JP4586207B2

JP4586207B2 - Chair frame for movement of physically disabled persons

Info

Publication number: JP4586207B2
Application number: JP30098098A
Authority: JP
Inventors: 文正川上
Original assignee: 文正川上
Priority date: 1998-10-22
Filing date: 1998-10-22
Publication date: 2010-11-24
Anticipated expiration: 2018-10-22
Also published as: JP2000126238A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寝たきり高齢者等の身体機能障害者の介護の負担を軽減するための身体機能障害者の移動用椅子フレームに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、身体機能障害者の介護負担が大きな社会問題となっている。
軽度の身体機能障害者の場合には、身体機能障害者自身が歩行補助具等を使ってトイレや浴室まで移動することができるが、寝たきり高齢者等の身体機能障害者の場合には、介護者が身体機能障害者を起こしてトイレや浴室まで連れて行って便座に座わらせたり浴槽に入れなければならないので、身体機能障害者の排泄・入浴の世話が介護者の大きな負担となり、特に在宅介護では大きな障害となっているのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
その一方で、今日に至るまで種々の介護用具が提案されてきたが、寝たきり高齢者等の身体機能障害者の自立を可能にして介護者の負担を大幅に軽減することができる用具については提案されていなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするところは、寝たきり高齢者等の身体機能障害者が介護者に頼らずに起き上がって排泄・入浴等をすることが可能となる身体機能障害者の移動用椅子フレームを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の請求項１の身体機能障害者の移動用椅子フレームは、背凭れフレームの下端部から座部フレームを延設してＬ字状サイドフレームを形成し、左右一対の前記サイドフレームを前記背凭れフレーム部分に両端を固定された連結フレームにて連結すると共に、この連結フレームを前方に突設して連結フレーム内に身体機能障害者の胴部を収めることができる胴部収容スペース部を形成し、前記座部フレームの先端部の間を連結した下連結フレームを上方に突曲させて該下連結フレーム内に身体機能障害者の脚部を収めることができる脚部収容スペース部を形成し、背凭れベルト及び横ベルトとＶ字状に配設される一対の斜めベルトからなる座部ベルトの端に設けた掛止金具を前記背凭れフレーム及び前記座部フレームに着脱自在に掛止するためのベルト留めを前記サイドフレームに設け、更に前記左右一対のサイドフレームの上端及び下連結フレームの左右両側は、台車に立設される吊り下げ用支柱に取付けられた電動ウインチのウインチロープの下端にあるハンガーのフックに着脱自在な輪状部を他端に有する吊り下げロープの一端と連結されたことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図１及び図５に示すように、移動用椅子フレームＡは、金属パイプ製であって、身体機能障害者Ｂの胴部Ｂ１の横幅寸法より大きな間隔で配設される左右一対のサイドフレーム１と、一対のサイドフレーム１を連結する連結フレーム２と、座部ベルト３及び背凭れベルト４をサイドフレーム１に着脱自在に取付けるためのベルト留め５とで構成されている。
【０００７】
図１に示すように、サイドフレーム１は背凭れフレーム６の下端部から座部フレーム７を延設して構成されるＬ字状のフレームであり、サイドフレーム１の背凭れフレーム６同士は連結フレーム２にて連結されている。
この連結フレーム２は前方にＵ字状に突曲されて連結フレーム２内に身体機能障害者Ｂの胴部Ｂ１を収めることができる胴部収容スペース部８が形成されている。
【０００８】
また、図１及び図６に示すように、サイドフレーム１の座部フレーム７の先端同士は下連結フレーム９にて連結されており、この下連結フレーム９を上方にＵ字状に突設して下連結フレーム９内には身体機能障害者Ｂの脚部Ｂ２を収めることができる脚部収容スペース部１０が形成されている。
なお、下連結フレーム９は移動用椅子フレームＡを補強するための補強材であるが、下連結フレーム９の代わりに連結フレーム２の先端と座部フレーム７との間を補強パイプで連結して補強するようにしても良い。
【０００９】
図中の符号５は移動用椅子フレームＡに座部ベルト３及び背凭れベルト４を着脱自在に掛止するためのベルト留めであって、図３に示すように、移動用椅子フレームＡに固定される留めピン１１の上端に係止頭部１２を設けることにより形成されている。
図１に示すように、背凭れフレーム６には３対のベルト留め５が設けられ、座部フレーム７には２対のベルト留め５が設けられている。
また、左右一対のサイドフレーム１の上端及び下連結フレーム９の左右両側にはリング１３，１４が形成されている。
【００１０】
図１に示すように、移動用椅子フレームＡには吊り下げロープ１５が取り付けられている。吊り下げロープ１５の一端はサイドフレーム１及び下連結フレーム９のリング１３，１４に連結されており、吊り下げロープ１５の他端には輪状部１６が形成されている。
【００１１】
図２は移動用椅子フレームＡに掛止される座部ベルト３及び３本の背凭れベルト４を示す平面図である。
３本の背凭れベルト４は背凭れフレーム６の上段と中段と下段にそれぞれ配設され、各背凭れベルト４はベルト本体１７の両端に掛止金具１８を取付けて形成されている。
座部ベルト３は横ベルト１９とＶ字状に配設される一対の斜めベルト２０から成り、斜めベルト２０の一端は横ベルト１９の中間部に接続され、横ベルト１９の両端及び各斜めベルト２０の他端には掛止金具１８が取付られている。
斜めベルト２０の開き角度θについては、図１０に示すように、横ベルト１９を便座２１の前部２２に載せたときには、斜めベルト２０が便座２１の側部２３の上に位置して便座２１の内周側にはみ出さないように設定されている。
【００１２】
図２及び図３に示すように、掛止金具１８の先端にはベルト留め５の係止頭部１２を挿通するための突曲部２４が形成されており、掛止金具１８の突曲部２４をベルト留め５の係止頭部１２に挿通した後、座部ベルト３及び背凭れベルト４を図３の矢印で示す方向に引くことにより、座部ベルト３及び背凭れベルト４が掛止金具１８によってサイドフレーム１に掛止されるようになっている。なお、後述するように、身体機能障害者Ｂを吊り下げた時には、身体機能障害者Ｂの重みで座部ベルト３及び背凭れベルト４が引っ張られるので、実際に使用するときには座部ベルト３及び背凭れベルト４を引く動作は不要となる。
【００１３】
図８及び図９に示すように、移動用椅子フレームＡは移動式トイレ装置２５に取り付けられるものである。同図に示すように、移動式トイレ装置２５は、台車２６と、台車２６の中央に搭載される便座２１付き便器２７と、台車２６の一端部から立設される吊り下げ用支柱２８と、台車２６の他端に固定される重り２９と、台車２６の一端部の両側に開閉自在に取付けられる左右一対の安定脚３０と、吊り下げ用支柱２８を支持するための支柱支持フレーム３１とで構成されている。
【００１４】
図８及び図９に示すように、吊り下げ用支柱２８の上端にはブラケット３２が形成されており、このブラケット３２の先端には電動ウインチ３３が着脱自在に取り付けられている。電動ウインチ３３は、図８に示す操作体３４にて操作されるものであり、電動ウインチ３３の駆動回路と操作体３４の操作回路とは電気コード３５にて接続され、身体機能障害者Ｂは操作体３４を手に持って電動ウインチ３３を操作できるようになっている。電動ウインチ３３のウインチロープ３６の下端にはハンガー３７が取り付けられている。このハンガー３７の両端部に前後一対のフック３８をそれぞれ取り付けられている。
【００１５】
図８及び図９に示すように、安定脚３０は脚本本体３１の先端に手動によって昇降する接地体３２を取り付けて構成され、脚本本体３１の基端は台車２６の側部にヒンジ４０にて連結されており、使用時には、同図に示すように安定脚３０を開くと共に接地体３２を降下させて床面に接地させる。
なお、図中の符号３９は台車２６に取付られた手押し用フレームである。
【００１６】
以上のようにして構成される移動用椅子フレームＡは、電動ウインチ３３及び移動式トイレ装置２５を使用することにより身体機能障害者Ｂを便器２７の便座２１に座らせ、用を足した後は元の場所に戻すことができる。
（１）まず、予め移動用椅子フレームＡ、背凭れベルト４及び座部ベルト３を身体機能障害者Ｂの手の届く所に位置させておき、また、移動式トイレ装置２５を身体機能障害者Ｂの側に位置させると共に、電動ウインチ３３に取り付けられたハンガー３７を身体機能障害者Ｂの上方に、かつ、仰向けに寝ている身体機能障害者Ｂの手の届く所に位置させておく。
【００１７】
（２）次に、図４に示すように、布団４１の上に仰向けに寝ている身体機能障害者Ｂの背中に中段の背凭れベルト４を敷く。
（３）次に、図５の二点鎖線で示すように、サイドフレームが身体機能障害者Ｂの胴体Ｂ１の両側に位置するように介護者又は身体機能障害者Ｂ自身が移動用椅子フレームＡを布団４１の上に置く。このとき、同図に示すように、移動用椅子フレームＡを倒しておく。
【００１８】
（４）次に、図５の実線で示すように、身体機能障害者Ｂの手Ｂ３で移動用椅子フレームＡを引き上げてサイドフレーム１の上端を身体機能障害者Ｂの頭部Ｂ４の両側に位置させる。その後、図６に示すように、移動用椅子フレームＡの吊り下げロープ１５の輪状部１６をハンガー３７のフック３８に引っ掛ける。また、背凭れベルト４の掛止金具１８を背凭れフレーム部のベルト留め５に引っ掛ける。
【００１９】
（５）次に、図６に示すように、身体機能障害者Ｂが操作体３４を手Ｂ３に持ち、操作体３４の操作でウインチロープ３６を巻き上げることにより、移動用椅子フレームＡの背凭れフレーム６を引き上げて身体機能障害者Ｂと共に移動用椅子フレームＡを起こす。
（６）次に、身体機能障害者Ｂが臀部Ｂ５を布団４１から浮かせて座部ベルト３を座部フレーム７に掛止すると共に、残りの背凭れベルト４を背凭れフレーム６に掛止する。
【００２０】
（７）次に、図７に示すように、身体機能障害者Ｂが操作体３４を操作して電動ウインチ３３のウインチロープ３６を更に巻き上げて、移動用椅子フレームＡを身体機能障害者Ｂと共に布団４１から浮かせる。
このとき、同図に示すように、身体機能障害者Ｂ自身の重みによって身体機能障害者Ｂの臀部Ｂ５が座部ベルト３の斜めベルト２０間に嵌まり込み、身体機能障害者Ｂの身体の状態が安定して落下事故を防止することができ、また、身体機能障害者Ｂは連結フレーム２や下連結フレーム９に手で掴んで身体を支えることができる。
【００２１】
（８）次に、図８に示すように、身体機能障害者Ｂが移動式トイレ装置２５の支柱支持フレーム３１を手Ｂ３で触れて押したり引いたりすることにより、その反力で移動用椅子フレームＡが吊り下げ用支柱２８を中心にして同図の矢印で示すように回転し、身体機能障害者Ａを便器２７の上まで移動させる。
【００２２】
（９）次に、図９に示すように、身体機能障害者Ｂが操作体３４を操作して移動用椅子フレームＡを降下させて身体機能障害者Ｂの身体を便器２７の上に載せる。
このとき、図１０に示すように、座部ベルト３の横ベルト１９を便座２１の前部２２に載せれば、座部ベルト３の斜めベルト２０は便座２１の内周側にはみ出ない。したがって、身体機能障害者Ｂが衣類をずらせて排泄するときに身体機能障害者Ｂの局部が座部ベルト３で塞がれることがなく便器２７内に臨んで性別を問わず容易に排泄を行うことができる。
なお、身体機能障害者Ｂの足Ｂ６を足載せ台を兼ねる重り２９の上に載せることにより、安定した姿勢で排泄することができる。
【００２３】
（１０）用便後は、電動ウインチ３３にて移動用椅子フレームＡを引き上げ、上述の要領で移動用椅子フレームＡを布団４１の上方にまで回転させた後、移動用椅子フレームＡを布団４１の上に降ろす。
（１１）次に、身体機能障害者Ｂは自力で座部ベルト３及び上段及び下段の背凭れベルト４を移動用椅子フレームＡから外し、電動ウインチ３３にて移動用椅子フレームＡを更に降下させて背凭れフレーム６を布団４１の上に倒す。
【００２４】
（１２）次に、移動用椅子フレームＡから残りの背凭れベルト４を外すと共に、移動用椅子フレームＡの吊り下げロープ１５の輪状部１６をハンガー３７のフック３８から外して移動用椅子フレームＡを身体機能障害者Ｂの横に置く。
このように、移動用椅子フレームＡを用いることにより、身体機能障害者ＡはＡは自力で排泄を行うことができる。
【００２５】
入浴する場合には、便器に代えて浴槽を載せた移動装置を使用すれば良い。
なお、移動用椅子フレームＡを３本の吊り下げロープ１５によってバランス良く吊り下げるようにしても良い。
また、本発明の移動用椅子フレームＡは、身体機能障害者Ｂが食事や読書のために起き上がるのにも使用される。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明の身体機能障害者の移動用椅子フレームによれば、身体機能障害者は介護者に頼らずに自力で排泄・入浴・食事等を行うことができるので、介護者の負担を大幅に減らすことができ、在宅介護が容易となる。又、下連結フレームによって移動用椅子フレーム全体の強度の向上させることができ、しかも、下連結フレーム内に身体機能障害者の脚部を収めることができるので、下連結フレームが邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の身体機能障害者の移動補助用椅子フレームの実施の形態の斜視図である。
【図２】移動用椅子フレームに使用される背凭れベルト及び座部ベルトの平面図である。
【図３】移動用椅子フレームへの背凭れフレーム及び座部ベルトの取り付け動作を示す斜視図である。
【図４】移動用椅子フレームによる身体機能障害者の移動動作を示す斜視図である。
【図５】移動用椅子フレームによる身体機能障害者の移動動作を示す斜視図である。
【図６】移動用椅子フレームによる身体機能障害者の移動動作を示す斜視図である。
【図７】移動用椅子フレームによる身体機能障害者の移動動作を示す斜視図である。
【図８】移動用椅子フレームによる身体機能障害者の移動動作を示す斜視図である。
【図９】移動用椅子フレームによる身体機能障害者の移動動作を示す斜視図である。
【図１０】移動用椅子フレームが便座の上に位置した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
Ａ移動用椅子フレーム
Ｂ身体機能障害者
１サイドフレーム
２連結フレーム
３座部ベルト
４背凭れベルト
５ベルト留め
６背凭れフレーム
７座部フレーム
８胴部収容スペース部
９下連結フレーム
１０脚部収容スペース部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair frame for movement of a physically disabled person for reducing the burden of care for a physically disabled person such as a bedridden elderly person.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the burden of care for people with physical disabilities has become a major social problem.
In the case of a person with mild physical disability, the person with physical disability can use a walking aid to move to the toilet or bathroom, but in the case of a person with physical disability such as a bedridden elderly person Because the person who is physically disabled must take him to the toilet or bathroom and sit on the toilet seat or put it in the bathtub, the care of the patient with physical disability excretion and bathing is a big burden on the caregiver, especially The current situation is a major obstacle in home care.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, various care tools have been proposed to date, but proposals have been made on tools that can significantly reduce the burden on caregivers by enabling the independence of physically disabled persons such as bedridden elderly people. Was not.
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and the object of the present invention is that a person with physical dysfunction such as a bedridden elderly person gets up without relying on a caregiver to excrete / bath. An object of the present invention is to provide a chair frame for moving a person with a physical disability that can be used.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a chair frame for a physically disabled person according to claim 1 of the present invention forms an L-shaped side frame by extending a seat frame from the lower end of a backrest frame, A pair of the side frames may be connected to the backrest frame portion by a connecting frame fixed at both ends, and the connecting frame may be projected forward to fit the torso of the physically disabled person in the connecting frame. Forming a torso-accommodating space, and bending the lower connecting frame connecting between the front end portions of the seat frame upward so that the legs of the physically disabled person can be accommodated in the lower connecting frame The backrest frame and the seat portion are provided with a latch fitting provided at an end of a seat belt formed of a pair of slant belts formed in a V shape with a backrest belt and a lateral belt forming a leg housing space portion. F Belt fasteners are provided on the side frames for releasably hanging on the frame, and the upper ends of the pair of left and right side frames and the left and right sides of the lower connecting frame are attached to suspension posts that are erected on the carriage. The electric winch is connected to one end of a hanging rope having a ring-shaped portion detachably attached to a hanger hook at the lower end of the winch rope of the electric winch.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 5, the chair frame A for movement is made of a metal pipe, and a pair of left and right side frames 1 disposed at a larger interval than the width of the torso B1 of the physically disabled person B. And a connecting frame 2 for connecting the pair of side frames 1 and a belt fastener 5 for detachably attaching the seat belt 3 and the backrest belt 4 to the side frame 1.
[0007]
As shown in FIG. 1, the side frame 1 is an L-shaped frame configured by extending a seat frame 7 from the lower end of the back frame 6, and the back frames 6 of the side frame 1 are connected to each other. The frames 2 are connected.
The connecting frame 2 is bent forward in a U shape, and a torso accommodating space portion 8 in which the torso B1 of the physically disabled person B can be accommodated is formed in the connecting frame 2.
[0008]
As shown in FIGS. 1 and 6, the ends of the seat frame 7 of the side frame 1 are connected to each other by a lower connecting frame 9, and the lower connecting frame 9 is projected upward in a U shape. The lower connecting frame 9 is formed with a leg accommodating space 10 in which the leg B2 of the physically disabled person B can be accommodated.
The lower connecting frame 9 is a reinforcing material for reinforcing the moving chair frame A, but instead of the lower connecting frame 9, the tip of the connecting frame 2 and the seat frame 7 are connected by a reinforcing pipe. You may make it reinforce.
[0009]
Reference numeral 5 in the drawing is a belt fastening for detachably hanging the seat belt 3 and the backrest belt 4 on the moving chair frame A, and is fixed to the moving chair frame A as shown in FIG. It is formed by providing a locking head 12 at the upper end of the retaining pin 11 to be made.
As shown in FIG. 1, the backrest frame 6 is provided with three pairs of belt fasteners 5, and the seat frame 7 is provided with two pairs of belt fasteners 5.
Rings 13 and 14 are formed on the upper ends of the pair of left and right side frames 1 and on the left and right sides of the lower connecting frame 9.
[0010]
As shown in FIG. 1, a hanging rope 15 is attached to the chair frame A for movement. One end of the suspension rope 15 is connected to the side frames 1 and the rings 13 and 14 of the lower connection frame 9, and a ring-shaped portion 16 is formed at the other end of the suspension rope 15.
[0011]
FIG. 2 is a plan view showing the seat belt 3 and the three backrest belts 4 that are hooked on the moving chair frame A. FIG.
The three backrest belts 4 are respectively disposed in the upper, middle and lower stages of the backrest frame 6, and each backrest belt 4 is formed by attaching a latch 18 to both ends of the belt body 17.
The seat belt 3 includes a horizontal belt 19 and a pair of diagonal belts 20 arranged in a V shape. One end of the diagonal belt 20 is connected to an intermediate portion of the horizontal belt 19, and both ends of the horizontal belt 19 and each diagonal belt. A latch 18 is attached to the other end of 20.
With respect to the opening angle θ of the oblique belt 20, as shown in FIG. 10, when the lateral belt 19 is placed on the front portion 22 of the toilet seat 21, the oblique belt 20 is positioned on the side portion 23 of the toilet seat 21. It is set so as not to protrude to the inner peripheral side.
[0012]
As shown in FIGS. 2 and 3, a bent portion 24 for inserting the locking head portion 12 of the belt fastener 5 is formed at the tip of the latch metal 18, and the bent portion of the latch metal 18 is formed. 24 is inserted into the locking head 12 of the belt clamp 5, and then the seat belt 3 and the backrest belt 4 are latched by pulling the seat belt 3 and the backrest belt 4 in the direction indicated by the arrows in FIG. The bracket 18 is hooked to the side frame 1. As will be described later, when the physically disabled person B is suspended, the seat belt 3 and the backrest belt 4 are pulled by the weight of the physically disabled person B. The operation | movement which pulls the backrest belt 4 becomes unnecessary.
[0013]
As shown in FIGS. 8 and 9, the moving chair frame A is attached to the mobile toilet device 25. As shown in the figure, the mobile toilet device 25 includes a carriage 26, a toilet 27 with a toilet seat 21 mounted in the center of the carriage 26, a suspension column 28 erected from one end of the carriage 26, A weight 29 fixed to the other end of the carriage 26, a pair of left and right stabilizing legs 30 attached to both sides of one end of the carriage 26 so as to be freely opened and closed, and a support frame 31 for supporting the suspension support 28. It is configured.
[0014]
As shown in FIGS. 8 and 9, a bracket 32 is formed at the upper end of the suspension column 28, and an electric winch 33 is detachably attached to the tip of the bracket 32. The electric winch 33 is operated by the operating body 34 shown in FIG. 8. The drive circuit of the electric winch 33 and the operating circuit of the operating body 34 are connected by an electric cord 35, and the physically disabled person B The electric winch 33 can be operated by holding the operating body 34 in the hand. A hanger 37 is attached to the lower end of the winch rope 36 of the electric winch 33. A pair of front and rear hooks 38 are respectively attached to both ends of the hanger 37.
[0015]
As shown in FIGS. 8 and 9, the stabilizing leg 30 is configured by attaching a grounding body 32 that is manually raised and lowered to the distal end of the script main body 31, and the base end of the script main body 31 is hinged to the side of the carriage 26. At the time of use, as shown in the figure, the stabilization leg 30 is opened and the grounding body 32 is lowered to be grounded on the floor surface.
Reference numeral 39 in the figure denotes a hand pushing frame attached to the carriage 26.
[0016]
The moving chair frame A configured as described above is used after the person with physical disability B sits on the toilet seat 21 of the toilet 27 by using the electric winch 33 and the mobile toilet device 25, and is used. It can be returned to its original location.
(1) First, the chair frame A for movement, the backrest belt 4 and the seat belt 3 are preliminarily positioned within the reach of the handicapped person B, and the mobile toilet device 25 is placed on the handicapped person. The hanger 37 attached to the electric winch 33 is positioned above the B handicapped person B and within the reach of the hand of the handicapped person B sleeping on his back.
[0017]
(2) Next, as shown in FIG. 4, the middle backrest belt 4 is laid on the back of the physically disabled person B sleeping on his back on the futon 41.
(3) Next, as shown by a two-dot chain line in FIG. 5, the caregiver or the physically disabled person B himself / herself has the chair frame A for movement so that the side frames are located on both sides of the body B1 of the disabled person B. Is placed on the futon 41. At this time, as shown in FIG.
[0018]
(4) Next, as shown by the solid line in FIG. 5, the chair frame A for movement is pulled up by the hand B3 of the physically disabled person B and the upper end of the side frame 1 is placed on both sides of the head B4 of the disabled person B. Position. Thereafter, as shown in FIG. 6, the ring-shaped portion 16 of the hanging rope 15 of the chair frame A for movement is hooked on the hook 38 of the hanger 37. Further, the hook 18 of the backrest belt 4 is hooked on the belt stopper 5 of the backrest frame portion.
[0019]
(5) Next, as shown in FIG. 6, the person B with a physical disability holds the operating body 34 in the hand B3 and winds up the winch rope 36 by operating the operating body 34, so that the backrest of the moving chair frame A is supported. The frame 6 is pulled up to raise the moving chair frame A together with the physically disabled person B.
(6) Next, the physically disabled person B floats the buttock B5 from the futon 41 and hangs the seat belt 3 on the seat frame 7 and hangs the remaining backrest belt 4 on the back frame 6. .
[0020]
(7) Next, as shown in FIG. 7, the physically disabled person B operates the operating body 34 to further wind up the winch rope 36 of the electric winch 33, and the moving chair frame A together with the disabled person B Float from futon 41.
At this time, as shown in the figure, the buttocks B5 of the physically disabled person B are fitted between the oblique belts 20 of the seat belt 3 by the weight of the physically disabled person B, and the body of the physically disabled person B The state can be stabilized and a fall accident can be prevented, and the physically disabled person B can support the body by grasping the connecting frame 2 or the lower connecting frame 9 with his / her hand.
[0021]
(8) Next, as shown in FIG. 8, when the physically disabled person B touches the column support frame 31 of the mobile toilet device 25 with the hand B3 and pushes or pulls it, the reaction chair is used to move the chair. The frame A rotates about the suspension column 28 as indicated by the arrow in the figure, and the physically disabled person A is moved onto the toilet 27.
[0022]
(9) Next, as shown in FIG. 9, the physically disabled person B operates the operating body 34 to lower the moving chair frame A and places the body of the disabled person B on the toilet 27.
At this time, as shown in FIG. 10, if the lateral belt 19 of the seat belt 3 is placed on the front portion 22 of the toilet seat 21, the oblique belt 20 of the seat belt 3 does not protrude to the inner peripheral side of the toilet seat 21. Therefore, when the physically disabled person B excretes by exchanging clothes, the local part of the physically disabled person B faces the toilet 27 without being blocked by the seat belt 3 and easily excretes regardless of gender. be able to.
In addition, it can be excreted in a stable posture by placing the foot B6 of the physically disabled person B on the weight 29 that also serves as a footrest.
[0023]
(10) After the stool, the moving chair frame A is pulled up by the electric winch 33, and the moving chair frame A is rotated to the upper side of the futon 41 as described above, and then the moving chair frame A is moved to the futon 41. Take it down.
(11) Next, the physically disabled person B removes the seat belt 3 and the upper and lower backrest belts 4 from the moving chair frame A by himself and further lowers the moving chair frame A by the electric winch 33. Tilt the backrest frame 6 over the futon 41.
[0024]
(12) Next, the remaining backrest belt 4 is removed from the moving chair frame A, and the ring-shaped portion 16 of the hanging rope 15 of the moving chair frame A is removed from the hook 38 of the hanger 37 to move the moving chair frame A. Next to person with physical disability B.
Thus, by using the chair frame A for movement, the physically disabled person A can perform excretion by himself.
[0025]
In the case of bathing, a moving device on which a bathtub is placed instead of a toilet bowl may be used.
Note that the chair frame A for movement may be suspended by the three suspension ropes 15 in a well-balanced manner.
Moreover, the chair frame A for movement of the present invention is also used for the physically disabled person B to get up for a meal or reading.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the chair frame for movement of physically disabled persons according to the invention of claim 1, the physically disabled person can perform excretion, bathing, eating, etc. by himself without relying on a caregiver. The burden on the caregiver can be greatly reduced, and home care can be facilitated. Further, the strength of the entire chair frame for movement can be improved by the lower connecting frame, and the legs of the physically disabled person can be accommodated in the lower connecting frame, so that the lower connecting frame does not get in the way.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an embodiment of a chair frame for mobility assistance for physically disabled persons according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a backrest belt and a seat belt used for the chair frame for movement.
FIG. 3 is a perspective view showing an attaching operation of a backrest frame and a seat belt to a moving chair frame.
FIG. 4 is a perspective view illustrating a movement operation of a physically disabled person using a chair frame for movement.
FIG. 5 is a perspective view showing a movement operation of a physically disabled person using a moving chair frame.
FIG. 6 is a perspective view showing a movement operation of a physically disabled person using a chair frame for movement.
FIG. 7 is a perspective view showing a movement operation of a physically disabled person using a chair frame for movement.
FIG. 8 is a perspective view illustrating a movement operation of a physically disabled person using a chair frame for movement.
FIG. 9 is a perspective view showing a movement operation of a physically disabled person using a chair frame for movement.
FIG. 10 is a plan view showing a state in which the chair frame for movement is positioned on the toilet seat.
[Explanation of symbols]
A Moving chair frame B Physically disabled person 1 Side frame 2 Connection frame 3 Seat belt 4 Backrest belt 5 Belt clamp 6 Backrest frame 7 Seat frame 8 Body storage space 9 Lower connection frame 10 Leg storage space Part

Claims

The seat frame is extended from the lower end of the back frame to form an L-shaped side frame, and the pair of left and right side frames are connected to the back frame portion by connecting frames fixed at both ends, A lower connecting frame in which the connecting frame is projected forward to form a torso accommodating space that can accommodate the torso of the physically disabled person in the connecting frame, and the ends of the seat frame are connected to each other. A pair of legs disposed in a V-shape with a backrest belt and a lateral belt to form a leg housing space portion in which the leg of the physically disabled person can be accommodated in the lower connection frame by bending upward. provided a locking bracket which is provided at an end of the seat belt comprising a diagonal belt of the backrest frame and a belt fastening for freely engaging removably in said seat frame to the side frame, further the left The upper ends of the pair of side frames and the left and right sides of the lower connecting frame have the other end of a ring-shaped part that is detachable from the hanger hook at the lower end of the winch rope of the electric winch that is attached to the suspension column installed on the carriage. A chair frame for moving a person with physical disabilities, characterized in that the chair frame is connected to one end of a hanging rope.