JP4579756B2 - 定流量弁及び定流量継手 - Google Patents

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本発明は、例えば、水道管等の流体流路に配置され、取り替え可能な定流量エレメントを設けた定流量弁及び定流量継手に関する。
一般に、例えば、水道管等の流体流路に配置され、流体の圧力に拘わらず流量を一定に制御するために定流量エレメントが用いられている。定流量エレメントは、筒状に成形され、所望流量に調節するための通水孔が一つ以上所定の位置、所定の口径で貫通されている。従来より、特許文献1に記載されるようなケース体の内部に定流量エレメントを配置し、定流量エレメントを取り替え可能に構成する定流量弁が知られている。その定流量弁は、筒状のケース体の一方の開口部から定流量エレメントを所定の位置、所定の向き等をもって装着し、そのケース体を流体流路に配置することにより使用する。
特開平9−292087号公報(図面)
ところが、前記定流量弁は、筒状の定流量エレメントをケース体の一方の開口部から装着するため、装着の際、定流量エレメントの装着の向き等を間違い易いという問題があった。また、装着の向き等が正しいか否かをケース体の外部から確認することができなかった。また、定流量エレメントをケース体から取り出す場合、定流量エレメントが錆等によりケース体内部で詰まってしまうと、取り出し作業に手間がかかるという問題があった。
本発明は、従来技術の上記問題を解決するためになされたもので、その目的は、定流量エレメントをケース体内部に配置する定流量弁において、定流量エレメントの装着の向き等を間違えることなく、また、定流量エレメントの取り出し作業が容易な定流量弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、流水孔を有する筒状の筒部と該筒部の周面に外方へ突設されたフランジ部とから構成される定流量エレメントを、通水孔としての導入口及び吐出口を有する筒状のケース体の通水路に配置してなる定流量弁において、前記フランジ部は、その突設位置が前記筒部の流入側及び流出側の両端のうち、どちらか一方に偏って配され、前記ケース体は、その外周面からケース体の軸線に向けて貫設され、前記定流量エレメントの筒部が挿通される筒部装着口と、該筒部装着口の導入口側及び吐出口側の両端のうち、どちらか一方に偏って配され、前記フランジ部が挿通されるフランジ部装着口とを備えてなるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載される発明において、前記ケース体は、前記通水路を構成する内周面に前記フランジ部を収容するリング状収容溝が設けられているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載される定流量弁の端部に、筒状の継手体を装着させてなる定流量継手において、前記定流量弁には、外周面にシールリング収容部が設けられるとともに、該シールリング収容部にシールリングを嵌着させてなり、前記装着口を含む筒状部を継手体に嵌挿し、前記シールリングを継手体の定流量弁を挿入した側の端部内周面に密着させることにより定流量弁の端部に筒状の継手体を装着させたものである。
本発明によれば、定流量エレメントをケース体内部に配置する定流量弁において、定流量エレメントの装着の向き等を間違えることなく、また、定流量エレメントの取り出し作業が容易な定流量弁を提供することができる。
以下、本発明を定流量継手に具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1〜5に示されるように、定流量継手11は定流量弁12及び該定流量弁12の一方の端部に装着される継手体13により構成される。定流量弁12は合成樹脂により円筒状に成形されたケース体14並びに該ケース体14内部の通水路14e上に配置される第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16から構成される。
第1定流量エレメント15は、図6(a)〜(c)に示すように、それぞれ合成樹脂又は金属により有底円筒状の本体ケース17より構成され、流入側流水孔としての開口端部17aには先端部ほど拡径するテーパ部18が設けられている。本体ケース17の外周面において、外方且つ径方向に突設するフランジ部19が流出側に偏って設けられている。本体ケース17の底壁17bの外周部には流出側流水孔としての挿通孔20が等間隔をおいて複数設けられ、同じく底壁17bの中心には流出側流水孔としての吐出孔21が設けられている。保持部材22は、本体ケース17の底壁17b中央から立ち上がるように設けられている。この保持部材22は、本体ケース17の内底面中央に立設された円筒部23と、その円筒部23の上端に設けられた複数の保持片24とから構成されている。保持片24は、円筒部23の上端から斜め外方へ延びるように形成されている。シール材としてのOリング25は前記保持部材22の円筒部23に嵌挿され、保持片24により本体ケース17の内底面に抜け止め保持されている。このOリング25は、所定の弾性を有するニトリルゴム、シリコーンゴム等によって形成されている。また、リブ26は本体ケース17の筒部としての周壁17c内面に設けられ、Oリング25の外周に当接してOリング25が偏るのを防止するようになっている。
流体は本体ケース17の開口端部17a側から底壁17b側へと流通し、挿通孔20と吐出孔21を通って吐出されるようになっている。Oリング25は、開口端部17a側から本体ケース17内に流入する流体の圧力により、本体ケース17の内底面に圧接され、挿通孔20の一部を閉鎖するように変形するようになっている。また、このOリング25の変形は流体の圧力が上昇するほど大きくなり、それに伴って挿通孔20の開度が小さくなるようになっている。第2定流量エレメント16は第1定流量エレメント15と同様に構成されている。
ケース体14は、円筒体内部に通水路14eが設けられ、通水孔として一方の開口部に水道水等を導入する導入口14a、もう一方の開口部に水道水を吐出する吐出口14bが形成されている。導入口14a側の内周面には断面コの字状の第1リング状収容溝14c及び第2リング状収容溝14dが形成されている。第1リング状収容溝14c及び第2リング状収容溝14dには、第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16のフランジ部19がそれぞれ納められる。吐出口側の内周面は中心軸線と垂直な断面の形状が六角形状に成形された六角孔14kが形成されている。ケース体14の吐出口14b側の外周面には第1雄ねじ14f及び図示しない流体流路を構成する配管の雌ねじに螺合する第2雄ねじ14gが螺刻されている。第1雄ねじ14f及び第2雄ねじ14gの間にはフランジ部14hが径方向に突設されている。フランジ部14hの導入口14a側の側面14i及びケース体14の外周面により円環状のシールリング収容部14jが形成されている。シールリング収容部14jにはケース体14の外周面と継手体13の内周面との当接面からの水漏れを防止するためのシールリング31が嵌着されている。
導入口14a側の外周面上には、第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16をケース体14の外周面径方向からケース体14内部の通水路14e上に配置するための第1装着口27及び第2装着口28がそれぞれ貫設されている。図7に示すように、第1装着口27及び第2装着口28を真上径方向から見た形状は、それぞれ第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16の中心軸線に沿う平面で切った場合の断面形状と略同一である。第1定流量エレメント15の筒部装着口及びフランジ部装着口としての第1装着口27は、通水路14eと第1リング状収容溝14cから上方に延び、外周面と連通される切り込み面27a〜27fにより形成されている。第2定流量エレメント16の筒部装着口及びフランジ部装着口としての第2装着口28は、通水路14eと第2リング状収容溝14dから上方に延び、外周面と連通される切り込み面28a〜28fにより形成されている。
第1装着口27は、ケース体14の中心軸線と略垂直な切り込み面とケース体14の中心軸線と略平行な切り込み面から構成されている。ケース体14の中心軸線と略垂直な切り込み面は、第1定流量エレメント15の流入側端面としての開口端部17aの端面と流出側端面としての底壁17bの底面にそれぞれ対応する切り込み面27a,27b、及びフランジ部19の流入側側面と流出側側面にそれぞれ対応する切り込み面27c,27dよりなる。ケース体14の中心軸線と略平行な切り込み面は、第1定流量エレメント15の本体ケース17の円筒部外周面及びフランジ部19の外周面にそれぞれ対応する切り込み面27e,27fよりなる。第1装着口27のうち切り込み面27a,27b,27eにより構成される部分に第1定流量エレメント15の筒部としての本体ケース17が挿通される。第1装着口27のうち切り込み面27c,27d,27fにより構成される部分に第1定流量エレメント15のフランジ部19が挿通される。切り込み面27c,27d,27fにより構成されるフランジ部装着口は、切り込み面27a,27b,27eにより構成される筒部装着口のうち切り込み面27eの吐出口14b側に偏った部分に形成されている。
第2装着口28は、ケース体14の中心軸線と略垂直な切り込み面とケース体14の中心軸線と略平行な切り込み面から構成されている。ケース体14の中心軸線と略垂直な切り込み面は、第2定流量エレメント16の流入側端面としての開口端部17aの端面と流出側端面としての底壁17bの底面にそれぞれ対応する切り込み面28a,28b、及びフランジ部19の流入側側面と流出側側面にそれぞれ対応する切り込み面28c,28dよりなる。ケース体14の中心軸線と略平行な切り込み面は、第2定流量エレメント16の本体ケース17の円筒部外周面及びフランジ部19の外周面にそれぞれ対応する切り込み面28e,28fよりなる。第2装着口28のうち切り込み面28a,28b,28eにより構成される部分に第2定流量エレメント16の筒部としての本体ケース17が挿通される。第2装着口28のうち切り込み面28c,28d,28fにより構成される部分に第2定流量エレメント16のフランジ部19が挿通される。切り込み面28c,28d,28fにより構成されるフランジ部装着口は、切り込み面28a,28b,28eにより構成される筒部装着口のうち切り込み面28eの吐出口14b側に偏った部分に形成されている。
蓋体29は、第1蓋部29a及び第2蓋部29bから構成され、第1蓋部29a及び第2蓋部29bは連結部29cにより連結され一体的に形成されている。第1蓋部29aは、第1装着口27を形成する際、ケース体14の外周面から通水路14e及び第1リング状収容溝14cに連通する切り込み面27a〜27fによりケース体14より分離されたケース体14の円筒部の一部分より構成される。第2蓋部29bも同様に、第2装着口28を形成する際、ケース体14の外周面から通水路14e及び第2リング状収容溝14dに連通する切り込み面28a〜28fによりケース体14より分離されたケース体14の円筒部の一部分より構成される。ケース体14の円筒部外周面において、第1装着口27及び第2装着口28の間に、連結部29cが収められる収容溝30が形成されている。
継手体13は、合成樹脂により円筒状に成形され、一方の開口部に水道水を導入する導入口13aが設けられ、もう一方の開口部にケース体14を装着する装着口13bが設けられている。継手体13の導入口13a側の内周面には径方向に突出する係止部13cが設けられている。装着口13b側の端部内周面には拡径されることにより形成されている段差部13d及び第1雄ねじ14fと螺合する第1雌ねじ13eが形成されている。導入口13a側の内周面には図示しない流体流路を構成する配管の雄ねじに螺合する第2雌ねじ13fが螺刻されている。
次に、定流量継手11の作用について説明する。
まず、第1定流量エレメント15の開口端部17aをケース体14の導入口14a側に向け、開口端部17aの端面及び底壁17bの底面を切り込み面27a,27bにそれぞれ対応させながら第1定流量エレメント15を第1装着口27に挿通させる。そのとき、第1定流量エレメント15のフランジ部19の流入側側面と流出側側面を切り込み面27c,27dにそれぞれ対応させるとともに、本体ケース17の外周面及びフランジ部19の外周面を切り込み面27e,27fにそれぞれ対応させる。そして、第1定流量エレメント15のフランジ部19を第1リング状収容溝14c内に収容させて、第1定流量エレメント15の本体ケース17をケース体14内部の通水路14e上に配置させる。同様に、第2定流量エレメント16の開口端部17aをケース体14の導入口14a側に向け、開口端部17aの端面及び底壁17bの底面を切り込み面28a,28bにそれぞれ対応させながら第2定流量エレメント16を第2装着口28に挿通させる。そのとき、第2定流量エレメント16のフランジ部19の流入側側面と流出側側面を切り込み面28c,28dにそれぞれ対応させるとともに、本体ケース17の外周面及びフランジ部19の外周面を切り込み面28e,28fにそれぞれ対応させる。そして、第2定流量エレメント16のフランジ部19を第2リング状収容溝14d内に収容させて、第2定流量エレメント16の本体ケース17をケース体14内部の通水路14e上に配置させる。
次に、第1蓋部29a及び第2蓋部29bをそれぞれ第1装着口27及び第2装着口28に対応させるとともに、連結部29cを収容溝30に収容させることにより、蓋体29をケース体14円筒部に取り付ける。
次に、上記のように組み立てられた定流量弁12の導入口14a側に継手体13を装着口13b側から挿入させ、ケース体14の第1装着口27及び第2装着口28を含む筒状部を継手体13内に挿通させる。そして、第1雄ねじ14fに第1雌ねじ13eを螺合させ、シールリング31を継手体13の段差部13dに密着させるとともに係止部13cにケース体14の導入口14a側の端面を当接させることにより定流量弁12に継手体13を固定する。このとき定流量弁12は六角孔14kに六角レンチを挿入することにより回動させてもよい。これにより、定流量弁12の第1装着口27及び第2装着口28を含む筒状部が継手体13内に収められる。以上のように組み立てられた定流量継手11は、図示しない水道管等の流体流路を構成する配管の雄ねじ及び雌ねじに第2雌ねじ13f及び第2雄ねじ14gをそれぞれ螺合させることにより、配管の途中に取り付けられる。このとき定流量継手11は図1の矢印Aの方向から流体が導入され、矢印Bの方向から流体が吐出されるよう配管に配置される。また、定流量継手11を配管に取り付ける際、定流量継手11は六角孔14kに六角レンチを挿入することにより回動させてもよい。
以上のように配管に取り付けた定流量継手11において、第1定流量エレメント15又は第2定流量エレメント16を別の種類の定流量エレメントに取り替える場合、まず、上記とは逆の手順で 配管から定流量継手11を分離させ、同様に継手体13を定流量弁12から取り外す。次に、蓋体29をケース体14から取り外し、取り替えの必要な定流量エレメントのみを取り出し、別の定流量エレメントに取り替える。
本実施形態の定流量継手11によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、本体ケース17には、外周面から径方向に突設するフランジ部19が流出側に偏って設けられている。また、切り込み面27c,27d,27fにより構成されるフランジ部装着口は、切り込み面27a,27b,27eにより構成される筒部装着口のうち切り込み面27eの吐出口14b側に偏った部分に形成されている。したがって、開口端部17aを誤って吐出口14b側に向けて第1定流量エレメント15を第1装着口27にしようとすると、本体ケース17の流入側の外周面が収容溝30に当接し、装着することができないため定流量エレメントの装着向きを間違えるおそれがない。また、装着口より定流量エレメントの装着状態を目視にて確認することができるため、装着し忘れるおそれがない。また、定流量エレメントを取り外す際、定流量エレメントをケース体14の端部から取り外す必要はなく、第1装着口27及び第2装着口28から定流量エレメントをそれぞれ取り外すことができるため、容易に定流量エレメントの取り外し作業を行うことができる。
(2)本実施形態では、ケース体14の通水路14eを構成する内周面には断面コの字状の第1リング状収容溝14c及び第2リング状収容溝14dをそれぞれ形成し、第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16のフランジ部19をそれぞれ収容した。したがって、定流量エレメントをケース体14内の所定の位置に装着することができ、定流量エレメントがケース体14内で長手方向への位置ずれ等を引き起こすおそれがない。
(3)本実施形態では、第1装着口27及び第2装着口28を含むケース体14の導入口14a側の円筒部に継手体13を装着口13b側から挿通させた。そして、第1雄ねじ14fに第1雌ねじ13eを螺合させ、シールリング31を継手体13の段差部13dに密着させることにより定流量弁12を継手体13に固定した。したがって、定流量エレメントが容易にケース体14の装着口から外れてしまうおそれはない。また、定流量継手11の状態であれば、定流量エレメントをケース体14に装着した状態で容易に持ち運びを行うことができる。また、継手体13の導入口13a側の内周面に第2雌ねじ13fが螺刻されたことにより、定流量弁12を定流量継手11の状態で螺合により配管に容易に取り付けることができる。また、シールリング31がケース体14の外周面と継手体13の内周面との当接面から水漏れを防止するため、第1装着口27及び第2装着口28からの水漏れが生じても継手体13外部に水漏れが生じるおそれはない。
(4)本実施形態では、第1装着口27及び第2装着口28にそれぞれ対応する第1蓋部29a及び第2蓋部29bから構成される蓋体29を装着口に取り付けた。したがって、通水路14e上に装着された第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16が径方向に位置ずれを起こすおそれがない。また、蓋体29は第1蓋部29a及び第2蓋部29bが連結部により連結され一体的に形成されているため、蓋体29の装着口への装着作業を容易に行うことができる。
(5)本実施形態では、第1装着口27及び第2装着口28から第1定流量エレメント15及び第2定流量エレメント16をそれぞれ装着する構成とした。したがって、複数の定流量エレメントの装着状態等を装着口から目視により確認することができるため、複数の定流量エレメントをケース体14に装着する際、装着の向きのみならず装着の順番も間違えるおそれがない。また、定流量エレメントを取り替える際、取り替えに必要な定流量エレメントのみを取り外すことができるため、開口端部から全ての定流量エレメントを取り外す必要はなく、短い時間で定流量エレメントの取り替え作業を行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、定流量エレメントをケース体14に2つ装着したが、定流量エレメントは1つのみであってもよく、また、3つ以上装着してもよい。
・上記実施形態では、蓋体29を定流量エレメントとは分離して設けたが、蓋部を定流量エレメントのフランジ部に一体的に設けてもよい。かかる構成によれば、蓋体29を後で装着口に装着する必要がない。
・上記実施形態では、蓋体29を定流量エレメント装着後に装着口に取り付けた。しかしながら、リング状収容溝の幅を少し小さく形成し、定流量エレメントのフランジ部を挟み込む等の手段により、ケース体14の内部において定流量エレメントの径方向への位置規制を行うことができれば蓋体を装着口に取り付けなくてもよい。
・上記実施形態では、本体ケース17の流出側にフランジ部19を形成したが、本体ケース17の流入側にフランジ部19を形成してもよい。また、フランジ部は本体ケース17に複数設けてもよい。
・上記実施形態では、ケース体14の内周面にフランジ部19を収容するリング状収容溝を設けた。しかしながら、蓋部を定流量エレメントのフランジ部に一体的に設けることにより、該蓋部及び装着口を介し、通水路14e上において、定流量エレメントの長手方向への位置規制を行うことができればリング状収容溝を設けなくてもよい。
・上記実施形態では、フランジ部19を本体ケース17の径方向に突設させた。しかしながら、フランジ部19の中心軸線を含んでなる断面の形状は特に限定されるものではなく、L字状、T字状等であってもよい。
・上記実施形態では、同一種類の定流量エレメントを2つケース体14に取り付けた。しかしながら、ケース体14に取り付ける定流量エレメントは、何れの種類を用いてもよい。
・上記実施形態では、定流量弁12を継手体13に固定することにより定流量継手11を構成した。しかしながら、定流量弁12を継手体13に固定する必要はなく、定流量弁12を第1雄ねじ14fを使用し、配管に直接固定してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記請求項に記載される定流量継手において、前記ケース体は、外周面に雄ねじが螺刻され、前記継手体は、端部外周面に前記雄ねじと螺合する雌ねじが螺刻され、該雄ねじと雌ねじが螺合することにより定流量弁の端部に円筒状の継手体が装着される定流量継手。従って、この(a)に記載の発明によれば、雄ねじ及び雌ねじの螺刻により容易にケース体に継手体を装着させることができる。
(b)前記請求項に記載される定流量弁において、前記装着口には、各装着口に対応する蓋体がそれぞれ取り付けられ、各蓋体は連結部により連結され一体的に形成されている定流量弁。従って、この(b)に記載の発明によれば、定流量エレメントがケース体から外れてしまうおそれがない。また、各蓋体を一体的に形成したことにより、蓋体の装着口への装着作業が容易である。
(c)前記請求項に記載される定流量弁において、前記筒部装着口は、少なくとも定流量エレメントの筒部の流入側端面及び流出側端面にそれぞれ対応する切り込み面を含んでなり、前記フランジ部装着口は、少なくとも定流量エレメントのフランジ部の流入側側面及び流出側側面にそれぞれ対応する切り込み面を含んでなる定流量弁。従って、この(c)に記載の発明によれば、装着口を真上径方向から見た形状は、定流量エレメントの中心軸線に沿う平面で切った場合の断面形状と略同一であるため、定流量エレメントの装着向きを一層容易に判別することができる。
定流量継手の部分断面図。 定流量継手の部分断面斜視図。 定流量継手を導入口側から見た図。 定流量継手を吐出口側から見た図。 定流量継手の分解斜視図。 (a)は定流量エレメントの底面図、(b)は同じく平面図、(c)は(b)のC−C線における断面図。 ケース体の平面図。
符号の説明
11…定流量継手、12…定流量弁、13…継手体、14…ケース体、14e…通水路、14j…シールリング収容部、15,16…定流量エレメント、17…本体ケース、19…フランジ部、27,28…筒部装着口及びフランジ部装着口としての装着口、27a〜27f…切り込み面、28a〜28f…切り込み面、31…シールリング

Claims (3)

  1. 流水孔を有する筒状の筒部と該筒部の周面に外方へ突設されたフランジ部とから構成される定流量エレメントを、通水孔としての導入口及び吐出口を有する筒状のケース体の通水路に配置してなる定流量弁において、
    前記フランジ部は、その突設位置が前記筒部の流入側及び流出側の両端のうち、どちらか一方に偏って配され、前記ケース体は、その外周面からケース体の軸線に向けて貫設され、前記定流量エレメントの筒部が挿通される筒部装着口と、該筒部装着口の導入口側及び吐出口側の両端のうち、どちらか一方に偏って配され、前記フランジ部が挿通されるフランジ部装着口とを備えてなる定流量弁。
  2. 前記ケース体は、前記通水路を構成する内周面に前記フランジ部を収容するリング状収容溝が設けられている請求項1に記載される定流量弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載される定流量弁の端部に、筒状の継手体を装着させてなる定流量継手において、
    前記定流量弁には、外周面にシールリング収容部が設けられるとともに、該シールリング収容部にシールリングを嵌着させてなり、前記装着口を含む筒状部を継手体に嵌挿し、前記シールリングを継手体の定流量弁を挿入した側の端部内周面に密着させることにより定流量弁の端部に筒状の継手体を装着させた定流量継手。
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JPS63135069U (ja) * 1987-02-27 1988-09-05
JPH0288092U (ja) * 1988-12-26 1990-07-12
JPH0417596U (ja) * 1990-05-31 1992-02-13

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