JP4563765B2 - 携帯型装置、携帯型装置の制御方法、携帯型装置の制御プログラムおよびこれを記録した記録媒体 - Google Patents

携帯型装置、携帯型装置の制御方法、携帯型装置の制御プログラムおよびこれを記録した記録媒体 Download PDF

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本発明は、指向性を有する入出力部を備える携帯型装置、および携帯型装置制御方法、制御プログラム並びにこれを記録した記録媒体に関するものである。
近年、携帯型電話機などの個人利用の携帯型情報装置が広く普及し、性別や年齢層を問わず日常的に利用され、いまや生活必需品としてすっかり定着している。
携帯型電話機の高機能化も進んでおり、カメラ等の画像入力機能や、赤外線または電波による近距離無線通信機能、GPSなどの位置検出機能、ICカード機能、RFIDなどの無線タグ機能、指紋センサなどの生体認証機能などのほか、加速度センサや照度センサなどのように近年小型化が著しく進んできた各種センサを搭載する機種も出始め、更なる高機能化や、各種センサによって利用者の状態の情報化が進み、さらに利便性が高まることが期待されている。
このように携帯型電話機の高機能化が進んでいくことにより、日常生活において利用する機会もますます増えていき、利用者は外出時のみならず、家での生活においても常に身辺に携帯型電話機を携行し、様々なシーンで活用していくものと予想される。
日常生活において携帯型電話機を使用する用途として、赤外線リモコン機能を使用して利用者身辺の各種家電機器をコントロールすることや、加速度センサを利用した歩数計機能などにより利用者の身体活動を記録することなどが実用化されている。
また、携帯型電話機に各種センサが搭載されることにより、例えば照度センサにより利用者身辺の環境の明暗を検出して、携帯型電話機の表示画面の調光制御や着信音を制御することが考案されており、さらには利用者身辺の環境の明暗状態を記録したり、プレゼンス情報として利用することも可能である。
ところで、携帯型電話機やPDAなどの携帯型情報装置に搭載される、光(可視光、赤外光、紫外光など)を受発光する機能、より具体的には赤外線による通信機能や、照度センサや紫外線センサによる利用者の身辺環境を認識する機能においては、光の指向性に配慮する必要がある。
すなわち、光を受発光する部分が適切な方向を向いていなければ正しく機能しないことから、赤外線による通信の場合であれば、送信側の発光部から出力された光が受信側の適切な受光部に入光されるように、送信側の発光部と受信側の受光部の向きを合わせる必要があり、照度センサにより照度を検出する場合や紫外線センサにより紫外線量を検出する場合であれば、照度センサや紫外線センサの受光面を検出したい適切な方向に向ける必要がある。
このような、光を受発光する機能における、光の指向性に対する対応としては、受光部または発光部を異なる方向に向けて複数個配置して受光部または発光部の指向角度を全体として拡げたり、受光部または発光部を可動式にして適切な方向へ向くよう駆動する方法が考案されている。
特許文献1では、受光ユニットを往復揺動運動させて往復運動の両側のタイミングで受光強度を検出(もしくはメイン受光部とサブ受光部を異なる方向に配置し、メイン受光部とサブ受光部の受光強度を検出)して、その受光感度の差異から、相手装置の方向を検出し、受光部の方向を修正または使用者に方向修正を提示する赤外線通信装置について開示されている。
また、特許文献2では、受発光手段の光軸の方向を可変とし、1つ以上の他の光通信システムを特定するための機器情報とその光軸方向とを対応させて記憶手段に記憶し、外部から他の光通信システムを特定可能な情報を入力されると、特定される機器情報に対応する光軸方向を記憶手段から読出し、この読出した光軸方向に受発光手段の光軸を向けて光通信を行う光通信装置ついて開示されている。
特開2000−101514号公報 特開平10−178392号公報
光(可視光、赤外光、紫外光など)を受光ないしは発光する機能においては、光の指向性に配慮する必要があるが、日常生活において携帯型電話機を使用するシーンで生ずる可能性のある光の指向性に関する問題について、具体的な例を用いて説明する。
まず、照度センサや紫外線センサなどにより、利用者の身辺状況を検出する機能では、利用者が携帯型電話機を机やテーブルの上に向きを気にせずに無造作に置いてしまうと、照度センサや紫外線センサの受光部が下向きであった場合には、受光部と机やテーブル上面との隙間が少ない、もしくは隙間が全くないことにより、受光部が照度や紫外線を正しく検出できなくなる可能性がある。
このような場合には、利用者の身辺の照度や紫外線量により、利用者の状況(屋内/屋外、睡眠/覚醒など)を判断もしくは推定する機能が作動している場合には、利用者の状況を誤って判断もしくは推定してしまうことになる。
また、赤外線リモコン機能を使用して利用者身辺の各種家電機器をコントロールする機能に関しては、一般的な赤外線リモコン用の赤外線発光部や受光部の指向角度は30°程度とあまり広くないことから、特に制御の対象となる機器の赤外線受光部の水平線上よりも、携帯型電話機の赤外線発光部の位置が高い場合などに携帯型電話機の表示画面やボタンを見ながら操作していると、携帯型電話機の赤外線発光部が上向きになりやすいので、送信側の発光部から出力された光が受信側の受光部に入光されずに赤外線通信に失敗する場合がある。
同様に、赤外線リモコン機能に関しては、例えば携帯型電話機のアラーム機能と連動して、アラームの鳴動とともに赤外線リモコン機能を使用して、部屋の照明を点灯させることにより、利用者を目覚めやすくするような機能も考えられるが、利用者が携帯型電話機を机やテーブルの上に向きを気にせずに無造作に置いてしまうと、赤外線発光部が上向きでない場合には、発光部から出力された光が照明装置の受光部に入光されずに赤外線通信に失敗する可能性が高い。
その他にも、携帯型電話機では着信時にLEDを点灯させて、着信イルミネーションとして利用者に着信状態を報知する機能があり、夜間などに照明を消した部屋で着信した時には、携帯型電話機が置かれている場所を探しやすくて便利であるが、利用者が携帯型電話機を机やテーブルの上に向きを気にせずに無造作に置いてしまうと、発光面が上向きでない場合(特に下向きの場合)には、利用者がLEDの点灯を確認できなくなる可能性がある。
前記のような課題に対して、携帯型電話機やPDAなどの携帯型情報装置においては、現時点では適切な配慮がなされたものは見当たらず、利用するユーザー自身が、光を受発光する部分の向きを適切な方向に向けるよう注意を払っているのが一般的である。
また、前記の従来の技術を用いた場合では、以下に示すような問題を有する。
すなわち、特許文献1に開示された赤外線通信装置では、受光感度で方位を判別するので受光できている状態でしか機能しないという問題があるうえに、受光部を往復揺動運動させる(もしくは複数の受光ユニットを搭載する)必要があることから、構造的に複雑となり、携帯型電話機やPDAなどのように、小型軽量化と低コスト化が求められる製品への適用は不向きであるほか、複数の受光ユニットを搭載する場合には筐体デザインにおいても受光部分のデザイン的制約を受けることになる。
一方、特許文献2に開示された光通信装置では、あらかじめ他の光通信システムの方向を記憶しておく必要があり、自装置と他の光通信システムの位置関係が変わってしまうと機能しないので、携帯型電話機やPDAなどのように、自由に持ち運んで移動させたり方向を変えたりする装置に適用するのは困難なうえに、受発光手段の光軸を変える必要があることから構造的に複雑となり、携帯型電話機やPDAなどのように小型軽量化と低コスト化が求められる製品への適用は不向きである。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、指向性を有する入出力部を備えた携帯型装置の入出力部を適切に機能させることができる携帯型装置を提供するものである。
本発明の携帯型装置は、指向性を有する入出力部を備えた携帯型装置であって、前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、傾斜検出手段で検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている入出力部の指向性の方向とに基づいて、入出力部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別する角度判別手段とを備えることを特徴とする。
本発明の携帯型装置によれば、入出力部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別することができるので、入出力部の指向性の方向が適切な方向に向いていないときは、その旨を使用者に報知することなどにより、指向性を有する入出力部を適切に機能させることができる。
1.携帯型装置
本発明の携帯型装置は、指向性を有する入出力部を備えた携帯型装置であって、前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、傾斜検出手段で検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている入出力部の指向性の方向とに基づいて、入出力部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別する角度判別手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る携帯型装置は、装置の筐体の傾斜状況に応じて、装置に実装された何らかの指向性を有する機能が正常に機能できるか否かを判別する場合に効果を奏するものである。従って、本発明に係る携帯型装置には、携帯型電話機やPDAなどの携帯型情報装置や、家電機器などのリモートコントローラや、指向性のある(または指向性が強い)電波特性を持ったアンテナ部(無線データ通信機能の指向性アンテナや、非接触ICカード機能のアンテナや、RFIDなどの無線タグ機能のアンテナなど)を搭載した携帯型装置が含まれる。なお、本発明は、携帯型の装置以外でも、例えば、画像を投影するプロジェクターや、光や指向性のある電波などを計測する計測装置や、監視カメラや人感センサ、衛星放送の受信アンテナなど、設置する際の傾斜角度に対する配慮が必要な装置へ適用可能である。
1−1.入出力部
「入出力部」は、携帯型装置への入力ないしは出力の少なくとも一方の機能を有する。本発明は、携帯型装置の入出力部が指向性を有する場合に、この入出力部を適切に機能させることを目的とするものであるから、本発明の「入出力部」は、指向性を有する種々の構成を含み、具体的には、例えば、受光ないしは発光の少なくとも一方の機能を有する受発光部である。このような受発光部には、光通信(例えば、赤外線通信)を行うための発光部又は受光部や、周囲環境の照度を検出するための照度センサなどが含まれる。
また、入出力部は、指向性を有する無線通信信号を受信ないしは送信の少なくとも一方の機能を有する送受信部であってもよい。このような送受信部には、例えば、無線データ通信機能(例えば、無線LANやBluetooth、ZigBeeなどの近距離無線)の指向性アンテナや、非接触ICカード機能のアンテナや、RFIDなどの無線タグ機能のアンテナなどが含まれる。
1−2.傾斜検出手段
傾斜検出手段には、例えば、携帯型装置の傾斜角度を検出して傾斜角度に応じた強さの電気信号に変換する素子が含まれ、具体的には、例えば、加速度センサ又は傾斜センサからなる。
1−3.角度判別手段
角度判別手段は、傾斜検出手段で検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている入出力部の指向性の方向とに基づいて、入出力部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別する。「入出力部の指向性の方向」とは、入力の感度又は出力の強度が最も高くなる方向をいう。角度判別手段は、この指向性の方向が所定の範囲にある場合には、携帯型装置は適切な傾斜角度になっていると判断し、所定の範囲にない場合には、携帯型装置は適切な傾斜角度になっていないと判断する。角度判別手段は、この判断結果を出力し、後述するように、この判断結果は、情報報知手段などによって利用される。
角度判別手段は、好ましくは、入出力部の指向性の方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲内であるか否かを判別する。このような判別方法は、例えば、携帯型装置がテレビ用リモートコントローラなどであり、リモートコントローラからの光を受け取るテレビがほぼ水平方向に位置していると想定される場合に有用である。この場合、入出力部の指向性の方向が極端に上下のいずれかにずれていると、入出力部が適切に機能しないからである。
また、上記「所定の範囲」は、好ましくは、入出力部の特性に基づいて決定される。「入出力部の特性」とは、例えば、入出力部の指向性の程度をいう。例えば、指向性が比較的強い入出力部に対しては、所定の範囲を+/−20度とするのが好ましい場合があり、指向性が比較的弱い入出力部に対しては、所定の範囲を+/−40度とするのが好ましい場合がある。携帯型装置が複数の入出力部を備える場合、それぞれの入出力部に対して、異なる「所定の範囲」を定めることができる。このように、入出力部の特性に基づいて「所定の範囲」を決定すると、角度判別手段は、より適切に、携帯型装置が適切な傾斜角度になっているかどうかを判断することができる。
また、「所定の範囲」は、前記装置が用いられる条件に応じて切り替え可能であることが好ましい。「条件に応じて」とは、アプリケーション動作や携帯型装置の位置若しくは向きなどに応じて、ということを意味する。例えば、携帯型装置が複数の機器を制御する赤外線リモコンである場合、天井付近に設置されたエアコンを制御する場合と、床付近に存在するロボット掃除機を制御する場合のように、高さが異なる機器ごとに、携帯型装置が適切な傾斜角度となる条件が異なる。前記装置が用いられる条件に応じて、「所定の範囲」を切り替え可能にしておくことで、種々の状況に対応することができ、便利である。
1−4.情報報知部
本発明の装置は、角度判別手段からの出力(判別結果)に基づいて所定の情報を報知する情報報知部をさらに備えることが好ましい。角度判別手段は入出力部が適切な方向に向いているかどうかを判別して出力し、情報報知部は、その出力に基づいた情報を提供する。この情報の例としては、「上に向けて下さい。」など装置の方向に関するものがある。このような情報が利用者に提供されると、利用者は、容易に、入出力部が適切に機能するように装置の向きを調節することができる。
1−5.状態判別手段
本発明の装置は、入出力部が有効に機能する状態であるか否かを判別する状態判別手段をさらに備えることが好ましい。本発明の装置が角度判別や情報報知を行う目的は、入出力部を適切に機能させることである。従って、角度判別手段や情報報知手段は、入出力部が有効に機能する状態、例えば、「赤外線通信モードになっている状態」の場合に、状態判別手段からの出力に基づいて角度判別又は所定の情報の報知を行えば十分であり、また、このようにすることで、入出力部が有効に機能する状態にないときにまで、情報の報知等が行われる煩わしさを避けることができる。
1−6.運動パターン検出手段
本発明の装置は、本発明の装置の所定の運動パターンを検出する運動パターン検出手段をさらに備えることが好ましい。ここで「運動パターン」には、「所定時間の静止」も含まれる。運動パターン検出手段を備えれば、装置の動きで所定の動作を行わせるジェスチャ機能と受発光機能を組み合わせて使用するときや、装置に所定時間以上動きが無いときなど、利用者の行動に基づいた報知などを行うことができる。従って、角度判別手段や情報報知手段は、運動パターン検出手段からの出力に基づいて角度判別又は所定の情報の報知を行うことが好ましい。
また、例えば、机やテーブルの上などに放置された状態でも光を受発光する機能が有効に機能する携帯型装置を、向きを気にせず無造作に置いた時には、所定時間以上動きが無いことを検出して利用者に報知することにより、利用者が受発光部の向きを修正することで、光を受発光する機能が正常に機能しなくなるトラブルを回避できるので、携帯型装置に搭載されている照度センサにより利用者の生活リズムを推定する機能や、携帯型装置のアラーム機能と連動して、アラーム設定時刻に赤外線リモコン信号を出力して家電機器等を制御する機能においては特に効果的である。
ここで、傾斜検出手段及び運動パターン検出手段は、共通の加速度センサによって実現されることが好ましい。この場合、携帯型装置のコストと部品点数の増加を抑制することができるからである。
1−7.複数の入出力部
本発明の装置は、複数の入出力部を備えてもよく、この場合、好ましくは、状態判別手段は、少なくとも1つの入出力部が有効に機能する状態であるか否かを判別し、角度判別手段は、状態判別手段からの出力に基づいて、有効に機能する状態にある入出力部について角度判別を行う。この場合、有効に機能する状態にある入出力部について、角度判別を行うことができ、便利である。
また、情報報知部は、好ましくは、角度判別手段からの出力に基づいて所定の情報を報知する。この場合、有効に機能する状態にある入出力部について適切な情報報知を行うことができる。
2.携帯型装置の制御方法
本発明の携帯型装置の制御方法は、指向性を有する入出力部を備えた携帯型装置の制御方法であって、前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出ステップと、傾斜検出手段で検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている入出力部の指向性の方向とに基づいて、入出力部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別する角度判別ステップとを備えることを特徴とする。
上記携帯型装置についての説明は、基本的に、携帯型装置の制御方法についても当てはまる。また、本発明の方法は、(1)角度判別ステップからの出力に基づいて所定の情報を報知する情報報知ステップ、(2)入出力部が有効に機能する状態であるか否かを判別する状態判別ステップ、(3)前記装置の所定の運動パターンを検出する運動パターン検出ステップのうちの1つ以上をさらに備えてもよい。
3.携帯型装置の制御プログラム
本発明の携帯型装置の制御プログラムは、指向性を有する入出力部を備えた携帯型装置の制御プログラムであって、前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出ステップステップと、傾斜検出手段で検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている入出力部の指向性の方向とに基づいて、入出力部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別する角度判別ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記携帯型装置についての説明は、基本的に、携帯型装置の制御プログラムについても当てはまる。また、本発明のプログラムは、(1)角度判別ステップからの出力に基づいて所定の情報を報知する情報報知ステップ、(2)入出力部が有効に機能する状態であるか否かを判別する状態判別ステップ、(3)前記装置の所定の運動パターンを検出する運動パターン検出ステップのうちの1つ以上をさらにコンピュータに実行させてもよい。
また、本発明は、上記制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体をも提供するものである。
〔実施形態1〕
本発明の携帯型装置および携帯型装置制御方法、携帯型装置制御プログラム並びにこれを記録した記録媒体に関する一実施形態について、図1〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施形態の携帯型電話機10(携帯型装置)は、図2(A)〜(B)に示すように、画像情報や文字情報を表示するための表示部4、操作ボタンなどを有する入力部6、照度を検出するための照度センサ部8(受発光部1)、赤外線通信を行うための赤外線受発光部9a(受発光部2)、筐体の開閉状態を検出するための開閉検出スイッチ11などからなる外観を有している。
ここで、図2(A)は携帯型電話機10の筐体を閉じた状態、図2(B)は携帯型電話機10の筐体を開いた状態を示している。
なお、携帯型電話機10(携帯型装置)は、前記の他にも、通話用の受話部/送話部など、様々な構成要素を有しているが、本発明を構成するための必要要素ではないため、それらについては説明を省略する。
また、携帯型電話機10は、図1に示すように、内部に、制御部1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、表示部4、音声出力部5(情報報知部)、入力部6、加速度センサ部7、照度センサ部8、赤外線通信部9、赤外線受発光部9aなどを備えている。
なお、図1の説明と同様に、携帯型電話機10(携帯型装置)は、前記の他にも、携帯電話サービスを実現するための機能など、様々な構成要素を有しているが、本発明を構成するための必要要素ではないため、それらについては説明を省略する。
制御部1は、マイクロコンピュータを内蔵し、ROM2から読み出したコンピュータプログラムに従って、入力部6からの入力操作などにより動作し、表示部4、音声出力部5、加速度センサ部7、照度センサ部8、赤外線通信部9などを制御する。
なお、この制御部1が内部に備えている各機能ブロックについては、後段にて詳述する。
ROM2は、例えば、フラッシュROMやマスクROMのような不揮発性メモリで構成されており、制御部1が実行する本発明の装置制御プログラムであるコンピュータプログラムや、制御部1が利用する各種データが記憶される。
なお、ROM2に記憶されるコンピュータプログラムは、予め製造・出荷段階でROM2に記憶されたものに限定されるものではなく、記憶媒体読取部(図示せず)にメモリカード等の記憶媒体を挿入して、記憶媒体内のプログラムをROM2に書き込んでもよいし、記憶媒体自体が読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
また、本実施形態の携帯型電話機10は、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能な機能(図示せず)を備えていることから、通信ネットワークからプログラムをダウンロードして、ROM2に記憶してもよい。
RAM3は、例えば、SRAMやDRAMのような揮発性メモリで構成されており、制御部1がROM2から読み出したコンピュータプログラムを実行する際に、ワークメモリとして使用される。
表示部4は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のFPD(フラットパネルディスプレイ)で構成され、制御部1に表示制御されることにより、利用者に対して文字や画像等の表示情報を提供する。
音声出力部5(情報報知部)は、スピーカ部5aに接続され、制御部1から入力された音声信号をスピーカ部5aから出力する処理を行う。
入力部6は、電話番号や文字等を入力したり、赤外線リモコン機能のリモコンボタンとして利用するためのダイヤルボタンやカーソルボタンなどを含む、携帯型電話機10を操作するための複数の入力ボタンなどで構成される。
加速度センサ部7は、互いに直交する3軸の、重力加速度(静的加速度)と運動加速度(動的加速度)を検出する3軸加速度センサで構成され、携帯型電話機10の筐体の上下判別、および携帯型電話機10の筐体の傾斜(重力加速度)と、携帯型電話機10の筐体の動き(運動加速度)を検出するために、例えばピエゾ抵抗型の3軸加速度センサで、応答周波数としてDC〜50Hz程度のものを使用すればよい。
本実施形態の携帯型電話機10の場合、図2(C)〜(D)に示すように、携帯型電話機10の筐体の底部側(入力部6が実装されている側)の内部に加速度センサ部7が実装されており、加速度センサ部7の筐体への実装方向は、X軸とY軸が筐体底面と水平となる方向となっており、X軸が筐体の左右方向、Y軸が筐体の前後方向、Z軸が筐体の上下方向に対応している。
なお、図2(C)は携帯型電話機10の筐体を閉じた状態、図2(D)は携帯型電話機10の筐体を開いた状態を示している。
照度センサ部8(受発光部1)は、周囲の明るさを検出する照度センサで構成され、利用者である人が活動している環境照度を検出するために、ピーク感度が550nm付近で、分光感度が人間の比視感度に極力近い特性を持つものを使用している。
赤外線通信部9は、制御部1に通信制御されることにより、赤外線受発光部9a(受発光部2)を介して通信相手である他の機器との間で、例えば、赤外線リモコン規格や、赤外線データ通信規格(IrDA)で規定されている通信方式に基づいた赤外線通信処理を行う。
また、本実施形態の携帯型電話機10が備えている制御部1は、図1に示すように、図示しないCPUが、ROM2に格納された各種の装置制御プログラム(アプリケーションプログラム)を実行し、表示部4、音声出力部5、入力部6、加速度センサ部7、照度センサ部8、赤外線通信部9等のハードウェアを制御することにより、各種の機能を実現する機能ブロックとして、赤外線通信制御部1a(赤外線通信制御手段)、照度検出部1b(照度検出手段)、傾斜検出部1c(傾斜検出手段)、角度判別部1d(角度判別手段)、報知制御部1e(報知制御手段)を機能ブロックとして形成している。
赤外線通信制御部1aは、ROM2に格納された装置制御プログラムに従って、赤外線通信部9を制御し、赤外線リモコン機能における制御の対象となる他の機器に対して、赤外線リモコン信号(制御信号)を送信させたり、IrDAなどの赤外線データ通信機能における通信相手である他の機器との間でデータを送受信させる。
照度検出部1bは、前記装置制御プログラムに従って、照度センサ部8から出力される環境照度レベルを示す信号から、周囲の明るさを検出する。
傾斜検出部1cは、前記装置制御プログラムに従って、加速度センサ部7から出力される3軸の加速度信号からDC成分を抽出し、抽出したDC成分で示される3軸の重力加速度と、携帯型電話機10に実装されている加速度センサ部7の3軸の方向とに基づいて、携帯型電話機10の筐体の、重力方向に対する傾斜角度を算出する。
なお、本実施形態では、加速度センサ部7から出力される互いに直交する3軸の加速度信号を用いていることから、携帯型電話機10の筐体の上下判別を行うことができるので、たとえば携帯型電話機10の筐体の底面が水平状態で、かつ筐体の天面が上向きの場合を0°基準として、前後方向および左右方向の傾斜角度(0〜359°)を算出しており、筐体の底面が水平状態で、かつ筐体の天面が下向きの場合を180°としている。
図3(A)は筐体が閉じられた携帯型電話機10が、底面が水平状態で、かつ筐体の天面が上向きの0°基準の状態を筐体前側から見た図であり、この状態から加速度センサ部7のY軸を基準に矢印A1に示す反時計回りに筐体が回転すると、筐体の左右方向の傾斜角度を0°から359°の範囲で検出するようにしている。
図3(B)は筐体の左右方向の傾斜角度が45°の場合を示しており、この状態では筐体の右側が矢印A2に示す45°上向きに傾斜している。
また、図3(C)は筐体が閉じられた携帯型電話機10が、底面が水平状態で、かつ筐体の天面が上向きの0°基準の状態を筐体右側から見た図であり、この状態から加速度センサ部7のX軸を基準に矢印A3に示す反時計回りに筐体が回転すると、筐体の前後方向の傾斜角度を0°から359°の範囲で検出するようにしている。
図3(D)は筐体の前後方向の傾斜角度が45°の場合を示しており、この状態では筐体の後側が矢印A4に示す45°上向きに傾斜している。
角度判別部1dは、前記装置制御プログラムに従って、傾斜検出部1cで検出された携帯型電話機10の筐体の傾斜角度から、筐体に実装されている受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)が受光もしくは発光する方向を認識し、受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度を算出し、算出した水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲内であるか否かを判別する。
なお、本実施形態においては、受発光部が受光もしくは発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度は、水平面を0°として±90°(上方向がプラス、下方向がマイナス)の範囲で算出している。
また、本実施形態では、受発光部である照度検出部8が、携帯型電話機10の筐体の上部側(表示部4が実装されている側)に実装されており、傾斜検出部1cが筐体の傾斜を検出するために使用する加速度センサ部7が実装されている筐体の底部側(入力部6が実装されている側)との方向関係を認識する必要がある。
このため、開閉検出スイッチ11の状態を検出して、携帯型電話機10の筐体が、閉じた状態であるか開いた状態であるかを識別し、傾斜検出部1cで検出された携帯型電話機10の筐体の底部側の傾斜角度と、筐体の開閉状態により決定される、筐体の底部側に対する筐体の上部側の相対角度とにより、照度検出部8が受光する発光する方向を認識している。
本実施形態では、筐体の底部側に対する筐体の上部側の相対角度は、図2(C)に示す筐体を閉じた状態では前後方向に+180°、図2(D)に示す筐体を開いた状態では前後方向に+10°としている。
さらに、角度判別部1dは、受発光部が受光もしくは発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲内か否かを判定する際の“所定の角度範囲”を、受発光部による受光もしくは発光する機能が正常に機能する指向角度範囲に合わせて設定する構成としてもよい。(詳細は後述)
またさらに、角度判別部1dは、受発光部が受光もしくは発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲内か否かを判定する際の、所定の角度範囲をアプリケーション動作に応じて切替える構成としてもよい。(詳細は後述)
報知制御部1eは、前記装置制御プログラムに従って、角度判別手段により、受発光部が受光ないしは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲外と判別された場合には、音声出力部5(情報報知部)を制御して、受発光部が正常に機能する角度範囲外であることを通知するための音声信号を出力させて利用者に報知する。
本実施形態の携帯型電話機10では、以上のような構成により、光を受光または発光する受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)が受光または発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度を検出し、検出した傾斜角度が、所定の角度範囲外である場合には、音声信号を出力して利用者に報知することができる。
次に、本発明を適用した携帯型電話機10において、受発光部が受光または発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲外である場合には利用者に報知する処理の流れについて、図4に示すフローチャートを用いて説明すれば以下のとおりである。
S1では、傾斜検出部1cにより、携帯型電話機10の筐体の、左右方向および前後方向の傾斜角度を算出する。
S2では、角度判別部1dにより、受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度を算出する。
S3では、角度判別部1dにより、S2で算出した受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。この判定がYESの場合にはS1に戻り、NOの場合にはS4に進む。なお、所定の角度範囲については後段にて詳述する。
S4では、報知制御部1eにより、受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲外であることを利用者へ報知する。具体的には、音声出力部5(情報報知部)を制御して、受発光部が正常に機能する角度範囲外であることを通知するための音声信号を出力させて利用者に報知する。S4の処理の後はS1に戻る。
ここで、“所定の角度範囲”について、図5(A)〜(H)を用いて説明する。
図5(A)〜(H)は、テーブル30上に置かれた、筐体が閉じられた携帯型電話機10が、前後方向は0°基準の状態を筐体前側から見た図であり、このうち図5(A)〜(D)では、受発光部である照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の“所定の角度範囲”として、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の角度範囲を0°〜+90°(所定の角度範囲外は−1〜−90°)とした場合の例を示している。
ここで、所定の角度範囲として0°〜+90°と設定しているのは、携帯型電話機10の環境照度を検出するためには、照度検出部8が水平より下向きであると正しく環境照度を検出できなくなる可能性があるからであるが、この所定の角度範囲は0°〜+90°に限定されるものではなく、適切な範囲を設定すればよい。
図5(A)は、照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+90°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は0°)を、また図5(B)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が0°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は90°)の状態を示しており、ともに所定の角度範囲内であることから利用者への報知は行われない。
図5(C)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−45°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は135°)を、また図5(D)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−90°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は180°)の状態を示しており、ともに所定の角度範囲外であることから利用者への報知(この例では「上に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
また、図5(E)〜(H)では、受発光部である照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲として、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の角度範囲0°〜+90°と、照度検出部8の受光機能が正常に機能する指向角度である±45°(図中のA11に示す角度範囲)とから、所定の角度範囲として−45°〜+90°(所定の角度範囲外は−46°〜−90°)とした場合の例を示している。
なお、照度検出部8の受光機能が正常に機能する指向角度である±45°は、照度検出部8を構成している照度センサ部のスペックであり、採用する部品のスペックに合わせて指向角度を設定すればよい。
ここで、所定の角度範囲として−45°〜+90°と設定しているのは、携帯型電話機10の環境照度を検出するためには、照度検出部8の受光機能が正常に機能する指向角度範囲が水平より下向きであると正しく環境照度を検出できなくなる可能性があるからであるが、この所定の角度範囲は−45°〜+90°に限定されるものではなく、適切な範囲を設定すればよい。
図5(E)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+90°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は0°)を、また図5(F)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が0°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は90°)の状態を、また図5(G)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−45°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は135°)を示しており、ともに所定の角度範囲内であることから利用者への報知は行われない。
図5(H)は照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−90°の状態(筐体の左右方向の傾斜角度は180°)の状態を示しており、所定の角度範囲外であることから利用者への報知(この例では「上に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
また、図6(A)〜図6(C)は、本発明を適用した携帯型電話機10の赤外線リモコン機能により、テレビ受信機20をコントロールするときの動作例である。テレビ受信機20は、画面20a及び赤外線受光部20bを備えており、赤外線受光部20bが、携帯型電話機10の赤外線受発光部9aからの赤外線を受光する。また、赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の“所定の角度範囲”は、赤外線受発光部9aの発光機能が正常に機能する指向角度範囲である±20°(図中のA12に示す角度範囲)が水平面に収まる角度範囲である−20°〜+20°(所定の角度範囲外は+21°〜+90°および−21°〜−90°)としている。
図6(A)は、赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が±20°以内の状態であり、所定の角度範囲内であることから利用者への報知は行われない。
図6(B)は赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+20°以上の状態であり、所定の角度範囲外であることから利用者への報知(この例では「下に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
同様に図6(C)は赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−20°以上の状態であり、所定の角度範囲外であることから利用者への報知(この例では「上に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
なお、受発光部である赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲として、赤外線受発光部9aの発光機能が正常に機能する指向角度範囲が水平面に収まる角度範囲となるよう−20°〜+20°と設定しているのは、赤外線リモコン機能の制御対象であるテレビ受信機20が、一般的な使用環境においては、ほぼ利用者の水平面上付近に存在するものと想定しているからであり、例えばエアコン本体や照明機器のように一般的には天井付近の高い位置に設置される機器を対象に、赤外線リモコン機能を使用する場合には、所定の角度範囲を上向き側(例えばエアコンの場合は0°〜+60°、照明機器の場合は+45°〜+90°など)に設定したり、例えば掃除ロボットのように床面付近の低い位置に存在する機器を対象に、赤外線リモコン機能を使用する場合には、所定の角度範囲を下向き側(例えば掃除ロボットの場合は−20°〜−90°など)に設定するなど、アプリケーション動作に合わせて適切な所定の角度範囲を切替えて設定することも可能である。
前記の“アプリケーション動作に合わせて適切な所定の角度範囲を切替えて設定する”ことについて、以下に詳細を説明する。
例えば赤外線リモコン機能の場合であれば、前述の例で示したように、制御対象となる機器ごとに(一般的な使用環境における利用者からみて、ほぼ水平面に存在するテレビ受信機、上側に存在するエアコンや照明機器、下側に存在する掃除ロボットなど)、“所定の角度範囲”を切替えることが実用上好ましく、この切替え方法としては、利用者が赤外線リモコン機能の制御対象となる機器の設定を任意に切替える(赤外線リモコン機能のメニューで制御対象機器を選択するなど)ことに連動して“所定の角度範囲”を切替えればよい。
また、前記の例のように利用者の操作(利用者が赤外線リモコン機能の制御対象となる機器の設定を任意に切替える)によって切替える方法以外にも、例えば、傾斜検出部1cで算出された携帯型電話機10の傾斜角度を用いることにより、赤外線リモコン機能が有効な状態(赤外線リモコン機能のアプリケーション動作中)の、単位時間(例えば5秒間)あたりの平均的な携帯型電話機10の傾斜角度によって、利用者が制御対象としたい機器を推定して、赤外線リモコン機能の制御対象となる機器と、“所定の角度範囲”を自動的に切替えてもよい(例えば、ほぼ真上であれば照明機器、斜め上方であればエアコン、水平であればテレビ受信機、水平より下向きであれば掃除ロボットなど)。
本実施形態の携帯型電話機10では、以上のように、傾斜検出部1cが算出した筐体の左右方向および前後方向の傾斜角度と、筐体に実装されている受発光部が受光もしくは発光する方向とに基づいて、受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲外であれば利用者へ報知される。
また、受発光部の受発光機能が正常に機能する指向角度を考慮することによって、より現実に即した報知を行うことができる。
さらに、受発光部による受光もしくは発光を行う方向が、アプリケーション動作によって異なる場合(例えば赤外線リモコン機能の場合、制御対象となる機器ごと)には、受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲を切替えて設定することにより、アプリケーション動作に合わせた適切な報知を行うことができる。
なお、本実施形態では、受発光部は照度検出部8と赤外線受発光部9aを前提としているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カメラ機能の照明LEDやフラッシュ、着信イルミネーションに使用されるLED、紫外線センサ、レーザー光線の受発光部など、光(可視光、赤外光、紫外光など)を受光ないしは発光の少なくとも一方の機能を有するものや、光を扱うもの以外でも、図示しない無線通信機能(無線通信部や無線通信制御部やアンテナ部)を実装し、指向性のある(または指向性が強い)電波特性を持ったアンテナ部(無線データ通信機能の指向性アンテナや、非接触ICカード機能のアンテナや、RFIDなどの無線タグ機能のアンテナなど)にも適用可能である。
また、本実施形態では、傾斜検出部1cは、加速度センサ部7を用いて携帯型電話機10の筐体の傾斜角度を算出することを前提としているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、傾斜センサなどを利用して傾斜角度を検出してもよい。
また、本実施形態では、報知制御部1eによる利用者への報知方法は、音声による方法を前提としているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ブザー音のような簡易な効果音を発してもよいし、バイブレータによる振動や、表示部4による文字や画像の表示、LEDやランプの点灯や点滅など、利用者へ適切に報知できる方法であれば適用可能である。
なお、利用者が上下方向のどちらに向きを修正すればよいかを分かり易く報知することが望ましく、本実施形態で示したように、音声メッセージの報知内容を切替える方法のほか、例えば、受発光部の傾斜角度がもっとも理想的な角度(所定の角度範囲の中心角度)から外れるにしたがって、報知状態を変更(効果音や振動の種類やパターンを変えたり、表示部4に表示する文字や画像の種類やパターンを変えたり、表示部4に傾斜角度に応じて変化するインジケータを表示したり、LEDやランプの色や点灯(点滅)パターンを変えるなど)する方法を適用してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の携帯型装置および携帯型装置制御方法、携帯型装置制御プログラム並びにこれを記録した記録媒体に関する一実施形態について、図7〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した構成と同じ機能を有する構成については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。さらに、本実施形態におけるフローチャートに基づく説明についても、実施形態1で説明した処理内容と基本的に同様であるため、実施形態1と重複する条件については、その説明を省略する。
本実施形態2の携帯型電話機10では、図7に示す制御部1が内部に備えている各機能ブロックとして、状態判別部1f(状態判別手段)を備えている点で、実施形態1とは異なっている。
状態判別部1fは、装置制御プログラムに従って、受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)による光を受光もしくは発光する機能が、有効に機能する状態であるか否かを判別する。
ここで、受発光部が有効に機能する状態とは、例えば以下の状態である。
●赤外線通信制御部1aによる赤外線通信機能が有効に機能する状態
・赤外線リモコン機能を使用中(赤外線リモコンモードで動作中)
・赤外線リモコン機能を使用中で、かつ入力部6のリモコン機能に割当てられた
ボタンが押下されたとき
・アラーム機能と連動して、アラーム設定時刻に赤外線リモコン信号を出力する
機能が動作中(アラーム設定時刻待ちの状態)
・IrDAなどの赤外線データ通信機能を使用中
●照度検出部1bによる照度検出機能が有効に機能する状態(照度検出機能使用中)
すなわち、受発光部を使用中もしくは使用可能な状態を、受発光部が有効に機能する状態として判別している。
また、本実施形態の角度判別部1dは、装置制御プログラムに従って、状態判別部1fにより受発光部による光を受光ないしは発光する機能が有効に機能する状態であると判別されたときにのみ、傾斜検出部1cで検出された携帯型電話機10の筐体の傾斜角度から、筐体に実装されている受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)が受光もしくは発光する方向を認識し、受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度を算出し、算出した水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲内であるか否かを判別する。
本実施形態において、携帯型電話機10による処理は、図8に示すフローチャートに従って行われる。
S10では、状態判別部1fにより、受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)による光を受光もしくは発光する機能が、有効に機能する状態であるか否かを検出し、有効に機能する状態であれば利用者への報知機能が有効と判定する。
この判定がYESの場合にはS11に進み、NOの場合にはS10に戻る。
続いて、S11〜S14では、実施形態1のS1〜S4と同様の処理が行われる。
図9(A)〜図9(B)は、本発明を適用した携帯型電話機10の赤外線リモコン機能により、テレビ受信機20をコントロールするときの動作例であり、受発光部である赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲は、赤外線受発光部9aの発光機能が正常に機能する指向角度範囲である±20°(図中のA12に示す角度範囲)が水平面に収まる角度範囲である−20°〜+20°(所定の角度範囲外は+21°〜+90°および−21°〜−90°)としている。
図9(A)と図9(B)はどちらとも、赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+20°以上で所定の角度範囲外の状態である。
図9(A)は、入力部6のリモコン機能に割当てられたボタンが押下されることにより、状態判別部1fが、受発光部(赤外線受発光部9a)による光を発光する機能が有効に機能する状態であることを検出し、利用者への報知機能が有効と判別することから、利用者への報知(この例では「下に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
図9(B)は,入力部6のリモコン機能に割当てられたボタンが押下されていないので、状態判別部1fが、利用者への報知機能が無効と判別することから、利用者への報知は行われない。
また、図9(C)〜図9(D)は、テーブル30上に置かれた、本発明を適用した携帯型電話機10の照度検出機能により、周囲の明るさを検出するときの動作例であり、受発光部である照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲は、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の角度範囲を0°〜+90°(所定の角度範囲外は−1〜−90°)としている。
図9(C)と図9(D)はどちらとも、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−90°で所定の角度範囲外の状態である。
図9(C)は、照度検出機能を使用中の状態であり、状態判別部1fが、受発光部(照度検出部8)による光を受光する機能が有効に機能する状態であることを検出し、利用者への報知機能が有効と判別することから、利用者への報知(この例では「上に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
図9(D)は,照度検出機能を使用していない状態であり、状態判別部1fが、利用者への報知機能が無効と判別することから、利用者への報知は行われない。
本実施形態2の携帯型電話機10では、以上のように、状態判別部1fにより利用者への報知機能が有効と判別されたときにのみ、傾斜検出部1cが算出した筐体の左右方向および前後方向の傾斜角度と、筐体に実装されている受発光部が受光もしくは発光する方向とに基づいて、受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲外であれば利用者へ報知される。
〔実施形態3〕
本発明の携帯型装置および携帯型装置制御方法、携帯型装置制御プログラム並びにこれを記録した記録媒体に関する一実施形態について、図10〜図13および図16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態1、2にて説明した構成と同じ機能を有する構成については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
さらに、本実施形態におけるフローチャートに基づく説明についても、実施形態1、2で説明した処理内容と基本的に同様であるため、実施形態1、2と重複する条件については、その説明を省略する。
本実施形態3の携帯型電話機10では、図10に示す制御部1が内部に備えている各機能ブロックとして、運動パターン検出部1g(運動パターン検出手段)を備えている点で、実施形態2とは異なっている。
運動パターン検出部1gは、装置制御プログラムに従って、加速度センサ部7から出力される3軸の加速度信号からAC成分を抽出し、抽出したAC成分で示される3軸の運動加速度と、携帯型電話機10に実装されている加速度センサ部7の3軸の方向とに基づいて、携帯型電話機10の筐体の、前後方向・左右方向・上下方向のそれぞれの動きを算出し、算出した携帯型電話機10の筐体の動きから、所定の運動パターンを検出する。
所定の運動パターンとは、例えば所定時間以上、筐体の動きが殆ど無い“所定時間の静止”や、ユーザーインタフェースとして利用者が筐体を動かすことで携帯型電話機10に所定の動作を行わせる、ジェスチャ機能を利用する際の“ジェスチャ入力動作”などであり、アプリケーション動作に合わせて、所定の運動パターンを選択することも可能である。
なお、所定の運動パターンを定義するデータはROM2に記憶している。
また、本実施形態3の状態判別部1fは、装置制御プログラムに従って、運動パターン検出部1gが筐体の所定の運動パターンを検出したときにのみ、受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)による光を受光もしくは発光する機能が、有効に機能する状態であるか否か判別する。
本実施形態において、携帯型電話機10による処理は、図11に示すフローチャートに従って行われる。
S20では、運動パターン検出部1gにより、携帯型電話機10の筐体の、前後方向・左右方向・上下方向のそれぞれの動きを算出し、算出した携帯型電話機10の筐体の動きが、所定の運動パターンであるか否かを検出する。ここで、所定の運動パターンを検出した場合にはS21に進み、未検出の場合にはS20に戻る。
続いて、S21〜S25では、実施形態2のS10〜S14と同様の処理が行われる。
図12(A)〜図12(B)は、テーブル30上に置かれた、本発明を適用した携帯型電話機10の照度検出機能により、周囲の明るさを検出するときの動作例であり、受発光部である照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲は、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の角度範囲を0°〜+90°(所定の角度範囲外は−1〜−90°)としている。
図12(A)では、運動パターン検出部1gが、所定の運動パターンとして、所定時間以上(例えば30秒)、筐体の動きが殆ど無い“所定時間の静止”を検出した後、状態判別部1fが、受発光部(照度検出部8)による光を受光する機能が有効に機能する状態(すなわち照度検出機能が有効な状態)であることを検出し、利用者への報知機能が有効と判別した時点において、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+90°で所定の角度範囲内の状態であることから、利用者への報知は行われない。
図12(B)では、運動パターン検出部1gが、所定の運動パターンとして、所定時間(例えば30秒)以上、筐体の動きが殆ど無い“所定時間の静止”を検出した後、状態判別部1fが、受発光部(照度検出部8)による光を受光する機能が有効に機能する状態(すなわち照度検出機能が有効な状態)であることを検出し、利用者への報知機能が有効と判別した時点において、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−90°で所定の角度範囲外の状態であることから、利用者への報知(この例では「上に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
図16は、図12(A)〜図12(B)で説明した、所定時間以上(例えば30秒)筐体の動きが殆ど無い“所定時間の静止”を検出したときに、照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲外であれば利用者へ報知する機能を適用した、利用者の生活リズムを推定する機能の状態遷移図である。
この例では、利用者の生活リズムとして睡眠状態と覚醒状態の推定を行うために、照度検出部1bによる周囲照度の検出と、運動パターン検出部1gにより算出された筐体の動きから得られる運動量(動きの大きさや変化量など)の検出とを行っている。
状態遷移は、まず推定開始時点では“覚醒”状態とし、“覚醒”状態のときに、周囲照度が所定の閾値以下で、かつ運動量が所定の閾値以下の状態が所定時間(t1)以上継続した状態を検出すると、“睡眠”状態に遷移する。
また、“睡眠”状態のときに、周囲照度が所定の閾値以上の状態が所定時間(t2)以上継続したか、もしくは、運動量が所定の閾値以上の状態が所定時間(t3)以上継続した状態を検出すると、“覚醒”状態に遷移するようにしている。
これによって、利用者が覚醒して日常活動を行っている際には、携帯型電話機10をポケットなどに入れて持ち歩き(おもに運動量を検出)、また、帰宅してからはテーブルや机の上などに携帯型電話機10を置いておく(おもに照度を検出)ことにより、利用者の睡眠状態と覚醒状態の推定を行うことができる。
この場合、机やテーブルの上などに携帯型電話機10を、向きを気にせず無造作に置いてしまうと、照度検出部8が受光する向きが下向きの場合などには、周囲照度が検出できなくないため、利用者の生活リズムを誤って推定(照明が点いた部屋で覚醒しているのに睡眠と推定するなど)してしまう可能性がある。
そこで、本発明を適用することにより、机やテーブルの上などに置かれて所定時間以上動きが無いことを検出したときに、照度検出部8が受光する向きが不適切(下向き等)な場合には利用者に報知できるので、利用者が正しい向きに置き直すことにより、このようなトラブルを回避することができる。
図13(A)〜図13(B)は、テーブル30上に置かれた、本発明を適用した携帯型電話機10の赤外線リモコン機能により、携帯型電話機10のアラーム機能(説明は省略)と連動して、アラーム設定時刻に赤外線リモコン信号を出力して部屋の照明装置21を点灯させるときの動作例であり、受発光部である赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲は、赤外線受発光部9aが発光する方向の中心(図中の矢印A13)の角度範囲を+70°〜+90°(所定の角度範囲外は+69〜−90°)としている。
図13(A)では、運動パターン検出部1gが、所定の運動パターンとして、所定時間(例えば30秒)以上、筐体の動きが殆ど無い“所定時間の静止”を検出した後、状態判別部1fが、受発光部(赤外線受発光部9a)による光を発光する機能が有効に機能する状態(すなわち、アラーム機能がセットされて、かつアラーム設定時刻に赤外線リモコン信号を出力して照明装置21を点灯させるように設定された状態)であることを検出し、利用者への報知機能が有効と判別した時点において、クレードル12にセットされた携帯型電話機10の、赤外線受発光部9aが発光する方向の中心(図中の矢印A13)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+90°で所定の角度範囲内の状態であることから、利用者への報知は行われない。
図13(B)では、運動パターン検出部1gが、所定の運動パターンとして、所定時間(例えば30秒)以上、筐体の動きが殆ど無い“所定時間の静止”を検出した後、状態判別部1fが、受発光部(赤外線受発光部9a)による光を発光する機能が有効に機能する状態(すなわち、アラーム機能がセットされて、かつアラーム設定時刻に赤外線リモコン信号を出力して照明装置21を点灯させるように設定された状態)であることを検出し、利用者への報知機能が有効と判別した時点において、クレードル12にセットされていない携帯型電話機10の、赤外線受発光部9aが発光する方向の中心(図中の矢印A13)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が0°で所定の角度範囲外の状態であることから、利用者への報知(この例では「上に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
そのほかにも、本発明を適用した携帯型電話機10においては、運動パターン検出部1gが、所定の運動パターンを、アプリケーション動作に合わせて、適宜選択することにより、さまざまな利用が可能である。
たとえば、ユーザーインタフェースとして利用者が筐体を動かすことで携帯型電話機10に所定の動作を行わせるジェスチャ機能と、赤外線リモコン機能とを組み合わせて利用する場合の例として、入力部6のリモコン機能に割当てられたボタンを押下する代わりに、筐体を所定の運動パターン(例えば、上方向に2回振ると音量アップ、下方向に2回振ると音量ダウン、左方向に2回振るとチャンネルダウン、右方向に2回振るとチャンネルアップなど)で動かす“ジェスチャ入力”により、ジェスチャ(所定の運動パターン)の種類ごとに割当てられた赤外線リモコン信号を出力するアプリケーション動作の場合であれば、運動パターン検出部1gがジェスチャ(所定の運動パターン)を検出したとき、赤外線受発光部9aが発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲外の状態であれば、利用者への報知を行うことができる。
本実施形態2の携帯型電話機10では、以上のように、運動パターン検出部1gが筐体の所定の運動パターンを検出し、かつ、状態判別部1fにより利用者への報知機能が有効と判別されたときにのみ、傾斜検出部1cが算出した筐体の左右方向および前後方向の傾斜角度と、筐体に実装されている受発光部が受光もしくは発光する方向とに基づいて、受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲外であれば利用者へ報知される。
また、本実施形態では、運動パターン検出部1gは、加速度センサ部7を用いて携帯型電話機10の筐体の所定の運動パターンを検出することを前提としているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ジャイロセンサ、振動センサ、傾斜センサなどを利用して所定の運動パターンを検出してもよい。
〔実施形態4〕
本発明の携帯型装置および携帯型装置制御方法、携帯型装置制御プログラム並びにこれを記録した記録媒体に関する一実施形態について、図14〜図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態1、2にて説明した構成と同じ機能を有する構成については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
さらに、本実施形態におけるフローチャートに基づく説明についても、実施形態1、2で説明した処理内容と基本的に同様であるため、実施形態1、2と重複する条件については、その説明を省略する。
本実施形態4の携帯型電話機10は、制御部1が内部に備えている各機能ブロックの構成自体は、図7に示す実施形態2と同等であるが、状態判別部1fと角度判別部1dと報知制御部1eの処理内容が異なっている。
具体的には、受発光部を2つ以上備える際に、より適切な利用者への報知を行うために、有効に機能する状態である受発光部を識別する処理を追加している。
本実施形態4の状態判別部1fは、装置制御プログラムに従って、2つ以上備えている受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)のうち、少なくとも一つの受発光部による光を受光もしくは発光する機能が、有効に機能する状態であるか否かを判別する。
また、本実施形態4の角度判別部1dは、装置制御プログラムに従って、状態判別部1fにより、少なくとも一つの受発光部による光を受光ないしは発光する機能が有効に機能する状態であると判別されたときにのみ、傾斜検出部1cで検出された携帯型電話機10の筐体の傾斜角度から、筐体に実装されている有効に機能する状態である少なくとも一つの受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9aのいずれか、もしくは両方)が受光もしくは発光する方向を認識し、有効に機能する状態である少なくとも一つの受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度を算出し、算出した水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲内であるか否かを判別する。
また、本実施形態4の報知制御部1eは、装置制御プログラムに従って、角度判別手段により、少なくとも一つの受発光部が受光ないしは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲外と判別された場合には、音声出力部5(情報報知部)を制御して、受発光部が正常に機能する角度範囲外であることを通知するための音声信号を出力させて利用者に報知する。
なお、複数の受発光部が同時に有効に機能する状態である場合などには、どの受発光部に対する報知であるかを利用者にわかりやすくするために、例えば、照度検出部8に対する報知は「照度検出部を上(下)に向けてください」、赤外線受発光部9aに対する報知は「赤外線通信部を上(下)に向けてください」など、受発光部ごとに異なる報知を行ってもよい。
本実施形態において、携帯型電話機10による処理は、図14に示すフローチャートに従って行われる。
S30では、状態判別部1fにより、2つ以上備えている受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9a)のうち、少なくとも一つの受発光部による光を受光もしくは発光する機能が、有効に機能する状態であるか否かを検出し、少なくとも一つの受発光部が有効に機能する状態であれば利用者への報知機能が有効と判定する。この判定がYESの場合にはS31に進み、NOの場合にはS30に戻る。
続いて、S31では、実施形態2のS11と同様の処理が行われる。
S32では、角度判別部1dにより、有効に機能する状態である少なくとも一つの受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9aのいずれか、もしくは両方)が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度を算出する。
S33では、角度判別部1dにより、S32で算出した有効に機能する状態である少なくとも一つの受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9aのいずれか、もしくは両方)が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、その受発光部における所定の角度範囲内であるか否かを判定する。この判定がYESの場合にはS30に戻り、NOの場合にはS34に進む。
S34では、報知制御部1eにより、有効に機能する状態である少なくとも一つの受発光部(本実施形態においては、照度検出部8、赤外線受発光部9aのいずれか、もしくは両方)が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が、所定の角度範囲外であることを利用者へ報知する。具体的には、音声出力部5(情報報知部)を制御して、受発光部が正常に機能する角度範囲外であることを通知するための音声信号を出力させて利用者に報知する。
S34の処理の後はS30に戻る。
図15(A)〜図15(B)は、本発明を適用した携帯型電話機10において、赤外線リモコン機能によるテレビ受信機20をコントロールする場合、および照度検出機能を使用する場合の動作例であり、受発光部である照度検出部8が受光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲は、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の角度範囲を−45°〜+90°(所定の角度範囲外は−46〜−90°)、同じく受発光部である赤外線受発光部9aが発光する方向の水平面に対する上下方向の傾斜角度の所定の角度範囲は、赤外線受発光部9aが発光する方向の中心(図中の矢印A13)の角度範囲を−20°〜+20°(所定の角度範囲外は+21°〜+90°および−21°〜−90°)としている。
図15(A)と図15(B)のどちらとも、携帯型電話機10の筐体の開閉状態と筐体の傾斜角度は同じ状態を表しており、照度検出部8が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−35°で所定の角度範囲内の状態、赤外線受発光部9aが発光する方向の中心(図中の矢印A13)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+45°で所定の角度範囲外の状態である。
図15(A)は、赤外線リモコン機能が有効(照度検出機能は無効)になっている状態を示しており、入力部6のリモコン機能に割当てられたボタンが押下されることにより、状態判別部1fが、受発光部(赤外線受発光部9a)による光を発光する機能が有効に機能する状態であること判別し、さらに角度判別部1dにより、有効に機能する状態である受発光部(赤外線受発光部9a)が発光する方向の中心(図中の矢印A13)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が+45°で所定の角度範囲外であると判別されることから、利用者への報知(この例では「下に向けてください」の音声メッセージ出力)が行われる。
図15(B)は、照度検出機能が有効(赤外線リモコン機能は無効)になっている状態を示しており、状態判別部1fが、受発光部(照度検出部8)による光を受光する機能が有効に機能する状態であることを判別し、さらに角度判別部1dにより、有効に機能する状態である受発光部(照度検出部8)が受光する方向の中心(図中の矢印A10)の水平面に対する上下方向の傾斜角度が−35°で所定の角度範囲内であると判別されることから、利用者への報知は行われない。
本実施形態2の携帯型電話機10では、以上のように、携帯型電話機10が、受発光部を2つ以上備える場合には、有効に機能する状態である受発光部が受光もしくは発光する方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲外であれば利用者へ報知される。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態1〜4における携帯型電話機10によって達成する以外にも、制御部1が備えている各機能ブロックを実現するソフトウェアである装置制御プログラムとしても達成可能である。
また、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるプログラムのプログラムコードをコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を装置に供給し、その装置のコンピュータ(またはCPU,MPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても達成可能である。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
なお、前記記録媒体は、磁気テープやカセットテープ、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等の磁気ディスクや、CD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスク、ICカード(メモリカードを含む)、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ等を用いることができる。
なお、前記各実施形態では、本発明を携帯型電話機に適用した場合について説明したが、本発明は特にこれらに限定されるものではなく、例えば、携帯型PCやPDAなどの携帯型情報装置や、携帯型オーディオ、各種リモコン装置、コードレス子機等にも適用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
第1の実施形態における、携帯型電話機の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態を示す携帯型電話機の外観と、加速度センサの筐体への実装方向を示す図である。 携帯型電話機の筐体の、傾斜の検出方向を示す図である。 第1の実施形態の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態を、照度検出部に適用した場合の動作例を示す図である。 第1の実施形態を、赤外線受発光部に適用した場合の動作例を示す図である。 第2の実施形態における、携帯型電話機の機能ブロック図である。 第2の実施形態の処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態を適用した場合の動作例を示す図である。 第3の実施形態における、携帯型電話機の機能ブロック図である。 第3の実施形態の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態を、照度検出部に適用した場合の動作例を示す図である。 第3の実施形態を、赤外線受発光部に適用した場合の動作例を示す図である。 第4の実施形態の処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態を適用した場合の動作例を示す図である。 第3の実施形態を適用した、生活リズムを推定する機能の状態遷移図である。
符号の説明
1:制御部,1a:赤外線通信制御部(赤外線通信制御手段),1b:照度検出部(照度検出手段),1c:傾斜検出部(傾斜検出手段),1d:角度判別部(角度判別手段),1e:報知制御部(報知制御手段),1f:状態判別部(状態判別手段),1g:運動パターン検出部(運動パターン検出手段),2:ROM,3:RAM,4:表示部,5:音声出力部,5a:スピーカ,6:入力部,7:加速度センサ部,8:照度センサ部(受発光部1),9:赤外線通信部,9a:赤外線受発光部(受発光部2),10:携帯型電話機(携帯型装置),11:開閉検出スイッチ,20:テレビ受信機,20a:画面,20b:赤外線受光部,21:照明装置,30:テーブル

Claims (14)

  1. 指向性を有する受光部または指向性を有する発光部を備えた携帯型装置であって、
    前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、
    前記傾斜検出手段で検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている前記受光部の指向性の方向または前記発光部の指向性の方向とに基づいて、前記受光部の指向性の方向または前記発光部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別して出力する角度判別手段と、
    前記装置の所定時間の静止を検出して出力する運動パターン検出手段と、
    前記角度判別手段と前記運動パターン検出手段からの出力に基づいて所定の情報を報知する情報報知部とを備え、
    前記発光部は、着信イルミネーションに使用されるLEDであり、
    前記受光部は、照度センサまたは紫外線センサであることを特徴とする携帯型装置。
  2. 前記傾斜検出手段は、加速度センサ又は傾斜センサからなる請求項1に記載の装置。
  3. 前記角度判別手段は、前記受光部の指向性の方向または前記発光部の指向性の方向の、水平面に対する上下方向の傾斜角度が所定の角度範囲内であるか否かを判別する請求項1に記載の装置。
  4. 所定の範囲は、前記受光部の特性または前記発光部の特性に基づいて決定される請求項1に記載の装置。
  5. 所定の範囲は、前記装置が用いられる条件に応じて切り替え可能である請求項1に記載の装置。
  6. 前記情報報知部は、音声出力部、効果音発生部、バイブレータ、LEDまたはランプである請求項1に記載の装置。
  7. 前記受光部または前記発光部が有効に機能する状態であるか否かを判別して出力する状態判別手段をさらに備え、
    前記角度判別手段は、前記状態判別手段からの出力に基づいて角度判別を行う請求項1に記載の装置。
  8. 前記受光部または前記発光部が有効に機能する状態であるか否かを判別して出力する状態判別手段をさらに備え、
    前記情報報知部は、前記状態判別手段からの出力に基づいて所定の情報の報知を行う請求項1に記載の装置。
  9. 前記受光部は、照度センサであり、
    前記情報報知部は、利用者の生活リズムを誤って推定してしまうことを回避するために前記運動パターン検出手段からの出力に基づいて所定の情報の報知を行う請求項1に記載の装置。
  10. 前記傾斜検出手段及び前記運動パターン検出手段は、共通の加速度センサによって実現される請求項1に記載の装置。
  11. 前記受光部および前記発光部の両方と、
    前記受光部および前記発光部のうち少なくとも一方が有効に機能する状態であるか否かを判別して出力する状態判別手段とを備え、
    前記角度判別手段は、前記状態判別手段からの出力に基づいて、有効に機能する状態にある前記受光部または前記発光部について角度判別を行う請求項1に記載の装置。
  12. 指向性を有する受光部または指向性を有する発光部を備えた携帯型装置の制御方法であって、
    前記発光部は、着信イルミネーションに使用されるLEDであり、
    前記受光部は、照度センサまたは紫外線センサであり、
    前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出ステップと、
    前記傾斜検出ステップで検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている前記発光部の指向性の方向または前記受光部の指向性の方向とに基づいて、前記発光部の指向性の方向または前記受光部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別して出力する角度判別ステップと、
    前記装置の所定時間の静止を検出して出力する運動パターン検出ステップと、
    前記角度判別ステップと前記運動パターン検出ステップからの出力に基づいて所定の情報を報知する情報報知ステップとを備えることを特徴とする携帯型装置の制御方法。
  13. 指向性を有する受光部または指向性を有する発光部を備えた携帯型装置の制御プログラムであって、
    前記発光部は、着信イルミネーションに使用されるLEDであり、
    前記受光部は、照度センサまたは紫外線センサであり、
    前記装置の傾斜角度を検出する傾斜検出ステップと、
    前記傾斜検出ステップで検出された前記装置の傾斜角度と、前記装置に実装されている前記発光部の指向性の方向または前記受光部の指向性の方向とに基づいて、前記発光部の指向性の方向または前記受光部の指向性の方向が所定の範囲内にあるか否かを判別して出力する角度判別ステップと、
    前記装置の所定時間の静止を検出して出力する運動パターン検出ステップと、
    前記角度判別ステップと前記運動パターン検出ステップからの出力に基づいて所定の情報を報知する情報報知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする携帯型装置の制御プログラム。
  14. 請求項13に記載の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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