JP4586639B2 - 画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラムに関し、特にネットワークに接続された複数の画像処理装置間で各装置の機能を共有化する画像処理システム、画像処理装置およびその画像処理装置で実行される画像処理プログラムに関する。
近年、スキャナ、プリンタ、ファクシミリなどの画像処理装置は、それが有する処理が多様化してきており、処理を実行させるための設定が複雑になっている。このため、特開2003−018335号公報(特許文献1)または特開2003−323280号公報
(特許文献2)には、過去に実行させた処理の設定情報を利用する技術が記載されている。
一方、ネットワークに複数の画像処理装置を接続して使用する形態が一般的となっているが、複数の画像処理装置は単独で処理を実行する。このため、第1の画像処理装置を操作して過去に実行させた処理と同様の処理を、第1の画像処理装置とは別の第2の画像処理装置を操作して実行させようとしても、第2の画像処理装置には第1の画像処理装置で過去にした処理の設定情報が記憶されていないため、複雑な設定を最初からしなければならない。また、複数の画像処理装置間で実行可能な処理が異なっている場合には、過去に実行させることのできた処理が、使用する機器が異なることで実行することができなくなってしまう。このため、実行させることができる画像処理装置を探さねばならず不便であった。
特開2003−018335号公報 特開2003−323280号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ネットワークに接続された複数の画像処理装置それぞれが有する機能を共有化することが可能な画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラムを提供することである。
この発明の他の目的は、処理を実行させるための設定操作を容易にした画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理システムは、ネットワークに接続された第1および第2の画像処理装置を含む画像処理システムであって、第1の画像処理装置は、画像データを入力するための第1画像データ入力手段と、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する第1処理手段と、第1処理手段により実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、第2の画像処置装置からの履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、履歴情報を第2の画像処理装置に送信する履歴情報送信手段と、第2の画像処理装置から履歴情報送信手段により送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、第1処理手段に受信された処理内容に従って、受信された画像データに処理を実行させる処理制御手段と、第1処理手段が処理を実行した結果を第2の画像処理装置に送信する結果送信手段とを含み、第2の画像処理装置は、画像データを入力するための第2画像データ入力手段と、第1の画像処理装置の履歴情報の送信を該第1の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信する履歴情報取得手段と、入力された画像データに対して履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を実行させるために、該処理内容と入力された画像データとを第1の画像処理装置に送信する代行指示手段と、代行指示手段による送信に応じて、第1の画像処理装置から送信される処理結果を受信する代行結果受信手段とを含む。
この発明に従えば、第1の画像処理装置は、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行し、実行した処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する。そして、第2の画像処置装置からの履歴情報の送信要求が受信されると、履歴情報を第2の画像処理装置に送信する。第2の画像処理装置では、受信した履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を自装置に入力された画像データに対して実行させるために、処理内容と画像データとを第1の画像処理装置に送信する。これに応じて、第1の画像処理装置は、受信された処理内容に従って、受信された画像データに処理を実行し、実行した結果を第2の画像処理装置に送信する。このため、第2の画像処理装置で入力された画像データを、第1の画像処理装置において、第1の画像処理装置で過去に実行したのと同一の処理内容で処理することができる。たとえば、自装置で実行することのできない処理をネットワークに接続された他の装置に代行して実行させることができる。その結果、ネットワークに接続された複数の画像処理装置それぞれが有する機能を共有化することが可能な画像処理システムを提供することができる。また、他の装置で一度実行された処理と同一の処理内容で処理が実行されるので、処理内容を設定する必要がない。その結果、処理を実行させるための設定操作を容易にした画像処理システムを提供することができる。
好ましくは、第1の画像処理装置は、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、処理制御手段は、受信された処理内容が代行可能な処理に指定された処理であることを条件に、処理を実行させる。
好ましくは、第1の画像処理装置は、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、履歴情報送信手段は、指定手段で指定された履歴情報を他の履歴情報と区別して送信する。
好ましくは、第2の画像処理装置の代行指示手段は、自装置で実行不可能な処理の処理内容を送信する。
好ましくは、第1の画像処理装置は、ユーザを認証するための第1認証手段を含み、処理制御手段は、第2の画像処理装置から認証情報を受信する認証情報受信手段と、受信された認証情報が第1認証手段により認証されることを条件に、受信された画像データに処理を実行させ、第2の画像処理装置は、ユーザを認証するための第2認証手段を含み、履歴情報取得手段は、第1の画像処理装置の履歴情報の送信要求と第2認証手段により認証されたユーザの認証情報とを該第1の画像処理装置に送信する。
この発明に従えば、第1の画像処理装置は、第2の画像処理装置から受信された認証情報が認証されることを条件に、受信された画像データに処理を実行させる。このため、代行指示に応じた処理を所定のユーザにのみ許可することができ、セキュリティを向上させることができる。
好ましくは、第2の画像処理装置は、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する第2処理手段をさらに含み、履歴情報取得手段は、履歴情報の送信要求に加えて、第2処理手段で実行可能な処理を特定するための機能情報を送信し、第1の画像処置装置は、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、履歴情報送信手段は、第2の画像処置装置からの履歴情報の送信要求と機能情報とが受信されることに応じて、受信された機能情報で特定される処理を含む履歴情報と、代行可能な指定がされた履歴情報とを、第2の画像処理装置に送信する。
この発明に従えば、第2の画像処理装置は、履歴情報の送信要求に加えて、自装置で実行可能な処理を特定するための機能情報を送信し、第1の画像処置装置からその機能情報で特定される処理を含む履歴情報と、代行可能な指定がされた履歴情報とを受信する。このため、自装置で実行可能な処理の処理内容の設定に、他の装置で過去に実行した設定を用いることができ、自装置で実行できない処理はその処理を実行可能な他の装置に実行させることができる。その結果、効率的に処理を実行させることができる。
この発明の他の局面によれば、画像処理システムは、ネットワークに接続された複数の画像処理装置を備えた画像処理システムであって、複数の画像処理装置それぞれは、画像データが入力される画像データ入力手段と、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する処理実行手段と、処理実行手段により実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、制御手段とを備え、制御手段は、第1の状態にあるときは、他の画像処置装置から履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、送信要求を送信してきた他の画像処理装置に履歴情報を送信する履歴情報送信手段と、送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、処理実行手段に、受信された処理内容に従って受信された画像データに処理を実行させる処理制御手段と、処理実行手段による処理の実行結果を処理内容と画像データとを送信してきた他の画像処理装置に送信する結果送信手段とを含み、第2の状態にあるときは、他の画像処理装置の履歴情報の送信を該他の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信する履歴情報取得手段と、入力された画像データに対して履歴情報取得手段により取得された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を、該処理を実行した他の画像処理装置に実行させるために、該処理内容と入力された画像データとを処理を実行した他の画像処理装置に送信する代行指示手段と、代行指示手段による送信に応じて、処理内容と入力された画像データとを送信した他の画像処理装置から送信される処理結果を受信する代行結果受信手段とを含む。
この発明に従えば、複数の画像処理装置それぞれは、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行し、実行した処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する。そして、第2の状態にある画像処置装置からの履歴情報の送信要求が受信されると、送信要求を送信してきた第2の状態にある画像処理装置に履歴情報を送信する。第2の状態にある画像処理装置では、受信した履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を自装置に入力された画像データに対して実行させるために、処理内容と画像データとを第1の状態にある画像処理装置に送信する。これに応じて、第1の状態にある画像処理装置は、受信された処理内容に従って、受信された画像データに処理を実行し、実行した結果を処理内容と画像データとを送信してきた第2の状態にある画像処理装置に送信する。このため、第2の状態にある画像処理装置で入力された画像データを、第1の状態にある画像処理装置において、第1の状態にある画像処理装置で過去に実行したのと同一の処理内容で処理することができる。その結果、ネットワークに接続された複数の画像処理装置それぞれが有する機能を共有化することが可能な画像処理システムを提供することができる。また、処理を実行させるための設定操作を容易にした画像処理システムを提供することができる。
好ましくは、履歴情報は、他の画像処理装置に代行指示を送信して処理させた履歴情報を含み、該代行処理させた履歴情報は、代行処理を実行した画像処理装置を特定するための装置識別情報を含み、代行指示手段は、履歴情報に装置識別情報が含まれる場合、該装置識別情報により特定される画像処理装置に送信する。
この発明に従えば、第1の状態にある画像処理装置が、過去に第2の状態にあるときに他の画像処理装置に代行指示を送信して処理させた履歴情報を記録している場合、その履歴情報を受信した第1の状態にある画像処理装置は、履歴情報を送信した画像処理装置ではなく、代行処理を実行した画像処理装置に代行指示を送信する。このため、3つ以上の画像処理装置それぞれが有する機能を共有化することができる。また、3つ以上の画像処理装置のいずれかで設定された処理を実行させるための設定操作を、いずれの画像処理装置からでも利用することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理装置は、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、画像データが入力される画像データ入力手段と、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する処理実行手段と、処理実行手段により実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、制御手段とを備え、制御手段は、第1の状態にあるときは、他の画像処置装置から履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、送信要求を送信してきた他の画像処理装置に履歴情報を送信する履歴情報送信手段と、送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、処理実行手段に、受信された処理内容に従って受信された画像データに処理を実行させる処理制御手段と、処理実行手段による処理の実行結果を処理内容と画像データとを送信してきた他の画像処理装置に送信する結果送信手段とを含み、第2の状態にあるときは、他の画像処理装置の履歴情報の送信を該他の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信する履歴情報取得手段と、入力された画像データに対して履歴情報取得手段により取得された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を、該処理を実行した他の画像処理装置に実行させるために、該処理内容と入力された画像データとを処理を実行した他の画像処理装置に送信する代行指示手段と、代行指示手段による送信に応じて、処理内容と入力された画像データとを送信した他の画像処理装置から送信される処理結果を受信する代行結果受信手段とを含む。
この発明に従えば、画像処理装置は、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行し、実行した処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する。そして、他の画像処置装置からの履歴情報の送信要求が受信されると、送信要求を送信してきた画像処理装置に履歴情報を送信する。そして、他の画像処理装置から処理内容と画像データとが受信されると、受信された処理内容に従って、受信された画像データに処理を実行し、実行した結果を他の画像処理装置に送信する。また、第2の状態にあるときは、他の画像処理装置から履歴情報を取得する。そして、取得した履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を自装置に入力された画像データに対して実行させるために、処理内容と画像データとを他の画像処理装置に送信し、他の画像処理装置から送信される処理結果を受信する。このため、第1の状態にある場合、他の画像処理装置で入力された画像データを、自装置で過去に実行したのと同一の処理内容で処理することができる。また、第2の状態にある場合、自装置に入力された画像データを、他の画像処理装置で過去に実行したのと同一の処理内容で処理することができる。その結果、ネットワークに接続された他の画像処理装置が有する機能を共有することが可能な画像処理装置を提供することができる。また、処理を実行させるための設定操作を容易にした画像処理装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像処理プログラムは、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置で実行される画像処理プログラムであって、画像データを入力するステップと、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行するステップと、処理実行ステップにより実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶するステップとを画像処理装置に実行させ、さらに、代行処理時には、他の画像処置装置から履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、送信要求を送信してきた他の画像処理装置に履歴情報を送信するステップと、処理実行ステップは、送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、受信された処理内容に従って、受信された画像データに処理を実行し、処理ステップが処理を実行した結果を処理内容と画像データとを送信してきた他の画像処理装置に送信するステップとを画像処理装置に実行させ、代行指示時には、他の画像処理装置の履歴情報の送信を該他の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信するステップと、入力された画像データに対して受信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を、該処理を実行した他の画像処理装置に実行させるために、該処理内容と入力された画像データとを処理を実行した他の画像処理装置に送信するステップと、処理内容と入力された画像データとを送信した他の画像処理装置から送信される処理結果を受信するステップとを画像処理装置に実行させる。
この発明に従えば、ネットワークに接続された他の画像処理装置が有する機能を共有することが可能な画像処理プログラムを提供することができる。また、処理を実行させるための設定操作を容易にした画像処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像処理システム1は、ネットワーク2にそれぞれ接続された複合機(以下、「MFP」という)100,100A,100B,100Cと、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)200とを含む。MFP100,100A,100B,100Cは、その構成および機能は同じなので、ここでは特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
MFP(Multi Function Peripheral)100は、原稿を読取るためのスキャナ、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成部、ファクシミリを含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP100を例に説明するが、MFP100に代えて、画像を処理する機能を備えた装置であれば、たとえば、スキャナ、画像形成装置、ファクシミリ、画像データを生成するパーソナルコンピュータ等であってもよい。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、一般公衆回線を用いたネットワーク等であってもよい。
図2は、本実施の形態におけるMFP100のハード構成を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、MFP100の全体を制御するシステムコントローラ101と、撮像部103と、撮像部103を制御するスキャナ制御部105と、撮像部103が出力する画像データを処理する画像処理部107と、画像処理部107を制御するための画像処理制御部109と、データを記憶するためのメモリ111と、通信部113と、画像形成部115と、ユーザとのインターフェイスとなる操作部117と、記録媒体119Aにアクセス可能な外部記憶装置119とを含む。
システムコントローラ101は、外部記憶装置119に装着されたCD−ROM(Compact
Disc - Read Only Memory)等の記録媒体119Aに記録された画像処理プログラムをロードして実行する。なお、システムコントローラ101で実行するプログラムは、CD−ROM119Aに記録された画像処理プログラムに限られず、システムコントローラ101に別に接続されたEEPROM(electrically
erasable/programable read only memory)に記憶されたプログラムをロードして実行するようにしてもよい。EEPROMを用いれば、画像処理プログラムを書き換えるまたは追加して書き込みすることが可能となる。このため、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MPP100のEEPROMに記憶された画像処理プログラムを書換える、または、新たな画像処理プログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータから画像処理プログラムをダウンロードして、その画像処理プログラムをEEPROMに記憶するようにしてもよい。
ここでいうプログラムは、システムコントローラ101により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
メモリ111は、システムコントローラ101に、それからアクセス可能に接続されている。メモリ111は、たとえば、磁気ディスク等の不揮発性のメモリである。なお、メモリ111にRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを用いてもよい。
撮像部103は、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子を含み、原稿を光学的に読取って電子データとしての画像データを出力する。撮像部103は、システムコントローラ101に接続されたスキャナ制御部105により制御される。
画像処理部107は、撮像部103が出力する画像データに対して、ノイズ除去、スムージング、エッジ強調、色変換などの画像処理を施し、処理後の画像データをメモリ111に格納する。画像処理部107は、システムコントローラ101に接続された画像処理制御部109により制御される。画像形成部115は、レーザプリンタ、または、インクジェットプリンタ等であり、システムコントローラ101に制御されて、紙などの記録媒体に画像データを可視化する。
通信部113は、MFP100をネットワーク2および公衆電話回線に接続する。通信部113は、MFP100を他のMFP100A,100B,100CおよびPC200と通信するためのインターフェイス(I/F)であり、また、MFP100がファクシミリ通信するためのI/Fである。これにより、MFP100は、他のMFP100A,100B,100Cとの間で通信することが可能となる。MFP100と、他のMFP100A,100B,100Cとは、ネットワーク2を介して接続されるが、シリアルインターフェイスまたはパラレルインターフェイスを用いて直接接続されてもよい。通信部113では、MFP100と他のMFP100A,100B,100Cとの接続形態に応じたインターフェイスが用いられる。
操作部117は、入力部117Aと表示部117Bとを含む。入力部117Aは、MFP100のユーザによる操作の入力を受付けるためのタッチパネル、キーボードまたはマウス等の入力装置である。表示部117Bは、液晶表示装置または有機EL(electro−luminescence)ディスプレイパネルである。入力部117Aに透明な部材からなるタッチパネルを用いる場合には、表示部117B上にタッチパネルを重ねて設置することで、表示部117Bに表示されたボタンの指示を検出することができる。これにより、種々の操作の入力が可能となる。
MFP100へのデータの入力は、(1)撮像部103で原稿を読み取って、画像データが入力される場合、(2)通信部113を介してネットワーク2に接続された他のコンピュータ200、または他のMFP100A,100B,100Cから画像データが受信される場合、(3)記録媒体119Aに記憶された画像データが外部記憶装置119を介して読み出される場合、(4)通信部113を介してファクシミリデータが受信される場合である。
MFP100からのデータの出力は、メモリ111に記憶されたデータが、(1)画像形成部115により紙などの記録媒体に可視化される場合、(2)通信部113を介してネットワーク2に接続された他のコンピュータ200、または他のMFP100A,100B,100Cに送信される場合、(3)外部記憶装置119からそれに装着された記録媒体119Aに記憶される場合、(4)通信部を介してファクシミリデータとして出力される場合、(5)表示部117Bに表示される場合がある。
なお、画像処理プログラムを記憶する記録媒体119Aとしては、CD−ROMに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic
Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
本実施の形態におけるMFP100は、データを処理する。ここでは、MFP100が実行するデータの処理をジョブという。ジョブは、処理内容と、処理対象とするデータとで特定される。処理内容は、処理を特定するための処理名と、処理を実行するための設定内容とを含む。MFP100が実行するジョブは、たとえば、画像を拡大または縮小する処理、画像の圧縮処理、画像の画質を向上させる画像処理、OCR(Optical Character Reader)処理などである。ここでは、各処理の処理名をそれぞれ、「拡大縮小処理」、「圧縮処理」、「画像処理」および「OCR」としている。「拡大縮小処理」の設定内容はたとえば「拡大率」または「縮小率」であり、「圧縮処理」の設定内容はたとえば「圧縮方式」および「圧縮率」であり、「OCR」の設定内容はたとえば「原稿の種類」および「読取解像度」である。MFP100は、ジョブを実行すると、そのジョブの処理内容を含むジョブ履歴データをメモリ111に記憶する。
図3は、システムコントローラの機能の概略を示す機能ブロック図である。図3を参照して、システムコントローラ101は、ジョブの入力を受付けるジョブ入力部121と、ジョブを実行するジョブ実行部123と、実行されたジョブの処理内容を含むジョブ履歴データを生成してメモリ111に記憶するジョブ履歴データ生成部124と、ジョブ履歴データを外部に送信するジョブ履歴データ送信部125と、ジョブ履歴データを参照するためのジョブ履歴データ参照部122と、代行ジョブ生成部126とを含む。
ジョブ履歴データ参照部122は、メモリ111に記憶されているジョブ履歴データ111Aを読み出し、ジョブ入力部121に出力する。ジョブ入力部121は、操作部117からジョブの入力を受付ける。具体的には、処理の特定と、設定内容の入力と、処理対象とするデータの指定である。処理対象とするデータは、上述したようにMFP100に入力されるデータのいずれかが指定される。
また、ジョブ入力部121は、操作部117からジョブの入力を受付けるのに代えて、ジョブ履歴データを利用したジョブの入力を可能とする。具体的には、ジョブ入力部は、ジョブ履歴データ参照部122から入力されたジョブ履歴データを表示部117Bに表示して、いずれかの選択を受付ける。そして、選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容を、新たなジョブの処理内容に設定する。さらに、処理対称とするデータの指定を受付ける。これにより、過去に実行したジョブと同一の処理内容を処理対象として指定されたデータに実行することを内容とする新たなジョブが入力される。ジョブ入力部121は、入力されたジョブをジョブ実行部123に出力する。
さらに、ジョブ入力部121は、入力されたジョブの処理内容で特定される処理について、後述する代行ジョブの実行を許可するか否かを受付け、代行可否データ111Bを生成してメモリ111に記憶する。図4は、代行可否データのフォーマットの一例を示す図である。図4を参照して、代行可否データは、処理名と代行可否とを含む。代行可否データは、同じデータは重複して登録されず、記憶する時に処理名が同一の代行可否データが既に記憶されている場合には、上書きされる。
図3に戻って、ジョブ実行部123は、ジョブ入力部121から入力されたジョブを実行する。ジョブ実行部123は、ジョブの処理内容の処理名で特定される処理を、処理内容に含まれる設定内容に従って、指定されたデータに実行し、実行した結果を出力する。出力先は、処理内容に従う。
ジョブ履歴データ生成部124は、ジョブ実行部123が実行した結果からジョブ履歴データ111Aを生成して、メモリ111に記憶する。ジョブ履歴データ111Aは、対応するジョブの処理内容を少なくとも含む。
図5は、ジョブ履歴データのフォーマットの一例を示す図である。図5を参照して、ジョブ履歴データ111Aは、ジョブを特定するためのジョブNo.と、処理名と、設定内容と、ファイル名と、実行時刻とを含む。ジョブNo.は、ジョブ履歴データ生成部124が、ジョブ実行部123の実行するジョブの順に付与する連続番号である。ファイル名は、ジョブの処理対象となったデータを特定するための識別情報である。ファイル名は、ジョブ入力部121で入力された処理対象となるデータを特定する情報である。実行時刻は、ジョブ実行部123がジョブを実行した時を特定する情報である。実行時刻は、年月日および時刻を含む。
図3に戻って、ジョブ履歴データ参照部122は、ジョブ履歴データ要求部132を含む。ジョブ履歴データ要求部132は、他のMFP100A,100B,100Cに対して、それらが記憶するジョブ履歴データの送信を要求する。ここでは、MFP100Aに対して送信要求がされたとして説明する。上述したようにMFP100AもMFP100と同様にシステムコントローラ101を備え、そのシステムコントローラ101は、ジョブ履歴データ送信部125を含んでいる。MFP100Aは、MFP100からジョブ履歴データの送信要求を受信すると、自装置のジョブ履歴データ送信部125にその要求を入力する。MFP100Aのジョブ履歴データ送信部125は、MFP100Aが備えるメモリ111に記憶されているジョブ履歴データを読み出して、MFP100に送信する。
これにより、MFP100では、ジョブ履歴データの送信要求をしたジョブ履歴データ参照部122に、MFP100Aが記憶しているジョブ履歴データが入力される。このため、MFP100では、MFP100A,100B,100Cにジョブ履歴データの送信要求をすれば、それぞれから送信されてくる各装置のジョブ履歴データが、MFP100のジョブ履歴データ要求部132に入力される。MFP100のジョブ履歴データ要求部132は、MFP100A,100B,100Cそれぞれから送信されてくる各装置のジョブ履歴データを、各装置を識別するための装置IDと関連付けてジョブ入力部121に出力する。
ジョブ履歴データ参照部122は、上述したようにメモリ111から読み出したジョブ履歴データをジョブ入力部121に出力するので、ジョブ履歴データ参照部122は、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれのメモリ111に記憶されているジョブ履歴データをジョブ入力部121に出力することになる。
ジョブ入力部121は、代行指示ジョブ生成部131を含む。ジョブ入力部121は、ジョブ履歴データ参照部122から他のMFP100A,100B,100Cのジョブ履歴データが入力されると、自装置のメモリ111に記憶されたジョブ履歴データ111Aを表示するのに加えて、他のMFP100A,100B,100Cのジョブ履歴データを表示する。この際、他のMFP100A,100B,100Cのジョブ履歴データに関連付けて入力される装置IDは表示されない。ジョブ入力部121は、表示されたジョブ履歴データのいずれかの選択の指示を受付けるが、代行指示ジョブ生成部131は、所定のジョブ履歴データが選択された場合に代行指示ジョブを生成する。所定のジョブ履歴データは、他のMFP100A,100B,100Cから受信されたものであって、かつ、そのジョブ履歴データに含まれる処理内容で特定される処理をMFP100で実行できないものをいう。代行指示ジョブは、MFP100A,100B,100Cのうち選択されたジョブ履歴データに関連付けられた装置IDで特定されるものに、選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容を、処理対象とされたデータに実行させることを内容とする。たとえば、代行指示ジョブは、選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容を実行させるコマンドと、処理対象とされたデータと、そのコマンドおよびデータをMFP100A,100B,100Cのうち選択されたジョブ履歴データに関連付けられた装置IDで特定されるものに送信するコマンドとを含む。代行指示ジョブ生成部131は、生成した代行指示ジョブをジョブ実行部123に出力する。
ジョブ実行部123は、代行指示ジョブ実行部133を含む。代行指示ジョブ実行部133は、代行指示ジョブ生成部131から入力された代行指示ジョブを実行する。具体的には、代行指示ジョブに含まれるコマンドに従って、代行指示を、MFP100A,100B,100Cのうち選択されたジョブ履歴データに関連付けられた装置IDで特定されるものに送信する。代行指示は、選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容と、処理対象とされたデータとを、少なくとも含む。そして、代行指示ジョブ実行部133は、MFP100A,100B,100Cのうち代行指示を送信したものから実行結果を受信して出力する。出力先は、代行指示ジョブに含まれる処理内容に従う。
ジョブ履歴データ生成部124は、代行指示ジョブ実行部133により代行指示ジョブが実行されると、ジョブ履歴データを生成する。このジョブ履歴データは、図5に示したフォーマットで生成され、代行指示ジョブに含まれる処理内容を少なくとも含む。
代行ジョブ生成部126は、MFP100で他のMFP100A,100B,100Cのいずれかから代行指示が受信されると、その代行指示が入力される。ここでは、代行指示がMFP100Aから受信されたとして説明する。この代行指示は、処理内容と、処理対象となるデータを含む。代行ジョブ生成部126は、代行可否データ111Bを参照して、代行指示の処理内容の処理を代行可能であるかを判断する。代行不可と判断した場合には、MFP100Aに代行不可であることを示すエラー信号を送信する。代行可能と判断した場合には、代行ジョブを生成する。代行ジョブは、代行指示に含まれる処理内容と、処理対象とされたデータと、代行指示を送信してきたMFP100Aの装置IDとを含む。代行ジョブ生成部126は、生成した代行ジョブをジョブ実行部123に出力する。
ジョブ実行部123は、代行ジョブ実行部134をさらに備えている。代行ジョブ実行部134には、代行ジョブ生成部126によって生成された代行ジョブが入力される。代行ジョブ実行部134は、代行ジョブに含まれる処理内容の処理名で特定される処理を、その処理内容の設定内容に従って、代行ジョブに含まれる処理対象とされたデータに実行する。そして、実行した結果を代行ジョブに含まれる装置IDで特定されるMFP100Aに送信する。
本実施の形態においては、ジョブ履歴データ生成部124は、代行ジョブ実行部134により代行指示ジョブが実行された場合、ジョブ履歴データを生成しない。ただし、ジョブ履歴データを生成するようにしてもよい。この場合のジョブ履歴データは、図5に示したフォーマットで生成され、代行ジョブに含まれる処理内容を少なくとも含む。
図6は、第1の実施の形態におけるMFPで実行される処理の流れを示すフローチャートである。図6(A)は、ユーザが操作するMFPで実行される処理の流れを示し、図6(B)は、代行処理を実行するMFPで実行される代行処理の流れを示す。ここでは、ユーザがMFP100を操作して、MFP100Aに代行処理を実行させる例を説明する。以下ユーザが操作するMFP100を操作MFP100といい、代行処理を実行するMFP100Aを代行MFP100Aという。したがって、操作MFP100は図6(A)に示した処理を実行し、操作MFP100Aは図6(B)に示した処理を実行する。
図6(A)および図6(B)を参照して、操作MFP100において、ユーザがジョブの入力操作をして、ジョブ履歴データの指示が入力されると、ジョブ履歴データが表示部117Bに一覧表示される。ジョブの入力操作によりジョブが生成されるが、ステップS01が実行される段階では、生成されるジョブの処理対象となるデータは既に指定されているものとする。
図7は、図6(A)のステップS01で実行されるジョブ履歴データ表示処理の流れを示すフローチャートである。図7を参照して、ジョブ履歴データ表示処理では、メモリ111からジョブ履歴データ111Aを読み出す。そして、他のMFP100Aに対して、ジョブ履歴データの送信を要求するコマンドを送信する(ステップS32)。これにより、MFP100Aから送信されてくるMFP100Aのジョブ履歴データが、受信される(ステップS33)。
そして、ジョブ履歴データを要求するための他のMFPが存在するか否かが判断され(ステップS34)、存在する場合にはステップS32に戻り、存在しない場合にはステップS35に進む。ここではネットワーク2に接続された他のMFP100B,100Cが存在するので、そのうちの1つが順に選択されることになる。このた、ステップS35に進む場合には、他のすべてのMFP100A,100B,100Cから各装置が記憶するジョブ履歴データが受信されることになる。
ステップS35では、ステップS33で受信されたジョブ履歴データを、それを送信してきたMFP100A,100B,100C別にメモリ111に記憶する。ここでは、ステップS33で受信されたジョブ履歴データを、それを送信してきたMFP100A,100B,100Cに割り当てられた装置IDと関連付けて記憶する。そして、ステップS31で読み出されたジョブ履歴データ111Aと、ステップS33で受信されたMFP100A,100B,100Cそれぞれのジョブ履歴データとを表示する(ステップS36)。ステップS35で、ジョブ履歴データは装置IDと関連付けられるが、装置IDは、表示されない。ユーザにいずれのMFP100,100A,100B,100Cでジョブが実行されるかを知らせる必要がないからである。このため、ユーザは、ジョブがいずれのMFP100,100A,100B,100Cで実行されるかを意識することなく、ジョブを入力することができる。
図6に戻って、ステップS02では、ユーザにより、表示されたジョブ履歴データのうちからいずれか1つを選択する選択指示が入力されるまで待機状態となる。選択指示が入力されると(ステップS02でYES)、ステップS03に進む。ステップS03では、ジョブ履歴データから生成されるジョブが、代行可能か否かの指定が受付けられる。代行可能が指定されればステップS05に進み、代行不可が指定されればステップS06に進む。ステップS05では、ジョブ履歴データに含まれる処理内容の処理を代行可能に設定する。ステップS06では、ジョブ履歴データに含まれる処理内容の処理を代行不可に設定する。具体的には、代行可否データ111Bを生成してメモリ111に記憶する。代行可否データが「代行可能」とされるのは、その処理をMFP100が実行可能である必要はない。後述するように代行ジョブを他のMFPに実行させる場合があるからである。
ステップS07では、新たに生成するジョブの処理内容を決定する。ステップS02で選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容が、新たに生成するジョブの処理内容とされる。これによりジョブが生成される。生成されたジョブは、ユーザにより指定された処理対象となるデータと、ステップS02で選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容とを含む。
ステップS08では、生成されたジョブを実行可能か否かが判断される。実行可能な場合にはステップS09に進み、そうでない場合にはステップS10に進む。ジョブの処理内容の処理を実行する機能を有する場合に実行可能と判断し、そのような機能を有しない場合に実行不可と判断する。たとえば、処理内容の処理がOCRで、MFP100がOCR機能を有しない場合には、実行不可と判断する。ステップS09では、生成されたジョブを実行した後、ステップS13に進む。ステップS13では、操作MFP100は、ステップS09で実行されたジョブの実行に応じて、ジョブ履歴データを生成してメモリ111に記憶する。
ここでは、MFP100がOCR処理を実行する機能を有さず、MFP100AがOCR機能を有する場合を例に説明する。この場合、MFP100Aで、処理内容をOCR機能とするジョブが過去に実行されていると、そのジョブに対応するジョブ履歴データが、ステップS01においてMFP100で受信され一覧表示される。ステップS11に進む場合は、このMFP100Aから送信されたジョブ履歴データがステップS02で選択された場合である。
ステップS10では、代行指示ジョブを生成する。代行指示ジョブは、ステップS02で選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容を実行させるコマンドと、処理対象とされたデータと、そのコマンドおよびデータを代行MFPに送信するコマンドとを含む。代行MFPは、ステップS02で選択されたジョブ履歴データに関連付けられた装置IDで特定される(そのジョブ履歴データを送信した)MFPである。すなわち、代行指示ジョブは、MFP100A,100B,100Cのうち選択されたジョブ履歴データに関連付けられた装置IDで特定されるものに、選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容を、処理対象とされたデータに実行させることを内容とする。したがって、ここでの例における代行指示ジョブは、代行MFP100Aから受信されたジョブ履歴データに基づいて生成されるため、そのジョブ履歴データに含まれる処理内容を代行MFP100Aに実行させるコマンドと、処理対象とされたデータと、そのコマンドおよびデータを代行MFP100Aに送信するコマンドとを含む。
ステップS11およびステップS12では、ステップS10で生成された代行指示ジョブを実行する。具体的には、代行指示ジョブに含まれるコマンドに従って、代行指示を、代行MFP100Aに送信し(ステップS11)、代行指示に応じた代行ジョブの実行結果を受信する(ステップS12)。
一方、代行MFP100Aでは、MFP100により送信された代行指示を受信するまで待機状態となっており(ステップS21でNO)、代行指示を受信するとステップS22に進む。すなわち、代行MFP100Aで実行される代行処理は、代行指示が受信さることを条件に実行される処理である。ステップS22では、受信した代行指示に含まれる処理内容から、その処理内容の処理を実行可能か否かが判断される。この判断は、代行MFP100Aのメモリ111に記憶された代行可否データを参照することにより行われる。実行可能と判断した場合にはステップS23に進み、そうでない場合にはステップS26に進む。ステップS26では、操作MFP100に代行不可であることを示すエラー信号が送信される。
代行MFP100Aは、代行可能と判断した場合、代行指示に含まれる処理内容と、処理対象とされたデータと、代行指示を送信してきたMFP100の装置IDとを含む代行ジョブを生成し(ステップS23)、生成した代行ジョブを実行する(ステップS24)。ここでは、代行ジョブに含まれる処理対象とされたデータに対して、処理内容に含まれる設定内容に従ってOCR処理が実行されることになる。そして、OCR処理した結果がMFP100に返信される(ステップS25)。
操作MFP100では、ステップS11で送信した代行指示の送信に応じて、代行MFP100Aから送信されてくる実行結果が受信され(ステップS13)、次のステップS14において、ジョブ履歴データを生成してメモリ111に記憶する(ステップS13)。
<ジョブ履歴データ表示処理の変形例>
次に、図7に示したジョブ履歴データ表示処理の変形例を説明する。図8は、変形例におけるジョブ履歴データ表示処理の流れを示すフローチャートである。図8(A)は、操作MFP100で実行されるジョブ履歴データ表示処理の別の流れを示し、図8(B)は、操作MFP以外のMFPで実行されるジョブ履歴データ通知処理の流れを示す図である。ここでは、操作MFP100とし、操作MFP100以外のMFPをMFP100Aとして説明する。図8(A)を参照して、図7と異なる点は、ステップS32に代えてステップS32Aが実行される点である。ステップS32Aでは、ジョブ履歴データの送信を要求するが、この要求には、自装置が有する機能の名称を含む。自装置が有する機能は、操作MFP100が実行可能な処理に付された処理名である。たとえば画像を拡大または縮小する処理に付された処理名「拡大縮小処理」である。
MFP100Aでは、ジョブ履歴データの送信要求を受信するまで待機状態となっており(ステップS41でNO)、送信要求を受信するとステップS42に進む。すなわち、操作MFP100以外のMFP100A、100B,100Cで実行されるジョブ履歴データ通知処理は、ジョブ履歴データの送信要求が受信さることを条件に実行される処理である。
MFP100Aは、受信された送信要求に含まれるMFP100が有する機能に対応する処理を含むジョブ履歴データをメモリ111から抽出する(ステップS42)。そして、代行可能な処理を含むジョブ履歴データをメモリ111から抽出する(ステップS43)。そして、ステップS42およびステップS43で抽出されたジョブ履歴データを操作MFP100に送信する(ステップS44)。
これにより、操作MFP100でステップS36が実行されて表示されるジョブ履歴データのうち、操作MFP100以外のMFP100A,100B,100Cそれぞれの履歴データは、操作MFP100で実行可能な処理を含むものと、MFP100A,100B,100Cにおいて代行処理が可能な処理を含むものとである。このため、操作MFP100では、表示されたジョブ履歴データのいずれを選択しても、その選択により生成されるジョブを実行することができる。操作MFP100で実行可能な処理に対して生成されるジョブは、他のMFP100A,100B,100Cで過去に実行されたジョブに設定された設定内容を利用したものとなるので、設定内容の設定が容易となる。MFP100で実行できない処理に対しては、代行指示ジョブが生成されるので、他のMFP100A,100B,100Cに実行させることができる。
以上説明したように第1の実施の形態における画像処理システム1は、操作MFP100から代行MFP100Aに代行指示が送信されるので、操作MFP100で実行することのできない処理をネットワークに接続された代行MFP100Aに代行して実行させることができる。
また、操作MFP100において、ジョブを入力する際に、他のMFP100A,100B,100Cで過去に実行されたジョブのジョブ履歴データを用いるので、処理内容の設定が容易となる。
また、操作MFP100は、ジョブ履歴データの送信要求に加えて、自装置で実行可能な処理を特定するための機能情報を送信し、他のMFP100A,100B,100Cからその機能情報で特定される処理を含むジョブ履歴データと、代行可能な指定がされたジョブ履歴データとを受信する。このため、自装置で実行可能な処理の処理内容の設定に、他のMFP100A,100B,100Cで過去に実行した設定を用いることができ、自装置で実行できない処理はその処理を実行可能な代行MFP100A,100B,100Cに実行させることができる。その結果、効率的に処理を実行させることができる。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態における画像処理システムについて説明する。第2の実施の形態における画像処理システムの全体概要は、図1に示した第1の実施の形態における画像処理システムと同様である。また、第2の実施の形態における画像処理システムを構成するMFP100,100A,100B,100Cのハード構成は、図2に示したMFP100のそれと同じである。したがって、これらについてここでは説明を繰り返さない。
以下第1の実施の形態における画像処理システムと異なる点を主に説明する。図9は、第2の実施の形態におけるMFP100のシステムコントローラ101の機能の概略を示す機能ブロック図である。図9を参照して、図3と異なる点は、ユーザ認証部127が追加された点、およびメモリ111にユーザデータ111Cが追加された点である。
ユーザデータ111Cは、ユーザ毎に認証情報を含む。認証情報は、たとえば、ユーザを識別するためのユーザIDと、パスワードとの組である。また、認証情報は、生体認証を用いてもよい。
ユーザ認証部127は、MFP100を操作するユーザが、予めユーザデータに登録されているユーザであるか否かを判定する。このため、ユーザ認証部127は、表示部117Bにログイン画面を表示して、ユーザに認証情報の入力を促し、ログイン画面に従って入力される認証情報を受付ける。受付けられた認証情報が、ユーザデータ111Cに登録されていれば、その後の処理、たとえば、ジョブの入力、および入力されたジョブの実行などを許可するが、登録されていないユーザであれば許可しない。具体的には、認証されなかった場合は、ジョブ入力部121によるジョブの入力を禁止する。また、代行ジョブ生成部125による代行ジョブの生成を禁止する。さらに、ジョブ実行部123によるジョブ(代行指示ジョブおよび代行ジョブを含む)の実行を禁止する。ユーザ認証部127は、生体認証を行う場合、MFP100は、指紋などの生体情報を入力するための生体情報入力部を備えることになる。
図10は、第2の実施の形態におけるMFPで実行される処理の流れを示すフローチャートである。図10(A)は、ユーザが操作するMFPで実行される処理の流れを示し、図10(B)は、代行処理を実行するMFPで実行される代行処理の流れを示す。ここでは、ユーザがMFP100を操作して、MFP100Aに代行処理を実行させる例を説明する。以下ユーザが操作するMFP100を操作MFP100といい、代行処理を実行するMFP100Aを代行MFP100Aという。したがって、操作MFP100は図10(A)に示した処理を実行し、操作MFP100Aは図10(B)に示した代行処理を実行する。
図10(A)を参照して、図6(A)と異なる点は、ステップS01の前にステップS01Aが追加され、ステップS11に代えてステップS11Aが実行される点である。ステップS01Aでは、ユーザ認証が行われる。ユーザ認証の結果、認証されればログインを許可してステップS01に進むが、認証されなければログインを許可することなく待機状態となる。すなわち、図10(A)に示した処理は、操作MFP100において、ユーザ認証がされることを条件に実行される処理である。ステップS11Aでは、代行指示に加えてユーザの認証情報を代行MFP100Aに送信する。
図10(B)を参照して、図6(B)と異なる点は、ステップS21に代えて、ステップS21Aが実行される点、ステップS21AとステップS22との間にステップS21Bが実行される点である。ステップS21Aでは、代行指示に加えて認証情報が受信される。次のステップS21Bでは、ステップS21Aで受信された認証情報を用いてユーザ認証が行われる。ユーザ認証の結果、認証されればステップS22に進むが、認証されなければステップS26に進む。
第2の実施の形態における画像処理システムによれば、操作MFP100でのジョブの入力は、ユーザ認証されることを条件に実行される。また、代行MFP100Aに操作MFP100で入力された認証情報が送信されて、代行MFP100Aにおいてもユーザ認証が行われる。このため、代行ジョブの実行は、ユーザ認証されることが条件となる。その結果、代行MFP100Aに代行ジョブを実行させるためには、操作MFP100および代行MFP100Aのいずれでもユーザ認証される必要があるため、セキュリティを向上させることができる。
なお、図10のステップS01でジョブ履歴データ表示処理が実行されるが、このジョブ履歴データ表示処理で、図7のステップS32において、ジョブ履歴データの送信要求に加えて認証情報を送信し、送信要求および認証情報を受信したMFPでは、受信した認証情報によって認証されることを条件にジョブ履歴データを送信するようにしてもよい。これによって、操作MFP100に入力した認証情報によって、認証されたMFPからのみジョブ履歴データが受信されることになる。これのため、セキュリティを向上させることができる。
さらに、送信要求および認証情報を受信したMFPでは、受信した認証情報によって認証されることを条件に、その認証情報で特定されるユーザのジョブ履歴データのみを送信するようにしてもよい。これによって、操作MFP100に入力した認証情報によって特定されるユーザのジョブ履歴データのみが他のMFP100A,100B,100Cから受信されるので、他人のジョブ履歴データは受信されない。このため、複数のMFPのいずれかで自身が過去に操作した処理内容を利用することができる。さらに、操作MFP100が有しない機能であっても、他のMFP100A,100B,100Cのいずれかでその機能を過去に実行させておけば、操作MFP100に代行指示ジョブを生成させることによって過去にその機能を実行させたMFPにその機能を実行させて、操作MFP100にその結果を出力させることができる。
<第3の実施の形態>
次に第3の実施の形態における画像処理システムについて説明する。第3の実施の形態における画像処理システムの全体概要は、図1に示した第1の実施の形態における画像処理システムと同様である。また、第3の実施の形態における画像処理システムを構成するMFP100,100A,100B,100Cのハード構成は、図2に示したMFP100のそれと同じである。したがって、これらについてここでは説明を繰り返さない。
以下第1の実施の形態における画像処理システムと異なる点を主に説明する。図11は、ジョブ履歴データのフォーマットの一例を示す別の図である。図11を参照して、図5に示したジョブ履歴データと異なる点は、代行装置IDが追加された点である。代行装置IDは、システムコントローラ101の代行指示ジョブ生成部131で生成する元になったジョブ履歴データを送信してきたMFPの装置IDである。換言すれば、代行装置IDは、システムコントローラ101の代行指示ジョブ実行部133において代行指示ジョブが実行されて代行指示を送信したMFPの装置IDである。装置IDは、MFP100,100A,100B,100Cそれぞれを識別するために予め付された情報であり、たとえば、IP(Internet protpcol)アドレスを用いることができる。したがって、装置IDは、ジョブ履歴データ生成部124によってジョブ履歴データに付与さる。装置IDが付与されるジョブ履歴データは、代行指示ジョブ実行部133により代行指示ジョブが実行されることに応じて生成されるジョブ履歴データである。ジョブ履歴データ生成部124は、代行指示ジョブとは別のジョブが実行されることに応じて生成するジョブ履歴データには、装置IDを付さない。
第3の実施の形態における画像処理システムにおいては、操作MFP100が代行指示ジョブを実行して代行MFP100Aに代行ジョブを実行させた後に、操作MFP100によって代行指示ジョブが実行されることに応じて生成されたジョブ履歴データに基づいて、別のMFP100Cに代行指示ジョブを実行させることを可能とする。
このため、第3の実施の形態におけるMFP100の代行指示ジョブ生成部131は、ジョブ履歴データに装置IDが含まれる場合には、その装置IDで特定されるMFPに代行ジョブを実行させることを内容とする代行指示ジョブを生成する。
ここでは、MFP100、100CがOCR処理を実行する機能を有さず、MFP100AがOCR機能を有する場合を例に説明する。さらに、MFP100Aで、処理内容をOCR機能とするジョブが過去に実行されてジョブ履歴データAが生成されており、さらに、MFP100がジョブ履歴データAに基づく代行指示ジョブを実行してMFP100Aに代行ジョブを実行させているとする。この状態では、MFP100には、ジョブ履歴データAに基づく代行指示ジョブの実行に応じてジョブ履歴データBが生成されて記憶されている。また、ジョブ履歴データBは、代行指示ジョブの実行に応じて生成されるため、代行ジョブを実行したMFP100Aの装置IDを代行装置IDとして含んでいる。
図12は、第3の実施の形態におけるMFPで実行される処理の流れを示すフローチャートである。図12(A)は、ユーザが操作するMFPで実行される処理の流れを示し、図12(B)は、代行処理を実行するMFPで実行される代行処理の流れを示す。したがって、操作MFP100Cは図12(A)に示した処理を実行し、代行MFP100Aは図12(B)に示した代行処理を実行する。図12(B)は、図6に示した代行処理と同じなのでここでは説明を繰り返さない。
図12(A)を参照して、図6(A)と異なる点は、ステップS10、S11およびS13に代えて、ステップS10A、S11Aおよび13Aがそれぞれ実行され、ステップS09ステップS13Aの間にステップS09Aが追加され、ステップS12とステップS13Aとの間にステップS12Aが追加される。
ステップS01では、MFP100から受信されたジョブ履歴データが表示されるが、このジョブ履歴データには、MFP100が代行指示を送信したMFP100Aによって代行指示ジョブが実行されることに応じて生成されたジョブ履歴データBが含まれる。ここでは、ステップS02において、ジョブ履歴データBが選択された場合を例に説明する。
ステップS10Aでは、代行指示ジョブを生成する。代行指示ジョブは、ステップS02で選択されたジョブ履歴データに含まれる処理内容を実行させるコマンドと、処理対象とされたデータと、そのコマンドおよびデータを代行MFPに送信するコマンドとを含む。代行MFPは、ステップS02で選択されたジョブ履歴データに代行装置IDが含まれる場合、その代行装置IDで特定されるMFPであり、ステップS02で選択されたジョブ履歴データに代行装置IDが含まれない場合、そのジョブ履歴データに関連付けられた装置IDで特定される(そのジョブ履歴データを送信した)MFPである。ここでは、ステップS02でジョブ履歴データBが選択されているので、代行MFPはMFP100Aとされる。
ステップS11AおよびステップS12では、ステップS10Aで生成された代行指示ジョブを実行する。具体的には、代行指示ジョブに含まれるコマンドに従って、代行指示を、代行MFPに送信し(ステップS11A)、代行指示に応じた代行ジョブの実行結果を受信する(ステップS12)。ここでは、MFP100Aに代行指示が送信され、MFP100Aで代行ジョブが実行され、そして、代行ジョブの実行結果が受信される。
次のステップS12Aにおいて、ジョブ履歴データを生成する。ここで生成されるジョブ履歴データは、代行ジョブを実行した代行MFP100Aの装置IDを含む。ジョブ履歴データを代行ジョブを実行したMFP100Aと関連付けるためである。そして、生成されたジョブ履歴データがメモリ111に記憶される(ステップS13A)。
一方、ステップS09Aでは、ジョブ履歴データを生成するが、ここで生成されるジョブ履歴データは、代行ジョブを実行していないので、代行装置IDは付加されない。そして、生成されたジョブ履歴データがメモリ111に記憶される(ステップS13A)。
なお、第3の実施の形態における画像処理システムでは、第1の実施の形態において説明したジョブ履歴データ表示処理の変形例を適用することができる。さらに、第2の実施の形態におけるMFPのようにシステムコントローラ101にユーザ認証部127を設けるようにしてもよい。
第3の実施の形態における画像処理システムでは、ジョブ履歴データをMFP100Aから受信した操作MFP100Cから代行ジョブを実行可能な代行MFP100Aに代行指示が送信されるので、操作MFP100Cで実行することのできない処理をネットワークに接続されたMFP100Aに代行して実行させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記第2の画像処理装置は、前記受信された履歴情報の処理内容が自装置で実行可能な場合は、前記入力された画像データを該処理内容に従って処理する第2処理手段を含む、請求項1に記載の画像処理システム。
(2) 制御手段は、前記第1の状態にあるときは、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、
前記履歴情報送信手段は、前記指定手段で指定された履歴情報を他の識別情報と区別して送信する、請求項6に記載の画像処理装置。
(3) 前記代行指示手段は、自装置で実行不可能な処理の処理内容を送信する、請求項1に記載の画像処理システム。
(4) ユーザを認証するための認証手段をさらに含み、
前記処理制御手段は、前記他の画像処理装置から認証情報を受信する認証情報受信手段を含み、
前記受信された認証情報が前記認証手段により認証されることを条件に、前記受信された画像データに処理を実行させ、
前記履歴情報取得手段は、前記他の画像処理装置の履歴情報の送信要求と前記認証手段により認証されたユーザの認証情報とを該他の画像処理装置に送信する。
(5) 前記履歴情報取得手段は、前記履歴情報の送信要求に加えて、自装置の前記処理手段で実行可能な処理を特定するための機能情報を送信し、
前記履歴情報送信手段は、前記第2の状態にある画像処置装置からの履歴情報の送信要求と前記機能情報とが受信されることに応じて、前記受信された機能情報で特定される処理を含む履歴情報と、代行可能な指定がされた履歴情報とを前記第2の状態にある画像処理装置に送信する、請求項6に記載の画像処理装置。
(6) 前記処理は、画像データを文字データに変換する文字認識処理を含む。
(7) 前記処理は、文字データを翻訳する翻訳処理を含む。
(8) 前記処理は、画像データに文字データを付加した形式に変換する処理を含む。
(9) 前記処理は、画像データを圧縮する処理を含む。
(10) (9)において、前記圧縮処理は、PDF形式に変換する処理である。
(11) (9)において、前記圧縮処理は、JPEG形式に変換する処理である。
(12) (9)において、前記圧縮処理は、TIFF形式に変換する処理である。
(13) 前記処理は、画像データをファクシミリ送信用データ形式に変換する処理を含む。
(14) 前記処理は、画像データをファクシミリ送信する処理を含む。
(15) 前記処理は、画像データを色空間変換する処理を含む。
(16) 前記処理は、画像データを解像度変換する処理を含む。
(17) 前記処理は、複数の画像データを合成する処理を含む。
本発明の第1の実施の形態における画像処理システムの全体概要を示す図である。 第1の実施の形態におけるMFPのハード構成を示すブロック図である。 システムコントローラの機能の概略を示す機能ブロック図である。 代行可否データのフォーマットの一例を示す図である。 ジョブ履歴データのフォーマットの一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるMFPで実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図6(A)のステップS01で実行されるジョブ履歴データ表示処理の流れを示すフローチャートである。 変形例におけるジョブ履歴データ表示処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるMFPのシステムコントローラの機能の概略を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態におけるMFPで実行される処理の流れを示すフローチャートである。 ジョブ履歴データのフォーマットの一例を示す別の図である。 第3の実施の形態におけるMFPで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理システム、101 システムコントローラ、103 撮像部、105 スキャナ制御部、107 画像処理部、109 画像処理制御部、111 メモリ、111A ジョブ履歴データ、111B 代行可否データ、111C ユーザデータ、113 通信部、115 画像形成部、117 操作部、117A 入力部、117B 表示部、119 外部記憶装置、119A 記録媒体、121 ジョブ入力部、122 ジョブ履歴データ参照部、123 ジョブ実行部、124 ジョブ履歴データ生成部、125 ジョブ履歴データ送信部、125 代行ジョブ生成部、126 代行ジョブ生成部、127 ユーザ認証部、131 代行指示ジョブ生成部、132 ジョブ履歴データ要求部、133 代行指示ジョブ実行部、134 代行ジョブ実行部、200 コンピュータ。

Claims (10)

  1. ネットワークに接続された第1および第2の画像処理装置を含む画像処理システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、画像データを入力するための第1画像データ入力手段と、
    入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する第1処理手段と、
    前記第1処理手段により実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    前記第2の画像処置装置からの履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、前記履歴情報を前記第2の画像処理装置に送信する履歴情報送信手段と、
    前記第2の画像処理装置から前記履歴情報送信手段により送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、前記第1処理手段に前記受信された処理内容に従って、前記受信された画像データに処理を実行させる処理制御手段と、
    前記第1処理手段が処理を実行した結果を前記第2の画像処理装置に送信する結果送信手段とを含み、
    前記第2の画像処理装置は、画像データを入力するための第2画像データ入力手段と、
    前記第1の画像処理装置の履歴情報の送信を該第1の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信する履歴情報取得手段と、
    前記入力された画像データに対して前記履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を実行させるために、該処理内容と前記入力された画像データとを前記第1の画像処理装置に送信する代行指示手段と、
    前記代行指示手段による送信に応じて、前記第1の画像処理装置から送信される処理結果を受信する代行結果受信手段とを含む、画像処理システム。
  2. 前記第1の画像処理装置は、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、
    前記処理制御手段は、前記受信された処理内容が代行可能な処理に指定された処理であることを条件に、処理を実行させる、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1の画像処理装置は、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、
    前記履歴情報送信手段は、前記指定手段で指定された履歴情報を他の識別情報と区別して送信する、請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記第2の画像処理装置の代行指示手段は、自装置で実行不可能な処理の処理内容を送信する、請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 前記第1の画像処理装置は、ユーザを認証するための第1認証手段を含み、
    前記処理制御手段は、前記第2の画像処理装置から認証情報を受信する認証情報受信手段を含み、
    前記受信された認証情報が前記第1認証手段により認証されることを条件に、前記受信された画像データに処理を実行させ、
    前記第2の画像処理装置は、ユーザを認証するための第2認証手段を含み、
    前記履歴情報取得手段は、前記第1の画像処理装置の履歴情報の送信要求と前記第2認証手段により認証されたユーザの認証情報とを該第1の画像処理装置に送信する、請求項1に記載の画像処理システム。
  6. 前記第2の画像処理装置は、入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する第2処理手段をさらに含み、
    前記履歴情報取得手段は、前記履歴情報の送信要求に加えて、前記第2処理手段で実行可能な処理を特定するための機能情報を送信し、
    前記第1の画像処置装置は、代行可能な処理を含む履歴情報を指定するための指定手段をさらに含み、
    前記履歴情報送信手段は、前記第2の画像処置装置からの履歴情報の送信要求と前記機能情報とが受信されることに応じて、前記受信された機能情報で特定される処理を含む履歴情報と、代行可能な指定がされた履歴情報とを前記第2の画像処理装置に送信する、請求項1に記載の画像処理システム。
  7. ネットワークに接続された複数の画像処理装置を備えた画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置それぞれは、
    画像データが入力される画像データ入力手段と、
    入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段により実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、第1の状態にあるときは、
    他の画像処置装置から前記履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、前記送信要求を送信してきた前記他の画像処理装置に前記履歴情報を送信する履歴情報送信手段と、
    前記送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、前記処理実行手段に、前記受信された処理内容に従って前記受信された画像データに処理を実行させる処理制御手段と、
    前記処理実行手段による処理の実行結果を前記処理内容と前記画像データとを送信してきた前記他の画像処理装置に送信する結果送信手段とを含み、
    第2の状態にあるときは、
    他の画像処理装置の履歴情報の送信を該他の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信する履歴情報取得手段と、
    前記入力された画像データに対して前記履歴情報取得手段により取得された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を、該処理を実行した他の画像処理装置に実行させるために、該処理内容と前記入力された画像データとを前記処理を実行した他の画像処理装置に送信する代行指示手段と、
    前記代行指示手段による送信に応じて、前記処理内容と前記入力された画像データとを送信した前記他の画像処理装置から送信される処理結果を受信する代行結果受信手段とを含む、画像処理システム。
  8. 前記履歴情報は、他の画像処理装置に代行指示を送信して処理させた履歴情報を含み、該代行処理させた履歴情報は、代行処理を実行した前記画像処理装置を特定するための装置識別情報を含み、
    前記代行指示手段は、前記履歴情報に装置識別情報が含まれる場合、該装置識別情報により特定される画像処理装置に送信する、請求項7に記載の画像処理システム。
  9. ネットワークに接続され、前記ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    画像データが入力される画像データ入力手段と、
    入力される処理内容に従って画像データに処理を実行する処理実行手段と、
    前記処理実行手段により実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、第1の状態にあるときは、
    他の画像処置装置から前記履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、前記送信要求を送信してきた前記他の画像処理装置に前記履歴情報を送信する履歴情報送信手段と、
    前記送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、前記処理実行手段に、前記受信された処理内容に従って前記受信された画像データに処理を実行させる処理制御手段と、
    前記処理実行手段による処理の実行結果を前記処理内容と前記画像データとを送信してきた前記他の画像処理装置に送信する結果送信手段とを含み、
    第2の状態にあるときは、
    他の画像処理装置の履歴情報の送信を該他の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信する履歴情報取得手段と、
    前記入力された画像データに対して前記履歴情報取得手段により取得された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を、該処理を実行した他の画像処理装置に実行させるために、該処理内容と前記入力された画像データとを前記処理を実行した他の画像処理装置に送信する代行指示手段と、
    前記代行指示手段による送信に応じて、前記処理内容と前記入力された画像データとを送信した前記他の画像処理装置から送信される処理結果を受信する代行結果受信手段とを含む、画像処理装置。
  10. ネットワークに接続され、前記ネットワークに接続された他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置で実行される画像処理プログラムであって、
    画像データを入力するステップと、
    入力される処理内容に従って画像データに処理を実行するステップと、
    前記処理実行ステップにより実行された処理の処理内容を含む履歴情報を記憶するステップとを画像処理装置に実行させ、さらに、
    代行処理時には、
    他の画像処置装置から前記履歴情報の送信要求が受信されることに応じて、前記送信要求を送信してきた前記他の画像処理装置に前記履歴情報を送信するステップと、
    前記処理実行ステップは、前記送信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容と画像データとが受信されることに応じて、前記受信された処理内容に従って、前記受信された画像データに処理を実行し、
    前記処理ステップが処理を実行した結果を前記処理内容と前記画像データとを送信してきた前記他の画像処理装置に送信するステップとを画像処理装置に実行させ、
    代行指示時には、
    他の画像処理装置の履歴情報の送信を該他の画像処理装置に要求して、該履歴情報を受信するステップと、
    前記入力された画像データに対して前記受信された履歴情報の少なくとも1つに含まれる処理内容に従った処理を、該処理を実行した他の画像処理装置に実行させるために、該処理内容と前記入力された画像データとを前記処理を実行した他の画像処理装置に送信するステップと、
    前記処理内容と前記入力された画像データとを送信した前記他の画像処理装置から送信される処理結果を受信するステップとを画像処理装置に実行させる、画像処理プログラム。
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