JP4587948B2 - Absorbent articles - Google Patents
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Description
本発明は、吸収性物品、特に女性の陰唇間に挟んで使用される吸収性物品に関する。 The present invention relates to an absorbent article, and more particularly to an absorbent article used by being sandwiched between female labia.
従来、女性の陰唇間の空間に挟んで使用される陰唇間パッド等の小型の吸収性物品が知られている。この種の吸収性物品は、その肌当接面が直接陰唇間と密着して着用されるものであり、その防漏性が高められているものであるが、経血の吸収量が比較的多くないため、ショーツ等の下着の内側に固定して使用される生理用ナプキンと併用して用いられる場合もある。
また、前述したような陰唇間パッド等の小型の吸収性物品は、装着時には陰唇間の空間に挟まれて固定されているだけなので、この吸収性物品を交換するため、トイレ等で下着を下ろした際に、吸収性物品が陰唇間から下にポロッと落ちてしまうことがあった。
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, small absorbent articles, such as an interlabial pad used by being pinched | interposed into the space between female labia, are known. This type of absorbent article is worn with its skin contact surface in direct contact with the labium and has improved leakage resistance, but has a relatively high absorption of menstrual blood. Since there are not many, it may be used in combination with a sanitary napkin that is used by being fixed inside underwear such as shorts.
In addition, since the small absorbent article such as the interlabial pad as described above is only sandwiched and fixed in the space between the labia at the time of wearing, the underwear is lowered in the toilet etc. in order to replace this absorbent article. In some cases, the absorbent article fell from between the labia to the bottom.
このような問題を解決する陰唇間パッド及び併用される生理用ナプキンが提案されている。 An interlabial pad and a sanitary napkin used in combination have been proposed to solve such problems.
例えば、特許文献1において、生理用ナプキンは、陰唇に密着する陰唇間パッドを適切な位置に容易に取り付けることが可能となるように、肌当接面に案内要素である圧搾溝を形成し、この圧搾溝を目安として陰唇間パッドを粘着部によって取り付けるようになっており、縦長の陰唇間パッドは、その肌当接面側の長手方向が山となり且つ非肌当接面側の長手方向が谷となるように2つ折りされており、陰唇間パッドにおける非肌当接面側の長手方向左右それぞれに、粘着部が設けられている陰唇間パッド及び併用される生理用ナプキンが開示されている。
For example, in
特許文献1記載の陰唇間パッドは、生理用ナプキンと併用されるため、全体としての吸収量が増加し、また交換時に陰唇間から下に落ちないようになされている。しかし、その非肌当接面側の長手方向左右それぞれに、粘着部が設けられているので、陰唇間パッドを陰唇間に挟んだ際に、左右の粘着部同士が互いに接着してしまうおそれがある。
Since the interlabial pad described in
また、特許文献1記載の陰唇間パッドは、その非肌当接面側の面に設けられた粘着部を介して生理用ナプキンと接着されて一体的になっており、着用者の動きに対して、追従しきれない場合がある。例えば、生理用ナプキンが下着と共にズレたり動いたりした場合、連動して陰唇間パッドも着用者の体に対して動いてしまうときがある。そのため、着用者が体を動かした際に、陰唇部の動きと陰唇間パッドの動きとの間にズレが生じて、着用者は違和感及び痛みを感じるおそれがある。
In addition, the interlabial pad described in
従って、本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る陰唇間に挟んで使用される吸収性物品を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an absorbent article that is used by being sandwiched between labia, which can eliminate the drawbacks of the prior art described above.
本発明は、吸収性本体と可動部とを有し、該吸収性本体を陰唇間に挟んで使用される吸収性物品であって、前記可動部は、接着部と、該接着部及び前記吸収性本体における長手方向の両側部を連結する可撓性の連結部とから形成されている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。 The present invention is an absorbent article that has an absorbent main body and a movable part, and is used by sandwiching the absorbent main body between the labia, wherein the movable part includes the adhesive part, the adhesive part, and the absorption part. The above-mentioned object is achieved by providing an absorbent article that is formed of flexible connecting portions that connect both side portions in the longitudinal direction of the adhesive main body.
本発明の陰唇間に挟んで使用される吸収性物品によれば、その装着感及び操作性が向上する。 According to the absorbent article used by being sandwiched between the labia according to the present invention, its wearing feeling and operability are improved.
以下、本発明の吸収性物品の好ましい第1実施形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。 Hereinafter, a preferred first embodiment of the absorbent article of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施形態の吸収性物品1は経血の吸収パッドであって、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、裏面シート3及び両シート間に介在された液保持性の吸収体4を具備する実質的に縦長の吸収性本体11と可動部12とを有している。吸収性本体11は、肌当接面側の長手方向が山となり且つ非肌当接面側の長手方向が谷となるように2つ折りされており、吸収性本体11を陰唇間に挟んで使用される。
また、本実施形態の吸収性物品1における可動部12は、接着部5と、該接着部5及び吸収性本体11における長手方向の両側部を連結する可撓性の一対の連結部6,6とから形成されている。
The
Moreover, the
本実施形態の吸収性物品1における可動部12について、更に説明すると、可動部12は、図3に示すように、吸収性本体11における長手方向の両側部間に架け渡されるシート材13を用いて形成されており、接着部5は、シート材13の一部に粘着剤が塗布されて形成されており、連結部6は、シート材13における粘着剤が塗布されていない部分から形成されている。
The
シート材13は平面状に展開した形状が横長矩形であり、接着部5はシート材13の横方向中央部に帯状に形成されており、一対の連結部6,6は、図3に示すように、接着部5の両側に位置しており、接着部5及び一対の連結部6,6の横方向の合計した長さが、陰唇間に挟んだ状態の吸収性本体11の幅よりも長くなっている。本実施形態において、シート材13の横方向は、吸収性本体11の幅方向と一致しており、シート材13の縦方向は、吸収性本体11の長手方向と一致している。
The planar shape of the
シート材13は、図3に示すように、その横方向の両端部が、吸収性本体11における長手方向の両側部に、該両側部間に架け渡されて、接合されている。シート材13は、その粘着剤が塗布されている面と同じ側の面が、吸収性本体11と接合されている。吸収性物品1の幅方向の断面において、シート材13の断面形状は、図3に示すように、円弧状であり、シート材13は、吸収性本体11の非肌当接面側に向って凸に膨らんだ形状を有している。
シート材13及び吸収性本体11から形成される開口部は、吸収性本体11の前方及び後方それぞれに形成されている。
本実施形態において、可動部12は、筒状体の周壁の一部が長手方向全体に亘って切開された筒状形状を有している。
As shown in FIG. 3, both end portions in the lateral direction of the
Openings formed from the
In this embodiment, the
本実施形態の吸収性物品1において、接着部5は、シート材13における横方向中央部分の非肌当接面側の面に粘着剤が塗布されて形成されている。粘着剤は、所定の幅でシート材13における縦方向の両端部間に亘り塗布されている。
接着部5は、吸収性物品1が着用される際に、着用者の下着又は本物品1と併用される生理用ナプキンと剥離可能に接着される。
粘着剤のシート材13への塗工坪量は、粘着部5が下着又は生理用ナプキンと確実に接着する観点から、20〜300g/m2であることが好ましく、30〜200g/m2であることが特に好ましい。
In the
When the
The coating basis weight of the pressure-sensitive
また、用いられる粘着剤は、組み合わせ使用される生理用ナプキン、又はパンティライナーの表面シートに貼り付いて、当該ナプキン等の表面が体液で濡れても剥がれないような、十分な接着性を得ることが必要である。
ナプキン等を併用せず、吸収性物品1を、下着に直接組み合わせて使用する場合には、極端に接着力の高い粘着剤を採用すると、接着部5を剥がそうとした場合に、下着に粘着剤が移行したり、吸収性物品1が分解したりして不都合を生じることもある。
このような場合には、粘着剤にゴム系又はシリコーン系を用い、相対的には可塑剤/粘着付与剤の添加量を下げて、加圧後の接着力増大を防止することが必要である。
In addition, the adhesive used is attached to the sanitary napkin used in combination or the top sheet of the panty liner to obtain sufficient adhesion so that the surface of the napkin or the like does not peel off even when wet with body fluids. is required.
When the
In such a case, it is necessary to use a rubber-based or silicone-based pressure-sensitive adhesive and relatively reduce the addition amount of the plasticizer / tackifier to prevent an increase in adhesive strength after pressing. .
接着部5は、吸収性物品1の自然状態において、その粘着剤が塗布されている面が、図3に示すように、吸収性物品1の非肌当接面側に向いている。接着部5の粘着剤が塗布されている部分は、剥離紙によって被覆されて、使用時まで保護されていることが好ましい。吸収性物品1の自然状態とは、重力以外の外力が、吸収性物品1に実質的に働いていない状態である。
In the natural state of the
本実施形態の吸収性物品1において、前述した粘着部5は、図3に示すように、一対の連結部6,6を介して、吸収性本体11における長手方向の両側部と接合されている。一対の連結部6,6は、シート材13における横方向の両端縁と粘着部5との間の部分から形成されている。一対の連結部6,6それぞれは、その横方向の一方の端部が、図2及び図3に示すように、裏面シート3の長手方向中央部の両側部における非肌当接面側の面と公知の接合手段により接合されている。
一対の連結部6,6は、接着部5を固定した場合、吸収性本体11の上下方向及び左右方向に可撓性を有している。吸収性本体11の上方向は肌当接面側の向きであり、下方向は非肌当接面側の向きであり、左右方向は幅方向の何れか一方の向きである。
In the
The pair of connecting
本実施形態の吸収性本体11の寸法は、該吸収性本体11が女性の陰唇間に挟まれ陰唇部の壁部と密着して体液の漏れを防ぐ観点から、長さが12cm、幅が6cm、厚さが2cmそれぞれを超えない寸法であることが好ましい。長さ及び幅は、吸収性本体11を平面状に展開した場合の長手方向又は幅方向それぞれの最大の値である。厚みは、シート材13及び後述する保形シート7を取り外した吸収性本体11を平面状に展開し、例えばピーコック製卓上厚みゲージによって、適当な大きさの測定用プレートを載せて2.5g/cm2荷重下の厚みを測定される。
The dimensions of the absorbent
本実施形態の吸収性本体11を女性の陰唇間に挟んだ状態の幅は、一般に5〜12mmである。そこで、シート材13を平面状に展開した時の横方向の長さは、一対の連結部6,6が吸収性本体11の上下方向及び左右方向に十分な可撓性を有する観点から、40〜200mmであることが好ましく、50〜170mmであることが特に好ましく、55〜150mmであることが一層好ましい。また、シート材13の縦方向の長さは、接着部5が本物品1と併用される生理用ナプキン等に確実に接着される観点から、15〜100mmであることが好ましく、25〜80mmであることが特に好ましく、30〜75mmであることが一層好ましい。
The width | variety of the state which pinched | interposed the absorptive
また、接着部5の幅は、5〜40mmであることが好ましく、7〜35mmであることが特に好ましく、10〜33mmであることが一層好ましい。接着部5の幅は5mm以上であることが、シート材5が生理用ナプキン等に確実に接着される上で好ましい。また、接着部5の幅は40mm以下であることが、接着部5がシート材13の形成するループの下側からはみ出ることなく且つシート材5に一対の連結部6,6として十分な領域を確保する上で好ましい。
尚、接着部5は、図3では幅方向に連続した薄膜状に表されているが、この場合、長手方向には間欠していても良い。また、長手方向に連続し、幅方向には間欠した線状等の複数パターンに塗工されていても良い。その場合、好ましい塗工幅は、個々の塗工幅の合計で理解される。
Moreover, it is preferable that the width | variety of the
In addition, although the
本実施形態の吸収性物品1が、例えば、図4に示すように、接着部5を介して本物品1と併用される生理用ナプキン8に接着されている状態において、吸収性本体11は、一対の連結部6,6を介して接着部5とゆるく接合されている。吸収性本体11は、生理用ナプキン8と一体的に接着固定されている接着部5に対して、図5(a)〜(c)に示すように、上下方向及び左右方向への動きが許容されるようになっている。
In the state where the
吸収性物品1における接着部5が、例えば、本物品1と併用される生理用ナプキンに接着される際、生理用ナプキンの表面シートと接着部5が接し、接着部5が吸収性本体11側へ押し戻された時、一対の連結部6,6は、接着部5を生理用ナプキン側へ押し戻す働きを有していることが、接着部5と生理用ナプキンの表面シートとを確実に接着する上で好ましい。従って、一対の連結部6,6は、上下方向に弾性を有していることが好ましい。
一対の連結部6,6を形成するシート材13の坪量は、前述した理由並びに上下方向及び左右方向への動き易さの観点から、18〜220g/m2であることが好ましく、20〜120g/m2であることが特に好ましく、25〜80g/m2であることが一層好ましい。
尚、シート材13としては、上記の好ましい坪量の範囲で、複数枚のシートを使用することも可能である。
For example, when the
The basis weight of the
In addition, as the sheet |
本実施形態の吸収性物品1について、更に説明すると、表面シート2及び裏面シート3それぞれの平面視形状は、吸収体4と略相似形であって、図1及び図2に示すように、縦長であり、その長手方向は吸収性本体11と一致している。表面シート2及び裏面シート3の2枚のシート同士は、図2及び図3に示すように、吸収体4の周縁から延出し、互いに接合されている。
The
吸収性本体11において、保形シート7が、長手方向の両側部に、該両側部間に架け渡されて、接合されている。保形シート7について、更に説明すると、その平面視形状が縦長矩形形状であり、その長手方向は吸収性本体11の長手方向と一致している。保形シート7における長手方向の両側部は、図3に示すように、裏面シート3の長手方向中央部の両側部における非肌当接面側の面と接合されていて、吸収性本体11の扇形に開いた2つ折りの形態が維持されている。自然状態にある吸収性本体11が扇形に開いた状態において、保形シート7は、弛むことなく、吸収性本体11における長手方向の両側部間に架け渡されている。
保形シート7の寸法は、長さが50〜100mmであって、幅が20〜60mmであることが、本物品1の2つ折りの形態を良好に維持する上で好ましい。
In the absorbent
The dimension of the shape-retaining sheet 7 is preferably 50 to 100 mm in length and 20 to 60 mm in width, in order to maintain the folded form of the
吸収性本体11は、図1及び図2に示すように、長手方向の前端部に、吸収性物品1の交換時の作業を容易とする摘み部14を有している。摘み部14は、表面シート2及び裏面シート3それぞれが吸収体4の前端縁から延出し接合して形成されている。吸収性物品1は、その装着時には、摘み部14を有している前端部側を腹側に向けて身体に装着されることが好ましい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the absorbent
また、吸収性物品1は、その包装状態においては、裏面シート3の非肌当接面側の面同士が重なって2つ折りされている。使用する際に包装から取り出されると、裏面シート3の非肌当接面側の面同士は、自然状態において、図3に示すように、扇形に開いて離間する。本明細書において、2つ折りは、前述したように、裏面シート3の非肌当接面側の面同士が重なって2つ折りされている状態と、図3に示すように、扇形に開いている状態とを含んでいる。
Moreover, in the packaging state, the
本実施形態の吸収性物品1を構成する各部材について説明すると、シート材13の形成材料としては、従来の吸収性物品において用いられている各種の不織布及び樹脂フィルム
用いることが好ましい。図2に示すように、吸収性本体11の左右から外側に延出しているシート材13の部分が、着用者の肌と接する場合があるので、シート材13は、特に肌触りが良好な不織布から形成されていることが好ましい。肌触りが良好な不織布としては、例えば、短繊維から形成されているエアースルー不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド(S)とメルトブローン(M)を適宜組み合わせた不織布(SMS,SMMSなど)等が挙げられる。
The members constituting the
裏面シート3は、吸収性物品1の用途に応じて、液透過性又は液不透過性を有する形成材料を選択することが好ましい。吸収性物品1を生理用ナプキンと併用する場合には、裏面シート3は液透過性を有していることが、吸収性物品1で吸収しきれなくなった体液を、生理用ナプキン等で効率良く吸収する上で好ましい。また、吸収性物品1を下着の内側に直接接着して使用する場合には、裏面シート3は液不透過性を有していることが、下着を体液で汚さないために好ましい。排泄される体液の量が比較的少量であれば、本実施形態の吸収性物品1だけで排泄される全ての体液を吸収することが可能である。
For the
また、裏面シート3が液透過性を有している場合には、シート材13も液透過性を有していることが好ましい。不織布は一般に液透過性を有しており、シート材13として液透過性を有する不織布を用いる場合には、該不織布が更に親水性を有していることが好ましい。また、シート材13の形成材料として樹脂フィルムを用いる場合には、該フィルムに開口部を設けて、液透過性を付与することが好ましい。
一方、裏面シート3が液不透過性を有している場合には、シート材13は、液透過性又は液不透過性の何れを有していても構わないが、シート材13のうちループ形成して吸収性本体11より外側にはみ出す部分(図2で12,13のように外に展開している部分)は体液を濡れ広げない観点から、撥水性を有していることが好ましい。
Moreover, when the
On the other hand, when the
前述した裏面シート3の形成材料としては、従来の吸収性物品において各種のシート材料を用いることができる。液透過性を有するシート材としては、例えば、各種不織布材料のほか開孔フィルムが挙げられる。また、液不透過性を有するシート材としては、例えば、未開孔のフィルム、および液不透過性の微細開孔したいわゆる透湿フィルムが挙げられる。
As a material for forming the
接着部5における粘着剤の形成材料としては、従来の吸収性物品において用いられている各種の粘着剤を用いることができるが、特にホットメルトタイプ粘着材のうち、ポリオレフィン系、ゴム(スチレン-ブタジエン-スチレン[SBS]系、スチレン-エチレン-ブタジエン-スチレン[SEBS])系、シリコーン系、アクリル系を基材樹脂とし、可塑剤および粘着付与剤を多量に配合した低融点かつ加圧移動性の高い粘着剤が好ましく、耐水性および移動性よりポリオレフィン系がもっとも好ましく、ゴム系も好ましい。
Various adhesives used in conventional absorbent articles can be used as a material for forming the adhesive in the
本実施形態の吸収性物品1は、例えば、以下に説明するように着用又は取り外すことができる。
本実施形態の吸収性物品1を着用する際には、谷折りされている裏面シート3の非肌当接面側の面同士の間の空間に指を挿入し、本物品1を指で支持する。この場合、谷折りされている裏面シート3における非肌当接面側の面と保形シート7とによって、指先が挟まれ、本物品1の指による支持が確実となるようになされている。本物品1は、このように指で支持された状態で、陰唇間の空間に挟みこんで着用されることが好ましい。また、保形シート7とシート材13とから形成されている空間に指先を挿入し、本物品1を指で支持して、同様に着用することも好ましい。
The
When wearing the
前述したように着用した吸収性物品1を、下着の内側に固定された生理用ナプキンの肌当接面側へ、以下に説明するように接着することができる。
まず、吸収性物品1を着用する前に、下着を下ろした状態で、下着の内側に生理用ナプキンを固定する。通常、生理用ナプキンの非肌当接面側の面には、下着と接着するためのズレ止め材が塗布されているので、該ズレ止め材を介して生理用ナプキンを下着に固定することが好ましい。
The
First, before wearing the
次に、下着を引き上げる。吸収性物品1の接着部5は、非肌当接面側に向いており、生理用ナプキンの表面シート2´と略対向するように向いている。下着が引き上げられ、下着の内側に固定されている生理用ナプキンの表面シート2´と吸収性物品1の接着部5とが接し、接着部5が上側へ押されると、一対の連結部6,6には接着部5を、下側へ押し戻そうする反発力が生じ、接着部5の粘着剤と生理用ナプキンの表面シート2´とが確実に接着され、図4に示すように、吸収性本体11が接着部5を介して生理用ナプキンの表面シート2´上に剥離可能に接着される。
Next, raise the underwear. The
次に、吸収性物品1が着用された状態について以下に説明する。
前述したように、下着が引き上げられて、その内側に固定されている生理用ナプキン8と接着された吸収性物品1において、吸収性本体11は、図5(a)に示すように、生理用ナプキンの表面シート2´上に重なった状態にある。一対の連結部6,6は、吸収性本体11における幅方向の外側又は内側において折り畳まれた状態にある。
Next, the state in which the
As described above, in the
この状態から、着用者が体を動かすと、陰唇間の空間に挟まれている吸収性本体11は、着用者の動きに密接に追従するが、生理用ナプキン8と一体的に固定されている接着部5は、着用者の動きに対して、密接に追従できない場合がある。このように、接着部5の動きと吸収性本体11の動きとの間にズレが生じると、一対の連結部6,6は、図5(a)〜(c)に示すように、上下方向及び左右方向に撓むことにより、吸収性本体11と接着部5との間の動きのズレを許容するようになっている。
From this state, when the wearer moves his / her body, the absorbent
次に、使用した吸収性物品1は、以下に説明するように取り外すことができる。
トイレ等で下着を下ろすと、下着に固定されている生理用ナプキンと共に、吸収性物品1が陰唇間の空間から外れる。本物品1は、陰唇間から外れても、生理用ナプキンに接着されているので、下にポロッと落ちてしまうようなこともなく、本物品1を外すことができる。外された吸収性物品1は、汚物入れ等に廃棄されることが好ましい。
前述した説明では、本実施形態の吸収性物品1は、生理用ナプキンと併用される場合について述べた。生理用ナプキンを併用しない場合には、吸収性物品1が下着の内側に直接接着されること以外は、前述したのと同様にして、本物品1を着用又は取り外すことができる。
Next, the used
When the underwear is lowered in a toilet or the like, the
In the above description, the
前述した本実施形態の吸収性物品1によれば、下着又は併用される生理用ナプキンと接着部5とが一体的に接着されていても、吸収性本体11は上下方向及び左右方向への動きが許容されているので、装着感に優れている。また、生理用ナプキンと併用することにより、体液の吸収量を全体として向上することが可能である。
また、吸収性本体11は、可動部12を介して、下着又は併用される生理用ナプキンとが一体的に接着されているので、吸収性物品1の交換時に、本物品1が下に落ちてしまうことが防止されており、その操作性が向上している。
According to the above-described
Further, since the absorbent
次に第2及び第3実施形態の吸収性物品1を、図6及び図7を参照しながら説明する。第2及び第3実施形態について、特に説明しない点については、第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図6及び図7において、図1〜図5と同じ部材に同じ符号を付してある。
Next, the
本発明の好ましい第2実施形態の吸収性物品1は、図6に示すように、シート材13における横方向の両端縁は、吸収性本体11における長手方向の両側部間で、互いに延出し延出部131を形成して繋がっている。本実施形態の吸収性物品1において、シート材13は、延出部131によって、その横方向の両端縁同士が繋がり、筒状体に形成されている。該筒状体は、2つの開口部それぞれを、吸収性本体11の前方及び後方に向けて、吸収性本体11における長手方向の両側部と接合されている。
In the
本実施形態の吸収性物品1について、更に説明すると、吸収性物品1は、保形シートを備えていないが、延出部131が、同様の働きを有している。尚、延出部131は、連結部6の機能は有していない。その他の構成は、前実施形態と同様である。
The
前述した本実施形態の吸収性物品1によれば、前述した実施形態と同様の効果が奏される。
According to the
本発明の好ましい第3実施形態の吸収性物品1において、シート材13は、図7に示すように、その横方向の両端部が、前述した各実施形態と同様に、吸収性本体11における長手方向の両側部に、該両側部間に架け渡されて、接合されているが、シート材13は、その粘着剤が塗布されている面とは反対側の面が、吸収性本体11と接合されている。そのため、シート材13は、図7に示すように、吸収性本体11の非肌当接面側に向って、前述した各実施形態よりも更に凸に膨らんだ形状を有している。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
In the
本実施形態の吸収性物品1におけるシート材13は、前述したような構成を有しているので、接着部5が更に下側に突き出た形状を有しており、また、一対の連結部6,6は上下方向の弾性が増している。
前述した本実施形態の吸収性物品1によれば、粘着部5が、下着又は本物品1と併用される生理用ナプキンとより確実に接着するようになっている。また、前述した第1実施形態と同様の効果が奏される。
Since the
According to the
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、第2実施形態において、シート材13から形成される筒状体がテーパーを有し、該筒状体における前方の開口部の径が、指を挿入できる程度の大きさを有し、該筒状体の後方側の内径は前記前方の開口部の径よりも小さくなっており、指の挿入を規制しそれ以上に指が挿入できないような大きさを有していることも好ましい。この場合、吸収性物品1を装着する際には、該筒状体の中に指を挿入し本物品1を指で支持して、陰唇間の空間に装着することができる。
The absorbent article of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed without departing from the gist of the present invention.
For example, in the second embodiment, the cylindrical body formed from the
更に、第2実施形態において、シート材13から形成される筒状体の両開口部は、吸収性本体11の前後方向に向いていたが、該両開口部が、吸収性本体11の左右方向を向くように、該筒状体を吸収性本体11における長手方向の両側部に接合しても良い。この場合、吸収性本体11は、固定されている接着部5に対して、上下方向及び前後方向への動きが許容されるようになる。
また、操作性や包装性を損なわない範囲でシート材13を複数回重ねた又は巻いた構成であっても良い。
Furthermore, in 2nd Embodiment, although both the opening parts of the cylindrical body formed from the sheet |
Moreover, the structure which piled up the sheet |
本発明の吸収性物品は、経血の吸収パッドであっても良いが、失禁パッド等であっても良い。
また、接着剤5を介して本物品と併用されるパッドも、経血の吸収パッドの他失禁パッド、おりものシートであってもよい。
前述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
The absorbent article of the present invention may be a menstrual absorption pad or an incontinence pad.
The pad used in combination with the article through the adhesive 5 may also be an incontinence pad or a cage sheet in addition to a menstrual absorption pad.
The description omission part in one embodiment mentioned above and the part which only one embodiment has can mutually be utilized suitably.
1 吸収性物品
11 吸収性本体
12 可動部
13 シート材
131 延出部
14 摘み部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 接着部
6 連結部
7 保形シート
8 生理用ナプキン
DESCRIPTION OF
Claims (5)
生理用ナプキンと併用され、
前記可動部は、前記生理用ナプキンと剥離可能に接着する接着部と、該接着部及び前記吸収性本体における長手方向の両側部を連結する可撓性の連結部とから形成されており、
前記可動部は、前記吸収性本体における長手方向の前記両側部間に架け渡されるシート材を用いて形成されており、
前記接着部は、前記シート材の一部に粘着剤が塗布されて形成されており、前記連結部は、該シート材における該粘着剤が塗布されていない部分から形成されており、
前記接着部及び一対の前記連結部の横方向の合計した長さが、陰唇間に挟んだ状態の前記吸収性本体の幅よりも長く、
前記シート材は、その断面形状が円弧状であり、生理用ナプキンと併用された際に、前記生理用ナプキン側に向かって凸に膨らみ、前記吸収性本体が生理用ナプキンに対して、上下方向及び左右方向への動きが許容されるようになっている吸収性物品。 An absorbent article that has an absorbent main body and a movable part, and is used by sandwiching the absorbent main body between the labia,
Used with sanitary napkins,
The movable part is formed of an adhesive part that is detachably bonded to the sanitary napkin, and a flexible connection part that connects the adhesive part and both sides in the longitudinal direction of the absorbent main body ,
The movable part is formed using a sheet material spanned between the both side parts in the longitudinal direction of the absorbent main body,
The adhesive portion is formed by applying an adhesive to a part of the sheet material, and the connecting portion is formed from a portion of the sheet material to which the adhesive is not applied,
The total length of the adhesive portion and the pair of connecting portions in the lateral direction is longer than the width of the absorbent main body sandwiched between labia,
The sheet material has an arc shape in cross section, and when used in combination with a sanitary napkin, the sheet material bulges toward the sanitary napkin side, and the absorbent main body is vertically oriented with respect to the sanitary napkin. And an absorbent article that is allowed to move in the left-right direction .
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