Therefore, the actual plate thickness distribution and material constant distribution of the workpiece are measured at the time of trial punching before bending, so the actual plate thickness and material constant of each blank material are determined, and this measurement information is accurate for each blank. Reflected in material development and blanking. In addition, since the measurement information is reflected in the bending process, the bending process is performed efficiently and accurately. Further, for example, a mass of a blank material having a small bending error simplifies the inspection time, so that the inspection time after bending is shortened.
[0017]
[0018]
Therefore, since the elongation error of each blank material is known in advance, blanking and bending are performed in accordance with whether or not this elongation error is within an allowable value, thereby improving product accuracy and working during bending. Increases efficiency and shortens inspection time after bending.
[0019]
[0020]
Therefore, since the bending error in the stroke amount control of each blank material is known in advance, blanking processing and bending processing are performed in accordance with whether or not this bending error is within an allowable value, thereby improving product accuracy. This improves work efficiency during bending and shortens inspection time after bending.
[0021]
[0022]
Therefore, since the bending error in the sandwiching angle control of each blank material is known in advance, blanking processing and bending processing are performed according to whether or not this bending error is within an allowable value, thereby improving product accuracy. This improves work efficiency during bending and shortens inspection time after bending.
[0023]
Claim 6 The plate material processing system according to the present invention includes an automatic programming device that develops a blank material based on a workpiece thickness and material constant, a punching machine that punches and blanks a workpiece by cooperation of a punch and a die, The actual plate thickness distribution and material constant distribution of the workpiece are calculated based on the ram stroke and pressure data detected at the time of punching the workpiece with a punching machine, and each calculated from the calculated plate thickness distribution and material constant distribution A control device equipped with a plate thickness / material constant calculation device that determines the actual plate thickness and material constant of the blank material, and bending that performs bending of each blank material based on the actual plate thickness and material constant of each blank material With processing machine With The control device determines that the difference between the elongation value of each blank material calculated based on the actual plate thickness and material constant of each blank material and the elongation value obtained from the nominal plate thickness of the workpiece and the nominal material constant is within an allowable value. It is characterized by comprising an elongation error judging means for judging whether or not.
[0026]
Therefore , Therefore, since the bending error of each blank material is known, bending is performed according to whether or not this elongation error is within an allowable value, so that product accuracy is improved, work efficiency is improved during bending, and bending is performed. Later inspection time will be shortened.
[0027]
[0028]
Therefore , Therefore, the blanking and bending processes are performed according to whether or not the elongation error is within an allowable value, so that the accuracy of the product is improved and the work efficiency during bending is improved. Improvement and shortening of inspection time after bending.
[0029]
[0030]
Therefore , Therefore, since the bending error in controlling the stroke amount of each blank material is known, blanking and bending are performed in accordance with whether or not the bending error is within an allowable value, which improves product accuracy and bending. This will improve the working efficiency and shorten the inspection time after bending.
[0031]
[0032]
Therefore , For this reason, the bending error in controlling the sandwiching angle of each blank material can be understood, so blanking and bending are performed in accordance with whether or not the bending error is within an allowable value, so that product accuracy is improved and bending is performed. This will improve the working efficiency and shorten the inspection time after bending.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a plate material processing method and a plate material processing system of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0034]
Referring to FIG. 1, the plate material processing system according to the present embodiment is an automatic programming that develops a blank material based on the plate thickness and material constant of workpiece W (tensile strength, Young's modulus, n value, f value, etc.). For example, a
[0035]
More specifically, for example, the
[0036]
The positions of the die D and the punch P mounted on the right side portion of the
[0037]
Further, the
[0038]
Therefore, the workpiece W positioned at the machining position is punched by the cooperation of the punch P and the die D when the punch P is struck by the
[0039]
Further, as shown in FIG. 2, the
[0040]
Referring to FIG. 2, an
[0041]
A
[0042]
Further, a
[0043]
With the above configuration, the plate thickness / material
[0044]
From this stroke / load diagram, the load suddenly rises at the position of point A where the punch P contacts the workpiece W, and the actual plate thickness is detected from the detection of the position of this point A.
[0045]
Moreover, a material constant is calculated | required from said stroke and load diagram. For example, the tensile strength (tensile strength) is obtained from the magnitude of the maximum punching load Cmax. Alternatively, the Young's modulus E is obtained from the slope of the elastic deformation region B, and the yield stress σ, N value, F value, maximum tensile stress value, and the like are obtained from the plastic deformation region C.
[0046]
More specifically, the material constants for punching cannot be used directly in the calculation during bending, but the same shape stroke / load diagram is obtained for punching and tensioning for the same material. Therefore, the material constant obtained from the stroke / load diagram by punching can be converted to the material constant by tension.
[0047]
For example, the material constant obtained from the stroke / load diagram obtained in the tensile test of the reference material is the Young's modulus E 0T , Poisson's ratio ν 0T Yield stress σ 0T , N value n 0T , F value f 0T And The material constant in this tension is stored in advance in the
[0048]
The material constant obtained from the stroke / load diagram obtained by punching the reference material with a reference die for detecting the material constant as described above is the Young's modulus E 0P , Poisson's ratio ν 0P Yield stress σ 0P , N value n 0P , F value f 0P And The material constant for this punching is also stored in advance in the
[0049]
The material constant obtained from the stroke / load diagram obtained as described above by punching the workpiece W actually used with a reference die for detecting the material constant is the Young's modulus E 1P , Poisson's ratio ν 1P Yield stress σ 1P , N value n 1P , F value f 1P Then, the material constant in tension of the workpiece W actually used is Young's modulus E 1T [= (E 1P / E 0P ) E 0T ], Poisson's ratio ν 1T [= (Ν 1P / Ν 0P ) Ν 0T ], Yield stress σ 1T [= (Σ 1P / Σ 0P ) Σ 0T ], N value n 1T [= (N 1P / N 0P ) N 0T ] F value f 1T [= (F 1P / F 0P ) F 0T ].
[0050]
Referring again to FIG. 2, the
[0051]
Further, the
[0052]
In this elongation error determination unit 63, the actual plate thickness of each blank material determined by the plate thickness / material
[0053]
Further, the
[0054]
Further, the
[0055]
Referring to FIG. 1 again, for example, a
[0056]
[0057]
Pressure reducing valves 83L and 83R are connected to the
[0058]
Further, a
[0059]
The bending
[0060]
Referring to FIG. 4, a
[0061]
This
[0062]
Therefore, when the
[0063]
Referring to FIG. 5, the
[0064]
Referring to FIG. 5, the case where the
[0065]
For example, the change in the amount of reflected light received with respect to the rotation angle of the
[0066]
Since the
[0067]
Referring to FIG. 6, the
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
In this embodiment, the elongation error determination unit 63, the D value bending error determination unit 65, and the sandwiching angle bending
[0072]
Next, the board | plate material processing method using the board | plate material processing system of the said structure is demonstrated as 1st Embodiment.
[0073]
Referring to FIG. 7, in the
[0074]
Based on the nominal plate thickness and the nominal material constant, the elongation value of the blank is calculated and the unfolded dimension is calculated. As shown in FIG. 8, the blank of the blank material is determined for the workpiece W (steps S1 and S2).
[0075]
The machining program including the development data of each blank material in the workpiece W is sent to the
[0076]
The plate thickness / material
[0077]
Accordingly, the actual plate thickness and material constant of each blank material are determined from the above plate thickness distribution and material constant distribution. When each blank material is punched, a blank identification symbol, plate thickness, tensile strength, etc. may be marked at the same time. For example, each blank has a thickness t = 0.8 mm and a tensile strength of 2.94 x 10 8 Pa (30kg / mm 2 ), Identification symbols (A), (B), (C)... (Step S3).
[0078]
Moreover, the specific blank material which has average board thickness and tensile strength is extracted in each blank material. For example, of the three blanks, the blank (A) is t = 0.80 mm and the tensile strength is 2.94 × 10. 8 Pa (30kg / mm 2 ), Blank material (B) is t = 0.81mm, tensile strength 3.04 × 10 8 Pa (31kg / mm 2 ), Blank material (C) is t = 0.82mm, tensile strength 3.14 × 10 8 Pa (32kg / mm 2 ), The blank material (B) is an average specific blank material (step S4).
[0079]
Next, the
[0080]
1. The elongation error of each blank is calculated based on the nominal plate thickness and material constant.
[0081]
2. Based on the actual plate thickness and material constant of each blank material, the bending error of each blank material in D value control is calculated.
[0082]
3. Based on the actual plate thickness and material constant of each blank material, the bending error of each blank material in the sandwich angle control is calculated.
[0083]
The above-mentioned “1. Elongation error of each blank material” will be described in more detail. In the plate thickness / material
[0084]
The elongation value is obtained from the thickness and material of the blank material [elongation value = f (thickness, material, die V width)].
[0085]
For example, as shown in FIG. 10, the blank material (A) has t = 1.16 mm and tensile strength σ. A The elongation value is calculated to be 1.11 mm based on the above, the blank material (B) is t = 1.17 mm, the tensile strength σ B The elongation value is calculated as 1.12 mm based on the above, the blank material (C) is t = 1.18 mm, the tensile strength σ C Based on this, the elongation value is calculated to be 1.13 mm.
[0086]
The elongation value calculated from the nominal plate thickness and the nominal material constant by the
[0087]
Accordingly, the elongation error is calculated as 0.09 mm for the blank material (A), 0.08 mm for the blank material (B), and 0.07 mm for the blank material (C).
[0088]
The above-mentioned “2. Bending error of each blank material in D value control” will be described in more detail. The plate thickness / material
[0089]
For example, as shown in FIG. 11, when the blank (B) having an average plate thickness and plate constant is bent at a predetermined angle of 90 °, the D value is the actual plate thickness and material of the blank (B). Calculated as a constant. Assume that the calculated D value is 2.10.
[0090]
For the other blank materials (A) and (C), the bending angle when bending at the same D value as the calculated D value 2.10 of the above blank material (B) is the same as that of the blank materials (A) and (C). It is calculated based on each actual sheet thickness and material constant. As a result, since the bending angle of the blank material (A) is 90.5 °, the bending error is 0.5 °. Since the bending angle of the blank material (C) is 89.5 °, the bending error is 0.5 °.
[0091]
The above-mentioned “3. Bending error of each blank material in sandwiching angle control” will be described in more detail. The plate thickness / material
[0092]
For example, as shown in FIG. 12, the springback amount of the blank (B) having an average plate thickness and plate material constant is calculated to be 2.0 °, and therefore the sandwiching angle for bending to a predetermined angle of 90 ° is 88 °.
[0093]
For the other blanks (A) and (C), the finished angle when the blank material (B) is bent to the same sandwich angle as the calculated sandwich angle of 88 ° is the blank material (A) and (C). It is obtained from the springback amount calculated based on the actual plate thickness and material constant. As a result, since the spring back amount of the blank (A) is 2.5 ° and the finished angle is 90.5 °, the bending error is 0.5 °. Since the spring back amount of the blank material (C) is 1.5 ° and the finished angle is 89.5 °, the bending error is 0.5 ° (up to this point, step S5).
[0094]
Allowable values are set for the above three bending errors, that is, the elongation error of each blank material, the bending error of each blank material in D value control, and the bending error of each blank material in sandwiching angle control. (Step S6).
[0095]
As shown in FIG. 13, for example, as shown in FIG. 13, a message indicating how much the actual error with respect to the allowable value is in the above range and which blank material is within the allowable value is displayed on the display device. It is displayed (step S7).
[0096]
Referring to FIG. 7, whether or not each of the above errors is within an allowable value is determined by the following determination units of the control device 19 (step S8).
[0097]
With regard to “elongation error”, it is determined whether or not the “elongation error” of each blank material is within an allowable value by the elongation error determination unit 63.
[0098]
In the case of a blank material whose “elongation error” is outside an allowable value, the material is bent so that an important dimension portion in the blank material has a predetermined dimension. For example, in order to release an elongation error to the other flange, first, the important dimension portion is bent (step S9). Alternatively, in the case of a blank material whose “elongation error” is outside the allowable value, bending is not performed (step S10).
[0099]
For a blank material whose “elongation error” is within an allowable value, a normal bending process is performed by the press brake 5 (step S11).
[0100]
With respect to “D value controlled bending error”, it is determined by the D value bending error determining unit 65 whether or not the “D value controlled bending error” of each blank material is within an allowable value.
[0101]
If the “D-value controlled bending error” is a blank that is outside the allowable value, an alarm is displayed to the operator. In this case, the operator calculates a D value (stroke amount) with respect to a predetermined angle based on the actual plate thickness and material constant of each blank material. Therefore, since the bending process is performed by the
[0102]
In the blank material in which the “D value control bending error” is within the allowable value, normal bending is performed by the
[0103]
With respect to “the sandwiching angle control bending error”, it is determined by the sandwiching angle bending
[0104]
In the case of a blank material whose “pinch angle control bending error” is outside the allowable value, the spring back amount is obtained based on the actual sheet thickness and material constant of the blank material in the same manner as the D value control described above. A sandwiching angle with respect to a predetermined angle is calculated based on the back amount. Therefore, since the bending process is performed by the
[0105]
In the blank material in which “the sandwiching angle control bending error” is within an allowable value, a normal bending process is performed by the
[0106]
As described above, the actual plate thickness and material constant of each blank material are measured during blanking before blanking, and this measurement information is reflected in the bending process, enabling efficient and accurate bending. Done. Further, for example, a mass of a blank material having a small bending error simplifies the inspection time, so that the inspection time after bending is shortened.
[0107]
Next, as a second embodiment, another plate material processing method using the plate material processing system having the above configuration will be described. It should be noted that the same parts as those of the first embodiment described above are omitted in the description.
[0108]
The difference from the first embodiment is that when detecting the actual plate thickness distribution and material constant distribution of the workpiece W, in the first embodiment, blanking is performed by blanking each blank material with the
[0109]
Referring to FIG. 14, steps S21 and S22 are the same as steps S1 and S2 in FIG.
[0110]
As shown in FIG. 15, the workpiece W has been determined to be cut off for each blank material, and a trial punching-out hole 133 for measuring plate information is positioned in the gap between the blank materials (step S23). .
[0111]
The machining program including the trial punching hole 133 in the workpiece W and the development data of each blank is sent to the
[0112]
In the plate thickness / material
[0113]
Therefore, the actual plate thickness and material constant of each blank material are determined from the above plate thickness distribution and material constant distribution (step S24).
[0114]
Moreover, the specific blank material which has average board thickness and tensile strength in each blank material is extracted similarly to step S4 of FIG. 7 of 1st Embodiment. Alternatively, a test piece to be crushed is determined as shown in FIG. 17 (step S25).
[0115]
Next, in the
[0116]
The above-described “elongation error” will be described in more detail. The plate thickness / material
[0117]
The above “D value control bending error” and “sandwich angle control bending error” are the same as step S5 in FIG. 7 of the first embodiment (step S26).
[0118]
Steps S27 and S28 are the same as steps S6 and S7 in FIG.
[0119]
Referring to FIG. 14, whether or not each error is within an allowable value is determined by the following determination units of control device 19 (step S <b> 29).
[0120]
With regard to “elongation error”, it is determined whether or not the “elongation error” of each blank material is within an allowable value by the elongation error determination unit 63.
[0121]
In the case of a blank material whose “elongation error” is outside the allowable value, the developed dimension is recalculated by the
[0122]
For the blank material whose “elongation error” is within the allowable value, the development dimension is calculated by the
[0123]
Each blank material is punched by the
[0124]
Each blank material is bent by the press brake 5 (step S34).
[0125]
In other words, “D value controlled bending error” and “sandwich angle controlled bending error” are determined after it is determined whether “D value controlled bending error” or “sandwich angle controlled bending error” of each blank material is within an allowable value. The bending process is performed in the same manner as in step S9 or step S11 of the first embodiment.
[0126]
Alternatively, if the “D value control bending error” and the “pinch angle control bending error” are blank materials that are outside the allowable values, the bending process is not performed (step S31).
[0127]
As described above, the actual plate thickness distribution and material constant distribution of the workpiece are measured during trial punching before bending, so the actual plate thickness and material constant of each blank are determined, and this measurement information is accurate. This is reflected in the development and blanking of each blank material. In addition, since the measurement information is reflected in the bending process, the bending process is performed efficiently and accurately. Further, for example, a mass of a blank material having a small bending error simplifies the inspection time, so that the inspection time after bending is shortened.
[0128]
In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above, It can implement in another aspect by making an appropriate change.
[0129]
In the embodiment described above, the bending error and the like are calculated in the punching machine control device, but may be calculated by another computer such as a network.
[0131]
[ The invention's effect ]
As can be understood from the above description of the embodiments of the present invention,
[0132]
Also predict Because it is possible to calculate the elongation error of each blank material, it is possible to perform actual bending according to whether or not this elongation error is within the allowable value, improving product accuracy, improving work efficiency during bending, The inspection time after bending can be shortened.
[0133]
In addition, for example, a mass of blank material with a small bending error simplifies the inspection time, so that the inspection time after bending can be shortened.
[0134]
[0135]
[0136]
[0137]
Claim 6 According to the invention, since the actual plate thickness distribution and material constant distribution of the workpiece can be measured at the time of punching before bending, the actual plate thickness and material constant of each blank material can be determined. By reflecting this measurement information on the development and blanking of each blank material accurately, or by reflecting it in the bending process, an accurate and accurate bending process can be performed.
In addition, for example, a mass of blank material with a small bending error simplifies the inspection time, so that the inspection time after bending can be shortened.
[0138]
Also , Because it is possible to calculate the elongation error of each blank material, it is possible to perform actual bending according to whether or not this elongation error is within the allowable value, improving product accuracy, improving work efficiency during bending, The inspection time after bending can be shortened.
[0139]
[0140]
[0141]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention and is a schematic front view of each device used in a plate material processing system.
FIG. 2, showing an embodiment of the present invention, is a block diagram of a control device of a punching machine.
FIG. 3 shows an embodiment of the present invention and is a stroke / load diagram at the time of punching.
4 shows an embodiment of the present invention and is an enlarged side view of a measurement indicator portion of the bending machine in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an internal configuration of a detection head according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a block diagram of a control device for a bending machine (press brake) according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view of each blank material in the worksheet according to the first embodiment.
FIG. 9 is a thickness distribution diagram of the worksheet according to the first embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram of “elongation error” in the first embodiment.
FIG. 11 is an explanatory diagram of “D value control bending error” in the first embodiment;
FIG. 12 is an explanatory diagram of a “pinch angle control bending error” according to the first embodiment.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a display state of a message according to the first embodiment.
FIG. 14 is a flowchart showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a development plan view of a blank hole and each blank material in the worksheet according to the second embodiment.
FIG. 16 is a state diagram of a punching process of a discarded hole in the worksheet according to the second embodiment.
FIG. 17 is an explanatory diagram showing the position of a test piece on the worksheet according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Automatic programming device
3 Turret punch press (punch machine)
5 Press brake (bending machine)
19 Control device
23 Hydraulic cylinder
29 Lamb
39 Plate thickness / material constant detector (plate thickness / material constant calculation unit)
41 Encoder
43 Position detector
55 Main controller
59 Pressure sensor
61 memory
63 Elongation error determination section (Elongation error determination means)
65 D-value bending error determination section (stroke control bending error determination means)
67 Pinch angle bending error judgment section (Pinch angle control bending error judgment means)
85 Pressure sensor
87 Position scale
91 Position sensor
95 Bending angle measuring device
97 Controller
107 Indicator for measurement
109 Detection head
Claims (9)
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