JP4569059B2 - Rotary heat storage type heat exchanger and reformer using the rotary heat storage type heat exchanger - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転により高温流体と低温流体との間で熱交換を行う回転蓄熱体を備える回転蓄熱式熱交換器および改質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回転蓄熱体を用いた熱交換器が知られている。回転蓄熱体は、高温流体通路と低温流体通路を行き来し、高温流体の熱を低温流体に移送する。このような回転蓄熱式熱交換器では、圧力差のある流体通路間での流体漏れを防ぐために、シール部材が設けられている。
【0003】
このようなシール部材を備える回転蓄熱式熱交換器として、特開昭52−130046号公報に記載されたものがある。この熱交換器のシール部材は、円形のリング部とその中心を径方向に通るクロスアーム部からなるΘ型ソリッド構造に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなリング部、クロスアーム部といった枠状部材のみからなるシール部材では、構造上、熱応力や高温流体・低温流体の圧力差に対して強度を確保しにくいという問題がある。また、これらの枠状部材は、ソリッド構造なので重くなるという問題もある。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、回転蓄熱体を有する回転蓄熱式熱交換器において、通路間の流体漏れをシールするシール部材の形状寸法の安定性と強度を向上させ、シール性能の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、軸方向に多数の貫流孔(21a)が形成され、回転することにより低温流体が通過する低温流体通路(A)と高温流体が通過する高温流体通路(B)とを交互に移動して、高温流体の熱を低温流体に移送する回転蓄熱体(21)と、回転蓄熱体(21)における貫流孔(21a)が開口する両端面をそれぞれ覆うように配置され、多数の貫流孔(22a、23a)が形成された一対のシール部材(22、23)と、回転蓄熱体(21)を通過する低温流体の流路および高温流体の流路を区画する流路区画部(21b、22b、22c、23b、23c、24、25)とを備えることを特徴としている。
【0007】
このように、回転蓄熱体(21)の端面全体を覆う面積を有するとともに、多数の貫流孔(22a、23a)が形成されたシール部材(22、23)を用いることで、例えばΘ型ソリッド構造に比較して、熱変形強度を向上させることができ、軽量化を図ることができる。なお、シール部材(22、23)の貫流孔(22a、23a)には、流体が貫流する。
【0008】
また、請求項2に記載の発明では、シール部材(22、23)に形成された貫流孔(22a、23a)は、回転蓄熱体(21)の軸方向に対して平行に整列して形成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成のシール部材(22、23)であれば、ハニカム構造の回転蓄熱体(21)と同様の構成であり、この回転蓄熱体(21)と同様の製法で作ることができるので、製造コストを低減することができる。
【0010】
また、流路区画部は、請求項3に記載の発明のように、回転蓄熱体(21)の両端面の外周部に対応するリング部(21b、22b、23b、24a、25a)と、リング部の中心を通るクロスアーム部(22c、23c、24b、25b)とから構成できる。
【0011】
また、請求項4に記載の発明のように、流路区画部(24、25)を、一対のシール部材(22、23)の両外側に配置することができる。この場合には、流路区画部は、例えばパッキンのような独立した部材として構成される。
【0012】
また、請求項5に記載の発明のように、リング部(22b、23b)およびクロスアーム部(22c、23c)は、シール部材(22、23)の貫流孔(22a、23a)に充填材を充填して形成することができる。このような構成によれば、シール部材(22、23)の構造的な強度をより向上させることができる。
【0013】
また、請求項6に記載の発明のように、リング部(21b)は、回転蓄熱体(21)の貫流孔(21a)に充填材を充填して形成し、クロスアーム部(22c、23c)は、シール部材(22、23)の貫流孔(22a、23a)に充填材を充填して形成することができる。このような構成によれば、回転蓄熱体(21)の構造的な強度を向上させることができる。
【0014】
また、請求項7に記載の発明では、高温流体通路(B)における上流側に位置するシール部材(23)において、高温流体通路(B)に位置する部位に酸化触媒を担持することを特徴としている。
【0015】
これにより、高温流体通路(B)に例えば水素を含む混合気が流れる場合には、混合気を触媒燃焼させることができる。
【0016】
また、請求項8に記載の発明では、高温流体通路(B)における下流側に位置するシール部材(22)において、高温流体通路(B)に位置する部位に酸化触媒を担持することを特徴としている。
【0017】
これにより、低温流体通路(A)より熱交換部(20)に導入され、移送漏れにより高温流体通路(B)に移送される未反応燃料ガスを、外部に排出される前に浄化することができる。
【0018】
また、請求項9に記載の発明では、低温流体通路(A)における下流側に位置するシール部材(23)において、低温流体通路(A)に位置する部位に改質触媒を担持することを特徴としている。
【0019】
これにより、熱交換器を改質装置に用いる場合には、低温流体通路(A)を流れる改質原料を、H2およびCOを含む改質ガスに改質することができる。
【0020】
また、請求項10に記載の発明では、一対のシール部材(22、23)の間には、回転蓄熱体(21)の軸方向長さより長い隙間保持部材(26)が配置されていることを特徴としている。
【0021】
これにより、シール部材(22、23)と回転蓄熱体(21)は完全に密着せず、微少隙間が確保される。このため、回転蓄熱体(21)が回転する際の摺動による摩耗は極めて少ない。このため、シール効果を発揮させて流体漏れを所定漏れ量に抑制しつつ、回転蓄熱体(21)やシール部材(22、23)の摩耗を防止ないし極力少なくして装置の長寿命化を図ることができる。
【0022】
また、回転蓄熱体(21)は、請求項11に記載の発明のように、外周部に駆動手段(27)からの駆動力が伝達されるように構成でき、請求項12に記載の発明のように、回転軸(30)に駆動手段(27)からの駆動力が伝達されるように構成することができる。
【0023】
また、請求項13に記載の発明では、請求項1ないし12のいずれか1つに記載の回転蓄熱式熱交換器を用い、改質反応により改質原料から水素を生成する改質装置であって、低温流体は改質原料であり、高温流体は燃焼ガスであることを特徴としている。
【0024】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。本第1実施形態では、回転蓄熱式熱交換器を燃料電池システムの燃料改質装置(水素供給装置)に用いている。図1は改質装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は改質装置の各構成要素の配置関係を示す概念図である。本第1実施形態の改質装置は、水素消費装置としての燃料電池50に水素を供給するように構成されている。
【0026】
図1、図2に示すように、本第1実施形態の改質装置は、改質原料供給部10、熱交換部(蒸発部)20、改質部40、CO除去部43、燃焼ガス供給部(オフガス供給部)60等を備えている。また、改質装置には、ハウジング1によって、改質原料が通過する低温流体通路(改質原料通路)Aと、燃焼ガスが通過する高温流体通路(燃焼ガス通路)Bとが並行して形成されている。低温流体通路Aと高温流体通路Bはそれぞれ独立しており、熱交換部20を介して熱の授受が行われる
低温流体通路Aでは、改質原料供給部10で供給された改質原料(水と空気と改質燃料の混合気)が熱交換部20で加熱・気化(蒸発)される。気化された改質原料は、改質部40にてH2およびCOを含む改質ガスに改質され、CO除去部43にてCOが除去された後、燃料電池50に供給される。
【0027】
燃料電池50には、水素とともに空気(酸素)が図示しない空気供給用ポンプにより供給されるように構成されており、水素と酸素との電気化学反応により発電する。燃料電池50では、発電に用いられなかった未反応水素を含んだオフガスが排出される。
【0028】
高温流体通路Bでは、オフガスがオフガス供給路51を介して燃焼ガス供給部60に供給され、燃焼して燃焼ガスとなる。この燃焼ガスの燃焼熱は、熱交換部20を介して高温流体通路Bから低温流体通路Aを流れる改質原料に伝えられる。なお、本実施形態では、改質燃料としてガソリンや灯油といった液体石油系燃料を用いている。
【0029】
図2に示すように低温流体通路Aの最上流部には、改質原料(水、空気、改質燃料)を供給する改質原料供給部10が配置されている。改質原料供給部10には、水流量制御弁11、空気流量制御弁12、燃料流量制御弁13、噴霧ノズル14、混合室15が設けられている。
【0030】
水流量制御弁11および燃料流量制御弁13にて流量制御された改質燃料および水は、噴霧ノズル14から混合室15に噴霧され、図示ない空気供給用送風機より供給された空気と混合されて、改質燃料と水と空気の混合気が生成する。
【0031】
低温流体通路Aにおける改質原料供給部10の下流側には、熱交換部(蒸発部)20が配置されている。本第1実施形態の熱交換部20は回転蓄熱式熱交換器である。
【0032】
次に、熱交換部20の構成について図3〜図5に基づいて説明する。図3は熱交換部20の拡大断面図であり、図4は図3のX−X断面図であり、図5は熱交換部20の分解斜視図である。
【0033】
熱交換部20には、熱エネルギを蓄える回転蓄熱体(マトリクス)21と、回転蓄熱体21と微少隙間を介して密接してガス漏れを防止する一対の静止シール部材22、23と、回転蓄熱体21を回転駆動する駆動用モータ27等が設けられている。
【0034】
熱交換部20では、低温流体通路Aを流れる高圧の改質原料が高温流体通路Bに漏れないように、回転蓄熱体21とハウジング1との間にシール部材22、23を介在させることでシールしている。一対のシール部材22、23は、回転蓄熱体21を軸方向の両側から挟んだ状態で、パッキン24、25を介してハウジング1に固定されている。
【0035】
回転蓄熱体21は、コージェライト等の耐熱性セラミックからなり、円柱形状に形成されている。回転蓄熱体21は、軸方向に多数の貫流孔(セル)21aが形成されたハニカム構造となっている。貫流孔21aの表面には酸化触媒(白金、パラジウム等の単体あるいは混合物)が添着(坦持)されている。これにより、高温流体通路Bに供給される燃料電池50のオフガスを触媒燃焼させることができる。
【0036】
シール部材22、23は、回転蓄熱体21と同様のコージェライト等の耐熱性の低熱膨張セラミック材料から構成されている。図5に示すように、シール部材22、23は、回転蓄熱体21と同様に円柱状であり、軸方向に多数の貫流孔22a、23aが形成されたハニカム構造となっている。このような円柱形状に貫流孔22a、23aが形成されたシール部材22、23は、例えばΘ型の枠状部材からなるシール部材に比較して、全面に材料が存在することにより強度を向上させることができ、貫流孔の存在により軽量化を図ることができる。
【0037】
シール部材22、23の貫流孔22a、23aが開口する端面は、少なくとも回転蓄熱体21の貫流孔21aが開口する端面全体を覆うことができる大きさが必要であり、シール部材22、23の円柱の径方向長さは、回転蓄熱体21の径方向長さより長くなっている。
【0038】
シール部材22、23とハウジング1との間には、パッキン24、25が介在している。パッキン24、25としては、軟性金属(例えば銅)あるいはカーボン系材料のような弾性材を用いる。図5に示すように、パッキン24、25は、シール部材22、23の端面外周部に対応した円形のリング部24a、25aとその中心を通過するクロスアーム部24b、25bとから構成されるΘ形状となっている。
【0039】
これらのパッキン24、25によって、シール部材22、23の貫流孔22a、23aが塞がれ、流体が貫流しない非貫流帯がΘ形状に形成される。この非貫流帯は、回転蓄熱体21を通過する低温流体の流路および高温流体の流路とを区画する流路区画部を構成する。リング部24a、25aによって流体通路の外周が形成され、クロスアーム部24b、25bによって2つの通路が分離される。
【0040】
図3に示すように回転蓄熱体21は、並行する低温流体通路Aと高温流体通路Bの双方を横断するように配置される。このとき、パッキン24、25のクロスアーム部24b、25bで区画された一方の領域は低温流体通路Aに位置し、他方の領域は高温流体通路Bに位置する。
【0041】
回転蓄熱体21はシール部材22、23の間を摺動回転し、改質原料が通過する低温流体通路Aとオフガス(燃焼ガス)が通過する高温流体通路Bとを交互に移動する。回転蓄熱体21は、高温流体通路Bにおいて貫流孔21aを通過する燃焼ガスから熱を受け取った後、低温流体通路Aに移動して貫流孔21aを通過する改質原料に熱を伝えて加熱・気化させる。
【0042】
一対のシール部材22、23の間には、スペーサ(隙間保持部材)26が介在している。スペーサ26は、低熱膨張の金属材料やセラミック材等の低熱膨張材料からなる。スペーサ26は、回転蓄熱体21より大径かつ回転蓄熱体21の軸方向長さより若干長い円筒形状に形成されている。
【0043】
一対のシール部材22、23は、スペーサ26を両側から挟んだ状態で、外側を一対のパッキン24、25に挟まれ、ハウジング1に形成されたフランジ部1aの締結力により押圧され、ハウジング1に固定されている。
【0044】
これにより、回転蓄熱体21とシール部材22、23との間には、微少隙間を保持することができ、シール部材22、23が回転蓄熱体21を押しつけることがない。従って、回転蓄熱体21が回転する際の摩擦抵抗が極めて小さくなる。
ここでいう微少隙間とは、設計上で微少隙間が存在することを意味し、回転蓄熱体21が熱変形により、シール部材22、23に若干接触する場合は含まれる。
【0045】
なお、スペーサ26には、後述ようにモータ27のピニオン27bと回転蓄熱体外周部のリングギア28との接続を可能とするために、スリットが形成されている。
【0046】
回転蓄熱体21の回転軸30は、両端をハウジング1で支持されている。回転軸30は、回転蓄熱体21の中心部に設けられたソリッド状カーボンからなるハブ31に挿入されている。回転軸30は回転蓄熱体21に固定され、ハウジング1に回転可能に支持されていてもよく、あるいは回転軸30はハウジング1に固定され、回転蓄熱体21のみが回転可能となっていてもよい。本第1実施形態では、回転蓄熱体21の回転軸30は、円柱形状のシール部材22、23の中心軸と共通となっている。
【0047】
回転蓄熱体21は電動モータ27により、回転駆動される。回転蓄熱体21の外周面にはリングギア28が設けられている。図3に示すように回転蓄熱体21とリングギア28との間にはエラストマのような弾性部材29を介在させている。電動モータ27からの回転力は、電動モータ27の回転軸27aに固定されたピニオン27bを介して、リングギア28に伝えられる。回転蓄熱体21とリングギア28との間に弾性部材29を介在させることで、回転蓄熱体21の熱変形よる応力を吸収してモータ27の駆動力を回転蓄熱体21に伝えることができる。
【0048】
熱交換部20の下流側には改質部40が設けられている。本第1実施形態の改質部40では、部分酸化改質(発熱反応)と水蒸気改質(吸熱反応)とが併用される。改質部40には、改質触媒(酸化ニッケル、酸化銅、白金、パラジウム等の単体あるいは混合物)が添着されている。改質部40では、熱交換部20による加熱で気化した改質原料を改質し、H2とCOを含んだ改質ガスを生成する。また、改質部40には、改質触媒の温度を検出する温度センサ(温度検出手段)41が設けられている。
【0049】
改質部40の下流側には、改質ガスをCO除去に必要な温度まで冷却するための冷却部42が設けられ、冷却部42の下流側には改質ガスからCOを除去するCO除去部43が設けられている。CO除去部43にてCOを除去された改質ガス(水素リッチガス)は、水素消費装置としての燃料電池50に供給される。燃料電池50には、水素とともに空気(酸素)が供給され、水素と酸素との電気化学反応により発電する。燃料電池50では、発電に用いられなかった未反応水素を含んだオフガスが排出される。
【0050】
高温流体通路Bにおける熱交換部20の上流側には、熱交換部20を加熱するための燃焼ガス供給部(オフガス供給部)60が設けられている。燃焼ガス供給部60には、オフガス流量制御弁61、燃料流量制御弁(燃焼用燃料供給部)62、オフエア流量制御弁63、噴霧ノズル64、点火プラグ(着火手段)65、混合・燃焼室66が設けられている。
【0051】
燃焼ガス供給部60には、燃料電池50から排出される未反応の水素を含むオフガスがオフガス供給路51を介して供給される。これにより低温流体通路Aと高温流体通路Bは改質ガス供給路50およびオフガス供給路51を介して連通している。さらに燃焼ガス供給部60には、燃料電池50から排出される未反応の酸素を含むオフエアが、オフエア供給路52を介して供給される。
【0052】
オフガスおよびオフエアは噴霧ノズル64から混合・燃焼室66に噴霧され、オフガス混合気となる。オフガス混合気は、熱交換部20に供給され、熱交換部20に設けられた酸化触媒にて触媒燃焼して燃焼ガスを生ずる。この燃焼ガスの燃焼熱で回転蓄熱体21が加熱される。回転蓄熱体21は高温流体通路Bで熱を受け取り、回転して低温流体通路Aにて改質原料を加熱する。
【0053】
改質装置の始動時には、オフガスに代えて、燃料流量制御弁にて流量制御された始動用燃料(燃焼用燃料)を燃焼室66に噴霧し、点火プラグ65にて着火して、火炎燃焼により燃焼ガスを生じさせるように構成されている。なお、本第1実施形態では、始動用燃料として改質燃料と同様の液体石油系燃料を用いている。
【0054】
以下、上記構成の改質装置の作動について説明する。まず、改質装置の始動時について説明する。改質部40において改質反応が開始するためには、改質部40に供給される改質原料が蒸発・気化しており、かつ改質部40の改質触媒が改質反応を開始可能な所定温度まで昇温している必要がある。
【0055】
そこで、まず燃焼ガス供給部60の燃焼室66にて始動用燃料と空気との混合気を生成し、点火プラグ65にて着火して火炎燃焼させる。この火炎燃焼により生成した燃焼ガスは、高温流体通路Bを流れて熱交換部20を貫流する。これにより、回転蓄熱体21のうち高温流体通路Bに位置する部位は燃焼ガスにより加熱される。回転蓄熱体21が回転することで、燃焼ガスにて加熱された部位が低温流体通路Aに移動し、低温流体通路Aを流れる空気が加熱される。この加熱空気が低温流体通路Aを流れることにより、熱交換部20の下流側の各構成要素が急速に暖気される。
【0056】
燃焼ガスの燃焼熱により、熱交換部20、改質部40、CO除去部(シフト部、浄化部)43といった改質システムの各構成要素が急速に暖気(予熱)される。そして、温度センサ41にて検出した改質部40の温度が所定改質反応開始温度に到達した場合に、改質触媒を含めた改質システムの構成要素が改質反応を開始することができる温度に到達したと判断して、燃焼ガス供給部60での始動用燃料の供給を中断して火炎燃焼を停止する。
【0057】
各構成要素の暖気が完了すると、改質原料供給部10にて改質原料(水、空気、改質燃料の混合気)の供給が開始される。改質原料は熱交換部20にて加熱・気化される。気化された改質原料は、改質部40にてH2とCOを含む改質ガスに改質される。改質ガスは、CO除去部43にてCOが除去され、燃料電池50に供給される。
【0058】
燃料電池50では、水素と酸素との化学反応により発電するとともに、未反応水素を含むオフガスと未反応の酸素を含むオフエアが排出される。オフガスはオフガス導入経路51を介して、オフエアはオフエア供給路52を介して高温流体通路Bの燃焼ガス供給部60に導入され、オフガス混合気となる。オフガス混合気は、熱交換部20に供給され、回転蓄熱体21を通過する際に触媒燃焼を開始する。このオフガスの触媒燃焼によって発生した熱は回転蓄熱体21に蓄えられ、回転蓄熱体21が回転移動することにより、低温流体通路Aを通過する改質原料を加熱・気化する。
【0059】
このように、オフガスの触媒燃焼による熱により、改質原料を加熱して気化するとともに、加熱された改質原料を介して下流側の改質部40をも加熱することができる。これにより、熱交換部20、改質部40の加熱は、始動用燃料の火炎燃焼による加熱からオフガス燃焼による加熱に切り替わり、改質装置は自立運転を開始することができる
以上のように、圧力差のある流体通路A、B間での流体漏れを防ぐシール部材として、回転蓄熱体21の端面全体を覆う面積を有するとともに、多数の貫流孔22a、23aが形成されたシール部材22、23を用いることで、例えばΘ型ソリッド構造に比較して、強度を向上させることができ、軽量化を図ることができる。また、Θ型シール部材のクロスアーム部で従来見られる微少間隔のスリットを設けなくとも、熱膨張による応力で生じる熱変形を防ぐことができる。さらに、シール部材22、23は、回転蓄熱体21と同様の構成であり同様の工程で製造することができるので、製造コストを低減することができる。
【0060】
また、一対のシール部材22、23の間には、回転蓄熱体21の軸方向長さより若干長いスペーサ26を配置しているので、シール部材22、23と回転蓄熱体21は完全に密着せず、微少隙間が確保される。このため、回転蓄熱体21が回転する際の摺動による摩耗は極めて少ない。このため、シール効果を発揮させて流体漏れを所定漏れ量に抑制しつつ、回転蓄熱体21やシール部材22、23の摩耗を防止ないし極力少なくして装置の長寿命化を図ることができる。
【0061】
さらに、シール部材22、23が回転蓄熱体21を押圧しないので、摩擦抵抗を極めて小さくすることができる。この結果、回転蓄熱体21の駆動動力を大幅に低減させることができ、駆動機構を簡便化することができる。
【0062】
また、スペーサ26によって形成される回転蓄熱体21とシール部材22、23との隙間を、中心部に比較して外周部の方を大きくすることで、中心部側では流体漏れを最小限に抑えつつ、外周部では回転蓄熱体21の熱変形を考慮した最適設計を行うことができる。
【0063】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6、図7に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態に比較して、シール部材22、23とケーシング1との間にパッキンを設けず、シール部材22、23に非貫流帯が形成されている点が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】
図6は本第2実施形態の熱交換部20の拡大断面図であり、図7は熱交換部20の分解斜視図である。図6、図7に示すように、シール部材22、23には、回転蓄熱体21の両端面における外周部に対応するリング部22b、23bとその中心を通過するクロスアーム部22c、23cからなるΘ型の非貫流帯が形成されている。これらの非貫流帯22b、22c、23b、23cが、流路区画部を構成する。
【0065】
非貫流帯22b、22c、23b、23cは、シール部材22、23の貫流孔22a、23aにシール部材22、23と同材料、あるいは同程度の熱膨張率を有する充填材を充填することにより形成される。このとき、充填材は、必ずしも貫流孔22a、23aの軸方向長さのすべてに充填されている必要はなく、少なくとも非貫流帯の面が形成されていればよい。
【0066】
このようなシール部材22、23の構成によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本第2実施形態のように、貫流孔22a、23aに充填材を充填することにより、シール部材22、23の構造的な強度が向上する。特に、シール部材22、23のうち、スペーサ26を挟んで両外側からハウジング1で押圧される場合の強度を向上させることができる。
【0067】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図8、図9に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態に比較して、リング部とクロスアーム部からなる非貫流帯が回転蓄熱体21およびシール部材22、23に分離して形成されている点が異なるものである。上記第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】
図8は本第3実施形態の熱交換部20の拡大断面図であり、図9は熱交換部20の分解斜視図である。図8、図9に示すように、回転蓄熱体21には、円柱形状の外周部に非貫流帯リング部21bが形成されている。シール部材22、23には、回転蓄熱体21のリング部21bの中心を通過するように非貫流帯クロスアーム部22c、23cが形成されている。このような回転蓄熱体21とシール部材22、23を重ね合わせることで、連続的なΘ型の非貫流帯が形成される。これらの非貫流帯21b、22c、23cが、流路区画部を構成する。
【0069】
非貫流帯21b、22c、23cは、回転蓄熱体21およびシール部材22、23の貫流孔21a、22a、23aに、回転蓄熱体21およびシール部材22、23と同材料、あるいは同程度の熱膨張率を有する充填材を充填することにより形成される。このとき、充填材は、必ずしも貫流孔21a、22a、23aの軸方向長さのすべてに充填されている必要はなく、少なくとも非貫流帯の面が形成されていればよい。
【0070】
このような回転蓄熱体21、シール部材22、23の構成によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本第3実施形態のように、回転蓄熱体21の外周部に充填材を充填した非貫流帯21bを形成することで、回転蓄熱体21の構造的な強度を向上させることができ、熱変形による破損、亀裂等を防止できる。
【0071】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図10に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第1実施形態に比較して、回転蓄熱体21の駆動方式が異なるものである。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0072】
図10は、本第4実施形態の熱交換部20の拡大断面図である。図10に示すように、本第4実施形態では、駆動モータ27が回転蓄熱体21の回転軸30を駆動するように構成されている。回転軸30は、継ぎ手32を介してモータ27に接続されている。本第4実施形態では、回転蓄熱体21は回転軸30に固定され、回転軸30と一体に回転する。
【0073】
このような構成によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0074】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、回転蓄熱体21の回転軸30をハウジング1で支持するように構成したが、これに限らず、シール部材22、23で支持するように構成してもよい。このように回転軸30をシール部材22、23で支持する場合には、回転軸30の長さを、一対のシール部材22、23の外側の面に合わせることができ、寸法精度の面で有利となる。
【0075】
また、上記各実施形態では、シール部材22、23を貫流孔22a、23aが整列したハニカム構造としたが、これに限らず、貫流孔22a、23aがランダムに形成された多孔質構造としてもよい。この場合には、流体がシール部材22、23中を径方向に通過できる。このため、図7に基づいて上記第2実施形態で示した非貫流帯22b、22c、23b、23cの構成で、シール部材22、23の軸方向全体に充填材を充填して流体の径方向の通過を制限する必要がある。
【0076】
また、シール部材22、23に触媒を担持してもよい。例えば高温流体通路Bにおける上流側に位置するシール部材23において、高温流体通路Bに位置する部位(図3、6、8、10中下側)に酸化触媒を担持することで、高温流体通路Bを流れるオフガス混合気を触媒燃焼させることができる。この場合には、回転蓄熱体21への触媒の担持を省略することができる。
【0077】
さらに、高温流体通路Bにおける下流側に位置するシール部材22において、高温流体通路Bに位置する部位に浄化触媒(酸化触媒)を担持することで、低温流体通路Aより熱交換部20に導入され、移送漏れにより高温流体通路Bに移送される未反応の改質原料ガスを、外部に排出される前に浄化することができる。
【0078】
さらに、低温流体通路Aにおける下流側に位置するシール部材23において、低温流体通路Aに位置する部位(図3、6、8、10中上側)に改質触媒を担持することで、低温流体通路Aを流れる改質原料をH2およびCOを含む改質ガスに改質することができる。これにより、図1、2の改質部40を省略することができる。
【0079】
また、上記各実施形態では、シール部材22、23を円柱形状に構成したが、これに限らず、回転蓄熱体21の端面を少なくとも覆うことができればよく、例えば四角形等の他の形状でもよい。さらに、シール部材22、23の軸方向の幅は任意に設定できる。例えばシール部材22、23に触媒を担持する場合には、幅を広くすることができる。
【0080】
また、上記第1〜第3実施形態において、低温流体通路Aから導入される低温流体が、回転蓄熱体21の外周部に流入可能に構成してもよい。例えば図3の構成において、低温流体通路Aの上流側に位置するパッキン24のうち低温流体通路A側に位置する外周部位に何カ所か溝あるいは隙間を設けることで、回転蓄熱体21の外周部に流入する。これにより、低温流体で回転蓄熱体21の駆動部27a、27b、28、及び弾性部材29を冷却することができる。さらに、パッキン22のうち、低温流体通路A側の部分を除去してD型に形成してもよい。
【0081】
また、上記各実施形態では、本発明の回転蓄熱式熱交換器を燃料電池システムの改質装置に適用したが、これに限らず、例えばガスタービン等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の改質装置のブロック図である。
【図2】図1の改質装置の概念図である。
【図3】図1の改質装置における熱交換部の断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】図1の熱交換部の分解斜視図である。
【図6】第2実施形態の熱交換部の断面図である。
【図7】図6の熱交換部の分解斜視図である。
【図8】第3実施形態の熱交換部の断面図である。
【図9】図8の熱交換部の分解斜視図である。
【図10】第4実施形態の熱交換部の断面図である。
【符号の説明】
10…改質原料供給部、20…熱交換器、21…回転蓄熱体、22、23…シール部材、24、25…パッキン(流路区画部)、26…スペーサ(隙間保持部材)、40…改質部、50…燃料電池。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary heat storage type heat exchanger and a reformer including a rotary heat storage body that exchanges heat between a high temperature fluid and a low temperature fluid by rotation.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a heat exchanger using a rotating heat storage body is known. The rotary heat storage body moves back and forth between the high temperature fluid passage and the low temperature fluid passage, and transfers the heat of the high temperature fluid to the low temperature fluid. In such a rotary heat storage type heat exchanger, a seal member is provided to prevent fluid leakage between fluid passages having a pressure difference.
[0003]
As a rotary heat storage type heat exchanger provided with such a sealing member, there is one described in JP-A-52-130046. The seal member of this heat exchanger is configured in a Θ-type solid structure including a circular ring portion and a cross arm portion that passes through the center in the radial direction.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a seal member consisting only of a frame-shaped member such as a ring portion and a cross arm portion has a problem that it is difficult to ensure strength against thermal stress and a pressure difference between a high temperature fluid and a low temperature fluid due to the structure. Moreover, since these frame-shaped members are solid structures, there is also a problem that they become heavy.
[0005]
In view of the above, the present invention improves the stability and strength of the shape and size of a seal member that seals fluid leakage between passages in a rotary heat storage heat exchanger having a rotary heat storage body, thereby improving the sealing performance. For the purpose.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a plurality of through holes (21a) are formed in the axial direction, and the cryogenic fluid passage (A) through which the cryogenic fluid passes and the hot fluid pass by rotating. The rotating heat accumulator (21) that alternately moves the high-temperature fluid passage (B) to transfer the heat of the high-temperature fluid to the low-temperature fluid, and both end faces where the through-hole (21a) in the rotating heat accumulator (21) is opened And a pair of seal members (22, 23) in which a large number of through-holes (22a, 23a) are formed, a flow path of the low-temperature fluid passing through the rotary heat storage body (21), and the high-temperature fluid And a flow path partitioning section (21b, 22b, 22c, 23b, 23c, 24, 25) for partitioning the flow path.
[0007]
Thus, by using the seal member (22, 23) having an area covering the entire end face of the rotary heat storage body (21) and having a large number of through holes (22a, 23a), for example, a Θ-type solid structure Compared to the above, the heat deformation strength can be improved and the weight can be reduced. In addition, the fluid flows through the through holes (22a, 23a) of the seal members (22, 23).
[0008]
In the invention according to claim 2, the through holes (22a, 23a) formed in the seal members (22, 23) are formed in parallel with the axial direction of the rotary heat storage body (21). It is characterized by having.
[0009]
If it is a sealing member (22, 23) of such composition, it is the same composition as a rotary heat storage body (21) of honeycomb structure, and can be made by the same manufacturing method as this rotary heat storage body (21), Manufacturing cost can be reduced.
[0010]
Further, as in the invention described in claim 3, the flow path partitioning portion includes ring portions (21b, 22b, 23b, 24a, 25a) corresponding to outer peripheral portions of both end faces of the rotary heat storage body (21), and a ring. The cross arm portion (22c, 23c, 24b, 25b) passing through the center of the portion can be configured.
[0011]
Moreover, like the invention of Claim 4, a flow-path division part (24, 25) can be arrange | positioned on both outer sides of a pair of sealing member (22, 23). In this case, the flow path partition is configured as an independent member such as packing.
[0012]
Further, as in the invention described in claim 5, the ring portions (22b, 23b) and the cross arm portions (22c, 23c) are filled with the filler in the through holes (22a, 23a) of the seal member (22, 23). It can be formed by filling. According to such a configuration, the structural strength of the seal members (22, 23) can be further improved.
[0013]
Further, as in the invention described in claim 6, the ring portion (21b) is formed by filling the through-hole (21a) of the rotary heat storage body (21) with a filler, and the cross arm portions (22c, 23c). Can be formed by filling the through holes (22a, 23a) of the seal members (22, 23) with a filler. According to such a structure, the structural intensity | strength of a rotation heat storage body (21) can be improved.
[0014]
The invention according to claim 7 is characterized in that, in the seal member (23) located on the upstream side in the high-temperature fluid passage (B), the oxidation catalyst is supported at a site located in the high-temperature fluid passage (B). Yes.
[0015]
Thereby, when an air-fuel mixture containing, for example, hydrogen flows in the high-temperature fluid passage (B), the air-fuel mixture can be catalytically combusted.
[0016]
The invention according to claim 8 is characterized in that, in the seal member (22) located on the downstream side in the high-temperature fluid passage (B), the oxidation catalyst is supported at a site located in the high-temperature fluid passage (B). Yes.
[0017]
Thereby, the unreacted fuel gas introduced into the heat exchange section (20) from the low temperature fluid passage (A) and transferred to the high temperature fluid passage (B) due to transfer leakage can be purified before being discharged to the outside. it can.
[0018]
The invention according to claim 9 is characterized in that, in the seal member (23) located on the downstream side in the low-temperature fluid passage (A), the reforming catalyst is supported at a portion located in the low-temperature fluid passage (A). It is said.
[0019]
Thereby, when using a heat exchanger for a reformer, the reforming raw material which flows through a low-temperature fluid passage (A) is changed to H. 2 And a reformed gas containing CO.
[0020]
In the invention according to
[0021]
Thereby, a sealing member (22,23) and a rotation heat storage body (21) do not adhere | attach completely, but a micro clearance gap is ensured. For this reason, wear due to sliding when the rotary heat storage body (21) rotates is extremely small. For this reason, while preventing the fluid leakage to a predetermined leakage amount by exerting a sealing effect, the wear of the rotary heat accumulator (21) and the seal members (22, 23) is prevented or reduced as much as possible to extend the life of the apparatus. be able to.
[0022]
Further, the rotary heat storage body (21) can be configured such that the driving force from the driving means (27) is transmitted to the outer peripheral portion, as in the invention described in
[0023]
The invention according to
[0024]
In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment to which the present invention is applied will be described below with reference to FIGS. In the first embodiment, a rotary heat storage type heat exchanger is used for a fuel reformer (hydrogen supply device) of a fuel cell system. FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of the reformer, and FIG. 2 is a conceptual diagram showing an arrangement relationship of each component of the reformer. The reformer of the first embodiment is configured to supply hydrogen to a
[0026]
As shown in FIGS. 1 and 2, the reforming apparatus of the first embodiment includes a reforming raw
In the low temperature fluid passage A, the reforming material (mixture of water, air, and reformed fuel) supplied by the reforming
[0027]
The
[0028]
In the high-temperature fluid passage B, off-gas is supplied to the combustion
[0029]
As shown in FIG. 2, a reforming
[0030]
The reformed fuel and water whose flow rate is controlled by the water flow
[0031]
On the downstream side of the reforming raw
[0032]
Next, the structure of the
[0033]
The
[0034]
In the
[0035]
The rotary
[0036]
The
[0037]
The end face where the through
[0038]
Packings 24 and 25 are interposed between the
[0039]
By these
[0040]
As shown in FIG. 3, the rotary
[0041]
The
[0042]
A spacer (gap retaining member) 26 is interposed between the pair of
[0043]
The pair of
[0044]
Thereby, a very small gap can be maintained between the rotary
The minute gap here means that a minute gap exists in the design, and includes the case where the rotary
[0045]
As will be described later, the
[0046]
Both ends of the
[0047]
The rotary
[0048]
A reforming
[0049]
A cooling
[0050]
A combustion gas supply unit (off-gas supply unit) 60 for heating the
[0051]
Off-gas containing unreacted hydrogen discharged from the
[0052]
Off-gas and off-air are sprayed from the
[0053]
At the start of the reformer, instead of off-gas, the starting fuel (combustion fuel) whose flow rate is controlled by the fuel flow control valve is sprayed on the
[0054]
Hereinafter, the operation of the reforming apparatus having the above configuration will be described. First, the start-up of the reformer will be described. In order to start the reforming reaction in the reforming
[0055]
Therefore, first, an air-fuel mixture of the starting fuel and air is generated in the
[0056]
Due to the combustion heat of the combustion gas, each component of the reforming system such as the
[0057]
When the warm air of each component is completed, the reforming
[0058]
In the
[0059]
In this way, the reforming material can be heated and vaporized by the heat generated by the off-gas catalytic combustion, and the downstream reforming
As described above, as a seal member for preventing fluid leakage between the fluid passages A and B having a pressure difference, the seal member has an area covering the entire end face of the rotary
[0060]
Further, since the
[0061]
Furthermore, since the sealing
[0062]
In addition, the gap between the
[0063]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Compared to the first embodiment, the second embodiment has no packing between the
[0064]
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of the
[0065]
The non-flow-through
[0066]
The same effects as those of the first embodiment can also be obtained by such a configuration of the
[0067]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The third embodiment is different from the second embodiment in that a non-flow-through zone composed of a ring portion and a cross arm portion is formed separately in the rotary
[0068]
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view of the
[0069]
The
[0070]
The same effects as those of the first embodiment can be obtained by the configurations of the rotary
[0071]
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fourth embodiment is different from the first embodiment in the driving method of the rotary
[0072]
FIG. 10 is an enlarged cross-sectional view of the
[0073]
Even with such a configuration, the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0074]
(Other embodiments)
In each of the above embodiments, the
[0075]
In each of the above embodiments, the sealing
[0076]
Further, a catalyst may be supported on the
[0077]
Further, in the
[0078]
Further, in the
[0079]
Moreover, in each said embodiment, although the sealing
[0080]
In the first to third embodiments, the low-temperature fluid introduced from the low-temperature fluid passage A may be configured to be able to flow into the outer peripheral portion of the rotary
[0081]
Moreover, in each said embodiment, although the rotary heat storage type heat exchanger of this invention was applied to the reformer of a fuel cell system, it is applicable not only to this but a gas turbine etc., for example.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a reforming apparatus according to a first embodiment.
FIG. 2 is a conceptual diagram of the reformer of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a heat exchange unit in the reformer of FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the heat exchange unit of FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a heat exchange unit according to a second embodiment.
7 is an exploded perspective view of the heat exchange unit of FIG. 6;
FIG. 8 is a cross-sectional view of a heat exchange unit according to a third embodiment.
9 is an exploded perspective view of the heat exchange unit of FIG.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a heat exchange unit according to a fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (13)
前記回転蓄熱体(21)における前記貫流孔(21a)が開口する両端面をそれぞれ覆うように配置され、多数の貫流孔(22a、23a)が形成された一対のシール部材(22、23)と、
前記回転蓄熱体(21)を通過する前記低温流体の流路および前記高温流体の流路を区画する流路区画部(21b、22b、22c、23b、23c、24、25)とを備えることを特徴とする回転蓄熱式熱交換器。A number of through-holes (21a) are formed in the axial direction, and rotate to alternately move the low-temperature fluid passage (A) through which the low-temperature fluid passes and the high-temperature fluid passage (B) through which the high-temperature fluid passes by rotating, A rotating heat storage body (21) for transferring heat of the hot fluid to the cold fluid;
A pair of seal members (22, 23) each having a plurality of through-holes (22a, 23a) disposed so as to cover both end faces of the rotary heat storage body (21) where the through-holes (21a) are opened; ,
A flow path section (21b, 22b, 22c, 23b, 23c, 24, 25) that partitions the flow path of the low-temperature fluid passing through the rotary heat storage body (21) and the flow path of the high-temperature fluid. A rotating heat storage heat exchanger.
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