JP4580421B2 - 改善されたインターリービングを用いるジグザグ符号のための符号器および復号器 - Google Patents

改善されたインターリービングを用いるジグザグ符号のための符号器および復号器 Download PDF

Info

Publication number
JP4580421B2
JP4580421B2 JP2007304759A JP2007304759A JP4580421B2 JP 4580421 B2 JP4580421 B2 JP 4580421B2 JP 2007304759 A JP2007304759 A JP 2007304759A JP 2007304759 A JP2007304759 A JP 2007304759A JP 4580421 B2 JP4580421 B2 JP 4580421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bits
interleaver
interleaving
information word
input information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007304759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008154229A (ja
JP2008154229A5 (ja
Inventor
ゲルハルト・バオホ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JP2008154229A publication Critical patent/JP2008154229A/ja
Publication of JP2008154229A5 publication Critical patent/JP2008154229A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4580421B2 publication Critical patent/JP4580421B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/27Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes using interleaving techniques
    • H03M13/276Interleaving address generation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/27Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes using interleaving techniques
    • H03M13/2742Irregular interleaver wherein the permutation pattern is not obtained by a computation rule, e.g. interleaver based on random generators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/29Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes combining two or more codes or code structures, e.g. product codes, generalised product codes, concatenated codes, inner and outer codes
    • H03M13/2957Turbo codes and decoding
    • H03M13/296Particular turbo code structure
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/39Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
    • H03M13/3905Maximum a posteriori probability [MAP] decoding or approximations thereof based on trellis or lattice decoding, e.g. forward-backward algorithm, log-MAP decoding, max-log-MAP decoding

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

本発明は、例えば、国際標準化団体によって規定されるWCDMA(広帯域符号分割多元接続)やOFDMA(直交周波数分割多元接続)に基づくネットワークなどの通信ネットワークの分野に関し、UMTSのような現在の通信システムとLTEのような将来の通信システムにおける導入候補の誤り制御符号化を機能強化するための、ジグザグ符号(zigzag code)および連結(concatenated)ジグザグ符号を考察する。
連結ジグザグ符号は、比較的少ない符号化および復号化の計算量を有しながらも優れた性能を提供するため、魅力的な符号化方式である。データシーケンスのインターリーブバージョンを符号化している複数の構成要素ジグザグ符号(constituent zigzag code)を並列連結すること(parallel concatenation)によって、強力な符号が得られる。これは、インターリーバ設計に新たな問題が生ずることを示唆する。すなわち、イタレーションによる復号化(iterative coding)のために最適化されているインターリーバが、1つのみならず複数必要となるのである。これらのインターリーバは、それぞれ、できる限り相互に独立でありながらも、イタレーションによる復号化に良好な性能を提供する必要がある。
ジグザグ符号は、L.Ping,X.Huang,and N.Phamdo,「Zigzag codes and concatenated zigzag codes」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.47,pp.800−807,February 2001において提案されており、S.−N.Hong and D.−J.Shin,「Construction and analysis of rate compatible punctured concatenated zigzag codes」,in International Symposium on Information Theory(ISIT),pp.840−844,IEEE,September 2005、S.−N.Hong and D.−J.Shin,「Optimal rate−compatible punctured concatenated zigzag codes」,in International Conference on Communications(ICC),pp.627−631,IEEE,May 2005、S.−N.Hong and D.−J.Shin,「Design of irregular concatenated zigzag codes」,in International Symposium on Information Theory(ISIT),pp.1363−1366,IEEE,September 2005、L.Ping,S.Chan,and K.Yeung,「Iterative decoding of multidimensional concatenated single parity check codes」,in International Conference on Communications(ICC),pp.131−135,IEEE,June 1998、X.Wu,Y.Xue,and H.Xiang,「On concatenated zigzag codes and their decoding schemes」,IEEE Communications Letters,vol.8,pp.54−56,January 2004、N.Nefedov,「Multi−dimensional zigzag codes for high data rate transmission」,in 3rd International Symposium on Turbo Codes and Related Topics,pp.215−218,September 2003、N.Nefedov,data rate transmission」,in 14th International Symposium on Personal,Indoor and Mobile Radio Communications,pp.1868−1872,September 2003において拡張されている。
ジグザグ符号が魅力的なのは、これらの符号化および復号化の計算量が少なく、特に大きい符号化率における性能が優れているからである。イタレーションによる復号化を伴う連結ジグザグ符号は、著しく少ない計算量でありながら、並列連結畳み込み符号(ターボ符号)より約0.5dB機能が劣るだけである。単一のジグザグ符号は、その最小ハミング距離dmin=2が小さいため、非常に弱い符号である。強い符号は、各構成要素符号がデータシーケンスのインターリーブバージョンを符号化しているジグザグ符号の連結によって得られる。ジグザグ符号は、普通、比較的大きい符号化率を有するため、適切な符号化率と誤り訂正機能を有する符号を得るには、複数のジグザグ符号が連結される必要がある。複数の構成要素符号の連結により小さい符号化率の符号を構成することが、普通はただ2つの構成要素符号が連結されているターボ符号との違いである。
これは、インターリーバ設計に新たな問題が生じることを示唆する。すなわち、イタレーションを用いる復号化(iterative decoding)のために最適化されているインターリーバが、1つのみならず複数必要となるのである。これらのインターリーバは、それぞれ、できる限り相互に独立でありながらも、望ましいイタレーションによる復号化性能を提供する必要がある。複数のインターリーバの相互独立性についての適切な基準は、依然として未解決の問題である。同時に、インターリーバは、構成要素復号器の外部情報がほとんど無相関になるようなランダム性を導入するものである。
ジグザグ符号が魅力的なのは、これらの符号化および復号化の計算量が少なく、特に大きい符号化率の際の性能が優れているからである。連結ジグザグ符号は、著しく少ない計算量でありながら、並列連結畳み込み符号(ターボ符号)より約0.5dB機能が劣るだけである。通常のジグザグ符号の原理が図28に示されている。図中、
Figure 0004580421
は、モジュロ2加算を表す。データビットdi,j∈{0,1}はI×Jの行列に配列されている。行列の各行を、ジグザグ符号のセグメントという。パリティビットpiは、前のパリティビットpi-1を含む各セグメントiにわたるモジュロ2加算として求められる。ジグザグ符号は、2つのパラメータIとJによって完全に記述される。
ジグザグ符号の等価の符号器は、図29に示すようなメモリ1を備えるパンクチャド再帰的畳み込み符号器(punctured recursive convolutional encoder)である。パリティビットのパンクチャリングパターンは、トレリス符号器のJ番目ごとのパリティビットだけが送信されるように選択される。単一のジグザグ符号は、最小ハミング距離がdmin=2であるため弱い性能(weak performance)を有する。これは、セグメントi内の2つのデータビットが反転されるときに容易に検証される。
この場合、パリティビットpiは変化せず、したがって、符号語内の他のどのビットも影響を受けない。最小ハミング重みwH=dmin=2を有する符号語が生成するのは、データシーケンスが、図30に示すように同じセグメント内に位置する値di,j=1を有する2つのビットだけを含む場合である。ハミング重みwH=3である重みの小さい符号語は、図31に示すように、値1を有する単一ビットが2つの連続するセグメントに出現する場合に生成される。強力な符号を作るためには、いくつかの構成要素ジグザグ符号が連結される必要がある。個々の構成要素符号器が、それぞれ、図32に示すようにデータビットのインターリーブシーケンスを符号化する。ここで、図32でΠkは、インターリーバkの置換規則を表す。ジグザグ符号の符号化率Rc=J/(J+1)は、普通、比較的大きい値をとるため、いくつかのジグザグ符号が連結される必要がある。
図33に、その性能を信号対雑音比に対するビット誤り率によって図示する。イタレーションによる復号化手法の典型的なインターリーバの設計基準は、図33に示すグラフから導出することができる。イタレーションによる復号化での望ましい性能は、グラフに示されるインターリービング規則によって適切なランダム化が実行された場合に得ることができる。適切なランダム化は、ビット誤り率グラフの急な傾斜に対応している。別の設計基準は、ケースパターンが最悪となることを回避することである。というのは、最悪のケースパターンは、やはり図33に示されている、ビット誤り率グラフのやや緩やかな傾斜とエラーフロアを生じるからである。
連結構成要素符号では、パリティビットだけが送信される。K個の構成要素符号を用いる場合、全体の符号化率は、Rc=J/(J+K)になる。複数のインターリーバを使用することが、普通はただ2つの構成要素符号だけが連結されるターボ符号との本質的な違いである。これは、インターリーバ設計における新たな問題を示唆する。すなわち、イタレーションによる復号化のために最適化されているインターリーバが、1つのみならず複数必要となるのである。これらのインターリーバは、それぞれ、できる限り相互に独立でありながらも、望ましいイタレーションによる復号化性能を提供する必要がある。複数のインターリーバの相互独立性の適切な基準は、依然として未解決の問題である。1つの直観的条件は、符号全体の最小ハミング距離を増大させるために、インターリービングが、ある構成要素符号器の入力のところの1セグメント内のビットが、他の任意の構成要素符号器の入力のところの同じまたは隣接するセグメントにマップされないようにすることである。この問題は、例えば、図30に示されている。ジグザグ構成要素符号の出力のところの最小ハミング重みwH=dmin=2を有する符号語が、データシーケンスによって生成され、値di,j=1の2つのビットが同じセグメントi内に位置している。符号全体の最小ハミング距離を増大させるために、インターリーバは、これらのデータシーケンスが、その他の構成要素符号器の出力のところでより大きなハミング重みを有する符号語を生成するようにする必要がある。したがって、これら2つの値1のビットは、図30の右側に示すように、できる限り遠くに分散されている必要がある。
図29の図には、ジグザグ符号が、L.Bahl,J.Cocke,F.Jelinek,and J.Raviv,「Optimal decoding of linear codes for minimizing symbol error rate」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.IT−20,pp.284−287,March 1974に記載されているBCJRアルゴリズムのような、トレリスベースのアルゴリズムによって復号化され得ることが示唆されている。復号器の入力において、後方再帰(backward recursion)の初期設定のために、パンクチャドビットの位置にゼロが挿入される必要があり、ジグザグ符号器は、所定の状態では終了されるわけではないため、トレリスのすべての終了状態が等しく起こり得るものと仮定される。しかしながら、各セグメントの分割が、前方再帰(forward recursion)と後方再帰も実行する、MLAアルゴリズムと呼ばれる複雑さの著しく小さいアルゴリズムを使ったジグザグ符号の復号化を可能にする。L.Ping,X.Huang,and N.Phamdo,「Zigzag codes and concatenated zigzag codes」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.47,pp.800−807,February 2001に記載されているMLAアルゴリズムの簡易バージョンは、符号語に対して一定のSNRを有するAWGNチャネルについてのみ機能する。文献には、時間で変化するチャネルにおいて、より高次の変調でも機能する、対数尤度比に基づくより一般的な記述が示されている。データとパリティビットの変調シンボルからの逆マップ後の、雑音のある受け取り値が、それぞれ、di,jとpiで表わされる。まず、チャネル統計と送信シンボルアルファベットに基づき、受け取り符号ビットのチャネル情報対数尤度(channel information log-likelihood ratios)比を、以下のように算出する。
Figure 0004580421
次に、おそらく利用可能な、データビットに関する事前情報(a-priori information)
Figure 0004580421
を考慮に入れ、これをチャネル情報に加算する。
Figure 0004580421
次に、パリティビットの前方メトリック(forward metric)を、次式に従って算出することができる。
Figure 0004580421
式中、
Figure 0004580421
は、ボックスプラス加算を表す。ボックスプラス加算は、J.Hagenauer,E.Offer,and L.Papke,「Iterative decoding of binary block and convolutional codes」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.IT−42,pp.425−429,March 1996によって示されている、個々のビットのモジュロ2加算に対応する、対数尤度比を用いた演算である。すなわち次式で示される。
Figure 0004580421
ボックスプラス加算の正確な式は、J.Hagenauer,E.Offer,and L.Papke,「Iterative decoding of binary block and convolutional codes」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.IT−42,pp.425−429,March 1996に、以下のように記載されている。
Figure 0004580421
これは、以下のように近似することができる。
Figure 0004580421
式(6)の第1項は、パリティビットpiの直接チャネル情報に事前情報を加えたものであり、第2項は、外部情報(extrinsic information)、すなわち、符号制約条件(code constraints)により符号語内のすべての前のビットから得られ得るpiに関する情報である。同様に、後方再帰は以下のように算出され得る。
Figure 0004580421
次いで、APP対数尤度比が、以下のようにして得られる。
Figure 0004580421
Figure 0004580421
式(12)の第1項は、ビットdi,jに関する直接チャネル情報に事前情報を加えたものであり、その他の項は、外部情報、すなわち、符号制約条件により符号語内の他のすべてのビットから得られ得るdi,jに関する情報である。連結ジグザグ符号は、構成要素符号が、その他の構成要素復号器の外部情報を追加事前情報として考慮に入れて順番に復号化される、図34に示すようなイタレーションによるターボアルゴリズムによって復号化することができる。簡潔にするために図34にはインターリーバが示されていない。各構成要素復号器lは、それぞれ、データビットとパリティビットの受け取りチャネル情報Lc(di,j)とLc(pl,i)、ならびに追加事前情報La,l(di,j)としてのその他の構成要素復号器からの外部情報Le,k(di,j)を使用する。構成要素復号器lの外部情報は、以下の出力と入力の対数尤度比の差によって定義される。
Figure 0004580421
イタレーションnにおいて、事前情報は、現在のイタレーションnですでに復号化された構成要素復号器k=1,・・・,l−1から得られる外部情報と、前のイタレーションn−1で得られた復号器k=l+1,・・・,Kからの外部情報からなる。
複数のジグザグ構成要素符号を連結するには、K−1の異なるインターリーバが必要である。一般に、複数のインターリーバは、ランダムに生成され得る。しかしながら、適切な相互の特性を有するインターリーバが生成されることが保証され得ないことのほかにも、K−1の置換パターンのそれぞれを格納する必要があるため、所要メモリ量の観点で大きな実際上の問題が生じる。しかも、システムは、様々なブロック長のサポートも必要とし得る。この場合、可能な各ブロック長ごとにKインターリーバパターンを格納する必要がある。したがって、単純な式から、または共通のマザーインターリーバに関する単純な演算によって、複数のインターリーバを生成することが望ましい。
複数のインターリーバのためのメモリを節約する問題は、ジグザグ符号の状況において、N.Nefedov,「Multi−dimensional zigzag codes for high data rate transmission」,in 3rd International Symposium on Turbo Codes and Related Topics,pp.215−218,September 2003と、N.Nefedov,「Evaluation of low complexity concatenated codes for high data rate transmission」,in 14th International Symposium on Personal,Indoor and Mobile Radio Communications,pp.1868−1872,September 2003で対処されている。
これらの文献では、データビットを立方体に配列し、この立方体を通る様々な方向にジグザグ符号化を行うことによって多次元ジグザグ符号を作ることが提案されている。しかしながら、これによって、設計空間が制限され、特に、構成要素ジグザグ符号のパラメータJが固定され、異なることがある。
N.Nefedov,「Evaluation of low complexity concatenated codes for high data rate transmission」,in 14th International Symposium on Personal,Indoor and Mobile Radio Communications,pp.1868−1872,September 2003には、ジグザグ符号と、同じフレームワーク内のUMTSに指定された並列連結畳み込み符号の使用を可能にする提案が示されている。インターリービングに関する限り、著者は、UMTSターボ符号に指定されたインターリーバと、第3の連結構成要素ジグザグ符号のインターリーバとしてのこれの転置を使用するよう提案している。この方式は非常に単純ではあるが、2つのインターリーバだけに限定されている。N.Nefedovは、さらに、インターリーバのアドレスを交換することによって、UMTSインターリーバから追加のインターリーバを生み出すことも提案している。しかしながら、これがどのようになされるべきかの情報は示していない。
多重のインターリーバ(multiple interleaver)の設計に関する論文は、ごくわずかしか存在せず、適切な設計基準は、依然として未解決の問題である。
複数のインターリーバは、符号分割多元接続(CDMA)におけるマルチユーザ検出の状況で、A.Tarable,G.Montorsi,and S.Benedetto,「Analysis and design of interleavers for iterative multi−user receivers in coded CDMA systems」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.51,pp.1650−1666,May 2005と、S.Bruck,U.Sorger,S.Gligorevic,and N.Stolte,「Interleaving for outer convolutional codes in DS−CDMA systems」,IEEE Transactions on Communications,vol.48,pp.1100−1107,July 2000において、また、K.Kusume and G.Bauch,「Cyclically shifted multiple interleavers」,in Globecom,IEEE,November/December 2006と、Kusume and G.Bauch,「Some aspects of interleave division multiple access in ad hoc networks」,in 4th International Symposium on Turbo Codes and Related Topics,April 2006またはインターリーブ分割多元アクセス(IDMA)において考察されている。
多次元ターボ符号のための複数のインターリーバは、A.Barbulescu and S.Pietrobon,「Interleaver design for three dimensional turbo codes」,in IEEE International Symposium on Information Theory,p.37,September 1995と、N.Ehtiati,M.Soleymani,and H.Sadjadpour,「Interleaver design for multiple turbo codes」,in Canadian Conference on Electrical and Computer Engineering,pp.1605−1607,May 2003と、N.Ehtiati,M.Soleymani,and H.Sadjadpour,「Joint interleaver design for multiple turbo codes」,in IEEE Vehicular Technology Conference(VTC Fall),pp.2302−2306,September 2004において提案されている。S.Bruck,U.Sorger,S.Gligorevic,and N.Stolte,「Interleaving for outer convolutional codes in DS−CDMA systems」,IEEE Transactions on Communications,vol.48,pp.1100−1107,July 2000において、著者らは、いくつかの畳み込み符号の条件下におけるマルチユーザ干渉の影響を最小限に抑えるための、ランダム合同式インターリーバ(random congruent interleaver)での設計基準を導出している。欠点は、符号特性が、例えば、レート適応符号化方式におけるパンクチャリングなどによって変更された場合、インターリーバが変更されねばならないことである。さらに、設計基準を満たすために、最小インターリーバサイズも必要とされる。
特に、符号化率の小さい符号では、この最小インターリーバサイズが、法外に大きくなる。別の設計基準が、A.Tarable,G.Montorsi,and S.Benedetto,「Analysis and design of interleavers for iterative multiuser receivers in coded CDMA systems」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.51,pp.1650−1666,May 2005で論じられており、この論文において著者らは、インターリービング後に結果として生じる符号語間の交わり、すなわち共通符号語の集合を最小にするという発見的基準(heuristic criterion)を使用している。
しかしながら、この基準には違反するが、代わりに、適切なターボ処理のための個々のインターリーバの基準を満たすインターリーバは、より望ましい性能を示すことが判明している。これもまた、適切な設計基準を見出すことの難しさを強調し、より一層発見的手法とシミュレーションによる評価に依存することを正当化するものである。さらに、畳み込み符号と組み合わせた合同式シンボルインターリーバの事例を除いて、A.Tarable,G.Montorsi,and S.Benedetto,「Analysis and design of interleavers for iterative multi−user receivers in coded CDMA systems」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.51,pp.1650−1666,May 2005には、他の構築方法が示されていない。K.Kusume and G.Bauch,「Cyclically shifted multiple interleavers」,in Globecom,IEEE,November/December 2006と、K.Kusume and G.Bauch,「Some aspects of interleave division multiple access in ad hoc networks」,in 4th International Symposium on Turbo Codes and Related Topics,April 2006において採用されている発見的手法については、以下でより詳細に説明する。
多次元並列連結畳み込み符号の状況でのインターリーバ設計は、N.Ehtiati,M.Soleymani,and H.Sadjadpour,「Interleaver design for multiple turbo codes」,in Canadian Conference on Electrical and Computer Engineering,pp.1605−1607,May 2003と、N.Ehtiati,M.Soleymani,and H.Sadjadpour,「Joint interleaver design for multiple turbo codes」,in IEEE Vehicular Technology Conference(VTC Fall),pp.2302−2306,September 2004において対処されている。ここでは、再帰的畳み込み構成要素符号のフィードバック多項式によって可分(divisible)データシーケンスは、重みの小さい符号語を生じるという事実が考慮に入れられている。インターリーバは、これらの可分パターンを不可分のパターンに置換する必要がある。1つのインターリーバに多くの制限を加えないように、N.Ehtiati,M.Soleymani,and H.Sadjadpour,「Interleaver design for multiple turbo codes」,in Canadian Conference on Electrical and Computer Engineering,pp.1605−1607,May 2003と、N.Ehtiati,M.Soleymani,and H.Sadjadpour,「Joint interleaver design for multiple turbo codes」,in IEEE Vehicular Technology Conference(VTC Fall),pp.2302−2306,September 2004の考え方は、各インターリーバが、切断される必要のある重要パターンの一部を処理するというものである。これは、少なくとも1つの構成要素符号が符号語に重みを付与することを保証する。しかしながら、これらの設計基準は、並列連結畳み込み符号だけに限定され、構成要素符号の特定の選択に依存するものである。さらに、低コストでの実施を可能にするはずの単純な構築方法が示されていない。A.Barbulescu and S.Pietrobon,「Interleaver design for three dimensional turbo codes」,in IEEE International Symposium on Information Theory,p.37,September 1995の提案は、3つの畳み込み符号の並列連結だけに限定され、小さいブロック長に焦点を当てるものである。ここでの目標は、すべての構成要素符号が同じ状態で終了するようにすることである。
合同式インターリーバは、単純な式から、異なるブロック長での複数のインターリーバを構築することを可能にする、直接的な手法を提供する。しかしながら、合同式インターリーバは、限られたランダム性しか導入せず、最適には及ばない性能をもたらす。
複数のインターリーバを構築する単純な方法が、合同式インターリーバを異なるシードと共に使用するものである。合同式インターリーバの置換規則は、S.Crozier,J.Lodge,P.Guinand,and A.Hunt,「Performance of turbo−codes with relative prime and golden interleaving strategies」,in International Mobile Satellite Conference,pp.268−275,1999に示されている。
Figure 0004580421
式中、skは整数開始値であり、Nはインターリーバサイズであり、ckは、整数であり、一意のマッピングを保証するためにNに対して素でなければならない。複数のインターリーバは、異なるckとskを用いて生成することができる。ckの値は、データシーケンス内の隣接するビットが、sビットの所定の最小間隔を有する位置にマップされるように選択され得る。この場合、インターリーバを、sランダム合同式インターリーバという。
K.Kusume and G.Bauch,「Cyclically shifted multiple interleavers」,in Globecom,IEEE,November/December 2006と、K.Kusume and G.Bauch,「Some aspects of interleave division multiple access in ad hoc networks」,in 4th International Symposium on Turbo Codes and Related Topics,April 2006では、符号化率の小さいFEC符号化を有するユーザが、異なるインターリーバによって分離されるインターリーブ分割多元アクセス(IDMA)の状況における、循環シフトと自己インターリービングを使った、1つの共通のマザーインターリーバからの複数のインターリーバの生成が提案された。その利点は、単一のインターリービングパターンさえ格納されればよいことである。他のインターリーバは、ごく少数のパラメータ、すなわち循環シフトに基づき、必要に応じて構築することができる。複数のインターリーバの生成のために循環シフトを使用することは、K.Kusume and G.Bauch,「Cyclically shifted multiple interleavers」,in Globecom,IEEE,November/December 2006における、ユーザ間の同期、すなわち、ユーザの信号が、マルチユーザ受信機において異なる遅延で到着することが、同じインターリーバがすべてのユーザに使用される場合でさえもこれらのユーザ、ならびに、ユーザ特有のランダムインターリーバを分離することを可能にすることを示した、マルチユーザ検出での所見によって動機付けられたものである。ユーザkのインターリービングパターンΠkを、図35に示すように、共通のインターリーバΠから、ユーザ特有の循環シフトΔk,cと、置換パターンのそれ自体によるインターリービングによって構築することが提案された。約D=3のこのような循環シフトと自己インターリービング操作で、ランダムに選択されたインターリーバの場合と同じ性能を、同期ユーザを有するIDMAにおいて得ることができた。
本発明の目的は、改善された性能を提供する、ジグザグ符号のための符号器と復号器を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の符号器と、請求項14に記載の符号化する方法と、請求項16に記載の復号器と、請求項17に記載の復号化する方法によって達成される。
本発明は、インターリービング規則がジグザグ符号の特性にされるとき、連結ジグザグ符号を利用した通信システム性能の改善が得られるという知見に基づくものである。一実施形態では、インターリービング規則によって、符号全体の最小ハミング距離が増大される。一実施形態では、入力符号語がセグメント化され、インターリーバは、ある構成要素符号器の入力のところの1セグメント内のビットが、他の任意の構成要素符号器の入力のところの同じセグメントまたは隣接するセグメントにマップされないようにする。
したがって、各実施形態は、ジグザグ符号のパターンにおける最悪のものが回避されるため、最適化された性能を提供する。異なるインターリーバの共通のマッピングも回避される。さらに、インターリーバ生成がより構造化されているため、実施形態の実装の複雑さが、従来技術の概念のものより小さい。サブインターリーバは小規模であるので、より少ないメモリ所要量で済み、並列実装を可能にする。さらに、小さいサブインターリーバは、すべてのサブインターリーバに共通のマザーインターリーバが使用される場合には、さらに少ない所要メモリ量を可能にする。
各実施形態の詳細を、添付の図を用いて説明する。
図1に、出力符号語より少ないビット数を有する入力情報語に基づいて出力符号語を生成する符号器100を示す。符号器100は、セグメンタ110と、ジグザグ符号器コア120と、インターリーバ130と、出力符号語コンストラクタ140とを備える。
セグメンタ110は、入力情報語を、いくつかのビットを有する複数の順序付けされたセグメントにセグメント化するようにされている。ジグザグ符号器120は、今次のセグメントの冗長ビットを計算するように設計されており、今次のセグメントの冗長ビットを計算するときには、前記順序における前のセグメントの冗長ビットを使用する。符号器100は、インターリービング規則を用いて複数のセグメントのビットをインターリーブし、インターリーブバージョンを得るインターリーバ130を備える。出力符号語コンストラクタ140は、入力符号語またはそのインターリーブバージョンと、インターリーブバージョンによって供給され、ジグザグ符号器コア120によって生成される1組の冗長ビットを用いて、出力符号語を構築するようにされており、インターリーバ130は、力情報語全セグメントの少なくとも50%のセグメントに関して、同じセグメント内に位置する入力情報語のビットが、インターリーブバージョンの少なくとも1つの異なるセグメントに再配置されるようなインターリービング規則を使用するようにされている。
別の実施形態では、出力符号語コンストラクタ140は、さらに、入力符号語によって供給され、ジグザグ符号器コア120によって生成される冗長ビットを用いて、出力符号語を構築するようにされている。別の実施形態では、インターリーバ130は、別のインターリービング規則を用いて、複数のセグメントのビットの別のインターリーブバージョンを得るようにされており、出力符号語コンストラクタ140は、別のインターリーブバージョンによって供給され、ジグザグ符号器コア120によって生成される冗長ビットを用いて、出力符号語を構築するようにされている。
別の実施形態では、インターリーバ130は、入力情報語の同じセグメント内に位置する2つのビットが、インターリーブバージョン内の別々のセグメントに再配置されるようなインターリービング規則を使用するようにされている。別の実施形態では、インターリーバ130は、入力符号語の隣接するセグメント内に位置する2つのビットが、インターリーブバージョン内で少なくとも2セグメント離されるようなインターリービング規則を使用するようにされていてもよい。
別の実施形態では、インターリーバ130は、入力情報語の2つのインターリーブバージョンと、2つのインターリーブバージョンによって供給され、ジグザグ符号器によって生成される2組の冗長ビットとを用いて構築される2つの出力符号語が、入力情報語よりも大きい最小ハミング重みを有するようなインターリービング規則を使用するようにされ得る。一実装形態では、任意の2つの出力符号語間の最小ハミング重みは、2より大きいものとすることができる。
各実施形態は、入力情報語内のビットの位置にインターリーブバージョン内の位置をランダムに割り当てるサブステップを備えるインターリービング規則を使用するようにされたインターリーバ130を有していてもよい。別の実施形態では、インターリービング規則は、入力情報語内のビットの位置に、インターリーブバージョン内の許容領域からの位置をランダムに割り当てるサブステップを備えていてもよい。この許容領域は、前に割り当てられているビットの位置まで一定の距離を有している。ここでの許容領域は、インターリーブバージョン内のすべての位置から決定され得るが、以前に割り当てられており、またはあるセグメントから以前に割り当てられた位置までにある一定の距離を設けるブロック済み領域が位置決めされ得る。
別の実施形態では、インターリーバ130は、あるインターリービング規則と別のインターリービング規則に基づく少なくとも2つのインターリーブバージョンを提供するようにされていてもよく、別のインターリービング規則は、少なくとも、入力情報語からのビットの少なくとも10%の位置が、別のインターリーブバージョンにおいて、それらがあるインターリーブバージョン内で割り当てられている位置とは異なる位置に割り当てられるような規則である。インターリーバ130は、インターリーブバージョンをインターリーブすることによって別のインターリーブバージョンを得るようにされていてもよい。また、インターリーバ130は、インターリーブバージョンからの既定の領域内のランダムな位置を、入力情報語の位置に割り当てることに基づく、インターリービング規則を使用するようにさせることもできる。インターリーバ130は、既定の領域をさらにインターリーブするように動作することもできる。
図2に、セグメンタ110と、ジグザグ符号器コア120とインターリーバ130と符号語コンストラクタ140とを備える、符号器100の別の実施形態を示す。図2に示す実施形態では、インターリーバは、ジグザグ符号器コア120と符号語コンストラクタ140に別のインターリーブバージョンを提供するようにされている。ジグザグ符号器120は、セグメンタ110から受け取られるセグメントと、インターリーバ130から受け取られる別のインターリーブバージョンに基づいて、追加の冗長ビットを提供するようにされ得る。したがって、符号語コンストラクタ140は、セグメンタ110から受け取られるセグメントと、インターリーバ130から受け取られるインターリーブバージョンまたは別のインターリーブバージョンと、セグメンタ110からのセグメントおよびインターリーバ130から受け取られるインターリーブバージョンまたは別のインターリーブバージョンを参照する、ジグザグ符号器から受け取られる冗長ビットとに基づく、出力符号語を提供するようにされ得る。
図3に、入力符号語を復号化し、入力符号語より少ないビット数を有する出力情報語を生成する復号器300を示す。復号器300は、セグメンタ310と、インターリーバ320と、ジグザグ復号器330とを備える。セグメンタ310は、入力符号語を、いくつかの情報ビットと冗長ビットを有する複数の順序付けされたセグメントにセグメント化するようにされている。復号器300は、インターリービング規則を用いて複数のセグメントの情報ビットをインターリーブし、情報ビットのインターリーブバージョンを得るインターリーバ320を備え、インターリーバ320は、力情報語全セグメントの少なくとも50%のセグメントに関して、同じセグメント内に位置する入力情報語のビットが、インターリーブバージョンの少なくとも1つの異なるセグメントに再配置されるような、インターリービング規則を使用するようにされている。復号器300は、情報ビット、情報ビットのインターリーブバージョンおよび冗長ビットに基づいて出力情報語を計算する、ジグザグ復号器330を備える。
各実施形態は、インターリーバの構築において、連結ジグザグ符号の要件を明示的に考慮に入れる。L.Ping,X.Huang,and N.Phamdo,「Zigzag codes and concatenated zigzag codes」,IEEE Transactions on Information Theory,vol.47,pp.800−807,February 2001によれば、連結ジグザグ符号の漸近的性能は、符号全体の重みの小さい符号語によって決定される。各実施形態は、連結符号において最小ハミング距離が増大されると同時に、インターリーバによって十分なランダム性が提供されるため、このような重みの小さい符号語が生成されないという利点を提供する。各実施形態は、重みwH=2を有する符号語を回避する。ハミング重みwH=2を有する符号語が生成されるのは、図4に示すように、元のデータシーケンスが、同じセグメント内に位置し、インターリーバによって同じセグメントにマップされる、値di,j=1を有するただ2つのビットだけを有する場合である。
H=dmin=2の最小ハミング距離を有する符号語が左側に示され、「構成要素符号1」と表示されている。図4の右側には、「構成要素符号2」で表示される、インターリービング規則Πから生じる別の符号語が示されている。ハミング距離が増大されたことが分かる。各実施形態は、図4の規則Πに従ってインターリービング規則を提供する。したがって、各実施形態は、元のシーケンスの同じセグメント内のデータビットを、インターリーブバージョン内の異なるセグメントにマップする。図4を用いて説明したのと同様に、結果として生じる符号語の重みは、値1を有する2つのビットがマップされる先のセグメントがより遠く離されるほど大きくなるはずである。別の実施形態では、これを考慮に入れて、例えば、元のシーケンスの1セグメント内のビットが、最小で少なくともBセグメント分離されている異なるセグメントにマップされるなど、より一層厳しいインターリーバ制限を実行することもできる。
別の実施形態では、2番目に小さい可能なハミング重みwH=3を有する符号語も考慮される。これらの符号語が生成されるのは、データシーケンスが、「構成要素符号1」で表す、図5の左側に示すような隣接するセグメント内に位置する値1の2つのビットを含む場合である。図5の左側には、やはりハミング重み3を有するジグザグ符号化された符号語が示されている。各実施形態は、図5の左側の符号語を、「構成要素符号2」で表す、右側にマップするインターリービング規則Πを提供する。ハミング重みが増大されることが分かる。2つの1ビット、インターリーバによってより遠くに拡散される。特に、図6に示すような状況が回避される。図6の左側には、図5の左側と同じ符号語が示されているが、図6で使用されるインターリービング規則は、ハミング重みwH=3を有する符号語を、最小ハミング距離を有する符号語にマップする。各実施形態は、これらの不利なマッピングを回避する。
各実施形態では、主に、ハミング重みが小さい符号語に焦点を当てる。したがって、別の実施形態では、図7に示すような、相当大きなwH=5のハミング重みを有する符号語(「構成要素符号1」)が、不都合なことに、wH=4のハミング重みを有する符号語(「構成要素符号2」)にマップされる状況も生じる可能性もあるが、これらの符号語は、連結ジグザグ符号の漸近的性能を決定付けるわけではない。さらに、連結ジグザグ符号では、構成要素符号のパリティビットだけが送信され、それ以上の重みが符号語全体の連結構成要素符号によって生じることはない。図7の例では、非インターリーブデータ語により、すでにwH=5の重みの符号語を生じているため、あまり重大な事例ではない。さらに、データシーケンス内に値1を有するより多くのビットが含まれるほど、これらの1ビットが、1つまたはすべてのインターリーバによってさえも同じセグメントにマップされるコンステレーションの可能性が低くなる。各実施形態は、2つの主要な設計基準を有することができ、これらは以下のように要約することができる。
1.インターリーバ入力シーケンスの同じセグメント内に位置するビットは、少なくともBセグメント離れた異なるセグメントにマップされるべきであり、B≧1は設計パラメータである。
2.インターリーバ入力シーケンスの隣接するセグメント内に位置するビットは、少なくともnセグメント離れた異なるセグメントにマップされるべきであり、n≧2は設計パラメータである。
一実施形態では、制限付きのランダムインターリーバの構築が実行され得る。この手法を図8に示す。図8には、入力シーケンスのインデックスの、出力シーケンスのインデックスへのマッピングが示されている。入力シーケンスは、それぞれがJ個の要素を含むIセグメントにセグメント化されるものと仮定する。図8では、これらのインデックスが、「in」と表示された横軸上に示されている。図8の縦軸上には、「out」と表示された、それぞれがJ個の要素を含む、やはりIセグメントに対応する出力インデックスが与えられている。したがって、横軸はインターリーバ入力シーケンスのインデックスを表し、縦軸は、出力シーケンスのインデックスを表す。
入力インデックスは、出力インデックスに、インデックス(i,j)=(1,1)から(i,j)=(I,J)まで連続してマップされる。第1のインデックス(i,j)=(1,1)は、インデックス(i’,j’)にランダムにマップされる。第(i’,j’)の行は、それ以上の入力インデックスが同じ出力インデックスにマップされないように、ブロック済領域とマークされている。前述の基準1を満たすために、図8で示すように割り当てセグメントI’に属する、第J行の上の所定数aJの行と下のbJ行からなる第1のセグメントi=1内の領域がブロックされている。各実施形態では、a=b=kを選択し得る。次に、次のインデックス(i,j)=(1,2)が(i’,j’)にマップされ、(i’,j’)はブロック済領域に位置決めすることができない。これは、インターリーバ入力のところの同じセグメント内に位置するすべてのビットが、少なくともB=min{a,b}セグメント離れた異なるセグメントにマップされることを保証する。その後のすべてのインデックスがしかるべく割り当てられる。
また、前述の基準2を満たすために、入力シーケンスの2つのセグメントiおよびi+1のセグメントi’の上と下のそれぞれの行が、図9に示すように、ブロックされ得る。図9には、ブロック済領域がi+1にも達することを示す、図8について示したのと同じ入力/出力インデックスマッピンググラフが示されている。これは、入力シーケンスの2つの隣接するセグメント内に位置するデータビットが、少なくともB=min{a,b}セグメント離れたセグメントにマップされることを保証する。(2J−1)(a+b+1)>Iの場合、インターリーバの構築が不可能であることに留意されたい。実施形態の方法の収束を可能にするためには、以下が必要である。
Figure 0004580421
手短にいうと、1インターリーバ構築の実施形態は、以下のように要約することができる。
for i=1:I
for j=1:J
・列(i,j)内のブロックされていない(i’,j’)の集合からインデックス対(i’,j’)をランダムに選択する。
・行(i’,j’)をブロック済みとマークする。
・i=i,i+1,j=1,・・・,J,i’=i’−a,・・・,i’+b,j’=1,・・・,Jについて、エントリ(i’,j’)、(i,j)をブロック済みとマークする。
end for j
end for i.
これまでは、1インターリーバの構築を可能にする実施形態を説明してきた。実施形態には、相互に独立のインターリーバの構築も可能にするものもある。一実施形態では、「相互に独立」の基準は、構築されるインターリーバが共通のマッピングを有さないこととすることもできる。各実施形態は、この基準を、以前に構築されたインターリーバΠ1からΠk-1までのブロック済領域の一部からなるブロック済領域を有する第kのインターリーバΠkの構築から開始することによって達成する。一実施形態では、図10に示すように、各列において、それぞれの列の入力インデックス対(i,j)が、以前に構築されたインターリーバΠ1からΠk-1によってそこにマップされているインデックス対(i’,j’)、ならびにこれらのインデックス対(i’,j’)の上と下の所定数m(m≧0)の要素がブロックされている。図10には、図8および9と同じ割り当て方式が示されているが、以前のインターリーバΠ1からΠk-1との共通のマッピングを回避するために、余分の領域がブロックされている。このブロッキングの結果として、インターリーバΠkの構築時に、特定の入力インデックス対について出力インデックス対を割り当てることのできない状況が生じた場合、以前に割り当てられたインターリーバΠ1からΠk-1に起因するブロッキングがこの列のために削除される。それでもなおマッピングが見つからない場合には、現在のインターリーバΠkの構築時に設定されたブロッキングも削除される。代替として、一実施形態では、現在のインターリーバΠkを、乱数生成器の新しいシードを用いて最初から復元して構築することができる。
前述の実施形態は、元のデータシーケンスを基準として使用する。しかしながら、第1のインターリーバΠ1によって、例えば図7に示す例のような、符号語全体の重みを増大させないシーケンスにマップされているより大きい重みのデータシーケンスが、その後のインターリーバΠ2からΠk-1によって、追加の重みを生成するシーケンスにマップされるよう保証するものではない。各実施形態はこれを、図11の右側に示す符号器構造によって達成することができる。左側の構造とは対照的に、インターリーバΠkは、インターリーバΠkの出力において、元のシーケンスに対してではなく、置換されたシーケンスに対して作用する。
より高次の入力インデックス対(i,j)では、すでに加えられた制限のために、自由度が低減される。各実施形態は、各構築済インターリーバΠkごとの開始インデックスが変更される場合には、これを考慮に入れることができる。一実施形態では、アルゴリズムは、奇数のkでは(i,j)=(1,1)であり、偶数のkでは、逆の順序が取られ、すなわち、最高次のインデックス対(i,j)=(I,J)から開始される。一実施形態では、各ステップごとに次のインデックス対(i,j)をランダムに選択することによって、より一層のランダム化が達成され得る。この実施形態では、前述の基準2を満たすために、個々の行が、入力セグメントiとi+1についてのみならず、セグメントi−1についてもブロックされる。
前述の実施形態によるランダムインターリーバのグラフ表示を図12から15に示す。これらの図には、それぞれ、2つのインターリーバΠ1とΠ2の2つのグラフが示されている。Π1を濃色の○印で示し、Π2を淡色の○印で示す。図12と13には、それぞれがJ=4個の要素を備え、ブロック済領域のサイズが、図12ではa=b=2、図13ではa=b=4である、I=128セグメントのグラフが示されている。図14と図15には、それぞれがJ=4個の要素を備え、a=b=8であるI=256セグメントのグラフが示されている。Π2の構成は図15では(i,j)=(I,J)で、図14では(i,j)=(1,1)で開始する。望ましいランダム化が達成され、2つのインターリーバΠ1とΠ2には共通のマッピングがないことが分かる。拡散は、より大きいaとbが選択されるほどよい。
別の実施形態は、ジグザグ符号の要件を満たすインターリーバを生成する、より構造化されたアルゴリズムとして実行される。前述のものと同様に、部16に示すグラフを用いて、実施形態を詳述する。図16には、四角いインターリーバの図が示されており、横軸でインターリーバ入力シーケンスのインデックスを表し、縦軸で出力シーケンスのインデックスを表している。パターンにおける最悪のものを回避するために、許容されるマッピングの領域がブロックされている。元のシーケンスで同じセグメント内に位置するビットを、出力シーケンス内の異なるセグメントにマップするために、図16には、各入力ビットのマッピングでのAセグメントの許容領域が示されている。入力セグメント内の2つのビットの許容領域は、少なくともBセグメント離されることになる。したがって、各入力セグメントI内の第jビットでのAセグメントの許容領域は、奇数番号のセグメントiでは、出力セグメントI’=(j−1)・(A+B)+1,j=1,・・・Jから開始する。偶数番号のセグメントiでは、許容領域は、すべての出力インデックス対への一意のマッピングを得るために、Bセグメントだけ上方にシフトされている。一意のマッピングの保証を簡素化するために、例示の実施形態は、ここでは、A=B=I/2の場合だけに限定されている。一般に、別の実施形態内では、他のすべてのマッピングが考えられる。ここでは、I/2はJの倍数であることを示唆しているが、一般的な事例では、任意のマッピングが考えられる。
この実施形態では、同じ許容領域を共用するすべての入力ビットが1つのブロックに積み重ねられ、図17に示すようなI/2のインターリーバによってインターリーブされる。これらのインターリーバΠ’1からΠ’2Jには、同一のインターリービング規則または他の任意のインターリービング規則、例えば、ランダムインターリーバや、合同式インターリーバや、UMTSターボ符号に指定されたインターリーバなどが使用され得る。インターリーバΠ’1からΠ’2Jは、同一のものとすることも異なるものとすることもできる。複数のより小さいインターリーバを使用すれば、置換パターンの所要メモリ量がより小さくなり、またはインターリーバ構成の労力がより少なくて済み、メモリアクセス衝突問題が緩和されるという利点がもたらされる。欠点は、インターリーバサイズが低減され、よって、ランダム化の効果が小さくなることである。その場合、インターリーバΠ’1からΠ’2Jの置換パターンは、図17に示すように、十分なインターリーバパターンに再マップされる。
一実施形態では、セグメント内置換、すなわち、1セグメントi内の列の置換とセグメント置換、すなわち、同じ入力セグメントiに属するサイズJの列グループのグループごとの置換を行うことによって、さらなるランダム化を得ることができる。これらの置換は、擬似ランダムに、または任意の決定論的規則に従って行われ得る。しかしながら、各実施形態は、必ず奇数セグメントiが奇数セグメントとだけ交換され、偶数セグメントが偶数セグメントとだけ交換されるセグメント置換を行う。
各実施形態は、異なる列置換を行うことによって、複数のインターリーバを容易に生成する。別の実施形態において、複数のインターリーバを得る別の少し複雑な方法では、異なるサイズのI/2インターリーバΠ’1からΠ’2Jを使用する。
各実施形態は、このようにして、パターンにおける最悪のものを回避することを保証するインターリーバを生成する。前述の基準1が満たされ、図6に示すような状況を回避するために、隣接するセグメントのビットが同じセグメントにマップされないことが保証される。実施形態の中には、前述の副次的基準2を完全に満たさない、すなわち、実施形態によっては、隣接するセグメントのビットが、図5に示すようにより遠くに拡散されないものもある。
図18に、ランダム・サブ・インターリーバと、ランダムセグメント間およびセグメント内インターリービングを用いたABインターリーバの図を示す。やはり、I=128セグメント、1セグメント当たりJ=4個の要素を有するインターリーバの、出力インデックス対入力インデックスが示されている。望ましいランダム化が得られることが分かる。図19aと19bに、ABインターリーバの2つのグラフが示されており、図19aには、I=128セグメント、1セグメント当たりJ=4個の要素の2つのインターリーバΠ1(×印)とΠ2(○印)が示されている。やはり、ランダム・サブ・インターリーバと、ランダムセグメント間およびセグメント内インターリービングが使用された場合には、図19aにおいて望ましいランダム化が得られる。図19bには、ランダム・サブ・インターリーバを用い、セグメント間およびセグメント内インターリービングを用いない場合の、ABインターリーバのグラフが示されている。やはり、I=128セグメント、1セグメント当たりJ=4個の要素を有するインターリーバの、出力インデックス対入力インデックスが示されている。図20aには、類似の寸法の2つのインターリーバ、Π’1とΠ’2についての、ランダム・サブ・インターリーバを用い、セグメント間およびセグメント内インターリービングを用いない場合の、ABインターリーバのグラフが示されている。図20bには、同じ寸法での、UMTSサブインターリーバとランダムセグメント間およびセグメント内インターリービングを用いた、ABインターリーバのグラフが示されている。図21aには、2つのインターリーバ、Π’1(×印)とΠ’2(○印)が、同じ寸法で、UMTSサブインターリーバとランダムセグメント間およびセグメント内インターリービングを用いた、ABインターリーバについて示されている。図21bには、セグメント間およびセグメント内インターリービングなしの単一インターリーバの結果が示されている。図21aでも21bでも、図18、19a、19b、20a、20bと同じ寸法が使用されている。これらの図から、ABインターリーバを用いて望ましいランダム化が得られることが分かる。
ビット誤り率性能(BER)について、前述の様々なインターリーバの比較を、I=256セグメント、1セグメント当たりJ=4個の要素のジグザグ符号を用いて考察する。図22に、K=3、すなわち2つのインターリーバでのビット誤り率を示す。図22には、複数のインターリーバのグラフが示されており、これらは、1循環シフトを行う循環ランダム22a、1循環シフトを行う循環UMTS22b、ランダムインターリーバ22c、合同式インターリーバ22d、sランダム合同式インターリーバ22e、ジグザグランダムインターリーバ22f、ABランダムインターリーバ22g、D=3シフトを行う循環UMTSインターリーバ22h、およびD=3循環シフトを行う循環ランダムインターリーバ22iである。図22から、循環シフトインターリーバは、望ましい性能を得るために、D=3循環シフトと、自己インターリービング操作を必要とすることが分かる。ランダムマザーインターリーバまたはマザーインターリーバとしてのUMTSインターリーバを有する循環シフトインターリーバは、エラーフロア領域において、UMTSベースのインターリーバと同様にわずかに有利に機能する。合同式インターリーバは、比較的低い性能を示す。しかしながら、s=2・J+1の選択を有するsランダムインターリーバは非常に良好に機能する。これは、一実施形態としての制限付きランダムインターリーバとほぼ同じ性能を示す。別の実施形態としてのABインターリーバは、ウォーターフォール領域における性能がわずかに劣る。これは、小さいサブインターリーバのランダム化の効果がより小さいことに起因するものである。ABインターリーバは、エラーフロア領域において最善の性能を示す。
図23に、図22を求めるのに使用したのと同じ構成での、K=4の異なるインターリーバ、すなわち3つのインターリーバを用いた場合の別のグラフの組を示す。図23には、ランダムインターリーバ23a、D=3の循環シフトを行う循環ランダムインターリーバ23b、D=3の循環シフトを行う循環シフトUMTSインターリーバ23c、合同式インターリーバ23d、sランダム合同式インターリーバ23e、共通のマッピングを有するジグザグランダムインターリーバ23f、およびABランダムインターリーバ23gが示されている。図23から、ABランダムインターリーバのジグザグランダムインターリーバが、その他のインターリーバより性能が優れていることが分かり、実施形態の利点が指し示されている。
図24に、ビット誤り率の別のグラフを示す。このグラフでは、各実施形態による制限を有するランダムインターリーバでのインターリーバパターンΠ1からΠ2への共通マッピングの影響を調べている。Π1からΠ2への共通マッピングが許容されないときのBER性能が、この制限なしでの性能と比較されている。違いは、エラーフロア領域でのみ見られ、ここでは、共通マッピングなしのインターリーバがより優れた性能を示している。
図25に、各実施形態による、ABインターリーバの変形の別のBER性能比較を示す。すべてのグラフにおいてランダムセグメント内およびセグメント間置換が使用された。やはり、1セグメント当たりJ=4個の要素、K=3個のパリティビットを有するI=256セグメントの構成が選択された。異なるランダム・サブ・インターリーバを用いて最善の性能が得られる。比較のために、UMTSインターリーバの結果と、すべてのインターリーバΠkの構成において、共通のランダムインターリーバがすべてのサブインターリーバに使用された場合の結果も示す。ランダム化の効果が減少すると、結果として性能が低下する。しかしながら、所要メモリ量の構成の複雑さが大幅に低減する。
図26に、より大きい数のインターリーバ、すなわちK=4の場合の別のBER性能グラフを示す。K=3の場合と比べて、sランダム合同式インターリーバの性能が、実施形態のものより著しく悪い。合同式の構築の規則は、異なるインターリーバ間の相互ランダム性を提供することができない。実施形態によるABインターリーバの変形を比較すると、図27に示すように、独立のランダム・サブ・インターリーバではなく共通のランダム・サブ・インターリーバを使用すると、エラーフロア領域における性能が著しく低下する結果になることが分かる。
本発明の実施形態は、ジグザグ符号の改善された性能を提供する。本発明の実施形態によれば、異なるインターリーバの共通のマッピングのみならず、ジグザグ符号のパターンにおける最悪のものも回避され、前述の利益がもたらされる。さらに、本発明の実施形態は、畳み込み符号やターボ符号のような従来技術の概念と比べて、複雑さを低減させて実施され得る。
本発明の方法のいくつかの実装要件に応じて、本発明の方法は、ハードウェアとしてもソフトウェアとしても実施され得る。実施は、デジタル記憶媒体、特に、プログラム可能なコンピュータシステムと協働して本発明の方法を実行する電子的に読み取り可能な制御信号が格納されている、ディスク、DVDまたはCDを用いて行われ得る。したがって、本発明は、一般に、コンピュータ上で実行されると本発明の方法を実行するように動作するプログラムコードが機械可読媒体上に格納されている、コンピュータプログラム製品である。したがって、言い換えると、本発明の方法は、コンピュータ上で実行されると本発明の方法の少なくとも1つを実行するプログラムコードを有する、コンピュータプログラムである。
符号器の一実施形態を示す図である。 符号器の別の実施形態を示す図である。 復号器の一実施形態を示す図である。 最小ハミング距離dmin=2の符号語と最適化バージョンを示す図である。 H=3のハミング重みを有する符号語と最適化バージョンを示す図である。 H=3のハミング重みを有する符号語と最適状態に及ばないインターリーバを用いて得られるバージョンを示す図である。 H=5のハミング重みを有する符号語とインターリーブバージョンを示す図である。 インターリーバの構造の一実施形態を示す図である。 インターリーバの構造の別の実施形態を示す図である。 インターリーバの構造の別の実施形態を示す図である。 符号器の2つの代替実施形態を示す図である。 インターリービング規則の一実施形態を示す図である。 インターリービング規則の別の実施形態を示す図である。 インターリービング規則の別の実施形態を示す図である。 インターリービング規則の別の実施形態を示す図である。 インターリーバの構造の別の実施形態を示す図である。 インターリーバの構造の別の実施形態を示す図である。 インターリービング規則の一実施形態を示すグラフである。 図19aおよび図19bはインターリービング規則の一実施形態を示すグラフである。 図20aおよび図20bはインターリービング規則の一実施形態を示すグラフである。 図21aおよび図21bはインターリービング規則の一実施形態を示すグラフである。 一実施形態を用いて得られるビット誤り率を示すグラフである。 一実施形態を用いて得られるビット誤り率を示す別のグラフである。 共通のマッピングありとなしで一実施形態を用いて得られるビット誤り率を示すグラフである。 異なる実施形態を用いて得られるビット誤り率を示すグラフである。 異なるインターリーバを用いて得られるビット誤り率を示すグラフである。 ABインターリーバの一実施形態を用いたジグザグ符号のビット誤り率を示すグラフである。 従来技術のジグザグ符号を示す図である。 従来技術のジグザグ符号器を示す図である。 最小ハミング距離dmin=2を有するジグザグ符号語を示す図である。 ハミング距離3を有するジグザグ符号語を示す図である。 従来技術の連結ジグザグ符号の符号器を示す図である。 連結ジグザグ符号の設計基準を示す図である。 従来技術の連結ジグザグ符号の復号器を示す図である。 従来技術の循環シフトを用いたインターリービング規則を示す図である。
符号の説明
100 符号器
110 セグメンタ
120 ジグザグ符号器コア
130 インターリーバ
140 出力符号語コンストラクタ
300 復号器
310 セグメンタ
320 インターリーバ
330 ジグザグ復号器
22a 1循環シフトを行う循環ランダムインターリーバ
22b 1循環シフトを行う循環UMTSインターリーバ
22c ランダムインターリーバ
22d 合同式インターリーバ
22e sランダム合同式インターリーバ
22f ジグザグランダムインターリーバ
22g ABランダムインターリーバ
22h 3循環シフトを行う循環UMTSインターリーバ
22i 3循環シフトを行う循環ランダムインターリーバ
23a ランダムインターリーバ
23b 3循環シフトを行う循環ランダムインターリーバ
23c 3循環シフトを行う循環UMTSインターリーバ
23d 合同式インターリーバ
23e sランダム合同式インターリーバ
23f 共通のマッピングを有するジグザグランダムインターリーバ
23g ABランダムインターリーバ

Claims (15)

  1. 出力符号語より少ないビット数を有する入力情報語に基づいて前記出力符号語を生成する符号器(100)であって、
    前記入力情報語を、いくつかのビットを有する複数の順序付けされたセグメントにセグメント化するセグメンタ(110)と、
    今次のセグメントの冗長ビットを計算するジグザグ符号器(120)であって、前記今次のセグメントの前記冗長ビットを計算するときに、前記順序における前のセグメントの冗長ビットを使用する前記ジグザグ符号器(120)と、
    インターリービング規則を用いて前記複数のセグメントの前記ビットをインターリーブし、インターリーブバージョンを得るインターリーバ(130)と、
    前記セグメント化された入力情報語または前記セグメント化された入力情報語の前記インターリーブバージョンと、前記インターリーブバージョンによって供給され、前記ジグザグ符号器(120)によって生成される1組の冗長ビットとを用いて、前記出力符号語を構築する出力符号語コンストラクタ(140)と
    を備え、前記インターリーバ(130)は、記入力情報語の全セグメントの少なくとも50%のセグメントに関して、同じセグメント内に位置する前記入力情報語のビットが、前記インターリーブバージョンの少なくとも1つの異なるセグメントに再配置されるような前記インターリービング規則を使用するものであり、前記インターリービング規則は、さらに、前記インターリーブバージョンからの既定の領域内のランダムな位置を、前記入力情報語の位置に割り当てることに基づいており、前記既定の領域をさらにインターリーブするためのものである、符号器
  2. 前記出力符号語コンストラクタ(140)が、前記入力情報語によって供給され、前記ジグザグ符号器(120)によって生成される冗長ビットを用いて、前記出力符号語を構築するものであるか、または、前記インターリーバ(130)が、別のインターリービング規則を用いて前記複数のセグメントの前記情報ビットの別のインターリーブバージョンを得るものであり、前記出力符号語コンストラクタ(140)が、前記別のインターリーブバージョンによって供給され、前記ジグザグ符号器(120)によって生成される冗長ビットを用いて、前記出力符号語を構築するものである、請求項1に記載の符号器
  3. 前記インターリーバ(130)は、前記入力情報語の前記同じセグメント内に位置する2つのビットが、前記インターリーブバージョン内の別々のセグメントに再配置されるような前記インターリービング規則を使用するものである、請求項1または2の一項に記載の符号器
  4. 前記インターリーバ(130)は、前記入力情報語の隣接するセグメント内に位置する2つのビットが、前記インターリーブバージョン内で少なくとも2セグメント離されるような前記インターリービング規則を使用するものである、請求項1から3の一項に記載の符号器
  5. 前記インターリーバ(130)が、2つの入力情報語の2つのインターリーブバージョンと、前記2つのインターリーブバージョンによって供給され、前記ジグザグ符号器(120)によって生成される2組の冗長ビットとを用いて、2つの出力符号語が構築されるような前記インターリービング規則を使用し、前記入力情報語より大きいハミング重みを有するようにされている、請求項1から4の一項に記載の符号器
  6. 出力符号語が、2より大きいハミング重みを有する、請求項5に記載の符号器
  7. 前記インターリーバ(130)が、前記入力情報語内のビットの前記位置に、前記インターリーブバージョン内の、以前に割り当てられているビットの位置まである一定の距離を有する前記既定の領域からの前記ランダムな位置を割り当てるサブステップを備える、前記インターリービング規則を使用するものである、請求項1から6の一項に記載の符号器
  8. 前記既定の領域が、前記インターリーブバージョン内にある位置のうち、以前に割り当てられて配置されているブロック済み領域か、または、あるセグメントから以前に割り当てられた位置までにある一定の距離となるような設けるブロック済領域を除く全ての位置から決定される、請求項7に記載の符号器
  9. 前記インターリーバ(130)が、前記インターリービング規則と前記別のインターリービング規則とに基づいて少なくとも2つのインターリーブバージョンを提供するようにされており、前記第1のインターリービング規則が、前記入力情報語からの前記ビットの少なくとも10%の位置が、前記別のインターリーブバージョンにおいて、前記インターリーブバージョン内で割り当てられている前記位置とは異なる位置に割り当てられるような規則である、請求項2から8の一項に記載の符号器
  10. 前記インターリーバ(130)が、前記インターリーブバージョンをインターリーブすることによって前記別のインターリーブバージョンを得るものである、請求項2から9の一項に記載の符号器
  11. 出力符号語より少ないビット数を有する入力情報語に基づいて前記出力符号語を生成する方法であって、
    前記入力情報語を、いくつかのビットを有する複数の順序付けされたセグメントにセグメント化するステップと、
    今次のセグメントの冗長ビットを計算するステップであり、前記今次のセグメントの前記冗長ビットを計算するときに、前記順序における前のセグメントの冗長ビットを使用する前記ステップと、
    インターリービング規則を用いて前記複数のセグメントの前記ビットをインターリーブし、インターリーブバージョンを得るステップと、
    前記セグメント化された入力情報語または前記セグメント化された入力情報語の前記インターリーブバージョンと、前記インターリーブバージョンから計算される1組の冗長ビットとを用いて、前記出力符号語を構築するステップと、
    を備え、前記インターリーブするステップ記入力情報語の全セグメントの少なくとも50%のセグメントに関して、同じセグメント内に位置する前記入力情報語のビットが、前記インターリーブバージョンの少なくとも1つの異なるセグメントに再配置されるような前記インターリービング規則を使用し、前記インターリービング規則が、さらに、前記インターリーブバージョンからの既定の領域内のランダムな位置を、前記入力情報語の位置に割り当てることに基づいており、前記既定の領域をさらにインターリーブするためのものである、方法。
  12. コンピュータ上で実行されると請求項11に記載の方法を実行するプログラムコードを備える、コンピュータプログラム。
  13. 入力情報語を復号化し、前記入力情報語より少ないビット数を有する出力情報語を生成する復号器(300)であって、
    前記入力情報語を、いくつかの情報ビットと冗長ビットを有する複数の順序付けされたセグメントにセグメント化するセグメンタ(310)と、
    インターリービング規則を用いて前記複数のセグメントの前記情報ビットをインターリーブし、前記情報ビットの第1のインターリーブバージョンを得るインターリーバ(320)であり、記入力情報語の全セグメントの少なくとも50%のセグメントに関して、同じセグメント内に位置する前記入力情報語のビットが、前記インターリーブバージョンの少なくとも1つの異なるセグメントに再配置されるような前記インターリービング規則を使用するようにされている、前記インターリーバ(320)と、
    前記情報ビットと、前記情報ビットの前記インターリーブバージョンと前記冗長ビットとに基づいて、前記出力情報語を計算するジグザグ復号器(330)と、
    を備え、前記インターリービング規則が、さらに、前記インターリーブバージョンからの既定の領域内のランダムな位置を、前記入力情報語の位置に割り当てることに基づいており、前記既定の領域をさらにインターリーブするためのものである、復号器
  14. 入力情報語を復号化し、前記入力情報語より少ないビット数を有する出力情報語を生成する方法であって、
    前記入力情報語を、いくつかの情報ビットと冗長ビットを有する複数の順序付けされたセグメントにセグメント化するステップと、
    インターリービング規則を用いて前記複数のセグメントの前記情報ビットをインターリーブし、前記情報ビットのインターリーブバージョンを得るステップであって、記インターリーブバージョンを得るステップは、前記入力情報語の全セグメントの少なくとも50%のセグメントに関して、同じセグメント内に位置する前記入力情報語のビットが、前記インターリーブバージョンの少なくとも1つの異なるセグメントに再配置されるような前記インターリービング規則を使用することを含む、ステップと、
    前記情報ビットと、前記情報ビットの前記インターリーブバージョンと前記冗長ビットとに基づいて、前記出力情報語を計算するステップと、
    を備え、前記インターリービング規則が、さらに、前記インターリーブバージョンからの既定の領域内のランダムな位置を、前記入力情報語の位置に割り当てることに基づいており、前記既定の領域をさらにインターリーブするためのものである、方法。
  15. コンピュータ上で実行されると請求項14に記載の方法を実行するプログラムコードを備える、コンピュータプログラム。
JP2007304759A 2006-11-27 2007-11-26 改善されたインターリービングを用いるジグザグ符号のための符号器および復号器 Expired - Fee Related JP4580421B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06024549A EP1926216A1 (en) 2006-11-27 2006-11-27 Interleaver design for parallel concatenated zigzag codes

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008154229A JP2008154229A (ja) 2008-07-03
JP2008154229A5 JP2008154229A5 (ja) 2010-07-01
JP4580421B2 true JP4580421B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=37708152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007304759A Expired - Fee Related JP4580421B2 (ja) 2006-11-27 2007-11-26 改善されたインターリービングを用いるジグザグ符号のための符号器および復号器

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1926216A1 (ja)
JP (1) JP4580421B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003179528A (ja) * 2001-10-10 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd インタリーバ・パターンの修正
JP2006508554A (ja) * 2002-03-14 2006-03-09 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信システムにおけるチャネル間干渉を低減する方法及びシステム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085986B2 (en) * 2002-12-20 2006-08-01 Nokia Corporation Low decoding complexity concatenated codes for high rate coded transmission
WO2006087792A1 (ja) * 2005-02-17 2006-08-24 Fujitsu Limited 符号化装置及び符号化方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003179528A (ja) * 2001-10-10 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd インタリーバ・パターンの修正
JP2006508554A (ja) * 2002-03-14 2006-03-09 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信システムにおけるチャネル間干渉を低減する方法及びシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008154229A (ja) 2008-07-03
EP1926216A1 (en) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9240808B2 (en) Methods, apparatus, and systems for coding with constrained interleaving
US6323788B1 (en) Interleaving apparatus and method for use in serial concatenated convolutional code encoder in a mobile communication system
US20020147954A1 (en) Method and coding means for error-correction utilizing concatenated parity and turbo codes
US8532209B2 (en) Methods, apparatus, and systems for coding with constrained interleaving
EP1147614A1 (en) Turbo code interleaver using linear congruential sequences
US8386903B2 (en) Bit reverse interleaving methods for QAM modulation in a wireless communication system
KR20010015765A (ko) 최적 성능을 갖는 터보 코드 인터리버
US9362955B2 (en) Encoding and decoding using constrained interleaving
US9112534B2 (en) Methods, apparatus, and systems for coding with constrained interleaving
US7873897B2 (en) Devices and methods for bit-level coding and decoding of turbo codes
JP4580421B2 (ja) 改善されたインターリービングを用いるジグザグ符号のための符号器および復号器
JP4580420B2 (ja) 改良されたumtsベースのインターリービングに基づく連結ジグザグ符号のための符号器および復号器
Bhise et al. Performance enhancement of modified turbo codes with two-stage interleavers
Omeira et al. A code-matched collision-free S-random interleaver for turbo codes
Bauch et al. Interleaving strategies for concatenated zigzag codes
Bhise et al. Multiple interleavers for modified Turbo codes
Bauch et al. Interleaving Strategies for Multidimensional Concatenated Zigzag Codes
Pietrobon Super codes: A flexible multi-rate coding system
KR20030082699A (ko) 골든 시퀀스를 이용한 터보 내부 인터리빙 방법 및 그 장치
Bauch et al. Simple construction of multiple interleavers for concatenated zigzag codes
Bhise et al. Improved low complexity hybrid turbo code: a modified turbo code
Islam et al. Designing a sensible Block Semi-Random Interleaver for Turbo Codes
Bajcsy et al. Good Interleavers for Concatenated Block Codes
Deshmukh et al. Optimum Interlever Design For Turbo Codes
Kim Cyclic shift interleaver for turbo product codes

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100427

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20100427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees