JP4568997B2 - Jerk sensor - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、加加速度センサ、特に印加された加加速度を速度信号の微分の演算を実行することなく測定するセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の加速度センサ600及びこれを用いた加加速度検出方法を概念的に示している。加速度センサ600は、慣性質量mを有する平板構造のマス部60を有し、一端でアンカー66によって基板61に固定されたビーム62により、このマス部60が基板61の上方に浮いた状態で支持されている。
【0003】
このような構造において、図の矢印で示す方向に外力が印加されると、マス部60は基板61上で、外力方向(矢印方向)に変位する。このときマス部60に生ずる加速度をアンカー66に固定されたビーム62の基部における歪みとして、この基部付近に取り付けられている歪ゲージ64を用いて検出する。信号処理回路70は、歪みゲージ64からの信号を処理して加速度信号を算出し、微分回路72はこの加速度信号を時間微分する事で加加速度を求め、得られた加加速度が表示部74に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような構成では、まず、加速度センサ600で検出された加速度信号から加加速度信号を得るために微分回路72を設ける必要がある。また、加加速度を加速度から間接的に得るため、各部の高い応答性が必要とされ、回路構成が複雑になりやすい。
【0005】
さらに、加加速度は、加速度信号の傾きから求めることになるので、図14(a)に示すように、時間に比例して大きくなる加速度信号に電気ノイズが重畳した場合、このノイズの載った信号を微分すると大きな誤差信号となってしまうという問題がある。即ち、重畳した電気的ノイズのうち特に高い周波数性分のノイズが微分回路での微分処理によって非常に強くなり、大きなノイズとして現れる。その結果、マス部60には、実際には、一定の加加速度が印加されているはずなのに図14(b)に示すように加加速度が変化したと誤認してしまう可能性がある。
【0006】
例えば、従来のような加速度センサを用いた加加速度検出方法では、加速度センサからの出力をVg(t)で表すと、下記式(1)に示されるように、この加速度センサ出力(加速度成分)には、印加加速度A(t)の他、c(t)という時間依存の変数(ノイズ成分)が存在することとなる。
【0007】
【数1】
このため上式(1)を微分して得た加加速度出力(加速度センサ出力の微分出力):Va(t)は、上式(2)に示されるように、c(t)を微分した項を含むこととなる。従って、このc(t)の周波数が高い場合には微分値は特に大きくなり、誤差要因となってしまうのである。
【0008】
以上のような理由により、図13に示すような従来の加加速度検出システムでは、例えば、車両等に搭載されるエアバック用など、高い信頼性を必要とするシステムには利用することができない。
【0009】
このようなノイズによる誤認識を低減するための手法として、不要な高周波成分を除去するフィルタ回路を設けることが考えられる。しかし、今度は、フィルタ回路での位相遅れが発生し、迅速な検出に支障を来す。また、フィルタ回路によって現実に生じた加加速度成分を除去してしまう可能性もある。
【0010】
本発明は、エアバック用などの高い信頼性が要求される用途にも利用可能な電気ノイズの影響を受けない加加速度検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るセンサは、外力によって変位する第1振動体と、マス部を介して前記第1振動体の動きを前記マス部の変位速度に応じて伝達する運動伝達部と、前記運動伝達部により変位可能であり、その質量が無視できるほど小さいか、質量が無視できず慣性力の影響を受ける場合においてはその共振周波数が前記運動伝達部によって与えられる前記外力の変化の周波数より高くなるように設定された第2振動体と、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、上記センサにおいて、前記運動伝達部は、前記マス部の変位速度に応じた粘性力を生じ、前記第1振動体の動きを粘性効果に前記第2振動体へ伝達することが好適である。
【0013】
さらに、前記第2振動体の変位量を前記第1振動体の変位速度に応じた変位として検出することが好適である。
【0014】
また、本発明の他の特徴は、マス部に印加された加速度に比例して変位する第1振動体と、印加された力に応じて変位する第2振動体と、前記第1振動体の変位端と、前記第2振動体の変位端との間に設けられ、前記第1振動体の変位速度に応じた粘性力を発生し、前記第2振動体に伝達する運動伝達部と、を備え、
前記運動伝達部からの粘性力が印加されて変位する第2振動体の変位量を検出し、該変位量に比例した加加速度を求めることを特徴とする。
【0015】
第1振動体は、印加された加加速度に応じて変位し、この第1振動体の変位速度に応じた粘性効果が運動伝達部で発生する。これにより粘性効果に比例して第2振動体が変位する。従って、本発明において、センサ出力Vo(t)は、次式(3)
【数2】
Vo(t)=a’A(t)+c’ ・・・(3)
但し、式中、A(t):加速度、a’:比例定数、c’比例定数
で表され、この比例定数c’は、定数であって電気的に容易に除去でき、高精度な測定が可能となる。つまり、得られた加速度信号を微分して加加速度を求めるという電気的な微分処理を介在させることなく粘性効果を利用して加加速度を変位に変換しており、電気ノイズが発生しない。上述のように加速度信号を微分する場合には、処理回路に高い応答性は要求されるが、本発明では微分回路が不要であるからそれと比較すると、各回路にそれほど高い応答性は要求されず、この結果、回路の簡素化を図ることができる。また本発明のセンサは、構造が簡素であり、例えばシリコンを用いたマイクロマシニング技術を利用して製造することができる。
【0016】
また、前記第1振動体は、ビームと前記マス部とで決まる共振周波数が前記外力の変化の周波数よりも高いことが好適である。
【0017】
また、前記第2振動体の変位量から前記外力の時間変化を検出する変位検出部を備えることが好適である。
【0018】
【本発明の好適な実施の形態】
以下、この発明の好適な実施の形態(以下実施形態という)について図面を用いて説明する。
【0019】
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る加加速度センサ(検出装置)の構成を概念的に表している。加加速度センサは、第1振動体100、運動伝達部200、第2振動体300及び第2振動体変位検出部400を備える。第1振動体100は、外力によって変位し、運動伝達部200がこの第1振動体100の動きを粘性効果により第2振動体に伝達する。そして、第2振動体300は、運動伝達部200における粘性効果により変位可能であり、変位検出部400がこの第2振動体300の変位量を検出し、その変位量に比例した加加速度を得ている。
【0020】
第1振動体100は、第1固定部と、一端がこの第1固定部に固定された第1バネ(バネ定数k1)と、この第1バネの他端に接続されたマス部(質量m)を有する。第1バネは図中x方向以外の剛性が、該x方向の剛性と比較して極めて高いので、x方向のみに伸縮することができる。このため、マス部は、x方向のみに変位可能に該第1バネに支持されている。ここで、第1振動体100に印加された加速度の変化(加加速度)を検知するためには、第1バネとマス部で決まる第1振動体100の共振周波数が、加速度の変化の周波数より高くなるように第1バネ及びマス部を決める必要がある。
【0021】
運動伝達部200は、第1振動体100のマス部と、後述する第2振動体300の第2バネとを、気体、液体又は固体(物体)が発生する粘性効果を用いて連結しており、その粘性係数はCである。運動伝達部200で発生する粘性力Fcは、マス部から受ける力、つまりマス部の変位速度に応じた大きさであり、この粘性力Fcが第2振動体300に伝達される。
【0022】
第2振動体300は、第2固定部と、一端がこの第2固定部に固定された第2バネ(バネ定数k2)を備える。第2バネは、第1バネと同様に図中x方向の剛性が、他のy、z方向の剛性と比較して極めて低く、x方向のみに伸縮することができる。第2振動体300は、その質量が無視できるほど小さいため、第2バネは運動伝達部200からの粘性力として印加される力のみによって伸縮するが、それ以外の慣性力の影響を受けない。なお、第2振動体300の質量が無視できず、慣性力の影響を受ける場合においては、第2振動体300の共振周波数が加速度の変化の周波数より高くなるように調整する必要がある。
【0023】
第2振動体変位検出部400は、このようにして運動伝達部200からの粘性力によって変位する第2バネのx方向への変位量x2(t)を検出する。
【0024】
次に、以上のような構成の加加速度センサにおいて、印加された外力から加加速度を得る手順について図2を参照して説明する。
【0025】
まず、外力が印加され(S1)、この外力によりx方向の加速度A(t)が発生すると(S2)、マス部の質量m1と加速度A(t)に比例した慣性力“m1・A(t)”が生ずる(S3)。
【0026】
第1バネは、この慣性力によりx方向に伸縮し、これによりマス部が変位する(S4)。このとき生ずるマス部のx方向への変位量x1(t)は、第1バネのバネ定数をk1とすると、次式(4)で表される。
【0027】
【数3】
この式(4)を時間的に微分すると、マス部の変位速度V1(t)が得られ、これは式(5)で表すことができる。そして、運動伝達部200では、図3におけるこのマス部10の変位速度V1(t)に比例した粘性力Fc(t)が発生する(S5)。このFc(t)は、第1振動体100から第2振動体300に伝達される粘性減衰による力(又はエネルギ損失による力)に相当するものであり、上記式(6)のように伝達部200の粘性係数Cとマス部の変位速度V1(t)との積で表される大きさとなる。
【0028】
運動伝達部200に発生した上記粘性力Fcは第2振動体300の第2バネへと伝達される(S6)。このとき第2振動体300の第2バネは、粘性力Fcに応じて変位する。変位量をx2(t)とすると、これは、式(7)で示されるように、Fcと第2バネのバネ定数k2に応じた値であり、第2振動体変位検出部400によりこの変位量が検出される(S7)。
【0029】
ここで、上記変位量x2(t)は、式(8)に示すように加加速度の関数として表すことができ、式(8)はさらに、式(10)に定義したBという比例定数を用いると、式(9)のように単純な形になる。つまり、この式(9)から第2振動体変位検出部400において検出された第2振動体の変位量x2(t)は、マス部(第1振動体)に印加された加加速度の大きさに比例していることがわかる。従って、第2振動体300の変位x2(t)を計測することで(S8)、これにより外力によって生じた加加速度を得ることができる(S9)。
【0030】
以下に、図1に示したような原理構成を備えた本実施形態1の加加速度センサについて、その具体的な構成例について説明する。
【0031】
図1の加加速度センサは、図3に示すような構造により実現でき、このセンサは、シリコン基板上にマイクロマシンニング技術を用いて作製されている。なお、図3において、図1と対応する部分には同一符号を付している。このセンサは、固定部であるアンカー部と、第2振動体変位検出部400以外の部分はすべてシリコン基板1からフローティングで作られており、可動である。
【0032】
第1振動体100は、マス部10、複数の第1ビーム12(第1ビーム体12a〜12d及びビーム枠部12f)及びアンカー14を備える。第1ビーム12は、マス部10のy方向両側に配されており、各ビーム体12a〜12dは、それぞれy方向を長手方向として形成されている。ビーム体12a,12bは、その一端側がマス部10に接続され、他端側はx方向に延びるビーム枠体f12を介して、該ビーム体12a,bとそれぞれ平行に配されているビーム体12c,12dの一端に連結されている。そして、このビーム体12c、12dの他端はアンカーを介して基板1に固定されている。第1ビーム12の各ビーム体12はx方向の剛性が低いのでx方向に曲がることは可能であるが、y方向、z方向に対する剛性は高く、y、z方向には変位しない。
【0033】
また、ビーム枠部12fは、マス部10の両側からそれぞれ±y方向に延びる複数の第1ビーム体12a〜12dの片端を束ねるようにしてx方向に延びている。このビーム枠部12fの剛性は、x、y、z方向とも高く、いずれの方向にもそれ自体が曲がることはない。
【0034】
マス部10は、面積が大きく慣性質量(質量m1)として機能する。そして、このマス部10は、上記第1ビーム12によって両側から空中に浮いて支持されているので、本センサに外力が印加され、マス部10に加速度が加わると、x方向にのみ曲がることのできる第1ビーム体12a−12dとビーム枠体12fとの働きにより、該マス部10はx方向のみにその変位が許容される。このときのマス部10のx方向への変位量は、第1ビーム12による復元力とマス部10に発生する慣性力の関係を示した上式(4)に基づく。また、このときマス部10の変位速度V1(t)は、上記(5)のように印加された加加速度に比例する。
【0035】
図3において、運動伝達部200は、クシ状の突起を交互に噛み合うように対向配置させた構成である。対向するクシ歯の一方は、マス部10のx方向を横切る側面から突出した第1振動体突起部210であり、他方は、後述する第2振動体300の第2マス部30の第1振動体との対向側面から突出した第2振動体突起部220である。そして、第1振動体突起部210及び第2振動体突起部220の互いのクシ歯間には、ここでは、気体が存在している。このためマス部10の変位により第1振動体突起部210がx方向に動くと、気体の粘性効果によりこの第1振動体の運動が粘性力として第2振動体突起部220に伝わる。粘性効果によって伝達される粘性力の方向はx方向であり、その大きさは第1振動体100の変位速度、すなわち第1振動体100に印加された加加速度に比例している。ここで粘性効果を発揮させる気体には制限はなく、どのような気体も利用できるが、運動伝達部200で発生する気体の粘性力は第1振動体突起部210と第2振動体突起部220との間隙(ギャップ)に反比例し、向き合ったクシ(突起)の重なり面積と、利用する気体の粘性係数に比例する。
【0036】
第2振動体300は、第2振動体基部30、第2ビーム32及びアンカー34を有する。第2振動体基部30のマス部対向側面には、上記第2振動体突起部220を有し、この基部30のy方向両側面からは第2ビーム32が延びており、第2ビーム32の他端側はアンカー34によって基板1に固定されている。従って、第2振動体基部30は、第2ビーム32によってアンカー34の部分から基板上、フローティングに支持されている。第2ビーム32は、y及びz方向の剛性がx方向よりも大きく形成されており、第1ビームと同様、x方向のみに変位することができる。
【0037】
第2振動体基部30は、面積が小さく質量がほとんど無視できる大きさに設計されている。従って、この基部30に働く慣性力は無視できるほど小さい。また、この基部30は、x,y,z全方向について剛性は高く、基部30自体は変形しない。さらに、上述の通り第2振動体基部30の突起部220の形成側面と対向する側面からは、この第2振動体基部30の変位を検出するための後述する第2振動体変位検出部400に向かって電極が突出形成されている。
【0038】
上述のように運動伝達部200からの粘性力が突起部220を介して第2振動体基部30に伝わると、x方向にのみ基部30の変位を許容する第2ビーム32により、該基部30は、x方向に変位する。このときのx方向への変位量は、上述の式(7)で示すx2(t)となり、変位量x2(t)は式(9)で示すように本センサに印加される加加速度に比例した値となる。
【0039】
第2振動体変位検出部400は、狭いギャップを持ち互いに向き合った変位電極410と容量検出電極420とから構成されている。変位電極410は、上記基部30から突出形成された電極であり、基部30からx方向に延びた突出部の先端及び中間付近からy方向にそれぞれクシ歯が突出した形状を備える。また、容量検出電極420は、アンカーを兼ねた電極パッド430から変位電極410のクシ歯と噛み合うようにクシ歯がy方向に延びた形状を備える。
【0040】
第2振動体基部30がx方向に変位すると、これに応じて変位電極410のy方向に延びるクシ歯がx方向に変位する。容量検出電極420のy方向に延びたクシ歯は、この変位電極410のクシ歯と噛み合うように対向して設けられているので、第2振動体300のx方向の変位を上記2つの電極410、420(両電極のクシ歯)間の静電容量(cs)の変化として計測することができる。この静電容量の変化は、図4に示すようなスイッチドキャパシタ型容量検出回路500を用いて検出することができる。
【0041】
スイッチドキャパシタ型容量検出回路500において、アンプの負入力経路中に、上記電極パッド430と、電源VBとを所定タイミングで供給されるスイッチを設け、スイッチを所定タイミングで切り替えることで、図中式(11)として示すように、センサ容量(静電容量)Csとアンプ負入力・出力Vo間に接続された容量C1の比と、電源電圧VBとに応じた出力電圧Voutを得る。なお、変位電極410と一体の第2振動体300のアンカー34はグランド電位とされており、等価回路的には回路500のスイッチとグランドとの間に、変位電極410と容量検出電極420とを電極とする静電容量Csが接続される。
【0042】
このように電極パッド430をスイッチドキャパシタ型容量検出回路500に接続することで、第2振動体300のx方向への変位を電圧変化に変換することができ、センサ(マス部10)に印加された加加速度に比例した電圧出力Voutを得ている。
【0043】
ここで、上記説明では、図3及び図4に示す構成において、第1ビーム12と第2ビーム32の剛性はx方向のみに対して小さくしてある。しかし、核ビーム12,32について各ビーム剛性をz方向に対しても同様に小さくすれば、各ビームはz方向に変位することができるため、z方向への加加速度も測定することが可能となる。
【0044】
次に、図3及び図4に示した本実施形態に係る加加速度センサのビーム形状を変形した例について図5〜図7を参照して説明する。上述の図3に示すセンサ構造において、マス部10の両側面からは、第1ビーム体12a、12bがそれぞれ両側に延び、同じ側の2本の第1ビーム体12a、12bは、ビーム枠部12fによって連結されている。
【0045】
これに対し、図5の第1ビーム12は、マス部10の各隅から2本ずつ第1ビーム体が延び(12a1と12a2、12b1と12b2)ている。そして第1ビーム体12a1及び12a2は、2つのアンカー14からそれぞれ延びるビーム体12c1及び12c2によって支持され、また第1ビーム体12b1及び12b2は、ビーム体12d1及び12d2によって支持され、それぞれフォールディット型ビーム(折り畳みビーム)13で構成されている。つまり、マス部10からy方向にフローティングで延びる第1ビーム12は、y方向端部でそれぞれ折り返してマス部10の近くに設けられたアンカー14に戻りここで基板に固定されている。また、第2ビーム32についても、図3のビーム32と異なり、第1ビーム12と同様にフォールディット型ビーム33により構成されている。他の点は上述の図3とほぼ同等の構成である。
【0046】
次に、図6に示すセンサでは、第1ビーム12としてストレート型ビーム15が用いられており、ビーム15は、マス部10の各隅からそれぞれy方向に一直線状に延びている。また、第2ビーム32は、図3のセンサと同様、ストレート型ビーム35である。ここで、図3の第2ビーム32は、第2振動体基部30からそれぞれy方向両側に延びる2本が共通のアンカー34に接続されている。これに対し、図6の第2ビーム32は、それぞれ個別に形成されたアンカー34に接続されている。
【0047】
図7に示すセンサでは、上記図5と同様に、第1ビーム12及び第2ビーム32の両方にそれぞれフォールディット型ビーム13、33を採用している。また、運動伝達部200を構成する第1振動体突起部212及び第2振動体突起部222の形状が上述の各センサと異なっている。具体的には図7中に拡大して示すように、突起部212及び222の互いに噛み合うように配置されるクシ歯が、それぞれy方向に延びている点がそれぞれx方向に延びている他のセンサと相違する。
【0048】
本実施形態においては、上述の図3及び図5〜図7に示すいずれのセンサ構造を採用してもよく、また、ビーム構造については、各図に示す第1及び第2ビーム構造をさらに別の組み合わせに代えてもよい。
【0049】
本実施形態において、マス部10を支持する第1ビーム12は、変位に対する復元力が線形となることが好適である。従って、第1ビーム12は、図3、又は図5及び図7に示すようなフォールディット型ビームとすることが好ましい。図6のようなストレート型ビーム5を採用することも可能であるが、ストレート型ビーム15は、非線形バネであり、印加された加加速度の大きさと、ストレート型ビーム15に支持されたマス部10の変位速度とが比例関係にならないので、測定が複雑になるためである。
【0050】
第2ビーム32の形状は、その変位が大きい場合は、図5及び図7に示すようなフォールディッド型ビーム33を採用することが好適である。変位が大きいと復元力が線形である方が精度を向上させる上で好適だからである。また運動伝達部200については、図7に示すように、第1ビーム12の長手方向と平行、別の言い方をすると、第1ビーム12の変位方向(x方向)に直交する方向に第1及び第2振動体突起部のクシ歯が延びる形状の方が好適である。これは、図7のような突起形状としたほうが、第1及び第2振動体突起部のx方向への変位を伝達する実面積が大きく、マス部10の運動を効率よく第2振動体300に伝えることが容易となるためである。
【0051】
以上の説明において、運動伝達部200における運動伝達は、気体を介在させることで実現する場合を例にあげている。しかし、気体に限らず、粘性効果を発生する他の方法、例えば、粘性を持つ液体、エネルギ損失を持つ固体材料などでもよい。
【0052】
図8は運動伝達部200に粘度をもつ液体を用いた例であるが、液体は、第1及び第2振動体突起部の少なくとも対向ギャップに存在していればよい。また粘性効果を発揮するという点だけを考慮すればいかなる液体でも使用可能であるが、運動伝達部200で発生する粘性力は、第1及び第2振動体突起部210、220のクシ歯間のギャップに反比例しており、向き合ったクシ歯の重なり面積と、利用する液体の粘性係数に比例している。従って、検出する加加速度、センササイズなどを考慮して液体を選択することが好適である。また、センサ、特に第1及び第2振動体突起部を腐食させるなどの劣化を起こし難い液体を用いることが望ましい。
【0053】
図9は、運動伝達部200に、粘性効果を発する物質として、上記気体又は液体ではなく、エネルギ損失を持つ固体を用いた例を示している。この場合、伝達用の固体の一端にマス部10を連結し、他端に第2振動体30を連結する。この運動伝達固体の機能は、上述の気体、液体と同様に、マス部10の変位速度v1(t)に応じた粘性効果を発揮することであり、ゴムやプラスチックといった高分子材料が好適である。いかなる固体でも使用可能である。但し、粘性力(エネルギ損失)は、固体の型状および固体の粘性係数に対応するので、検出する加加速度、センササイズなどを考慮して適切な固体を選択することが好適である。また、製造工程、センササイズなどを考慮して適切な材料を用いることが望ましい。
【0054】
また、第2振動体の変位検出手法として容量変化を用いるほかに、光、磁気、圧電、その他の方法を利用することも可能である。
【0055】
次に、本実施形態にかかるセンサの製造工程の一例を図10を参照して説明する。なお、図10の工程図(a)〜(e)は、図3のA−A線に沿った断面における各工程での状態を示している。センサの材料としてはシリコン、ニッケル、鉄、その他の金属が使用可能である。以下では基板1として、シリコン基板を用い、マイクロマシニング技術を利用した製造方法について説明する。
【0056】
(i)シリコン基板1上に、酸化膜2を形成し、さらにその上層にシリコン活性層4を形成する(a)。ここで、シリコン基板の酸化膜上のシリコンを電極として用いるため活性層の抵抗値は10Ω程度以下が望ましいが、第2振動体変位検出部400、つまり第2振動体300から延びる変位電極410と、容量検出電極420、さらに電極パッド430のみが、導電性であることが要求されるので、これらの形成領域のみシリコン層にイオン注入して部分的に低抵抗化してもよい。
【0057】
(ii)次にシリコン活性層4の上にレジストを付け、露光、現像してマスクパターン6をシリコン活性層上に形成する(b)。このマスクパターン6は、センサ各部のパターンに対応している。
【0058】
(iii)シリコン活性層4上の上記レジストをマスクとし、シリコン活性層をエッチングし、マスクに覆われていない領域にあるシリコン活性層を除去する(c)。
【0059】
(iv)次に、フッ酸を用い、上記エッチングによってシリコン活性層が除去され露出した部分から、酸化膜2をフッ酸により除去する(d)。これにより、それぞれシリコン活性層からなる第1振動体100のマス部10及び第1ビーム12、第2振動体300の基部30および第2ビーム32、運動伝達部200の突起部210及び220の下層の酸化膜2が除去され、これらは基板1の表面から浮いた構造となる。図3のアンカー14,34及び電極パッド430部分では、酸化膜2は除去しない。
【0060】
(v)次に、電極パッド430の形成領域に、電極材料を形成する(e)。
【0061】
以上のような簡易な工程を経るだけで、本実施形態1に係る図3のような平面パターンのセンサが得られる。そして、得られたこのセンサに図4のように容量検出回路を接続すれば、加加速度データを得ることができる。
【0062】
<実施形態2>
次に実施形態2に係る加加速度センサについて説明する。図11は、このセンサを概念的に示している。動作原理は、上述の実施形態1に係るセンサと同じである。
【0063】
第1ビーム12は、y方向を長手方向として延び、該第1ビーム12のy方向での一端側はアンカー140を介して基板に固定され、他端側はマス部10に連結されている。第1ビーム12は、x方向への剛性が低いためx方向に曲がることは可能であるが、y方向及び紙面法線方向のz方向への剛性は高く、y、z方向には変位しない。
【0064】
マス部10は第1ビーム12によって基板からフローティングに支持されているので、本センサにx方向の外力が印加されるとマス部10に加速度が働きこのマス部はx方向のみに変位する。このときのマス部10の変位量x1(t)は、第1ビーム12による復元力とマス部10に発生する慣性力を示す上述の式(4)に一致する。
【0065】
運動伝達部200は、マス部10に連結された第1振動体突起部210及び第2ビーム32に連結された第2振動体突起部220を有し、突起部210及び220のクシ歯は共にx方向に延びて互いに噛み合うように配置されている。また、向き合った突起部210及び220のクシ歯の間には粘性液体が存在している。このため、マス部10に接続されたクシが動くと、液体の粘性効果により第1ビーム12の運動が粘性力として第2ビーム32に伝わる。粘性効果によって伝達される粘性力の方向は、x方向であり、その大きさは、マス部10に印加された加加速度に比例している。ここで運動伝達部200に用いる液体には制限はなく、どのような液体も利用できるが、運動伝達部200で発生する液体の粘性力は、第1及び第2振動体突起部210、220のクシ歯間のギャップに反比例しており、向き合ったクシ歯の重なり面積と、利用する液体の粘性係数に比例している。従って、実施形態1と同様、検出する加加速度及びセンササイズなどを考慮して液体を選択することが好ましい。
【0066】
第2ビーム32は、上記第1ビーム12と共通のアンカー140からy方向に延び上記第2振動体突起部220に連結され、この突起部220を支持している。第1ビーム12と同様、x方向のみ剛性が低く、y方向及びz方向での剛性が高いため、x方向のみに変位することができる。また第2ビーム32の質量は無視できるほど小さく慣性力の影響を受けない。マス部10に加加速度が印加されてこれに応じた粘性力が運動伝達部200から第2振動体突起部220に伝達され、これに応じて第2ビーム32は、x方向に上式(7)に示すx2(t)だけ変位する。そして、この変位の大きさは、上式(9)で示すように本センサに印加される加加速度に比例している。従って、本実施形態2のような構成のセンサによっても加加速度を精度よく検出することが可能である。
【0067】
第2振動体変位検出部400では、上述の実施形態1にて図4を参照して説明した静電容量の変化を用いた構成のほか、磁界、光、超音波などのいかなる手法を用いてもよく、第2振動体(ここでは、第2ビーム32)のx方向の変位を検出できればよい。
【0068】
<実施形態3>
図12を参照して実施形態3に係る加加速度センサについて説明する。なお、センサの動作原理は、上述の図4と同様で、上述の実施形態2と相違する点は、運動伝達部200の構成である。
【0069】
運動伝達部200において、マス部10からはx方向に突出部が延び、その先端に多数の孔を有してy方向広がる板(以下孔あき板)214が連結されている。また、内部に粘性液体が封入された筐体224に第2ビーム32が連結されており、この筐体224内には、上記マス部10に連結された孔あき板214が内部で摺動自在に配置されている。マス部が変位してこれに連結された孔あき板が動くと、液体の粘性効果により第1ビーム12の運動が粘性力として筐体224を介して第2ビーム32に伝わる。粘性効果によって伝達される粘性力の方向はx方向であり、その大きさはマス部の速度v1(t)、即ちマス部に印加された加加速度に比例している。ここで用いられる液体は特に制限はなく、水、オイルをはじめ、どのような液体も利用できるが、運動伝達部200で発生する液体の粘性力は、マス部10に連結された孔あき板214の孔径と数に反比例し、利用する液体の粘性係数に比例している。よって、上述の実施形態同様に検出する加加速度、センササイズなどに応じて適切な液体を選択することが好適である。
【0070】
マス部10の変位量は第1ビームの12復元力とマス部10に発生する慣性力の上式(4)で表され、このマス部10の変位速度に応じた力(粘性力)が運動伝達部200を介して第2ビーム32に伝達される。そして、その力に応じてこの第2ビーム32は、x方向に式(7)で決まるx2(t)だけ変位する。そして、既に説明したように、この変位量x2(t)は、式(8)及び(9)に表されるとおり、本センサに印加される加加速度に比例している。従って、第2振動体変位検出部400が第2ビーム32の変位量を静電容量変化として、又は磁界、光、或いは超音波を用いた変位検出することにより、加加速度を求めることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る加加速度センサによれば運動伝達部における物体の粘性効果を用い、発生した加加速度に応じた粘性力により第2振動体を変位させる。よって、第2振動体の変位量は加加速度に比例した値となり、この変位量を測定することで、加速度信号を電気的に微分することなく加加速度を測定でき、電気ノイズの影響を受けず、簡易な回路構成で高精度な加加速度の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加加速度センサの原理を示す図である。
【図2】 本発明の加加速度センサの測定手順を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態1に係る加加速度センサの構成例を示す図である。
【図4】 図3に示す加速度センサから加加速度信号を得る検出回路構成を示す図である。
【図5】 本発明の加加速度センサの図3と異なる構成例を示す図である。
【図6】 本発明の加加速度センサの図3及び図5とはさらに異なる構成例を示す図である。
【図7】 本発明の加加速度センサのさらに別の構成例を示す図である。
【図8】 本発明の加加速度センサにおいて運動伝達部に液体を用いた例を示す図である。
【図9】 本発明の加加速度センサにおいて運動伝達部に固体を用いた例を示す図である。
【図10】 本発明の加加速度センサの製造工程を示す工程図である。
【図11】 本発明の実施形態2に係る加加速度センサの構成を示す図である。
【図12】 本発明の実施形態3に係る加加速度センサの構成を示す図である。
【図13】 従来の加速度センサを用いた加加速度検出装置の構成を示す図である。
【図14】 従来の加加速度検出装置における不具合を説明する図である。
【符号の説明】
1 基板、2 絶縁膜、4 シリコン層(シリコン活性層)、6 マスクパターン(レジスト)、12,13,15 第1ビーム、12a,12b,12c,12d 第1ビーム体、12f ビーム枠部、14,34,140 アンカー、30 第2振動体基部、32,33,35 第2ビーム、100 第1振動体、200 運動伝達部、210,212 第1振動体突起部、220,222 第2振動体突起部、300 第2振動体、400 第2振動体変位検出部、410変位電極、420 容量検出電極、430 電極パッド、500 信号処理回路(スイッチドキャパシタ型容量検出回路)。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a jerk sensor, and more particularly to a sensor that measures an applied jerk without executing a differential operation of a speed signal.
[0002]
[Prior art]
FIG. 13 conceptually shows a conventional acceleration sensor 600 and a jerk detection method using the same. The acceleration sensor 600 has a flat mass portion 60 having an inertial mass m, and is supported in a state where the mass portion 60 is floated above the substrate 61 by a beam 62 fixed to the substrate 61 by an
[0003]
In such a structure, when an external force is applied in the direction indicated by the arrow in the figure, the mass portion 60 is displaced on the substrate 61 in the external force direction (arrow direction). At this time, the acceleration generated in the mass portion 60 is detected as a strain at the base portion of the beam 62 fixed to the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the configuration as described above, first, it is necessary to provide the
[0005]
Further, since jerk is obtained from the slope of the acceleration signal, as shown in FIG. 14A, when electrical noise is superimposed on the acceleration signal that increases in proportion to time, the signal with this noise is placed. There is a problem that differentiating becomes a large error signal. That is, of the superimposed electrical noise, particularly high frequency noise becomes very strong by the differentiation process in the differentiation circuit and appears as a large noise. As a result, there is a possibility that the mass portion 60 may be misunderstood that the jerk has changed as shown in FIG. 14B although a certain jerk should be actually applied.
[0006]
For example, in a conventional jerk detection method using an acceleration sensor, when the output from the acceleration sensor is represented by Vg (t), this acceleration sensor output (acceleration component) is expressed by the following equation (1). In addition to the applied acceleration A (t), there is a time-dependent variable (noise component) called c (t).
[0007]
[Expression 1]
Therefore, jerk output (differential output of acceleration sensor output) obtained by differentiating the above equation (1): Va (t) is a term obtained by differentiating c (t) as shown in the above equation (2). Will be included. Accordingly, when the frequency of c (t) is high, the differential value becomes particularly large, which causes an error.
[0008]
For the above reasons, the conventional jerk detection system as shown in FIG. 13 cannot be used for a system that requires high reliability, for example, for an airbag mounted on a vehicle or the like.
[0009]
As a technique for reducing such erroneous recognition due to noise, it is conceivable to provide a filter circuit that removes unnecessary high-frequency components. However, this time, a phase delay occurs in the filter circuit, which hinders rapid detection. Further, there is a possibility that the jerk component actually generated by the filter circuit is removed.
[0010]
An object of the present invention is to provide a jerk detection device that is not affected by electrical noise and can be used for applications requiring high reliability such as for airbags.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Book Invention Ru The sensor includes a first vibrating body that is displaced by an external force, Through trout The movement of the first vibrating body Transmit according to the displacement speed of the mass section And a motion transmission unit for transmitting the motion Part More displaceable In the case where the mass is negligibly small or the mass is not negligible and is affected by the inertial force, the resonance frequency is set to be higher than the frequency of the change in the external force given by the motion transmission unit. The With the second vibrator The It is characterized by providing.
[0012]
In the above sensor, It is preferable that the motion transmission unit generates a viscous force corresponding to a displacement speed of the mass unit, and transmits the movement of the first vibrating body to the second vibrating body with a viscous effect. .
[0013]
further, Preferably, the displacement amount of the second vibrating body is detected as a displacement according to the displacement speed of the first vibrating body. It is.
[0014]
Another feature of the present invention is that the first vibrating body that is displaced in proportion to the acceleration applied to the mass portion, the second vibrating body that is displaced according to the applied force, and the first vibrating body A motion transmitting portion provided between a displacement end and a displacement end of the second vibrating body, and generating a viscous force according to a displacement speed of the first vibrating body and transmitting the viscous force to the second vibrating body; Prepared,
A displacement amount of the second vibrating body that is displaced by applying a viscous force from the motion transmission unit is detected, and a jerk proportional to the displacement amount is obtained.
[0015]
The first vibrating body is displaced according to the applied jerk, and a viscous effect according to the displacement speed of the first vibrating body is generated at the motion transmission unit. As a result, the second vibrating body is displaced in proportion to the viscosity effect. Therefore, in the present invention, the sensor output Vo (t) is expressed by the following equation (3).
[Expression 2]
Vo (t) = a′A (t) + c ′ (3)
Where A (t): acceleration, a ′: proportional constant, c ′ proportional constant
This proportionality constant c ′ is a constant and can be easily removed electrically, thereby enabling highly accurate measurement. In other words, the jerk is converted into displacement using the viscous effect without interposing an electrical differentiation process of obtaining the jerk by differentiating the obtained acceleration signal, and no electric noise is generated. When the acceleration signal is differentiated as described above, the processing circuit is required to have high responsiveness, but in the present invention, since the differentiation circuit is unnecessary, each circuit does not require so high responsiveness. As a result, the circuit can be simplified. In addition, the sensor of the present invention has a simple structure, and can be manufactured using, for example, a micromachining technique using silicon.
[0016]
Also, The first vibrating body preferably has a resonance frequency determined by a beam and the mass portion higher than a frequency of change of the external force. It is.
[0017]
In addition, it is preferable that a displacement detection unit that detects a time change of the external force from a displacement amount of the second vibrating body is preferable. .
[0018]
[Preferred embodiment of the present invention]
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention (hereinafter referred to as embodiments) will be described with reference to the drawings.
[0019]
<
FIG. 1 conceptually shows the configuration of a jerk sensor (detection device) according to
[0020]
The first vibrating
[0021]
The
[0022]
The second vibrating
[0023]
The second vibrating body
[0024]
Next, a procedure for obtaining jerk from an applied external force in the jerk sensor configured as described above will be described with reference to FIG.
[0025]
First, when an external force is applied (S1) and an acceleration A (t) in the x direction is generated by this external force (S2), an inertial force “m1 · A (t) proportional to the mass m1 of the mass portion and the acceleration A (t). ) "Occurs (S3).
[0026]
The first spring expands and contracts in the x direction by this inertial force, and thereby the mass portion is displaced (S4). A displacement x in the x direction of the mass portion generated at this time 1 (T) is expressed by the following equation (4), where k1 is the spring constant of the first spring.
[0027]
[Equation 3]
When this equation (4) is differentiated over time, the displacement speed V of the mass portion 1 (T) is obtained, which can be represented by equation (5). And in the
[0028]
The viscous force Fc generated in the
[0029]
Here, the displacement x 2 (T) can be expressed as a function of jerk as shown in Equation (8). Equation (8) can be further expressed by Equation (9) by using a proportional constant B defined in Equation (10). It will be as simple as that. That is, the displacement amount x of the second vibrating body detected by the second vibrating
[0030]
A specific configuration example of the jerk sensor according to the first embodiment having the principle configuration shown in FIG. 1 will be described below.
[0031]
The jerk sensor of FIG. 1 can be realized by a structure as shown in FIG. 3, and this sensor is manufactured on a silicon substrate by using a micromachining technique. In FIG. 3, parts corresponding to those in FIG. In this sensor, all the parts other than the anchor part which is a fixed part and the second vibrating body
[0032]
The first vibrating
[0033]
Further, the beam frame portion 12f extends in the x direction so as to bundle one ends of the plurality of
[0034]
The
[0035]
In FIG. 3, the
[0036]
The second vibrating
[0037]
The second vibrating
[0038]
As described above, when the viscous force from the
[0039]
The second vibrating body
[0040]
When the second vibrating
[0041]
In the switched capacitor type
[0042]
By connecting the
[0043]
Here, in the above description, in the configuration shown in FIGS. 3 and 4, the rigidity of the
[0044]
Next, an example in which the beam shape of the jerk sensor according to this embodiment shown in FIGS. 3 and 4 is modified will be described with reference to FIGS. In the sensor structure shown in FIG. 3 described above, the
[0045]
On the other hand, in the
[0046]
Next, in the sensor shown in FIG. 6, a
[0047]
In the sensor shown in FIG. 7, the folded
[0048]
In the present embodiment, any of the sensor structures shown in FIG. 3 and FIGS. 5 to 7 described above may be adopted, and the first and second beam structures shown in the respective drawings are further separated for the beam structure. It may be replaced with a combination.
[0049]
In the present embodiment, it is preferable that the
[0050]
When the displacement of the
[0051]
In the above description, the case where the motion transmission in the
[0052]
FIG. 8 shows an example in which a liquid having viscosity is used for the
[0053]
FIG. 9 shows an example in which a solid having energy loss is used for the
[0054]
In addition to using the capacitance change as the displacement detection method of the second vibrating body, it is also possible to use light, magnetism, piezoelectricity, and other methods.
[0055]
Next, an example of a manufacturing process of the sensor according to the present embodiment will be described with reference to FIG. In addition, process drawing (a)-(e) of FIG. 10 has shown the state in each process in the cross section along the AA of FIG. Silicon, nickel, iron, and other metals can be used as the sensor material. Hereinafter, a manufacturing method using a micromachining technique using a silicon substrate as the
[0056]
(I) An oxide film 2 is formed on the
[0057]
(Ii) Next, a resist is applied on the silicon active layer 4, and exposure and development are performed to form a
[0058]
(Iii) Using the resist on the silicon active layer 4 as a mask, the silicon active layer is etched to remove the silicon active layer in a region not covered with the mask (c).
[0059]
(Iv) Next, using hydrofluoric acid, the oxide film 2 is removed with hydrofluoric acid from the exposed portion of the silicon active layer removed by the etching (d). Thus, the
[0060]
(V) Next, an electrode material is formed in the formation region of the electrode pad 430 (e).
[0061]
The flat pattern sensor as shown in FIG. 3 according to the first embodiment is obtained only through the simple steps as described above. If a capacitance detection circuit is connected to the obtained sensor as shown in FIG. 4, jerk data can be obtained.
[0062]
<Embodiment 2>
Next, the jerk sensor according to the second embodiment will be described. FIG. 11 conceptually shows this sensor. The operation principle is the same as that of the sensor according to the first embodiment.
[0063]
The
[0064]
Since the
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
In the second vibrating body
[0068]
<
A jerk sensor according to the third embodiment will be described with reference to FIG. The operation principle of the sensor is the same as that in FIG. 4 described above, and the difference from the above-described second embodiment is the configuration of the
[0069]
In the
[0070]
The displacement amount of the
[0071]
【The invention's effect】
As described above, according to the jerk sensor according to the present invention, the second vibrating body is displaced by the viscous force corresponding to the generated jerk using the object viscosity effect in the motion transmission unit. Therefore, the displacement amount of the second vibrating body becomes a value proportional to the jerk, and by measuring this displacement amount, the jerk can be measured without electrically differentiating the acceleration signal, and it is not affected by electric noise. It is possible to detect jerk with high accuracy with a simple circuit configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing the principle of a jerk sensor according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a measurement procedure of a jerk sensor of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration example of a jerk sensor according to the first embodiment of the present invention.
4 is a diagram showing a configuration of a detection circuit that obtains a jerk signal from the acceleration sensor shown in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration example different from FIG. 3 of the jerk sensor of the present invention.
6 is a diagram showing a configuration example of the jerk sensor according to the present invention which is further different from those shown in FIGS. 3 and 5. FIG.
FIG. 7 is a diagram showing still another configuration example of the jerk sensor of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing an example in which a liquid is used for a motion transmission unit in the jerk sensor of the present invention.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example in which a solid is used for a motion transmission unit in the jerk sensor of the present invention.
FIG. 10 is a process diagram showing a manufacturing process of the jerk sensor of the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating a configuration of a jerk sensor according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing a configuration of a jerk sensor according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a diagram showing a configuration of a jerk detecting device using a conventional acceleration sensor.
FIG. 14 is a diagram for explaining a problem in a conventional jerk detection device.
[Explanation of symbols]
1 substrate, 2 insulating film, 4 silicon layer (silicon active layer), 6 mask pattern (resist), 12, 13, 15 first beam, 12a, 12b, 12c, 12d first beam body, 12f beam frame portion, 14 , 34, 140 Anchor, 30 Second vibrator base, 32, 33, 35 Second beam, 100 First vibrator, 200 Motion transmission part, 210, 212 First vibrator protrusion, 220, 222 Second vibrator Projection part, 300 2nd vibration body, 400 2nd vibration body displacement detection part, 410 displacement electrode, 420 capacitance detection electrode, 430 electrode pad, 500 signal processing circuit (switched capacitor type capacitance detection circuit).
Claims (1)
前記マス部の動きを粘性効果により伝達し、前記マス部の変位速度に応じた粘性力を生ずる運動伝達部と、
前記運動伝達部における粘性効果により変位可能であり、その共振周波数が前記運動伝達部によって与えられる前記加速度の変化の周波数より高くなるように設定された第2振動体と、
前記第2振動体の変位量を検出する変位検出部と、を備え、
前記変位検出部からの第2振動体の変位量検出信号から前記外力によって与えられた加加速度を求めることを特徴とする加加速度センサ。A first vibrator that includes a beam and a mass portion that are displaced by an external force, and is set so that a resonance frequency determined by the beam and the mass portion is higher than a frequency of change in acceleration ;
A motion transmitting unit that transmits the movement of the mass part by a viscous effect and generates a viscous force according to a displacement speed of the mass part ;
Wherein it is displaceable by viscous effects in the motion transmitting portion, and a second vibrator which the resonance frequency of that is set to be higher than the frequency of change of the acceleration imparted by said motion transmitting portion,
A displacement detector for detecting a displacement amount of the second vibrating body,
A jerk sensor characterized in that a jerk given by the external force is obtained from a displacement amount detection signal of the second vibrating body from the displacement detector .
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