JP4580655B2 - コンテンツ利用管理システム - Google Patents
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Description
一般的なコンテンツ配信システムでは、コンテンツの著作権を保護し、悪意あるユーザ等によるコンテンツの不正利用を防止するため、著作権保護技術が用いられる。著作権保護技術とは、具体的には、暗号技術等を用いて、ユーザがコンテンツを再生したり、記録メディアにコピーしたりといったようなコンテンツの利用を、セキュアに制御する技術である。
1つ目の問題点は、1つのコンテンツ配信システムにおいて、複数の権利管理方式が連携、あるいは共存して端末装置におけるコンテンツの利用制御を行う方法が知られていない事である。具体的には、コンテンツ配信システムを運営する事業者δのサービスにおいて、メーカーαが開発した権利管理方式Aと、メーカーβが開発した権利管理方式Bと、が連携して端末装置におけるコンテンツの利用制御を行う方法が知られていない。つまり、従来の権利管理方式は、1種類の権利管理方式だけが存在する環境を前提としており、複数の権利管理方式が混在する環境下では機能しないという問題がある。
なお、異なる権利管理方式とは、具体的には、コンテンツを利用する権利の内容を示す利用条件情報やライセンス情報の物理的なデータ構造(データ長、並び、暗号方式等)やその解釈方法(表現形式、ビットパターンと意味内容との対応付け等)が異なることをいう。
利用可能情報の重複を許すシステムでは、例えば、前記利用条件判定手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する同一種類の利用可能情報が重複して含まれている場合に、(1)予め定められた権利管理方式の優先順位に従って、より優先順位の高い権利管理方式に対応する利用条件情報に含まれる利用可能情報を優先させて、前記コンテンツの利用可否を判定したり、(2)前記複数の利用可能情報それぞれに基づいて前記コンテンツの利用可否を判定することによって複数の判定結果を生成し、生成した複数の判定結果に対して予め定められた演算を施すことによって、前記コンテンツの利用可否を判定したりすることで、最終的に、重複的な判定結果を回避することができる。
また、端末装置におけるコンテンツ利用の制御項目を拡張する場合、端末装置において拡張対象となる制御項目の解釈が可能な権利解釈部を変更及び追加するだけで済み、コンテンツ利用の制御項目を容易に拡張することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるコンテンツ配信システムSの全体の概略構成を示す図である。
このコンテンツ配信システムSは、伝送路あるいはパッケージメディア等を通じてコンテンツ配信サーバから配信されるコンテンツと、ライセンス生成サーバから配信されるライセンスとからユーザが端末装置においてコンテンツを利用するシステムであって、ライセンスを生成し、配信するライセンス生成サーバ100とコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ200と、コンテンツを利用する端末装置300a〜300cと、これらを相互に接続する伝送路Nと、から構成されている。
ライセンス等のデータを、伝送路Nを通じて、ライセンス生成サーバ100と端末装置300a〜300cとの間で送受信する場合には、セキュリティを確保するため、安全な認証チャネル(Secure Authenticated Channel、以下、SACと記述)を確立してから、データの送受信を行う。なお、ライセンスのデータ構造については、後で図を用いて詳細に説明する。
コンテンツ配信サーバ200は、伝送路Nを通じて端末装置300a〜300cにコンテンツを配信するためのサーバ装置であり、ワークステーション等により実現される。具体的には、コンテンツ配信サーバ200は、MPEG−2(Moving Picture Experts Group)やMPEG−4等の圧縮方式によりデジタル圧縮され、必要に応じてAESやTriple DES等により暗号化されたコンテンツを配信する。
伝送路Nは、ライセンス生成サーバ100とコンテンツ配信サーバ200及び端末装置300a〜300cとを相互に接続するネットワークである。例えば、伝送路Nは、インターネット等の通信ネットワークや、デジタル放送、あるいは、これらが複合したネットワークである。
ユーザ識別子とは、コンテンツ配信システムSにおいてユーザを一意に特定するための情報である。
端末識別子とは、コンテンツ配信システムSにおいて端末装置300を一意に特定するための情報である。なお、本実施の形態では端末装置300の端末識別子は「TERMINAL−ID−0001」として説明する。
権利管理識別子とは、コンテンツ配信システムSにおいて権利管理方式を一意に特定するための情報である。なお、本実施の形態では、権利管理方式Aに対応する権利管理識別子は「100A」、権利管理方式Bに対応する権利管理識別子は「100B」として説明する。
図2は、図1に示されるライセンス生成サーバ100、コンテンツ配信サーバ200及び端末装置300の詳細な構成を示す機能ブロック図である。なお、図2において端末装置300a〜300cの機能構成は、端末装置300aをその代表とし、端末装置300として図示している。
コンテンツ配信サーバ200は、端末装置300と通信を行う通信部201と、暗号化コンテンツをコンテンツ格納部203から取得するコンテンツ取得部202と、暗号化コンテンツを格納するコンテンツ格納部203と、から構成される。
端末装置300は、ライセンス生成サーバ100及びコンテンツ配信サーバ200と通信を行う通信部301と、ライセンス要求メッセージを生成し、ライセンス生成サーバ100にライセンスの取得要求を行うライセンス要求部302と、ライセンス生成サーバ100から取得したライセンスを格納するライセンス格納部303と、ライセンスに基づきコンテンツの利用可否を判定するための制御及びコンテンツ利用後のライセンスの更新の制御を行う制御部304と、コンテンツ配信サーバ200から取得した暗号化コンテンツを格納するコンテンツ格納部305と、コンテンツ要求メッセージを生成し、コンテンツ配信サーバ200にコンテンツの取得要求を行うコンテンツ要求部306と、ライセンスに含まれる利用条件の解釈及び更新処理を行う複数の権利解釈部として、権利管理方式Aに対応する権利解釈部30Aと、権利管理方式Bに対応する権利解釈部30Bと、コンテンツを利用するコンテンツ利用部321a及び321bとから構成される。
ここで、本実施の形態で扱うデータのデータ構造について説明する。まず、ライセンスのデータ構造について説明し、各種データ格納部が保持するデータのデータ構造をライセンス生成サーバ100、コンテンツ配信サーバ200、端末装置300の順で説明する。
ライセンスヘッダ801は、ライセンス800に対応する暗号化コンテンツの復号を行うためのコンテンツ鍵811と、端末装置300における利用可否判断及び利用条件更新制御を行う際の優先順が設定される優先順位情報812と、端末装置300における利用可否判断及び利用条件更新制御を行う際の制御方法を指定する制御識別情報813とからなる。なお、ライセンス800は、ライセンス格納部303、及びライセンスに関する処理において、コンテンツ識別子と関連付ける必要であり、端末装置300におけるライセンス800とコンテンツ識別子の関連付け処理を省略するため、ライセンスヘッダ801にコンテンツ識別子を含めるとしても良い。
利用条件823は、コンテンツの利用可否の判断に関わる利用可能情報832と、利用可能情報の項目をコンテンツ配信システムSにおいて一意に特定する利用可能情報識別子831と、の組のリストと、コンテンツ利用時の制御に関わる利用時制御情報834と、利用時制御情報834の項目をコンテンツ配信システムSにおいて一意に特定する利用時制御情報識別子833と、の組のリストと、からなる。
図23に示すように、ライセンス2300における権利管理別情報リスト2302は、権利管理別情報2311及び権利管理別情報2312とから構成され、権利管理別情報2311には、権利管理識別子は権利管理方式Aであることを示す「100A」が設定され、利用可能情報は、権利管理方式Aが管理する利用可能情報である、「利用可能回数」及び「画質制御情報」が設定される。一方、権利管理別情報2312には、同様に権利管理識別子は「100B」が設定され、利用可能情報は、「有効期間」及び「利用可能時間」が設定される。権利管理別情報2311及び権利管理別情報2312に可変な利用可能情報として「利用可能回数」が設定され、可変な利用可能情報の項目の重複を許す構造となっている。
ユーザ情報格納部111aは、ユーザに関する情報を管理するためのユーザ情報管理テーブルを有するデータベースであって、ライセンス生成サーバ100にアクセスする端末装置300と、利用条件格納部112aで管理されるコンテンツの利用条件を所有するユーザと、を関連付けるために用いられる。具体的には、ユーザ情報格納部111aは、図3に示すユーザ情報管理テーブルD300を有し、ユーザ識別子D301と、端末識別子D302と、を管理している。
具体的には、利用条件格納部112aは、図4に示すように、利用条件の所有者を示すユーザ識別子D401と、利用条件が利用を許諾するコンテンツのコンテンツ識別子D402と、コンテンツ識別子D402で示されるコンテンツの利用が可能となる開始、終了日時を示す有効期間D403と、コンテンツ識別子D402で示されるコンテンツの利用可能な回数を示す利用可能回数D404と、コンテンツ利用時のコンテンツの画質を示す画質制御情報D405と、からなる利用条件管理テーブルD400を有する。
利用条件格納部112bは、図4に示すように、利用条件の所有者を示すユーザ識別子D411と、利用条件が利用を許諾するコンテンツのコンテンツ識別子D412と、コンテンツ識別子D412で示されるコンテンツの利用が可能となる開始、終了日時を示す有効期間D413と、コンテンツ識別子D412で示されるコンテンツの利用可能な時間を示す利用時間D414とからなる利用条件管理テーブルD410を有する。
具体的には、コンテンツ鍵格納部103は、図5に示すように、コンテンツ配信システムSにおいてコンテンツを一意に識別するコンテンツ識別子D501と、コンテンツ識別子D501に対応するコンテンツ鍵D502とからなるコンテンツ鍵管理テーブルD500を有する。例えば、コンテンツ識別子D501が「CONTENT−ID−0001」の暗号化コンテンツを復号するためのコンテンツ鍵D502が「CONTENT−KEY−0001」であることを示している。
コンテンツ格納部203は、暗号化コンテンツを管理するデータベースであって、端末装置300からのコンテンツ取得要求に対して、コンテンツ取得要求に含まれるコンテンツ識別子に対応した暗号化コンテンツを取得するために用いられる。
次に、端末装置300の格納部が保持するデータについて図を参照して説明する。
ライセンス格納部303は、ライセンスを管理するデータベースであって、端末装置300におけるコンテンツ利用時に制御部304からのライセンス取得要求に対して、コンテンツ識別子に対応したライセンスを取得するために用いられる。
以上の構成のコンテンツ配信システムSにおいて、端末装置300がコンテンツ配信サーバ200よりコンテンツを取得し、端末装置300がライセンス生成サーバ100よりライセンスを取得する際の処理及び端末装置300におけるコンテンツの利用開始時の処理、利用終了時の処理について、(1)コンテンツ取得時の処理、(2)ライセンス取得時の処理、(3)コンテンツ利用開始時の処理、(4)コンテンツ利用終了時の処理、の順番で図26から図29を参照して説明する。
図10は、各サーバと端末装置300間の通信及び各機能ブロック間の通信でやり取りされる通信メッセージM1000のメッセージフォーマットの内容を示す図である。図10の通信メッセージM1000は、メッセージヘッダM1001と、メッセージ本体M1002と、からなる。ここで、メッセージヘッダM1001は、少なくとも送信先を特定する情報と、送信元を特定する情報と、を含んでいる。前記送信先を特定する情報は、メッセージの宛先として参照され、前記送信元を特定する情報は、前記メッセージに対して返信のメッセージを送信する際にあて先として参照される。前記送信元、あるいは送信先を特定するための情報の典型例としてIPアドレスがある。また、メッセージヘッダには通信メッセージの送受信を行うサーバ、装置及び機能ブロックの間で認証処理を行う場合、認証処理に必要となる情報を含むとしても良い。一方、メッセージ本体M1002は、各々のメッセージで固有の情報を含む。メッセージ本体M1002固有の情報についてはメッセージ毎に説明する。
まず、コンテンツ取得処理に関係する通信メッセージのデータ構造について図24及び図25を参照して説明する。
図24のコンテンツ要求メッセージ本体M2400はコンテンツ識別子M2401からなる。一方、図25のコンテンツ送信メッセージ本体M2500は暗号化コンテンツM2501からなる。
端末装置300は、ユーザからの端末装置300のアプリケーションへの情報入力及びコンテンツ取得指示により、コンテンツ取得処理を開始する。ユーザは端末装置300のアプリケーションに対して、少なくとも取得対象である暗号化コンテンツを特定するコンテンツ識別子又は、コンテンツ識別子に準ずる情報を入力しなければならない。ここでコンテンツ識別子に準ずる情報とは、コンテンツの名前など、コンテンツ識別子に1対1で対応し、コンテンツ識別子との対応テーブルを参照すれば、コンテンツ識別子が特定できる情報である。以下ではユーザが、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を入力し、コンテンツ取得処理を開始したとして説明を行う。
コンテンツ要求メッセージ本体M2400に含まれるコンテンツ識別子M2401はユーザが入力したコンテンツ識別子を設定する。ここでは「CONTENT−ID−0001」が設定される。
次に、ライセンス取得処理について説明する。
まず、ライセンス取得処理に関係する通信メッセージのデータ構造について図11から図14を参照して説明する。
図11のライセンス要求メッセージ本体M1100は、端末識別子M1101と、コンテンツ識別子M1102と、権利管理識別子リストM1103と、からなる。ここで、権利管理識別子リストM1103は、ライセンス要求メッセージを送信する端末装置300が解釈可能な権利管理方式の権利管理識別子M1111をリスト形式で記述したものである。
端末装置300は、ユーザからの端末装置300のアプリケーションへの情報入力及びライセンス取得指示により、ライセンス取得処理を開始する。ユーザは端末装置300のアプリケーションに対して、少なくとも取得対象であるライセンスを特定する情報の1つであるコンテンツ識別子又は、コンテンツ識別子に準ずる情報を入力しなければならない。以下ではユーザが、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を入力し、ライセンス取得処理を開始したとして説明を行う。
ライセンス要求メッセージ本体M1100に含まれる端末識別子M1101は、前記ライセンス要求メッセージを送信する端末装置300の端末識別子「TERMINAL−ID−0001」を設定し、コンテンツ識別子M1102は、ユーザが入力したコンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を設定し、権利管理識別子リストM1103は、端末装置300において利用条件の解釈が可能な権利管理方式、すなわち端末装置300に存在する権利解釈部の権利管理方式である権利管理方式Aの権利管理識別子「100A」と、権利管理方式Bの権利管理識別子「100B」を設定する。
ライセンス生成部102は、ライセンス要求メッセージ本体M1100から、権利管理識別子リストM1103を抽出し、権利管理識別子リストM1103に含まれる権利管理識別子M1111に対応する権利生成部の利用条件生成部に対して利用条件要求メッセージを送信する。(図27:ステップS2713)。ここでは、権利管理識別子リストM1103に権利管理識別子「100A」と、権利管理識別子「100B」と、が設定されているため、権利管理方式Aに対応する権利生成部10Aの利用条件生成部100a及び権利管理方式Bに対応する権利生成部10Bの利用条件生成部100bに対して利用条件要求メッセージを送信する。なお、利用条件生成部100a及び利用条件生成部100bのいずれかにのみ、利用条件要求メッセージを送信するとしてもよいし、ライセンス生成サーバ100が保持する全権利生成部に対して利用条件要求メッセージを送信するとしてもよい。
また、運用において、サービス毎に端末装置300におけるコンテンツ利用の制御を行う権利管理方式を決めておき、前記権利管理方式に対応する権利生成部に対して、上記処理を行うとしても良い。
サービス識別子・権利管理識別子対応テーブルD900は、サービス識別子と、権利管理識別子と、を関連付けるために用いられる。具体的には、図9に示すサービス識別子・権利管理識別子対応テーブルD900は、サービス識別子D901と、権利管理識別子D902とを管理している。
利用条件要求メッセージ本体M1200に含まれる端末識別子M1201はライセンス要求メッセージ本体M1100に含まれる端末識別子M1101を設定し、コンテンツ識別子M1202はライセンス要求メッセージ本体M1100に含まれるコンテンツ識別子M1102を設定する。
利用条件生成部110aは前記利用条件要求メッセージを受信する。まず、利用条件生成部110aは利用条件要求メッセージ本体M1200から端末識別子M1201を抽出し、ユーザ情報格納部111aが保持するユーザ情報管理テーブルD300から端末識別子M1201をキーに対応するユーザ識別子を特定する。
利用条件生成部110aは、利用条件格納部112aから取得した情報から利用条件M1301を生成し(図27:ステップS2714)、利用条件送信メッセージ本体M1300に含めて送信する。
ライセンスの生成判断は、利用条件送信メッセージを送信した全ての権利生成部から利用条件を受信した場合のみ生成可とする、あるいは利用条件送信メッセージを送信した権利生成部の少なくとも一つから利用条件を受信した場合に生成可とする、などさまざまな運用が可能である。また、全権利生成部からの返信メッセージが、利用条件生成不可のであった場合、あるいは運用によりライセンス生成不可と判断された場合は、生成不可となった理由を含む返信メッセージを端末装置300に送信する。
ライセンス生成部102は、ライセンスヘッダ801を生成する。また、コンテンツ鍵811は事前に取得している。
優先順位情報812は端末装置300におけるライセンスの解釈処理において利用条件の優先順位を設定したい場合に設定される。例えば、(権利管理識別子:優先順位)のリストを優先順位情報812に記述する。具体的には権利生成部10Aの優先順位を権利生成部10Bより高くする場合は、「100A:1」、「100B:2」のように記述する。権利生成部が3つ以上あっても同じ方法で表現可能である。優先順位情報に基づく解釈処理については後の端末装置300におけるライセンス解釈処理で説明する。
このようにしてライセンスヘッダ801を生成する。
利用条件823には各権利生成部より取得した利用条件を設定し、ライセンス生成部102は、権利管理識別子821に利用条件の送信元の権利生成部に対応する権利管理識別子を設定し、管理情報822に有効であることを示す情報を設定し、利用条件823に受信した利用条件を設定し、権利管理別情報を生成する。
ライセンス生成部102は、ライセンスヘッダ801と、権利管理別情報リスト802と、からライセンス800を生成し、ライセンス送信メッセージ本体M1400のライセンスM1401に設定し、端末装置300に送信する(図27:ステップS2716)。
取得したライセンスM1401をライセンス要求メッセージのコンテンツ識別子M1102と同じコンテンツ識別子と関連付けてライセンス格納部303に格納する(図27:ステップS2734)。
また、端末装置300はライセンス生成サーバ100より生成不可通知を含む返信メッセージを受信した場合は、返信メッセージに含まれる生成不可の理由をユーザに提示し、処理を終了する(図27:ステップS2732)。
次に、コンテンツ利用開始時における端末装置300の処理について説明する。まず、コンテンツ利用開始時の処理に関係する通信メッセージのデータ構造について図15から図17を参照して説明する。
図16の判定結果送信メッセージ本体M1600は、コンテンツ利用可否の結果を示すコンテンツ利用可否情報M1601と、利用可能情報識別子M1611と利用可能情報M1612の組のリストである利用可能情報リストM1602と、利用時制御情報識別子M1621と利用時制御情報M1622の組のリストである利用時制御情報リストM1603と、からなる。利用可能情報識別子と、利用可能情報と、利用時制御情報識別子と、利用時制御情報については先に説明した。
端末装置300は、ユーザからの端末装置300のアプリケーションへの情報入力及びコンテンツ利用開始指示により、コンテンツ利用開始処理を開始する。ユーザは端末装置300のアプリケーションに対して、少なくとも利用対象であるコンテンツを特定するコンテンツ識別子又は、コンテンツ識別子に準ずる情報を入力する。なお、「再生」、「印刷」、「コピー」といったコンテンツの利用内容を入力し、コンテンツの利用内容を限定することにより必要のないコンテンツ利用は行わないとしてもよい。コンテンツの利用内容の入力がない場合は、コンテンツ毎のライセンスに含まれる典型的な利用内容に準じたコンテンツ利用を行う。
制御部304はライセンス800に含まれる権利管理別情報リスト801に含まれる権利管理別情報を抽出し、前記権利管理別情報に含まれる権利管理識別子821を抽出する。
なお、サービス識別子・権利管理識別子対応テーブルを用いて、利用条件を送信する利用条件判定部を限定するとしても良い。
なお、制御部304は、権利管理識別子と権利解釈部あるいは、利用条件判定部の対応テーブルを保持しても良いし、処理の度に権利解釈部あるいは、利用条件判定部に権利管理識別子を問い合わせるとしても良い。
権利管理識別子821に対応する利用条件判定部311が存在しない、あるいは通信できない場合は処理を終了する。
制御部304は権利管理別情報2111に含まれる利用条件を利用条件判定依頼メッセージ本体M1500の利用条件M1501として条件判定部311aに送信し、権利管理別情報2112に含まれる利用条件を利用条件判定依頼メッセージ本体M1500の利用条件M1501として条件判定部311bに送信する(図28:ステップS2803)。なお、制御部304は、利用条件M1501からコンテンツの利用可否の判定に関わる利用可能情報のみを抽出して条件判定部311a又は311bに送信するとしても良い。
利用条件判定部311aは利用条件判定依頼メッセージを受信し、利用条件を抽出する(図28:ステップS2811)。
利用条件判定部311aはコンテンツ利用可否の判定を前記利用条件に含まれる利用可能情報と端末装置300の持つ機能とから判定を行う。具体的に権利管理別情報2111の利用条件の利用条件判定について説明する。まず、第1の利用可能情報である有効期間「〜2003/1/30」によるコンテンツ利用可否の判定について説明する。具体的には、現在時刻が「2002/12/24」の場合は有効期間内のため、コンテンツ利用可と判定する。現在時刻が「2003/02/13」の場合は有効期間外のため、コンテンツ利用不可と判定する。
次に第2の利用可能情報である利用可能回数「10回」によるコンテンツ利用可否の判定について説明する。
利用条件判定部311aは利用可能回数が1回以上あるか否かの判定を行う。1回以上あればコンテンツ利用可で、0回であればコンテンツ利用不可と判定する。権利管理別情報2111における利用可能回数は「10回」であるため、コンテンツ利用可と判定する。
判定結果送信メッセージ本体M1600に含まれるコンテンツ利用可否情報M1601は、利用条件判定部311aにおけるコンテンツ利用可否の結果である「利用可」を設定し、利用可能情報リストM1602は、利用可能情報の中で可変な利用可能情報である利用可能回数を設定する。具体的には「利用可能回数」、「10回」を設定する。
制御部304は1つ以上の利用条件判定部311から判定結果送信メッセージを受信する(図28:ステップS2804)。制御部304は前記判定結果送信メッセージ本体M1600から、コンテンツ利用可否情報M1601と、利用可能情報リストM1602と、利用時制御情報リストM1603を抽出する。
まず、複数のコンテンツ利用可否情報による制御部304におけるコンテンツ利用可否判断の処理について説明する。
ここで、優先順位情報812はコンテンツ利用可否判断処理における、優先順位を示しており、「100A:1」、「100B:2」と設定されている場合は、権利管理識別子「100A」に対応する利用条件判定部311aからのコンテンツ利用可否情報が、権利管理識別子「100B」に対応する利用条件判定部311bからのコンテンツ利用可否情報よりも優先順位が高いことを示している。例えば利用条件判定部311aから「利用可」、利用条件判定部311bから「利用不可」を受信した場合は、利用条件判定部311aからの返信を優先し、制御部304としてコンテンツ利用可と判断する。なお、優先順位情報は権利管理方式ごとに優先順位を設定する場合は、値を設定するが、優先順位がない場合は、「-」が設定される。
まず、アンド処理について説明する。アンド処理の場合は、複数の利用可否情報をアンド処理した結果、利用可であれば、制御部304としてコンテンツの利用を可能とし、アンド処理した結果が利用不可であれば、制御部304としてコンテンツの利用を不可と判断する。すなわち、全ての利用可否情報が利用可の場合は制御部304として利用可となり、1つでも利用不可の利用可否情報があると、制御部304として利用不可と判断する。
なお、優先順位情報812と制御識別情報813を組み合わせて、一定の優先順位以上の権利管理方式に対応する利用条件判定部311から返信された利用可否情報を制御識別情報813に応じた処理で制御部304としての利用可否を判断するとしても良い。
制御部304の判断としてコンテンツの利用が不可となった場合は処理を終了し、ユーザにその旨を通知する。
次に、制御部304が、コンテンツの利用可と判断した場合に、複数の利用条件判定部311から取得した利用可能情報リストM1602から利用制御メッセージに含める利用可能情報リストM1702を生成する処理について説明する。
1つ目の例として制御部304が利用条件判定部311aから取得した利用可能情報リストに「再生可能回数」、「10回」が設定され、利用条件判定部311bから取得した利用可能情報リストに「再生可能時間」、「100分」が設定されている場合について説明する。この場合、利用可能情報リストM1702には、「再生可能回数」、「10回」及び「再生可能時間」、「100分」が設定される。
上記例において利用可能情報リストM1702に、「再生可能回数」、「10回」及び「再生可能時間」、「100分」を設定するのは、利用可能情報識別子毎に、オア処理をしたとみなすことができる。この利用可能情報のアンド処理、オア処理に関する制御情報をライセンスヘッダ801の制御識別情報813に含めるとしても良い。
利用可能情報の項目が重複している場合、前記利用可能情報の項目に対応する利用可能情報の値が一致している場合は、一致した値を設定する。この例では、利用可能情報の項目が重複し、かつ前記利用可能情報の項目に対応する利用可能情報の値が異なっている。この場合、ユーザの利便性を考え「10回」を設定する。すなわち、利用可能情報リストM1702には、「再生可能回数」、「10回」が設定される。
また、制御部304は利用可能情報リストM1702に設定した利用可能情報を送信してきた権利管理方式の権利管理識別子を記憶しておき、利用条件更新時に、前記権利管理方式に対応する利用条件更新部のみで更新処理を行うとしても良い。
ここで、利用制御メッセージに含める利用時制御情報リストM1703は、コンテンツ利用部321においてコンテンツを利用する際の利用時制御に関する情報である。具体的に、例を挙げて説明する。
2つ目の例として制御部304が利用条件判定部311aから取得した利用時制御情報リストに「画質制御情報」、「HD」が設定され、利用条件判定部311bから取得した利用可能情報リストに「画質制御情報」、「SD」が設定され、利用時制御情報の項目である画質制御情報の重複している場合について説明する。
制御部304はライセンスヘッダ801のコンテンツ鍵811と、利用可能情報リストM1702と、利用時制御情報リストM1703とから、利用制御メッセージを生成する。
なお、ここで、ユーザから入力された利用内容、この場合は「再生」との一致処理を行うとしても良い。一致処理を行う場合、一致していればユーザの意図と利用可能情報の内容が一致していると判断し、コンテンツの利用を開始し、一致していなければ、ユーザの意図と利用可能情報の内容が一致していないと判断し、処理を終了する。
コンテンツ利用部321は前記利用制御メッセージを受信する(図28:ステップS2821)。続いて端末装置のアプリケーションからユーザが入力したコンテンツ識別子を受信する。前記コンテンツ識別子をキーとしてコンテンツ格納部305よりライセンス800に対応する暗号化コンテンツを特定し、取得する(図28:ステップS2822)。
最後に、コンテンツの利用を終了し、ライセンスを更新する際の処理について図29を参照して説明する。
まず、コンテンツ利用終了時の処理に関係する通信メッセージのデータ構造について図18から図20を参照して説明する。
コンテンツ利用部321は、利用情報リストM1801を生成し、利用情報送信メッセージを制御部304に送信する(図29:ステップS2922)。
制御部304は、前記利用情報送信メッセージを受信し、利用情報リストM1801を抽出、取得する(図29:ステップS2901)。
ここで、制御部304における利用条件更新部312の決定方法について説明する。なお、利用情報リストM1801の利用情報の利用情報識別子の中で更新処理が可能な利用条件更新部312が存在しない場合は、ライセンス800における管理情報822に、一時的に利用ができないことを示すロックフラグを立て、更新できなかった利用情報をライセンスと関連付けて格納するとしても良い(図29:ステップS2904)。利用条件判定部311は、コンテンツ利用時のライセンスを解釈する処理において、前記ロックフラグが立っている場合は、利用条件823は一時的に利用不可であると判断し、コンテンツ利用不可の判定を下す。なお、ロックフラグが立っている利用条件は、利用条件の更新が可能となった段階で、関連付けて格納していた利用情報に基づいて利用条件の更新を行い、利用条件の更新処理を正常に行うと、ロックフラグは解除され、通常通り利用可能となる。
1つ目の方法は、利用制御情報メッセージの利用可能情報リストM1702に設定した利用可能情報を送信してきた利用条件判定部311の権利管理識別子を記憶しておき、前記権利管理識別子に対応する利用条件更新部312に送信する方法である。
なお、優先順位情報、あるいはサービス識別子・権利管理識別子対応テーブルにより、更新処理を行う利用条件更新部312を限定するとしても良い。
前記利用条件更新依頼メッセージM1900を受信した利用条件更新部312は、更新用利用情報リストM1901と、利用条件M1902を抽出、取得する(図29:ステップS2911)。
まず、更新用利用情報リストM1901の更新用利用情報を1つずつ解釈する。まず、更新フラグを見て、更新処理を行うか、否かの判定を行う。更新処理を行う必要がないと判定した場合は、前記利用情報による更新処理は行わない。
更新フラグがONで更新処理を行うと判定した場合は、更新用利用情報の利用情報識別子M1911を抽出し、利用情報識別子M1911をキーとして利用条件M1902より更新対象となる利用可能情報を特定する。
利用条件更新部312は、上記の処理を更新用利用情報リストM1901の全ての更新用利用情報について同様の処理を行い利用条件M1902の更新処理を行う。利用条件更新部312は、前記更新済み利用条件である利用条件M2001を含む更新後利用条件送信メッセージを制御部304に送信する(図29:ステップS2913)。
ここで、制御部304が、受信した複数の利用条件によるライセンスの更新方法について説明する。
ライセンス800における、権利管理識別子の重複及び対象となる権利管理識別子が存在しないことにより、特定できない場合は、重複の場合は、ライセンスが不正であり、存在しない場合は、コンテンツ利用処理が不正であるとみなし、ライセンスを使用できない状態にする。
制御部304は前記更新したライセンスをライセンス格納部303に格納する(図29:ステップS2907)。
そのため、制御部304は、利用条件判定部311、利用条件更新部312及びコンテンツ利用部321が互いに通信処理を行う場合、信頼できる処理部であるかの認証処理が必要となる場合がある。
なお、端末装置300内において、認証処理を行うタイミングの具体例は以下である。
制御部304が、利用条件判定部311に、利用条件判定依頼メッセージを送信する場合。
制御部304が、利用条件更新部312に、利用条件更新依頼メッセージを送信する場合。
制御部304が、利用条件更新部312より、更新後利用条件送信メッセージを受信する場合。
制御部304が、コンテンツ利用部321より、利用情報送信メッセージを受信する場合。
なお、互いに信頼できることが保証される場合は、認証処理を行わなくても良い。
最新判定情報とは、例えば、最新の各処理部の世代を示す世代情報である。世代情報とは任意の2つの要素を取ってくると、必ず2つの要素の大小関係が決まる集合の1つの例である。より具体的には各処理部に変更がある度に値が単調増加するバージョンをその一例として説明する。
制御部304は、利用条件判定部311aと通信を行う際に、利用条件判定部311aに対して、バージョンを問い合わせる。利用条件判定部311aのバージョンが「4」以下であれば、利用条件更新部312aの更新が必要と判断し、バージョンが「5」の場合は、更新が不要と判断する。
端末装置300が利用条件判定部311aの更新が必要と判断した場合は、端末処理部管理サーバに接続し、利用条件判定部311aのセキュアな更新処理を行う。なお、更新処理の詳細については、本発明の本質ではないため説明を省略する。
このようにして、制御部304は、各処理部との通信の際に、各処理部の正当性確認を行う。
以下、本発明における実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。本実施の形態におけるコンテンツ配信システムの全体の構成は、図1に示した実施の形態1におけるコンテンツ配信システムSと同様であり、本コンテンツ配信システムSにおける各サーバ及び端末装置の基本構成も実施の形態1と同じであるため、これらの説明を省略し、以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態で扱うライセンス800は、権利管理別情報リスト802の各権利管理別情報の利用条件823において可変な利用可能情報の、項目の重複を許さない構造とする。複数の権利管理別情報に、同じ可変な利用可能情報の項目が存在する場合、すなわち、複数の権利管理方式で同じ可変な利用可能情報の項目を制御する場合、重複する項目は権利管理識別子として全権利管理方式に共通であることを示す特殊値を格納した、権利管理共通情報に値を設定する。
権利管理別情報リスト2202には、権利管理共通情報2211が存在し、権利管理識別子は、全ての権利管理方式に共通の情報であることを示す特殊値「1000」が設定され、利用可能情報は権利管理方式A、及び権利管理方式Bにおいて共通に関する「利用可能回数」が設定されている。権利管理別情報2212には、権利管理識別子は権利管理方式Aであることを示す「100A」が設定され、利用可能情報は、権利管理方式Aが管理する利用可能情報から、権利管理共通情報2211に含まれる「利用可能回数」を除いた「画質制御情報」が設定される。権利管理別情報2213には、同様に権利管理識別子は「100B」が設定され、利用可能情報は、「有効期間」が設定される。
端末装置300がコンテンツ配信サーバ200よりコンテンツを取得する処理は実施の形態1と同じである。端末装置300がライセンス生成サーバ100よりライセンスを取得する際の処理は、利用可能情報が重複する際のライセンス生成部102の処理が異なる。端末装置300におけるコンテンツの利用開始時の処理は、ライセンス800が権利管理共通情報を含む場合に、権利管理共通情報の解釈を行う利用条件判定部の選択処理が必要である。
権利管理別情報には、各権利管理方式が制御を行う利用可能情報の項目から、権利管理共通情報2211に含まれる利用可能情報の項目を除いたものを設定する。具体的には、権利管理別情報2212には、権利管理識別子821として権利管理方式Aを示す「100A」を設定し、利用可能情報識別子831として「画質制御情報」を設定し、利用可能情報832として「HD」を設定する。また、権利管理別情報2213には、権利管理識別子821として権利管理方式Bを示す「100B」を設定し、利用可能情報識別子831として「有効期間」を設定し、利用可能情報832として「〜2003/3/1」を設定する。
制御部304は、実施の形態1で説明したように権利管理情報ごとに所定の処理を行う。権利管理識別子として「1000」が設定されている場合は、権利管理共通情報2211であることを示し、他の権利管理別情報とは異なる処理を行う。制御部304は、制御識別情報813から、権利管理共通情報2211の利用条件判定を行う権利管理方式の権利管理識別子を抽出する。ここでは、制御識別情報813に「利用条件判定:100B」が設定されているとして説明する。制御部304は、権利管理識別子「100B」に対応する利用条件判定部である利用条件判定部311bに権利管理共通情報2211を送信し、利用条件判定を行う。権利管理共通情報2211を受信した利用条件判定部311bの処理は、権利管理別情報の処理と同じである。
ステップS2902の各利用情報の送信先を決定する処理について説明する。具体的には、制御部304が、取得した利用情報リストM1801に権利管理共通情報2211に含まれる利用可能情報識別子が存在する場合について説明する。
制御部304は、権利管理識別子「100B」に対応する利用条件更新部である利用条件判定部312bに、前記利用情報を送信し、利用条件更新を行う。前記利用情報を受信した利用条件更新部312bの処理は、他の利用情報の処理と同じである。
また、優先順位情報を用いることにより、端末装置300において、複数の権利管理方式によるコンテンツの利用制御を排他的に行うことにより、互いの権利管理方式で影響を受けない運用も可能である。すなわち、複数の権利管理方式が互いに独立した共存が可能である。
図30は、そのようなコンテンツ配信システムSSの構成例を示す図である。ここで、コンテンツ配信システムSSにおける権利管理方式は、メーカーα及びメーカーβが共同で開発した権利管理方式Cと、メーカーαが独自で開発した権利管理方式Dと、メーカーβが独自で開発した権利管理方式Eと、からなる。そして、コンテンツ配信システムSSに属する全ての端末装置300は、少なくとも、権利管理方式Cに対応する権利解釈部である権利解釈部30Cを保持している、あるいは制御できるものとする。
コンテンツ配信システムSSにおける運用形態の例として、次の2つの場合について説明する。
この場合は、権利管理方式Cと、権利管理方式D及び権利管理方式Eの制御する利用可能情報の項目に重複は想定されない。具体的には、権利管理方式Cの利用可能情報として、有効期間「〜2002/12/24」が設定され、権利管理方式Dの利用可能情報として、利用可能回数「10回」が設定される場合などである。ここで「有効期間」は、メーカーα及びメーカーβが共に制御を行う利用可能情報の項目である。
権利管理方式Aを拡張するには2つの方法がある。
図31(a)〜(c)は、それらの方法を説明するための図である。ここでは、例として、図31(a)に示されるように、従来「再生可能回数」を制御していた権利管理方式(権利管理識別子「1010」)に、「有効期間」の制御を追加する場合の方法が示されている。
以上、本発明に係るコンテンツ利用管理システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
101、201、301 通信部
102 ライセンス生成部
103 コンテンツ鍵格納部
10A、10B 権利生成部
110a、110b 利用条件生成部
111a、111b ユーザ情報格納部
112a、112b 利用条件格納部
200 コンテンツ配信サーバ
202 コンテンツ取得部
203、305 コンテンツ格納部
300a、300b、300c 端末装置
302 ライセンス要求部
303 ライセンス格納部
304 制御部
306 コンテンツ要求部
30A、30B 権利解釈部
311a、311b 利用条件判定部
312a、312b 利用条件更新部
321a、321b コンテンツ利用部
Claims (27)
- デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と、前記端末装置と通信路で接続されるとともに前記端末装置による前記コンテンツの利用を管理するサーバ装置とを含むコンテンツ利用管理システムであって、
前記サーバ装置は、
コンテンツを利用する権利の管理方式が異なる複数の権利管理方式それぞれに対応させて、コンテンツの利用条件を示す2つ以上の利用条件情報を生成する利用条件生成手段と、
前記コンテンツを前記端末装置が利用するために必要となるコンテンツ鍵を格納するコンテンツ鍵格納手段と、
前記利用条件生成手段によって生成された2つ以上の利用条件情報と当該利用条件情報に対応する前記コンテンツ鍵格納手段に格納されたコンテンツ鍵とから、当該利用条件情報が示す利用条件の下で当該コンテンツ鍵に対応するコンテンツの利用を許可するライセンスを示す1つのライセンス情報を生成するライセンス生成手段と、
生成されたライセンス情報を前記端末装置に配信するライセンス配信手段とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置から配信されてくるライセンス情報を取得して格納するライセンス格納手段と、
前記ライセンス格納手段に格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に基づいて、当該ライセンス情報が示すコンテンツの利用可否を判定する利用条件判定手段と、
前記利用条件判定手段によってコンテンツの利用が可能と判定された場合に、前記ライセンス情報に含まれるコンテンツ鍵を用いてコンテンツを復号し、当該ライセンス情報に含まれる2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に従って前記コンテンツを利用するコンテンツ利用手段と、
前記コンテンツ利用手段によってコンテンツが利用された場合に、前記ライセンス格納手段に格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件を当該利用に対応させて更新する利用条件更新手段とを備える
ことを特徴とするコンテンツ利用管理システム。 - 前記ライセンス生成手段は、前記利用条件情報に対応する権利管理方式を識別する権利管理識別子を前記ライセンス情報に含ませて前記ライセンス情報を生成し、
前記利用条件判定手段は、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記コンテンツの利用可否を判定し、
前記利用条件更新手段は、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記利用条件を更新する
ことを特徴とする請求の範囲1記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記ライセンス生成手段は、対応する権利管理識別子と利用条件情報とを組にして生成することにより、前記ライセンス情報を生成する
ことを特徴とする請求の範囲2記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件判定手段は、前記複数の権利管理方式それぞれに従ってコンテンツの利用可否を判定する複数の利用条件判定部を有し、
前記利用条件更新手段は、前記複数の権利管理方式それぞれに従って前記利用条件を更新する複数の利用条件更新部を有する
ことを特徴とする請求の範囲1記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件生成手段は、同一のコンテンツについて、前記複数の権利管理方式それぞれに対応した複数の利用条件情報を生成する
ことを特徴とする請求の範囲1記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件情報には、コンテンツの利用について許可された範囲を示す利用可能情報が含まれ、
前記利用条件生成手段は、同一のコンテンツについて前記複数の権利管理方式それぞれに対応した複数の利用条件情報を生成する場合に、同一種類の利用可能情報が重複して前記複数の利用条件情報に含まれることがないように、前記複数の利用条件情報を生成する
ことを特徴とする請求の範囲5記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件情報には、コンテンツの利用について許可された範囲を示す利用可能情報が含まれ、
前記利用条件生成手段は、同一のコンテンツについて前記複数の権利管理方式それぞれに対応した複数の利用条件情報を生成する場合に、同一種類の利用可能情報が重複して前記複数の利用条件情報に含まれるように、前記複数の利用条件情報を生成する
ことを特徴とする請求の範囲5記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件判定手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する同一種類の利用可能情報が重複して含まれている場合に、予め定められた権利管理方式の優先順位に従って、より優先順位の高い権利管理方式に対応する利用条件情報に含まれる利用可能情報を優先させて、前記コンテンツの利用可否を判定する
ことを特徴とする請求の範囲7記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記ライセンス生成手段は、前記複数の権利管理方式の優先順位を示す優先順位情報を前記ライセンス情報に含ませて前記ライセンス情報を生成し、
前記利用条件判定手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する同一種類の利用可能情報が重複して含まれている場合に、前記優先順位情報が示す優先順位に従って、より優先順位の高い権利管理方式に対応する利用条件情報に含まれる利用可能情報を優先させて、前記コンテンツの利用可否を判定する
ことを特徴とする請求の範囲8記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件判定手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する同一種類の利用可能情報が重複して含まれている場合に、前記複数の利用可能情報それぞれに基づいて前記コンテンツの利用可否を判定することによって複数の判定結果を生成し、生成した複数の判定結果に対して予め定められた演算を施すことによって、前記コンテンツの利用可否を判定する
ことを特徴とする請求の範囲7記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記ライセンス生成手段は、同一のコンテンツに関する利用可否の判定結果が複数得られた場合の演算方法を示す制御識別情報を前記ライセンス情報に含ませて前記ライセンス情報を生成し、
前記利用条件判定手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する同一種類の利用可能情報が重複して含まれている場合に、前記複数の利用可能情報それぞれに基づいて前記コンテンツの利用可否を判定することによって複数の判定結果を生成し、生成した複数の判定結果に対して前記制御識別情報が示す演算を施すことによって、前記コンテンツの利用可否を判定する
ことを特徴とする請求の範囲10記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件情報には、コンテンツの利用の態様を示す利用時制御情報が含まれ、
前記コンテンツ利用手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する異なる利用時制御情報が含まれている場合に、予め定められた権利管理方式の優先順位に従って、より優先順位の高い権利管理方式に対応する利用条件情報に含まれる利用時制御情報を優先させて、利用時制御情報が示す態様で前記コンテンツを利用する
ことを特徴とする請求の範囲5記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記ライセンス生成手段は、前記複数の権利管理方式の優先順位を示す優先順位情報を前記ライセンス情報に含ませて前記ライセンス情報を生成し、
前記コンテンツ利用手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する異なる利用時制御情報が含まれている場合に、前記優先順位情報が示す優先順位に従って、より優先順位の高い権利管理方式に対応する利用条件情報に含まれる利用時制御情報を優先させて、前記コンテンツを利用する
ことを特徴とする請求の範囲12記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記コンテンツ利用手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する異なる利用時制御情報が含まれている場合に、前記複数の利用時制御情報それぞれに対応する複数の利用態様に対して演算を施すことによって1つの利用態様を決定し、決定した利用態様で前記コンテンツを利用する
ことを特徴とする請求の範囲5記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記ライセンス生成手段は、同一のコンテンツに関する利用態様が複数得られた場合の演算方法を示す制御識別情報を前記ライセンス情報に含ませて前記ライセンス情報を生成し、
前記コンテンツ利用手段は、前記ライセンス中の複数の利用条件情報に、同一のコンテンツに関する異なる利用時制御情報が含まれている場合に、前記複数の利用時制御情報それぞれに対応する複数の利用態様に対して前記制御識別情報が示す演算を施すことによって1つの利用態様を決定し、決定した利用態様で前記コンテンツを利用する
ことを特徴とする請求の範囲14記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件生成手段は、前記複数の権利管理方式それぞれに従った利用条件情報を生成する複数の利用条件生成部を有し、
前記ライセンス生成手段は、前記複数の利用条件生成部のうちの一部の利用条件生成部が生成した利用条件情報を含むライセンス情報を生成する
ことを特徴とする請求の範囲1記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記端末装置はさらに、前記サーバ装置に前記ライセンスの発行を要求するライセンス発行要求手段を備える
ことを特徴とする請求の範囲1記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記利用条件判定手段は、前記複数の権利管理方式の少なくとも1つに従ってコンテンツの利用可否を判定する少なくとも1つの利用条件判定部を有し、
前記利用条件生成手段は、前記複数の権利管理方式それぞれに従った利用条件情報を生成する複数の利用条件生成部を有し、
前記ライセンス生成手段は、前記端末装置からライセンス発行の要求を受けた場合に、当該端末装置が備える前記利用条件判定部に対応する利用条件生成部が生成した利用条件情報を含むライセンスを生成する
ことを特徴とする請求の範囲17記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記コンテンツ利用管理システムは、複数の前記端末装置を含み、
前記複数の端末装置の利用条件判定手段は、いずれも、少なくとも、前記複数の権利管理方式のうちの予め決められた1つの権利管理方式に従ってコンテンツの利用可否を判定する利用条件判定部を有する
ことを特徴とする請求の範囲1記載のコンテンツ利用管理システム。 - 前記複数の端末装置の利用条件更新手段は、いずれも、少なくとも、前記複数の権利管理方式のうちの予め決められた1つの権利管理方式に従って前記利用条件を更新する利用条件更新部を有する
ことを特徴とする請求の範囲19記載のコンテンツ利用管理システム。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と通信路で接続されるとともに前記端末装置による前記コンテンツの利用を管理するコンテンツ利用管理装置であって、
コンテンツを利用する権利の管理方式が異なる複数の権利管理方式それぞれに対応させて、コンテンツの利用条件を示す2つ以上の利用条件情報を生成する利用条件生成手段と、
前記コンテンツを前記端末装置が利用するために必要となるコンテンツ鍵を格納するコンテンツ鍵格納手段と、
前記利用条件生成手段によって生成された2つ以上の利用条件情報と当該利用条件情報に対応する前記コンテンツ鍵格納手段に格納されたコンテンツ鍵とから、当該利用条件情報が示す利用条件の下で当該コンテンツ鍵に対応するコンテンツの利用を許可するライセンスを示す1つのライセンス情報を生成するライセンス生成手段と、
生成されたライセンス情報を前記端末装置に配信するライセンス配信手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ利用管理装置。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用するコンテンツ利用装置であって、
サーバ装置から配信されてくるライセンス情報を取得して格納するライセンス格納手段と、
前記ライセンス格納手段に格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に基づいて、当該ライセンス情報が示すコンテンツの利用可否を判定する利用条件判定手段と、
前記利用条件判定手段によってコンテンツの利用が可能と判定された場合に、前記ライセンス情報に含まれるコンテンツ鍵を用いてコンテンツを復号し、当該ライセンス情報に含まれる2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に従って前記コンテンツを利用するコンテンツ利用手段と、
前記コンテンツ利用手段によってコンテンツが利用された場合に、前記ライセンス格納手段に格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件を当該利用に対応させて更新する利用条件更新手段とを備え、
前記ライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のそれぞれには、異なる複数の権利管理方式の中から1つの権利管理方式を識別する権利管理識別子が含まれ、
前記利用条件判定手段は、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記コンテンツの利用可否を判定し、
前記利用条件更新手段は、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記利用条件を更新する
ことを特徴とするコンテンツ利用装置。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と、前記端末装置と通信路で接続
されるとともに前記端末装置による前記コンテンツの利用を管理するサーバ装置とを含むシステムによるコンテンツ利用管理方法であって、
前記サーバ装置において、
コンテンツを利用する権利の管理方式が異なる複数の権利管理方式それぞれに対応させて、コンテンツの利用条件を示す2つ以上の利用条件情報を生成する利用条件生成ステップと、
前記利用条件生成ステップで生成された2つ以上の利用条件情報と当該利用条件情報に対応するコンテンツ鍵格納手段に格納されたコンテンツ鍵とから、当該利用条件情報が示す利用条件の下で当該コンテンツ鍵に対応するコンテンツの利用を許可するライセンスを示す1つのライセンス情報を生成するライセンス生成ステップと、
生成されたライセンス情報を前記端末装置に配信するライセンス配信ステップとを含み、
前記端末装置において、
前記サーバ装置から配信されてくるライセンス情報を取得して格納するライセンス格納ステップと、
前記ライセンス格納ステップに格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に基づいて、当該ライセンス情報が示すコンテンツの利用可否を判定する利用条件判定ステップと、
前記利用条件判定ステップでコンテンツの利用が可能と判定された場合に、前記ライセンス情報に含まれるコンテンツ鍵を用いてコンテンツを復号し、当該ライセンス情報に含まれる2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に従って前記コンテンツを利用するコンテンツ利用ステップと、
前記コンテンツ利用ステップでコンテンツが利用された場合に、前記ライセンス格納ステップに格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件を当該利用に対応させて更新する利用条件更新ステップとを含む
ことを特徴とするコンテンツ利用管理方法。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と通信路で接続されるとともに前記端末装置による前記コンテンツの利用を管理するサーバ装置によるコンテンツ利用管理方法であって、
コンテンツを利用する権利の管理方式が異なる複数の権利管理方式それぞれに対応させて、コンテンツの利用条件を示す2つ以上の利用条件情報を生成する利用条件生成ステップと、
前記利用条件生成ステップで生成された2つ以上の利用条件情報と当該利用条件情報に対応するコンテンツ鍵とから、当該利用条件情報が示す利用条件の下で当該コンテンツ鍵に対応するコンテンツの利用を許可するライセンスを示す1つのライセンス情報を生成するライセンス生成ステップと、
生成されたライセンス情報を前記端末装置に配信するライセンス配信ステップと
を含むことを特徴とするコンテンツ利用管理方法。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置によるコンテンツ利用方法であって、
サーバ装置から配信されてくるライセンス情報を取得するライセンス取得ステップと、
取得されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に基づいて、当該ライセンス情報が示すコンテンツの利用可否を判定する利用条件判定ステップと、
前記利用条件判定ステップでコンテンツの利用が可能と判定された場合に、前記ライセンス情報に含まれるコンテンツ鍵を用いてコンテンツを復号し、当該ライセンス情報に含まれる2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に従って前記コンテンツを利用するコンテンツ利用ステップと、
前記コンテンツ利用ステップでコンテンツが利用された場合に、前記ライセンス格納ステップに格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件を当該利用に対応させて更新する利用条件更新ステップとを含み、
前記ライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のそれぞれには、異なる複数の権利管理方式の中から1つの権利管理方式を識別する権利管理識別子が含まれ、
前記利用条件判定ステップでは、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記コンテンツの利用可否を判定し、
前記利用条件更新ステップでは、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記利用条件を更新する
ことを特徴とするコンテンツ利用方法。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と通信路で接続されるとともに前記端末装置による前記コンテンツの利用を管理するサーバ装置によるコンテンツ利用管理のためのプログラムであって、
コンテンツを利用する権利の管理方式が異なる複数の権利管理方式それぞれに対応させて、コンテンツの利用条件を示す2つ以上の利用条件情報を生成する利用条件生成ステップと、
前記利用条件生成ステップで生成された2つ以上の利用条件情報と当該利用条件情報に対応するコンテンツ鍵とから、当該利用条件情報が示す利用条件の下で当該コンテンツ鍵に対応するコンテンツの利用を許可するライセンスを示す1つのライセンス情報を生成するライセンス生成ステップと、
生成されたライセンス情報を前記端末装置に配信するライセンス配信ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。 - デジタル著作物であるコンテンツを利用する端末装置によるコンテンツ利用のためのプログラムであって、
サーバ装置から配信されてくるライセンス情報を取得するライセンス取得ステップと、
取得されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に基づいて、当該ライセンス情報が示すコンテンツの利用可否を判定する利用条件判定ステップと、
前記利用条件判定ステップでコンテンツの利用が可能と判定された場合に、前記ライセンス情報に含まれるコンテンツ鍵を用いてコンテンツを復号し、当該ライセンス情報に含まれる2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件に従って前記コンテンツを利用するコンテンツ利用ステップと、
前記コンテンツ利用ステップでコンテンツが利用された場合に、前記ライセンス格納ステップに格納されたライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のうちの少なくとも1つの利用条件を当該利用に対応させて更新する利用条件更新ステップとを含み、
前記ライセンス情報が示す2つ以上の利用条件のそれぞれには、異なる複数の権利管理方式の中から1つの権利管理方式を識別する権利管理識別子が含まれ、
前記利用条件判定ステップでは、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記コンテンツの利用可否を判定し、
前記利用条件更新ステップでは、前記ライセンス情報に含まれる権利管理識別子が示す権利管理方式に従って前記利用条件を更新する
ことを特徴とするプログラム。
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