JP4568364B2 - 相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする方法、装置、及びコンピュータ・プログラム(相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする方法及び装置) - Google Patents

相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする方法、装置、及びコンピュータ・プログラム(相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする方法及び装置) Download PDF

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Description

本発明は一般にコンピュータ・ネットワークに関するものであり、特に、相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする方法及び装置に関するものである。本方法及び装置は、コンピューティング・アプリケーションの通信で使用されるルータやスイッチのようなネットワーク装置で使用することができる。
パケット交換ネットワークでは通常、ユニキャスト・トラフィックとマルチキャスト・トラフィックの2つのタイプのデータ・トラフィックが存在する。ユニキャスト・トラフィックでは、ポイント・ツー・ポイント接続が確立され、単一の送信元から単一の宛先にデータが送られる一方、マルチキャスト・トラフィックでは、ポイント・ツー・マルチポイント接続が確立され、単一の送信元から複数の宛先にデータ・パケットが送られ、各宛先は送信されたデータ・パケットと同一のコピーを受信する。通常、スイッチング装置は両方のトラフィック・タイプをサポートするため、着信マルチキャスト・パケットの複数のコピーを作成すること、及びコピーされた各パケットを出力リンク上に送信することができなければならない。
今日のインターネット・トラフィックの殆どの部分はユニキャスト・トラフィックで構成される。しかしながら、オーディオ/ビデオ会議、ラジオやTVのようなマルチメディア・コンテンツ配信、リモート・コラボレーション等の通信アプリケーション、ならびに並列コンピュータにおけるコレクティブ処理又はスヌープ・ベースのキャッシュ・コヒーレンシ等のコンピューティング・アプリケーションでは、マルチキャスト・トラフィックの効率的なサポートが不可欠となる。スイッチング装置は、2つのトラフィック・タイプが混在する状況でも高い性能を実現できることが理想的である。
米国特許第6477169号 M.Andrews、S.Khanna、及びK.Kumaranの「Integrated Scheduling of Unicast and Multicast Traffic in an Input−Queued Switch」、Proc. of IEEE INFOCOM ’99、vol.3(1999年3月)、1144〜1151頁 N.McKeownの「The iSLIP Scheduling Algorithm for Input−Queued Switches」、IEEE/ACM Trans. Networking、vol.7、no.2(1999年4月)、188〜201頁 H.Chao及びJ.Parkの「Centralized contention resolution schemes for a large−capacity optical ATM switch」、in Proc. IEEE ATM Workshop、Fairfax、VA(1998年5月)、11〜16頁 Rodeheffer,T.L.及びJ.B.Saxeの「An Efficient Matching Algorithm for a High−Throughput, Low−Latency Data Switch」、Compaq/Digital SRC Research Report no.162(1998年11月5日) N.McKeown及びB.Prabhakarの「Scheduling multicast cells in an input queued switch」、in Proc. IEEE INFOCOM ’96、San Francisco、CA、vol.1(1996年3月)、271〜278頁 B.Prabhakar、N.McKeown、及びR.Ahujaの「Multicast scheduling for input−queued switches」、IEEE J. Sel. Areas in Commun.、vol. 15、no. 5(1997年6月)、855〜866頁 Nick McKeown及びBalaji Prabhakarの「Scheduling Multicast Cells in an Input−Queued Switch」、Proceedings of IEEE Infocom ’96、San Francisco、Vol 1(1996年3月)、271〜278頁
M.Andrews、S.Khanna、及びK.Kumaranの「Integrated Scheduling of Unicast and Multicast Traffic in an Input−Queued Switch」、Proc. of IEEE INFOCOM ’99、vol.3(1999年3月)、1144〜1151頁では、各トラフィック・タイプ毎に1つずつ、合わせて2つのスケジューラが使用されている。この文献に記載のスキームは、まずマルチキャストをスケジューリングし、その後ユニキャスト用の残りの資源を使用することから成る。このスキームは順次実行型である。このスキームの欠点は、公平でない点、即ち、マルチキャスト・トラフィックによってユニキャスト・トラフィックが長時間停止(starving)するのを防止することができない点である。すべての出力(ブロードキャスト)に宛てられたマルチキャスト・パケットを単一の入力でスイッチにロードした場合には、ユニキャスト・パケットの流れが完全にブロックされてしまう。ネットワーク・ノードはユーザ毎の最小サービス量を保証することができなくなり、サービス拒否攻撃に対して脆弱になる可能性がある。
Angle等の米国特許第6477169号には、スイッチング装置向けの他のマルチキャスト及びユニキャスト・スケジューリング方法が記載されている。該実施形態では、ユーザは、マルチキャスト・トラフィックのスケジューリング頻度を決定するマルチキャスト・スケジューリング周波数を構成する必要がある。当該周波数がゼロにセットされた場合には、マルチキャスト・トラフィックはどのようなサービスも受けられない。当該周波数がゼロよりも大きい値にセットされた場合には、マルチキャスト・トラフィックは定期的な間隔でスケジューリングされる。当該周波数に基づいて、任意の所与のタイム・スロットでマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングすべきか否かが判定される。現在のタイム・スロットでマルチキャストのスケジューリングを行うべきでない場合は、ユニキャスト・スケジューリング・サイクルだけが実行される。現在のタイム・スロットでマルチキャストのスケジューリングを行うべき場合は、ユニキャスト・スケジューリング・サイクル及びマルチキャスト・スケジューリング・サイクルが並行して実行される。その場合には、ユニキャスト・スケジューリングでそれ以前のマルチキャスト結果が考慮に入れられ、可能であれば既存のマルチキャスト・スケジュールがユニキャストで拡張(enlarge)される。これと並行して新しいマルチキャスト・スケジュールが計算される。このスキームの重要な特徴は、ユニキャスト・スケジューラ及びマルチキャスト・スケジューラが並行して使用されることであるが、後に使用すべきマルチキャスト・スケジュールの穴をユニキャストで埋めながらマルチキャスト・スケジュールを「準備(prepare)」する場合が多い。つまり、該実施形態では通常ユニキャスト・トラフィックのスケジューリングだけが行われる。その一方で、マルチキャスト・スケジュールの計算は、事前定義されたタイム・スロットで行われる。マルチキャスト・スケジュールの準備が整ったときは、次のタイム・スロットでマルチキャスト・スケジュールがユニキャスト・スケジューラに渡され、ユニキャスト・スケジューラは、その時点で使用可能な入出力だけを考慮に入れたスケジューリング・サイクルを実行することによって、マルチキャスト・スケジュールを拡張しようと試みる。このスキームでは、事前計算されたマルチキャスト・スケジュールにユニキャスト・エッジを加えることで統合が実現されるため、ユニキャストとマルチキャストの競合が回避される。ユニキャスト・スケジューラ及びマルチキャスト・スケジューラは、その時々に並行して実行され、即ち、各スケジューラは直列計算を高速化するためにパイプライン形式で実行される。ユニキャスト・スケジューラにとってはどの出力が空いているかに関する情報がなおも必要となるので、計算されたマルチキャスト・スケジュールは後続のタイム・スロットで使用されることになる。それらの出力を同じタイム・スロットで使用しようとする場合は、マルチキャストを先に行った後にユニキャストを行う直列スキームに戻る。該実施形態では、ユーザはスケジューリング周波数を手動で構成しなければならない。当該周波数は、マルチキャストによって受けることが可能となる最大サービス量を直接決定するものである。実際のトラフィック・パターンがプログラムされた所期の値と一致しない場合には、マルチキャストによって十分なサービスが受けられず、上記周波数を再プログラムしなければならない。一般に、トラフィック状態は予測が極めて困難であり、変動が大きくなり得ることから、マルチキャスト・スケジューリング周波数の周波数変更が必要となる可能性がある。この周波数変更が行われなければマルチキャスト性能は低下する。第2に、マルチキャスト・スケジューリング周波数によってはマルチキャスト・トラフィックのレイテンシー・ペナルティが発生する。レイテンシー・ペナルティは、マルチキャスト周波数カウンタによってマルチキャスト・スケジューリング・サイクルがトリガされる次のタイム・スロットで、マルチキャスト・スケジュールの発行が遅れることに起因する。したがって、当該周波数が低い場合はレイテンシーが非常に高くなる。いずれにせよ、不必要なレイテンシーの発生は、特に、並行計算アプリケーションにとって望ましいものではない。第3に、マルチキャスト・スケジューリング周波数が提供されるマルチキャスト・トラフィックの実際の値に対応しない値にプログラムされた場合には、不公平な結果をもたらす恐れがある。特に、当該周波数を低く設定しすぎると、使用可能帯域幅の不公平な部分がユニキャストによって使用される恐れがある。
本発明の一目的は、ユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックの公平かつ効率的なスケジュールを提供し、ユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックのレイテンシーが低い、相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする方法、装置、及びコンピュータ・プログラムを提供することである。
本発明の一態様によれば、上記目的は、相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする、独立請求項1、8、及び11に記載の特徴を有する方法、装置、及びコンピュータ・プログラムによって達成される。
本発明に係る相互接続ファブリックにおいてユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする前記方法は、以下のステップを各タイム・スロット内に実行する。マルチキャスト接続スケジューリングと、ユニキャスト接続スケジューリングとが個別に実行される。次に、前記ユニキャスト接続スケジュールと、前記マルチキャスト接続スケジュールとがマージ・スケジュールにマージされ、スケジューリングされた接続を前記マージ・スケジュールに組み込むことができない場合には、スケジューリングされた前記接続が後続のタイム・スロットで前記マージ・スケジュールに組み込まれる。
本発明に係るユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする装置は、ユニキャスト接続のスケジューリング専用に使用されるユニキャスト・スケジューラと、マルチキャスト接続のスケジューリング専用に使用されるマルチキャスト・スケジューラと、前記ユニキャスト接続スケジュールと前記マルチキャスト接続スケジュールをマージするマージ・ユニットと、前記マージ・ユニットによって制御される相互接続ファブリックと、を備える。
前記コンピュータ・プログラムは、ユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングするコンピューティング装置の処理ユニットにそれ自体がロードされたときに以下の処理を各タイム・スロット内に実行する、コンピュータ読み取り可能なプログラム・コードを含む。マルチキャスト接続スケジューリングと、ユニキャスト接続スケジューリングとが個別に実行される。更に、前記ユニキャスト接続スケジューリングと、前記マルチキャスト接続スケジューリングとがマージ・スケジュールにマージされ、スケジューリングされた接続を前記マージ・スケジュールに組み込むことができない場合には、スケジューリングされた前記接続が後続のタイム・スロットで前記マージ・スケジュールに組み込まれる。
本発明の他の有利な改良は、添付の特許請求範囲に示される特徴を読めば明らかとなるだろう。
本発明の方法では好ましいことに、前記マルチキャスト接続スケジューリングにおいてスケジューリングされた接続が、すべて前記マージ・スケジュールに組み込まれ、前記ユニキャスト接続スケジュールにおいてスケジューリングされた接続のうち、前記マルチキャスト接続スケジュールにおいてスケジューリングされた前記接続と競合しないようにスケジューリングされた接続が、前記マージ・スケジュールに組み込まれる。これは、前記ユニキャスト・スケジュールと前記マージ・スケジュールをマージする容易かつ効果的なルールである。
本発明に係る方法の一実施形態において、前記ユニキャスト接続スケジュールは、iSLIP、デュアル・ラウンド・ロビン・マッチング(DRRM)、又は並列反復マッチング(PIM)を利用して決定される。
本発明に係る方法の他の一実施形態において、前記マルチキャスト接続スケジュールは、TATRA又は重みベース・アルゴリズム(WBA)を利用して決定される。
更に、本発明に係る方法では、ユニキャスト・セルを様々なキューにバッファすることができる。これによって、先頭行ブロッキングを回避することができる。また、前記ユニキャスト・セルの転送も高速化されることになる。
これに加えて、本発明に係る方法では、マルチキャスト・セルを1つ又は複数の別個のマルチキャスト・セルキューにバッファすることができる。
最後に、本発明に係る方法の他の一実施形態では、前記マージ・スケジュールに組み込むことができないようにスケジューリングされた前記接続は、その時点でまだスケジューリングされていない接続を介して優先的に処理(favor)され、更新されたマージ・スケジュールに最初に組み込まれる。これによって、スケジューリングされた前記接続は、その時点でまだスケジューリングされていない前記接続よりも高い優先順位を獲得し、スケジューリングされた前記接続が待機中のキューにあまり長い時間残らないようにすることが保証される。
本発明に係る装置の他の一実施形態において、前記相互接続ファブリックは、入力キュークロスバー・スイッチへの入力キュー(input queued crossbar switch)である。
本発明の別の態様において、前記装置は、前記ユニキャスト・スケジューラ及び前記マルチキャスト・スケジューラの前に配置されたフィルタを備えることができ、前記フィルタは、ユニキャスト要求及びマルチキャスト要求を、前記マージ・ユニットからフィードバックされた情報に基づいてフィルタリングするように動作することが可能である。
本発明及び本発明の諸実施形態は、現時点で好ましいとされる本発明の例示的な諸実施形態の以下の詳細な説明を添付図面と併せて参照すれば、より十分な理解が得られるだろう。
図1に示されるスイッチング装置は、N個のライン・カード3.1〜3.Nと、N個の入力I1〜IN及びN個の出力O1〜ONを有するクロスバー・スイッチ1と、集中スケジューラ又はアービトレーション・ユニット10とを含む、入力キューアーキテクチャに基づくものである。ライン・カード3.1〜3.Nは、スイッチとそれ自体の環境との間のインターフェイスを形成し、入力リンク7上のパケットを受信し、各パケットをそれぞれクロスバー1の入力I1〜INに送信する。ライン・カード3.1〜3.Nは、出力ポートO1〜ONに送信されるのを待つ着信パケットのキューQ1〜QNも維持する。ライン・カードに到着したユニキャスト・パケットは、それぞれの宛先に応じて別個の仮想出力キュー(virtual output queue)VOQに格納される。一方、マルチキャスト・パケットは通常単一のマルチキャストキュー(multicast queue)MCQに格納されるが、異なるキュー構造を用いることも可能である。つまり、図1に示されるように、クロスバー・スイッチ1の各入力Iでは各出力O毎に別個の先入れ先出し(FIFO)キューが維持される。例えば、クロスバー・スイッチ1の1番目の入力I1は、仮想出力キューVOQ1.1〜VOQ1.Nと呼ばれるN個のFIFOキューと、マルチキャストキューMCQ1とに結合され、クロスバー・スイッチ1の2番目の入力I2は、仮想出力キューVOQ2.1〜VOQ2.Nと呼ばれるN個のFIFOキューと、マルチキャストキューMCQ2とに結合される。転送決定(forwarding decision)がなされた後、ライン・カード3.1〜3.Nのうちの1つから到着したセルは、それ自体の出力元ポート(単数又は複数)に対応する仮想出力キュー又はマルチキャストキューに入れられる。
一般に、時間は等しい継続時間のスロットに分割され、これをタイム・スロットと呼ぶ。タイム・スロットの継続時間は、セルと呼ばれる固定サイズのデータ単位をスイッチング・ファブリック、即ちクロスバー・スイッチ1を介して送信するのに要する時間と等価である。着信データ・パケットは、入力部で複数のセルに区分され、出力部で再組み立てされる。
クロスバー・スイッチは、スイッチを構築するのに使用される相互接続ファブリック又はスイッチング・ファブリックである。クロスバー・スイッチは、クロス・ポイント・スイッチと呼ばれることもある。クロスバー・スイッチは、スイッチ入力とスイッチ出力との間の切り換えに関する特性行列(characteristic matrix)を有する。スイッチがM個の入力とN個の出力とを有する場合、クロスバーはM×Nのクロス・ポイントを含む行列を有することになり、又は「バー(bar)」が「交差(cross)」する地点に配置されることになる。
クロスバー・スイッチ1は、N個の入力I1〜INとN個の出力O1〜ONとを相互接続することが可能な回路である。各タイム・スロット毎の入出力接続の可能な組合せは、各入力Iから発信可能な最大パケット数が1つ、各出力Oに到着可能な最大パケット数も1つとされる制約によって制限される。しかしながら、入力Iから発信されたセルを複数の出力Oで受信することはできる。したがって、クロスバー・スイッチ1を用いると、複数の出力Oに対するパケットのレプリケーションを単一のタイム・スロットで行うことが可能となるため、マルチキャスト・トラフィックのナチュラル・サポートが実現される。
集中スケジューラ10の入力15及び16は、それぞれ制御チャネル5.1〜5.Nを介して入力I1〜INに接続され、集中スケジューラ10の出力17は、クロスバー・スイッチ1の制御入力に接続されている。集中スケジューラ10は、各タイム・スロット毎の仮想出力キューVOQ1.1〜VOQN.Nの状況及びマルチキャストキューMCQ1〜MCQNの状況を検査し、上述の制約を受けるクロスバー・スイッチ1の構成を計算する。この動作は、各ノードが1つの入力と1つの出力とを表す2部グラフのノード間で一致するスケジュールを発見することと等価である。図2(a)及び(b)には、4つの入力I1〜I4と4つの出力O1〜O4とを有する2部グラフの一例が示されている。入力ノードと出力ノードとを接続するラインはエッジと呼ばれ、クロスバー・スイッチ1によって形成される入出力接続に対応している。ユニキャスト・スケジュールは、図2(a)に示されるような1対1の接続を排他的に含み、マルチキャスト・スケジュールは、図2(b)に示されるような1対多の接続を含むこともできる。
図3に示される本発明の一実施形態において、集中スケジューラ10は、要求フィルタ14と、ユニキャスト・スケジューリング用の第1のスケジューラ11と、マルチキャスト・スケジューリング用の第2のスケジューラ12と、統合ブロックとも呼ばれるマージ・ユニット(merging unit)13とを備える。ユニキャスト・スケジューラ11及びマルチキャスト・スケジューラ12は、ユニキャスト・スケジュールとマルチキャスト・スケジュールとを個別に計算するのに使用され、また、それらを並行して計算するのにも使用される。これらのスケジュールは後続のマージ・ユニット13を利用して、マージ・スケジュール(merged schedule)と呼ばれる単一の統合スケジュールに組み合わせられる。対応するスケジューラ11又は12によってそれらが選択されたとしても、現在のタイム・スロット中にはサービスが受けられないようにスケジュールされている接続は、後続のタイム・スロットでサービスを受けることになる。この目的で、マージ・ユニット13は、サービスを受けていない接続又はそれらの接続に関する情報を要求フィルタ14にフィードバックする。
各タイム・スロットの開始時点で、集中スケジューラ10はユニキャストキューの状況及びマルチキャストキューの状況に関する情報又は要求を、制御リンク6.1〜6.N上のライン・カード3.1〜3.Nから受信する。各制御リンク6.1〜6.Nはそれぞれ、制御チャネル・インターフェイス(CCI)5.1〜5.Nで終端されている。制御チャネル・インターフェイス5.1〜5.Nは、それぞれと接続されているライン・カードのキュー毎の状況情報、即ち、保留状態のユニキャスト要求及びマルチキャスト要求を継続的に追跡する。当該状況情報によって、ユニキャスト用の制御リンク15及びマルチキャスト用の制御リンク16を介してスケジューラ10に通信される要求が決定される。それらの要求は、要求フィルタ14内の特定のアルゴリズムに従って操作されるが、この操作については後で詳細に説明する。ユニキャスト要求及びマルチキャスト要求は、フィルタリング後にそれぞれリンク20及び19上の各スケジューラ11及び12に送信される。スケジューラ11及び12はいずれも、それぞれのアルゴリズムを並行して実行する。ユニキャスト・スケジューラ11は、空でない(non−empty)仮想出力キューVOQに関する入力から要求を受け取り、クロスバー・スイッチ1の入力Iと出力Oとの間の1対1のスケジュール、即ちユニキャスト・スケジュールを作成する。マルチキャスト・スケジューラ12は、マルチキャストキューの先頭行にあるセルのファンアウトを検査し、マルチキャスト・スケジュールを作成する。ファンアウト分割は、マルチキャスト・セルがそれ自体の宛先のサブセットにだけ送信される部分的なサービスを受けることが可能なタイム・スロット中に許可される。ユニキャスト・スケジュール及びマルチキャスト・スケジュールはそれぞれ、リンク21及び22上でマージ・ユニット13に転送される。2つのスケジューラ11及び12が並行して実行されるときも独立して実行されるときも、各スケジューラが作成するスケジュールは一般に重複することになる。即ち、各スケジュールは競合するエッジを有する可能性がある。クロスバー・スイッチ1の構成に一貫性を与えるために、マージ・ユニット13は、後述の統合ポリシーに従って2つの独立したスケジュールを単一の統合スケジュールに組み合わせ、リンク17を使用して、許可(grant)を含む情報を制御チャネル・インターフェイス5.1〜5.N及びクロスバー・スイッチ1に返す。制御チャネル・インターフェイス5.1〜5.Nは、集中スケジューラ10の一部とすることもライン・カード3.1〜3.Nの一部とすることもでき、マージ後のスケジュールに従ってそれぞれの状況情報を更新し、対応する許可をライン・カード3.1〜3.Nに発行する。スケジューラ11及び12によって選択されたパケットのうちの一部しか現在のタイム・スロット中にサービスすることができない状況も発生し得る。マージ・ユニット13によってサービスが取り消されたセルは、後続のタイム・スロットでサービスされる。統合スケジュールから除外されたエッジ・セットを「残余(remainder)」と呼ぶ。それらのセルに関する情報は、リンク18上でマージ・ユニット13から要求フィルタ14にフィードバックされる。
本発明の一実施形態において、各接続要求は次の2地点で競合を経験する。まず、同じトラフィック・タイプに属する他の接続と競合し、次に、他のトラフィック・タイプに属する接続と競合する。両方の競合で勝つ機会がすべての接続に与えられる場合には、公平性が保証される。スケジューラ11及び12によって選択された各接続は、マージ・ユニット13によって統合スケジュールから除外された場合には、サービスされないままとなる。スケジューラ11及び12はそれぞれに許可されたサービスが実際に取り消されたことを認識し、その結果、公平性はもはや保証されないことになる。このような問題の解決策は、後続のタイム・スロットであっても残余の一部を構成するすべてのエッジが実際にサービスを受けられるように保証することである。
本発明の方法及び装置の利点は、2つのトラフィック・タイプが混在する状況でより高い性能が実現されることである。更に、トラフィック・パターンに適応可能である点、及び米国特許第6477169号に記載されるようなユニキャスト・スケジューリング周波数やマルチキャスト・スケジューリング周波数等のスケジューリング・パラメータの手動設定が必要ない点も有利であり、レイテンシーも大幅に低下することとなる。他の利点としては、公平であること、即ち、システム内のすべてのパケットが有限時間内にサービスを受けることが保証されることが挙げられる。別の利点としては、スケジューラが順番に実行されるのではなく並行して実行される故に、順次スキームに対して最小タイム・スロット継続時間が短くなることが挙げられる。更に、アルゴリズムに依存しないこと、即ち、システム設計者が各自のニーズに最も合うユニキャスト及びマルチキャスト・スケジューリング・アルゴリズムを選択することが可能となることも挙げられる。また、本発明は、選択されたキューアーキテクチャに依存するものでもなく、各機能を複数のチップにより容易な形で分散させることが可能となる。
ユニキャスト・トラフィックをスケジューリングし、ユニキャスト・スケジューラ11に実装することが可能なアルゴリズムとしては、例えばiSLIP、DRRM(Dual Round Robin Matching:デュアル・ラウンド・ロビン・マッチング)、及びPIM(Parallel Iterative Matching:並列反復マッチング)がある。
以下では、ユニキャスト・トラフィック・スケジューリングについてiSLIPアルゴリズムを用いて説明する。iSLIPは、反復アルゴリズムである。入力I1〜INと出力O1〜ONとを突き合わせながら、各タイム・スロット中に複数の反復が実行されることによってクロスバー構成が選択される。iSLIPアルゴリズムは、優先順位が循環する(rotating priority)(ラウンド・ロビン型の)アービトレーションを使用してアクティブ状態の各入力及び出力を順番にスケジューリングする。iSLIPはハードウェアの形で容易に実装することができ、高速動作が可能である。iSLIPは、それぞれ3つのステップから成る複数の反復で、無競合マッチ(conflict−free match)に速やかに収束するよう試みる。当初からすべての入力と出力のマッチングが行われるわけではなく、1回の反復が終了した時点でマッチしなかった入力及び出力だけが、次回のマッチング対象とされる。各反復の3つのステップは、各出力及び入力に対して並行して実行される。各反復の3つのステップは以下のとおりである。
(ステップ1:要求)
マッチしなかった各入力Iは、マッチしなかった出力Oのうち、各入力Iがそれらに関するキューセルを有するすべての出力Oに要求を送信する。
(ステップ2:許可)
出力Oは、何らかの要求を受信した場合には、固定されたラウンド・ロビン・スケジュールで次に登場する最も優先順位の高い要素から選択を開始する。出力Oは、各入力Iにそれぞれの要求が許可されたかどうかを通知する。
(ステップ3:受付け)
入力Iは、許可を受信した場合には、固定されたラウンド・ロビン・スケジュールで次に登場する最も優先順位の高い要素から受付けを開始する。ラウンド・ロビン・スケジュール内の最も優先順位の高い要素を指すポインタは、Nを法として、受け付けられた出力の1つ上の位置まで増分される。対応する出力で最も優先順位の高い要素を指すポインタは、Nを法として、許可された入力の1つの上の位置まで増分される。各ポインタは最初の反復が行われた後にのみ更新される。
マッチしなかった入力と出力だけを各反復で考慮に入れることにより、先行する反復の間にマッチしなかった入力と出力の突き合わせが行われる。
iSLIPアルゴリズムの詳細情報は、N.McKeownの「The iSLIP Scheduling Algorithm for Input−Queued Switches」、IEEE/ACM Trans. Networking、vol.7、no.2(1999年4月)、188〜201頁で確認することができる。
DRRMアルゴリズムの詳細情報は、H.Chao及びJ.Parkの「Centralized contention resolution schemes for a large−capacity optical ATM switch」、in Proc. IEEE ATM Workshop、Fairfax、VA(1998年5月)、11〜16頁で確認することができる。
PIMアルゴリズムの詳細情報は、Rodeheffer,T.L.及びJ.B.Saxeの「An Efficient Matching Algorithm for a High−Throughput, Low−Latency Data Switch」、Compaq/Digital SRC Research Report no.162(1998年11月5日)で確認することができる。
マルチキャスト・トラフィックをスケジューリングし、マルチキャスト・スケジューラ12に実装することが可能なアルゴリズムとしては、例えばTATRA、及び重みベース・アルゴリズム(Weight Based Algorithm:WBA)がある。各アルゴリズムはそれぞれ、N.McKeown及びB.Prabhakarの「Scheduling multicast cells in an input queued switch」、in Proc. IEEE INFOCOM ’96、San Francisco、CA、vol.1(1996年3月)、271〜278頁、及びB.Prabhakar、N.McKeown、及びR.Ahujaの「Multicast scheduling for input−queued switches」、IEEE J. Sel. Areas in Commun.、vol. 15、no. 5(1997年6月)、855〜866頁に記載されている。
ユニキャスト・トラフィックとマルチキャスト・トラフィックが入力で競合している場合に、マルチキャストの方が勝ったときには1つのエッジだけが失われることになるが、マルチキャストの方が負けたときには複数のエッジが除去される可能性があることに留意していただきたい。したがって、好ましい一実施形態において、マージ・ユニット13は、以下のアルゴリズムを使用してユニキャスト・スケジューラ11及びマルチキャスト・スケジューラ12によって選択されたパケットのうち、どのパケットが現在のタイム・スロット中にサービスを受けるべきか判定する。
1.マルチキャスト・スケジューラによって選択されたすべてのパケットをサービスする。
2.ユニキャスト・スケジューラによって選択されたユニキャスト・パケットのうち、マルチキャスト・スケジュールと競合しないユニキャスト・パケット、即ち、それ自体のサービスがクロスバー制約に違反しないユニキャスト・パケットをサービスする。
したがって、上述のアルゴリズムが実行された場合、残余は常にユニキャスト・エッジだけを含むことになる。
つまり、統合スケジュールは、すべてのマルチキャスト・エッジと、それらのマルチキャスト・エッジと重複しないユニキャスト・エッジとを含むことになる。追加することができないユニキャスト・エッジは、現在のタイム・スロット中にサービスを受けることができず「残余」を構成するユニキャスト・パケットに相当する。図4(a)乃至(d)には、マージ・ユニット13の動作の一例が示されている。図4(a)には、マルチキャスト・スケジューラ12によって実施されるマルチキャスト・スケジュールが示されている。図4(b)には、ユニキャスト・スケジューラ11によって実施されるユニキャスト・スケジュールが示されている。いずれのスケジュールもマージ・ユニット13によってマージされ、その結果が図4(c)の2部グラフに示されている。図4(d)には、単一のタイム・スロット中にマージすることができなかったスケジュールの残余が示されている。
各タイム・スロットの開始時点で、要求フィルタ14は、残余内のエッジによってカバーされる入力及び出力に関する情報をマージ・ユニット13から受信する。次のタイム・スロットで、要求フィルタ14は、それらの資源が関与するすべてのユニキャスト要求及びマルチキャスト要求を破棄し、その結果、それらの要求がスケジューラ11及び12によって考慮されないように保証する。
各タイム・スロットの終了時点で、マージ・ユニット13は、現在の統合スケジュール内のエッジ及び先行するタイム・スロット中に発生した残余内のエッジに関する許可をライン・カード3.1〜3.Nに発行する。マージ・ユニット13は、新しい残余(空であってもよい)を発生させ、当該残余を要求フィルタ14にフィードバックする。換言すれば、現在のタイム・スロット中にサービスを受けることができないユニキャスト・パケットは、直後のタイム・スロットでサービスされることになる。したがって、資源は要求フィルタ14によって予約されているため空いていることになる。
図6には、上述のトラフィック・スケジューリング60の動作が示されている。要約すると、ステップ61及びステップ62で、マルチキャスト・セル・スケジューリング及びユニキャスト・セル・スケジューリングが個別に実行される。ステップ63で、ユニキャスト・セル・スケジュールとマルチキャスト・セル・スケジュールが1つのマージ・スケジュールにマージされる。スケジューリングされた接続をマージ・スケジュールに組み込むことができない場合には、スケジューリングされた当該接続がバッファに入れられ(ステップ66)、後続のタイム・スロットでマージ・スケジュールに組み込まれる。ステップ67では、1つのタイム・スロット内にマージ・スケジュールに組み込むことができないようにスケジューリングされた接続、即ち、残余としてバッファに入れられたスケジューリング済みの接続に関する情報が、フィルタリングを実行するフィルタにフィードバックされる。このフィルタ・アルゴリズムでは、その時点でまだスケジューリングされていないマルチキャスト要求又はユニキャスト要求を介して、ステップ66で残余としてバッファに入れられたスケジューリング済みの接続が優先的に処理され、まず、バッファに入れられているスケジューリング済みの接続に対応する要求を、マルチキャスト又はユニキャストあるいはその両方のスケジューリング・ステップ61及び62に送信する。これによって、更新されたマージ・スケジュールでは、ステップ66でバッファに入れられた接続が優先的に選択される。
(他の実施形態)
各タイム・スロットでスイッチ資源が残余の放電(discharge)に使用されるため、場合によってはマルチキャスト性能が制限される可能性がある。最終的にはマージの際に選択されなかったすべてのエッジをサービスすることが不可欠であるが、必ずしも直ちにこれを行う必要はない。互いに交差しない残余(disjoint remainder)の特性を利用して、連続するタイム・スロット中に発生した残余を蓄積し、最良の条件が揃った時点で個々のエッジをサービスすることが可能である。残余サービス・ポリシーによって各タイム・スロット毎にどのエッジをサービスすべきかが特定され、対応するマルチキャスト要求がフィルタリングされる。これとは対照的に、ユニキャスト要求では、互いに交差しない残余が常に得られるように、蓄積されたすべてのエッジを使用してフィルタリングが行われる。良好なポリシーを用いれば、サービスが残余内のエッジに速やかに提供されるとともに、マルチキャスト・セルの流れを妨げる要因が最小限に抑えられる。
スイッチング装置の性能は、各タイム・スロット毎に残余内のどのセルがサービスを受けるかをより注意深く選択することによって改善することができる。つまり、より複雑なアルゴリズムを要求フィルタ14に実装すること、及びより多くの情報を要求フィルタ14に提供することが、性能の改善につながる。
図5に示される実施形態では、以下の条件に当てはまる場合にだけ、残余ユニキャスト・セルがサービス対象として選択される。
(条件1)そのセルの宛先が、マルチキャストによって要求された出力以外の出力に該当する場合、又は
(条件2)そのセルの発信元が、マルチキャストによって要求された入力以外の入力に該当する場合、又は
(条件3)そのセルの発信元が、先行するタイム・スロットでマルチキャスト・セルのサービスを完了させた入力に該当する場合。
条件1及び2に関する情報は、ライン15及び16上の要求から演繹することができ、条件3に関する情報は、ライン・カード3.1〜3.N上で維持することができる。
最初の2つのルール又は条件は統合を改善するためのものであり、例えば、通常であればアイドル状態となる資源を使用することができる場合には、これを採用することが望ましい。この場合、残余エッジをサービスするコストは、1つの出力(1つ目のルール)又は1つの入力(2つ目のルール)をマルチキャストのために使用できない状態にすることである。
3つ目のルールを用いた場合、マージ・ユニット13は、他のいくつかのセルと競合しているセルを優先的に処理する傾向がある。一般に、先頭行に移行した直後のセルは、それぞれのファンアウトが飽和状態となり、通常はファンアウトが大きいため、多数の競合を発生させる可能性がある。それらのセルはあまり考慮に入れられない可能性が高く、したがって、それらのセルのスケジューリングが延期された場合には、スケジュールの品質に相当大きな影響を与えることになる。3つ目のルールは、公平性を改善することが可能である。例えば、マルチキャスト・スケジューラ12は、任意の入力の先頭行のセルが有限時間内にサービスされることを保証し、その結果、各入力を残余エッジのサービスに使用することができるようになる。TATRA、WBA、mRRM等のアルゴリズムは、少なくとも1つのマルチキャスト・セルが各タイム・スロット毎に完全に放電されることを保証する。mRRMアルゴリズムについては、Nick McKeown及びBalaji Prabhakarの「Scheduling Multicast Cells in an Input−Queued Switch」、Proceedings of IEEE Infocom ’96、San Francisco、Vol 1(1996年3月)、271〜278頁に記載されている。
要求フィルタ14は、サービス対象として選択された各セル毎に対応するマルチキャスト要求を破棄し、マージ・ユニット13に許可を発行するよう通知する。ユニキャスト要求は常に、残余内のすべてのエッジを考慮に入れた上でフィルタリングされる。
フィードバック・ループ18及び要求フィルタ14は、競合の解消に直接寄与するわけではなく、適応性、性能向上、及び公平性の実現を支援するものであり、これらを用いることにより、例えば残余内のユニキャスト・エッジを容易に破棄することができるようになる。
図5に示される実施形態は、2つの追加的な通信チャネル23及び24を備える。チャネル23は、残余の許可を発行すべきことをマージ・ユニット13に知らせる。チャネル24は、条件3をどの入力に適用すべきかを要求フィルタ14に知らせる。
(先頭行HOLブロッキングの解消)
クロスバー・スイッチの単純な一実施形態では、各入力で待機状態にあるすべてのセルが単一のFIFOキューに格納される。あるセルがFIFOキューの先頭に達したときは、当該セルは、集中スケジューラによって考慮に入れられる。当該セルは、同一の出力が宛先となっているが現時点で他の入力のHOLに所在するセルを有する、それ自体の出力と競合することになる。次にどのセルを出力すべきか決定することは、集中スケジューラのジョブである。最終的には各セルが選択され、クロスバー・スイッチを介して各セルの出力に送達されることになる。この種のFIFOキューを用いると、各セルは、異なる出力が宛先となる他の先行セルが原因で待機状態となる可能性がある。この現象は、HOLブロッキングと呼ばれる。集中スケジューラから「見える」のはFIFOキューの先頭に所在するセルだけであることから、異なる出力に送達する必要がある後続のパケットがHOLセルによってブロックされることになる。良性のトラフィック・パターンが存在する場合でさえ、スループットは、HOLブロッキングによって固定長又は可変長のパケットにおける集約帯域幅の60%にまで制限されてしまう。トラフィックがバースト性である場合、又はいくつかの出力ポートが優先的に処理される場合は、スループットが更に悪化する恐れもある。そのような問題を緩和するために、仮想出力キュー(VOQ)を実装することができる。図1に示されるように、各入力では出力毎に別個のFIFOキューが維持される。転送決定がなされた後、到着セルは、それ自体の出力元ポートに対応するキューに入れられる。各タイム・スロットの開始時点で、集中スケジューリング・アルゴリズムは、すべての入力キューの内容を検査し、入力と出力の間の無競合マッチを発見する。理論上は、スケジューリング・アルゴリズムを用い、VOQを使用した場合には、クロスバー・スイッチのスループットをFIFOキューを用いた場合の60%から完全な100%に増加させることができる。これは、HOLブロッキングが完全に解消されたことにより、異なる出力を宛先とする先行セルが原因で待機状態となるセルが存在しなくなるためである。
この文脈において、入力キューとは、パケットがスイッチング装置の入力においてバッファに入れられることを指し、集中スケジューラは、スイッチング・ファブリックへのアクセス競合を解決するものを指す。本アーキテクチャを用いると、スイッチング・ファブリック及びメモリが入力リンクと同一のデータ転送速度で動作することが可能となり、そのため、データ・パスのスケーラビリティが向上することになる。
本発明は以下の利点を有する。各タイム・スロット毎に統合が実行されるので、性能を改善することができる。更に、先に指摘したとおりレイテンシーも低下する。また、トラフィック・パターン変動への自動適応化が更に促進される。これに加えて公平性も改善される。最後に、本発明は、トラフィック・タイプに関わらず接続が長時間停止するのを防止すると同時に、ユニキャスト・トラフィックとマルチキャスト・トラフィックのスケジューリング問題をも解決する。
以上、新規性ある方法及び装置の好ましい一実施形態を図示し本明細書に記載してきたが、これらの方法及び装置には、本発明の趣旨又は添付の特許請求範囲から逸脱しない限り様々な変更及び修正を施すことができることに留意していただきたい。
ネットワーク用の入力キュースイッチのブロック図である。 (a)は、ユニキャスト・スケジューリング用の2部グラフの一例を示す図である。(b)は、マルチキャスト・スケジューリング用の2部グラフの一例を示す図である。 スケジューラの第1の実施形態のブロック図である。 (a)は、マージ前のユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックに関する2部グラフの一例を示す図である。(b)は、マージ前のユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックに関する2部グラフの一例を示す図である。(c)は、マージ後のユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックに関する2部グラフの一例を示す図である。(d)は、マージ後のユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックに関する2部グラフの一例を示す図である。 スケジューラの第2の実施形態のブロック図である。 一実施形態に係る全体のトラフィック・スケジューリングを示すフロー図である。

Claims (10)

  1. 相互接続ファブリックにおいてユニキャスト接続要求及びマルチキャスト接続要求をスケジューリングする方法であって、
    マルチキャスト接続スケジュール(61)と、ユニキャスト接続スケジュール(62)とを個別に作成するステップと、
    前記ユニキャスト接続スケジュール(62)と、前記マルチキャスト接続スケジュール(61)とをマージ・スケジュール(63)にマージするステップと、
    を各タイム・スロット内に実行し、前記マルチキャスト接続スケジュール(61)又は前記ユニキャスト接続スケジュール(62)においてスケジューリングされた接続を前記マージ・スケジュール(63)に組み込むことができない場合には、スケジューリングされた前記接続が後続のタイム・スロット(66、63)で前記マージ・スケジュールに組み込まれる、方法。
  2. 前記マルチキャスト接続スケジュール(61)においてスケジューリングされた接続が、すべて前記マージ・スケジュール(63)に組み込まれ、
    前記ユニキャスト接続スケジュール(62)においてスケジューリングされた接続のうち、前記マルチキャスト接続スケジュール(61)においてスケジューリングされた前記接続と競合しないようにスケジューリングされた接続が、前記マージ・スケジュール(63)に組み込まれる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユニキャスト接続スケジュールは、iSLIP、PIM、又はDRRMによって決定される、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記マルチキャスト接続スケジュールは、TATRA、WBA、又はmRRMを利用して決定される、
    請求項1、2、又は3に記載の方法。
  5. ユニキャスト接続要求は、様々なキュー(VOQ1.1〜VOQ1.N)にバッファされる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. マルチキャスト接続要求は、別個のマルチキャストキュー(MCQ1〜MCQN)にバッファされる、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記マージ・スケジュールに組み込むことができないようにスケジューリングされた前記接続は、その時点でまだスケジューリングされていない接続を介して優先的に処理され、更新されたマージ・スケジュールに最初に組み込まれる、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. ユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングする装置であって、
    ユニキャスト接続をスケジューリングしてユニキャスト接続スケジュール(62)を作成するユニキャスト・スケジューラ(11)と、
    マルチキャスト接続をスケジューリングしてマルチキャスト接続スケジュール(61)を作成するマルチキャスト・スケジューラ(12)と、
    前記ユニキャスト接続スケジュール(62)と前記マルチキャスト接続スケジュール(61)をマージするマージ・ユニット(13)と、
    前記マージ・ユニット(13)によって制御される相互接続ファブリック(1)と、
    を備え、前記ユニキャスト・スケジューラ(11)及び前記マルチキャスト・スケジューラ(12)の前にフィルタ(14)が配置され、前記フィルタ(14)は、ユニキャスト接続要求及びマルチキャスト接続要求を、前記マージ・ユニット(13)からフィードバックされたサービスされていない接続に基づいてフィルタリングするように動作することが可能である、装置。
  9. 前記相互接続ファブリック(1)は、入力キュークロスバー・スイッチを備える、
    請求項8に記載の装置。
  10. ユニキャスト・トラフィック及びマルチキャスト・トラフィックをスケジューリングするためのコンピュータ・プログラムであって、前記プログラムがコンピュータに、
    マルチキャスト接続スケジューリング(61)と、ユニキャスト接続スケジューリング(62)とを個別に実行するステップと、
    前記ユニキャスト接続スケジュール(62)と、前記マルチキャスト接続スケジュール(61)とをマージ・スケジュール(63)にマージするステップと、
    接続を前記マージ・スケジュール(63)に組み込むことができない場合には、前記接続が後続のタイム・スロット(66、63)で前記マージ・スケジュールに組み込むステップ、
    を各タイム・スロット内に実行させる、コンピュータ・プログラム。
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